JP7471392B2 - 熱交換器用ヘッダ、熱交換器、熱交換器用ヘッダの製造方法、及び熱交換器の製造方法 - Google Patents

熱交換器用ヘッダ、熱交換器、熱交換器用ヘッダの製造方法、及び熱交換器の製造方法 Download PDF

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Description

本開示は、熱交換器用ヘッダ、熱交換器、熱交換器用ヘッダの製造方法、及び熱交換器の製造方法に関する。
空気調和機、冷凍機等に用いられる熱交換器として、平板状の放熱フィンを取り付けた伝熱管に熱媒体を流通させて熱交換を行うフィンチューブ型熱交換器が知られている。フィンチューブ型熱交換器は、複数の伝熱管に熱媒体を分配して流通させる熱交換器用ヘッダを備える。
特許文献1は、メイン流路が形成された熱交換器用ヘッダを備えた熱交換器を開示している。この熱交換器用ヘッダは、冷却効率を高めるために、メイン流路の断面を矩形状にしている。
特開2004-239592号公報
特許文献1に開示の熱交換器用ヘッダは、形成されたメイン流路の断面形状を矩形状としているため、メイン流路を形成する周壁に応力集中が生じやすい。特に曲率が大きい部分に大きな応力が作用する。
本開示は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、耐圧性能を向上させることができる熱交換器用ヘッダ、熱交換器、熱交換器用ヘッダの製造方法、及び熱交換器の製造方法を提供することを目的としている。
本開示に係る熱交換器用ヘッダは、熱媒体を流通させる流路が形成されたパイプの一部であるパイプ形成部を有する第1ヘッダ部材と、パイプ形成部と接合されて、パイプ形成部とともにパイプを形成する第2ヘッダ部材と、を備える。パイプ形成部の流路に沿った両縁部には、第2ヘッダ部材の縁部と接合される接合部がパイプ形成部の外面領域に形成されている。接合部は、第2ヘッダ部材の内面と対向した状態で接合される第1対向面と、パイプ形成部の外面から内面に向けて形成されて第1対向面と交わり、第2ヘッダ部材の端面と対向した状態で接合される第2対向面と、を有し、第2ヘッダ部材の端面は、両縁部が延びる方向に直交する方向において第2対向面よりも幅が広く、パイプ形成部から外側に突出している
本開示によれば、メイン流路を円形状に形成することにより、耐圧性能を向上させることができる。
実施の形態1に係る熱交換器の平面図 実施の形態1に係る伝熱管の斜視図 実施の形態1に係る熱交換器用ヘッダの分解斜視図 実施の形態1に係る熱交換器用ヘッダにキャップを取り付ける様子を示した斜視図 実施の形態1に係る熱交換器用ヘッダの断面図 図5中の円で囲んだ部分の拡大図 実施の形態1に係る熱交換器内の熱媒体の流れを説明するための説明図 実施の形態1に係る熱交換器の組み立て手順を説明するための図であり、第1ヘッダ部材にジョイント管とキャップとを取り付けた状態を示した図 実施の形態1に係る第1ヘッダ部材にペーストろうを塗布している様子を示した図 実施の形態1に係る第1ヘッダ部材に第2ヘッダ部材を組み合わせる様子を示した図 実施の形態1に係るヘッダに内圧が作用した状況を説明するための断面図 第1ヘッダ部材と第2ヘッダ部材との接合部に着目した断面図であり、実施の形態1を示した図 第1ヘッダ部材と第2ヘッダ部材との接合部に着目した断面図であり、比較例を示した図 実施の形態2に係る第1ヘッダ部材にペーストろうを塗布している様子を示した図 実施の形態2に係るヘッダを示す断面図 実施の形態2に係るヘッダを示す図であり、図14A中の円で囲んだ部分の拡大図
以下、本開示の好適な実施の形態に係る熱交換器用ヘッダ、熱交換器、熱交換器用ヘッダの製造方法、及び熱交換器の製造方法について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
実施の形態1に係る熱交換器1は、熱交換器1の外部を流れる空気と、熱交換器1の内部を流れる熱媒体との間で熱交換を行う。図1に示すように、熱交換器1は、内部に熱媒体を流通させる伝熱管20と、伝熱管20に接続されて伝熱管20に熱媒体を流入させる熱交換器用ヘッダ100と、熱交換器用ヘッダ100に熱媒体を流入させるジョイント管130と、伝熱管20に接続されて伝熱管20から熱媒体を流出させる熱交換器用ヘッダ200と、伝熱管20に取り付けられる放熱フィン30とを備える。
伝熱管20は、図2に示すように、円弧状の短辺と直線状の長辺とを有する断面扁平形状の配管部材である。詳細には、伝熱管20は、内部に流通孔20aが形成されており、流通孔20aを介して熱媒体を流通させる。このように伝熱管20を断面扁平形状に形成することにより、伝熱管20周りの通風抵抗を低減し、熱交換効率を向上させることができる。
伝熱管20は、押し出し加工、あるいは引き抜き加工といった公知の加工技術によって成形される。伝熱管20は、外側面に亜鉛溶射して犠牲陽極層を形成したアルミニウム合金製であるが、その他の金属から形成してもよい。これにより、伝熱管20の腐食による熱媒体の漏れを防止することができる。
伝熱管20の一方の端部は、図1、図3に示す熱交換器用ヘッダ100に形成された取付孔120aに挿入され、ろう付けにより熱交換器用ヘッダ100に溶着固定される。また、伝熱管20の他方の端部は、図1に示す熱交換器用ヘッダ200に形成された取付孔220aに挿入され、ろう付けにより熱交換器用ヘッダ200に溶着固定される。
放熱フィン30は、空気との接触面積を大きくすることで、冷却効率を高めるための平板状の部材である。放熱フィン30は、図1に示すように、伝熱管20に複数枚取り付けられている。放熱フィン30の材質は、例えば、アルミ板の表面にろう材が圧延接合されたクラッド材である。また、放熱フィン30の厚さは、0.09~0.2mm程度である。
放熱フィン30は、図1に示すように、伝熱管20が挿通される複数の貫通孔30aを備える。貫通孔30aは、扁平形状である伝熱管20を挿通可能な扁平形状の孔である。各貫通孔30aには、それぞれ伝熱管20が挿通される。そして、挿通された伝熱管20と放熱フィン30との接続部をろう付けすることにより、放熱フィン30と伝熱管20とが接合される。
放熱フィン30は、図1に示すように、伝熱管20の長手方向、すなわち熱媒体の流れる方向に、複数枚取り付けられる。
熱交換器用ヘッダ100、200は、熱交換器1に流体である熱媒体を供給、排出するための一対の配管部材である。熱交換器用ヘッダ100、200には、それぞれ複数の取付孔120a、220aが形成されている。それぞれの取付孔120a、220aに伝熱管20が挿入されて、熱交換器用ヘッダ100、200と伝熱管20とが接続される。
熱交換器用ヘッダ100は、図3、図4に示すように、第1ヘッダ部材110と、第2ヘッダ部材120と、キャップ140と、を備えている。
第1ヘッダ部材110は、バイパス流路Bfが形成された第1パイプ111と、組み合わされる第2ヘッダ部材120とともにメイン流路Mfが形成された第2パイプ150を形成するパイプ形成部112とを有している。第1ヘッダ部材110は、押し出し加工によって第1パイプ111とパイプ形成部112とが一体成形されたアルミニウム合金製の部材である。第1ヘッダ部材110の外側面には、亜鉛溶射されることによって犠牲陽極層が形成されている。これにより、熱交換器用ヘッダ100の腐食による熱媒体の漏れを防止することができる。
第1パイプ111には、長手方向に貫く断面が円形状の貫通孔111aが形成されている。この貫通孔111aは、熱媒体を流通させるバイパス流路Bfを構成する。また、第1パイプ111には、図3に示すように、後述するジョイント管130が接続されるジョイント管接続部111bが形成されている。ジョイント管接続部111bは、第1パイプ111の中間部の一部を切り欠いた部分である。ジョイント管接続部111bは、ジョイント管130を差し込むことができる形状及び大きさで形成されている。
パイプ形成部112は、図3に示すように、バイパス流路Bfと並列するメイン流路Mfの一部を形成する。パイプ形成部112は、第1パイプ111の全長にわたって第1パイプ111と一体で成形されている。パイプ形成部112の断面は半円形状である。また、パイプ形成部112には、図3、図7に示すように、ジョイント管接続部111bに対応する位置にジョイント管挿入孔112aが形成されている。ジョイント管挿入孔112aの孔径は、ジョイント管130の外径と同等か小さい。そのため、ジョイント管130は、ジョイント管挿入孔112aに押し込み圧入することで、第1ヘッダ部材110に仮固定することができる。
また、図3に示すように、パイプ形成部112のメイン流路Mfが延びる方向に沿った両縁部には、第2ヘッダ部材120と接合する接合部113が、パイプ形成部112の全長にわたって形成されている。接合部113は、図5、図6に示すように、パイプ形成部112の外面112bから内面112cに向けて形成された凹部である。すなわち、接合部113は、パイプ形成部112の外面領域に形成されている。接合部113は、図6に示すように、第2ヘッダ部材120と対向する第1対向面113aと第2対向面113bとを有している。第2対向面113bは、外面112bから内面112cに向けて形成された面である。第1対向面113aは、第2対向面113bに直交する面である。後述するように接合部113に第2ヘッダ部材120の縁部が接合される際、第1対向面113aは第2ヘッダ部材120の内面120bと対向し、第2対向面113bは第2ヘッダ部材120の端面120cと対向する。
また、第1ヘッダ部材110には、図7に示すように、メイン流路Mfとバイパス流路Bfとを連通させるバイパス孔110aが形成されている。このバイパス孔110aと、後述するジョイント管130に形成された貫通孔130aとによって、ジョイント管130から流入する熱媒体のバイパス回路が構成される。
第2ヘッダ部材120は、図3、図5に示すように、第1ヘッダ部材110と接合されて、熱交換器用ヘッダ100のメイン流路Mfの一部を形成する断面U字状の長尺部材である。すなわち、第2ヘッダ部材120は、第2パイプ150のうち、パイプ形成部112が形成する部分以外の部分を形成する。第2ヘッダ部材120は、外側面に亜鉛溶射されて犠牲陽極層が形成されたアルミニウム合金製であるが、その他の金属から形成してもよい。
第2ヘッダ部材120には、伝熱管20を取り付けるための複数の取付孔120aが形成されている。取付孔120aの形状は、伝熱管20の外形形状に合わせた扁平形状である。第2ヘッダ部材120は、図5に示すように、断面が半円状の半円状部121と、半円状部121の端部に接続された2つの平面状部122とを有している。曲げ加工された半円状部121は、内面120bの半径が、パイプ形成部112の内面112cの半径と等しい。すなわち、内面120bの曲率と内面112cの曲率とは同じである。これにより、熱交換器用ヘッダ100に形成されるメイン流路Mfの断面形状を円形状とすることができる。なお、メイン流路Mfは、一部が曲率を有さない平面状部122により画定されている。このように、平面状部122を有することで、第1ヘッダ部材110と第2ヘッダ部材120とを容易に組み合わせることができる。一方、平面状部122を有することで、メイン流路Mfの断面形状は、完全な円形状をなしていない。しかしながら、上述のように、メイン流路Mfを画定する周壁の多くの部分は同一の円に一致していることから、メイン流路Mfの断面形状は円形状と認識できる。本開示においては、メイン流路Mf及びバイパス流路Bfの断面形状が円形状であるとは、断面が完全な円形の形状だけでなく、製造上、断面の一部に円弧ではない部分が含まれているものの全体として円形状であると認識される形状も含めるものとする。
なお、第2ヘッダ部材120は、図5、図6に示すように、端面120cを第1ヘッダ部材110の第2対向面113bに対向させ、かつ縁側の内面120bを第1対向面113aに対向させた状態で、第1ヘッダ部材110にろう付けされている。
キャップ140は、図3、図4に示すように、第1ヘッダ部材110及び第2ヘッダ部材120の長手方向における両端部にそれぞれ取り付けられている。これによりキャップ140は、熱交換器用ヘッダ100に形成されたメイン流路Mfとバイパス流路Bfとを閉塞する。キャップ140は、アルミ板の表面にろう材が圧延接合されたクラッド材で形成され、プレス加工によって成形されている。
キャップ140は、図4、図7に示すように、メイン流路Mfに挿入される第1凸部141と、バイパス流路Bfに挿入される第2凸部142とを有している。第1凸部141は、円形状の凸部であり、その半径はメイン流路Mfの半径と同等か大きい。また、第2凸部142は、円形状の凸部であり、その半径はバイパス流路Bfの半径と同等か大きい。そのため、キャップ140を、熱交換器用ヘッダ100の両端部に押し込むことにより、第1凸部141をメイン流路Mfに嵌合させることができるとともに、第2凸部142をバイパス流路Bfに嵌合させることができる。これにより、キャップ140は、ろう付けされる前に、第1ヘッダ部材110及び第2ヘッダ部材120の端部に仮固定することができる。
ジョイント管130は、図3に示すように、熱媒体を熱交換器用ヘッダ100に流入させるためのL字状の配管部材である。ジョイント管130は、第1ヘッダ部材110に形成されたジョイント管挿入孔112aに挿入される。これにより、ジョイント管130の内部はメイン流路Mfと連通する。また、ジョイント管130には、ジョイント管130の内部とバイパス流路Bfとを連通させる貫通孔130aが形成されている。貫通孔130aは、ジョイント管130の円形断面の直径方向に貫通する孔であり、図7に示すように、ジョイント管130の2箇所に形成されている。
図1に示すように、熱交換器用ヘッダ200は、伝熱管20が熱交換器用ヘッダ100に接続された側とは反対側の端部に接続される。熱交換器用ヘッダ200の基本構成は、熱交換器用ヘッダ100と同様であり、第1ヘッダ部材210、第2ヘッダ部材220、及びキャップ240を備えている。
熱交換器用ヘッダ200は、図示しない流出パイプに接続されており、熱交換器用ヘッダ100から伝熱管20に流入された熱媒体を集約し、流出パイプへと流出させる。
次に、熱交換器1を流れる熱媒体の動きについて、図7を参照しながら説明する。なお、図7において、熱媒体の動きを矢印で図示している。矢印Y1で示すようにジョイント管130に流入した熱媒体のうち、一部は矢印Y2で示すようにメイン流路Mfに流入し、残りは矢印Y3で示すようにバイパス流路Bfに流入する。バイパス流路Bfに流入した熱媒体は、矢印Y4で示すように、バイパス孔110aを通りメイン流路Mfに流入する。メイン流路Mfに流入した熱媒体は、矢印Y5で示すように、それぞれの伝熱管20に流入し熱交換が行われる。伝熱管20に流入した熱媒体は、熱交換後に図1に示す熱交換器用ヘッダ200に流入し図示しない流出パイプから流出する。
このように、伝熱管20が差し込まれていないバイパス流路Bfを設けることにより、熱交換器用ヘッダ100内の圧力損失を抑制し、図示しない圧縮機で用いられる冷凍機油の返油性を向上させることが可能となる。また、バイパス流路Bfを設けることで、メイン流路Mfにむらなく熱媒体を流入させることができ、伝熱管20を通る熱媒体の量を均一にすることができる。なおバイパス孔110aの位置は、なるべく熱交換器1の重力方向下側部分に位置することが望ましい。
次に、熱交換器用ヘッダの各構成部材の接合手順について説明する。まず、図8に示すように、第1ヘッダ部材110にジョイント管130を取り付ける。具体的には、ジョイント管130にリングロウ135を通し、ジョイント管130の端部130bを第1ヘッダ部材110に形成されたジョイント管挿入孔112aに圧入する。これにより、ジョイント管130は、第1ヘッダ部材110に仮固定される。
続いて、図8に示すように、第1ヘッダ部材110の長手方向における一方の端部にキャップ140を取り付ける。具体的には、キャップ140の第2凸部142をバイパス流路Bfに圧入する。これにより、キャップ140は第1ヘッダ部材110に仮固定される。
続いて、図9に示すように、ペーストろう190を排出するノズル160を図に直交する方向に動かし、第1ヘッダ部材110に形成された接合部113にペーストろう190を塗布する。その際、第1ヘッダ部材110を載置台180に置き、長手方向に沿って複数配置された押圧部材170により、第1ヘッダ部材110を押圧する。これにより、第1ヘッダ部材110に生じた反りを矯正することができ、ノズル160から排出されるペーストろう190を接合部113から外すことなく塗布することができる。
続いて、図10に示すように、第1ヘッダ部材110に第2ヘッダ部材120を組み合わせる。具体的には、第1ヘッダ部材110の外面領域に形成された凹部である接合部113に、第2ヘッダ部材120の縁部を合わせる。これにより、図10の拡大図に示すように、第1ヘッダ部材110と第2ヘッダ部材120との隙間に、ペーストろう190a、190bを介在させることができる。
続いて、第1ヘッダ部材110及び第2ヘッダ部材120のもう一方側の端部に、キャップ140を取り付ける。このキャップ140は、図7で示す図中上側のキャップである。具体的には、キャップ140の第1凸部141をメイン流路Mfに圧入するとともに、第2凸部142をバイパス流路Bfに圧入する。これにより、第1ヘッダ部材110及び第2ヘッダ部材120にキャップ140が仮固定される。
このようにして組み立てられた熱交換器用ヘッダ100は、図示しないろう付け炉で加熱することでろうを融解させ、その後冷却させる。これにより、各部材が接合し、熱交換器用ヘッダ100が構築される。
(効果)
上記の実施の形態によれば、第1パイプ111に形成されたバイパス流路Bfと第2パイプ150に形成されたメイン流路Mfの断面形状を円形とすることで、熱交換器用ヘッダの耐圧性能を向上させることができる。例えば、メイン流路Mfを流れる熱媒体の圧力が高まると、図11に示すように、メイン流路Mfの周壁には外側に向けて内圧Pが作用する。これにより、メイン流路Mfが形成された第2パイプ150には、周方向に沿って均一な引張力Tが作用する。そのため、第2パイプ150に応力集中が生じず過度な力が作用することがないため、通常の使用条件下での熱交換器用ヘッダの破損を抑制することができ耐圧性能を向上させることができる。また、耐圧性能が向上させることができることから、熱交換器用ヘッダ100の肉厚を減らすことができ、部品サイズを小さくすることができる。
また、キャップ140に形成されたメイン流路Mfに圧入する第1凸部141と、バイパス流路Bfに圧入する第2凸部142とを、流路の形状に合わせて円形状とすることができる。これにより、円の径という単一のパラメータで第1凸部141及び第2凸部142を製造することができるため、製造コストの抑制を図ることができる。
また、図6に示すように、接合部113は、パイプ形成部112の外面領域に形成されることで、第2パイプ150の外側を向いている。これにより、図12Aに示すように、パイプ形成部112の第2対向面113bと、第2ヘッダ部材120の端面120cとが、冷え固まったろう191を介して接合されているか否かを容易に視認することができる。この第2対向面113bと端面120cとの間のろう191には、第2パイプ150に内圧が作用することによって引張力が作用する。例えば金属をはじめとした多くの材料は、せん断強さよりも引張強さのほうが強いことが知られている。すなわち、本実施の形態では、強度を発揮しやすい引張力が作用する箇所に、ろうが形成されているか否かを容易に視認することができる。
なお、第2対向面113bは、図12Aに示すように、第2対向面113bと端面120cとの間に冷え固まったろう191による接合層が形成されることで、熱交換器用ヘッダ100の必要強度が確保できる大きさを有している。そのため、熱交換器用ヘッダ100の外側から第2対向面113bと端面120cとの間にろう191による接合層が形成されているか否かを視認するだけで、熱交換器用ヘッダ100の必要強度が確保されているか否かを確認することができる。すなわち、熱交換器用ヘッダの品質の確認を、容易に行うことができる。
なお、図12Bは、本実施の形態の比較例であり、接合部1113が内面領域に形成された第2パイプ1150を図示している。なお、第2パイプ1150においては、第1ヘッダ部材1110と第2ヘッダ部材1120との接合箇所のうち、第2パイプ1150の外側から視認できる箇所にのみ、ろう1191が形成されている。このろう1191は、第2パイプ1150に内圧が作用することによってせん断力Sが作用する位置に形成されており、すなわち第1ヘッダ部材1110と第2ヘッダ部材1120との接合強度を発揮しにくい箇所に設けられている。そのため、第2パイプ1150の外側から視認できる接合箇所にろう1191が形成されていることで、第2パイプ1150の接合強度が十分に確保できているか否かを判断することは困難である。
なお、物体の降伏の応力条件にはいくつかの説が存在するが、その中で鋼材をはじめとした金属によく合うとされる最大せん断ひずみエネルギー説(von Miseseの説)というものがある。この説は、三次元近似式として、次の2式で表せる。
(式1)
(σ11 ’2+σ22 ’2+σ33 ’2)/2+σ12 +σ23 +σ31 =k
(式2)
{(σ-σ+(σ-σ+(σ-σ}/6=k
ここに、σii は偏差応力、σijはせん断の応力、σは主応力である。単純せん断試験では、σ11 、σ22 、σ33 、σ23、σ31=0であることから、(式1)からせん断強度τは、
(式3)
τ=σ12=k
となる。さらに(式2)に、一軸圧縮破壊状態の関係σ=σ、σ=σ=0の関係を入れると、
(式4)
σ=k√3
を得る。これらの(式3)、(式4)から、
(式5)
τ=σ/√3
を得る。すなわち、引張強度はせん断強度よりも√3倍強いことが分かる。
また、接合部113である凹部を第1ヘッダ部材110の外側に向けて形成することで、図9に示すように、第1ヘッダ部材110の外側からノズル160でペーストろう190を塗布することができる。これにより、ペーストろう190を塗布する工程の作業性に優れ、製造工程の短縮、製造設備の投資抑制、及び加工費削減といったメリットがある。また、図9に示すように、第1ヘッダ部材110の外側からペーストろう190を塗布するノズル160と、第1ヘッダ部材110の内側を押圧する押圧部材170とが干渉するのを防止することができるため、作業性に優れる。
また、接合部113の第1対向面113aは、図6に示すように、第2ヘッダ部材120の内面120bに対向しているので、接合部113に塗布したペーストろう190が第2パイプ150の内側へ流れ出るのを遮る。これにより、溶融したろうが第2パイプ150の内側へ流れ出し、伝熱管20(図1)をふさぐのを防止することができる。
また、第1ヘッダ部材110と第2ヘッダ部材120とをろう付けする際に、ペーストろう190を接合部113に塗布している。これにより、接合部113に必要なろうを塗布することができ、必要なろうが塗布されているか否かを確認することも容易である。そのため、第1ヘッダ部材110と第2ヘッダ部材120との間にろう切れが起こるといった不具合が生じにくい。
(実施の形態2)
次に、接合部113の形状を上記の形態と異ならせた実施の形態2について説明する。なお、以下で説明する形態は、上記の実施の形態1と共通する構成も多い。そこで、以下では、上記実施の形態1とは異なる構成を中心に説明し、共通する構成については同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
図13に示すように、第1ヘッダ部材310に形成された接合部313は、第1対向面313a、第2対向面313b、及び第3対向面313cを有している。第1対向面313aは、第3対向面313cに向かい合った面で、第3対向面313cよりも内側に位置している。第2対向面313bは、第1対向面313aと第3対向面313cとを接続する面である。図14Aに示すように、第1ヘッダ部材310と第2ヘッダ部材120とを接合することで、熱交換器用ヘッダ300が形成される。第2ヘッダ部材120に接合した第1ヘッダ部材310は、図14Bに示すように、第1対向面313aが第2ヘッダ部材120の縁側の内面120bと対向し、第2対向面313bが第2ヘッダ部材120の端面120cと対向し、第3対向面313cが第2ヘッダ部材120の縁側の外面120dと対向する。第1対向面313aの第2対向面313bからの高さH1は、第1対向面313aよりも外側に位置する第3対向面313cの第2対向面313bからの高さH2よりも高い。そのため、接合部313は第1ヘッダ部材310の外側に開放した形状で形成されている。これにより、図13に示すように、第1ヘッダ部材310の外側からノズル160でペーストろう390を塗布することができる。そのため、塗布する工程の作業性に優れ、製造工程の短縮、製造設備の投資抑制、及び加工費削減といったメリットがある。また、図13に示すように、第1ヘッダ部材310の外側からペーストろう390を塗布するノズル160と、第1ヘッダ部材310の内側を押圧する押圧部材170とが干渉するのを防止することができるため、作業性に優れる。
実施の形態2によれば、ペーストろう390を、第1対向面313a、第2対向面313b、及び第3対向面313cで囲まれた接合部313に塗布することができるため、溶け出したろうが接合部313から流れ出るのを抑制することができる。また、第1ヘッダ部材310にの接合部313に第2ヘッダ部材120の縁部を嵌めることで、第2ヘッダ部材120の位置合わせを行うことができ、作業性に優れる。また、図14Bに示すように、第1ヘッダ部材310と第2ヘッダ部材120とは、接合部313において3面に形成されたろう313a、313b、313cを介して接合されるため、十分な接合強度が確保される。
この開示は、上記実施の形態に限定されず、様々な変形及び応用が可能である。上記実施の形態では、図5に示すように、第2ヘッダ部材120に平面状部122を設けて、第1ヘッダ部材110との接続を容易なものとした。しかしながら、この平面状部122が形成された範囲を小さくしてもよいし、あるいは平面状部122をなくしてもよい。その場合、パイプ形成部112をより延ばした形状として180度の半円状とし、第2ヘッダ部材120も180度の半円状あるいはそれに近い形状として両者を接合すればよい。これにより、メイン流路Mfの形状をより円形に近づけることができる。
また、パイプ形成部112と第2ヘッダ部材120とが、組み合わされて円形状のメイン流路Mfを形成すればよく、メイン流路Mfをそれぞれがどの程度の割合で形成するかは任意に設定することができる。例えば、パイプ形成部112の断面形状を中心角度が180度を超える扇形の形状とし、第2ヘッダ部材120の断面形状を中心角度が180よりも小さい扇形の形状としてもよい。このように、パイプ形成部112が、メイン流路Mfの多くの部分を形成してもよい。
また、熱交換器用ヘッダの組み立て手順は、上記の手順に限定されない。例えば、最初に第1ヘッダ部材110と第2ヘッダ部材120とを組み合わせ、その後、ジョイント管130及びキャップ140を第1ヘッダ部材110及び第2ヘッダ部材120に圧入してもよい。あるいは、最初に第1ヘッダ部材110にジョイント管130を圧入し、続いて第1ヘッダ部材110に第2ヘッダ部材120を組み合わせ、最後にキャップ140を両端部に圧入する組立手順を採用してもよい。
また、接合部113は、第1ヘッダ部材110に形成されていると説明したが、このような態様に限定されず、第2ヘッダ部材120に形成されていてもよい。この場合であっても、接合部を第2ヘッダ部材120の外側に向けて形成することにより、上記実施の形態の効果を得ることができる。
また、接合部113は、90度の交差角度を有する第1対向面113aと第2対向面113bとを有する凹部であると説明したが、ノズル160で塗布するペーストろう190がとどまる形状であれば、第1対向面113aと第2対向面113bの交差角度は任意である。例えば、第1対向面113aと第2対向面113bの交差角度を90度よりも大きくしてもよいし、90度よりも小さくしてもよい。
また、熱交換器用ヘッダ100、200に接続される伝熱管20は、断面が扁平形状のものに限定されない。例えば、円形状、正方形状、あるいは三角形状といった他の断面形状の伝熱管を熱交換器用ヘッダ100、200に接続してもよい。
また、バイパス流路Bfは、押し出し加工により一体成形された第1ヘッダ部材110の内部に形成されている。そのため、バイパス流路Bfの形状が、熱交換器用ヘッダ100、200の耐圧性能上の問題となりにくい。熱交換器用ヘッダ100、200の耐圧性能上の問題とならない場合、バイパス流路Bfの断面形状を円形以外の断面としてもよい。
本開示は、広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施形態は、本開示を説明するためのものであり、本開示の範囲を限定するものではない。つまり、本開示の範囲は、実施形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内及びそれと同等の開示の意義の範囲内で施される様々な変形が、本開示の範囲内とみなされる。
本出願は、2020年3月19日に出願された、日本国特許出願2020-048779号に基づく。本明細書中に日本国特許出願2020-048779号の明細書、特許請求の範囲、図面全体を参照として取り込むものとする。
1 熱交換器、20 伝熱管、20a 流通孔、30 放熱フィン、30a 貫通孔、100 熱交換器用ヘッダ、110 第1ヘッダ部材、110a バイパス孔、111 第1パイプ、111a 貫通孔、111b ジョイント管接続部、112 パイプ形成部、112a ジョイント管挿入孔、112b 外面、112c 内面、113 接合部、113a 第1対向面、113b 第2対向面、120 第2ヘッダ部材、120a 取付孔、120b 内面、120c 端面、120d 外面、121 半円状部、122 平面状部、130 ジョイント管、130a 貫通孔、130b 端部、135 リングロウ、140 キャップ、141 第1凸部、142 第2凸部、150 第2パイプ、160 ノズル、170 押圧部材、180 載置台、190,190a,190b ペーストろう、191 ろう、200 熱交換器用ヘッダ、210 第1ヘッダ部材、220 第2ヘッダ部材、220a 取付孔、240 キャップ、300 熱交換器用ヘッダ、310 第1ヘッダ部材、313 接合部、313a 第1対向面、313b 第2対向面、313c 第3対向面、390 ペーストろう、1110 第1ヘッダ部材、1113 接合部、1120 第2ヘッダ部材、1150 第2パイプ、1191 ろう。

Claims (11)

  1. 熱媒体を流通させる流路が形成されたパイプの一部であるパイプ形成部を有する第1ヘッダ部材と、
    前記パイプ形成部と接合されて、前記パイプ形成部とともに前記パイプを形成する第2ヘッダ部材と、を備え、
    前記パイプ形成部の前記流路に沿った両縁部には、前記第2ヘッダ部材の縁部と接合される接合部が前記パイプ形成部の外面領域に形成されており、
    前記接合部は、
    前記第2ヘッダ部材の内面と対向した状態で接合される第1対向面と、
    前記パイプ形成部の外面から内面に向けて形成されて前記第1対向面と交わり、前記第2ヘッダ部材の端面と対向した状態で接合される第2対向面と、を有し、
    前記第2ヘッダ部材の前記端面は、前記両縁部が延びる方向に直交する方向において前記第2対向面よりも幅が広く、前記パイプ形成部から外側に突出している、
    熱交換器用ヘッダ。
  2. 前記第1対向面と前記第2対向面とは、90度または90度よりも大きい角度で交わる、
    請求項1に記載の熱交換器用ヘッダ。
  3. 前記パイプ形成部の断面は、半円状であり、
    前記第1ヘッダ部材の前記パイプ形成部と前記第2ヘッダ部材とが接合されることにより形成される前記流路は1つの円形状の流路のみであり、
    前記第2対向面は、半円状の前記パイプ形成部の湾曲した外面から内面に向けて形成されている、
    請求項1または2に記載の熱交換器用ヘッダ。
  4. 前記パイプの端部に設けられ、前記流路を閉塞するキャップを備え、
    前記キャップには、前記流路に嵌合する凸部が形成されている、
    請求項1からのいずれか1項に記載の熱交換器用ヘッダ。
  5. 前記第2ヘッダ部材は半円状に形成された半円状部を少なくとも有し、前記半円状部の曲率と断面が半円状の前記パイプ形成部の曲率とは同じである、
    請求項1からのいずれか1項に記載の熱交換器用ヘッダ。
  6. 前記パイプ形成部の前記両縁部と前記第2ヘッダ部材の前記縁部とは、ろうを介して接合される、
    請求項1からのいずれか1項に記載の熱交換器用ヘッダ。
  7. 請求項1からのいずれか1項に記載の熱交換器用ヘッダと、
    前記第2ヘッダ部材を貫通し、前記流路に接続された伝熱管と、
    前記伝熱管に取り付けられたフィンと、を備える、
    熱交換器。
  8. 熱媒体を流通させる流路が形成されたパイプの一部であるパイプ形成部を有する第1ヘッダ部材を準備する工程と、
    前記第1ヘッダ部材の反りを矯正するために、前記第1ヘッダ部材の内面を押圧部材で押圧する工程と、
    前記パイプ形成部の前記流路に沿った両縁部において前記パイプ形成部の外面領域に形成された接合部に、前記第1ヘッダ部材の内面を押圧した状態でろうを塗布する工程と、
    前記接合部に第2ヘッダ部材の縁部を複数面で対向させる工程と、
    前記接合部に塗布したろうを加熱し、前記第1ヘッダ部材と前記第2ヘッダ部材とを接合することで前記パイプを形成する工程と、を備える、
    熱交換器用ヘッダの製造方法。
  9. 前記第1ヘッダ部材を準備する前記工程は、前記第2ヘッダ部材の内面と対向する第1対向面と、前記第2ヘッダ部材の端面と対向する第2対向面と、前記第2ヘッダ部材の外面と対向する第3対向面とを有する前記接合部が形成された前記第1ヘッダ部材を成形品として製造する工程を含み、
    前記接合部に前記第2ヘッダ部材の縁部を複数面で対向させる前記工程は、前記第1対向面、前記第2対向面及び前記第3対向面に囲まれた部分に、前記第2ヘッダ部材の縁部を嵌め込む工程を含む、
    請求項に記載の熱交換器用ヘッダの製造方法。
  10. 前記第1ヘッダ部材の内面を押圧する前記工程において、前記第1ヘッダ部材の長手方向に沿って配置した前記押圧部材で、前記第1ヘッダ部材の内面を押圧し、
    前記接合部にろうを塗布する前記工程において、前記第1ヘッダ部材の外側に傾倒させたノズルから前記接合部にろうを塗布する、
    請求項に記載の熱交換器用ヘッダの製造方法。
  11. 請求項から10のいずれか1項に記載の熱交換器用ヘッダの製造方法が備える各工程と、
    フィンに形成された貫通孔に伝熱管を差し込む工程と、
    前記第2ヘッダ部材に形成された取付孔に前記伝熱管を差し込み、熱媒体を流通させる前記流路に前記伝熱管を接続する工程と、
    組み立てた前記第2ヘッダ部材、前記伝熱管、及び前記フィンを加熱して接合する工程と、を備える、
    熱交換器の製造方法。
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