JP7467515B2 - キャビン - Google Patents
キャビン Download PDFInfo
- Publication number
- JP7467515B2 JP7467515B2 JP2022003098A JP2022003098A JP7467515B2 JP 7467515 B2 JP7467515 B2 JP 7467515B2 JP 2022003098 A JP2022003098 A JP 2022003098A JP 2022003098 A JP2022003098 A JP 2022003098A JP 7467515 B2 JP7467515 B2 JP 7467515B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cabin
- pillar
- resonance
- upper frame
- roof
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 108010066057 cabin-1 Proteins 0.000 description 34
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 31
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 description 13
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 12
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 12
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 12
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 11
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 11
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 11
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 8
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 description 6
- 239000000565 sealant Substances 0.000 description 6
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 5
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 5
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 5
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 4
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 3
- 210000005069 ears Anatomy 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 230000001143 conditioned effect Effects 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 230000000644 propagated effect Effects 0.000 description 2
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 238000000071 blow moulding Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 230000035699 permeability Effects 0.000 description 1
- 230000001902 propagating effect Effects 0.000 description 1
- 238000001175 rotational moulding Methods 0.000 description 1
- 239000003566 sealing material Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Description
特許文献1に開示されたキャビンには、キャビン室内で発生する「こもり音」を低減するレゾネータ(共鳴器)が設けられている。
そこで、本発明は、前記問題点に鑑み、省スペースで追加コストをかけることなく、レゾネータをインナールーフに設置することができるキャビンを提供することを目的とする。
また、前記複数の共鳴管は、前記天井部における幅方向の中央部に位置する第1共鳴管と、前記第1共鳴管に対して前記幅方向に間隔をあけて配置された第2共鳴管とを含み、前記第1共鳴管は、前部が後部よりも大径の筒状に形成され、前記第2共鳴管は、前部が後部よりも大径の筒状に形成されていると共に、大径部分が前記第1共鳴管の大径部分に対して前後方向に位置ずれしている。
また、前記第2共鳴管は、前記第1共鳴管の前記幅方向の一側方に配置され、前記第3共鳴管は、前記第1共鳴管の前記幅方向の他側方に配置されている。
することができる。
図1は、本実施形態に係るキャビン1を有するトラクタ2を示す概略側面図である。本実施形態では、キャビン1が搭載される作業機(車両)として、トラクタ2が例示されているが、作業機は、ホイールローダやバックホー等の作業機であってもよい。
本実施形態においては、図1の矢印A1方向(トラクタ2の前進方向)を前方、図1の矢印A2方向(トラクタ2の後進方向)を後方、図1の矢印A3方向を前後方向として説明する。したがって、図1の手前側が左方であり、図1の奥側が右方である。また、前後方向A3に直交する水平方向を幅方向として説明する。また、トラクタ2における幅方向の中央部から右部、或いは、左部へ向かう方向を幅方向外方として説明する。言い換えれば、幅方向外方とは、幅方向であってトラクタ2の中心から離れる方向のことである。幅方向外方とは反対の方向を幅方向内方として説明する。言い換えれば、幅方向内方とは、幅方向であってトラクタ2の中心に近づく方向である。
原動機E1は、ディーゼルエンジンである。原動機E1は、トラクタ2の前部に位置し、ボンネット10によって覆われている。原動機E1は、電動モータであってもよいし、ディーゼルエンジン及び電動モータを有するハイブリッド型であってもよい。ボンネット10は、上面が上方に若干突出する湾曲状に形成される。
図1に示すように、トラクタ2は、機体3を走行可能に支持する走行装置5を有する。走行装置5は、機体3の前部に設けた複数の前輪11L、11Rと、機体3の後部に設けた複数の後輪12L、12Rとを有する車輪型の走行装置5が例示されている。
図1に示すように、キャビン1は、骨組みを構成するキャビンフレーム8を有する。キャビンフレーム8の上部には、ルーフ9が設けられている。本実施形態のキャビンフレーム8は、図2に示すように、センタピラー(クォータピラー)の設けられていない4柱式のキャビンフレームである。
図2、図6に示すように、キャビンフレーム8は、後部に、左のリヤピラー(第1リヤピラーともいう)14L及び右のリヤピラー(第2リヤピラーともいう)14Rを有する。言い換えると、キャビンフレーム8は、幅方向に間隔をあけて並設された第1リヤピラー14L及び第2リヤピラー14Rを有する。第1リヤピラー14Lは、キャビン1の左の側面の後部に設けられている。第2リヤピラー14Rは、キャビン1の右の側面の後部に設けられている。第1リヤピラー14Lは、第1フロントピラー13Lの後方に配置され、第2リヤピラー14Rは、第2フロントピラー13Rの後方に配置されている。第1リヤピラー14Lと第2リヤピラー14Rの上部同士は、リヤアッパフレーム16によって連結されている。第1リヤピラー14Lと第2リヤピラー14Rの下部同士は、リヤロアフレーム17によって連結されている。
図2、図3に示すように、キャビンフレーム8は、第1フロントピラー13Lと第1リヤピラー14Lの上部同士を連結する左のサイドアッパフレーム(第1サイドアッパフレームともいう)18L及び第2フロントピラー13Rと第2リヤピラー14Rの上部同士を連結する右のサイドアッパフレーム(第2サイドアッパフレーム18ともいう)18Rを有する。
図2、図3に示すように、第1リヤピラー14Lの下部には、左のサイドロアフレーム(第1サイドロアフレームという)19Lが連結されている。第1サイドロアフレーム19Lは、第1リヤピラー14Lの下部から前方に行くに従って下方に移行するように延出しており、下端部が第1フロントピラー13Lの下端部に左の連結フレーム(第1連結フレームという)20Lによって連結されている。図2に示すように、第2リヤピラー14Rの下部は、右のサイドロアフレーム(第2サイドロアフレームという)19Rが連結されている。第2サイドロアフレーム19Rは、第2リヤピラー14Rの下部から前方に行くに従って下方に移行するように延出しており、下端部が第2フロントピラー13Rの下端部に右の連結フレーム(第2連結フレームという)20Rによって連結されている。
図2に示すように、サイドロアフレーム19の下面及びリヤピラー14の下端部には、後輪12L、12Rを覆う後輪フェンダ21が固定されている。
第1リヤピラー14Lと第2リヤピラー14Rとは、キャビン1の幅方向の中心を通り且つ幅方向に直交する鉛直面に対して左右対称に形成されているので、第1リヤピラー14Lと第2リヤピラー14Rとを纏めて説明する。
図8~図12に示すように、リヤピラー14は、第1部材33、第2部材34、第3部材35、第4部材36及び第5部材37を有している。図10~図12に示すように、リヤピラー14は、第1部材33~第5部材37で囲まれた中空に形成されている。リヤピラー14の内部をピラー内部38という。
延出されていて前方側を向いている。詳しくは、第2部位42は、ドア当接部41の後縁から幅方向外方に向かうにしたがって後方に移行する傾斜状に形成されている。
図10~図13に示すように、第2部位42は、該第2部位42を貫通して形成された第1挿通穴46、第2挿通穴47及び第3挿通穴48を有する。第1挿通穴46は、第2部位42の上部に形成され、第2挿通穴47は、第2部位42の下部に形成され、第3挿通穴48は、第2部位42の上下方向中途部に形成されている。この第2部位42は、第2部材34が取り付けられる取付壁部である。
図8に示すように、第1部材33は、リヤピラー14の前面側を構成する前壁部51を有する。前壁部51は、上部51aと、下部51bと、上部51aと下部51bとの間の中途部位51cとを有する。上部51aは、ドア当接部41の上部41aの下縁から幅方向内方に向けて延出している。下部51bは、ドア当接部41の下部41bの上縁から幅方向内方に向けて延出している。中途部51cは、ドア当接部41の中途部41cの前縁から幅方向内方に向けて延出している。
図8、図10~図12に示すように、第2部材34は、外壁部39の第2部位42に嵌め込まれて該第2部位42に固定されている。詳しくは、第2部材34は、第2部位42の前面に当接する当接壁(開口形成部)34aを有する。当接壁34aの上下方向中途部には、ピラー内部38とキャビン1の室外(キャビン室外という)とを連通する室外側開口55が形成されている。この室外側開口55によってピラー内部38に外気(キャビン室外の空気)を取り入れることができる。また、第2部材34の当接壁(開口形成部)34aは、前方側を向いているので、トラクタ2を走行させることにより、外気を効率よくピラー内部38に取り入れることができる。さらに、当接壁34aが幅方向外方に向かうにしたがって後方に移行する傾斜状に形成されているので、運転席6からみた後方側の視界性がよい。
図8に示すように、第1連通開口53は、当接壁34aの上部に形成されていて、第3部位43の上部43aに対応する部位に形成されている。したがって、第1連通開口53は、第1ドアヒンジ29に対応する部分(第1ドアヒンジ29で覆われる部分)に設けられている。図11、図13に示すように、第1連通開口53の周囲には、第1挿通穴46を通ってピラー内部38に延びる筒状の第1ガイド壁34bが設けられている。
は、第2ドアヒンジ30に対応する部分(第2ドアヒンジ30で覆われる部分)に設けられている。図12、図13に示すように、第2連通開口54の周囲には、第2挿通穴47を通ってピラー内部38に延びる筒状の第2ガイド壁34cが設けられている。
図8に示すように、室外側開口55は、第1連通開口53と第2連通開口54との間に形成されていることから、第1ドアヒンジ29と第2ドアヒンジ30との間に設けられている。
図9、図14に示すように、内壁部57には、ピラー内部38をキャビン室内に連通させる室内側開口59が形成されている。詳しくは、室内側開口59は、内壁部57を貫通して形成され且つ内壁部57の上部から下部にかけて形成されている。室外側開口55を介してピラー内部38に取り入れられた外気を、室内側開口59を介してキャビン室内に取り入れることができる。即ち、リヤピラー14は、ベンチレーション機能を有する。これによって、開閉可能なクォータガラスを設けなくてもキャビン室内のベンチレーションを行うことができる。延いては、センタピラーのない4柱式のキャビンフレーム8を採用することができ、キャビン1の側方の視界性を良好にすることができる。
図10~図12、図14に示すように、内壁部57のピラー内部38側には、室内側開口59を開閉可能に塞ぐ蓋体60が設けられている。蓋体60は、前端側が、内壁部57に枢軸61等を介して枢支されていて、開閉可能とされている。枢軸61は、ピラー内部38の室内側開口59の前縁側に該前縁に沿って配置されている。枢軸61は、蓋体60の上端から下端にわたる長さに形成された丸棒材によって形成されている。
図9、図14、図15に示すように、内壁部57のキャビン室内側には、閉位置X1において蓋体60のキャビン室内側への揺動を規制する規制壁64が設けられている。規制壁64は、板材によって形成され、内壁部57にボルト等によって取り付けられる。また、図9に示すように、規制壁64には、室内側開口59より若干小さく且つ室内側開口59に対応する大きさに形成された開口部64aが設けられている。蓋体60を、室内側開口59を開く開位置X2に揺動させると、室内側開口59は、開口部64aを介してキャビン室内に連通する。
部材37を上壁部という。図5に示すように、第1リヤピラー14Lの上壁部を第1上壁部37Lといい、第2リヤピラー14Rの上壁部を第2上壁部37Rという。
上壁部37は、第1部材33を形成する板材に一体形成されている。また、上壁部37は、ピラー内部38(外気導入路69)をルーフ9の内部に連通させる外気導入口37aを有する。エアコン装置26のブロワを駆動することで、外気導入路69内に取り入れられた外気は、外気導入口37aを通ってルーフ9の内部に導入され、エアコン装置26に取り込まれる。
ルーフ9を構成するインナールーフ24及びアウタルーフ25は、樹脂によって形成されている。レゾネータ86は、インナールーフ24をブロー成形等によって形成することでインナールーフ24に一体形成されている。即ち、レゾネータ86は、インナールーフ24を形成する樹脂によって、該インナールーフ24に一体成形されている。なお、インナールーフ24を回転成形等によって形成することで、インナールーフ24を形成する樹脂によって該インナールーフ24にレゾネータ86を一体形成してもよい。
図17、図18に示すように、レゾネータ86は、インナールーフ24の幅方向の中央側に設けられている。また、レゾネータ86は、少なくとも一本の共鳴管86A~86Cを有する。本実施形態では、レゾネータ86は、キャビン1の幅方向に並べて配置された長さの異なる複数の共鳴管86A~86Cを含む。各共鳴管86A~86Cは、前後方向A3に長い(前後方向A3の軸心を有する)筒状に形成されていると共に前端が閉塞され
且つ後端部にキャビン室内(下方)に開口する開口穴87を有する。
レゾネータ86(第1共鳴管86A~第3共鳴管86C)は、開口穴87から入ってきた音が内部の壁面に反射し、開口穴87から出てきたレゾネータ86の固有振動の音がキャビン室内の音と逆位相となって打ち消し合うことにより、ピークの高い周波数を相殺し、「こもり音」を低減する。また、レゾネータ86(共鳴管)の体積によって、侵入音波の共振点が変わるので、共鳴管を複数備えることで、周波数の異なる「こもり音」を低減することができる。レゾネータ86は、開口穴87がオペレータの耳元近くにあるので、オペレータの耳元近くの「こもり音」を低減することができる。
図19~図22に示すように、レゾネータ86の上部(上半分)は、上壁88bよりも上方に突出しており、下部(下半分)は、上壁88bよりも下方に突出している。即ち、レゾネータ86は、凹部88の上壁88bから上方及び下方に突出している。これにより、レゾネータ86が、凹部88の開口88aから下方に突出しないように構成されている。レゾネータ86が、凹部88から下方に突出しないように構成することにより、オペレータのヘッドクリアランスを確保することができる。
インナールーフ24のキャビン室内側には、ダクト89の内部を流れる空調空気をキャビン室内側に吹き出す第1吹出し部93A~第4吹出し部93Dが設けられている。第1
吹出し部93A及び第2吹出し部93Bは、凹部88の左側方で且つ第2ダクト部91の下方に配置され、第2ダクト部91に連通している。第3吹出し部93C及び第4吹出し部93Dは、凹部88の右側方で且つ第3ダクト部92の下方に配置され、第3ダクト部92に連通している。
図17、図18に示すように、インナールーフ24の後部の左側に、キャビン室内とルーフ9の内部とを連通する内気導入口94が形成されている。内気導入口94には、内気フィルタ95が嵌め込まれている。内気導入口94は、ルーフ9の内部から開閉蓋(図示省略)によって開閉可能に閉塞される。
図3、図4、図5に示すように、第1フロントピラー13L及び第2フロントピラー13Rは、正面視及び側面視で外方に突出する湾曲状に形成されている。詳しくは、第1フロントピラー13Lは、左斜め前方に突出する湾曲状に形成され、第2フロントピラー13Rは、右斜め前方に突出する湾曲状に形成されている。
図25に示すように、ドア27は、幅方向外方に向けて凸となる湾曲状(球面状)に形成されており、乗降口28を形成するフレーム部材にシール材を介して当接する。
図26に示すように、シール受け97は、基部97aと、基部97aから延出された延出部97bとを有する。基部97aは、フロントピラー13の幅方向内方側に配置され、フロントアッパフレーム15の上壁15aに固定されている。また、基部97aは、フロントアッパフレーム15から後方に突出している。延出部97bは、基部97aの後部から幅方向外方に向けて且つサイドアッパフレーム18の上方に向けて延出されている。
機体3に搭載されるキャビン1であって、当該キャビン1の側面の後部に設けられた中空のリヤピラー14を備え、リヤピラー14は、当該リヤピラー14の内部であるピラー内部38をキャビン室内に連通させる室内側開口59と、ピラー内部38をキャビン室外に連通させる室外側開口55とを有する。
この構成によれば、キャビン1のドア27を閉めたときにキャビン室内の内圧が高くな
ると、該内圧によって付勢部材66の付勢力に抗して蓋体60が開く。即ち、ドア27を閉めたときに蓋体60が開くことにより、キャビン室内のエア抜きを行うことができ、ドア27をスムーズに閉めることができる。
この構成によれば、キャビン1を搭載した機体3が前進することにより、室外側開口55からキャビン室内に外気を良好に取り入れることができる。
また、開口形成部(当接壁34a)は、キャビン1の幅方向外方に向かうにつれて後方に移行する傾斜状である。
また、側面の前部に設けられたフロントピラー13と、フロントピラー13とリヤピラー14との間に設けられたドア27と、リヤピラー14の上部に取り付けられていてドア27を支持する第1ドアヒンジ29と、リヤピラー14の下部に取り付けられていてドア27を支持する第2ドアヒンジ30とを有し、室外側開口55は、第1ドアヒンジ29と第2ドアヒンジ30との間に設けられている。
また、リヤピラー14は、室外側開口55とは異なる開口であって、ピラー内部38とキャビン室外とを連通する第1連通開口53及び第2連通開口54を有し、第1連通開口53は、第1ドアヒンジ29に対応する部分に設けられ、第2連通開口54は、第2ドアヒンジ30に対応する部分に設けられている。
また、蓋体60を閉位置X1から開位置X2に操作すると共に開位置X2に保持する蓋体操作機構65を備えている。
また、中空に形成されたルーフ9と、ルーフ9の内部に設けられたエアコン装置26と、を備え、リヤピラー14は、ピラー内部38をルーフ9の内部に連通させる外気導入口37aを有する。
キャビン1は、キャビン室内の天井部を構成するインナールーフ24と、キャビン室内で発生するこもり音を低減するレゾネータ86と、を備え、インナールーフ24は、樹脂によって形成され、レゾネータ86は、インナールーフ24を形成する樹脂によってインナールーフ24に一体成形されている。
途必要でなく、省スペースで追加コストをかけることなく、レゾネータ86をインナールーフ24に設置することができる。
また、キャビン室内に設けられた運転席6を備え、レゾネータ86は、運転席6の上方に設けられ、少なくとも一本の共鳴管(第1共鳴管86A~第3共鳴管86C)を有し、共鳴管86A~86Cは、前後方向に長い筒状に形成されると共に前端が閉塞され且つ後端部にキャビン室内に開口する開口穴87を有する。
また、レゾネータ86は、インナールーフ24の幅方向に並べて配置された長さの異なる複数の共鳴管(第1共鳴管86A~第3共鳴管86C)を含む。
この構成によれば、オペレータの耳元騒音を低減するレゾネータ86をインナールーフ24にコンパクトに設けることができる。
この構成によれば、レゾネータ86によってヘッドクリアランスが狭められるのを抑制することができる。
この構成によれば、オペレータのヘッドクリアランスを確保することができる。
機体3に搭載されるキャビン1であって、当該キャビン1の幅方向に間隔をあけて並設された第1フロントピラー13L及び第2フロントピラー13Rと、第1フロントピラー13Lの後方に配置された第1リヤピラー14L及び第2フロントピラー13Rの後方に配置された第2リヤピラー14Rと、第1フロントピラー13Lと第2フロントピラー13Rの上部同士を連結するフロントアッパフレーム15及び第1リヤピラー14Lと第2リヤピラー14Rの上部同士を連結するリヤアッパフレーム16と、第1フロントピラー13Lと第1リヤピラー14Lの上部同士を連結する第1サイドアッパフレーム18L及び第2フロントピラー13Rと第2リヤピラー14Rの上部同士を連結する第2サイドアッパフレーム18Rと、を備え、フロントアッパフレーム15は、正面視で上方に突出する湾曲状に形成され、第1サイドアッパフレーム18L及び第2サイドアッパフレーム18Rは、側面視で上方に突出する湾曲状に形成されている。
また、第1サイドアッパフレーム18L及び第2サイドアッパフレーム18Rは、上方に向かうにつれて幅方向の内方に移行する傾斜状に傾けられていると共に上方に向けて円弧状に湾曲している。
この構成によれば、第1サイドアッパフレーム18L及び第2サイドアッパフレーム18Rの後端側とリヤアッパフレーム16との高さ方向の段差を減らすことにより、第1サイドアッパフレーム18L及び第2サイドアッパフレーム18Rからリヤアッパフレーム16へとシール部材を連続して配設することができる。
ーム15の上面の他側から第2サイドアッパフレーム18Rの上面へ配設されるシール部材が当接する第2シール受け97Rと、を備えている。
この構成によれば、湾曲形状の第1サイドアッパフレーム18L及び第2サイドアッパフレーム18Rから湾曲形状のフロントアッパフレーム15へとシール部材を連続して配設することができる。
この構成によれば、第1サイドアッパフレーム18Lの上面から第1上壁部37Lへと連続的にシール部材を配設することができ、また、第2サイドアッパフレーム18Rの上面から第2上壁部37Rへとシール部材を連続的に配設することができる。
9 ルーフ
24 インナールーフ
25 アウタルーフ
86 レゾネータ
86A 第1共鳴管
86B 第2共鳴管
86C 第3共鳴管
87 開口穴
88 凹部
88b 上壁
Claims (7)
- キャビン室内に設けられた運転席と、
前記キャビン室内の天井部に設けられ、前記キャビン室内で発生するこもり音を低減するレゾネータと、
を備え、
前記レゾネータは、前後方向に長い筒状に形成されると共に前端が閉塞され且つ後端部に前記キャビン室内に開口する開口穴を有する複数の共鳴管を含み、
前記レゾネータは、上部が前記天井部を構成する壁部から上方に突出し、下部が前記壁部から下方に突出しているキャビン。 - 前記レゾネータは、前記天井部の幅方向に並べて配置された長さの異なる前記複数の共鳴管を含み、
各共鳴管の前記開口穴は、前記運転席のオペレータが座る部位である座部の上方に、前後方向の同じ位置において前記幅方向に並べて配置されている請求項1に記載のキャビン。 - 前記複数の共鳴管は、前記天井部における幅方向の中央部に位置する第1共鳴管と、前記第1共鳴管に対して前記幅方向に間隔をあけて配置された第2共鳴管とを含み、
前記第1共鳴管は、前部が後部よりも大径の筒状に形成され、
前記第2共鳴管は、前部が後部よりも大径の筒状に形成されていると共に、大径部分が前記第1共鳴管の大径部分に対して前後方向に位置ずれしている請求項1または2に記載のキャビン。 - 前記複数の共鳴管は、前記天井部の幅方向の中央部に位置する第1共鳴管と、前記第1共鳴管に対して前記幅方向に間隔をあけて配置された第3共鳴管とを含み、
前記第1共鳴管は、前部が後部よりも大径の筒状に形成され、
前記第3共鳴管は、前部から後部にかけて同じ径の筒状に形成されている請求項1~3のいずれか1項に記載のキャビン。 - 前記第2共鳴管は、前記第1共鳴管の前記幅方向の一側方に配置され、
前記第3共鳴管は、前記第1共鳴管の前記幅方向の他側方に配置されている請求項3を引用する請求項4に記載のキャビン。 - 前記運転席の上方を覆うルーフを備え、
前記ルーフは、前記天井部を構成するインナールーフと、前記インナールーフの上方に間隔をあけて配置されたアウタルーフとを有して中空に形成され、
前記インナールーフは、前記レゾネータが設けられる部分に形成された凹部であって、
当該インナールーフを形成する壁部を上方に向けて凹設することで形成された下向き開口状の凹部を有している請求項1~5のいずれか1項に記載のキャビン。 - キャビン室内に設けられた運転席と、
前記キャビン室内の天井部に設けられ、前記キャビン室内で発生するこもり音を低減するレゾネータと、
前記運転席の上方を覆うルーフと、
を備え、
前記レゾネータは、前後方向に長い筒状に形成されると共に前端が閉塞され且つ後端部に前記キャビン室内に開口する開口穴を有する少なくとも一本の共鳴管を含み、
前記開口穴は、前記運転席のオペレータが座る部位である座部の上方に配置され、
前記ルーフは、前記天井部を構成するインナールーフと、前記インナールーフの上方に間隔をあけて配置されたアウタルーフとを有して中空に形成され、
前記インナールーフは、前記レゾネータが設けられる部分に形成された凹部であって、当該インナールーフを形成する壁部を上方に向けて凹設することで形成された下向き開口状の凹部を有し、
前記レゾネータは、上部が前記凹部の上壁から上方に突出し、下部が前記上壁から下方に突出しているキャビン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022003098A JP7467515B2 (ja) | 2018-12-19 | 2022-01-12 | キャビン |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018237322A JP7009352B2 (ja) | 2018-12-19 | 2018-12-19 | キャビン |
JP2022003098A JP7467515B2 (ja) | 2018-12-19 | 2022-01-12 | キャビン |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018237322A Division JP7009352B2 (ja) | 2018-12-19 | 2018-12-19 | キャビン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022044655A JP2022044655A (ja) | 2022-03-17 |
JP7467515B2 true JP7467515B2 (ja) | 2024-04-15 |
Family
ID=71105684
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018237322A Active JP7009352B2 (ja) | 2018-12-19 | 2018-12-19 | キャビン |
JP2022003098A Active JP7467515B2 (ja) | 2018-12-19 | 2022-01-12 | キャビン |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018237322A Active JP7009352B2 (ja) | 2018-12-19 | 2018-12-19 | キャビン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP7009352B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023176666A1 (ja) | 2022-03-18 | 2023-09-21 | テルモ株式会社 | 止血器具 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001247055A (ja) | 2000-03-03 | 2001-09-11 | Isuzu Motors Ltd | 防音型エンジンフード |
JP2002356184A (ja) | 2001-05-31 | 2002-12-10 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | 作業車両の消音装置 |
JP2003048419A (ja) | 2001-08-03 | 2003-02-18 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | キャビンの構造 |
JP2009067384A (ja) | 2008-10-31 | 2009-04-02 | Yanmar Co Ltd | 作業車両のキャビン |
JP2016017402A (ja) | 2014-07-09 | 2016-02-01 | ジェイ. シー. バンフォード エクスカヴェイターズ リミテッドJ.C. Bamford Excavators Limited | オペレーターコンパートメント構造 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0644681U (ja) * | 1992-11-25 | 1994-06-14 | 日野自動車工業株式会社 | 車室内こもり音低減装置 |
-
2018
- 2018-12-19 JP JP2018237322A patent/JP7009352B2/ja active Active
-
2022
- 2022-01-12 JP JP2022003098A patent/JP7467515B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001247055A (ja) | 2000-03-03 | 2001-09-11 | Isuzu Motors Ltd | 防音型エンジンフード |
JP2002356184A (ja) | 2001-05-31 | 2002-12-10 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | 作業車両の消音装置 |
JP2003048419A (ja) | 2001-08-03 | 2003-02-18 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | キャビンの構造 |
JP2009067384A (ja) | 2008-10-31 | 2009-04-02 | Yanmar Co Ltd | 作業車両のキャビン |
JP2016017402A (ja) | 2014-07-09 | 2016-02-01 | ジェイ. シー. バンフォード エクスカヴェイターズ リミテッドJ.C. Bamford Excavators Limited | オペレーターコンパートメント構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2022044655A (ja) | 2022-03-17 |
JP2020097369A (ja) | 2020-06-25 |
JP7009352B2 (ja) | 2022-01-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7399020B2 (en) | Sound insulation structure for tractor | |
US11780286B2 (en) | Cabin | |
EP1061186B1 (en) | Noise reduction structure for a cab of a working vehicle | |
JP5215215B2 (ja) | キャビン付き作業車 | |
JP7467515B2 (ja) | キャビン | |
KR20170037888A (ko) | 작업 차량 | |
JP7478273B2 (ja) | キャビン | |
JP7390506B2 (ja) | キャビン | |
JP7220505B2 (ja) | キャビン | |
JP4216814B2 (ja) | キャビン装置 | |
JP7084856B2 (ja) | キャビン | |
JP7084857B2 (ja) | キャビン | |
JP4643070B2 (ja) | キャビンの構造 | |
JP2012224278A (ja) | トラクタのキャビン | |
JP4223889B2 (ja) | トラクタ | |
JP4246028B2 (ja) | エンジンルームのカバー装置 | |
JP2005059734A (ja) | トラクタ | |
JP4184898B2 (ja) | トラクタ | |
JP2013052722A (ja) | 作業用車両 | |
JP4223888B2 (ja) | トラクタ | |
JP5138750B2 (ja) | 空気調和機を取り付けるキャビンの構造 | |
JP2000319938A (ja) | 建設機械用キャブ | |
JP2004256006A (ja) | トラクタ | |
JP2019119366A (ja) | 車両用ドア構造 | |
JP2002019647A (ja) | キャビン付きトラクタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220112 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221101 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20221222 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230224 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230620 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230818 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20231205 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20240202 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20240305 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20240403 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7467515 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |