JP7461921B2 - ワイヤハーネス用プロテクタおよびワイヤハーネス - Google Patents

ワイヤハーネス用プロテクタおよびワイヤハーネス Download PDF

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Description

本発明は、ワイヤハーネス用プロテクタおよびワイヤハーネスに関する。
自動車には、多種多様な電子機器が搭載され、電子機器に電力や制御信号等を伝えるためのワイヤハーネスが配索されている。ワイヤハーネスは、複数の電線と、コネクタと、を備え、このコネクタを電子機器のコネクタや他のワイヤハーネスのコネクタに嵌合させることで、電子機器や他のワイヤハーネスに接続される。このようなワイヤハーネスとしては、他の部品などとの干渉を避けるべく、電線がプロテクタによって覆われるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示されたワイヤハーネス用プロテクタは、電線を収容する本体部と、蓋部と、これら本体部および蓋部を連結するヒンジ部と、を備え、これらが一体的に成形されてなる。本体部は、底部(底壁)と両側壁とを有し、一方の側壁における底部とは反対側の端部にヒンジ部を介して蓋部が開閉可能に連結されている。また、他方の側壁における底部とは反対側の端部には、蓋部の閉状態を保持するロック部の雌ロックが設けられ、蓋部の対応する部位に設けられた雄ロックと係合することにより、本体部に対する蓋部の閉状態を保持するようになっている。
特開2012-170263号公報
しかしながら、特許文献1のワイヤハーネス用プロテクタでは、経年劣化や何らかの外圧等に起因してヒンジ部が切れて破損が生じる虞があった。この場合、本体部に撓みが生じることで、ロック部の係合状態が解消されて蓋部が本体部から離脱し、収容した電線が本体部からこぼれ落ちてしまうといった、プロテクタとしての機能が果たせなくなる問題があった。
本発明は、前述したような問題を解決するもので、ヒンジ部が切れて破損が生じた場合であっても、本体部に対する蓋部の係合状態を維持して蓋部が本体部から離脱するのを未然に防止し、収容した電線の保護状態を確保できるワイヤハーネス用プロテクタおよびワイヤハーネスを提供することを目的とする。
前述した課題を解決するために、本発明に係るワイヤハーネス用プロテクタは、電線を収容する本体部と、前記本体部を覆う蓋部と、前記本体部に対して前記蓋部を開閉自在に連結するヒンジ部と、を備えるワイヤハーネス用プロテクタであって、前記ヒンジ部は、前記本体部側に設けられる第一雌ロック部と、前記蓋部側に設けられる第一雄ロック部と、を含み、前記第一雌ロック部は、前記本体部の前記ヒンジ部が設けられる側の側壁の外面から外方に向けて突出する一対の突出部と、前記一対の突出部の一方と他方とを接続する接続部と、を備え、前記第一雄ロック部は、前記蓋部の前記ヒンジ部が設けられる側の側壁の端部に設けられ、閉状態における前記本体部の前記側壁の先端側から基端側に向けて突出し、前記第一雄ロック部が、前記一対の突出部と前記接続部とで囲まれた空間に挿入された状態で前記第一雌ロック部に係合することで前記本体部に対する前記蓋部の閉状態を保持する第一ロック機構を備え、前記閉状態において、前記第一雌ロック部および前記第一雄ロック部と、前記蓋部の前記ヒンジ部が設けられる側の側壁の内面の一部および前記本体部の前記ヒンジ部が設けられる側の側壁の外面の一部と、がそれぞれ外方から内方に向けて重なり合う状態で配置され、前記第一雌ロック部と対向する前記本体部の前記ヒンジ部が設けられる側の側壁の外面には、当該外面から内方に向けて窪んだ凹部が形成されており、前記第一雄ロック部は、前記本体部に対する前記蓋部の開状態から前記閉状態へ移行する際、前記凹部を通過して前記第一雌ロック部と係合する、ことを特徴とする。
また、前述した課題を解決するために、本発明に係るワイヤハーネスは、導体芯線が被覆材で覆われた被覆電線と、前記被覆電線における前記導体芯線が露出された端部に接続される圧着端子と、前記圧着端子を保持するコネクタハウジングと、上記のワイヤハーネス用プロテクタと、を備えるワイヤハーネスであって、前記被覆電線の一部分が前記ワイヤハーネス用プロテクタに収容される、ことを特徴とする。
上記のワイヤハーネス用プロテクタおよびワイヤハーネスによれば、本体部に対する蓋部の閉状態において、ヒンジ部に対して内方に向けて荷重が入力された場合、その荷重を、第一雌ロック部および第一雄ロック部と、蓋部のヒンジ部が設けられる側の側壁の内面の一部および本体部のヒンジ部が設けられる側の側壁の外面の一部と、がそれぞれ面当たりして受けるので、ヒンジ部が切れて破損が生じた場合であっても、第一雌ロック部と第一雄ロック部との係合状態が解消されることなく、本体部に対する蓋部の係合状態を維持して蓋部が本体部から離脱するのを未然に防止し、収容した電線の保護状態を確保できる。
本発明の一実施の形態に係るワイヤハーネス用プロテクタを示し、被覆電線を収容した蓋部の閉状態を模式的に示す平面図である。 図1の被覆電線を収容したワイヤハーネス用プロテクタにおける蓋部の開状態を模式的に示す展開図である。 図2のワイヤハーネス用プロテクタにおける被覆電線を収容していない状態を示す斜視図である。 図3のワイヤハーネス用プロテクタにおける蓋部の閉状態を模式的に示す斜視図である。 図4のワイヤハーネス用プロテクタを他の角度からみて示す斜視図である。 図4のワイヤハーネス用プロテクタをヒンジ部側からみて示す模式図である。 図6のワイヤハーネス用プロテクタのA-A断面を示す断面図である。 図6のワイヤハーネス用プロテクタのB-B断面を示す断面図である。 図6のワイヤハーネス用プロテクタのC-C断面を示す断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施の形態に係るワイヤハーネス用プロテクタおよびワイヤハーネスについて説明する。
図1~図9に示すように、本実施の形態に係るワイヤハーネス用プロテクタ1は、大別すると、本体部10と、蓋部20と、本体部10に対して蓋部20を開閉自在に連結するヒンジ部30と、を備えている。本体部10は、底部11と、底部11から連続する両側壁部12,13と、底部11の内面側と対向する開口面14と、を有している。両側壁部12,13のうち、一方の側壁部12には、後述するヒンジ部30が設けられている。そして、本体部10は、底部11と両側壁部12,13とで構成される収容部15にワイヤハーネスWHの被覆電線(電線)を収容する。
本実施の形態に係るワイヤハーネスWHは、以下に説明するワイヤハーネス用プロテクタ1に被覆電線が収容されることを除き、一般的なものを広く適用できる。例えば、ワイヤハーネスWHは、不図示の導体芯線が被覆材で覆われた複数本の被覆電線と、複数本の被覆電線それぞれにおける導体芯線が露出された端部に各々が接続される不図示の複数の圧着端子と、複数の圧着端子を保持する不図示のコネクタハウジングと、を備えている。複数本の被覆電線は、不図示のバンドによって束ねられる。なお、詳細は後述するが、本実施の形態の場合、ワイヤハーネス用プロテクタ1の本体部10には、バンドが挿通されるバンド孔16が設けられている。
図3に示すように、蓋部20は、天部21と、天部21から連続する両側壁部22,23と、天部21の内面側と対向する開口面24と、を備えている。両側壁部22,23のうち、一方の側壁部22には、後述するヒンジ部30が設けられている。そして、蓋部20は、本体部10の開口面14を覆うように、弾性変形するヒンジ部30を介して本体部10と開閉自在に連結されている。
図1~図5等に示すように、ヒンジ部30は、本体部10の一方の側壁部12と蓋部の一方の側壁部22とを開閉自在に連結して弾性変形する連結部30aを備えている。また、ヒンジ部30は、本体部10側に設けられる第一雌ロック部31と、蓋部20側に設けられる第一雄ロック部32と、を含んで構成される第一ロック機構40を備えている。第一ロック機構40は、第一雌ロック部31と第一雄ロック部32とが係合することで、本体部10に対する蓋部20の閉状態(以下、これを単に閉状態と称する場合がある)を保持するようになっている。
このような閉状態において、図7~図9に示すように、蓋部20のヒンジ部30が設けられる一方の側壁部22の内面22Aの一部と、本体部10のヒンジ部30が設けられる一方の側壁部12の外面12Aの一部とは、外方から内方に向けて重なり合う状態で配置される。これにより、本実施の形態によるワイヤハーネス用プロテクタ1では、本体部10に対する蓋部20の閉状態時に外部から入力される荷重Fによって押圧されたとしても、蓋部20の一方の側壁部22の内面22Aと本体部10の一方の側壁部12の外面12Aとを面接触させて、荷重Fを本体部10側で受け止められる。なお、ここで述べる蓋部20の側壁部22の内面22Aの一部と、本体部10の側壁部12の外面12Aの一部と、が重なり合う状態とは、当該内面22Aの一部と外面12Aの一部とが接触する形態と、荷重Fを受けるまで第一ロック機構40のロックが解除されない程度に内面22Aの一部と外面12Aの一部とが非接触である形態と、を含む。したがって、主に蓋部20側が荷重Fによって押圧されたとしても、第一ロック機構40における第一雌ロック部31と第一雄ロック部32との係合が解除される方向に第一雄ロック部32が変位(移動)するようなワイヤハーネス用プロテクタ1の変形を抑制できる。なお、第一雌ロック部31と第一雄ロック部32との係合が解除される方向については後述する。
図3~図5に示すように、第一雌ロック部31は、本体部10のヒンジ部30が設けられる一方の側壁部12の外面12Aから外方に向けて突出して設けられる。第一雄ロック部32は、蓋部20のヒンジ部30が設けられる一方の側壁部21から前述した閉状態における本体部10側に向けて突出して設けられている。このような構成の第一ロック機構40では、本体部10に対する蓋部20の閉状態時に外部から入力される荷重Fによって押圧されたとしても、第一雌ロック部31と第一雄ロック部32とを、面接触させて荷重Fを受け止められる。したがって、第一ロック機構40では、主に本体部10側が荷重F(図4、図7、図9参照)によって押圧されたとしても、第一雌ロック部31と第一雄ロック部32との係合が解除される方向に第一雌ロック部31が変位(移動)するようなワイヤハーネス用プロテクタ1の変形を抑制できる。さらに、第一雄ロック部32の先端部が、閉状態において第一雌ロック部31の端部と蓋部20の開閉方向において係合する方向に突出するように構成されているので、蓋部20が荷重Fによって押圧されたとしても、第一雌ロック部31と第一雄ロック部32との係合状態を確保しやすい。
より具体的に、第一雌ロック部31と対向する本体部10の一方の側壁部12の外面12Aには、当該外面12Aから内方に向けて窪んだ凹部12Bが形成されている(図2、図3、図7、図8参照)。したがって、第一雄ロック部32は、本体部10に対する蓋部20の開状態から閉状態へ移行する際に凹部12Bを通過し、当該第一雄ロック部32の先端部の外方に向けた突起部が第一雌ロック部31と係合することで、これら第一雌ロック部31と第一雄ロック部32とを撓ませることなく、ワンアクションで係合させることが可能となっている。なお、例えば図7に示すように、本体部10の一方の側壁部12における凹部12Bの外方側に位置する外壁部121の開放側端部と、第一雄ロック部32の先端部の内側面と、にそれぞれ対応する所定の角度の傾斜部121A、32Aを設けるようにしてもよい。このような構成により、本体部10に対する蓋部20のワンアクションでの係合をより容易に行うことが可能となる。また、外壁部121の開放側端部と、第一雄ロック部32の先端部の内側面と、がワイヤハーネス用プロテクタ1の内外方向において隣接配置されることが好ましい。このような構成により、外壁部121の開放側端部と第一雄ロック部32の先端部とが、本体部10に対する蓋部20の閉状態時に、ワイヤハーネス用プロテクタ1の内外方向において重なって配置されるので、第一雌ロック部31と第一雄ロック部32との係合状態をより強固に保持できる。また、本実施の形態の場合、図2、図7、図8に示すように、本体部10の一方の側壁部12には、複数の空間AR1~AR4が設けられている。これにより、前述した閉状態時に荷重Fを受けたとしても、これ空間AR1~AR4が、所謂クラッシャブルゾーンとして機能することで、ワイヤハーネス用プロテクタ1に収容している被覆電線を保護できるようになっている。
ここで、図7に示すように、ワイヤハーネス用プロテクタ1へ外方から加わる荷重Fとしては、蓋部20側に対して加わる荷重F1と、本体部10側に対して加わる荷重F2と、が考えられる。そして、第一ロック機構40では、蓋部20側に荷重F1が加わる場合、第一雄ロック部32が凹部12B側へ押圧され、当該第一雄ロック部32と同一平面上に位置する側壁部22の内面22Aが、本体部10の側壁部12における外面12Aと面接触する。これにより、本体部10に対する蓋部20の係合状態が保持される。また、本体部10側の側壁部12(外壁部121)に荷重F2が加わる場合、当該外壁部121がワイヤハーネス用プロテクタ1の内方側へ押圧されることに伴って第一雌ロック部31も第一雄ロック部32側へ押圧される。そして、第一雌ロック部31が第一雄ロック部32に対して面接触することにより、本体部10に対する蓋部20の係合状態が保持される。このように、ワイヤハーネス用プロテクタ1では、外方から荷重Fが加わったとしても、第一ロック機構40において前述のように各部が面接触することで、第一雌ロック部31と第一雄ロック部32との係合が解除されるのを防止できるようになっている。
また、本体部10および蓋部20は、それぞれヒンジ部30が設けられる一方の側壁部12,22とは反対側となる他方の側壁部13,23に、前述した閉状態を保持する第二のロック機構50を備えている(図1~図5、図8、図9参照)。第二のロック機構50は、本体部10側に設けられる第二雌ロック部51と、蓋部20側に設けられる第二雄ロック部52と、を含んでいる。第二雌ロック部51は、本体部10の他方の側壁部13の外面13Aから外方に向けて突出して設けられている。第二雄ロック部52は、蓋部20の他方の側壁部23から前述した閉状態における本体部10側に向けて突出して設けられている。また、本体部10の他方の側壁部13における第二雌ロック部51の近傍には、前述したバンド孔16が設けられている(図2参照)。このバンド孔16には、不図示のバンドガンなどを用いて設置されるタイバンドが挿通し、複数本の被覆電線を束ねてなるワイヤハーネスWHを本体部10に固定できるようになっている。ここで、バンドガンとは、タイバンドを一定の力(トルク)で取り付け、カットするための工具の一つである。このバンドの設置の際、バンドガンは、本体部10に配置されるワイヤハーネスWHの中心線と交わる方向に配置された状態で、バンド孔16に対してバンドを挿通させる。そのため、バンドガンと蓋部20との干渉を避けるべく、蓋部20は、図2の上面視において、本体部10の被覆電線を収容する方向に対し、傾斜して開閉するように本体部10と連結されている。
そして、第二のロック機構50では、図8に示すように、前述した閉状態時に外部から内方に向けて入力される荷重Fを、第二雌ロック部51、第二雄ロック部52、および本体部10の他方の側壁部13の外面13Aが面当たりして受ける。すなわち、第二のロック機構50では、当該荷重Fが蓋部20側に入力された場合、第二雄ロック部52と本体部10の他方の側壁部13の外面13Aとが面接触することで荷重Fを受け止められる。また、荷重Fが本体部10側に入力された場合、第二雌ロック部51と第二雄ロック部52とが面接触した後、これらが本体部10の他方の側壁部13の外面13Aと面接触することで荷重Fを受け止められる。これにより、本実施の形態のワイヤハーネス用プロテクタ1では、外部から内方に向けて荷重Fが入力された場合でも、第二雌ロック部51と第二雄ロック部52との係合状態が解消されることなく、当該係合状態を保持することが可能となっている。
以上に説明したように、本実施の形態に係るワイヤハーネス用プロテクタ1およびワイヤハーネスWHによれば、本体部10と蓋部20とを開閉自在に連結するヒンジ部30に第一ロック機構40が設けられ、本体部10に対する蓋部20の閉状態において、外部から入力される荷重Fを、蓋部20のヒンジ部30が設けられる一方の側壁部22の内面22Aの一部と、本体部10のヒンジ部30が設けられる一方の側壁部12の外面12Aの一部とが、面接触して受け止めることで、主に蓋部20側が荷重Fによって押圧されたとしても、当該蓋部20が本体部10と面接触することで第一ロック機構40における第一雌ロック部31と第一雄ロック部32との係合が解除される方向の力に対抗することができる。また、第一雌ロック部31は、本体部10のヒンジ部30が設けられる一方の側壁部12の外面12Aから外方に向けて突出して設けられ、第一雄ロック部32は、蓋部20のヒンジ部30が設けられる一方の側壁部21から前述した閉状態における本体部10側に向けて突出して設けられている。そして、このような構成の第一ロック機構40では、本体部10に対する蓋部20の閉状態時に外部から入力される荷重Fを、第一雌ロック部31、第一雄ロック部32、および本体部10のヒンジ部30が設けられる一方の側壁部12の外面12Aが面接触して受け止める。したがって、主に本体部10側が荷重Fによって押圧されたとしても、第一ロック機構40における第一雌ロック部31が本体部10(すなわち、ヒンジ部30が設けられる一方の側壁部12の外面12A)と同じ方向に押されることで、第一雌ロック部31が第一雄ロック部32と面接触する。このようにして、第一ロック機構40では、外部から入力される荷重Fにより、第一雌ロック部31と第一雄ロック部32との係合が解除される方向とは反対側に力が加わるため、これら第一雌ロック部31と第一雄ロック部32との係合状態を確保できる。かくして、本実施の形態のワイヤハーネス用プロテクタ1によれば、ヒンジ部30の連結部30aが切れて破損が生じた場合であっても、第一雌ロック部31と第一雄ロック部32との係合状態が解消されることなく、本体部10に対する蓋部20の係合状態を維持して蓋部20が本体部10から離脱するのを未然に防止し、収容した被覆電線の保護状態を確保できる。
また、第一雌ロック部31と対向する本体部10の一方の側壁部12の外面12Aには、当該第一の面12Aから内方に向けて窪んだ凹部12Bが形成されており、第一雄ロック部32が本体部10に対する蓋部20の開状態から閉状態へ移行する際に、凹部12Bを通過して第一雌ロック部31と係合するようになっている。これにより、これら第一雌ロック部31と第一雄ロック部32とを撓ませることなく、ワンアクションで係合させることができる。
その他、本発明を実施するための最良の構成は、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施の形態に関して特に図示され、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施の形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部、もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
1 ワイヤハーネス用プロテクタ
10 本体部
11 底部
12 一方の側壁部
12A 外面
12B 凹部
13 他方の側壁部
13A 外面
14 開口面
15 収容部
20 蓋部
21 天部
22 一方の側壁部
22A 内面
23 他方の側壁部
24 開口面
30 ヒンジ部
30a 連結部
31 第一雌ロック部
32 第一雄ロック部
40 第一ロック機構
50 第二ロック機構
51 第二雌ロック部
52 第二雄ロック部
WH ワイヤハーネス

Claims (3)

  1. 電線を収容する本体部と、前記本体部を覆う蓋部と、前記本体部に対して前記蓋部を開閉自在に連結するヒンジ部と、を備えるワイヤハーネス用プロテクタであって、
    前記ヒンジ部は、
    前記本体部側に設けられる第一雌ロック部と、
    前記蓋部側に設けられる第一雄ロック部と、を含み、
    前記第一雌ロック部は、前記本体部の前記ヒンジ部が設けられる側の側壁の外面から外方に向けて突出する一対の突出部と、前記一対の突出部の一方と他方とを接続する接続部と、を備え、
    前記第一雄ロック部は、前記蓋部の前記ヒンジ部が設けられる側の側壁の端部に設けられ、閉状態における前記本体部の前記側壁の先端側から基端側に向けて突出し、
    前記第一雄ロック部が、前記一対の突出部と前記接続部とで囲まれた空間に挿入された状態で前記第一雌ロック部に係合することで前記本体部に対する前記蓋部の閉状態を保持する第一ロック機構を備え、
    前記閉状態において、前記第一雌ロック部および前記第一雄ロック部と、前記蓋部の前記ヒンジ部が設けられる側の側壁の内面の一部および前記本体部の前記ヒンジ部が設けられる側の側壁の外面の一部と、がそれぞれ外方から内方に向けて重なり合う状態で配置され
    前記第一雌ロック部と対向する前記本体部の前記ヒンジ部が設けられる側の側壁の外面には、当該外面から内方に向けて窪んだ凹部が形成されており、
    前記第一雄ロック部は、前記本体部に対する前記蓋部の開状態から前記閉状態へ移行する際、前記凹部を通過して前記第一雌ロック部と係合する、ワイヤハーネス用プロテクタ。
  2. 前記本体部および前記蓋部は、
    それぞれ前記ヒンジ部が設けられる側の側壁とは反対側となる他方の側壁に、前記閉状態を保持する第二のロック機構を備え、
    前記第二のロック機構は、
    前記本体部側に設けられる第二雌ロック部と、
    前記蓋部側に設けられる第二雄ロック部と、を含み、
    前記第二雌ロック部は、前記本体部の前記他方の側壁の外面から外方に向けて突出して設けられ、
    前記第二雄ロック部は、前記蓋部の前記他方の側壁の端部に設けられ、前記閉状態における前記本体部の前記他方の側壁の先端側から基端側に向けて突出し、
    前記閉状態において、前記第二雌ロック部と、前記第二雄ロック部と、前記本体部の前記他方の側壁の外面の一部と、がそれぞれ外方から内方に向けて重なり合う状態で配置されている、請求項1に記載のワイヤハーネス用プロテクタ。
  3. 導体芯線が被覆材で覆われた被覆電線と、前記被覆電線における前記導体芯線が露出された端部に接続される圧着端子と、前記圧着端子を保持するコネクタハウジングと、請求項1または2に記載のワイヤハーネス用プロテクタと、を備えるワイヤハーネスであって、
    前記被覆電線の一部分が前記ワイヤハーネス用プロテクタに収容される、ワイヤハーネス。
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