JP7436354B2 - 両軸受けリール - Google Patents

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Description

本発明は両軸受けリールに関し、特に、リール本体の反ハンドル側の側板を片手で保持し、巻き上げ操作或いはシャクリ操作を行なうに際し、保持する手の親指のホールド性が良好な両軸受けリールに関する。
釣糸を巻回するスプールを、リール本体の左右側板間に回転自在に支持した両軸受けリールの中には、例えば、シャクリ操作やシャクリ操作をしながらハンドルの巻き取り操作等、厳しい操作を行なうジギングなどに使用されるものがある。例えば、特許文献1には、左右側板を丸形に形成し、シャクリ操作する際、反ハンドル側の側板を握り込んだ状態でサミング操作を行い易くした両軸受けリールが開示されている。この両軸受けリールは、反ハンドル側の側板の外周端部に形成する面取り部からスプールのフランジ外周端面への移行操作が容易に行えるように、これらの対向位置関係に改良を加えたものであり、実釣時において、反ハンドル側の側板を握持保持した状態で、サミング操作を違和感なくスムーズに行なえるように構成している。
特開2016-178886号
上記の特許文献1に開示された構成は、握持保持している手の親指をスムーズにスプールの釣糸側に移行させるものであるが、実釣時におけるシャクリ操作では、釣竿のグリップエンドを片方の前腕で当て付け保持した状態で、その手の親指の腹部で反ハンドル側の側板の外周を強く押さえ付けてリール本体を動かないようにする必要がある。特許文献1の側板の上面の形状は、上面からスプールフランジに移行し易くするように、スプールフランジの傾斜に合わせて、内側の上面に面取りを形成しているに過ぎない。すなわち、面取り以外の外表面は略平坦状に形成されているため、側板上面を親指で押さえ付けてシャクリ操作等を行なうと、親指の腹部が側板外周から外側に滑り易く、確実にホールドできないという問題がある。
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、ジギングなどの厳しいシャクリ操作を行なっても、反ハンドル側の側板のホールド性が良い両軸受けリールを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明は、リール本体の左右側板間に回転自在に支持したスプールを一方の側板に設けたハンドルで回転可能とした両軸受けリールにおいて、前記リール本体の反ハンドル側の側板の外周面上に、押さえ付けた手の親指の前記側板外方への移動を防止する移動規制部を設けたことを特徴とする。
上記した構成の両軸受けリールを釣竿と共に握持保持して、ジギング等のシャクリ操作を行なう場合、反ハンドル側の側板の外周面上を親指の腹部で押さえ付けるようにホールドする。この際、反ハンドル側の側板の外周面上に設けられている移動規制部によって、押さえ付けた手の親指が側板外方へ移動するのが防止されるため、ホールド性が良く、安定してシャクリ操作等が行なえるようになる。
本発明によれば、ジギングなどの厳しいシャクリ操作を行なっても、反ハンドル側の側板のホールド性が良い両軸受けリールが得られる。
本発明に係る両軸受けリールの一実施形態を示す図であり、反ハンドル側の側板をホールドした状態を示す正面図。 図1の要部(反ハンドル側の側板の外周面部分)を示す図。 図1に示す両軸受けリールの背面図。 図3のC-C線の断面図。 図1に示す両軸受けリールを握持保持した状態を示す平面図。 本発明に係る両軸受けリールの第1の実施形態における官能試験の結果(滑り防止性についての評価結果)を示す表。 本発明に係る両軸受けリールの第1の実施形態における官能試験の結果(巻き取り操作性についての評価結果)を示す表。 移動規制部の第1の変形例を示す図。 移動規制部の第2の変形例を示す図。
以下、図1から図5を参照して、本発明に係る両軸受けリールの一実施形態について説明する。
本実施形態に係る両軸受けリール1は、ジギングする上で最適な構造となるように構成されたものであり、リール本体2は、左側板2A、右側板2B、及び両側板2A,2B間に回転自在に支持したスプール3を備えている。本実施形態では、右側板2B側にハンドル5を設けており、ハンドル5を巻き取り操作することで、右側板内に配設された公知の動力伝達機構を介してスプール3を回転駆動する構成となっている。
前記リール本体2は、左右の側板2A,2Bを構成するフレーム7を備えている。このフレーム7は、例えば、アルミニウム合金の金属材等によって一体形成されており、側面視略円形状の左枠体7Aで左側板(反ハンドル側の側板)2Aそのものを構成すると共に、側面視略円形状の右枠体7Bにカバー体8を装着することで右側板2Bを構成している。この場合、反ハンドル側の側板2A(左枠体7A)は、動力伝達機構を収容したハンドル側の側板2Bよりも小さく形成されており、握持保持性を向上すると共に、リール本体を小型化できるように構成されている。
前記フレーム構造において、フレーム7は、左側板2A(左枠体7A)と右枠体7Bとを連結する連結部を備えている。本実施形態では、スプール3の前方に前連結部7C、スプール3の後方に後連結部7D、および、スプール3の下方に隣接して2つの下連結部7Eが設けられており、これらの連結部は、左側板2Aおよび右枠体7Bと共に一体形成されている。なお、下連結部7Eには、釣竿のリールシートに装着されるリール脚7Fが一体的に装着されている(このリール脚7Fはフレーム7と一体形成されていてもよい)。
前記フレーム7の左側板2Aは、上記のように側面視が略円形状に形成されており、その内部が中実構造で薄肉厚化されている。この左側板2Aは、図1及び図5に示すように、左手の人差し指T1で釣竿Rを引っ掛けた状態で、その手の親指T2の腹部で外周面(円周面)7aを上から押さえ付けてリール本体2を釣竿Rと共にホールドできるように構成されている。
すなわち、本実施形態の構成では、図5に示すように、左手の掌の全体を左側板2Aの外側面に当て付けない(掌でリール本体をホールドするタイプではない)ことから、押さえ付けている親指がずれやすいとリール本体のホールド性が低下してしまう。このため、左側板の外周面7a上を押さえ付けている親指T2が、左側板の外方へ移動するのを防止するように移動規制部20を設けることで、安定したホールドができるように構成されている。
以下、本実施形態の移動規制部20の構成について説明する。
本実施形態の両軸受けリールは、図1及び図3に示すように、左右の側板間に回転自在に支持されたスプール3の上方が開口された構成(サムレスト等の連結部が無い構成)となっており、そのような構成において、反ハンドル側の側板(左側板)2Aの外周面7a上に、直接、移動規制部20を形成している。このため、本実施形態のリール本体2の構成によれば、フレーム7を形成する際に、左側板2Aの上面側の外周面7aを以下のような所定形状に加工することで、移動規制部20を一体形成することが可能となっている。
前記移動規制部20は、図1及び図5に示すように、左側板の外周面7aを上方から押さえ付けた親指が外方にずれないような構成であれば良く、本実施形態では、フレーム7を加工する際に、スプール3の上方の開口を規定しているフレームのスプール側の外周縁部7bから反スプール側の外方に向けて径方向外方に大きくなるように形成した傾斜状部7dによって構成されている。このような傾斜状部7dは、フレーム加工時に容易に形成することができ、実釣時では、押さえ付けた親指T2が、その傾斜によって軸方向外方に向けて移動し難くなると共に、押さえ付けた際の違和感もなく、激しいジギング操作をしながらハンドルの巻き取り操作を行なっても、安定した握持保持状態が得られるようになる。
上記のように、左側板2Aの外周面7a上に、直接、移動規制部20である傾斜状部7dを形成するに際しては、その外周面の全周に亘って形成しても良いが、少なくとも、握持保持した親指の腹部を押さえ付ける領域に形成しておけば良い。具体的に傾斜状部7dについては、左側板2Aの軸方向の幅(左側板2Aを上方から親指T2で押さえ付けたときに、親指の腹部が当接可能となる軸方向の幅)Aの範囲内に形成されると共に、前記外周縁部7bから上昇するように形成されるが、傾斜状部の幅や傾斜角度については、滑り防止性(シャクリ操作した際の親指による握持保持性)や巻き取り操作性(ホールド性、操作感、更には、釣竿と共に握った際の握り易さ、大きさ、重量感等)を考慮する必要がある。
すなわち、左側板2Aの軸方向の幅Aについては、薄すぎたり厚すぎたりするとホールド性や操作性に欠け、厚すぎると重量化してしまうのであり、その幅A内に形成される傾斜状部の幅Bについても、その比率(B/A)を考慮しないと、ホールド性や操作性に欠けてしまうと共に違和感を生じさせてしまう。また、傾斜状部7dの角度(スプール軸と平行となる軸方向Xに対して上昇する傾斜角度α)についても、大きくなり過ぎると、側板自体が大径化したり親指の腹部の当たりがきつくなってホールド性や操作性が低下してしまい、逆に、小さくし過ぎると、十分なズレ防止効果が得られなくなってしまう。
そこで、左側板2Aの外周面7a上に、直接、移動規制部20である傾斜状部7dを形成する構成において、傾斜状部7dの傾斜角度α、及び、傾斜状部7dの形成幅B(外周面7aのスプール側の外周縁部7bから軸方向外方の幅)の左側板の幅Aに対する比率に関し、どの程度にすれば、滑り防止性や巻き取り操作性が満足されるかについて、複数のサンプルリールを作成し、官能試験を行なった。
官能試験に用いたサンプルリールは、図に示したように、側板が円形状で、反ハンドル側の側板の径が小径化されたものを複数準備し、各サンプルリールの反ハンドル側の側板を、図1に示すように、片方の手で釣竿Rのグリップエンドと共に握持したときの保持性能(滑り防止性、巻き取り操作性)について、5名のテスターで評価した。評価については、〇(3点;良い)、△(2点;使用時において特に問題はない)、×(1点;使用時に多少気になる)の3段階で評価してもらい、5名のテスターの合計点が12-15点であれば、図6及び図7の評価表において〇を付し、8-11点であれば△を付し、5-7点であれば×を付した。
この場合、準備したサンプルは、図2で示されているように、反ハンドル側の側板(左側板2A)の外周面7aに形成される傾斜状部7dの所定割合の幅(B/A)の比率を変え、それぞれの比率について傾斜角度αが異なるものを複数用意した。ただし、各サンプルにおいて、反ハンドル側の側板の全幅A、及びスプール、フレーム本体、ハンドル側の側板、駆動機構などは全て同条件となるように作成した。
図6は、滑り防止性(シャクリ操作時の親指による握持保持性)についての評価結果を示す表であり、図7は、リール本体を握持保持した状態でハンドルを巻き取り操作した際の巻き取り操作性(ホールド性、操作感)についての評価結果を示す表である。
これらの評価結果に示すように、傾斜角度αが小さくなる(5°)と、図6に示すように、滑り易い傾向が見られるが、10°に設定すると、滑り防止効果が向上し(図6)、かつ、巻き取り操作性(図7)について概ね満足できる結果が得られた。また、傾斜角度αの上限については、高ければ滑り防止効果は高いと考えられるが、高くし過ぎると、シャクリ操作時の親指による握持保持性について違和感が高くなると考えられる。図6に示す評価結果によれば、35°以下に設定することが好ましいが、巻き取り操作性まで考慮すると(図7参照)、25°から30°以下に設定することが好ましく、更には、20°以下にすることが、より好ましいと考えられる。
この結果、親指の腹部が外方に抜け難くする傾斜角度αに関しては、10°~30°の範囲に形成することが好ましく、更には、10°~20°の範囲で形成することがより好ましい。
また、傾斜状部7dの全幅に対する割合(B/A)については、上記した傾斜角度αとの関係にもよるが、傾斜角度αを、上記したように10°~30°の範囲で特定すると、30%以上、更には40%以上にすることが好ましい。また、その上限については、90%にした場合、傾斜角度が大きくなってくると(25°以上)と、小型、軽量感に支障を来すようになることから(図7参照)、80%以下に設定することが好ましい。
以上により、傾斜状部7dの全幅に対する割合(B/A)については、30%~80%の範囲に形成することが好ましく、更には、40%~80%の範囲で形成することがより好ましい結果が得られた。特に、傾斜角度αについては、10°~20°の範囲内で形成し、(B/A)については、40%~70%の範囲内に設定することで、ジギング操作をする両軸受けリールにおいて、滑り防止性及び巻き取り操作性の両方についてより好ましい構成になるものと考えられる。
なお、本発明は、反ハンドル側の側板を握持保持した際、その親指が変位し難くすることを特徴とするため、上記実施形態のように、リール本体2を、アルミニウム合金の金属材等によって一体形成したフレーム構造にする場合、スプールの後方の後連結部7Dの左側板側に、移動規制部20の機能をより向上する構造を一体形成することが好ましい。
例えば、図3及び図4に示すように、後連結部7Dの左側板側に、前記傾斜状部7dで構成される移動規制部20と連続形成される凹状部7eを形成することで、図5に示すように握持保持した際、親指の掌側付け根部分が納まると共に当たりも良くなり、握持保持性をより向上することが可能となる。また、このような凹状部7eは、後連結部7Dの上面から後面に至るように連続形成することで、親指の付け根部分に違和感を生じさせることなく、より安定して保持させることが可能となる。
上記した実施形態の移動規制部20は、軸方向外方に移行するに従い、直線状に上昇する傾斜状部を備えた構成としたが、移動規制部は、釣竿と共に握持保持した手の親指で押さえ付ける側板の外周面上に設けられて、シャクリ操作したり、シャクリ操作と共にハンドルを巻き取り操作した際に、親指が外方に移動せず、かつ、巻き取り操作性が良ければ、その構成については適宜変形することが可能である。
図8は、反ハンドル側の側板の外周面上に設けられている移動規制部の第1の変形例を示す図である。
この変形例の移動規制部20Aは、親指を押さえ付ける部分の側板の外周面に、軸方向に連続する複数の凹凸状22を形成した構成である。このような凹凸状22は、図2に示したように、表面を傾斜面にした上で形成しても良いし、傾斜面を形成することなく形成したものであっても良い。特に、上記した実施形態のように、傾斜状部の傾斜角度αを10°~30°の範囲とし、かつ、その傾斜状部の全幅に対する割合(B/A)を30%~80%の範囲に形成した状態で凹凸状22を形成すると、滑り防止性、巻き取り操作性が更に向上した両軸受けリールが得られる。
図9は、反ハンドル側の側板の外周面上に設けられている移動規制部の第2の変形例を示す図である。
この変形例の移動規制部20Bは、親指を押さえ付ける部分の側板の外周面に凹状部23を形成した構成である。このような凹状部23については、押さえ付けた親指の腹部に沿うような湾曲形状にするのが良く、これにより、親指の納まりが良くなって、滑り防止性、巻き取り操作性の良い両軸受けリールが得られる。また、このような構成では、図8に示したような凹凸状22を形成しても良い。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されることはなく、種々変形することが可能である。
例えば、上記した構成では、右側板にハンドルを装着したが、左側板に装着した構成であっても良い。また、フレームの構造は任意であり、反ハンドル側の側板については、右側板と同様、カバー体を被着した構成であっても良い。また、側板の形状については、非円形に形成する等、適宜、変形することが可能である。
また、上記した移動規制部20,20A,20Bは、側板(フレーム)の外周面に直接形成したが、側板の外周面の上方で、側板の幅Aの範囲内に設けられていれば、例えば、サムレストや、釣糸の繰り出し量を表示する表示部を備えた制御ケース等、フレームとは別体の側板の外周面に固定される部材に形成されたものであってもよい。このように、側板とは別体の部品の側板上に移動規制部を形成しても、押さえ付けた親指の腹部が外方に抜けることなく、安定して握持保持することが可能である。
1 両軸受けリール
2 リール本体
2A,2B 左右側板
3 スプール
5 ハンドル
7 フレーム
7A,7B 左右枠体
7a 外周面
7d 傾斜状部
20,20A,20B 移動規制部
R 釣竿
T1 人差し指
T2 親指

Claims (5)

  1. リール本体の左右側板間に回転自在に支持したスプールを一方の側板に設けたハンドルで回転可能とした両軸受けリールにおいて、
    前記リール本体には、前記スプールの後方に、前記左右の側板を連結する後連結部が設けられ、
    前記リール本体の反ハンドル側の側板の外周面上に、押さえ付けた手の親指の前記側板外方への移動を防止するように、前記スプール側の外周縁部から反スプール側の外方に向けて径方向外方に大きくなる傾斜状部で構成される移動規制部が設けられ、
    前記後連結部の反ハンドル側に、前記移動規制部と連続形成される凹状部が形成されていることを特徴とする両軸受けリール。
  2. 前記移動規制部は、反ハンドル側の側板と一体形成されていることを特徴とする請求項1に記載の両軸受けリール。
  3. 前記反ハンドル側の側板は、前記ハンドル側の側板の外径よりも小さく形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の両軸受けリール。
  4. 前記移動規制部は、反ハンドル側の側板の全幅に対して30%~80%の範囲に形成されると共に、前記スプールが取り付けられるスプール軸の軸方向と平行な基準線に対して成す角度が10°~30°に設定されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の両軸受けリール。
  5. 前記移動規制部は、反ハンドル側の側板の外周面に形成され、前記スプールが取り付けられるスプール軸の軸方向に連続する凹凸状、又は、凹状部を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の両軸受けリール。
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