JP7470717B2 - カテーテル組立体及び結束方法 - Google Patents

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Description

本開示はカテーテル組立体及び結束方法に関する。
先端部に信号送受信部が取り付けられているとともに回転及び進退移動可能な駆動シャフトと、駆動シャフトが挿入されるシースと、を有する画像診断用カテーテルが知られている。画像診断用カテーテルは、超音波などの信号を円滑に送受信するため等の目的で、使用に先立ってシースのルーメンを生理食塩液などのプライミング液で満たすプライミング処理を必要とする場合がある。
例えば、特許文献1には、シースの基端に連結される中継コネクタにプライミング液の注入口を設けることにより、プライミング液の流路抵抗を低減して容易なプライミング処理を可能にした画像診断用カテーテルが記載されている。特許文献1に記載の中継コネクタは、プライミング処理を行うためのシリンジが接続されるポートを備える。プライミング液は、シリンジからポートを介して注入口に至り、この注入口から駆動シャフトが進退移動可能に挿入されるルーメンへと流入する。
特開2017-205430号公報
特許文献1に記載の画像診断用カテーテルでは、中継コネクタのポートにシリンジを接続するため、ハブにシリンジを接続する構成と比較して、プライミング液の流路抵抗を低減できる。しかしながら、中継コネクタのポートに接続されるシリンジは、画像診断用カテーテルを用いた手技中に、医療従事者にとって邪魔になる場合がある。そのため、特許文献1に記載の技術は、手技中の操作性の観点では、依然として改善の余地がある。
本開示は、プライミング液の流路抵抗を低減可能であると共に、手技中の操作性を向上可能な、カテーテル組立体、及び、結束方法、を提供することを目的とする。
本開示の第1の態様としてのカテーテル組立体は、画像診断用カテーテルと、前記画像診断用カテーテルに対して連結される注入管部材と、を含むカテーテル組立体であって、前記画像診断用カテーテルは、生体内に挿入可能な管部材と、前記管部材の近位端部に連結される管保持部材と、遠位端部に信号送受信部を備え、前記管保持部材が区画する中空部を通じて前記管部材内に挿入されており、前記管部材に沿ってカテーテル長手方向に進退移動可能な挿入部材と、を備え、前記管保持部材の前記中空部は、前記挿入部材が挿通されているメインルーメンと、前記メインルーメンと連通口において連通すると共にプライミング液を注入可能な注入ルーメンと、を含み、前記管保持部材は、前記連通口よりも近位側の位置に、前記挿入部材を前記カテーテル長手方向に進退移動させる外部装置に装着可能な装着部を備え、前記注入管部材の一端部は、前記注入ルーメンと流体連通するように前記管保持部材に連結されており、前記注入管部材のうち前記一端部から他端側に向かって延在する部分の少なくとも一部を、前記カテーテル長手方向において前記連通口よりも近位側の位置で、前記管保持部材に結束する結束部材を備える。
本開示の1つの実施形態として、前記結束部材は、前記カテーテル長手方向において、前記連通口との間の距離よりも前記装着部との間の距離が短い位置で、前記注入管部材と前記管保持部材とを結束している。
本開示の1つの実施形態として、前記結束部材は、前記カテーテル長手方向において、前記装着部との間の距離よりも前記連通口との間の距離が短い位置で、前記注入管部材と前記管保持部材とを結束している。
本開示の1つの実施形態として、管保持部材は、前記管部材の近位端部に連結される中継コネクタと、前記装着部を備えるユニットコネクタと、遠位端部が前記中継コネクタに連結され、近位端部が前記ユニットコネクタに連結される外管と、を備え、前記結束部材は、前記注入管部材と、前記中継コネクタ、前記ユニットコネクタ及び前記外管の少なくとも1つと、を結束している。
本開示の1つの実施形態として、前記結束部材は、前記注入管部材が前記外管に沿って延在する状態で、前記注入管部材と、前記中継コネクタ、前記ユニットコネクタ及び前記外管の少なくとも1つと、を結束している。
本開示の1つの実施形態として、前記注入管部材は、前記管保持部材に連結されている前記一端部の位置から他端側に向かって、前記メインルーメンと並行に、又は、前記一端部から他端側に向かうにつれて前記メインルーメンに近づくように、延在している。
本開示の第2の態様としてのカテーテル組立体は、画像診断用カテーテルと、前記画像診断用カテーテルに対して連結される注入管部材と、を含むカテーテル組立体であって、前記画像診断用カテーテルは、生体内に挿入可能な管部材と、前記管部材の近位端部に連結される管保持部材と、遠位端部に信号送受信部を備え、前記管保持部材が区画する中空部を通じて前記管部材内に挿入されており、前記管部材に沿ってカテーテル長手方向に進退移動可能な挿入部材と、を備え、前記管保持部材の前記中空部は、前記挿入部材が挿通されているメインルーメンと、前記メインルーメンと連通口において連通すると共にプライミング液を注入可能な注入ルーメンと、を含み、前記管保持部材は、前記連通口よりも近位側の位置に、前記挿入部材を前記カテーテル長手方向に進退移動させる外部装置に装着可能な装着部を備え、前記注入ルーメンは、前記連通口よりも近位側の位置で、前記メインルーメンに沿って延在する部分を備え、前記注入管部材は、前記注入ルーメンのうち前記メインルーメンに沿って延在する部分の近位端部で、前記注入ルーメンと流体連通するように前記管保持部材に連結されている。
本開示の1つの実施形態として、前記注入ルーメンは、前記カテーテル長手方向において前記連通口との間の距離よりも前記装着部との間の距離が短い位置に、前記注入管部材が連結される連結口を備える。
本開示の1つの実施形態として、管保持部材は、前記管部材の近位端部に連結される中継コネクタと、前記装着部を備えるユニットコネクタと、遠位端部が前記中継コネクタに連結され、近位端部が前記ユニットコネクタに連結される外管と、を備え、前記メインルーメンは、前記中継コネクタ、前記ユニットコネクタ及び前記外管により区画されており、前記注入ルーメンは、前記中継コネクタにより区画されており、前記注入ルーメンのうち前記メインルーメンに沿って延在する部分は、前記外管に沿って延在している。
本開示の第3の態様としての結束方法は、画像診断用カテーテルと注入管部材とを結束する結束方法であって、前記画像診断用カテーテルは、生体内に挿入可能な管部材と、前記管部材の近位端部に連結される管保持部材と、遠位端部に信号送受信部を備え、前記管保持部材が区画する中空部を通じて前記管部材内に挿入されており、前記管部材に沿ってカテーテル長手方向に進退移動可能な挿入部材と、を備え、前記管保持部材の前記中空部は、前記挿入部材が挿通されているメインルーメンと、前記メインルーメンと連通口において連通すると共にプライミング液を注入可能な注入ルーメンと、を含み、前記管保持部材は、前記連通口よりも近位側の位置に、前記挿入部材を前記カテーテル長手方向に進退移動させる外部装置に装着可能な装着部を備え、前記注入管部材の一端部は、前記注入ルーメンと流体連通するように前記管保持部材に連結可能であり、前記注入管部材の前記一端部から他端部側に向かって延在する部分の少なくとも一部を、前記カテーテル長手方向において前記連通口よりも近位側の位置で、前記管保持部材及び前記外部装置の少なくとも一方と結束する。
本開示の1つの実施形態として、前記注入管部材の前記一端部から他端部側に向かって延在する部分の少なくとも一部を、結束部材により、前記管保持部材及び前記外部装置の少なくとも一方に結束する。
本開示の1つの実施形態として、前記注入管部材の前記一端部から他端部側に向かって延在する部分の少なくとも一部を、前記管保持部材及び前記外部装置の少なくとも一方に設けられている固定部に固定することにより、前記管保持部材及び前記外部装置の少なくとも一方に結束する。
本開示の1つの実施形態として、前記注入管部材を、前記カテーテル長手方向において、前記連通口との間の距離よりも前記装着部との間の距離が短い位置で、前記管保持部材に結束する。
本開示の1つの実施形態として、前記注入管部材を、前記カテーテル長手方向において、前記装着部との間の距離よりも前記連通口との間の距離が短い位置で、前記管保持部材に結束する。
本開示の1つの実施形態として、管保持部材は、前記管部材の近位端部に連結される中継コネクタと、前記装着部を備えるユニットコネクタと、遠位端部が前記中継コネクタに連結され、近位端部が前記ユニットコネクタに連結される外管と、を備え、前記注入管部材を、前記中継コネクタ、前記ユニットコネクタ及び前記外管の少なくとも1つに結束する。
本開示の1つの実施形態として、前記注入管部材を、前記外管に沿って延在する状態で、前記中継コネクタ、前記ユニットコネクタ及び前記外管の少なくとも1つに結束する。
本開示によれば、プライミング液の流路抵抗を低減可能であると共に、手技中の操作性を向上可能な、カテーテル組立体、及び、結束方法、を提供することができる。
本開示の一実施形態としてのカテーテル組立体を含む画像診断装置であって、カテーテル組立体が収縮限状態にある場合を示す図である。 図1に示す画像診断装置であって、カテーテル組立体が伸長限状態にある場合を示す図である。 図2に示す伸長限状態での中継コネクタ近傍の断面図である。 図2に示す伸長限状態でのユニットコネクタ近傍の断面図である。 図1に示すカテーテル組立体の画像診断用カテーテルの中継コネクタ及びその近傍を示す斜視図である。 図1に示すカテーテル組立体の一変形例を示す図である。 図1に示すカテーテル組立体の一変形例を示す図である。 図1に示すカテーテル組立体の画像診断用カテーテルにおける管保持部材の一変形例を示す断面図である。
以下、本開示に係るカテーテル組立体及び結束方法について、図面を参照して例示説明する。各図において共通する部材・部位には同一の符号を付している。本明細書では、画像診断用カテーテルの長手方向(以下、「カテーテル長手方向」と記載する。)において、画像診断用カテーテルの生体内に挿入される先端側から、医療従事者により操作される基端側に向かう方向を「近位側」と記載し、画像診断用カテーテルの基端側から先端側に向かう方向を「遠位側」と記載する。
図1、図2は、本開示の一実施形態としてのカテーテル組立体1を含む画像診断装置100を示す図である。具体的に、画像診断装置100は、カテーテル組立体1と、外部装置2と、制御装置3と、表示装置4と、を備える。図1は、カテーテル組立体1が、挿入部材13が外部装置2によって近位側にプルバック操作される前の収縮限状態にある場合を示している。図2は、カテーテル組立体1が、図1の状態から、外部装置2によって挿入部材13を後進限位置まで移動させた後の伸長限状態にある場合を示している。
画像診断装置100は、カテーテル組立体1、外部装置2及び制御装置3により、人体等の生体における血管等の脈管の内部を撮像し、断層画像を生成可能な断層画像情報を取得することができる。また、画像診断装置100は、制御装置3及び表示装置4により、断層画像情報に基づき生成される断層画像などを表示することができる。画像診断装置100の構成は、本実施形態で示す構成に限られない。画像診断装置100において、例えば、制御装置3及び表示装置4が外部装置2に一体化されていてもよい。かかる場合に、画像診断装置100は、カテーテル組立体1及び外部装置2により構成されていてもよい。
図1、図2に示すように、カテーテル組立体1は、画像診断用カテーテル5と、この画像診断用カテーテル5に対して連結される注入管部材6と、画像診断用カテーテル5及び注入管部材6を結束する結束部材7と、を含む。
画像診断用カテーテル5は、生体内に挿入可能な管部材11と、管保持部材12と、挿入部材13と、を備える。管保持部材12は、管部材11の近位端部に連結されている。管保持部材12は、中空部12aを区画している。挿入部材13は、遠位端部に信号送受信部28を備える。また、挿入部材13は、管保持部材12が区画する中空部12aを通じて管部材11内に挿入されている。管保持部材12の中空部12aは、挿入部材13が挿通されているメインルーメン12a1と、このメインルーメン12a1と連通口14において連通すると共にプライミング液を注入可能な注入ルーメン12a2と、を含む。このように、注入ルーメン12a2が管保持部材12に設けられているため、挿入部材13のうち管保持部材12よりも近位側に位置する部分(例えば本実施形態において後述するハブ24など)に注入ルーメン12a2が設けられる構成と比較して、プライミング液の流路抵抗を低減することができる。
また、挿入部材13は、管部材11に沿ってカテーテル長手方向Aに進退移動できる。「進退移動」とは、カテーテル長手方向Aにおいて近位側から遠位側への前進移動と、その反対方向への後進移動と、の両方の移動を意味する。また、管保持部材12は、連通口14よりも近位側の位置に、挿入部材13をカテーテル長手方向Aに進退移動させる外部装置2に装着可能な装着部12bを備える。挿入部材13は、管保持部材12の装着部12bが外部装置2に装着された状態で、外部装置2により、管部材11及び管保持部材12に対してカテーテル長手方向Aに進退移動することができる。本実施形態の画像診断用カテーテル5の詳細は後述する。
注入管部材6の一端部は、上述の注入ルーメン12a2と流体連通するように管保持部材12に連結されている。本実施形態の注入管部材6の詳細は後述する。
結束部材7は、注入管部材6のうち一端部から他端側に向かって延在する部分の少なくとも一部を、管保持部材12に結束する。結束部材7が注入管部材6の一部を管保持部材12に結束する位置は、カテーテル長手方向Aにおいて連通口14よりも近位側の位置である。カテーテル組立体1がこのような結束部材7を備えることで、注入管部材6の一端部が画像診断用カテーテル5の管保持部材12に連結されている状態で、注入管部材6の一端部から他端側に延びる部分が、管保持部材12よりも遠位側に延在し難くなる。これにより、生体内に挿入可能な管部材11に対して注入管部材6が干渉することを抑制できるため、例えば、医療従事者が管部材11を操作する際に、注入管部材6が邪魔になり難い。また、注入管部材6の一端部が画像診断用カテーテル5の管保持部材12に連結されている状態で、注入管部材6の一端部から他端側に延びる部分は、その少なくとも一部が結束部材7により管保持部材12に対して結束される。そのため、注入管部材6は、管保持部材12に対して自由に揺れ動き難くなる。これにより、例えば、医療従事者が手技中に画像診断用カテーテル5を移動させる際などに、注入管部材6が揺れ動いて医療従事者の邪魔になることを抑制できる。本実施形態の結束部材7の詳細は後述する。
このように、カテーテル組立体1は、注入管部材6のうち、管保持部材12に連結されている一端部から他端側に向かって延在する部分の少なくとも一部を、管保持部材12に結束する結束部材7を備える。そのため、カテーテル組立体1によれば、プライミング液の流路抵抗を低減できると共に、手技中の操作性を向上させることができる。
次に、本実施形態の画像診断用カテーテル5の詳細について説明する。
上述したように、本実施形態の画像診断用カテーテル5は、管部材11と、管保持部材12と、挿入部材13と、を備える。画像診断用カテーテル5において、挿入部材13と、管部材11及び管保持部材12とは、伸縮可能なテレスコピック構造を構成している。
具体的に、挿入部材13と、管部材11及び管保持部材12とは、それ以上の収縮が規制される収縮限状態(図1参照)と、それ以上の伸長が規制される伸長限状態(図2参照)との間で伸縮可能である。
本実施形態の管部材11は、補強シャフト19と、シース20と、を備える。本実施形態の管保持部材12は、中継コネクタ21、ユニットコネクタ22及び外管23を備える。また、本実施形態の挿入部材13は、ハブ24、内管25、サポート管26、駆動シャフト27、及び、信号送受信部28を備える。図3は、図2に示す伸長限状態での中継コネクタ21近傍の断面を示す断面図である。図4は、図2に示す伸長限状態でのユニットコネクタ22近傍の断面を示す断面図である。
図1~図3に示すように、本実施形態の管部材11の近位端部は、中継コネクタ21の遠位端部に連結されている。具体的に、本実施形態の管部材11のシース20の近位端部の外周面は、中継コネクタ21の遠位端部の内周面に、溶着などの接合手段によって固着されている。シース20の近位端は、中継コネクタ21の遠位端部における内周面に設けられた円環状の段差面に突き当てられている。シース20の近位端部の外周面上には、キンク抑制用の補強シャフト19が設けられている。シース20の近位端は、補強シャフト19の近位端よりも近位側に飛び出ている。補強シャフト19の内周面は、シース20の近位端部の外周面に溶着などの接合手段によって固着されている。補強シャフト19の近位端部における外周面は、中継コネクタ21の遠位端部における内周面に溶着などの接合手段によって固着されている。
また、図1、図2に示すように、シース20の遠位端には、ガイドワイヤを挿入可能な筒状の案内部20aが設けられている。
管部材11の補強シャフト19及びシース20は、可撓性を有する材料で構成されることが好ましいが、その材料は、特に限定されない。補強シャフト19及びシース20は、例えば、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリイミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマー等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組合せたもの(ポリマーアロイ、ポリマーブレンド、積層体等)を用いてもよい。シース20の外表面には、湿潤時に潤滑性を示す親水性潤滑被覆層を配置してもよい。
本実施形態の管部材11は、補強シャフト19及びシース20により構成されているが、その構成は特に限定されない。したがって、管部材11は、例えば、シース20のみで構成されていてもよい。
図1~図3に示すように、中継コネクタ21の近位端部には外管23の遠位端部が連結されている。図1、図2、図4に示すように、外管23の近位端部にはユニットコネクタ22の遠位端部が連結されている。管部材11の補強シャフト19及びシース20、並びに、管保持部材12の中継コネクタ21、ユニットコネクタ22及び外管23は、相互間で相対的に移動しないように一体化されている。
図1~図3に示すように、中継コネクタ21は、本体部21aと、ポート部21bと、を備える。本体部21aは、カテーテル長手方向Aに貫通する本体中空部を区画している。ポート部21bは、本体部21aから突設されており、本体中空部と連通口14により連なるポート中空部を区画している。
中継コネクタ21の本体部21aの本体中空部には、連通口14より近位側において、本体部21aの内面と、内挿されている挿入部材13のうちサポート管26の外周面と、の間をシールするシール部材16が配置されている。シール部材16としてはXリングが用いられている。シール部材16は、例えばOリングであってもよい。シール部材16を設けることで、プライミング液が連通口14よりも近位側に逆流することを防ぐことができる。図3に示すように、本実施形態の中継コネクタ21は、遠位側の第1部材17と、近位側の第2部材18と、で構成されている。第1部材17及び第2部材18は、相互間にシール部材16を介在させた状態で、螺合することに接続されている。上述のプライミング処理の詳細は後述する。
ユニットコネクタ22及び外管23は、カテーテル長手方向Aに貫通する中空部を区画している。
本実施形態の管保持部材12の中空部12aは、中継コネクタ21の中空部、ユニットコネクタ22の中空部、及び、外管23の中空部、により構成されている。本実施形態の管保持部材12の中空部12aのメインルーメン12a1は、中継コネクタ21の本体部21aの本体中空部、ユニットコネクタ22の中空部、及び、外管23の中空部、により構成されている。本実施形態において、メインルーメン12a1は、中継コネクタ21、ユニットコネクタ22及び外管23に亘って延在している。本実施形態の管保持部材12の中空部12aの注入ルーメン12a2は、中継コネクタ21のポート部21bのポート中空部により構成されている。
本実施形態の注入ルーメン12a2は、中継コネクタ21の本体部21aから突設されているポート部21bのポート中空部により構成されているが、この構成に限定されない。注入ルーメン12a2は、一端が連通口14を介してメインルーメン12a1に連通し、他端が管保持部材12の外部に連通していればよい。したがって、注入ルーメン12a2は、本体部21aから突設されているポート部21bに区画されていなくてもよく、メインルーメン12a1から分岐して、中継コネクタ21の外部まで連通していればよい。更に、本実施形態の注入ルーメン12a2は、中継コネクタ21により区画されているが、管保持部材12を構成する、ユニットコネクタ22などの他の部材により区画されていてもよい。但し、プライミング液の流路抵抗の低減の観点からは、連通口14は管保持部材12の遠位側に設けられることが好ましい。したがって、本実施形態のように、連通口14は、中継コネクタ21に設けられることが好ましい。そのため、注入ルーメン12a2は、中継コネクタ21に区画されていることが好ましい。
本実施形態において、後述する注入管部材6の一端部は、注入ルーメン12a2と流体連通するように、中継コネクタ21のポート部21bに連結される。この詳細は後述する(図3参照)。
また、本実施形態の管保持部材12における、外部装置2に装着可能な装着部12bは、ユニットコネクタ22に設けられている。具体的に、本実施形態の装着部12bは、ユニットコネクタ22に設けられた環状溝である。外部装置2に設けられたクランプ部2mは、ユニットコネクタ22の装着部12bとしての上述の環状溝に嵌り込んだ状態で、ユニットコネクタ22を挟持する。これにより、ユニットコネクタ22が、外部装置2に対して固定される。但し、ユニットコネクタ22の装着部12bは、上述の環状溝に限られず、ユニットコネクタ22を外部装置2に対して固定できる構成であれば、その構成は特に限定されない。
図1、図2に示すように、本実施形態において、ユニットコネクタ22よりも遠位側に位置する外管23は、ユニットコネクタ22の装着部12bが外部装置2に装着されている状態において、ユニットコネクタ22から水平方向に片持ち状に支持される。この状態で、外管23の自由端側(遠位端側)には、外管23に連結されている中継コネクタ21等の自重が加わる。これに対して、外管23は、水平方向に直線状に延在する状態を維持できる。このように、外管23は、水平状態で長手方向の一方端を片持ち状に支持された状態で、他方側に中継コネクタ21等の自重が作用しても、他方側が撓み難い曲げ剛性を有している。これにより、ユニットコネクタ22の装着部12bが外部装置2に装着された状態で、外管23内を内管25が進退移動し易い。また、外管23内を内管25が進退移動する際に、外管23の撓み状態が変動し難いため、外管23の撓み変動によって管部材11及び管部材11内の挿入部材13がカテーテル長手方向Aに意図せずに移動することを抑制できる。その一方で、上述したシース20は、生体内の脈管に沿って柔軟に変形できる可撓性を有することが好ましい。したがって、外管23の曲げ剛性は、上述した管部材11のシース20の曲げ剛性よりも大きいことが好ましい。外管23の曲げ剛性は、5Nm~100Nmであることが好ましく、10Nm~50Nmであることがより好ましい。外管23は、シース20よりも曲げ剛性が大きくなるように、各種樹脂材料により構成可能である。外管23を構成する材料は、特に限定されず、例えば、上述の補強シャフト19及びシース20と同様の材料を用いてもよい。
中継コネクタ21及びユニットコネクタ22の材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン-プロピレン共重合体等のポリオレフィン;エチレン-酢酸ビニル共重合体(EVA);ポリ塩化ビニル;ポリ塩化ビニリデン;ポリスチレン;ポリアミド;ポリイミド;ポリアミドイミド;ポリカーボネート;ポリ-(4-メチルペンテン-1);アイオノマー;アクリル樹脂;ポリメチルメタクリレート;アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体(ABS樹脂);アクリロニトリル-スチレン共重合体(AS樹脂);ブタジエン-スチレン共重合体;ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリシクロヘキサンテレフタレート(PCT)等のポリエステル;ポリエーテル;ポリエーテルケトン(PEK);ポリエーテルエーテルケトン(PEEK);ポリエーテルイミド;ポリアセタール(POM);ポリフェニレンオキシド;変性ポリフェニレンオキシド;ポリサルフォン;ポリエーテルサルフォン;ポリフェニレンサルファイド;ポリアリレート;芳香族ポリエステル(液晶ポリマー);ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、その他フッ素系樹脂;などの各種樹脂材料が挙げられる。
ハブ24の遠位端部には内管25の近位端部が連結されている。内管25の遠位端部にはサポート管26の近位端部が連結されている。ハブ24、内管25及びサポート管26は、相互間で相対的に移動しないように一体化されている。
駆動シャフト27は、管部材11内を延在する、可撓性を有する長尺体で構成されている。駆動シャフト27は、例えば、軸まわりの巻き方向が異なる多層のコイルによって構成される。コイルの材料としては、例えば、ステンレス、Ni-Ti(ニッケル・チタン)合金などが挙げられる。駆動シャフト27の近位端部は、ハブ24に対して、中心軸線O1周りに回転可能に軸支されている。駆動シャフト27の遠位端部には、信号送受信部28が取り付けられている。信号送受信部28は、超音波信号又は光信号などの信号(検査波)を脈管に対して送信するとともにその反射信号を受信可能である。信号送受信部28は、例えば、圧電素子を含む超音波振動子により構成することができる。駆動シャフト27の内部には、外部装置2を介した信号送受信部28と制御装置3との通信を可能にする信号線(図示省略)が設けられている。信号送受信部28は、駆動シャフト27と一体となって、中心軸線O1周りを回転することができる。
駆動シャフト27は、補強シャフト19、シース20、中継コネクタ21、ユニットコネクタ22、外管23、ハブ24、内管25、及び、サポート管26、に挿入されている。
図1、図2に示すように、ハブ24、内管25、サポート管26及び駆動シャフト27は、補強シャフト19、シース20、中継コネクタ21、ユニットコネクタ22及び外管23に対して相対的に、一体となって進退移動可能(つまり、前進移動可能且つ後進移動可能)である。
図1に示すように、本実施形態において、挿入部材13と、管部材11及び管保持部材12と、で構成される上述のテレスコピック構造は、ハブ24の遠位端面がユニットコネクタ22の近位端面に当接することで、収縮限状態となるように構成されている。また、図4に示すように、上述のテレスコピック構造は、内管25の遠位端部に設けられた段差面25aがユニットコネクタ22に内部に設けられた段差面22aに当接することで伸長限状態となるように構成されている。内管25の段差面25a及びユニットコネクタ22の段差面22aは、それぞれ、近位側から遠位側に向けて拡径する環状をなしている。本実施形態において、挿入部材13と、管部材11及び管保持部材12と、で構成される上述のテレスコピック構造は、上述した各種面同士の当接により収縮限状態及び伸長限状態を実現している。しかしながら、ここで示す面とは異なる面同士の当接によって収縮限状態及び伸長限状態を実現するテレスコピック構造としてもよい。
本実施形態の挿入部材13を構成するハブ24、内管25、サポート管26、駆動シャフト27及び信号送受信部28は、上述のテレスコピック構造が収縮限状態となる前進限位置(図1参照)と、上述のテレスコピック構造が伸長限状態となる後進限位置(図2参照)との間で、カテーテル長手方向Aに進退移動可能である。
サポート管26は、駆動シャフト27の外周面上に軸方向に沿って設けられるとともに駆動シャフト27と共にカテーテル長手方向Aに進退移動するように構成されている。サポート管26の遠位端は、後進限位置(図2参照)から前進限位置(図1参照)に移動することにより、連通口14よりも遠位側の位置に移動可能である。サポート管26は、駆動シャフト27の円滑な回転を許容するとともに駆動シャフト27の局所的な変形を抑制することができる程度の僅かな隙間(図示省略)を空けて駆動シャフト27を収容している。したがって、サポート管26は、回転する駆動シャフト27と連通口14との間に介在することにより、駆動シャフト27がトグロ状に変形しながら連通口14に入り込み、ねじ切れたりするなどの作動不良の発生を抑制することができる。
これに対して、図3に示すように、サポート管26の遠位端は、前進限位置(図1参照)から後進限位置(図2参照)に移動することにより、連通口14より近位側の位置に移動可能である。つまり、サポート管26の遠位端は、挿入部材13が後進限位置(図2参照)にある状態で、連通口14より近位側に位置する。この状態でプライミング処理を行うことにより、連通口14からメインルーメン12a1に流入するプライミング液の注入抵抗を低減できる。そのため、プライミング処理を、より円滑に行うことができる。プライミング処理の詳細は後述する。
図4に示すように、サポート管26の近位端部は、内管25の遠位端面に、接着剤で構成されている接着部29によって、固着されている。サポート管26の近位端部と内管25の遠位端部とは、接着剤以外の、溶着等の固着手段によって互いに固着されてもよい。本実施形態のユニットコネクタ22は、雄ねじ部を有する遠位側部材22bと、この雄ねじ部と螺合する雌ねじ部を有する近位側部材22cとで構成されている。しかし、ユニットコネクタ22を構成する部材の数は適宜増減が可能である。
次に、本実施形態の注入管部材6の詳細について説明する。
注入管部材6は、プライミング液を注入する際に使用される。本実施形態の注入管部材6は、中継コネクタ21に一端部が連結される医療用チューブ31により構成されている。本実施形態の注入管部材6を構成する医療用チューブ31の他端部には、医療用メスコネクタ32が取り付けられている。プライミング処理時は、医療用メスコネクタ32に、例えばシリンジなどのプライミング液の供給器具が接続される。この供給器具から注入管部材6としての医療用チューブ31を通じて、中継コネクタ21の注入ルーメン12a2にプライミング液が供給される。注入ルーメン12a2に供給されたプライミング液は、連通口14を介して、メインルーメン12a1に流入し、管部材11のシース20の遠位端部まで供給される。
図3に示すように、本実施形態の注入管部材6は、管保持部材12の中継コネクタ21に連結されている。より具体的に、注入管部材6の一端部は、注入管部材6の中空部が注入ルーメン12a2と流体連通するように、中継コネクタ21の連結口15からポート部21b内に挿入された状態で、ポート部21bに対して固定されている。注入管部材6及びポート部21bは、例えば、接着、溶着等の接合手段により固着されていてもよい。
注入管部材6は、可撓性を有する材料で構成されることが好ましいが、その材料は、特に限定されない。注入管部材6の材料としては、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン-ブタジエンゴム、ニトリルゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、アクリルゴム、エチレン-プロピレンゴム、ヒドリンゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴムのような各種ゴム材料や、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマが挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を混合したものであってもよい。
注入管部材6は、上述した外管23より曲げ剛性が小さくなるように構成されることが好ましい。更に、注入管部材6は、上述したシース20より曲げ剛性が小さくなるように構成されることが好ましい。このようにすることで、注入管部材6を画像診断用カテーテル5のカテーテル長手方向Aに沿うように配設し易くなる。
また、注入管部材6の長さは、注入管部材6の一端部が連結される連結口15から、外部装置2の後述のハウジング2cまで、のカテーテル長手方向Aの距離よりも長くしてもよい。このようにすることで、医療従事者は、注入管部材6と、外部装置2のハウジング2cと、を片手で共に把持し易くなる。そのため、医療従事者が手技中にカテーテル組立体1及び外部装置2を移動させる際の操作性を向上させ得る。
次に、本実施形態の結束部材7の詳細について説明する。
図5は、本実施形態のカテーテル組立体1の画像診断用カテーテル5の中継コネクタ21及びその近傍を示す斜視図である。図1~3、図5に示すように、本実施形態の結束部材7は、注入管部材6及び管保持部材12を結束している結束バンドである。具体的に、本実施形態の結束部材7としての結束バンドは、注入管部材6のうち、中継コネクタ21のポート部21bに連結されている一端部から他端側に向かって延在する部分の一部を、連通口14よりも近位側の位置で、外管23に結束している。図1~図3、図5に示すように、本実施形態の注入管部材6としての医療用チューブ31の一端部は、中継コネクタ21のポート部21bに連結されている。そして、医療用チューブ31は、中継コネクタ21に連結されている一端部から他端側に向かって、中継コネクタ21及び外管23に沿うように配設されている。この状態で、医療用チューブ31は、外管23と共に結束部材7としての結束バンドに取り囲まれることで、外管23と結束されている。
このような結束部材7を設けることで、管保持部材12から延在する注入管部材6が、画像診断用カテーテル5に対して自由に揺れ動くことが抑制され、医療従事者の手技中の邪魔となることを抑制できる。
本実施形態のカテーテル組立体1は、2つの結束部材7を備える。具体的に、一方の結束部材7aは、カテーテル長手方向Aにおいて、連通口14との間の距離よりも装着部12bとの間の距離が短い位置で、注入管部材6と管保持部材12とを結束している。このような位置に結束部材7aを設ける場合と、カテーテル長手方向Aにおいて装着部12bとの間の距離より連通口14との間の距離が短い位置に結束部材を配置する場合と、を比較する。両者を比較すると、前者の構成の場合、注入管部材6の軸方向に誤って引張力が作用しても、装着部12bの位置を支点として管保持部材12に作用する曲げモーメントを小さくすることができる。そのため、管保持部材12の曲げ変形を抑制できる。これにより、管保持部材12に連なる管部材11、及び、管部材11内の挿入部材13が、カテーテル長手方向Aに意図せずに移動することを抑制できる。
また、本実施形態のカテーテル組立体1の他方の結束部材7bは、カテーテル長手方向Aにおいて、装着部12bとの間の距離よりも連通口14との間の距離が短い位置で、注入管部材6と管保持部材12とを結束している。このような位置に結束部材7bを設ける場合と、カテーテル長手方向Aにおいて連通口14との間の距離よりも装着部12bとの間の距離が短い位置に結束部材を配置する場合と、を比較する。両者を比較すると、前者の構成の場合、注入管部材6の管保持部材12に連結されている一端部から他端側に向かって延在する部分のうち、管保持部材12に連結されている一端部の近傍で、注入管部材6と管保持部材12との間の間隙を小さく保持することができる。そのため、上述の隙間に、例えばガイドワイヤ等の別の医療器具が誤って挿通される可能性を低減できる。
本実施形態の結束部材7は、注入管部材6と、外管23と、を結束しているが、この構成に限られない。結束部材7は、連通口14よりも近位側で、注入管部材6と管保持部材12とを結束していればよい。したがって、本実施形態の結束部材7は、注入管部材6と、中継コネクタ21、ユニットコネクタ22及び外管23の少なくとも1つと、を結束していればよい。
また、図5等に示すように、本実施形態のカテーテル組立体1は、カテーテル長手方向Aの異なる位置に2つの結束部材7a及び7bを備えるが、この構成に限られない。カテーテル組立体1は、2つの結束部材7a及び7bのいずれかのみを備えてもよい。但し、カテーテル組立体1は、2つの結束部材7a及び7bのいずれかのみを備える構成と比較して、2つの結束部材7a及び7bを共に備える構成とすることが好ましい。このようにすることで、上述した2つの結束部材7a及び7bの作用効果を得ることができる。但し、カテーテル組立体1は、カテーテル長手方向Aにおいて、一方の結束部材7aが設けられている位置から、他方の結束部材7bが設けられている位置に亘って延在する1つの結束部材7を備えてもよい。
更に、結束部材7は、注入管部材6が外管23に沿って延在する状態で、注入管部材6と、中継コネクタ21、ユニットコネクタ22及び外管23の少なくとも1つと、を結束することが好ましい。このようにすることで、結束部材7により、注入管部材6が外管23に沿って延在する状態を維持できる。そのため、注入管部材6を外管23と共に把持し易く、注入管部材6が医療従事者にとって邪魔になり難い。また、注入管部材6と外管23との間に間隙が形成され難い。そのため、医療従事者が手技中に、注入管部材6と外管23との間の間隙に誤って医療器具を挿通する可能性を低減できる。
また、注入管部材6は、管保持部材12に連結されている一端部の位置から他端側に向かって、メインルーメン12a1と並行に延在していることが好ましい。若しくは、本実施形態のように、注入管部材6は、管保持部材12に連結されている一端部の位置から他端側に向かうにつれてメインルーメン12a1に近づくように、延在していることが好ましい。このような構成とすることで、上述した注入管部材6の一端部の近傍で、注入管部材6と管保持部材12との間に間隙が形成され難くなる。注入管部材6がメインルーメン12a1と並行に延在するとは、注入管部材6が、メインルーメン12a1の中心軸線O2(本実施形態では駆動シャフト27の中心軸線O1と同じ)に沿って直線状に延在する場合に限られない。メインルーメン12a1の中心軸線O2と直交する断面において、注入管部材6とメインルーメン12a1との距離が一定であればよい。したがって、注入管部材6が、メインルーメン12a1の周囲を螺旋状に旋回しながら延在する構成も、注入管部材6がメインルーメン12a1と並行に延在する構成の一態様である。
上述の構成は、仮想直線Xと、メインルーメン12a1の中心軸線O2と、のメインルーメン12a1の中心軸線O2と直交する断面での距離が、一定になるように、又は、近位側に向かうにつれて近づくように、注入ルーメン12a2を構成すればよい。仮想直線Xとは、注入ルーメン12a2の中心軸線O3を、連通口14とは反対側の連結口15から延長させた直線である。換言すれば、仮想直線Xとは、図3の断面視で、注入ルーメン12a2を区画する内周面のうちメインルーメン12a1側の部分(図3では下側の部分)の連結口15の位置での接線と平行な直線である。図3では、説明の便宜上、中心軸線O3を一点鎖線で示し、仮想直線Xを二点鎖線で示している。本実施形態の注入ルーメン12a2の上記仮想直線Xは、近位側に向かうにつれて、中心軸線O2に近づくように延在している。
本実施形態の結束部材7は、環状の結束バンドであるが、注入管部材6と、画像診断用カテーテル5の管保持部材12と、を結束できればその構成は特に限定されない。したがって、結束部材7は、例えば、注入管部材6と、画像診断用カテーテル5の管保持部材12と、をクランプして結束するクランプ部材であってもよい。また、結束部材7は、例えば、注入管部材6と、画像診断用カテーテル5の管保持部材12と、の間に介在して両者を接着する接着剤などで構成される接着部材であってもよい。
更に、カテーテル組立体1では、管保持部材12に一端部が固定されている注入管部材6のうち、上記一端部から他端側に延在する部分の少なくとも一部が、結束部材7により、管保持部材12に結束されているが、この構成に限られない。図6に示す変形例のように、管保持部材12に一端部が固定されている注入管部材6のうち、上記一端部から他端側に延在する部分の少なくとも一部は、例えば、管保持部材12に設けられている固定部12cに固定されることにより、管保持部材12に結束されてもよい。固定部12cは、図6に示すように中継コネクタ21及びユニットコネクタ22の両方に設けられてもよく、いずれか一方のみに設けられてもよい。更に、管保持部材12に一端部が固定されている注入管部材6のうち、上記一端部から他端側に延在する部分の少なくとも一部は、例えば、注入管部材6に設けられている固定部に固定されることにより、管保持部材12に結束されてもよい。このように、注入管部材6及び管保持部材12は、注入管部材6及び管保持部材12とは別体の結束部材7を用いて結束されなくてもよい。
更に、本実施形態のカテーテル組立体1では、管保持部材12に一端部が固定されている注入管部材6のうち、上記一端部から他端側に延在する部分の少なくとも一部が、管保持部材12に結束されているが、この構成に限られない。図7に示す変形例のように、管保持部材12に一端部が固定されている注入管部材6のうち、上記一端部から他端側に延在する部分の少なくとも一部は、管保持部材12が装着される外部装置2に設けられている固定部2nに固定されることにより、外部装置2に結束されてもよい。
また、注入管部材6は、管保持部材12及び外部装置2の両方に結束されてもよい。
更に、注入管部材6と、管保持部材12及び外部装置2と、の結束手段は、例えば、溶着等による接合であってもよい。
以上のとおり、画像診断用カテーテル5と注入管部材6とを結束する結束方法は、注入管部材6の一端部から他端部側に向かって延在する部分の少なくとも一部を、カテーテル長手方向Aにおいて連通口14よりも近位側の位置で、管保持部材12及び外部装置2の少なくとも一方に結束すればよい。したがって、図1~図5に示すように、注入管部材6の一端部から他端部側に向かって延在する部分の少なくとも一部を、結束バンドなどの結束部材7により、管保持部材12又は外部装置2に結束してもよい。更に、図6、図7に示すように、注入管部材6の一端部から他端部側に向かって延在する部分の少なくとも一部を、管保持部材12及び外部装置2の少なくとも一方に設けられている固定部(図6に示す例では「固定部12c」、図7に示す例では「固定部2n」)に固定することにより、管保持部材12及び外部装置2の少なくとも一方に結束してもよい。また、上述したように、注入管部材6の一端部から他端部側に向かって延在する部分の少なくとも一部を、接着、溶着等の接合により、管保持部材12及び外部装置2の少なくとも一方に結束してもよい。
また、注入管部材6の管保持部材12への結束位置及び結束姿勢は、接合、挟持、囲い込みなどの結束手段により限定されない。したがって、注入管部材6の管保持部材12への結束位置及び結束姿勢は、例えば、図1~図5に示す本実施形態と同様の結束位置及び結束姿勢としてもよい。
図1、図2に示すように、外部装置2は、駆動シャフト27及び信号送受信部28を回転駆動する回転駆動部2aと、駆動シャフト27及び信号送受信部28を含む挿入部材13を進退移動する進退移動機構2bと、を有している。
回転駆動部2aは、挿入部材13のハブ24を着脱可能なハウジング2cと、このハウジング2cの内部に配置されるとともに、駆動シャフト27を着脱可能な主軸2dと、を有している。主軸2dは、ハブ24の内部に中心軸線O1を中心に回転可能に軸支されたコネクタ(図示省略)を介して駆動シャフト27の近位端部と連結することで、駆動シャフト27の内部の通信線を制御装置3と通信可能に接続することができる。また、主軸2dは、駆動シャフト27と連結した状態で、モータなどの回転駆動源2eによって中心軸線O1を中心に回転することで、駆動シャフト27を、中心軸線O1を中心に回転させることができる。
進退移動機構2bは、回転駆動部2aのハウジング2cと、モータなどの回転駆動源2fと、ハウジング2cを回転駆動源2fにより進退移動させるボールねじ機構2gと、ボールねじ機構2gを支持する基台2hと、基台2hに一体に連結するユニットコネクタ保持部2iと、を有している。ボールねじ機構2gは、基台2hに軸支されるとともに回転駆動源2fによって回転駆動されるねじ軸2jと、ハウジング2cに固定されたナット2kと、で構成されている。ユニットコネクタ保持部2iは、ユニットコネクタ22の装着部12bを着脱可能に挟持して保持するクランプ部2mを備えている。したがって、画像診断用カテーテル5のユニットコネクタ22は、この外部装置2のユニットコネクタ保持部2iに対して固定可能である。
外部装置2は、画像診断用カテーテル5が取り付けられた状態で、制御装置3からの制御信号により、図1に示すように挿入部材13が前進限位置にある状態から、挿入部材13の駆動シャフト27を回転駆動部2aにより回転しながら、図2に示すように挿入部材13が後進限位置にある状態よりも手前の所定位置まで後進移動させるプルバック操作を行うことができる。本実施形態において「外部装置2に対して画像診断用カテーテル5が取り付けられた状態」とは、外部装置2の回転駆動部2aに画像診断用カテーテル5の駆動シャフト27が連結され、かつ、外部装置2の進退移動機構2bのユニットコネクタ保持部2iに画像診断用カテーテル5のユニットコネクタ22が固定された状態、を意味する。駆動シャフト27の回転速度は、例えば1800rpmである。制御装置3は、例えばCPUなどのプロセッサで構成されている。
プルバック操作の開始から終了まで、信号送受信部28は、回転しながら脈管に対して信号(検査波)を送信し、その反射信号を受信する。信号送受信部28は、この受信信号に基づく測定信号を駆動シャフト27の内部の信号線を通じて制御装置3に送信する。制御装置3は、測定信号に基づく脈管の画像をディスプレイ等の表示装置4に表示させる。
画像診断用カテーテル5は、プルバック操作による脈管の撮像に先立って、シース20内を生理食塩液などのプライミング液で満たすプライミング処理を必要とする。以下、プライミング処理について説明する。
まず、プライミング処理を行う場合、挿入部材13を後進限位置(図2参照)まで移動させる。このようにすることで、挿入部材13のサポート管26の遠位端を、中継コネクタ21の連通口14よりも近位側に移動させることができる。次に、プライミング液を供給可能な供給器具を、医療用メスコネクタ32に接続する。その後、供給器具から、注入管部材6としての医療用チューブ31を通じて、中継コネクタ21のポート部21bが区画する注入ルーメン12a2に、プライミング液を供給する。注入ルーメン12a2に供給されたプライミング液は、連通口14を通じて、中継コネクタ21の本体部21aの本体中空部に入り込む。この際に、サポート管26の遠位端が、連通口14よりも近位側に位置するため、プライミング液の注入抵抗を低減できる。本体部21aの本体中空部に入り込んだプライミング液は、シール部材16により、メインルーメン12a1の近位側には流れず、メインルーメン12a1の遠位側に流れて、シース20内へと流入する。シース20の遠位端には、シース20内からプライミング液を排出可能な排出口(図示省略)を区画する遠位端壁が設けられている。このようにして、シース20内をプライミング液で満たし、プライミング処理を完了する。
本開示に係るカテーテル組立体及び結束方法は、上述した実施形態で示す具体的な構成及び方法に限られず、請求の範囲を逸脱しない限り、種々の変形・変更が可能である。図8は、上述した画像診断用カテーテル5の管保持部材12の変形例としての管保持部材212を示す図である。図8に示す管保持部材212は、中空部212aを区画している。管保持部材212の中空部212aは、挿入部材13が挿通されているメインルーメン212a1と、このメインルーメン212a1と連通口14において連通すると共にプライミング液を注入可能な注入ルーメン212a2と、を含む。
図8に示す注入ルーメン212a2は、連通口14よりも近位側の位置で、メインルーメン212a1に沿って延在する部分を備える。図8に示す注入ルーメン212a2は、この点が、上述した注入ルーメン12a2(図3参照)とは相違している。
そして、図8に示すように、注入管部材6としての医療用チューブ31は、注入ルーメン212a2のうちメインルーメン212a1に沿って延在する部分の近位端部で、注入ルーメン212a2と流体連通するように管保持部材212に連結されている。このような構成とすることで、注入管部材6を管保持部材212に連結する位置を、管保持部材212の近位側に形成することができる。そのため、注入管部材6が医療従事者の邪魔になり難くなる。図8では、注入ルーメン212a2のうちメインルーメン212a1に沿って延在する部分の近位端部で、注入管部材6及び管保持部材212は連結されているが、この構成に限られない。注入ルーメン212a2のうちメインルーメン212a1に沿って延在する部分の更に近位側に、注入ルーメン212a2のうちメインルーメン212a1に沿わずに延在する部分がある場合がある。かかる場合は、注入ルーメン212a2のうちメインルーメン212a1に沿って延在する部分の近位端部よりも更に近位側で、注入管部材6及び管保持部材212が連結されてもよい。
より具体的に、注入ルーメン212a2は、カテーテル長手方向Aにおいて連通口14との間の距離よりも装着部12b(図1等参照)との間の距離が短い位置に、注入管部材6が連結される連結口215を備える。このような位置に連結口215を設けることで、注入管部材6の軸方向に誤って引張力が作用しても、装着部12b(図1等参照)の位置を支点として管保持部材212に作用する曲げモーメントを小さくすることができる。そのため、管保持部材212の曲げ変形を抑制できる。これにより、管保持部材212に連なる管部材11、及び、管部材11内の挿入部材13が、カテーテル長手方向Aに意図せずに移動することを抑制できる。
また、図8に示すように、管保持部材212は、管部材11の近位端部に連結される中継コネクタ221と、装着部12b(図1等参照)を備えるユニットコネクタ22(図1等参照)と、遠位端部が中継コネクタ221に連結され、近位端部がユニットコネクタ22に連結される外管23と、を備える。上述したメインルーメン212a1は、中継コネクタ221、ユニットコネクタ22及び外管23により区画されている。そして、図8に示すように、注入ルーメン212a2は、中継コネクタ221により区画されている。注入ルーメン212a2のうちメインルーメン212a1に沿って延在する部分は、外管23に沿って延在し、その近位端部に連結口215が設けられている。このようにすれば、注入管部材6と管保持部材212との間に間隙が形成されない構成を実現し易くなる。
このように、注入ルーメン212a2を、連通口14よりも近位側に向かって長尺に延在させ、注入管部材6の連結位置自体を、連通口14より近位側に遠ざけて形成してもよい。図8では、連通口14から近位側に延在する注入ルーメン212a2が、中継コネクタ221により区画されているが、管保持部材212であれば別の部材により区画されていてもよい。但し、プライミング液の流路抵抗の低減の観点から、連通口14は、管保持部材212の遠位側に位置することが好ましい。そのため、図8に示すように、連通口14は、中継コネクタ221に設けられていることが好ましい。したがって、図8に示すように、注入ルーメン212a2は、中継コネクタ221により区画されることが好ましい。
本開示はカテーテル組立体及び結束方法に関する。
1:カテーテル組立体
2:外部装置
2a:回転駆動部
2b:進退移動機構
2c:ハウジング
2d:主軸
2e:回転駆動源
2f:回転駆動源
2g:ボールねじ機構
2h:基台
2i:ユニットコネクタ保持部
2j:ねじ軸
2k:ナット
2m:クランプ部
2n:固定部
3:制御装置
4:表示装置
5:画像診断用カテーテル
6:注入管部材
7、7a、7b:結束部材
11:管部材
12、212:管保持部材
12a、212a:管保持部材の中空部
12a1、212a1:メインルーメン
12a2、212a2:注入ルーメン
12b:装着部
12c:固定部
13:挿入部材
14:連通口
15、215:連結口
16:シール部材
17:第1部材
18:第2部材
19:補強シャフト
20:シース
20a:案内部
21、221:中継コネクタ
21a:本体部
21b:ポート部
22:ユニットコネクタ
22a:段差面
22b:遠位側部材
22c:近位側部材
23:外管
24:ハブ
25:内管
25a:段差面
26:サポート管
27:駆動シャフト
28:信号送受信部
29:接着部
31:医療用チューブ
32:医療用メスコネクタ
100:画像診断装置
A:カテーテル長手方向
O1:駆動シャフトの中心軸線
O2:メインルーメンの中心軸線
O3:注入ルーメンの中心軸線
X:仮想直線

Claims (16)

  1. 画像診断用カテーテルと、前記画像診断用カテーテルに対して連結される注入管部材と、を含むカテーテル組立体であって、
    前記画像診断用カテーテルは、
    生体内に挿入可能な管部材と、
    前記管部材の近位端部に連結される管保持部材と、
    遠位端部に信号送受信部を備え、前記管保持部材が区画する中空部を通じて前記管部材内に挿入されており、前記管部材に沿ってカテーテル長手方向に進退移動可能な挿入部材と、を備え、
    前記管保持部材の前記中空部は、前記挿入部材が挿通されているメインルーメンと、前記メインルーメンと連通口において連通すると共にプライミング液を注入可能な注入ルーメンと、を含み、
    前記管保持部材は、前記連通口よりも近位側の位置に、前記挿入部材を前記カテーテル長手方向に進退移動させる外部装置に装着可能な装着部を備え、
    前記注入管部材の一端部は、前記注入ルーメンと流体連通するように前記管保持部材に連結されており、
    前記注入管部材のうち前記一端部から他端側に向かって延在する部分の少なくとも一部を、前記カテーテル長手方向において前記連通口よりも近位側の位置で、前記管保持部材に結束する結束部材を備える、カテーテル組立体。
  2. 前記結束部材は、前記カテーテル長手方向において、前記連通口との間の距離よりも前記装着部との間の距離が短い位置で、前記注入管部材と前記管保持部材とを結束している、請求項1に記載のカテーテル組立体。
  3. 前記結束部材は、前記カテーテル長手方向において、前記装着部との間の距離よりも前記連通口との間の距離が短い位置で、前記注入管部材と前記管保持部材とを結束している、請求項1又は2に記載のカテーテル組立体。
  4. 管保持部材は、
    前記管部材の近位端部に連結される中継コネクタと、
    前記装着部を備えるユニットコネクタと、
    遠位端部が前記中継コネクタに連結され、近位端部が前記ユニットコネクタに連結される外管と、を備え、
    前記結束部材は、前記注入管部材と、前記中継コネクタ、前記ユニットコネクタ及び前記外管の少なくとも1つと、を結束している、請求項1から3のいずれか1つに記載のカテーテル組立体。
  5. 前記結束部材は、前記注入管部材が前記外管に沿って延在する状態で、前記注入管部材と、前記中継コネクタ、前記ユニットコネクタ及び前記外管の少なくとも1つと、を結束している、請求項4に記載のカテーテル組立体。
  6. 前記注入管部材は、前記管保持部材に連結されている前記一端部の位置から他端側に向かって、前記メインルーメンと並行に、又は、前記一端部から他端側に向かうにつれて前記メインルーメンに近づくように、延在している、請求項1から5のいずれか1つに記載のカテーテル組立体。
  7. 画像診断用カテーテルと、前記画像診断用カテーテルに対して連結される注入管部材と、を含むカテーテル組立体であって、
    前記画像診断用カテーテルは、
    生体内に挿入可能な管部材と、
    前記管部材の近位端部に連結される管保持部材と、
    遠位端部に信号送受信部を備え、前記管保持部材が区画する中空部を通じて前記管部材内に挿入されており、前記管部材に沿ってカテーテル長手方向に進退移動可能な挿入部材と、を備え、
    前記管保持部材の前記中空部は、前記挿入部材が挿通されているメインルーメンと、前記メインルーメンと連通口において連通すると共にプライミング液を注入可能な注入ルーメンと、を含み、
    前記管保持部材は、前記連通口よりも近位側の位置に、前記挿入部材を前記カテーテル長手方向に進退移動させる外部装置に装着可能な装着部を備え、
    前記注入ルーメンは、前記連通口よりも近位側の位置で、前記メインルーメンに沿って延在する部分を備え、
    前記注入管部材は、前記注入ルーメンのうち前記メインルーメンに沿って延在する部分の近位端部、又は、前記近位端部よりも近位側で、前記注入ルーメンと流体連通するように前記管保持部材に連結されている、カテーテル組立体。
  8. 前記注入ルーメンは、前記カテーテル長手方向において前記連通口との間の距離よりも前記装着部との間の距離が短い位置に、前記注入管部材が連結される連結口を備える、請求項7に記載のカテーテル組立体。
  9. 管保持部材は、
    前記管部材の近位端部に連結される中継コネクタと、
    前記装着部を備えるユニットコネクタと、
    遠位端部が前記中継コネクタに連結され、近位端部が前記ユニットコネクタに連結される外管と、を備え、
    前記メインルーメンは、前記中継コネクタ、前記ユニットコネクタ及び前記外管により区画されており、
    前記注入ルーメンは、前記中継コネクタにより区画されており、
    前記注入ルーメンのうち前記メインルーメンに沿って延在する部分は、前記外管に沿って延在している、請求項7又は8に記載のカテーテル組立体。
  10. 画像診断用カテーテルと注入管部材とを結束する結束方法であって、
    前記画像診断用カテーテルは、
    生体内に挿入可能な管部材と、
    前記管部材の近位端部に連結される管保持部材と、
    遠位端部に信号送受信部を備え、前記管保持部材が区画する中空部を通じて前記管部材内に挿入されており、前記管部材に沿ってカテーテル長手方向に進退移動可能な挿入部材と、を備え、
    前記管保持部材の前記中空部は、前記挿入部材が挿通されているメインルーメンと、前記メインルーメンと連通口において連通すると共にプライミング液を注入可能な注入ルーメンと、を含み、
    前記管保持部材は、前記連通口よりも近位側の位置に、前記挿入部材を前記カテーテル長手方向に進退移動させる外部装置に装着可能な装着部を備え、
    前記注入管部材の一端部は、前記注入ルーメンと流体連通するように前記管保持部材に連結可能であり、
    前記注入管部材の前記一端部から他端部側に向かって延在する部分の少なくとも一部を、前記カテーテル長手方向において前記連通口よりも近位側の位置で、前記管保持部材及び前記外部装置の少なくとも一方と結束する、結束方法。
  11. 前記注入管部材の前記一端部から他端部側に向かって延在する部分の少なくとも一部を、結束部材により、前記管保持部材及び前記外部装置の少なくとも一方に結束する、請求項10に記載の結束方法。
  12. 前記注入管部材の前記一端部から他端部側に向かって延在する部分の少なくとも一部を、前記管保持部材及び前記外部装置の少なくとも一方に設けられている固定部に固定することにより、前記管保持部材及び前記外部装置の少なくとも一方に結束する、請求項10に記載の結束方法。
  13. 前記注入管部材を、前記カテーテル長手方向において、前記連通口との間の距離よりも前記装着部との間の距離が短い位置で、前記管保持部材に結束する、請求項10から12のいずれか1つに記載の結束方法。
  14. 前記注入管部材を、前記カテーテル長手方向において、前記装着部との間の距離よりも前記連通口との間の距離が短い位置で、前記管保持部材に結束する、請求項10から13のいずれか1つに記載の結束方法。
  15. 管保持部材は、
    前記管部材の近位端部に連結される中継コネクタと、
    前記装着部を備えるユニットコネクタと、
    遠位端部が前記中継コネクタに連結され、近位端部が前記ユニットコネクタに連結される外管と、を備え、
    前記注入管部材を、前記中継コネクタ、前記ユニットコネクタ及び前記外管の少なくとも1つに結束する、請求項10から14のいずれか1つに記載の結束方法。
  16. 前記注入管部材を、前記外管に沿って延在する状態で、前記中継コネクタ、前記ユニットコネクタ及び前記外管の少なくとも1つに結束する、請求項15に記載の結束方法。
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