JP7450459B2 - 篭体及び土留め構造 - Google Patents
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Description
[篭体100]
図1は、本発明の実施の形態1に係る篭体100の平面図である。図2は、図1の篭体100の正面図である。図3は、図1の篭体100の側面図である。図4は、図1の篭体100の底面図である。篭体100は、護岸工、水制工等の河川工事をはじめ、渓間、山腹、道路際の災害復旧工事及び軟弱地盤対策工事等の工事において、内部に中詰材80を詰めて施工箇所に載置される。なお、図面において中詰材80は一部のみ記載している。
図1~4に示すように、篭枠10は、六面体であり、略直方体の箱状に形成されている。なお、実施の形態の篭枠10は、六面体であるが、六面体に限定されるものではなく、六面体以外の多面体であってもよい。また、篭枠10は、箱状に形成されていればよく、略直方体に限定されるものではない。
図2に示すように、正面壁部1は、底部材11と、複数の縦材12と、複数の横材13と、上面部材15とを有し、篭枠10の4側面のうち、1側面の壁部を構成する。正面壁部1は、縦材12と、底部材11、横材13及び上面部材15と、によって、格子状に形成されている。底部材11、縦材12、横材13、及び上面部材15により構成される格子形状の各格子の大きさは、均一な大きさに設定されるのが望ましい。
背面壁部2は、正面壁部1と同様な構成になっている。すなわち、背面壁部2は、底部材11、縦材12、横材13、及び上面部材15を組み合わせて構成されており、篭枠10の4側面のうち、1側面の壁部を構成する。背面壁部2は、正面壁部1と対向した位置の壁部を構成する。
図3に示すように、右側壁部3は、正面壁部1及び背面壁部2と同様な構成になっている。すなわち、右側壁部3は、底部材11、縦材12、横材13、及び上面部材15を組み合わせて構成されており、篭枠10の4側面のうち、1側面の壁部を構成する。右側壁部3は、水平方向における正面壁部1及び背面壁部2の一方の端部側において、正面壁部1と背面壁部2との間の壁部を構成する。実施の形態1に係る篭体100において、右側壁部3は、正面壁部1及び背面壁部2に対し、篭枠10の底部5の外縁に沿った長さが短く形成されているが、その長さは適宜設定することができる。
図4に示すように、底部5は、正面壁部1、背面壁部2、右側壁部3、及び左側壁部4の各底部材11と、正面壁部1の底部材11と背面壁部2の底部材11との間に架け渡された底面材52とを有している。すなわち、正面壁部1、背面壁部2、右側壁部3、及び左側壁部4の各底部材11は、正面壁部1、背面壁部2、右側壁部3、及び左側壁部4の一部を構成すると共に、底部5の一部としても構成されている。篭枠10は、正面壁部1、背面壁部2、右側壁部3、及び左側壁部4の各底部材11によって、底部5の外縁が形成される。
天井部6は、正面壁部1、背面壁部2、右側壁部3、及び左側壁部4の各上面部材15と、正面壁部1の上面部材15と背面壁部2の上面部材15との間に架け渡された天面材62とを有している。すなわち、正面壁部1、背面壁部2、右側壁部3、及び左側壁部4の各上面部材15は、正面壁部1、背面壁部2、右側壁部3、及び左側壁部4の一部を構成すると共に、天井部6の一部としても構成されている。篭枠10は、正面壁部1、背面壁部2、右側壁部3、及び左側壁部4の各上面部材15によって、天井部6の外縁が形成される。
図7は、図1のズレ止め材70の平面図である。図8は、図1のズレ止め材70の正面図である。図9は、図1のズレ止め材70の側面図である。篭体100は、ズレ止め材70を有している。ズレ止め材70は、隣接する篭体100との関係において篭体100のズレを抑止するものである。より詳細には、ズレ止め材70は、ズレ止め材70を有する篭体100に対して、この篭体100に隣接する篭体100の水平方向の変位を抑止するものである。すなわち、ズレ止め材70は、ズレ止め材70を有する篭体100に対して、この篭体100に隣接する篭体100が篭体100の面に沿った方向に移動することを規制するものである。例えば、ズレ止め材70は、傾斜面において、ズレ止め材70が取り付けられた篭体100に対して山側に配置された他の篭体100の側面を谷側から支持することによって山側に配置された篭体100のズレを抑止する。
設置部71は、後述する第1固定部材78によって、篭体100の外面に固定される部分である。設置部71は、一方向に長尺な平板状に形成されている。設置部71は、矩形の板状に形成されている。設置部71には、板面に対して垂直方向に貫通した取付側第1貫通孔71aが形成されている。
係止部72は、他の篭体と隣接して配置された場合に、隣接する篭体100に加わる土砂等による圧力の方向において、隣接する他の篭体100の側面と対向する部分である。係止部72は、設置部71の延びる方向に沿って長尺な平板状に形成されている。係止部72は、矩形の板状に形成されているが、当該形状に限定されるものではない。係止部72は、設置部71の長手方向Xに沿った側縁71bに設けられている。係止部72は、設置部71の側縁71bから立ち上がるように形成されている。係止部72は、設置部71に対して垂直に延びている。
篭体100を吊り上げる場合、篭体100を吊り上げる前に、作業者は、篭体100の上面の天面材62に穴あけ加工を行い、固定側第1貫通孔62aを形成する。その後、作業者は、ズレ止め材70を設置した状態で中詰材80を充填し、篭体100を吊り上げて施工箇所に篭体100を設置する。なお、当該設置例は一例であり、例えば、天面材62の固定側第1貫通孔62aは、施工箇所に運搬する前に予め形成されてもよい。
図10は、篭体100の変形例の正面図である。なお、図10に示す変形例の篭体100の底面図は、図1に示す篭体100の平面図と同様である。ズレ止め材70は、図10に示すように、篭枠10の下面に取り付けられてもよい。すなわち、ズレ止め材70は、上述したように、底面材52に取り付けられてもよい。変形例の篭体100は、ズレ止め材70が、底部5のみに取り付けられてもよいし、図10に示すように、篭枠10の天井部6と底部5とに取り付けられてもよい。
図11は、従来の篭体100Lの設置状態を概念的に示す正面図である。図12は、従来の篭体100Lの設置状態を概念的に示す側面図である。図11及び図12に示すように、従来の篭体100Lは、積み上げられた上下段の篭体100L同士の土圧によるすべりを抑制するため、上段の篭体100Lと下段の篭体100Lとを刺し鉄筋110Lにより繋ぐことによりせん断方向への抵抗力を向上させている。しかし、上段の篭体100Lと下段の篭体100Lとを刺し鉄筋110Lにより繋ぐ方法は、中詰材を充填してから設置箇所に設置する吊タイプの篭体100Lでは、鉄筋を篭体100Lに刺すことができない。そのため、中詰材を充填してから設置箇所に設置する吊タイプの篭体100Lでは、隣接する篭体100L同士のせん断方向への抵抗力を向上させることができず、土圧による篭体100Lのすべりを抑制することができない。
図13は、実施の形態2に係る篭体100の天面材62の平面図である。なお、図1~図12の篭体100等と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。実施の形態2に係る篭体100は、天面材62の構成を更に特定するものである。
図15は、篭体100の設置状態を示す平面図である。なお、図15に示す篭体100aは、下段に設置された篭体100であり、篭体100bは、上段に設置された篭体100である。また、白抜き矢印は、傾斜面における谷側の方向を示している。篭体100は、直線状に配置されるだけではなく、設置個所の地形等の条件によって、図15に示すように、曲線状に配置される場合がある。
図16は、実施の形態3に係る篭体100のズレ止め材70の平面図である。なお、図1~図15の篭体100等と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。実施の形態3に係る篭体100は、ズレ止め材70の構成を更に特定するものである。
篭体100は、取付側第1貫通孔71a1又は取付側第1貫通孔71a2が長孔であるため、ズレ止め材70を第1外面材に対して斜めに取り付けることができる。そのため、図15に示す場合と同様に、配置された複数の篭体100が曲線状に配置された場合でも、傾斜面の谷側に向かう方向において、上段の篭体100の側面とズレ止め材70とを、当接させることができる。その結果、中詰材80を充填してから設置箇所に設置する篭体100であっても、隣接する篭体100同士のせん断方向への抵抗力を向上させることができる。
図20は、実施の形態4に係る篭体100の正面図である。図21は、実施の形態4に係る篭体100の側面図である。なお、図1~図19の篭体100等と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。実施の形態4に係る篭体100は、ズレ止め材70の取付位置を更に特定するものである。
本発明の篭体100は、篭枠10の側面に取り付けられ、側面に取り付けられた状態で外面から突出し、他の篭体100と隣接して配置された場合に、隣接する他の篭体100の側面と対向するズレ止め材70を備えている。そのため、篭体100は、傾斜面の谷側に向かう方向において、外面に取り付けられるズレ止め材70を、水平方向に隣接する篭体100の篭枠10と対向させることができ、隣接する篭体100同士の土圧によるすべりを抑制することができる。その結果、中詰材80を充填してから設置箇所に設置する篭体100であっても、水平方向に隣接する篭体100同士のせん断方向への抵抗力を向上させることができる。
図24は、実施の形態5に係る篭体100の側面図である。なお、図1~図23の篭体100等と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。実施の形態5に係る篭体100は、ズレ止め材70の取付態様を更に特定するものである。
本発明の篭体100は、篭枠10の側面に取り付けられ、側面に取り付けられた状態で外面から突出し、他の篭体100と隣接して配置された場合に、隣接する他の篭体100の側面と対向するズレ止め材70を備えている。そのため、篭体100は、実施の形態4と同様の効果を発揮させることができる。
図25は、実施の形態6に係る篭体100の正面図である。なお、図1~図24の篭体100等と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。実施の形態6に係る篭体100は、ズレ止め材70の取付態様を更に特定するものである。
第2外面材である側面材33には、固定側第2貫通孔33aが形成されている。また、係止部72には、第2固定部材79が挿通される取付側第2貫通孔72aが形成されている。そのため、篭体100は、ズレ止め材70と、隣接する篭体100の側面材33とを第2固定部材79によって固定することができる。そのため、篭体100は、隣接する篭体同士を固定することができ、更に隣接する篭体100同士の水平方向の移動を抑制することができる。
図26は、実施の形態7に係る篭体100の平面図である。図27は、実施の形態7に係る篭体100の正面図である。なお、図1~図25の篭体100等と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。実施の形態7に係る篭体100は、ズレ止め材70の構成を更に特定するものである。
実施の形態7に係る篭体100は、長さの異なる2つのズレ止め材70を有している。篭体100は、2つのズレ止め材70の設置数、或いは、2つのズレ止め材70の設置位置等を変更することによって、隣接する篭体100の寸法に対応することができる。
図28は、実施の形態8に係る土留め構造200の平面図である。図29は、実施の形態8に係る土留め構造200の正面図である。図30は、実施の形態8に係る土留め構造200の側面図である。図28及び図30に示す白抜き矢印は、傾斜面における谷側の方向を示している。なお、図1~図27の篭体100等と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。実施の形態8は、実施の形態1~7に係る篭体100を用いた土留め構造200である。
土留め構造200は、篭枠10の外面に取り付けられ、外面に取り付けられた状態で外面から突出し、他の篭体100と隣接して配置された場合に、隣接する他の篭体100の側面と対向するズレ止め材70を有する篭体100を備えている。そのため、土留め構造200は、外面に取り付けられるズレ止め材70を、隣接する篭体100の篭枠10と対向させることができ、ズレ止め材70と隣接する篭体100とが当接することによって、隣接する篭体100同士の土圧によるすべりを抑制することができる。その結果、土留め構造200は、中詰材80を充填してから設置箇所に設置する篭体100を有しても、隣接する篭体100同士のせん断方向への抵抗力を向上させることができる。
図31は、実施の形態9に係る土留め構造200の側面図である。図31に示す白抜き矢印は、傾斜面における谷側の方向を示している。なお、図1~図27の篭体100及び図28~図30の土留め構造200等と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。実施の形態9は、ズレ止め材70の設置位置が実施の形態8の土留め構造200に用いられる篭体100と異なる篭体100を用いた土留め構造200である。
篭体100は、傾斜面の谷側に向かう方向において、下面に取り付けられるズレ止め材70を、この下面に載置された篭体100の篭枠10と対向させることができ、隣接する篭体100同士の土圧によるすべりを抑制することができる。その結果、中詰材80を充填してから設置箇所に設置する篭体100であっても、隣接する篭体100同士のせん断方向への抵抗力を向上させることができる。また、篭体100は、傾斜面の谷側に向かう方向において、下面に取り付けられるズレ止め材70を、この下面に載置された篭体100の篭枠10と対向させることができ、例えば、傾斜面側の土砂等が削れたとしても、篭体100の転倒を抑止することができる。
図32は、実施の形態10に係る土留め構造200の側面図である。図32に示す白抜き矢印は、傾斜面における谷側の方向を示している。なお、図1~図27の篭体100及び図28~図31の土留め構造200等と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。実施の形態10は、ズレ止め材70の設置位置が実施の形態8の土留め構造200に用いられる篭体100と異なる篭体100を用いた土留め構造200である。
篭体100は、傾斜面の谷側に向かう方向において、下面に取り付けられるズレ止め材70を、この下面に載置された篭体100の篭枠10と対向させることができ、隣接する篭体100同士の土圧によるすべりを抑制することができる。その結果、中詰材80を充填してから設置箇所に設置する篭体100であっても、隣接する篭体100同士のせん断方向への抵抗力を向上させることができる。また、篭体100は、傾斜面の谷側に向かう方向において、下面に取り付けられるズレ止め材70を、この下面に載置された篭体100の篭枠10と対向させることができ、例えば、傾斜面側の土砂等が削れたとしても、篭体100の転倒を抑止することができる。
図33は、実施の形態11に係る土留め構造200の側面図である。図33に示す白抜き矢印は、傾斜面における谷側の方向を示している。なお、図1~図27の篭体100及び図28~図32の土留め構造200等と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。実施の形態11は、ズレ止め材70の設置位置が実施の形態8の土留め構造200に用いられる篭体100と異なる篭体100を用いた土留め構造200である。
土留め構造200は、外面に取り付けられるズレ止め材70を、隣接する篭体100の篭枠10と対向させることができ、隣接する篭体100同士の土圧によるすべりを抑制することができる。その結果、土留め構造200は、中詰材80を充填してから設置箇所に設置する篭体100を有しても、隣接する篭体100同士のせん断方向への抵抗力を向上させることができる。
Claims (22)
- 内部に中詰材を詰めて施工箇所に載置される篭体であって、
前記中詰材を収容する箱状の篭枠と、
前記篭枠の外面に取り付けられ、前記外面に取り付けられた状態で前記外面から突出し、他の前記篭体と隣接して配置された場合に、隣接する他の前記篭体の側面と対向するズレ止め材と、
を備え、
前記外面は、
長尺の板状に形成された第1外面材を複数有し、
複数の前記第1外面材は、
それぞれ並列して配列されており、
前記ズレ止め材は、
少なくとも2本以上の前記第1外面材に架け渡されて固定されている篭体。 - 内部に中詰材を詰めて施工箇所に載置される篭体であって、
前記中詰材を収容する箱状の篭枠と、
前記篭枠の外面に取り付けられ、前記外面に取り付けられた状態で前記外面から突出し、他の前記篭体と隣接して配置された場合に、隣接する他の前記篭体の側面と対向するズレ止め材と、
を備え、
前記外面は、
長尺の板状に形成された第1外面材を複数有し、
複数の前記第1外面材は、
それぞれ並列して配列されており、
少なくとも2本以上の前記第1外面材には、前記ズレ止め材が固定される固定側第1貫通孔が形成されており、
前記固定側第1貫通孔は、
前記第1外面材の長手方向に沿って長い長孔である篭体。 - 内部に中詰材を詰めて施工箇所に載置される篭体であって、
前記中詰材を収容する箱状の篭枠と、
前記篭枠の外面に取り付けられ、前記外面に取り付けられた状態で前記外面から突出し、他の前記篭体と隣接して配置された場合に、隣接する他の前記篭体の側面と対向するズレ止め材と、
を備え、
前記ズレ止め材は、
第1固定部材によって前記外面に固定されるものであり、
前記ズレ止め材は、
矩形の板状に形成されており、前記第1固定部材によって前記外面に固定される設置部と、
矩形の板状に形成されており、前記設置部の側縁から立ち上がる係止部と、
を備え、
前記設置部には、
前記第1固定部材が挿通される取付側第1貫通孔が形成されており、
前記取付側第1貫通孔は、
前記係止部が設けられた前記側縁の延びる方向に沿って、前記設置部の長手方向に延びるように形成された長孔である篭体。 - 前記ズレ止め材は、
前記篭枠の上面に取り付けられる請求項1~3のいずれか1項に記載の篭体。 - 前記ズレ止め材は、
前記篭枠の下面に取り付けられ、下方に突出している請求項1~4のいずれか1項に記載の篭体。 - 前記ズレ止め材は、
前記篭枠の側面に取り付けられ、上下方向に延びるように配置されている請求項1~5のいずれか1項に記載の篭体。 - 前記ズレ止め材は、
第1固定部材によって前記外面に固定される請求項1又は2に記載の篭体。 - 少なくとも2本以上の前記第1外面材には、前記ズレ止め材が固定される固定側第1貫通孔が形成されている請求項1に記載の篭体。
- 前記外面は、
長尺の板状に形成された第1外面材を複数有し、
複数の前記第1外面材は、
それぞれ並列して配列されており、
少なくとも2本以上の前記第1外面材には、前記ズレ止め材が固定される固定側第1貫通孔が形成されている請求項3に記載の篭体。 - 前記固定側第1貫通孔は、
前記第1外面材の長手方向に沿って長い長孔である請求項8又は9に記載の篭体。 - 前記ズレ止め材は、
垂直断面がL字形状に形成されている請求項1~10のいずれか1項に記載の篭体。 - 前記ズレ止め材は、
矩形の板状に形成されており、前記第1固定部材によって前記外面に固定される設置部と、
矩形の板状に形成されており、前記設置部の側縁から立ち上がる係止部と、
を備えた請求項7に記載の篭体。 - 前記設置部には、
前記第1固定部材が挿通される取付側第1貫通孔が形成されている請求項12に記載の篭体。 - 前記取付側第1貫通孔は、
前記係止部が設けられた前記側縁の延びる方向に沿って、前記設置部の長手方向に延びるように形成された長孔である請求項13に記載の篭体。 - 前記係止部には、
隣接する他の前記篭体の外面と固定するために用いられる第2固定部材が挿通される取付側第2貫通孔が形成されている請求項3、12~14のいずれか1項に記載の篭体。 - 前記外面は、
長尺の板状に形成された第2外面材を有し、
前記第2外面材には、隣接する他の前記篭体に取り付けられた前記ズレ止め材との固定に用いられる固定側第2貫通孔が形成されている請求項1~15のいずれか1項に記載の篭体。 - 前記ズレ止め材は、
前記篭枠に複数取り付けられている請求項1~16のいずれか1項に記載の篭体。 - 前記ズレ止め材は、
短尺状の第1ズレ止め材と、長尺状の第2ズレ止め材とを有する請求項1~17のいずれか1項に記載の篭体。 - 請求項1~18のいずれか1項に記載の篭体を上下方向に複数積み上げて構成される土留め構造であって、
上下に隣り合った2つの前記篭体は、
傾斜面の谷側に向かう方向において、
下側に配置された前記篭体の上面に取り付けられた前記ズレ止め材が、上側に配置された前記篭体の側面と対向するように配置される土留め構造。 - 請求項1~18のいずれか1項に記載の篭体を上下方向に複数積み上げて構成される土留め構造であって、
上下に隣り合った2つの前記篭体は、
傾斜面の谷側に向かう方向において、
上側に配置された前記篭体の下面に取り付けられて下方に突出している前記ズレ止め材が、下側に配置された前記篭体の側面と対向するように配置される土留め構造。 - 請求項1~18のいずれか1項に記載の篭体を上下方向に複数積み上げて構成される土留め構造であって、
上下に隣り合った2つの前記篭体は、
傾斜面の谷側に向かう方向において、
下側に配置された前記篭体の上面に取り付けられた前記ズレ止め材が、上側に配置された前記篭体の側面と対向するように配置され、
上側に配置された前記篭体の下面に取り付けられて下方に突出している前記ズレ止め材が、下側に配置された前記篭体の側面と対向するように配置される土留め構造。 - 請求項1~18のいずれか1項に記載の篭体を横方向に連続して複数配置されて構成される土留め構造であって、
横方向に隣り合った2つの前記篭体は、
傾斜面の谷側に向かう方向において、
他方の前記篭体よりも谷川に位置する前記篭体の側面に取り付けられて上下方向に延びるように配置された前記ズレ止め材が、他方の前記篭体の側面と対向するように配置される土留め構造。
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