JP7448883B2 - 梱包箱、及び、画像形成システム - Google Patents

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Description

この発明は、画像形成システムなどの装置で使用されるトナー容器などの消耗品が収容される梱包箱と、画像形成装置と後処理装置とを備えた画像形成システムと、に関するものである。
従来から、複写機やプリンタ等の画像形成装置に接続された後処理装置において、シートにパンチ処理(穿孔処理)を施してパンチ穴を形成することによって生じるパンチ屑(回収物)を回収する回収容器を設置する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
詳しくは、特許文献1では、後処理装置に、紙製の回収容器が着脱可能に内設されている。そして、パンチ処理部でパンチ処理がおこなわれるたびに、そこで生じたパンチ屑が回収容器の内部に回収される。そして、パンチ屑で満杯になった回収容器は、後処理装置から取り外されることになる。
従来の技術は、装置で生じた回収物を回収するための回収容器を専用に設けていたため、その分、部品点数が多くなって、全体的なコストが高くなってしまっていた。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、低コストで、装置で生じた回収物を回収することができる、梱包箱、及び、画像形成システムを提供することにある。
この発明における梱包箱は、装置で使用される消耗品が収容される梱包箱であって、前記消耗品が取り出された状態で、前記装置で生じる回収物を排出する排出口に連通するように前記装置に装着されて、前記回収物を回収可能に形成され、前記消耗品が収容された梱包時には当該梱包箱の外周面から突出しないように倒されて、前記装置に装着される装着時に当該梱包箱の内部が露呈することなく前記外周面から突出するように起立されて前記装置の挿入穴に挿入されるアーム部を備えたものである。
本発明によれば、低コストで、装置で生じた回収物を回収することができる、梱包箱、及び、画像形成システムを提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成システムを示す全体構成図である。 後処理装置に梱包箱が装着された状態を幅方向に示す概略図である。 梱包箱を示す斜視図である。 アーム部が起立された状態の梱包箱を示す斜視図である。 アーム部が起立された状態の梱包箱を側方から示す断面図である。 アーム部が装置の挿入穴に挿入された状態を示す拡大図である。 容量の異なる梱包箱を示す斜視図である。 操作表示パネルにおける表示の一例を示す図である。 操作表示パネルにおける表示の別例を示す図である。 起立部が形成されたアーム部を示す拡大図である。 図10のアーム部と穴部とを示す拡大図である。 図11のアーム部が穴部に嵌合される動作を示す拡大図である。 変形例としての、後処理装置に梱包箱が装着された状態を示す概略図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1にて、装置としての画像形成システム100における全体の構成・動作について説明する。
本実施の形態において、画像形成装置1は、後処理装置50が着脱可能に設置されていて、後処理装置50とともに1つの画像形成システム100を構成している。
また、画像形成装置1は、コピー機能とプリンタ機能とスキャナ機能とを備えた複合機である。画像形成装置1には、ネットワークを介して遠隔入力装置としてのパソコンが接続されている。そして、ユーザーは、パソコンを用いて画像形成装置1に対して通信によって種々の指令をおこなって所望の印刷(画像形成動作)をおこなったり、操作表示パネル95の画面上に表示される操作ボタンや操作キーを手動操作して種々の指令をおこなって所望の印刷(画像形成動作)をおこなったりすることになる。
図1に示すように、画像形成装置1の上部には、原稿の画像情報を光学的に読み取るスキャナ13(原稿読取装置)が設置されている。
また、スキャナ13の下方には、複数の消耗品としてのトナー容器20Y、20M、20C、20Kが着脱可能(交換可能)に設置されている。トナー容器20Y、20M、20C、20Kには、それぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーが収容されている。
また、画像形成装置1の中央上方には、中間転写ベルト8が設置されている。また、中間転写ベルト8に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した感光体ドラム2Y、2M、2C、2K(作像部)が並設されている。さらに、中間転写ベルト8は、その下方で2次転写ローラ15(2次転写ベルト16)に圧接して、画像形成部としての2次転写ニップを形成している。
図1に示すように、ブラックに対応した感光体ドラム2Kの周囲には、帯電部3、現像部4、クリーニング部5、除電部などが配置されている。そして、感光体ドラム2K上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程、除電工程)がおこなわれて、感光体ドラム2Kの表面にブラック画像が形成されることになる。ブラック用の現像部4には、ブラック用のトナー容器20Kからブラックのトナーが適宜補給される。
なお、他の3つの感光体ドラム2Y、2M、2Cの周囲もほぼ同じように構成されていて、それぞれのトナー色に対応した画像が感光体ドラム2Y、2M、2Cの表面に形成される。イエロー、マゼンタ、シアン用の現像部4には、それぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン用のトナー容器20Y、20M、20Cからイエロー、マゼンタ、シアンのトナーが適宜補給される。
以下、他の3つの感光体ドラム2Y、2M、2C上の作像プロセスの説明を適宜に省略して、ブラックに対応した作像プロセスのみの説明をおこなうことにする。
感光体ドラム2Kは、メインモータによって図1の反時計方向に回転駆動される。そして、帯電部3の位置で、感光体ドラム2Kの表面が一様に帯電される(帯電工程である。)。
その後、感光体ドラム2Kの表面は、露光部7から発せられたレーザ光の照射位置に達して、この位置での幅方向(図1の紙面垂直方向であって、主走査方向である。)の露光走査によってブラックに対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
なお、画像形成装置1がコピー機として用いられる場合には、スキャナ13によって読み取られた原稿の画像情報に基づいて、露光部7からのレーザ光の照射によって感光体ドラム2K上に潜像が形成されることになる。これに対して、画像形成装置1がプリンタとして用いられる場合には、パソコンから送られてきた画像情報に基づいて、露光部7からのレーザ光の照射によって感光体ドラム2K上に潜像が形成されることになる。
その後、感光体ドラム2Kの表面は、現像部4との対向位置に達して、この位置で静電潜像が現像されて、ブラックのトナー像が形成される(現像工程である。)。
その後、感光体ドラム2Kの表面は、中間転写ベルト8及び1次転写ローラ6の対向位置(1次転写ニップ)に達して、この位置で感光体ドラム2Kの表面に形成されたトナー像が中間転写ベルト8の表面に1次転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム2K上には、僅かながら未転写トナーが残留する。
その後、感光体ドラム2Kの表面は、クリーニング部5との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム2K上に残留した未転写トナーがクリーニングブレードによってクリーニング部5内に回収される(クリーニング工程である。)。
最後に、感光体ドラム2Kの表面は、クリーニング部5と帯電部3との間であって、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム2K上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム2K上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
なお、上述した作像プロセスは、他の感光体ドラム2Y、2M、2Cの表面でも、ブラックの感光体ドラム2Kと同様におこなわれる。
そして、それぞれの感光体ドラム2Y、2M、2C、2Kの表面に形成された各色のトナー像が、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写されることになる。こうして、中間転写ベルト8上にカラー画像が形成される。
その後、各色のトナー像が重ねて1次転写された中間転写ベルト8は、2次転写ローラ15(2次転写ベルト16)との対向位置に達する。この位置では、2次転写対向ローラ9が、2次転写ローラ15との間に中間転写ベルト8と2次転写ベルト16とを挟み込んで2次転写ニップ(画像形成部)を形成している。そして、中間転写ベルト8上に形成された4色のトナー像は、この2次転写ニップの位置に搬送された用紙等のシートP上に2次転写される(2次転写工程である。)。このとき、中間転写ベルト8には、シートPに転写されなかった未転写トナーが残留する。
その後、中間転写ベルト8は、2次転写ニップとイエロー用の1次転写ニップ(1次転写ローラ6)との間であって、不図示の中間転写クリーニング部の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト8の表面に付着した未転写トナーなどの付着物が除去される。
こうして、中間転写ベルト8上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
ここで、図1を参照して、2次転写ニップ(画像形成部)の位置に搬送されるシートPは、画像形成装置1の下方に配設された給紙部10から、給紙ローラ11やレジストローラ12等が配置された搬送経路K1を経由して搬送されるものである。
詳しくは、給紙部10には、用紙などのシートPが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ11が図1の反時計方向に回転駆動されると、一番上のシートPが搬送経路K1を経由してレジストローラ12のローラ間に向けて給送される。
レジストローラ12に搬送されたシートPは、回転駆動を停止したレジストローラ12のローラニップの位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト8上のカラー画像にタイミングを合わせて、レジストローラ12が回転駆動されて、シートPが2次転写ニップ(画像形成部)に向けて搬送される。こうして、シートP上に、所望のカラー画像が転写される。
その後、2次転写ニップの位置でカラー画像が転写されたシートPは、2次転写ベルト16によって搬送されて、2次転写ベルト16から分離された後に、搬送ベルト18によって定着部19の位置に搬送される。そして、この位置で、定着ベルト及び圧力ローラによる熱と圧力とにより、表面に転写されたカラー画像がシートP上に定着される(定着工程である。)。
その後、シートPは、排出搬送経路K2を経由して、排紙ローラ25によって画像形成装置1の外部へと排出される。
さらに、画像形成装置1から排出されたシートPは、後処理装置50の内部に搬送されて、後処理装置50内で穿孔処理(パンチ処理)、綴じ処理などの処理(後処理)が施される。そして、後処理が施されたシートP(シート束PT)は、排出トレイ59上に排出される。なお、後処理装置50の構成・動作については後で詳しく説明する。
こうして、画像形成装置1における、一連の画像形成プロセス(画像形成動作)が完了する。
以下、後処理装置50について詳述する。
まず、画像形成装置1から排出されたシートPは、入口ローラ51によって後処理装置50の内部に送入(搬送)される。
そして、操作表示パネル95にユーザーによって予め「通常処理モード」が選択されている場合には、切替爪57による搬送経路の切り替えによって、シートPは直線搬送経路K11を経由して排出ローラ58によって排出トレイ59上にそのまま排紙される。
その際、ユーザーによって操作表示パネル95に予め「穿孔処理(パンチ処理)」が付加的に選択されている場合には、シートPが穿孔処理部70を通過するときに、穿孔処理部70によってシートPに穿孔処理が施される。
また、ユーザーによって操作表示パネル95に予め「ソート処理」が付加的に選択されている場合には、シートPが排出ローラ58によって排出トレイ59上に排出されるときに、ソート処理部として機能する排出ローラ58が、シートPを仕分けるタイミングに合わせて幅方向に移動して、排出トレイ59に排出されるシートPにソート処理が施される。
これに対して、画像形成装置1の操作表示パネル95にユーザーによって予め「綴じ処理モード」が選択されている場合には、切替爪57による搬送経路の切り替えによって、シートPは綴じ処理用搬送経路K12を経由して積載部61に向けて搬送される。そして、シート揃え部60によって、積載部61に積載されたシートP(シート束PT)に対して、搬送方向と幅方向との揃え処理が施される。
詳しくは、積載部61の載置面上にシートP(シート束PT)が載置されると、そのたびに、その上方に配置された叩きローラ56が回転軸を中心にして退避位置から最上方のシートPに当接する位置に回動して、叩きローラ56が図1の反時計方向に回転駆動されることで、そのシートPがエンドフェンス62に向けて搬送(移動)される。これにより、複数枚のシートP(シート束PT)の後端がエンドフェンス62に突き当たって、複数枚のシートP(シート束PT)の搬送方向の位置が揃えられることになる。
また、本実施の形態では、積載部61の載置面上にシートP(シート束PT)が載置されると、そのたびに、搬送ベルト65のベルト面に保持されたストッパ部64が、搬送ベルト65の図1の時計方向の走行によって、シートPの先端を押動するように移動して、そのシートPがエンドフェンス62に向けて搬送(移動)される。これにより、複数枚のシートP(シート束PT)の後端がエンドフェンス62に突き当たって、複数枚のシートP(シート束PT)の搬送方向の位置が揃えられることになる。
また、このようにシート束PTに対して搬送方向の揃え処理がおこなわれるとき、積載部61の幅方向両端部に設置された不図示の一対のサイドフェンス(ジョガーフェンス)の少なくとも一方が、積載部61上にシートPが載置されるたびに(又は、所望の枚数のシートPが積載された後に)、シートP(シート束PT)を挟み込むように幅方向(搬送方向に直交する方向であって、図1の紙面垂直方向である。)に移動して、シートP(シート束PT)の幅方向の位置が揃えられることになる。
そして、シート揃え装置60によって搬送方向と幅方向とがそれぞれ揃えられたシートP(シート束PT)の後端に対して、幅方向に移動可能なステープラ80の幅方向の移動によって所定位置に綴じ処理が施されることになる。
その後、綴じ処理が施されたシートP(シート束PT)は、放出爪としても機能するストッパ部64の排紙方向の移動によって載置面の傾斜に沿って斜め上方に移動して、排出搬送経路K13を通過した後に、排出ローラ58による搬送によって排出トレイ59に排紙される。
なお、綴じ処理モード時においても、ユーザーによって操作表示パネル95に予め「穿孔処理」が付加的に選択されている場合には、シートPが穿孔処理部70を通過するときに、穿孔処理部70によってシートPに穿孔処理が施される。
以下、本実施の形態において特徴的な、梱包箱30の構成・動作について詳述する。
先に図1を用いて説明したように、本実施の形態における装置としての画像形成システム100(画像形成装置1)では、消耗品としてのトナー容器20Y、20M、20C、20Kが使用されている。
すなわち、トナー容器20Y、20M、20C、20Kは、それぞれ、ユーザー先で画像形成システム100(画像形成装置1)の使用が開始されるときに、画像形成システム1にセットされる。
また、トナー容器20Y、20M、20C、20Kは、それぞれ、画像形成システム100の使用が開始されて、内部に収容されたトナーが空になると、画像形成装置1から取り外されて、その代わりに新品のトナー容器20Y、20M、20C、20K(トナーが満杯に充填されたものである。)が装着される。
ここで、消耗品としてのトナー容器20Y、20M、20C、20Kは、セット前に、図3に示すように梱包箱30に収容(梱包)されている。なお、4色のトナー容器20Y、20M、20C、20Kは、内部に収容されたトナーの色が異なる点を除きほぼ同様に構成されているため、図3(B)ではトナー容器20の色を区別する符号(Y、M、C、K)を省略して図示するとともに、以下の説明においてトナー容器を適宜に「トナー容器20」と表記する。
図3(A)に示す梱包箱30の内部には、図3(B)に示すように、新品のトナー容器20(消耗品)が収容されている。そして、新品のトナー容器20は、このように梱包箱30に収容された状態で、ユーザーの元に輸送されたり、ユーザーの保管場所で保管されたりすることになる。
そして、ユーザー先で画像形成装置1の使用が開始されるときに、すべての色のトナー容器20が梱包箱30から取り出されて、画像形成装置1に装着(交換)されることになる。そして、トナー容器20が取り出された梱包箱30は、空箱となる。
また、画像形成装置1に設置された4色のトナー容器20のうち、1色のトナー容器20が空になると、そのトナー容器20が画像形成装置1から取り外される。そして、その代わりに、対応する色のトナー容器20が梱包箱30から取り出されて、画像形成装置1に装着(交換)されることになる。そして、トナー容器20が取り出された梱包箱30は、空箱となる。
なお、梱包箱30からのトナー容器20の取り出しは、閉鎖状態であった蓋部31(図3(A)参照)を開放して箱内部を露出した状態(図4の状態である。)でおこなう。
ここで、図2を参照して、本実施の形態において、梱包箱30は、消耗品としてのトナー容器20が取り出された状態(空の状態)で、画像形成システム100(装置)で生じる回収物としてのパンチ屑PGを排出する排出口50aに連通するように画像形成システム100(装置)に装着されて、パンチ屑PG(回収物)を回収可能に形成されている。
詳しくは、画像形成システム100の後処理装置50には、先に図1を用いて説明したように、穿孔処理部70が設置されている。この穿孔処理部70には、図2に示すように、幅方向(図2の左右方向であって、図1の紙面垂直方向である。)に複数の穿孔部70aが設けられている。そして、穿孔処理部70の位置に達したシートPの搬送方向端部に、穿孔部70aが貫通するように移動して、シートPにパンチ穴が形成されることになる。このときパンチ穴の形成にともないパンチ屑PGが生じる。すなわち、シートPにパンチ穴を形成する穿孔処理時に、回収物としてのパンチ屑PGが生じる。
また、図2に示すように、後処理装置50(画像形成システム100)には、パンチ屑PG(回収物)を排出口50aに向けて搬送する搬送手段としての搬送部73が設置されている。搬送部73は、穿孔処理部70から排出口50a(後処理装置50の背面側に開口するように形成されている。)に向けて下方に傾斜する傾斜面73aが形成されたものであって、穿孔処理部70で生じたパンチ屑PGが傾斜面73aに沿って滑落して、排出口50aから排出されることになる。なお、搬送部73の傾斜面73aは、パンチ屑PGがスムーズに滑落するように、テフロンテープを貼着するなどして、低摩擦材料で形成されている。
一方、空状態の梱包箱30は、図2に示すように、後処理装置50の排出口50aに連通するように、後処理装置50の背面に設置される。そして、排出口50aから排出されたパンチ屑PGが、梱包箱30に回収されることになる。すなわち、空の梱包箱30は、パンチ屑PGを回収するための回収箱として機能することになる。そして、梱包箱30は、内部がパンチ屑PGで満杯になると後処理装置50から取り外されて、その代わりに、別の空の梱包箱30が後処理装置50に装着されることになる。
このように、本実施の形態では、後処理装置50(画像形成システム100)で生じたパンチ屑PG(回収物)を回収するための回収容器を専用に設けるのではなくて、トナー容器20(消耗品)用の梱包箱30であって空箱になったものを回収容器として転用している。
そのため、画像形成システム100全体として、部品点数を多くすることなく、コストを抑えることができる。すなわち、低コストで、後処理装置50(画像形成システム100)で生じたパンチ屑PG(回収物)を回収することができる。
ここで、梱包箱30には、図3(A)、図4等に示すように、アーム部32が形成されている。
このアーム部32は、トナー容器20(消耗品)が収容された梱包時には、図3に示すように、梱包箱30の外周面から突出しないように倒されている。そして、アーム部32は、後処理装置50(画像形成システム100)に装着される装着時に、図4、図5に示すように、梱包箱30の内部が露呈することなく外周面から突出するように起立されて後処理装置50の挿入穴50b(図2、図6参照)に挿入される。
詳しくは、梱包箱30には、少なくとも幅方向(図2、図5の紙面垂直方向である。)の両端部にそれぞれアーム部32が設けられている。すなわち、梱包箱30には、複数のアーム部32が設けられている。これは、後述する容量の異なる梱包箱30´(図7参照)でも同様である。
特に、図2~図5等に示す梱包箱30は、幅方向両端部と上下とに交互に4つのアーム部32が設けられている。また、アーム部32は、その先端部(被検知部32bである。)が下方に向けて略L字状に屈曲している(上下方向の厚みが厚くなっている)。
そして、図3(A)に示すように、アーム部32は、梱包箱30が回収箱として使用される前(いわゆる梱包箱として使用されているとき)は、略長方体の箱形状が保たれるように倒されている。このとき、アーム部32は、その外形がミシン目によって箱本体に保持されていて、その倒れた状態が維持されている。
そして、図4、図5に示すように、アーム部32は、梱包箱30が回収箱として使用されるときに、ユーザーなどの操作者によってミシン目に沿うように剥がされて、根元部32aを基点に起立される。このとき、アーム部32が剥がされて起立されても、その剥がされた部分には基部30xが存在しているため、穴が形成されることはない。換言すると、梱包箱30は、少なくともアーム部32が形成された部分が、基部30xとアーム部32との2層構造となっている。本実施の形態において、梱包箱30は、段ボールで形成したものである。
なお、図4、図5では、蓋部31の構成を説明するため、トナー容器20を取り出すための開口30dが開放された状態で図示しているが、空の梱包箱30を後処理装置50に装着するときには、開口30dが蓋部31で閉ざされた状態になる。
そして、図4、図5に示すように、アーム部32が起立された状態の梱包箱30が、図2に示すように、後処理装置50の背面に装着されることになる。
詳しくは、起立したアーム部32は、後処理装置50の挿入穴50b(先端の被検知部32bを挿入可能な大きさで形成されている。)に差し込まれて、略L字状の先端部(被検知部32b)が挿入穴50bに引っ掛けられた状態で、梱包箱30が後処理装置50に保持される。
ここで、図6を参照して、本実施の形態において、アーム部32は、後処理装置50への装着時に挿入穴50bの縁部に嵌合する切込み32a1が形成されている。
詳しくは、後処理装置50において挿入穴50bは後側板55に形成されている。そして、アーム部32は、挿入穴50bに差し込まれた後に、後側板55(挿入穴50bの縁部)に切込み32a1(根元部32aに形成されている。)が嵌合するように押し下げられる。
これにより、後処理装置50における狙いの位置に、梱包箱30を精度良く密着してしっかり装着することが可能になる。
ここで、図2、図6に示すように、本実施の形態において、アーム部32には、後処理装置50(画像形成システム100)に設置されたセット検知センサ77によって正常にセットされた状態が検知される被検知部32bが設けられている。
詳しくは、先に説明したように、被検知部32bは、アーム部32の略L字状に形成された先端部である。そして、図2、図6に示すように、梱包箱30が後処理装置50に正しくセットされた場合には、アーム部32の被検知部32bがセット検知センサ77に正対するように位置して、セット検知センサ77によってアーム部32(被検知部32b)が検知される。これに対して、梱包箱30が後処理装置50に正しくセットされなかった場合には、アーム部32の被検知部32bがセット検知センサ77に正対せずに、セット検知センサ77によってアーム部32(被検知部32b)が検知されない。このようにして、セット検知センサ77によって、梱包箱30のセット異常が検知されることになる。
なお、本実施の形態では、セット検知センサ77として、反射型フォトセンサを用いているが、セット検知センサはこれに限定されず種々の形態のものを用いることができる。
また、本実施の形態では、セット検知センサ77は、4つのアーム部32のすべてに対応して4つ設けられている。そして、4つのセット検知センサ77のうち、1つでもアーム部32(被検知部32b)が検知されない場合には、梱包箱30のセット異常が生じているものと判別している。
そして、本実施の形態では、セット検知センサ77によってアーム部32が正常にセットされていない状態が検知されたときに、その旨が画像形成システム100(装置)の表示部としての操作表示パネル95(図1参照)に表示される。
そのような操作表示パネル95への表示例としては、図8に示すようなものとすることができる。
このように、操作表示パネル95への警告表示をおこなうことで、梱包箱30が誤セットされたままで(排出口50aに連通しない状態で)、パンチ屑PGの回収がおこなわれ、装置の周りにパンチ屑PGが散乱してしまう不具合を防止することができる。
ここで、図2に示すように、梱包箱30には、後処理装置50の排出口50aに連通して梱包箱30の内部にパンチ屑PG(回収物)を流入するための回収口30a(開口)が形成されている。
そして、この回収口30aは、図3(A)に示すように、梱包時にはアーム部32によって外部に露呈しないように覆われて、図4に示すように、装着時にはアーム部32の起立にともない外部に露呈することになる。
具体的に、回収口30aは、4つのアーム部32のうち最上方のアーム部32が設けられた基部30xに形成された開口である。そして、図3(A)に示すように、梱包時に最上方のアーム部32によって覆われていた回収口30aが、装着時にアーム部32が起立されることによって露呈して、後処理装置50の排出口50aに連通可能な状態になる。回収口30aは、排出口50aに対して同等以上の大きさで形成されていて、梱包箱30が後処理装置50に正常にセットされた状態で排出口50aに確実に連通するようになっている。そして、図2に示すように、排出口50aから排出されたパンチ屑PGが回収口30aを介して梱包箱30内に収容されることになる。
また、図2に示すように、梱包箱30には、後処理装置50に設置されたフォトセンサ(満杯検知センサ75である。)によって梱包箱30の内部のパンチ屑PG(回収物)の有無を検知するための窓部30bが形成されている。
そして、この窓部30bは、図3(A)に示すように、梱包時にはアーム部32によって外部に露呈しないように覆われて、図4に示すように、装着時にはアーム部32の起立にともない外部に露呈することになる。
具体的に、窓部30bは、透明樹脂、ガラスなどの光透過性材料からなり、4つのアーム部32のうち最上方のアーム部32が設けられた基部30xに形成されている。そして、図3(A)に示すように、梱包時に最上方のアーム部32によって覆われていた窓部30bが、装着時にアーム部32が起立されることによって露呈して、後処理装置50の満杯検知センサ75(フォトセンサ)に対向可能な状態になる。満杯検知センサ75は、反射型のフォトセンサであって、窓部30bを介して、その高さ位置までパンチ屑PGが堆積されているか否かを光学的に検知するものである。
そして、満杯検知センサ75がパンチ屑PGを検知したときに、梱包箱30がパンチ屑PGで満杯になったものとして、操作表示パネル95(表示部)に梱包箱30の交換を促す警告表示をおこなう。そのような操作表示パネル95への表示例としては、図9に示すようなものとすることができる。
このように、満杯検知センサ75によって梱包箱30内のパンチ屑PGの満杯状態を検知することで、梱包箱30からパンチ屑PGが溢れ出てしまう不具合を防止することができる。
ここで、本実施の形態における画像形成システム100は、容量(大きさ)の異なる梱包箱30、30´(図3(A)、図7参照)を後処理装置50に装着可能となっている。
詳しくは、図7に示す梱包箱30´は、図3(A)に示す梱包箱30に比べて、その内部の容量が小さく形成されている。例えば、使用頻度の高いブラック用のトナー容器20Kはトナー容量が大きくて、梱包時に図3(A)に示す大容量の梱包箱30が用いられ、その他のカラー用のトナー容器20Y、20M、20Cはトナー容量が小さくて、梱包時に図7に示す小容量の梱包箱30が用いられる。そして、図3(A)に示す大容量の梱包箱30の替りに、図7に示す小容量の梱包箱30´を後処理装置50にセットすることもできるように構成している。
図7に示すように、小容量の梱包箱30´は、大きさの関係で、大容量のものと同じ数だけ多くのアーム部32を形成することができないため、アーム部32が2つだけ設けられている。最上方のアーム部32の位置には、回収口30aや窓部30bが形成されている。そして、回収口30aが排出口50aに連通するように、小容量の梱包箱30´も後処理装置50に装着されることになる。
このように、容量の異なる梱包箱30、30´が空箱として生じる可能性がある装置において、それらの梱包箱30、30´をすべて後処理装置50に装着可能とすることで、装置全体の使い勝手が向上することになる。
また、本実施の形態では、図3(A)、図7等に示すように、梱包箱30、30´に、梱包箱30、30´に関する情報が記憶された記憶手段としてのRFID35(radio frequency identifier)が設置されている。
そして、RFID35(記憶手段)に記憶された情報に基づいて、後処理装置50(画像形成システム100)に梱包箱30、30´が正常にセットされた状態を検知するときの条件、後処理装置50(画像形成システム100)によって梱包箱30、30´がパンチ屑PG(回収物)で満杯になった状態を検知するときの条件、のうち少なくとも一方が変更されるように制御している。
詳しくは、RFID35は、非接触IDチップなどであって、梱包箱30、30´の外面(アーム部32が形成された面であって、アーム部32が形成されていない部分である。)に設置されている。また、RFID35には、梱包箱30、30´の容量や、アーム部32の数や位置、などの情報が予め記憶されている。
一方、図2に示すように、後処理装置50には、梱包箱30、30´のRFID35に対向する位置に、RFID35に記憶された情報を読み取るリーダー76(読取装置)が設置されている。
そして、本実施の形態では、リーダー76によってRFID35の情報を読み込んで、画像形成システム100の制御部にて、その情報に基づいて後処理装置50に梱包箱30、30´が正常にセットされた状態を検知するときの条件を変更している。
具体的に、図3に示す大容量の梱包箱30については、4つのアーム部32に対応する4つのセット検知センサ77が1つでもアーム部32を検知しない場合にはセット異常があったものと判別する。すなわち、4つのセット検知センサ77のすべての検知結果が、セット異常の有無の判断の対象となる。
これに対して、図7に示す小容量の梱包箱30´については、2つのアーム部32に対応する2つのセット検知センサ77のみがセット検知の対象となり、他の2つのセット検知センサ77の検知結果は無視して、セット異常の有無が判断される。
そして、それぞれの判断条件に基づいて、梱包箱30、30´のセット異常の有無が判断されて、セット異常があった場合には操作表示パネル95に警告表示がされることになる。
ここで、本実施の形態において、リーダー76によってRFID35の情報を読み込んで、画像形成システム100の制御部にて、その情報に基づいて梱包箱30、30´がパンチ屑PGで満杯になった状態を検知するときの条件を変更することもできる。
このような制御は、梱包箱30、30´における満杯検知を、満杯検知センサ75を用いないでおこなう場合(又は、満杯検知センサ75の結果を補完しておこなう場合)であって、穿孔処理部70の稼働状況などに基づいておこなう場合に有用である。
具体的に、梱包箱30、30´内に回収されるパンチ屑PGの量は、穿孔処理部70によって穿孔処理がおこなわれる回数にほぼ比例するため、空の梱包箱30、30´が後処理装置50に設置されてからの穿孔処理部70の稼働状況(穿孔処理回数)をカウントすることで、梱包箱30、30´がパンチ屑PGで満杯になる状態を予測することができる。その場合、梱包箱30、30´の容量によってその満杯になる条件(時期)が異なることになるため、小容量の梱包箱30´がセットされた場合には、大容量の梱包箱30がセットされた場合に比べて、満杯検知時の穿孔処理回数が少なく設定されることになる。
なお、そのような満杯検知の制御をおこなう場合に、シートPの種類、厚さのうち少なくとも一方に基づいて、後処理装置50(画像形成システム100)によって梱包箱30、30´がパンチ屑PGで満杯になった状態を検知するときの条件が変更されることが望ましい。
これは、穿孔処理されるシートPの種類や厚さが異なると、梱包箱30、30´内に回収されるときの嵩密度が異なり、同じ条件で満杯を検知してしまうと、満杯時の梱包箱30、30´の重量が大きくなり過ぎてしまう可能性があるためである。例えば、コート紙や厚さの厚いシートP(厚紙)が穿孔処理の対象になる場合には、普通紙が穿孔処理の対象になる場合に比べて、梱包箱30、30´内に回収されるときの嵩密度が大きくて、同じ条件で満杯を検知してしまうと、満杯時の梱包箱30、30´の重量が大きくなり過ぎて後処理装置50で保持しきれなくなってしまう可能性がある。そのため、そのような場合には、満杯検知時の穿孔処理回数が少なくなるように設定されることになる。
ここで、図10~図12を参照して、本実施の形態において、満杯状態になって後処理装置50から取り出した梱包箱30のアーム部32をきれいに倒すために(折り畳むために)、アーム部32の先端部(被検知部32b)に起立部32b1を形成して、基部30xに穴部30cを形成することができる。
詳しくは、起立部32b1は、パンチ屑PG(回収物)が回収された梱包箱30を後処理装置50から取り外した後にアーム部32から起立される。そして、起立部32b1は、アーム部32が梱包箱30の外周面から突出しないように倒されたときに、梱包箱30の外周面(基部30x)に形成された穴部30cに嵌合される。
具体的に、起立部32b1は、梱包箱30が後処理装置50から取り外されるまでは、図10(A)に示すように、アーム部32から起立することなく倒された状態になっている。そして、起立部32b1は、梱包箱30が後処理装置50から取り外された後に、図10(B)に示すように、ミシン目から剥がされてアーム部32から略90度起こされる。そして、図4に示すように起立状態にあったアーム部32が、図3(A)に示すように再び倒されるときに、図12(A)~(D)に示すように、起立部32b1の先端に形成された嵌合部32b10が穴部30cに差し込まれることになる。
ここで、図12に示すように、起立部32b1には、穴部30cに対する嵌合が解除されるのを制限する返し部(図12にて破線で囲んだ部分である。)が形成されている。
詳しくは、起立部32b1の嵌合部32b10は、首部から広がるように形成されていて、穴部30cへの嵌合を容易とするため、先端が略円弧状に形成されている。そして、首部に対する嵌合部32b10の付け根が返し部(破線で囲んだ部分である。)となっている。
このように起立部32b1に返し部を設けることで、穴部30cに差し込まれた嵌合部32b10が穴部30cから抜けにくくなる。そのため、後処理装置50から取り出した梱包箱30のアーム部32を倒した後に、アーム部32が再び起立して、回収穴30aからパンチ屑PGが漏出する不具合や、見映えが悪くなる不具合などを防止することができる。
なお、嵌合部32b10は、返し部が形成された部分の大きさが、穴部30cの大きさよりも大きく形成されている。それにより嵌合部32b10が穴部30cに入りにくい場合には、図12(A)~(D)に示すように、嵌合部32b10を斜めにしながら穴部30cに嵌合させることが好ましい。
また、穴部30cは、起立部32b1が差し込まれるまで塞がっているか、内部に回収されたパンチ屑PGが漏出しない程度の狭い穴とすることが好ましい。
また、本実施の形態において、梱包箱30には、先に図4、図5を用いて説明したように、トナー容器20(消耗品)を梱包箱30から取り出すための蓋部31が設けられている。
また、図4、図5に示すように、蓋部31には、蓋部31の開放にともない基部30x(アーム部32などが設置された面の基部である。)から剥がされるべロ部31aが形成されている。
そして、図10を参照して、本実施の形態において、蓋部31のべロ部31aに、トナー容器20を梱包箱30から取り外した後に蓋部31(べロ部31a)から起立されて、蓋部31が閉じられたときに、梱包箱30(基部30x)に形成された穴部30cに嵌合する起立部(32b1)が設けられている。また、その蓋部31(べロ部31a)の起立部にも、先に図12を用いて説明したものと同様に、穴部31cに対する嵌合が解除されるのを制限する返し部が形成されている。
このように構成することにより、トナー容器20が取り出された梱包箱30の蓋部31をきれいに倒す(折り畳む)ことができる。したがって、梱包箱30を回収容器として後処理装置50に装着した後に、蓋部31が開いてしまって、そこからパンチ屑PGが飛散してしまうような不具合が防止されることになる。
<変形例>
図13に示すように、変形例では、後処理装置50においてパンチ屑PG(回収物)を排出口50aに向けて搬送する搬送手段として、搬送ベルト74が用いられている。
搬送ベルト74は、複数のローラ部材によって張架・支持された無端ベルトであって、複数のローラ部材のうち1つのローラ部材(駆動ローラ)の回転駆動によって、図13の矢印方向に走行する。そして、穿孔処理部70から搬送ベルト74上に落下したパンチ屑PGが搬送ベルト74によって排出口50aまで搬送されて、そのパンチ屑PGが梱包箱30内に回収されることになる。
このように搬送手段として搬送ベルト74を用いる場合には、パンチ屑PGを重力に逆らう方向に搬送することも可能になるため、レイアウトの自由度が増すことになる。
以上説明したように、本実施の形態における梱包箱30は、画像形成システム100(装置)で使用されるトナー容器20(消耗品)が収容される梱包箱30であって、トナー容器20が取り出された状態で、画像形成システム100で生じるパンチ屑PG(回収物)を排出する排出口50aに連通するように画像形成システム100に装着されて、パンチ屑PGを回収可能に形成されている。
これにより、低コストで、画像形成システム100で生じたパンチ屑PGを回収することができる。
なお、本実施の形態では、カラーの画像形成装置1が設置された画像形成システム100に対して本発明を適用したが、モノクロの画像形成装置が設置された画像形成システムに対しても当然に本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、電子写真方式の画像形成装置1が設置された画像形成システム100に対して本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されることなく、その他の方式の画像形成装置(例えば、インクジェット方式の画像形成装置や、孔版印刷装置などである。)が設置された画像形成システムに対しても、本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、後処理装置50を、穿孔処理の他に綴じ処理やソート処理をおこなうものとしたが、穿孔処理のみをおこなうものとすることもできる。
また、本実施の形態では、消耗品としてトナー容器20が収容された梱包箱30に、回収物としてのパンチ屑PGが回収されるように構成したが、消耗品や回収物はこれらに限定されず、種々のものとすることができる。
また、本実施の形態では、後処理装置50と画像形成装置1とが設置された装置としての画像形成システム100に対して本発明を適用したが、その他の装置に対しても当然に本発明を適用することができる。
そして、それらのような場合であっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
なお、本願明細書等において「シート」とは、用紙はもちろんのこと、画像形成や穿孔処理などの対象となるすべてのシートを含むものと定義する。
1 画像形成装置、
20、20Y、20M、20C、20K トナー容器(消耗品)、
30、30´ 梱包箱(回収箱)、
30a 回収口、 30b 窓部、
30c 穴部、 30x 基部、
31 蓋部、
32 アーム部、
32a 根元部、 32a1 切込み、
32b 被検知部、 32b1 起立部、 32b10 嵌合部、
35 RFID(記憶手段)、
50 後処理装置(シート処理装置)、
50a 排出口、 50b 挿入穴、
70 穿孔処理部(パンチ処理部)、
70a 穿孔部、
73 搬送部(搬送手段)、
73a 傾斜面、
74 搬送ベルト(搬送手段)、
75 満杯検知センサ(フォトセンサ)、
76 リーダー(読取装置)、
77 セット検知センサ、
95 操作表示パネル(表示部)、
100 画像形成システム(装置)、
P シート、
PG パンチ屑(回収物)。
特開2005-194044号公報

Claims (18)

  1. 装置で使用される消耗品が収容される梱包箱であって、
    前記消耗品が取り出された状態で、前記装置で生じる回収物を排出する排出口に連通するように前記装置に装着されて、前記回収物を回収可能に形成され、
    前記消耗品が収容された梱包時には当該梱包箱の外周面から突出しないように倒されて、前記装置に装着される装着時に当該梱包箱の内部が露呈することなく前記外周面から突出するように起立されて前記装置の挿入穴に挿入されるアーム部を備えたことを特徴とする梱包箱。
  2. 前記排出口に連通して当該梱包箱の内部に前記回収物を流入するための回収口を備え、
    前記回収口は、前記梱包時には前記アーム部によって外部に露呈しないように覆われて、前記装着時には前記アーム部の起立にともない外部に露呈することを特徴とする請求項1に記載の梱包箱。
  3. 前記装置に設置されたフォトセンサによって当該梱包箱の内部の前記回収物の有無を検知するための窓部を備え、
    前記窓部は、前記梱包時には前記アーム部によって外部に露呈しないように覆われて、前記装着時には前記アーム部の起立にともない外部に露呈することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の梱包箱。
  4. 前記アーム部は、前記装置に設置されたセット検知センサによって正常にセットされた状態が検知される被検知部を具備したことを特徴とする請求項1~請求項3のいずれかに記載の梱包箱。
  5. 前記セット検知センサによって前記アーム部が正常にセットされていない状態が検知されたときに、その旨が前記装置の表示部に表示されることを特徴とする請求項4に記載の梱包箱。
  6. 前記アーム部は、前記装着時に前記挿入穴の縁部に嵌合する切込みが形成されたことを特徴とする請求項1~請求項5のいずれかに記載の梱包箱。
  7. 前記アーム部は、前記回収物が回収された当該梱包箱を前記装置から取り外した後に前記アーム部から起立されて、前記アーム部が当該梱包箱の外周面から突出しないように倒されたときに、当該梱包箱の外周面に形成された穴部に嵌合する起立部を具備したことを特徴とする請求項1~請求項6のいずれかに記載の梱包箱。
  8. 前記起立部は、前記穴部に対する嵌合が解除されるのを制限する返し部が形成されたことを特徴とする請求項7に記載の梱包箱。
  9. 前記アーム部は、少なくとも幅方向の両端部にそれぞれ設置された複数のアーム部であることを特徴とする請求項1~請求項8のいずれかに記載の梱包箱。
  10. 前記消耗品を当該梱包箱から取り出すための蓋部を備え、
    前記蓋部は、前記消耗品を当該梱包箱から取り外した後に前記蓋部から起立されて、前記蓋部が閉じられたときに、当該梱包箱に形成された穴部に嵌合する起立部を具備したことを特徴とする請求項1~請求項9のいずれかに記載の梱包箱。
  11. 前記起立部は、前記穴部に対する嵌合が解除されるのを制限する返し部が形成されたことを特徴とする請求項10に記載の梱包箱。
  12. 当該梱包箱に関する情報が記憶された記憶手段を備え、
    前記記憶手段に記憶された情報に基づいて、前記装置に当該梱包箱が正常にセットされた状態を検知するときの条件、前記装置によって当該梱包箱が前記回収物で満杯になった状態を検知するときの条件、のうち少なくとも一方が変更されることを特徴とする請求項1~請求項11のいずれかに記載の梱包箱。
  13. 前記回収物は、シートにパンチ穴を形成する穿孔処理時に生じるパンチ屑であることを特徴とする請求項1~請求項12のいずれかに記載の梱包箱。
  14. 前記シートの種類、厚さのうち少なくとも一方に基づいて、前記装置によって当該梱包箱が前記回収物で満杯になった状態を検知するときの条件が変更されることを特徴とする請求項13に記載の梱包箱。
  15. 前記回収物を前記排出口に向けて搬送する搬送手段が前記装置に設置されたことを特徴とする請求項1~請求項14のいずれかに記載の梱包箱。
  16. 前記消耗品は、トナー容器であることを特徴とする請求項1~請求項15のいずれかに記載の梱包箱。
  17. シートに画像を形成する画像形成装置と、前記画像形成装置によって画像が形成されたシートに対して後処理を施す後処理装置と、を備えた前記装置としての画像形成システムであって、
    請求項1~請求項16のいずれかに記載の梱包箱が前記後処理装置に着脱可能に設置されることを特徴とする画像形成システム。
  18. 容量の異なる前記梱包箱が前記後処理装置に装着可能であることを特徴とする請求項17に記載の画像形成システム。
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