JP7472876B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本開示は、表示装置に関するものである。
表示装置として、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1の表示装置(携帯情報端末)では、筐体の外周部に枠が形成されている。枠には、カバーガラスの外周の厚み部分を側方から支持する第1支持部と、第1支持部の内側に設けられてガラスカバーの周縁部を下方から支持する第2支持部とが形成されている。第1支持部と第2支持部との間には、ガラスカバー用の接着剤が充填される接着剤充填部(へこんだ空間)が設けられている。そして、第1支持部、あるいは第2支持部には、カバーガラスの支持面が断続的に除肉(切欠き)されて、接着剤充填部から漏れ出る接着剤を集める複数のバッファ部(空間)が設けられている。
これにより、筐体の枠の幅を比較的小さく維持して、接着剤の漏れを効果的に集めるようにしている。
特開2014-67916号公報
しかしながら、筐体として湾曲成形されたものを使用する場合、筐体に沿って湾曲するカバー部材には、平面に戻ろうとする復元力が作用するが、接着面には、断続的に除肉部があることから、復元力がカバー部材に対して一様に作用せず、カバー部材に局所的な変形(うねり)が発生してしまう。カバー部材の変形が発生すると、表示品位が低下してしまう。
また、特許文献1では、カバー部材の外周の厚み部分を第1支持部によって支持(突き当て)しているが、湾曲形成された筐体では、第1支持部に相当する部位は曲げ加工におけるプレス方向に沿うために、カバー部材との突き当てができず、接着剤の漏れを防止することができなくなる。
更に、特許文献1では、接着剤を第1支持部と第2支持部とで挟み込む構造としており、接着剤が伸びる余地がなく、熱によるカバー部材と筐体との線膨張差に接着剤が追従できず、接着剤が剥離するおそれがある。
本開示の目的は、上記問題に鑑み、カバー部材が筐体に沿って湾曲形成されるものにおいて、接着剤の漏れおよび剥離を抑制すると共に、カバー部材の変形を抑制可能とする表示装置を提供することにある。
本開示は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
本開示では、画像を表示する表示部(110)と、
表示部の視認側に接合される透明なカバー部材(120)と、
表示部の背面側に配設される底面部(131)、および底面部の外周領域において視認側に立ち上がる側壁(132)を有する筐体(130)と、を備え、
カバー部材の外周部が側壁の視認側となる端部(132a)に接合される表示装置であって、
底面部は、湾曲形成されており、表示部およびカバー部材は、平面に戻ろうとする復元力をもって、底面部に沿って湾曲しており、
側壁の端部は、内周側の第1端部(1321)と、第1端部よりも外周側で視認側に突出する第2端部(1322)とによって、段状に形成されており、
第2端部は、周方向にわたって連続する一様な面として形成されると共に、表面粗さRzが9μm以下となっており、
カバー部材の外周部が、第2端部に当接支持されており、
第1端部とカバー部材との間に設けられた接着剤(140)によって、カバー部材が第1端部に接合されており、
第1端部および第2端部の境となる段部壁(1323)と、接着剤との間は、所定の隙間(141)が形成されたことを特徴としている。
この開示によれば、カバー部材が平面に戻ろうとする復元力をもって、筐体に沿って湾曲形成されるものであっても、第1端部の外周側となる第2端部にて、カバー部材が当接支持されることで、カバー部材が第1端部と段部壁とによって形成される空間部に対して蓋をするような形となり、第1端部側の接着剤が外側に漏れることを抑制することができる。
また、段部壁と接着剤との間に所定の隙間が形成されているので、カバー部材と筐体との線膨張差によって、接着剤に相対的な伸びが発生しても、所定の隙間にて伸びを吸収することができるため、接着剤の剥離を抑制することができる。
更に、カバー部材が当接支持される第2端部は、周方向にわたって連続する一様な面として形成されると共に、表面粗さRzが9μm以下となっているので、湾曲されたカバー部材の平面に戻ろうとする復元力を、第2端部で均等に受けることができカバー部材の局所的な変形(うねり)を抑制することができる。
尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
第1実施形態における表示装置の外観を示す斜視図である。 図1のII-II部を示す断面図である。 図2のIII部を示す拡大図である。 表面粗さRz=20μmにおける測定位置と粗さ曲線との関係を示すグラフである。 表面粗さRz=5μmにおける測定位置と粗さ曲線との関係を示すグラフである。 表面粗さとうねりとの関係において、うねりの許容値を満たす表面粗さを示すグラフである。 第2実施形態における表示装置を示す断面図である(接着剤正常時)。 第2実施形態における表示装置を示す断面図である(接着剤過剰時)。
以下に、図面を参照しながら本開示を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
第1実施形態における表示装置100について図1~図6を用いて説明する。本実施形態の表示装置100は、例えば、車両に搭載されて、車両に関連する各種情報(画像)を表示するものとなっている。各種情報は、例えば、車速等の車両走行情報(メータ装置としての表示情報)である。各種情報としては、車両走行情報の他にも、車両用空調装置の作動状態を示す情報、カーナビゲーションシステムにおける地図上の現在位置情報および目的地案内情報、車両オーディオ装置の作動状態を示す情報等とすることも可能である。更に、表示装置100では、テレビやDVD等の動画の表示も可能である。
表示装置100は、例えば、車両インストルメントパネルにおいて、運転者(視認者)と対向する位置、あるいは車両幅方向の中央位置等に配置されて、表示部110における表示面111が運転者に向けられている。表示装置100は、図1、図2に示すように、全体が湾曲するように形成されている。表示装置100は、例えば、上下方向において、上下端が視認側に突出して、中央部がへこむように湾曲している。表示面111が湾曲形成されることで、運転者には、表示画像に対して立体感(奥行感)を持たせることができる。尚、湾曲の形状は、図1、図2に限らず、左右方向で凸および凹が形成される場合、逆に、中央部が視認側に凸となる場合、更には、S字状に形成される場合等を採用してもよい。
表示装置100は、図1~図3に示すように、表示部110、カバーパネル120、リアケース130、接着剤140、緩衝材150、および駆動回路160等を備えている。
表示部110は、表示面111にマトリックス配置される複数の画素の発光によって、所定の画像(各種情報)を表示するようになっている。表示部110としては、例えば、自発光式のものが使用されている。表示部110は、例えば、横長となる矩形状(四角形)の有機ELパネルが使用されている。有機ELパネルの「EL」は、Electro Luminescenceの略表示である。有機ELパネルは、OLED(Organic Light Emitting Diode)とも表示される。
表示部110は、自発光式であることから、例えば、液晶式のパネルのようなバックライトを必要としないので、表示装置100の厚み寸法としては、極めて薄く設定することが可能となっている(薄型化)。そして、表示部110は、可撓性(フレキシブル性)を有しており、たわませたり折曲げたりすることも可能となっている。
カバーパネル120は、表示部110の表示面111を保護するために設けられた透光性の(透明な)板状の部材となっており、表示部110の運転者側(視認側)に設けられている。カバーパネル120は、本開示のカバー部材に対応する。カバーパネル120は、例えば、ガラス材から形成されており、可撓性を有している。ガラス材としては、例えば、アルミノシリケート(化学強化がラス)を用いて好適である。カバーパネル120は、後述するように湾曲形成(冷間曲げ)されており、曲げの曲率半径に応じてカバーパネル120の厚みが設定される。つまり、曲率半径が大きい程、厚みを相対的に大きく設定できる。カバーパネル120は、透光性を有することから、表示部110によって形成される画像が透過して運転者に視認されるようになっている。
カバーパネル120の正面形状は、表示部110の表示面111よりも大きく、後述するリアケース130の大きさ(運転者側から見た大きさ)に相当する横長の長方形を成している。尚、カバーパネル120の材質としては、ガラスの他にも、例えば、PMMA(ポリメタクリル酸メチル樹脂)や、PC(ポリカーボネート)等の透明な樹脂部材等を用いたものとしてもよい。
カバーパネル120の外周部の表示部110側(裏面)には、表示部110の外周部に至る黒印刷部121が形成されている。黒印刷部121は、表示装置100における黒色の外周枠を形成している。
そして、表示部110とカバーパネル120との間には、例えば、光透過性、および弾性を有する光学透明接着剤122が設けられて、表示部110とカバーパネル120とは、接合されている。尚、光学透明接着剤122に代えて、他の透明な弾性を有する粘着剤(例えば、光学粘着シート(OCA)等)としてもよい。
リアケース130は、表示部110の背面側に設けられて、表示部110を支持(収容)する容器体となっている。リアケース130は、本開示の筐体に対応する。リアケース130は、例えば、アルミニウム、マグネシウム、ステンレス、あるいは鋼等の金属から成る部材となっている。リアケース130は、表示部110が支持される板状の底面部131の外周領域に、カバーパネル120側に伸びる側壁132を有している。尚、リアケース130は、金属製部材とすることで、表示部110、および後述する駆動回路160に対するヒートシンクの役割を果たす部材にもなっている。
底面部131は、例えば、プレス加工等により、上記のように湾曲形成されている。底面部131の例えば下側には、左右方向に伸びる挿通孔131aが設けられており、後述する駆動回路160のフレキシブル配線161が挿通されるようになっている。
また、側壁132は、視認方向に沿って(平行に)立ち上がる壁となっている。側壁132の視認者側となるの端部132aは、第1端部1321と第2端部1322とを有している。
即ち、側壁132の端部132aは、内周側となる第1端部1321と、第1端部1321よりも外周側で視認側に突出する第2端部1322とによって、段状に形成されている。第1端部1321と第2端部1322は、底面部131に沿うように湾曲形成されている。第2端部1322は、周方向にわたって連続する一様(均一)な面として形成され、所定の面粗さとなっている。一様な面とは、例えば、特許文献1で説明したような、除肉部(切欠き部)を持たない平坦な面を意味する。また、所定の面粗さは、表面粗さRzにて、9μm以下となっている(詳細後述)。また、第1端部1321と第2端部1322との境界部分(境)は、視認方向に立ち上がる段部壁1323となっている。尚、表面粗さRzとは、粗さ曲線において、山頂の高さの高い順に5番目まで、谷底の低い順に5番目までの値をとり、高い方5つの中央値からのずれの平均と、低い方の5つの中央値からのずれの平均とを足し合わせたものである。
側壁132の最外周部には、第2端部1322から視認側に立ち上がる突部1324が設けられている。突部1324の先端位置は、カバーパネル120の表側面よりも更に、視認側に突出するようにして、乗員の頭部等の衝突時にカバーパネル120への衝撃が直接的に及ばないようにするとよい。尚、突部1324は、第2端部1322を境にして、省略したものとしてもよい。
カバーパネル120の外周部は、第2端部1322に当接支持されている。カバーパネル120は、例えば、位置決め冶具等によって、第2端部1322に対応する位置決めがなされて、第2端部1322によって、厚み方向の位置が規制される。カバーパネル120は、第2端部1322に対して非接合となっている。そして、カバーパネル120の外周部(外周端部)と突部1324との間には、隙間部133が設けられている。リアケース130に対してカバーパネル120に、熱膨張差に伴う相対的な伸びが発生する場合に、隙間部133は、この伸びを吸収可能とする寸法に設定されている。尚、突部1324が省略される場合は、この隙間部133は存在しない。
接着剤140は、カバーパネル120の外周部と、第1端部1321との間に設けられて、カバーパネル120の外周部と、第1端部1321とを接合している。接着剤140としては、例えば、弾性を有する弾性接着剤を用いるのがよい。カバーパネル120が第2端部1322に当接支持される部位は、接着剤140よりも外側(外周側)となっている。
接着剤140によって、カバーパネル120が第1端部1321に接合されることで、カバーパネル120、および表示部110は、全体にわたって、リアケース130の底面部131に沿うように冷間曲げされて(弾性変形されて)、湾曲形成されている。
接着剤140と段部壁1323との間には、隙間部141が形成されている。隙間部141は、本開示の所定の隙間に対応する。カバーパネル120とリアケース130(第1端部1321)との間の熱膨張差によって、接着剤140に相対的な伸びが発生する場合に、隙間部141は、この伸びを吸収可能とする寸法に設定されている。
具体的には、接着剤140と隙間部141とが並ぶ方向におけるリアケース130の視認側から見た一辺の長さをW、カバーパネル120とリアケース130との線膨張率の差をΔE、所定の基準時に対する表示装置100の使用時の温度差をΔTとしたときに、隙間部141の寸法(所定の隙間)は、以下の数式1のようになる。隙間部141の寸法は、リアケース130の中心から片側での線膨張伸びに対応する。
(数1)
隙間部141の寸法=(W/2)・ΔE・ΔT 。
緩衝材150は、表示部110と底面部131との間を埋めるように設けられており、表示部110が直接的に底面部131に干渉しないようにしている。緩衝材150としては、ゲルや接着剤等の液剤、もしくは樹脂やウレタン等のシートとすることが望ましい。また、フィラー(充填剤)を入れる等して、放熱機能を持たせてもよい。つまり、表示部110で発生される熱が、緩衝材150を介して、底面部131(リアケース130)から外部に放出されるようにしてもよい。
駆動回路160は、表示部110の表示面111における画像の表示状態を制御する制御部である。駆動回路160は、フレキシブル配線161によって、表示部110に接続されている。フレキシブル配線161は、挿通孔131aに挿通されて、駆動回路160は、底面部131の背面側に固定されている。駆動回路160は、ビス等を用いた機械的な締結や、接着剤等を用いた接着等により底面部131に固定されている。
本実施形態の表示装置100の構成は、上記のようになっており、以下、その作動および作用効果について説明する。
運転者が表示装置100の作動操作(例えば、イグニッションスイッチオン)をすると、表示部110の表示面111における各画素の発光状態が、駆動回路160によって制御されて、各種情報が表示される。運転者は、表示される各種情報に基づいて(画像を視認して)、車両の運転を行うことができる。
本実施形態によれば、カバーパネル120がリアケース130の底面部131に沿って湾曲形成されている。第1端部1321の外周側となる第2端部1322にて、カバーパネル120が当接支持されることで、カバーパネル120が第1端部1321と段部壁1323とによって形成される空間部に対して蓋をするような形となる。よって、第1端部1321側の接着剤140が外側に漏れることを抑制することができる。
また、段部壁1323と接着剤140との間に隙間部141が形成されているので、カバーパネル120とリアケース130との間の線膨張差によって、接着剤140に相対的な伸びが発生しても、隙間部141にて伸びを吸収することができるため、接着剤140の剥離を抑制することができる。つまり、接着剤140の耐久性を向上できる。隙間部141の寸法は、上記で説明した数式1によって、容易に設定できる。
また、カバーパネル120と突部1324との間に隙間部133を設けている。よって、カバーパネル120とリアケース130との線膨張差によってカバーパネル120に相対的な伸びが発生しても、隙間部133にて伸びを吸収することができるため、カバーパネル120が突部1324に直接干渉することがなく、割れ等の損傷を起こすことがない。
更に、カバーパネル120が当接支持される第2端部1322は、周方向にわたって連続する一様な面として形成されると共に、所定の面粗さとなっている。よって、湾曲されたカバーパネル120の復元力を、第2端部1322で均等に受けることができるので、カバーパネル120の局所的な変形(うねり)を抑制することができる。
所定の面粗さは、上記のように表面粗さRz=9μm以下とした。表面粗さRz=9μm以下とした根拠を図4~図6を用いて説明する。
図4では、表面粗さRz=20μmの場合の、3つの測定箇所における測定位置と粗さ曲線とを示している。同様に、図5では、表面粗さRz=5μmの場合の、3つの測定箇所における測定位置と粗さ曲線とを示している。
図6に示すように、第2端部1322における表面粗さRzが20μmの場合のうねりは、0.001であり、また、第2端部1322における表面粗さRzが5μmの場合のうねりは、0.0003であった。尚、うねりは第2端部1322における表面プロファイル(表面をなぞった凹凸)を2階微分した値である。官能評価によって決まるカバーパネル120のうねりの許容値は、0.0005以下であり、うねりを0.0005以下とする表面粗さRzは、9μm以下となる。
(第2実施形態)
第2実施形態の表示装置100Aを図7、図8に示す。第2実施形態の表示装置100Aは、上記第1実施形態の表示装置100に対して、第1端部1321の段部壁1323側に、視認側とは反対側にへこむ溝部134を形成したものである。
溝部134は、カバーパネル120と第1端部1321とによって形成される空間を拡大するものである。例えば、図7に示すように、接着剤140の塗布量が正常の場合に対して、図8に示すように、接着剤140の塗布量が過剰であっても、接着剤140は、溝部134で吸収され、隙間部141が確実に確保される。
よって、接着剤140の塗布量に対して影響を受けにくくする(ロバスト性を向上する)ことができ、上記の第1実施形態で説明した隙間部141による接着剤140の剥離抑制の効果が確実に得られる。
(その他の実施形態)
上記各実施形態では、表示装置100、100Aを車両用に適用した例を示したが、家庭用や業務用等に適用してもよい。
また上記各実施形態では、自発光式の表示部110として、有機ELパネルを代表例として説明したが、これに限定されることなく、他の蛍光表示管、無機ELディスプレイ等に適用してもよい。
この明細書および図面等における開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。例えば、開示は、実施形態において示された部品および/または要素の組み合わせに限定されない。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示は、実施形態に追加可能な追加的な部分をもつことができる。開示は、実施形態の部品および/または要素が省略されたものを包含する。開示は、1つの実施形態と他の実施形態との間における部品および/または要素の置き換え、または組み合わせを包含する。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示されるいくつかの技術的範囲は、請求の範囲の記載によって示され、更に請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内での全ての変更を含むものと解されるべきである。
100、100A 表示装置
110 表示部
120 カバーパネル(カバー部材)
130 リアケース(筐体)
131 底面部
132 側壁
1321 第1端部
1322 第2端部
1323 段部壁
134 溝部
140 接着剤
141 隙間部(所定の隙間)

Claims (3)

  1. 画像を表示する表示部(110)と、
    前記表示部の視認側に接合される透明なカバー部材(120)と、
    前記表示部の背面側に配設される底面部(131)、および前記底面部の外周領域において前記視認側に立ち上がる側壁(132)を有する筐体(130)と、を備え、
    前記カバー部材の外周部が前記側壁の前記視認側となる端部(132a)に接合される表示装置であって、
    前記底面部は、湾曲形成されており、前記表示部および前記カバー部材は、平面に戻ろうとする復元力をもって、前記底面部に沿って湾曲しており、
    前記側壁の前記端部は、内周側の第1端部(1321)と、前記第1端部よりも外周側で前記視認側に突出する第2端部(1322)とによって、段状に形成されており、
    前記第2端部は、周方向にわたって連続する一様な面として形成されると共に、表面粗さRzが9μm以下となっており、
    前記カバー部材の前記外周部が、前記第2端部に当接支持されており、
    前記第1端部と前記カバー部材との間に設けられた接着剤(140)によって、前記カバー部材が前記第1端部に接合されており、
    前記第1端部および前記第2端部の境となる段部壁(1323)と、前記接着剤との間は、所定の隙間(141)が形成された表示装置。
  2. 前記接着剤と前記所定の隙間とが並ぶ方向における前記筐体の前記視認側から見た一辺の長さをW、前記筐体と前記接着剤との線膨張率の差をΔE、基準時に対する使用時の温度差をΔTとしたときに、
    前記所定の隙間=(W/2)・ΔE・ΔT、である請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記第1端部の前記段部壁側に、前記視認側とは反対側にへこむ溝部(134)が形成された請求項1または請求項2に記載の表示装置。
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