JP7479304B2 - 粘弾性ダンパで配管を支持する支持構造 - Google Patents

粘弾性ダンパで配管を支持する支持構造 Download PDF

Info

Publication number
JP7479304B2
JP7479304B2 JP2021001377A JP2021001377A JP7479304B2 JP 7479304 B2 JP7479304 B2 JP 7479304B2 JP 2021001377 A JP2021001377 A JP 2021001377A JP 2021001377 A JP2021001377 A JP 2021001377A JP 7479304 B2 JP7479304 B2 JP 7479304B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
top plate
hole
piston portion
viscoelastic damper
piston
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021001377A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022106409A (ja
Inventor
瑛 村松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi GE Nuclear Energy Ltd
Original Assignee
Hitachi GE Nuclear Energy Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi GE Nuclear Energy Ltd filed Critical Hitachi GE Nuclear Energy Ltd
Priority to JP2021001377A priority Critical patent/JP7479304B2/ja
Publication of JP2022106409A publication Critical patent/JP2022106409A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7479304B2 publication Critical patent/JP7479304B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Description

本発明は、粘弾性ダンパで配管を支持する支持構造関する。
配管系の地震応答を低減させる制振装置が、特許文献1、特許文献2に記載されている。
特許文献1には、「上記目的を達成するために、本発明は、配管径等の可動系の周囲と静止系に固定される固定部材において、可動系と静止系の間に良好な疲労特性を有するワイヤーロープ耐震サポートを配し、このワイヤーロープ耐震サポートを静止系あるいは可動系のいずれか一方で支持し、他方は摩擦板を介して摺動可能に接触するように構成されたものである。」(第2頁右上欄第9行~第16行;問題点を解決するための手段)と記載されている。
特許文献2には、「シリンダーと、このシリンダーの一端を貫通するピストンと、このピストン内端に設けたオリフィスを有する円板と、前記シリンダーと円板及びピストンとの間に設けた球軸受と、前記シリンダー内室の円板両端部に設けた永久磁石からなる制振部材と、前記シリンダーとピストンの間に積層ゴムからなる弾性部材とを有し、シリンダーと弾性部材から構成される容積内には少しの空間を設けて粘性流体を充てんしたことを特徴とする配管用制振装置。」(第1頁左欄第5行~第14行;特許請求の範囲)及び、「すなわち、配管14に装着した支持具15にピストン2の取付アイ12を取付け、取付具13を建屋の床、壁16に設けたブラケット17に取り付ける。これらの取付けは、取付ボルトを中心とする回転が許容されるように行なう。」(第2頁右上欄第9行~第14行)と記載されている。
また、建築物の地震応答を低減させる免震装置が、特許文献3に記載されている。
特許文献3には、「建築物12に取り付けたロッド体14の先端部にピストン14bを形成する。基礎部16に取り付けた筒状ケース体18内に皿ばね20を積層状態で収納し、この皿ばね20を筒状ケース体18の底部18aと、筒状ケース体18内に摺動可能に挿入したピストン14bとの間に挟持する。皿ばね20の鉛直ばね定数を、建築物12の静的荷重W1が作用した状態で、皿ばね20の鉛直ばね特性Sの変位点Pに位置するように予め設定する。筒状ケース体18の内部を密閉して粘性流体を封入する。ピストン14bに上下両側面を貫通するオリフィス22を形成する。」(第1頁;要約の解決手段)と記載されている。
特開昭64-21289号公報 特開昭61-119888号公報 特開平10-311369号公報
特許文献1に記載されている固定部材では、螺旋状に巻かれたワイヤーロープが、荷重を受けて圧縮、引張り、ロールを起こして、柔軟なスプリング支持を行うとともに、ストランド間の摩擦により適度のダンピングを生ずる。また、配管の軸方向の振動に対しては、ワイヤーロープのリテーナと摩擦板間に生ずる摩擦力によって振動を減衰している。
しかしながら、特許文献1に記載された固定部材における、摩擦による配管応答減衰は、静止摩擦力が動摩擦力より大きいという特性を有しているため、配管系の熱移動に追従させられない問題があった。
特許文献2に記載された配管用制御装置は、永久磁石による磁力、及び、粘性流体による粘性抵抗を利用している。
しかしながら、特許文献2に記載された永久磁石は、ピストンの両側に配置されていることから、配管の自重荷重を支持できない問題があった。
また、特許文献2に記載された配管用制御装置は、取付用アイに取付ボルトを通すことで、配管を支持する支持具と接続することにより、配管系への取付を行っており、熱移動量の大きい配管系には適用できない問題点があった。
特許文献3に記載された免振装置は、皿ばねによる弾性力、及び、粘性流体による粘性抵抗を利用している。
しかしながら、特許文献3に記載された免振装置は、皿ばねの弾性力が据付前に予め決められている必要があるため、装置を分解しないと、支持する荷重を変更できない問題点があった。
本発明の目的は、熱移動量の大きい配管系等の、支持する対象物の自重荷重及び地震応答を低減し、かつ、対象物の熱移動を拘束しない、粘弾性ダンパで配管を支持する支持構造を提供することにある。
また、本発明の上記の目的及びその他の目的と本発明の新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかにする。
本発明の粘弾性ダンパで配管を支持する支持構造の粘弾性ダンパは、粘性流体を内包するハウジング部と、ハウジング部に挿入されたピストン部と、ハウジング部の内部に収納され、ピストン部と接続された弾性体と、板状の天板を有し、ピストン部のハウジング部とは反対側に設けられた天板部と、ピストン部と天板部を接離可能に係合して、ピストン部の底から天板部の天板までの高さを変化させることが可能な機構部と、を備える。
そして、本発明の粘弾性ダンパで配管を支持する支持構造の粘弾性ダンパは、ピストン部が移動する際に粘性流体が通過するための穴が、ピストン部に設けられ、弾性体の弾性力によってピストン部が移動することにより、支持する対象物に天板部の天板が接触する構成である。
さらに、本発明の粘弾性ダンパで配管を支持する支持構造は、上記の構成の粘弾性ダンパを使用して支持する対象物が配管であり、少なくとも配管を下方から支持する位置および配管を上方から支持する位置にそれぞれ粘弾性ダンパが設置された構成である。
さらに、上記の粘弾性ダンパにおいて、穴は、ピストン部が対象物に向かう方向に移動する際には穴の断面積が大きくなり、ピストン部が対象物から離れる方向に移動する際には穴の断面積が小さくなる機構を有し、この機構は、穴がピストン部の底を貫通する穴であって、穴の中間部に穴の他の部分より幅の広い空間が設けられ、空間内に穴の他の部分より幅の大きい球状の物体が入れられて、空間の両側の穴の断面を共に四角形状として、両側の穴で四角形の辺の長さ又は縦横比が異なることにより、両側の穴で球状の物体との隙間の大きさが異なる構成である。
本発明の粘弾性ダンパによれば、粘弾性ダンパが支持する対象物の熱移動量に関わらず、対象物の自重荷重を調整でき、かつ、対象物の地震応答を低減できるようにした、粘弾性ダンパを提供することができる。
なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施例1の粘弾性ダンパの全貌を示す破断側面図である。 本発明の実施例1の粘弾性ダンパにおいて、ピストン部の下部板から天板部の天板までの高さを大きくなるように調整した状態を示す破断側面図である。 本発明の実施例2の粘弾性ダンパの全貌を示す破断側面図である。
以下、本発明に係る実施の形態及び実施例について、文章もしくは図面を用いて説明する。ただし、本発明に示す構造、材料、その他具体的な各種の構成等は、ここで取り上げた実施の形態や実施例に限定されることはなく、要旨を変更しない範囲で適宜組み合わせや改良が可能である。また、本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
本発明の粘弾性ダンパは、粘性流体を内包するハウジング部と、ハウジング部に挿入されるピストン部と、ハウジング部の内部に収納され、ピストン部と接続された弾性体と、板状の天板を有し、ピストン部のハウジング部とは反対側に設けられた天板部と、を備える。
さらに、本発明の粘弾性ダンパは、ピストン部と天板部を接離可能に係合し、ピストン部の底から天板部の天板までの高さを変化させることが可能な機構部と、を備える。
そして、本発明の粘弾性ダンパは、ピストン部が移動する際に粘性流体が通過するための穴が、ピストン部に設けられ、弾性体の弾性力によってピストン部が移動することにより、支持する対象物に天板部の天板が接触する構成である。
上記の粘弾性ダンパは、対象物を支持することを目的としている。対象物としては、配管、建物、重量物、等が挙げられる。
上記の粘弾性ダンパにおいて、ハウジング部の内部に収納され、ピストン部と接続された弾性体には、例えば、バネを用いることができる。
弾性体として、バネを用いた場合には、弾性体を比較的簡単な構成とすることができ、弾性体が占める容積を小さくできる。
なお、弾性体は、バネに限定されず、ゴム等の他の弾性体を用いることも可能である。
上記の粘弾性ダンパにおいて、弾性体は、ピストン部を対象物に近づける方向に弾性力を作用させる構成とすることが好ましい。
この構成としたときには、弾性体の弾性力によって、天板部の天板を、粘弾性ダンパが支持する対象物の移動に追随させて、対象物に接触させることができる。
上記の粘弾性ダンパにおいて、ピストン部と天板部を接離可能に係合し、ピストン部の底から天板部の天板までの高さを変化させることが可能な機構部は、ピストン部の底から天板部の天板までの高さを、連続的に、或いは、間欠的に、変化できる構成とする。
高さを連続的に変化できる機構部の構成としては、例えば、ネジ、ターンバックル、等が挙げられる。ターンバックルには、長さを変えてワイヤーの張力を調整するタイプ、建築用の鋼製束のように重量物と床との距離を変えて調整するタイプ、等が挙げられるが、当該機構部には後者のタイプを採用する。
上記の機構部にネジを採用する場合には、例えば、天板部とピストン部にネジを設けて、天板部を回すことにより、ピストン部の底から天板部の天板までの高さを変化させる。
上記の機構部にターンバックルを採用する場合には、例えば、建築用の鋼製束に使用されているターンバックルと同様に、ターンバックルを回すことにより、上下の板の間隔を変化させる。
高さを間欠的に変化できる機構部の構成としては、様々な構成が考えられる。
例えば、天板部とピストン部のうち、一方に突起部、他方に深さの異なる溝をそれぞれ設けて、突起部を溝に差し込むことで、ピストン部の底から天板部の天板までの高さが決まる構成が考えられる。突起部は、中心軸から放射状に2個以上設けて、突起部と同じ個数で同じ深さの溝を1組として、深さの異なる複数の組の溝を設ける。この構成では、天板部を持ち上げて、突起部を差し込む溝を変えることにより、高さを変化させることができる。
なお、上記の粘弾性ダンパは、対象物を支持することを目的としているので、対象物を支持している、通常の使用時には、ピストン部の底から天板部の天板までの高さがあまり変化しないように、保持できることが望ましい。従って、上記の機構部は、高さを連続的に変化できる構成、高さを間欠的に変化できる構成、のいずれであっても、対象物の振動や移動に対して、高さを保持できることが望ましい。
そして、メンテナンスや上記の高さを変える必要がある際に、機構部を調整して、高さを変える。
また、機構部に、上記のネジを採用する場合や、上記の突起部と溝を採用する場合には、天板部とピストン部のうち、一方を円柱形の部材、他方を円筒形の部材として、円柱形の部材を円筒形の部材で収容する構成とすることが好ましい。この構成とすれば、天板部を回すことにより、ネジの締め具合を変えたり、突起部を差し込む溝を変えたりすることができるので、容易に高さを変化させることができる。
そして、例えば、天板部の方を円柱形、ピストン部の方を円筒形とすれば、天板部を簡略化及び小型化できる。
上記の粘弾性ダンパにおいて、ピストン部には、ピストン部が移動する際に、粘性流体が通過するための穴が設けられている。
ピストン部に設ける穴の個数や位置は限定されないが、特に、ピストン部の中心軸からの距離が同じで、中心軸から見た角度が等間隔であるように、2個以上の穴を設ければ、穴を通過して移動する粘性流体からピストン部が受ける力が均等になる。
さらに、ピストン部の穴に、ピストン部が対象物に向かう方向に移動する際には穴の断面積が大きくなり、ピストン部が対象物から離れる方向に移動する際には穴の断面積が小さくなる、機構を設けることが可能である。
このような機構を設けることにより、ピストン部が対象物に向かい方向に移動する際に、穴の断面積を大きくして粘性抵抗が小さくなるので、ピストン部が移動しやすくなり、天板及びピストン部が対象物の移動に追随しやすくなる。また、ピストン部が対象物から離れる方向に移動する際に、穴の断面積を小さくして粘性抵抗が大きくなるので、対象物の振動が減衰する。
上記の穴の断面積が変わる機構としては、例えば、以下の(1)~(3)の例が考えられる。以下の(1)~(3)の例では、粘弾性ダンパが、支持する対象物の下方に配置され、ピストン部が上昇することによってピストン部が対象物に向かう方向に移動する場合について、説明している。
なお、上記の穴の断面積が変わる機構の構成は、以下の例に限定されるものではなく、他の構成を採用することも可能である。
(1)ピストン部の穴を、ピストン部の底を貫通する穴として、穴の中間部に、穴の他の部分より幅の広い空間を設け、空間内に穴の他の部分より幅の大きい物体を入れる。この物体は、穴の他の部分より幅が大きいので、穴を塞ぐ栓として作用する。物体が穴を塞ぐことにより、穴の断面積が小さくなる。物体は、ピストン部が上下に動く際に、粘性流体に押されて移動する。
さらに、例えば、空間の上側(天板部側)の穴の断面を円形状にして、空間の底側(弾性体)側の穴の断面を四角形状にして、球状の物体を空間に入れる構成が考えられる。このように構成すると、ピストン部が下降する際は、粘性流体により物体が上側に押されるので、円形状の穴を球状の物体が完全に塞ぐ。一方、ピストン部が上昇する際は、粘性流体により物体が下側に押されるので、四角形状の穴を球状の物体が塞ぐが、四角形状の穴と球状の物体との間に隙間が残ることから、ピストン部が下降する際と比較して、穴の断面積が隙間の分大きくなる。
なお、空間の上側の穴と下側の穴の断面を共に四角形状として、空間の上側の穴と空間の底側の穴とで、四角形の辺の長さ又は縦横比を変えて、下側の穴の方を上側の穴よりも球状の物体との隙間が大きい構成としても、同様に穴の断面積を変えることができる。
(2)(1)と同様に、ピストン部の穴を、ピストン部の底を貫通する穴として、穴の中間部に、穴の他の部分より幅の広い空間を設け、空間内に穴の他の部分より幅の大きい物体(栓)を入れる。
さらに、例えば、空間以外の穴の断面を円形状にして、球状の物体を空間に入れ、球状の物体の材質を、粘性流体と比重が同程度の物質、又は粘性流体より比重が軽い物質とする。このように構成すると、ピストン部が下降する際は、(1)と同様に空間の上側の穴が物体で塞がれるが、ピストン部が上昇する際は、粘性流体が下方に押す力に対して浮力等が抗力となるので、空間の底側の穴が物体で塞がれにくくなる。このように、空間の底側の穴が塞がれにくいので、(1)の構成と比較して、穴の断面積の変化を大きくすることができる。
なお、上記の(1)及び(2)の各構成において、物体を入れる空間は、物体が空間の上側の穴や底側の穴に移動できる広さとする。ただし、空間の横幅が広すぎると、移動する粘性流体による力が効率良く物体に作用しないので、ピストン部の上昇又は下降に対して、物体の移動が追随しにくくなる。従って、空間の横幅を、物体の幅よりやや広い程度とすることにより、移動する粘性流体による力を効率良く物体に作用させることが好ましい。
(3)ピストン部の穴の底側(弾性体側)の出口に、上下方向に開閉する扉状の部材を設けて、扉状の部材が閉じると穴が塞がり、扉状の部材が開くと穴が開くようにする。扉状の部材が閉じて穴が塞がると、穴の断面積が小さくなる。扉状の部材は、ピストン部が上下に動く際に、粘性流体に押されて開閉する。このように構成すると、ピストン部が下降する際は、粘性流体により扉状の部材が上側に押され、扉状の部材が閉じて穴を完全に塞ぐので、穴の断面積が小さくなる。一方、ピストン部が上昇する際は、粘性流体により扉状の部材が下側に押され、扉状の部材が開いて穴が開くので、穴の断面積が大きくなる。
扉状の部材の枚数は、1枚のみの構成も、穴を囲うように複数枚に分けた構成も、可能である。
また、上記の粘弾性ダンパは、対象物を支持することを目的としているので、少なくとも対象物を下方から支持する位置に1個設置される。これにより、対象物の荷重を粘弾性ダンパで支持することができる。
なお、上記の粘弾性ダンパは、支持する対象物が配管等の場合には、対象物を上方から支持する位置や、対象物を側方から支持する位置にも、設置することが可能である。
ただし、前述したピストン部の穴の断面積が変化する機構は、特に対象物を下方から支持する位置に設置された場合に、有効である。対象物を上方から支持する位置や、対象物を側方から支持する位置に、粘弾性ダンパが設置される場合には、対象物を支持する方向に合うように当該機構の構成を変更するか、当該機構を設けない。
本発明の粘弾性ダンパの構成によれば、ピストン部と天板部を接離可能に係合し、ピストン部の底から天板部の天板までの高さを変化させることが可能な機構部を備えている。この機構部によって、ピストン部の底から天板部の天板までの高さを変化させることにより、ピストン部に接続された弾性体の状態を変化させて、弾性体から作用する弾性力の大きさを変化できる。
これにより、粘弾性ダンパを分解しなくても、機構部を調整することによってピストン部の底から天板部の天板までの高さを変化させて、粘弾性ダンパが支持する荷重を調整できる。
また、本発明の粘弾性ダンパの構成によれば、弾性体の弾性力によってピストン部が移動することにより、支持する対象物に天板部の天板が接触するので、天板が対象物の熱移動を拘束しないで、対象物を支持することができる。
さらに、本発明の粘弾性ダンパの構成によれば、ピストン部が移動する際に粘性流体が通過するための穴がピストン部に設けられているので、穴を通過する粘性流体によりピストン部の動きに対して粘性抵抗が発生する。
これにより、粘性抵抗によって、ピストン部が移動する方向と同じ方向の対象物の振動を減衰できるので、対象物の地震応答を低減できる。
本発明の粘弾性ダンパの構成によれば、以上のことから、粘弾性ダンパが支持する対象物の熱移動量に関わらず、対象物の自重荷重を調整でき、かつ、対象物の地震応答を低減できる。
さらに、ピストン部の穴が、ピストン部が対象物に向かう方向に移動する際には穴の断面積が大きくなり、ピストン部が対象物から離れる方向に移動する際には穴の断面積が小さくなる機構を有する構成としたときには、穴の断面積を変えて、穴に発生する粘性抵抗の大きさを変えることができる。
これにより、粘性抵抗を大きくして、対象物の振動を大きく減衰させたり、粘性抵抗を小さくして、ピストン部が対象物の動きに追随しやすくしたりすることができる。
以下、本発明の具体的な実施例を、図面を用いて説明する。
(実施例1)
以下、本発明の実施例1の粘弾性ダンパを、図1~図2を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例1の粘弾性ダンパの全貌を示す破断側面図である。
図1に示す粘弾性ダンパ1は、配管100を支持するための粘弾性ダンパである。
そして、粘弾性ダンパ1は、天板2と、ピストン部4と、ハウジング部5と、コイルバネ6と、を備え、建物床11の上に設置されている。
天板2は、水平な板状であり、配管100に下方から接触する。
また、天板2と、天板2から下方に延びる接続部3aとにより、天板部3が構成される。
ピストン部4は、下部板4a、流量調整穴4b、主軸部4c、上部板4d、収容部4eを有している。
下部板4aは、水平な板状であり、例えば、円板状に形成されている。
流量調整穴4bは、下部板4aを貫通しており、下部板4aに2個以上設けられている。
主軸部4cは、上下に延びて形成され、下端部が下部板4aに接続され、上端部が上部板4dに接続されている。
上部板4dは、水平な板状であり、例えば、円板状に形成されている。上部板4dは、下部板4aよりも、横幅(下部板4a及び上部板4dが共に円板状の場合は直径)が大きく形成されている。
収容部4eは、上部板4dの上に設けられ、天板部3の接続部3aを収容する。
ハウジング部5は、筐体状の本体部5aと、本体部5aの下の底板5bとから構成され、本体部5aの上面の中央部に、穴5cが形成されている。
そして、ハウジング部5は、本体部5aと底板5bで囲まれた空間に、粘性流体を内包している。
また、ハウジング部5の穴5cを通すように、ピストン部4が取り付けされている。即ち、ピストン部4の上部板4dはハウジング部5の外部にあるが、下部板4aはハウジング部5の内部に挿入されている。そして、下部板4aは、ハウジング部5内の空間を、上部空間7aと下部空間7bに仕切っている。
コイルバネ6は、ハウジング部5の内部に収納され、ピストン部4の下部板4aと接続され、ハウジング部5の底板5b上に設置されている。
コイルバネ6は、その自然長よりも縮められた状態で下部板4aと底板5bの間に取り付けられている。即ち、コイルバネ6の弾性力によって、ピストン部4の下部板4aは、ハウジング部5の底板5bから離れ、支持する対象物である配管100に向かう方向(図1の場合は上方向)に作用する力が加えられる。これにより、この粘弾性ダンパ1は、配管100の自重荷重をコイルバネ6の弾性力により支持することができる。
さらに、本実施例の粘弾性ダンパ1において、ピストン部4の流量調整穴4bは、流量調整穴4bの断面積が変化する機構を有する。この機構により、流量調整穴4bの断面積が変化して、流量調整穴4bを通る粘性流体の流量が変化して、粘性流体に対する粘性抵抗が変化する。
この機構は、上部空間7aから下部空間7bに粘性流体が移動する際には、流量調整穴4bの断面積が大きくなり粘性抵抗を小さくし、逆に下部空間7bから上部空間7aに粘性流体が移動する際には、流量調整穴4bの断面積が小さくなり粘性抵抗を大きくする。
この機構により、粘弾性ダンパ1は、配管100が下方に移動した際に反力を与えることで、地震等による上下の振動を減衰させる。
即ち、配管100が下方に移動した際には、天板2及びピストン部4が下方(配管100から離れる方向)に移動し、下部空間7bの粘性流体が流量調整穴4bを通して上部空間7aに移動することで、ピストン部4に粘性抵抗が上方に作用する。このとき、流量調整穴4bは断面積が小さくなることで、より大きな粘性抵抗を発生させる。また、コイルバネ6の弾性力も上方に作用する。これらの反力により、配管100の振動を減衰させる。
一方、配管100が上方に移動した際には、コイルバネ6の弾性力によりピストン部4が上方(配管100に向かう方向)に押し上げられ、上部空間7aの粘性流体が流量調整穴4bを通して下部空間7bに移動する。このとき、流量調整穴4bは、その断面積が大きくなることにより、発生する粘性抵抗が小さくなり、ピストン部4の移動を妨げにくくなる。これにより、天板2及びピストン部4が配管100の上昇に追従できるようにする。
このようにして、配管100の下降時に反力を発生することで、振動を減衰させる効果を発揮する。
流量調整穴4bの断面積が変化するための、流量調整穴4bの構成としては、前述した(1)~(3)の穴の断面積が変化する構成等の各種の構成を採用することができる。即ち、例えば、流量調整穴4bの幅よりも大きい幅を有する物体(栓)と流量調整穴4bの中間部に設けられ物体を収容する空間を設ける、あるいは、流量調整穴4bの底側に設けられた扉状の部材を設ける。
また、本実施例の粘弾性ダンパ1において、天板部3の接続部3aと、ピストン部4の収容部4eまたは上板部4dとには、ピストン部4の下部板4aから天板部3の天板2までの高さHを調節できる機構が設けられている。
この機構により、天板部3の接続部3aと、ピストン部4の上板部4dとの間の空間8の高さが変化するので、その結果、ピストン部4の下部板4aから天板部3の天板2までの高さHも変化する。
空間8の高さが変化して、ピストン部4の下部板4aから天板部3の天板2までの高さHが変化するように調整する機構の構成としては、前述した、ネジ、ターンバックル、スリット等の各種の構成を採用することができる。
図1に示す破断側面図では、空間8を低くして、高さHを小さくするように調整されている。
これに対して、図2は、空間8を高くして、高さHを大きくするように調整した状態を示す破断側面図である。
空間8を高くして、高さHを大きくするように調整したときには、図2に示すように、ピストン部4が配管100に対して下方に移動し、コイルバネ6が縮められ、より大きな弾性力が上方に作用することになる。
一方、空間8を低くして、高さHを小さくするように調整したときには、図1に示すように、コイルバネ6が伸び、より小さな弾性力が上方に作用することになる。
このように、空間8の高さを変化させて高さHを調整することによって、コイルバネ6から作用する弾性力の大きさを調整して、粘弾性ダンパ1が支持する荷重を調整できる。
プラント運転時等における温度変化により、配管100に熱膨張による熱移動が発生することがある。
しかし、本実施例の粘弾性ダンパ1では、天板2が配管100と接触しているのみで固定されていないことから、図1~図2の左右方向及び紙面に垂直な方向の配管100の熱移動に対しては、この粘弾性ダンパ1が配管100に反力を加えることはない。
一方、上下方向の配管100の熱移動に対しては、配管100の移動に伴い天板2及びピストン部4が上下し、コイルバネ6が伸び縮みすることで弾性力が変化する。そこで、コイルバネ6のバネ定数を十分小さいものにしておくことにより、弾性力の変化を小さくすることができ、熱移動に対する反力を無視可能な程度にできる。このようにして、配管100の熱移動を拘束しない機構とすることが好ましい。
本実施例の粘弾性ダンパ1の構成によれば、ピストン部4と天板部3を接離可能に係合し、ピストン部4の底から天板部3の天板2までの高さHを変化させることが可能な機構部を備えている。この機構部は、天板部3の接続部3aとピストン部4の上板部4dとの間の空間8の高さを変えることによって、ピストン部4のピストン部4の底から天板部3の天板2までの高さHを変化させることができる。
この機構部によって、高さHを変化させることにより、ハウジング部5とピストン部4を接続するコイルバネ6の状態を変化させて、コイルバネ6から作用する弾性力の大きさを変化できる。
これにより、粘弾性ダンパ1を分解しなくても、機構部を調整することによってピストン部4の底から天板部3の天板2までの高さHを変化させて、粘弾性ダンパ1が支持する荷重を調整できる。
また、本実施例の粘弾性ダンパ1の構成によれば、コイルバネ6の弾性力により、支持する対象物である配管100に天板部3の天板2が接触するので、天板2が配管100の熱移動を拘束しないで、配管100を支持することができる。
さらに、本実施例の粘弾性ダンパ1の構成によれば、ピストン部4が上下に動く際に、ピストン部4の底に設けられた流量調整穴4bを通して、粘性流体が移動し、流量調整穴4bを通過する粘性流体により、ピストン部4の移動に対して粘性抵抗が発生する。
これにより、粘性抵抗によって、ピストン部4を移動させる上下方向の配管100の振動を減衰できるので、配管100の地震応答を低減できる。
さらにまた、本実施例の粘弾性ダンパ1の構成によれば、ピストン部4の流量調整穴4bが、ピストン部4が上昇する時には穴の断面積が大きくなり、ピストン部4が下降する際には穴の断面積が小さくなる機構を有する。この機構によって、穴の断面積を変えて、穴に発生する粘性抵抗の大きさを変えることができる。
これにより、粘性抵抗を大きくして、配管100の振動を大きく減衰させたり、粘性抵抗を小さくして、ピストン部4が配管100の動きに追随しやすくしたりすることができる。
本実施例の粘弾性ダンパ1の構成によれば、以上のことから、粘弾性ダンパ1が支持する配管100の熱移動量に関わらず、配管100の自重荷重を調整でき、かつ、配管100の地震応答を低減できる。
(実施例2)
次に、本発明の実施例2の粘弾性ダンパを、図3を参照して説明する。なお、図3において、図1~図2と同一の符号は同一の部品を示すので、再度の説明は省略する。
実施例1では、配管100と建物床11の間の空間が狭いことを想定し、建物床11の上に粘弾性ダンパ1を設置した。
実施例2では、建物床11に固定された架構12に粘弾性ダンパを固定することとし、配管100の上方と下方の両方に粘弾性ダンパを設置する点が実施例1と比較した場合の変更点である。
図3は、本発明の実施例2の粘弾性ダンパの全貌を示す概略側面図である。
図3に示すように、実施例2は、配管100の下方に、天板2が接触するように粘弾性ダンパ1を設置する点では、実施例1と同じである。
本実施例では、配管100の上方に、粘弾性ダンパ1と同様の構成の粘弾性ダンパ(第2の粘弾性ダンパ)21を、粘弾性ダンパ(第1の粘弾性ダンパ)1とは上下の向きを逆にして設置している。
即ち、粘弾性ダンパ(第2の粘弾性ダンパ)21は、底板5bが上方にあり、天板2が下方にあって下方の配管100に接触するように、設置されている。
このように、配管100の上方に粘弾性ダンパ21を設置することで、配管100に地震等による上下振動が発生した際に、配管100の上昇時及び下降時の両方で反力を発生できるため、振動減衰の効果を高めることができる。
なお、本実施例の配管100の上方に設けられた粘弾性ダンパ(第2の粘弾性ダンパ)21は、配管100の振動や移動に対する応答の方向が、配管100の下方に設けられた粘弾性ダンパ(第1の粘弾性ダンパ)1とは上下逆の方向である。そのため、粘弾性ダンパ(第2の粘弾性ダンパ)21では、粘弾性ダンパ(第1の粘弾性ダンパ)1の流量調整穴4bの断面積が変化する機構が、粘弾性ダンパ(第1の粘弾性ダンパ)1とは同じように作用しない。
従って、粘弾性ダンパ(第2の粘弾性ダンパ)21では、配管100の振動や移動に対する応答の方向に合わせて、穴の断面積が変化する機構の構成を変更するか、あるいは、穴の断面積が変化する機構を設けないで、断面積が変化しない通常の穴とする。
本実施例の構成によれば、配管100の下方に設置された粘弾性ダンパ1により、実施例1の構成と同様に、粘弾性ダンパ1が支持する配管100の熱移動量に関わらず、配管100の自重荷重を調整でき、かつ、配管100の地震応答を低減できる。
また、本実施例の構成によれば、配管100の上方に粘弾性ダンパ21が設置されているので、粘弾性ダンパ1と合わせて、配管100に地震等による上下振動が発生した際に、配管100の上昇時及び下降時の両方で反力を発生できる。
これにより、配管100の下方のみに粘弾性ダンパ1を設置した場合と比較して、振動減衰の効果を高めることができる。
(変形例)
実施例1では、配管100の下方に1個の粘弾性ダンパ1を配置し、実施例2では、配管100の下方及び上方にそれぞれ合計2個の粘弾性ダンパ1,21を設置していた。
配管に対して設置する粘弾性ダンパの数は1個又は2個に限定されず、例えば、特許文献1のワイヤーロープ耐震サポートのように、配管の上下左右に合計4個の粘弾性ダンパを設置することも可能である。
実施例1及び実施例2では、粘弾性ダンパ1,21が支持する対象物が、配管100であった。
本発明の粘弾性ダンパは、配管系の支持の用途には限定されず、その他の対象物の支持の用途に適用することが可能である。例えば、建物やその他の重量物を対象物とする支持の用途にも、本発明の粘弾性ダンパを適用することができる。
実施例1では、粘弾性ダンパ1のピストン部4の底に、穴の断面積を変化させることができる機構を有する、流量調整穴4bが設けられていた。
粘弾性ダンパのピストン部の底に、実施例1の流量調整穴4bの代わりに、断面積が変化せずに断面積が一定である穴を設けることも可能である。そして、断面積が一定である穴を設けた場合でも、穴を通る粘性流体によりピストン部の動きに対して粘性抵抗を発生させて、ピストン部が動く方向の対象物の振動を減衰できるので、対象物の地震応答を低減できる。
なお、本発明は、上述した実施の形態及び実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上述した各実施の形態及び実施例は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
1,21 粘弾性ダンパ、2 天板、3 天板部、3a 天板部の(ピストン部との)接続部、4 ピストン部、4a ピストン部の下部板、4b ピストン部の下部板の流量調整穴、4c ピストン部の主軸部、4d ピストン部の上部板、4e ピストン部の収容部、5 ハウジング部、5a ハウジング部の本体部、5b ハウジング部の底板、5c ハウジング部の上部穴、6 コイルバネ、7a ピストン部の下部板の上部にある空間、7b ピストン部の下部板の下部にある空間、8 天板部の接続部とピストン部の上部板の間にある空間、11 建物床、12 架構、100 配管

Claims (4)

  1. 粘性流体を内包するハウジング部と、
    前記ハウジング部に挿入されたピストン部と、
    前記ハウジング部の内部に収納され、前記ピストン部と接続された弾性体と、
    板状の天板を有し、前記ピストン部の前記ハウジング部とは反対側に設けられた天板部と、
    前記ピストン部と前記天板部を接離可能に係合して、前記ピストン部の底から前記天板部の前記天板までの高さを変化させることが可能な機構部と、を備え、
    前記ピストン部が移動する際に前記粘性流体が通過するための穴が、前記ピストン部に設けられ、
    前記弾性体の弾性力によって前記ピストン部が移動することにより、支持する対象物に前記天板部の前記天板が接触する粘弾性ダンパを使用して、
    支持する前記対象物が配管であり、少なくとも前記配管を下方から支持する位置および前記配管を上方から支持する位置にそれぞれ前記粘弾性ダンパが設置され、
    前記粘弾性ダンパにおいて、前記穴は、前記ピストン部が前記対象物に向かう方向に移動する際には前記穴の断面積が大きくなり、前記ピストン部が前記対象物から離れる方向に移動する際には前記穴の断面積が小さくなる機構を有し、
    前記機構は、前記穴が前記ピストン部の底を貫通する穴であって、前記穴の中間部に前記穴の他の部分より幅の広い空間が設けられ、前記空間内に前記穴の他の部分より幅の大きい球状の物体が入れられて、前記空間の両側の前記穴の断面を共に四角形状として、両側の前記穴で四角形の辺の長さ又は縦横比が異なることにより、両側の前記穴で前記球状の物体との隙間の大きさが異なる構成である
    粘弾性ダンパで配管を支持する支持構造
  2. 前記弾性体は、前記ピストン部が前記対象物に向かう方向に弾性力を作用させる、請求項1に記載の粘弾性ダンパで配管を支持する支持構造
  3. 前記機構部は、前記ピストン部と前記天板部にそれぞれ設けられたネジで構成され、前記天板部に設けられたネジを回転させることにより、前記ピストン部の底から前記天板部の前記天板までの高さが変化する請求項1に記載の粘弾性ダンパで配管を支持する支持構造
  4. 前記弾性体がバネである請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の粘弾性ダンパで配管を支持する支持構造
JP2021001377A 2021-01-07 2021-01-07 粘弾性ダンパで配管を支持する支持構造 Active JP7479304B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021001377A JP7479304B2 (ja) 2021-01-07 2021-01-07 粘弾性ダンパで配管を支持する支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021001377A JP7479304B2 (ja) 2021-01-07 2021-01-07 粘弾性ダンパで配管を支持する支持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022106409A JP2022106409A (ja) 2022-07-20
JP7479304B2 true JP7479304B2 (ja) 2024-05-08

Family

ID=82457215

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021001377A Active JP7479304B2 (ja) 2021-01-07 2021-01-07 粘弾性ダンパで配管を支持する支持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7479304B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017517699A (ja) 2014-06-02 2017-06-29 リゼガ エスエーLisega Se 伸縮可能なばね式支持具
JP2020010790A (ja) 2018-07-17 2020-01-23 Kyb株式会社 転倒防止装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017517699A (ja) 2014-06-02 2017-06-29 リゼガ エスエーLisega Se 伸縮可能なばね式支持具
JP2020010790A (ja) 2018-07-17 2020-01-23 Kyb株式会社 転倒防止装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2022106409A (ja) 2022-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5016409A (en) Method for restraining response of a structure to outside disturbances and apparatus therefor
JP6033591B2 (ja) 減震装置
EP2295661B1 (en) Vibration damping construction system
JPWO2007074709A1 (ja) 負の剛性装置及び該負の剛性装置を備えた免震構造物
JP6217181B2 (ja) 床免震システム
JPH10311369A (ja) 免振装置
JP6186272B2 (ja) 振動抑制装置
JP7479304B2 (ja) 粘弾性ダンパで配管を支持する支持構造
JP6872429B2 (ja) 荷電粒子線装置
JPH1136657A (ja) 免振装置
EP0617775A1 (en) Pipe restraint
JP5192731B2 (ja) 3次元免震システム
JP4543784B2 (ja) 長ストローク用ダンパ
JP5014292B2 (ja) 動吸振器
JP7487065B2 (ja) 摩擦ダンパーおよび免震建物
JP3576281B2 (ja) 免震装置
JP2005248989A (ja) 制振用ダンパ
JP2017172733A (ja) 免振装置及び積層ゴム支承の変形量調整方法
JP6680063B2 (ja) 天井構造
KR101860239B1 (ko) 수직형의 수평 행정 증가 댐퍼
JP3616425B2 (ja) 軸方向移動調整機構付き鉛ダンパ
JP6641970B2 (ja) ユニット型減震装置および該ユニット型減震装置を備えた防振架台
JP2022124051A (ja) 滑り緩衝装置
JP7438864B2 (ja) ダンパー装置およびこれを備えた免震構造物
JP2012219879A (ja) 上下免震装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230803

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230815

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231006

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240123

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240423

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7479304

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150