JP7470792B2 - 基板処理システム、基板処理方法及びコンピュータ記憶媒体 - Google Patents

基板処理システム、基板処理方法及びコンピュータ記憶媒体 Download PDF

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Description

本開示は、基板処理システム基板処理方法及びコンピュータ記憶媒体に関する。
特許文献1には、ウェハの厚み測定方法であって、研削加工中または研削加工後に、ウェハをチャックにバキューム吸着した状態で、ウェハの表面とチャックの表面のそれぞれに2点式インプロセスゲージの一対の接触子を当て、測定された高さの差をウェハの厚みとして計測することが開示されている。
また特許文献2には、加工装置において基板の一の面を保持手段に保持し、前記基板の他の面に向けて、該他の面と略直交する方向にレーザ光を照射し、該レーザ光の一の面からの反射光と他の面からの反射光との干渉波を受光して、該干渉波の波形に基づいて基板の厚みを導出する方法が開示されている。
日本国特開2001-9716号公報 日本国特開2009-50944号公報
本開示にかかる技術は、研削加工中における基板の厚み測定において、接触式厚み測定機構による厚み測定から、非接触式厚み測定機構による厚み測定への切り替えを適切に行う。
本開示の一態様は、基板を処理する基板処理システムであって、前記基板の加工面を研削する研削部と、前記基板の厚みを測定する厚み測定部と、前記厚み測定部の動作を制御する制御部と、を有し、前記厚み測定部は、前記基板の前記加工面と接触して当該基板の厚みを測定する接触式測定機構と、前記基板とは非接触で当該基板の厚みを測定する非接触測定機構と、を備え、前記制御部は、前記研削部による前記基板の研削処理に際して、前記接触式測定機構による前記基板の厚み測定動作の制御を行うことと、前記非接触測定機構による測定可能判定動作の制御を行うことと、を並行して行い、前記測定可能判定動作の制御においては、前記非接触測定機構により取得される一の厚み測定値と、当該一の厚み測定値の1つ前に取得された他の厚み測定値と、の差分値を経時的に連続して算出し、算出された前記差分値が、予め定められた閾値内に複数回連続して収まった場合に前記基板の厚み測定が可能であると判定して、前記非接触測定機構による前記基板の厚み測定動作を開始させる制御を行う。
本開示によれば、研削加工中における基板の厚み測定において、接触式厚み測定機構による厚み測定から、非接触式厚み測定機構による厚み測定への切り替えを適切に行うことができる。
加工される基板の構成の概略を示す側面図である。 加工装置の構成の概略を示す平面図である。 各研削部及びチャックの構成の一例を示す側面図である。 接触式測定機構の構成の概略を示す側面図である。 非接触測定機構の構成の概略を示す側面図である。 接触式測定機構による厚みの測定の様子を示す説明図である。 厚み測定部の切り替えの様子を示す説明図である。 厚み測定部の切り替えの様子を示す説明図である。 非接触測定機構による厚みの測定の様子を示す説明図である。 他の基板処理方法の一例を示す説明図である。
近年、半導体デバイスの製造工程においては、表面に複数の電子回路等のデバイスが形成された半導体基板(以下、単に「ウェハ」という。)に対し、当該ウェハの裏面を研削して、ウェハを薄化することが行われている。ウェハの裏面の研削は、例えば基板保持手段でウェハの表面を保持した状態で当該基板保持手段を回転させながら、ウェハの裏面に研削手段の研削砥石を当接させることにより行われる。
このウェハの研削処理は、製品としてのウェハを目標の厚みに適切に加工するため、当該ウェハの厚みを測定しながら行われる。上述の特許文献1には、研削処理中のウェハの厚みを、2点式インプロセスゲージの接触子の一方をチャック表面、他方をウェハ上面(研削面である裏面)に接触させることでウェハの高さを測定する、接触式の厚み測定手段が開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示されるような接触式の厚み測定手段を用いる場合、ウェハに接触する接触子によってウェハの裏面に損傷を与えるおそれがある。また接触式の厚み測定手段を用いる場合、ウェハの表面に形成されたデバイスを保護するための保護テープの厚みを考慮してウェハの厚みを測定することができず、すなわち、ウェハ自体の厚みを適切に測定することができない。このため従来、特許文献2に開示されるように、ウェハに接触子を接触させることなく、レーザ光の干渉波を用いてウェハ自体の厚みを測定することができる、非接触式の厚み測定手段を用いることが提案されている。
しかしながら、このような非接触式の厚み測定手段には、測定することができるウェハの厚みに制限(検知範囲:例えば5~300μm)があり、ウェハの厚みがこの検知範囲から逸脱している場合には、接触式の厚み測定手段を併用する必要がある。そして、このように接触式と非接触式の厚み測定手段を併用する場合、ウェハの研削処理中に接触式から非接触式への厚み測定手段の切り替えが行われるが、この厚み測定手段の切り替えに際して、ウェハの厚みを安定して測定できないおそれがあった。具体的には、非接触式の厚み測定手段により安定してウェハの厚みを正確に測定できない段階、例えばレーザ光の入射面であるウェハの裏面が荒れている段階で、厚み測定手段を接触式から非接触式に切り替えた場合、ウェハの厚みを正確に測定できないおそれがあった。
本開示にかかる技術は、上記事情に鑑みてなされたものであり、研削加工中における基板の厚み測定において、接触式厚み測定機構による厚み測定から、非接触式厚み測定機構による厚み測定への切り替えを適切に行う。以下、本実施形態にかかるウェハ処理システムとしての加工装置、及びウェハ処理方法について、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素においては、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本実施形態にかかる加工装置1では、基板としてのウェハWの薄化が行われる。ウェハWは、例えばシリコンウェハや化合物半導体ウェハなどの半導体ウェハであり、図1に示すように表面WaにはデバイスDが形成され、更に当該デバイスDを保護するための保護テープTが接着されている。そして加工装置1においてはウェハWの裏面Wbに対して研削などの処理が行われ、これにより当該ウェハWが薄化される。
図2に示すように加工装置1は、搬入出ステーション2と処理ステーション3を一体に接続した構成を有している。搬入出ステーション2では、例えば外部との間で複数のウェハWを収容可能なカセットCが搬入出される。処理ステーション3は、ウェハWに対して所望の処理を施す各種処理装置を備えている。
搬入出ステーション2には、カセット載置台10が設けられている。また、カセット載置台10のY軸正方向側には、当該カセット載置台10に隣接してウェハ搬送領域20が設けられている。ウェハ搬送領域20には、X軸方向に延伸する搬送路21上を移動自在に構成されたウェハ搬送装置22が設けられている。
ウェハ搬送装置22は、ウェハWを保持して搬送する搬送フォーク23を有している。搬送フォーク23は、水平方向、鉛直方向、水平軸回り及び鉛直軸周りに移動自在に構成されている。そして、ウェハ搬送装置22は、カセット載置台10のカセットC、アライメント部50、及び第1の洗浄部60に対して、ウェハWを搬送可能に構成されている。
処理ステーション3では、ウェハWに対して研削や洗浄などの加工処理が行われる。処理ステーション3は、ウェハWの搬送を行う搬送部30、ウェハWの研削処理を行う研削部40、研削処理前のウェハWの水平方向の向きを調節するアライメント部50、研削処理後のウェハWの裏面Wbを洗浄する第1の洗浄部60、及び、研削処理後のウェハWの表面Waを洗浄する第2の洗浄部70を有している。
搬送部30は、複数、例えば3つのアーム31を備えた多関節型のロボットである。3つのアーム31は、それぞれが旋回自在に構成されている。先端のアーム31には、ウェハWを吸着保持する搬送パッド32が取り付けられている。また、基端のアーム31は、アーム31を鉛直方向に昇降させる昇降機構33に取り付けられている。そして、搬送部30は、研削部40の受渡位置A0、アライメント部50、第1の洗浄部60、及び第2の洗浄部70に対して、ウェハWを搬送可能に構成されている。
研削部40には回転テーブル41が設けられている。回転テーブル41上には、ウェハWを吸着保持するチャック42が4つ設けられている。チャック42には例えばポーラスチャックが用いられ、ウェハWの表面Wa(保護テープT)を吸着保持する。チャック42の表面、すなわちウェハWの保持面は、側面視において中央部が端部に比べて突出した凸形状を有している。なおこの中央部の突出は微小であるが、以下の説明の図示においては、説明の明瞭化のためチャック42の中央部の突出を大きく図示する場合がある。
図3に示すように、チャック42はチャックベース43に保持されている。チャックベース43には、各研削部(粗研削部80、中研削部90及び仕上研削部100)とチャック42の相対的な傾きを調整する傾き調整機構44が設けられている。傾き調整機構44はチャック42及びチャックベース43を傾斜させることができ、これにより、加工位置A1~A3の各種研削部とチャック42上面との相対的な傾きを調整できる。なお、傾き調整機構44の構成は特に限定されるものではなく、研削砥石に対するチャック42の相対的な角度(平行度)を調整することができれば、任意に選択できる。
4つのチャック42は、回転テーブル41が回転することにより、受渡位置A0及び加工位置A1~A3に移動可能になっている。また、4つのチャック42はそれぞれ、回転機構(図示せず)によって鉛直軸回りに回転可能に構成されている。
受渡位置A0では、搬送部30によるウェハWの受け渡しが行われる。加工位置A1には粗研削部80が配置され、ウェハWを粗研削する。加工位置A2には中研削部90が配置され、ウェハWを中研削する。加工位置A3には仕上研削部100が配置され、ウェハWを仕上研削する。
粗研削部80は、下面に環状の粗研削砥石を備える粗研削ホイール81、当該粗研削ホイール81を支持するマウント82、当該マウント82を介して粗研削ホイール81を回転させるスピンドル83、及び、例えばモータ(図示せず)を内蔵する駆動部84を有している。また粗研削部80は、図2に示す支柱85に沿って鉛直方向に移動可能に構成されている。
中研削部90は粗研削部80と同様の構成を有している。すなわち中研削部90は、環状の中研削砥石を備える中研削ホイール91、マウント92、スピンドル93、駆動部94、及び支柱95を有している。中研削砥石の砥粒の粒度は、粗研削砥石の砥粒の粒度より小さい。
仕上研削部100は粗研削部80及び中研削部90と同様の構成を有している。すなわち仕上研削部100は、環状の仕上研削砥石を備える仕上研削ホイール101、マウント102、スピンドル103、駆動部104、及び支柱105を有している。仕上研削砥石の砥粒の粒度は、中研削砥石の砥粒の粒度より小さい。
また研削部40の受渡位置A0、及び加工位置A1~A3には、研削処理中のウェハWの厚みを測定するための厚み測定部が設けられている。具体的には、図2に示すように、加工位置A1、A2には接触式の厚み測定機構(以下、「接触式測定機構110」という。)が設けられ、受渡位置A0及び加工位置A2、A3には非接触式の厚み測定機構(以下、「非接触測定機構120」という。)がそれぞれ設けられている。
接触式測定機構110は、図4に示すようにチャック側のハイトゲージ111、ウェハ側のハイトゲージ112、及び算出部113を有している。ハイトゲージ111はプローブ114を備え、プローブ114の先端がチャック42の表面、すなわちウェハWの保持面に接触することで、当該保持面の高さ位置を測定する。ハイトゲージ112はプローブ115を備え、プローブ115の先端がウェハWの加工面である裏面Wbに接触し、当該裏面Wbの高さ位置を測定する。算出部113は、ハイトゲージ112の測定値からハイトゲージ111の測定値を差し引くことで、ウェハWの全体厚みを算出する。なお、ウェハWの全体厚みとは、ウェハWの本体厚みに、デバイスDの厚み、及び保護テープTの厚みを足したものである。なお、接触式測定機構110によるウェハWの厚み測定範囲は、例えば0~2000μmである。
なお、このように接触式測定機構110はハイトゲージ111、112をそれぞれチャック42の表面、及びウェハWの裏面Wbに接触させることでウェハWの全体厚みを算出する。しかしながら、接触式測定機構110で算出される厚みデータはこの全体厚みに限られるものではなく、例えば保護テープTやデバイスDの厚みが既知である場合には、測定された全体厚みから保護テープTやデバイスDの厚みを更に差し引き、ウェハWの本体厚みを算出してもよい。
非接触測定機構120は、図5に示すようにセンサ121と算出部122を有している。センサ121には、ウェハWに接触せずに当該ウェハWの本体厚みを測定するセンサが用いられ、例えば白色共焦点(コンフォーカル)式の光学系センサが用いられる。センサ121は、ウェハWに対して所定の波長帯域を有する光を照射し、さらにウェハWの表面Waから反射した反射光と、裏面Wbから反射した反射光とを受光する。算出部122は、センサ121で受光した両反射光に基づいて、ウェハWの本体厚みをパルスデータとして算出する。なお、非接触測定機構120によるウェハWの厚み測定範囲は、例えば5~300μmである。
なお、接触式測定機構110及び非接触測定機構120の構成は本実施形態には限定されず、任意の構成をとることができる。例えば、本実施形態においては非接触測定機構120のセンサ121には白色共焦点式の光学系センサが用いられたが、非接触測定機構120の構成はこれに限定されず、ウェハWの本体厚みを非接触で測定するものであれば任意の測定機構を用いることができる。また、センサ121は、複数設けられていてもよい。また、センサ121から照射される光も特に限定されるものではなく、反射光としてセンサ121で受光できれば、パルス光であってもよく、又は連続光であってもよい。
本実施形態においては、上述のように加工位置A2に厚み測定部として接触式測定機構110と非接触測定機構120の両方が設けられている。そして該加工位置A2においては、後述するように研削処理中のウェハWの厚みや加工面(裏面Wb)の状態に応じて厚み測定部の切り替え、すなわち接触式測定機構110から非接触測定機構120への切り替えが行われる。厚み測定部の切り替え動作の詳細については後述する。
以上の加工装置1には制御部130が設けられている。制御部130は、例えばCPUやメモリ等を備えたコンピュータであり、プログラム格納部(図示せず)を有している。プログラム格納部には、加工装置1におけるウェハWの加工処理を制御するプログラムが格納されている。またプログラム格納部には、上述の加工位置A2における厚み測定部の切り替え動作を制御するプログラムが更に格納されている。なお、上記プログラムは、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体Hに記録されていたものであって、当該記憶媒体Hから制御部130にインストールされたものであってもよい。
次に、以上のように構成された加工装置1を用いて行われるウェハ処理方法について説明する。
先ず、ウェハWを複数収納したカセットCが、搬入出ステーション2のカセット載置台10に載置される。次に、ウェハ搬送装置22の搬送フォーク23によりカセットC内からウェハWが取り出され、処理ステーション3のアライメント部50に搬送される。アライメント部50では、ウェハWに形成されたノッチ部(図示せず)の位置を調節することで、ウェハWの水平方向の向きが調節される。
水平方向の向きが調節されたウェハWは、次に、搬送部30によりアライメント部50から搬送され、受渡位置A0のチャック42に受け渡される。続いて、回転テーブル41を回転させて、チャック42を加工位置A1~A3に順次移動させ、ウェハWの裏面に対して各種研削処理(粗研削、中研削及び仕上研削)を施す。また、研削部40における各種研削処理は、上述のようにウェハWを所望の厚みに研削するため、厚み測定部(接触式測定機構110及び非接触測定機構120)を用いてウェハWの厚みを測定しながら行われる。
研削部40における各種研削処理、及びウェハWの厚み測定方法について具体的に説明する。
加工位置A1では、図6に示すように接触式測定機構110のハイトゲージ111のプローブ114をチャック42の表面、ハイトゲージ112のプローブ115をウェハWの裏面Wbにそれぞれ接触させた状態で、粗研削部80を用いてウェハWの裏面Wbを粗研削する。上述したように、ウェハWの厚みを測定する際には、当該ウェハWの裏面Wbに損傷を与えず、またデバイスDや保護テープTの厚みを除いたウェハW自体の厚みを測定可能な非接触測定機構120を用いることが好ましい。しかしながら非接触測定機構120は、接触式測定機構110と比較してウェハWの厚み測定範囲が狭く、研削部40に搬入された直後のウェハWの厚みを測定することができない。そこで加工位置A1における粗研削処理においては、例えば非接触測定機構120により厚み測定を行うことができる厚み(例えば5~300μm)まで、ウェハWの厚みを減少させる。
ウェハWが所望の厚みまで粗研削されると、回転テーブル41を回転させて、チャック42(ウェハW)を加工位置A2に移動させる。
加工位置A2では、先ず、接触式測定機構110を用いてウェハWの厚みを測定しながら中研削部90を用いてウェハWの裏面Wbを中研削し、その後、かかる中研削の途中で厚み測定部を接触式測定機構110から非接触測定機構120に切り替える。上述したように、ウェハWの厚み測定には非接触測定機構120を用いることが好ましいが、粗研削直後の裏面Wbの粗度が大きい状態で非接触測定機構120を用いた場合、当該裏面Wbからの反射光にばらつきが生じ、安定した測定結果を得られないおそれがある。
そこで本実施形態において加工位置A2では、中研削処理の初期においては接触式測定機構110によるウェハWの厚み測定と、非接触測定機構120による厚み測定の可否の判定(以下、非接触測定機構120の「測定可能判定」という。)を並行して行う。そして、中研削処理の進行により粗研削後の裏面Wbの粗度が改善(前研削処理)され、非接触測定機構120による厚み測定を適切に実施できると判定されると非接触測定機構120による厚み測定を開始し、その後、接触式測定機構110による厚み測定を終了する。
具体的には、本実施形態にかかる加工装置1の加工位置A2においては、先ず図7(a)に示すように、加工位置A1の粗研削処理と同様の方法、すなわち接触式測定機構110により厚み測定を行いながら、ウェハWの裏面Wbを中研削する(図8のプロセスP1)。なお、図8(a)は、加工位置A2における接触式測定機構110及び非接触測定機構120のそれぞれにおけるウェハWの厚み測定結果の一例を示している。また図8(b)は、図8(a)における非接触測定機構120の測定結果の一例の詳細を示している。
ウェハWの厚みが裏面Wbの粗度を改善するための所望の厚みまで減少されると、次に、図7(b)に示すように裏面Wbの中研削、及び接触式測定機構110による厚み測定を継続しながら、非接触測定機構120の測定可能判定を開始する(図8のプロセスP2)。非接触測定機構120の測定可能判定は、センサ121から照射された光の、ウェハWの表面Wa及び裏面Wbからの反射光に基づいて算出された、ウェハWの本体厚みのパルスデータを用いて行われる。具体的には、例えば図8に示すように、算出部122において算出された一の本体厚みデータd(n)と、直前に算出された他の本体厚みデータd(n-1)の差分値が、予め定められた閾値内に複数回連続的に収まった場合に、非接触測定機構120による正確な厚み測定が可能になったと判定する。換言すれば、連続的に算出される本体厚みデータの経時バラつきが小さくなると、非接触測定機構120により測定される本体厚みが測定結果として信用できるデータであると判断し、非接触測定機構120による正確な厚み測定が可能になったと判定する。
本実施形態においては、このように裏面Wbの粗度を中研削により改善した後に、非接触測定機構120の測定可能判定を行う。裏面Wbの粗度が大きい状態で測定可能判定を開始した場合、上述したように非接触測定機構120の反射光(測定される厚みデータ)にバラつきが生じ、安定した測定可能判定を行うことができない。すなわち、例えば測定された厚みデータにばらつきが生じ、測定された厚みデータが偶然に閾値内に収まり、非接触測定機構120による正確な厚み測定が実施できないタイミングで、正確な厚み測定が可能になったと誤判定するおそれがある。この点、このように裏面Wbの粗度を改善して、測定される厚みデータのバラつきが小さくなった後に測定可能判定を行うことにより、この測定可能判定における誤判定の発生リスクを低減することができる。
また、測定された厚みデータが閾値内に収まったか否かの判定を、上述したように連続的に複数回に収まった場合に行うことにより、このような測定可能判定における誤判定の発生リスクを更に適切に低減することができる。
なお、判定に用いる閾値として用いられるデータとしては、例えば中研削部90の研削砥石の下降速度による、非接触測定機構120による測定周期当たりのウェハWの研削量等を用いることができる。かかる場合、用いられる閾値としては、例えばこの測定周期当たりのウェハWの研削量±1μmとすることができる。
ただし、閾値として用いるデータはこの「測定周期当たりの研削量」に限定されるものではなく、任意のデータを閾値として用いることができ、また、閾値とするデータ値も当然に任意の値とすることができる。例えば、非接触測定機構120による厚みの測定値を、接触式測定機構110による厚みの測定値と比較することにより測定可能判定を行ってもよい。換言すれば、接触式測定機構110によるウェハWの厚みの測定結果を、閾値として用いてもよい。
また、非接触測定機構120による測定が可能になったと判定するための、差分値が閾値内に収まる連続回数も特に限定されるものではなく、2回以上の任意の回数に決定することができる。ただし、上述のような測定可能判定における誤判定の発生リスクを低減する観点からは、この連続回数は多い方が好ましい。
非接触測定機構120による測定が可能になったと判定されると、測定可能判定処理を終了し、非接触測定機構120により算出される厚みデータのウェハWの厚みとしての利用を開始する。そして、非接触測定機構120による厚み測定が開始されると、その後、図7(c)に示すようにプローブ114、115を離接させることにより接触式測定機構110によるウェハWの厚み測定を停止し(図8のプロセスP3)、これにより加工位置A2における厚み測定部が接触式測定機構110から非接触測定機構120に切り替えられる。
なお、測定可能判定において非接触測定機構120による測定が不可能であると判定された場合、すなわち、連続的に算出される本体厚みデータの経時バラつきが小さくならない場合には、厚み測定部の切り替えを行わずに、ウェハWの中研削処理が継続される。このように厚み測定部の切り替えができなかった場合、当該ウェハWの中研削処理の終了直後にエラーを発報してもよいし、接触式測定機構110を用いて研削処理を継続してもよい。
厚み測定部が接触式測定機構110から非接触測定機構120に切り替えられると、その後、加工位置A2における中研削処理が更に継続される。そして、ウェハWが目標の厚みまで中研削されると終点として検知され、中研削部90の研削送り、及び研削を終了する。その後、回転テーブル41を回転させて、チャック42(ウェハW)を加工位置A3に移動させる。
加工位置A3では、図9に示すように非接触測定機構120によりウェハWの本体厚みを測定しながら、仕上研削部100を用いてウェハWの裏面Wbを仕上研削する。加工位置A3では、粗研削部80及び中研削部90においてウェハWの厚みが充分に減少され、また裏面Wbの粗度が改善されているため、適切に非接触測定機構120による厚み測定を行うことができる。
ウェハWの仕上研削処理が完了すると、次に、回転テーブル41を回転させてチャック42を受渡位置A0に移動させる。受渡位置A0では、ウェハWを回転させながら非接触測定機構120によりウェハWの中央部付近と、周縁部付近を含む複数点の本体厚みが測定され、これにより当該ウェハWの平坦度(TTV:Total Thickness Variation)が算出される。
続いてウェハWは、搬送部30により受渡位置A0から第2の洗浄部70に搬送され、搬送パッド32に保持された状態でウェハWの表面Waが洗浄される。
次にウェハWは、搬送部30により第2の洗浄部70から第1の洗浄部60に搬送され、洗浄液ノズル(図示せず)を用いて、ウェハWの表面Wa及び裏面Wbが洗浄される。
その後、すべての処理が施されたウェハWは、ウェハ搬送装置22の搬送フォーク23によってカセット載置台10のカセットCに搬送される。こうして、加工装置1における一連のウェハ処理が終了する。
以上、本実施形態にかかるウェハ処理によれば、測定可能判定において非接触測定機構120による正確な厚み測定が可能であると判定された後に、非接触測定機構120による算出データのウェハWの厚みとしての利用を開始し、その後、厚み測定部を接触式測定機構110から非接触測定機構120に切り替える。このため、厚み測定部の切り替えに際してウェハWの厚み測定を安定して継続することができる。
またこのとき、測定可能判定では非接触測定機構120で連続して取得される本体厚みのデータの差分値が、閾値内に連続的に複数回収まった場合に、当該非接触測定機構120による正確な厚み測定が可能になったと判定する。このように、非接触測定機構120による正確な厚み測定が可能であるか否かを、本体厚みのデータの差分値が閾値内に複数回連続して収まった後に行うことにより、測定データのバラつきに起因する測定可能判定の誤判定の発生リスクが低減することができる。すなわち、接触式測定機構110から非接触測定機構120への動作切り替えを、非接触測定機構120により測定される本体厚みが測定結果として信用できるデータであると判断された後に適切に行うことができる。
また本実施形態においては、測定可能判定をウェハWの中研削により裏面Wbの粗度が改善された後に開始する。これにより、非接触測定機構120の測定可能判定における誤判定のリスクを低減することができ、すなわち接触式測定機構110から非接触測定機構120への動作切り替えを更に適切に行うことができる。
また本実施形態によれば、以上の厚み測定部の切り替え動作を、オペレータによる動作を介することなく、測定されたパルスデータに基づいて自動化して行うことができる。これにより、オペレータの動作を介することによる不具合の発生を抑制できるとともに、加工装置1における研削処理にかかるスループットを適切に向上することができる。
なお、以上の実施形態においてはウェハWの裏面Wbの粗度を改善した後に非接触測定機構120の測定可能判定を行うためのウェハWの厚み測定を開始したが、このウェハWの厚み測定は中研削処理と同時に開始してもよい。また、当該測定可能判定を中研削処理と同時に開始してもよい。かかる場合であっても、非接触測定機構120によるウェハWの厚み測定を、非接触測定機構120で取得される本体厚みのデータの差分値が閾値内に複数回連続して収まった後に開始することで、適切に厚み測定部の切り替えを行うことができる。
また以上の実施形態においては、加工位置A1の粗研削部80によりウェハWの厚みを非接触測定機構120の厚み測定範囲(例えば5~300μm)まで減少させた後、ウェハWを加工位置A2に移動させた。しかしながら、加工位置A2に投入されるウェハWの厚みはこれに限定されるものではなく、非接触測定機構120の厚み測定範囲よりも大きい厚み(例えば300μm超)で、ウェハWを加工位置A2に投入してもよい。かかる場合、加工位置A2の中研削部90によりウェハWの厚みを非接触測定機構120の厚み測定範囲まで減少(前研削処理)させた後、非接触測定機構120の測定可能判定を開始させる。
また、以上の実施形態においては研削部40が3軸構成(粗研削部80、中研削部90、仕上研削部100)である場合を例に説明を行ったが、研削処理において厚み測定部の切り替え動作を必要とするものであれば、研削部40の構成はこれに限定されるものではない。例えば研削部は、粗研削部80(又は中研削部90)と仕上研削部100のみが設けられた2軸構成であってもよいし、1つの研削部のみが設けられた1軸構成であってもよい。
また更に、以上の実施形態においては、加工装置1の研削部40においてウェハWの裏面Wbに研削処理を施して薄化する場合を例に説明を行ったが、ウェハWの薄化方法もこれに限定されるものではない。具体的には、図10(a)に示すようにウェハWの内部にレーザ光(例えばYAGレーザ)を照射することにより改質層Mを形成し、図10(b)に示すように当該改質層Mを基点としてウェハWを分離して薄化する場合であっても、本開示に係る技術を適用することができる。このように改質層Mを基点としてウェハWの分離を行った場合、ウェハWの分離面は残存する改質層M(ダメージ層)の影響により粗度が大きく、非接触測定機構120による厚み測定を正確に行うことができないおそれがある。そこで、図10(c)に示したように、ダメージ層を除去するための研削処理において、先ず、接触式測定機構110による厚み測定を行いながら非接触測定機構120の測定可能判定を行い、分離面の粗度の改善後(ダメージ層の除去後)、非接触測定機構120への切り替えを行う。
なお以上の実施形態においては、非接触測定機構120のセンサ121から光を照射し、当該光のウェハWからの反射光に基づいて算出されるパルスデータに基づいて、測定可能判定を行った。しかしながら、測定可能判定に用いられるデータはパルスデータに限られるものではなく、例えば連続光の反射光により算出される連続データに基づいて、測定可能判定を行ってもよい。かかる場合、当該測定可能判定は、上記実施形態のように本体厚みデータの差分値が閾値内に複数回連続的に収まったか否か、を判定に用いることに代え、算出された本体厚みデータが所望の時間で閾値内に収まり続けたか否か、を判定に用いることができる。
なお以上の実施形態においては、図1に示したように基板としてのウェハWが、表面WaにデバイスD、保護テープTを有する単ウェハである場合を例に説明を行ったが、ウェハWの構成も上記実施形態に限定されるものではない。具体的には、表面にデバイスが形成された第1のウェハと、第2のウェハとが相互に接合された重合ウェハにおいて、第1のウェハを薄化する場合においても、本開示に係る技術を適用することができる。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲及びその主旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
1 加工装置
40 研削部
110 接触式測定機構
120 非接触測定機構
130 制御部
W ウェハ
Wb 裏面

Claims (14)

  1. 基板を処理する基板処理システムであって、
    前記基板の加工面を研削する研削部と、
    前記基板の厚みを測定する厚み測定部と、
    前記厚み測定部の動作を制御する制御部と、を有し、
    前記厚み測定部は、
    前記基板の前記加工面と接触して当該基板の厚みを測定する接触式測定機構と、
    前記基板とは非接触で当該基板の厚みを測定する非接触測定機構と、を備え、
    前記制御部は、
    前記研削部による前記基板の研削処理に際して、前記接触式測定機構による前記基板の厚み測定動作の制御を行うことと、前記非接触測定機構による測定可能判定動作の制御を行うことと、を並行して行い、
    前記測定可能判定動作の制御においては、
    前記非接触測定機構により取得される一の厚み測定値と、当該一の厚み測定値の1つ前に取得された他の厚み測定値と、の差分値を経時的に連続して算出し、
    算出された前記差分値が、予め定められた閾値内に複数回連続して収まった場合に前記基板の厚み測定が可能であると判定して、前記非接触測定機構による前記基板の厚み測定動作を開始させる制御を行う、基板処理システム。
  2. 前記制御部は、前記非接触測定機構による厚み測定動作の開始後、前記接触式測定機構を前記加工面から離接して、前記接触式測定機構による厚み測定動作を停止させる制御を行う、請求項1に記載の基板処理システム。
  3. 前記制御部は、前記接触式測定機構による前記基板の厚み測定結果を前記閾値として用いる制御を行う、請求項1又は2に記載の基板処理システム。
  4. 前記制御部は、
    前記非接触測定機構による測定可能判定動作に先立って、前記研削部により前記加工面の前研削処理を行うように、前記研削部の動作を制御する、請求項1~3のいずれか一項に記載の基板処理システム。
  5. 前記制御部は、前記前研削処理に際して、前記接触式測定機構により前記基板の厚み測定動作を行うように、前記厚み測定部の動作を制御する、請求項4に記載の基板処理システム。
  6. 前記前研削処理においては、前記非接触測定機構による検知範囲内の厚みを有する前記基板の前記加工面を予め定められた厚みで研削し、当該加工面の粗度を向上させる、請求項4又は5に記載の基板処理システム。
  7. 前記前研削処理においては、前記非接触測定機構による検知範囲外の厚みを有する前記基板の前記加工面を、当該基板の厚みが検知範囲内に到達するまで研削する、請求項4又は5に記載の基板処理システム。
  8. 基板を処理する基板処理方法であって、
    前記基板の加工面を研削することと、
    前記加工面の研削と並行して、接触式測定機構を用いて前記基板の厚みを測定することと、
    前記加工面の研削及び接触式測定機構による厚み測定と並行して、非接触測定機構により前記基板の厚みが測定可能か否かを判定することと、
    前記非接触測定機構の測定可能判定結果に基づいて、当該非接触測定機構による前記基板の厚み測定を開始することと、を含み、
    前記非接触測定機構の測定可能判定においては、
    前記非接触測定機構により取得される一の厚み測定値と、当該一の厚み測定値の1つ前に取得された他の厚み測定値と、の差分値を経時的に連続して算出し、
    算出された前記差分値が、予め定められた閾値内に複数回連続して収まった場合に前記基板の厚み測定が可能であると判定する、基板処理方法。
  9. 前記非接触測定機構による前記基板の厚み測定の開始後、前記接触式測定機構による前記基板の厚み測定を停止させる、ことを含む、請求項8に記載の基板処理方法。
  10. 前記接触式測定機構による前記基板の厚み測定結果を前記閾値として用いる、請求項8又は9に記載の基板処理方法。
  11. 前記非接触測定機構の測定可能判定に先立って、前記加工面の前研削処理を行い、
    前記加工面の前研削処理においては、前記接触式測定機構による前記基板の厚み測定を行う、請求項8~10のいずれか一項に記載の基板処理方法。
  12. 前記前研削処理においては、前記非接触測定機構による検知範囲内の厚みを有する前記基板の前記加工面を予め定められた厚みで研削し、当該加工面の粗度を向上させる、請求項11に記載の基板処理方法。
  13. 前記前研削処理においては、前記非接触測定機構による検知範囲外の厚みを有する前記基板の前記加工面を、当該基板の厚みが検知範囲内に到達するまで研削する、請求項11に記載の基板処理方法。
  14. 基板を処理する基板処理方法を基板処理システムによって実行させるように、当該基板処理システムを制御する制御部のコンピュータ上で動作するプログラムを格納した読み取り可能なコンピュータ記憶媒体であって、
    前記基板処理システムは、
    前記基板の加工面を研削する研削部と、
    前記基板の厚みを測定する厚み測定部と、
    前記厚み測定部の動作を制御する制御部と、を有し、
    前記厚み測定部は、
    前記基板の前記加工面と接触して当該基板の厚みを測定する接触式測定機構と、
    前記基板とは非接触で当該基板の厚みを測定する非接触測定機構と、を備え、
    前記基板処理方法は、
    前記基板の加工面を研削することと、
    前記加工面の研削と並行して、接触式測定機構を用いて前記基板の厚みを測定することと、
    前記加工面の研削及び接触式測定機構による厚み測定と並行して、非接触測定機構により前記基板の厚みが測定可能か否かを判定することと、
    前記非接触測定機構の測定可能判定結果に基づいて、当該非接触測定機構による前記基板の厚み測定を開始することと、を含み、
    前記非接触測定機構の測定可能判定においては、
    前記非接触測定機構により取得される一の厚み測定値と、当該一の厚み測定値の1つ前に取得された他の厚み測定値と、の差分値を経時的に連続して算出し、
    算出された前記差分値が、予め定められた閾値内に複数回連続して収まった場合に前記基板の厚み測定が可能であると判定する、コンピュータ記憶媒体。
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