JP7445758B2 - 切削インサート、切削工具及び切削加工物の製造方法 - Google Patents

切削インサート、切削工具及び切削加工物の製造方法 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2020年6月3日に出願された日本国特許出願2020-096644号の優先権を主張するものであり、この先の出願の開示全体を、ここに参照のために取り込む。
本開示は、一般的には、被削材の切削加工に用いられる切削インサート、切削工具及び切削加工物の製造方法に関する。具体的には、転削加工に用いられる切削工具に関する。
金属などの被削材を切削加工する際に用いられる切削インサートとして、例えば特開2007-125669号公報(特許文献1)、特表2008-511464号公報(特許文献2)及び特開2017-056552号公報(特許文献3)に記載の切削インサートが知られる。特許文献1~3に記載の切削インサートはそれぞれ、上面、下面、側面、上切刃及び下切刃を有する。切削インサートをホルダに取り付ける際に、切削インサートにおける側面の一部がホルダに当接する。
被削材を切削する際に切削インサートには、切削負荷が加わる。そのため、切削インサートをホルダに安定して固定することが求められる。
本開示の限定されない一面に基づく切削インサートは、多角形状であって第1辺を有する上面と、前記上面の反対側に位置する下面と、前記上面及び前記下面の間に位置する側面と、前記上面及び前記側面の交わりに位置する上切刃と、前記下面及び前記側面の交わりに位置する下切刃と、を有する。前記上面の中心及び前記下面の中心を通る仮想直線が中心軸である。前記上面及び前記下面の中間に位置する仮想平面をさらに有する。前記側面は、前記第1辺及び前記下面の間に位置する第1側面を有する。前記第1側面は、前記中心軸に直交する断面において凸形状であって、且つ、平らな第1領域と、前記第1領域に対して傾斜した平らな第2領域と、を有する。前記第1領域は、第1中央領域と、側面視した場合に前記仮想平面と重なり合う位置が境界であって、前記第1中央領域よりも前記上面の近くに位置し、前記第1中央領域よりも前記中心軸に直交する方向の幅の最大値が大きい第1上領域と、前記仮想平面及び前記第1領域の下端の間での前記中心軸に沿った方向における中間点を通るとともに前記中心軸に直交する線が境界であって、前記第1中央領域よりも前記下面の近くに位置し、前記第1中央領域よりも前記中心軸に直交する方向の幅の最大値が大きい第1下領域と、を有する。
本開示の限定されない一面の切削インサートを示す斜視図である。 図1に示す切削インサートを別の方向から見た斜視図である。 図1に示す切削インサートを上から見た上面図である。 図1に示す切削インサートを下から見た下面図である。 図3に示す切削インサートをA1方向から見た側面図である。 図5に示す切削インサートと同じ側面図である。 図3に示す切削インサートをA2方向から見た側面図である。 図3に示す切削インサートをA3方向から見た側面図である。 図5に示す切削インサートと同じ側面図である。 図9に示す切削インサートにおけるX断面の断面図である。 図9に示す切削インサートにおけるXI断面の断面図である。 図9に示す切削インサートにおけるXII断面の断面図である。 図9に示す切削インサートにおけるXIII断面の断面図である。 図9に示す切削インサートにおけるXIV断面の断面図である。 図9に示す切削インサートにおけるXV断面の断面図である。 本開示の限定されない一面の切削工具を示す斜視図である。 図16に示す切削工具の側面図である。 図16に示す領域B1を拡大した拡大図である。 本開示の限定されない一面の切削加工物の製造方法における一工程を示す概略図である。 本開示の限定されない一面の切削加工物の製造方法における一工程を示す概略図である。 本開示の限定されない一面の切削加工物の製造方法における一工程を示す概略図である。
<切削インサート>
以下、本開示の限定されない一面の切削インサート1(以下、「インサート1」ということがある。)について、図面を用いて詳細に説明する。但し、以下で参照する各図では、説明の便宜上、実施形態を説明する上で必要な主要部材のみが簡略化して示される。したがって、インサート1は、参照する各図に示されない任意の構成部材を備え得る。また、各図中の部材の寸法は、実際の構成部材の寸法及び各部材の寸法比率などを忠実に表したものではない。
インサート1は、図1~図15に示す限定されない一例のように、上面3、下面5、側面7、上切刃9及び下切刃11を有してもよい。なお、上面3及び下面5などは、便宜上の表現であり、上及び下の方向性を示すものではない。例えば、上面3は、インサート1を使用するときに上方を向く必要はない。これらの点は、上及び下の表現を含む他の部位においても同様である。
上面3は、多角形状であってもよい。また、下面5は、上面3の反対側に位置してもよい。下面5は、上面3と同様に多角形状であってもよい。そして、インサート1は、多角板形状であってもよい。
多角形状としては、例えば、三角形、四角形、五角形、六角形及び八角形などが挙げられ得る。例えば、図1に示す限定されない一例のように、上面3は、長方形であってもよい。なお、多角形状とは、厳密に多角形の形状である必要はない。例えば、上面3における複数の辺は、それぞれ厳密な直線でなくてもよく、上面3の正面視(上面視)において湾曲してもよい。また、互いに隣り合う辺の間に位置する上面3の角は、厳密な角でなくてもよい。言い換えれば、上面3における複数の角は、厳密な角でなくてもよい。角は、上面視した場合に、凸曲線形状であってもよく、また、直線及び曲線を組み合わせた形状であってもよい。これらの点は、下面5においても同様である。
上面3の中心及び下面5の中心を通る仮想直線が、インサート1の中心軸O1であってもよい。上面3が多角形状である場合には、上面3における対角に位置する角をそれぞれ直線で結び、これらの直線の交点を上面3の中心としてもよい。対角線の起点となるのは、多角形状を構成する各辺の延長線が交わる部分であってもよい。また、上面視した場合における上面3の重心位置を上面3の中心としてもよい。下面5の中心は、上面3の中心と同様に定義してもよい。
上面3は、上面視した場合において、中心軸O1を中心に180°の回転対称であってもよい。また、下面5は、下面5を正面視(下面視)した場合において、中心軸O1を中心に180°の回転対称であってもよい。
インサート1は、特定の大きさに限定されない。例えば、上面3を上面視した場合における最大幅は、4~25mm程度に設定されてもよい。また、上面3から下面5までの高さは、5~20mm程度に設定されてもよい。上面3から下面5までの高さとは、上面3及び下面5の間における中心軸O1に平行な方向での間隔の最大値を意味してもよい。また、上面3から下面5までの高さは、中心軸O1に沿った方向での側面7の幅と言い換えてもよい。
側面7は、上面3及び下面5の間に位置してもよい。側面7は、図7及び図8に示す限定されない一例のように、上面3及び下面5に接続されてもよい。
上切刃9は、上面3及び側面7の交わりに位置してもよい。上切刃9は、インサート1を用いて切削加工物を製造する際に、被削材を切削するために用いることが可能である。
上切刃9は、上記の交わりの全体に位置してもよく、また、上記の交わりの一部のみに位置してもよい。上切刃9は、側面7を正面視(側面視)又は上面視した場合に、直線形状であってもよく、また、曲線形状であってもよい。また、上切刃9は、側面視又は上面視した場合に、直線及び曲線を組み合わせた形状であってもよい。
インサート1が上切刃9を有する場合には、上面3及び側面7の一方がすくい面領域を有してもよく、また、上面3及び側面7のもう一方が逃げ面領域を有してもよい。図1に示す限定されない一例のように、上面3がすくい面領域を有し、且つ、側面7が逃げ面領域を有してもよい。
下切刃11は、下面5及び側面7の交わりに位置してもよい。下切刃11は、上切刃9と同様に、インサート1を用いて切削加工物を製造する際に、被削材を切削するために用いることが可能である。
下切刃11は、上記の交わりの全体に位置してもよく、また、上記の交わりの一部のみに位置してもよい。下切刃11は、側面視又は下面視した場合に、直線形状であってもよく、また、曲線形状であってもよい。また、下切刃11は、側面視又は下面視した場合に、直線及び曲線を組み合わせた形状であってもよい。なお、インサート1が上切刃9及び下切刃11を有する場合には、インサート1が両面仕様になり得る。
上面3における複数の辺は、第1辺13を含んでもよい。すなわち、上面3は、第1辺13を有してもよい。また、上面3における複数の辺は、第2辺15及び第3辺17をさらに含んでもよい。具体的には、上面3は、第1辺13の一方の端部と隣り合う第2辺15と、第1辺13のもう一方の端部と隣り合う第3辺17と、を有してもよい。第1辺13、第2辺15及び第3辺17のそれぞれの長さは、同じであってもよく、また、異なってもよい。例えば、図1に示す限定されない一例のように、第2辺15及び第3辺17は、第1辺13よりも長さが長くてもよい。また、第2辺15及び第3辺17は、互いの長さが同じであってもよい。第1辺13は、長方形である上面3における短辺の1つであってもよい。第2辺15及び第3辺17は、それぞれ長方形である上面3における長辺の1つであってもよい。
側面7は、第1側面19を有してもよい。第1側面19は、第1辺13及び下面5の間に位置してもよい。また、側面7は、第2側面21及び第3側面23をさらに有してもよい。具体的には、側面7は、第2辺15及び下面5の間に位置する第2側面21と、第3辺17及び下面5の間に位置する第3側面23と、を有してもよい。
インサート1は、第2側面21の中心及び第3側面23の中心において開口する貫通孔25を有してもよい。貫通孔25は、インサート1をホルダに固定する際に、例えば、ネジを挿入するために用いることが可能である。なお、インサート1をホルダに固定する際には、ネジの代わりに、例えば、クランプ部材を用いてもよい。
第2側面21の中心及び第3側面23の中心を通る仮想直線が、貫通孔25の中心軸O2であってもよい。貫通孔25の中心軸O2は、インサート1の中心軸O1と直交してもよい。直交とは、厳密な直交に限定されず、90°±5°程度の範囲を許容することを意味してもよい。なお、第2側面21の中心及び第3側面23の中心は、上面3の中心と同様に定義してもよい。
ここで、第1側面19は、図11に示す限定されない一例のように、中心軸O1に直交する断面において、凸形状であってもよい。また、第1側面19は、平らな第1領域27と、第1領域27に対して傾斜した平らな第2領域29と、を有してもよい。第1領域27及び第2領域29は、インサート1をホルダに取り付ける際に、いわゆる拘束面として用いることが可能である。なお、第2領域29は、中心軸O1に直交する方向において、第1領域27と隣り合う部分を有してもよい。
第1領域27及び第2領域29は、厳密な意味での平らである必要はない。第1領域27及び第2領域29は、概ね平らな領域であればよく、インサート1を全体的に見た場合においては分からない程度に、僅かに湾曲してもよく、或いは、僅かな凹凸を有してもよい。例えば、第1領域27及び第2領域29は、数十μm程度の僅かな凹凸を有してもよい。
第1領域27は、図5に示す限定されない一例のように、第1中央領域31、第1上領域33及び第1下領域35を有してもよい。
第1上領域33は、第1中央領域31よりも上面3の近くに位置してもよい。言い換えれば、第1上領域33は、第1中央領域31及び上面3の間に位置してもよい。また、第1上領域33は、第1中央領域31よりも中心軸O1に直交する方向の幅が大きくてもよい。すなわち、第1上領域33における中心軸O1に直交する方向の幅W12は、第1中央領域31における中心軸O1に直交する方向の幅W11よりも大きくてもよい。なお、幅の大小関係は、幅の最大値を比較することで評価してもよい。
第1下領域35は、第1中央領域31よりも下面5の近くに位置してもよい。言い換えれば、第1下領域35は、第1中央領域31及び下面5の間に位置してもよい。また、第1下領域35は、第1中央領域31よりも中心軸O1に直交する方向の幅が大きくてもよい。すなわち、第1下領域35における中心軸O1に直交する方向の幅W13は、第1中央領域31における中心軸O1に直交する方向の幅W11よりも大きくてもよい。
中心軸O1に直交するとともに、上面3及び下面5の中間に位置する仮想平面を面Sとしてもよい。面Sは、中心軸O2を含んでもよい。第1上領域33は、面S及び上面3の間に位置してもよい。第1中央領域31及び第1下領域35は、面S及び下面5の間に位置してもよい。また、中心軸O1に沿った方向における第1中央領域31及び第1下領域35の幅が等しくてもよい。すなわち、面S及び第1領域27の下端の間での中心軸O1に沿った方向における中間点を通るとともに中心軸O1に直交する線が、第1中央領域31及び第1下領域35の境界57であってもよい。
第1領域27を拘束面として用いた際に、第1上領域33の幅W12が第1中央領域31の幅W11よりも大きい場合には、ホルダに対してインサート1を安定して拘束し易い。第1領域27を拘束面として用いた状態で被削材を切削する場合に、インサート1には、例えば、主分力に起因して貫通孔25の中心軸O2を軸として回転するような力が加わるおそれがある。しかしながら、このような力が加わった場合であっても、第1上領域33においてインサート1を安定して拘束し易い。
第1領域27を拘束面として用いた際に、第1下領域35の幅W13が第1中央領域31の幅W11よりも大きい場合には、ホルダに対してインサート1を安定して拘束し易い。第1領域27を拘束面として用いた状態で被削材を切削する場合に、インサート1には、例えば、下切刃11で生じる背分力がインサート1に加わるおそれがある。
ここで、第1下領域35は、下面5の近くに位置することから上記した背分力を受け止め易い。そのため、上記した背分力が加わった場合であっても、幅W13の大きい第1下領域35において背分力を安定して受け止め易い。結果として、インサート1を安定して拘束し易い。
さらに、第1領域27における中心軸O1に直交する方向の幅が、その全体に亘って大きいのではなく、第1中央領域31の幅W11が相対的に小さい。そのため、第2領域29における中心軸O1に直交する方向の幅も確保できる。これにより、第2領域29を拘束面として用いた状態で被削材を切削する場合においても、ホルダに対してインサート1を安定して拘束し易い。
なお、第1中央領域31は、第1上領域33に接続されてもよく、また、第1上領域33から離れてもよい。第1中央領域31は、第1下領域35に接続されてもよく、また、第1下領域35から離れてもよい。例えば、図5に示す限定されない一例のように、第1中央領域31は、第1上領域33及び第1下領域35にそれぞれ接続されてもよい。
第1上領域33における中心軸O1に直交する方向の幅W12の最大値は、第1下領域35における中心軸O1に直交する方向の幅W13の最大値と同じであってもよく、また、異なってもよい。例えば、図5に示す限定されない一例のように、幅W12の最大値が幅W13の最大値よりも大きくてもよい。この場合には、切削加工時に生じるホルダへの応力集中の緩和効果が高い。
幅W11、幅W12及び幅W13は、それぞれ一定であってもよく、また、変化してもよい。例えば、図5に示す限定されない一例のように、第1中央領域31は、上面3に近づくにしたがって幅W11が大きくなる部分を有してもよい。また、幅W11は、第1中央領域31における上面3の側の端部において最大であってもよい。第1上領域33は、上面3に近づくにしたがって幅W12が大きくなる部分を有してもよい。幅W12は、第1上領域33における上面3の側の端部において最大であってもよい。第1下領域35は、上面3に近づくにしたがって幅W13が大きくなる部分を有してもよい。幅W13は、第1下領域35における上面3の側の端部において最大であってもよい。
第1側面19は、第1逃げ面37をさらに有してもよい。第1逃げ面37は、第1領域27及び上面3の間に位置してもよい。第1領域27は、図14に示す限定されない一例のように、中心軸O1に沿った断面において、第1逃げ面37よりも中心軸O1の近くに位置してもよい。この場合には、中心軸O1から第1領域27までの距離が近いため、切削時にインサート1が回転する力が小さくなり、より安定して拘束し易い。なお、中心軸O1との位置関係を評価する際には、インサート1の内部に位置し、且つ、中心軸O1に平行な仮想直線O1aを基準にしてもよい。
第1領域27は、中心軸O1に沿った断面において、上面3に近づくにしたがって中心軸O1に近づいてもよい。この場合には、切削時にインサート1がホルダのポケットにより引き込まれ易い。そのため、インサート1がホルダに安定して拘束され易い。
第1領域27は、下面5に接続されてもよく、また、下面5から離れてもよい。第1領域27が下面5に接続される場合には、第1領域27の面積が広く確保され易い。そのため、ホルダに対するインサート1の固定が安定し易い。
第2領域29は、図5に示す限定されない一例のように、第2中央領域39、第2上領域41及び第2下領域43を有してもよい。
第2上領域41は、第2中央領域39よりも上面3の近くに位置してもよい。言い換えれば、第2上領域41は、第2中央領域39及び上面3の間に位置してもよい。また、第2上領域41は、第2中央領域39よりも中心軸O1に直交する方向の幅が大きくてもよい。すなわち、第2上領域41における中心軸O1に直交する方向の幅W22は、第2中央領域39における中心軸O1に直交する方向の幅W21よりも大きくてもよい。
第2下領域43は、第2中央領域39よりも下面5の近くに位置してもよい。言い換えれば、第2下領域43は、第2中央領域39及び下面5の間に位置してもよい。また、第2下領域43は、第2中央領域39よりも中心軸O1に直交する方向の幅が大きくてもよい。すなわち、第2下領域43における中心軸O1に直交する方向の幅W23は、第2中央領域39における中心軸O1に直交する方向の幅W21よりも大きくてもよい。
第2下領域43は、面S及び下面5の間に位置してもよい。第2中央領域39及び第2上領域41は、面S及び上面3の間に位置してもよい。また、中心軸O1に沿った方向における第2中央領域39及び第2上領域41の幅が等しくてもよい。すなわち、面S及び第2領域29の上端の間での中心軸O1に沿った方向における中間点を通るとともに中心軸O1に直交する線が、第2中央領域39及び第2上領域41の境界53であってもよい。
第2領域29を拘束面として用いた際に、第2下領域43の幅W23が第2中央領域39の幅W21よりも大きい場合には、ホルダに対してインサート1を安定して拘束し易い。第2領域29を拘束面として用いた状態で被削材を切削する場合に、インサート1には、例えば、主分力に起因して貫通孔25の中心軸O2を軸として回転するような力が加わるおそれがある。しかしながら、このような力が加わった場合であっても、第2下領域43においてインサート1を安定して拘束し易い。
第2領域29を拘束面として用いた際に、第2上領域41の幅W22が第2中央領域39の幅W21よりも大きい場合には、ホルダに対してインサート1を安定して拘束し易い。第2領域29を拘束面として用いた状態で被削材を切削する場合に、インサート1には、例えば、上切刃9で生じる背分力がインサート1に加わるおそれがある。
このとき、第2上領域41は、上面3の近くに位置することから上記した背分力を受け止め易い。そのため、上記した背分力が加わった場合であっても、幅W22の大きい第2上領域41において背分力を安定して受け止め易い。結果として、インサート1を安定して拘束し易い。
さらに、第2領域29における中心軸O1に直交する方向の幅が、その全体に亘って大きいのではなく、第2中央領域39の幅W21が相対的に小さい。そのため、第1領域27における中心軸O1に直交する方向の幅も確保できる。これにより、第1領域27を拘束面として用いた状態で被削材を切削する場合においても、ホルダに対してインサート1を安定して拘束し易い。
なお、第2中央領域39は、第2上領域41に接続されてもよく、また、第2上領域41から離れてもよい。第2中央領域39は、第2下領域43に接続されてもよく、また、第2下領域43から離れてもよい。例えば、図5に示す限定されない一例のように、第2中央領域39は、第2上領域41及び第2下領域43にそれぞれ接続されてもよい。
第2下領域43における中心軸O1に直交する方向の幅W23の最大値は、第2上領域41における中心軸O1に直交する方向の幅W22の最大値と同じであってもよく、また、異なってもよい。例えば、図5に示す限定されない一例のように、幅W23の最大値が幅W22の最大値よりも大きくてもよい。この場合には、切削加工時に生じるホルダへの応力集中の緩和効果が高い。
幅W21、幅W22及び幅W23は、それぞれ一定であってもよく、また、変化してもよい。例えば、図5に示す限定されない一例のように、第2中央領域39は、下面5に近づくにしたがって幅W21が大きくなる部分を有してもよい。また、幅W21は、第2中央領域39における下面5の側の端部において最大であってもよい。第2上領域41は、下面5に近づくにしたがって幅W22が大きくなる部分を有してもよい。幅W22は、第2上領域41における下面5の側の端部において最大であってもよい。第2下領域43は、下面5に近づくにしたがって幅W23が大きくなる部分を有してもよい。幅W23は、第2下領域43における下面5の側の端部において最大であってもよい。
第1側面19は、第2逃げ面45をさらに有してもよい。第2逃げ面45は、第2領域29及び下面5の間に位置してもよい。第2領域29は、図15に示す限定されない一例のように、中心軸O1に沿った断面において、第2逃げ面45よりも中心軸O1の近くに位置してもよい。これらの場合には、中心軸O1から第2領域29までの距離が近いため、切削時にインサート1が回転する力が小さくなり、より安定して拘束し易い。
第2領域29は、中心軸O1に沿った断面において、下面5に近づくにしたがって中心軸O1に近づいてもよい。この場合には、切削時にインサート1がホルダのポケットにより引き込まれ易い。そのため、インサート1がホルダに安定して拘束され易い。
第2領域29は、上面3に接続されてもよく、また、上面3から離れてもよい。第2領域29が上面3に接続される場合には、第2領域29の面積が広く確保され易い。そのため、ホルダに対するインサート1の固定が安定し易い。
第1上領域33は、図6に示す限定されない一例のように、中心軸O1に直交する方向において、第2中央領域39と隣り合ってもよい。この場合には、第1上領域33の幅を広く確保できるため、拘束面の範囲がより広くなり得る。そのため、インサート1がホルダに安定して拘束され易い。なお、上記の構成は、中心軸O1に沿った方向における第1上領域33の中央33aが、中心軸O1に直交する方向において、第2中央領域39と隣り合うことを意味してもよい。
第2下領域43は、中心軸O1に直交する方向において、第1中央領域31と隣り合ってもよい。この場合には、第2下領域43の幅を広く確保できるため、拘束面の範囲がより広くなり得る。そのため、インサート1がホルダに安定して拘束され易い。なお、上記の構成は、中心軸O1に沿った方向における第2下領域43の中央43aが、中心軸O1に直交する方向において、第1中央領域31と隣り合うことを意味してもよい。
第1上領域33は、中心軸O1に直交する方向において、第1逃げ面37よりも第3側面23の近くに位置する部分を有してもよい。この場合には、第1上領域33が第1逃げ面37よりも第3側面23の近くにあるため、切削時にインサート1がホルダから外周側に出にくく、安定した拘束が行える。
第2下領域43は、中心軸O1に直交する方向において、第2逃げ面45よりも第2側面21の近くに位置する部分を有してもよい。この場合には、第2下領域43が第2逃げ面45よりも第2側面21の近くにあるため、切削時にインサート1がホルダから外周側に出にくく、安定した拘束が行える。
第1上領域33における中心軸O1に直交する方向の幅W12は、第1逃げ面37における中心軸O1に直交する方向の幅W3と同じであってもよく、また、異なってもよい。例えば、図5に示す限定されない一例のように、幅W12が幅W3よりも大きくてもよい。
第2下領域43における中心軸O1に直交する方向の幅W23は、第2逃げ面45における中心軸O1に直交する方向の幅W4と同じであってもよく、また、異なってもよい。例えば、図5に示す限定されない一例のように、幅W23が幅W4よりも大きくてもよい。
第1中央領域31、第1上領域33及び第1下領域35のそれぞれの面積は、同じであってもよく、また、異なってもよい。例えば、図5に示す限定されない一例のように、第1中央領域31は、第1上領域33及び第1下領域35よりも面積が小さくてもよい。また、第1上領域33は、第1下領域35よりも面積が大きくてもよい。
第2中央領域39、第2上領域41及び第2下領域43のそれぞれの面積は、同じであってもよく、また、異なってもよい。例えば、図5に示す限定されない一例のように、第2中央領域39は、第2上領域41及び第2下領域43よりも面積が小さくてもよい。また、第2下領域43は、第2上領域41よりも面積が大きくてもよい。
図6に示す限定されない一例のように、第1中央領域31及び第1上領域33の境界47は、側面視した場合に面Sと重なり合ってもよい。境界47は、側面視した場合に貫通孔25の中心軸O2と重なり合ってもよい。また、第2中央領域39及び第2下領域43の境界49は、側面視した場合に面Sと重なり合ってもよい。境界49は、側面視した場合に貫通孔25の中心軸O2と重なり合ってもよい。
第1側面19は、第1領域27及び第1逃げ面37の間に位置する第1段差部51をさらに有してもよい。第2中央領域39及び第2上領域41の境界53は、中心軸O1に直交する方向において、第1段差部51と隣り合ってもよい。
第1側面19は、第2領域29及び第2逃げ面45の間に位置する第2段差部55をさらに有してもよい。第1中央領域31及び第1下領域35の境界57は、中心軸O1に直交する方向において、第2段差部55と隣り合ってもよい。
インサート1の材質としては、例えば、超硬合金及びサーメットなどが挙げられ得る。超硬合金の組成としては、例えば、WC-Co、WC-TiC-Co及びWC-TiC-TaC-Coが挙げられ得る。ここで、WC、TiC及びTaCは硬質粒子であってもよく、また、Coは結合相であってもよい。
また、サーメットは、セラミック成分に金属を複合させた焼結複合材料であってもよい。サーメットの一例として、炭化チタン(TiC)又は窒化チタン(TiN)を主成分としたチタン化合物が挙げられ得る。インサート1の材質が上記の組成に限定されないことは言うまでもない。
インサート1の表面は、化学蒸着(CVD)法又は物理蒸着(PVD)法を用いて被膜でコーティングされてもよい。被膜の組成としては、例えば、炭化チタン(TiC)、窒化チタン(TiN)、炭窒化チタン(TiCN)及びアルミナ(Al23)などが挙げられ得る。
<切削工具>
次に、本開示の限定されない一面の切削工具101について図16~図18を用いて説明する。なお、図16などにおいて、切削工具101の回転軸O3を二点鎖線で示すとともに、回転軸O3の回転方向を矢印Y1で示す。
切削工具101は、図16~図18に示す限定されない一例のように、ホルダ103及びインサート1を有してもよい。切削工具101がインサート1を有する場合には、インサート1を安定してホルダ103に固定することが可能であることから、優れた切削性能を発揮することが可能となる。
切削工具101は、回転軸O3の周りで回転可能である。切削工具101は、転削加工に用いられてもよい。
ホルダ103は、回転軸O3に沿って第1端103aから第2端103bにかけて延びた円柱形状であってもよい。円柱形状とは、概ね円柱形状であればよく、厳密な意味での円柱形状である必要はない。
ホルダ103は、第1端103aの側に位置するポケット105を有してもよい。ポケット105には、インサート1を取り付けることが可能である。ポケット105は、ホルダ103の外周面及び第1端103aの側の端面において開口してもよい。
インサート1は、ポケット105の内に位置してもよい。なお、ポケット105は、1つのみであってもよく、また、複数であってもよい。ホルダ103が複数のポケット105を有する場合には、切削工具101が複数のインサート1を有してもよく、また、各ポケット105にインサート1が1つずつ位置してもよい。
ホルダ103が複数のポケット105を有する場合において、これらのポケット105は、回転軸O3の周りにおいて等間隔で位置してもよく、また、不等間隔で位置してもよい。
インサート1は、切刃の少なくとも一部がホルダ103から突出するようにポケット105に装着されてもよい。例えば、インサート1は、上切刃9がホルダ103から被削材に向かって突出するようにホルダ103に装着されてもよい。この場合には、下面5及び側面7がホルダ103に当接してもよい。
インサート1は、ネジ107によって、ポケット105に装着されてもよい。すなわち、インサート1の貫通孔25にネジ107を挿入し、このネジ107の先端をポケット105に形成されたネジ孔に挿入して、ネジ107をネジ孔に固定させることによって、インサート1がホルダ103に装着されてもよい。
ホルダ103の材質としては、例えば、鋼及び鋳鉄などが挙げられ得る。ホルダ103の材質が鋼の場合には、ホルダ103の靱性が高い。
<切削加工物の製造方法>
次に、本開示の限定されない一面の切削加工物203の製造方法について図19~図21を用いて説明する。
切削加工物203は、被削材201を切削加工することによって作製されてもよい。切削加工物203の製造方法は、以下の工程を備えてもよい。すなわち、
(1)上記の限定されない実施形態に代表される切削工具101を回転させる工程と、
(2)回転する切削工具101を被削材201に接触させる工程と、
(3)切削工具101を被削材201から離す工程と、
を備えてもよい。
具体的には、まず、図19に示す限定されない一例のように、切削工具101を回転軸O3の周りでY1方向に回転させながら被削材201に相対的に近づけてもよい。次に、図20に示す限定されない一例のように、切削工具101における上切刃9を被削材201に接触させて、被削材201を切削してもよい。そして、図21に示す限定されない一例のように、切削工具101を被削材201から相対的に遠ざけてもよい。
以上のような工程を経る場合には、仕上げ面の精度が高い切削加工物203を得ることが可能となる。具体的には、切削加工物203の製造方法において、インサート1を有する切削工具101を用いる場合には、インサート1を安定してホルダ103に固定することが可能であることから、優れた加工性を発揮することが可能となる。その結果、仕上げ面の精度が高い切削加工物203を得ることが可能となる。
なお、図19~図21に示す限定されない一例では、それぞれの工程において、被削材201を固定するとともに切削工具101を動かしているが、当然ながらこのような形態に限定されない。
例えば、(1)の工程において、被削材201を切削工具101に近づけてもよい。同様に、(3)の工程において、被削材201を切削工具101から遠ざけてもよい。切削加工を継続する場合には、切削工具101を回転させた状態を維持して、被削材201の異なる箇所にインサート1の上切刃9を接触させる工程を繰り返してもよい。
被削材201の材質としては、例えば、炭素鋼、合金鋼、ステンレス、鋳鉄及び非鉄金属などが挙げられ得る。
1・・・切削インサート(インサート)
3・・・上面
5・・・下面
7・・・側面
9・・・上切刃
11・・・下切刃
13・・・第1辺
15・・・第2辺
17・・・第3辺
19・・・第1側面
21・・・第2側面
23・・・第3側面
25・・・貫通孔
27・・・第1領域
29・・・第2領域
31・・・第1中央領域
33・・・第1上領域
33a・・中央
35・・・第1下領域
37・・・第1逃げ面
39・・・第2中央領域
41・・・第2上領域
43・・・第2下領域
43a・・中央
45・・・第2逃げ面
47・・・境界
49・・・境界
51・・・第1段差部
53・・・境界
55・・・第2段差部
57・・・境界
101・・・切削工具
103・・・ホルダ
103a・・第1端
103b・・第2端
105・・・ポケット
107・・・ネジ
201・・・被削材
203・・・切削加工物
O1・・・切削インサートの中心軸
O2・・・貫通孔の中心軸
O3・・・回転軸

Claims (12)

  1. 多角形状であって第1辺を有する上面と、
    前記上面の反対側に位置する下面と、
    前記上面及び前記下面の間に位置する側面と、
    前記上面及び前記側面の交わりに位置する上切刃と、
    前記下面及び前記側面の交わりに位置する下切刃と、を有し、
    前記上面の中心及び前記下面の中心を通る仮想直線が中心軸であって、
    前記中心軸に直交するとともに、前記上面及び前記下面の中間に位置する仮想平面をさらに有し、
    前記側面は、前記第1辺及び前記下面の間に位置する第1側面を有し、
    前記第1側面は、前記中心軸に直交する断面において凸形状であって、且つ、
    平らな第1領域と、
    前記第1領域に対して傾斜した平らな第2領域と、を有し、
    前記第1領域は、
    第1中央領域と、
    側面視した場合に前記仮想平面と重なり合う位置が境界であって、前記第1中央領域よりも前記上面の近くに位置し、前記第1中央領域よりも前記中心軸に直交する方向の幅の最大値が大きい第1上領域と、
    前記仮想平面及び前記第1領域の下端の間での前記中心軸に沿った方向における中間点を通るとともに前記中心軸に直交する線が境界であって、前記第1中央領域よりも前記下面の近くに位置し、前記第1中央領域よりも前記中心軸に直交する方向の幅の最大値が大きい第1下領域と、を有する、切削インサート。
  2. 前記第1上領域における前記中心軸に直交する方向の幅の最大値が、前記第1下領域における前記中心軸に直交する方向の幅の最大値よりも大きい、請求項1に記載の切削インサート。
  3. 前記第1側面は、前記第1領域及び前記上面の間に位置する第1逃げ面をさらに有し、
    前記第1領域は、前記中心軸に沿った断面において、前記第1逃げ面よりも前記中心軸の近くに位置する、請求項1又は2に記載の切削インサート。
  4. 前記第1領域は、前記中心軸に沿った断面において、前記上面に近づくにしたがって前記中心軸に近づく、請求項1~3のいずれか1つに記載の切削インサート。
  5. 前記第2領域は、
    第2中央領域と、
    前記仮想平面及び前記第2領域の上端の間での前記中心軸に沿った方向における中間点を通るとともに前記中心軸に直交する線が境界であって、前記第2中央領域よりも前記上面の近くに位置し、前記第2中央領域よりも前記中心軸に直交する方向の幅の最大値が大きい第2上領域と、
    側面視した場合に前記仮想平面と重なり合う位置が境界であって、前記第2中央領域よりも前記下面の近くに位置し、前記第2中央領域よりも前記中心軸に直交する方向の幅の最大値が大きい第2下領域と、を有する、請求項1~4のいずれか1つに記載の切削インサート。
  6. 前記第2下領域における前記中心軸に直交する方向の幅の最大値が、前記第2上領域における前記中心軸に直交する方向の幅の最大値よりも大きい、請求項5に記載の切削インサート。
  7. 前記第1側面は、前記第2領域及び前記下面の間に位置する第2逃げ面をさらに有し、
    前記第2領域は、前記中心軸に沿った断面において、前記第2逃げ面よりも前記中心軸の近くに位置する、請求項5又は6に記載の切削インサート。
  8. 前記第2領域は、前記中心軸に沿った断面において、前記下面に近づくにしたがって前記中心軸に近づく、請求項5~7のいずれか1つに記載の切削インサート。
  9. 前記第1上領域は、前記中心軸に直交する方向において、前記第2中央領域と隣り合う、請求項5~8のいずれか1つに記載の切削インサート。
  10. 前記第2下領域は、前記中心軸に直交する方向において、前記第1中央領域と隣り合う、請求項5~9のいずれか1つに記載の切削インサート。
  11. 回転軸に沿って第1端から第2端にかけて延びた円柱形状であって、前記第1端の側に位置するポケットを有するホルダと、
    前記ポケット内に位置する、請求項1~10のいずれか1つに記載の切削インサートと、を有する切削工具。
  12. 請求項11に記載の切削工具を回転させる工程と、
    回転する前記切削工具を被削材に接触させる工程と、
    前記切削工具を前記被削材から離す工程と、を備えた、切削加工物の製造方法。
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