JP7470517B2 - 光学装置 - Google Patents

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本発明は、光学装置に関する。
従来、ハウジング内に光学部品が収容された光学装置が知られている(特許文献1)。
特許第5420388号公報
この種の光学装置においては、例えば、より小型化することができたり、より部品点数を減らすことができたりするような、より不都合の少ない新規な構成が得られれば、有益である。
そこで、本発明の課題の一つは、例えば、より不都合の少ない新規な構成を備えた光学装置を得ること、である。
本発明の光学装置は、例えば、第一面を有した回路基板と、隙間をあけて前記第一面を覆うカバーと、前記第一面と前記カバーとの間に設けられた光学部品と、を備える。
また、前記光学装置は、例えば、前記第一面と前記光学部品との間に設けられた温調装置を備える。
また、前記光学装置では、例えば、前記回路基板は、前記温調装置と当該温調装置から離れた部位との間を熱的に接続する伝熱部材を有する。
また、前記光学装置では、例えば、前記伝熱部材は、金属材料で作られ、前記回路基板を貫通する。
また、前記光学装置では、例えば、前記回路基板は、前記カバーから外れた位置で露出した複数の導体を有する。
また、前記光学装置は、例えば、前記導体と接続された配線部材を備える。
また、前記光学装置では、例えば、前記配線部材は、フレキシブル基板である。
また、前記光学装置は、例えば、前記カバーを覆う状態で前記回路基板に取り付けられた封止樹脂を備える。
また、前記光学装置では、例えば、前記封止樹脂は、エポキシ樹脂またはシリコーン樹脂である。
また、前記光学装置では、例えば、前記封止樹脂は、熱伝導性フィラーを含有する。
また、前記光学装置では、例えば、前記回路基板は、前記第一面の前記カバーから外れた位置に露出した複数の導体を有し、前記光学装置は、前記導体と接続された配線部材を備え、前記封止樹脂は、前記配線部材を部分的に覆う。
また、前記光学装置では、例えば、前記封止樹脂の外表面は、無機材料の被膜で覆われる。
また、前記光学装置では、例えば、前記被膜は、金属膜である。
また、前記光学装置では、例えば、前記回路基板は、セラミック基板またはLTCC基板である。
また、前記光学装置では、例えば、前記回路基板は、フレキシブル基板である。
また、前記光学装置では、例えば、前記カバーは、合成樹脂材料、アルミニウム、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、および鉄ニッケル系合金のうちいずれか一つで作られる。
また、前記光学装置は、例えば、前記光学部品として、半導体レーザ、受光素子、および光変調器のうちいずれか一つを備える。
本発明によれば、例えば、より不都合の少ない新規な構成を備えた光学装置を、得ることができる。
図1は、実施形態の光学装置の例示的かつ模式的な斜視図である。 図2は、実施形態の光学装置の例示的かつ模式的な分解斜視図である。 図3は、図1のIII-III断面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用および結果(効果)は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によっても実現可能である。また、本発明によれば、構成によって得られる種々の効果(派生的な効果も含む)のうち少なくとも一つを得ることが可能である。
本明細書において、序数は、部品や部位等を区別するために便宜上付与されており、優先順位や順番を示すものではない。
また、各図において、X方向を矢印Xで表し、Y方向を矢印Yで表し、Z方向を矢印Zで表す。X方向、Y方向、およびZ方向は、互いに交差するとともに互いに直交している。なお、X方向は、長手方向あるいは延び方向とも称され、Y方向は、短手方向あるいは幅方向とも称され、Z方向は、高さ方向あるいは厚さ方向とも称されうる。
[実施形態]
図1は、実施形態の光学装置1の斜視図である。図1に示されるように、光学装置1は、回路基板10と、光ファイバ33と、カバー40と、封止樹脂50と、フレキシブル基板60と、を備えている。
回路基板10は、絶縁体11と導体12とを有した基板である。回路基板10は、例えば、リジッド基板であるが、フレキシブル基板であってもよい。回路基板10は、例えば、セラミック基板や、low temperature co-fired ceramics(LTCC)基板であるが、これには限定されない。また、回路基板10は、例えば、多層基板であるが、片面基板や両面基板であってもよい。
本実施形態では、回路基板10は、四角形状かつ板状の形状を有している。回路基板10は、Z方向の反対方向を向いた底面10aと、当該底面10aとは反対側でZ方向を向いた頂面10bと、側面10cと、を有している。底面10aおよび頂面10bは、それぞれ、Z方向と交差しかつ直交している。四つの側面10cは、それぞれZ方向に延びるとともに、X方向またはY方向に延びている。側面10cは、周縁とも称されうる。回路基板10のX方向の長さは、回路基板10のY方向の幅よりも大きい。回路基板10は、Y方向に略一定の幅で、X方向に延びている。
頂面10bには、Z方向の反対方向に凹みZ方向に開口した凹部10dが設けられている。凹部10dの底面10d1は、Z方向を向き、Z方向と交差するとともに直交している。
カバー40は、凹部10dの底面10d1上に被せられており、当該カバー40の回路基板10とは反対側が、封止樹脂50で覆われている。封止樹脂50は、カバー40を、外側に露出しない状態に覆っている。
封止樹脂50は、例えば、エポキシ樹脂やシリコーン樹脂のような合成樹脂材料で作られる。封止樹脂50は、例えば、型にセットされたカバー40および回路基板10上に流動性を有した状態で流し込まれ、冷却、加熱、または紫外光照射により固化される。
封止樹脂50には、例えば、窒化ホウ素や、酸化アルミニウム、窒化アルミニウムのような、熱伝導性フィラーが含まれてもよい。これにより、封止樹脂50の熱伝導性を向上することができる。
回路基板10の頂面10bの、カバー40から外れた部位、言い換えると、頂面10bのカバー40の周辺部分には、複数の導体12aが設けられている。導体12aは、頂面10b上に露出している。なお、「露出した」とは、回路基板10の外側に露出したことを意味しており、光学装置1の外側(封止樹脂50の外側)に露出したことを意味していない。
フレキシブル基板60の複数の導体(不図示)は、それぞれ、例えばはんだ付け等によって導体12aと接続され、これにより、フレキシブル基板60は、導体12aひいては回路基板10と接続されている。フレキシブル基板60は、配線部材の一例である。
封止樹脂50は、カバー40を覆うことにより、当該カバー40が回路基板10から外れるのを抑制してもよい。また、封止樹脂50は、フレキシブル基板60の端部60a、すなわち、導体12aとの接続部を覆うことにより、フレキシブル基板60が回路基板10から剥がれるのを抑制してもよい。この場合、封止樹脂50と回路基板10との間には、引掛部やアンダーカット形状のような抜け止め構造(不図示)が設けられてもよい。
図2は、封止樹脂50を取り除いた状態(封止樹脂50を設ける前の状態)での光学装置1の分解斜視図である。図2に示されるように、カバー40の内側には部品が収容されている。
図3は、図1のIII-III断面図である。図2,3に示されるように、凹部10dの底面10d1には、さらにZ方向の反対方向に凹むとともにZ方向に開口した凹部10eが設けられている。凹部10eの底面10e1は、Z方向を向き、Z方向と交差するとともに直交している。
図3に示されるように、カバー40は、Z方向の端部としての底壁41を有した有底の容器であり、本実施形態では、底壁41と四つの周壁42とを有している。底壁41は、Z方向の端部に位置し、Z方向と交差しかつ直交している。周壁42は、それぞれ、Z方向に延びるとともに、X方向またはY方向に延びている。周壁42のZ方向の反対方向の端部は、カバー40の開口端42a(開口縁)である。開口端42aは、全体的に凹部10dの底面10d1と接している。開口端42aと底面10d1とは、例えば、はんだ付けや接着等により接合されてもよいが、開口端42aと底面10d1との接合は必須ではない。このように、カバー40は、回路基板10の凹部10dの底面10d1と、凹部10eの底面10e1とを、隙間をあけて覆っている。これにより、底面10d1,10e1とカバー40との間に室R(空間)が形成されている。底面10d1,10e1は、第一面の一例である。
なお、回路基板10の底面10d1とカバー40の開口端42aとの間には、凹凸嵌合構造や、引掛構造のような、Z方向と交差する方向における位置決め構造(不図示)が設けられてもよい。
底面10d1,10e1と、カバー40との間、すなわち室R内には、部品が収容されている。光学装置1は、室R内に収容された部品として、温調装置20と、発光素子31と、レンズ32と、光ファイバ33と、キャリア34と、支持部品35と、温度センサ36と、を備えている。発光素子31、レンズ32、および光ファイバ33は、光学部品の一例であり、発光素子31は光電部品の一例であり、温度センサ36は、電気部品の一例である。
温調装置20は、上側基板21Uと、下側基板21Lと、複数の熱電素子22とを有している。熱電素子22は、それぞれ、上側基板21Uと下側基板21Lとの間に介在している。
上側基板21Uは、Z方向と交差して広がっている。本実施形態では、上側基板21Uは、X方向およびY方向に延びるとともに、Z方向と直交している。上側基板21Uは、Z方向を向く上面20aと当該上面20aの裏側の下面21bとを有している。上側基板21Uは、例えばセラミックのような熱伝導性が高い絶縁性の材料により作られうる
発光素子31は、上面20a上に、直接的にあるいは他の部品を介して間接的に、取り付けられている。本実施形態では、一例として、発光素子31は、キャリア34を介して、上面20a上に取り付けられている。上側基板21Uは、実装基板とも称され、上面20aは、実装面とも称されうる。なお、発光素子31は、端面発光型の発光素子である。
下側基板21Lは、上側基板21Uとは反対側で、Z方向と交差して広がっている。本実施形態では、下側基板21Lは、X方向およびY方向に延びるとともに、Z方向と直交している。下側基板21Lは、上面21aと当該上面21aの裏側でZ方向の反対方向を向く下面20bとを有している。下側基板21Lは、例えばセラミックのような熱伝導性が高い絶縁性の材料により作られうる
熱電素子22は、例えば、ビスマステルル系の半導体のような、P型半導体またはN型半導体によって、作られうる。
上側基板21Uの下面21bおよび下側基板21Lの上面21aには配線パターン(不図示)が設けられている。熱電素子22は、それぞれ、これら二つの配線パターンの間に介在している。配線パターンは、例えば、銅系金属のような、導電性の高い金属材料によって、作られうる。
複数の熱電素子22は、配線パターンを介してPN接合を構成するよう、直列に接続されている。複数の熱電素子22は、配線パターンを介した温調装置20外からの電力の供給により、発熱または吸熱する。熱電素子22における発熱と吸熱とは、複数の熱電素子22に流れる電流の向きにより、切り替わる。配線パターンは、導体あるいは導体層とも称されうる。
温調装置20では、上面20aおよび下面20bのうち一方が吸熱面となり他方が放熱面となる。すなわち、温調装置20では、電流の向きにより、上面20aが吸熱面となり下面20bが放熱面となる状態と、上面20aが放熱面となり下面20bが吸熱面となる状態とが、切り替わる。
このように、温調装置20は、光学部品の土台として機能するとともに、光学部品を加熱したり冷却したりすることにより、当該光学部品の温度調整を行う。温調装置20は、ペルチェモジュールや、熱電モジュールとも称されうる。
光機能素子である発光素子31は、例えば、半導体レーザモジュールであり、一例としては、波長可変レーザ素子である。発光素子31は、電気信号によって駆動される光電部品の一例である。
キャリア34は、熱伝導性が高い絶縁性の材料によって作られ、発光素子31が発生する熱を温調装置20に伝達する。キャリア34は、サブマウントとも称されうる。
発光素子31は、レーザ光をレンズ32に向けて出力する。レーザ光の波長は、例えば、光通信の波長として好適な900nm以上1650nm以下である。発光素子31は、レーザ光を出力している間は素子温度が上昇し、発熱体として機能する。
レンズ32は、発光素子31からのレーザ光に、屈折率による作用を及ぼしてコリメートする。レンズ32から出力されたレーザ光は、支持部品35に支持された光ファイバ33の端部に入力される。光ファイバ33は、発光素子31およびレンズ32と、光学的に結合される。
温度センサ36は、所定部位の温度を検出する。温度センサ36は、例えばサーミスタである。温度センサ36は、例えば、発光素子31の周囲温度を検出する。この場合、検出された温度は、発光素子31の温度を調整するための温調装置20の制御に用いられる。
温調装置20は、底面10e1上に実装されている。キャリア34は、温調装置20上に実装されている。発光素子31および温度センサ36は、キャリア34上に実装されている。言い換えると、発光素子31および温度センサ36は、キャリア34および温調装置20を介して、底面10e1上に実装されている。さらに言い換えると、温調装置20は、底面10e1と発光素子31および温度センサ36との間に、熱的に接続された状態で、介在している。
レンズ32および支持部品35は、底面10d1上に実装されている。
回路基板10は、伝熱部材13を有している。伝熱部材13は、回路基板10をZ方向に貫通している。伝熱部材13は、例えば、銅や、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金のような、熱伝導性の高い金属材料で作られている。伝熱部材13は、回路基板10の凹部10eの底面10e1の少なくとも一部を構成する端面13aと、回路基板10の底面10aの一部を構成する端面13bと、を有している。温調装置20は、端面13a上に実装されている。端面13aと下面20bとは熱的に接続されている。また、伝熱部材13は、温調装置20と接した端面13aと、当該端面13aから離れた端面13bとの間を熱的に接続している。端面13bは、温調装置20から離れた部位の一例である。
伝熱部材13は、例えば、スルーホールやビアホールのような、回路基板10の貫通導体として作られうる。また、伝熱部材13は、例えば、回路基板10に設けられた貫通孔に棒状部材を圧入することにより作られてもよい。
また、図1,2に示されている導体12aは、回路基板10に設けられた接続導体、例えば、頂面10b上や、底面10d1,10e1上、回路基板10内などに設けられた接続導体(不図示)と、電気的に接続されている。さらに、当該接続導体は、光電部品としての発光素子31(の内部導体)や、温度センサ36(の内部導体)と電気的に接続されている。すなわち、導体12aには、接続導体を介して光電部品としての発光素子31と電気的に接続された導体12aと、接続導体を介して温度センサ36と電気的に接続された導体12aとが、含まれている。導体12aは、光学装置1とは異なる外部機器や外部装置の導体との間の電気的な接続に利用される。導体12aは、例えば、パッドであり、電極や、端子とも称されうる。また、接続導体は、例えば、配線パターンや、ビア、ボンディングワイヤ等であり、配線とも称されうる。温度センサ36は、電気部品や熱電部品とも称されうる。
導体12aや、接続導体、配線パターンのような、回路基板10に設けられる導体部分は、例えば、銅系材料のような、導電性の高い金属材料で作られる。
光学装置1では、回路基板10、カバー40、および封止樹脂50によって、室R内に収容された部品の、気密、液密、および物理的な保護を確保している。
カバー40は、例えば、金属材料やセラミックのような無機材料で作られうる。この場合、金属材料やセラミックは、例えば、アルミニウムや、酸化アルミニウム、アルミニウム合金、窒化アルミニウム、鉄ニッケル系合金等である。このような構成により、所要のガスバリヤ性を確保することができる。
カバー40と回路基板10との境界、およびカバー40と支持部品35との境界部分は、例えば、全周に渡って、はんだ付けや溶接のような、金属材料によって接合されてもよい。この場合、接合している金属材料によって、境界部分において、所要のガスバリヤ性を確保することができる。
また、封止樹脂50の外表面50aを無機材料の被膜70で覆うことにより、所要のガスバリヤ性を確保してもよい。この場合、被膜70は、例えば、アルミニウム、酸化アルミニウムや、アルミニウム合金のような、アルミニウム系の金属材料で作られうる。また、被膜70は、例えば、ダイヤモンドライクカーボンや、ポリシラザンのような、非金属材料で作られてもよい。
発明者らは、鋭意研究により、被膜70が金属材料、ダイヤモンドライクカーボン、あるいはポリシラザンである場合、当該被膜70の厚さが0.1[μm]以上であれば、所定圧力のヘリウムガスがリークしないようなガスバリヤ性、すなわち、光学部品の信頼性を確保できるガスバリヤ性を、保証できることを確認した。
また、被膜70は、複数の膜が積層された所謂多層膜であってもよい。この場合、被膜70は、例えば、互いに材質が異なる複数の膜(層)を含んでもよい。
また、被膜70によってガスバリヤ性を確保する場合、カバー40は、例えば、エンジニアリングプラスチックや、スーパーエンジニアリングプラスチックのような、ガスバリヤ性を有さないあるいはガスバリヤ性が低い合成樹脂材料で作られてもよい。また、カバー40と、回路基板10および支持部品35との境界の接合は、接着剤等による接合のように、ガスバリヤ性を確保しない接合であってもよいし、接合しなくてもよい。
以上、説明したように、本実施形態では、カバー40は、回路基板10の底面10d1,10e1(第一面)との間で、発光素子31や、レンズ32、光ファイバ33のような光学部品を、隙間をあけて覆っている。
このような構成によれば、回路基板10を、ハウジングとして利用することができるので、回路基板10とハウジングとを別個に備えた構成に比べて、例えば、部品点数が減ったり、小型化できたり、製造コストが抑制されたり、といった利点が得られる。
また、本実施形態では、回路基板10の底面10e1と発光素子31(光学部品)との間に、温調装置20が設けられている。
このような構成によれば、発光素子31の温度を、温調装置20によって調整することができる。
また、本実施形態では、回路基板10は、温調装置20と当該温調装置20から離れた端面13b(離れた部位)との間を熱的に接続する伝熱部材13を有している。
このような構成によれば、伝熱部材13を、温調装置20からのあるいは温調装置20への熱の伝達経路として利用することができるので、温調装置20による所要の温調性能が確保されやすい。
また、本実施形態では、伝熱部材13は、金属材料で作られ、回路基板10を貫通している。
このような構成によれば、例えば、比較的簡素な構成によって、伝熱部材13を実現することができる。
また、本実施形態では、回路基板10は、カバー40から外れた位置で露出した複数の導体12aを有している。また、本実施形態では、光学装置1は、さらに、導体12aと接続されたフレキシブル基板60(配線部材)を備えてもよい。
このような構成によれば、室R内に収容された光電部品や、電気部品と外部装置や外部機器との間の電気的な接続を、比較的容易に実現することができる。
また、本実施形態では、光学装置1は、カバー40を覆う状態で回路基板10に取り付けられた封止樹脂50を備えている。
このような構成によれば、例えば、封止樹脂50により、カバー40やカバー40内の光学部品を物理的に保護することができる。また、封止樹脂50を回路基板10に取り付けることにより、例えば、カバー40の回路基板10への接合を省略あるいは簡素化できたり、カバー40やフレキシブル基板60が回路基板10から離れるのを抑制できたり、といった利点が得られる。
また、本実施形態では、封止樹脂50の外表面50aは、無機材料の被膜70で覆われてもよい。
このような構成によれば、例えば、光学部品に対する所要のガスバリヤ性を、比較的容易に実現することができる。
以上、本発明の実施形態が例示されたが、上記実施形態は一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。また、各構成や、形状、等のスペック(構造や、種類、方向、型式、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質等)は、適宜に変更して実施することができる。
例えば、光学装置は、カバーに覆われた他の部品や、他の光学部品、他の光電部品を備えてもよい。また、光学装置は、他の半導体レーザモジュール以外の装置であってもよい。また、光学装置は、光学部品として、受光素子や光変調器を備えてもよい。また、各部品のレイアウトは、上記実施形態には限定されない。
1…光学装置
10…回路基板
10a…底面
10b…頂面
10c…側面
10d…凹部
10d1…底面(第一面)
10e…凹部
10e1…底面(第一面)
11…絶縁体
12…導体
12a…導体
13…伝熱部材
13a…端面
13b…端面
20…温調装置
20a…上面
20b…下面
21a…上面
21b…下面
21U…上側基板
21L…下側基板
22…熱電素子
31…発光素子
32…レンズ
33…光ファイバ
34…キャリア
35…支持部品
36…温度センサ
40…カバー
41…底壁
42…周壁
42a…開口端
50…封止樹脂
50a…外表面
60…フレキシブル基板
60a…端部
70…被膜
R…室
X…方向
Y…方向
Z…方向(第一方向)

Claims (14)

  1. 第一面を有した回路基板と、
    隙間をあけて前記第一面を覆うカバーと、
    前記第一面と前記カバーとの間に設けられた光学部品と、
    前記第一面と前記光学部品との間に設けられた温調装置と、
    前記第一面および前記カバーを覆う状態で前記回路基板に取り付けられた封止樹脂と、
    を備え、
    前記封止樹脂は、熱伝導性フィラーを含有し、前記回路基板の前記第一面側のみに位置して前記カバーを外側に露出しない状態に覆う、光学装置。
  2. 前記回路基板は、前記温調装置と当該温調装置から離れた部位との間を熱的に接続する伝熱部材を有した、請求項に記載の光学装置。
  3. 前記伝熱部材は、金属材料で作られ、前記回路基板を貫通した、請求項に記載の光学装置。
  4. 前記回路基板は、前記カバーから外れた位置で露出した複数の導体を有した、請求項1~のうちいずれか一つに記載の光学装置。
  5. 前記導体と接続された配線部材を備えた、請求項に記載の光学装置。
  6. 前記配線部材は、フレキシブル基板である、請求項に記載の光学装置。
  7. 前記封止樹脂は、エポキシ樹脂またはシリコーン樹脂である、請求項1~6のうちいずれか一つに記載の光学装置。
  8. 前記回路基板は、前記第一面の前記カバーから外れた位置に露出した複数の導体を有し、
    前記導体と接続された配線部材を備え、
    前記封止樹脂は、前記配線部材を部分的に覆った、請求項のうちいずれか一つに記載の光学装置。
  9. 前記封止樹脂の外表面は、無機材料の被膜で覆われた、請求項のうちいずれか一つに記載の光学装置。
  10. 前記被膜は、金属膜である、請求項に記載の光学装置。
  11. 前記回路基板は、セラミック基板またはLTCC基板である、請求項1~10のうちいずれか一つに記載の光学装置。
  12. 前記回路基板は、フレキシブル基板である、請求項1~11のうちいずれか一つに記載の光学装置。
  13. 前記カバーは、合成樹脂材料、アルミニウム、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、および鉄ニッケル系合金のうちいずれか一つで作られた、請求項1~12のうちいずれか一つに記載の光学装置。
  14. 前記光学部品として、半導体レーザ、受光素子、および光変調器のうちいずれか一つを備えた、請求項1~13のうちいずれか一つに記載の光学装置。
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