JP7446942B2 - 電子体温計及び情報処理方法 - Google Patents

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Description

本開示は電子体温計及び情報処理方法に関する。
従来、被測定者の体温を検温する電子体温計が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2012-181213号公報
被測定者は、通常、電子体温計を腋に挟んだ状態で検温を行う。従来の電子体温計では、検温を行っている間に、電子体温計で検出された温度情報が、電子体温計に設けられた表示部に表示される。このとき、検温している被測定者は、測定されている温度が気になったり、検温の進捗が気になったりして、検温中に、電子体温計を腋に挟んだまま、電子体温計の表示部の表示をのぞき込んだりする場合がある。
しかしながら、このように表示をのぞき込むことにより、電子体温計と被測定者の身体との接触状態が変化し得る。このように電子体温計と身体との接触状態が変化すると、被測定者の体温の測定精度が低下し得る。
また、被測定者は、例えば表示部に表示された温度をみて、表示される温度にほとんど変化が見られなくなった場合に、電子体温計による検温が完了していないにもかかわらず、自身の判断で検温を止める可能性がある。この場合、被測定者の検温が完了していないため、被測定者等は、最終的な正しい検温結果を得ることができない。
本開示は、被測定者等に、より正確な検温結果を提示可能な電子体温計及び情報処理方法を提供することを目的とする。
本開示の第1の態様としての電子体温計は、温度計測部と、前記温度計測部で検出された温度に基づいて被測定者の検温の処理を実行する制御部と、前記制御部による制御に基づいて情報を表示する表示部と、を備え、前記制御部は、前記被測定者の検温が終了するまでは、温度情報を前記表示部に表示させず、前記被測定者の検温が終了した場合に、前記被測定者の体温の情報を前記表示部に表示させる、電子体温計。
本開示の1つの実施形態として、前記制御部は、前記被測定者の検温が終了した後、前記温度計測部で検出された温度が低下したと判定した場合に、前記被測定者の体温の情報を前記表示部に表示させる。
本開示の1つの実施形態として、前記制御部は、前記被測定者の検温が終了した時に、前記被測定者の体温の情報を前記表示部に表示させる。
本開示の1つの実施形態として、前記制御部は、前記被測定者の検温を開始してから、前記被測定者の検温を終了するまで、検温の進捗状況を示す情報を、前記表示部に表示させる。
本開示の1つの実施形態として、前記検温の進捗状況を示す情報は、前記表示部において、前記検温の進捗状況を示す情報を表示する表示域が単調増加又は単調減少することにより表示される。
本開示の1つの実施形態として、前記表示部は、7セグメントディスプレイを含んで構成され、前記制御部は、前記表示部において点灯しているセグメントの数を単調増加又は単調減少させることにより、前記検温の進捗状況を示す情報を表示させる。
本開示の第2の態様としての情報処理方法は、情報を表示する表示部を備える電子体温計が実行する情報処理方法であって、温度情報を前記表示させずに、前記被測定者の検温を実行するステップと、前記被測定者の検温が終了した場合に、前記被測定者の体温の情報を前記表示部に表示させるステップと、を含む。
本開示によれば、被測定者等に、より正確な検温結果を提示可能な電子体温計及び情報処理方法を提供することができる。
一実施形態に係る電子体温計を、表示部と反対側から見た外観斜視図である。 図1に例示される電子体温計を表示部側から見た外観斜視図である。 図1に例示される電子体温計の概略構成を示す機能ブロック図である。 図3の表示部の一態様を示す図である。 図3の制御部が実行する検温の処理の一例を示すフローチャートである。 図3の表示部における、予測の検温の進捗状況を示す情報の表示の一例を示す図である。 図3の表示部における、予測の検温の進捗状況を示す情報の表示の一例を示す図である。 図3の表示部における、予測の検温の進捗状況を示す情報の表示の一例を示す図である。 図3の表示部における、エラー情報の表示の一例を示す図である。 図3の表示部における、予測の検温結果の表示の一例を示す図である。 図3の表示部における、実測の検温の進捗状況を示す情報の表示の一例を示す図である。 図3の表示部における、実測の検温の進捗状況を示す情報の表示の一例を示す図である。 図3の表示部における、実測の検温の進捗状況を示す情報の表示の一例を示す図である。 図3の表示部における、実測の検温結果の表示の一例を示す図である。 検温の進捗状況を示す情報の表示態様の他の一例を示す図である。
以下、本開示に係る電子体温計及び情報処理方法の実施形態について、図面を参照して説明する。各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
図1及び図2に示されるように、一実施形態に係る電子体温計1は、本体ハウジング2と、尾部ハウジング3と、エンドキャップ4と、内部構造8とを備える。本体ハウジング2と、尾部ハウジング3と、エンドキャップ4とは、筐体と総称される。筐体は、内部構造8を収容する。
図3は、図1に例示される電子体温計1の概略構成を示す機能ブロック図であり、内部構造8に含まれる機能ブロックを示すものである。図3に示すように、電子体温計1は、制御部11と、記憶部12と、温度計測部13と、モーションセンサ14と、報知部15と、表示部16と、を備える。電子体温計1が備える各機能ブロックには、筐体内に設けられた、図示しないバッテリから電力が供給される。
本明細書において、図1及び図2に示すように、電子体温計1の長軸方向をZ軸方向とする。Z軸の正の方向は電子体温計1の先端方向(すなわちエンドキャップ4側の方向)であり、Z軸の負の方向は尾部ハウジング3側の方向を指す。本明細書において、電子体温計1の厚み方向をY軸方向とする。Y軸の正の方向は、後述する表示領域6を有する方向である。本明細書において、電子体温計1の長軸方向(Z軸方向)及び厚み方向(Y軸方向)に直交する方向をX軸方向とする。X軸方向は、本体ハウジング2の幅方向となる。
本体ハウジング2は、例えば、ブチレン・スチレン樹脂等の、耐衝撃性を有する熱可塑性樹脂で構成されてよい。尾部ハウジング3は、例えば、ハイインパクトスチロール樹脂等の、耐衝撃性を有する熱可塑性樹脂で構成されてよい。本体ハウジング2は、エンドキャップ4と反対側に開口部を有し、尾部ハウジング3によって封止される。尾部ハウジング3は、超音波融着又は接着剤等により、本体ハウジング2に取り付けられる。なお、尾部ハウジング3は、締結部材により本体ハウジング2に取り付けられてもよい。この場合、締結部材は、ボルト又はビス等の螺合部材であってよい。ただし、本体ハウジング2はこの構成に限られない。例えば、本体ハウジング2をZ方向に2分割して(すなわち、後述の表示領域6側と、表示領域6側の反対の底面側)、それらを上下方向に融着することで形成してもよい。この場合、尾部ハウジング3は、本体ハウジング2の形成時に同時に成形される。
エンドキャップ4は、エンドキャップ4の内部に配置された温度計測部13を保護する。電子体温計1におけるエンドキャップ4側の一端部を測定部7と称する。温度計測部13は、エンドキャップ4の温度を検出する。エンドキャップ4は、温度計測部13に対して被測定者の体温が伝導しやすいように、例えばステンレス等の金属部材に被覆された態様で構成される。エンドキャップ4は、被測定者が電子体温計1を腋に挟んで体温を測定する場合に、被測定者の腋下に接触する部材である。
本体ハウジング2は、内部構造8に含まれる表示部16が筐体外から見えるようにするための表示領域6を有している。表示領域6は、所定の透過率で光を透過する熱可塑性樹脂で構成されてよい。所定の透過率は、表示部16が筐体外から見えるように適宜決定されてよい。表示領域6は、高い液密性を有するように、本体ハウジング2と二色成形されてよい。表示領域6は、本体ハウジング2と別体として成形され、本体ハウジング2に接着又は溶着等によって取り付けられてもよい。
電子体温計1は、温度計測部13で検出した温度に基づいて、被測定者の検温を行う。具体的には、電子体温計1は、温度計測部13で検出した温度に基づいて、被測定者の体温を算出する。電子体温計1は、被測定者の体温の算出が完了した場合、報知部15から、体温の算出の完了を被測定者等に報知する。電子体温計1は、体温の算出結果(つまり検温の結果)を表示部16に表示する。
なお、本明細書において、被測定者は、電子体温計1を用いて体温を測定する対象となる者であり、被測定者等は、被測定者の他、被測定者による体温の測定を補助する者等を含む。例えば、被測定者等には、被測定者の家族や医療従事者等が含まれる。
再び図3を参照すると、制御部11は、電子体温計1の各機能部をはじめとして、電子体温計1の全体を制御及び管理する。制御部11は、少なくとも1つのプロセッサを含んで構成される。制御部11は、制御手順を規定したプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ又は各機能の処理に特化した専用のプロセッサで構成される。このようなプログラムは、記憶部12又は電子体温計1の外部の記憶媒体に記憶されている。
本実施形態において、制御部11は、検温の処理の進行の段階に応じて、表示部16における表示を制御する。具体的には、制御部11は、被測定者の検温が終了するまでは、温度情報を表示部16に表示させず、被測定者の検温が終了した場合に、被測定者の体温の情報を表示部16に表示させる。制御部11が実行する処理の詳細については、後述する。
記憶部12は、半導体メモリ又は磁気メモリ等で構成することができる。記憶部12は、例えば、各種情報、及び電子体温計1を動作させるためのプログラム等を記憶する。記憶部12は、ワークメモリとしても機能してもよい。
温度計測部13は、エンドキャップ4の温度を検出する。温度計測部13は、温度を検出する温度センサを含んで構成される。温度計測部13は、公知の電子温度計における温度計測部と同様の構成を有していてよい。温度計測部13は、検出した温度の情報を制御部11に出力可能に構成されている。
モーションセンサ14は、電子体温計1の筐体のモーション(動き)を検出する。モーションセンサ14は、電子体温計1のモーションを検出可能な任意のセンサにより構成されていてよい。例えば、モーションセンサ14は、電子体温計1の加速度を検出可能な加速度センサにより構成されていてよい。あるいは、モーションセンサ14は、例えば、電子体温計1の角速度を検出可能な角速度センサにより構成されていてもよい。モーションセンサ14は、加速度センサと角速度センサとの双方を含んで構成されていてもよい。加速度センサ又は角速度センサは、それぞれ1軸から3軸の任意の検出軸数を有していてもよい。ただし、3軸である方が、より正確に電子体温計1のモーションを検出可能である。本実施形態では、モーションセンサ14が3軸の加速度センサにより構成されているとして、以下説明する。
モーションセンサ14は、電子体温計1の電源がオンの状態であるかオフの状態であるかにかかわらず、電子体温計1のモーションを検出する。モーションセンサ14は、検出したモーションの情報を制御部11に出力可能に構成されている。
報知部15は、被測定者等に情報を報知する。報知部15は、音、振動又は画像等により情報を報知可能である。報知部15は、例えばスピーカを含んで構成され、音により情報を報知してよい。報知部15は、例えば振動子を含んで構成され、振動により情報を報知してもよい。表示部16が報知部15としても機能し、画像を表示したり、発光したりすることにより情報を報知してもよい。報知部15は、例えば、現在の電子体温計1のステータスや、検温の結果等を報知する。電子体温計1のステータスは、検温の処理における電子体温計1の状態を示すものであり、例えば、電源オフ、検温待ち(待機状態)、検温中、検温終了等の状態を含む。電源オフは、電子体温計1の電源が入っていない状態である。待機状態(すなわち検温待ちの状態)は、電子体温計1の電源が入っており、被測定者の検温開始が可能な状態である。検温中は、被測定者の検温を実行している状態である。検温終了は、被測定者の検温が終了した状態であり、例えば検温結果を表示している状態である。
表示部16は、制御部11による制御に基づき、各種情報を表示する。表示部16は、情報を表示可能な表示デバイスを含んで構成されている。表示デバイスは、外部光を吸収又は反射することで表示を行うデバイスでも、自発光するデバイスでもよい。表示デバイスは、例えば液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイ(OELD:Organic Electro-Luminescence Display)、又は無機ELディスプレイ(IELD:Inorganic Electro-Luminescence Display)等とすることができる。
図4は、表示部16の一態様を示す図である。本実施形態では、図4に一例として示すように、表示部16が7セグメントディスプレイを含んで構成されているとする。具体的には、本実施形態では、表示部16は、3つの7セグメントディスプレイ20a、20b及び20cを含んで構成されているとする。
第1の7セグメントディスプレイ20aは、検温結果の表示に際して、被測定者の体温の2桁目の値を表示する。第2の7セグメントディスプレイ20bは、検温結果の表示に際して、被測定者の体温の1桁目の値を表示する。第3の7セグメントディスプレイ20cは、検温結果の表示に際して、被測定者の体温の小数点以下1桁目の値を表示する。以下、本明細書において、第1の7セグメントディスプレイ20a、第2の7セグメントディスプレイ20b及び第3の7セグメントディスプレイ20cを区別しない場合には、これらをまとめて、「7セグメントディスプレイ20」と記載する。
表示部16には、電子体温計1のバッテリの状態を示すバッテリマーク21が表示される。バッテリマーク21は、点灯、消灯及び点滅等により、電子体温計1のバッテリの電力の残量や、充電中であるか否か、充電が完了したか否か等の、バッテリの状態を表示することができる。
表示部16には、7セグメントディスプレイ20において表示される検温結果が、予測の検温の結果であるか否かを示す予測マーク22が表示される。具体的には、例えば7セグメントディスプレイ20において表示される検温結果が、予測の検温結果である場合、予測マーク22が点灯する。一方、7セグメントディスプレイ20において表示される検温結果が、実測の検温結果である場合、予測マーク22は点灯せず、消灯する。従って予測マーク22が点灯しているか否かにより、被測定者等は、表示される検温結果が、予測の検温結果であるか実測の検温結果であるかを知ることができる。
なお、予測の検温は、検温開始から一定時間(例えば数十秒)の間に温度計測部13で計測された温度の変化率や変化の速度等に基づいて、所定の算出式によって被測定者の体温の予測値を算出する検温の方法である。予測の検温では、例えば数秒から30秒の間に計測された温度変化から算出された予測値が、予測の検温結果となる。実測の検温は、被測定者の測定部位と、温度計測部13(測定部7)で計測された温度が平衡に達したときの温度を、被測定者の体温とする、または、予測の検温が終了した後から所定の時間経過後に、当該所定の時間の間に観測された最高温度を被測定者の体温とする検温の方法である。実測の検温結果は、予測の検温よりも測定に時間を要し、例えば4~10分程度の時間を要する。
さらに、表示部16には、7セグメントディスプレイ20において表示される検温結果の単位を示す、℃マーク23が表示される。
次に、図5を参照して、本実施形態に係る電子体温計1の制御部11が実行する検温の処理の詳細について説明する。図5は、制御部11が実行する検温の処理の一例を示すフローチャートである。図5の開始時点において、電子体温計1は、電源がオフの状態である。
まず、被測定者等は、電子体温計1をオンの状態にするために、電子体温計1の図示しない操作ボタンに対して所定の入力操作を行う。制御部11は、所定の入力操作を検出すると、電子体温計1の電源をオンの状態にする(ステップS1)。これにより、電子体温計1は、検温待ちの状態になる。
具体的には、電子体温計1が、被測定者等の入力操作を受け付ける操作ボタンを備え、制御部11は、当該操作ボタンに対する所定の操作入力を検出した場合に、電子体温計1の電源をオンにする。電子体温計1の電源がオンの状態になったとき、又は、電子体温計1が検温待ちの状態になったとき、制御部11は、表示部16の表示をオンの状態にしてもよい。つまり、このとき、制御部11は、表示部16を点灯させてよい。このとき、表示部16には、例えば図4で示した表示が出力される。制御部11は、他の方法により、電源をオンの状態にしてもよい。例えば、電子体温計1に操作ボタンを設けず、マグネットリードスイッチや非接触スイッチ等を設けることで、電子体温計1の電源をオンの状態にするようにしてもよい。この他、制御部11は、他の公知の方法により電子体温計1の電源をオンの状態にすることができる。
電子体温計1は、検温待ちの状態になると、所定の条件が満たされた場合に検温を開始する。検温を開始するための所定の条件、及び、検温の方法については、従来公知の電子体温計1と同様であってよい。
例えば、制御部11は、エンドキャップ4の温度上昇を検出したか否かを判定する(ステップS2)。具体的には、制御部11は、温度計測部13から取得した温度が上昇しているか否かを判定する。制御部11は、例えば温度計測部13から取得した温度が、予め設定された所定温度以上上昇した場合に、温度上昇を検出したと判定することができる。
制御部11は、エンドキャップ4の温度上昇を検出していないと判定した場合(ステップS2のNo)、エンドキャップ4の温度上昇を検出したと判定するまで、ステップS2を繰り返す。なお、制御部11は、ステップS2において、一定時間(例えば1分間)、温度上昇を検出しない場合、電子体温計1の電源をオフにしてもよい。一定時間温度上昇が検出されない場合、被測定者等が検温をする意思がないと考えられるためである。
制御部11は、ステップS2において、測定部7の温度上昇を検出したと判定した場合(ステップS2のYes)、予測の検温を開始する(ステップS3)。温度計測部13から取得した温度が上昇した場合、被測定者が、電子体温計1を腋に挟んで検温を開始したと推定されるためである。ステップS3において検温を開始することにより、電子体温計1は、検温中の状態となる。
制御部11は、被測定者の検温を開始してから、被測定者の検温を終了するまで、検温の進捗状況を示す情報を表示部16に表示させる。具体的には、制御部11は、ステップS3において予測の検温を開始すると、表示部16に、予測の検温の進捗状況を示す情報を表示する(ステップS4)。制御部11は、詳細については後述するが、ステップS5で予測の検温が終了したと判定するまで、表示部16に、予測の検温の進捗状況を示す情報を表示する。
ここで、表示部16に表示される、検温の進捗状況を示す情報の具体例について説明する。検温の進捗状況を示す情報は、表示部16において、検温の進捗状況を示す表示域が単調増加又は単調減少することにより表示されてよい。単調増加は、時間の経過とともに、表示域が変化しない又は増加することをいう。単調減少は、時間の経過とともに表示域が変化しない又は減少することをいう。例えば、表示部16は、検温に要する時間全体に対する、測定開始からの経過時間又は測定終了までの残存時間の割合に応じて、表示域の全体の長さやバーの数を単調増加又は単調減少させるように、表示を行うことができる。
本実施形態のように、表示部16が7セグメントディスプレイ20を含んで構成されている場合、制御部11は表示部16において点灯又は点滅しているセグメントの数を単調増加又は単調減少させることにより、検温の進捗状況を示す情報を表示させる。例えば、制御部11は、3つの7セグメントディスプレイ20a、20b及び20cのそれぞれの中央のセグメント24a、24b及び24cを用いて、検温の進捗状況を示す情報を表示させることができる。
図6Aから図6Cは、表示部16における、予測の検温の進捗状況を示す情報の表示の一例を示す図である。本実施形態では、制御部11は、検温の進捗状況を示す情報を示す表示域として、点灯又は点滅している中央のセグメント24a、24b及び24cを単調増加させることにより、予測の検温の進捗状況を示す。
具体的には、制御部11は、ステップS3において、予測の検温を開始すると、図6Aに一例として示すように、表示部16において、第1の7セグメントディスプレイ20aの中央のセグメント24aを点灯又は点滅させる。中央のセグメント24aが点灯又は点滅することにより、被測定者等は、検温が開始されたことを認識することができる。本実施形態では、検温の進捗状況を示す情報を表示する場合、制御部11は中央のセグメント24aを点滅させるとする。また、制御部11は、予測の検温の進捗状況を示す情報を表示する場合、予測マーク22を点灯させる。予測マーク22を点灯させることにより、被測定者等は、予測の検温が行われていることを認識することができる。また、制御部11は、℃マーク23を点灯させる。
制御部11は、ステップS3で予測の検温を開始し、表示部16において、図6Aに示すように、中央のセグメント24aを点滅させるように表示した場合、予測の検温に要する時間を予測する。予測の検温に要する時間の予測は、予測の検温の開始から終了までにかかる時間であり、例えば、予測の検温の開始後に温度計測部13で計測された温度の変化率や変化の速度等に基づいて、算出してよい。制御部11は、算出した予測の検温に要する時間を、時間の経過に沿って3つに分割する。つまり、制御部11は、算出した予測の検温に要する時間を、第1の時間帯、第2の時間帯及び第3の時間帯に分割する。第1の時間帯、第2の時間帯及び第3の時間帯は、この順で時間的に連続するとする。つまり、第1の時間帯の終了時に第2の時間帯が開始し、第2の時間帯の終了時に第3の時間帯が開始するとする。制御部11は、算出した予測の検温に要する時間を、3等分して、第1の時間帯、第2の時間帯及び第3の時間帯に分割することが好ましいが、必ずしも3等分しなくてもよい。また、第1の時間帯は、ステップS3において予測の検温を開始した時に開始していてよい。つまり、制御部11が、表示部16において、図6Aに示すように、中央のセグメント24aを点滅させるように表示させ、予測の検温に要する時間を算出している時間も第1の時間帯に含まれてよい。
制御部11は、第1の時間帯の間、図6Aに示すように、中央のセグメント24aを点滅させる。このとき、第2の7セグメントディスプレイ20b及び第3の7セグメントディスプレイ20cは、消灯した状態である。
制御部11は、第1の時間帯が終了し、第2の時間帯が開始すると、図6Bに示すように、第1の7セグメントディスプレイ20aの中央のセグメント24aに加えて、第2の7セグメントディスプレイ20bの中央のセグメント24bを点灯又は点滅させる。本実施形態では、制御部11は中央のセグメント24bを点滅させるとする。
制御部11は、第2の時間帯が終了し、第3の時間帯が開始すると、図6Cに示すように、第1の7セグメントディスプレイ20aの中央のセグメント24a及び第2の7セグメントディスプレイ20bの中央のセグメント24bに加えて、第3の7セグメントディスプレイ20cの中央のセグメント24cを点灯又は点滅させる。本実施形態では、制御部11は中央のセグメント24cを点滅させるとする。
このように、制御部11は、時間の経過、つまり第1の時間帯から第3の時間帯までの推移に従って、点滅させるセグメントの数を増やすことにより、予測の検温の進捗状況を示すことができる。被測定者等は、点滅しているセグメントを見ることにより、予測の検温の進捗状況を認識することができる。
なお、制御部11は、予測の検温を行っている間、適宜、予測の検温に要する時間を算出しなおしてもよい。予測の検温に要する時間を算出しなおして、予測の検温に要する時間が、当初算出した時間から変化した場合、適宜、第1の時間帯、第2の時間帯及び第3の時間帯の長さを変更してよい。
再び図5を参照すると、制御部11は、予測の検温が終了したか否かを判定する(ステップS5)。制御部11は、被測定者の体温の予測が成立した場合に、検温が終了したと判定できる。被測定者の体温の予測が成立した場合とは、被測定者の体温を所定以上の精度で予測できたと判定した場合をいい、具体的には、従来公知の予測検温の方法を用いることができる。
制御部11は、予測の検温が終了していないと判定した場合(ステップS5のNo)、ステップS4に移行する。制御部11は、ステップS5において、予測の検温が終了したと判定するまで、上述した方法により、予測の検温の進捗状況を示す情報を表示し続ける。
制御部11は、予測の検温が終了したと判定した場合(ステップS5のYes)、予測の検温を終了し、予測の検温が終了したことを報知部15から報知する(ステップS6)。なお、予測の検温が終了した場合、制御部11は、予測の検温の進捗状況を示す情報の表示を終了し、予測の検温が終了したことを示す情報を表示してよい。予測の検温が終了したことを示す情報は、被測定者等が認識可能な任意の態様で表示することができ、例えば、予測の検温の進捗状況を示す情報において点滅状態であった中央のセグメント24a、24b及び24cを、点灯状態にすることにより表示することができる。
なお、制御部11は、検温中に、エラーを検出したか否かを判定してもよい。エラーは、適切に検温ができない状態である。具体的には、エラーは、例えばエンドキャップ4の温度が下降していることであってよい。この場合、制御部11は、エラーを検出したと判定する。温度が下降している場合、被測定者が、電子体温計1を適切に腋に挟めていないことが推定され、適切に検温ができないためである。
制御部11は、検温中にエラーを検出したと判定した場合、検温を終了(中止)し、エラーを検出したことを、報知部15から報知してよい。このとき、制御部11は、適切に検温ができなかったことを示す情報(エラー情報)を表示部16に表示してもよい。例えば、制御部11は、図7に一例として示すように、第1の7セグメントディスプレイ20aにおいて、アルファベットのEの文字を表示することにより、エラー情報を表示してよい。
制御部11は、適切に予測の検温が終了し、ステップS6において報知を行った場合、被測定者が電子体温計1を腋から外したか否かを判定する。具体的には、制御部11は、温度計測部13で検出される温度が低下したか否かを判定する(ステップS7)。
制御部11は、温度計測部13で検出される温度が低下したと判定した場合(ステップS7のYes)、被測定者が電子体温計1を腋から外したと判定できる。温度が低下した場合、被測定者が、電子体温計1を適切に腋に挟んだ状態でなくなったことが推定されるためである。この場合、制御部11は、予測の検温結果を表示部16に表示する(ステップS8)。例えば、制御部11は、図8に示すように、予測の検温結果としての被測定者の体温を数値で示すとともに、予測マーク22を点灯させる。これにより、被測定者等は、検温結果ととともに、検温結果が予測値であることを認識できる。
一方、制御部11は、温度計測部13で検出される温度が低下していないと判定した場合(ステップS7のNo)、予測の検温が終了してから一定時間が経過したか否かを判定する(ステップS9)。一定時間は、実測の検温を開始するまでの時間であり、適宜設定されてよい。一定時間は、例えば4分間等としてよい。
制御部11は、予測の検温が終了してから一定時間が経過していないと判定した場合(ステップS9のNo)、ステップS7に移行する。
制御部11は、予測の検温が終了してから一定時間が経過したと判定した場合(ステップS9のYes)、実測の検温を開始する(ステップS10)。
制御部11は、予測の検温を行った場合と同様に、実測の検温を開始してから、実測の検温を終了するまで、実測の検温の進捗状況を示す情報を表示部16に表示させる。つまり、制御部11は、ステップS10において実測の検温を開始すると、表示部16に、実測の検温の進捗状況を示す情報を表示する(ステップS11)。制御部11は、詳細については後述するが、ステップS12で検温時間が所定時間継続したと判定するまで、表示部16に、実測の検温の進捗状況を示す情報を表示する。
実測の検温の進捗状況を示す情報は、予測の検温の進捗状況を示す情報と同様の方法で、表示されてよい。例えば、実測の検温の進捗状況を示す情報は、表示部16において、検温の進捗状況を示す表示域が単調増加又は単調減少することにより表示されてよい。本実施形態では、制御部11は表示部16において点灯又は点滅しているセグメントの数を単調増加又は単調減少させることにより、検温の進捗状況を示す情報を表示させてよい。具体的には、電子体温計1のエンドキャップ4から尾部ハウジング3に向かう方向にセグメント表示部の数を増減させたり、電子体温計1の表示領域6の上下方向にセグメント表示部を増減させたりできる。
図9Aから図9Cは、表示部16における、実測の検温の進捗状況を示す情報の表示の一例を示す図である。本実施形態では、制御部11は、検温の進捗状況を示す情報を示す表示域として、点灯又は点滅している中央のセグメント24a、24b及び24cを単調増加させる、すなわち、セグメント表示部の数を増やすことにより、実測の検温の進捗状況を示す。好ましくは、電子体温計1のエンドキャップ4から尾部ハウジング3に向かう方向にセグメント表示部の数を増加させる。
具体的には、制御部11は、ステップS10において、実測の検温を開始すると、図9Aに一例として示すように、表示部16において、第1の7セグメントディスプレイ20aの中央のセグメント24aを点灯又は点滅させる。中央のセグメント24aが点灯又は点滅することにより、被測定者等は、検温が開始されたことを認識することができる。本実施形態では、検温の進捗状況を示す情報を表示する場合、制御部11は中央のセグメント24aを点滅させるとする。また、制御部11は、実測の検温の進捗状況を示す情報を表示する場合、予測マーク22を消灯させる。予測マーク22を消灯させることにより、被測定者等は、実測の検温が行われていることを認識することができる。また、制御部11は、℃マーク23を点灯させる。
本実施形態において、制御部11は、予測の検温の進捗状況を示す情報の表示において説明した場合と同様に、ステップS10において実測の検温を開始してから、実測の検温を終了するまでの時間を、第1の時間帯、第2の時間帯及び第3の時間帯に分割する。制御部は、実測の検温を開始してから、実測の検温を終了するまでの時間を、予測して算出してよい。あるいは、実測の検温においては、実測の検温を開始してから、実測の検温を終了するまでの時間が、予め定められていてもよい。
制御部11は、第1の時間帯の間、図9Aに示すように、中央のセグメント24aを点滅させる。このとき、第2の7セグメントディスプレイ20b及び第3の7セグメントディスプレイ20cは、消灯した状態である。
制御部11は、第1の時間帯が終了し、第2の時間帯が開始すると、図9Bに示すように、第1の7セグメントディスプレイ20aの中央のセグメント24aに加えて、第2の7セグメントディスプレイ20bの中央のセグメント24bを点灯又は点滅させる。本実施形態では、制御部11は中央のセグメント24bを点滅させるとする。
制御部11は、第2の時間帯が終了し、第3の時間帯が開始すると、図9Cに示すように、第1の7セグメントディスプレイ20aの中央のセグメント24a及び第2の7セグメントディスプレイ20bの中央のセグメント24bに加えて、第3の7セグメントディスプレイ20cの中央のセグメント24cを点灯又は点滅させる。本実施形態では、制御部11は中央のセグメント24cを点滅させるとする。
このように、制御部11は、時間の経過、つまり第1の時間帯から第3の時間帯までの推移に従って、点滅させるセグメントの数を増やすことにより、実測の検温の進捗状況を示すことができる。被測定者等は、点滅しているセグメントを見ることにより、実測の検温の進捗状況を認識することができる。
再び図5を参照すると、制御部11は、実測の検温時間が所定時間継続したか否かを判定する(ステップS12)。このとき、制御部11は、例えば、検温開始から所定時間(例えば4分~10分)が経過したかを判定する。あるいは、検温開始から所定時間が経過したかに加えて、温度計測部13から取得した温度が一定時間変化せず、平衡に達したと判定した場合に、実測の検温時間が所定時間継続したと判定する。
制御部11は、検温時間が所定時間経過していないと判定した場合(ステップS12のNo)、ステップS11に移行する。制御部11は、ステップS12において、検温開始から所定時間が経過したと判定するまで、上述した方法により、実測の検温の進捗状況を示す情報を表示し続ける。
制御部11は、検温時間が所定時間継続したと判定した場合(ステップS12のYes)、実測の検温が終了したことを報知部15から報知する(ステップS13)。なお、実測の検温が終了した場合、制御部11は、実測の検温の進捗状況を示す情報の表示を終了し、実測の検温が終了したことを示す情報を表示してよい。実測の検温が終了したことを示す情報は、被測定者等が認識可能な任意の態様で表示することができ、例えば、実測の検温の進捗状況を示す情報において点滅状態であった中央のセグメント24a、24b及び24cを、点灯状態にすることにより表示することができる。
なお、制御部11は、予測の検温で説明した場合と同様に、実測の検温中に、エラーを検出したか否かを判定してもよい。制御部11は、実測の検温中にエラーを検出したと判定した場合、検温を終了(中止)し、エラーを検出したことを、報知部15から報知してよい。このとき、制御部11は、適切に検温ができなかったことを示す情報(エラー情報)を表示部16に表示してもよい。例えば、制御部11は、図7に一例として示すように、第1の7セグメントディスプレイ20aにおいて、アルファベットのEの文字を表示することにより、エラー情報を表示してよい。
制御部11は、ステップS13において報知を行った場合、被測定者が電子体温計1を腋から外したか否かを判定する。具体的には、制御部11は、温度計測部13で検出される温度が低下したか否かを判定する(ステップS14)。
制御部11は、温度計測部13で検出される温度が低下していないと判定した場合(ステップS14のNo)、温度計測部13で検出される温度が低下したと判定されるまで、ステップS14を繰り返す。
制御部11は、温度計測部13で検出される温度が低下したと判定した場合(ステップS14のYes)、被測定者が電子体温計1を腋から外したと判定できる。温度が低下した場合、被測定者が、電子体温計1を適切に腋に挟んだ状態でなくなったことが推定されるためである。この場合、制御部11は、実測の検温結果を表示部16に表示する(ステップS15)。例えば、制御部11は、図10に示すように、実測の検温結果としての被測定者の体温を数値で示す。このとき、制御部11は、予測マーク22を消灯させる。これにより、被測定者等は、検温結果ととともに、検温結果が実測値であることを認識できる。なお、制御部11は、取得した平衡温度を検温結果としてもよい。あるいは、制御部11は、所定時間内に、制御部11が観測した温度の最高温度を検温結果としてもよい。なお、ステップS15において、実測の検温結果を表示部16に表示すると同時に、報知部15から報知させてもよい。
このように、本実施形態に係る電子体温計1によれば、制御部11が、被測定者の検温が終了するまでは、温度情報を表示部16に表示させず、被測定者の検温が終了した場合に、被測定者の体温の情報を表示部16に表示させる。そのため、例えば検温の途中で被測定者の温度に関する情報を表示することがないため、電子体温計1が測定した最終的な測定結果のみを表示することができる。これにより、被測定者等に、より正確な検温結果を提示可能である。
また、本実施形態に係る電子体温計1によれば、制御部11が、被測定者の検温が終了した後、温度計測部13で検出された温度が低下したと判定した場合に、被測定者の体温の情報を、表示部16に表示させる。従って、制御部11は、被測定者の検温が終了していない場合は、温度情報を表示させず、被測定者の検温が終了していても、温度計測部13で検出された温度が低下したと判定していなければ、被測定者の体温の情報を表示させない。これにより、検温が終了し、被測定者が腋から電子体温計1を外したときに、被測定者等は、体温を確認することができる。そのため、被測定者等に、検温終了までは確実に適切な検温を実施させるように促しうるとともに、被測定者等が体温を確認しようとする適切なタイミングで、体温を表示することができる。
また、本実施形態に係る電子体温計1によれば、被測定者の検温を開始してから、被測定者の検温を終了するまで、検温の進捗状況を示す情報を、表示部16に表示させる。これにより、被測定者等に、検温終了までの目安を知らせることができる。
上記実施形態では、制御部11は、被測定者の検温が終了した後、温度計測部13で検出された温度が低下したと判定した場合に、被測定者の体温の情報を表示部16に表示すると説明した。しかしながら、被測定者の体温の情報を表示部16に表示するタイミングは、これに限られない。制御部11は、被測定者の検温が終了した後であれば、任意のタイミングで、被測定者の体温の情報を表示部16に表示してよい。制御部11は、被測定者の検温が終了した後、所定の条件が満たされた場合に、被測定者の体温の情報を表示部16に表示してよい。あるいは、制御部11は、被測定者の検温が終了した時、被測定者の体温の情報を表示部16に表示してもよい。この場合、被測定者等は、検温が終了した後、電子体温計1を腋から外さなくとも、すぐに検温の結果を知ることができる。
また、上記実施形態では、表示部16が、7セグメントディスプレイ20を含むと説明した。しかしながら、表示部16は、必ずしも7セグメントディスプレイ20を含んでいなくてもよい。表示部16は、他のディスプレイを含んでいてもよい。例えば、表示部16は、ドットマトリックスディスプレイを含んでいてもよい。
また、上記実施形態では、表示部16が、7セグメントディスプレイ20を含み、表示部16において点灯しているセグメントの数を単調増加又は単調減少させることにより、検温の進捗状況を示す情報を表示させると説明した。しかしながら、表示部16による、検温の進捗状況を示す情報の表示態様は、これに限られない。
例えば、図11に示すように、表示部16に、進捗状況表示バー30を表示させ、進捗状況表示バー30において塗りつぶされた領域31を単調増加又は単調減少させることにより、検温の進捗状況を示してもよい。あるいは、例えば、表示部16に、検温の進捗状況を数値を用いて示してもよい。単調増加又は単調減少の方向は、電子体温計1の長軸方向に沿う方向であってもよい。
本開示に係る電子体温計1は、上述した実施形態で特定された構成に限定されず、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。例えば、各構成部、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部又はステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、本明細書では被測定者が電子体温計1を腋に挟んで体温を測定する構成として説明したが、本開示に係る電子体温計は、被測定者の口腔内、直腸内で検温する電子体温計として構成することも可能である。
本発明は、電子体温計及び情報処理方法に関する。
1:電子体温計
2:本体ハウジング
3:尾部ハウジング
4:エンドキャップ
6:表示窓
7:測定部
8:内部構造
11:制御部
12:記憶部
13:温度計測部
14:モーションセンサ
15:報知部
16:表示部
20:7セグメントディスプレイ
20a:第1の7セグメントディスプレイ
20b:第2の7セグメントディスプレイ
20c:第3の7セグメントディスプレイ
21:バッテリマーク
22:予測マーク
23:℃マーク
24a、24b、24c:セグメント
30:進捗状況表示バー
31:領域

Claims (5)

  1. 温度計測部と、
    前記温度計測部で検出された温度に基づいて被測定者の検温の処理を実行する制御部と、
    前記制御部による制御に基づいて情報を表示する表示部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記被測定者の検温が終了した後に前記温度計測部で検出された温度が低下するまでは、前記被測定者の体温の情報を前記表示部に表示させず、前記被測定者の検温が終了した前記温度計測部で検出された温度が低下したことに応じて、前記被測定者の体温の情報を前記表示部に表示させる、
    電子体温計。
  2. 前記制御部は、前記被測定者の検温を開始してから、前記被測定者の検温を終了するまで、検温の進捗状況を示す情報を、前記表示部に表示させる、請求項に記載の電子体温計。
  3. 前記検温の進捗状況を示す情報は、前記表示部において、前記検温の進捗状況を示す情報を表示する表示域が単調増加又は単調減少することにより表示される、請求項に記載の電子体温計。
  4. 前記表示部は、7セグメントディスプレイを含んで構成され、
    前記制御部は、前記表示部において点灯しているセグメントの数を単調増加又は単調減少させることにより、前記検温の進捗状況を示す情報を表示させる、請求項又はに記載の電子体温計。
  5. 情報を表示する表示部を備える電子体温計が実行する情報処理方法であって、
    温度情報を前記表示部に表示させずに、被測定者の検温を実行するステップと、
    前記被測定者の検温が終了した後に温度計測部で検出された温度が低下するまでは、前記被測定者の体温の情報を前記表示部に表示させず、前記被測定者の検温が終了した後、前記温度計測部で検出された温度が低下したことに応じて、前記被測定者の体温の情報を前記表示部に表示させるステップと、
    を含む、情報処理方法。
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