JP7478392B2 - セグメントの継手構造と継手方法 - Google Patents
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Description
上記する地下河川用トンネルでは、トンネルの外側から作用する地下水圧に比べて、トンネルの内側からの内水圧の方が大きくなる場合があり、この内水圧に対する様々な対策が必要になる。例えば、周方向に配設される複数のセグメントの端部同士が接続されるセグメント継手においては、十分な締結力を導入することによって止水材を確実に封入する施工が行われている。
このセグメント継手方法には様々な形態が存在する。その一つの形態として、一方のセグメントのセグメント継手面に案内溝を設けるとともにC型金物(雌金物)を埋設しておき、他方のセグメントのセグメント継手面からH型金物やT型金物(雄金物)を突設させておき、案内溝に雄金物を収容し、雄金物(を備える他方のセグメント)をスライドさせることにより、雄金物と雌金物を接続する、所謂ワンパス方式のセグメント継手が挙げられる。双方の金物の係合部にはテーパーを設けておき、金物同士を係合させた際の楔効果により締結力を得る構造を有している。しかしながら、このセグメント継手構造では、係合される雄金物と雌金物の噛み合わせの程度によって締結力にばらつきが生じ、締結力の管理が難しいといった課題がある。また、このセグメント継手構造では、締結部の楔効果に依存することから、大きな締結力の導入が難しいといった課題もある。
一方、他の形態のセグメント継手として、双方のセグメント継手面にボルトボックスを設け、ボルトボックスを介して継手ボルトにて双方のボルト継手板が直接締め付けられるセグメント継手構造が挙げられる。この形態では、継手ボルトにより直接締め付けが行われることから、大きな締結力を導入することができ、締結力の管理も容易に行うことができる。ところで、上記する内水圧が作用する地下河川用トンネルでは、ボルトボックスが穴埋めされない状態で残っていると、地下河川の流れがボルトボックスにて阻害され、当該ボルトボックスの近傍において不測の乱流の発生が懸念される。そこで、継手ボルトを締め付けた後、ボルトボックスを穴埋めして面内平滑性を確保する必要があることから、このボルトボックスの穴埋めに起因して工費の増大と工期の長期化が避けられない。また、ボルトボックスを用いた継手ボルトの締め付けでは、この締め付け箇所(ボルトボックスの配設箇所)がトンネル内側に限定されることになり、継手構造の強度としては不利と言わざるを得ない。
より具体的には、雄継手は、接合用ボルトのネジ部がウォームホイールにその回転軸として螺合しているウォーム伝動装置と、セグメントの接合面に開口を有する収納部が形成された収納ケースとを備えている。また、接合用ボルトは、係止部とウォームホイールに螺合しているネジ部との間に前蓋部を備えるとともに、収納ケースの収納部は、セグメントの接合面側に前蓋部を螺合して開口を塞ぐことができるように構成されている。前蓋部を収納ケースの収納部に螺合した際に、ウォーム伝動装置が収納部内に納まるとともに、接合用ボルトが前蓋部を貫通し、係止部が収納部外となるように構成されている、セグメントの継手構造である(例えば、特許文献1参照)。
第一セグメントの第一継手板に設けられている雄継手と、第二セグメントの第二継手板に設けられている雌継手とが接続されている、セグメントの継手構造であって、
前記雄継手は、
前記第一セグメントの内部に設けられているボックスを有し、
前記ボックスの内部において、回転自在に取り付けられているウォームギアと、該ウォームギアによってその回転中心軸回りに回転されるウォームホイールと、該ウォームホイールの回転中心に開設されているボルト溝に対して螺合され、該回転中心軸に沿って摺動し、前記第一継手板に開設されている挿通孔を挿通して第二継手板側に突設し、前記ボルト溝に螺合する軸体と該軸体の端部にある係合頭部とを備えている継手ボルトと、を有しており、
前記雌継手は、前記第二継手板に開設されている切り欠きであり、
前記継手ボルトが前記切り欠きに挿通され、前記係合頭部の背面が前記第二継手板の内側面における該切り欠きの周囲に係合していることを特徴とする。
ここで、セグメントには、継手板を有する鋼製セグメントや合成セグメントが適用できる。また、本態様では、第一セグメントの第一継手板に雄継手と雌継手が設けられ、第二セグメントの第二継手板においても、第一継手板の雄継手と雌継手に対応する位置に雌継手と雄継手が設けられている形態も含まれる。また、例えば、第一継手板に複数の雄継手が設けられ、第二継手板における各雄継手に対応する位置に雌継手が設けられている(従って複数の雌継手を備えている)形態や、第一継手板に複数の雌継手が設けられ、第二継手板における各雌継手に対応する位置に雄継手が設けられている形態も含まれる。より安定的かつ接続強度の高いセグメント継手としては、第一継手板と第二継手板の双方が雄継手と雌継手をともに備え、対応する雄継手と雌継手同士が係合される形態が挙げられる。
また、第二継手板に設けられている切り欠きの形態としては、例えば、継手ボルトの係合頭部が挿通される係合頭部挿通部と、この係合頭部挿通部に連通して継手ボルトの軸体がスライドする軸体挿通部とを有する形態が挙げられる。また、その他の形態として、第二継手板の端部からその途中位置まで延設する形態の切り欠きであってもよい。この形態の切り欠きに対しては、継手ボルトの軸体を第二継手板の端部から挿通させ、切り欠きに沿って軸体をスライドさせ、所定の位置において双方のセグメントの継手板同士を当接させ、継手ボルトの締め付けにてセグメント同士が引き寄せられることにより、セグメントの継手構造が形成される。
尚、本態様のセグメントの継手構造は、BセグメントとKセグメントのセグメント継手、BセグメントとAセグメントのセグメント継手、Aセグメント同士のセグメント継手等に対して適用することができる。
前記主桁には、前記切り欠きに連通して前記係合頭部が挿通される頭部挿通孔が開設されていることを特徴とする。
ここで、セグメントは地盤側に湾曲したスキンプレートを有し、スキンプレートの内側面(トンネル内空側面)のリング継手側の両端部において、トンネルの周方向に延設する主桁を備えている。また、この二本の主桁の内側において、一つもしくは複数の別途の主桁を有する形態もある。本態様では、端部にある少なくとも一方の主桁に上記する頭部挿通孔が開設されているが、内側にさらに主桁を有する形態においては、必要に応じて当該内側にある主桁にも頭部挿通孔が開設される。
また、上記するように第一継手板と第二継手板の双方が、相互に対応する雄継手と雌継手を備えている形態においては、第一セグメントと第二セグメントの双方において、双方の備える少なくとも一方の端部の主桁に頭部挿通孔が開設されており、この形態も本態様に含まれるものとする。
前記挿通孔もしくは前記切り欠きに対して前記係止部が係止されることにより、供回り防止機構が形成され、
前記供回り防止機構は、前記継手ボルトの締め付けに当たり、前記ウォームホイールが回転され、該継手ボルトが前記ボルト溝に螺合した状態で摺動する際に該ウォームホイールと該継手ボルトの供回りを防止する機構であることを特徴とする。
ここで、継手ボルトの軸体に設けられている係止部は、第一継手板に開設されている挿通孔と、第二継手板に開設されている切り欠きのいずれか一方に係止される。係止部には様々な形態があり、係止部が第一継手板の挿通孔に係止される形態と第二継手板の切り欠きに係止される形態のいずれであっても、必須の構成である挿通孔もしくは切り欠きに対して継手ボルト(に設けられている係止部)が係止されることにより供回り防止機構が形成されることから、合理的な構造の供回り防止機構と言える。
(1)前記軸体に連続し、該軸体の直径よりも一辺もしくは対角線の長さが長い多角形断面を有する多角形柱体、
(2)前記軸体の側面から側方に張り出す張り出し片、
前記(1)の形態では、前記挿通孔が、挿通される前記多角形柱体が回転を抑止された状態で係止される断面形状及び断面寸法を有しており、
前記(2)の形態では、前記挿通孔もしくは前記切り欠きが、挿通される前記張り出し片が回転を抑止された状態で係止される断面形状及び断面寸法を有していることを特徴とする。
前記第二継手板の内側面における前記切り欠きの一部の周囲には、前記多角形体が収容される収容体が設けられており、
前記収容体に前記多角形体が収容されることにより、供回り防止機構が形成され、
前記供回り防止機構は、前記継手ボルトの締め付けに当たり、前記ウォームホイールが回転され、該継手ボルトが前記ボルト溝に螺合した状態で摺動する際に該ウォームホイールと該継手ボルトの供回りを防止する機構であることを特徴とする。
前記ウォームギアの一端には、係合溝が設けられており、
前記係合溝にトルク導入具の一端が係合され、トルク導入具の回転により前記ウォームギアが回転されるようになっており、
前記継手ボルトにより前記第一継手板と前記第二継手板が締め付けられている状態において、前記係合溝には、頭付き軸体材の頭部の背面に止水リングが取り付けられている止水軸体材が係合し、前記頭部と前記座ぐり溝の底面との間で該止水リングが押圧されてなる止水機構が形成されていることを特徴とする。
ここで、継手ボルトを摺動させる際には、ウォームギアの一端に設けられている係合溝に対してトルク導入具の一端が係合され、トルク導入具を回転させることにより、ウォームギアが回転され、ウォームホイールが回転されて継手ボルトが摺動される。一方、継手ボルトが摺動して第一セグメントと第二セグメントが引き寄せられ、セグメント継手が形成された際には、係合溝からトルク導入具が取り外され、代わりに係合溝に対して止水軸体材が挿通されて係合されることにより、止水機構が形成される。このように、ウォームギアの係合溝は、継手ボルトの摺動と止水機構の形成の際に適用される。
頭付き軸体材には、係合キーを備えた頭付き軸体材や六角ボルト等が適用されてよい。頭付き軸体材が係合キーを備えている形態では、ウォームギアの係合溝にキー係合孔が設けられ、係合溝に頭付き軸体材が挿通され、頭付き軸体材を回転させて係合キーをキー係合孔に係合させることにより、係合溝に止水軸体材を係合させることができる。また、頭付き軸体材が六角ボルトからなる形態では、係合溝がネジ溝であり、係合溝に六角ボルトをねじ込むことにより、係合溝に止水軸体材を係合(螺合)させることができる。
止水機構を形成する止水リングには、水膨張性素材によるリングやOリング等、多様な形態の止水リングが適用できる。また、止水軸体材と座ぐり溝との間に隙間がある場合は、この隙間に対してコーキング処理等が講じられてよい。
第一セグメントの第一継手板に設けられている雄継手と、第二セグメントの第二継手板に設けられている雌継手とを接続する、セグメントの継手方法であって、
前記雄継手は、
前記第一セグメントの内部に設けられているボックスを有し、
前記ボックスの内部において、回転自在に取り付けられているウォームギアと、該ウォームギアによってその回転中心軸回りに回転されるウォームホイールと、該ウォームホイールの回転中心に開設されているボルト溝に対して螺合され、該回転中心軸に沿って摺動し、前記第一継手板に開設されている挿通孔を挿通して第二継手板側に突設し、前記ボルト溝に螺合する軸体と該軸体の端部にある係合頭部とを備えている継手ボルトと、を有しており、
前記第二継手板には切り欠きが開設されており、
前記継手ボルトを前記切り欠きに沿ってスライドさせることにより、前記第一継手板と前記第二継手板を継手位置において当接させ、前記ウォームギアを回転させることにより、前記ウォームホイールの回転によって前記継手ボルトを摺動させ、前記係合頭部の背面を前記第二継手板の内側面における前記切り欠きの周囲に係合することを特徴とする。
尚、上記するように、第一セグメントと第二セグメントがいずれも、相互に対応する雄継手と雌継手をそれぞれの第一継手板と第二継手板に備えている場合は、例えば、第二セグメントの第二継手板の切り欠きに対して、第一セグメントの第一継手板から突設する継手ボルトをスライドさせる際に、第一セグメントの第一継手板の切り欠きに対して、第二セグメントの第二継手板から突設する継手ボルトを同様にスライドさせることができる。そして、双方の継手ボルトを締め付けることにより、第一継手板と第二継手板を引き寄せ、二本の継手ボルトを介してセグメント継手を施工することができる。
はじめに、図1A及び図1Bを参照して、実施形態に係るセグメントの継手構造を備えるシールドトンネルの一例について説明する。ここで、図1Aは、シールドトンネルにより構成される地下河川用トンネルの一例を示す斜視図であり、図1Bは、地下河川用トンネルの内部の雨水により、内水圧が作用している状態を説明する図である。
次に、本発明者等により実施された、雄継手の引張試験の概要と試験結果について説明する。ここで、図10は、雄継手の引張試験の概要を説明する図である。図10において、特殊ボルトは継手ボルトを模擬しており、歯車ナットはウォームホイールを模擬している。双方を螺合させ、引張試験機にて継手ボルトが破断するまでの荷重-変位関係を計測した。
次に、本発明者等により実施された、セグメント継手に導入可能sな締結力確認試験の概要と試験結果について説明する。ここで、図11は、セグメント継手に導入可能な締結力確認試験の概要を説明する図である。図11において、ウォームホイールを模擬した歯車ナットを、トルクレンチにて回転させ、継手ボルトを模擬した特殊ボルトを段階的に締め付けた。
20:第二セグメント(Bセグメント)
11:スキンプレート
12,13,22,23:主桁
14,15:第一継手板
14a:挿通孔
24,25:第二継手板
25a:内側面
16,26:補強リブ
17,27:切り欠き(雌継手)
28、29:頭部挿通孔
30:Aセグメント
40:セグメントリング
50:セグメント継手(セグメントの継手構造、継手構造)
55:リング継手
60:シールドトンネル
70:雄継手
71:ボックス
71a:ウォームホイール収容溝
71b:ウォームギア収容溝
71c:座ぐり溝
71d:開口
72:ウォームギア
72a:ギア
72b:係合溝
72c:キー係合溝
73:ウォームホイール
73a:ギア
73b:ボルト溝
74,74A,74B:継手ボルト
75:軸体
75a:ネジ溝
76:係止部(多角形柱体)
76A:係止部(張り出し片)
77,77A:係合頭部
77a:背面
80:止水軸体材
81:頭付き軸体材
82:頭部
83:止水リング
84:コーキング処理部
85:止水機構
90,90A,90B:供回り防止機構
91:収容体
G:地盤
W:雨水
L:回転中心軸
Claims (7)
- 第一セグメントの第一継手板に設けられている雄継手と、第二セグメントの第二継手板に設けられている雌継手とが接続されている、セグメントの継手構造であって、
前記雄継手は、
前記第一セグメントの内部に設けられているボックスを有し、
前記ボックスの内部において、回転自在に取り付けられているウォームギアと、該ウォームギアによってその回転中心軸回りに回転されるウォームホイールと、該ウォームホイールの回転中心に開設されているボルト溝に対して螺合され、該回転中心軸に沿って摺動し、前記第一継手板に開設されている挿通孔を挿通して第二継手板側に突設し、前記ボルト溝に螺合する軸体と該軸体の端部にある係合頭部とを備えている継手ボルトと、を有しており、
前記雌継手は、前記第二継手板に開設されている切り欠きであり、
前記継手ボルトが前記切り欠きに挿通され、前記係合頭部の背面が前記第二継手板の内側面における該切り欠きの周囲に係合していることを特徴とする、セグメントの継手構造。 - 前記第二セグメントは、前記第二継手板に直交する主桁を備えており、
前記主桁には、前記切り欠きに連通して前記係合頭部が挿通される頭部挿通孔が開設されていることを特徴とする、請求項1に記載のセグメントの継手構造。 - 前記継手ボルトの前記軸体には係止部が設けられており、
前記挿通孔もしくは前記切り欠きに対して前記係止部が係止されることにより、供回り防止機構が形成され、
前記供回り防止機構は、前記継手ボルトの締め付けに当たり、前記ウォームホイールが回転され、該継手ボルトが前記ボルト溝に螺合した状態で摺動する際に該ウォームホイールと該継手ボルトの供回りを防止する機構であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のセグメントの継手構造。 - 前記係止部は、以下のいずれか一種の形態であり、
(1)前記軸体に連続し、該軸体の直径よりも一辺もしくは対角線の長さが長い多角形断面を有する多角形柱体、
(2)前記軸体の側面から側方に張り出す張り出し片、
前記(1)の形態では、前記挿通孔が、挿通される前記多角形柱体が回転を抑止された状態で係止される断面形状及び断面寸法を有しており、
前記(2)の形態では、前記挿通孔もしくは前記切り欠きが、挿通される前記張り出し片が回転を抑止された状態で係止される断面形状及び断面寸法を有していることを特徴とする、請求項3に記載のセグメントの継手構造。 - 前記係合頭部は多角形体であり、
前記第二継手板の内側面における前記切り欠きの一部の周囲には、前記多角形体が収容される収容体が設けられており、
前記収容体に前記多角形体が収容されることにより、供回り防止機構が形成され、
前記供回り防止機構は、前記継手ボルトの締め付けに当たり、前記ウォームホイールが回転され、該継手ボルトが前記ボルト溝に螺合した状態で摺動する際に該ウォームホイールと該継手ボルトの供回りを防止する機構であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のセグメントの継手構造。 - 前記ボックスには、前記ウォームギアが収容されるウォームギア収容溝と、前記ウォームホイールが収容されるウォームホイール収容溝が設けられ、該ウォームギア収容溝が該ボックスの一側面に臨む端部には座ぐり溝が設けられており、
前記ウォームギアの一端には、係合溝が設けられており、
前記係合溝にトルク導入具の一端が係合され、トルク導入具の回転により前記ウォームギアが回転されるようになっており、
前記継手ボルトにより前記第一継手板と前記第二継手板が締め付けられている状態において、前記座ぐり溝には、頭付き軸体材の頭部の背面に止水リングが取り付けられている止水軸体材が係合し、前記頭部と前記座ぐり溝の底面との間で該止水リングが押圧されてなる止水機構が形成されていることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のセグメントの継手構造。 - 第一セグメントの第一継手板に設けられている雄継手と、第二セグメントの第二継手板に設けられている雌継手とを接続する、セグメントの継手方法であって、
前記雄継手は、
前記第一セグメントの内部に設けられているボックスを有し、
前記ボックスの内部において、回転自在に取り付けられているウォームギアと、該ウォームギアによってその回転中心軸回りに回転されるウォームホイールと、該ウォームホイールの回転中心に開設されているボルト溝に対して螺合され、該回転中心軸に沿って摺動し、前記第一継手板に開設されている挿通孔を挿通して第二継手板側に突設し、前記ボルト溝に螺合する軸体と該軸体の端部にある係合頭部とを備えている継手ボルトと、を有しており、
前記雌継手は、前記第二継手板に開設されている切り欠きであり、
前記継手ボルトを前記切り欠きに沿ってスライドさせることにより、前記第一継手板と前記第二継手板を継手位置において当接させ、前記ウォームギアを回転させることにより、前記ウォームホイールの回転によって前記継手ボルトを摺動させ、前記係合頭部の背面を前記第二継手板の内側面における前記切り欠きの周囲に係合することを特徴とする、セグメントの継手方法。
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