JP7441147B2 - プラグコネクタ、レセプタクルコネクタ及び電気コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、プラグコネクタ、レセプタクルコネクタ及びこれらを備えた電気コネクタに関する。
従来、電気・電子機器、通信機器等には、各種の電気コネクタが用いられている。電気コネクタは、一方の基板に実装されるプラグコネクタと、他方の基板に実装されるレセプタクルコネクタとにより構成される。プラグコネクタとレセプタクルコネクタとを嵌合することにより、基板間の電気的な接続を行うことができる。それぞれのコネクタは、相手側のコネクタと接触する接触部及び基板に実装される接続部を有するシグナルコンタクトと、同様の接触部及び接続部を有するパワーコンタクトと、これらコンタクトを保持する絶縁物と、を備えている(例えば、特許文献1~4)。
特開2016-12470号公報 特開2015-39129号公報 特許第6167997号公報 特許第6662369号公報
上述した各特許文献には、コネクタ間の嵌合の信頼性を高めるための構成、小型化を図るための構成等が示されているが、近年では、コンタクトの配列方向における挿抜力の偏りを改善することが求められている。
本発明は、コンタクトの配列方向における挿抜力の偏りが少ないプラグコネクタ、レセプタクルコネクタ及び電気コネクタを提供することを目的とする。
(1)本発明は、相手物であるレセプタクルコネクタと着脱自在に嵌合するプラグコネクタであって、前記レセプタクルコネクタと接触する接触部及び基板に実装される接続部をそれぞれ有するシグナルコンタクト及びパワーコンタクトと、前記シグナルコンタクト及び前記パワーコンタクトを配列させて保持するブロックと、を備え、前記ブロックは、本体部と、前記本体部から離れる方向に突出すると共に、前記レセプタクルコネクタの嵌合口に入る嵌合部と、を有し、前記シグナルコンタクトを少なくとも3本有し且つ前記パワーコンタクトを少なくとも2本有し、前記シグナルコンタクト及び前記パワーコンタクトは、前記レセプタクルコネクタとの嵌合方向から視た場合に、配列方向に沿って交互に1列となり且つ前記配列方向の中心位置と直交する線について対称となるように配置されるプラグコネクタに関する。
(2)前記ブロックの前記本体部は前記基板側に形成され、前記嵌合部は前記本体部よりも前記基板から離れる方向に突出するように形成され、前記嵌合方向及び前記配列方向に直交する方向を幅方向という場合に、前記シグナルコンタクトの前記接続部が前記幅方向において突出する側と、前記パワーコンタクトの前記接続部が前記幅方向において突出する側は、前記配列方向において千鳥配置としてもよい。
(3)前記配列方向の両端側に、前記基板に実装される接続部を有する固定具を備え、それぞれの前記固定具の前記接続部は、前記配列方向の両側に突出していてもよい。
(4)本発明は、相手物であるプラグコネクタと着脱自在に嵌合するレセプタクルコネクタであって、前記プラグコネクタと接触する接触部及び基板に実装される接続部をそれぞれ有するシグナルコンタクト及びパワーコンタクトと、前記シグナルコンタクト及び前記パワーコンタクトを配列させて保持するハウジングと、を備え、前記ハウジングは、底壁と、前記底壁から離れる方向に突出すると共に、配列方向に沿って延設される2つの側壁と、前記底壁から離れる方向に突出し且つ前記2つの側壁を連結する2つの奥壁を有し、前記底壁、前記2つの側壁及び前記2つの奥壁により前記プラグコネクタの嵌合部が入る嵌合口が形成され、前記シグナルコンタクトを少なくとも3本有し且つ前記パワーコンタクトを少なくとも2本有し、前記シグナルコンタクト及び前記パワーコンタクトは、それぞれ前記接触部と前記接続部との間に少なくとも1つの湾曲した弾性部を有すると共に、前記接触部、前記弾性部、前記接続部は、各部が延在する方向においてこの順に設けられ、前記接続部の側において前記弾性部の一部には、前記ハウジングに保持されるための固定部が更に設けられ、前記弾性部から前記接触部までの間には傾斜した傾斜部が形成され、前記シグナルコンタクト及び前記パワーコンタクトは、前記プラグコネクタとの嵌合方向から視た場合に、前記配列方向に沿って交互に1列となり且つ前記配列方向の中心位置と直交する線について対称となるように配置されるレセプタクルコネクタに関する。
(5)前記ハウジングの前記底壁は前記基板に対して略平行に形成され、前記2つの側壁及び前記2つの奥壁は前記底壁よりも前記基板から離れる方向に突出するように形成され、前記嵌合方向及び前記配列方向に直交する方向を幅方向という場合に、前記シグナルコンタクトの前記接続部が前記幅方向において突出する側と、前記パワーコンタクトの前記接続部が前記幅方向において突出する側は、前記配列方向において千鳥配置としてもよい。
(6)本発明は、上記(1)~(3)のいずれかのプラグコネクタと、上記(4)又は(5)のレセプタクルコネクタとを備え、前記プラグコネクタと前記レセプタクルコネクタとが着脱自在に嵌合する電気コネクタに関する。
(7)本発明は、プラグコネクタとレセプタクルコネクタとが着脱自在に嵌合する電気コネクタであって、前記プラグコネクタは、前記レセプタクルコネクタと接触する接触部及び基板に実装される接続部をそれぞれ有するシグナルコンタクト及びパワーコンタクトと、前記シグナルコンタクト及び前記パワーコンタクトを配列させて保持するブロックと、を備え、前記ブロックは、本体部と、前記本体部から離れる方向に突出すると共に、前記レセプタクルコネクタの嵌合口に入る嵌合部と、を有し、前記レセプタクルコネクタは、前記プラグコネクタと接触する接触部及び基板に実装される接続部をそれぞれ有するシグナルコンタクト及びパワーコンタクトと、前記シグナルコンタクト及び前記パワーコンタクトを配列させて保持するハウジングと、を備え、前記ハウジングは、底壁と、前記底壁から離れる方向に突出すると共に、配列方向に沿って延設される2つの側壁と、前記底壁から離れる方向に突出し且つ前記2つの側壁を連結する2つの奥壁を有し、前記底壁、前記2つの側壁及び前記2つの奥壁により前記プラグコネクタの嵌合部が入る嵌合口が形成され、前記レセプタクルコネクタの前記シグナルコンタクト及び前記パワーコンタクトは、それぞれ前記接触部と前記接続部との間に少なくとも1つの湾曲した弾性部を有すると共に、前記接触部、前記弾性部、前記接続部は、各部が延在する方向においてこの順に設けられ、前記接続部の側において前記弾性部の一部には、前記ハウジングに保持されるための固定部が更に設けられ、前記弾性部から前記接触部までの間には傾斜した傾斜部が形成され、前記プラグコネクタは、前記シグナルコンタクトを少なくとも3本有し且つ前記パワーコンタクトを少なくとも2本有し、前記シグナルコンタクト及び前記パワーコンタクトを、前記レセプタクルコネクタとの嵌合方向から視た場合に、前記配列方向に沿って交互に1列となり且つ前記配列方向の中心位置と直交する線について対称となるように配置され、前記レセプタクルコネクタは、前記シグナルコンタクトを少なくとも3本有し且つ前記パワーコンタクトを少なくとも2本有し、前記シグナルコンタクト及び前記パワーコンタクトを、前記プラグコネクタとの嵌合方向から視た場合に、前記配列方向に沿って交互に1列となり且つ前記配列方向の中心位置と直交する線について対称となるように配置される電気コネクタに関する。
(8)前記ブロックの前記本体部は前記基板側に形成され、前記嵌合部は前記本体部よりも前記基板から離れる方向に突出するように形成され、前記ハウジングの前記底壁は前記基板に対して略平行に形成され、前記2つの側壁及び前記2つの奥壁は前記底壁よりも前記基板から離れる方向に突出するように形成され、前記プラグコネクタは、1本の前記シグナルコンタクトが前記配列方向の中心位置に配置され、他の少なくとも2本の前記シグナルコンタクトと、少なくとも2本の前記パワーコンタクトとが、前記配列方向に沿って交互に1列となり且つ前記配列方向の中心位置を直交する線について対称となるようにそれぞれ配置されていてもよい。
本発明によれば、コンタクトの配列方向における挿抜力の偏りが少ないプラグコネクタ、レセプタクルコネクタ及び電気コネクタを提供することができる。
プラグコネクタ10の斜視図である。 レセプタクルコネクタ20の斜視図である。 プラグコネクタ10を、図1Aとは異なる方向から視た斜視図である。 レセプタクルコネクタ20を、図1Bとは異なる方向から視た斜視図である。 プラグコネクタ10とレセプタクルコネクタ20とを嵌合させた状態の基板対基板コネクタの斜視図である。 プラグコネクタ10の平面図である。 図4のA-A断面図である。 図4のB-B断面図である。 シグナルコンタクト120Sの斜視図である。 シグナルコンタクト120Sの斜視図である。 パワーコンタクト120Pの斜視図である。 パワーコンタクト120Pの斜視図である。 プラグ固定具130の斜視図である。 プラグ固定具130の斜視図である。 レセプタクルコネクタ20の平面図である。 図9のA-A断面図である。 図9のB-B断面図である。 シグナルコンタクト220Sの斜視図である。 シグナルコンタクト220Sの斜視図である。 パワーコンタクト220Pの斜視図である。 パワーコンタクト220Pの斜視図である。 レセプタクル固定具230の斜視図である。 レセプタクル固定具230の斜視図である。 図3に示す基板対基板コネクタの平面図である。 図14のA-A断面図である。 図14のB-B断面図である。 変形形態におけるプラグコネクタ10Aの平面図である。 変形形態におけるレセプタクルコネクタ20Aの平面図である。
以下、本発明に係るプラグコネクタ、レセプタクルコネクタ及び電気コネクタの実施形態を、図面を参照しながら説明する。実施形態のプラグコネクタとレセプタクルコネクタは、相手方のコネクタと協働して基板対基板コネクタを構成する。基板対基板コネクタは、一方の基板に実装されるプラグコネクタと、他方の基板に実装されるレセプタクルコネクタとを嵌合させることで両基板間の電気的な接続を行う電気コネクタである。
基板は、プラグコネクタとセプタクルコネクタを実装可能であれば、その種類や形態に特に制限は無く、例えば、リジッド基板、フレキシブル基板(FPC)、リジッドフレキシブル基板(リジッドFPC基板)等であってよい。以下の説明において、プラグコネクタ及びレセプタクルコネクタの底面又は下面とは、それぞれ基板に実装される側の面を指し、上面とは、底面又は下面の反対側の面を指すものとする。また、実装は、基板表面に半田付けする表面実装式に限らず、例えば、基板のスルーホールに挿入して半田付けするディップタイプや圧入によるプレスフィットでもよい。実装方法は、加工性や基板の実装密度等を考慮して設計される。
本明細書及び図面では、XYZ座標系を次のように定義する。X-Y平面は、基板実装面と略平行な面である。図1Bに示すレセプタクルコネクタ20の向きを基準とすると、Y方向は、所要数のコンタクトの配列方向であり、長手方向ともいう。X方向は、Y方向と直交する方向であり、幅方向又は短手方向ともいう。X1方向は、パワーコンタクト220Pの接続部221が突出する側である。X2方向は、シグナルコンタクト220Sの接続部221が突出する側である(図2B参照)。Y1方向は図1Bにおいて右方向であり、Y2方向は左方向である。Z方向は、X-Y平面に直交する方向であり、嵌合方向又は高さ方向ともいう。Z1側は基板実装面側であり、Z2側は基板実装面から離れる側である。本明細書では、「~方向」を「~側」ともいう。なお、このXYZ座標系は、実施形態の説明の便宜上のために用いられるものであり、本発明の趣旨に反しない限り、厳格には解釈されない。
図1A、図1B、図2A及び図2Bには、電気コネクタ1を構成するプラグコネクタ10又はレセプタクルコネクタ20が示されている。図3には、プラグコネクタ10とレセプタクルコネクタ20との嵌合状態が示されている。なお、図1Aは、プラグコネクタ10のプラグコンタクト120(後述)の配置を示すため、図中の上側をZ1側とした図である。プラグコネクタ10は、図2Aに示すように、プラグコンタクト120がZ1側(図中の下側)となる向きでレセプタクルコネクタ20(図2B参照)と嵌合する。
プラグコネクタ10とレセプタクルコネクタ20は、Z方向に接近又は離間させることにより、相互に着脱することができる。具体的には、図1A(図2A)に示すプラグコネクタ10と、図1B(図2B)に示すレセプタクルコネクタ20とを接近させることにより、図3に示すように、両者を嵌合させることができる。また、図3に示す嵌合状態において、プラグコネクタ10とレセプタクルコネクタ20とを離間させることにより、両者の嵌合を解除できる。
(プラグコネクタ10)
まず、実施形態の電気コネクタ1の一方を構成するプラグコネクタ10について説明する。
図1Aは、プラグコネクタ10の斜視図である。図2Aは、プラグコネクタ10を、図1Aとは異なる方向から視た斜視図である。図3は、プラグコネクタ10とレセプタクルコネクタ20とを嵌合させた状態の基板対基板コネクタの斜視図である。図4は、プラグコネクタ10の平面図である。図5Aは、図4のA-A断面図である。図5Bは、図4のB-B断面図である。図6A及び図6Bは、シグナルコンタクト120Sの斜視図である。図7A及び図7Bは、パワーコンタクト120Pの斜視図である。図8A及び図8Bは、プラグ固定具130の斜視図である。
図1A、図2Aに示すように、プラグコネクタ10は、プラグブロック(ブロック)100と、プラグコンタクト120と、プラグ固定具130と、を備える。
プラグブロック100は、プラグコンタクト120を保持する筐体であり、全体が略四角柱形状に形成されている。プラグブロック100は、本体部101と、嵌合部102と、を備える。本体部101は、基板実装面側(Z2側)に位置するベース部分であり、略板状に形成されている。嵌合部102は、本体部101よりも基板から離れる側(Z1側)に突出すると共に、レセプタクルコネクタ20の嵌合口(凹部203)に入る部分である。図2Aにおいて、嵌合部102は、X-Z平面と平行な断面において、略U字形状に形成されている。
プラグブロック100は、主に電気絶縁性を有する合成樹脂により形成されている。プラグブロック100を形成する材料としては、例えば、液晶ポリマー(LCP)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリアミド(66PA、46PA)等が挙げられるが、これらに限定されない。プラグブロック100の材料は、無機フィラーや補強繊維等を含有していてもよい。プラグブロック100は、レセプタクルコネクタ20のハウジング200の凹部203(後述)に適合する形状を有する。
プラグコンタクト120は、電極端子として、シグナルコンタクト(信号用コンタクト)120Sと、パワーコンタクト(電源用コンタクト)120Pと、を備える。なお、本構成に限らず、すべてのプラグコンタクト120がシグナルコンタクト120Sであってもよい。プラグコンタクト120は、導電性の金属からなり、公知のプレス加工により形成される。プラグコンタクト120の材料としては、例えば、銅、銅合金等のコルソン銅、ベリリウム銅、リン青銅等が挙げられるが、これらの材料に限定されない。
図4に示すように、シグナルコンタクト120Sは、3本設けられている。また、パワーコンタクト120Pは、2本設けられている。プラグコンタクト120において、シグナルコンタクト120S及びパワーコンタクト120Pは、レセプタクルコネクタ20との嵌合方向(Z方向)から視た場合に、プラグブロック100の長手方向(Y方向)に沿って交互に1列となり且つ長手方向の中心位置Cと直交する線Lについて対称となるように配置されている。本実施形態において、1本のシグナルコンタクト120Sは、プラグブロック100の長手方向(Y方向)の中心位置Cに配置され、他の2本のシグナルコンタクト120Sと、2本のパワーコンタクト120Pは、プラグブロック100の長手方向(Y方向)に沿って交互に1列となり且つ長手方向の中心位置Cと直交する線Lについて対称となるように配置されている。図4において、レセプタクルコネクタ20との嵌合方向(Z方向)は、紙面と直交する方向となる。
本実施形態のプラグコンタクト120において、シグナルコンタクト120Sの幅寸法W1の合計値ΣW1は、0.6~0.8mmである。また、パワーコンタクト120Pの幅寸法W2の合計値ΣW2は、1.0~1.2mmである。
なお、パワーコンタクト120Pは、シグナルコンタクト120Sよりも大きな電流が流れるため、シグナルコンタクト120Sの幅寸法W1よりも幅寸法W2を広くしている。本実施形態では、パワーコンタクト120Pの幅寸法W2を、シグナルコンタクト120Sの幅寸法W1よりも0.4~0.6mm程度大きくしている。パワーコンタクト120Pの幅寸法W2をどの程度広くするかは、流れる電流量等により適宜に設定される。なお、プラグコンタクト120の短手方向の幅寸法が大きい場合には、シグナルコンタクト120Sの幅寸法の合計値とパワーコンタクト120Pの幅寸法の合計値とを調整することにより、短手方向の偏りの調整が可能になる。
シグナルコンタクト120S及びパワーコンタクト120Pは、図5~図7に示すように、接続部121、第1接触部122、第2接触部123及び連結部124を備え、Y方向の側面視において全体が略P字形状となるように形成されている。接続部121は、基板(不図示)に実装される部分であり、略板状に形成されている。パワーコンタクト120Pの接続部121には、図7A及び図7Bに示すように、略U字形状の凹端部121aが形成されている。凹端部121aを形成することにより、パワーコンタクト120Pを基板に実装した際に、接続部121と基板とを接続する半田付けの領域(表面積)が増えるため、接続強度を向上させることができる。シグナルコンタクト120Sの接続部121がプラグブロック100の短手方向(X方向)において突出する側と、パワーコンタクト120Pの接続部121がプラグブロック100の短手方向において突出する側は、プラグブロック100の長手方向(Y方向)において千鳥配置となる(図4参照)。
第1接触部122は、接続部121の端部に延設され、Z1方向に突出するように形成された部分である。第2接触部123は、Z2方向に向けて突出するように形成された部分である。第1接触部122及び第2接触部123は、レセプタクルコネクタ20との嵌合時に、シグナルコンタクト220S又はパワーコンタクト220Pと接触する。連結部124は、断面U字形状を有し、第1接触部122と第2接触部123とを連結する部分である。
第1接触部122及び第2接触部123において、レセプタクルコネクタ20と接触する側の面には、凹部125が形成されている。凹部125は、それぞれの接触部に形成された略矩形状の窪みである。後述するように、プラグコネクタ10とレセプタクルコネクタ20を嵌合状態とした場合に、レセプタクルコンタクト220の第1接触部224及び第2接触部223は、プラグコンタクト120の第1接触部122及び第2接触部123に設けられた凹部125と係合する。
シグナルコンタクト120S及びパワーコンタクト120Pは、プラグブロック100に一体成形により固定されている。なお、これに代えて、シグナルコンタクト120S及びパワーコンタクト120Pは、プラグブロック100の形成後にプラグブロック100に挿入(圧入)及び/又は接着(溶着)により固定してもよい。シグナルコンタクト120Sの接続部121及びパワーコンタクト120Pの接続部121は、表面実装(SMT)タイプである。シグナルコンタクト120S及びパワーコンタクト120Pの実装は、特に制限されず、例えば、ディップタイプや圧入によるプレスフィットであってもよい。
次に、プラグ固定具130について説明する。プラグ固定具130は、図4に示すように、プラグブロック100の長手方向(Y方向)の両端部にそれぞれ配置される。プラグ固定具130は、導電性の金属からなり、公知のプレス加工により形成される。プラグ固定具130の材料としては、例えば、銅、銅合金等のコルソン銅、ベリリウム銅、リン青銅等が挙げられるが、これらの材料に限定されない。プラグ固定具130は、公知技術のプレス加工によって製作される。図1A、図2A等に示すように、プラグブロック100の長手方向(Y方向)の両端部をプラグ固定具130で部分的に覆うことにより、プラグブロック100の長手方向の両端部を補強することができる。プラグ固定具130は、プラグブロック100を基板に固定する固定金具(固定タブ)としても機能する。
プラグ固定具130は、プラグブロック100の射出成形時に一体化される。すなわち、プラグ固定具130をインサート体として図示しない金型に保持(セット)し、プラグブロック100の肉厚を形成する空間にプラグブロック100の合成樹脂材料を射出(充填)することにより、プラグ固定具130は、プラグブロック100に固定(保持)される。なお、これに代えて、プラグ固定具130は、プラグブロック100の形成後にプラグブロック100に挿入(圧入)及び/又は接着(溶着)により固定してもよい。
図8A及び図8Bにプラグ固定具130を単体で示す。図8A及び図8Bに示すように、プラグ固定具130は、接続部131と、本体部132と、を備える。接続部131は、基板(不図示)に実装される部分であり、X方向から視たときに、略L字形状となるように形成されている。プラグ固定具130をプラグブロック100に固定すると、プラグ固定具130の接続部131は、プラグブロック100の長手方向の両側に突出する(図4参照)。本体部132は、X方向の中央部分が接続部131のZ1側の端部に延設され、Y方向から視たときに、略U字形状となるように形成されている。本実施形態のプラグ固定具130は、表面実装(SMT)タイプである。なお、プラグ固定具130の実装は、特に制限されず、例えば、ディップタイプや圧入によるプレスフィットであってもよい。
(レセプタクルコネクタ20)
次に、実施形態の電気コネクタ1の他方を構成するレセプタクルコネクタ20について説明する。
図1Bは、レセプタクルコネクタ20の斜視図である。図2Bは、レセプタクルコネクタ20を、図1Bとは異なる方向から視た斜視図である。図9は、レセプタクルコネクタ20の平面図である。図10Aは、図9のA-A断面図である。図10Bは、図9のB-B断面図である。図11A及び図11Bは、シグナルコンタクト220Sの斜視図である。図12A及び図12Bは、パワーコンタクト220Pの斜視図である。図13A及び図13Bは、レセプタクル固定具230の斜視図である。
図1B、図2Bに示すように、レセプタクルコネクタ20は、ハウジング200と、レセプタクルコンタクト220と、レセプタクル固定具230と、を備える。
ハウジング200は、電気絶縁性の合成樹脂を材料として射出成形等によって製造される。合成樹脂材料としては、寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択され、例えば、液晶ポリマー(LCP)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリアミド(PA)、ポリカーボネート(PC)、これらの合成材料が挙げられるが、これらに限定されない。ハウジング200の材料は、無機フィラーや補強繊維等を含有していてもよい。
ハウジング200は、レセプタクルコンタクト220を保持する筐体であり、偏平な略直方体状に形成されている。ハウジング200には、図1Bに示すように、凹部203が形成されている。凹部203は、プラグコネクタ10の嵌合部102(図1A参照)が入る大きさを有する嵌合口である。詳しくは、ハウジング200は、図1Bに示すように、底壁201と、底壁201の周縁からZ2方向に起立する周壁202と、を有する。底壁201及び周壁202は、凹部203を区画する。凹部203は、基板の実装面とは反対側(Z2側)に開口し、プラグコネクタ10を受容する。凹部203の大きさは、プラグコネクタ10を受容できればよく、接続安定性、寸法安定性、加工性等を考慮して適宜に設計される。周壁202は、短手方向(X方向)の両側に位置する2つの側壁202a,202a(図1BではX1側のみを図示)と、長手方向(Y方向)の両側に位置する2つの連結壁202b,202b(図1BではY1側のみを図示)と、を有する。2つの側壁202a,202aは、ハウジング200の長手方向(Y方向)に延在すると共に、短手方向(X方向)において対向する。2つの連結壁202b,202bは、ハウジング200の長手方向の両端部において、2つの側壁202a,202aを連結する。
ハウジング200に保持されるレセプタクルコンタクト220は、電極端子として、シグナルコンタクト(信号用コンタクト)220Sと、パワーコンタクト(電源用コンタクト)220Pと、を備える。レセプタクルコンタクト220は、導電性の金属からなり、公知のプレス加工により形成される。レセプタクルコンタクト220の材料としては、例えば、銅、銅合金等のコルソン銅、ベリリウム銅、リン青銅等が挙げられるが、これらの材料に限定されない。
側壁202aの内側には、図10A及び図10Bに示すように、シグナルコンタクト(信号用コンタクト)220Sの挿入部204Sと、パワーコンタクト(電源用コンタクト)220Pの挿入部204Pが形成されている。挿入部204S及び204P(以下、「挿入部204」ともいう)は、ハウジング200の高さ方向(Z方向)に貫通している。挿入部204には、傾斜面204aが設けられている。傾斜面204aは、プラグコネクタ10と嵌合した際に、プラグコンタクト120に押圧されたシグナルコンタクト220S又はパワーコンタクト220Pが必要以上に変形しないようにするために形成されている。挿入部204に傾斜面204aを形成することにより、プラグコンタクト120に対して、レセプタクルコンタクト220の安定した接触圧を得ることができる。また、図9に示すように、挿入部204には、係合溝204bが形成されている。係合溝204bは、シグナルコンタクト220S又はパワーコンタクト220Pの保持部222(後述)と係合する溝形状の窪みである。
挿入部204内に、レセプタクルコンタクト220を挿入(圧入)により組み付ける構成とした場合、挿入部204は、全体としてレセプタクルコンタクト220と圧接する寸法となるように形成することが好ましい。また、これに代えて、レセプタクルコンタクト220を、ハウジング200の射出成形時に一体化することもできる。すなわち、各レセプタクルコンタクト220をインサート体として、図示しない金型に保持(セット)させ、ハウジング200の肉厚を形成する空間にハウジング200を形成する電気絶縁性の合成樹脂材料を射出(充填)することで、レセプタクルコンタクト220をハウジング200に固定(保持)してもよい。レセプタクルコンタクト220保持態様は、レセプタクルコンタクト220を保持できれば、いかなる態様であってもよく、引っ掛けや溶着や溶接や一体成形であってもよい。保持態様は、接続安定性や保持強度や加工性等を考慮して、適宜設計される。
図9に示すように、レセプタクルコンタクト220は、シグナルコンタクト220Sを、3本有している。また、レセプタクルコンタクト220は、パワーコンタクト220Pを、2本有している。シグナルコンタクト220S及びパワーコンタクト220Pは、プラグコネクタ10との嵌合方向(Z方向)から視た場合に、ハウジング200の長手方向(Y方向)に沿って交互に1列となり且つ長手方向の中心位置Cと直交する線Lについて対称となるように配置されている。図9において、プラグコネクタ10との嵌合方向(Z方向)は、紙面と直交する方向となる。
本実施形態のレセプタクルコンタクト220において、シグナルコンタクト220Sの幅寸法W1の合計値ΣW1は、0.3~0.5mmである。また、パワーコンタクト220Pの幅寸法W2の合計値ΣW2は、0.8~1.0mmである。
なお、パワーコンタクト220Pは、シグナルコンタクト220Sよりも大きな電流が流れるため、シグナルコンタクト220Sの幅寸法W1よりも幅寸法W2を広くしている。本実施形態では、パワーコンタクト220Pの幅寸法W2を、シグナルコンタクト220Sの幅寸法W1よりも0.5~0.7mm程度広くしている。パワーコンタクト220Pの幅寸法W2をどの程度広くするかは、流れる電流量等により適宜に設定される。なお、レセプタクルコンタクト220の短手方向の幅寸法が大きい場合には、シグナルコンタクト220Sの幅寸法の合計値とパワーコンタクト220Pの幅寸法の合計値とを調整することにより、短手方向の偏りの調整が可能になる。
シグナルコンタクト220S及びパワーコンタクト220Pは、図10~図12に示すように、接続部221、保持部222、第2接触部223、第1接触部224、連結部225及び弾性部226を備える。接続部221は基板(不図示)に実装される部分であり、略板状に形成されている。シグナルコンタクト220Sの接続部221がハウジング200の短手方向(X方向)において突出する側と、パワーコンタクト220Pの接続部221がハウジング200の短手方向において突出する側は、ハウジング200の長手方向(Y方向)において千鳥配置となる(図9参照)。
保持部222は、接続部221の端部に延設され、Z2方向に突出するように形成された部分である。保持部222は、ハウジング200の挿入部204S又は204P(係合溝204b)と係合する部分であり、図11及び図12に示すように、Y方向の両側に突出している。第2接触部223は、X方向の内側(第1接触部224側)に向けて凸に湾曲する部分である。第1接触部224は、第2接触部223と対向し、X方向の内側(第2接触部223側)に向けて凸に湾曲する部分である。第1接触部224及び第2接触部223は、プラグコネクタ10との嵌合時において、相手側のシグナルコンタクト120S又はパワーコンタクト120Pと接触し易いように湾曲形状を有すると共に、幅方向(Y方向)の両側が面取りされている。
連結部225は、Y方向の側面視において略U字形状を有し、第1接触部224と第2接触部223を連結する部分である。弾性部226は、接続部221と第2接触部223との間に設けられた湾曲部分である。弾性部226は、プラグコネクタ10との嵌合時に、相手側のプラグコンタクト120に押されて変形する。これにより、プラグコンタクト120が挿入し易くなると共に、挿入されたプラグコンタクト120との間で安定した接続(接触)が得られる。なお、レセプタクルコンタクト220は、プラグコネクタ10のプラグコンタクト120と接触できればよく、その構造は、図示の例に限定されない。
シグナルコンタクト220S及びパワーコンタクト220Pは、ハウジング200に挿入(圧入)により固定されている。なお、これに代えて、シグナルコンタクト220S及びパワーコンタクト220Pは、ハウジング200の形成と同時に一体成形及び/又はハウジング200の形成後に接着(溶着)により固定してもよい。シグナルコンタクト220Sの接続部221及びパワーコンタクト220Pの接続部221は、表面実装(SMT)タイプである。シグナルコンタクト220S及びパワーコンタクト220Pの実装は、特に制限されず、例えば、ディップタイプや圧入によるプレスフィットであってもよい。
次に、レセプタクル固定具230について説明する。図1B、図2B等に示すように、レセプタクル固定具230は、ハウジング200の長手方向(Y方向)の両端部にそれぞれ配置される。レセプタクル固定具230は、導電性の金属からなり、公知のプレス加工により形成される。レセプタクル固定具230の材料としては、例えば、銅、銅合金等のコルソン銅、ベリリウム銅、リン青銅等が挙げられるが、これらの材料に限定されない。レセプタクル固定具230は、公知技術のプレス加工によって製作される。図1B、図2B等に示すように、ハウジング200の長手方向(Y方向)の両端部をレセプタクル固定具230で部分的に覆うことにより、ハウジング200の長手方向の両端部を補強することができる。レセプタクル固定具230は、ハウジング200を基板に固定する固定金具(固定タブ)としても機能する。
レセプタクル固定具230は、ハウジング200の射出成形時に一体化される。すなわち、レセプタクル固定具230をインサート体として図示しない金型に保持(セット)し、ハウジング200の肉厚を形成する空間にハウジング200の合成樹脂材料を射出(充填)することにより、レセプタクル固定具230は、ハウジング200に固定(保持)される。なお、これに代えて、レセプタクル固定具230は、ハウジング200の形成後にハウジング200に挿入(圧入)及び/又は接着(溶着)により固定してもよい。
図13A及び図13Bにレセプタクル固定具230を単体で示す。図13A及び図13Bに示すように、レセプタクル固定具230は、本体部231、突出片232及び接続部233を備える。本体部231は、レセプタクル固定具230をZ2方向から視たときに、略C字形状となる部分である。突出片232は、本体部231のX方向の略中央部において、Y方向の両端部から基板側(Z1側)に向けて突出する部分である。接続部233は、本体部231のX方向の両端部から、それぞれ基板側(Z1側)に向けて突出する部分である。レセプタクル固定具230をハウジング200に固定すると、それぞれの接続部233は、ハウジング200の短手方向(X方向)の両側に位置する。そのため、レセプタクル固定具230をハウジング200に固定すると、ハウジング200の連結壁202b(図1B参照)の内側及び外側は、2つの接続部233に挟み込まれた状態となる。本実施形態のレセプタクル固定具230は、表面実装(SMT)タイプである。なお、レセプタクル固定具230の実装は、特に制限されず、例えば、ディップタイプや圧入によるプレスフィットであってもよい。
次に、プラグコネクタ10とレセプタクルコネクタ20との嵌合状態について説明する。図14は、図3に示す基板対基板コネクタの平面図である。図15Aは、図14のA-A断面図である。図15Bは、図14のB-B断面図である。図3、図14~図15Bに示すように、プラグコネクタ10をレセプタクルコネクタ20の凹部203(ハウジング200)に挿入することにより、両者は嵌合状態となる。この嵌合状態において、図15Aに示すように、プラグコネクタ10のプラグコンタクト120(シグナルコンタクト120S)は、レセプタクルコネクタ20のレセプタクルコンタクト220(シグナルコンタクト220S)と2カ所で接触する。このように、プラグコネクタ10とレセプタクルコネクタ20のそれぞれのシグナルコンタクト同士が接触することにより、それぞれのコネクタを実装した基板間で信号の送受信を行うことができる。なお、図15Aに示すように、プラグコネクタ10とレセプタクルコネクタ20とを嵌合状態とした場合に、シグナルコンタクト220S(レセプタクルコンタクト220)の第1接触部224及び第2接触部223は、シグナルコンタクト120S(プラグコンタクト120)の第1接触部122及び第2接触部123に設けられた凹部125と係合する。
また、図15Bに示すように、プラグコネクタ10のプラグコンタクト120(パワーコンタクト120P)は、レセプタクルコネクタ20のレセプタクルコンタクト220(パワーコンタクト220P)と2カ所で接触する。このように、プラグコネクタ10とレセプタクルコネクタ20のそれぞれのパワーコンタクト同士が接触することにより、一方のコネクタを実装した基板から他方のコネクタを実装した基板に向けて電力を供給することができる。なお、図15Bに示すように、プラグコネクタ10とレセプタクルコネクタ20とを嵌合状態とした場合に、パワーコンタクト220P(レセプタクルコンタクト220)の第1接触部224及び第2接触部223は、パワーコンタクト120P(プラグコンタクト120)の第1接触部122及び第2接触部123に設けられた凹部125と係合する。
上述した本実施形態のプラグコネクタ10、レセプタクルコネクタ20及び電気コネクタ1によれば、例えば、以下のような効果を奏する。
プラグコネクタ10のプラグコンタクト120(シグナルコンタクト120S及びパワーコンタクト120P)は、レセプタクルコネクタ20との嵌合方向(Z方向)から視た場合に、プラグブロック100の長手方向(Y方向)に沿って交互に1列となり且つ長手方向の中心位置Cと直交する線Lについて対称となるように配置されている(図4参照)。そのため、プラグコネクタ10において、プラグブロック100の長手方向の中心位置CからY1方向の端部までの間及び中心位置CからY2方向の端部までの間のそれぞれの挿抜力は、ほぼ均等となる。
また、レセプタクルコネクタ20のレセプタクルコンタクト220(シグナルコンタクト220S及びパワーコンタクト220P)は、プラグコネクタ10との嵌合方向(Z方向)から視た場合に、ハウジング200の長手方向(Y方向)に沿って交互に1列となり且つ長手方向の中心位置Cと直交する線Lについて対称となるように配置されている(図9参照)。そのため、レセプタクルコネクタ20において、ハウジング200の長手方向の中心位置CからY1方向の端部までの間及び中心位置CからY2方向の端部までの間のそれぞれの挿抜力は、ほぼ均等となる。
したがって、本実施形態のプラグコネクタ10、レセプタクルコネクタ20及び電気コネクタ1においては、コンタクトの配列方向における挿抜力の偏りを少なくすることができる。
プラグコンタクト120(プラグコネクタ10)において、シグナルコンタクト120Sの接続部121がプラグブロック100の短手方向(X方向)において突出する側と、パワーコンタクト120Pの接続部121がプラグブロック100の短手方向において突出する側は、プラグブロック100の長手方向(Y方向)において千鳥配置となる。また、レセプタクルコンタクト220(レセプタクルコネクタ20)において、シグナルコンタクト220Sの接続部221がハウジング200の短手方向(X方向)において突出する側と、パワーコンタクト220Pの接続部221がハウジング200の短手方向において突出する側は、ハウジング200の長手方向(Y方向)において千鳥配置となる。そのため、プラグコンタクト120及びレセプタクルコンタクト220と各基板との間の実装強度のバランスを、より均等化することができる。
プラグブロック100(プラグコネクタ10)に固定されたプラグ固定具130の接続部131は、プラグブロック100の長手方向(Y方向)の両側に突出する。そのため、基板に実装されたプラグブロック100の長手方向の両端部における固定強度を増すことができる。また、ハウジング200(レセプタクルコネクタ20)に固定されたレセプタクル固定具230の接続部233は、ハウジング200の短手方向(X方向)の両側に位置する。そのため、レセプタクル固定具230をハウジング200に固定すると、ハウジング200の連結壁202b(図1B参照)の内側及び外側は、2つの接続部233に挟み込まれた状態となる。したがって、基板に実装されたハウジング200の長手方向及び短手方向のそれぞれの両端部における固定強度を増すことができる。
プラグコンタクト120の第1接触部122及び第2接触部123において、レセプタクルコネクタ20と接触する側の面には、凹部125が形成されている。これにより、プラグコネクタ10とレセプタクルコネクタ20を嵌合状態とした場合に、レセプタクルコンタクト220の第1接触部224及び第2接触部223は、プラグコンタクト120の第1接触部122及び第2接触部123に設けられた凹部125と係合する。そのため、プラグコネクタ10とレセプタクルコネクタ20とを、より安定した状態で接触させることができる。
(変形形態)
図16は、変形形態におけるプラグコネクタ10Aの平面図である。図17は、変形形態におけるレセプタクルコネクタ20Aの平面図である。変形形態のプラグコネクタ10Aは、シグナルコンタクト120Sとパワーコンタクト120Pの数が実施形態と相違する。同様に、変形形態のレセプタクルコネクタ20Aは、シグナルコンタクト220Sとパワーコンタクト220Pの数が実施形態と相違する。変形形態のプラグコネクタ10A及びレセプタクルコネクタ20Aにおいて、その他の構成は、実施形態と同じである。そのため、変形形態の説明及び図面において、実施形態と同等の部材等には、実施形態と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図16に示すように、変形形態のプラグコネクタ10Aにおいて、シグナルコンタクト120Sは、4本設けられている。また、パワーコンタクト120Pは、3本設けられている。変形形態のプラグコンタクト120において、シグナルコンタクト120S及びパワーコンタクト120Pは、レセプタクルコネクタ20との嵌合方向(Z方向)から視た場合に、プラグブロック100の長手方向(Y方向)に沿って交互に1列となり且つ長手方向の中心位置Cと直交する線Lについて対称となるように配置されている。変形形態において、1本のパワーコンタクト120Pは、プラグブロック100の長手方向(Y方向)の中心位置Cに配置され、他の2本のパワーコンタクト120Pと、4本のシグナルコンタクト120Sは、プラグブロック100の長手方向(Y方向)に沿って交互に1列となり且つ長手方向の中心位置Cと直交する線Lについて対称となるように配置されている。図16において、レセプタクルコネクタ20との嵌合方向(Z方向)は、紙面と直交する方向となる。
一方、図17に示すように、変形形態のレセプタクルコネクタ20Aにおいて、シグナルコンタクト220Sは、4本設けられている。また、パワーコンタクト220Pは、3本設けられている。シグナルコンタクト220S及びパワーコンタクト220Pは、プラグコネクタ10との嵌合方向(Z方向)から視た場合に、ハウジング200の長手方向(Y方向)に沿って交互に1列となり且つ長手方向の中心位置Cと直交する線Lについて対称となるように配置されている。変形形態において、1本のパワーコンタクト220Pは、ハウジング200の長手方向(Y方向)の中心位置Cに配置され、他の2本のパワーコンタクト220Pと、4本のシグナルコンタクト220Sは、ハウジング200の長手方向(Y方向)に沿って交互に1列となり且つ長手方向の中心位置Cと直交する線Lについて対称となるように配置されている。図17において、プラグコネクタ10Aとの嵌合方向(Z方向)は、紙面と直交する方向となる。
上記変形形態のように、プラグコネクタ10A及びレセプタクルコネクタ20Aにおいて、それぞれシグナルコンタクトを4本設け、パワーコンタクトを3本設けた構成においても、実施形態と同様に、コンタクトの配列方向における挿抜力の偏りを少なくすることができる。
上記実施態様及び変形態様では、基板に垂直に取り付けられたプラグコネクタ10、10A及びレセプタクルコネクタ20、20Aについて説明したが、各々のコネクタが基板に取り付けられる方向は、これに限定されない。シグナルコンタクト120S、220S及びパワーコンタクト120P、220Pが、各々のコネクタとの嵌合方向から視た場合に、配列方向に沿って交互に1列となり且つ配列方向の中心位置と直交する線について対称となるように配置されている構成であれば、例えば、基板に平行に取り付けられるものであってもよい。
1 電気コネクタ
10、10A プラグコネクタ
20、20A レセプタクルコネクタ
100 プラグブロック
101 本体部
102 嵌合部
120 プラグコンタクト
120P,220P パワーコンタクト
120S,220S シグナルコンタクト
121,221,233 接続部
121a 凹端部
122,224 第1接触部
123,223 第2接触部
124 連結部
125 凹部
130 プラグ固定具
131 接続部
132 本体部
200 ハウジング
201 底壁
202 周壁
202a 側壁
202b 連結壁
203 凹部
204 挿入部
204P 挿入部
204S 挿入部
204a 傾斜面
204b 係合溝
220 レセプタクルコンタクト
222 保持部
225 連結部
226 弾性部
230 レセプタクル固定具
231 本体部
232 突出片

Claims (8)

  1. 相手物であるレセプタクルコネクタと着脱自在に嵌合するプラグコネクタであって、
    前記レセプタクルコネクタと接触する接触部及び基板に実装される接続部をそれぞれ有するシグナルコンタクト及びパワーコンタクトと、前記シグナルコンタクト及び前記パワーコンタクトを配列させて保持するブロックと、を備え、
    前記ブロックは、本体部と、前記本体部から離れる方向に突出すると共に、前記レセプタクルコネクタの嵌合口に入る嵌合部と、を有し、
    前記シグナルコンタクトを少なくとも3本有し且つ前記パワーコンタクトを少なくとも2本有し、
    前記シグナルコンタクト及び前記パワーコンタクトは、前記レセプタクルコネクタとの嵌合方向から視た場合に、配列方向に沿って交互に1列となり且つ前記配列方向の中心位置と直交する線について対称となるように配置されるプラグコネクタ。
  2. 前記ブロックの前記本体部は前記基板側に形成され、前記嵌合部は前記本体部よりも前記基板から離れる方向に突出するように形成され、
    前記嵌合方向及び前記配列方向に直交する方向を幅方向という場合に、前記シグナルコンタクトの前記接続部が前記幅方向において突出する側と、前記パワーコンタクトの前記接続部が前記幅方向において突出する側は、前記配列方向において千鳥配置となる請求項1に記載のプラグコネクタ。
  3. 前記配列方向の両端側に、前記基板に実装される接続部を有する固定具を備え、それぞれの前記固定具の前記接続部は、前記配列方向の両側に突出する請求項1又は2に記載のプラグコネクタ。
  4. 相手物であるプラグコネクタと着脱自在に嵌合するレセプタクルコネクタであって、
    前記プラグコネクタと接触する接触部及び基板に実装される接続部をそれぞれ有するシグナルコンタクト及びパワーコンタクトと、前記シグナルコンタクト及び前記パワーコンタクトを配列させて保持するハウジングと、を備え、
    前記ハウジングは、底壁と、前記底壁から離れる方向に突出すると共に、配列方向に沿って延設される2つの側壁と、前記底壁から離れる方向に突出し且つ前記2つの側壁を連結する2つの奥壁を有し、前記底壁、前記2つの側壁及び前記2つの奥壁により前記プラグコネクタの嵌合部が入る嵌合口が形成され、
    前記シグナルコンタクトを少なくとも3本有し且つ前記パワーコンタクトを少なくとも2本有し、
    前記シグナルコンタクト及び前記パワーコンタクトは、それぞれ前記接触部と前記接続部との間に少なくとも1つの湾曲した弾性部を有すると共に、前記接触部、前記弾性部、前記接続部は、各部が延在する方向においてこの順に設けられ、前記接続部の側において前記弾性部の一部には、前記ハウジングに保持されるための固定部が更に設けられ、前記弾性部から前記接触部までの間には傾斜した傾斜部が形成され、
    前記シグナルコンタクト及び前記パワーコンタクトは、前記プラグコネクタとの嵌合方向から視た場合に、前記配列方向に沿って交互に1列となり且つ前記配列方向の中心位置と直交する線について対称となるように配置されるレセプタクルコネクタ。
  5. 前記ハウジングの前記底壁は前記基板に対して略平行に形成され、前記2つの側壁及び前記2つの奥壁は前記底壁よりも前記基板から離れる方向に突出するように形成され、
    前記嵌合方向及び前記配列方向に直交する方向を幅方向という場合に、前記シグナルコンタクトの前記接続部が前記幅方向において突出する側と、前記パワーコンタクトの前記接続部が前記幅方向において突出する側は、前記配列方向において千鳥配置となる請求項4に記載のレセプタクルコネクタ。
  6. 請求項1~3のいずれかに記載のプラグコネクタと、請求項4又は5に記載のレセプタクルコネクタとを備え、前記プラグコネクタと前記レセプタクルコネクタとが着脱自在に嵌合する電気コネクタ。
  7. プラグコネクタとレセプタクルコネクタとが着脱自在に嵌合する電気コネクタであって、
    前記プラグコネクタは、前記レセプタクルコネクタと接触する接触部及び基板に実装される接続部をそれぞれ有するシグナルコンタクト及びパワーコンタクトと、前記シグナルコンタクト及び前記パワーコンタクトを配列させて保持するブロックと、を備え、
    前記ブロックは、本体部と、前記本体部から離れる方向に突出すると共に、前記レセプタクルコネクタの嵌合口に入る嵌合部と、を有し、
    前記レセプタクルコネクタは、前記プラグコネクタと接触する接触部及び基板に実装される接続部をそれぞれ有するシグナルコンタクト及びパワーコンタクトと、前記シグナルコンタクト及び前記パワーコンタクトを配列させて保持するハウジングと、を備え、
    前記ハウジングは、底壁と、前記底壁から離れる方向に突出すると共に、配列方向に沿って延設される2つの側壁と、前記底壁から離れる方向に突出し且つ前記2つの側壁を連結する2つの奥壁を有し、前記底壁、前記2つの側壁及び前記2つの奥壁により前記プラグコネクタの嵌合部が入る嵌合口が形成され、
    前記レセプタクルコネクタの前記シグナルコンタクト及び前記パワーコンタクトは、それぞれ前記接触部と前記接続部との間に少なくとも1つの湾曲した弾性部を有すると共に、前記接触部、前記弾性部、前記接続部は、各部が延在する方向においてこの順に設けられ、前記接続部の側において前記弾性部の一部には、前記ハウジングに保持されるための固定部が更に設けられ、前記弾性部から前記接触部までの間には傾斜した傾斜部が形成され、
    前記プラグコネクタは、前記シグナルコンタクトを少なくとも3本有し且つ前記パワーコンタクトを少なくとも2本有し、前記シグナルコンタクト及び前記パワーコンタクトを、前記レセプタクルコネクタとの嵌合方向から視た場合に、前記配列方向に沿って交互に1列となり且つ前記配列方向の中心位置と直交する線について対称となるように配置され、
    前記レセプタクルコネクタは、前記シグナルコンタクトを少なくとも3本有し且つ前記パワーコンタクトを少なくとも2本有し、前記シグナルコンタクト及び前記パワーコンタクトを、前記プラグコネクタとの嵌合方向から視た場合に、前記配列方向に沿って交互に1列となり且つ前記配列方向の中心位置と直交する線について対称となるように配置される電気コネクタ。
  8. 前記ブロックの前記本体部は前記基板側に形成され、前記嵌合部は前記本体部よりも前記基板から離れる方向に突出するように形成され、
    前記ハウジングの前記底壁は前記基板に対して略平行に形成され、前記2つの側壁及び前記2つの奥壁は前記底壁よりも前記基板から離れる方向に突出するように形成され、
    前記プラグコネクタは、1本の前記シグナルコンタクトが前記配列方向の中心位置に配置され、他の少なくとも2本の前記シグナルコンタクトと、少なくとも2本の前記パワーコンタクトとが、前記配列方向に沿って交互に1列となり且つ前記配列方向の中心位置を直交する線について対称となるようにそれぞれ配置される請求項7に記載の電気コネクタ。
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