JP5831251B2 - 画像形成システム、画像形成装置、端末装置、画像形成装置の制御プログラム、および端末装置の制御プログラム - Google Patents

画像形成システム、画像形成装置、端末装置、画像形成装置の制御プログラム、および端末装置の制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像形成システム、画像形成装置、端末装置、画像形成装置の制御プログラム、および端末装置の制御プログラムに関し、より特定的には、表示部を含む端末装置と、端末装置と通信可能な画像形成装置とを備えた画像形成システム、画像形成装置、端末装置、画像形成装置の制御プログラム、および端末装置の制御プログラムに関する。
MFP(Multifunction Peripheral)を始めとする画像形成装置を、ユーザーが使い慣れた端末装置(たとえばAndroid(登録商標)をインストールした汎用端末機など)により遠隔操作することや監視することの要望が高まっている。これらの要望に応えるべく、画像形成装置の機能として、近年リモートパネル機能が提案されている。リモートパネル機能とは、ネットワークを介して画像形成装置と接続された端末装置で画像形成装置の操作を受け付け、その操作の情報を端末装置から画像形成装置へ送り、画像形成装置においてその操作の情報に基づく処理を行い、その処理に伴う画面更新の情報を端末装置へ送信する機能である。リモートパネル機能では、端末装置にインストールされたリモートパネルアプリケーション(リモートパネルアプリ)を用いて画像形成装置とネットワーク通信を行うことで、画像形成装置の操作パネルが遠隔操作される。一方、リモートパネル機能で用いられる端末装置(汎用端末)は、画像形成装置と同等の機能を有していることが多い。
ところで、MFPを始めとする画像形成装置や端末装置などには、ユーザーの音声による操作入力を受け付け可能な音声認識機能が搭載されているものがある。端末装置の音声認識機能を利用して、端末装置から音声で画像形成装置を遠隔操作する場合、従来においては、たとえば以下の方法で端末装置および画像形成装置が制御されていた。端末装置はユーザーの音声による指示を認識すると、その音声データを画像形成装置へ送信する。画像形成装置は音声データを受信すると、受信した音声データの指示に基づいて所定の処理を実行し、画面遷移などの処理結果を端末装置へ送信する。端末装置は、処理結果を受信すると、その処理結果に基づいて表示画面を更新する。
なお、下記特許文献1には、アプリケーションに基づいて、画像処理装置の表示部の操作用画面に対し、ユーザーが音声入力操作できるシステムが開示されている。このシステムでは、MFPは、MFPのマイクで取得した音声データと、MFPに新たな機能を付与するためのアプリケーションに基づいてカスタマイズされた操作用画面で設定されているデータとを、サーバーへ送信する。サーバーは、受信した音声データとアプリケーションが有する音声辞書と操作用画面で設定されているデータとから、MFPに実行させる動作を示す応答情報を特定し、特定された応答情報をMFPに送信する。MFPは、送信されてきた応答情報に基づく動作を行う。
特開2011−49705号公報
しかし、上述の従来の制御方法では、画像処理装置の操作部にて画像処理装置を直接操作する場合に比べて、パフォーマンスの低下(ユーザー操作時のレスポンスの低下)が大きいという問題があった。具体的には、端末装置が認識する音声には、ユーザーがMFPを操作するための音声(操作入力の音声)の他、ユーザーの周囲の会話などの画像処理装置の操作とは無関係な音声(ノイズ)が含まれている。このように、上述の従来の制御方法では、無駄な音声データの通信が多く発生し、パフォーマンスが低下していた。また、この制御方法とは別の方法として、通信容量を減らすために、音声データをテキストデータに変換して画像処理装置へ送信する方法も考えられる。しかしこの方法を用いた場合には、データ変換を行う端末装置の負荷が増加するため、パフォーマンスの低下の問題を解決することはできなかった。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、その目的は、画像形成装置のパフォーマンスの低下を抑止することのできる画像形成システム、画像形成装置、端末装置、画像形成装置の制御プログラム、および端末装置の制御プログラムを提供することである。
本発明の一の局面に従う画像形成システムは、表示部を含む端末装置と、端末装置と通信可能な画像形成装置とを備えた画像形成システムであって、端末装置の表示部に表示する画面を特定する情報と、端末装置の表示部に表示する画面で受け付け可能な指示とを画像形成装置から端末装置へ送信する第1の送信手段と、第1の送信手段にて送信した情報に基づく画面を端末装置の表示部に表示する第1の表示手段と、第1の表示手段にて画面を表示している場合に、端末装置で音声を認識する音声認識手段と、音声認識手段にて認識した音声が受け付け可能な指示に含まれているか否かを端末装置で判別する判別手段と、受け付け可能な指示に含まれていると判別手段にて判別した場合に、音声認識手段にて認識した音声に関する情報を端末装置から画像形成装置へ送信する第2の送信手段と、第2の送信手段にて送信した情報に基づく処理を画像形成装置で実行する処理実行手段と、端末装置の動作状態を、音声を認識不能な状態である通常モードから音声を認識可能な状態である音声認識モードへ移行する移行手段とを備え、移行手段は、端末装置の表示部にて拡大画面を表示する場合に、端末装置の動作状態を音声認識モードへ移行する表示移行手段を含む。
上記画像形成システムにおいて好ましくは、受け付け可能な指示に含まれていると判別手段にて判別した場合に、第2の送信手段は、端末装置の表示部に表示している画面を特定する情報をさらに送信し、第2の送信手段にて送信した画面を特定する情報と、画像形成装置の表示部の表示画面の情報とが一致した場合に、処理実行手段は、第2の送信手段にて送信した音声に関する情報に基づく処理を実行する。
本発明の他の局面に従う画像形成システムは、表示部を含む端末装置と、端末装置と通信可能な画像形成装置とを備えた画像形成システムであって、端末装置の表示部に表示する画面を特定する情報と、端末装置の表示部に表示する画面で受け付け可能な指示とを画像形成装置から端末装置へ送信する第1の送信手段と、第1の送信手段にて送信した情報に基づく画面を端末装置の表示部に表示する第1の表示手段と、第1の表示手段にて画面を表示している場合に、端末装置で音声を認識する音声認識手段と、音声認識手段にて認識した音声が受け付け可能な指示に含まれているか否かを端末装置で判別する判別手段と、受け付け可能な指示に含まれていると判別手段にて判別した場合に、音声認識手段にて認識した音声に関する情報を端末装置から画像形成装置へ送信する第2の送信手段と、第2の送信手段にて送信した情報に基づく処理を画像形成装置で実行する処理実行手段とを備え、受け付け可能な指示に含まれていると判別手段にて判別した場合に、第2の送信手段は、端末装置の表示部に表示している画面を特定する情報をさらに送信し、第2の送信手段にて送信した画面を特定する情報と、画像形成装置の表示部の表示画面の情報とが一致した場合に、処理実行手段は、第2の送信手段にて送信した音声に関する情報に基づく処理を実行し、第2の送信手段にて送信した画面を特定する情報と、画像形成装置の表示部の表示画面の情報とが一致しない場合に、処理実行手段は、第2の送信手段にて送信した音声に関する情報を破棄する。
上記画像形成システムにおいて好ましくは、端末装置の動作状態を、音声を認識不能な状態である通常モードから音声を認識可能な状態である音声認識モードへ移行する移行手段をさらに備える。
上記画像形成システムにおいて好ましくは、移行手段は、音声認識モードへの移行する指示を受け付けた場合に、端末装置の動作状態を音声認識モードへ移行する第1の移行手段を含む。
上記画像形成システムにおいて好ましくは、第1の移行手段は、音声認識モードへ移行するためのソフトウェアキーまたはハードウェアキーの押下を端末装置で受け付けた場合に、端末装置の動作状態を音声認識モードへ移行する。
上記画像形成システムにおいて好ましくは、受け付け可能な指示に含まれていないと判別手段にて判別した場合に、音声を認識できなかったことを端末装置で通知する通知手段をさらに備える。
上記画像形成システムにおいて好ましくは、第2の送信手段は、音声認識手段にて認識した音声のテキストデータを送信する。
上記画像形成システムにおいて好ましくは、第2の送信手段は、音声認識手段にて認識した音声に対応する命令コマンドを送信する。
上記画像形成システムにおいて好ましくは、処理実行手段にて実行した処理に伴う更新画面を特定する情報と、更新画面で受け付け可能な指示とを画像形成装置から端末装置へ送信する第3の送信手段をさらに備える。
上記画像形成システムにおいて好ましくは、第1の送信手段は、端末装置の表示部に表示する画面で受け付け可能な指示として、端末装置の表示部に表示可能な複数の画面で共通して受け付け可能な指示を含むテーブルである共通音声ワードテーブルと、端末装置の表示部に表示する画面に固有の受け付け可能な指示を含むテーブルである固有音声ワードテーブルとを送信し、第3の送信手段は、更新画面の固有音声ワードテーブルを送信し、共通音声ワードテーブルを送信しない。
上記画像形成システムにおいて好ましくは、第1の送信手段にて送信した情報に基づく画面を画像形成装置の表示部に表示する第2の表示手段をさらに備える。
本発明のさらに他の局面に従う画像形成装置は、端末装置と通信可能な画像形成装置であって、端末装置の表示部に表示する画面を特定する情報と、端末装置の表示部に表示する画面で受け付け可能な指示とを端末装置へ送信する送信手段と、送信手段にて送信した場合に、端末装置で認識した音声に関する情報を端末装置から受信する受信手段と、受信手段にて受信した情報に基づく処理を実行する処理実行手段とを備え、受信手段は、端末装置の表示部に表示している画面を特定する情報を端末装置からさらに受信し、受信手段にて受信した画面を特定する情報と、画像形成装置の表示部の表示画面の情報とが一致した場合に、処理実行手段は、受信手段にて受信した音声に関する情報に基づく処理を実行し、受信手段にて受信した画面を特定する情報と、画像形成装置の表示部の表示画面の情報とが一致しない場合に、処理実行手段は、受信手段にて受信した音声に関する情報を破棄する。
本発明のさらに他の局面に従う端末装置は、表示部を含み、かつ画像形成装置と通信可能な端末装置であって、端末装置の表示部に表示する画面を特定する情報と、端末装置の表示部に表示する画面で受け付け可能な指示とを画像形成装置から受信する受信手段と、受信手段にて送信した情報に基づく画面を端末装置の表示部に表示する表示手段と、表示手段にて画面を表示している場合に、音声を認識する音声認識手段と、音声認識手段にて認識した音声が受け付け可能な指示に含まれているか否かを判別する判別手段と、受け付け可能な指示に含まれていると判別手段にて判別した場合に、音声認識手段にて認識した音声に関する情報を画像形成装置へ送信する送信手段と、端末装置の動作状態を、音声を認識不能な状態である通常モードから音声を認識可能な状態である音声認識モードへ移行する移行手段とを備え、移行手段は、端末装置の表示部にて拡大画面を表示する場合に、端末装置の動作状態を音声認識モードへ移行する表示移行手段を含む。
本発明のさらに他の局面に従う画像形成装置の制御プログラムは、端末装置と通信可能な画像形成装置の制御プログラムであって、端末装置の表示部に表示する画面を特定する情報と、端末装置の表示部に表示する画面で受け付け可能な指示とを端末装置へ送信する送信ステップと、送信ステップにて送信した場合に、端末装置で認識した音声に関する情報を端末装置から受信する受信ステップと、受信ステップにて受信した情報に基づく処理を実行する処理実行ステップとをコンピューターに実行させ、受信ステップにおいて、端末装置の表示部に表示している画面を特定する情報を端末装置からさらに受信し、受信ステップにて受信した画面を特定する情報と、画像形成装置の表示部の表示画面の情報とが一致した場合に、処理実行ステップにおいて、受信ステップにて受信した音声に関する情報に基づく処理を実行し、受信ステップにて受信した画面を特定する情報と、画像形成装置の表示部の表示画面の情報とが一致しない場合に、処理実行ステップにおいて、受信ステップにて受信した音声に関する情報を破棄する。
本発明のさらに他の局面に従う端末装置の制御プログラムは、表示部を含み、かつ画像形成装置と通信可能な端末装置の制御プログラムであって、端末装置の表示部に表示する画面を特定する情報と、端末装置の表示部に表示する画面で受け付け可能な指示とを画像形成装置から受信する受信ステップと、受信ステップにて送信した情報に基づく画面を端末装置の表示部に表示する表示ステップと、表示ステップにて画面を表示している場合に、音声を認識する音声認識ステップと、音声認識ステップにて認識した音声が受け付け可能な指示に含まれているか否かを判別する判別ステップと、受け付け可能な指示に含まれていると判別ステップにて判別した場合に、音声認識ステップにて認識した音声に関する情報を画像形成装置へ送信する送信ステップと、端末装置の動作状態を、音声を認識不能な状態である通常モードから音声を認識可能な状態である音声認識モードへ移行する移行ステップとをコンピューターに実行させ、移行ステップは、端末装置の表示部にて拡大画面を表示する場合に、端末装置の動作状態を音声認識モードへ移行する表示移行ステップを含む。
本発明によれば、画像形成装置のパフォーマンスの低下を抑止することのできる画像形成システム、画像形成装置、端末装置、画像形成装置の制御プログラム、および端末装置の制御プログラムを提供することができる。
本発明の第1の実施の形態における画像形成システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態の画像形成システムの概略的な動作を説明する図である。 リモートパネル300の動作状態の移行処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態において、音声認識モードへ移行したことの通知をリモートパネル300から受信した場合におけるMFP100の動作を示すフローチャートである。 描画情報および音声ワードテーブルをMFP100から受信した場合におけるリモートパネル300の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における、MFP100がリモートパネル300へ送信する画面および音声ワードテーブルを模式的に示す図である。 リモートパネル300の初期画面である画面IM1と、画面IM1の音声ワードテーブルWT1とを模式的に示す図である。 画面IM1においてキーK1が押下された場合に、リモートパネル300が表示部305に表示する画面IM2と、画面IM2の音声ワードテーブルWT2とを模式的に示す図である。 画面IM1においてキーK2が押下された場合に、リモートパネル300が表示部305に表示する画面IM3と、画面IM3の音声ワードテーブルWT3とを模式的に示す図である。 本発明の第1の実施の形態において、ユーザーの音声をリモートパネル300が受け付けた場合のリモートパネル300の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態において、リモートパネル300から音声認識情報を受信した場合のMFP100の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態において、ユーザーの音声をリモートパネル300が受け付けた場合のリモートパネル300の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態において、ユーザーの音声をリモートパネル300が受け付けた場合のリモートパネル300の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態において、リモートパネル300から音声認識情報および描画情報を受信した場合のMFP100の動作を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態における、MFP100がリモートパネル300へ送信する画面および音声ワードテーブルを模式的に示す図である。 共通音声ワードテーブルWT10を模式的に示す図である。 固有音声ワードテーブルWT11、WT12、およびWT13を模式的に示す図である。 本発明の第4の実施の形態において、音声認識モードへ移行したことの通知をリモートパネル300から受信した場合におけるMFP100の動作を示すフローチャートである。 音声認識モードへ移行した場合のリモートパネル300の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
以下の実施の形態の画像形成システムは、表示部を含む端末装置と、端末装置と通信可能な画像形成装置とを備えている。画像形成装置は、スキャナー機能、ファクシミリ機能、複写機能、プリンタとしての機能、データ通信機能、およびサーバー機能を備えたMFPや、ファクシミリ装置、複写機、またはプリンタなどであってもよい。端末装置は、各種情報を表示可能な表示部を含んでいる。端末装置は、たとえばPC(Personal Computer)や携帯情報端末などである。
[第1の実施の形態]
始めに、画像形成システムの概略的な構成について説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態における画像形成システムの構成を示すブロック図である。
図1を参照して、本実施の形態における画像形成システムは、MFP100(画像形成装置の一例)と、リモートパネル300(端末装置の一例)とを備えている。MFP100とリモートパネル300とはネットワーク200に接続されており、ネットワーク200を通じて相互に通信可能である。
ネットワーク200は、たとえば有線または無線のLAN(Local Area Network)である。ネットワーク200は、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)のプロトコルを用いて接続される。ネットワーク200に接続された機器は、お互いに各種データのやり取りが可能となっている。なお、ネットワーク200に代えて、インターネット・専用線などの広域ネットワークを用いて各装置を接続してもよい。
MFP100は、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、記憶部104と、プリント処理部105と、画像処理部106と、操作パネル107と、スキャナー部108と、ネットワーク接続部109などを含んでいる。CPU101には、ROM102、RAM103、記憶部104、プリント処理部105、画像処理部106、操作パネル107、スキャナー部108、およびネットワーク接続部109の各々がバスを介して接続されている。
CPU101は、スキャンジョブ、コピージョブ、メール送信ジョブ、およびプリントジョブなどの各種ジョブについて、MFP100全体の制御を行なう。CPU101は、ROM102に記憶された制御プログラムを実行する。CPU101は、所定の処理を行なうことにより、ROM102、RAM103からのデータの読み込みや、ROM102、RAM103へのデータの書き込みを行なう。
ROM102は、たとえばフラッシュROM(Flash Memory)である。ROM102には、MFP100の動作を行なうための各種プログラムと、各種固定データとが格納されている。ROM102は、書換え不可能なものであってもよい。
RAM103は、CPU101のメインメモリである。RAM103は、CPU101が制御プログラムを実行するときに必要なデータや画像データを一時的に記憶するためなどに用いられる。
記憶部104は、画面データベースと、音声ワードテーブルデータベース(有効音声ワードテーブルデータベース)などを記憶する。画面データベースは、リモートパネル300の表示部305に表示する複数の画面のデータにより構成されている。音声ワードテーブルデータベースは、複数の画面の音声ワードテーブルにより構成されている。音声ワードテーブルは、リモートパネル300の表示部305に表示する画面(カレント画面)で受け付け可能な音声ワードと、その音声ワードに対応する命令コマンド(指示)とが記載されたテーブルである。また記憶部104は、ファクシミリや電子メールの送信先である宛先リストをさらに記憶している。
プリント処理部105は、画像処理部106にて処理された画像データに基づいて用紙などへのプリント処理を行う。
画像処理部106は、印刷データに対するRIP(Raster Image Processing)処理や、データを外部へ送信する際にそのデータの形式を変換する変換処理などを行なう。
操作パネル107は、ソフトウェアキーおよびハードウェアキーからなるキー入力部と、タッチパネルディスプレイなどからなる表示部とを含んでいる。操作パネル107は、MFP100の各種ジョブの実行指示などの各種入力操作をユーザーから受け付ける。また操作パネル107は、MFP100に関する各種設定項目やメッセージなどをユーザーに対して表示する。なお、操作パネル107は表示部を含んでいなくてもよい。
スキャナー部108は、原稿の画像を読み取る。
ネットワーク接続部109は、CPU101からの指示に従って、TCP/IPなどの通信プロトコルによって、ネットワーク200を介してリモートパネル300との通信を行なう。
リモートパネル300は、たとえばリモートパネルアプリケーション(リモートパネルアプリ)がインストールされた携帯通信端末であり、CPU301と、ROM302と、RAM303と、記憶部304と、表示部305と、操作部306と、ネットワーク接続部307と、音声受付部308などを含んでいる。CPU301には、ROM302、RAM303、記憶部304、表示部305、操作部306、ネットワーク接続部307、および音声受付部308の各々がバスを介して接続されている。
CPU301は、リモートパネル300全体の制御を行なう。またCPU301は、ROM302に記憶された制御プログラムを実行する。CPU301は、所定の処理を行なうことにより、ROM302、RAM303からのデータの読み込みや、ROM302、RAM303へのデータの書き込みを行なう。
ROM302は、たとえばフラッシュROMである。ROM302には、リモートパネル300の動作を行なうための各種プログラムと、各種固定データとが格納されている。ROM302は、書換え不可能なものであってもよい。
RAM303は、CPU301のメインメモリである。RAM303は、CPU301が制御プログラムを実行するときに必要なデータを一時的に記憶するためなどに用いられる。
記憶部304は、リモートパネルアプリケーションを記憶する。また記憶部304は、表示部305に現在表示している画面の画面データおよび音声ワードテーブル(有効音声ワードテーブル)を記憶する。
表示部305は、リモートパネル300に関する各種設定項目やメッセージなどを表示する。また表示部305は、MFP100から受信した画面データに基づく画面を表示する。
操作部306は、ユーザーからリモートパネル300に関する各種指示を受け付ける。
ネットワーク接続部307は、CPU301からの指示に従って、TCP/IPなどの通信プロトコルによって、ネットワーク200などを介してMFP100などの外部機器との通信を行なう。
音声受付部308は、マイク309および音声認識部310を含んでおり、ユーザーから音声による指示を受け付ける。マイク309はユーザーが発音する音声を受け付け、音声データに変換して音声認識部310に出力する。音声認識部310は、入力された音声信号に基づいて音声の内容を認識し、認識結果に基づいて、特定のデータを出力する。
なお、リモートパネル300は、スピーカー(図示無し)をさらに含んでいてもよい。
続いて、本実施の形態の画像形成システムの概略的な動作について説明する。
図2は、本発明の第1の実施の形態の画像形成システムの概略的な動作を説明する図である。
図2を参照して、本実施の形態の画像形成システムは、リモートパネル300の動作状態が音声認識モードへ移行した場合に、以下の動作を行う。リモートパネル300は、表示部305に表示する初期画面の描画情報の送信をMFP100に対して要求する。MFP100は、初期画面の描画情報の送信の要求を受け付けると、初期画面の描画情報としての画面データと、初期画面の音声ワードテーブルとをリモートパネル300へ送信する(処理PR1)。リモートパネル300は、受信した画面データに基づく画面を表示部305に表示する。リモートパネル300は、この画面を表示している場合に、音声認識部310でユーザーの音声を認識し(処理PR2)、認識した音声が音声ワードテーブルに含まれているか否かを判別する(処理PR3)。リモートパネル300は、音声ワードテーブルに含まれていると判別した場合に、その音声を命令コマンドに変換し、その命令コマンドを音声認識情報(音声に関する情報)としてMFP100へ送信する(処理PR4)。MFP100は、受信した音声認識情報に基づく処理を実行する(処理PR5)。MFP100は、処理を実行した結果、リモートパネル300の表示画面の更新が必要な場合には、更新画面の描画情報と、更新画面の音声ワードテーブルとをリモートパネル300へ送信する。
リモートパネル300がMFP100へ送信する音声認識情報は、音声に対応する命令コマンドの他、音声のテキストデータであってもよいし、音声データそのものであってもよい。リモートパネル300が命令コマンドを送信しない場合、音声ワードテーブルは音声ワードに紐づけられた命令コマンドを含まず、カレント画面にて受付可能な音声ワードのリストのみを含んでいてもよい。
MFP100は、受信した音声認識情報に基づく処理を実行した結果、リモートパネル300の表示画面の更新が必要な場合には、リモートパネル300へ送信した更新画面の描画情報に基づく画面を操作パネル107に表示してもよい。これにより、MFP100の表示画面とリモートパネル300の表示画面とを同期することができる。
次に、リモートパネル300の動作状態を音声認識モードまたは通常モードへ移行させる場合の画像形成システムの動作について説明する。
リモートパネル300は、ユーザーの音声を認識可能な状態である音声認識モードと、ユーザーの音声を認識不能な状態である通常モードとの間で動作状態を切り替えることができる。リモートパネル300は、たとえばリモートパネル300の動作状態を音声認識モードにする設定が予めユーザーによってなされている場合(音声認識モードにするユーザー設定がある場合)、表示部305において拡大画面を表示する場合、または音声認識モードへ移行する指示を受け付けた場合(たとえばソフトウェアキーまたはハードウェアキーの押下などによりリモートパネルアプリケーションが起動された場合)などに、動作状態を音声認識モードへ移行する。またリモートパネル300は、ユーザーの音声を常に認識可能な状態であってもよい。一方、リモートパネル300は、たとえば通常モードへの移行指示があった場合などに、動作状態を通常モードへ移行する。
図3は、リモートパネル300の動作状態の移行処理を示すフローチャートである。
図3を参照して、リモートパネル300のCPU301は、MFP100との通信が可能か否かを判別する(S1)。CPU301は、可能であると判別するまで、ステップS1の処理を繰り返す。ステップS1において、可能であると判別した場合(S1でYES)、CPU301は、音声認識モードにするユーザー設定があるか否かを判別する(S3)。
ステップS3において、ユーザー設定があると判別した場合(S3でYES)、CPU301は、動作状態を音声認識モードへ移行させ(S5)、音声認識モードへ移行したことをMFP100へ通知し(S7)、処理を終了する。
ステップS3において、ユーザー設定が無いと判別した場合(S3でNO)、CPU301は、表示部305に拡大画面を表示したか否かを判別する(S9)。ステップS9において、拡大画面を表示したと判別した場合(S9でYES)、CPU301はステップS5の処理へ進む。
ステップS9において、拡大画面を表示しないと判別した場合(S9でNO)、CPU301は、音声認識モードへの移行指示があるか否かを判別する(S11)。ステップS11において、移行指示があると判別した場合(S11においてYES)、CPU301はステップS5の処理へ進む。
ステップS11において、移行指示が無いと判別した場合(S11においてNO)、CPU301は、通常モードへの移行指示があるか否かを判別する(S13)。ステップS13において、移行指示があると判別した場合(S13でYES)、CPU301は、動作状態を通常モードへ移行させ(S15)、通常モードへ移行したことをMFP100へ通知し(S17)、処理を終了する。
ステップS13において、移行指示が無いと判別した場合(S13でNO)、CPU301は処理を終了する。
図4は、本発明の第1の実施の形態において、音声認識モードへ移行したことの通知をリモートパネル300から受信した場合におけるMFP100の動作を示すフローチャートである。
図4を参照して、MFP100のCPU101は、音声認識モードへ移行したことの通知をリモートパネル300から受信すると(S101)、リモートパネル300とのセッションを開始し(S103)、初期画面の描画情報および音声ワードテーブルをリモートパネル300へ送信し(S105)、処理を終了する。
図5は、描画情報および音声ワードテーブルをMFP100から受信した場合におけるリモートパネル300の動作を示すフローチャートである。
図5を参照して、リモートパネル300のCPU301は、描画情報および音声ワードテーブルをMFP100から受信すると(S201)、受信した描画情報に基づいて描画処理を行い、表示部305に画面を表示する(S203)。続いてCPU301は、記憶部304に記憶している音声ワードテーブルを、受信した音声ワードテーブルに更新し(S205)、処理を終了する。
次に、ユーザーの音声をリモートパネル300が受け付けた場合における画像形成システムの動作について説明する。
図6は、本発明の第1の実施の形態における、MFP100がリモートパネル300へ送信する画面および音声ワードテーブルを模式的に示す図である。
図6を参照して、MFP100は、音声認識モードへ移行したことの通知をリモートパネル300から受信した場合に、(a)に示すように、初期画面である画面IM1の描画情報および音声ワードテーブルWT1をリモートパネル300へ送信する。音声ワードテーブルWT1には、画面IM1で受け付け可能な指示の言葉である音声ワードと、その音声ワードに対応する命令コマンドとが記載されている。
MFP100は、画面IM1および音声ワードテーブルWT1を送信した後で、音声認識情報をリモートパネル300から受信した場合には、音声認識情報に応じた処理を実行し、処理に伴う更新画面の描画情報と、更新画面の音声ワードテーブルとをリモートパネル300へ送信する。
たとえば、リモートパネル300の表示画面を画面IM2へ変更する指示を含む音声認識情報を受信した場合には、MFP100は、(b)に示すように、画面IM2の描画情報および画面IM2の音声ワードテーブルWT2をリモートパネル300へ送信する。リモートパネル300はこれらを受信すると、画面IM2を表示部305に表示し、記憶部304に記憶している音声ワードテーブルを音声ワードテーブルWT2に更新する。また、リモートパネル300の表示画面を画面IM3へ変更する指示を含む音声認識情報を受信した場合には、MFP100は、(c)に示すように、画面IM3の描画情報および画面IM3の音声ワードテーブルWT3をリモートパネル300へ送信する。リモートパネル300は、これらを受信すると、画面IM3を表示部305に表示し、記憶部304に記憶している音声ワードテーブルを音声ワードテーブルWT3に更新する。
図7は、リモートパネル300の初期画面である画面IM1と、画面IM1の音声ワードテーブルWT1とを模式的に示す図である。(a)は画面IM1であり、(b)は音声ワードテーブルWT1である。
図7を参照して、画面IM1は、MFP100aで実行するジョブの選択を受け付ける画面である。画面IM1は、たとえば、原稿のコピージョブの選択を受け付けるキーK1と、ファクシミリ送信ジョブの選択を受け付けるキーK2と、スキャンジョブの選択を受け付けるキーK3と、画面IM1の操作方法の説明の要求を受け付けるキーK4とを含んでいる。なお、MFP100のデフォルト設定では、コピージョブが選択されている。
音声ワードテーブルWT1は、画面IM1で受け付け可能な指示の言葉である音声ワードと、その音声ワードに対応する命令コマンドとを含んでいる。たとえば、「コピー」または「コピー画面」という音声ワードに対応する命令コマンドは、「CPY」である。MFP100はこの命令コマンドを受信すると、キーK1が押下された場合と同様の動作を行う。具体的には、MFP100は、コピージョブの選択を受け付ける画面の画面データと、その画面の音声ワードテーブルとをリモートパネル300へ送信する処理を行う。
「ファクシミリ」または「ファクシミリ画面」という音声ワードに対応する命令コマンドは、「FAX」である。MFP100はこの命令コマンドを受信すると、キーK2が押下された場合と同様の動作を行う。具体的には、MFP100は、ファクシミリ送信ジョブの選択を受け付ける画面の画面データと、その画面の音声ワードテーブルとをリモートパネル300へ送信する処理を行う。
「スキャン」または「スキャン画面」という音声ワードに対応する命令コマンドは、「SC」である。MFP100はこの命令コマンドを受信すると、キーK3が押下された場合と同様の動作を行う。具体的には、MFP100は、スキャンジョブの選択を受け付ける画面の画面データと、その画面の音声ワードテーブルとをリモートパネル300へ送信する処理を行う。
「ヘルプ」という音声ワードに対応する命令コマンドは、「HLP」である。MFP100はこの命令コマンドを受信すると、キーK4が押下された場合と同様の動作を行う。具体的には、画面IM1の操作方法を説明する画面の画面データと、その画面の音声ワードテーブルとをリモートパネル300へ送信する処理を行う。なお、MFP100のデフォルト設定では、コピージョブが選択されている。
「スタート」という音声ワードに対応する命令コマンドは、「ST」である。MFP100はこの命令コマンドを受信すると、コピージョブを実行する。
「キャンセル」という音声ワードに対応する命令コマンドは、「CL」である。MFP100はこの命令コマンドを受信すると、コピージョブを中止する。
「1」〜「0」の各数字の音声ワードに対応する命令コマンドは、「1」〜「0」の各数字である。MFP100は数字の命令コマンドを受信すると、コピージョブの選択を受け付ける画面であって、受信した命令コマンドの数字をコピー枚数の欄に表示した画面の画面データと、その画面の音声ワードテーブルとをリモートパネル300へ送信する処理を行う。
さらに、「クリア」という音声ワードに対応する命令コマンドは、「CR」である。MFP100はこの命令コマンドを受信すると、コピージョブの選択を受け付ける画面であって、コピー枚数の表示欄の数字をクリアした(「0」にした)画面の画面データをリモートパネル300へ送信する処理を行う。
図8は、画面IM1においてキーK1が押下された場合に、リモートパネル300が表示部305に表示する画面IM2と、画面IM2の音声ワードテーブルWT2とを模式的に示す図である。(a)は画面IM2であり、(b)は音声ワードテーブルWT2である。
図8を参照して、画面IM2は、コピージョブの選択を受け付ける画面である。画面IM2は、たとえば、コピージョブの実行指示を受け付けるキーK5と、コピージョブの中止を受け付けるキーK6と、画面IM2の操作方法の説明の要求を受け付けるキーK7と、両面印刷または片面印刷の設定を受け付けるキーK8と、ステープルの設定を受け付けるキーK9と、コピーの画質に関する条件の設定を受け付けるキーK10とを含んでいる。
音声ワードテーブルWT2は、画面IM2で受け付け可能な音声ワードと、その音声ワードに対応する命令コマンドとを含んでいる。たとえば、「両面印刷」という音声ワードに対応する命令コマンドは、「OP1」である。MFP100はこの命令コマンドを受信すると、キーK8が押下された場合と同様に、両面印刷または片面印刷の設定を受け付ける。
「ステープル」という音声ワードに対応する命令コマンドは、「OP2」である。MFP100はこの命令コマンドを受信すると、キーK9が押下された場合と同様に、ステープルの設定を受け付ける。
「画質設定」という音声ワードに対応する命令コマンドは、「OP3」である。MFP100はこの命令コマンドを受信すると、キーK10が押下された場合と同様に、コピーの画質に関する条件の設定を受け付ける画面データと、その画面の音声ワードテーブルとをリモートパネル300へ送信する処理を行う。
「ヘルプ」という音声ワードに対応する命令コマンドは、「HLP」である。MFP100はこの命令コマンドを受信すると、キーK7が押下された場合と同様に、画面IM2の操作方法を説明する画面の画面データと、その画面の音声ワードテーブルとをリモートパネル300へ送信する処理を行う。
「スタート」、「キャンセル」、「1」〜「0」、および「クリア」の各々の音声ワードに対応する命令コマンド、およびその命令コマンドを受信した場合のMFP100の動作は、画面IM1の場合と同様である。
図9は、画面IM1においてキーK2が押下された場合に、リモートパネル300が表示部305に表示する画面IM3と、画面IM3の音声ワードテーブルWT3とを模式的に示す図である。(a)は画面IM3であり、(b)は音声ワードテーブルWT3である。
図9を参照して、画面IM3は、ファクシミリ送信ジョブの選択を受け付ける画面である。画面IM3の上部には、宛先番号の欄が設けられている。画面IM3は、たとえば、ファクシミリ送信ジョブの実行指示を受け付けるキーK11と、ファクシミリ送信ジョブの中止を受け付けるキーK12と、画面IM3の操作方法の説明の要求を受け付けるキーK13と、記憶部104に予め登録されている宛先リストから送信先を選択する指示を受け付けるキーK14と、ファクシミリデータの再送信の指示を受け付けるキーK15とを含んでいる。
音声ワードテーブルWT3は、画面IM3で受け付け可能な音声ワードと、その音声ワードに対応する命令コマンドとを含んでいる。たとえば、「登録宛先入力」という音声ワードに対応する命令コマンドは、「ADI」である。MFP100はこの命令コマンドを受信すると、キーK14が押下された場合と同様に、記憶部104に予め登録されている宛先リストを表示する画面の画面データと、その画面の音声ワードテーブルとをリモートパネル300へ送信する処理を行う。
「リダイヤル」という音声ワードに対応する命令コマンドは、「RDL」である。MFP100はこの命令コマンドを受信すると、キーK15が押下された場合と同様に、ファクシミリデータの再送信の指示を受け付ける。
「ヘルプ」という音声ワードに対応する命令コマンドは、「HLP」である。MFP100はこの命令コマンドを受信すると、キーK13が押下された場合と同様に、画面IM3の操作方法を説明する画面の画面データと、その画面の音声ワードテーブルとをリモートパネル300へ送信する処理を行う。
「スタート」という音声ワードに対応する命令コマンドは、「ST」である。MFP100はこの命令コマンドを受信すると、キーK11が押下された場合と同様に、ファクシミリ送信ジョブを実行する。
「キャンセル」という音声ワードに対応する命令コマンドは、「CL」である。MFP100はこの命令コマンドを受信すると、キーK12が押下された場合と同様に、ファクシミリ送信ジョブを中止する。
「1」〜「0」の各数字の音声ワードに対応する命令コマンドは、「1」〜「0」の各数字である。MFP100は数字の命令コマンドを受信すると、受信した命令コマンドの数字を宛先番号の欄に表示した画面の画面データをリモートパネル300へ送信する処理を行う。
さらに、「クリア」という音声ワードに対応する命令コマンドは、「CR」である。MFP100はこの命令コマンドを受信すると、宛先番号の欄の数字をクリアした画面の画面データをリモートパネル300へ送信する処理を行う。
図10は、本発明の第1の実施の形態において、ユーザーの音声をリモートパネル300が受け付けた場合のリモートパネル300の動作を示すフローチャートである。
図10を参照して、リモートパネル300のCPU301は、ユーザーの音声をマイク309で受け付けると(S301)、受け付けた音声を音声認識部310で認識する(S303)。続いてCPU301は、認識した音声が、記憶部304で記憶している音声ワードテーブルに含まれるか否かを判別する(S305)。
ステップS305において、含まれると判別した場合(S305でYES)、CPU301は、認識した音声の音声認識情報をMFP100へ送信し(S307)、処理を終了する。一方、ステップS305において、含まれないと判別した場合(S305でNO)、CPU301は処理を終了する。
図11は、本発明の第1の実施の形態において、リモートパネル300から音声認識情報を受信した場合のMFP100の動作を示すフローチャートである。
図11を参照して、MFP100のCPU101は、リモートパネル300から音声認識情報を受信すると(S401)、音声認識情報に基づいて命令コマンドを解析する(S403)。ステップS403において、音声認識情報が音声データである場合には、CPU101は音声データをテキストデータに変換し、変換したテキストデータに対応する命令コマンドを解析する。音声認識情報がテキストデータである場合には、テキストデータに対応する命令コマンドを解析する。音声認識情報が命令コマンドである場合には、ステップS403の処理は省略されてもよい。
ステップS403の処理に続いて、CPU101は、命令コマンドに基づく処理を実行し(S405)、処理に伴う更新画面の描画処理を実行し、更新画面を操作パネル107に表示する(S407)。その後CPU101は、更新画面の描画情報および音声ワードテーブルをリモートパネル300へ送信し(S409)、処理を終了する。
[第2の実施の形態]
本実施の形態では、リモートパネル300が受け付けた音声が、記憶部304が記憶している音声ワードテーブルの音声ワードに含まれていない場合に、音声を認識できなかったことをリモートパネル300で通知する画像形成システムの動作について説明する。
図12は、本発明の第2の実施の形態において、ユーザーの音声をリモートパネル300が受け付けた場合のリモートパネル300の動作を示すフローチャートである。
図12を参照して、このフローチャートは、ステップS305の処理において、認識した音声が、記憶部304で記憶している音声ワードテーブルに含まれないと判別した場合の処理が、図10に示すフローチャートと異なっている。具体的には、ステップS305において、含まれないと判別した場合(S305でNO)、リモートパネル300のCPU301は、音声の認識を失敗したことを表示部305でのメッセージまたはスピーカーを通じた音声などによりユーザーに通知し(S309)、処理を終了する。
なお、画像形成システムの構成、および上述以外の画像形成システムの動作については、第1の実施の形態における画像形成システムの構成および動作と同様であるので、その説明は繰り返さない。
[第3の実施の形態]
本実施の形態では、リモートパネル300が受け付けた音声が、記憶部304が記憶している音声ワードテーブルの音声ワードに含まれている場合に、リモートパネル300が、表示部305に表示している画面の描画情報を音声認識情報とともにMFP100へ送信し、MFP100は、リモートパネル300から受信した描画情報と、操作パネル107の表示画面の描画情報とが一致したか否かに基づいて処理を実行する画像形成システムの動作について説明する。
図13は、本発明の第3の実施の形態において、ユーザーの音声をリモートパネル300が受け付けた場合のリモートパネル300の動作を示すフローチャートである。
図13を参照して、このフローチャートは、ステップS305の処理において、認識した音声が、記憶部304で記憶している音声ワードテーブルに含まれると判別した場合の処理が、図10に示すフローチャートと異なっている。具体的には、ステップS305において、含まれると判別した場合(S305でYES)、リモートパネル300のCPU301は、認識した音声の音声認識情報と、表示部305に表示している画面の描画情報とをMFP100へ送信し(S311)、処理を終了する。
図14は、本発明の第3の実施の形態において、リモートパネル300から音声認識情報および描画情報を受信した場合のMFP100の動作を示すフローチャートである。
図14を参照して、MFP100のCPU101は、リモートパネル300から音声認識情報および描画情報を受信すると(S431)、受信した描画情報と、操作パネル107の表示画面の描画情報とが一致するか否かを判別する(S433)。
ステップS433において、一致すると判別した場合(S433でYES)、CPU101は、図11のステップS403以降の処理を実行する。一方、ステップS433において、一致しないと判別した場合(S433でNO)、通信の遅延などの原因により表示部305の表示画面と操作パネル107の表示画面とが一致していない状態にある。この場合CPU101は、受信した音声認識情報に基づく処理を実行せずに、受信した音声認識情報を破棄し(S435)、処理を終了する。ステップS435において、CPU301は、音声を破棄した旨の通知を行ってもよい。
なお、画像形成システムの構成、および上述以外の画像形成システムの動作については、第1の実施の形態における画像形成システムの構成および動作と同様であるので、その説明は繰り返さない。
[第4の実施の形態]
本実施の形態では、記憶部104が記憶している音声ワードテーブルデータベースが、共通音声ワードテーブルと固有音声ワードテーブルという2種類の音声ワードテーブルを含んでいる場合の画像形成システムの動作について説明する。
図15は、本発明の第4の実施の形態における、MFP100がリモートパネル300へ送信する画面および音声ワードテーブルを模式的に示す図である。
図15を参照して、MFP100は、共通音声ワードテーブルと固有音声ワードテーブルという2種類の音声ワードテーブルを含む音声ワードテーブルデータベースを記憶部104に記憶している。MFP100は、音声認識モードへ移行したことの通知をリモートパネル300から受信した場合に、(a)に示すように、画面IM1の描画情報と、共通音声ワードテーブルWT10および画面IM1の固有音声ワードテーブルWT11とをリモートパネル300へ送信する。
MFP100は、画面IM1ならびに共通音声ワードテーブルWT10および固有音声ワードテーブルWT11を送信した後で、音声認識情報をリモートパネル300から受信した場合には、音声認識情報に応じた処理を実行し、処理に伴う更新画面と、更新画面の固有音声ワードテーブルとをリモートパネル300へ送信する。このとき、共通音声ワードテーブルWT10は送信しない。
たとえば、リモートパネル300の表示画面を画面IM2へ変更する指示を含む音声認識情報を受信した場合には、MFP100は、(b)に示すように、画面IM2の描画情報および画面IM2の固有音声ワードテーブルWT12をリモートパネル300へ送信する。リモートパネル300はこれらを受信すると、画面IM2を表示部305に表示し、記憶部304に記憶している共通音声ワードテーブルWT10は消去せずに、記憶部304に記憶している固有音声ワードテーブルを固有音声ワードテーブルWT12に更新する。また、リモートパネル300の表示画面を画面IM3へ変更する指示を含む音声認識情報を受信した場合には、MFP100は、(c)に示すように、画面IM3の描画情報および画面IM3の固有音声ワードテーブルWT13をリモートパネル300へ送信する。リモートパネル300は、これらを受信すると、画面IM3を表示部305に表示し、記憶部304に記憶している共通音声ワードテーブルWT10は消去せずに、記憶部304に記憶している固有音声ワードテーブルを固有音声ワードテーブルWT13に更新する。
図16は、共通音声ワードテーブルWT10を模式的に示す図である。
図16を参照して、共通音声ワードテーブルWT10は、リモートパネル300の表示部305に表示可能な複数の画面(たとえば画面IM1〜IM3)で共通して受け付け可能な指示の言葉である音声ワードと、その音声ワードに対応する命令コマンドとを含んでいる。たとえば、「ヘルプ」という音声ワードに対応する命令コマンドは、「HLP」である。MFP100はこの命令コマンドを受信すると、表示部305に表示している画面の操作方法を説明する画面の画面データと、その画面の固有音声ワードテーブルとをリモートパネル300へ送信する処理を行う。
「スタート」という音声ワードに対応する命令コマンドは、「ST」である。MFP100はこの命令コマンドを受信すると、選択されているジョブを実行する。
「キャンセル」という音声ワードに対応する命令コマンドは、「CL」である。MFP100はこの命令コマンドを受信すると、実行しているジョブを中止する。
「1」〜「0」の各数字の音声ワードに対応する命令コマンドは、「1」〜「0」の各数字である。MFP100は数字の命令コマンドを受信すると、表示部305に表示している画面の数値を入力する欄にその数字を入力した画面の画面データを、リモートパネル300へ送信する処理を行う。
さらに、「クリア」という音声ワードに対応する命令コマンドは、「CR」である。MFP100はこの命令コマンドを受信すると、表示部305に表示している画面の数値を入力する欄の数字をクリアした(「0」にした)画面の画面データをリモートパネル300へ送信する処理を行う。
図17は、固有音声ワードテーブルWT11、WT12、およびWT13を模式的に示す図である。(a)は固有音声ワードテーブルWT11であり、(b)は固有音声ワードテーブルWT12であり、(c)は固有音声ワードテーブルWT13である。
図17を参照して、固有音声ワードテーブルWT11、WT12、およびWT13の各々は、リモートパネル300の表示部305に表示する画面に固有の受け付け可能な指示の言葉である音声ワードと、その音声ワードに対応する命令コマンドとを含んでいる。
具体的には、固有音声ワードテーブルWT11には、(a)に示すように、画面IM1で受け付け可能な音声ワード(図7(b)に示す音声ワードテーブルWT1に含まれる音声ワード)のうち、共通音声ワードテーブルWT10に含まれていない音声ワードと、その音声ワードに対応する命令コマンドとを含んでいる。固有音声ワードテーブルWT12には、(b)に示すように、画面IM2で受け付け可能な音声ワード(図8(b)に示す音声ワードテーブルWT2に含まれる音声ワード)のうち、共通音声ワードテーブルWT10に含まれていない音声ワードと、その音声ワードに対応する命令コマンドとを含んでいる。固有音声ワードテーブルWT13には、(c)に示すように、画面IM3で受け付け可能な音声ワード(図9(b)に示す音声ワードテーブルWT3に含まれる音声ワード)のうち、共通音声ワードテーブルWT10に含まれていない音声ワードと、その音声ワードに対応する命令コマンドとを含んでいる。
リモートパネル300は、音声認識部310でユーザーの音声を認識すると、認識した音声が、記憶部304に記憶している共通音声ワードテーブルまたは固有音声ワードテーブルに含まれているか否かを判別する。リモートパネル300は、共通音声ワードテーブルまたは固有音声ワードテーブルに含まれていると判別した場合に、その音声の音声認識情報をMFP100へ送信する。
図18は、本発明の第4の実施の形態において、音声認識モードへ移行したことの通知をリモートパネル300から受信した場合におけるMFP100の動作を示すフローチャートである。
図18を参照して、MFP100のCPU101は、音声認識モードへ移行したことの通知をリモートパネル300から受信すると(S101)、リモートパネル300とのセッションを開始する(S103)。続いてCPU101は、初期画面の描画情報、共通音声ワードテーブル、および固定音声ワードテーブルをリモートパネル300へ送信し(S107)、処理を終了する。
図19は、音声認識モードへ移行した場合のリモートパネル300の動作を示すフローチャートである。
図19を参照して、リモートパネル300のCPU301は、リモートパネル300の動作状態を音声認識モードへ移行させ(S211)、音声認識モードへ移行したことをMFP100へ通知し、MFP100とのセッションを開始する(S213)。続いてCPU301は、描画情報および音声ワードテーブルをMFP100から受信したか否かを判別する(S215)。
ステップS215において、描画情報および音声ワードテーブルを受信したと判別した場合(S215でYES)、CPU301は、受信した描画情報に基づいて描画処理を行い、表示部305に画面を表示する(S217)。続いてCPU301は、記憶部304に記憶している固有音声ワードテーブルを、今回受信した固有音声ワードテーブルに更新し(S219)、今回受信した音声ワードテーブルがMFP100から初めて受信したものか否か(初回受信の音声ワードテーブルか否か)を判別する(S221)。
ステップS221において、初めて受信したものであると判別した場合(S221でYES)、CPU301は、記憶部304に記憶している共通音声ワードテーブルを、今回受信した共通音声ワードテーブルに更新し(S223)、ステップS215の処理へ進む。
ステップS215において、描画情報および音声ワードテーブルを受信していないと判別した場合(S215でNO)、またはステップS221において、2回目以降に受信したものであると判別した場合(S221でNO)、CPU301は、ステップS215の処理へ進む。
なお、画像形成システムの構成、および上述以外の画像形成システムの動作については、第1の実施の形態における画像形成システムの構成および動作と同様であるので、その説明は繰り返さない。
[実施の形態の効果]
上述の実施の形態によれば、リモートパネル300が認識した音声のうち無駄な音声データが除去されて、残りの音声に関する情報がMFP100へ送信されるので、MFP100とリモートパネル300との間の通信を削減することができ、MFP100のパフォーマンスの低下を抑止することができる。
第2の実施の形態によれば、認識した音声が音声ワードテーブルに含まれない場合に、音声の認識に失敗したことをユーザーに対して通知することができる。
第3の実施の形態によれば、通信の遅延などの原因により表示部305の表示画面と操作パネル107の表示画面とが一致していない状態にある場合に、MFP100の誤動作を抑止することができる。
第4の実施の形態によれば、複数の画面で共通して受け付け可能な指示の言葉を重複してリモートパネル300へ送信することを回避することができ、MFP100とリモートパネル300との間の通信を削減することができる。
[その他]
MFP100がリモートパネル300へ送信する画面の描画情報は、画面を特定する情報であればよく、画面データの他、画面IDなどであってもよい。この場合、リモートパネル300は、記憶部304に画面データベースを記憶しており、記憶部304が記憶する画面データベースの中から、受信した画面IDを手がかりに必要な画面データを特定し、特定した画面データに基づいて表示部305に画面を表示してもよい。
上述の実施の形態は適宜組み合わせることができる。たとえば、第2の実施の形態と第3または第4の実施の形態とが組み合わされてもよいし、第3および第4の実施の形態が組み合わされてもよい。
上述の実施の形態における処理は、ソフトウェアにより行なっても、ハードウェア回路を用いて行なってもよい。また、上述の実施の形態における処理を実行するプログラムを提供することもできるし、そのプログラムをCD−ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、RAM、メモリカードなどの記録媒体に記録してユーザーに提供することにしてもよい。プログラムは、CPUなどのコンピューターにより実行される。また、プログラムはインターネットなどの通信回線を介して、装置にダウンロードするようにしてもよい。
上述の実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 MFP
101,301 CPU
102,302 ROM
103,303 RAM
104,304 記憶部
105 プリント処理部
106 画像処理部
107 操作パネル
108 スキャナー部
109 ネットワーク接続部
200 ネットワーク
300 リモートパネル
305 表示部
306 操作部
307 ネットワーク接続部
308 音声受付部
309 マイク
310 音声認識部
IM1〜IM3 画面
K1〜K15 キー
PR1〜PR5 処理
WT1〜WT3 音声ワードテーブル
WT10 共通音声ワードテーブル
WT11〜WT13 固有音声ワードテーブル

Claims (16)

  1. 表示部を含む端末装置と、前記端末装置と通信可能な画像形成装置とを備えた画像形成システムであって、
    前記端末装置の表示部に表示する画面を特定する情報と、前記端末装置の表示部に表示する画面で受け付け可能な指示とを前記画像形成装置から前記端末装置へ送信する第1の送信手段と、
    前記第1の送信手段にて送信した情報に基づく画面を前記端末装置の表示部に表示する第1の表示手段と、
    前記第1の表示手段にて画面を表示している場合に、前記端末装置で音声を認識する音声認識手段と、
    前記音声認識手段にて認識した音声が前記受け付け可能な指示に含まれているか否かを前記端末装置で判別する判別手段と、
    前記受け付け可能な指示に含まれていると前記判別手段にて判別した場合に、前記音声認識手段にて認識した音声に関する情報を前記端末装置から前記画像形成装置へ送信する第2の送信手段と、
    前記第2の送信手段にて送信した情報に基づく処理を前記画像形成装置で実行する処理実行手段と
    前記端末装置の動作状態を、音声を認識不能な状態である通常モードから音声を認識可能な状態である音声認識モードへ移行する移行手段とを備え、
    前記移行手段は、前記端末装置の表示部にて拡大画面を表示する場合に、前記端末装置の動作状態を音声認識モードへ移行する表示移行手段を含む、画像形成システム。
  2. 前記受け付け可能な指示に含まれていると前記判別手段にて判別した場合に、前記第2の送信手段は、前記端末装置の表示部に表示している画面を特定する情報をさらに送信し、
    前記第2の送信手段にて送信した画面を特定する情報と、前記画像形成装置の表示部の表示画面の情報とが一致した場合に、前記処理実行手段は、前記第2の送信手段にて送信した音声に関する情報に基づく処理を実行する、請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 表示部を含む端末装置と、前記端末装置と通信可能な画像形成装置とを備えた画像形成システムであって、
    前記端末装置の表示部に表示する画面を特定する情報と、前記端末装置の表示部に表示する画面で受け付け可能な指示とを前記画像形成装置から前記端末装置へ送信する第1の送信手段と、
    前記第1の送信手段にて送信した情報に基づく画面を前記端末装置の表示部に表示する第1の表示手段と、
    前記第1の表示手段にて画面を表示している場合に、前記端末装置で音声を認識する音声認識手段と、
    前記音声認識手段にて認識した音声が前記受け付け可能な指示に含まれているか否かを前記端末装置で判別する判別手段と、
    前記受け付け可能な指示に含まれていると前記判別手段にて判別した場合に、前記音声認識手段にて認識した音声に関する情報を前記端末装置から前記画像形成装置へ送信する第2の送信手段と、
    前記第2の送信手段にて送信した情報に基づく処理を前記画像形成装置で実行する処理実行手段とを備え、
    前記受け付け可能な指示に含まれていると前記判別手段にて判別した場合に、前記第2の送信手段は、前記端末装置の表示部に表示している画面を特定する情報をさらに送信し、
    前記第2の送信手段にて送信した画面を特定する情報と、前記画像形成装置の表示部の表示画面の情報とが一致した場合に、前記処理実行手段は、前記第2の送信手段にて送信した音声に関する情報に基づく処理を実行し、
    前記第2の送信手段にて送信した画面を特定する情報と、前記画像形成装置の表示部の表示画面の情報とが一致しない場合に、前記処理実行手段は、前記第2の送信手段にて送信した音声に関する情報を破棄する、画像形成システム。
  4. 前記端末装置の動作状態を、音声を認識不能な状態である通常モードから音声を認識可能な状態である音声認識モードへ移行する移行手段をさらに備えた、請求項に記載の画像形成システム。
  5. 前記移行手段は、音声認識モードへの移行する指示を受け付けた場合に、前記端末装置の動作状態を音声認識モードへ移行する指示移行手段を含む、請求項に記載の画像形成システム。
  6. 前記指示移行手段は、音声認識モードへ移行するためのソフトウェアキーまたはハードウェアキーの押下を前記端末装置で受け付けた場合に、前記端末装置の動作状態を音声認識モードへ移行する、請求項に記載の画像形成システム。
  7. 前記受け付け可能な指示に含まれていないと前記判別手段にて判別した場合に、音声を認識できなかったことを前記端末装置で通知する通知手段をさらに備えた、請求項1〜のいずれかに記載の画像形成システム。
  8. 前記第2の送信手段は、前記音声認識手段にて認識した音声のテキストデータを送信する、請求項1〜のいずれかに記載の画像形成システム。
  9. 前記第2の送信手段は、前記音声認識手段にて認識した音声に対応する命令コマンドを送信する、請求項1〜のいずれかに記載の画像形成システム。
  10. 前記処理実行手段にて実行した処理に伴う更新画面を特定する情報と、前記更新画面で受け付け可能な指示とを前記画像形成装置から前記端末装置へ送信する第3の送信手段をさらに備えた、請求項1〜のいずれかに記載の画像形成システム。
  11. 前記第1の送信手段は、前記端末装置の表示部に表示する画面で受け付け可能な指示として、前記端末装置の表示部に表示可能な複数の画面で共通して受け付け可能な指示を含むテーブルである共通音声ワードテーブルと、前記端末装置の表示部に表示する画面に固有の受け付け可能な指示を含むテーブルである固有音声ワードテーブルとを送信し、
    前記第3の送信手段は、前記更新画面の固有音声ワードテーブルを送信し、前記共通音声ワードテーブルを送信しない、請求項10に記載の画像形成システム。
  12. 前記第1の送信手段にて送信した情報に基づく画面を前記画像形成装置の表示部に表示する第2の表示手段をさらに備えた、請求項1〜11のいずれかに記載の画像形成システム。
  13. 端末装置と通信可能な画像形成装置であって、
    前記端末装置の表示部に表示する画面を特定する情報と、前記端末装置の表示部に表示する画面で受け付け可能な指示とを前記端末装置へ送信する送信手段と、
    前記送信手段にて送信した場合に、前記端末装置で認識した音声に関する情報を前記端末装置から受信する受信手段と、
    前記受信手段にて受信した情報に基づく処理を実行する処理実行手段とを備え
    前記受信手段は、前記端末装置の表示部に表示している画面を特定する情報を前記端末装置からさらに受信し、
    前記受信手段にて受信した画面を特定する情報と、前記画像形成装置の表示部の表示画面の情報とが一致した場合に、前記処理実行手段は、前記受信手段にて受信した音声に関する情報に基づく処理を実行し、
    前記受信手段にて受信した画面を特定する情報と、前記画像形成装置の表示部の表示画面の情報とが一致しない場合に、前記処理実行手段は、前記受信手段にて受信した音声に関する情報を破棄する、画像形成装置。
  14. 表示部を含み、かつ画像形成装置と通信可能な端末装置であって、
    前記端末装置の表示部に表示する画面を特定する情報と、前記端末装置の表示部に表示する画面で受け付け可能な指示とを前記画像形成装置から受信する受信手段と、
    前記受信手段にて送信した情報に基づく画面を前記端末装置の表示部に表示する表示手段と、
    前記表示手段にて画面を表示している場合に、音声を認識する音声認識手段と、
    前記音声認識手段にて認識した音声が前記受け付け可能な指示に含まれているか否かを判別する判別手段と、
    前記受け付け可能な指示に含まれていると前記判別手段にて判別した場合に、前記音声認識手段にて認識した音声に関する情報を前記画像形成装置へ送信する送信手段と、
    前記端末装置の動作状態を、音声を認識不能な状態である通常モードから音声を認識可能な状態である音声認識モードへ移行する移行手段とを備え、
    前記移行手段は、前記端末装置の表示部にて拡大画面を表示する場合に、前記端末装置の動作状態を音声認識モードへ移行する表示移行手段を含む、端末装置。
  15. 端末装置と通信可能な画像形成装置の制御プログラムであって、
    前記端末装置の表示部に表示する画面を特定する情報と、前記端末装置の表示部に表示する画面で受け付け可能な指示とを前記端末装置へ送信する送信ステップと、
    前記送信ステップにて送信した場合に、前記端末装置で認識した音声に関する情報を前記端末装置から受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにて受信した情報に基づく処理を実行する処理実行ステップとをコンピューターに実行させ
    前記受信ステップにおいて、前記端末装置の表示部に表示している画面を特定する情報を前記端末装置からさらに受信し、
    前記受信ステップにて受信した画面を特定する情報と、前記画像形成装置の表示部の表示画面の情報とが一致した場合に、前記処理実行ステップにおいて、前記受信ステップにて受信した音声に関する情報に基づく処理を実行し、
    前記受信ステップにて受信した画面を特定する情報と、前記画像形成装置の表示部の表示画面の情報とが一致しない場合に、前記処理実行ステップにおいて、前記受信ステップにて受信した音声に関する情報を破棄する、画像形成装置の制御プログラム。
  16. 表示部を含み、かつ画像形成装置と通信可能な端末装置の制御プログラムであって、
    前記端末装置の表示部に表示する画面を特定する情報と、前記端末装置の表示部に表示する画面で受け付け可能な指示とを前記画像形成装置から受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにて送信した情報に基づく画面を前記端末装置の表示部に表示する表示ステップと、
    前記表示ステップにて画面を表示している場合に、音声を認識する音声認識ステップと、
    前記音声認識ステップにて認識した音声が前記受け付け可能な指示に含まれているか否かを判別する判別ステップと、
    前記受け付け可能な指示に含まれていると前記判別ステップにて判別した場合に、前記音声認識ステップにて認識した音声に関する情報を前記画像形成装置へ送信する送信ステップと
    前記端末装置の動作状態を、音声を認識不能な状態である通常モードから音声を認識可能な状態である音声認識モードへ移行する移行ステップとをコンピューターに実行させ、
    前記移行ステップは、前記端末装置の表示部にて拡大画面を表示する場合に、前記端末装置の動作状態を音声認識モードへ移行する表示移行ステップを含む、端末装置の制御プログラム。
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