JP7474166B2 - マッサージシステム - Google Patents

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Description

この発明は、マッサージシステムに関する。
特許文献1には、座部と、背もたれ部と、肘掛部と、脚載部と、これらの土台となる基台部とを備えたマッサージ機が開示されている。特許文献1の背もたれ部には、左右一対の揉み玉を備えたマッサージユニットが、昇降可能に取り付けられている。マッサージユニットは、揉み玉を偏心回動させる揉み機構と、揉み玉を前後に揺動させる叩き機構とを含む。
特開2012-250072号公報
この発明は、ユーザの疲労度に応じたマッサージを実行することが可能となるマッサージシステムを提供することを目的とする。
この発明の一実施形態は、生体情報に基づいてマッサージコースを決定するコース決定部を含み、前記コース決定部は、一日が複数の時間帯に分割されており、時間帯毎にマッサージコースを決定するために用いられる生体情報が異なっていることを特徴とする、マッサージシステムを提供する。
この構成では、ユーザの疲労度に応じたマッサージを実行することが可能となる。
この発明の一実施形態では、前記コース決定部は、前記複数の時間帯のうち、現在時刻が属する時間帯に応じた生体情報に基づいて、マッサージコースを決定するように構成されている。
この発明の一実施形態では、一日が、第1時間帯と、前記第1時間帯とは異なる第2時間帯と、前記第1および第2時間帯と異なる第3時間帯とに分割されており、前記コース決定部は、現在時刻が属する時間帯が前記第1時間帯である場合には、第1生体情報に基づいてマッサージコースを決定し、現在時刻が属する時間帯が前記第2時間帯である場合には、第2生体情報に基づいてマッサージコースを決定し、現在時刻が属する時間帯が前記第3時間帯である場合には、第3生体情報に基づいてマッサージコースを決定するように構成されている。
この発明の一実施形態では、前記第1時間帯が朝の時間帯であり、前記第2時間帯が昼の時間帯であり、前記第3時間帯が夜の時間帯あり、前記第1生体情報が睡眠時間であり、前記第2生体情報が心拍数であり、前記第3生体情報が歩数である。
この発明の一実施形態では、前記コース決定部は、現在時刻が属する時間帯に応じた生体情報に基づいて、複数のマッサージコース候補を決定し、決定した複数のマッサージコース候補のうちから1つのマッサージコース候補をランダムに抽出することにより、マッサージコースを決定するように構成されている。
この発明の一実施形態では、前記コース決定部は、現在時刻が属する時間帯が前記第1時間帯である場合には、前記睡眠時間が予め設定された複数の時間範囲のいずれに属するかに応じて決定される第1絶対的評価値と、前記睡眠時間の一日単位の累計平均値と前記睡眠時間とに基づいて決定される第1相対的評価値とに基づいて、マッサージコースを決定し、現在時刻が属する時間帯が前記第2時間帯である場合には、前記心拍数が予め設定された複数の心拍数範囲のいずれに属するかに応じて決定される第2絶対的評価値と、前記心拍数の累計平均値と前記心拍数とに基づいて決定される第2相対的評価値とに基づいて、マッサージコースを決定し、現在時刻が属する時間帯が前記第3時間帯である場合には、前記歩数が予め設定された複数の歩数範囲のいずれに属するかに応じて決定される第3絶対的評価値と、前記歩数の累計平均値と前記歩数とに基づいて決定される第3相対的評価値とに基づいて、マッサージコースを決定する。
図1は、マッサージシステムの全体構成を示すブロック図である。 図2は、マッサージ機、生体情報計測機器および携帯端末の外観を示す一部切り欠き斜視図である。 図3は、マッサージユニットの構成を図解的に示す斜視図である。 図4Aは、マッサージ機の電気的構成を示すブロック図である。 図4Bは、エアポンプから各エアバッグまでのエア回路を示すエア回路図である。 図5は、生体情報計測機器および携帯端末の電気的構成を示すブロック図である。 図6Aはリモコンホーム画面の一例を示す模式図であり、図6Bはペアリング待機中画面の一例を示す模式図であり、図6Cはペアリング完了画面の一例を示す模式図である。 図7Aは携帯端末のログイン画面の一例を示す模式図であり、図7Bは接続機器リスト画面の一例を示す模式図であり、図7Cは接続中画面の一例を示す模式図であり、図7Dは接続完了画面の一例を示す模式図である。 図8Aはアプリホーム画面の一例を示す模式図であり、図8Bはコース決定画面の一例を示す模式図である。 図9は、総合評価値テーブルの内容の一例を示す模式図である。 図10は、コース選択テーブルの内容の一例を示す模式図である。 図11は、コメントテーブルの内容の一例を示す模式図である。 図12は、コース決定部によって行われるコース決定処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図13は、コース提示部およびコース送信部によって行われるコース提示・送信処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図14は、コース提示部およびコース送信部によって行われるコース提示・送信処理の手順の他の例を示すフローチャートである。 図15は、コース候補選択テーブルの内容の一例を示す模式図である。
以下、この発明の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
[1]マッサージシステムの全体構成
図1は、マッサージシステム1の全体構成を示すブロック図である。
マッサージシステム1は、椅子型マッサージ機(以下、単に「マッサージ機2」という。)と、携帯端末3と、サーバ4とを備えている。この実施形態では、携帯端末3は、スマートホンである。携帯端末3は、マッサージ機2によってマッサージを受けようとするユーザ(被施療者)が使用している携帯端末である。マッサージ機2と携帯端末3とは、例えばBluetooth(登録商標)によって無線通信可能である。携帯端末3とサーバ4とは、通信網5を介して通信可能である。
マッサージシステム1は、さらに、携帯端末3と無線通信可能な生体情報計測機器6を備えている。生体情報計測機器6は、ユーザの身体の一部に装着される携帯型の生体情報計測機器である。この実施形態では、生体情報計測機器6は、ユーザの手首に装着されるリスト型(腕時計型)である。この実施形態では、生体情報計測機器6は、生体情報として、睡眠時間、心拍数および歩数を測定する。
マッサージ機2によってマッサージが実行された場合には、そのマッサージ履歴が携帯端末3に送られる。マッサージ履歴には、マッサージが行われた日時、マッサージコース、各部位のマッサージ強度等が含まれる。携帯端末3は、マッサージ機2から受信したマッサージ履歴をメモリに保存する。携帯端末3は、リアルタイムまたは所定のタイミングで、メモリに保存したマッサージ履歴をサーバ4に送信する。サーバ4は、携帯端末3から受信したマッサージ履歴を携帯端末3のユーザ別に保存する。
[2]マッサージ機の外観
図2は、マッサージ機2、生体情報計測機器6および携帯端末3の外観を示す一部切り欠き斜視図である。
マッサージ機2は、座部11と、背もたれ部12と、肘掛部13と、脚載部(オットマン)14と、これらの土台となる基台とを含む。
以下の説明において、前後方向、左右方向および上下方向とは、ユーザがマッサージ機2に通常の姿勢で着座したときに、そのユーザから見た場合の前後方向、左右方向および上下方向をそれぞれいうものとする。
基台は座部11の下方に存在するが、図2においては、座部11、背もたれ部12、肘掛部13および脚載部14によって隠れているため、現れていない。
座部11は、基台上に配置されている。背もたれ部12は、座部11の後部に配置されている。肘掛部13は、座部11の左右両側に配置されている。脚載部14は、座部11の前側に配置されている。背もたれ部12は、背もたれ回動用アクチュエータ21(図4A参照)により、座部11に対して、傾動可能に支持されている。また、脚載部14は、脚載回動用アクチュエータ22(図4A参照)により、座部上部近傍に設けられた左右方向に延びる支軸を中心として回動できるようになっている。これにより、脚載部14は、図2に示す垂直姿勢と、垂直姿勢からほぼ90度回転した水平姿勢との間で回動可能となっている。
背もたれ部12には、マッサージユニット23が内蔵されている。マッサージユニット23は、左右一対の施療子(揉み玉)51を使用した各種マッサージ(メカ式マッサージ)を行うためのものである。背もたれ部12には、上下方向に延びる左右一対の断面U形状のガイドレール28,29(図3参照)が設けられており、マッサージユニット23はガイドレール28,29に沿って上下方向に移動できるようになっている。マッサージユニット23の詳細な構成については、後述する。
肘掛部13には、ユーザの前腕を収容するための前腕収容凹部17を有する腕ユニット16が設けられている。脚載部14には、ユーザの左右の脚部および足をそれぞれ収容する脚部収容凹部18および足収容凹部19を有している。
マッサージ機2の背もたれ部12、座部11、肘掛部13および脚載部14には、エアバッグが設けられている。各エアバッグは、空気の給排気によって膨張収縮することにより、ユーザにエア式マッサージを行う。
背もたれ部12には、右の二の腕をマッサージするための右二の腕用エアバッグ31aと、左の二の腕をマッサージするための左二の腕用エアバッグ31bとが設けられている。これらのエアバッグ31a,32bによって、二の腕をマッサージするための二の腕用エアバッグ31が構成されている。
座部11には、太腿(ふともも)の側部をマッサージするため左右一対の太腿横用エアバッグ32a,32bと、太腿の裏上部をマッサージするため左右一対の太腿裏上用エアバッグ32c,32dと、太腿の裏下部をマッサージするための太腿裏下用エアバッグ32eとが設けられている。これらのエアバッグ32a~32eによって、太腿をマッサージするための太腿用エアバッグ32が構成されている。
左右一対の前腕収容凹部17の両側面には、前腕をマッサージするための前腕本体用エアバッグ33a,33bと、手をマッサージするための手用エアバッグ33c,33dとが設けられている。これらのエアバッグ33a~33dによって、前腕および手をマッサージするための前腕用エアバッグ33が構成されている。
左右一対の脚部収容凹部18の両側面には、脹脛(ふくらはぎ)の側面をマッサージするための脹脛横用エアバッグ34a,34bが設けられている。左右一対の脚部収容凹部18の底面には、脹脛の裏側をマッサージするための脹脛裏用エアバッグ34c,34dが設けられている。これらのエアバッグ34a~34dによって、脹脛をマッサージするための脹脛用エアバッグ34が構成されている。
左右一対の足収容凹部19の両側面には、足の表側部を下方に押圧するための足表側エアバッグ35a,35bが設けられている。左右一対の足収容凹部19の底面には、足裏を上方に押圧するための足裏側エアバッグ35c,35dが設けられている。これらのエアバッグ35a~35dによって、足裏をマッサージするための足裏用エアバッグ35が構成されている。
腕ユニット16には、リモコンスタンド24が取り付けられている。リモコンスタンド24には、ユーザがマッサージ機2を操作するためのリモートコントローラ(以下、「リモコン25」という。)が着脱自在に取り付けられている。リモコン25の操作面には、図4Aに示すように、操作表示部26と複数の操作キーとが設けられている。操作表示部26は、例えば、タッチパネル式の液晶表示器からなる。リモコン25は、携帯端末3とは無線通信するための通信部を備えている。
[3]マッサージユニットの構成
図3は、マッサージユニット23の構成を図解的に示す斜視図である。
マッサージユニット23は、ガイドレール28,29に対して昇降自在に取り付けられている。マッサージユニット23は、矩形枠状のメインフレーム41を含む。メインフレーム41は、左右一対の側壁と、これらの側壁の上端どうしおよび下端どうしをそれぞれ結合する天壁および底壁とからなる。メインフレーム41には、左右方向に延びたガイド軸42および昇降用駆動軸43が回転自在に取り付けられている。
ガイド軸42は、メインフレーム41の上部に配置され、昇降用駆動軸43はメインフレーム41の下部に配置されている。ガイド軸42および昇降用駆動軸43の両端部は、メインフレーム41の両側壁から外方に突出している。ガイド軸42の両端部には、ガイドレール28,29によって案内されるガイドローラ44が取り付けられている。昇降用駆動軸43の両端部には、ガイドレール28,29に設けられたラック(図示略)と噛み合うピニオンギヤ45が取り付けられている。
メインフレーム41には、昇降用駆動軸43を回転させるための昇降用モータ46が取り付けられている。昇降用モータ46は、昇降用駆動軸43にギヤ機構47を介して連結されている。昇降用モータ46が回転されることによって、マッサージユニット23はガイドレール28,29に沿って昇降される。
マッサージユニット23には、昇降用駆動軸43の回転量を検出することによって、マッサージユニット23の昇降位置(上下方向位置)を検出するための昇降位置センサ48が設けられている。昇降位置センサ48は、昇降用駆動軸43の回転量を検出するためのロータリーエンコーダからなる。
昇降用駆動軸43の長さ中間部には、揺動フレーム49が前後方向に揺動自在に取り付けられている。揺動フレーム49には、左右一対の施療子51およびその駆動機構を備えた施療子駆動ユニット50が取り付けられている。メインフレーム41には、揺動フレーム(施療子駆動ユニット)を前後方向に進退させるための施療子駆動ユニット進退機構が設けられている。
施療子駆動ユニット進退機構について説明する。メインフレーム41には、ガイド軸42の下側に配置されかつ左右方向に延びた進退軸52が回転自在に取り付けられている。メインフレーム41の一方の側部には、進退軸52を回転させるための進退用モータ53が取り付けられている。進退用モータ53は、ギヤ機構54を介して進退軸52に連結されている。進退軸52の長さ中間部には、左右一対のピニオンギヤ55が取り付けられている。揺動フレーム49の上部には、左右一対のピニオンギヤ55と噛み合う円弧状ラック56がそれぞれ設けられている。進退用モータ53によって進退軸52が回転されると、ピニオンギヤ55が回転し、円弧状ラック56が移動する。これにより、揺動フレーム49が昇降用駆動軸43を中心として揺動する。これにより、施療子駆動ユニット50(施療子51)が前後方向に進退する。
マッサージユニット23には、進退軸52の回転量を検出することによって、施療子駆動ユニット50の前後位置を検出するための前後位置センサ57が設けられている。前後位置センサ57は、進退軸52の回転量を検出するためのエンコーダからなる。
施療子駆動ユニット50は、施療子51を偏心回動させることによって揉み動作を行う揉み機構と、施療子51を前後方向に揺動させることによって叩き動作を行う叩き機構とを備えている。揉み機構は、アクチュエータ(駆動源)としての揉み用モータ58を含んでいる。叩き機構は、アクチュエータ(駆動源)としての叩き用モータ59を含んでいる。このような揉み機構および叩き機構は、周知である。
[4]マッサージ機2、生体情報計測機器6および携帯端末3の電気的構成
図4Aは、マッサージ機2の電気的構成を示すブロック図である。図4Bは、エアポンプから各エアバッグまでのエア回路を示すエア回路図である。
図4を参照して、マッサージ機2の内部には、マッサージ機2を制御するための制御部60が内蔵されている。制御部60は、本発明の「マッサージ機制御部」の一例である。制御部60は、マイクロコンピュータを含み、CPU、メモリ(RAM、ROM、不揮発性メモリ)等を備えている。メモリには、CPUのプログラムの他、各種データが記憶される。
制御部60には、リモコン25、背もたれ回動用アクチュエータ21の駆動回路71および脚載回動用アクチュエータ22の駆動回路72が接続されている。制御部60には、さらに、マッサージユニット23内の昇降用モータ46の駆動回路73、進退用モータ53の駆動回路74、揉み用モータ58の駆動回路75および叩き用モータ59の駆動回路76が接続されている。制御部60には、さらに、マッサージユニット23内の昇降位置センサ48および前後位置センサ57が接続されている。
制御部60には、さらに、エアポンプ81の駆動回路77および複数の電磁弁82a~82sの駆動回路78が接続されている。各電磁弁82a~82sには、エアポンプ81からエアが供給される。以下において、電磁弁82a~82sを総称する場合には、電磁弁82という場合がある。
図4Bを参照して、電磁弁82aには右二の腕用エアバッグ31aが接続され、電磁弁85bには左二の腕用エアバッグ31bが接続されている。電磁弁82cには右太腿横用エアバッグ32aが接続され、電磁弁82dには左太腿横用エアバッグ32bが接続されている。電磁弁82eには右太腿裏上用エアバッグ32cが接続され、電磁弁82fには左太腿裏上用エアバッグ32dが接続されている。電磁弁82gには太腿裏下用エアバッグ32eが接続されている。
電磁弁82hには右腕の前腕本体用エアバッグ33aが接続され、電磁弁82iには左腕の前腕本体用エアバッグ33bが接続されている。電磁弁82jには右手用エアバッグ33cが接続され、電磁弁82kには左手用エアバッグ33dが接続されている。
電磁弁82lには右脹脛横用エアバッグ34aが接続され、電磁弁82mには左脹脛横用エアバッグ34bが接続されている。電磁弁82nには右脹脛裏用エアバッグ34cが接続され、電磁弁82oには左脹脛裏用エアバッグ34dが接続されている。電磁弁82pには右足表側エアバッグ35aが接続され、電磁弁82qには左足表側エアバッグ35bが接続されている。電磁弁82rには右足裏側エアバッグ35cが接続され、電磁弁82sには左足裏側エアバッグ35dが接続されている。
この実施形態では、左右両側にペア配置されたエアバッグに対してそれぞれ個別に電磁弁が設けられているが、ペア配置された2つのエアバッグに対して共通した1つの電磁弁が設けられていてもよい。
あるエアバッグの電磁弁82が励磁されると、エアポンプ81からその電磁弁82を介して当該エアバッグに空気が供給される。これにより、当該エアバッグが膨張する。そして、当該エアバッグの電磁弁82が消磁されると、当該エアバッグ内の空気が電磁弁を介して外部に排気される。これにより、当該エアバッグが収縮する。
制御部60は、リモコン25の操作、携帯端末3の操作等に基づいて、各アクチュエータ21,22の駆動回路71,72を制御する。また、制御部60は、リモコン25の操作、携帯端末3の操作等に基づいて、各モータ46,53,58,59の駆動回路73~76、エアポンプ81の駆動回路77および電磁弁82の駆動回路78を制御する。これにより、マッサージ機2は、各種のマッサージを行えるようになっている。
マッサージモードには、手動モード、自動モード、人体マップモード、ヘルスケアモード、履歴モード等がある。
手動モードは、ユーザによって選択されたマッサージ種類に応じたマッサージを実行するモードである。
自動モードは、複数種類のマッサージコースの中からユーザに所望のマッサージコースを選択させ、選択されたマッサージコースを実行するモードである。
人体マップモードは、凝り部位および凝り具合をユーザに入力させ、入力された凝り部位および凝り具合に適したマッサージコースを決定し、決定したマッサージコースを実行するモードである。
ヘルスケアモードは、ユーザの歩数、睡眠時間および脈拍数(心拍数)等の生体情報に適したマッサージコースを決定し、決定したマッサージコースを実行するモードである。
履歴モードは、ユーザに対して過去に実行されたマッサージコースの中からユーザに所望のマッサージコースを選択させ、選択されたマッサージコースを実行するモードである。
図5は、生体情報計測機器6および携帯端末3の電気的構成を示すブロック図である。
生体情報計測機器6は、制御部200を備えている。制御部200は、マイクロコンピュータを含み、CPU、メモリ(RAM、ROM、不揮発性メモリ)201等を備えている。メモリ201には、CPUのプログラムの他、各種データが記憶される。
制御部200には、通信部211、加速度センサ212、角速度センサ213、脈センサ214、GPS(Global Positioning System)センサ215、計時部216、操作部217、表示部218等が接続されている。
通信部211は、制御部200が携帯端末3と無線通信するための通信インタフェースである。
加速度センサ212は、互いに直交する3軸方向の各々の加速度を検出し、検出した3軸加速度の大きさおよび向きに応じた加速度データを出力する。
角速度センサ213は、互いに直交する3軸方向の各々の角速度を検出し、計測した3軸角速度の大きさおよび向きに応じた角速度データを出力する。
脈センサ214は、ユーザの脈拍(心拍)を示す信号を生成する。脈センサ214は、例えば、適当な波長を有した計測光を皮下の血管に向けて照射する投光素子と、当該計測光に応じて血管で発生した光の強度変化を検出する受光素子とを有している。光の強度変化波形(脈波)を周波数解析など公知の手法により処理することで、1分当たりの脈拍数(心拍数)を計測することができる。
GPSセンサ215は、生体情報計測機器6の位置を示す測位データ(緯度、経度、高度等)を生成する。
計時部216は、例えば、リアルタイムクロック(RTC:Real Time Clock)ICなどにより構成され、年、月、日、時、分、秒等の時刻データを生成する。操作部217は、例えばボタン、キー、マイク、タッチパネル等で構成される。表示部218は、例えばLCD、有機ELディスプレイ、タッチパネル型ディスプレイ等で構成される。
制御部200は、機能処理部として、歩数算出部202、睡眠時間算出部203、心拍算出部204等を含む。
歩数算出部202は、例えば、加速度センサ212の出力と、角速度センサ213の出力と、メモリ201に予め書き込まれているユーザの生体情報とに基づいて、ユーザの歩数を計数する。加速度センサ212およびGPSセンサ215のうちの少なくとも一方を用いて歩数の計数するようにしてもよい。なお、歩数算出部202は、所定時間毎(この実施形態では1分毎)の歩数を算出し、当該歩数を時刻に関連付けてメモリ201に記憶する。
睡眠時間算出部203は、例えば、加速度センサ212の出力と、角速度センサ213の出力と、脈センサ214の出力とに基づいて、ユーザの睡眠時間を算出する。なお、睡眠時間算出部203は、所定時間毎(この実施形態では1分毎)の睡眠時間を算出し、当該睡眠時間を時刻に関連付けてメモリ201に記憶する。
心拍算出部204は、例えば、計時部216の出力と脈センサ214の出力とに基づいて、ユーザの所定時間当たりの心拍数(この実施形態では1分当たり心拍数)を算出し、当該心拍数を時刻に関連付けてメモリ201に記憶する。
携帯端末3は、制御部90を備えている。制御部90は、マイクロコンピュータを含み、CPU、メモリ(RAM、ROM、不揮発性メモリ)91等を備えている。メモリ91には、CPUのプログラムの他、各種データが記憶される。制御部90には、第1通信部101、第2通信部102、第3通信部103、操作表示部104等が接続されている。
第1通信部101は、制御部90が生体情報計測機器6の制御部200と無線通信するための通信インタフェースである。第2通信部102は、制御部90がリモコン25(マッサージ機2の制御部90)と無線通信するための通信インタフェースである。第3通信部103は、制御部90が、通信網5を介して、サーバ4や他の携帯端末と通信を行うための通信インタフェースである。操作表示部104は、例えば、タッチパネル式の液晶表示器からなる。
[5]ヘルスケアモード
以下、ヘルスケアモードについて詳しく説明する。
携帯端末3のメモリ91(不揮発性メモリ)には、人体マップモード、ヘルスケアモードまたは履歴モードを実現したり、履歴データをサーバ4に送信したりするためのアプリケーション(以下、「マッサージ・アプリ」という。)が格納されている。制御部90は、マッサージ・アプリを実行することによって、複数の機能処理部として機能するようになっている。
本発明の特徴であるヘルスケアモードを実現するために、制御部90は、機能処理部として、生体情報計測機器6によって計測される生体情報に基づいてマッサージコースを決定するコース決定部92と、決定したマッサージコースをユーザに提示するコース提示部93と、コース提示部93によって提示されたマッサージコースを、マッサージ機2に第2通信部102を介して送信するためのコース送信部94とを含む。マッサージ機2の制御部60は、携帯端末3から受信したマッサージコースをマッサージ機2に実行させる機能を備えている
[5.1]マッサージ機の起動
ユーザは、リモコン25の電源スイッチをオンにすることにより、マッサージ機2を起動させる。これにより、図6Aに示すようなホーム画面(以下、「リモコンホーム画面」という。)が、リモコン25の操作表示部26に表示される。リモコンホーム画面には、各種のマッサージコースを選択するためのコース選択ボタン111、手動でマッサージ種類を選択するための手動ボタン112、各種の設定を行うための設定ボタン113、Bluetoothボタン114等が表示される。Bluetoothボタン114には、Bluetoothマークが表示されている。マッサージ機2が携帯端末3に接続されていない状態では、Bluetoothマークは白色で表示される。
ユーザがBluetoothボタン114をタップすると、マッサージ機2は携帯端末3との接続待機状態(ペアリング待機モード)となる。この際、操作表示部26には、図6Bに示すようなペアリング待機中画面が表示される。ペアリング待機中画面には、「ぺアリングモード」の文字、円弧矢印ペアマーク、中止ボタン、Bluetoothボタン等が表示される。ペアリング待機中においては、円弧矢印ペアマークは回転する。
そして、マッサージ機2と携帯端末3とが接続状態になると、操作表示部26には、図6Cに示すようなペアリング完了画面が表示される。ペアリング完了画面では、ペアリング待機中画面内の円弧矢印ペアマークが、レ点マークに変化する。レ点マークは、レの文字に似たマークである。
接続完了画面が表示された後、所定時間(例えば2秒)が経過すると、操作表示部26には、リモコンホーム画面(図6A参照)が表示される。ただし、この場合には、Bluetoothボタン114上のBluetoothマークは青色で表示される。
[5.2]マッサージ・アプリの起動
ユーザは、携帯端末3の操作表示部104上に表示されたマッサージ・アプリのアイコンをタップすることにより、マッサージ・アプリを起動する。これにより、図7Aに示すようなログイン画面が操作表示部104上に表示される。ログイン画面には、ログインID入力部121、パスワード入力部122、ログインボタン123等が表示される。
ユーザ登録が既にされている場合において、ユーザがログインボタン123を押すと、操作表示部104には、図7Bに示すような接続機器リスト画面が表示される。接続機器リスト画面には、ペアリング待機モードとなっているマッサージ機の型式を表す型式選択ボタン124,125が表示される。ユーザは、ユーザが使用しようとするマッサージ機の型式に対応した型式選択ボタンをタップする。
所定の型式選択ボタンがタップされると、携帯端末3の制御部90は、当該型式選択ボタンに対応した型式(以下、「選択された型式」という。)のマッサージ機2に携帯端末3を接続するための処理を行う。選択された型式がXY-0001であるとすると、操作表示部104には、図7Cに示すように、「XY-0001に接続中」というメッセージを含む接続中画面が表示される。使用するマッサージ機2がペアリング待機状態であれば、この後、携帯端末3がマッサージ機2に接続される。
携帯端末3がマッサージ機2に接続されると、操作表示部104に、図7Dに示すような接続完了画面が表示される。選択された型式がXY-0001であるとすると、接続完了画面には、「XY-0001に接続完了」というメッセージが表示される。そして、操作表示部104に、マッサージ・アプリのホーム画面(以下、「アプリホーム画面」という。)が表示される。
図8Aは、アプリホーム画面の一例を示す模式図である。
アプリホーム画面には、マッサージ機2との接続状態を示す接続状態欄131、人体マップモードボタン132、ヘルスケアモードボタン133、複数の履歴ボタン134等が表示される。
接続状態欄131には、携帯端末3がマッサージ機2と接続されている場合には「接続中」の文字列が表示され、携帯端末3がマッサージ機2と接続されていない場合には「未接続」の文字列が表示される。
人体マップモードボタン132は、マッサージモードを人体マップモードに設定するためのボタンである。人体マップモードボタン132には、「人体マップ」という文字列等が表示される。人体マップモードボタン132がタップされると、凝り部位および凝り具合をユーザに入力させるための人体マップ画面(図示略)が操作表示部104に表示される。ユーザは、人体マップ画面上で凝り部位の凝り具合を入力する。
人体マップ画面上で凝り部位および凝り具合が入力されると、入力された凝り部位および凝り具合に適したマッサージコースを提示するコース決定画面が操作表示部104に表示される。そして、コース決定画面上でユーザが所定の操作を行うと、提示されたマッサージコースがマッサージ機2によって実行されるようになっている。
ヘルスケアモードボタン133は、マッサージモードをヘルスケアモードに設定するためのボタンである。ヘルスケアモードボタン133には、この実施形態では、ユーザの歩数、睡眠時間または心拍数の生体情報と、その生体情報に適したマッサージコースを促すメッセージが表示される。ユーザ8Aの例では、ユーザの当日の歩数と、その歩数に応じたマッサージコースを促すメッセージが表示されている。
ヘルスケアモードボタン133がタップされると、携帯端末3は、ユーザの生体情報に応じたマッサージコースを提示するコース決定画面を操作表示部104に表示する。コース決定画面の一例を図8Bに示す。コース決定画面には、ユーザの生体情報に応じたマッサージコースの名称、マッサージ時間およびその内容が表示されるとともに、マッサージ開始ボタン146が表示される。
ユーザがマッサージ開始ボタン146をタップすると、携帯端末3は、コース決定画面に表示されたマッサージコースのID(以下、「コースID」という。)をマッサージ機2に送信する。マッサージ機2は、携帯端末3からのコースIDを受信すると、受信したコースIDに対応するマッサージコースを実行する。
図8Aに戻り、履歴ボタン134は、マッサージモードを履歴モードに設定するためのボタンである。履歴ボタン134には、ユーザに対して過去に実行されたマッサージコースの名称およびマッサージ日時が表示される。履歴ボタン134がタップされると、当該履歴ボタン134に対応するマッサージコースを提示するコース決定画面が操作表示部104に表示される。そして、コース決定画面上でユーザが所定の操作を行うと、提示されたマッサージコースがマッサージ機2によって実行されるようになっている。
[5.3]コース決定部62によるマッサージコースの決定方法
携帯端末3のメモリ(不揮発性メモリ)91(図5参照)には、総合評価値テーブル151、コース選択テーブル152、コメントテーブル153等が記憶されている。これらのテーブルの内容については、後述する。
この実施形態では、生体情報として、睡眠時間、心拍数(1分当たり心拍数)および歩数がある。また、この実施形態では、1日の時間帯が第1時間帯、第2時間帯および第3時間帯に分割されている。
この実施形態では、第1時間帯は朝の時間帯であり、例えば4時~9時の時間帯である。第2時間帯は昼の時間帯であり、例えば9時~18時の時間帯である。第3時間帯は夜の時間帯であり、例えば18時~4時の時間帯である。
第1時間帯においては、コース決定部92は、睡眠時間に基づいてマッサージコースを決定する。朝の時間帯である第1時間帯においては、ユーザの疲労度は睡眠時間の影響が大きいと考えられるからである。
第2時間帯においては、コース決定部92は、心拍数に基づいてマッサージコースを決定する。昼の時間帯である第2時間帯においては、ユーザの疲労度はストレスの影響が大きいと考えられる。そして、ストレスの度合いは心拍数に現われると考えられるからである。
第3時間帯においては、コース決定部92は、歩数に基づいてマッサージコースを決定する。夜の時間帯である第3時間帯においては、ユーザの疲労度は日中の歩数に大きく関係すると考えられるからである。
コース決定部92は、生体情報に基づいて、疲労度の目安となる絶対的評価値Aおよび相対的評価値Bを決定する。
絶対的評価値Aの決定方法について説明する。
生体情報が睡眠時間である場合には、睡眠時間をX1とすると、コース決定部92は、次式(1)に基づいて、絶対的評価値Aを決定する。なお、絶対的評価値Aは、A(低い)、A(普通)およびA(高い)の3段階で表される。
if X1>7 then A=A
if 5≦X1≦7 then A=A
if 0≦X1<5 then A=A …(1)
生体情報が心拍数である場合には、心拍数をX2とすると、コース決定部92は、次式(2)に基づいて、絶対的評価値Aを決定する。
if 0≦X2<70 then A=A
if 70≦X2≦100 then A=A
if X2>100 then A=A …(2)
生体情報が歩数である場合には、歩数をX3とすると、コース決定部92は、次式(3)に基づいて、絶対的評価値Aを決定する。
if 0≦X3<5000 then A=A
if 5000≦X3≦10000 then A=A
if X3>10000 then A=A …(3)
相対的評価値Bの決定方法について説明する。
生体情報が睡眠時間である場合には、睡眠時間をX1とし、睡眠時間の一日単位の累積平均値をY1とすると、コース決定部92は、次式(4)に基づいて、相対的評価値Bを決定する。なお、相対的評価値Bは、B(低い)、B(普通)およびB(高い)の3段階で表される。
if X1>1.2・Y1 then B=B
if 0.8・Y1≦X1≦1.2・Y1 then B=B
if X1<0.8・Y1 then B=B …(4)
生体情報が心拍数である場合には、心拍数をX2とし、心拍数の累積平均値をY2とすると、コース決定部92は、次式(5)に基づいて、相対的評価値Bを決定する。
if X2<0.8・Y2 then B=B
if 0.8・Y2≦X2≦1.2・Y2 then B=B
if X2>1.2・Y2 then B=B …(5)
生体情報が歩数である場合には、歩数をX3とし、歩数の累積平均値をY3とすると、コース決定部92は、次式(6)に基づいて、相対的評価値Bを決定する。
if X3<0.8・Y3 then B=B
if 0.8・Y3≦X3≦1.2・Y3 then B=B
if X3>1.2・Y3 then B=B …(6)
時間帯に応じた生体情報の絶対的評価値Aと相対的評価値Bとが算出されると、コース決定部92は、絶対的評価値Aと、相対的評価値Bと、総合評価値テーブル151とに基づいて総合評価値Cを求める。
図9は、総合評価値テーブル151の内容の一例を示す模式図である。
総合評価値テーブル151は、絶対的評価値A(A,A,A)と相対的評価値B(B,B,B)との組合せ毎に、総合評価値Cが記憶されている。総合評価値Cは、C1~C5の5段階で表される。C1は疲労度が最も低く、C2、C3、C4、C5の順に疲労度が高くなる。
図9の例では、AとBとの組合せに対してC1が設定されている。AとBとの組合せおよびAとBとの組合せに対してC2が設定されている。AとBとの組合せ、AとBとの組合せおよびAとBとの組合せに対してC3が設定されている。AとBとの組合せおよびAとBとの組合せに対してC4が設定されている。AとBとの組合せに対してC5が設定されている。
総合評価値Cが求められると、コース決定部92は、総合評価値Cとコース選択テーブル152に基づいて、総合評価値Cに応じたマッサージコース等を決定する。これにより、ユーザの疲労度に応じたマッサージコースが選択される。
図10は、コース選択テーブル152の内容の一例を示す模式図である。
コース選択テーブル152には、総合評価値C(C1~C5)毎に、それに適したマッサージコースのID、名称、マッサージ時間および内容が記憶されている。
図10の例では、C1に対してはソフトコースが記憶され、C2に対してはやすらぎコースが記憶され、C3に対してはリフレッシュコースが記憶されている。また、C4に対しては疲労回復コースが記憶され、C5に対して極疲労回復コースが記憶されている。
また、コース決定部92は、現在時刻に応じた生体情報と、相対的評価値B(B,B,B)と、コメントテーブル153に基づいて、ヘルスケアモードボタン133(図8A参照)上に表示されるべきコメント(以下、「ヘルスケア・コメント」という。)を生成する。
図11は、コメントテーブル153の内容の一例を示す模式図である。
コメントテーブル153には、コース決定部62がマッサージコースを決定するために用いた生体情報と相対的評価値B(B,B,B)との組合せ毎に、ヘルスケアモードボタン133上に表示されるべきコメントが記憶されている。図11のコメント中の[コース名]の箇所には、コース決定部62によって最新に決定されたマッサージコースのコース名が挿入される。
コース決定部92によって決定されたマッサージコースに関する情報は、メモリ91内の所定エリア(以下、「ヘルスケア・コース記憶エリア」という。)に記憶される。今回決定されたマッサージコースに関する情報をヘルスケア・コース記憶エリアに記憶する際に、それより前に決定されたマッサージコースに関する情報が当該記憶エリアに既に記憶されている場合には、既存の情報が新たな情報によって上書きされる。これにより、既存の情報は消える。
また、コース決定部92によって生成されたヘルスケア・コメントは、メモリ91内の所定エリア(以下、「ヘルスケア・コメント記憶エリア」という。)に記憶される。今回生成されたヘルスケア・コメントをヘルスケア・コース記憶エリアに記憶する際に、それより前に生成されたヘルスケア・コメントが当該記憶エリアに既に記憶されている場合には、既存のコメントが新たなコメントによって上書きされる。これにより、既存のコメントは消える。
[5.4]コース提示部93によるマッサージコースの提示方法
コース提示部93は、前述したアプリホーム画面(図8A参照)や、コース決定画面(図8B参照)を操作表示部104に表示する。コース提示部93は、アプリホーム画面を表示する際には、メモリ91のヘルスケア・コメント記憶エリアに記憶されているヘルスケア・コメントをヘルスケアモードボタン133(図8A参照)上に表示する。また、コース提示部93は、アプリホーム画面が表示されているときには、ヘルスケアモードボタン133(図8A参照)上に表示されているヘルスケア・コメントを適時更新する。
[5.5]コース決定処理手順
図12は、コース決定部92によって行われるコース決定処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図12の処理は、マッサージ・アプリが起動されてから終了されるまでの間において、所定の周期毎に繰り返し実行される。
コース決定部92は、睡眠時間、心拍数および歩数の生体情報(時系列データ)を生体情報計測機器6から取得して、メモリ91に記憶する(ステップS1)。この際、コース決定部92は、生体情報計測機器6に記憶されている睡眠時間、心拍数および歩数の時系列データのうち、それまでに取得していないデータのみを取得するようにしてもよい。
次に、現在時刻が、第1時間帯に属するか、第2時間帯に属するか、第3時間帯に属するかを判別する(ステップS2)。
ステップS2で、現在時刻が第1時間帯(4時~9時)に属すると判別された場合には、コース決定部92は、前日の午前9時から現在時刻までの睡眠時間の合計を、睡眠時間X1として算出する(ステップS3)。
次に、コース決定部92は、前記式(1)に基づいて、絶対的評価値A(A,A,A)を決定する(ステップS4)。
次に、コース決定部92は、過去所定日間の睡眠時間の平均値を、累積平均値Y1として算出する(ステップS5)。過去所定日間は、例えば、30日間に設定される。この際、コース決定部92は、9時から翌日の9時までの24時間内における睡眠時間の過去所定日間の平均値を、累積平均値Y1として算出するようにしてもよい。そして、コース決定部92は、前記式(4)に基づいて、相対的評価値B(B,B,B)を決定する(ステップS6)。
次に、コース決定部92は、絶対的評価値Aと相対的評価値Bと総合評価値テーブル151(図9参照)とに基づいて総合評価値C(C1~C5)を求める(ステップS15)。
次に、コース決定部92は、総合評価値Cとコース選択テーブル152(図10参照)とに基づいて、総合評価値Cに応じたマッサージコースを決定し、決定したマッサージコースに関する情報をメモリ91内のヘルスケア・コース記憶エリアに記憶する(ステップS16)。マッサージコースに関する情報には、マッサージコースのコースID、名称、マッサージ時間および内容が含まれる。
また、コース決定部92は、相対的評価値Bと、現在時刻に対応した生体情報と、コメントテーブル153(図11参照)とに基づいて、ヘルスケア・コメントを生成して、メモリ91内のヘルスケア・コメント記憶エリアに記憶する(ステップS17)。そして、今回の演算周期におけるコース決定処理を終了する。
前記ステップS2において、現在時刻が第2時間帯(9時~18時)に属すると判別された場合には、コース決定部92は、現在時刻の1分前から現在時刻までの1分間の心拍数を、心拍数X2として算出する(ステップS7)。
次に、コース決定部92は、前記式(2)に基づいて、絶対的評価値A(A,A,A)を決定する(ステップS8)。
次に、コース決定部92は、過去所定日間の1分当たりの心拍数の平均値を、累積平均値Y2として算出する(ステップS9)。過去所定日間は、例えば、30日間に設定される。この際、コース決定部92は、毎時0分から1分までの1分間の心拍数の過去所定日間の平均値を、累積平均値Y2として算出するようにしてもよい。そして、コース決定部92は、前記式(5)に基づいて、相対的評価値B(B,B,B)を決定する(ステップS10)。そして、コース決定部92は、ステップS15に移行する。
前記ステップS2において、現在時刻が第3時間帯(18時~4時)に属すると判別された場合には、コース決定部92は、前日の4時から現在時刻までの歩数の総和を、歩数X3として算出する(ステップS11)。
次に、コース決定部92は、前記式(3)に基づいて、絶対的評価値A(A,A,A)を決定する(ステップS12)。
次に、コース決定部92は、過去所定日間の歩数の1日当たりの平均値を、累積平均値Y3として算出する(ステップS13)。過去所定日間は、例えば、30日間に設定される。この際、コース決定部92は、4時から翌日の4時までの24時間分の歩数の過去所定日間の平均値を、累積平均値Y3として算出するようにしてもよい。そして、コース決定部92は、前記式(6)に基づいて、相対的評価値B(B,B,B)を決定する(ステップS14)。そして、コース決定部92は、ステップS15に移行する。
[5.6]コース提示・送信処理手順
図13は、コース提示部93およびコース送信部94によって行われるコース提示・送信処理の手順の一例を示すフローチャートである。
コース提示部93は、アプリホーム画面を操作表示部104に表示させるタイミングであるか否かを判別する(ステップS21)。アプリホーム画面を操作表示部104に表示させるタイミングでなければ(ステップS21:NO)、コース提示部93は、ステップS21に戻る。
ステップS21において、アプリホーム画面を表示させるタイミングであると判別された場合には(ステップS21:YES)、コース提示部93は、アプリホーム画面(図8A参照)を操作表示部104に表示させる(ステップS22)。この際、コース提示部93は、メモリ91のヘルスケア・コメント記憶エリアに記憶されているヘルスケア・コメントを、アプリホーム画面内のヘルスケアモードボタン133上に表示させる。そして、コース提示部93は、ステップS23に移行する。
ステップS23では、コース提示部93は、アプリホーム画面上で、ヘルスケアモードボタン133がタップされたか否かを判別する。ヘルスケアモードボタン133がタップされていない場合には(ステップS23:NO)、コース提示部93は、アプリホーム画面上でヘルスケアモードボタン133以外の他のボタン(人体マップモードボタン132または履歴ボタン134)がタップされたか否かを判別する(ステップS24)。
他のボタンがタップされていない場合には(ステップS24:NO)、コース提示部93は、ステップS22または後述するステップS26からステップS23に移行してから所定時間が経過したか否かを判別する(ステップS25)。
具体的には、ステップS22でアプリホーム画面が表示されてから所定時間が経過し終わるまでは、コース提示部93は、ステップS22でアプリホーム画面が表示されてから所定時間が経過したか否かを判別する。そして、ステップS22でアプリホーム画面が表示されてから所定時間が経過した後においては、後述するステップS26でヘルスケアモードボタン133上のヘルスケア・コマンドが更新される毎に、ヘルスケア・コマンドが更新されてから所定時間が経過したか否かを判別する。所定時間は、例えば1分に設定される。
ステップS25で所定時間が経過していないと判別された場合には(ステップS25:NO)、コース提示部93は、ステップS23に戻る。ステップS25において所定時間が経過していると判別された場合には(ステップS25:YES)、コース提示部93は、ヘルスケアモードボタン133上のヘルスケア・コメントを更新する(ステップS26)。これにより、アブリホーム画面が表示されているときには、所定時間毎(この実施形態では1分毎)に、ヘルスケアモードボタン133上のヘルスケア・コメントが更新される。
具体的には、コース提示部93は、メモリ91のヘルスケア・コメント記憶エリアに記憶されているヘルスケア・コメントを、ヘルスケアモードボタン133上に既に表示されているヘルスケア・コメントに代えて、ヘルスケアモードボタン133上に表示させる。ただし、ヘルスケア・コメント記憶エリアに記憶されているヘルスケア・コメントが前回の読取時から変化していない場合には、ステップS26の更新処理が行われても、ヘルスケアモードボタン133上のヘルスケア・コメントの内容は変化しない。この後、コース提示部93は、ステップS23に移行する。
ステップS23において、ヘルスケアモードボタン133がタップされたと判別された場合には(ステップS23:YES)、コース提示部93は、メモリ91のヘルスケア・コース記憶エリアに記憶されている内容に基づいて、コース決定画面(図8B参照)を生成して、操作表示部104に表示する(ステップS27)。
操作表示部104にコース決定画面が表示されている状態において、マッサージ開始ボタン146がタップされると(ステップS28:YES)、コース送信部94は、メモリ91のヘルスケア・コース記憶エリアに記憶されているコースIDをマッサージ機2に送信する(ステップS29)。そして、コース送信部94は、ステップS21に戻る。マッサージ機2は、携帯端末3からのコースIDを受信すると、受信したコースIDに対応したマッサージコースを実行する。
ステップS24において、アプリホーム画面上でヘルスケアモードボタン133以外の他のボタン132、134がタップされたと判別された場合には(ステップS24:YES)、コース提示部93はステップS21に戻るが、制御部90は破線で示すようにタップされたボタンに応じた処理を実行する(ステップS30)。
前述の実施形態によれば、ユーザの生体情報に応じたマッサージを行うことが可能となる。これにより、ユーザの疲労度に応じたマッサージを行うことが可能となる。
[6]コース提示・送信処理の変形例
図14は、コース提示部93およびコース送信部94によって行われるコース提示・送信処理の手順の他の例を示すフローチャートである。図14において、前述の図13の各ステップに対応するステップには、図13と同じステップ番号を付して示す。
コース提示部93は、アプリホーム画面を操作表示部104に表示させるタイミングであるか否かを判別する(ステップS21)。アプリホーム画面を操作表示部104に表示させるタイミングでなければ(ステップS21:NO)、コース提示部93は、ステップS21に戻る。
ステップS21において、アプリホーム画面を表示させるタイミングであると判別された場合には(ステップS21:YES)、コース提示部93は、アプリホーム画面(図8A参照)を操作表示部104に表示させる(ステップS22)。この際、コース提示部93は、メモリ91のヘルスケア・コメント記憶エリアに記憶されているヘルスケア・コメントを、アプリホーム画面内のヘルスケアモードボタン133上に表示させる。そして、コース提示部93は、ステップS23に移行する。
ステップS23では、コース提示部93は、アプリホーム画面上で、ヘルスケアモードボタン133がタップされたか否かを判別する。ヘルスケアモードボタン133がタップされていない場合には(ステップS23:NO)、コース提示部93は、アプリホーム画面上でヘルスケアモードボタン133以外の他のボタン(人体マップモードボタン132または履歴ボタン134)がタップされたか否かを判別する(ステップS24)。他のボタンがタップされていない場合には(ステップS24:NO)、コース提示部93は、ステップS23に戻る。
ステップS23において、ヘルスケアモードボタン133がタップされたと判別された場合には(ステップS23:YES)、コース提示部93は、メモリ91のヘルスケア・コース記憶エリアに記憶されている内容に基づいて、コース決定画面(図8B参照)を生成して、操作表示部104に表示する(ステップS27)。
操作表示部104にコース決定画面が表示されている状態において、マッサージ開始ボタン146がタップされると(ステップS28:YES)、コース送信部94は、メモリ91のヘルスケア・コース記憶エリアに記憶されているコースIDをマッサージ機2に送信する(ステップS29)。そして、コース送信部94は、ステップS21に戻る。マッサージ機2は、携帯端末3からのコースIDを受信すると、受信したコースIDに対応したマッサージコースを実行する。
ステップS24において、アプリホーム画面上でヘルスケアモードボタン133以外の他のボタン132、134がタップされたと判別された場合には(ステップS24:YES)、コース提示部93はステップS21に戻るが、制御部90は破線で示すようにタップされたボタンに応じた処理を実行する(ステップS30)。
[7]その他の変形例
前述の実施形態では、生体情報から決定された推奨すべきマッサージコース(ヘルスケア・コメント)をヘルスケアモードボタン133上に表示している。しかし、生体情報から決定された推奨すべきマッサージコースをヘルスケアモードボタン133上に表示しなくてもよい。このような場合には、コース決定部92は、ヘルスケアモードボタン133がタップされたときに、その時間帯に対応した生体情報に基づいてマッサージコースを決定して、図8Aに示すようなコース決定画面を操作表示部104に表示するようにしてもよい。
また、前述の実施形態では、1日が3つの時間帯に分割され、時間帯毎に異なる生体情報に基づいてマッサージコースが決定されている。しかしながら、1日が2つまたは4以上の時間帯に分割され、時間帯毎に異なる生体情報に基づいてマッサージコースが決定されてもよい。
また、前述の実施形態では、コース決定部92は、現在時刻が属する時間帯に対応した1つの生体情報に応じた1つのマッサージコースを決定している。しかし、コース決定部92は、現在時刻が属する時間帯に対応した1つの生体情報に応じた複数のマッサージコース候補を決定し、これら複数のマッサージコース候補のうちから1つのマッサージコース候補をランダムに抽出することにより、最終的なマッサージコースを決定するようにしてもよい。
具体的には、コース選択テーブル152の代わりに、例えば、図15に示す様なコース候補選択テーブル152Aが用いられる。図15に示されるコース候補選択テーブル152Aでは、第1列にマッサージコースのIDが記憶され、第2列にマッサージコースの名称が記憶されている。
第3列~第7列には、時間帯が第1時間帯(朝)である場合に、睡眠時間に基づいて算出される総合評価値C1~C5それぞれに対して4つのマッサージコース候補を選択するためのフラグ値(=1)が記憶されている。第3列~第7列において、フラグ値1が記憶されている行に対応するマッサージコースが、対応する総合評価値C1~C5に対するマッサージコース候補である。図15の例では、例えば、睡眠時間に基づいて算出される総合評価値C1に対して、ソフトコースA、ソフトコースC、やすらぎコースAおよびリフレッシュコースAが、マッサージコース候補として設定されている。
第8列~第12列には、時間帯が第2時間帯(昼)である場合に、心拍数に基づいて算出される総合評価値C1~C5それぞれに対して4つのマッサージコース候補を選択するためのフラグ値(=1)が記憶されている。図15の例では、例えば、心拍数に基づいて算出される総合評価値C1に対して、クイックコース、ソフトコースB、ソフトコースCおよびリフレッシュコースBが、マッサージコース候補として設定されている。
第13列~第17列には、時間帯が第3時間帯(夜)である場合に、歩数に基づいて算出される総合評価値C1~C5それぞれに対して4つのマッサージコース候補を選択するためのフラグ値(=1)が記憶されている。図15の例では、例えば、歩数に基づいて算出される総合評価値C1に対して、やすらぎコースA、やすらぎコースB、疲労回復コースBおよび極疲労回復コースBが、マッサージコース候補として設定されている。
コース決定部92は、前述の実施形態と同様な方法で総合評価値Cを求めると、当該総合評価値Cと現在の時間帯と図15のコース候補選択テーブル152Aとに基づいて、当該総合評価値Cおよび当該時間帯に応じた複数(図15の例では4つ)のマッサージコース候補を決定する。そして、コース決定部92は、これら複数のマッサージコース候補のうちから1つのマッサージコース候補をランダムに抽出することにより、最終的なマッサージコースを決定する。なお、複数の候補から1つの候補をランダムに抽出または選択する手法としては、周知のものを用いることができる。
また、前述の実施形態では、左右一対の足収容凹部19(図2参照)の底面には、足裏を上方に押圧するための足裏側エアバッグ35c,35dが設けられているが、足裏側エアバッグ35c,35dに代えて、足裏をマッサージするために回転駆動される足裏ローラを設けるようにしてもよい。
また、前述の実施形態では、携帯端末3はスマートホンであったが、携帯端末3はタブレット型コンピュータ等のコンピュータであってもよい。
また、前述の実施形態では、マッサージ機2はマッサージ機であるが、マッサージ機2は椅子型以外のマッサージ機であってもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 マッサージシステム
2 椅子型マッサージ機
3 携帯端末
4 サーバ
5 通信網
6 生体情報計測機器
23 マッサージユニット
25 リモコン
31 二の腕用エアバッグ
32 太腿用エアバッグ
33 前腕用エアバッグ
34 脹脛用エアバッグ
35 足裏用エアバッグ
51 揉み玉
60 制御部
90 制御部
91 メモリ
92 コース決定部
93 コース提示部
94 コース送信部
101 第1通信部
102 第2通信部
103 第3通信部
104 操作表示部
200 制御部
201 メモリ
202 歩数算出部
203 睡眠時間算出部
204 心拍算出部

Claims (7)

  1. 生体情報に基づいてマッサージコースを決定するコース決定部を含み、
    一日が、第1時間帯と、前記第1時間帯とは異なる第2時間帯と、前記第1および第2時間帯と異なる第3時間帯とに分割されており、
    前記コース決定部は、現在時刻が属する時間帯が前記第1時間帯である場合には、第1生体情報に基づいてマッサージコースを決定し、現在時刻が属する時間帯が前記第2時間帯である場合には、第2生体情報に基づいてマッサージコースを決定し、現在時刻が属する時間帯が前記第3時間帯である場合には、第3生体情報に基づいてマッサージコースを決定するように構成されており、
    前記第1時間帯が朝の時間帯であり、前記第2時間帯が昼の時間帯であり、前記第3時間帯が夜の時間帯あり、
    前記第1生体情報が睡眠時間であり、前記第2生体情報が心拍数であり、前記第3生体情報が歩数である、マッサージシステム。
  2. 前記コース決定部は、現在時刻が属する時間帯に応じた生体情報に基づいて、複数のマッサージコース候補を決定し、決定した複数のマッサージコース候補のうちから1つのマッサージコース候補をランダムに抽出することにより、マッサージコースを決定するように構成されている、請求項1に記載のマッサージシステム。
  3. 前記コース決定部は、
    現在時刻が属する時間帯が前記第1時間帯である場合には、前記睡眠時間が予め設定された複数の時間範囲のいずれに属するかに応じて決定される第1絶対的評価値と、前記睡眠時間の一日単位の累計平均値と前記睡眠時間とに基づいて決定される第1相対的評価値とに基づいて、マッサージコースを決定し、
    現在時刻が属する時間帯が前記第2時間帯である場合には、前記心拍数が予め設定された複数の心拍数範囲のいずれに属するかに応じて決定される第2絶対的評価値と、前記心拍数の累計平均値と前記心拍数とに基づいて決定される第2相対的評価値とに基づいて、マッサージコースを決定し、
    現在時刻が属する時間帯が前記第3時間帯である場合には、前記歩数が予め設定された複数の歩数範囲のいずれに属するかに応じて決定される第3絶対的評価値と、前記歩数の累計平均値と前記歩数とに基づいて決定される第3相対的評価値とに基づいて、マッサージコースを決定する、請求項1に記載のマッサージシステム。
  4. 生体情報に基づいてマッサージコースを決定するコース決定部を含み、
    一日内に、第1時間帯と、前記第1時間帯とは異なる第2時間帯とが設定されており、
    前記コース決定部は、現在時刻が属する時間帯が前記第1時間帯である場合には、第1生体情報に基づいてマッサージコースを決定し、現在時刻が属する時間帯が前記第2時間帯である場合には、第2生体情報に基づいてマッサージコースを決定するように構成されており、
    前記第1時間帯が朝の時間帯であり、前記第2時間帯が昼の時間帯であり、
    前記第1生体情報が睡眠時間であり、前記第2生体情報が心拍数である、マッサージシステム。
  5. 生体情報に基づいてマッサージコースを決定するコース決定部を含み、
    一日内に、第1時間帯と、前記第1時間帯とは異なる第2時間帯とが設定されており、
    前記コース決定部は、現在時刻が属する時間帯が前記第1時間帯である場合には、第1生体情報に基づいてマッサージコースを決定し、現在時刻が属する時間帯が前記第2時間帯である場合には、第2生体情報に基づいてマッサージコースを決定するように構成されており、
    前記第1時間帯が朝の時間帯であり、前記第2時間帯が夜の時間帯であり、
    前記第1生体情報が睡眠時間であり、前記第2生体情報が歩数である、マッサージシステム。
  6. 生体情報に基づいてマッサージコースを決定するコース決定部を含み、
    一日内に、第1時間帯と、前記第1時間帯とは異なる第2時間帯とが設定されており、
    前記コース決定部は、現在時刻が属する時間帯が前記第1時間帯である場合には、第1生体情報に基づいてマッサージコースを決定し、現在時刻が属する時間帯が前記第2時間帯である場合には、第2生体情報に基づいてマッサージコースを決定するように構成されており、
    前記第1時間帯が昼の時間帯であり、前記第2時間帯が夜の時間帯であり、
    前記第1生体情報が心拍数であり、前記第2生体情報が歩数である、マッサージシステム。
  7. 生体情報に基づいてマッサージコースを決定するコース決定部を含み、
    前記コース決定部は、予め設定された朝の時間帯に現在時刻が属している場合には、第1生体情報に基づいてマッサージコースを決定し、予め設定された昼の時間帯に現在時刻が属している場合には、第2生体情報に基づいてマッサージコースを決定し、予め設定された夜の時間帯に現在時刻が属している場合には、第3生体情報に基づいてマッサージコースを決定するように構成されており、
    前記第1生体情報が睡眠時間であり、前記第2生体情報が心拍数であり、前記第3生体情報が歩数である、マッサージシステム。
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