JP7025914B2 - 熱交換器 - Google Patents

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Description

この発明は、アルミニウム合金等からなる比較的薄いコアプレートを複数積層してなる熱交換器に関し、特に、流体の入口ないし出口として略L字形に曲がった金属管からなるコネクタを有する熱交換器に関する。
オイルクーラ等の熱交換器として、アルミニウム合金等からなる比較的薄いコアプレートを複数積層し、隣接するコアプレートの間に2つの流体の通路を交互に形成した構成のものが知られている。この種の熱交換器は、特許文献1に記載のように、コアプレートを積層してなるコア部の上に、コアプレートよりも相対的に板厚が厚い頂部プレートを配置し、この頂部プレートに、一方の流体例えば冷却水の入口ないし出口を構成する金属管からなるコネクタを取り付けた構成となっている。
上記コネクタは、コアプレートや頂部プレートと同種の金属、例えばアルミニウム合金製の金属管からなり、端部を頂部プレートに予めかしめ止めした上で、炉内でのオイルクーラ全体のろう付け時に頂部プレートにろう付けされている。このコネクタは、ここに接続されるチューブ類が占有するスペースを小さくするために、特許文献1に開示されているように、L字形に曲げられた形状をなしていることが多い。この場合には、予めL字形に構成したコネクタが頂部プレートに取り付けられる。
断面円形の金属管をL字形に曲げると、通常、曲がり部の断面形状は、短径が曲げ方向に沿った楕円形に変形する。つまり、断面形状が偏平化する。このように曲げ方向に沿って偏平化した断面形状では、曲げ方向に沿った荷重入力(例えばコネクタ先端部にチューブを挿入する際の挿入力やチューブの振動による荷重入力)に対する強度が低くなる。
このようなことから、特許文献2には、L字形に曲がった曲がりパイプの曲がり部における断面形状を、長径が曲げ方向が沿った楕円形とした構成が開示されている。
特開2014-95492号公報 特開平8-261383号公報
L字形に曲がった管の中を冷却水等の流体が流れるときに、流れは、曲がり部においては遠心力でもって片寄り、外周側部分の流速が内周側部分の流速に比較して高くなる。そのため、一般的な円形断面の管においては、曲がり部において圧力損失が増加するとともに、外周側部分における内部腐食が悪化する傾向となる。特許文献2のように曲がり部の断面形状を長径が曲げ方向に沿った楕円形状とすると、このような傾向が一層顕著となり、好ましくない。
この発明は、流体通路を構成する複数のコアプレートを積層してなるコア部と、このコア部の最上部に積層され、かつ上記コアプレートよりも相対的に厚い頂部プレートと、流体の入口もしくは出口として頂部プレートに取り付けられた略L字形に曲がった断面円形の金属管からなるコネクタと、を備え、各部一体にろう付けされてなる熱交換器において、
上記コネクタの曲がり部における断面形状が、内周側部分と外周側部分とに大別され、曲がり部の内周側部分においては一対の直線部を曲率半径の小さな円弧で接続した略V字形をなし、曲がり部の外周側部分においては円弧形をなしており、
上記内周側部分における上記一対の直線部は、上記外周部分における円弧形部分の両端に、管断面の外周側へ折れ曲がることなく連続している、ことを特徴としている。
このような構成では、曲がり部の内周側部分の断面形状が略V字形となっていることにより、外周側の円弧形部分と組み合わせた断面形状全体での断面係数が大きくなり、曲げ方向に沿った荷重に対する曲がり部の強度が高く得られる。
そして、内周側部分の断面形状が略V字形をなすことで、断面を内周側と外周側とに2分したときの内周側の断面積が小さくなり、内周側部分での流速が高くなる。つまり、遠心力により高くなりがちな外周側部分の流速と内周側部分の流速との差異が小さくなり、曲がり部の断面形状が真円形の場合や特許文献1のような楕円形の場合に比べて圧力損失や内部腐食の点で有利となる。
本発明の好ましい一つの態様では、上記曲がり部は、略90°曲がっており、この曲がり部の両端の円形断面から曲がり部の中央部へ向かって断面形状が徐々に変化している。
また好ましい一つの実施例では、上記曲がり部の外周側部分における円弧形部分が半円形をなしている。
上記曲がり部の内周側部分における略V字形部分の頂角は、例えば、60~125°の範囲内にある。
この発明によれば、略L字形に曲がったコネクタの曲がり部の強度を高めることができるとともに、曲がり部が断面真円形をなすものや長径が曲げ方向に沿った楕円形断面としたものに比較して、内周側部分と外周側部分の流速差が小さくなり、曲がり部における圧力損失や内部腐食の点で有利となる。
この発明の一実施例となるオイルクーラの斜視図。 第1実施例のL字形コネクタを部品単体で示す斜視図。 同コネクタの断面図。 同コネクタの側面図。 同コネクタの曲がり部の断面を示し、(a)~(e)は、それぞれ図4のA-A線、B-B線、C-C線、D-D線、E-E線に沿った断面図。 第2実施例のL字形コネクタを部品単体で示す斜視図。 同コネクタの断面図。 同コネクタの側面図。 同コネクタの曲がり部の断面を示し、(a)~(e)は、それぞれ図8のA-A線、B-B線、C-C線、D-D線、E-E線に沿った断面図。 第3実施例のL字形コネクタを部品単体で示す斜視図。 同コネクタの断面図。 同コネクタの側面図。 同コネクタの曲がり部の断面を示し、(a)~(e)は、それぞれ図12のA-A線、B-B線、C-C線、D-D線、E-E線に沿った断面図。 第4実施例のL字形コネクタを部品単体で示す斜視図。 同コネクタの断面図。 同コネクタの側面図。 同コネクタの曲がり部の断面を示し、(a)~(e)は、それぞれ図16のA-A線、B-B線、C-C線、D-D線、E-E線に沿った断面図。 L字形コネクタの曲げ加工工程に用いる装置の説明図。 同装置の分解説明図。 曲げR型の(a)平面図および(b)そのb-b線に沿った断面図。 曲げ加工工程の工程説明図。
以下、この発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、この発明に係る熱交換器の一実施例として、例えば自動車用内燃機関の潤滑用オイルを冷却水との熱交換により冷却するオイルクーラを示している。なお、以下では、理解を容易にするために必要に応じて図1の姿勢を基準として「上」「下」の用語を用いるが、実際のオイルクーラの使用時には、図1の取付姿勢に限定されるものではない。
オイルクーラは、比較的厚い板状の底部プレート2の上に、多数の薄板状のコアプレート5をフィンプレート(図示せず)とともに積層してなるコア部1が載置され、かつこのコア部1の上に、コアプレート5よりも厚い頂部プレート4が重ねられた構成となっている。そして、頂部プレート4に、冷却水入口および冷却水出口となる2本のコネクタ6,7が取り付けられている。これらのコネクタ6,7は、断面円形の金属管からなり、基端部が頂部プレート4からコアプレート5の積層方向に沿って垂直に立ち上がっているとともに、円弧形に湾曲した曲がり部6a,7aを介して頂部プレート4と平行に延びるように略L字形に曲げられており、先端部6b,7bがコア部1の外形よりも外側に位置するように長く延びている。なお、図示例では、2つのコネクタ6,7は、互いに同一の構成であり、先端部6b,7bが互いに反対方向を指向するように配置されている。
オイルクーラの各構成部品(つまり、コアプレート5、底部プレート2、頂部プレート4、コネクタ6,7)は全てアルミニウム系材料にて構成されており、所定の状態に組み立てた後に治具で保持したまま炉内で加熱することにより各部一体にろう付けされている。なお、ろう材の供給手法としては、コアプレート5等を、アルミニウム系材料からなる母材の表面にろう材(例えば母材よりも融点が低いアルミニウム系材料)をコーティングしたいわゆるクラッド材として形成してもよく、あるいはシート状等とした別のろう材を接合面に配置するようにしてもよい。
コア部1は、基本的な形状が同一の矩形状をなす浅皿状のコアプレート5を図示しないフィンプレートとともに多数積層することで、隣接する2枚のコアプレート5の間に、オイル通路と冷却水通路とを交互に構成するようにしたものであり、コアプレート5としては、実際には細部が異なる複数種のコアプレート5を含み、これらが適宜に組み合わせてある。このコア部1の構成は、特許文献1に開示されているように公知の構成であり、本発明の要部ではないので、その詳細な説明は省略する。コネクタ6,7は、矩形をなすコア部1の対角線上の2箇所に接続されており、その一方から流入した冷却水がコアプレート5間の複数の冷却水通路を流れた上で、他方から流出する。熱交換の対象となるオイルのオイル入口およびオイル出口は、コア部1の残りの対角線上の2箇所に対応して底部プレート2に設けられており、オイル入口から流入したオイルがコアプレート5間の複数のオイル通路を流れた上でオイル出口から流出する。これにより、オイルと冷却水との間で熱交換がなされる。
図示例のコアプレート5は、周縁にテーパ状に立ち上がった側壁部5aを有する構成であり、上下方向に積層された各コアプレート5の側壁部5aが互いにろう付けされることで、各段のオイル通路および冷却水通路の周囲が密封されている。上記側壁部5aは、各々斜め上方へ向かって延びており、従って、最上部のコアプレート5では、四方を囲むように当該コアプレート5の上面から上方へ突出している。最上部のコアプレート5の上に重ねられる頂部プレート4は、最上部のコアプレート5の四辺の側壁部5aの内周側に位置しており、その板厚は、側壁部5aの上方への突出量よりも小さい。従って、頂部プレート4は、側壁部5aの中に落とし込まれた形となっており、その周囲がコアプレート5の側壁部5aでもって囲まれている。なお、本発明においては、コア部1は、必ずしも図示例の構成に限定されるものではない。
コネクタ6,7は、一端部が頂部プレート4にかしめ止めされた上でろう付けされている。頂部プレート4の2箇所の角部には、コネクタ6,7を取り付けるための円筒状(詳しくはテーパ筒状)のコネクタ取付ボス部10,11が取付孔(図示せず)を囲むようにして上方へ突出して形成されている。また、先端開口縁がコネクタ取付ボス部10,11内の取付孔に挿入されるコネクタ6,7の一端部には、予め円環状に膨出部12,13が加工形成されており、コネクタ取付ボス部10,11内に挿入されたコネクタ6,7の先端を頂部プレート4の下面側から拡開変形させることで、コネクタ6,7が頂部プレート4にかしめ止めされている。
図2~図4は、頂部プレート4にかしめ止めする前のコネクタ6を部品単体で示している。なお、他方のコネクタ7も同様の構成であるので、以下では、コネクタ6を代表として説明する。図示するように、コネクタ6は、頂部プレート4への取付前に予めL字形に曲げられている。このコネクタ6は、アルミニウムの断面真円形の管を母材としており、頂部プレート4に取り付けられる側の一端部に上述の膨出部12が円環状に形成されている。この膨出部12からさらに延びた先端開口縁14は、かしめ止めの際に頂部プレート4の下面側で拡開変形される部分となる。また、図示せぬチューブが挿入される他端部には、挿入されたチューブを確実に保持するための2つの円環状のビード15,16が膨出形成されている。
曲がり部6aは、膨出部12とビード16との間で、90°曲がるように円弧形に湾曲して形成されている。膨出部12およびビード16に近い部分は、それぞれ比較的に短い直管部6c,6dとなっており、曲がり部6aの両端はこれら直管部6c,6dに滑らかに連続している。
ここで、曲がり部6aは、図5に示すような異形断面形状を有している。図5(c)は、曲がり部6aの中央部つまり図4のC-C線に沿った断面を示しているが、このC-C断面においては、略180°の半円形をなす円弧形部21と、この円弧形部21の両端に連続した一対の直線部22aを曲率半径の小さな円弧からなる頂部22bで接続した略V字形をなすV字形部22と、から断面が構成されている。円弧形部21は、曲がり部6aの外周側部分を構成し、V字形部22は、曲がり部6aの内周側部分を構成している。このような断面形状は、母材となる断面真円形の管を円筒状の型の外周に沿って曲げ加工する際に、型の外周面にV字形部22に対応した断面V字形の凹溝を予め設けておき、この凹溝の中に母材を押し込むようにしつつ曲げることによって形成される。加工工程の詳細については後述する。従って、円弧形部21は、基本的に母材の半径と略等しい半径の円弧を保持している。この第1実施例では、V字形部22は、75°の頂角を有している。
図5(b),(d)は、図4のB-B線およびD-D線に沿った断面であり、また図5(a),(e)は、A-A線およびE-E線に沿った断面である。これらの図に示すように、曲がり部6aの断面形状は、直管部6c,6dにおける真円形断面から上述した曲がり部6a中央の図5(c)の断面形状へと徐々に変化する。基本的には、直管部6c,6dに近付くに従って直線部22aが短くなってV字形部22の大きさが小さくなり、円弧形部21が占める範囲が大きくなる。なお、図示例ではV字形部22の頂角が一定となっているが、直管部6c,6dに近いほど頂角を拡げるようにしてもよい。
図2~図4に示したコネクタ6の中心線CLは、曲がり部6aにおいては、円弧形部21の曲率半径の中心に沿っている。換言すれば、母材の中心線に相当する。この湾曲した中心線CLを含む平面を中心としてV字形部22は対称に構成されている。
このような断面形状を有するコネクタ6においては、内周側部分のV字形部22の存在によって曲がり部6aの断面係数が高くなり、曲げ方向に沿った外力(つまり中心線CLを含む平面に沿った外力)に対する曲がり部6aの強度が高くなる。
また、曲がり部6aにおける流体(例えば冷却水)の流れとしては、V字形部22によって内周側の流路がV字形に狭められるため、内周側が半円形断面である場合に比べて内周側部分での流速が高くなる。従って、遠心力によって流速が高くなる傾向を有する外周側部分と内周側部分との流速差が小さくなり、外周側部分で流速が高くなることに起因した圧力損失や内部腐食が抑制される。
次に、図6~図9は、コネクタ6の第2実施例を示している。この第2実施例は、V字形部22の頂角を60°としたものであり、図9(c)に曲がり部6a中央のC-C断面を示すように、略半円形をなす円弧形部21とV字形部22とで異形の断面形状が構成されている。この第2実施例では、頂角が60°と狭いことから、前述した第1実施例に比較してV字形部22がより細長い断面形状となる。
図10~図13は、コネクタ6の第3実施例を示している。この第3実施例は、V字形部22の頂角を90°としたものである。従って、V字形部22は比較的幅広な構成となる。また、円弧形部21は、180°を越えて拡がっている。
図14~図17は、コネクタ6の第4実施例を示している。この第4実施例は、V字形部22の頂角を90°よりも大きな125°としたものである。従って、V字形部22は幅広な構成となっており、円弧形部21は180°を越えて拡がっている。
このように頂角が広いものでは、断面形状の縦横比が真円形と大差のないものとなるが、やはり内周側に直線部22aを接続したV字形部22が存在することで、曲げ方向の荷重に対する強度が向上する。
なお、図1の実施例では、2本のコネクタ6,7がいずれもL字形に曲がっているが、いずれか一方がL字形をなし他方は直線状をなしている構成の熱交換器においても本発明は適用が可能である。
次に、図18~図21を参照して、上記のような異形断面のL字形コネクタ6,7を形成する曲げ加工工程について説明する。
図18は、曲げ加工を行う曲げ加工装置の構成を直管状のコネクタ6(つまり曲げ加工前のワークとなるコネクタ6)をセットした状態で示した説明図であり、図19は、この装置の構成要素を分解して示した説明図である。これらの図に示すように、曲げ加工装置は、ワークとなる直管状のコネクタ6の曲がり部6aに相当する箇所を互いに対向する2方向から挟み込む曲げR型31および曲げ型32と、初期状態では曲げ型32に並んで固定状態に配置される抑え型33と、ワークとなる直管状のコネクタ6の中に挿入される芯金34と、を備えて構成されている。
曲げR型31は、半円筒形の半円部31aと長方形状をなす矩形部31bとが一体となった形状をなし、半円部31aの曲率半径の中心に回転軸35を備えている。この曲げR型31の外周面には、図20に示すように、所望のV字形部22の頂角に対応した断面V字形をなす凹溝36が設けられている。また、曲げ型32は、曲げR型31とともにコネクタ6の先端側の直管部6dを挟持するものであり、コネクタ6外周面に接する面は凹んだ円筒面(図示せず)となっていることが望ましい。この曲げ型32は、曲げR型31と一体となって回転軸35を中心として回転するように構成されている。また、曲げ型32は、曲げR型31の矩形部31bの一方の側面に対向している。
なお、図示例では、真円状の母材にビード15,16を加工した後に曲げ加工を行うようになっており、ビード16部分を両側から挟む曲げR型31および曲げ型32にそれぞれビード16を受ける切欠溝37,38が設けられている。
抑え型33は、曲げ加工時にワークとなる直管状のコネクタ6を保持するためのものであり、曲げ加工時の反力を受けるように堅固に固定されている。コネクタ6外周面に接する面は、やはり凹んだ円筒面(図示せず)となっていることが望ましい。
芯金34は、ワークとなる直管状のコネクタ6の内周面に極僅かな隙間を介して挿入可能な丸棒状に構成されており、先端部34aは、半球状に丸められている。この芯金34は、図18に示すように、曲げ加工の開始点となる曲げR型31の半円部31aと矩形部31bとの境界付近に先端部34aが位置した状態でもって固定されている。
図21は、上記のように構成された曲げ加工装置による曲げ加工の工程説明図である。図の(a)は、ワークをセットした曲げ加工前の状態を示し、(b)は、曲げ加工の途中の状態を示し、(c)は、曲げ加工が完了した状態を示す。図示するように、ワークとなる直管状のコネクタ6は、直管部6cとなる基端部側の部分が抑え型33と芯金34とによって保持され、先端側のビード16部分が曲げR型31と曲げ型32とで挟持される。この状態から油圧や電動モータを用いた駆動機構によって曲げR型31および曲げ型32が回転軸35を中心として旋回する。これにより、ワークであるコネクタ6は曲げR型31の半円部31aの外周に沿って湾曲していく。このとき、曲がり部6aの内周側部分は、曲げR型31の外周に設けられた断面V字形の凹溝36に沿って変形するので、前述した各実施例のようなV字形部22が内周側に形成される。また、曲がり部6aの外周側部分は、内側の芯金34によって断面形状の変形や潰れが抑制されるので、前述したように基本的に母材の径に沿った円弧形部21が形成される。
1…コア部
2…底部プレート
4…頂部プレート
5…コアプレート
6,7…コネクタ
6a,7a…曲がり部
21…円弧形部
22…V字形部
22a…直線部

Claims (4)

  1. 流体通路を構成する複数のコアプレートを積層してなるコア部と、このコア部の最上部に積層され、かつ上記コアプレートよりも相対的に厚い頂部プレートと、流体の入口もしくは出口として頂部プレートに取り付けられた略L字形に曲がった断面円形の金属管からなるコネクタと、を備え、各部一体にろう付けされてなる熱交換器において、
    上記コネクタの曲がり部における断面形状が、内周側部分と外周側部分とに大別され、曲がり部の内周側部分においては一対の直線部を曲率半径の小さな円弧で接続した略V字形をなし、曲がり部の外周側部分においては円弧形をなしており、
    上記内周側部分における上記一対の直線部は、上記外周部分における円弧形部分の両端に、管断面の外周側へ折れ曲がることなく連続している、ことを特徴とする熱交換器。
  2. 上記曲がり部は、略90°曲がっており、この曲がり部の両端の円形断面から曲がり部の中央部へ向かって断面形状が徐々に変化している、ことを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  3. 上記曲がり部の外周側部分における円弧形部分が半円形をなしている、ことを特徴とする請求項1または2に記載の熱交換器。
  4. 上記曲がり部の内周側部分における略V字形部分の頂角が、60~125°の範囲内にある、ことを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の熱交換器。
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