JP2015113185A - シート処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】穿孔刃の上方を省スペース化できると共に穿孔屑を確実に回収できるシート処理装置及びこのシート処理装置を備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】シート処理装置は、搬送されたシートに穿孔刃47を用いて穿孔処理を行う穿孔装置40を有する。穿孔装置40は、シートPの搬送経路の下方から穿孔刃47を昇降する昇降機構50を有し、昇降機構50によって穿孔刃47を上昇させてシートPを穿孔するように設けた穿孔手段45と、シートPの搬送経路の上方において穿孔処理により発生した穿孔屑Wを収容し、穿孔屑Wを回収する回収容器70と連通するように設けた穿孔屑排出路65と、穿孔屑排出路65に収容された穿孔屑Wを回収容器70に移送する穿孔屑移送手段75と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、シートに穿孔処理を行うシート処理装置及びこのシート処理装置を備えた画像形成装置に関する。
従来、コピー機や複合機等の画像形成装置から搬送されたシートに対し、穿孔処理(パンチ処理)を行うシート処理装置が知られている。このようなシート処理装置は、特許文献1に開示されているような、シートの上方に配置された穿孔刃を、シートの下方に配置された固定刃に昇降機構を用いて下降させてシートを穿孔する構成を有することが一般的である。
また、従来のこの種のシート処理装置では、穿孔により発生した穿孔屑が固定刃の下方に配置された脱着可能な回収容器に自然落下して回収されるようになっている。通常、この回収容器には、回収された穿孔屑の高さを検知するセンサが設けられており、回収容器の所定の高さまで穿孔屑が蓄積されたことがセンサで検知されると、回収容器を取り外して穿孔屑を廃棄するよう出力されるようになっている。
特開2006−151613号公報
上記の特許文献1に記載のシート処理装置においては、モータや減速機等のギア列で構成された穿孔刃の昇降機構は、シート処理装置内の穿孔刃の上方のスペースに収容されている。昇降機構は比較的大きい体積を占めるため、昇降機構をシート処理装置内の穿孔刃の上方のスペースに収容することは、シート処理装置を省スペース化する際の弊害となっている。
また、回収容器に穿孔屑の高さを検知するセンサを設けたシート処理装置においては、静電気等によってセンサに穿孔屑が付着してセンサの誤検知が発生することが問題となっている。
本発明は上記事情を考慮し、穿孔刃の上方を省スペース化できると共にセンサの誤検知等が生じないように穿孔屑を確実に回収できるシート処理装置及びこのシート処理装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のシート処理装置は、搬送されたシートに穿孔刃を用いて穿孔処理を行うシート処理装置であって、前記シートの搬送経路の下方から前記穿孔刃を昇降する昇降機構を有し、該昇降機構により前記穿孔刃を上昇させて前記シートを穿孔するように設けた穿孔手段と、前記シート搬送経路の上方において前記穿孔処理により発生した穿孔屑を収容し、該穿孔屑を回収する回収容器と連通するように設けた穿孔屑排出路と、該穿孔屑排出路に収容された前記穿孔屑を前記回収容器に移送する穿孔屑移送手段と、を備えることを特徴とする。
このような構成を採用することにより、シート搬送経路中のシートが穿孔される位置の下方の、比較的空きスペースの多い空間に、穿孔刃を昇降する昇降機構を配置することができるので、シート搬送経路中のシートが穿孔される位置の上方の空間を省スペース化できる。また、穿孔屑を穿孔屑移送手段によって回収容器に確実に回収することができる。
本発明において、前記穿孔屑移送手段は、前記回収容器に向かう気流を前記穿孔屑排出路内に発生させる気流発生手段を備えていることを特徴としてもよい。
このような構成を採用することにより、穿孔屑排出路内の穿孔屑を気流で吹き飛ばすので、穿孔屑を確実に回収することができる。また、回収容器に設けられたセンサを通過するように気流を形成すると、穿孔屑のセンサへの付着を防止できる。さらに、穿孔屑排出路を湾曲するように形成することもできるので、回収容器を任意の位置に設置することができる。
本発明において、前記穿孔屑移送手段は、前記穿孔屑排出路に沿って延びる回転軸の周囲にブラシ毛をスパイラル状に設けたスパイラル状ブラシを備えていることを特徴としてもよい。
このような構成を採用することにより、穿孔屑排出路内の穿孔屑をスパイラル状ブラシで回収容器に搬送するので、穿孔屑を確実に回収することができる。
本発明の画像形成装置は、上記のいずれかに記載のシート処理装置を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、穿孔屑を確実に回収することができるとともに、シート搬送経路中のシートが穿孔される位置の上方のスペースを省スペース化できるシート処理装置及びこのシート処理装置を備えた画像形成装置を提供できる。
本発明の一実施形態に係るシート処理装置及び画像形成装置の構成を模式的に示す正面図である。 本発明の一実施形態に係るシート処理装置の構成を模式的に示す正面図である。 本発明の一実施形態に係るシート処理装置の穿孔装置を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係るシート処理装置の穿孔装置の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るシート処理装置の穿孔手段において穿孔刃が下降した状態を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係るシート処理装置の穿孔手段において穿孔刃が上昇した状態を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係るシート処理装置の穿孔装置の他の例を示す側面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る画像形成装置及びシート処理装置について説明する。
まず、図1を参照して、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1とシート処理装置3の全体構成について説明する。図1は画像形成装置1とシート処理装置3の構成を模式的に示す正面図である。図1における手前側を画像形成装置1及びシート処理装置3の正面側(前側)とし、左右の向きは、画像形成装置1及びシート処理装置3の正面から見た方向を基準として説明する。
画像形成装置1は、略箱型形状の装置本体4を有する。装置本体4には、作像装置5と、原稿上の画像を読み取る画像読取装置6等が収容されている。また、装置本体4の上面には、画像読取装置6に原稿を一枚ずつ自動的に送り込む自動原稿搬送装置7(ADF)が設けられている。
作像装置5は、例えば、パーソナルコンピューターや画像読取装置6から送信された画像データに基づいて画像形成処理を行うものである。作像装置5は、シートPを収納するシート収容部8と、シート収容部8から供給されたシートPにトナー像を転写する4個の画像形成部10と、転写したトナー像をシートPに定着させる定着装置11と、定着後のシートPの排出先となるシート排出部12と、を備えている。なお、シートPには、紙製の記録材に限らず、樹脂フィルムやOHPシート等のシート状の記録材も含まれる。
シート収容部8の上方には、レーザー・スキャニング・ユニットで構成される露光器13が配設されている。露光器13の上方には、像担持体としての中間転写ベルト14が複数のローラー間に架設され、中間転写ベルト14の上方には、4個のトナーコンテナ15がトナーの色ごとに設けられている。また、中間転写ベルト14の下側に沿って4個の画像形成部10がトナーの色ごとに設けられている。
各画像形成部10は、回転可能に設けられた感光体ドラム16の周囲に一次転写のプロセス順に配置される帯電器17と、現像器18と、一次転写部19と、クリーニング装置20と、除電器21と、を含んで構成されている。
装置本体4の内部には、シート収容部8からシート排出部12へ向かうシートPの搬送経路9が設けられている。搬送経路9の上流部分には、シート収容部8等からシートPを取り出す給紙部22が設けられている。搬送経路9の中流部分には、中間転写ベルト14の端部との間に二次転写部23が設けられている。二次転写部23よりも下流側における搬送経路9には、加熱ローラーと加圧ローラーとで構成される定着装置11が設けられている。
搬送経路9の下流端部には、シートPの搬送方向を第1シート排出部24または第2シート排出部25に切り換える切換部26が設けられている。第1シート排出部24から装置本体4の外部に排出されたシートPは、シート排出部12上に積層される。一方、第2シート排出部25から装置本体4の外部に排出されたシートPは、シート処理装置3内に搬入される。
なお、画像読取装置6及び自動原稿搬送装置7は、これらの機能を備えた一般的なものと同様の構成であるため、その説明を省略する。
次に、画像形成装置1の画像形成動作について説明する。画像形成装置1に接続されたコンピューターや画像読取装置6から画像データが入力(印刷開始の指示)されると、まず、帯電器17によって帯電された感光体ドラム16の表面に対し、露光器13によって画像データに応じた露光が行われる。露光によって感光体ドラム16上に形成された静電潜像は、現像器18によって各色のトナー像に現像される。このトナー像は、一次転写部19において中間転写ベルト14上に一次転写される。以上の動作を各画像形成部10が順次繰り返すことによって、中間転写ベルト14上にフルカラーのトナー像が形成される。なお、各感光体ドラム16上の残留トナーおよび電荷は、クリーニング装置20および除電器21によって除去される。
一方、給紙部22によってシート収容部8等から取り出されたシートPは、上述の画像形成動作とタイミングを合わせて二次転写部23へと搬送される。中間転写ベルト14上のフルカラーのトナー像はシートPに二次転写され、そのシートPは搬送経路9を通って定着装置11に搬送される。定着装置11によってトナー像の定着が行われたシートPは、第1シート排出部24または第2シート排出部25に進入し、シート排出部12またはシート処理装置3内に排出される。
次に、シート処理装置3について説明する。シート処理装置3は、画像形成装置1の第2シート排出部25から排出されたシートPに穿孔処理等を行う。
シート処理装置3は、略箱型形状の装置本体部31と、装置本体部31を支持する脚部32と、を有する。装置本体部31の、画像形成装置1側の側面には、画像形成装置1の第2シート排出部25から排出されたシートPが搬入される搬入部33が形成されており、反対側の側面には、排出トレイ34が配置されている。装置本体部31の内部には、搬入部33から排出トレイ34に向かうシート搬送経路36が設けられている。シート搬送経路36は、シートPの上面をガイドする上ガイド板38と、シートPの下面をガイドする下ガイド板39と、によって形成されている。シート搬送経路36の上流側には、シートに対して所定の穿孔処理を行う穿孔装置40が設けられている。なお、穿孔装置40の下流側に、複数枚のシートをスタックしてステープルで綴じるステープル装置41を設けることもできる。
次に、穿孔装置40について図2〜図4を参照して説明する。図2は穿孔装置40の正面図、図3は穿孔装置40の側面図、図4は穿孔装置40の穿孔手段45の斜視図である。
穿孔装置40は、図2及び図3に示されるように、穿孔処理が行われる穿孔手段45と、穿孔処理で発生した穿孔屑が収容されるとともに回収容器70と連通するように形成されたダクト(穿孔屑排出路)65と、ダクト65中の穿孔屑を回収容器70に移送する送風ファン(穿孔屑移送手段)75(図2には図示されず)と、を有する。
穿孔手段45は、図3及び図4に示されるように、シート搬送経路36の下方から穿孔刃47を昇降させる昇降機構50と、穿孔刃47と対向するようにシート搬送経路36の上方に設けられた固定刃60と、を備えている。穿孔手段45は、シート処理装置3の前後方向に配置されており、穿孔刃47の数(図3及び図4では5個)と同じ数のパンチ孔をシートPに開けるようになっている。
穿孔刃47は円筒状の形状を有し、上端は二股状に分かれて一対の半円形の刃部が形成されている。各刃部の先端は鋭利に形成されている。穿孔刃47は、ガイド部材48(図4には図示されず)に沿って移動するように設けられている。ガイド部材48は、穿孔刃47が挿通可能な貫通孔を有する円筒状の形状を有し、貫通孔が直角に下方に延びるように下ガイド板39に支持されている。穿孔刃47は、ガイド部材48の貫通孔を通って下ガイド板39からシート搬送経路36の上方へ突き出るように、昇降機構50によって昇降されるようになっている。
昇降機構50は、穿孔刃47を支持する支持部材51と、支持部材51に係合するカム53と、を有する。支持部材51は、搬送方向に長い平板部51aと、板状片を略半円状に湾曲した形状の湾曲部51bとで形成されている。平板部51a上面の搬送方向における中央付近には、穿孔刃47が略垂直となるように固定されている。湾曲部51bは、両端部が平板部51aの下面の左右方向の両端部に支持されており、平板部51aの下面と湾曲部51bとの間には、正面視にて略半円状の中空部51cが形成されている。
支持部材51と下ガイド板39との間において、ガイド部材48の外周には、コイルばね55が配置されている。コイルばね55は、支持部材51を下方に付勢している。
カム53は、支持部材51の中空部51cを貫通してシート処理装置3の前後方向に延びる回転軸54に設けられている。支持部材51の中空部51c内において、カム53のカム面は平板部51aの下面に係合している。カム面は、回転軸54から近い側の第1カム面53aと回転軸54から遠い側の第2カム面53bとを有する。回転軸54は、穿孔刃47の全ての昇降機構50において共通に使用される。
回転軸54は、ソレノイド59によって軸方向に移動可能となっており、前後方向における中央に配置された3個の穿孔刃47と、両端に配置された2個の穿孔刃47とを、選択的に昇降するようになっている。すなわち、図4に示される状態では、中央に配置された3個の穿孔刃47において、カム53のカム面が支持部材51の平板部51aの下面に係合して、中央の3個の穿孔刃47が昇降する。一方、両端に配置された2個の穿孔刃47においては、カム53のカム面が支持部材51の平板部51aから回転軸54の軸方向に外れており、穿孔刃47は穿孔しない。この結果、シートの中央部の3箇所に穿孔される。図4に示される状態からソレノイド59が駆動されて回転軸54が軸方向に移動すると、中央に配置された3個の穿孔刃47においては、カム53のカム面が支持部材51の平板部51aから回転軸54の軸方向に外れ、両端に配置された2個の穿孔刃47においては、カム53のカム面が支持部材51の平板部51aに係合するようになる。この結果、シートの両端部が穿孔される。
図3に示されるように、回転軸54の後端には、ギア列55を介してモータ56が接続されている。モータ56が駆動されて回転軸54が駆動されると、昇降機構50のカム53がコイルばね55の付勢力に抗して支持部材51を押し上げ、穿孔刃47を上昇させるようになっている。
また、図4に示されるように、回転軸54の後端部には、ホームポジション検知用のセンサ57や、回転軸54の回転速度制御用のロータリーエンコーダ58等が設けられている。
固定刃60は、図3に示されるように、シート処理装置3の前後方向に延びる直方体の箱状の部材であり、金型で形成されている。なお、固定刃60は全ての穿孔刃47において共通に使用される。固定刃60の上面は開口しており、下面の各穿孔刃47に対応する位置には、穿孔刃47が貫通する孔61が形成されている。固定刃60は、各孔61がそれぞれ穿孔刃47と直線上に並ぶように、シート搬送経路36を挟んで配置されている。穿孔刃47が孔61に挿入されると、穿孔刃47と孔61の周囲とによってシートPが穿孔される。
ダクト65は、図3に示されるように側面視にてL字状の形状の管状部材であり、シート処理装置3の前後方向に延びる直管部66と、直管部66の前端から湾曲部67を介して下方に延びる垂下部68とを有する。
ダクト65の直管部66は、下側の側面が固定刃60の上面の開口に面するように設けられている。固定刃60の各孔61に対応する直管部66の下側の側面には、それぞれ貫通孔69が形成されている。図3に示されるように、穿孔刃47は最上位置に上昇すると、シート搬送経路36を横切って固定刃60の孔61を貫通し、先端が直管部66の孔69から直管部66の内部に達するようになっている。
ダクト65の垂下部68はシート搬送経路36の下方の空間まで延びて、穿孔処理によって発生する穿孔屑Wが回収される回収容器70に連通している。
回収容器70は、装置本体部31の筐体31aに支持されており、垂下部68の下端が接続される蓋部71と、穿孔屑Wが収容される本体部72と、を有し、本体部72は蓋部71に対して脱着可能となっている。回収容器70の蓋部71の内部には、回収された穿孔屑Wの高さを検知するセンサ(図示されず)が設けられている。センサとしては、反射型のセンサを使用することができる。この場合、穿孔屑Wの高さが一定の高さ以下では、発光部から発光された光が反射して受光部に戻らず穿孔屑Wを検出しないが、穿孔屑Wの高さが一定以上となれば、発光部から発光された光が穿孔屑Wで反射して受光部で受光され、一定の高さまで穿孔屑Wが蓄積されたことが検出される。回収容器70の所定の高さまで穿孔屑Wが蓄積されたことがセンサで検知されると、回収容器70を取り外して穿孔屑Wを廃棄するように指示が出されるようになっている。また、回収容器70の上部には、穿孔屑Wよりも寸法の小さい(穿孔屑Wを通過させない)通気口(図示されず)が形成されている。なお、センサとしては、反射型の他に、蓋部71の内面に受光部と発光部とを対向して配置する透過型センサを使用することもできる。この場合、受光部と発光部とが対向する高さまで穿孔屑Wが蓄積されると、一定の高さまで穿孔屑Wが蓄積されたことが検出される。
送風ファン75は、ダクト65の直管部66の後端部に設けられており、ダクト65内を前方に向かう気流を発生させる。
上記構成を有するシート処理装置3の穿孔作用を、図3と図5、図6を参照して説明する。図5は穿孔装置40において穿孔刃47が下降した状態を示す正面図、図6は穿孔装置40において穿孔刃47が上昇した状態を示す正面図である。
穿孔刃47の待機状態においては、図5に示されるように、昇降機構50のカム53の第1カム面53aが平板部51aの下面に係合して支持部材51は最下位置に位置し、穿孔刃47は下降した状態に維持されている。穿孔処理されるシートPがシート処理装置3に搬送されて、シート搬送経路36中の穿孔位置に位置決めされると、穿孔手段45のモータ56(図3参照)が駆動されてギア列55を介して回転軸54を回転させる。これにより回転軸54に設けられたカム53は、第2カム面53bが支持部材51の平板部51aの下面に係合するようになり、支持部材51をコイルばね55の付勢力に抗して押し上げる。支持部材51に設けられた穿孔刃47は、ガイド部材48に案内されてほぼ垂直に上昇し、シート搬送経路36に突き出ると、穿孔刃47の先端と固定刃60の孔61との間でシートPを穿孔する。
支持部材51が最上位置まで押し上げられると、図6に示されるように、穿孔刃47の先端は、ダクト65の直管部66の孔69から内部に達する。この際、穿孔処理によって生じた穿孔屑Wは、穿孔刃47の先端に保持されたまま、あるいは、先端から落下して直管部66の内部に収容される。
穿孔処理されるシートPが穿孔位置に搬送されたタイミングで、あるいは、穿孔刃47の先端が直管部66の内部に達する前に送風ファン75を稼働させると、ダクト65内には、図3の白抜き矢印で示されるように、直管部66を後方から前方へ向かい湾曲部67を通って垂下部68を下方の回収容器70に向かう気流が発生する。穿孔刃47の先端に保持されたままの穿孔屑Wや直管部66内に収容された穿孔屑Wは、この気流に乗って回収容器70に移送される。移送された穿孔屑Wは回収容器70内に蓄積され、空気は回収容器70の通気口から排気される。また、回収容器70内において気流は穿孔屑Wの高さを検知するセンサを通過する。
上記したように本発明の一実施形態に係るシート処理装置3においては、穿孔刃47の昇降機構50をシート搬送経路36の下方に配置することができるので、シート搬送経路36の上方の空間を省スペース化できる。なお、昇降機構50をシート搬送経路36の下方に配置したことにより、シート搬送経路36の上方の空間にダクト65を設けたが、ダクト65は昇降機構50よりも高さが低いので、シート搬送経路36の上方空間の省スペース化が可能となる。
本実施形態においては、穿孔刃47の先端に保持されたままの穿孔屑Wやダクト65の内周面に落下した穿孔屑Wを、送風ファン75で発生させた気流で強制的に吹き飛ばすので、穿孔屑Wを確実に回収容器70に移送することができる。さらに、回収容器70に設けた穿孔屑Wの高さを検知するセンサを気流が通過するので、センサへの穿孔屑Wの付着を防止できる。なお、回収容器70に、気流によって穿孔屑Wが舞い上がらないようにメッシュ状の仕切り部材を設けてもよい。
さらに、送風ファン75で発生した気流で穿孔屑Wを移送するので、ダクト65を湾曲させたり、ダクト65の長さを長くしたりすることができる。したがって、回収容器70の設置位置を比較的自由に選択することができる。また、回収容器70は、装置本体部31から上方に抜いて取り外すようにすることもできる。
また、送風ファン75をモータ56の冷却用ファンと兼用すれば、さらに省スペース化できると共にコストを抑えることができる。なお、送風ファン75もダクト65の後端ではなく、装置本体部31内の空きスペースに配置して、送風ファン75からダクト65の後端に連通する接続部を設けるようにしてもよい。また、送風ファン75の送風方向を前側から後側へ向くようにすることもできる。
次に、図7を参照して本発明の他の実施形態に係る穿孔装置40を説明する。この形態の穿孔装置40は、ダクト85内の穿孔屑Wを、送風ファン75ではなくスパイラル状ブラシ95で回収容器70に移送する構成を有する。また、スパイラル状ブラシ95への変更に伴い、ダクト85の形状が前述の実施形態と異なる。なお、前述の実施形態と同様の構成については、図面上に前述の実施形態と同一の番号を付し、説明を省略する。
ダクト85は、シート処理装置3の前後方向に延びる管状の部材であり、前後の端面は閉じられている。ダクト85は、前述の実施形態と同様に、下側の側面が固定刃60の開口に面するように設けられて、固定刃60の各孔61に対応する下側の側面には、それぞれ貫通孔86が形成されている。ダクト85の前端部の下面には開口87が形成されており、開口87には下方に延びる垂下部88が接続されている。垂下部88の先端は回収容器70に接続されている。回収容器70は、シート処理装置3の装置本体部31の前面を開閉するカバー31bの内面に支持されている。
スパイラル状ブラシ95は、回転軸95aの周囲にブラシ毛95bをスパイラル状に設けたものであり、ダクト85の内部にダクト85に沿って延びるように配置されている。ブラシ毛95bは、後側から前側に向かって右巻きのスパイラル状に設けられている。回転軸95aの前端部は、ダクト85の前壁に回転可能に支持され、後端部には、ギア列を介してモータ(図示されず)が接続されている。モータは、回転軸95aを後側から見て時計方向に回転させる。
このシート処理装置3においては、穿孔刃47の先端がダクト85の内部に達したタイミングでスパイラル状ブラシ95をモータで回転させると、穿孔刃47の先端に保持された穿孔屑Wや穿孔刃47の先端から落下してダクト85の内部に収容された穿孔屑Wは、ブラシ毛95bによって掻き取られる。掻き取られた穿孔屑Wは、ブラシ毛95bの前面でダクト85内を前方に搬送され、ダクト85の前端部に達すると、開口87から垂下部88を通って回収容器70に落下する。
この実施形態においても、ダクト85の内周面や穿孔刃47の先端に静電気等によって付着した穿孔屑Wをスパイラル状ブラシ95によって強制的に掻き取るので、穿孔屑Wを確実に回収することができる。また、ブラシ毛95bをダクト85の内周面を摺擦するように構成すれば、より確実に穿孔屑Wを掻き取ることができる。さらに、回収容器70をカバー31bの内面に支持させたので、カバー31bを開けるとカバー31bと同時に回収容器70が露出するので、穿孔屑Wの回収作業を容易にできるという利点もある。
なお、ブラシ毛95bを除電ブラシ用のブラシ毛とすれば、穿孔屑Wが静電気によってブラシ毛95bに付着したり、ブラシ毛95bとダクト85の内周面や穿孔刃47との摩擦によって静電気が発生したりすることを防止できる。
本実施形態においては、ダクト85に前述の実施形態と同様の送風ファン75を設けて、送風ファン75で発生する気流とスパイラル状ブラシ95とによってダクト85内に収容された穿孔屑Wを回収容器70に移送するようにしてもよい。この場合、穿孔屑Wを回収容器70により確実に回収できると共に、送風ファン75で発生する気流によって回収容器70のセンサへの穿孔屑Wの付着を防止できる。
さらに、上記した本発明の実施形態の説明は、本発明に係るシート処理装置及び画像形成装置における好適な実施の形態を説明しているため、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。すなわち、上記した本発明の実施の形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能であり、上記した本発明の実施の形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
1 画像形成装置
3 シート処理装置
45 穿孔手段
47 穿孔刃
50 昇降機構
65 ダクト(穿孔屑排出路)
70 回収容器
75 送風ファン(穿孔屑移送手段、気流発生手段)
85 ダクト(穿孔屑排出路)
95 スパイラル状ブラシ(穿孔屑移送手段)

Claims (4)

  1. 搬送されたシートに穿孔刃を用いて穿孔処理を行うシート処理装置であって、
    前記シートの搬送経路の下方から前記穿孔刃を昇降する昇降機構を有し、該昇降機構により前記穿孔刃を上昇させて前記シートを穿孔するように設けた穿孔手段と、
    前記シート搬送経路の上方において前記穿孔処理により発生した穿孔屑を収容し、該穿孔屑を回収する回収容器と連通するように設けた穿孔屑排出路と、
    該穿孔屑排出路に収容された前記穿孔屑を前記回収容器に移送する穿孔屑移送手段と、
    を備えることを特徴とするシート処理装置。
  2. 前記穿孔屑移送手段は、前記回収容器に向かう気流を前記穿孔屑排出路内に発生させる気流発生手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
  3. 前記穿孔屑移送手段は、前記穿孔屑排出路に沿って延びる回転軸の周囲にブラシ毛をスパイラル状に設けたスパイラル状ブラシを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート処理装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のシート処理装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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