JP7460297B2 - 推奨行動提示装置、推奨行動提示システム、推奨行動提示方法、及び推奨行動提示プログラム - Google Patents

推奨行動提示装置、推奨行動提示システム、推奨行動提示方法、及び推奨行動提示プログラム Download PDF

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Description

本開示は、推奨行動提示装置、推奨行動提示システム、推奨行動提示方法、及び推奨行動提示プログラムに関する。
アクティビティ(例えば、トレーニング)の開始前におけるユーザの体調に関する体調情報を取得する取得部と、アクティビティを行うルート(例えば、ランニング又はウォーキングのルート)としてユーザへ推奨される推奨ルートを体調情報に基づいて提示する出力部と、を含む情報出力システムの提案がある(例えば、特許文献1を参照)。このシステムは、トレーニング施設においてトレーニングを行うユーザを対象としたものである。
特開2018-023681号公報(例えば、請求項1、要約)
しかしながら、近年、オフィスビルなどの建築物(例えば、ウェルネスビル)において、建築物を利用する人々の身体活動量の不足を軽減するために、人々に個別に推奨行動を提示することができる装置への要望がある。ここで、ウェルネスとは、運動を適宜日常生活に取り入れながら、健康的に日々の暮らしを送ろうと言う主旨の概念である。
本開示は、建築物を利用する対象者の活動量の不足を軽減するための通知情報を対象者に提示することを可能にする推奨行動提示装置、推奨行動提示システム、推奨行動提示方法、及び推奨行動提示プログラムを提供することを目的とする。
本開示の推奨行動提示装置は、対象者の活動量を管理する装置であって、前記対象者が利用可能な複数の移動経路を含む建築物内を撮影する1台以上の撮像装置から出力される映像データを取得する映像取得部と、前記対象者の身体状態を検出する身体センサから出力される検出データ及び前記対象者が所持する携帯端末を特定する端末データを取得するデータ取得部と、前記映像データと対象者データベースに格納されている前記対象者の属性を示す対象者データとに基づいて、又は前記端末データと前記対象者データとに基づいて、前記対象者を識別する対象者識別部と、前記対象者データに基づいて予め定められた基準期間当たりの前記対象者の目標活動量を取得又は計算し、前記検出データと前記対象者データとに基づいて前記基準期間の開始時点から現時点までにおける前記対象者の実績活動量を計算し、前記目標活動量と前記実績活動量とに基づいて前記対象者に不足している活動量である不足活動量を計算する活動量評価部と、前記不足活動量と前記対象者データとに基づいて、前記複数の移動経路から前記対象者に推奨する移動経路及び前記移動経路を移動するときの推奨する歩行速度を決定する経路・速度決定部と、前記推奨する移動経路と前記推奨する歩行速度との少なくとも一方を示す通知情報を前記建築物内の表示装置に表示させるときの、前記通知情報の表示形態を決定する表示形態決定部と、前記通知情報を前記表示形態で前記表示装置に表示させる表示制御部と、を有し、前記対象者データは、前記対象者の出発地から前記建築物の入り口までの移動距離と前記対象者が利用する交通機関を示す情報を含むことを特徴とする。
本開示の推奨行動提示方法は、対象者の活動量を管理する推奨行動提示装置によって実施される方法であって、前記対象者が利用可能な複数の移動経路を含む建築物内を撮影する1台以上の撮像装置から出力される映像データを取得するステップと、前記対象者の身体状態を検出する身体センサから出力される検出データ及び前記対象者が所持する携帯端末を特定する端末データを取得するステップと、前記映像データと対象者データベースに格納されている前記対象者の属性を示す対象者データとに基づいて、又は前記端末データと前記対象者データとに基づいて、前記対象者を識別するステップと、前記対象者データに基づいて予め定められた基準期間当たりの前記対象者の目標活動量を取得又は計算し、前記検出データと前記対象者データとに基づいて前記基準期間の開始時点から現時点までにおける前記対象者の実績活動量を計算し、前記目標活動量と前記実績活動量とに基づいて前記対象者に不足している活動量である不足活動量を計算するステップと、前記不足活動量と前記対象者データとに基づいて、前記複数の移動経路から前記対象者に推奨する移動経路及び前記移動経路を移動するときの推奨する歩行速度を決定するステップと、前記推奨する移動経路と前記推奨する歩行速度との少なくとも一方を示す通知情報を前記建築物内の表示装置に表示させるときの、前記通知情報の表示形態を決定するステップと、前記通知情報を前記表示形態で前記表示装置に表示させるステップと、を有し、前記対象者データは、前記対象者の出発地から前記建築物の入り口までの移動距離と前記対象者が利用する交通機関を示す情報を含むことを特徴とする。
本開示によれば、建築物を利用する対象者の活動量の不足を軽減するための通知情報を対象者に提示することができる。
実施の形態1に係る推奨行動提示装置の適用例を示す概略図である。 実施の形態1に係る推奨行動提示装置及び推奨行動提示システムの構成を概略的に示す機能ブロック図である。 実施の形態1に係る推奨行動提示装置及び推奨行動提示システムのハードウェア構成の例を示す図である。 (A)及び(B)は、表示装置の表示例を示す図である。 (A)及び(B)は、表示装置の他の表示例を示す図である。 実施の形態1に係る推奨行動提示装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の変形例1に係る推奨行動提示装置の適用例を示す概略図である。 実施の形態1の変形例1に係る推奨行動提示装置及び推奨行動提示システムの構成を概略的に示す機能ブロック図である。 実施の形態1の変形例2に係る推奨行動提示装置及び推奨行動提示システムの構成を概略的に示す機能ブロック図である。 実施の形態1の変形例2に係る推奨行動提示装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る推奨行動提示装置の適用例を示す概略図である。 実施の形態2に係る推奨行動提示装置及び推奨行動提示システムの構成を概略的に示す機能ブロック図である。 実施の形態2に係る推奨行動提示装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る推奨行動提示装置の適用例を示す概略図である。 実施の形態3に係る推奨行動提示装置及び推奨行動提示システムの構成を概略的に示す機能ブロック図である。 実施の形態3に係る推奨行動提示装置の動作を示すフローチャートである。
以下に、実施の形態に係る推奨行動提示装置、推奨行動提示システム、推奨行動提示方法、及び推奨行動提示プログラムを、図面を参照しながら説明する。以下の実施の形態は、例にすぎず、実施の形態を適宜組み合わせること及び各実施の形態を適宜変更することが可能である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る活動量管理装置としての推奨行動提示装置10の適用例を示す概略図である。図1は、推奨行動提示装置10によって身体活動量(以下「活動量」ともいう。)が管理される人である対象者80が、自宅90から徒歩でバス停に向かい、バス91に乗車し、その後、バス91を降車し、降車後に徒歩で勤務先のオフィスがある建築物(例えば、オフィスビルとしてのウエルネスビル)92の入り口に到達した状態を示している。
対象者80は、身体センサ81と、携帯端末82とを携行している。身体センサ81は、対象者80に装着され対象者80の身体状態を検出するウェアラブルセンサである。身体センサ81は、例えば、腕に装着する腕時計型の装置である。ただし、身体センサ81は、首からぶら下げる形態のもの、着衣に組み込まれた形態のもの、などのように他の形態のものであってもよい。身体センサ81は、例えば、対象者80の歩数、対象者80の体温、及び対象者80の心拍数のうちの1つ以上(すなわち、1つ又は2つ以上の組)を検出する。身体センサ81が検出する身体に関する物理量は、対象者80の活動量(エネルギー消費量に対応する)を計算可能にするものであれば、歩数、体温、心拍数、以外のものであってもよい。
携帯端末82は、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、又は小型のパーソナルコンピュータ、などである。携帯端末82は、インターネットなどのネットワーク83を経由して推奨行動提示装置10と通信可能な機器である。身体センサ81は、通信機能を備えた携帯端末82を介して、推奨行動提示装置10と通信を行う。つまり、身体センサ81は、検出データSを携帯端末82に送信し、携帯端末82は、検出データSを推奨行動提示装置10に送信する。ただし、身体センサ81は、直接にネットワーク83を介して通信可能な機器であってもよい。また、身体センサ81は、携帯端末82の一部であってもよい。図1において、身体状態は、建築物92内にいる期間中だけでなく、自宅90から建築物92までの移動中においても推奨行動提示装置10に送信される。また、身体状態は、対象者の移動後に送信されてもよい。したがって、推奨行動提示装置10は、建築物92に到着した時点までに消費した活動量である実績活動量A2を計算することができる。
推奨行動提示装置10は、例えば、建築物92に設置されている。建築物92は、対象者80が利用可能な1つ又は複数の移動経路(すなわち、誘導経路)を含む。移動経路は、人が上の階に又は下の階に移動する際に使用される階段93、エレベータ94、及びエスカレータ、並びに、同じフロアにおいて離れたエリア間をつなぐ1つ又は複数の廊下を含む。また、建築物92内には、1台以上の撮像装置と1台以上の表示装置72とが配置されている。1台以上の撮像装置は、建築物92の入り口付近に配置された第1の撮像装置、エレベータ94の乗降場所付近に配置された第2の撮像装置、階段93の踊り場付近に配置された第3の撮像装置を含んでもよい。1台以上の表示装置72は、1台以上の撮像装置71と同じ場所に配置されるデジタルサイネージなどの装置である。ただし、表示装置72と撮像装置71とは、必ずしも同じ場所に配置される必要はなく、別の場所に配置されてもよい。表示装置72は、対象者80に通知情報を提示する。撮像装置71は、動画撮影用のカメラである。撮像装置71は、静止画撮影用のカメラであってもよい。撮像装置71は、対象者80を含む人を撮影する。撮像装置71は、映像データIを出力する。表示装置72は、一般には、液晶表示装置である。表示装置72は、建築物92の床、壁、天井などに映像を投影するプロジェクタであってもよい。
図2は、実施の形態1に係る推奨行動提示装置10及び活動量管理システムとしての推奨行動提示システム1の構成を概略的に示す機能ブロック図である。推奨行動提示装置10は、実施の形態1に係る活動量管理方法としての推奨行動提示方法を実施することができる装置である。推奨行動提示装置10は、例えば、実施の形態1に係る活動量管理プログラムとしての推奨行動提示プログラムを実行することができるコンピュータである。
推奨行動提示システム1は、対象者80の活動量を管理するシステムである。図2において、対象者80は、対象者データベース61に登録されている人である。推奨行動提示システム1は、対象者80が利用可能な建築物92内を撮影する1台又は複数台の撮像装置71と、1人又は複数人の対象者80の身体状態を検出する1台又は複数台の身体センサ81と、1人又は複数人の対象者80が所持する1台又は複数台の携帯端末82と、建築物92内に設けられた1台又は複数台の表示装置72と、対象者80の活動量を管理する推奨行動提示装置10とを有している。
推奨行動提示装置10は、映像取得部11と、データ取得部12と、対象者識別部13と、活動量評価部14と、経路・速度決定部15と、表示形態決定部16と、表示制御部17とを有している。推奨行動提示装置10は、対象者データベース61と、移動経路データベース62と、表示モデルデータベース63とを有している。これらのデータベースの一部又は全部を、推奨行動提示装置10の外部の記憶装置に格納してもよい。
映像取得部11は、建築物92内を撮影する1台以上の撮像装置71から出力される映像データIを取得する。データ取得部12は、対象者80の身体状態を検出する身体センサ81から出力される検出データS及び対象者80が所持する携帯端末82を特定する端末データTを取得する。
対象者識別部13は、対象者80の撮影で得られた映像データIと対象者データベース61に格納されている対象者80の属性を示す対象者データPとに基づいて、対象者80を識別(すなわち、特定)する。或いは、対象者識別部13は、対象者80が所持する携帯端末82の端末データTと対象者データベース61に格納されている対象者データPとに基づいて、対象者80を識別(すなわち、特定)してもよい。対象者データPは、属性として、例えば、対象者80の年齢、性別、体重、などを示す情報を含む。また、対象者データPは、例えば、対象者80が持つ障がい、又は病気(すなわち、持病)、又は障がいと病気の両方を示す情報を含む。さらに、対象者データPは、対象者80の出発地(例えば、自宅90)から建築物92(例えば、勤務先)までの移動距離と対象者80が利用する交通機関を示す情報を含んでもよい。
活動量評価部14は、対象者データベース61に格納されている対象者データP(例えば、年齢、性別、体重など)に基づいて予め定められた基準期間当たり(例えば、1日当たり)の対象者80の目標活動量A1を取得又は計算する。目標活動量A1は、対象者80が1日に消費することが望ましいエネルギー量である。また、活動量評価部14は、検出データSと対象者データPとに基づいて基準期間(例えば、1日)の開始時点から現時点までにおける対象者80の活動量である実績活動量A2を計算する。実績活動量A2は、例えば、対象者80が1日の始まり(午前0時)から現時点までの間に消費したエネルギー量である。活動量評価部14は、目標活動量A1と実績活動量A2とに基づいて対象者80に不足している活動量である不足活動量A3を計算する。活動量評価部14は、例えば、目標活動量A1から実績活動量A2を差し引くことで、不足活動量A3を計算する。なお、目標活動量A1、実績活動量A2、及び不足活動量A3は、エネルギー量(単位:[METs・HR])である。
活動量評価部14は、例えば、身体センサ81から取得した検出データSに基づいて、1日の実績活動量A2が目標活動量A1に対してどれだけ不足しているかを評価することで、不足活動量A3を計算する。活動量は、例えば、運動強度の指数である“METs”に、運動時間HR[hr]を乗じることによって(すなわち、METs・HRによって)算出される。MET(metabolic equivalent)とは、身体活動におけるエネルギー消費量を座位安静時における代謝量(酸素摂取量で約3.5[ml/kg/分]に相当)で除したものである。言い換えれば、安静時における“METs”を1としたときに、“METs”の何倍の強さにあたる運動であるかを表したものである。例えば、歩行は3.0METs、速歩は4.0METsにあたる。
経路・速度決定部15は、不足活動量A3と、特定された対象者80の対象者データPとに基づいて、建築物92内の複数の移動経路から対象者80に推奨する移動経路(「推奨経路」ともいう。)、又は移動経路を移動するときの推奨する歩行速度(「推奨速度」ともいう。)、又は推奨経路と推奨速度の両方を決定する。例えば、経路・速度決定部15は、取得した検出データに基づいて、運動量が多い移動経路と比較的運動量が少ない移動通路とで、対象者80をいずれの移動経路に誘導すべきかを評価する。運動量の多少は誘導表示装置の設置時に設置者が設定する。階段93と、エレベータ94に通じる通路の分岐点に置いた際、階段に通じる通路を運動量の多い移動経路として、エレベータ94に通じる通路を運動量の少ない移動経路として設定する。なお、対象者データPが、対象者80が障がい者である又は持病のある人であることを示す場合は、経路・速度決定部15は、エレベータ94を含む移動経路を優先的に推奨する。
複数の移動経路は、建築物92の階段93を利用する第1の経路と、建築物92のエレベータ94を利用する第2の経路とを含む。また、複数の移動経路は、建築物92の階段93とエレベータ94の両方を利用する第3の経路を含んでもよい。例えば、第3の経路では、対象者80は、目的地の階よりも低い階までエレベータ94を利用し、その後、階段93を利用して目的地の階まで移動する。或いは、第3の経路では、対象者80は、目的地の階よりも低い階まで階段93で登り、その後、エレベータ94を利用して目的地の階まで移動する。経路・速度決定部15は、予め移動経路データRを格納している移動経路データベース62から移動経路の候補を取得し、移動経路データRを参照して移動経路を決定してもよい。
また、経路・速度決定部15は、不足活動量A3が大きい場合(例えば、予め決められた基準値以上である場合)、対象者80に階段93の使用を推奨する、又は、対象者80に速い歩行速度を推奨する、又は、対象者80に階段93の使用と速い歩行速度(速歩)の両方を推奨する。普通歩行の速度は4km/hr又は約4km/hrであるが、速歩の速度は、例えば、5~6km/hr又は約5~6km/hrであり、ゆっくりした歩行の速度は、例えば、3km/hr以下である。また、経路・速度決定部15は、不足活動量A3が小さい場合(例えば、予め決められた基準値より小さい場合)、対象者80にエレベータ94の使用を推奨する、又は、ゆっくりした歩行速度(すなわち、普通歩行の速度以下の速度)を推奨する、又は、エレベータ94の使用とゆっくりした歩行速度の両方を推奨する。また、経路・速度決定部15は、対象者データベース61の対象者データPに基づいて、対象者80が障がい者(例えば、車いす使用者)又は持病を持っている人であると判断した場合に、不足活動量A3の値にかかわらず、エレベータ94を使用する移動経路(すなわち、階段利用の場合より少ない活動量で移動できる移動経路)を推奨経路としてもよい。
表示形態決定部16は、推奨経路と推奨速度との少なくとも一方を示す通知情報を建築物92内の表示装置72に表示させるときの、通知情報の表示形態を決定する。表示形態決定部16は、通知情報の表示形態の決定に際し、表示モデルデータベース63の表示モデルデータMを参照してもよい。表示形態決定部16は、いずれかの移動経路に誘導される対象者80の不足活動量A3に基づいて、どの移動経路でどの程度の速度で歩行すべきかといった内容の通知情報を表示する際の形態を決定する。表示形態としては、階段を上る対象者80の前方に、対象者80を先導者によって誘導する表示形態(すなわち、表示装置72の画面内に階段を上る先導者の後ろ姿が表示される表示形態)、又は表示された先導者の足の動きが速い又は遅い表示形態、又は対象者80を誘導する表示装置72内の先導者が人間以外の動物又はキャラクタである表示形態、などがある。
表示制御部17は、経路・速度決定部15で決定された推奨経路と推奨速度との少なくとも一方を示す通知情報を、表示形態決定部16によって決定された表示形態で表示装置72に表示させる。表示制御部17は、誘導の対象者を誘導する移動経路、映像の表示形態、及び推奨速度に、合致する表示モデルデータMを抽出して、どの表示装置72に表示するかを制御する。このとき、表示モデルデータMを誘導の対象者の前方において、一定の速度で先導して誘導するように表示する。複数のエリアに設置された複数の表示装置にて先導誘導の表示を行う場合、誘導の対象者を置き去りにしないようにする必要がある。このため表示制御部17は、誘導の対象者の位置情報を常に取得する。
図3は、実施の形態1に係る推奨行動提示装置10及び推奨行動提示システム1のハードウェア構成の例を示す図である。図3に示されるように、推奨行動提示装置10は、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサ101と、揮発性の記憶装置であるメモリ102と、ハードディスクドライブ(HDD)又はソリッドステートドライブ(SSD)などの不揮発性記憶装置103と、インタフェース104と、通信装置105とを有している。メモリ102は、例えば、RAM(Random Access Memory)などの半導体メモリである。図2に示される対象者データベース61、移動経路データベース62、及び表示モデルデータベース63は、不揮発性記憶装置103に格納されている。
推奨行動提示装置10の各機能は、例えば、処理回路により実現される。処理回路は、専用のハードウェアであってもよく、又はメモリ102に格納されるプログラムを実行するプロセッサ101であってもよい。プロセッサ101は、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、及びDSP(Digital Signal Processor)のいずれであってもよい。
処理回路が専用のハードウェアである場合、処理回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はこれらのうちのいずれかを組み合わせたものである。
処理回路がプロセッサ101である場合、推奨行動提示装置10によって実行される推奨行動提示プログラムは、ソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。推奨行動提示プログラムは、ネットワークを経由して又は記録媒体から推奨行動提示装置10にインストールされる。ソフトウェア及びファームウェアは、プログラムとして記述され、メモリ102に格納される。プロセッサ101は、メモリ102に記憶された推奨行動提示プログラムを読み出して実行することにより、図2に示される各部の機能を実現することができる。
なお、推奨行動提示装置10は、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェア又はファームウェアで実現するようにしてもよい。このように、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらのうちのいずれかの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
図4(A)及び(B)は、表示装置72の表示例を示す図である。図4(A)は、表示制御部17が、推奨経路としてエレベータ94を利用する移動経路を通知するために、エレベータ94を表示する例を示している。図4(B)は、表示制御部17が、推奨経路として階段93を利用する移動経路を通知するために、階段93を表示する例を示している。ただし、推奨経路の表示方法は、図4(A)及び(B)のものに限定されない。
図5(A)及び(B)は、表示装置72の他の表示例を示す図である。図5(A)は、表示制御部17が、推奨経路として階段93を利用する移動経路を通知するために階段93を表示し、推奨速度としてゆっくり歩行を通知するためにゆっくり歩行する人物を表示する例(加えて、対象者を小さく、矢印を短く表示する例)を示している。図5(B)は、推奨経路として階段93を利用する移動経路を通知するために階段93を表示し、推奨速度として少し早い歩行(速歩)を通知するために速く歩く人物を表示する例(加えて、対象者を大きく、矢印を長く表示する例)を示している。なお、少し早い歩行の場合に、表示内の対象者の足の動きを早くする表示方法を採用してもよい。ただし、推奨経路及び推奨速度の表示方法は、図5(A)及び(B)のものに限定されない。
図6は、実施の形態1に係る推奨行動提示装置10の動作を示すフローチャートである。図6は、推奨行動提示装置10によって実施される推奨行動提示方法を示している。
まず、推奨行動提示装置10の映像取得部11は、対象者80が利用可能な複数の移動経路を含む建築物92内を撮影する1台以上の撮像装置71から出力される映像データIを取得する(ステップS11)。また、推奨行動提示装置10のデータ取得部12は、対象者80の身体状態を検出する身体センサ81から出力される検出データS及び対象者80が所持する携帯端末82を特定する端末データTを取得する(ステップS12)。ステップS11とS12の実行の順番は逆であってもよく、又は、これらは並列的に実行されてもよい。
次に、推奨行動提示装置10の対象者識別部13は、映像データIと対象者データベース61に格納されている対象者80の属性を示す対象者データPとに基づいて、又は端末データTと対象者データPとに基づいて、対象者80を識別する(ステップS13)。
次に、推奨行動提示装置10の活動量評価部14は、対象者データPに基づいて予め定められた基準期間当たりの対象者80の目標活動量A1を取得又は計算し、検出データSと対象者データPとに基づいて基準期間の開始時点から現時点までにおける対象者80の実績活動量A2を計算し、目標活動量A1と実績活動量A2とに基づいて対象者80に不足している活動量である不足活動量A3を計算する(ステップS14)。
次に、推奨行動提示装置10の経路・速度決定部15は、不足活動量A3と対象者データPとに基づいて、複数の移動経路から対象者80に推奨経路及び移動経路を移動するときの推奨速度を決定する(ステップS15)。なお、対象者データPが、対象者80が障がい者である又は持病のある人であることを示す場合は、経路・速度決定部15は、例えば、エレベータ94を含む移動経路を優先的に推奨する。
次に、推奨行動提示装置10の表示形態決定部16は、推奨経路と推奨速度との少なくとも一方を示す通知情報を建築物92内の表示装置72に表示させるときの、通知情報の表示形態を決定する(ステップS16)。次に、推奨行動提示装置10の表示制御部17は、通知情報を推奨する表示形態で表示装置72に表示させる(ステップS17)。
以上に説明したように、実施の形態1によれば、建築物92を利用する対象者80の活動量の不足を軽減するための推奨経路及び推奨速度を対象者80に提示することができる。
また、実施の形態1によれば、対象者80の不足活動量A3に基づき、表示装置72における通知情報の表示形態を変更することができるので、運動施設以外の場所で、対象者80に適度な活動量の行動を促すことができる。
また、実施の形態1によれば、対象者データベースを参照して、推奨経路を決めているので、対象者80の身体要因(例えば、障がいの有無、持病の有無等)を考慮にいれた、推奨経路及び推奨速度を提示することができる。
また、実施の形態1によれば、外的要因(例えば、移動経路など)を考慮にいれて、推奨経路を決定することができる。
図7は、実施の形態1の変形例1に係る推奨行動提示装置10aの適用例を示す概略図である。図7において、図1に示される構成と同一又は対応する構成には、図1に示される符号と同じ符号が付されている。図1の例では、推奨行動提示装置10は、対象者80が利用する建築物92内に設けられていたが、図7の例では、推奨行動提示装置10aは、ネットワーク83を介して通信可能な外部の装置(例えば、サーバ)であり、建築物92内には、推奨行動提示装置10aと通信可能なビル管理装置95が設置されている。
図8は、推奨行動提示装置10a及び推奨行動提示システム1aの構成を概略的に示す機能ブロック図である。図8において、図3に示される構成と同一又は対応する構成には、図3に示される符号と同じ符号が付されている。図3の例では、推奨行動提示装置10は、インタフェース104を介して1台以上の撮像装置71及び表示装置72と接続されたが、図8の例では、推奨行動提示装置10aは、通信装置105を介して、又は、通信装置105及びネットワーク83を介して、ビル管理装置95と通信を行う。
以上に説明したように、図7及び図8に示される推奨行動提示装置10aによれば、建築物92を利用する対象者80の活動量の不足を軽減するための推奨経路及び推奨速度を対象者80に提示することができる。
図9は、実施の形態1の変形例2に係る推奨行動提示装置10b及び推奨行動提示システム1bの構成を概略的に示す機能ブロック図である。図9において、図1に示される構成と同一又は対応する構成には、図1に示される符号と同じ符号が付されている。図9の例では、推奨行動提示装置10bは、映像に含まれる人の数(「人物数」ともいう。)を計測する人物数計測部18を備えており、経路・速度決定部15は、単位面積当たりの人の数に相当する混雑度(外的要因の一例)を評価し、混雑度が高いエリアを含む移動経路を推奨しない。具体的には、推奨行動提示装置10bの経路・速度決定部15は、混雑度が予め定められた閾値を超えるエリア(例えば、階段の踊り場、廊下、など)を含む移動経路を推奨しない。
図10は、実施の形態1の変形例2に係る推奨行動提示装置10bの動作を示すフローチャートである。図10において、図6に示されるステップと同一又は対応するステップには、図6に示される番号と同じ番号が付されている。図10に示されるように、推奨行動提示装置10bは、映像内の人物数を計測して、エリアの混雑度を計算するステップS12bを有する点、通知情報を決定るステップS15bにおいて不足活動量A3と混雑度とに基づいて通知情報を決定する。この点以外について、図10の処理は図6のものと同じである。
以上に説明したように、図9及び図10に示される推奨行動提示装置10bによれば、建築物92を利用する対象者80の活動量の不足を軽減するための混雑度を考慮に入れた推奨経路及び推奨速度を対象者80に提示することができる。また、混雑度を考慮にいれているので、対象者80は、移動途中の無駄な歩行停止を減らすことができる。
実施の形態2.
図11は、実施の形態2に係る活動量管理装置としての推奨行動提示装置20の適用例を示す概略図である。図11において、図1に示される構成と同一又は対応する構成には、図1に示される符号と同じ符号が付されている。推奨行動提示装置20は、複数の人からなるグループ280を検出し、対象者データベース61に登録されている人である対象者80がグループ280に含まれている場合、グループ280に対して表示内容及び表示形態を決定する点が、実施の形態1に係る推奨行動提示装置10と相違する。
図12は、実施の形態2に係る推奨行動提示装置20及び活動量管理システムとしての推奨行動提示システム2の構成を概略的に示す機能ブロック図である。図12において、図2に示される構成と同一又は対応する構成には、図2に示される符号と同じ符号が付されている。推奨行動提示装置20は、実施の形態2に係る活動量管理方法としての推奨行動提示方法を実施することができる装置である。推奨行動提示装置20は、例えば、実施の形態2に係る活動量管理プログラムとしての推奨行動提示プログラムを実行することができるコンピュータである。また、推奨行動提示装置20のハードウェア構成は、図3に示されるものと同様である。
推奨行動提示装置20は、映像データIに基づいて複数の人からなる歩行者グループであるグループ280を検出するグループ検出部21と、グループ280内の複数の対象者のすべてが同じ移動経路を通る際に、複数の対象者のすべてが最も容易に実行可能な推奨速度と表示形態とを設定するグループ表示評価部22とを更に有している点が、実施の形態1に係る推奨行動提示装置10と相違する。
グループ検出部21は、映像データIに含まれるどの人物同士が共に行動しているグループであるのかを推定する。グループ検出には、歩行者間の歩行軌跡及び注意の向きの関係を手がかりとする検出方法、機械学習を用いた検出方法、などが知られている。
グループ表示評価部22は、グループ280に複数の対象者80が含まれている場合、最も少ない活動量で移動できる対象者についての通知情報(すなわち、推奨経路と推奨速度の組)を、グループ280に対する通知情報とする。つまり、経路・速度決定部15は、グループ280内の対象者80が複数人である場合、不足活動量A3が最も少ない対象者についての通知情報を、グループ280に対する通知情報とする。また、経路・速度決定部15は、グループ280内の対象者80が複数人である場合、不足活動量A3が最も多い対象者についての通知情報を、グループ280に対する通知情報としてもよい。また、経路・速度決定部15は、グループ280内の対象者80が複数人である場合、不足活動量A3の平均値についての通知情報を、グループ280に対する通知情報としてもよい。また、経路・速度決定部15は、グループ280内の対象者80が複数人であって車いす使用者を含む場合、車いす使用者を含む第1グループにエレベータの使用を奨め、残りの人の第2グループに階段の使用を奨める通知情報を生成してもよい。
図13は、推奨行動提示装置20の動作を示すフローチャートである。図13において、図6に示されるステップと同一又は対応するステップには、図6に示される番号と同じ番号が付されている。
まず、映像取得部11は、映像データIを取得し(ステップS11)、データ取得部12は、検出データS及び端末データTを取得する(ステップS12)。
次に、グループ検出部21が歩行者のグループ280を検出する(ステップS21)。次に、対象者識別部13は、グループ280内の1人以上の対象者80を識別する(ステップS22)。次に、活動量評価部14は、各対象者80について、目標活動量A1を取得又は計算し、実績活動量A2を計算し、不足活動量A3を計算する(ステップS23)。
経路・速度決定部15は、グループ280内の対象者80が1人である場合、不足活動量A3及び対象者データPに基づいて、推奨経路及び推奨速度を決定する(ステップS24)。また、経路・速度決定部15は、グループ280内の対象者80が複数人である場合、最も少ない活動量で移動できる対象者についての通知情報(すなわち、推奨経路と推奨速度の組)を、グループ280に対する通知情報とする(ステップS24)。なお、対象者データPが、対象者80が障がい者である又は持病のある人であることを示す場合は、経路・速度決定部15は、例えば、エレベータ94を含む移動経路を優先的に推奨する。
次に、表示形態決定部16は、推奨経路と推奨速度との少なくとも一方を示す通知情報を建築物92内の表示装置72に表示させるときの、表示形態を決定する(ステップS16)。次に、表示制御部17は、通知情報を推奨する表示形態で表示装置72に表示させる(ステップS17)。
以上に説明したように、実施の形態2によれば、建築物92を利用する歩行者のグループ280に複数の対象者80が含まれている場合に、最も少ない活動量で移動できる対象者についての通知情報(すなわち、推奨経路と推奨速度の組)を、グループ280に対する通知情報とする。このため、各表示装置72には、複数人のグループに対する1つの通知情報を表示すればよく、対象者80は通知情報を容易に認識できる。
上記以外に関し、実施の形態2は、実施の形態1と同じである。また、実施の形態2の特徴を、実施の形態1又は2の装置に適用してもよい。
実施の形態3.
図14は、実施の形態3に係る活動量管理装置としての推奨行動提示装置30の適用例を示す概略図である。図14において、図1に示される構成と同一又は対応する構成には、図1に示される符号と同じ符号が付されている。推奨行動提示装置30は、対象者80の目的地を示す目的地データDを用いて、建築物92の入り口から各移動経路を経由して目的地まで移動することに要する予定活動量A4を移動経路ごとに算出し、移動経路ごとの予定活動量A4を用いて推奨経路及び推奨速度を決定する点において、実施の形態1に係る推奨行動提示装置10と相違する。
図15は、実施の形態3に係る推奨行動提示装置30及び活動量管理システムとしての推奨行動提示システム3の構成を概略的に示す機能ブロック図である。図15において、図2に示される構成と同一又は対応する構成には、図2に示される符号と同じ符号が付されている。推奨行動提示装置30は、実施の形態3に係る活動量管理方法としての推奨行動提示方法を実施することができる装置である。推奨行動提示装置30は、例えば、実施の形態3に係る活動量管理プログラムとしての推奨行動提示プログラムを実行することができるコンピュータである。また、推奨行動提示装置30のハードウェア構成は、図3に示されるものと同様である。
推奨行動提示装置30は、対象者80の目的地を示す目的地データDを格納する目的地データベース64と、対象者80の目的地データDに基づいて、建築物92の入り口から各移動経路を経由して目的地まで移動することに要する予定活動量A4を移動経路ごとに算出する目的地評価部31とを更に有する点において、実施の形態1に係る推奨行動提示装置10と相違する。目的地評価部31は、データ取得部12において取得した対象者80の目的地データDから、その対象者80の目的地(例えば、建築物92内の勤務先の位置又は勤務先があるフロアの階数、など)を取得する。目的地評価部31は、建築物92の入り口から各移動経路を経由して目的地まで移動することに要する予定活動量A4を移動経路ごとに算出する。つまり、目的地評価部31は、目標地までの各移動経路についての予定活動量A4を評価する。経路・速度決定部15は、目的地評価部31の評価結果を考慮に入れて、不足活動量A3を軽減する推奨経路及び推奨速度を決定する。
図16は、推奨行動提示装置30の動作を示すフローチャートである。図16において、図6に示されるステップと同一又は対応するステップには、図6に示される番号と同じ番号が付されている。
まず、映像取得部11は、映像データIを取得し(ステップS11)、データ取得部12は、検出データS及び端末データTを取得し(ステップS12)、目的地データベース64から目的地データDを取得する(ステップS31)。
次に、対象者識別部13は、対象者80を識別する(ステップS13)。次に、活動量評価部14は、目標活動量A1を取得又は計算し、実績活動量A2を計算し、不足活動量A3を計算する(ステップS14)。次に、目的地評価部31は、目的地までの移動経路ごと且つ歩行速度ごとの予定活動量A4を計算する(ステップS32)。
次に、経路・速度決定部15は、不足活動量A3と対象者データPと予定活動量A4とに基づいて、複数の移動経路から推奨経路及び推奨速度を決定する(ステップS33)。
経路・速度決定部15は、例えば、不足活動量A3に最も近い予定活動量A4になる推奨経路と推奨速度の組を、対象者80に推奨する。なお、対象者データPが、対象者が障がい者である又は持病のある人であることを示す場合は、経路・速度決定部15は、例えば、エレベータ94を含む移動経路を優先的に推奨する。
次に、表示形態決定部16は、推奨経路と推奨速度との少なくとも一方を示す通知情報を建築物92内の表示装置72に表示させるときの、表示形態を決定する(ステップS16)。次に、表示制御部17は、通知情報を推奨する表示形態で表示装置72に表示させる(ステップS17)。
以上に説明したように、実施の形態3によれば、建築物92を利用する対象者80の活動量の不足を軽減するための推奨経路及び推奨速度を、目的地までの移動経路を考慮に入れて取得することができ、対象者80に精度の高い通知情報を提示することができる。
上記以外に関し、実施の形態3は、実施の形態1と同じである。また、実施の形態3の特徴を、実施の形態1又は2の装置に適用してもよい。
1、1a、1b、2、3 推奨行動提示システム、 10、10a、10b、20、30 推奨行動提示装置、 11 映像取得部、 12 データ取得部、 13 対象者識別部、 14 活動量評価部、 15 経路・速度決定部、 16 表示形態決定部、 17 表示制御部、 18 人物数計測部、 21 グループ検出部、 22 グループ表示評価部、 31 目的地評価部、 61 対象者データベース、 62 移動経路データベース、 63 表示モデルデータベース、 64 目的地データベース、 71 撮像装置、 72 表示装置、 80 対象者、 81 身体センサ、 82 携帯端末、 83 ネットワーク、 90 自宅、 91 バス、 92 建築物、 93 階段、 94 エレベータ、 95 ビル管理装置、 280 グループ、 A1 目標活動量、 A2 実績活動量、 A3 不足活動量、 I 映像データ、 S 検出データ、 T 端末データ、 P 対象者データ、 M 表示モデルデータ、 D 目的地データ。

Claims (12)

  1. 対象者の活動量を管理する推奨行動提示装置であって、
    前記対象者が利用可能な複数の移動経路を含む建築物内を撮影する1台以上の撮像装置から出力される映像データを取得する映像取得部と、
    前記対象者の身体状態を検出する身体センサから出力される検出データ及び前記対象者が所持する携帯端末を特定する端末データを取得するデータ取得部と、
    前記映像データと対象者データベースに格納されている前記対象者の属性を示す対象者データとに基づいて、又は前記端末データと前記対象者データとに基づいて、前記対象者を識別する対象者識別部と、
    前記対象者データに基づいて予め定められた基準期間当たりの前記対象者の目標活動量を取得又は計算し、前記検出データと前記対象者データとに基づいて前記基準期間の開始時点から現時点までにおける前記対象者の実績活動量を計算し、前記目標活動量と前記実績活動量とに基づいて前記対象者に不足している活動量である不足活動量を計算する活動量評価部と、
    前記不足活動量と前記対象者データとに基づいて、前記複数の移動経路から前記対象者に推奨する移動経路及び前記移動経路を移動するときの推奨する歩行速度を決定する経路・速度決定部と、
    前記推奨する移動経路と前記推奨する歩行速度との少なくとも一方を示す通知情報を前記建築物内の表示装置に表示させるときの、前記通知情報の表示形態を決定する表示形態決定部と、
    前記通知情報を前記表示形態で前記表示装置に表示させる表示制御部と、
    を有し、
    前記対象者データは、前記対象者の出発地から前記建築物の入り口までの移動距離と前記対象者が利用する交通機関を示す情報を含む
    ことを特徴とする推奨行動提示装置。
  2. 対象者の活動量を管理する推奨行動提示装置であって、
    前記対象者が利用可能な複数の移動経路を含む建築物内を撮影する1台以上の撮像装置から出力される映像データを取得する映像取得部と、
    前記対象者の身体状態を検出する身体センサから出力される検出データ及び前記対象者が所持する携帯端末を特定する端末データを取得するデータ取得部と、
    前記映像データと対象者データベースに格納されている前記対象者の属性を示す対象者データとに基づいて、又は前記端末データと前記対象者データとに基づいて、前記対象者を識別する対象者識別部と、
    前記対象者データに基づいて予め定められた基準期間当たりの前記対象者の目標活動量を取得又は計算し、前記検出データと前記対象者データとに基づいて前記基準期間の開始時点から現時点までにおける前記対象者の実績活動量を計算し、前記目標活動量と前記実績活動量とに基づいて前記対象者に不足している活動量である不足活動量を計算する活動量評価部と、
    前記不足活動量と前記対象者データとに基づいて、前記複数の移動経路から前記対象者に推奨する移動経路及び前記移動経路を移動するときの推奨する歩行速度を決定する経路・速度決定部と、
    前記推奨する移動経路と前記推奨する歩行速度との少なくとも一方を示す通知情報を前記建築物内の表示装置に表示させるときの、前記通知情報の表示形態を決定する表示形態決定部と、
    前記通知情報を前記表示形態で前記表示装置に表示させる表示制御部と、
    目的地評価部と、
    を有し、
    前記データ取得部は、前記対象者の移動の目的地を示す目的地データを取得し、
    前記目的地評価部は、前記目的地データに基づいて、前記建築物の入り口から各移動経路を経由して前記目的地まで移動することに要する予定活動量を移動経路ごとに算出し、前記予定活動量を用いて前記推奨する移動経路及び前記推奨する歩行速度を決定する
    ことを特徴とする推奨行動提示装置。
  3. 対象者の活動量を管理する推奨行動提示装置であって、
    前記対象者が利用可能な複数の移動経路を含む建築物内を撮影する1台以上の撮像装置から出力される映像データを取得する映像取得部と、
    前記対象者の身体状態を検出する身体センサから出力される検出データ及び前記対象者が所持する携帯端末を特定する端末データを取得するデータ取得部と、
    前記映像データと対象者データベースに格納されている前記対象者の属性を示す対象者データとに基づいて、又は前記端末データと前記対象者データとに基づいて、前記対象者を識別する対象者識別部と、
    前記対象者データに基づいて予め定められた基準期間当たりの前記対象者の目標活動量を取得又は計算し、前記検出データと前記対象者データとに基づいて前記基準期間の開始時点から現時点までにおける前記対象者の実績活動量を計算し、前記目標活動量と前記実績活動量とに基づいて前記対象者に不足している活動量である不足活動量を計算する活動量評価部と、
    前記不足活動量と前記対象者データとに基づいて、前記複数の移動経路から前記対象者に推奨する移動経路及び前記移動経路を移動するときの推奨する歩行速度を決定する経路・速度決定部と、
    前記推奨する移動経路と前記推奨する歩行速度との少なくとも一方を示す通知情報を前記建築物内の表示装置に表示させるときの、前記通知情報の表示形態を決定する表示形態決定部と、
    前記通知情報を前記表示形態で前記表示装置に表示させる表示制御部と、
    前記撮像装置が撮影した映像に含まれる人の数を計測する人物数計測部と、
    を有し、
    前記経路・速度決定部は、人の混雑度が予め定められた閾値を超えるエリアを含む移動経路を推奨しない
    ことを特徴とする推奨行動提示装置。
  4. 対象者の活動量を管理する推奨行動提示装置であって、
    前記対象者が利用可能な複数の移動経路を含む建築物内を撮影する1台以上の撮像装置から出力される映像データを取得する映像取得部と、
    前記対象者の身体状態を検出する身体センサから出力される検出データ及び前記対象者が所持する携帯端末を特定する端末データを取得するデータ取得部と、
    前記映像データと対象者データベースに格納されている前記対象者の属性を示す対象者データとに基づいて、又は前記端末データと前記対象者データとに基づいて、前記対象者を識別する対象者識別部と、
    前記対象者データに基づいて予め定められた基準期間当たりの前記対象者の目標活動量を取得又は計算し、前記検出データと前記対象者データとに基づいて前記基準期間の開始時点から現時点までにおける前記対象者の実績活動量を計算し、前記目標活動量と前記実績活動量とに基づいて前記対象者に不足している活動量である不足活動量を計算する活動量評価部と、
    前記不足活動量と前記対象者データとに基づいて、前記複数の移動経路から前記対象者に推奨する移動経路及び前記移動経路を移動するときの推奨する歩行速度を決定する経路・速度決定部と、
    前記推奨する移動経路と前記推奨する歩行速度との少なくとも一方を示す通知情報を前記建築物内の表示装置に表示させるときの、前記通知情報の表示形態を決定する表示形態決定部と、
    前記通知情報を前記表示形態で前記表示装置に表示させる表示制御部と、
    複数の人からなるグループを検出するグループ検出部と、
    を有し、
    前記経路・速度決定部は、前記グループ内の前記対象者が複数人である場合、前記不足活動量が最も少ない対象者についての前記通知情報を、前記グループに対する前記通知情報とする
    ことを特徴とする推奨行動提示装置。
  5. 対象者の活動量を管理する推奨行動提示装置によって実施される推奨行動提示方法であって、
    前記対象者が利用可能な複数の移動経路を含む建築物内を撮影する1台以上の撮像装置から出力される映像データを取得するステップと、
    前記対象者の身体状態を検出する身体センサから出力される検出データ及び前記対象者が所持する携帯端末を特定する端末データを取得するステップと、
    前記映像データと対象者データベースに格納されている前記対象者の属性を示す対象者データとに基づいて、又は前記端末データと前記対象者データとに基づいて、前記対象者を識別するステップと、
    前記対象者データに基づいて予め定められた基準期間当たりの前記対象者の目標活動量を取得又は計算し、前記検出データと前記対象者データとに基づいて前記基準期間の開始時点から現時点までにおける前記対象者の実績活動量を計算し、前記目標活動量と前記実績活動量とに基づいて前記対象者に不足している活動量である不足活動量を計算するステップと、
    前記不足活動量と前記対象者データとに基づいて、前記複数の移動経路から前記対象者に推奨する移動経路及び前記移動経路を移動するときの推奨する歩行速度を決定するステップと、
    前記推奨する移動経路と前記推奨する歩行速度との少なくとも一方を示す通知情報を前記建築物内の表示装置に表示させるときの、前記通知情報の表示形態を決定するステップと、
    前記通知情報を前記表示形態で前記表示装置に表示させるステップと、
    を有し、
    前記対象者データは、前記対象者の出発地から前記建築物の入り口までの移動距離と前記対象者が利用する交通機関を示す情報を含む
    ことを特徴とする推奨行動提示方法。
  6. 対象者の活動量を管理する推奨行動提示装置によって実施される推奨行動提示方法であって、
    前記対象者が利用可能な複数の移動経路を含む建築物内を撮影する1台以上の撮像装置から出力される映像データを取得するステップと、
    前記対象者の移動の目的地を示す目的地データを取得するステップと、
    前記対象者の身体状態を検出する身体センサから出力される検出データ及び前記対象者が所持する携帯端末を特定する端末データを取得するステップと、
    前記映像データと対象者データベースに格納されている前記対象者の属性を示す対象者データとに基づいて、又は前記端末データと前記対象者データとに基づいて、前記対象者を識別するステップと、
    前記対象者データに基づいて予め定められた基準期間当たりの前記対象者の目標活動量を取得又は計算し、前記検出データと前記対象者データとに基づいて前記基準期間の開始時点から現時点までにおける前記対象者の実績活動量を計算し、前記目標活動量と前記実績活動量とに基づいて前記対象者に不足している活動量である不足活動量を計算するステップと、
    前記不足活動量と前記対象者データとに基づいて、前記複数の移動経路から前記対象者に推奨する移動経路及び前記移動経路を移動するときの推奨する歩行速度を決定するステップと、
    前記推奨する移動経路と前記推奨する歩行速度との少なくとも一方を示す通知情報を前記建築物内の表示装置に表示させるときの、前記通知情報の表示形態を決定するステップと、
    前記通知情報を前記表示形態で前記表示装置に表示させるステップと、
    を有し、
    前記目的地データに基づいて、前記建築物の入り口から各移動経路を経由して前記目的地まで移動することに要する予定活動量が移動経路ごとに算出され、前記予定活動量を用いて前記推奨する移動経路及び前記推奨する歩行速度が決定される
    ことを特徴とする推奨行動提示方法。
  7. 対象者の活動量を管理する推奨行動提示装置によって実施される推奨行動提示方法であって、
    前記対象者が利用可能な複数の移動経路を含む建築物内を撮影する1台以上の撮像装置から出力される映像データを取得するステップと、
    前記撮像装置が撮影した映像に含まれる人の数を計測するステップと、
    前記対象者の身体状態を検出する身体センサから出力される検出データ及び前記対象者が所持する携帯端末を特定する端末データを取得するステップと、
    前記映像データと対象者データベースに格納されている前記対象者の属性を示す対象者データとに基づいて、又は前記端末データと前記対象者データとに基づいて、前記対象者を識別するステップと、
    前記対象者データに基づいて予め定められた基準期間当たりの前記対象者の目標活動量を取得又は計算し、前記検出データと前記対象者データとに基づいて前記基準期間の開始時点から現時点までにおける前記対象者の実績活動量を計算し、前記目標活動量と前記実績活動量とに基づいて前記対象者に不足している活動量である不足活動量を計算するステップと、
    前記不足活動量と前記対象者データとに基づいて、前記複数の移動経路から前記対象者に推奨する移動経路及び前記移動経路を移動するときの推奨する歩行速度を決定するステップと、
    前記推奨する移動経路と前記推奨する歩行速度との少なくとも一方を示す通知情報を前記建築物内の表示装置に表示させるときの、前記通知情報の表示形態を決定するステップと、
    前記通知情報を前記表示形態で前記表示装置に表示させるステップと、
    を有し、
    前記推奨する移動経路を決定する前記ステップにおいて、人の混雑度が予め定められた閾値を超えるエリアを含む移動経路を推奨しない
    ことを特徴とする推奨行動提示方法。
  8. 対象者の活動量を管理する推奨行動提示装置によって実施される推奨行動提示方法であって、
    前記対象者が利用可能な複数の移動経路を含む建築物内を撮影する1台以上の撮像装置から出力される映像データを取得するステップと、
    複数の人からなるグループを検出するステップと、
    前記対象者の身体状態を検出する身体センサから出力される検出データ及び前記対象者が所持する携帯端末を特定する端末データを取得するステップと、
    前記映像データと対象者データベースに格納されている前記対象者の属性を示す対象者データとに基づいて、又は前記端末データと前記対象者データとに基づいて、前記対象者を識別するステップと、
    前記対象者データに基づいて予め定められた基準期間当たりの前記対象者の目標活動量を取得又は計算し、前記検出データと前記対象者データとに基づいて前記基準期間の開始時点から現時点までにおける前記対象者の実績活動量を計算し、前記目標活動量と前記実績活動量とに基づいて前記対象者に不足している活動量である不足活動量を計算するステップと、
    前記不足活動量と前記対象者データとに基づいて、前記複数の移動経路から前記対象者に推奨する移動経路及び前記移動経路を移動するときの推奨する歩行速度を決定するステップと、
    前記推奨する移動経路と前記推奨する歩行速度との少なくとも一方を示す通知情報を前記建築物内の表示装置に表示させるときの、前記通知情報の表示形態を決定するステップと、
    前記通知情報を前記表示形態で前記表示装置に表示させるステップと、
    を有し、
    前記グループ内の前記対象者が複数人である場合、前記不足活動量が最も少ない対象者についての前記通知情報を、前記グループに対する前記通知情報とする
    ことを特徴とする推奨行動提示方法。
  9. 対象者の活動量を管理するコンピュータに、
    前記対象者が利用可能な複数の移動経路を含む建築物内を撮影する1台以上の撮像装置から出力される映像データを取得するステップと、
    前記対象者の身体状態を検出する身体センサから出力される検出データ及び前記対象者が所持する携帯端末を特定する端末データを取得するステップと、
    前記映像データと対象者データベースに格納されている前記対象者の属性を示す対象者データであって前記対象者の出発地から前記建築物の入り口までの移動距離と前記対象者が利用する交通機関を示す情報を含む前記対象者データとに基づいて、又は前記端末データと前記対象者データとに基づいて、前記対象者を識別するステップと、
    前記対象者データに基づいて予め定められた基準期間当たりの前記対象者の目標活動量を取得又は計算し、前記検出データと前記対象者データとに基づいて前記基準期間の開始時点から現時点までにおける前記対象者の実績活動量を計算し、前記目標活動量と前記実績活動量とに基づいて前記対象者に不足している活動量である不足活動量を計算するステップと、
    前記不足活動量と前記対象者データとに基づいて、前記複数の移動経路から前記対象者に推奨する移動経路及び前記移動経路を移動するときの推奨する歩行速度を決定するステップと、
    前記推奨する移動経路と前記推奨する歩行速度との少なくとも一方を示す通知情報を前記建築物内の表示装置に表示させるときの、前記通知情報の表示形態を決定するステップと、
    前記通知情報を前記表示形態で前記表示装置に表示させるステップと、
    を実行させることを特徴とする推奨行動提示プログラム。
  10. 対象者の活動量を管理するコンピュータに、
    前記対象者が利用可能な複数の移動経路を含む建築物内を撮影する1台以上の撮像装置から出力される映像データを取得するステップと、
    前記対象者の身体状態を検出する身体センサから出力される検出データ及び前記対象者が所持する携帯端末を特定する端末データを取得するステップと、
    前記対象者の移動の目的地を示す目的地データを取得するステップと、
    前記映像データと対象者データベースに格納されている前記対象者の属性を示す対象者データとに基づいて、又は前記端末データと前記対象者データとに基づいて、前記対象者を識別するステップと、
    前記対象者データに基づいて予め定められた基準期間当たりの前記対象者の目標活動量を取得又は計算し、前記検出データと前記対象者データとに基づいて前記基準期間の開始時点から現時点までにおける前記対象者の実績活動量を計算し、前記目標活動量と前記実績活動量とに基づいて前記対象者に不足している活動量である不足活動量を計算するステップと、
    前記不足活動量と前記対象者データとに基づいて、前記複数の移動経路から前記対象者に推奨する移動経路及び前記移動経路を移動するときの推奨する歩行速度を決定するステップと、
    前記推奨する移動経路と前記推奨する歩行速度との少なくとも一方を示す通知情報を前記建築物内の表示装置に表示させるときの、前記通知情報の表示形態を決定し、前記目的地データに基づいて、前記建築物の入り口から各移動経路を経由して前記目的地まで移動することに要する予定活動量を移動経路ごとに算出し、前記予定活動量を用いて前記推奨する移動経路及び前記推奨する歩行速度を決定するステップと、
    前記通知情報を前記表示形態で前記表示装置に表示させるステップと、
    を実行させることを特徴とする推奨行動提示プログラム。
  11. 対象者の活動量を管理するコンピュータに、
    前記対象者が利用可能な複数の移動経路を含む建築物内を撮影する1台以上の撮像装置から出力される映像データを取得するステップと、
    前記撮像装置が撮影した映像に含まれる人の数を計測するステップと、
    前記対象者の身体状態を検出する身体センサから出力される検出データ及び前記対象者が所持する携帯端末を特定する端末データを取得するステップと、
    前記映像データと対象者データベースに格納されている前記対象者の属性を示す対象者データとに基づいて、又は前記端末データと前記対象者データとに基づいて、前記対象者を識別するステップと、
    前記対象者データに基づいて予め定められた基準期間当たりの前記対象者の目標活動量を取得又は計算し、前記検出データと前記対象者データとに基づいて前記基準期間の開始時点から現時点までにおける前記対象者の実績活動量を計算し、前記目標活動量と前記実績活動量とに基づいて前記対象者に不足している活動量である不足活動量を計算するステップと、
    人の混雑度が予め定められた閾値を超えるエリアを含む移動経路を推奨しないように、前記不足活動量と前記対象者データとに基づいて、前記複数の移動経路から前記対象者に推奨する移動経路及び前記移動経路を移動するときの推奨する歩行速度を決定するステップと、
    前記推奨する移動経路と前記推奨する歩行速度との少なくとも一方を示す通知情報を前記建築物内の表示装置に表示させるときの、前記通知情報の表示形態を決定するステップと、
    前記通知情報を前記表示形態で前記表示装置に表示させるステップと、
    を実行させることを特徴とする推奨行動提示プログラム。
  12. 対象者の活動量を管理するコンピュータに、
    前記対象者が利用可能な複数の移動経路を含む建築物内を撮影する1台以上の撮像装置から出力される映像データを取得するステップと、
    複数の人からなるグループを検出するステップと、
    前記対象者の身体状態を検出する身体センサから出力される検出データ及び前記対象者が所持する携帯端末を特定する端末データを取得するステップと、
    前記映像データと対象者データベースに格納されている前記対象者の属性を示す対象者データとに基づいて、又は前記端末データと前記対象者データとに基づいて、前記対象者を識別するステップと、
    前記対象者データに基づいて予め定められた基準期間当たりの前記対象者の目標活動量を取得又は計算し、前記検出データと前記対象者データとに基づいて前記基準期間の開始時点から現時点までにおける前記対象者の実績活動量を計算し、前記目標活動量と前記実績活動量とに基づいて前記対象者に不足している活動量である不足活動量を計算するステップと、
    前記不足活動量と前記対象者データとに基づいて、前記複数の移動経路から前記対象者に推奨する移動経路及び前記移動経路を移動するときの推奨する歩行速度を決定するステップと、
    前記推奨する移動経路と前記推奨する歩行速度との少なくとも一方を示す通知情報を前記建築物内の表示装置に表示させるときの、前記通知情報の表示形態を決定するステップと、
    前記通知情報を前記表示形態で前記表示装置に表示させるステップと、
    前記グループ内の前記対象者が複数人である場合、前記不足活動量が最も少ない対象者についての前記通知情報を、前記グループに対する前記通知情報とするステップと、
    を実行させることを特徴とする推奨行動提示プログラム。
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