JP5269181B2 - 情報入力装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、情報入力装置およびその制御方法に関し、特に、タッチパネル等を備えた情報入力装置およびその制御方法に関する。
画像形成装置を始めとするさまざまな機器において、タッチパネルを利用した情報入力装置が使用されている。タッチパネルは通常、CRTやLCDなどの表示装置の表面上に設置され、接触位置検出装置として機能する。このような情報入力装置は、ユーザが表示装置上に表示された仮想的な指示対象物(仮想キー)にタッチパネル越しに触れると、その座標位置から仮想キーを特定し、その仮想キーに割り当てられた入力を検知する。
このようなタッチパネルを利用した情報入力装置によれば、表示装置が表示する画面に任意の形状や大きさの仮想キーを配置することができ、また、それらを入力指示に応じて自由に表示を切り替えることが可能である。そして、表示されている仮想キーにユーザが触れることによって操作指示の入力が行われるため、ユーザにとって直感的にわかりやすい操作性を提供することが可能である。
また、表示装置により仮想的なキー表示するので、キーの種類が増加してもその都度画面を切り替えることによって設置面積を抑えることが可能であり、キーをハードウェアで実現するよりはるかにコストを抑えることができる。
タッチパネルを利用した技術については、例えば特許文献1に記載されている。
特開平7−319340号公報
しかし、その反面、タッチパネルは表示装置上に配置された平面的なスクリーン状の入力装置であるため、突起物など操作対象の位置を手触りなどの触覚によって検知する手がかりが全くない。また、タッチパネルに触れたときも、キーの押下感やクリック感が全くない。
このため、視覚障害者など、キー操作の触感を頼りに操作を行うユーザにとっては、たとえ表示画面の内容や情報を音声などの視覚情報以外で提示しても、表示画面上の操作対象物をタッチパネルから指示することができない。
また、タッチパネルの場合にはキー操作時の押し込みストロークがきわめて小さいため操作感に乏しく、たとえ健常者が操作した場合でも、タッチパネルの操作が受け付けられたのかどうかが分からず何度も押してしまったり、押下位置の位置ずれなどによる誤操作が発生する場合がある。
このような問題の解決策としては例えば、タッチパネルによる仮想キーの他にハードウェアで構成されるキーを別途設け、これに仮想キーと同じ機能を割り当てて、ユーザに好きな方を選択させることが考えられる。ハードウェアのキーは機械的に構成されているから操作者に操作感を与えることができる。
しかし、タッチパネルによる仮想キーと同数のハードウェアのキーを増設することは、操作部の占有面積やコストの点で好ましいとはいえない。
そこで本発明は、タッチパネルを使用する情報入力装置において、ハードウェアで構成された既存のキーを利用して、仮想的なキーを操作する際の操作感をユーザにフィードバックする技術を実現し、さらに、視覚障害者のみならず晴眼者であっても、操作の間違いや迷いを軽減可能な構成を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、例えば本発明の一側面に係る情報入力装置は次の構成を備える。すなわち、所定の文字を入力するためのハードウェアキーと、所定の機能が割り当てられた複数のソフトウェアキーをタッチパネル上に画面表示し、前記タッチパネルへのタッチにより前記複数のソフトウェアキーの選択または確定を行うための表示手段と、通常入力モードまたは音声補助操作モードのいずれかを選択する選択手段と、前記選択手段により前記通常入力モードが選択された場合は、前記ハードウェアキーを前記所定の文字の入力を行う第1の入力機能に割り当て、前記選択手段により前記音声補助操作モードが選択された場合は、前記ハードウェアキーから前記複数のソフトウェアキーの選択または確定の入力を行う第2の入力機能にする制御手段とを有し、前記制御手段は、更に、前記選択手段により前記音声補助操作モードが選択された後で、且つ、前記ハードウェアキーが操作される前に、前記第2の入力機能に応じた前記ハードウェアキーの所定の操作方法を音声により報知することを特徴とする。
本発明によれば、タッチパネルを使用する情報入力装置において、ハードウェアで構成された既存のキーを利用して、仮想的なキーを操作する際の操作感をユーザにフィードバックすることができる。さらに、ハードウェアのキーから仮想的なキー操作するための操作方法が音声で報知されるので、視覚障害者のみならず晴眼者であっても、操作の間違いや迷いを軽減することができる。
本発明の実施形態における画像処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施形態における操作部の外観構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態におけるテンキー群を詳細に示す図である。 本発明の実施形態における画像処理装置の機能構成を示す図である。 本発明の実施形態におけるLCDに表示される、通常状態における操作画面例を示す図である。 本発明の実施形態におけるLCDに表示される、フォーカス表示モードにおける操作画面例を示す図である。 図4Bの状態からフォーカスが移動したときの操作画面例を示す図である。 図4Cの状態で確定キーを押下したときの操作画面例を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置の動作手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における画像処理装置によるフォーカス移動処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における画像処理装置による第1の音声出力処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における画像処理装置による第2の音声出力処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の情報入力装置が適用される画像処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。本実施形態における画像処理装置は例えば、プリンタ、画像入力、文書ファイリング等の機能を含む、いわゆる複合機(multi function peripheral)である。同図中、106が画像入力デバイスとしてのスキャナ、108が画像出力デバイスとしてのプリンタであり、スキャナ106でスキャンした画像データを、プリンタ108にプリントアウトする処理などが可能である。
CPU101は、この画像処理装置全体を制御する中央処理装置である。CPU101は、データバスなどのバス104によって、各部と接続されている。ROM102は、ブートプログラムやBIOS等の固定的なプログラムおよびデータを記憶している。RAM103は、主記憶装置およびCPU101による処理実行のための作業領域を提供する作業用メモリとして機能する。また、このRAM103はスキャナ106によってスキャンされた画像を一時的に保存する際にも使用される。
スキャナコントローラ105は、後述する操作部120による設定内容に応じてスキャナ106の動作を制御する。スキャナ106は、CCDなどの光学読取装置を用いて紙などの原稿上の走査を行い、原稿の画像データを電気信号データに変換する。
プリンタコントローラ107は、操作部120による設定内容に応じてプリンタ108を制御して、プリント動作を行わせる。プリンタ108は、画像データを用紙上に画像として印字するものである。印刷の方式としては、感光体ドラムや感光体ベルトなどを用いた電子写真方式や、微小ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式などがあるが、どの方式でもかまわない。
ハードディスクコントローラ109は、記憶デバイスの一例であるハードディスク装置(HDD)110を制御し、HDD110にさまざまなデータを保存したり、保存したデータを取得したりする。このHDD110には、このシステム全体を制御するための制御プログラムや制御用データ、スキャンによって得られたスキャン画像データ、あるいはプリントデータなどが保存される。
操作部120は、図示のように、タッチパネル112、ハードウェアで構成されるキー(以下「ハードウェアキー」または「ハードキー」という。)113、および表示デバイスの一例であるLCD115を含む構成である。タッチパネル112はLCD115の表示面上に配置される。タッチパネル112は、ユーザがLCD115上により表示された仮想的なキーであるタッチパネルキー(以下「ソフトウェアキー」または「ソフトキー」という。)をタッチパネル112を介して触れると、その接触した位置の座標を検出する。この位置座標を基に、ユーザがLCD115上のどの仮想キーを押そうとしたのかが判断可能である。一方、ハードウェアキー113は、操作者に操作感を与えるように機械的に構成されたものである。
タッチパネルコントローラ111は、タッチパネル112を介してユーザの操作指示を入力する。また、LCDコントローラ114はLCD115を制御して設定操作画面を表示させる。
なお、以下では、説明上、タッチパネル112が接触を検出した位置座標がLCD115上に表示されたソフトウェアキーの表示位置と一致したと判断した場合を、「キーが押下された」と表現する。
本実施形態における画像処理装置はさらに、D/Aコンバータ116、パワーアンプ117、スピーカ118を備えている。制御プログラムの動作によって、テキストデータおよび音素データに基づいて音声波形データが作成され、D/Aコンバータ116およびパワーアンプ117を介してスピーカ117より音声を出力させることが可能である。
図2Aは、本実施形態における操作部120の外観構成の一例を示す図である。
同図において、LCD115上にはタッチパネル112が重ねて設けられている。LCD115はシステムの操作画面およびソフトウェアキーを表示し、タッチパネル112はソフトウェアキーが押されるとその位置情報をCPU101に伝える。
203〜211はそれぞれ、ハードウェアキー113として構成されるもので、具体的なそれぞれの機能は次のとおりである。
スタートキー203は、スキャナ106による原稿画像の読み取り動作や、プリンタ108によるプリント動作などを開始する時に用いる。ストップキー204は稼働中の動作を止める働きをする。リセットキー205は操作部からの設定を初期化する時に用いる。テンキー群206は通常、コピー部数設定時など、数値の入力を行う際に用いる。クリアキー207は、入力された数値をクリアしたいときに用いる。IDキー208は、ユーザIDを入力する時に用いる。
ガイドキー209は、設定や入力方法について、キーの機能以外のヘルプを表示するときに用いる。また、このキーを一定時間以上押しつづけることで、通常のタッチパネル操作を行うモードと、画面にフォーカスを表示し、ハードウェアキーでそのフォーカスを移動することで操作を行うモードとを切り替えることができる。これについては後ほど詳しく説明する。
ユーザモードキー210は、装置の動作に関する特殊な設定や詳細な設定を行うときに用いる。カウンタキー211は、装置がプリントした用紙の枚数を確認するときに用いる。節電キー212は、装置を待機状態にし、消費電力を抑えたいときに用いる。電源キー213は、装置の電源をONまたはOFFするときに用いる。
図2Bは、テンキー群206を詳細に示す図を示す。
テンキー群206は、2060〜2069の10個の独立したハードウェアキーで構成される。各キーには文字または記号(図示の例では数字の0〜9のいずれか)が対応付けられている。ユーザはこのキーによって、所望する文字または記号を素早く入力することができる。また、テンキーのほぼ中央に位置する「5」キー2065の表面には、物理的な突起物220が配置される。この突起物と一般的なキーの配列により、触感を頼りに視覚障害者等でもテンキーを扱うことが可能になっている。
図3は、本発明の実施形態における画像処理装置の機能構成を示す図である。破線300で囲まれる各制御部の機能はHDD110に記憶されている制御プログラムによって実現される。また、以下に説明する機能の実現に使用される各種データはHDD110またはRAM103によって保持されるものである。
入力制御部301は、タッチパネル112とハードウェアキー113からのユーザ入力を検知し、画面表示座標データ305をもとに、ユーザがどのソフトウェアキーやハードウェアキーに対して操作を行ったのかを判定する。その判定結果は、フォーカス制御部302および画面遷移制御部303に送られる。
フォーカス制御部302は、LCD115に表示される複数のソフトウェアキーのうちどのキーが操作対象であるかを示す強調表示としてのフォーカスを制御するもので、具体的には、現在どのキーにフォーカスが表示されているかを記憶し、フォーカス表示順データ315データをもとに、フォーカスの移動等を制御する。また、フォーカス制御部302は、現在どのキーがフォーカスを持つのかを画面表示制御部304に通知する。
画面遷移制御部303は、実際にキーが押下された場合に、画面遷移データ311をもとに、次に表示されるべきダイアログや画面を制御する。画面の遷移に関する設定値や現在フォーカス表示を行うかどうかのモード設定もこの画面遷移制御部303が記憶している。また、画面遷移制御部303は、現在表示している画面情報をフォーカス制御部302、画面表示制御部304、および音声テキストデータ制御部307に通知する。画面遷移制御部303はさらに、フォーカス制御部302や音声テキストデータ制御部307に、現在フォーカス表示を行うモードであるかどうかの情報を通知することも行う。
画面表示制御部304は、画面遷移制御部303からの現在の画面に関するデータと、画面構成画像データ306をもとに、実際にLCD115に表示される画面のイメージデータを作成する。また、必要に応じて、フォーカス制御部302からのデータをもとに、画面に配置された特定のキーに対してフォーカスを描画する。画面表示制御部304はまた、LCD115に対して画面のイメージデータを描画させる。
音声テキストデータ制御部307は、画面遷移制御部303からの画面遷移情報と、各画面やキーに関連付けられた音声テキストデータ312をもとに、ユーザから入力された操作に対して何らかの画面遷移やフォーカス移動があった場合に、その説明としてふさわしい音声読み上げ用のテキストデータを音声テキストデータ312より取得する。その後、音声テキストデータ制御部307は、取得した音声テキストデータを音声合成発声データ制御部308に渡す。
音声合成発声データ制御部308は、入力した音声テキストデータと、音素ごとの発声データ313をもとに、音声合成により音声波形データを作成し、それを音声出力制御部309に渡す。
音声出力制御部309は、受け取った音声波形データをD/Aコンバータ116に出力する。これにより音声波形データはD/Aコンバータ116でD/A変換され、パワーアンプ116で増幅された後、スピーカ119より出力される。
図4A〜図4Dは、本発明の実施形態におけるLCD115に表示される画面の一例を示す図である。
図4Aは、通常状態(通常モード)における操作画面例を示している。この画面には401から416までのソフトウェアキーが表示されており、ユーザがこれらのソフトウェアキーに触れることでキー入力を行うと、入力制御部301はLCD115上に配置されたタッチパネル112がその入力を検知する。その後、入力制御部301は、その入力座標と画面表示座標データ305から、どのキーに対応する入力かを判断し、そのキーに対応した処理を行う。
なお、同図に示されたソフトウェアキーは具体的には次のようなものである。
キー401は、コピー処理に関する設定を行う画面を表示させるためのキーである。キー402は、スキャンしたドキュメントのネットワークやFAXなどによる送信処理に関する設定を行う画面を表示するためのキーである。キー403は、スキャンしたドキュメントをスキャンデータとしてHDD110に保存したり、保存したドキュメントをプリントしたりする処理に関する設定を行う画面を表示するためのキーである。キー404は、スキャナからスキャンした画像をネットワーク経由でPCなどに保存する処理に関する設定を行う画面を表示するためのキーである。
キー405は、コピー処理におけるドキュメントのコピー倍率を設定する画面を表示するためのキーである。キー406は、コピー処理におけるコピー倍率を等倍(100%倍率)に設定するためのキーである。
キー407は、コピー処理におけるスキャン原稿の読み込み面に関する設定やプリント面に関する設定を行う画面を表示するためのキーである。キー408は、コピー処理におけるプリントしたドキュメントのステイプル処理やソート処理などフィニッシングに関する処理の設定を行う画面を表示するためのキーである。
キー409は、コピー処理におけるプリンタのジョブの印刷順を変更し、優先的なプリントを設定するためのキーである。キー410は、コピー処理におけるプリント時の用紙を選択する画面を示すためのキーである。
キー411は、コピー処理におけるプリント時の濃度を1段階薄くするためのキーである。キー412は、コピー処理におけるプリント時の濃度を、スキャンした原稿にあわせて自動的に決定する指示を設定するためのキーである。キー413は、コピー処理におけるプリント時の濃度を1段階濃くするためのキーである。
キー414は、コピー処理におけるスキャン原稿の種類にあわせた最適なプリント結果を得るための画像処理を行うために、スキャン原稿の種類を設定する画面を表示するためのキーである。
キー415は、コピー処理における縮小レイアウトやとじ代設定などスキャン画像の複雑な画像処理を設定するための画面を表示するためのキーである。
キー416は、用紙の残量やジョブの保持状態などこの画像処理装置のさまざまな状態を表示するための画面を表示するためのキーである。
LCD115上に表示されたこれらのソフトウェアキー401〜416がタッチパネル112を介して触れられると、上記したようなそれぞれのキー特有の処理を行う。なお、タッチパネル112にユーザが触れることで何らかの操作が可能な領域は、これらのソフトウェアキー401〜416の部分のみであり、それ以外の領域を触れても何も起こらない。
本実施形態における画像処理装置は例えば、ガイドキー209を一定時間以上押しつづけることによりフォーカス表示モードに移行する。また、フォーカス表示モードにおいて再度ガイドキー209を一定時間以上押しつづけると通常状態(通常モード)に戻ることができる。このようなモードの移行に係る操作は、専用のキーを使用して行うなど、どのような手段を利用するものであってもかまわないが、ソフトウェアキーではなく、ハードウェアキーや物理的なスイッチを利用した操作が望ましい。
図4Bは、フォーカス表示モードにおける操作画面例を示している。同図において、キー406は太線の枠による強調表示がなされている。これが現在操作対象となっているキーを表すフォーカスである。このフォーカスの表示は、同図のように枠線表示の形態である必要はなく、何らかのマークや目印をキーの近傍に表示させたり、キーそのものの色を変えたりするなどの表現であってもかまわない。フォーカス表示モードにおいては、フォーカスは、画面に表示されているキーのどれか1つに常に表示される。
フォーカス表示モードにおいて、テンキー206は、このフォーカスを移動するためのキーとして使用される。言い換えると、テンキー206は、複数のタッチパネルキーから操作対象のタッチパネルキーを選択するためのキーとして使用される。この例では、数字6のキー2066がフォーカスを順方向に進めるためのキー、数字4のキー2064がフォーカスを逆方向に進めるためのキーとして割り当てられる。また、数字5のキー2065がフォーカス表示がされているソフトウェアキーの押下を指示するための確定キーとして割り当てられる。すなわち、キー2065は、操作対象として選択されたタッチパネルキーに割り当てられている情報を入力するためのキーということになる。もちろん、フォーカス移動キーと確定キーが同じものでなければ、キーの割り当てはこれ以外の割り当ててもかまわない。
さらに、フォーカス表示モードにおいては、現在フォーカスが表示されているキーや画面の情報に関する説明を音声で読み上げることが好ましい。音声で読み上げる説明文の例は次のようなものである。
「フォーカス表示モードに移行しました。音声ガイドを開始します。」
「数字の4と6でフォーカスを移動します。数字の5で確定します。」
「現在の画面はコピー設定画面です。」
「等倍キーにフォーカスがあります。」
「コピーの倍率を100%に設定するキーです。」
このように、フォーカス表示モードへの移行、テンキーの割り当ておよび操作方法の説明、現在の画面の情報、現在フォーカスを表示しているキー、フォーカスを持つキーの情報をそれぞれ音声として読み上げる。
図4Cは、図4Bの状態から数字「6」のキー2066を一度押下することによってフォーカスを順方向に進めたときの操作画面例を示している。図4Bではキー406に表示されていたフォーカスが、キー405に移動する。このように、フォーカス順方向移動キー2066の押下によって、キー402からキー416までの、表示画面によって操作可能なキーにフォーカスが移動していく。
各画面において、どのキーにフォーカスが表示されるか、およびフォーカスが表示されるキーのフォーカスが移動する順番は一意に決められている。全てのキーにフォーカスが移動して一巡した場合は、その画面で一番初めにフォーカスを表示したキーにフォーカスが移動する。
逆方向のフォーカス移動キー2064は、押下することによってフォーカスが各キーへと次々に移動していくのは同じであるが、移動する順番が順方向のフォーカス移動キー2066とは全く逆になる。
よって、図4Cに示す操作画面の状態で逆方向のフォーカス移動キー2064を押下すると、フォーカスはキー405からキー406に移動して、図4Bの状態に戻ることになる。
逆方向のフォーカス移動キー2064も、順方向のフォーカス移動キー2066のときと同様に、フォーカス表示が各キーを一巡した場合は、その画面で一番初めにフォーカスを表示していたキーにフォーカスが戻る。
フォーカス移動キーの操作によって、フォーカスが移動した場合も、フォーカスが移動したキーの情報を音声によって読み上げることが好ましい。例えば、図4Bの状態から図4Cのようにフォーカスが倍率設定画面表示キー405に移動した場合には、
「倍率設定画面表示キーです。」
「コピー倍率に関する設定を行う画面を開きます。」
というように、フォーカスが移動したキーについての名称や、そのキーを選択決定したときの動作などに関する説明を音声で読み上げる。
図4Dは、図4Cの状態から確定キーである数字「5」のキー2065を押下した場合の操作画面例を示している。この画面は、タッチパネル112を介してソフトウェアキー405の領域を触れたときに表示される画面と同じ画面である。つまり、タッチパネル112のキー405の領域を触れることと、テンキー206で実現されるフォーカス移動キーでソフトウェアキー405にフォーカスを当てておき、その状態で確定キーを押下することとは、全く同じ操作を行ったことになる。
これにより、ユーザはタッチパネルに触れることなく、テンキー206に割り当てられたフォーカス移動と確定操作によって、LCD115上に表示された操作画面をタッチパネルによる操作と全く同様に操作することが可能になる。
また、これら2種類の操作は排他的な処理ではないため、フォーカス表示モードにおいても、タッチパネルからの操作を有効にしておくことが可能である。
これにより、ユーザはタッチパネルによる直接的な操作と、テンキー206からの操作を併用することができ、表示画面によって操作しやすい方法で指示を入力することが可能になる。
また、確定キーによるキー選択確定操作によって表示画面や設定が変更された場合にも、変更された画面や設定に関する情報を音声によって読み上げることが好ましい。例えば、図4Cの状態で確定キー2065によって確定操作を行い、図4Dのような画面が表示されたときは、
「コピー倍率に関する設定画面が開きました。」
「希望する倍率を設定するキーを選択してください。」
「現在86%に設定するキーにフォーカスがあります。」
「これはA3をB4に、A4をB5に縮小します。」
というように、新たに表示された画面やフォーカスが表示されているキーについて、その画面の内容や設定可能な項目に関する情報を音声によって読み上げる。
このような一連の音声の読み上げとハードウェアキーであるテンキーの操作によって、例えば目の不自由なユーザでも音声ガイドによる聴覚からの情報と、ハードウェアキーであるテンキーによる触覚を頼りとした操作指示入力によって、LCDに表示されている表示画面の内容を把握し、設定操作を行うことが可能になる。
なお、上記の説明では、通常モードからフォーカス表示モードに移行するために所定のキー操作を行う必要があったが、この装置の起動時にデフォルトでフォーカス表示モードに移行するように設定しておけば、フォーカス表示モードへの移行を意識する必要はなくなる。
図5は、これまで説明した操作画面の表示処理および音声出力処理の実行手順を示すフローチャートである。このフローチャートに対応するプログラムはHDD110に記憶されている制御プログラムに含まれ、この画像処理装置の電源投入後にRAM103にロードされてCPU101によって実行される。
まず、ステップS501において、入力制御部301は、タッチパネル112およびハードウェアキー113からの指示入力を監視する。
次に、ステップS502において、タッチパネル112およびハードウェアキー113からの指示入力があったかどうかを判定する。ステップS502において、その指示入力がないと判断された場合は、ステップS501に戻り、指示入力の監視を続ける。他方、その指示入力があったと判断された場合は、ステップS503に進む。
ステップS503では、その入力がタッチパネル112からの入力なのか、それともハードウェアキー113からの入力なのかを判定する。ここでタッチパネル112からの入力であると判断した場合は、ステップS511に進み、通常のタッチパネルからの入力処理を行う。これは、前述したように、画面表示座標データ305とタッチパネル112からの入力座標とに基づいて、画面表示上のどのキーによる指示入力なのかを判定し、そのキーに割り当てられた処理を行う。その後、ステップS508の処理に移行する。
一方、ステップS503において、ハードウェアキー113からの入力であると判断した場合は、ステップS504に進み、現在のモードが通常モードかフォーカス表示モードかを判定する。ここで、現在のモードが通常モードであると判断された場合は、ステップS510に進み、通常モードにおけるハードウェアキー処理を行う。つまり、ハードウェアキーに本来割り当てられている処理を行う。したがってこの場合、テンキー206は本来の、各キーに表示された数値を入力するための処理を行うことになる。ステップS510の処理の後、ステップS508に進む。
一方、ステップS504において、現在のモードがフォーカス表示モードであると判断された場合は、ステップS505に進み、入力指示されたハードウェアキーがフォーカス移動キーに割り当てられているキーであるかどうかを判定する。ここで、入力指示されたハードウェアキーがフォーカス移動キーに割り当てられているキーであると判断された場合は、ステップS509に進み、フォーカス移動処理を行う。このフォーカス移動処理については後で詳しく説明する。ステップS509のフォーカス移動処理を行った後、ステップS512において、フォーカス移動に係る第1の音声出力処理を行う。この第1の音声出力処理についても後で詳しく説明する。ステップS512の第1の音声出力処理を完了すると、ステップS508に進む。
一方、ステップS505において、入力指示されたハードウェアキーがフォーカス移動キーに割り当てられているキーでないと判断されたときは、ステップS506に進み、入力指示されたハードウェアキーが確定指示に割り当てられているキーかどうかを判定する。ここで、入力指示されたハードウェアキーが確定指示に割り当てられているキーでないと判断された場合は、ステップS510に移行し、ハードウェアキーに本来割り当てられている処理をそのまま行う。
他方、ステップS506において、入力指示されたハードウェアキーが確定指示に割り当てられているキーであると判断された場合は、ステップS507に移行し、そのキーの押下に応じた処理を行う。これは、現在操作対象として選択されフォーカスされているキーがタッチパネル上で押下操作されたときと同じ処理を行う。具体的には、図4Dのようにダイアログを表示したり、何らかの設定値を設定したりする処理を行う。
その後、ステップS513において、キー選択確定処理に係る第2の音声出力処理を行う。この第2の音声出力処理については後で詳しく説明する。
ステップS513の第2の音声出力処理が完了すると、ステップS508において、画面表示の更新処理を行う。これは、各タッチパネル処理やキー処理において、設定値の変更や画面表示の変更があった場合に、それを実際の表示デバイスに反映させる処理を行う。
ステップS508の処理後、ステップS501に戻りユーザからの入力の監視を続ける。
図6は、ステップS509におけるフォーカス移動処理を示すフローチャートである。このフォーカス移動処理は基本的に、フォーカス制御部302によって実現される。
まず、ステップS601において、現在操作対象として選択されフォーカスされているキーを取得する。
次にステップS602において、フォーカス移動指示が順方向への移動指示か逆方向への移動指示かを判断する。これは、入力指示されたハードウェアキーであるテンキーに順方向と逆方向のどちらが割り当てられているかを判断する。ここで順方向へのハードウェアキー移動指示であると判断された場合は、ステップS603に進む。
ステップS603では、現在の画面においてフォーカスが表示されているキーの次にフォーカスを表示するキーが存在するかどうかを判断する。ここで、次にフォーカスを表示するキーがあると判断された場合は、ステップS604において、次にフォーカスを表示するキーにフォーカスを表示するように画面表示制御部304に指示する。
一方、ステップS603において、次にフォーカスを表示するキーがないと判断された場合は、ステップS605に進み、現在の画面においてフォーカスが一巡したと判断して、フォーカス表示順の先頭のキーにフォーカスを表示するように画面表示制御部304に指示する。さらに、ステップS606において、キーが順方向に一巡したことをユーザに報知する。これは、ブザーなどの音による報知や画面の瞬間的な色反転などによって行う。もちろん、音声による報知でもかまわないが、その際はステップS512の処理とあわせて行うことが望ましい。
ステップS602において、フォーカス移動指示が逆方向への移動指示であると判断された場合は、ステップS607に進み、現在の画面においてフォーカスが表示されているキーの前にフォーカスを表示するキーが存在するかどうかを判断する。ここで、フォーカスを表示するキーが前にあると判断された場合は、ステップS608に進み、前にフォーカスを表示するキーにフォーカスを表示するように画面表示制御部304に指示する。
一方、ステップS607において、フォーカスを表示するキーが前にないと判断された場合は、ステップS609に進み、現在の画面においてフォーカスが逆方向に一巡したと判断して、フォーカス表示順の最後のキーにフォーカスを表示するように画面表示制御部304に指示する。さらに、ステップS610において、キーが逆方向に一巡したことをユーザに報知する。これは、上記したステップS606と同様にブザーなどの音による報知や画面の瞬間的な色反転、もしくは音声による報知によって行う。
図7は、ステップS512における第1の音声出力処理を示すフローチャートである。この第1の音声出力処理は基本的に、音声テキストデータ制御部307、音声合成発声データ制御部308、および音声出力制御部309によって実現される。
まず、ステップS701において、フォーカス移動後のフォーカス取得キーを識別する。
次に、ステップS702において、そのキーに関連付けられている音声テキストデータ312から、キーの名称に関する読み上げテキストデータを選択して、これを音声合成による読み上げを行う。
さらに、ステップS703において、このキーが有効状態であるか無効状態であるかどうかを判断する。有効状態とは、ユーザからの選択指示を正しく受け取って処理する状態であり、無効状態とは、機器の状態によって、そのキーの選択指示を受け取ることができない状態であり、ユーザからの指示が無視される状態のことである。このステップS703において、キーが有効状態と判断された場合は、何も処理を行わずにステップS705に移行する。一方、ステップS703において、キーが無効状態と判断された場合は、ステップS704において、現在このキーが無効状態であり、ユーザからの指示を受け付けないことを、音声合成により読み上げる。
次に、ステップS705において、このキーに関連付けられた説明文が音声テキストデータ312として存在するかどうかを判定する。ここでこのキーに関連付けられた説明文が存在しないと判断された場合は、何も処理を行わずに、ステップS707に移行する。一方、このキーに関連付けられた説明文が存在すると判断された場合は、ステップS706において、キーに関連付けられた説明文を音声合成により読み上げる。
さらに、ステップS707において、このキーに関連付けられた何らかの設定値を持つかどうかを判定する。ここで、このキーに関連付けられた設定値は無いと判断された場合は、何も処理を行わずに、この一連の処理を終了する。一方、このキーに関連付けられた設定値が存在すると判断された場合は、ステップS708において、関連付けられた設定値に関する説明を音声合成により読み上げる。
図8は、ステップS513における第2の音声出力処理を示すフローチャートである。この第2の音声出力処理も基本的に、音声テキストデータ制御部307、音声合成発声データ制御部308、および音声出力制御部309によって実現される。
まず、ステップS801において、選択確定されたキーを識別する。
次に、ステップS802において、選択確定されたキーが有効状態であるか無効状態であるかを判定する。ここで、選択確定されたキーが無効状態であると判断された場合は、ステップS809に進み、キーが無効状態であり確定操作を受け付けない旨を音声合成により読み上げる。その後、このステップS513の処理を抜ける。
一方、ステップS802において、選択確定されたキーが有効状態であると判断された場合は、ステップS803に進む。
ステップS803では、このキーの確定処理によって、ダイアログ画面が表示されたかどうかを判定する。このダイアログ画面の表示は、現在のダイアログの上に新たなダイアログ画面が表示された場合や、現在最上面に表示されているダイアログが閉じることで、その下に表示されていたダイアログ画面が操作画面上に再表示される場合も含む。
ステップS803において、ダイアログが表示されないと判断された場合は、ステップS807に進み、そのキーの選択確定によって何らかの設定値が変更されたかどうかを判定する。ここで、このキーの選択確定によっても設定値が変更されないと判断された場合は、何も処理を行わずに、このステップS513の処理を終了する。
一方、ステップS807において、このキーの選択確定処理によって設定値が変更されたと判断された場合は、変更された設定値を取得し、その取得した設定値に関する情報を音声合成によって読み上げる。
また、ステップS803において、ダイアログが表示されたと判断された場合は、ステップS804に進み、表示されたダイアログに関連付けられた名称を取得し、ダイアログ名称を音声として読み上げる。
さらにステップS805において、表示されるダイアログに関連付けられた説明文が音声テキストデータ312として存在するかどうかを判定する。ここで、ダイアログに関連付けられた説明文が無いと判断された場合は、何も処理を行わずに、このステップS513の処理を終了する。
一方、ステップS805において、ダイアログに関連付けられた説明文があると判断された場合は、関連付けられたた説明文を取得し、その説明文を音声合成により読み上げる。
以上説明した実施形態によれば、LCD115によって表示される複数のソフトウェアキー(タッチパネルキー)のうち操作対象とするタッチパネルキーをハードウェアキーの操作によって選択し、別のハードキーの操作によって、その選択されたハードキーの操作を確定することが可能になる。このような操作手法によれば、タッチパネルキーをハードウェアキーを使用して操作することができるため、操作者はハードウェアキーによる操作感を得ることができるので、触感のフィードバックの欠如によって生じていた誤操作を防止することが可能になる。
また、上述の実施形態では、ハードウェアキーによるタッチパネルキーの選択操作などを音声によって報知するようにもしたので、視覚障害者など、指などからの触覚と音声などの聴覚を頼りに操作するユーザも、タッチパネル操作と同様の操作を行うことが可能になる。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータがその供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。その場合、プログラムの機能を有していれば、その形態はプログラムである必要はない。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、そのコンピュータにインストールされるプログラムコード自体およびそのプログラムを格納した記憶媒体も本発明を構成することになる。つまり、本発明の特許請求の範囲には、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体、およびそのプログラムを格納した記憶媒体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、そのホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記憶媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明のクレームに含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。

Claims (14)

  1. 所定の文字を入力するためのハードウェアキーと、
    所定の機能が割り当てられた複数のソフトウェアキーをタッチパネル上に画面表示し、前記タッチパネルへのタッチにより前記複数のソフトウェアキーの選択または確定を行うための表示手段と、
    通常入力モードまたは音声補助操作モードのいずれかを選択する選択手段と、
    前記選択手段により前記通常入力モードが選択された場合は、前記ハードウェアキーを前記所定の文字の入力を行う第1の入力機能に割り当て、前記選択手段により前記音声補助操作モードが選択された場合は、前記ハードウェアキーから前記複数のソフトウェアキーの選択または確定の入力を行う第2の入力機能にする制御手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、更に、前記選択手段により前記音声補助操作モードが選択された後で、且つ、前記ハードウェアキーが操作される前に、前記第2の入力機能に応じた前記ハードウェアキーの所定の操作方法を音声により報知することを特徴とする情報入力装置。
  2. 前記音声により報知する情報は、前記ハードウェアキーによる前記複数のソフトウェアキーの選択または確定をする操作の説明を含むことを特徴とする請求項1に記載の情報入力装置。
  3. 前記音声により報知する情報は、数字キーの4と6で前記複数のソフトウェアキーを選択し、数字キーの5で前記複数のソフトウェアキーを確定する操作の説明を含むことを特徴とする請求項2に記載の情報入力装置。
  4. 前記ハードウェアキーは、テンキーであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報入力装置。
  5. 前記所定の機能は、コピー機能であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報入力装置。
  6. 前記所定の機能は、コピーする際のコピー倍率指定機能であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報入力装置。
  7. 前記制御手段は、前記音声補助操作モードにおいて、前記選択されたソフトウェアキーに関する情報を音声で報知し、該ソフトウェアキーを強調表示することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報入力装置。
  8. 前記制御手段は、前記音声補助操作モードにおいて、前記確定操作が行われた際に、新たな画面で複数のソフトウェアキーを表示し、該新たな画面内の複数のソフトウェアキーのうちの所定の1つを強調表示するとともに、該新たな画面に関する情報と該強調表示されているソフトウェアキーの情報とを音声により報知することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の情報入力装置。
  9. 前記制御手段は、前記選択手段により前記音声補助操作モードが選択された場合、前記音声補助操作モードに移行したことを音声により報知することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の情報入力装置。
  10. 前記音声補助操作モードにおいて、前記選択または確定されたソフトウェアキーの前記所定の機能が有効か無効かを判断する判断手段を更に有し、
    前記制御手段は、更に、
    前記判断手段により前記操作されたソフトウェアキーの前記所定の機能が有効であると判断された場合は、該操作されたソフトウェアキーに関する情報を音声により報知し、
    前記判断手段により前記操作されたソフトウェアキーの前記所定の機能が無効であると判断された場合は、該操作されたソフトウェアキーが無効であることを音声により報知する
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報入力装置。
  11. 前記所定の文字は、数字または記号を含むことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の情報入力装置。
  12. 所定の文字を入力するためのハードウェアキーと、所定の機能が割り当てられた複数のソフトウェアキーをタッチパネル上に画面表示し、前記タッチパネルへのタッチにより前記複数のソフトウェアキーの選択または確定を行うための表示手段とを有する情報入力装置の制御方法であって、
    通常入力モードまたは音声補助操作モードのいずれかを選択する選択ステップと、
    前記選択ステップで前記通常入力モードが選択された場合は、前記ハードウェアキーを前記所定の文字の入力を行う第1の入力機能に割り当て、前記選択ステップで前記音声補助操作モードが選択された場合は、前記ハードウェアキーから前記複数のソフトウェアキーの選択または確定の入力を行う第2の入力機能にする制御ステップと、
    を有し、
    前記制御ステップは、更に、前記選択ステップで前記音声補助操作モードが選択された後で、且つ、前記ハードウェアキーが操作される前に、前記第2の入力機能に応じた前記ハードウェアキーの所定の操作方法を音声により報知することを特徴とする情報入力装置の制御方法。
  13. コンピュータに請求項12に記載の情報入力装置の制御方法の各ステップを実行させるためのプログラムを格納したコンピュータ読取り可能な記憶媒体。
  14. コンピュータに請求項12に記載の情報入力装置の制御方法の各ステップを実行させるためのプログラム。
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