JP2005194044A - 回収容器および後処理装置。 - Google Patents

回収容器および後処理装置。 Download PDF

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直文 岡田
Jinichi Osada
甚一 長田
Toshiki Ogida
利樹 扇田
Toyoaki Nanba
豊明 難波
Sei Tokishige
聖 時重
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Abstract

【課題】 回収された廃材を回収容器から他の装置または容器に移し変えることなく、回収された廃材を回収容器ごとリサイクルできるようにする。
【解決手段】 後処理装置内に具備されるパンチ装置にて発生したパンチ屑を受け止めて回収するための紙製の回収容器33がパンチ装置の下方にセットされる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像形成装置より回収され廃棄される廃材を回収する回収容器を備えた画像形成装置であり、特に、環境対応を図った回収容器およびその容器を備えた画像形成装置に関するものである。
画像形成装置では、画像形成動作を実施するに当り、画像を記録するための紙等からなるシートと、画像を前記シート上に描画するためのトナー等を用いている。これらの材料を用いてシート上に画像を形成し、体裁を整えて画像形成物を仕上げる過程において、不必要となる廃材が発生する。このような廃材としては、画像形成部で使用され、画像を形成するための像担持体上や転写担持体上に残留するトナー(廃トナー)や、画像形成装置に装着される後処理装置に備えられているパンチ装置からのパンチ屑等が一般的に挙げられる。
画像形成装置において、これらの廃材は、回収容器にそれぞれ回収されるようになっている。そして、回収容器に回収された廃材は、通常その容器から廃棄処理装置やリサイクル装置に直接、あるいはさらに大きな中間搬送用の大容量の容器や袋に移し変えられて廃棄あるいはリサイクルされる。
パンチ屑回収容器を備えた画像形成装置としては、例えば特許文献1および2に開示がある。また、廃トナーのリサイクル例を示すものとして、例えば特許文献3および4に廃トナーを原料とする樹脂成形品の開示がある。
特開平4−304998号(公開日平成4年10月28日) 特開2003−206069号(公開日平成15年7月22日) 特開2001−205748号(公開日平成13年7月31日) 特開2001−341234号(公開日平成13年12月11日)
ところが、従来の画像形成装置では、廃トナーやパンチ屑等の廃材を回収する回収容器は、回収される廃材と異なる材質にて形成されたものが具備されているため、回収された廃材を廃棄処理装置やリサイクル装置に直接、あるいはさらに大きな中間搬送用の大容量の容器や袋に移し変えるときに周辺部に撒き散らしてしまいやすく、撒き散らしたものを体内に吸い込んでしまったり、周辺部に散らかってしまい清掃作業を行わなければならなかった。
あるいは、回収容器ごと廃棄することは可能であっても、回収容器ごとリサイクルに回すことはできなかった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、回収された廃材を回収容器から他の装置または容器に移し変えることなく、回収された廃材を回収容器ごとリサイクルできるようにし、地球環境を考慮した回収容器およびその容器を備えた画像形成装置を実現することにある。
本発明に係る回収容器は、上記課題を解決するために、基材に加工を加えることで廃棄される廃材が発生するような加工を行う本体装置に対して着脱自在に備えられ、上記廃材を回収する回収容器において、回収される上記廃材と同系統の材質の材料で形成されることを特徴としている。
上記の構成によれば、回収容器に回収された廃材を別の容器に移し替えることなくそのまま廃棄したりリサイクルしたりすることができ、分別回収が容易に行える。また、回収容器に回収された廃材を別容器に移し替える必要が無いため、廃材をこぼして床や手を汚すことがない。
また、上記回収容器は、上記本体装置が基材となるシートに対してパンチ処理による加工を加え得る後処理装置であり、上記パンチ処理により発生するパンチ屑を廃材として回収すると共に、その材質が紙であることを特徴としている。
シートに対してパンチ処理を行うことのできる後処理装置においてはパンチ屑の回収部が存在する。通常、パンチ処理によって発生するパンチ屑は、回収部における回収容器に集められ、廃棄やリサイクルのために分別収集される。
上記の構成によれば、使用されるシートがほとんど紙であることから、上記回収容器を紙で形成することにより、回収容器と回収する廃材(パンチ屑)とが同一の材質となり、そのまま廃棄やリサイクルに回すことができる。
また、上記回収容器は、上記本体装置が上記加工として基材となるシートに対して電子写真方式による画像形成処理を行う画像形成装置であり、上記画像形成処理時に発生する残留現像剤を廃材として回収すると共に、その材質が現像剤と同系統の材料であることを特徴としている。
シートに対して電子写真方式により画像形成を行う画像形成装置においては、残留現像剤の回収部が存在する。通常、発生した残留現像剤は、回収部における回収容器に集められ、廃棄やリサイクルのために分別収集される。
上記の構成によれば、上記回収容器を現像剤と同系統の材料で形成することにより、回収容器と回収する廃材(残留現像剤)とが同一の材質となり、そのまま廃棄やリサイクルに回すことができる。
本発明に係る後処理装置は、上記課題を解決するために、シートに対してパンチ処理を行う機能を有する後処理装置において、上記パンチ処理により発生するパンチ屑を回収する回収容器を交換可能に装着すると共に、上記回収容器として蓋部を有した箱形状の回収容器を使用するものであり、上記回収容器の装着時には蓋部を開放した状態で装着可能であることを特徴としている。
上記の構成によれば、パンチ屑回収用の回収容器を、容器ごとのリサイクルを前提として紙材にて形成する場合に、上記回収容器として蓋部を有した箱形状の回収容器を使用することができる。尚、上記蓋部は、回収容器の廃棄時(リサイクル時)に回収したパンチ屑が飛散しないように、該回収容器を密閉できるように設けられるものである。
また、本発明に係る後処理装置は、上記課題を解決するために、シートに対してパンチ処理を行う機能を有する後処理装置において、上記パンチ処理により発生するパンチ屑を回収する回収容器を交換可能に装着すると共に、上記回収容器として鉛直方向に延びた容積を有し、容量に対して開口面積の小さい袋状の回収容器を使用するものであり、パンチ処理にて発生したパンチ屑を収集して、上記回収容器まで搬送するパンチ屑収集手段を備えたことを特徴としている。
上記の構成によれば、パンチ屑回収用の回収容器を、容器ごとのリサイクルを前提として紙材にて形成する場合に、上記回収容器として、鉛直方向に延びた容積を有し、容量に対して開口面積の小さい袋状の回収容器を使用することができる。
このような袋状の回収容器を使用可能とすることで、該回収容器が満杯状態となって廃棄される時、上部開口付近を捻って閉じる、あるいは複数回折りたたむ等の簡単な作業で、容易に密閉状態を得ることができ、回収容器廃棄時のユーザの手間を低減できる。
また、回収容器において上述のような密閉作業を行うためには、該回収容器に厚紙を用いる必要は無く、むしろ薄紙を用いることの方が好適となるため、該回収容器を低コストに製作することができる。
本発明によれば、回収容器に回収された廃材を別の容器に移し替えることなくそのまま廃棄したりリサイクルしたりすることができ、分別回収が容易に行えるといった効果を奏する。また、回収容器に回収された廃材を別容器に移し替える必要が無いため、廃材をこぼして床や手を汚すことがない。
本発明の一実施形態について図1ないし図7に基づいて説明すると以下の通りである。先ず、本発明が適用される画像形成装置の構成例を、図2および図3を参照して説明する。
図2に示すように、本実施の形態に係る画像形成装置1は、プリンタ部(画像形成部)2と、プリンタ部2の下に配置された給紙ユニット部3とを備えている。プリンタ部2の略中央の位置には、感光体ドラム4を中心とする電子写真プロセス部が配置されている。
すなわち、上記電子写真プロセス部は、感光体ドラム4を中心として、その周囲に帯電ユニット5、光走査ユニット6、現像ユニット7、転写ユニット8、およびクリーニングユニット9を配置した構成となっている。
帯電ユニット5は、感光体ドラム4の表面を均一に帯電させる。光走査ユニット6は、均一に帯電された感光体ドラム4上に光像を走査して静電潜像を書き込む。現像ユニット7は、光走査ユニット6により書き込まれた静電潜像を現像剤により顕像化する。転写ユニット8は、感光体ドラム4上に記録再現された画像を記録媒体上に転写する。クリーニングユニット9は、感光体ドラム4上に残留した現像剤を除去して、感光体ドラム4上に新たな画像を記録することができるようにする。
なお、このクリーニングユニット9により除去された残留現像剤は、回収経路を介して回収容器25に送られ、該回収容器25内に回収される。回収容器25内に回収された残留現像剤は、後に廃棄あるいは別の製品などにリサイクルすることができる。この残留現像剤の回収部については後述する。
プリンタ部2の内部の上部には、定着装置20が配置されている。定着装置20は、画像が転写されたシートを順次受け入れて、定着ローラと加圧ローラ等により、熱と圧力によりシート上に転写された現像画像を定着するものである。これにより、シート上に画像が記録される。
画像が記録されたシートは、搬送ローラによりさらに上方搬送され、排紙部21から排紙トレイ22に排出されるか、あるいは排紙部21で反転し最上部に位置する搬送経路を介して排紙トレイとは反対側に搬送され、上部トレイ31と下部トレイ32とを備えている後処理装置30に送られ後処理の有無に応じて後処理がなされて上部トレイ31あるいは下部トレイ32に排出される。
一方、両面画像形成が指定されている場合には、最上部に位置する搬送経路の途中から、反転搬送経路23を通って再び画像形成部に送られ、両面に画像が形成される。
次に、給紙ユニット部3について説明する。給紙ユニット部3は、複数の給紙トレイ(記録媒体供給部)11〜14を備えている。これらの給紙トレイ11〜14を備えていることにより、給紙ユニット部3は、記録媒体としての多彩な用紙を例えばサイズ毎に分別して収容することができる。
そして、画像形成装置1は、これらの給紙トレイ11〜14の中から1つのトレイを選択する。さらに、画像形成装置1は、この選択されたトレイから用紙を1枚ずつ分離し、感光体ドラム4と転写ユニット8との間に供給する。そして、転写ユニット8は、供給された用紙に、感光体ドラム4上に記録再現された画像を転写する。
ここで、給紙トレイ11〜14について、より具体的に説明する。給紙トレイ11と給紙トレイ12とは、互いに並列配置されている。そして、給紙トレイ11および給紙トレイ12の下側に給紙トレイ13が配置されており、さらに給紙トレイ13の下側に給紙トレイ14が配置されている。
また、給紙トレイ13および給紙トレイ14の容量は、同程度の容量とされている。さらに、給紙トレイ11および給紙トレイ12の容量は、給紙トレイ13あるいは給紙トレイ14の容量よりも大きく設定されている。
そして、給紙ユニット部3は、給紙トレイ11〜14に収容された用紙をプリンタ部2に向かって搬送するために、第1搬送経路15と第2搬送経路16とを備えている。なお、第1搬送経路15は、給紙トレイ11・13・14に収容された用紙をプリンタ部2に向かって搬送するものであり、第2搬送経路16は、給紙トレイ12に収容された用紙をプリンタ部2に向かって搬送するものである。
また、第1搬送経路15は、給紙ユニット部3のフレーム17に沿って鉛直方向に延びている。一方、第2搬送経路16は、フレーム17に沿って水平方向に延びている。
したがって、給紙ユニット部3の内部では、給紙トレイ11〜14と、第1搬送経路15と、第2搬送経路16とが効率よく配置されており、給紙ユニット部3の省スペース化が実現されている。
なお、各給紙トレイ11〜14に用紙をセットする場合は、画像形成装置1本体の前面側方向に目的の給紙トレイ11〜14を引き出して用紙の補給を行う。
第1搬送経路15中にて用紙が詰まった場合は、第1搬送経路15を構成するガイド15a(図中斜線部で示す)を、給紙ユニット部3の奥側を支点としてユーザーの手前側に回動する。これにより、第1搬送経路15中で詰まった用紙を取り除くことができる。なお、この除去操作は、第1搬送経路15とフレーム17との間に予め確保されている作業空間を用いて行う。
また、第2搬送経路16中にて用紙が詰まった場合も、第2搬送経路16を構成するガイド16a(図中斜線部で示す)を、給紙ユニット部3の奥側を支点として手前側に回動する。これにより、第2搬送経路16中で詰まった用紙を取り除くことができる。なお、この除去操作は、並列配置された給紙トレイ11および給紙トレイ12をユーザーの手前側に引き出すことにより、第2搬送経路16の下方に作業空間を確保した上で行うこととなる。
第2搬送経路16の下流側には、比較的少量の用紙がセットされる手差し給紙ユニット18を設けている。この手差し給紙ユニット18には、どちらかというと特殊な用紙がセットされる可能性が高い。これは、手差し給紙ユニット18に対しては、手軽に用紙の交換あるいはセットができるためである。手差し給紙ユニット18からは第3搬送路21を介して第2搬送路16に用紙を供給できるようになっている。
上記画像形成装置1は、さらに図2,3に示す後処理装置30、大容量給紙ユニット60、および図3に示す画像読取装置70等のオプション装置を連結することでシステムアップすることが可能である。
上記後処理装置30は、画像形成装置1のシート排出側に配置され、ユーザが操作部より入力設定する処理要求を画像形成装置の制御部にて判断することにより、排出されたシートに対して要求に応じた所定の後処理を施して排出する。ここで、上記後処理装置30にて実施可能な後処理としては、ステープル処理やパンチ処理等が一般的であるが、本発明に係る後処理装置では、少なくともパンチ機能が備えられている。
パンチ機能を有する後処理装置30では、排出するシートに対してパンチ処理を実行することで必ずパンチ屑が発生する。発生したパンチ屑は、後処理装置30内で散乱しないように回収容器33にて回収される。回収容器33内に回収されたパンチ屑は、後に廃棄あるいはリサイクルに回される。このパンチ屑の回収部については後述する。
また、大容量給紙ユニット60は、給紙ユニット部3の右側にオプション装置として連結できるようになっている。この大容量給紙ユニット60は、その他の給紙トレイ11〜14に比べて、大きな容量に設定される。この場合には、大容量給紙ユニット60から給紙された用紙は、第4搬送経路19から第2搬送経路16を経てプリンタ部2へと導かれるようになっている。
画像読取装置70は、プリンタ部2の上方に配置され、自動又は手動にて原稿の読取りを行い、読み取った原稿の画像データをプリンタ部2に送るものである、
上記構成の画像形成装置1は、プリンタ部2に装着された画像読取装置70にて読み込まれた画像や、画像形成装置1に外部から接続された機器(例えばパーソナルコンピュータなどの画像処理装置)からのデータを画像として記録出力することができる。
本発明は、画像形成装置1のプリンタ部2において発生する残留現像剤の回収部、あるいは後処理装置30内のパンチ装置において発生するパンチ屑の回収部において特徴を有するものである。この特徴的構成について以下の実施の形態1ないし3にて説明する。
〔実施の形態1〕
本実施の形態1では、後処理装置30内のパンチ装置において発生するパンチ屑の回収部に本発明を適用した場合を例示する。
後処理装置30内に具備されるパンチ装置は、図1に示すように、ダイス35,36の間を通過するシートに対してパンチ処理を施すものであり、ダイス35,36にはパンチ用孔37が設けられており、各パンチ用孔37に対してパンチ38が設けられている。つまり、ダイス35,36の間にシートが存在している状態でパンチ38を下降させることで、該シートに対してパンチ処理を施すことができる。
パンチ38を上下動させる構成としては、偏心カム39が用いられる。つまり、パンチ38の上端に直接に接触あるいはスリーブ等を介して接触する偏心カム39を一回転させることで、パンチ38を上下に1往復させることができる。尚、図示はしていないが、パンチ38はバネ等により上方に(偏心カム39に接触する側に)付勢されている。偏心カム39の回転駆動力はモータ40によって与えられ、偏心カム39の回転量はタイミング円盤41およびセンサ42によって検出される。
尚、使用されるパンチ装置の構成は、上記例に限定されるものではなく、回転ダイスと回転パンチを用いシートの搬送動作に合わせてダイスとパンチを回転させながらパンチ穴を形成する構成のものなども使用できる。また、パンチ装置におけるパンチ可能な穴数も限定されるものでない。また、パンチ穴形成位置をシートのセンター以外の位置にも設定できるものでは、沢山のパンチとダイスをシートの搬送方向に対して直行する方向に配置したり、移動可能としたりして使用者の要望に応えることができるようになっている。
上記パンチ装置において、シートに対してパンチ処理が施されるとパンチ屑が発生し、発生したパンチ屑はダイス35のパンチ用孔37から下方に落下される。このため、上記パンチでは、落下するパンチ屑を受け止めて回収するための回収容器33が該パンチ装置の下方にセットされている。
本実施の形態1においては、上記回収容器33が、回収する廃材であるパンチ屑と同質の材料である紙材にて形成されている。上記回収容器33は、図4に示すように、上面部が開放された直方体の箱型形状となっており、さらに蓋部33a,33bを有している。この蓋部33a,33bは、パンチ屑回収後の回収容器33を廃棄する(尚、回収容器を廃棄するとは、回収した廃材を回収容器ごとリサイクルに出す、との意味を含むものとする)際に、開放されていた容器上面を閉じて密閉し、回収物であるパンチ屑が飛散するのを防止するために設けられている。また、図4の構成では、上記蓋部は2枚となっているが1枚であっても良い。
上記回収容器33を後処理装置30にセットするときは、該回収容器33は容器載置台43上に載置される。容器載置台43は、その側方の3方については、回収容器33を所定位置に保持するための側壁部を有しているが、1方については側壁を有しない開放状態となっており、この開放方向から回収容器33の抜き差しを行うことで、該回収容器33の交換が容易に行えるようになっている。また、後処理装置の前パネルを開放した状態で、容器載置台43自体をレール部材等により引出し可能な構成とし、容器載置台43を装置手前に引出した状態で回収容器33の交換を行えるようにしても良い。
また、上記容器載置台43はバネ44によって支持されており、回収容器33にパンチ屑が溜まって重さが増加すると、容器載置台43ごと下降するようになっている。そして後処理装置30は、容器載置台43の下降量が所定量に到達したか否かをセンサ45にて検知し、所定量に到達したと検知された時に回収容器33が満杯状態であることを報知し、ユーザに回収容器33の交換を促すようになっている。
尚、上記回収容器33における満杯検知に関し、センサ45は接触式あるいは非接触式の何れのセンサを用いてもよく、用いるセンサの種類は特に限定されない。あるいは、パンチ処理を行う用紙の枚数や厚さ等の情報から回収容器33に回収されるパンチ屑の体積を積算していき、この積算値に基づいてセンサを用いることなく回収容器33における満杯検知を行うものであっても良い。とにかく、回収容器33における満杯検知方法は特に限定されるものではない。
上記回収容器33は、回収したパンチ屑によって満杯になると該回収容器33ごと廃棄され、新たな回収容器33と交換されることが使用における前提となっている。このため、ユーザ側で、交換用の回収容器33を保管しておくことが考えられるが、該回収容器33を使用時の形状(箱形状)で保管使用とすると大きな保管スペースを要する。このため、交換用に保管される使用前の回収容器33を展開された平面シートとして保管できるように、上記回収容器33は組み立て式とすることが好ましく、特に接着剤等を用いないで組み立てることができれば最も好ましい。
また、上記回収容器33を後処理装置30にセットするとき、蓋部33a,33bは開放状態となっている。このため、パンチ装置の下方では、回収容器33の蓋部33a,33bを開放した状態でセットできる収容スペースが形成されている。また、蓋部33a,33bを開放状態のまま保持するための保持部材45が設けられていることが好ましい。尚、蓋部33a,33bを開放状態のまま保持するための保持部材は、それ専用の部材として設けられている必要は無く、装置のフレーム部分やシート搬送路を構成する部材等が上記保持部材の役目を兼用するものであっても良い。
また、図示していないが蓋部33a,33bをパンチ屑のガイド部材として機能するようにセットしてもよい。
〔実施の形態2〕
上記実施の形態1に係る回収容器33は、パンチ処理にて発生したパンチ屑を直接受け止めることができるように、パンチ装置の下面全体をカバーできるような広面積の開口を有する箱形状となっている。このような箱形状の回収容器33は、(組立て式とした場合の)組み立ての容易性や蓋部を閉じた場合の密閉性を得るために、比較的剛性の強い厚紙を用いて形成される必要がある。
一方で、上記回収容器33は一回の使用で廃棄されるものであるため、ユーザの立場からは該回収容器33にコストをかけることは好ましくない。しかしながら、回収容器33に剛性の強い厚紙を用いることは回収容器33の製作コスト面で不利となる。
さらには、容量に対して開口部の面積が大きい箱形状の回収容器33では、廃棄時の密閉性が得られ、かつ、閉じた蓋部33a,33bが再度開かないように、蓋部33a,33bの外縁に設けられた差込部を回収容器33側壁に設けられた差込穴に差し込むなどの組み立て作業が必要となる(リサイクルを前提とする場合、テープやのり等の使用は好ましくないため)(図4参照)。このことは、ユーザに対して幾分繁雑な手間を要求することになる。
本実施の形態2に係る後処理装置30は、使用する回収容器を低コストに製作できると共に、回収容器廃棄時のユーザの手間が低減できるにしたものである。
本実施の形態2おいては、図5に示すように、鉛直方向に延びた容積を有し、容量に対して開口面積の小さい袋状の回収容器46が用いられる。このような袋状の回収容器46は、満杯状態となって廃棄される時、上部開口付近を捻って閉じる、あるいは複数回折りたたむ等の簡単な作業で、容易に密閉状態を得ることができる。このため、回収容器廃棄時のユーザの手間を低減できる。
また、回収容器46において上述のような密閉作業を行うためには、該回収容器46に厚紙を用いる必要は無く、むしろ薄紙を用いることの方が好適である。このため、回収容器46は、実施形態1に示した箱形状の回収容器33よりも低コストに製作することが可能となる。
上記回収容器46も実施の形態1における回収容器33と同様、回収したパンチ屑によって満杯になると該回収容器46ごと廃棄され、新たな回収容器46と交換されるため、ユーザ側で交換用の回収容器46を保管しておくことが考えられる。交換用に保管される使用前の回収容器46は、平面状態で保管できるように折りたたみ式とすることが好ましい。
次に、上記回収容器46を用いる後処理装置の構成について図6を参照して説明する。ここで、後処理装置に備えられるパンチ装置の構成は、実施の形態1と同じであるため、詳細な説明は省略する。
開口面積の小さい袋状の回収容器46では、パンチ装置にて発生したパンチ屑の全てを直接受け止めることはできない。このため、上記回収容器46を用いる後処理装置30では、パンチ装置の下方にパンチ屑収集手段として内部にベルト搬送部48を備えたパンチ屑搬送機構47を配置している。すなわち、上記パンチ屑搬送機構47は、パンチ処理にて発生したパンチ屑を収集して、上記回収容器46まで搬送する機能を有する。
上記パンチ屑搬送機構47は、上面が大きく開口された箱状容器47a内部に、一対のローラ(通常、駆動ローラと従動ローラ)間にベルトを架橋してなるベルト搬送部48を備えた構成であり、パンチ装置において発生したパンチ屑はベルト搬送部48によって受け止められる。ベルト搬送部48は、駆動ローラの回転によってベルトを駆動し、受け止めたパンチ屑をパンチ屑搬送機構47の一方の端部まで搬送し落下させる。上記パンチ屑がベルト搬送部48から落下される側の端部では、箱状容器47aの下面に、パンチ屑を搬送機構47の外部に排出するための開口部が設けられている。そして、この開口部の直下に上記回収容器46を配置することで、該回収容器46にて全てのパンチ屑を回収することができる。
上記回収容器46を後処理装置30にセットするときは、該回収容器46は容器載置台49上に載置される。容器載置台49は、実施の形態1と同様に、その側方の3方について側壁部を有し、1方については側壁を有しない開放状態とすることもできる。しかしながら、回収容器33に比べて鉛直方向に延びた容積を有する回収容器46では、3方のみの支えでは不安定となる可能性もある。このため、容器載置台49では、側方の4方全てについて側壁部を有し、そのうちの1方(回収容器46の交換を行う側)を開閉可能に構成してもよい。
また、上記回収容器46を折りたたみ式とした場合、該回収容器46を後処理装置30にセットした際、その折り目によって開口部が狭くなることが無いように、回収容器46の開口部が完全に開いた状態で保持できるようにすることが好ましい。そのためには、回収容器46の開口部に図5に示すような開口保持部材50を被せた状態で、該回収容器46を後処理装置30にセットすることが好適である。このとき開口保持部材50はパンチ屑を飛散しないように回収容器46内へ導く案内部材としても機能するようになっている。
また、回収容器46における満杯検知方法は、実施の形態1と同様に、特に限定されるものではない。
〔実施の形態3〕
本実施の形態3では、画像形成装置1のプリンタ部2内において発生する残留現像剤の回収部に本発明を適用した場合を例示する。
残留現像剤の回収部は、感光体ドラム4上に残留した現像剤を除去/回収するクリーニングユニット9とクリーニングユニット9で回収された残留現像剤を回収容器25へ搬送するための搬送手段によって構成されている。この残留現像剤の回収部の構成は、従来から使用されている周知の構成とすることができる。
ここで、上記回収容器25は、該回収容器25内に回収された残留現像剤と共に廃棄された時、残留現像剤を該回収容器25ごとリサイクルできるように、現像剤と同系統の材質の材料にて形成されている。つまり、上記回収容器25は、残留現像剤や現像剤の製造過程において発生する製品規格外の微粉トナー等を原料とするリサイクル製品として製造されるものとすることができる。尚、残留現像剤や製品規格外の微粉トナー等を原料として樹脂成形品を製造する方法については、上述した特許文献3および4などに開示がある。また、上記回収容器25は、必ずしも残留現像剤や製品規格外の微粉トナーと原料とする必要は無く、少なくとも残留現像剤を同時にリサイクルできるように、現像剤と同系統の材質の材料が用いられていればよい。
また、上記回収容器25は、図7に示すように、回収した残留現像剤ごと廃棄する際、回収した残留現像剤が容器外部に飛散しないように蓋部25a(回収容器25を画像形成装置1にセットする際には取り外されている)を有する。この蓋部25aも、現像剤と同系統の材質の材料にて形成される。
シートに対してパンチ処理を行う機能を有する後処理装置、このような後処理装置においてパンチ屑の回収に用いられる回収容器、電子写真方式にて画像形成を行う画像形成装置、このような画像形成装置において残留現像材の回収に用いられる回収容器において、回収物となる廃材と回収容器とを同時にリサイクルに回すことができ、地球環境への対応とユーザの利便性とを両立することができる。
本発明の実施形態を示すものであり、実施の形態1に係る後処理装置および回収容器の要部構成を示す図である。 本発明が適用される画像形成装置の構成例を示す断面図である。 上記画像形成装置の構成例を示す斜視図である。 実施の形態1に係る回収容器を示す斜視図である。 実施の形態2に係る回収容器を示す斜視図である。 実施の形態2に係る後処理装置および回収容器の要部構成を示す図である。 実施の形態3に係る回収容器を示す斜視図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 プリント部
25 回収容器
30 後処理装置
33・46 回収容器
33a 蓋部
47 パンチ屑搬送機構(パンチ屑収集手段)

Claims (6)

  1. 基材に加工を加えることで廃棄される廃材が発生するような加工を行う本体装置に対して着脱自在に備えられ、上記廃材を回収する回収容器において、
    回収される上記廃材と同系統の材質の材料で形成されることを特徴とする回収容器。
  2. 上記本体装置が、基材となるシートに対してパンチ処理による加工を加え得る後処理装置であり、
    上記パンチ処理により発生するパンチ屑を廃材として回収すると共に、その材質が紙であることを特徴とする請求項1に記載の回収容器。
  3. 上記本体装置が、上記加工として基材となるシートに対して電子写真方式による画像形成処理を行う画像形成装置であり、
    上記画像形成処理時に発生する残留現像剤を廃材として回収すると共に、その材質が現像剤と同系統の材料であることを特徴とする請求項1に記載の回収容器。
  4. シートに対してパンチ処理を行う機能を有する後処理装置において、
    上記パンチ処理により発生するパンチ屑を回収する回収容器を交換可能に装着すると共に、
    上記回収容器として、蓋部を有した箱形状の回収容器を使用するものであり、
    上記回収容器の装着時には蓋部を開放した状態で装着可能であることを特徴とする後処理装置。
  5. シートに対してパンチ処理を行う機能を有する後処理装置において、
    上記パンチ処理により発生するパンチ屑を回収する回収容器を交換可能に装着すると共に、
    上記回収容器として、鉛直方向に延びた容積を有し、容量に対して開口面積の小さい袋状の回収容器を使用するものであり、
    パンチ処理にて発生したパンチ屑を収集して、上記回収容器まで搬送するパンチ屑収集手段を備えたことを特徴とする後処理装置。
  6. 上記請求項4または5に記載の後処理装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2015113185A (ja) * 2013-12-10 2015-06-22 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 シート処理装置及び画像形成装置
JP7448883B2 (ja) 2020-04-15 2024-03-13 株式会社リコー 梱包箱、及び、画像形成システム

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