JP2006272875A - 画像形成装置及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数の操作パネルを選択的に使用可能とする画像形成装置において、使用者の特別な操作を必要とすることなく、使用可能な複数の入力手段の中から適切な一の入力手段を優先的に使用可能な状態とする。
【解決手段】 自装置の入力手段と自装置に所定の通信手段を介して接続される非健常者用の入力手段とを選択的に使用可能とする画像形成装置において、自装置の入力手段及び非健常者用の入力手段の入力操作により生じる操作情報をそれぞれ受信する操作情報受信部と、非健常者用の入力手段におけるユーザの操作状況に応じて、自装置の入力手段及び非健常者用の入力手段の何れか一方からの操作情報を操作情報受信部に優先的に受信させる入力切替制御部とを備えた構成とする。
【選択図】 図2
【解決手段】 自装置の入力手段と自装置に所定の通信手段を介して接続される非健常者用の入力手段とを選択的に使用可能とする画像形成装置において、自装置の入力手段及び非健常者用の入力手段の入力操作により生じる操作情報をそれぞれ受信する操作情報受信部と、非健常者用の入力手段におけるユーザの操作状況に応じて、自装置の入力手段及び非健常者用の入力手段の何れか一方からの操作情報を操作情報受信部に優先的に受信させる入力切替制御部とを備えた構成とする。
【選択図】 図2
Description
本発明は、操作パネル等の所定の入力機能を有する手段を備えた画像形成装置及びその制御方法に関する。
従来、コピー機、複写機及びファクシミリ装置並びにそれらの機能を備えた複合機等の画像形成装置においては、所定の入力機能を有する入力手段として操作パネルが備えられているのが一般的である。この種の操作パネルは、通常は装置動作の設定及び実行のための入力機能に加えて表示出力等の機能を有し、それらの機能を利用する健常者にとっては操作が容易なように設計されているが、例えば、視覚や聴覚等に障害を有する非健常者にとっては、必ずしも操作が容易ではない。そこで、操作パネルにおける入力方法や表示方法を非健常者向けに変更したり音声ガイダンスを導入する等して、非健常者でも操作パネルを容易に操作できるようにした技術が知られている。
例えば、操作パネルを備えた画像形成装置において、使用者が健常者か非健常者かを指定するための指定手段を設け、その指定手段の指定に応じて健常者または非健常者に対応した操作機能を読み出して操作パネルの操作機能を変更することで、健常者及び非健常者の操作性を向上させることを目的とした技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2003−335033号公報
ところで、上記従来技術のような画像形成装置では、健常者及び非健常者ともに同一の操作パネルを操作機能の変更により使用するが、操作パネルにおける入力キーの配置や表示サイズ等の構成は、健常者向けとなっているのが通常であるので、操作機能の変更のみでは、非健常者の操作性を向上させることが困難な場合もある。そのような場合には、自装置の操作パネルとは別に自装置に非健常者用の操作パネルを接続して選択的に使用することが好ましい。
しかしながら、そのように複数の操作パネルを備えた場合には、所定の使用者が操作している何れか一の操作パネルを優先的に操作可能な状態とし、他の操作パネルを基本的に操作できない状態とするのが通常である。従って、後に別の使用者が、操作できない状態にある操作パネルを使用する場合には、その操作パネルを操作可能な状態に切り替える作業が必要であり、操作性が悪いという問題があった。
特に、通常は健常者に比べて入力操作に困難を伴う非健常者が、そのように操作パネルを操作可能な状態に切り替える作業を行う場合には、より操作負荷が高くなる。また、複数の操作パネルにおいて特定の操作パネルの使用頻度が高い場合には、使用頻度の低い操作パネルが優先的に操作可能な状態にあると、次の使用者は操作パネルを切り替える作業が必要となる可能性が高くなり不便である。
特に、通常は健常者に比べて入力操作に困難を伴う非健常者が、そのように操作パネルを操作可能な状態に切り替える作業を行う場合には、より操作負荷が高くなる。また、複数の操作パネルにおいて特定の操作パネルの使用頻度が高い場合には、使用頻度の低い操作パネルが優先的に操作可能な状態にあると、次の使用者は操作パネルを切り替える作業が必要となる可能性が高くなり不便である。
本発明は、このような知見に基づいてなされたものであり、自装置の操作パネルを含む複数の入力手段を選択的に使用可能とする画像形成装置において、使用者が特別な操作を必要とすることなく、使用可能な複数の入力手段の中から適切な一の入力手段を優先的に使用可能な状態とすることができる画像形成装置及びその制御方法を提供することを主目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、請求項1に示すとおり、自装置の入力手段と自装置に所定の通信手段を介して接続される非健常者用の入力手段とを選択的に使用可能とする画像形成装置であって、自装置の入力手段及び非健常者用の入力手段の入力操作により生じる操作情報をそれぞれ受信する操作情報受信部と、非健常者用の入力手段におけるユーザの操作状況に応じて、自装置の入力手段及び非健常者用の入力手段の何れか一方からの操作情報を操作情報受信部に優先的に受信させる入力切替制御部とを備えた構成とする。
これによると、非健常者用の入力手段を使用するユーザ(通常は、健常者に比べて入力操作に困難を伴う非健常者)の操作状況に応じて、操作情報受信部が操作情報を優先的に受信する入力手段(即ち、優先的に使用可能な入力手段)が定まるので、非健常者用の入力手段を使用するユーザは、優先的に使用可能な入力手段を切り替えるための操作を特別に行う必要はなく、操作負荷が軽減されて画像形成装置を容易に使用することが可能となる。
上記画像形成装置は、請求項2に示すとおり、非健常者用の入力手段をローカルエリアネットワーク経由で接続可能とする通信インタフェース手段を更に備えた構成とすることができる。これによると、非健常者用の入力手段を画像形成装置に接続するに際して、専用の通信手段を設けることなくローカルエリアネットワーク(LAN)を介して容易に接続可能となる。
上記画像形成装置は、請求項3に示すとおり、入力切替制御部は、非健常者用の入力手段におけるユーザの入力開始操作に応じて、非健常者用の入力手段からの操作情報を操作情報受信部に優先的に受信させる構成とすることができる。これによると、ユーザが非健常者用の入力手段を使用する際に、自装置の入力手段が優先的に使用可能な状態にあっても、非健常者用の入力手段を使用するユーザは、入力開始操作(例えば、任意の入力キーにタッチ)を行うだけで、画像形成装置を容易に使用することが可能となる。
上記画像形成装置は、請求項4に示すとおり、入力切替制御部は、操作情報受信部が非健常者用の入力手段からの操作情報を優先的に受信する状態である場合に、自装置の入力手段におけるユーザの入力操作に応じて、自装置の入力手段からの操作情報を操作情報受信部に優先的に受信させるようにする構成とすることができる。
これによると、ユーザが自装置の入力手段を使用する際に、非健常者用の入力手段が優先的に使用可能な状態にあっても(例えば、ユーザが非健常者用の入力手段を使用した後に、非健常者用の入力手段が優先的に使用可能な状態のまま放置された場合等においても)、自装置の入力手段を使用するユーザは、自装置の入力手段を優先的に使用可能な状態に切り替えて容易に画像形成装置を使用することが可能となる。
上記画像形成装置は、請求項5に示すとおり、入力切替制御部は、非健常者用の入力手段におけるユーザの入力終了操作に応じて、自装置の入力手段からの操作情報を操作情報受信部に優先的に受信させるようにする構成とすることができる。
これによると、ユーザが非健常者用の入力手段を使用した後に、入力終了操作(例えば、操作終了を行うための入力キーにタッチ)を行うだけで自装置の入力手段を優先的に使用可能な状態に切り替わるので、次に自装置の入力手段を使用するユーザは、優先的に使用可能な入力手段を切り替えるための操作を特別に行う必要はなく、操作負荷が軽減されて画像形成装置を容易に使用することが可能となる。非健常者用の入力手段に比べて自装置の入力手段の使用頻度が高い場合には、特に有効である。
上記画像形成装置は、請求項6に示すとおり、入力切替制御部は、非健常者用の入力手段におけるユーザの入力操作の終了後に所定の時間が経過した場合に、自装置の入力手段からの操作情報を操作情報受信部に優先的に受信させるようにする構成とすることができる。
これによると、ユーザが非健常者用の入力手段を使用した後に予め設定した時間が経過すると、自装置の入力手段を優先的に使用可能な状態に切り替わるので、次に自装置の入力手段を使用するユーザは、優先的に使用可能な入力手段を切り替えるための操作を特別に行う必要はなく、操作負荷が軽減されて画像形成装置を容易に使用することが可能となる。非健常者用の入力手段に比べて自装置の入力手段の使用頻度が高い場合には、特に有効である。
上記画像形成装置は、請求項7に示すとおり、入力切替制御部は、自装置の入力手段におけるユーザの入力操作の終了後に所定の時間が経過したときに、非健常者用の入力手段からの操作情報を操作情報受信部に優先的に受信させるようにする構成とすることができる。
これによると、ユーザが自装置の入力手段を使用した後に予め設定した時間が経過すると、非健常者用の入力手段を優先的に使用可能な状態に切り替わるので、次に非健常者用の入力手段を使用するユーザは、優先的に使用可能な入力手段を切り替えるための操作を特別に行う必要はなく、操作負荷が軽減されて画像形成装置を容易に使用することが可能となる。
また、本発明の画像形成装置は、請求項8に示すとおり、自装置の入力手段と自装置に接続される外付け型の入力手段とを選択的に使用可能とする画像形成装置であって、自装置の入力手段及び外付け型の入力手段の入力操作により生じる操作情報をそれぞれ受信する操作情報受信部と、自装置の入力手段または外付け型の入力手段におけるユーザの操作状況に応じて、自装置の入力手段及び外付け型の入力手段の何れか一方からの操作情報を操作情報受信部に優先的に受信させる入力切替制御部とを備えた構成とする。
これによると、何れかの入力手段におけるユーザの操作状況に応じて、優先的に使用可能な入力手段が定まるので、ユーザは、優先的に使用可能な入力手段を切り替えるための操作を特別に行う必要はなく、操作負荷が軽減されて画像形成装置を容易に使用することが可能となる。
また、本発明の画像形成装置の制御方法は、請求項9に示すとおり、自装置の入力手段と自装置に所定の通信手段を介して接続される非健常者用の入力手段とを選択的に使用可能とする画像形成装置の制御方法であって、非健常者用の入力手段におけるユーザの操作状況に応じて、自装置の入力手段及び非健常者用の入力手段の何れか一方からの操作情報を優先的に受信する入力切替制御ステップを有する構成とする。
本発明によれば、自装置の操作パネルを含む複数の入力手段を選択的に使用可能とする画像形成装置において、使用者が特別な操作を必要とすることなく、使用可能な複数の入力手段の中から適切な一の入力手段を優先的に使用可能な状態とすることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る複合機の概略構成を示す図である。この複合機1は、複写、ファクシミリ通信及びスキャナ等の各機能を実行するための原稿画像を読み取る画像読取部2と、その画像読取部2で取得した読取画像データに基づき電子写真方式により記録紙上に画像形成を行う画像形成部3と、画像形成に用いられる記録紙の給紙・搬送を行う給紙・搬送部4と、装置動作の設定及び実行のための入力機能に加えて表示出力等の機能を有する表示・操作パネル5(自装置の入力手段)と、LAN6を介して他の装置との通信を行うためのネットワーク通信部(通信インタフェース手段)7と、これら各部の動作を統括的に制御するCPU8と、このCPU7の制御のためのワークエリアを提供するRAM9と、CPU7が各種制御を行うためのための制御プログラムを記憶するROM10とを主として備える。
複合機1には、PC(Personal Computer)21がLAN6を介して通信可能に接続されており、このPC21は、装置本体側の表示・操作パネル5と同様の機能を有するリモートパネル22(外付け型の入力手段)を備えている。
リモートパネル22は、種々の情報が表示される一方、指や専用のペン等で触れることにより所定の入力操作が可能なタッチパネル式の表示部23と、数字入力等の特定の入力操作に用いられるキーパッド24と、装置動作の設定や実行に関する音声ガイダンスを行うためのスピーカ25とから構成されている。本実施の形態においては、リモートパネル22は、視覚障害者(非健常者)用に設計されたものであり、表示部23における表示形態、キーパッド24の入力キーの配置、及びスピーカ25からの音声ガイダンス等について、弱視者(視力障害、視野障害及び色覚障害等を有する)や全盲者でも複合機1を容易に操作可能なように構成されている。
なお、本発明の実施に用いることのできるリモートパネルは、本実施の形態において示した構成に限定されるものではなく、少なくとも複合機1の動作の設定や実行に関する入力操作が可能なものであればよい。また、リモートパネル22の動作については、より汎用性を高めるためにPC21における図示しない制御部によって制御されるが、場合によっては、リモートパネル22内に同様の制御部を設けて、PC21を介さずにLANその他の通信手段にリモートパネル22を直接接続する構成も可能である。
上記構成の複合機1において、ユーザが複合機1の動作の設定及び実行のための入力操作や複合機1に関する各種情報の表示出力や音声出力等を行う際には、通常、ユーザが健常者である場合には、装置本体側の表示・操作パネル5を使用し、また、ユーザが視覚障害者である場合には、リモートパネル22を使用することになる。その場合、表示・操作パネル5及びリモートパネル22は、優先的に使用可能な状態が適宜切り替えられて使用される。即ち、ユーザは、表示・操作パネル5またはリモートパネル22の一方を自らの使用目的に応じて選択することができるが、このとき、選択された一方が優先的に使用可能な状態となり、他方は基本的には使用不能な状態となる。
図2は、図1に示した複合機におけるパネル切り替え動作に関する機能ブロック図である。表示・操作パネル5は、装置本体側とのアプリケーションインターフェイスをなすAPI(Application Program Interface)部31と、プログラム間のデータの交換を行うためのプロセス間通信インタフェース部32と、種々のデータの処理を行うデータ処理部33と、ユーザに対する情報の表示形式や入力形式等を規定するユーザインタフェース部34とを有する。また、リモートパネル22は、表示・操作パネル5と同様の機能を有するAPI部35、プロセス間通信インタフェース部36及びデータ処理部33と、視覚障害者用として設けられたリモートユーザインタフェース38とを有する。これらの表示・操作パネル5及びリモートパネル22は、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)に基づくインタフェースを構成するローカルソケット41及びネットワークソケット42によって装置本体との通信が可能である。
これらの表示・操作パネル5及びリモートパネル22に関するパネル切り替え動作は、各パネル5、22について優先的に使用可能な状態の切り替えを実行するパネル切替制御タスク(入力切替制御部)51と、表示・操作パネル5及びリモートパネル22からの入力信号等を入力操作情報としてそれぞれ受信するパネル制御タスク(操作情報受信部)52、53と、パネル切替制御タスク51からの制御信号を制御情報として表示・操作パネル5及びリモートパネル22に対してそれぞれ通知する通知タスク54、55とにより実行される。ここで、パネル切替制御タスク51はリモートパネル22におけるユーザの操作状況に応じて、表示・操作パネル5及びリモートパネル22の何れか一方からの入力操作情報をパネル制御タスク32、33が優先的に受信するように制御する。なお、本実施の形態においては、上記の各タスクは、ROM10に記憶されたパネル切り替え動作の制御プログラムに基づくCPU8の処理により実現される。
以下、図3〜図15を参照して図1に示した複合機におけるパネル切り替え動作の詳細を説明する。図3〜図6は、図1に示した複合機におけるパネル切り替え動作のシーケンス図であり、図7〜図15は、図3〜図6に示すパネル切り替え動作に対応した各パネルにおける表示画面の表示例を示す図である。
図3は、図1に示した複合機における通常のパネル切り替え動作を示す。ここでは、まず、表示・操作パネル5が優先的に使用可能な状態(オンライン状態)にあり、リモートパネル22が優先的に使用可能でない状態(オフライン状態)にある。この場合、図7(画面1)に示すように、リモートパネル22の表示部23の表示画面には、リモートパネル22がオフライン状態であり、入力操作を開始するには何れかの入力キーを押してオンライン状態とする必要がある旨が表示されている。一方、表示・操作パネル5の表示画面には、コピーの準備ができた旨が表示され、表示・操作パネル5は、原稿サイズ、コピーサイズ、排紙トレイの選択、画質調整、及び印刷部数等のコピー処理に関する入力操作が可能な状態にある。
次に、ユーザが入力開始操作としてリモートパネル22のタッチパネル式の表示部23またはキーパッド24における何れかの入力キーを押すと、リモートパネル22が、接続を開始し、パネル制御タスク53では、セキュリティチェックとしてIPアドレスがチェックされ、通知タスク55に対して接続開始メッセージが送信される。その後、通知タスク55において、リモートパネル22に対する通知が開始されると、リモートパネル22は、パネル制御タスク53を介してパネル切替制御タスク51に対して開始要求コマンドを送出する。
この場合、図8(画面2)に示すように、リモートパネル22の表示部23の表示画面には、リモートパネル22を優先的に使用可能な状態に切り替え中である旨が表示されている。同様に、表示・操作パネル5の表示画面にもリモートパネル22を優先的に使用可能な状態に切り替え中である旨が表示され、表示・操作パネル5からは入力操作ができない状態となる。
リモートパネル22からの開始要求コマンドにより、パネル切替制御タスク51は、リモートパネル22からの入力信号等の入力操作情報をパネル制御タスク53に優先的に受信させることで、リモートパネル22を優先的に使用可能な状態に切り替える。これにより、ユーザは、リモートパネル22からの複合機1の動作の設定及び実行が可能となる。同時に、表示部23においては、複合機1の動作等に関連する種々の情報の表示出力が可能となり、スピーカ25においては、複合機1の動作等に関連する音声出力が可能となる。そこで、ユーザによるリモートパネル22の入力操作を行うと、リモートパネル22は、複合機1に所定の動作を要求するための機能呼び出しを実行する。続いて、パネル切替制御タスク51によりリモートパネル22に対して動作の状態通知がなされる。
この場合、図9(画面3)に示すように、リモートパネル22の表示部23の表示画面には、複合機1を使用可能である旨が表示され、リモートパネル22からコピー、ファックス、Eメール、及びスキャナ等に関する入力操作が可能となるとともに、リモートパネル22における音声出力や表示出力(例えば、コントラスト)の設定に関する入力操作が可能となる。一方、表示・操作パネル5の表示画面には、リモートパネル22を別のユーザが使用中である旨の表示がなされ、表示・操作パネル5からは入力操作ができない状態にある。
ユーザによる複合機1の動作の設定または実行が終了すると、リモートパネル22は、複合機1に通信の終了を要求するための終了要求コマンドをパネル切替制御タスク51に対して送出する。この終了要求コマンドは、ユーザが図9に示した表示画面において入力終了操作として終了ボタン61を押すか、或いは、ユーザの入力操作の終了後に予め設定した時間を経過(即ち、ユーザが何れかの入力キーを押した後に、何ら入力操作が行われずに予め設定した時間を経過)したことに基づき送出される。即ち、パネル切替制御タスク51は、リモートパネル22において入力終了操作として予め規定された操作が行われた場合に、或いは、ユーザの入力操作の終了後に予め設定した時間を経過した場合に、表示・操作パネル5からの入力信号等の入力操作情報をパネル制御タスク52に優先的に受信させることで、表示・操作パネル5を優先的に使用可能な状態に切り替える。ここで、リモートパネル22におけるユーザの入力操作の終了は、リモートパネル22からパネル制御タスク53に対して所定時間間隔(例えば、5sec毎)で送出されるエコーコマンドによって監視される。
この場合、図10(画面4)に示すように、リモートパネル22の表示部23の表示画面には、表示・操作パネル5を優先的に使用可能な状態に切り替え中である旨が表示される。同様に、表示・操作パネル5の表示画面にも表示・操作パネル5を優先的に使用可能な状態に切り替え中である旨が表示される。なお、上記のようなパネル切り替え動作は、表示・操作パネル5を使用後にリモートパネル22を優先的に使用可能な状態に切り替える場合においても同様に実行可能である。
図4は、図1に示した複合機における強制的なパネル切り替え動作を示す。ここでは、図3に示した場合と同様に、まず、表示・操作パネル5が優先的に使用可能な状態にあり、リモートパネル22が優先的に使用可能でない状態にあり、また、その後のリモートパネル22からの接続、開始要求コマンド、及び機能呼び出し等の一連の動作についても、図3に示した場合と同様であるが、パネル切替制御タスク51に対する終了要求コマンドの送出が、表示・操作パネル5を使用するユーザによって強制的に実行される点において異なる。
即ち、ここでは、リモートパネル22を使用するユーザの入力終了操作とは無関係に表示・操作パネル5を使用するユーザから強制的なパネル切り替えが実行され、パネル切替制御タスク51より強制切替要求が送出される。この強制切替要求に応じて、リモートパネル22が、複合機1に通信の終了を要求するための終了要求コマンドをパネル切替制御タスク51に対して送出することになる。これによりパネル切替制御タスク51は、表示・操作パネル5からの入力操作情報をパネル制御タスク52に優先的に受信させることで、表示・操作パネル5を優先的に使用可能な状態に切り替えることになる。
この場合、図11(画面5A)に示すように、リモートパネル22の表示部23の表示画面には、複合機1を使用可能である旨が表示されており、リモートパネル22からコピー、ファックス、Eメール、及びスキャナ等に関する入力操作が可能であるとともに、リモートパネル22における音声出力や表示のコントラストの設定に関する入力操作が可能な状態にある。一方、表示・操作パネル5の表示画面には、リモートパネル22を他のユーザが使用中である旨の表示がなされているが、強制的なパネル切り替えを促すメッセージ「強制的にパネルを切り替えますか?」に対してユーザが切り替えを承諾する(表示・操作パネル5の[Yes]ボタンを押す)ことで、強制的なパネル切り替えが実行され、パネル切替制御タスク51より強制切替要求が送出される。そこで、図12(画面5B)に示すように、リモートパネル22の表示部23の表示画面には、表示・操作パネル5を優先的に使用可能な状態に切り替え中である旨が表示される。同様に、表示・操作パネル5の表示画面にも表示・操作パネル5を優先的に使用可能な状態に切り替え中である旨が表示される。
図5は、図1に示した複合機における復旧不能なエラーの発生時のパネル切り替え動作を示す。ここでは、リモートパネル22が優先的に使用可能な状態でユーザが入力操作を行っている最中に、装置本体において復旧不能なエラーが発生した場合について示す。なお、「復旧不能(なエラー)」とは、例えば、装置本体の給紙・搬送部4において発生した紙づまり(エラー)が、リモートパネル22の使用対象となっているユーザ(例えば、視覚障害者)にとって復旧不能であるという設定がなされていることを示し、全てのユーザにとって現実に復旧不能であることを意味するものではない。
まず、装置本体においてエラーが発生すると、パネル切替制御タスク51によりリモートパネル22に対してエラー発生の状態通知が送出される。このとき、リモートパネル22では、装置本体において発生したエラーが、復旧不能なエラーとして設定されている場合には、パネル切替制御タスク51に対して終了要求コマンドを送出する。
この場合、図13(画面6A)に示すように、リモートパネル22の表示部23の表示画面には、装置本体でエラーが発生して表示・操作パネル5を優先的に使用可能な状態に切替中である旨が表示される。同様に、表示・操作パネル5の表示画面には、表示・操作パネル5を優先的に使用可能な状態に切替中である旨が表示される。
そこで、表示・操作パネル5が優先的に使用可能な状態とされた後は、リモートパネル22は、パネル切替制御タスク51に対して状態問い合わせコマンドを適宜送出して、エラーの復旧状態を認識することが可能である。この場合、図14(画面6B)に示すように、リモートパネル22の表示部23の表示画面には、装置本体でエラーが発生したことを確認してリスタートのために何れかの入力キーを押すことをユーザに促すメッセージが表示される。一方、表示・操作パネル5の表示画面には、エラーの発生をユーザに認識させるためのメッセージ(ここでは、用紙ジャムが発生している可能性があることを示す「用紙ジャム?」)が表示される。
その後、装置本体でのエラーが復旧すると、リモートパネル22の表示画面が更新され、図7(画面1)に示したように、リモートパネル22の表示部23の表示画面には、リモートパネル22がオフライン状態であり、入力操作を開始するには何れかの入力キーを押してオンライン状態とする必要がある旨が表示されている。これにより、リモートパネル22のユーザは、再びリモートパネル22を優先的に使用可能な状態に切り替えて複合機1の設定や実行に関する入力操作を行うことが可能となる。
図6は、図1に示した複合機における復旧可能なエラーの発生時のパネル切り替え動作を示す。ここでは、リモートパネル22を優先的に使用可能な状態でユーザが入力操作を行っている最中に、装置本体において復旧可能なエラーが発生した場合について示す。なお、「復旧可能(なエラー)」とは、例えば、装置本体の給紙・搬送部4において発生した用紙切れ(エラー)が、リモートパネル22の使用対象となっているユーザ(例えば、視覚障害者)にとって復旧可能であるという設定がなされていることを示す。
まず、装置本体においてエラーが発生すると、パネル切替制御タスク51によりリモートパネル22に対してエラー発生の状態通知が送出される。このとき、リモートパネル22では、装置本体において発生したエラーが、復旧可能なエラーとして設定されている場合には、パネル切替制御タスク51に対して継続要求コマンドを送出する。そこで、リモートパネル22は、パネル切替制御タスク51に対して状態問い合わせコマンドを適宜送出して、エラーの復旧状態を認識することが可能である。
この場合、図15(画面7))に示すように、リモートパネル22の表示部23の表示画面には、装置本体においてエラー(ここでは、用紙切れ)が発生し、復旧(ここでは、給紙)が必要な旨の表示がなされる。一方、表示・操作パネル5の表示画面には、リモートパネル22を他のユーザが使用中である旨の表示がなされ、強制的なパネル切り替えを行う場合には、その承諾のための操作(表示・操作パネル5の[Stop]ボタンを押す)を行う必要がある旨が表示される。
その後、装置本体でのエラーが復旧すると、リモートパネル22は、パネル切替制御タスク51に対して再度開始要求コマンドを送出する。これにより、パネル切替制御タスク51は、再びリモートパネル22からの入力信号等の入力操作情報をパネル制御タスク53に優先的に受信させ、リモートパネル22を優先的に使用可能な状態に切り替える。
本発明の画像形成装置及びその制御方法は、自装置の操作パネルを含む複数の入力手段を選択的に使用可能とする画像形成装置において、使用者が特別な操作を必要とすることなく、使用可能な複数の入力手段の中から適切な一の入力手段を優先的に使用可能な状態とすることができ、操作パネル等の所定の入力機能を有する手段を備えた画像形成装置及びその制御方法として有用である。
1 複合機(画像形成装置)
5 表示・操作パネル(自装置の入力手段)
7 ネットワーク通信部(通信インタフェース手段)
22 リモートパネル(外付け型の入力手段)
51 パネル切替制御タスク(入力切替制御部)
52、53 パネル制御タスク(操作情報受信部)
54、55 通知タスク
5 表示・操作パネル(自装置の入力手段)
7 ネットワーク通信部(通信インタフェース手段)
22 リモートパネル(外付け型の入力手段)
51 パネル切替制御タスク(入力切替制御部)
52、53 パネル制御タスク(操作情報受信部)
54、55 通知タスク
Claims (9)
- 自装置の入力手段と自装置に所定の通信手段を介して接続される非健常者用の入力手段とを選択的に使用可能とする画像形成装置であって、
自装置の入力手段及び非健常者用の入力手段の入力操作により生じる操作情報をそれぞれ受信する操作情報受信部と、
前記非健常者用の入力手段におけるユーザの操作状況に応じて、前記自装置の入力手段及び前記非健常者用の入力手段の何れか一方からの操作情報を前記操作情報受信部に優先的に受信させる入力切替制御部とを備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記非健常者用の入力手段をローカルエリアネットワーク経由で接続可能とする通信インタフェース手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記入力切替制御部は、前記非健常者用の入力手段におけるユーザの入力開始操作に応じて、前記非健常者用の入力手段からの操作情報を前記操作情報受信部に優先的に受信させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記入力切替制御部は、前記操作情報受信部が前記非健常者用の入力手段からの操作情報を優先的に受信する状態である場合に、前記自装置の入力手段におけるユーザの入力操作に応じて、前記自装置の入力手段からの操作情報を前記操作情報受信部に優先的に受信させるようにすることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記入力切替制御部は、前記非健常者用の入力手段における前記ユーザの入力終了操作に応じて、前記自装置の入力手段からの操作情報を前記操作情報受信部に優先的に受信させるようにすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記入力切替制御部は、前記非健常者用の入力手段における前記ユーザの入力操作の終了後に所定の時間が経過した場合に、前記自装置の入力手段からの操作情報を前記操作情報受信部に優先的に受信させるようにすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記入力切替制御部は、前記自装置の入力手段における前記ユーザの入力操作の終了後に所定の時間が経過したときに、前記非健常者用の入力手段からの操作情報を前記操作情報受信部に優先的に受信させるようにすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 自装置の入力手段と自装置に接続される外付け型の入力手段とを選択的に使用可能とする画像形成装置であって、
自装置の入力手段及び外付け型の入力手段の入力操作により生じる操作情報をそれぞれ受信する操作情報受信部と、
前記自装置の入力手段または外付け型の入力手段におけるユーザの操作状況に応じて、前記自装置の入力手段及び前記外付け型の入力手段の何れか一方からの操作情報を前記操作情報受信部に優先的に受信させる入力切替制御部とを備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 自装置の入力手段と自装置に所定の通信手段を介して接続される非健常者用の入力手段とを選択的に使用可能とする画像形成装置の制御方法であって、
非健常者用の入力手段におけるユーザの操作状況に応じて、自装置の入力手段及び非健常者用の入力手段の何れか一方からの操作情報を優先的に受信する入力切替制御ステップを有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005098951A JP2006272875A (ja) | 2005-03-30 | 2005-03-30 | 画像形成装置及びその制御方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005098951A JP2006272875A (ja) | 2005-03-30 | 2005-03-30 | 画像形成装置及びその制御方法 |
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JP2006272875A true JP2006272875A (ja) | 2006-10-12 |
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ID=37208067
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JP (1) | JP2006272875A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009217820A (ja) * | 2008-03-06 | 2009-09-24 | Sharp Corp | ネットワーク画像形成デバイスをリモート管理するための方法及びリモート画像形成デバイス管理アプリケーションソフトウェアツール |
JP2015108940A (ja) * | 2013-12-04 | 2015-06-11 | 株式会社リコー | 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラム |
-
2005
- 2005-03-30 JP JP2005098951A patent/JP2006272875A/ja not_active Withdrawn
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