JP5432832B2 - 地中防振壁及び地中防振壁の構築方法 - Google Patents

地中防振壁及び地中防振壁の構築方法 Download PDF

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Description

本発明は、地盤を介した振動の伝播を抑制するために設けられる地中防振壁及びその構築方法に関するものである。
従来、道路、鉄道、工場などの振動の発生源から地盤を介して周辺に伝播される振動を抑制するために地中防振壁を設けることが知られている(特許文献1,2など参照)。
例えば、特許文献1には、壁の厚み方向の中間部に空洞の溝が形成された地中防振壁が開示されている。また、その溝にゴムや発泡プラスチックなどの防振材を配置した構造も開示されている。
また、特許文献2には、鉄筋コンクリート製の連続地中壁の壁面に発泡プラスチックや防振ゴムなどの防振材を貼り付けた構造が開示されている。
ここで、道路交通によって発生する振動は、周波数が10Hz〜20Hz以下の低周波域が卓越し、沖積平野などの地下水位が高い軟弱地盤では、5m以上の深度の地中防振壁を設けないと回折波が下方に回り込んで反対側に伝播されるおそれがある。
特開平9−291557号公報 特開2000−64328号公報
しかしながら、特許文献1のように空洞の溝を設ける構造の場合、地中防振壁を地盤の深くまで設けることが難しい。また、発泡プラスチックのような比重の小さい防振材を使用する場合、施工中や施工後の浮き上がり防止対策が必要になるが、特許文献1にはそれに関する記載はない。さらに、特許文献2のように連続地中壁に並設するのではなく、厚さの薄い地中防振壁のみを設けたい場合がある。
そこで、本発明は、発泡プラスチックブロックを用いて深度が深い場合や厚さが薄い場合でも簡単に構築することができる地中防振壁及びその構築方法を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の地中防振壁は、発泡プラスチックブロックを用いて構築される地中防振壁であって、複数の発泡プラスチックブロックを積み上げることによって形成される壁状防振部と、前記壁状防振部の底面に沿って壁の延伸方向に延設される下端桁と、前記延伸方向に間隔を置いて前記下端桁に取り付けられるとともに、平面視で前記壁状防振部の両壁面から突出する突出部が形成される反力部材と、前記壁状防振部の上面に沿って前記延伸方向に延設される上端桁と、前記延伸方向に間隔を置いて前記壁状防振部に深さ方向に貫通させて前記下端桁と前記上端桁とに固定される複数の連結材と、前記壁状防振部と前記反力部材の周囲に充填される固化材とを備えたことを特徴とする。
ここで、前記反力部材の突出部に載置されて前記壁状防振部の両壁面に沿って配置されるバラスト部を備えた構成とすることができる。また、前記バラスト部は、袋体と、その袋体の内部に充填される充填材とを有することが好ましい。さらに、前記袋体の外側面側に、前記袋体の膨張量を制限する外部拘束体を配置することもできる。
また、前記下端桁と前記上端桁との間に中間桁が延設され、前記連結材が前記中間桁にも固定される構成とすることができる。さらに、前記壁状防振部の外側面側に鋼材によって遮蔽部が形成される構成であってもよい。
さらに、本発明の地中防振壁の構築方法は、地盤に掘削面保護用流体が満たされた溝を掘削する工程と、前記下端桁と前記反力部材と前記発泡プラスチックブロックと前記連結材と前記上端桁又は前記下端桁と前記上端桁の間に配置される中間桁と前記袋体とを備えた壁ユニットを前記溝に吊り下げる工程と、前記袋体に前記充填材を充填して前記壁ユニットを沈降させる工程と、前記溝に沈降させた前記壁ユニットの周囲に固化材を充填する工程とを備えたことを特徴とする。
このように構成された本発明の地中防振壁は、発泡プラスチックブロックを積み上げることによって形成される壁状防振部の底面に沿って下端桁を延設するとともに、その下端桁に壁状防振部の両壁面から突出する突出部が形成された反力部材を取り付ける。また、壁状防振部の上面に延設された上端桁と下端桁とを連結材によって連結することで、複数の発泡プラスチックブロックによって形成される壁状防振部を一体化させる。そして、この反力部材の周囲には固化材が充填される。
このため、壁状防振部の深さ方向の長さが長くなって浮力が増加しても、一体化された壁状防振部は反力部材によって所定の位置に引き止められて浮き上がりを防ぐことができる。
また、反力部材の突出部に載置させるバラスト部を備えることによって、固化材が硬化する前から壁状防振部の浮き上がりを抑えることができる。さらに、バラスト部を、袋体と内部に充填される充填材とによって構成するのであれば、充填材の充填量を調整することによって浮力を調整することができる。
また、袋体の外側面側に外部拘束体を配置することによって袋体の膨張量を制限することができる。このため、袋体が膨張しすぎて溝の途中で引っ掛かったり、掘削面と接触して崩壊させたりする事態の発生を防ぐことができる。
さらに、下端桁と上端桁との間に中間桁を設けることによって、発泡プラスチックブロックの結合度を高めることができる。ここで、10mを超えるような深い地中防振壁を設置する場合、浮力が大きくなり連結材の直径などの仕様が大きくなるため、この中間桁に前述の下端桁と同様に反力部材を設置し、この突出部に載置されて両壁面に沿って配置されるバラスト部を備えた構成とすれば、連結材に浮力の反力として発生する張力を分散することができ、連結材の仕様を最小限に抑えることができる。
また、壁状防振部の外側面側に鋼材によって遮蔽部を形成することによって、発泡プラスチックブロックとはインピーダンスが異なる遮蔽面が形成されることになって、防振効果を高めることができる。
さらに、本発明の地中防振壁の構築方法は、壁ユニットの袋体に充填材を充填しながら壁ユニットを掘削面保護用流体が満たされた溝に沈降させる。このため、吊荷重が大きくなりすぎず、大型のクレーンを使用しなくても地中防振壁を構築することができる。
本発明の実施の形態の地中防振壁の構成を説明する断面図である。 図1のA−A矢視方向で見た側面図である。 (a)は図2のB−B矢視方向で見た平面図、(b)は図2のC−C矢視方向で見た底面図である。 地中防振壁の構築方法を説明する図であって、(a)は溝を掘削して壁ユニットを吊り下げる工程の説明図、(b)は壁ユニットを積み増す工程の説明図である。 溝に複数の壁ユニットを並べて沈設した状態を説明する側面図である。 実施例1の地中防振壁の構成を説明する断面図である。 (a)は図6のD−D矢視方向で見た側面図、(b)は(a)のE−E矢視方向で見た底面図である。 (a)は実施例2の地中防振壁の構成を説明する側面図、(b)は(a)のF−F矢視方向で見た断面図である。 実施例3の地中防振壁の構成を説明する断面図である。 (a)は図9のH−H矢視方向で見た平面図、(b)は図9のI−I矢視方向で見た底面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1−図3は、本実施の形態の地中防振壁1の構成を説明する図である。
この地中防振壁1は、地盤Gに掘削された溝Sに壁状に形成され、道路、鉄道、工場などの振動の発生源から、地中防振壁1を挟んだ反対側の地盤Gに振動が伝播するのを抑制するために設けられる。
本実施の形態の地中防振壁1は、防振材として発泡プラスチックブロックを使用し、6m以上と深度が深くなる場合にも適用可能な構成となっている。すなわち、水圧や浮力の影響の少ない浅い深度(2〜4m)であれば、特別な構成にしなくても構築することができるが、厚さをそれ程厚くすることなく深度を深くしようとした場合に以下で説明する本実施の形態の地中防振壁1の構成にする必要がある。
この地中防振壁1は、複数の発泡プラスチックブロックとしてのEPSブロック21,・・・を積み上げることによって形成される壁状防振部2と、壁状防振部2の底面に沿って壁の延伸方向に延設される下端桁31と、延伸方向に間隔を置いて下端桁31に取り付けられる反力部材6,・・・と、壁状防振部2の上面に沿って延伸方向に延設される上端桁33と、深さ方向に貫通させて下端桁31と上端桁33とに固定される複数の連結材としての鋼棒4,・・・と、壁状防振部2の両壁面に沿って配置されるバラスト部5A,5Bと、溝Sに充填される固化材7とによって主に構成される。
この壁状防振部2は、図2に示すように、直方体に成形された複数のEPSブロック21,・・・を、レンガを積むように千鳥配置で積み上げることによって形成される。ここで、上下に配置されるEPSブロック21,21間は、接合ピン22,・・・によって接合される。
また、図3(a)に示すように、壁状防振部2の上面に沿って上端桁33が敷設される。ここでは、断面視略コ字形の長尺の鋼材を、図1に示すように開口を上向きにして4つのEPSブロック21,・・・に跨って敷設する。
一方、図3(b)に示すように、壁状防振部2の底面に沿って上端桁33と平行に下端桁31が敷設される。ここでは、断面視略コ字形の長尺の鋼材を、図1に示すように開口を下向きにして4つのEPSブロック21,・・・に跨って敷設する。
また、この壁状防振部2は、図1,4に示すように2つの壁ユニット11A,11Bを上下に組み上げることで形成される。このため、図1に示すように、壁状防振部2の深さ方向となる上端桁33と下端桁31との間に、断面視コ字形の鋼材が中間桁32として敷設される。
そして、鋼棒4の上端を上端桁33にナット41によって固定し、鋼棒4の下端をナット41によって下端桁31に固定する。この鋼棒4は、壁状防振部2の下部になる壁ユニット11Aを貫通するネジ鋼棒4aと、壁状防振部2の上部になる壁ユニット11Bを貫通するネジ鋼棒4bとによって構成される。
また、ネジ鋼棒4aは、下端が下端桁31に固定されるとともに、上端が中間桁32にカップラー42によって固定される。さらに、ネジ鋼棒4bは、下端がカップラー42によって中間桁32の上面側で固定されるとともに、上端が上端桁33に固定される。
このような鋼棒4による下端桁31、中間桁32及び上端桁33の連結は、図2,3に示すように壁の延伸方向に間隔を置いておこなわれる。そして、複数の鋼棒4,・・・によって連結された下端桁31、中間桁32及び上端桁33が積み上げられた複数のEPSブロック21,・・・を拘束することによって、壁状防振部2は強固に一体化される。
また、反力部材6は、図3(b)に示すように下端桁31の延伸方向と略直交する方向に向けた短尺状の鋼材によって形成される。さらに、この反力部材6の両端は、平面視で壁状防振部2の両壁面から突出して突出部61,61となる。
そして、図1に示すように、突出部61,61の上面には、バラスト部5A,5Aがそれぞれ載置される。なお、壁状防振部2の上部になる壁ユニット11Bの両壁面にも、同様にバラスト部5B,5Bが配置され、バラスト部5A,5A上に載置される。
このバラスト部5A,5Bは、布や網などによって形成される袋体51と、その中に充填される充填材52とによって構成される。例えば布で袋体51を形成する場合は、充填材52として砕石、砂、流動化処理土、コンクリートなどが使用できる。また、網で袋体51を形成する場合は、網目よりも粒径の大きな砕石、コンクリート塊、硬化後の流動化処理土などが使用できる。
さらに、袋体51には、充填材52を充填した際に膨張する寸法が制限されるように内部拘束材(図示省略)などが配置されており、沈設時に溝Sの掘削面と接触しないようになっている。この内部拘束材としては、例えば袋体51を形成する布などの内部に縫い込まれる芯材などが利用できる。
また、袋体51は、EPSブロック21の側面に打ち込まれた係留具53,・・・に引っ掛けられる。さらに、この袋体51への充填材52の充填は、溝Sに吊り下げる前におこなうこともできるが、溝Sに沈降させながらおこなうこともできる。
この溝Sには、掘削時から掘削面保護用流体としての泥水82が満たされている。この泥水82には、水にベントナイトを溶解させた水よりも比重の大きな流体が使用できる。
ここで、EPSブロック21のように比重の軽い部材(約20kg/m3)を泥水82中に沈降させようとすれば、大きな浮力が作用することになる。そこで、バラスト部5A,5Bの重量を反力部材6,・・・を介して壁状防振部2の下端に作用させ、壁状防振部2の浮力に対抗させる。
また、壁状防振部2を沈設した後に、壁状防振部2と反力部材6の周囲には固化材7を充填する。この固化材7は、泥水82と置き換えて充填する流動化処理土やモルタルなどであってもよいし、泥水82にセメントなどを混入して形成するものであってもよい。
次に、本実施の形態の地中防振壁1の構築方法について説明する。
まず、図4(a)に示すように、バックホウなどの掘削機81によって地盤Gに溝Sを掘削する。この掘削機81には、回転水平多軸カッター掘削機、チェーン型カッター掘削機、トレンチャー型撹拌混合機なども使用することができる。また、掘削された溝Sは泥水82で満たし、その泥水圧によって掘削面を保護する。
一方、この溝Sに沈降させる壁ユニット11A,11Bを隣接した作業ヤードや工場などで製作する。この壁ユニット11Aは、図1,2に示すように、4列4段に積み上げられたEPSブロック21,・・・と、それらの底面と上面に沿って平行に延設される下端桁31及び中間桁32と、下端桁31に固定される複数の反力部材6,・・・と、下端桁31と中間桁32を連結するネジ鋼棒4a,・・・と、両壁面に沿って配置される袋体51,51とによって主に構成される。なお、ネジ鋼棒4aの上端及び下端は、ナット41などによって下端桁31と中間桁32に固定されている。
また、壁ユニット11Bは、4列4段に積み上げられたEPSブロック21,・・・と、それらの上面に沿って延設される上端桁33と、壁ユニット11Bを深さ方向に貫通するネジ鋼棒4b,・・・と、ネジ鋼棒4bのEPSブロック21から突出した下端に装着されるカップラー42と、両壁面に沿って配置される袋体51,51とによって主に構成される。なお、ネジ鋼棒4bの上端はナット41によって上端桁33に固定されている。
そして、図4(a)の右側に示すように、クレーン83を使って壁ユニット11Aを吊り上げ、泥水82が満たされた溝Sに向けて吊り下げる。なお、クレーン83が入れないような狭隘な場所で施工する場合は、溝Sの中で壁ユニット11Aを組み立てていくこともできる。
また、壁ユニット11Aの袋体51には充填材52を充填し、壁ユニット11Aの上面が泥水82面上に突出する位置まで沈降させる。ここで、壁ユニット11Aをこの位置に留めておくために、溝Sに仮支持桁(図示省略)を掛け渡して壁ユニット11Aの上端を仮支持桁に連結する。また、壁ユニット11Aとクレーン83との連結は解除する。
続いて、図4(b)に示すように、クレーン83で壁ユニット11Bを吊り上げ、先に沈降させた壁ユニット11Aの上端に壁ユニット11Bを降ろす。そして、カップラー42を介してネジ鋼棒4a,4b同士を接続し、壁ユニット11Aと壁ユニット11Bとを一体化させる。
さらに、壁ユニット11Bの袋体51に充填材52を充填し、壁ユニット11Aと壁ユニット11Bとを溝Sの底部まで沈降させる。図5は、壁ユニット11Aと壁ユニット11Bとを一体化させた単位壁10を溝Sに沈降させた状態を示している。また、このような単位壁10の沈降は、溝Sの延伸方向に向けて繰り返しおこなわれ、溝Sに複数の単位壁10,・・・が並べられる。
そして、溝Sに満たされた泥水82を固化材7に置換する。また、単位壁10,10間に固化材7が回り込んでいる場合は、高圧水などで洗浄をおこない、単位壁10,10間に発泡プラスチックを含んだ固化剤又は発泡ウレタンなどを充填する。
次に、本実施の形態の地中防振壁1の作用について説明する。
このように構成された本実施の形態の地中防振壁1は、EPSブロック21,・・・を積み上げることによって形成される壁状防振部2の底面に沿って下端桁31を延設するとともに、その下端桁31に壁状防振部2の両壁面から突出する突出部61,61が形成された反力部材6を取り付ける。
また、壁状防振部2の上面に延設された上端桁33と下端桁31とを鋼棒4,・・・によって連結することで、複数のEPSブロック21,・・・によって形成される壁状防振部2を一体化させる。そして、この反力部材6の突出部61,61の周囲には固化材7が充填される。
このため、壁状防振部2の深さ方向の長さが長くなって浮力が増加しても、突出部61,・・・の周囲の固化材7が硬化した後は、反力部材6が抵抗になって一体化された壁状防振部2が所定の位置に引き止められて浮き上がりを防ぐことができる。
また、壁状防振部2が反力部材6の突出部61,61に載置させるバラスト部5A,5A(5B,5B)を備えることによって、バラスト部5A,5A,5B,5Bの重量で泥水82中の浮力を低減させて所望する位置まで容易に沈降させることができる。
このため、深度が深い地中防振壁1であっても容易に構築することができる。例えば、地下水位が高い軟弱地盤では、5m以上の地中防振壁を設けないと回折波が下方に回り込んで反対側に伝播されるおそれがある。これに対して本実施の形態の地中防振壁1は、6m以上の深さに構築することができるので回折波をカットすることが可能である。また、狭隘な施工場所であっても構築することができる。
さらに、バラスト部5A,5Bを、袋体51と内部に充填される充填材52とによって構成するのであれば、充填材52の充填量を調整することによって浮力を容易に調整することができる。
また、下端桁31と上端桁33との間に中間桁32を設けることによって、EPSブロック21,・・・の結合度を高めることができる。すなわち、中間桁32が配置されることによってEPSブロック21,・・・を拘束する部材の間隔が短くなり、EPSブロックが21,・・・が圧縮されて変形しても、一体性を保持することができる。
また、本実施の形態の地中防振壁1の構築方法は、壁ユニット11A,11Bの袋体51に充填材52を充填しながら壁ユニット11A,11Bを溝Sに沈降させる。
このため、クレーン83の吊荷重が大きくなりすぎず、大型のクレーンを使用しなくても地中防振壁1を構築することができる。すなわち、吊荷重がクレーン83に直接作用する段階では充填材52の充填をおこなわず、壁ユニット11A,11Bを泥水82に沈降させ始めてから充填材52を充填することで、吊荷重が増加するのを防ぐことができる。
さらに、クレーン83が入れないような狭隘な場所では、溝Sの中で壁ユニット11A,11Bを組み立てていくようにすれば、クレーン83を使用しなくても施工することができる。
また、充填材52や固化材7に流動化処理土を用いる場合は、溝Sを掘削した際に発生する掘削土を有効に利用することができる。
次に、前記実施の形態とは別の形態の地中防振壁1Aについて、図6,7を参照しながら説明する。なお、前記実施の形態で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
この実施例1では、バラスト部5A,5Bの外側面側から外部拘束体540によって袋体51の膨張を制限する構成について説明する。この外部拘束体540は、図7(a)に示すように地中防振壁1Aの両側面に深さ方向に間隔を置いて平行に配置される帯板54,・・・と、図6及び図7(b)に示すように壁状防振部2を挟んで対向する帯板54,54間を連結する貫通ボルト55,・・・とによって主に構成される。
この帯板54は、鋼板などによって帯状に成形されるとともに、図7(b)に示すように、地中防振壁1Aの延伸方向の一方の端部に配置される間隔保持板54aによって両側の帯板54,54同士が連結される。
また、地中防振壁1Aの両側の帯板54,54間を連結する貫通ボルト55は、両端がそれぞれナットや溶接などを介して帯板54,54に固定されており、帯板54,54間の間隔が広がるのを防止する機能を有する。また、この貫通ボルト55は、一対の帯板54,54に対して、壁の延伸方向に間隔を置いて複数、配置される。
なお、帯板54,54間には、間隔保持板54aが介在されており、これを目安にして貫通ボルト55,・・・の固定をおこなうことで、必要以上に帯板54,54間の間隔を狭めることがない。
そして、貫通ボルト55,・・・によって広がりが制限された帯板54,54間に袋体51,51を配置し、その内部に充填材52を充填するのであれば、袋体51の膨張は帯板54の位置で収まることになる。その結果、沈設時に溝Sの掘削面とバラスト部5A,5Bとが接触するのを防ぐことができる。また、膨張しすぎて溝Sの途中で引っ掛かってしまうこともない。
以上、帯板54と貫通ボルト55とによって構成される外部拘束体540について説明したが、貫通ボルト55の物性によっては完成時に振動を伝達してしまう場合があるので、帯板54,54間を連結する貫通材の中央部を繊維材などにすることによって伝達性能を低減させることができる。
なお、この他の構成および作用効果については、前記実施の形態と略同様であるため説明を省略する。
次に、前記実施の形態及び実施例1とは別の形態の地中防振壁1Bについて、図8を参照しながら説明する。なお、前記実施の形態又は実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
この実施例2では、実施例1とは別の形態の外部拘束体560について説明する。この実施例2の外部拘束体560は、壁状防振部2の側面から離隔して深さ方向に延設されるH形鋼57a,57bと、壁の延伸方向に間隔を置いて配置されるH形鋼57a,57a(57b,57b)間に差し渡される複数の柵板56,・・・とによって主に構成される。
また、この実施例2では、下端桁31の反力部材6と同様に、中間桁32の延伸方向と略直交する方向に向けた短尺状の鋼材が中間突出部62として取り付けられる。この中間突出部62は、反力部材6の突出部61に対向する位置に取り付けられ、投影させると略重なる形状になっている。
さらに、上端桁33にも中間突出部62と同様の上端突出部63が設けられる。この上端突出部63は、中間突出部62に対向する位置に取り付けられ、投影させると略重なる形状になっている。
そして、H形鋼57aは、図8(b)に示すように、壁状防振部2の側面からバラスト部5Cを収容させる間隔を開けて、突出部61の端部に取り付けられる。ここで、図8(a)に示すように、H形鋼57aの上端は中間突出部62に固定され、下端は突出部61に固定される。一方、H形鋼57bは、H形鋼57aの真上に配置され、上端は上端突出部63に固定され、下端は中間突出部62に固定される。
このようにして反力部材6,・・・と壁の延伸方向に同間隔でH形鋼57a,57bが配置される。このH形鋼57a,57bは、連結材として配置される鋼棒4と同様に複数のEPSブロック21,・・・を一体化させる機能を備えている。このため、実施例2の地中防振壁1Bでは、鋼棒4の数を減らしたり、鋼棒4を省略したりすることができる。
また、このH形鋼57a,57a(57b,57b)間は、図8(a)に示すように複数の柵板56,・・・によって埋め尽くされる。この柵板56は、図8(b)に示すように、H形鋼57a,57a(57b,57b)のウエブ間隔よりは短く、かつフランジ縁部間隔よりは長い幅に成形された矩形板であって、コンクリートなどによって成形される。
このように構成された実施例2の地中防振壁1Bは、バラスト部5Cの外側面側に柵板56,・・・が配置されている。このため、バラスト部5Cの袋体51の内部に充填材52を充填した際に、袋体51の膨張は柵板56,・・・によって制限されることになる。その結果、沈設時に袋体51が膨張しすぎて溝Sの途中で引っ掛かったり、掘削面とバラスト部5Cとが接触して掘削面を崩壊させたりする事態の発生を防ぐことができる。
さらに、充填材52が、希釈や散逸のない砕石などの場合は、袋体51を使用せずに、壁状防振部2の側面と柵板56の内面との間に、直接、充填材52を充填することができる。
また、H形鋼57a,57b及び柵板56,・・・の重量によっても壁状防振部2の浮力を低減させることができる。
なお、この他の構成および作用効果については、前記実施の形態又は実施例1と略同様であるため説明を省略する。
次に、前記実施の形態とは別の形態の地中防振壁1Cについて、図9,10を参照しながら説明する。なお、前記実施の形態又は他の実施例で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
この実施例3では、図9,10に示すように、溝Sの両側面にシートパイル9,9によって遮蔽部を形成する。ここで、図9は実施例3の地中防振壁1Cの構成を説明する断面図、図10は図9のH−H矢視方向又はI−I矢視方向で見た図である。このシートパイル9は、平面視山形の鋼矢板である。
また、地中防振壁1Cは、複数のEPSブロック21,・・・を積み上げることによって形成される壁状防振部2Aと、壁状防振部2Aの底面に沿って壁の延伸方向に延設される下端桁31と、延伸方向に間隔を置いて下端桁31に取り付けられる反力部材6,・・・と、壁状防振部2Aの上面に沿って延伸方向に延設される上端桁33と、下端桁31と上端桁33との間にそれらに平行に延設される中間桁32A,32Bと、深さ方向に貫通させて下端桁31、上端桁33及び中間桁32A,32Bに固定される複数の鋼棒4,・・・と、溝Sの両側面に打設されるシートパイル9,9と、溝Sに充填される固化材7とによって主に構成される。なお、この実施例3の鋼棒4は、下端桁31と中間桁32Aとを連結するネジ鋼棒4cと、中間桁32A,32B間を連結するネジ鋼棒4dと、中間桁32Bと上端桁33とを連結するネジ鋼棒4eとによって構成される。
この実施例3の地中防振壁1Cを構築するには、まず、地盤Gに平行に2列のシートパイル9,9を打設し、そのシートパイル9,9間の地盤Gをバックホウなどの掘削機81によって掘削することで溝Sを形成する。また、この溝Sには、泥水82を充填する。
そして、壁状防振部2Aを泥水82が満たされた溝Sに沈降させる。この際、上記した実施の形態とは異なりバラスト部5A,5Bを使用しないため、図9の二点鎖線で示すように壁状防振部2Aの上面に上載錘91を積み上げて、壁状防振部2Aを所定の位置まで沈降させる。
続いて、溝Sの中の泥水82を固化材7と置き換え、固化材7が硬化した後に上載錘91を撤去する。なお、上載錘91を早期に撤去したい場合は、反力部材6の突出部61,61の周囲に固化材7を先行して充填し、先に硬化させることによって、上載錘91の全部又は一部を早い段階で撤去することができる。
このように構成された実施例3の地中防振壁1Cは、壁状防振部2Aの両壁面から突出する反力部材6の突出部61,61が抵抗になって壁状防振部2の浮き上がりを防ぐことができる。
さらに、壁状防振部2Aの外側面側にシートパイル9,9を打設することによって、発泡プラスチックブロックとはインピーダンスが異なる遮蔽面が形成されることになって、防振効果を高めることができる。
なお、この他の構成および作用効果については、前記実施の形態又は他の実施例と略同様であるため説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態及び実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態及び実施例では、中間桁32,32A,32Bを配置したが、これに限定されるものではなく、中間桁が配置されない構成であってもよい。
また、前記実施の形態及び実施例では、連結材として鋼棒4について説明したが、これに限定されるものではなく、C形鋼やI形鋼などを連結材として使用することができる。
さらに、前記実施の形態では、下端桁31にのみ反力部材6を設ける場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば10mを超えるような深い地中防振壁を設置する場合は、浮力が大きくなり連結材の直径などの仕様が大きくなるため、前記実施例2で説明した中間桁32のように、中間桁32の延伸方向と略直交する方向に向けた短尺状の鋼材を中間突出部62として取り付け、この中間突出部62にその上方のバラスト部5Bを載置させる。この結果、連結材に浮力の反力として発生する張力を分散することができ、連結材の仕様を最小限に抑えることができる。
また、前記実施の形態及び実施例では、下端桁31に直交する向きで反力部材6を取り付けたが、これに限定されるものではなく、斜めに取り付けてもよい。また、反力部材は鋼板などの板状やパネル状であってもよい。
さらに、前記実施の形態では、袋体51と充填材52とによって構成されるバラスト部5A,5Bについて説明したが、これに限定されるものではなく、板状に成形されたものであってもよい。
また、前記実施例3では、遮蔽部をシートパイル9によって形成したが、これに限定されるものではなく、軽量鋼矢板、鋼管矢板、H形鋼材などよって遮蔽部を形成することもできる。
1,1A−1C 地中防振壁
11A,11B 壁ユニット
2,2A 壁状防振部
21 EPSブロック(発泡プラスチックブロック)
31 下端桁
32,32A,32B 中間桁
33 上端桁
4 鋼棒(連結材)
5A−5C バラスト部
51 袋体
52 充填材
540 外部拘束体
560 外部拘束体
6 反力部材
61 突出部
7 固化材
9 シートパイル(遮蔽部)
G 地盤
S 溝

Claims (7)

  1. 発泡プラスチックブロックを用いて構築される地中防振壁であって、
    複数の発泡プラスチックブロックを積み上げることによって形成される壁状防振部と、
    前記壁状防振部の底面に沿って壁の延伸方向に延設される下端桁と、
    前記延伸方向に間隔を置いて前記下端桁に取り付けられるとともに、平面視で前記壁状防振部の両壁面から突出する突出部が形成される反力部材と、
    前記壁状防振部の上面に沿って前記延伸方向に延設される上端桁と、
    前記延伸方向に間隔を置いて前記壁状防振部に深さ方向に貫通させて前記下端桁と前記上端桁とに固定される複数の連結材と、
    前記壁状防振部と前記反力部材の周囲に充填される固化材とを備えたことを特徴とする地中防振壁。
  2. 前記反力部材の突出部に載置されて前記壁状防振部の両壁面に沿って配置されるバラスト部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の地中防振壁。
  3. 前記バラスト部は、袋体と、その袋体の内部に充填される充填材とを有することを特徴とする請求項2に記載の地中防振壁。
  4. 前記袋体の外側面側に、前記袋体の膨張量を制限する外部拘束体が配置されることを特徴とする請求項3に記載の地中防振壁。
  5. 前記下端桁と前記上端桁との間に中間桁が延設され、前記連結材が前記中間桁にも固定されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の地中防振壁。
  6. 前記壁状防振部の外側面側に鋼材によって遮蔽部が形成されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の地中防振壁。
  7. 請求項3又は4に記載の地中防振壁の構築方法であって、
    地盤に掘削面保護用流体が満たされた溝を掘削する工程と、
    前記下端桁と前記反力部材と前記発泡プラスチックブロックと前記連結材と前記上端桁又は前記下端桁と前記上端桁の間に配置される中間桁と前記袋体とを備えた壁ユニットを前記溝に吊り下げる工程と、
    前記袋体に前記充填材を充填して前記壁ユニットを沈降させる工程と、
    前記溝に沈降させた前記壁ユニットの周囲に固化材を充填する工程とを備えたことを特徴とする地中防振壁の構築方法。
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