JP7466011B2 - 画像形成装置、情報処理システムおよび制御方法 - Google Patents

画像形成装置、情報処理システムおよび制御方法 Download PDF

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Description

この発明は、画像形成装置、情報処理システムおよび制御方法に関し、特にたとえば、音声入力端末と通信可能な画像形成装置、情報処理システム、制御プログラムおよび制御方法に関する。
この種の背景技術の一例が特許文献1に開示される。背景技術の画像形成装置遠隔操作システムは、ネットワークを介して情報端末装置と画像形成装置が接続され、画像形成装置の本体操作部と、情報端末装置の端末操作部とによって画像形成装置を操作することが可能である。
特許第6094763号
しかしながら、背景技術の画像形成装置遠隔操作システムでは、情報端末装置の端末操作部で画像形成装置を操作するにあたり、画像形成装置の本体操作部および情報端末装置の端末操作部のいずれを操作する場合であっても、手動での入力操作が必須であり、操作性については改善の余地がある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、画像形成装置、情報処理システムおよび制御方法を提供することである。
この発明の他の目的は、操作性の向上を図ることができる、画像形成装置、情報処理システムおよび制御方法を提供することである。
第1の実施例は、画像形成装置を含む情報処理システムであって、第1のユーザが発する音声を取得する音声取得手段、音声取得手段で取得された音声に、所定の単語が含まれているかどうかを判定する判定手段、判定手段によって、音声に所定の単語が含まれていると判断された場合に、当該所定の単語に応じた音声指示を生成する生成手段、生成手段によって生成された音声指示を受信して当該音声指示に従って画像形成装置を制御する制御手段、ユーザ認証処理を行い、第1のユーザとは別の予め登録された第2のユーザについて画像形成装置へのログインを許可する認証手段、第2のユーザのログイン中に第1のユーザからの音声に基づく音声指示を受け付けた場合に、ログアウト処理を行うかどうかを第2のユーザに確認させる確認手段、および
確認手段によってログアウト処理を行うことが確認された場合に、ログアウト処理を行うログアウト手段を備える、情報処理システムである。
第2の実施例は、第1の実施例に従属する情報処理システムであって、確認手段はユーザが操作可能なログアウトするかどうかを入力することができるボタンを含む確認画面を表示する確認画面表示手段を含み、ログアウト手段は、ユーザがボタンを操作してログアウトすることを入力したとき、ログアウト処理を行う。
第3の実施例は、第2の実施例に従属する情報処理システムであって、ログアウト手段は、確認画面を表示してから所定時間操作されないとき、ログアウト処理を行う。
第4の実施例は、第2の実施例に従属する情報処理システムであって、画像形成装置の周囲の所定範囲に存在する人を検出する人検出手段をさらに備え、ログアウト手段は、確認画面を表示した後、人検出手段によって所定範囲に存在する人が検出されなくなったとき、ログアウト処理を行う。
第5の実施例は、第1のユーザが発する音声を取得して音声に応じた音声指示を送信する音声入力端末と通信可能な画像形成装置であって、音声入力端末からの音声指示を受信して当該音声指示に従って画像形成装置を制御する制御手段、ユーザ認証処理を行い、第1のユーザとは別の予め登録された第2のユーザについて画像形成装置へのログインを許可する認証手段、第2のユーザのログイン中に音声指示を受け付けた場合に、ログアウト処理を行うかどうかを第2のユーザに確認させる確認手段、および確認手段によってログアウト処理を行うことが確認された場合に、ログアウト処理を行うログアウト手段を備える、画像形成装置である。
第6の実施例は、第5の実施例に従属する画像形成装置であって、確認手段はユーザが操作可能なログアウトするかどうかを入力することができるボタンを含む確認画面を表示する確認画面表示手段を含み、ログアウト手段は、ユーザがボタンを操作してログアウトすることを入力したとき、ログアウト処理を行う。
第7の実施例は、第6の実施例に従属する画像形成装置であって、ログアウト手段は、確認画面を表示してから所定時間操作されないとき、ログアウト処理を行う。
第8の実施例は、第6の実施例に従属する画像形成装置であって、画像形成装置の周囲の所定範囲に存在する人を検出する人検出手段をさらに備え、ログアウト手段は、確認画面を表示した後、人検出手段によって所定範囲に存在する人が検出されなくなったとき、ログアウト処理を行う。
第9の実施例は、第1のユーザが発する音声を取得して音声に応じた指示情報を送信する音声入力端末と通信可能な画像形成装置の制御方法であって、音声入力端末からの指示情報に従って画像形成装置を制御する制御ステップ、ユーザ認証処理を行い、第1のユーザとは別の予め登録された第2のユーザについて当該画像形成装置へのログインを許可する認証ステップ、第2のユーザのログイン中に指示情報を受け付けた場合に、ログアウト処理を行うかどうかを第2のユーザに確認させる確認ステップ、および確認ステップによってログアウト処理を行うことが確認された場合に、ログアウト処理を行うログアウトステップを実行させる、制御方法である。
第10の実施例は、画像形成装置を含む情報処理システムであって、第1のユーザが発する音声を取得する音声取得手段、音声取得手段で取得された音声に、所定の単語が含まれているかどうかを判定する判定手段、判定手段によって、音声に所定の単語が含まれていると判断された場合に、当該所定の単語に応じた音声指示を生成する生成手段、生成手段によって生成された音声指示に従って画像形成装置を制御する制御手段、ユーザ認証処理を行い、第1のユーザとは別の予め登録された第2のユーザについて当該画像形成装置へのログインを許可する認証手段、および第2のユーザのログイン中に第1のユーザからの音声に基づく音声指示を受け付けた場合に、第2のユーザのログアウト処理を行うログアウト手段を備える、情報処理システムである。
この発明によれば、画像形成装置の操作性の向上を図ることができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1はこの発明の情報処理システムの構成の一例を示す図である。 図2は図1に示す画像形成装置の電気的な構成を示すブロック図である。 図3は図1に示す音声入力端末の電気的な構成を示すブロック図である。 図4は画像形成装置のホーム画面の一例を示す図解図である。 図5は画像形成装置のコピー設定画面の一例を示す図解図である。 図6は図1に示す画像形成装置のRAMのメモリマップの一例を示す図解図である。 図7は図1に示す音声入力端末のRAMのメモリマップの一例を示す図解図である。 図8は画像形成装置のCPUの遠隔操作処理の一例を示すフロー図である。 図9は音声入力端末のCPUの遠隔操作処理の一例を示すフロー図である。 図10は第2実施例の確認画面の一例を示す図解図である。 図11は第2実施例の画像形成装置のCPUの遠隔操作処理の一例を示すフロー図である。 図12は第3実施例の画像形成装置のCPUの遠隔操作処理の一例を示すフロー図である。 図13は第4実施例の画像形成装置のCPUの遠隔操作処理の一例を示すフロー図である。
[第1実施例]
図1はこの発明の情報処理システム10の構成の一例を示す図である。図1を参照して、この発明の第1実施例である情報処理システム10は画像形成装置12を含み、この画像形成装置12はインターネットのようなネットワークに接続される。また、画像形成装置12は、携帯端末(音声入力端末)200とネットワークを介して間接的に、または無線通信等によって直接的に通信可能に接続される。
なお、図1では、一台の画像形成装置12および一台の音声入力端末200を示してあるが、画像形成装置12および音声入力端末200は二台以上であってもよい。
第1実施例では、画像形成装置12は、複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ(FAX)機能などを有する複合機(MFP:Multifunction Peripheral)である。なお、この発明は複合機だけでなく、複写機(コピー機)、印刷装置(プリンタ)およびファクシミリのような他の画像形成装置に適用可能である。
図2は図1に示す画像形成装置12の電気的な構成を示すブロック図である。図2を参照して、画像形成装置12はCPU122を含む。CPU122には、バス120を介して、RAM124、タッチパネル制御回路126、表示制御回路128、操作ボタン検出回路130、画像形成部138、画像読取部140および通信部142が接続される。また、タッチパネル制御回路126にはタッチパネル132が接続され、表示制御回路128にはディスプレイ134が接続され、操作ボタン検出回路130には操作ボタン136が接続される。ディスプレイ134としては、LCDまたはEL(Electro-Luminescence)ディスプレイなどを用いることができる。この第1実施例では、タッチパネル132としては、静電容量方式のタッチパネルが用いられ、ディスプレイ134の表示面上にタッチパネル132が設けられる。ただし、タッチパネル132とディスプレイ134とが一体的に形成されたタッチパネルディスプレイが用いられてもよい。また、タッチパネル132は、静電容量方式に限定される必要は無く、電磁誘導方式、抵抗膜方式、赤外線方式など、任意の方式のものを用いることができる。
CPU122は、画像形成装置12の全体的な制御を司る。RAM124は、CPU122のワーク領域およびバッファ領域として用いられる。
タッチパネル制御回路126は、タッチパネル132に必要な電圧などを付与するとともに、タッチパネル132において、そのタッチ有効範囲内でのタッチ操作(タッチ入力)を検出すると、そのタッチ入力の位置を示すタッチ座標データをCPU122に出力する。
表示制御回路128は、GPUおよびVRAMなどを含み、CPU122の指示の下、GPUは、RAM124に記憶された画像生成データ304b(図6参照)を用いてディスプレイ134に種々の操作画面を表示するための表示画像データをVRAMに生成し、生成した表示画像データをディスプレイ134に出力する。一例として、ディスプレイ134には、画像形成装置12が実行可能な各種のジョブから所望のジョブを選択するための画面であるホーム画面100(図4参照)が表示される。ただし、この第1実施例では、ジョブは、スキャン、コピー(原稿のスキャンを含む)およびファクシミリ(FAX)などを意味する。
操作ボタン検出回路130は、操作ボタン136の操作に応じた操作信号ないし操作データをCPU122に出力する。操作ボタン136は、ハードウェアキーであって、たとえば、ホームキー、省電力キーおよび主電源キーなどが含まれる。ホームキーは、ホーム画面100(図4参照)をディスプレイ134に表示させるためのキーである。電力キーは、消費電力が制限される省電力状態と、消費電力が制限されない通常状態とを切り替えるためのキーである。
画像形成部(印刷装置)138は、汎用のレーザプリンタであり、感光体、帯電器、露光装置、現像装置、転写装置、定着装置などを備え、画像処理回路で処理された印刷データに対応する画像を記録紙(用紙)などに印刷する。ただし、画像形成部138は、レーザプリンタに代えて、インクジェットプリンタで構成されてもよい。
なお、詳細な説明は省略するが、画像形成部138は、カラーのプリント機能を備えており、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色について、感光体、帯電器および現像装置等を含む画像形成ステーションが構成される。
画像読取部140は、光源、複数のミラー、結像レンズおよびラインセンサ等を備える。この画像読取部140は、原稿表面を光源によって露光し、原稿表面から反射した反射光を複数のミラーによって結像レンズに導く。そして、結像レンズによって反射光をラインセンサの受光素子に結像させる。ラインセンサでは、受光素子に結像した反射光の輝度および色度が検出され、原稿表面の画像に基づく読取画像データが生成される。
通信部142は、有線通信回路または無線通信回路を含み、音声入力端末200、サーバ等を含む外部のコンピュータとの間で送受される通信データの送受信処理を行う。有線通信回路は、Ethernet(登録商標)等の公知の通信規格に準拠した有線通信を行うための回路であり、インターネットなどのネットワークを介して外部のコンピュータとの間で通信データの送受信処理を行う。無線通信回路は、WiFiなどの無線通信を行うための回路であり、アンテナが接続される。この無線通信回路は、IEEE 802.11等の公知の通信規格に準拠した無線通信方式に基づき、WiFiなどの無線通信を使用して、外部のコンピュータとの間で送受信される通信データの送受信処理を行う。これらのことは、後述する音声入力端末200の通信部208も同様である。
なお、図2に示す画像形成装置12の電気的な構成は単なる一例であり、これに限定される必要はない。たとえば、画像形成装置12には、他の入力手段として、ハードウェアのキーボードが接続されたりすることがある。
音声入力端末200は、ユーザからの音声入力を受け付けるための端末であり、音声認識機能を備える。この音声入力端末200は、画像形成装置12の近傍に設置されても良いし、画像形成装置12から離れた場所に設置されても良い。
図3は図1に示す音声入力端末200の電気的な構成を示すブロック図である。図3を参照して、第1実施例の音声入力端末200はCPU202を含む。CPU202には、バス220を介してRAM204、音声入力部206および通信部208が接続される。
CPU202は、音声入力端末200の全体的な制御を司る。RAM204は、CPU202のワーク領域およびバッファ領域として用いられる。
音声入力部206は、マイク(マイクロフォン)、A/Dコンバータおよび信号増幅部から構成される。マイクを通して入力される音声は、A/D変換された後に、音声信号が増幅され、入力された音声に対応する音声データが生成される。また、マイクとしては、例えば、コンデンサマイクおよびダイナミックマイクなどの汎用のマイクを用いることができる。
通信部208は、有線通信回路または無線通信回路等を含み、公知の通信規格に準拠した通信方式に基づき、画像形成装置12、サーバ等を含む外部のコンピュータとの間で送受信される通信データの送受信処理を行う。
なお、図3に示す音声入力端末200の電気的な構成は単なる一例であり、これに限定される必要はない。たとえば、音声入力端末200は、音声(合成音声)を出力することが可能なスピーカ等の音声出力手段を備えるいわゆるスマートスピーカでも良い。この場合、ユーザと音声入力端末200との音声対話が可能となる。
以下、図4および図5を参照して情報処理システム10の動作例を説明する。図4は画像形成装置12のホーム画面100の一例を示す図解図である。図5は画像形成装置12のコピー設定画面160の一例を示す図解図である。
画像形成装置12の主電源がオンされて、各機能を実行可能な待機状態にある場合、画像形成装置12のディスプレイ134には、図4に示すようなホーム画面100が表示される。ホーム画面100は、上述したように、各種のジョブを選択するための画面である。このホーム画面100には、コピー、FAXおよびスキャンなどの各ジョブを選択するためのソフトウェアキー(アイコン)102の画像が表示される。
ホーム画面100においてアイコン102がタッチ(選択)された場合、ディスプレイ134には、選択されたアイコン102に割り当てられたジョブの設定を行うための設定画面が表示される。以下、コピージョブが選択される場合を例に挙げて説明する。
ホーム画面100においてコピージョブが割り当てられたアイコン102がタッチされる(コピージョブが選択される)と、ディスプレイ134には、図5に示すようなコピー設定画面160が表示される。このコピー設定画面160は、コピージョブの動作条件を設定するための画面であり、操作画面の一例である。なお、図5では、各種キー等が選択されていない基本状態のコピー設定画面160を示している。つまり、基本状態では、各設定はデフォルトの状態である。
コピー設定画面160には、機能選択キー162、他の機能選択キー164、テンキー166、白黒用のスタートキー168、カラー用のスタートキー170およびリセットキー172などのソフトウェアキーが設けられる(表示される)。
機能選択キー162は、コピー設定画面160の左端に表示される。機能選択キー162は、複数設けられ、上下方向に並んで配置される。複数の機能選択キー162の各々は、コピージョブの主要な動作条件または主要な機能に対応する。具体的には、コピー設定画面160には、カラー設定、原稿の向き、用紙選択、両面コピー、倍率、コピー濃度およびページ集約の各々についての詳細設定を行うための機能選択キー162が表示される。また、コピー設定画面160には、上述した主要な機能以外の機能(他の機能)の各々についての詳細設定を行うためのその他の機能選択キー164が表示される。
テンキー166は、数字キーであり、コピー設定画面160の中央に表示される部数設定領域178内に設けられる。テンキー166がタッチされると、タッチされた数字がテンキー166の上方のテンキー入力表示欄に表示される。つまり、部数が設定される。
白黒用のスタートキー(以下、「白黒スタートキー」という)168およびカラー用のスタートキー(以下、「カラースタートキー」という)170は、コピー設定画面160の右下のコーナ領域に表示されている。この白黒スタートキー168およびカラースタートキー170は、画像形成装置12に所定の動作を開始させるためのキーである。白黒スタートキー168がタッチされると、白黒コピーが開始される。また、カラースタートキー170がタッチ(選択)されると、カラー設定に応じてカラーコピーが開始される。
なお、読取画像データから各種の設定が反映された白黒またはカラーの出力画像データを生成する処理、および、出力画像データに従う白黒またはカラーの画像形成処理は既に周知であり、本願発明の本質的な内容とは異なるため、これらの詳細な説明については省略することにする。
リセットキー172は、カラースタートキー170の上方であり、コピー設定画面160の右端に表示される。リセットキー172は、画像形成装置12が実行中の所定の動作を中止または初期化させるためのキーである。たとえば、リセットキー172がタッチされると、実行中のジョブが中断または中止される。また、リセットキー172がタッチされると、コピー設定画面160で設定されたコピージョブの動作条件(各種の機能を含む)の設定が初期化され、デフォルトの状態にされる。
なお、上述のようにホーム画面100においてコピージョブが選択される場合を例に挙げて説明したが、ホーム画面100において、FAXジョブが選択される場合およびスキャンジョブが選択される場合も同様である。具体的には、FAXジョブが選択される場合およびスキャンジョブが選択される場合には、それらのジョブの動作条件を設定するための設定画面がディスプレイ134に表示され、ジョブの動作条件の設定ないしジョブの実行を行うことができる。
従来の情報処理システムでは、画像形成装置を操作するためには、タッチパネルへのタッチ操作または操作ボタンの操作等を含む手動での入力操作が必須であった。すなわち、ジョブを実行する場合等に、全て手動で画像形成装置を操作する必要があった。このため、操作性については改善の余地がある。
そこで、この第1実施例の情報処理システム10では、画像形成装置12を操作するにあたり、手動での入力操作の少なくとも一部を、音声入力端末200を介してユーザの音声によって行うことができるようした。すなわち、この情報処理システム10では、画像形成装置12を操作するにあたり、音声入力端末200を介して音声によるリモート操作(音声操作)を行うことができる。
具体的には、第1実施例の情報処理システム10では、予め登録される所定の単語(指示用の単語)を含む音声が音声入力端末200の音声入力部206に入力されると、指示用の単語に応じた音声による入力指示(音声指示)が画像形成装置12に入力される。そして、画像形成装置12は、音声指示を受け付けると、その音声指示に従って動作する。
ただし、指示用の単語としては、手動での入力操作に対応する単語が登録される。たとえば、指示用の単語として用いられる単語は、“コピー”、“ファックス”および“スキャン”等である。これらの単語のそれぞれは、上述したホーム画面100に表示されるアイコン102のそれぞれに対応する。
たとえば、ディスプレイ134にコピー設定画面160以外の画面(たとえばホーム画面100)が表示されている場合またはディスプレイ134が非表示の場合に、“コピー”を含む音声が音声入力端末200の音声入力部206に入力されると、コピージョブが割り当てられたアイコン102がタッチされるのと同じ内容の音声指示が画像形成装置12に入力される。
したがって、ディスプレイ134には、図5に示すようなコピー設定画面160が表示される。ただし、ディスプレイ134にコピー設定画面160が表示されている場合に、“コピー”を含む音声が音声入力端末200の音声入力部206に入力されると、ディスプレイ134の表示は変化しない。すなわち、音声指示に応じて表示される操作画面が既にディスプレイ134に表示されている場合には、ディスプレイ134の表示は変化しない。画面を切り替える必要が無いからである。
同様に、“ファックス”または“ファクス”を含む音声が音声入力端末200の音声入力部206に入力されると、FAXジョブが割り当てられたアイコン102がタッチされるのと同じ音声指示が画像形成装置12に入力され、“スキャン”を含む音声が音声入力端末200の音声入力部206に入力されると、スキャンジョブが割り当てられたアイコン102がタッチされるのと同じ音声指示が画像形成装置12に入力される。
このため、音声入力端末200が画像形成装置12の近傍に設けられる場合には、ユーザは、画像形成装置12に近づきながら、音声入力端末200の音声入力部206に上述したような指示用の単語を含む音声を入力することによって、所望の設定画面をディスプレイ134に表示させることができる。このようにすれば、ユーザがディスプレイ134の前に到達したときには、既に所望の設定画面がディスプレイ134に表示されているので、便利である。
なお、指示用の単語として用いられる単語が、ホーム画面100に表示されるアイコン102に対応する場合を例に挙げて説明したが、これに限定される必要は無い。たとえば、各ジョブの動作条件を設定するための画面に表示されるアイコンのそれぞれに対応する指示用の単語が登録されても良い。たとえば、指示用の単語として“両面コピー”、“プレビュー”、“白黒コピースタート”および“カラーコピースタート”等が登録されても良い。このようにすれば、音声操作によって、各ジョブを選択するだけでなく、ジョブの動作条件を設定したり、ジョブを実行したりすることもできる。
また、指示用の単語として操作ボタン136に対応する単語が登録されても良い。たとえば、指示用の単語として“ホーム画面”、“省電力”および“電源オン/電源オフ”等が登録されても良い。このようにすれば、操作ボタン136の操作に代えて、音声操作を行うことができる。
さらに、音声指示は、音声入力端末200から画像形成装置12に無線通信等で直接的に入力されても良いし、サーバ等の外部のコンピュータを介して、音声入力端末200から画像形成装置12に間接的に入力されても良い。
情報処理システム10の上記のような動作は、画像形成装置12のCPU122がRAM124に記憶された画像形成装置12用の情報処理プログラムを実行し、音声入力端末200のCPU202がRAM204に記憶された音声入力端末200用の情報処理プログラムを実行することによって実現される。具体的な処理については、後でフロー図を用いて説明する。
図6は図2に示す画像形成装置12のRAM124のメモリマップ300の一例を示す図解図である。図6に示すように、RAM124は、プログラム記憶領域302およびデータ記憶領域304を含む。RAM124のプログラム記憶領域302には、上述したように、画像形成装置12用の情報処理プログラムが記憶される。この画像形成装置12用の情報処理プログラムは、通信プログラム302a、操作検出プログラム302b、表示プログラム302cおよび受信プログラム302dを含む。
通信プログラム302aは、通信部142を制御して、外部のコンピュータとネットワークを介して有線でデータを通信(送受信)するためのプログラムである。また、通信プログラム302aは、通信部142を制御して、外部のコンピュータと無線でデータを送受信するためのプログラムでもある。
操作検出プログラム302bは、画像形成装置12への手動での入力操作を検出するためのプログラムである。たとえば、操作検出プログラム302bは、タッチパネル132から出力されたタッチ座標データを取得して、ディスプレイ134に表示される各種の画面に含まれるソフトウェアキーが操作されたことを検出するためのプログラムである。また、操作検出プログラム302bは、操作ボタン136からの操作入力を検出するためのプログラムでもある。
表示プログラム302cは、後述する画像生成データ304bを用いて、表示画像データ、すなわち、上記のホーム画面100およびコピー設定画面160などの画面データを生成し、ディスプレイ134に出力するためのプログラムである。
受信プログラム302dは、音声入力端末200または外部のコンピュータから送信された音声指示データを受信するためのプログラムである。ただし、受信時には、通信プログラム302aが実行される。
なお、図示は省略するが、プログラム記憶領域302には、画像読取プログラムおよび画像形成プログラムなども記憶される。画像読取プログラムは、画像読取部140を制御して、原稿の画像を読み取り、読み取った画像に対応する画像信号(読取画像データ)を出力するためのプログラムである。画像形成プログラムは、画像形成部138を制御して、多色または単色の画像を用紙に印刷するためのプログラムである。また、プログラム記憶領域302には、画像形成装置12が備える各種の機能を選択および実行するためのプログラムなども記憶される。
また、RAM124のデータ記憶領域304には、操作入力データ304a、画像生成データ304bおよび音声指示データ304cなどが記憶される。
操作入力データ304aは、操作検出プログラム302bに従って検出されたタッチ座標データまたは/および操作データである。検出されたタッチ座標データまたは/および操作データは、時系列に従ってデータ記憶領域304に記憶される。
画像生成データ304bは、ディスプレイ134に表示する各種の画面に対応する表示画像データを生成するためのポリゴンデータまたはテクスチャデータ等のデータである。
音声指示データ304cは、音声入力端末200の音声入力部206に入力された音声指示についてのデータである。
なお、図示は省略するが、データ記憶領域304には、画像形成装置12用の情報処理プログラムの実行に必要な他のデータが記憶されたり、画像形成装置12用の情報処理プログラムの実行に必要なタイマ(カウンタ)やレジスタが設けられたりする。
図7は図3に示す音声入力端末200のRAM204のメモリマップ320の一例を示す図解図である。図7に示すように、RAM204は、プログラム記憶領域322およびデータ記憶領域324を含む。RAM204のプログラム記憶領域322には、上述したように、音声入力端末200用の情報処理プログラムが記憶される。この音声入力端末200用の情報処理プログラムは、通信プログラム322a、音声認識プログラム322b、判定プログラム322c、生成プログラム322dおよび送信プログラム322eを含む。
通信プログラム322aは、通信部208を制御して、無線通信を使用して、画像形成装置12との間で直接的にデータを送受信したり、ネットワークを介して外部のコンピュータまたは画像形成装置12との間で間接的にデータを送受信したりするためのプログラムである。
音声認識プログラム322bは、音声入力部206を通して入力される、ユーザが音声入力端末200に対して発話した音声についての音声データ324aに応じて、音声認識を行い、音声に対応する文字列についての文字列データ324cを生成するためのプログラムである。音声認識プログラム322bは、たとえばDPマッチングや隠れマルコフ法(Hidden Markov Model:HMM)により、音声の内容を認識するためのプログラムである。
判定プログラム322cは、単語データ324dを参照して、文字列データ324cに対応する文字列に、指示用の単語が含まれているかどうかを判定するためのプログラムである。
生成プログラム322dは、文字列データ324cに対応する文字列に、指示用の単語が含まれている場合に、指示用の単語に応じた音声指示(指示コマンド)についての音声指示データ324eを生成するためのプログラムである。
送信プログラム322eは、音声指示データ324eを画像形成装置12に送信するためのプログラムである。ただし、送信時には、通信プログラム322aが実行される。
なお、図示は省略するが、プログラム記憶領域322には、音声入力端末200が備える各種の機能を選択および実行するためのプログラムなども記憶される。
また、RAM204のデータ記憶領域324には、音声データ324a、辞書データ324b、文字列データ324c、辞書データ324b、単語データ324dおよび音声指示データ324eなどが記憶される。
音声データ324aは、音声入力部206から入力される音声データであり、一時的に記憶される。文字列データ324cは、音声認識プログラム322bに従って生成される、音声の内容に対応する文字列についてのデータである。辞書データ324bは、音声認識のために必要な辞書などのデータである。単語データ324dは、指示用の単語についてのデータである。音声指示データ324eは、指示用の単語に応じた入力指示についてのデータである。
なお、図示は省略するが、データ記憶領域324には、音声入力端末200用の情報処理プログラムの実行に必要な他のデータが記憶されたり、音声入力端末200用の情報処理プログラムの実行に必要なタイマ(カウンタ)やレジスタが設けられたりする。
図8は、図2に示す画像形成装置12のCPU122で実行される遠隔操作処理の一例を示すフロー図である。この遠隔操作処理は、画像形成装置12の電源がオンされたときに開始される。
図8に示すように、画像形成装置12のCPU122は、遠隔操作処理を開始すると、ステップS1で、音声指示を受信したかどうかを判断する。ステップS1で“NO”であれば、つまり、音声指示を受信しない場合は、同じステップS1に戻る。一方、ステップS1で“YES”であれば、つまり、音声指示を受信した場合は、ステップS3で、音声指示を受け付けて、ステップS5で、遠隔操作処理を終了するかどうかを判断する。ここでは、画像形成装置12の電源がオフされるかどうかを判断する。ステップS5で“NO”であれば、ステップS1に戻る。一方、ステップS5で“YES”であれば、遠隔操作処理を終了する。
図9は、図3に示す音声入力端末200のCPU202で実行される遠隔操作処理の一例を示すフロー図である。この遠隔操作処理は、音声入力端末200の電源がオンされたときに開始される。
図9に示すように、音声入力端末200のCPU202は、遠隔操作処理を開始すると、ステップS31で、音声入力部206に音声が入力されたかどうかを判断する。ステップS31で“NO”であれば、つまり、音声が入力されない場合は、同じステップS31に戻る。一方、ステップS31で“YES”であれば、つまり、音声が入力された場合は、ステップS33で、音声認識を行い、音声の内容に対応する文字列を生成し、ステップS35で、文字列に指示用の単語が含まれているかどうかを判断する。ステップS35で“NO”であれば、つまり、文字列に指示用の単語が含まれていない場合は、ステップS31に戻る。一方、ステップS35で“YES”であれば、つまり、文字列に指示用の単語が含まれている場合には、ステップS37で、指示用の単語に応じた音声指示を画像形成装置12に送信して、ステップS39で、遠隔操作処理を終了するかどうかを判断する。ここでは、音声入力端末200の電源がオフされるかどうかを判断する。ステップS39で“NO”であれば、ステップS31に戻る。一方、ステップS39で“YES”であれば、遠隔操作処理を終了する。
この第1実施例によれば、画像形成装置12を操作するにあたり、手動の操作に代えて、音声入力端末200を介して音声操作を行うことができるので、操作性の向上を図ることができる。
[第2実施例]
第2実施例の情報処理システム10は、音声入力端末200を介して音声によるリモート操作を受け付けた場合の画像形成装置12の動作が一部異なる以外は第1実施例と同じであるため、第1実施例と異なる内容について説明し、重複した説明については省略することにする。
図10は第2実施例の確認画面の一例を示す図解図である。この第2実施例の情報処理システム10では、画像形成装置12でユーザ認証が実行され、ログインが許可される操作者(登録ユーザ)が画像形成装置12を操作することがある。図10に示すように、登録ユーザが画像形成装置12にログイン中に音声指示が画像形成装置12に入力されると、ディスプレイ134には、登録ユーザ用の確認画面(確認ウインドウ)190が表示される。
確認画面190は、音声指示が画像形成装置12に入力されたときにディスプレイ134に表示される操作画面の前面に重ねて、ディスプレイ134の表示領域の中央部に表示される。すなわち、確認画面190は、ポップアップで表示される。たとえば、図10に示す例では、確認画面190は、コピー設定画面160の前面に重ねて表示される。
確認画面190は、音声指示の入力に伴う自動ログアウトの許可/不許可を決定するための小画面(ウインドウ)であり、確認画面190には、自動ログアウトの許可/不許可の決定を促すメッセージ(たとえば、“リモート操作を受け付けました。ログアウト要求があります。ログアウトしますか?”等のメッセージ)が表示される。また、確認画面190には、自動ログアウトを許可する機能が割り当てられた“はい”ボタン192および自動ログアウトを許可しない機能が割り当てられた“いいえ”ボタン194が表示される。
なお、確認画面190は、“はい”ボタン192または“いいえ”ボタン194をタッチする以外の操作ができないようになっており、その他の操作はできないようになっている。
“いいえ”ボタン194が選択された場合には、自動ログアウトは実行されずに、ログイン状態が維持され、確認画面190が非表示にされ、音声指示が画像形成装置12に入力されたときにディスプレイ134に表示されていた操作画面に戻る。また、“いいえ”ボタン194が選択された場合には、音声指示は無視される。したがって、登録ユーザは、ログインした状態のまま、画像形成装置12を操作することができる。
一方、“はい”ボタン192が選択された場合には、自動ログアウトが実行され、登録ユーザが選択したジョブおよびジョブの動作条件等の設定が初期化され、音声指示に従って画像形成装置12が動作する。たとえば、音声指示に従って、ジョブが選択されたり、選択されたジョブについての動作条件が設定されたり、ジョブが実行されたりする。
また、第2実施例では、上述したような動作を実現するために、画像形成装置12のRAM124に記憶された情報処理プログラムには、ユーザ認証を行うための認証プログラムおよび自動ログアウトを実行するための自動ログアウト用プログラム等が含まれる。
以下、フロー図を用いて、第2実施例における遠隔操作処理について説明するが、第1実施例で説明した遠隔操作処理と同じ処理については同じ参照符号を付し、重複した内容については、説明を省略するまたは簡単に説明することにする。
図11は第2実施例の画像形成装置12の遠隔操作処理の一例を示すフロー図である。図11に示すように、画像形成装置12のCPU122は、遠隔操作処理を開始すると、ステップS1で“YES”であれば、ステップS51で、他のユーザがログイン中かどうかを判断する。ステップS51で“NO”であれば、つまり、他のユーザがログイン中でないと判断した場合は、ステップS3に進む。
一方、ステップS51で“YES”であれば、つまり、他のユーザがログイン中であると判断した場合は、ステップS53で、音声指示の入力に伴う自動ログアウトの許可/不許可を決定するための確認画面190をディスプレイ134に表示して、ステップS55で、ログアウトするかどうか、すなわち自動ログアウトを許可するかどうかを判断する。ここでは、“はい”ボタン192がタッチされたかどうかを判断する。ステップS55で“NO”であれば、つまり、“いいえ”ボタン194がタッチされ、ログアウトしないと判断した場合は、ステップS1に戻る。このとき、確認画面190は非表示にされ、確認画面190が表示される直前の状態に戻る。
一方、ステップS55で“YES”であれば、つまり、ログアウトすると判断した場合は、ステップS57で、ログアウトを実行し、ステップS3に進む。
なお、ステップS3の処理およびステップS5の処理の内容については、第1実施例と同じであるので説明を省略する。また、音声入力端末200の遠隔操作処理の内容については、第1実施例と同じであるので説明を省略する。
この第2実施例によれば、第1実施例と同様に、操作性の向上を図ることができる。また、第2実施例によれば、音声指示を行うユーザが優先的に画像形成装置12を使用することができる。
なお、第2実施例では、登録ユーザが画像形成装置12にログイン中に音声指示が画像形成装置12に入力されると、ディスプレイ134には、確認画面190が表示されるようにしたが、これに限定される必要は無い。たとえば、登録ユーザが画像形成装置12にログイン中に音声指示が画像形成装置12に入力されると、強制的に自動ログアウトが実行されるようにしても良い。ただし、強制的に自動ログアウトが実行される場合は、ログアウト前の状態(表示されていた操作画面およびジョブの動作条件の設定等)を記憶しておき、音声操作終了後に元の状態に戻るようにしても良いまた、登録ユーザが画像形成装置12にログイン中に音声指示が画像形成装置12に入力された場合であっても、その音声指示の内容が、操作中の登録ユーザの操作に影響を及ぼさない指示である場合には、ログイン状態を維持し、確認画面190を表示させなくても良い。
また、登録ユーザは、音声操作によってユーザ認証をすることができるようにしても良い。たとえば、登録ユーザの声紋情報(登録声紋情報)を予め登録しておき、音声入力端末200の音声入力部206に入力された音声から声紋情報を取得し、取得した声紋情報と登録声紋情報とを照合して、一致した場合にそのユーザを登録ユーザとして認証することができる。
さらに、第2実施例では、登録ユーザが画像形成装置12にログイン中に音声指示が画像形成装置12に入力される場合について説明したが、ログインに関係なく、操作者(通常ユーザ)が画像形成装置12を操作することがある。この場合、ディスプレイ134にホーム画面100以外の画面が表示されているときには、ディスプレイ134には、確認画面(通常ユーザ用の確認画面)が表示される。この通常ユーザ用の確認画面は、音声指示(リモート操作)を受け付けたこと、現在の状態(表示されていた操作画面およびジョブの動作条件の設定等)をリセットすること、音声指示をしたユーザ(リモートユーザ)に画像形成装置12の操作権を与えることを許可するか否かを問い合わせるための画面である。通常ユーザ用の確認画面には、現在の状態のリセット等を許可する機能が割り当てられたボタンと、現在の状態のリセット等を許可しない機能が割り当てられたボタンとが表示され、画像形成装置12を操作中のユーザは、現在の状態のリセット等の許可/不許可を選択することができる。ただし、通常ユーザの操作中に音声指示が画像形成装置12に入力される場合、通常ユーザ用の確認画面を表示させずに、強制的に自動ログアウトが実行されるようにしても良い。
[第3実施例]
第3実施例の情報処理システム10では、自動ログアウトの許可/不許可の判定方法が一部異なる以外は第2実施例と同じであるため、第2実施例と異なる内容について説明し、重複した説明については省略することにする。
第3実施例では、登録ユーザが画像形成装置12にログイン中に音声指示が画像形成装置12に入力されたときから、手動での入力操作が無い状態が所定時間(たとえば1分~2分)継続した場合に、自動ログアウトが許可される。上述したように、ログイン中に音声指示が画像形成装置12に入力されると、確認画面190がディスプレイ134に表示される。ここで、確認画面190は、“はい”ボタン192または“いいえ”ボタン194をタッチする以外の操作ができないので、“はい”ボタン192または“いいえ”ボタン194がタッチされない状態が所定時間継続した場合に、自動ログアウトが許可される。
また、第3実施例では、上述したような動作を実現するために、画像形成装置12のRAM124に記憶された情報処理プログラムには、ディスプレイ134に確認画面190が表示されたときから、または音声指示を受信したときから所定時間継続したかどうかを判定するためのプログラム等が含まれる。
以下、フロー図を用いて、第3実施例における遠隔操作処理について説明するが、第2実施例で説明した遠隔操作処理と同じ処理については同じ参照符号を付し、重複した内容については、説明を省略するまたは簡単に説明することにする。
図12は第3実施例の通信処理の一例を示すフロー図である。図12に示すように、画像形成装置12のCPU122は、遠隔操作処理を開始すると、ステップS53で、確認画面190をディスプレイ134に表示して、ステップS71で、タイマをスタートする。図示は省略したが、タイマ(カウンタ)はRAM124に設けられる。続いて、ステップS73で、手動での入力操作があるかどうかを判断する。たとえば、“はい”ボタン192または“いいえ”ボタン194がタッチされたかどうかを判断する。ステップS73で“YES”であれば、つまり、手動での入力操作があると判断した場合は、ステップS75で、タイマをリセットして、ステップS55に進む。一方、ステップS73で“NO”であれば、つまり、手動での入力操作が無いと判断した場合は、ステップS77で、所定時間が経過したかどうかを判断する。ステップS77で“NO”であれば、つまり、所定時間が経過していないと判断した場合は、ステップS73に戻る。一方、ステップS77で“YES”であれば、つまり、所定時間が経過したと判断した場合は、ステップS79で、タイマをリセットして、ステップS57に進む。
なお、ステップS53までの処理およびステップS57以降の処理の内容については、第2実施例と同じであるので説明を省略する。
この第3実施例によれば、画像形成装置12にログインしていた登録ユーザが画像形成装置12の前から立ち去った場合であっても、手動での入力操作が無い状態が所定時間継続した場合に自動的にログアウトされるので、音声指示を行うユーザが画像形成装置12を使用することができる。
[第4実施例]
第4実施例の情報処理システム10では、自動ログアウトの許可/不許可の判定方法が一部異なる以外は第2実施例と同じであるため、第3実施例と異なる内容について説明し、重複した説明については省略することにする。
第4実施例では、画像形成装置12は、画像形成装置12の周囲(前方)に存在する人(ユーザ)を検出するための人検出センサを備える。人検出センサとしては、たとえば距離センサ、焦電センサ、床センサ(圧力センサ)またはデジタルカメラ(イメージセンサ)を用いることができる。たとえば、距離センサとしては、赤外線センサ、超音波センサおよびレーザ距離センサ等が用いられる。人検出センサは、バス120を介してCPU122に接続される。CPU122は、人検出センサから出力される、距離データ、温度データまたは画像データ等のデータに応じて、画像形成装置12の前方の領域に、ユーザが存在するかどうかを判断する。
そして、第4実施例では、登録ユーザが画像形成装置12にログイン中に音声指示が画像形成装置12に入力された後、手動での入力操作が無い状態(“はい”ボタン192または“いいえ”ボタン194がタッチされない状態)で、画像形成装置12の周囲から人が居なくなった場合に、自動ログアウトが実行される。
また、第4実施例では、上述したような動作を実現するために、画像形成装置12のRAM124に記憶された情報処理プログラムには、画像形成装置12の周囲に存在する人を検出するための人検出プログラム等が含まれる。
以下、フロー図を用いて、第4実施例における遠隔操作処理について説明するが、第2実施例で説明した遠隔操作処理と同じ処理については同じ参照符号を付し、重複した内容については、説明を省略するまたは簡単に説明することにする。
図13は第4実施例の通信処理の一例を示すフロー図である。図13に示すように、画像形成装置12のCPU122は、遠隔操作処理を開始すると、ステップS91で、手動での入力操作があるかどうかを判断する。ステップS91で“YES”であれば、つまり、手動での入力操作があると判断した場合は、ステップS55に進む。一方、ステップS91で“NO”であれば、つまり、手動での入力操作が無いと判断した場合は、ステップS93で、人間を検出したかどうかを判断する。ステップS93で“YES”であれば、つまり、人間を検出したと判断した場合は、ステップS53に戻る。一方、ステップS93で“NO”であれば、つまり、人間を検出しないと判断した場合は、ステップS57に進む。
なお、ステップS53までの処理およびステップS57以降の処理の内容については、第3実施例と同じであるので説明を省略する。
この第4実施例によれば、画像形成装置12にログインしていた登録ユーザが画像形成装置12の前から立ち去った場合であっても、自動的にログアウトされるので、音声指示を行うユーザが画像形成装置12を使用することができる。
なお、第4実施例に示した態様は、第3実施例にも組み合わせて採用することが可能である。すなわち、登録ユーザが画像形成装置12にログイン中に音声指示が画像形成装置12に入力された後、手動での入力操作が無い状態で所定時間経過するか、または、画像形成装置12の周囲から人が居なくなった場合に、自動ログアウトが許可される。
また、上述の実施例で挙げた数値、画面および具体的な構成等は一例であり、実際の製品に応じて適宜変更することが可能である。また、上述の実施例で示したフロー図の各ステップは、同じ結果が得られるのであれば、処理される順番は適宜変更することが可能である。
10 …情報処理システム
12 …画像形成装置
132…タッチパネル
134…ディスプレイ
142…通信部
200…音声入力端末
206…音声入力部
208…通信部

Claims (10)

  1. 画像形成装置を含む情報処理システムであって、
    第1のユーザが発する音声を取得する音声取得手段、
    前記音声取得手段で取得された前記音声に、所定の単語が含まれているかどうかを判定する判定手段、
    前記判定手段によって、前記音声に前記所定の単語が含まれていると判断された場合に、当該所定の単語に応じた音声指示を生成する生成手段、
    前記生成手段によって生成された前記音声指示を受信して当該音声指示に従って前記画像形成装置を制御する制御手段、
    ユーザ認証処理を行い、前記第1のユーザとは別の予め登録された第2のユーザについて前記画像形成装置へのログインを許可する認証手段、
    前記第2のユーザのログイン中に前記第1のユーザからの前記音声に基づく前記音声指示を受け付けた場合に、ログアウト処理を行うかどうかを前記第2のユーザに確認させる確認手段、および
    前記確認手段によってログアウト処理を行うことが確認された場合に、ログアウト処理を行うログアウト手段を備える、情報処理システム。
  2. 前記確認手段はユーザが操作可能なログアウトするかどうかを入力することができるボタンを含む確認画面を表示する確認画面表示手段を含み、
    前記ログアウト手段は、前記ユーザが前記ボタンを操作してログアウトすることを入力したとき、ログアウト処理を行う、請求項1記載の情報処理システム。
  3. 前記ログアウト手段は、前記確認画面を表示してから所定時間操作されないとき、ログアウト処理を行う、請求項2記載の情報処理システム。
  4. 前記画像形成装置の周囲の所定範囲に存在する人を検出する人検出手段をさらに備え、
    前記ログアウト手段は、前記確認画面を表示した後、前記人検出手段によって前記所定範囲に存在する人が検出されなくなったとき、ログアウト処理を行う、請求項2記載の情報処理システム。
  5. 第1のユーザが発する音声を取得して前記音声に応じた音声指示を送信する音声入力端末と通信可能な画像形成装置であって、
    前記音声入力端末からの前記音声指示を受信して当該音声指示に従って前記画像形成装置を制御する制御手段、
    ユーザ認証処理を行い、前記第1のユーザとは別の予め登録された第2のユーザについて前記画像形成装置へのログインを許可する認証手段、
    前記第2のユーザのログイン中に前記音声指示を受け付けた場合に、ログアウト処理を行うかどうかを前記第2のユーザに確認させる確認手段、および
    前記確認手段によってログアウト処理を行うことが確認された場合に、ログアウト処理を行うログアウト手段を備える、画像形成装置。
  6. 前記確認手段はユーザが操作可能なログアウトするかどうかを入力することができるボタンを含む確認画面を表示する確認画面表示手段を含み、
    前記ログアウト手段は、前記ユーザが前記ボタンを操作してログアウトすることを入力したとき、ログアウト処理を行う、請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記ログアウト手段は、前記確認画面を表示してから所定時間操作されないとき、ログアウト処理を行う、請求項6記載の画像形成装置。
  8. 前記画像形成装置の周囲の所定範囲に存在する人を検出する人検出手段をさらに備え、
    前記ログアウト手段は、前記確認画面を表示した後、前記人検出手段によって前記所定範囲に存在する人が検出されなくなったとき、ログアウト処理を行う、請求項6記載の画像形成装置。
  9. 第1のユーザが発する音声を取得して前記音声に応じた指示情報を送信する音声入力端末と通信可能な画像形成装置の制御方法であって、
    前記音声入力端末からの前記指示情報に従って前記画像形成装置を制御する制御ステップ、
    ユーザ認証処理を行い、前記第1のユーザとは別の予め登録された第2のユーザについて当該画像形成装置へのログインを許可する認証ステップ、
    前記第2のユーザのログイン中に前記指示情報を受け付けた場合に、ログアウト処理を行うかどうかを前記第2のユーザに確認させる確認ステップ、および
    前記確認ステップによってログアウト処理を行うことが確認された場合に、ログアウト処理を行うログアウトステップを実行させる、制御方法。
  10. 画像形成装置を含む情報処理システムであって、
    第1のユーザが発する音声を取得する音声取得手段、
    前記音声取得手段で取得された前記音声に、所定の単語が含まれているかどうかを判定する判定手段、
    前記判定手段によって、前記音声に前記所定の単語が含まれていると判断された場合に、当該所定の単語に応じた音声指示を生成する生成手段、
    前記生成手段によって生成された前記音声指示に従って前記画像形成装置を制御する制御手段、
    ユーザ認証処理を行い、前記第1のユーザとは別の予め登録された第2のユーザについて当該画像形成装置へのログインを許可する認証手段、および
    前記第2のユーザのログイン中に前記第1のユーザからの前記音声に基づく前記音声指示を受け付けた場合に、前記第2のユーザのログアウト処理を行うログアウト手段を備える、情報処理システム。
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