JP7446190B2 - プラズマ処理装置及びプラズマ生成方法 - Google Patents

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Description

本開示は、プラズマ処理装置及びプラズマ生成方法に関する。
例えば、特許文献1は、処理容器の内部を上部のアンテナ室と下部の処理室とに区画し、複数の分割された金属窓を備えるプラズマ処理装置を提案している。複数の分割された金属窓にはフィルタが接続されている。
特開2011-29584号公報
プラズマ処理装置内の排気空間においてプラズマが発生されると、排気空間の壁面に副生成物が堆積され、副生成物が壁面から離脱して排気された場合に真空ポンプからの反跳パーティクルとして基板上に影響を与える。さらに、処理容器内の壁面を構成する材料の消耗が促進されることによりパーティクルが増え、同じく基板上に影響を与える。これらにより、基板上にディフェクト(Defect:欠陥)が発生する。
本開示は、処理容器内のクリーニングとパーツの消耗の抑制を図ることができる技術を提供する。
本開示の一の態様によれば、処理容器と、前記処理容器の内部を上部のアンテナ室と下部の処理室とに区画し、複数の部分窓を有する金属窓と、前記アンテナ室において前記金属窓の上部に配置され、前記処理室に誘導結合プラズマを生成する誘導結合アンテナと、前記処理室内にて基板を載置し、バイアス電圧用の高周波電力が印加される下部電極と、一端において1つ又は複数の前記部分窓と接続され、他端において接地に接続された容量素子と、前記容量素子と並列に一端において1つ又は複数の前記部分窓と接続され、他端において接地に接続された抵抗素子と、を有するプラズマ処理装置が提供される。
一の側面によれば、処理容器内のクリーニングとパーツの消耗の抑制を図ることができる。
実施形態に係るプラズマ処理装置の一例を示す断面模式図。 実施形態に係るインピーダンス調整回路の一例を示す図。 実施形態に係る金属窓に形成された複数の部分窓のパターンの一例を示す図。 実施形態に係るインピーダンス調整回路の容量とアノードインピーダンスの一例を示す図。 実施形態に係るインピーダンス調整回路の有無とパーツの消耗結果の一例を示す図。 実施形態に係るインピーダンス調整回路の有無とパーツの消耗結果の他の例を示す図。 実施形態に係るインピーダンス調整回路の有無とパーツの消耗結果の他の例を示す図。 実施形態に係るインピーダンス調整回路の有無とパーツの消耗結果の他の例を示す図。 実施形態に係るインピーダンス調整回路の有無と排気空間の放電結果の一例を示す図。 実施形態に係るインピーダンス調整回路の有無と被処理基板上のディフェクト数の一例を示す図。 実施形態に係るプラズマ生成方法の一例を示すタイムチャート。 実施形態に係るVUV光によるプラズマ着火の結果の一例を示す図。
以下、図面を参照して本開示を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
[プラズマ処理装置]
実施形態に係るプラズマ処理装置について、図1~図3を用いて説明する。図1は、実施形態に係るプラズマ処理装置の一例を示す断面模式図である。図2は、実施形態に係るインピーダンス調整回路の一例を示す図である。図3は、実施形態に係る金属窓に形成された複数の部分窓のパターンの一例を示す図である。
実施形態に係るプラズマ処理装置は、例えばFPD(Flat Panel Display)用ガラス基板上に薄膜トランジスターを形成する際のメタル膜、ITO膜、酸化膜等のエッチングや、レジスト膜のアッシング処理に用いられる。ここで、FPDとしては、液晶ディスプレイ(LCD)、エレクトロルミネセンス(Electro Luminescence:EL)ディスプレイ、プラズマディスプレイパネル(PDP)等が例示される。
プラズマ処理装置は、導電性材料、例えば、内壁面が陽極酸化処理(アルマイト処理)されたアルミニウムからなる角筒形状の気密な処理容器1を有する。この処理容器1は、接地線1aにより接地されている。処理容器1は、処理容器1と絶縁されて形成された金属窓2により上部のアンテナ室3と、下部の処理室4とに区画されている。金属窓2は、本例では処理室4の天井壁を構成する。金属窓2は、例えば、非磁性体で導電性の金属で構成される。非磁性体で導電性の金属の例は、アルミニウム、又はアルミニウムを含む合金である。金属窓2は、処理容器1の側壁に支持されている。
ガス流路12に連通するようにガス供給管20aが設けられている。ガス流路12は、複数の分岐配管に分岐し(不図示)、絶縁物6により複数に分割された金属窓2の部分窓(図3参照)に接続されてそれぞれの部分窓にガスを供給する。それぞれの部分窓は、内部にガス空間を有していて(不図示)、処理室4に面した面に複数のガス吐出口を有し、複数のガス吐出孔から処理室4内にガスを供給する。ガス供給管20aは、処理容器1の天井からその外側へ貫通し、処理ガス供給源及びバルブシステム等を含む処理ガス供給部20に接続されている。したがって、プラズマ処理においては、処理ガス供給部20から供給された処理ガスがガス供給管20aを介して処理室4内へ吐出される。
アンテナ室3内には金属窓2の上に、金属窓2に面するように高周波(RF)アンテナ13が配設されている。この高周波アンテナ13は絶縁部材からなるスペーサ17により金属窓2から離間している。高周波アンテナ13は、渦巻状のアンテナを構成しており、金属窓2は、渦巻状のアンテナの下部で、例えば24の部分窓に分割されている。高周波アンテナ13は、アンテナ室3において、絶縁部材のスペーサ17を介して金属窓2の上部に配置され、処理室4に誘導結合プラズマを生成する誘導結合アンテナの一例である。
プラズマ処理中、第一の高周波電源15からは、誘導電界形成用の、例えば、周波数が1MHz~27MHzの高周波電力が整合器14及び給電部材16を介して高周波アンテナ13へ供給される。本例の高周波アンテナ13は、図示しないが、同心状に外側環状アンテナ、中間環状アンテナ、内側環状アンテナで構成されており、それぞれ給電部材16に接続される給電部41、42、43を有する。これら各給電部41、42、43からアンテナ線が周方向に延びて、3環状の高周波アンテナ13が構成される。各アンテナ線の終端には図示しないコンデンサが接続され、各アンテナ線はコンデンサを介して高周波アンテナ13の側壁3aに接続され、接地される。このように高周波電力が供給された高周波アンテナ13により、処理室4内に誘導電界が形成され、この誘導電界により処理室4内に供給された処理ガスがプラズマ化される。
処理室4内の下方には、金属窓2を挟んで高周波アンテナ13と対向するように、被処理基板G、例えば、ガラス基板を載置するためのステージSTが設けられている。ステージSTは、下部電極23及び絶縁体枠24を有する。下部電極23は、導電性材料、例えば表面が陽極酸化処理されたアルミニウムで構成されている。下部電極23に載置された被処理基板Gは、図示しない静電チャックにより吸着保持される。
下部電極23は絶縁体枠24内に収納され、さらに、処理室4の底面に支持される。また、処理室4の側壁4aには、被処理基板Gを搬入出するための搬入出口27aおよびそれを開閉するゲートバルブ27が設けられている。
下部電極23には、中空の支柱25内に設けられた給電線25aにより、整合器28を介して第二の高周波電源29が接続されている。第二の高周波電源29は、プラズマ処理中に、バイアス電圧用の高周波電力、例えば、周波数が1MHz~6MHzの高周波電力を下部電極23に印加する。下部電極23は、載置面に被処理基板Gを載置し、このバイアス電圧用の高周波電力により被処理基板G上にバイアス電圧を生成し、処理室4内に生成されたプラズマ中のイオンが効果的に被処理基板Gに引き込まれる。
さらに、下部電極23内には、被処理基板Gの温度を制御するため、セラミックヒータ等の加熱手段や冷媒流路等からなる温度制御機構と、温度センサーとが設けられている(いずれも図示せず)。これらの機構や部材に対する配管や配線は、いずれも中空の支柱25を通して処理容器1外に導出される。
ステージSTと処理室4の側壁4aとの間には、バッフル板32が連続的或いは断続的に環状にステージSTを囲んで設けられ、処理室4から排気空間にガスを通す。処理室4の底部には、排気管31を介して真空ポンプ等を含む排気装置30が接続される。排気装置30により、バッフル板32下の排気空間が排気され、プラズマ処理中、処理室4内が所定の真空雰囲気(例えば1.33Pa)に設定、維持される。
下部電極23に載置された被処理基板Gの裏面側には微細な冷却空間(図示せず)が形成されており、一定の圧力の熱伝達用ガスとしてHeガスを供給するためのHeガス流路45が設けられている。Heガス流路45には、Heガスライン46が接続され、圧力制御バルブ47を介してHe源に接続される。
処理室4の側壁4aには、観察窓33が設けられ、観察窓33にはVUV光源ユニット34が取り付けられている。VUV光源ユニット34は、100~200nmの波長のVUV(Vacuum Ultra Violet:真空紫外)光を処理室4内に入射する。入射されたVUV光が処理室4内のガス分子に照射されると、ガス分子は、光エネルギーを吸収し、電子を放出する。この電子の放出により、プラズマ着火を促進させることができる。
プラズマ処理装置の各構成部は、コンピュータからなる制御部50に接続されて制御される構成となっている。また、制御部50には、工程管理者がプラズマ処理装置を管理するためにコマンドの入力操作等を行うキーボードや、プラズマ処理装置の稼働状況を可視化して表示するディスプレイ等からなるユーザーインターフェース51が接続されている。さらに、制御部50には、記憶部52が接続されている。記憶部52には、プラズマ処理装置で実行される各種処理を制御部50の制御にて実現するための制御プログラム、処理条件に応じてプラズマ処理装置の各構成部に処理を実行させるためのプログラムすなわちレシピが格納されている。レシピはハードディスクや半導体メモリーに記憶されていてもよいし、CD-ROM、DVD等の可搬性の記憶媒体に収容された状態で記憶部52の所定位置にセットするようになっていてもよい。さらに、他方の装置から、例えば専用回線を介してレシピを適宜伝送させるようにしてもよい。そして、必要に応じて、ユーザーインターフェース51からの指示等にて任意のレシピを記憶部52から呼び出して制御部50に実行させることで、制御部50の制御下で、プラズマ処理装置での所望の処理が行われる。
[インピーダンス調整回路]
金属窓2には、インピーダンス調整回路18が接続されている。インピーダンス調整回路18について、図2を参照しながら説明する。図2は、金属窓2が有する24の部分窓のうちの1つの部分窓22aの断面と、部分窓22aが接続されたインピーダンス調整回路18とを主に示し、図1のプラズマ処理装置のその他の構成は簡略化している。
図3は、インピーダンス調整回路18の図示を省略し、金属窓2のみを平面視した図である。図3の例では、金属窓2は1つの部分窓22aを含む24の部分窓に分割されている。24の部分窓22a、22b、22c・・・を総称して部分窓22ともいう。これら24の部分窓22は、金属窓2を分割した一部であり、絶縁物6を介して載置され、金属窓2を構成する。本例では、下部電極23に対向する処理室4の壁面形状を矩形とすると、この矩形の中心の内周エリア5a、内周エリア5aの外側を囲む環状の中間エリア5b、中間エリア5bの外側を囲む環状の外周エリア5cに分ける。内周エリア5aは、矩形状の内周エリア5aを概ね対角線で分割した4つの部分窓22を有する。また、中間エリア5bは、環状の中間エリア5bの各辺を2等分するように径方向に分割した合計8つの部分窓22を有する。また、外周エリア5cは、環状の外周エリア5cの各辺を3等分するように径方向に分割した合計12つの部分窓22を有する。尚、本実施形態においては、図示しないが、内側環状アンテナが内周エリア5aに対応し、中間環状アンテナが中間エリア5bに対応し、外側環状アンテナが外周エリア5cに対応するように配置される。
係る構成により、金属窓2が有する24の部分窓22は、絶縁物6を介して載置されることで、処理容器1から絶縁され、かつ、部分窓22同士も互いに絶縁される。絶縁物6の材料例は、例えば、セラミックやポリテトラフルオロエチレン(PTFE)である。
なお、図3は金属窓2に形成された複数の部分窓22のパターンの一例であり、部分窓のパターンはこれに限られない。金属窓2は分割されていなくてもよい。つまり、金属窓2は、1又は2以上の部分窓22を有してもよい。
図2に戻り、インピーダンス調整回路18は部分窓22毎に一対一に設けられている。ただし、これに限られず、インピーダンス調整回路18は複数の部分窓22に対して一つ設けられてもよい。つまり、複数の部分窓22は、1つ又は複数のエリアに区画され、1つ又は複数のエリアごとにインピーダンス調整回路に接続され得る。例えば、図3の例では、24の部分窓22は、内周エリア5a、中間エリア5b及び外周エリア5cの3つのエリアに区画され、内周エリア5a、中間エリア5b及び外周エリア5cのそれぞれにインピーダンス調整回路を1つずつ接続してよい。例えば、副生成物が堆積し易い内周エリア5aと、堆積し難い中間エリア5b及び外周エリア5cとをエリア毎に別々にインピーダンスを調整することで、金属窓2の全面を均等にクリーニングすることができる。また、一つの部分窓22ごとにインピーダンス調整回路18を設ける場合には、例えば、金属窓2の角部と辺部とで堆積の状態が異なるような場合に、部分窓22ごとにインピーダンス調整回路18を個別に調整して均等にクリーニングすることができる。
図2及び図3の例では、インピーダンス調整回路18が1つの部分窓22a、22b、22c・・・に対して1つずつ設けられている。つまり、本例では、24のインピーダンス調整回路18が24の部分窓22に対して一対一に接続されている。インピーダンス調整回路は、容量素子60及び抵抗素子61を有するR+C並列回路である。本例では、部分窓22毎に1つの容量素子60と、この容量素子60と並列に1つの抵抗素子61とが接続される。容量素子60は、一端において部分窓22と接続され、他端において接地に接続される。抵抗素子61は、容量素子60と並列に一端において部分窓22と接続され、他端において接地に接続される。
容量素子60は、可変容量素子である。ただし、容量素子60は、固定容量素子であってもよい。容量素子60を可変容量素子とすることで、バイアス電圧用の高周波電力の供給におけるアノード電極である金属窓2のインピーダンス(以下、アノードインピーダンスともいう。)を可変に調整でき、より精度よくインピーダンス調整を行うことができる。なお、複数のエリア毎にインピーダンス調整回路18を設ける場合には、容量素子60は、エリア毎に複数の部分窓22と接続されてもよい。同様にして抵抗素子61は、容量素子60と並列に複数の部分窓22と接続されてもよい。
係る構成により、バイアス電圧用の高周波電力の供給において、下部電極23をカソード電極、金属窓2を下部電極23に対向する対向電極であるアノード電極とし、インピーダンス調整回路18は、アノードインピーダンスを調整する。これにより、金属窓2において容量素子60の容量によりプラズマとの間に所望の電位差を発生させて、プラズマのスパッタによって金属窓2に付着した副生成物の堆積物を除去するクリーニングが可能になる。また、バイアス電圧用の高周波電力を下部電極23に供給した際に、処理容器1内の各パーツもアノードとして機能しうるが、金属窓2をより積極的にアノードとして機能させカソード電極即ち下部電極23とのカップリングを強化することにより、プラズマのスパッタによる処理容器1内のパーツの消耗を抑えることができる。
金属窓2における電位差が大きすぎると金属窓2に付着した副生成物の除去のみならず、金属窓2が消耗し、電位差が小さすぎると金属窓2に付着した副生成物の除去が不十分になる。よって、金属窓2に付着した副生成物を除去しつつ、クリーニング時に金属窓2及び処理容器1内のその他のパーツの過度の消耗を抑制できる範囲に容量素子60の容量を調整することが重要である。これにより、パーティクルを抑制しつつ、各パーツの寿命を伸ばし、メンテナンス周期を長くすることができる。
[インピーダンス調整回路:容量素子]
以上から、発明者らは、金属窓2をクリーニングすることでパーティクルを低減し、かつクリーニング時に金属窓2等の処理容器1内のパーツの消耗を抑えることを両立するために、適切な容量素子60の容量の範囲を実験により導き出した。
図4は、実施形態に係るインピーダンス調整回路18の容量素子60の容量Cとインピーダンスの一例を示す図である。図4の横軸は、容量素子60の容量C[pF]を示し、縦軸は、金属窓2のアノードインピーダンスZ[Ω]を示す。
金属窓2のアノードインピーダンスZが0以上になるとL性(誘導性)になり共振が生じるおそれがあり、共振により異常放電が発生する場合がある。よって、金属窓2のアノードインピーダンスZは0以下のC性(容量性)を確保するように容量素子60の容量の範囲を定める。具体的には、容量素子60は、容量素子60及び抵抗素子61によるアノードインピーダンスZが負の値となる容量値を有する。
図4の領域Iは、容量素子60の容量Cが0~500pFであり、アノードインピーダンスZが-60Ω以下の領域である。アノードインピーダンスZが-60Ω以下の領域Iでは、バッフル板32の下側の排気空間で放電が生じるおそれがある。即ち、排気空間を構成する処理容器1のパーツがプラズマによりスパッタされパーティクルが発生する可能性がある。その一方で、金属窓2においては適度な電位差が発生しないため堆積物の除去を行うことができない。
また、アノードインピーダンスZが0Ωに近づくと、排気空間を構成する処理容器1のパーツの消耗は抑制されるが、上部電極として機能する金属窓2の消耗が促進される。つまり、容量Cが6000pF以上では、金属窓2等の処理容器1内のパーツの消耗を全てにおいて抑えることを両立できないため、この領域と領域Iとは使用しない。
以上から、容量素子60の容量Cは、領域IIの500~2000pFの範囲又は領域IIIの2000~6000pFの範囲に制御することが好ましい。容量素子60の容量の範囲を、領域II又は領域IIIの範囲に制御してアノードインピーダンスZを調整することにより、プラズマのスパッタにより金属窓2のクリーニングが効率的に実行できる。同時にクリーニング時に、金属窓2、処理容器1の内壁やバッフル板等、処理容器1内のパーツの消耗を抑制することができる。
領域IIIでは、領域IIよりもアノードインピーダンスZが0に近い。アノードインピーダンスZが0に近くなるほど、金属窓2と下部電極23との間のカップリング(電気的結合)が強くなり、金属窓2のスパッタ力が高くなる。
よって、金属窓2の副生成物の状態によって、部分窓22又は複数の部分窓22を含むエリア毎に容量素子60の容量を独立して調整する。例えば、ある部分窓22では金属窓2のスパッタ力を強くし、セルフクリーニング力を高めるために、領域IIIの容量素子60の容量の範囲を使用してもよい。セルフクリーニング力とパーツの消耗との両立を重視する部分窓22又はエリアには、領域IIの容量素子60の容量の範囲を使用することがより好ましい。
[インピーダンス調整回路:抵抗素子]
金属窓2に形成した流路に絶縁性の温調媒体を通流させ、これにより、金属窓2の温度を調整している。絶縁性の温調媒体が流れるときに摩擦帯電が生じ、電荷が金属窓2に蓄積され、金属窓2がチャージアップする。プラズマ中の電子の一部が金属窓2に蓄積され、金属窓2がチャージアップすることもある。金属窓2に制御できない電荷を蓄積させないことが重要である。金属窓2が帯電すると、プラズマが不安定になり、被処理基板Gの処理に影響を与える。このため、インピーダンス調整回路18は、容量素子60と並列に抵抗素子61を金属窓2に接続する。これにより、金属窓2の、制御できない電荷によるチャージアップをなくし、プラズマの安定性を確保することができる。
[パーツの消耗]
次に、インピーダンス調整回路18の有無とパーツの消耗についての実験を行った結果について説明する。図5は、実施形態に係るインピーダンス調整回路18の有無とパーツの消耗結果の一例を示す図である。図5(a)は、金属窓2にインピーダンス調整回路18を設けない比較例の場合のパーツの消耗結果の一例である。図5(b)は、インピーダンス調整回路18を設けた場合のパーツの消耗結果の一例である。
処理容器1内のパーツの一例として、図5(a)及び図5(b)には、被処理基板G上、バッフル板32上、内壁板(側壁4a)、金属窓2(下面)の消耗量を測定した。この結果、比較例と本実施形態において、被処理基板G上の消耗量は変わらなかった。これに対して、バッフル板32上及び内壁板(側壁4a)については、本実施形態のインピーダンス調整回路18を設けた場合、比較例のインピーダンス調整回路18を設けなかった場合よりも消耗量が減った。一方、金属窓2の下面の消耗量(副生成物のクリーニング量)は増えた。以上の結果から、金属窓2にインピーダンス調整回路18を設けた場合、処理容器1内のパーツの消耗を抑制しつつ、金属窓2のクリーニングを行うことができた。これにより、パーティクルの発生を抑制することができる。なお、金属窓2の下面の消耗量は、金属窓2自体が消耗しない程度に容量素子60の容量Cを調整する。
図6~図8は、実施形態に係るインピーダンス調整回路18の有無とパーツの消耗結果の他の例を示す図である。各位置に小片のサンプルを配置し、消耗量を測定した。図6(b)及び(c)は、図6(a)に示す処理室4内のプロセス空間(バッフル板32上)の1~12の位置における被処理基板G上及びバッフル板32上の消耗量を示す。Nはインピーダンス調整回路18がない場合、M,Lはインピーダンス調整回路18がある場合であってMは容量素子60の容量Cが800pFの場合、Lは容量素子60の容量Cが1900pFの場合の各パーツの消耗量を示す。
本実験によれば、被処理基板G上の消耗量は、インピーダンス調整回路18の有無にかかわらず、概ね同じであった。つまり、インピーダンス調整回路18の有無は、被処理基板G上の状態に影響を与えないことがわかった。一方、バッフル板32上の消耗量は、インピーダンス調整回路18がある場合(M,L)、インピーダンス調整回路18がない場合(N)よりも抑制できた。
図7(b)及び(c)は、図7(a)に示す処理室4内の排気空間(バッフル板32下)の13~33の位置における処理室4の側壁4a(内壁)及びバッフル板32下の消耗量を示す。なお、データが示されていない位置においては、サンプルの破損などによりデータを取得できなかった。
本実験によれば、処理室4の内壁(側壁4a)及びバッフル板32下の消耗量は、インピーダンス調整回路18がある場合(M,L)、インピーダンス調整回路18がない場合(N)よりも抑制できた。
図8(b)及び(c)は、図8(a)に示す金属窓2の下面の49~66の位置における消耗量を示す。本実験によれば、金属窓2の下面の消耗量は、インピーダンス調整回路18がある場合(M,L)、インピーダンス調整回路18がない場合(N)よりも多かった。
以上の結果から、本実施形態に係るインピーダンス調整回路18により、容量素子60の容量を調整することで、金属窓2の下面のクリーニングを促進しつつ、処理容器1内のパーツの消耗を抑制することができた。
容量素子60の容量Cを小さくすると、アノードインピーダンスが高くなり、金属窓2と下部電極23の間がカップリングがし難くなり、金属窓2の副生成物が除去し難くなる。一方、容量素子60の容量Cを小さくすると、処理室4の内壁やバッフル板32等の処理容器1内のパーツと下部電極23の間がカップリングがし易くなり、内壁やバッフル板32の消耗量が多くなる。
容量素子60の容量Cを大きくすると、アノードインピーダンスが低くなり、金属窓2と下部電極23の間のカップリングがし易くなり、金属窓2の副生成物が除去し易くなる。一方、容量素子60の容量Cを大きくすると、処理室4の内壁やバッフル板32等の処理容器1内のパーツと下部電極23の間がカップリングがし難くなり、内壁やバッフル板32の消耗量が少なくなる。
よって、容量素子60の容量Cを図4に示す容量素子60の容量Cが小さい領域IIと容量Cが大きい領域IIIの範囲で調整することで、金属窓2のクリーニングと処理容器1内のパーツの消耗の抑制とを両立することができる。この結果、パーティクルの発生を軽減できる。
図9は、実施形態に係るインピーダンス調整回路18の有無と排気空間の放電結果の一例を示す図である。排気空間は、バッフル板32の下の空間である。
図9(a)は、インピーダンス調整回路18がない場合のバッフル板32下の排気空間の放電の安定性を示し、図9(b)は、インピーダンス調整回路18がある場合の排気空間の放電の安定性を示す。図9(a)及び(b)に処理室4の圧力、Clガス及びBClのガス流量、バイアス電圧の高周波電力のパワー密度のプロセス条件を示す。処理室4の圧力は10mT(1.33Pa)~70mT(9.31Pa)に制御した。係るプロセス条件において放電不安定が生じなかった場合を「OK」の斜線で示し、放電不安定が生じた場合を「NG」の斜線で示す。これにより圧力及びパワー密度の使用可能範囲が示される。ただし、ガス種は一例であり、これに限られない。例えば、アルミニウム等のメタル膜をエッチングする場合には、Clガス及びBClを使用し、SiO膜をエッチングする場合には、CFガス及びOガスを使用してもよい。
実験の結果、図9(b)に示すインピーダンス調整回路18がある場合、図9(a)に示すインピーダンス調整回路18がない場合と比較して、排気空間において放電不安定が発生しないプロセス条件の範囲が広がり、排気空間における放電不安定が抑制された。これにより、パーティクルの発生を抑制できる。
図10は、実施形態に係るインピーダンス調整回路18の有無と処理済の被処理基板G上のディフェクト数の一例を示す図である。ディフェクト数は、処理済の被処理基板G上に発生した断線等の欠陥の数を示す。
図10(a)は、インピーダンス調整回路18がない場合の処理済の被処理基板G上のディフェクト数を示し、図10(b)は、インピーダンス調整回路18がある場合の被処理基板G上のディフェクト数を示す。これによれば、図10(b)のインピーダンス調整回路18がある場合、図10(a)のインピーダンス調整回路18がない場合と比較してディフェクト数を大幅に減少させることができた。
[プラズマ生成方法:プラズマ着火]
インピーダンス調整回路18の容量素子60の容量を大きくし、金属窓2を低インピーダンスに調整すると、プラズマの着火が悪くなる場合がある。そこで、プラズマ着火を促進するために、可変容量素子の容量素子60を用いてプラズマ着火時には、容量素子60の容量を例えば領域IIの範囲の値に設定し、金属窓2を高インピーダンスに調整して金属窓2の電位が高くなるように制御する。プラズマ着火後に容量素子60の容量を例えば領域IIIの範囲の値に大きくして、金属窓2を低インピーダンスに調整してもよい。
具体的には、容量素子60について第1の容量値と、第1の容量値よりも小さい第2の容量値とを予め記憶部52に記憶しておく。基板処理時、制御部50は、記憶部52を参照して、誘導電界形成用の高周波電力を高周波アンテナ13に供給した際には容量素子60を第2の容量値に調整し、予め設定した時間経過後、すなわちプラズマ着火した後、容量素子60を第1の容量値に調整してもよい。
全ての容量素子60を可変容量素子にせず、24の部分窓22のうちの特定の部分窓22又は特定のエリアの部分窓22のみに可変容量素子を使用し、その他のエリアの部分窓22には固定容量素子を使用してもよい。これにより、コストを低減することができる。可変容量素子の回路と固定容量素子の回路とをスイッチで切り替えるようにしてもよい。
予め着火レシピを作成し、記憶部52に記憶し、着火レシピを用いて処理室4内の圧力を制御することでプラズマ着火を促進してもよい。図11は、着火レシピに基づき実行される実施形態に係るプラズマ生成方法の一例を示すタイムチャートである。図11の横軸は時間を示し、ソース(誘導電界形成用の高周波電力)、バイアス(バイアス電圧用の高周波電力)及び圧力のタイムチャートを示す。ステップ1はプラズマ着火前、ステップ2はプラズマ着火後(プロセス中)を示す。
制御部50は、着火レシピに設定されたステップ1に、処理室4内の圧力を20mT(2.66Pa)に制御する。制御部50は、ステップ2の開始時刻tにソースの供給を開始する。ソースは、時刻tに安定化する。時刻tにバイアスの供給を開始する。バイアスは、時刻tに安定化する。時刻tから予め定められた時間経過後の、バイアスが安定化した時刻tに処理室4内の圧力を10mT(1.33Pa)に下げる。
これによれば、ステップ1において処理室4内の圧力を高く設定した後、ステップ2においてバイアスが安定化したときに処理室4内の圧力を下げることで、プラズマ着火をより容易にすることができる。なお、バイアスを印加しない場合、ソースを印加し、予め定められた時間経過後のソースが安定化したときに処理室内の圧力を第2の圧力値に調整してもよい。また、ソースとバイアスを印加する場合であっても、バイアスが安定するタイミングよりもソースが安定するタイミングが後の場合には、ソースが安定するタイミングに処理室4内の圧力を下げてもよい。
[VUV光]
プラズマ着火時に、図1に示す観察窓33を介してVUV光源ユニット34からVUV光を処理室4内に照射してもよい。これにより、ガス分子がVUV光の光エネルギーを吸収し、電子を放出する。この電子の放出により、プラズマ着火を促進させることができる。
図12は、実施形態に係るVUV光の照射によるプラズマ着火の結果の一例を示す図である。図12の〇は、1kWの誘導電界形成用の高周波電力を印加してプラズマが着火した場合を示す。△は、2kWの誘導電界形成用の高周波電力を印加してプラズマが着火した場合を示す。×は、プラズマが着火しなかった場合を示す。処理室4の圧力を、5mT(0.665Pa)~90mT(11.9Pa)の範囲で設定した。VUV光をプラズマ空間に照射した場合(VUVあり)、ガス種がOガス、Arガス、Heガスのすべてのガスにおいて、VUV光を照射しなかった場合と比べてプラズマ着火を促進できた。
本実施形態のプラズマ処理装置及びプラズマ生成方法によれば、処理容器内のクリーニングとパーツの消耗の抑制を図ることができる。
今回開示された実施形態に係るプラズマ処理装置及びプラズマ生成方法は、すべての点において例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。実施形態は、添付の請求の範囲及びその主旨を逸脱することなく、様々な形態で変形及び改良が可能である。上記複数の実施形態に記載された事項は、矛盾しない範囲で他の構成も取り得ることができ、また、矛盾しない範囲で組み合わせることができる。
1 処理容器
2 金属窓
3 アンテナ室
4 処理室
6 絶縁物
13 高周波アンテナ
15 第一の高周波電源
16 給電部材
18 インピーダンス調整回路
20 処理ガス供給部
23 下部電極
29 第二の高周波電源
30 排気装置
32 バッフル板
34 VUV光源ユニット
60 容量素子
61 抵抗素子
G 被処理基板
ST ステージ

Claims (10)

  1. 処理容器と、
    前記処理容器の内部を上部のアンテナ室と下部の処理室とに区画し、複数の部分窓を有する金属窓と、
    前記アンテナ室において前記金属窓の上部に配置され、前記処理室に誘導結合プラズマを生成する誘導結合アンテナと、
    前記処理室内にて基板を載置し、バイアス電圧用の高周波電力が印加される下部電極と、
    一端において1つ又は複数の前記部分窓と接続され、他端において接地に接続された容量素子と、
    前記容量素子と並列に一端において1つ又は複数の前記部分窓と接続され、他端において接地に接続された抵抗素子と、
    を有するプラズマ処理装置。
  2. 前記複数の部分窓は、1つ又は複数のエリアに区画され、区画されたエリア毎に前記容量素子及び前記抵抗素子に接続される、
    請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記容量素子は、可変容量素子である、
    請求項1又は2に記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記容量素子は、固定容量素子である、
    請求項1又は2に記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記容量素子は、前記容量素子及び前記抵抗素子によるインピーダンスが負の値となる容量値を有する、
    請求項1~4のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  6. 前記容量素子は、前記金属窓のインピーダンスが-60Ω以上となる容量値を有する、
    請求項1~5のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  7. 前記容量素子は、前記金属窓のインピーダンスが-15Ω以下となる容量値を有する、
    請求項6に記載のプラズマ処理装置。
  8. 処理容器と、前記処理容器の内部を上部のアンテナ室と下部の処理室とに区画し、複数の部分窓を有する金属窓と、前記アンテナ室において前記金属窓の上部に配置され、前記処理室に誘導結合プラズマを生成する誘導結合アンテナと、前記処理室内にて基板を載置し、バイアス電圧用の高周波電力が印加される下部電極と、一端において1つ又は複数の前記部分窓と接続され、他端において接地に接続された容量素子と、前記容量素子と並列に一端において1つ又は複数の前記部分窓と接続され、他端において接地に接続された抵抗素子と、を有するプラズマ処理装置で実行されるプラズマ生成方法であって、
    予め、前記処理室内の圧力について第1の圧力値と、該第1の圧力値よりも低い第2の圧力値とが記憶された記憶部を参照して、前記第1の圧力値に前記処理室内の圧力を調整する工程と、
    前記誘導結合アンテナに誘導電界形成用の高周波電力を印加し、予め定められた時間経過後に前記処理室内の圧力を第2の圧力値に調整する工程と、
    を有することを特徴とするプラズマ生成方法。
  9. 前記下部電極にバイアス電圧用の高周波電力を印加し、前記誘導電界形成用の高周波電力及び前記バイアス電圧用の高周波電力の印加が遅いタイミングから予め定められた時間経過後に前記処理室内の圧力を前記第2の圧力値に調整する工程を有する、
    請求項8に記載のプラズマ生成方法。
  10. 予め、前記容量素子について第1の容量値と、該第1の容量値よりも小さい第2の容量値とが記憶された記憶部を参照して、前記誘導電界形成用の高周波電力を印加した際には前記容量素子を前記第2の容量値に調整し、予め定められた時間経過後に前記容量素子を前記第1の容量値に調整する、
    請求項8に記載のプラズマ生成方法。
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