JP2006151613A - 画像形成装置の後処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】穿孔屑による転写紙の汚れやジャムそして後処理装置の誤作動を防止し得る画像形成装置の後処理装置を提供する。
【解決手段】孔の設けてある固定刃10と、前記固定刃の孔を上下に出退可能な稼動刃6とを備え、画像形成部から排出される転写紙5を前記固定刃10と前記稼動刃6との間に搬送し、前記転写紙に孔を穿つ画像形成装置の後処理装置であって、前記稼動刃が前記転写紙を貫通した際に生じる穿孔屑17を収納する穿孔屑収納手段16と、前記稼動刃6に付着した前記穿孔屑17を除去して前記穿孔屑収納手段16に収納する除去手段15とを備える画像形成装置の後処理装置。
【選択図】 図2

Description

本発明は、孔の設けてある固定刃と、前記固定刃の孔を上下に出退可能な稼動刃とを備え、画像形成部から排出される転写紙を前記固定刃と前記稼動刃との間に搬送し、前記転写紙に孔を穿つ画像形成装置の後処理装置に関する。
画像形成装置(複写機、プリンター又はファクシミリあるいはこれらの複合機等が挙げられる)に備え付けられる各種の後処理装置の中には、画像形成装置により画像が転写されて外部に排出された転写紙にファイリング用の孔を自動的に開けていく穿孔機構が組み込まれているものがある。このような穿孔機構は、ダイスとそのダイス孔を上下方向に出退可能なパンチ刃とを備え、画像形成部から排出される転写紙をダイスとパンチ刃との間に搬送して転写紙に孔を開け、その際発生する穿孔屑を受けて収容するためのトレイを備えるというのが一般的な構成である。(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−139264号公報
しかしながら、上記従来例の穿孔機構においては、穿孔屑がトレイに落ちずにそのままパンチ刃の先に引っ掛かり、パンチ刃が最上位(上死点)にあるときに何かの拍子でその穿孔屑が転写紙の搬送路や転写紙上に落ちてしまう場合がある。このような穿孔屑が搬送路に溜まると転写紙搬送の妨げとなりジャムが生じ易くなる虞がある。また、穿孔屑が転写紙上に落ちた場合は、転写紙に付着して転写紙を汚し得ると共に、搬送途中で後処理装置内の可動部等に紛れ込み装置の誤作動を引き起こす原因ともなり得る。
あるいはまた、パンチ刃を上下方向にガイドするガイド部材とパンチ刃との間に細かい穿孔屑が溜まってパンチ刃の上下動を妨げたり、もしくはその細かい穿孔屑が転写紙の搬送路や転写紙上に落ちてしまい、上述したような不具合を生じてしまう虞が生じている。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、穿孔屑による転写紙の汚れやジャムそして後処理装置の誤作動を防止し得る画像形成装置の後処理装置を提供するものである。
本発明の第1特徴構成は、孔の設けてある固定刃と、前記固定刃の孔を上下に出退可能な稼動刃とを備え、画像形成部から排出される転写紙を前記固定刃と前記稼動刃との間に搬送し、前記転写紙に孔を穿つ画像形成装置の後処理装置であって、前記稼動刃が前記転写紙を貫通した際に生じる穿孔屑を収納する穿孔屑収納手段と、前記稼動刃に付着した前記穿孔屑を除去して前記穿孔屑収納手段に収納する除去手段とを備える点にある。
〔作用及び効果〕
孔の設けてある固定刃と、固定刃の孔を上下に出退可能な稼動刃とを備え、画像形成部から排出される転写紙を固定刃と稼動刃との間に搬送し、転写紙に孔を穿つ構成であるため、転写紙にファイリング用等の孔を確実に開けることができる。
また、稼動刃が転写紙を貫通した際に生じる穿孔屑を収納する穿孔屑収納手段を設けてあるので、穿孔屑が装置内に散らかって転写紙の搬送路や可動部等に紛れ込み、ジャムや誤作動の原因になったり、あるいは転写紙を汚したりする虞はない。また、例えばその穿孔屑収納手段を着脱自在なトレイのようなもので構成すれば、所定量の穿孔屑が貯まったらトレイごと取り外し、穿孔屑を随時廃棄することも可能である。
さらに、本願発明の特徴として、稼動刃に付着した穿孔屑を除去して穿孔屑収納手段に収納する除去手段を備えているので、穿孔屑収納手段に落下せずにそのまま稼動刃の先に付着してしまった穿孔屑もきちんと除去して穿孔屑収納手段に収納することが可能である。その結果、穿孔屑が転写紙の搬送路や転写紙上に落下するというようなことが防止されるので、転写紙のジャムや装置の誤作動ならびに転写紙を汚したりするというようなことを防止することが可能である。
本発明の第2特徴構成は、前記除去手段が、回転ブラシである点にある。
〔作用及び効果〕
稼動刃に付着した穿孔屑を回転ブラシによって確実に掻き落とすことができる。また同時に、穿孔屑収納手段内で穿孔屑が堆積して盛り上がろうとする穿孔屑の山をブラシ部分によって均すことも可能となるので、稼動刃が転写紙を穿孔する際その先端部が穿孔屑の山に当ってその穿孔力を低減されることもなく、さらにより多くの穿孔屑を穿孔屑収納手段に収容することができる。従って、穿孔屑収納手段の省スペース化が可能であり、後処理装置そのものの小型化を図ることも可能となる。
本発明の第3特徴構成は、ブラシ付き回転ベルトである点にある。
〔作用及び効果〕
稼動刃に付着した穿孔屑をブラシ付き回転ベルトのブラシ部分によって確実に掻き落とすことができる。また同時に、穿孔屑収納手段内で穿孔屑が堆積して盛り上がろうとする穿孔屑の山をブラシやベルト部分によって均すことも可能となるので、稼動刃が転写紙を穿孔する際その先端部が穿孔屑の山に当ってその穿孔力を低減されることもなく、さらにより多くの穿孔屑を穿孔屑収納手段に収容することができる。従って、穿孔屑収納手段の省スペース化が可能であり、後処理装置そのものの小型化を図ることも可能となる。
また、例えば、穿孔装置(稼動刃及び固定刃)を転写紙搬送路の幅方向に複数設置したような後処理装置の場合、上述の回転ブラシ等を使用する場合と比べて、除去手段の構造を特に変更すること無く適用することが可能である。つまり、一対のプーリを、穿孔装置の下方において転写紙搬送路の幅方向に設けて、プーリ間に回転ベルトを架けるような構造としたとき、除去手段の構成やその駆動系を変更しなくても(例えば請求項2に記載される回転ブラシの場合、回転ブラシの数やそれらの駆動系を、穿孔装置の数に合わせて増加させる必要がある)そのプーリ間の上方に穿孔装置が位置するように構成すれば、複数の穿孔装置に対して適用することが可能である。
本発明の第4特徴構成は、前記除去手段が、前記穿孔屑の持つ静電気を除電し得る点にある。
〔作用及び効果〕
穿孔屑の持つ静電気を除電し得るので、例えば、同じ電荷の静電気を帯びた穿孔屑同士が反発し合うことにより、穿孔屑がトレイから舞い上がり、転写紙に付着して転写紙を汚すというようなことを防止することができる。また例えば、所定量の穿孔屑が貯まったトレイ(穿孔屑収納手段)を装置から取り出す際、上述と同様に穿孔屑同士が反発し合うことにより、穿孔屑がトレイから舞い上がり、穿孔屑が装置内やその周辺に散らかったり、あるいは静電気によりトレイの内壁面等に穿孔屑が付着して取れ難くなるなどの廃棄作業の煩わしさを無くすことができる。
本発明の第5特徴構成は、前記除去手段が、エアー噴射によるものである点にある。
〔作用及び効果〕
除去手段がエアー噴射によるものであるため、空気で吹き飛ばすことで確実に稼動刃に付着した穿孔屑を除去することが可能である。さらにブラシ等により稼動刃に付着した穿孔屑を直接掻き落とす構成と比べて、稼動刃を磨耗させる虞がなく、特に空気の噴射が、穿孔屑が堆積してできる山に向けて噴射される場合、穿孔屑の山を均す効果も有するので、稼動刃が転写紙を穿孔する際その先端部が穿孔屑の山に当ってその穿孔力を低減されることもなく、さらにより多くの穿孔屑を穿孔屑収納手段に収容することができる。
本発明の第6特徴構成は、前記エアーを噴射する噴射孔が、前記固定刃か、又は前記稼動刃の先端部に設けられている点にある。
〔作用及び効果〕
エアー噴射孔が固定刃に設けられている場合、稼動刃が固定刃の孔を貫通している状態に位置するときに、横方向から稼動刃に向けて(特に先端部に)エアー噴射を行えば、稼動刃に付着した穿孔屑を確実に除去して穿孔屑収納手段に収納することができる。
また、エアー噴射孔が稼動刃の先端部に設けられている場合、稼動刃が固定刃の孔を貫通している状態に位置するときにエアー噴射を行えば、エアー噴射孔が固定刃に設けられている場合と比べて、稼動刃に付着した穿孔屑をより少ない空気量で確実に除去して穿孔屑収納手段に収納することも可能であり、特に空気が穿孔屑の山に向かって噴射される場合には、その山を均す効果も有するので、稼動刃が転写紙を穿孔する際その先端部が穿孔屑の山に当ってその穿孔力を低減されることもなく、さらにより多くの穿孔屑を穿孔屑収納手段に収容することができる。
本発明の第7特徴構成は、前記稼動刃を上下方向にガイドするガイド部材が設けられており、前記ガイド部材に付着した前記穿孔屑を吸引除去する吸引手段を備える点にある。
〔作用及び効果〕
稼動刃を上下方向にガイドするガイド部材に付着した穿孔屑を吸引除去する吸引手段が設けられているので、そのような穿孔屑が転写紙上に落下することにより転写紙が汚れるといったことを防止することができる。さらに、ガイド部材と稼動刃との間に細かい穿孔屑が溜まって稼動刃の上下運動を妨げたり、あるいはその細かい穿孔屑が転写紙の搬送路や転写紙上に落下することによって、転写紙のジャムや装置の誤作動を生じさせることを防止することが可能となり、その結果、後処理装置の長寿命化にもつながる。
本発明の第8特徴構成は、前記吸引手段が、前記ガイド部材か、又は前記稼動刃の先端部に設けられている点にある。
〔作用及び効果〕
吸引手段が、ガイド部材に設けられている場合、ガイド部材に付着した細かい穿孔屑を直接吸引除去することが可能である。
また、吸引手段が稼動刃の先端部に設けられている場合、例えば、稼動刃が最上位(上死点)に位置するときに吸引手段が作動するようにすれば、ガイド部材だけでなく、稼動刃の先端部に付着した細かい穿孔屑も一緒に吸引除去することが可能である。特に稼動刃の先端部に穿孔屑を除去するためのエアー噴射孔が設けられている場合には、その噴射孔を吸引孔として併用することにより構造を簡略化することも可能である。
本発明の第9特徴構成は、前記稼動刃の上下運動において、前記稼動刃が下降した際に前記除去手段が作動し、前記稼動刃が上昇した際に前記吸引手段が作動するように切換え制御する制御機構を備える点にある。
〔作用及び効果〕
稼動刃の上下運動において、稼動刃が下降した際に除去手段が作動し、稼動刃が上昇した際に吸引手段が作動するように切換え制御する制御機構が設けられているので、稼動刃に付着した穿孔屑とガイド部材に付着した細かい穿孔屑の両者を効率良く除去することが可能であり、その結果、そうした穿孔屑による転写紙のジャムや装置の誤作動ならびに転写紙の汚れというような不具合をより確実に防止することが可能である。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔実施形態〕
図1は、本発明を適用した複写機を概略的に示す全体構成図である。図1に示すように、複写機本体1は、原稿画像を読み取る光学系ゾーン2と、像担持体である感光体、感光体を帯電する帯電装置、帯電した感光体に光書込を行って読取ユニットが読み取った画像に対応する静電潜像を形成する書込ユニット、感光体の静電潜像に各色のトナーを供給してトナー像を形成する現像ユニット、給紙された転写紙にトナー像を転写する転写ユニット、および転写工程後に記録媒体を加熱及び加圧することによってトナー像を溶融して圧着させる定着ユニット等を備えた画像形成ゾーン3と、画像形成ゾーン3より排出される転写紙に穿孔処理を行って転写紙を順次積載していく後処理装置4から構成され、後処理装置4は、画像形成ゾーン3の側面に隣接して設けられている。
図2及び図3は、本発明の実施形態を模式的に示した断面図である。図2は、転写紙5の搬送方向に対して側面側からみたものであり、図3は、転写紙5の搬送方向からみたものである。図2及び図3に示されるように、転写紙5の搬送路19は、主に上ガイド板13と下ガイド板14とから構成されており、搬送コロ12の回転駆動により転写紙5が排紙トレイまで順次搬送される。なお図3に示されるように、パンチ刃6は、転写紙5にファイリング用孔を2箇所同時に開けるために、搬送路19の幅方向に2つ配置され、これらを同期させて転写紙5を穿孔する構成となっている。
本発明の後処理装置における穿孔機構は、搬送路19における所定の位置に設けられ、主としてパンチ刃6(稼動刃)と固定ダイス10(固定刃)とから構成されている。画像形成ゾーンから排出された転写紙5は、パンチ刃6と固定ダイス10との間に挟まれるように搬送路19の所定位置まで搬送されて穿孔される。
詳細には、復帰コイルばね8を備えたパンチ刃6は、その先端側がガイド9によりガイドされており、そしてその後端部はカム7と接しており、カム7の回転に伴ってパンチ刃6が軸心方向に押圧されて、ダイス孔11を貫通する仕組みとなっている。転写紙5が所定位置まで搬送されると、カム7が回転し、パンチ刃6が復帰コイルばね8の付勢力に抗して下降し、パンチ刃6の先端と固定ダイス10とにより転写紙5を穿孔する。そして穿孔後パンチ刃6が最下位(下死点L:図2(ロ)及び図3参照)に達すると、復帰コイルばね8の付勢力により、カム7と接触を保ちつつパンチ刃6は元の位置(上死点H:図2(イ)及び図3参照)に復帰する。つまり、カム7の回転に伴ってパンチ刃6がダイス孔11を上下に出退することが可能な構成となっている。なお、転写紙5を穿孔したことにより生じる穿孔屑17は、そのまま穿孔屑収納手段16(例えばトレイ等)内に落下して収納される。
また、パンチ刃6先端の穿孔面は、弓形状面6aとなっており(図2)、弓形状面6aの先端は転写紙5の搬送方向側からみると半円形で鋭利な形状を構成している(図3)。
ダイス孔11の下方には、パンチ刃6の中心軸上に位置し、尚且つパンチ刃6が下死点Lに位置するときに丁度パンチ刃6の先端部がブラシの毛先に当るように、回転ブラシ15(穿孔屑の除去手段)が設けられている。回転ブラシ15の基端部はモーター18と連結しており、回転ブラシ15はその軸心周りに回転可能である。そして、後処理装置が作動している間は回転ブラシが回転駆動する構成となっている。
従って、パンチ刃6が転写紙5を貫通した際、その先端の弓形状面6aに穿孔屑が引っ掛かって付着した場合でも、回転ブラシ15の回転によってその穿孔屑をパンチ刃6の先端から直接除去することが可能となる。
回転ブラシ15によりパンチ刃の先端から除去された穿孔屑は、上述の他の穿孔屑17と同様に穿孔屑収納手段16内に収納される。
また、転写紙5は、画像形成装置内を搬送される際、搬送コロとの摩擦帯電により帯電し、その結果、転写紙5から生じる穿孔屑17も帯電している虞がある。この場合、同じ電荷の静電気を帯びた穿孔屑同士が反発し合うことにより、穿孔屑がトレイから舞い上がり、転写紙に付着して転写紙を汚したりする。またあるいは、所定量の穿孔屑が貯まったトレイ(穿孔屑収納手段16)を装置から取り出す際、上述と同様に穿孔屑同士が反発し合うことにより、穿孔屑がトレイから舞い上がり、穿孔屑が装置内やその周辺に散らかったり、または静電気によりトレイの内壁面等に穿孔屑が付着して取れ難くなるなどして廃棄作業を煩わせる場合がある。
しかしながら、このような静電気による不都合が生じた場合でも、回転ブラシ15として除電ブラシを使用すれば、帯電した穿孔屑が落下する際もしくはブラシによりパンチ刃の先端から穿孔屑が直接掻き取られる際、穿孔屑が回転ブラシ15に触れると、その静電気が除電されて、上述したような静電気による不都合を防止することが可能となる。
〔別実施形態〕
図4〜7は、本発明の画像形成装置の後処理機構の別実施形態を示している。
図4は、穿孔屑の除去手段として、ブラシ付き回転ベルト20を使用した実施形態を模式的に示した転写紙の搬送方向からみた断面図である。図4に示すように、一対のプーリ21を、穿孔装置(パンチ刃6及び固定ダイス10)の下方において転写紙搬送路の幅方向に設けて、プーリ21間にブラシ付き回転ベルト20を架ける構造としている。そして、後処理装置が作動している間はブラシ付き回転ベルトが回転駆動する構成となっている。
上述の実施形態と同様に、パンチ刃6が下死点Lに位置するときに丁度パンチ刃6の先端部がブラシの毛先に当るように、ブラシ付き回転ベルト20が設けられている。そして一対のプーリのうち、少なくとも一方のプーリに駆動源を備えており回転可能な構成としてある。なお、図4においては、4つの穿孔装置と1対のプーリとを備えた構造としてあるが、これに限定するものでなく、必要に応じて穿孔装置の数やプーリの数(例えば、もう一つ真中に設けるなど)を変更することも可能である。
また、ブラシ付き回転ベルト20に除電ブラシを使用すれば、帯電した穿孔屑が落下する際(もしくはブラシによりパンチ刃の先端から穿孔屑が直接掻き取られる際)、穿孔屑がブラシに触れると、その静電気が除電されて、上述したような静電気による不都合を防止することが可能となる。
図5は、穿孔屑の除去手段として、エアー噴射を使用した実施形態を示す転写紙の搬送方向の側面側からみた断面図である。図5に示すように、エアーは、エアー供給装置23(例えば、ブロアなど)によりエアーノズル22に送られて、噴射口24より噴射される。
図5(イ)は、エアーノズル22をパンチ刃6の内部に設け、噴射口24をパンチ刃6の弓形状面6aに設けた実施形態であり、パンチ刃6が下降してダイス孔11を貫通している状態にあるとき(好ましくは、パンチ刃6が下死点Lに位置するとき)にパンチ刃6の弓形状面6aに設けた噴射口24からエアーが噴射されるように構成されている。また、図5(ロ)は、エアーノズル22と噴射口24を固定ダイス10に設けた実施形態であり、パンチ刃6が下降してダイス孔11を貫通している状態にあるとき(好ましくは、パンチ刃6が下死点Lに位置するとき)にパンチ刃6の先端部にエアーが噴射されるように構成されている。
図6は、ガイド9に付着した細かい穿孔屑27を吸引除去する実施形態を示す転写紙の搬送方向の側面側からみた断面図である。パンチ刃6が上昇し、例えば上死点Hに位置するとき、エアー吸引装置26(例えば、ブロアなど)が作動して、ガイド9に設けた吸引口25からエアーが吸引されると共に、ガイド9に付着した細かい穿孔屑27も吸引除去される構成となっている。なお、吸引除去された細かい穿孔屑27は、エアー吸引時にエアー吸引装置26内に吸い込まれたりすることないようにフィルター等が備えられた穿孔屑トラップ手段30に一旦捕集され、所定の量が貯まるなどしたら適宜廃棄することが可能である。
フィルター付きの穿孔屑トラップ手段30に一旦捕集され、所定の量が貯まるなどしたら適宜廃棄することが可能である。
図7は、パンチ刃6の先端部に付着した穿孔屑17の除去操作(イ)と、ガイド9に付着した細かい穿孔屑27の吸引操作(ロ)とを交互に切換えて行う実施形態を示す、転写紙の搬送方向の側面側からみた断面図である。
図7に示すように、エアーノズル22をパンチ刃6の内部に設け、そしてパンチ刃6の弓形状面6aには上述の噴射口24と吸引口25とを兼ねる吸排気口29を設けている。エアーの噴射と吸気は、エアー吸排装置28(例えば、ファンなど)により交互に切換え制御される。詳細には、パンチ刃6が下降した際(好ましくは、パンチ刃6が下死点Lに位置するとき(第1状態:図7(イ))、吸排気口29からエアーが噴射され、次いで、パンチ刃6が上昇した際(好ましくは、パンチ刃6が上死点Hに位置するとき(第2状態:図7(ロ))、吸排気口29からエアーが吸引されるように構成されている。
なお、エアーの切換え制御機構については、例えば、第1状態にあるときファンの回転翼が正回転し、次いで第2状態にあるときに回転翼が逆回転するように、パンチ刃6の上下運動と連動して作動するようなものであっても良いし、またあるいは、エアー吸排装置28内にそれぞれ排気と吸気を行う2つのブロアを設け、パンチ刃6の上下運動と連動してエアー吸排装置28内に設けられたダンパーが作動して、エアーの切換えが行われるものであっても良いし、それらに限定されるものではない。また、吸引除去された細かい穿孔屑27は、エアー吸引時にエアー吸排装置28に吸い込まれたり、あるいはエアー噴射時に一旦捕集した細かい穿孔屑がまたガイド9に噴射されることないようにフィルター等が備えられた穿孔屑トラップ手段30に一旦捕集され、所定の量が貯まるなどしたら適宜廃棄することが可能である。
〔その他の実施形態〕
1.本発明の後処理装置は、複写機においてのみ使用することに限られず、プリンター、ファクシミリ又はこれらの複合機といった他の電子機器において使用しても良い。
2.本発明の実施形態及び別実施形態に示される、穿孔屑の除去手段と吸引手段とをそれぞれ別個に設けてある構成としてもよいし、また必要に応じてそれぞれを任意に組み合わせて設ける構成としても良い。
本発明を適用した複写機を概略的に示す全体構成図 本発明の後処理装置の実施形態を模式的に示した断面図 本発明の後処理装置の実施形態を模式的に示した断面図 本発明の後処理装置の別実施形態を模式的に示した断面図 本発明の後処理装置の別実施形態を模式的に示した断面図 本発明の後処理装置の別実施形態を模式的に示した断面図 本発明の後処理装置の別実施形態を模式的に示した断面図
符号の説明
1 複写機本体
2 光学系ゾーン
3 画像形成ゾーン
4 後処理装置
5 転写紙
6 パンチ刃
6a 弓形状面
7 カム
8 復帰コイルばね
9 ガイド
10 固定ダイス
11 ダイス孔
12 搬送コロ
13 上ガイド板
14 下ガイド板
15 回転ブラシ
16 穿孔屑収納手段
17 穿孔屑
18 モーター
19 搬送路
20 ブラシ付き回転ベルト
21 プーリ
22 エアーノズル
23 エアー供給装置
24 噴射口
25 吸引口
26 エアー吸引装置
27 細かい穿孔屑
28 エアー吸排装置
29 吸排気口
30 穿孔屑トラップ手段
L 下死点
H 上死点

Claims (9)

  1. 孔の設けてある固定刃と、前記固定刃の孔を上下に出退可能な稼動刃とを備え、画像形成部から排出される転写紙を前記固定刃と前記稼動刃との間に搬送し、前記転写紙に孔を穿つ画像形成装置の後処理装置であって、
    前記稼動刃が前記転写紙を貫通した際に生じる穿孔屑を収納する穿孔屑収納手段と、前記稼動刃に付着した前記穿孔屑を除去して前記穿孔屑収納手段に収納する除去手段とを備える画像形成装置の後処理装置。
  2. 前記除去手段が、回転ブラシである請求項1に記載の画像形成装置の後処理装置。
  3. 前記除去手段が、ブラシ付き回転ベルトである請求項1に記載の画像形成装置の後処理装置。
  4. 前記除去手段が、前記穿孔屑の持つ静電気を除電し得る請求項2又は3のいずれか1項に記載の画像形成装置の後処理装置。
  5. 前記除去手段が、エアー噴射によるものである請求項1に記載の画像形成装置の後処理装置。
  6. 前記エアーを噴射する噴射孔が、前記固定刃か、又は前記稼動刃の先端部に設けられている請求項5に記載の画像形成装置の後処理装置。
  7. 前記稼動刃を上下方向にガイドするガイド部材が設けられており、前記ガイド部材に付着した前記穿孔屑を吸引除去する吸引手段を備える請求項1〜6に記載の画像形成装置の後処理装置。
  8. 前記吸引手段が、前記ガイド部材か、又は前記稼動刃の先端部に設けられている請求項7に記載の画像形成装置の後処理装置。
  9. 前記稼動刃の上下運動において、前記稼動刃が下降した際に前記除去手段が作動し、前記稼動刃が上昇した際に前記吸引手段が作動するように切換え制御する制御機構を備える請求項7又は8のいずれか1項に記載の画像形成装置の後処理装置。
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