JP7454367B2 - トンネル用低周波音低減装置 - Google Patents

トンネル用低周波音低減装置 Download PDF

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Description

本開示は、トンネル内で発生し、坑口に伝播する低周波音を低減するトンネル用低周波音低減装置に関する。
近年、山岳トンネルの工事現場では、トンネル内部の騒音がそのまま外部に漏れ出すことを防止するために、坑口付近に隔壁を設置することが多くなっている。隔壁は、トンネルの全断面を閉塞する形状及び大きさとされ、車両や作業員が通行できるようにその一部に防音扉が設けられている。このような隔壁は、鋼鉄製とされることが多く、金属音等の高周波音の遮断には有効であるが、発破音のような低周波音に対する遮音効果は低い。そこで、発破作業を行う山岳トンネルの工事現場では、低周波の発破音がトンネル外部にそのまま漏れ出すことを防止するために、隔壁をコンクリート製としたり、二重にした上で砂等を間に充填したりして、隔壁を重厚な造りとすることで低周波音を遮断しようとすることがあった。
ところが、このような重厚な隔壁であっても、低周波音に対する防音効果は不十分であった。そこで本出願人は、低周波音を遮断するのではなく低減させ、且つ歩行者通路の確保が容易なトンネル用低周波音低減装置を提案している(特許文献1)。このトンネル用低周波音低減装置は、トンネル軸方向に沿って立設された複数のパネルユニットからなるパネル列(パネル列構造の吸音壁)と、パネル列のトンネル軸方向の両端部に設置され、パネル列の一面側の空間を閉塞する第1隔壁及び第2隔壁とを有する。互いに隣接するパネルユニットは、トンネル軸方向に所定の間隔を空けて配置され、パネル列の一面側の空間と他面側の空間とはパネルユニット間のスリットを介して互いに連通している。パネル列の他面側の空間が低周波音の伝播経路となり、パネル列の一面側の空間が共鳴空間となることにより、パネル列の他面側の空間を伝播する低周波音が共鳴吸音作用によって低減する。またパネル列の一面側の空間は歩行者通路として利用することができる。
特開2015-83756号公報
ところで、トンネル用低周波音低減装置は、最初に設置された位置で工事終了まで使用され続けられるのではなく、工事の進捗に合わせて適切な位置に移設される。具体的には、トンネル用低周波音低減装置は、最初にトンネル内の坑口付近に設置され、トンネルの掘削工がある程度進んだ段階で、二次覆工を開始できるようにするために坑口側から切羽側へ移設される。二次覆工がある程度進むと、トンネル用低周波音低減装置は、今度は二次覆工の邪魔にならないように坑口側の二次覆工が完了した位置へ移設される。
最初の設置位置及び切羽側へ移設後の設置位置では、トンネルは吹付コンクリートによって一次覆工された状態であり、坑口側へ移設後の設置位置では、トンネルは二次覆工された状態である。二次覆工された位置のトンネルの断面積は、一次覆工された状態のトンネル断面積よりも小さい。このようにトンネルの断面積が小さくなると、共鳴空間となるパネルユニットの列とトンネルの一側面との間の空間が小さくなることから、低周波音低減装置の共鳴周波数が高くなる。
特許文献1記載のトンネル用低周波音低減装置は、パネルユニットの間隔(スリットの幅)を調整することにより共鳴周波数を変更することができる。しかしながら、共鳴周波数を変更するために、互いに隣接するパネルユニットの間隔を調整するように各パネルユニットの設置位置を変更することは、パネルユニットの設置作業を煩雑にする。
本発明は、このような背景に鑑み、設置や共鳴周波数の変更を容易に行えるトンネル用低周波音低減装置を提供することを課題とする。
このような課題を解決するために、本発明のある実施形態は、トンネル(1)内で発生し、坑口に伝播する低周波音を低減するトンネル用低周波音低減装置(10)であって、上下に延在し、且つトンネル軸方向に延在する面に沿って互いに所定の間隔を空けて列をなして配置される複数のパネルユニット(21)を備える吸音壁(11)と、前記トンネルの一側面及び前記吸音壁間の空間(5L、5R)を閉塞するべく、前記吸音壁の前記トンネル軸方向の両側に設置された第1隔壁(12)及び第2隔壁(13)と、複数の前記パネルユニットを前記トンネル軸方向に前記所定の間隔を空けた状態で互いに連結する連結部材(20、31)と、互いに隣接する前記パネルユニットの間に形成されるスリット(22)の幅(b)及び深さ(t)の少なくとも一方を変更するスリット寸法変更手段(50、61、71)とを有する。
この構成によれば、複数のパネルユニットが連結部材によってトンネル軸方向に所定の間隔を空けた状態で互いに連結されるため、パネルユニットの設置・撤去が容易である。また、スリット寸法変更手段によってスリットの幅及び深さの少なくとも一方を変更できるため、共鳴周波数を変更するために複数のパネルユニットの間隔を変更する必要がなく、共鳴周波数の変更が容易である。
好ましくは、前記スリット寸法変更手段が、前記スリットの幅を変更するスリット幅変更手段(50、61、71)である。
この構成によれば、トンネルの一側面及びパネルユニット間の共鳴空間の容積を減少させることなく、トンネル用低周波音低減装置の共鳴周波数を変更することができる。そのため、トンネル用低周波音低減装置の共鳴吸音効果の低減を抑制することができる。また運搬車両の通行領域として使用されるトンネルの他側面及びパネルユニット間の空間を狭めることなく、トンネル用低周波音低減装置の共鳴周波数を変更することができる。
好ましくは、前記スリット幅変更手段(50)が、前記パネルユニットの側面に着脱可能に配置されるスリット幅調整部材(51)を備える。
この構成によれば、スリット幅調整部材の着脱によって容易にトンネル用低周波音低減装置の共鳴周波数を変更することができる。
好ましくは、前記パネルユニットの側面が鋼板により形成され、前記スリット幅調整部材にマグネット(52)が固定されている。
この構成によれば、スリット幅調整部材を容易にパネルユニットの側面に着脱することができる。
好ましくは、前記パネルユニットが、ユニット本体部(60)と、前記スリット内に進退可能に前記ユニット本体部に支持された可動部材(61)とを含み、前記可動部材が前記スリット幅変更手段をなす。
この構成によれば、可動部材をスリット内に進退させることによって容易にトンネル用低周波音低減装置の共鳴周波数を変更することができる。
好ましくは、前記パネルユニットが、ユニット本体部(70)と、前記ユニット本体部の前記スリットを向く側面に取り付けられ、流体の注入及び排出によって膨張及び収縮する袋体(71)とを含み、前記袋体が前記スリット幅変更手段をなす。
この構成によれば、流体の注入及び排出によって容易にトンネル用低周波音低減装置の共鳴周波数を変更することができる。
好ましくは、前記パネルユニットが、直方体形状のフレーム(26)と、前記フレームの前記トンネル内を向く正面に取り付けられる正面パネル(24)と、前記フレームの前記トンネル軸方向を向く左右の側面に取り付けられる1対の側面パネル(25)とを備えた複数のパネルモジュール(23)を上下に連結して構成される。
この構成によれば、パネルユニットの剛性を容易に高くすることができ、連結部材によって連結された複数のパネルユニットの設置・撤去によるパネルユニットの変形を抑制することができる。また、パネルユニットが複数のパネルモジュールを上下に連結して構成されるため、パネルユニットの高さを容易に変更することができる。
このように、本発明によれば、設置や共鳴周波数の変更を容易に行えるトンネル用低周波音低減装置を提供することができる。
実施形態に係る低周波音低減装置の斜視図 切羽に向かって見た図1に示す低周波音低減装置の一断面図 図2中のIII-III断面図 図2中のIV-IV断面図 パネルユニットの要部斜視図 図1に示す低周波音低減装置による共鳴周波数の説明図 二次覆工後の低周波音低減装置の図6に対応する平断面図 二次覆工後のパネルユニットの要部斜視図 変形例に係るパネルユニットの平面図 他の変形例に係るパネルユニットの平面図
以下、図面を参照しながら本発明に係るトンネル用低周波音低減装置(以下、単に低周波音低減装置10という。)の実施形態について詳細に説明する。
図1は、低周波音低減装置10が設置されたトンネル1の一部分を透視して示す斜視図である。トンネル1は、いわゆる山岳トンネルであり、切羽で地山を掘削する掘削工、掘削直後にアーチ状の支保工を建て込み、コンクリートを吹き付けて地山の周壁面を吹付コンクリート2で覆う一次覆工、及び、セントルを用いて吹付コンクリート2の内側にコンクリートを打設し、吹付コンクリート2の周壁面を覆工コンクリート3(図7参照)によって覆う二次覆工等を経て周壁面が仕上げられる。インバート工や路盤工、舗装工等は、トンネル1の貫通後(掘削工の完了後)に行われる。図1は、一次覆工後、二次覆工前のトンネル1を示している。
切羽での地山の掘削工では発破が行われる。発破は、火薬を用いて地山を破砕する作業であり、爆発時に低周波音を発生させる。すなわち、発破が行われる切羽は低周波音の発生源となる。発破による地山の破砕片であるずりは、切羽でダンプトラック等の運搬車両に積載され、坑外に搬出される。低周波音低減装置10は、切羽で発生して坑口に伝播する低周波音を低減するための装置であり、トンネル掘削がある程度進んだ後、二次覆工の開始前に、坑内の坑口付近、すなわち低周波音発生源と坑口との間に設置される。
図2は、切羽に向かって見た図1に示す低周波音低減装置10の一断面図である。図2に併せて示すように、吹付コンクリート2は円弧形状に構築されている。低周波音低減装置10が設置される位置では、トンネル1の周壁面は吹付コンクリート2によって形成されている。低周波音低減装置10は、トンネル軸方向に沿って立設され、互いに対向するように設けられた1対の吸音壁11と、1対の吸音壁11よりも切羽側に設置された第1隔壁12と、1対の吸音壁11よりも坑口側に設置された第2隔壁13とを主構成要素として有している。
1対の吸音壁11は、トンネル中心1X(図2参照)を中心線として概ね対称となる位置に配置されている。他の実施形態では、トンネル中心1Xからの距離が異なる位置に1対の吸音壁11が配置されてもよい。低周波音低減装置10が設置された位置では、吸音壁11により、トンネル1内の空間5が1対のトンネル軸方向と直交する方向(以下、切羽に向かって左右とする。)に3つに区画される。ここで、区画されるとは、空間5の互いに隣接する部分が完全に隔離されることを意味するものではなく、これらが一部において互いに連通している状態で隔てられていることを意味する。以下、1対の吸音壁11間を中央空間5Cと称し、1対の吸音壁11とトンネル1の対応する左右の側面との間を右側空間5R、左側空間5Lと称する。1対の吸音壁11は、ずりを搬出する運搬車両が通行できる程度の幅寸法をもって配置されるとよい。
各吸音壁11は、上下に延在し、且つトンネル軸方向に延在する面に沿って列をなして配置される複数(本実施形態では16個)のパネルユニット21を備えている。つまり、吸音壁11は、吸音のために、列をなす複数のパネルユニット21によって構成されるパネル列構造の壁である。各吸音壁11において、全てのパネルユニット21は、トンネル1の配置された位置における高さ(内空の高さ)よりも小さな同一高さ寸法とされており、架台20を介して地面に立設されている。架台20は、本実施形態では2列に配置されたH形鋼により構成されている。架台20はH形鋼に限られず、複数のパネルユニット21を固定できるものであればよい。なお、パネルユニット21の高さは、パネルユニット21が配置された位置のトンネル高さから架台20の高さを引いた高さよりも小さく、パネルユニット21の上端はトンネル1の周壁面から下方へ離間している。パネルユニット21の上端とトンネル1の周壁面との間の隙間は、防音シート等の図示しない遮音材又は吸音材によって塞がれる。
第1隔壁12は、右側空間5R及び左側空間5Lを閉塞する鉄鋼製の2枚の隔壁パネル14によって構成される。2枚の隔壁パネル14は、切羽側から右側空間5R及び左側空間5Lを全面にわたって覆うように構成されており、中央空間5Cは低周波音低減装置10よりも切羽側の切羽側空間5Fに向けて開放されている。各隔壁パネル14の下部には第1歩行者用扉15が設けられており、切羽側空間5Fと右側空間5R及び左側空間5Lとを歩行者が行き来できるようになっている。なお、隔壁パネル14は、1枚ものである必要はなく、複数のパネル部材を組み合わせて構成されてよい。
第2隔壁13は、図1に示すように右側空間5R及び左側空間5Lを閉塞すると共に坑口側から中央空間5Cの上部を覆う1枚のパネル構造とされている。第2隔壁13の右側空間5R及び左側空間5Lを閉塞する部分のそれぞれの下部には、第2歩行者用扉16が設けられており、低周波音低減装置10よりも坑口側の坑口側空間5Mと右側空間5R及び左側空間5Lとを歩行者が行き来できるようになっている。また、第2隔壁13の左右方向の中央下部は開口13aとなっており、この開口13aには観音開き式の防音扉17が設置されている。この開口13aは運搬車両が通行できる大きさとされており、運搬車両通行時には防音扉17が開放される。すなわち、中央空間5Cが運搬車両の通行領域となる。本実施形態では、坑口付近に設置される防音用の隔壁を利用して第2隔壁13が構成されている。
発破を行うときには、全ての第1歩行者用扉15及び第2歩行者用扉16が閉じられると共に、防音扉17も閉じられる。これにより、切羽側空間5Fに向けて開放された中央空間5Cが切羽側空間5Fから坑口側空間5Mへと伝わると低周波音の主な伝播通路となり、中央空間5Cを通過する際に後述するようにして低減される低周波音及び中央空間5Cを通過する低周波以外の音が更に防音扉17によって遮断される。
図3は図2中のIII-III断面図であり、図4は図2中のIV-IV断面図である。図3及び図4に併せて示すように、各吸音壁11において、複数のパネルユニット21はトンネル軸方向に互いに所定の間隔を空けて配置されている。これにより、互いに隣接するパネルユニット21の間には、鉛直に延在して所定の幅寸法を有するスリット22(吸音スリット)が形成されている。
第1隔壁12及び第2隔壁13は、トンネル軸方向の両端に配置されるパネルユニット21のトンネル軸方向両側の、対応するパネルユニット21に接続する位置に配置されている。他の実施形態では、第1隔壁12及び第2隔壁13の少なくとも一方が、トンネル軸方向の対応する側の端部に配置されるパネルユニット21に対して離間した位置に配置されてもよい。この場合、第1隔壁12又は第2隔壁13と対応する側のパネルユニット21との間に両者を接続するための接続壁が設けられることが好ましい。
図2及び図4に示すように、各パネルユニット21は、複数のパネルモジュール23を上下に連結して構成されている。本実施形態では、架台20の上に2種類の高さ(例えば、2m及び1m)を有する3つのパネルモジュール23が順に載置されて互いに連結されている。このようにパネルユニット21が複数のパネルモジュール23を上下に連結して構成されることにより、パネルモジュール23の組み合わせの変更によって容易にパネルユニット21の高さを変更することができる。
図3に示すように、各パネルモジュール23は、中央空間5C側に配置されてトンネル軸方向に延在し、中央空間5Cを画成する正面パネル24と、正面パネル24のトンネル軸方向の両端から中央空間5Cと相反する側に延出し、スリット22の一側面を画成する1対の側面パネル25とを備えている。すなわち、互いに隣接する2つのパネルユニット21の対向する側面パネル25により、側面パネル25の幅寸法(パネルユニット21のトンネル幅方向寸法)に相当する深さがスリット22に与えられている。本実施形態では、正面パネル24の幅寸法(パネルユニット21のトンネル軸方向寸法)は1m程度であり、各側面パネル25の幅寸法すなわちスリット22の深さは50cm程度である。
図5はパネルユニット21の要部斜視図である。図5に示すように、各パネルモジュール23は、直方体形状のフレーム26を更に備えている。フレーム26は、山形鋼(アングル)や溝形鋼(チャンネル)、リップ溝形鋼(C形鋼、Cチャンネル)等の鋼材により構成されるとよい。本実施形態のフレーム26は山形鋼により構成されている。正面パネル24は、平鋼板により構成されており、フレーム26の中央空間5C(トンネル1内)を向く面(以下、正面という)に取り付けられている。1対の側面パネル25は、平鋼板により構成されており、フレーム26のトンネル軸方向を向く2つの面(以下、左右の側面という)に取り付けられている。フレーム26には、架台20又は上下に重なるフレーム26と連結するために複数のボルト挿通孔27が形成されている。
図3及び図4に示すように、架台20はトンネル軸方向に複数(本実施形態では4つ)に分割されている。各架台20には4つのパネルユニット21が固定されており、各架台20と複数のパネルユニット21とによって吸音壁分割体30が構成されている。複数(4つ)の吸音壁分割体30がトンネル軸方向に列をなして並べられることにより、吸音壁11が構成される。
図2及び図4に示すように、各吸音壁分割体30において、4つのパネルユニット21は高さ方向の中間部に配置された中間部通し材31によって互いに連結されている。中間部通し材31は例えば各パイプや単管パイプであってよい。互いに隣接する吸音壁分割体30の中間部通し材31は互いに連結されており、これにより複数の吸音壁分割体30が一体とされる。架台20及び中間部通し材31は、複数のパネルユニット21をトンネル軸方向に所定の間隔を空けた状態で互いに連結する連結部材である。
また、複数の吸音壁分割体30は、天端部に配置された天端部通し材32によっても互いに連結されている。天端部通し材32は、1本物であってもよく、中間部通し材31のように分割されて吸音壁分割体30毎に設けられ、互いに連結されてもよい。図2に示すように、1対の吸音壁11の天端部通し材32は頭通し材33によって互いに連結されている。頭通し材33は、4つの吸音壁分割体30が所定の位置に配置された後に取り付けられる。頭通し材33の両端には1対の控え部材34が取り付けられており、1対の控え部材34がトンネル1の壁面(吹付コンクリート2)に当接することによって1対の吸音壁11の転倒が防止される。
次に、このように構成された低周波音低減装置10の作用効果及び吸音原理について説明する。
図6は、図1に示す低周波音低減装置10による共鳴周波数frの説明図である。図6に示すように、低周波音低減装置10は、低周波音の伝播経路である中央空間5Cを画成する1対の吸音壁11の内面に開放されたスリット22を形成したことにより、単一のレゾネーター吸音構造40を複数連設したものと同等の構造となっている。そのため、低周波音低減装置10は、レゾネーター吸音構造40と同様の原理で、スリット22で吸音した低周波音を各吸音壁11の背後空間(吹付コンクリート2の対応する一側面との間の右側空間5R又は左側空間5L)で共鳴吸音するスリット型吸音構造となっている。
そして、パネルユニット21のトンネル軸方向寸法(正面パネル24の幅)、パネルユニット21の左右方向寸法(側面パネル25の幅、スリット22の深さ)及びパネルユニット21のトンネル軸方向の設置間隔(スリット22の幅)を適宜設定することにより、低減したい低周波音の周波数を調整することができる。
スリット22の高さをa、スリット22の幅をb、パネルユニット21のトンネル軸方向の設置間隔(ピッチ)をB、スリット22の深さ(パネルユニット21の間隔)をt、吸音壁11の背後の共鳴空間(右側空間5R又は左側空間5L)の深さをLとすると、スリット型吸音構造の低周波音低減装置10の共鳴周波数frは、下式1により表される。
Figure 0007454367000001
ただし、c:音速、p:開口率(p=b/B)、δ:開口端補正値(δ=Kb)、K:定数であり、定数Kは、下式(2)となる。
Figure 0007454367000002
仮に、a=4m、b=0.3m、B=1m、t=0.5m、L=2.5mとすると、共鳴周波数frは20Hzとなり、この周波数を中心に吸音効果が現れる。スリット22の抵抗を増やすと共鳴周波数frでの吸音率は小さくなるが、吸音する周波数が広くなる。そこで、スリット22(隣接するパネルユニット21間)又はスリット22の背面(右側空間5R又は左側空間5L)にグラスウール等の吸音材を配置することによって吸音する周波数を広くしてもよい。
また、低周波音低減装置10のトンネル軸方向寸法は、低減したい低周波音の波長よりも長くすることが好ましい。本実施形態では、低減したい低周波音の周波数が20Hzであり、低周波音低減装置10のトンネル軸方向寸法は低周波音の波長である17mよりも長い20.5m程度である。
低周波音低減装置10がこのように構成されたことにより、上記のように中央空間5Cが低周波音の伝播通路となり、スリット22を介して中央空間5Cと連通する右側空間5R及び左側空間5Lが共鳴空間となる。そのため、中央空間5Cを伝播する低周波音が、共鳴空間とスリット22との共鳴吸音作用によって低減される。そして、第1隔壁12及び第2隔壁13の右側空間5R及び左側空間5Lを閉塞する部分の少なくとも一方に第1歩行者用扉15及び第2歩行者用扉16が対で設けられたことにより、運搬車両の通行空間共鳴空間である右側空間5R又は左側空間5Lを歩行者通路として利用することができる。
低周波音低減装置10による吸音効果は、少なくとも1列の吸音壁11と、この吸音壁11及びトンネル1の対応する側の側面間を閉塞するように吸音壁11の切羽側端部に設置された第1隔壁12及び第2隔壁13とを備えることにより奏される。すなわち、吸音壁11が2列に設けられて共鳴空間が低周波音の伝播通路の左右両側に設けられることにより、低周波音低減装置10による吸音効果が高くなっている。
また低周波音低減装置10による吸音効果は、吸音壁11の背後の共鳴空間(右側空間5R又は左側空間5L)が大きいほど大きい。より詳細には、吸収対象音の周波数が同じである場合、吸音壁11の背後の共鳴空間が大きくなるほどスリット22の幅を広くすることができ、結果的に開口率が大きくなることから吸音効果が大きくなる。そのため、1対の吸音壁11は、運搬車両等の通行や重機の搬入等に支障がない範囲で中央空間5Cの幅を小さくする位置に設置されている。
低周波音低減装置10は、トンネル1の掘削工がある程度進んだ段階で、二次覆工を開始できるようにするために坑口側から切羽側へ移設される。上記のように各吸音壁11は、複数のパネルユニット21が架台20や中間部通し材31によって所定の間隔を空けた状態で互いに連結されてなる複数の吸音壁分割体30によって構成されている。そのため、移設の際に、吸音壁分割体30毎に撤去、運搬、設置を行うことができる。これにより、各吸音壁11をパネルユニット21毎に撤去、運搬、設置を行う場合に比べ、低周波音低減装置10の移設が容易である。
二次覆工がある程度進むと、低周波音低減装置10は、今度は二次覆工の邪魔にならないように坑口側の二次覆工が完了した位置へ移設される。この際も、各吸音壁11を吸音壁分割体30毎に撤去、運搬、設置を行うことで、低周波音低減装置10を容易に移設することができる。移設に際し、トンネル1の断面積が小さくなっていることから、第1隔壁12及び第2隔壁13は、覆工コンクリート3の断面形状に合わせて切断されるか、覆工コンクリート3の断面形状に適合するものに交換される。
図7は、二次覆工後の低周波音低減装置10の図6に対応する平断面図である。上記のように、覆工コンクリート3が構築された状態では、トンネル1の断面は、図6に示す吹付コンクリート2のみが構築された状態に比べて小さくなっている。そのため、吸音壁11の背後の共鳴空間(右側空間5R又は左側空間5L)の深さLが図6に比べて小さい。従って、スリット22の幅bやスリット22の深さtが図6の値と同じ値のままであると、上式(1)より、低周波音低減装置10の共鳴周波数frは高くなる。そこで本実施形態では、スリット22の幅bを変更(縮小)するために、着脱可能なスリット幅変更部材50がパネルユニット21の側面に配置されている。
図8は、二次覆工後のパネルユニット21の要部斜視図である。スリット幅変更部材50は、低周波音低減装置10をトンネル1の覆工コンクリート3が構築された位置に移設したときに共鳴周波数frが変化しないように予め計算された厚さのスリット幅調整部材51を有している。スリット幅変更部材50は、パネルモジュール23の高さと同じ高さを有し、パネルモジュール23の数に応じた数だけ用意される。
本実施形態のスリット幅調整部材51は、発泡ポリスチレン製の板部材であり、スリット幅調整部材51のパネルユニット21側の面にはマグネットシート52が接着により固定されている。スリット幅調整部材51は、マグネットシート52が平鋼板からなるパネルユニット21の側面パネル25に磁着することにより、パネルモジュール23の側面に着脱可能に取り付けられ、容易に着脱することができる。
このように低周波音低減装置10がスリット幅変更部材50を備えることにより、低周波音低減装置10を坑口側の二次覆工が完了した位置へ移設したときに、に複数のパネルユニット21の間隔を変更することなくスリット22の幅bを縮小することができ、共鳴周波数frを容易に変更することができる。
また、スリット幅調整部材51がパネルユニット21の側面に着脱可能に配置されるスリット幅調整部材51を備えることにより、スリット幅調整部材51の着脱によって容易に低周波音低減装置10の共鳴周波数frを変更することができる。
更に、スリット幅調整部材51が、スリット22の深さtではなく幅bを変更するため、トンネル1の一側面及びパネルユニット21間の共鳴空間の容積を減少させることなく、低周波音低減装置10の共鳴周波数frを変更することができる。すなわち、低周波音低減装置10の共鳴周波数frを低くするためにスリット22の深さtを深くする場合には、運搬車両の通行領域確保のために中央空間5Cを小さくできないことから、スリット22を共鳴空間側に延長する必要がある。ところが、そのようにすると、吸音壁11の背後の共鳴空間(右側空間5R又は左側空間5L)の深さLが更に小さくなり、吸音効果が低減する。これに対し、スリット幅調整部材51がスリット22の深さtではなく幅bを変更することにより、共鳴空間の容積減少による低周波音低減装置10の共鳴吸音効果の低減を抑制することができる。また運搬車両の通行領域として使用されるトンネル1の中央空間5Cを狭めることなく、低周波音低減装置10の共鳴周波数frを変更することができる。
本実施形態では、図8に示すようにパネルユニット21が、直方体形状のフレーム26と、フレーム26に取り付けられる正面パネル24及び1対の側面パネル25とを備えた複数のパネルモジュール23を上下に連結して構成される。そのため、パネルユニット21の剛性を容易に高くすることができ、架台20や中間部通し材31といった連結部材によって連結された複数のパネルユニット21の設置・撤去によるパネルユニット21の変形が抑制される。
以上で具体的実施形態についての説明を終えるが、本発明に係る低周波音低減装置10は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、低周波音低減装置10を最初に坑口付近に設置する時点で、パネルユニット21の一側面にスリット幅変更部材50が取り付けられていてもよい。この場合、低周波音低減装置10を切羽側から坑口側へ移設する際に、パネルユニット21の他側面に、或いはスリット幅変更部材50に重ねるように、追加のスリット幅変更部材50を取り付けてもよい。これにより、断面の小さなトンネル1に低周波音低減装置10を転用して利用することができる。
また、低周波音低減装置10の共鳴周波数frを変更するための手段は上記構成に限られない。図9は変形例に係るパネルユニット21の平面図である。図9に示す例では、パネルユニット21が、架台20に固定されるユニット本体部60と、スリット22内に進退可能にユニット本体部60に支持された可動部材61とを含んでいる。一方の側面パネル25はユニット本体部60のフレーム26に取り付けられ、他方の側面パネル25は可動部材61のフレーム26に取り付けられている。正面パネル24はユニット本体部60及び可動部材61の両方のフレーム26に取り付けられている。
可動部材61は、ユニット本体部60にスライド可能に支持されたスライド部材であり、スリット22内に進入することでスリット22の幅bを縮小し、スリット22から退出することでスリット22の幅bを拡大する。パネルユニット21がこのように構成されることにより、可動部材61のスリット22内への進退によって容易に低周波音低減装置10の共鳴周波数frを変更することができる。他の例では可動部材61がユニット本体部60に回動可能に支持された回動部材であってもよい。
図10は他の変形例に係るパネルユニット21の平面図である。図10に示す例では、パネルユニット21が、架台20に固定されるユニット本体部70と、ユニット本体部70のフレーム26のスリット22を向く側面に取り付けられ、流体の注入及び排出によって膨張及び収縮する袋体71とを含んでいる。一方の側面パネル25はユニット本体部60のフレーム26に取り付けられ、他方の側面パネル25は袋体71に取り付けられている。正面パネル24はユニット本体部60のフレーム26に取り付けられている。
袋体71は、ユニット本体部60に伸縮可能に支持された蛇腹部材であり、流体の注入によって伸長(膨張)してスリット22内に進入することでスリット22の幅bを縮小し、流体の排出によって短縮(収縮)してスリット22から退出することでスリット22の幅bを拡大する。パネルユニット21がこのように構成されることにより、流体の注入及び排出によって容易に低周波音低減装置10の共鳴周波数frを変更することができる。
また上記のスリット幅調整部材51や可動部材61、袋体71は、スリット22の幅bを変更するスリット幅変更手段(スリット寸法変更手段)として設けられているが、スリット22の深さtを変更するスリット深さ変更手段(スリット寸法変更手段)として設けられてもよい。この場合、低周波音低減装置10を坑口側の二次覆工が完了した位置へ移設したときに、スリット22の深さtを深くするように取り付け、移動させ、或いは膨張させることで、複数のパネルユニット21の間隔を変更することなく、共鳴周波数frを低くすることができる。この他、各部材や、部位の具体的構成、形状、配置、数量、素材、手順等は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば適宜変更可能である。一方、上記実施形態に示した低周波音低減装置10の構造の各要素は必ずしも全てが必須ではなく、適宜選択してもよい。
1 トンネル
5C 中央空間
5L 左側空間
5R 右側空間
10 低周波音低減装置
11 吸音壁
12 第1隔壁
13 第2隔壁
21 パネルユニット
22 スリット
23 パネルモジュール
24 正面パネル
25 側面パネル
26 フレーム
50 スリット幅変更部材
51 スリット幅調整部材
52 マグネットシート
60 ユニット本体部
61 可動部材
70 ユニット本体部
71 袋体
t スリットの深さ

Claims (4)

  1. トンネル内で発生し、坑口に伝播する低周波音を低減するトンネル用低周波音低減装置であって、
    上下に延在し、且つトンネル軸方向に延在する面に沿って互いに所定の間隔を空けて列をなして配置される複数のパネルユニットを備える吸音壁と、
    前記トンネルの一側面及び前記吸音壁間の空間を閉塞するべく、前記吸音壁の前記トンネル軸方向の両側に設置された第1隔壁及び第2隔壁と、
    前記トンネル軸方向に配列された複数の前記パネルユニットを前記所定の間隔を空けた状態で互いに連結する連結部材と、
    互いに隣接する前記パネルユニットの間に形成されるスリットの幅を変更するスリット幅変更手段とを有し、
    前記スリット幅変更手段が、前記パネルユニットの側面に着脱可能に配置されるスリット幅調整部材を備えることを特徴とするトンネル用低周波音低減装置。
  2. 前記パネルユニットの側面が鋼板により形成され、前記スリット幅調整部材にマグネットが固定されていることを特徴とする請求項1に記載のトンネル用低周波音低減装置。
  3. トンネル内で発生し、坑口に伝播する低周波音を低減するトンネル用低周波音低減装置であって、
    上下に延在し、且つトンネル軸方向に延在する面に沿って互いに所定の間隔を空けて列をなして配置される複数のパネルユニットを備える吸音壁と、
    前記トンネルの一側面及び前記吸音壁間の空間を閉塞するべく、前記吸音壁の前記トンネル軸方向の両側に設置された第1隔壁及び第2隔壁と、
    前記トンネル軸方向に配列された複数の前記パネルユニットを前記所定の間隔を空けた状態で互いに連結する連結部材と、
    互いに隣接する前記パネルユニットの間に形成されるスリットの幅を変更するスリット幅変更手段とを有し、
    前記パネルユニットが、ユニット本体部と、前記スリット内にスライドすることによって進退可能に前記ユニット本体部に支持された可動部材とを含み、前記可動部材が前記スリット幅変更手段をなすことを特徴とするトンネル用低周波音低減装置。
  4. 前記パネルユニットが、直方体形状のフレームと、前記フレームの前記トンネル内を向く正面に取り付けられる正面パネルと、前記フレームの前記トンネル軸方向を向く左右の側面に取り付けられる1対の側面パネルとを備えた複数のパネルモジュールを上下に連結して構成されることを特徴とする請求項1~請求項3のいずれかに記載のトンネル用低周波音低減装置。
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