JP7429898B2 - 在床検知装置及び在床検知方法 - Google Patents

在床検知装置及び在床検知方法 Download PDF

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本開示は、在床検知装置及び在床検知方法に関し、より詳細には、人がベッドにいる(在床)か否かを検知する在床検知装置及び在床検知方法に関する。
従来例として特許文献1記載の離床検出装置を例示する。特許文献1記載の離床検出装置は、基台の上に立設したポールの上部と下部のそれぞれに、人の動作を捉える焦電型赤外線センサからなるセンサを一つずつ備えている。ポールの上部に設置されるセンサは、ベッドに腰掛けた対象者の上半身を検知するため、例えば、ベッド上面より上に設置される。また、ポールの下部に設置されるセンサは、ベッドに腰掛けた対象者の脚部を検知するため、ベッド上面より下に設置される。なお、これら二つのセンサは、ポールに対してポールの軸方向(上下方向)に移動可能であり、かつ、ポールを軸として回転可能である。
特許第6530544号公報
ところで、特許文献1記載の従来例では、ベッドの上面より上に設置されるセンサにより、ベッドに横臥している人(在床)を検出することができるが、センサが人の視界に入りやすいため、人に不快感を与えるおそれがある。なお、センサは焦電型赤外線センサであるから、センサとベッドにいる人との間に赤外線を遮蔽するもの(例えば、掛け布団など)が存在すると、ベッドに横臥する人を検知することはできない。
本開示の目的は、検知精度の低下を抑えつつ不快感を与えにくくすることができる在床検知装置及び在床検知方法を提供することである。
本開示の一態様に係る在床検知装置は、電波を媒体とする送信波を送信し、前記送信波が物体に反射して戻る反射波を受信し、前記送信波と前記反射波の差異をセンサ信号として出力するセンサ装置を備える。前記在床検知装置は、前記センサ信号に基づいてベッドに人が在床するか否かを判定する判定装置と、前記センサ装置を支持して前記ベッドに固定される支持部材と、前記支持部材に対する前記センサ装置の相対的な位置を調整可能とする調整機構とを備える。前記支持部材は、前記ベッドの側面に固定される。前記調整機構は、前記ベッドの高さ方向及び前記ベッドの側面に垂直な方向に沿って前記センサ装置を移動させる。
本開示の一態様に係る在床検知方法は、前記在床検知装置を使用してベッドに人が在床するか否かを検知する。前記在床検知方法は、前記ベッドの長手方向に沿った側面の前記長手方向の中央に前記センサ装置を配置するように前記支持部材を前記側面に固定し、前記調整機構によって前記支持部材に対する前記センサ装置の相対的な位置を調整し、前記センサ装置から前記ベッド上に前記送信波を送信させ、前記送信波が前記物体に反射して戻る前記反射波を受信し、前記送信波と前記反射波の差異を前記センサ信号として前記センサ装置から出力させ、前記センサ信号に基づいて前記ベッドに人が在床するか否かを前記判定装置が判定する。
本開示の在床検知装置及び在床検知方法は、検知精度の低下を抑えつつ不快感を与えにくくすることができるという効果がある。
図1は、本開示の実施形態に係る在床検知装置のブロック図である。 図2は、同上の在床検知装置がベッドに固定された状態の在床検知装置及びベッドの側面図である。 図3は、同上の在床検知装置がベッドに固定された状態の在床検知装置及びベッドの平面図である。 図4は、同上の在床検知装置の前方から見た斜視図である。 図5は、同上の在床検知装置の下面図である。 図6は、同上の在床検知装置の変形例の後方から見た斜視図である。 図7は、同上の在床検知装置の変形例の下面図である。
以下、本開示の実施形態に係る在床検知装置1、及び在床検知装置1を使用した在床検知方法について、図面を参照して詳細に説明する。ただし、下記の実施形態において説明する各図は模式的な図であり、各構成要素の大きさ及び厚さのそれぞれの比が必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。なお、以下の実施形態で説明する構成は本開示の一例にすぎない。本開示は、以下の実施形態に限定されず、本開示の効果を奏することができれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
実施形態に係る在床検知装置1(以下、在床検知装置1という。)は、例えば、病院に入院している患者(人7)が病室のベッド9に在床しているか否か(在不在)を検知するために使用される。あるいは、在床検知装置1は、介護施設に入所している要介護者(人7)がベッド9に在床しているか否か(在不在)を検知するために使用される(図2参照)。
在床検知装置1は、図1に示すように、センサ装置2と、判定装置3とを備える。
センサ装置2は、送信アンテナ21、受信アンテナ22、電波送受信部23及び信号処理部24を有している。送信アンテナ21及び受信アンテナ22は、例えば、プリント配線板に印刷された導体(銅はく)で形成されている。電波送受信部23は、可変周波数発振器(周波数シンセサイザ)と、ミキサとを有する。
可変周波数発振器は、例えば、基準周波数が24GHzの正弦波の周波数を直線的に変化させることにより、リニア周波数変調を加えた送信波信号を生成する。
ミキサは、送信波信号と、受信アンテナ22の出力信号(反射波信号)とをミキシングすることによって位相検波し、送信波信号と反射波信号の周波数差に等しい周波数のビート信号を出力する。なお、ビート信号の周波数は、送信波信号の掃引周波数幅(例えば、100~200MHz)と掃引時間(例えば、1ms)により、送信アンテナ21及び受信アンテナ22から送信波を反射した物体までの距離に応じた周波数となる。
信号処理部24は、電波送受信部23から出力されるアナログのビート信号をサンプリングし、かつ、量子化することでディジタルのビート信号に変換し、変換したディジタルのビート信号を判定装置3に出力する。なお、信号処理部24は、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、AD(Analog-to-Digital)コンバータなどを有するマイクロコントローラで構成されることが好ましい。
判定装置3は、演算部31及び判定部32を有する。ただし、判定装置3は、マイクロコントローラを有しており、マイクロコントローラのCPUにおいて、以下の各処理に対応したプログラムを実行することによって、演算部31及び判定部32のそれぞれの機能を実現している。
演算部31は、センサ装置2から入力されるディジタルのビート信号に対して高速フーリエ変換処理を実行する。そして、高速フーリエ変換処理された周波数領域のビート信号は、センサ装置2から物体までの距離に対応した周波数にピークを持っている。ただし、送信波信号が複数の物体に反射している場合、周波数領域のビート信号は、複数のピークを持つことになる。演算部31は、周波数領域のビート信号から所定のしきい値以上のピークを持つ周波数を抽出する。演算部31は、抽出した周波数ごとに距離(センサ装置2から物体までの距離)を演算し、演算した距離(距離データ)を判定部32に出力する。
判定部32は、演算部31から時系列で入力される距離データの中から、しきい値以下の距離データのみを選別し、計測された時刻とともにメモリに保存する。なお、距離データのしきい値は、センサ装置2からベッド9に在床している人7までの距離の最大値を下回らない値である。
判定部32は、選別してメモリに保存した距離データが計測された期間に人7がベッド9に在床していると判定する。また、判定部32は、距離データがメモリに保存されていない期間に人7がベッド9に在床していない(不在)と判定する。そして、判定装置3は、判定部32による在床及び不在の情報(在床情報)を出力する。なお、判定装置3から出力される在床情報は、例えば、病院のナースステーション又は介護施設の管理室などに設置されているコンピュータシステムに伝送されることが好ましい。
在床検知装置1は、図2に示すように、人7が横臥するベッド9の側面(長手方向に沿った側面)に設置される。在床検知装置1がベッド9の長手方向に沿った側面に設置される場合、在床検知装置1の検知範囲S1(センサ装置2の送信波が届く範囲)は、ベッド9の上方から見て扇形に広がっている(図3参照)。したがって、ベッド9に横臥する人7の身体の少なくとも一部は、常に在床検知装置1の検知範囲S1に存在している。
ところで、ベッド9が置かれている部屋(例えば、病室)には、窓から入射する太陽光を遮るためにカーテン8が設置される場合がある(図3参照)。また、複数台のベッド9が置かれる部屋においては、隣り合うベッド9の間に仕切用のカーテン8が設置される場合がある。在床検知装置1がベッド9のヘッドボード902又はフットボード903又はマットレス91の下面に取り付けられているとき、風に揺れたカーテン8の一部が検知範囲S1に進入することにより、人7がいないにも関わらず、在床検知装置2が人7の在床を誤検知してしまう可能性がある。
これに対して在床検知装置1は、図2に示すように、ベッド9の長手方向に沿った側面に設置されているので、在床検知装置1の検知範囲S1内にカーテン8が進入しにくい。したがって、在床検知装置1は、カーテン8などの異物を人7と間違えて誤検知することを防ぐことができる。
次に、在床検知装置1の構造について、図面を参照して詳細に説明する。
在床検知装置1は、図4及び図5に示すように、直方体状の筐体6と、筐体6をベッド9に支持させるための支持部材4と、支持部材4に対する筐体6の相対的な位置を調整可能とする調整機構5とを備えている。なお、以下の説明においては、特に断りのない限り、図4において矢印で示す上下、左右、前後の各方向を在床検知装置1の上下、左右、前後の各方向と規定する。
筐体6は、電波を透過しやすい材料(例えば、合成樹脂)によって直方体状に形成されている。筐体6の内部にセンサ装置2が収容される。なお、筐体6の内部には、センサ装置2とともに判定装置3が収容されてもかまわない。判定装置3が筐体6の外に配置される場合、筐体6内のセンサ装置2と筐体6の外の判定装置3が通信ケーブルによって電気的に接続される。
筐体6の前壁60に、長方形状の二つの溝61が形成されている。これら二つの溝61は、前壁60の左端と右端に一つずつ形成されている。また、各溝61の長手方向は、筐体6の上下方向と一致している。なお、各溝61の幅は、第1ボルト51のねじ部510の直径よりも大きく、かつ、第1ボルト51の頭部511の直径よりも小さい。
支持部材4は、合成樹脂によって直方体の箱状に形成されている。支持部材4は、前後方向及び左右方向の長さに比べて、上下方向の長さが十分に小さくなっている。また、支持部材4の後面に開口部が形成されている(図4参照)。
調整機構5は、ベース50、2本の第1ボルト51、2個の第1ナット52、2本の第2ボルト53及び2個の第2ナット54を有する。
ベース50は、合成樹脂により、前後方向及び左右方向の長さに比べて、上下方向の長さが十分に小さい直方体の箱状に形成されている。ベース50の後面に開口部が形成されている。また、ベース50の下面に、長方形状の二つの溝500が形成されている(図5参照)。これら二つの溝500は、その長手方向を前後方向に一致させるようにして、所定の間隔を空けて左右方向に並んでいる。なお、各溝500の幅は、第2ボルト53のねじ部の直径よりも大きく、かつ、第2ボルト53の頭部の直径よりも小さい。
ベース50は、開口部から支持部材4の内部に挿入される(図4及び図5参照)。2本の第1ボルト51のそれぞれのねじ部510が、支持部材4の前面の左右両端に一つずつ設けられた貫通孔に挿通される。各ねじ部510は、ベース50の前面の左右両端に一つずつ設けられた貫通孔に挿通される。さらに、各ねじ部510の先端が筐体6の二つの溝61にそれぞれ1本ずつ挿入される。そして、筐体6の内部において、各ねじ部510の先端に第1ナット52が一つずつねじ込まれる(図5参照)。
また、2本の第2ボルト53のそれぞれのねじ部が、支持部材4の下面に設けられている二つの貫通孔に1本ずつ挿通される。さらに、各ねじ部の先端がベース50の下面の二つの溝500にそれぞれ1本ずつ挿入される。そして、ベース50の内部において、各ねじ部の先端に第2ナット54が一つずつねじ込まれる(図5参照)。
支持部材4は、2本の第1ボルト51を二つの溝61に挿入していることにより、筐体6に対して上下方向に移動可能である。そして、2本の第1ボルト51が締め込まれると、2本の第1ボルト51の頭部511と2個の第1ナット52によってベース50が筐体6の前壁60に押し付けられ、筐体6に対する支持部材4の上下の移動が規制される。
また、支持部材4は、2本の第2ボルト53を二つの溝500に挿入していることにより、ベース50(筐体6)に対して前後方向に移動可能である。そして、2本の第2ボルト53が締め込まれると、2本の第2ボルト53の頭部と2個の第2ナット54によって支持部材4がベース50に押し付けられ、ベース50(筐体6)に対する支持部材4の前後の移動が規制される。上述のように2本の第1ボルト51と2本の第2ボルト53がそれぞれ締め込まれることにより、支持部材4が筐体6に固定される。
在床検知装置1は、例えば、マットレス91とベッドパッド92の間に支持部材4が差し込まれることにより、ベッド9の長手方向に沿った側面に固定される(図2参照)。また、在床検知装置1は、ベッド9の長手方向に沿った側面におけるほぼ中央に固定されることが好ましい。ただし、在床検知装置1は、ベッドフレーム90のボトム900とマットレス91の間に支持部材4が差し込まれることによってベッド9の長手方向に沿った側面に固定されてもかまわない。
ここで、在床検知装置1では、センサ装置2の送信アンテナ21から送信される電波を筐体6の前壁60を通して空間に放射し、かつ、物体に反射した電波を前壁60を通してセンサ装置2の受信アンテナ22で受信する。ゆえに、筐体6の前壁60とベッド9の側面(マットレス91の側面又はベッドパッド92の側面)の間に隙間があると、ベッド9の側面で反射した電波が在床検知装置1の後方の壁又はカーテン8に反射した後に受信アンテナ22で受信されることがある。このように筐体6の前壁60とベッド9の側面の間に隙間があると、在床検知装置1の検知精度が低下する可能性がある。
また、マットレス91及びベッドパッド92の厚み(高さ)により、在床検知装置1と人7の間の距離が異なる。そのため、ベッド9に対する在床検知装置1の位置が低すぎると人7の在床を検知する精度が低下し、ベッド9に対する在床検知装置1の位置が高すぎると筐体6が人7の視界に入って不快感を与えるおそれがある。
しかして、在床検知装置1は、センサ装置2を筐体6の内部に収容し、支持部材4に対する筐体6(センサ装置2)の相対的な位置を調整機構5によって調整することができる。そのため、在床検知装置1では、筐体6の前壁60とベッド9の側面の間の隙間をほぼなくして検知精度の低下を抑えることができる。また、在床検知装置1では、支持部材4に対する筐体6の位置を調整することにより、ベッド9に横臥する人7の視界に筐体6を入りにくくできる。ゆえに、在床検知装置1は、ベッド9に横臥する人7の視界に筐体6が入ることで人7に不快感を与えることが起きにくい。その結果、在床検知装置1は、検知精度の低下を抑えつつ不快感を与えにくくすることができる。
次に、本開示の実施形態に係る在床検知方法を説明する。実施形態に係る在床検知方法は、上述のようにベッド9の長手方向に沿った側面に支持部材4を固定し、センサ装置2からベッド9上に送信波を送信させる。既に説明したように、在床検知装置がマットレス91の下面又はヘッドボード902又はフットボード903に設置された場合、カーテン8などの異物を人7と間違えて誤検知する可能性が高い。
これに対して実施形態に係る在床検知方法によれば、ベッド9の長手方向に沿った側面に在床検知装置1を設置するので、在床検知装置1の検知範囲S1内にカーテン8が進入しにくく、カーテン8などの異物を人7と間違えて誤検知することを防ぐことができる。さらに、実施形態に係る在床検知方法では、支持部材4に対する筐体6(センサ装置2)の相対的な位置を調整機構5によって調整することにより、検知精度の低下を抑えつつ不快感を与えにくくすることができる。
次に、在床検知装置1の変形例を説明する。変形例の在床検知装置1は、調整機構5に特徴があり、調整機構5以外の構成については実施形態に係る在床検知装置1と共通である。したがって、変形例の在床検知装置1の構成のうち、実施形態に係る在床検知装置1と共通の構成には同一の符号を付して適宜説明を省略する。
変形例の在床検知装置1は、図6及び図7に示すように、筐体6の左右両側面の前端に直方体状の突部62をそれぞれ一つずつ有している。そして、各突部62の後面に長方形状の溝63が一つずつ形成されている。各溝63の長手方向は、筐体6の上下方向と一致している。なお、各溝63の幅は、第1ボルト51のねじ部510の直径よりも大きく、かつ、第1ボルト51の頭部511の直径よりも小さい。
また、調整機構5のベース50の左右両端に、直方体状の突部501がそれぞれ一つずつ形成されている(図7参照)。ベース50において、二つの突部501よりも前方の部分が開口部から支持部材4の内部に挿入される(図7参照)。2本の第1ボルト51のそれぞれのねじ部510が、二つの突部62のそれぞれの溝63に1本ずつ挿通される(図6参照)。各ねじ部510は、ベース50の各突部501を前後方向に貫通する貫通孔に挿通される。各突部501の前面に突出した各ねじ部510の先端に第1ナット52が一つずつねじ込まれる(図7参照)。
また、2本の第2ボルト53のそれぞれのねじ部が、支持部材4の下面に設けられている二つの貫通孔に1本ずつ挿通される。さらに、各ねじ部の先端がベース50の下面の二つの溝500にそれぞれ1本ずつ挿入される。そして、ベース50の内部において、各ねじ部の先端に第2ナット54が一つずつねじ込まれる(図7参照)。
しかして、ベース50は、2本の第1ボルト51を二つの突部501のそれぞれの溝63に挿入していることにより、筐体6に対して上下方向に移動可能である。そして、2本の第1ボルト51が締め込まれると、2本の第1ボルト51の頭部511と2個の第1ナット52によってベース50が筐体6の前壁60に押し付けられ、筐体6に対する支持部材4の上下の移動が規制される。
また、支持部材4は、2本の第2ボルト53を二つの溝500に挿入していることにより、ベース50(筐体6)に対して前後方向に移動可能である。そして、2本の第2ボルト53が締め込まれると、2本の第2ボルト53の頭部と2個の第2ナット54によって支持部材4がベース50に押し付けられ、ベース50(筐体6)に対する支持部材4の前後の移動が規制される。上述のように2本の第1ボルト51と2本の第2ボルト53がそれぞれ締め込まれることにより、支持部材4が筐体6に固定される。
なお、上述した調整機構5の構成は一例であり、例えば、支持部材が、ベッドフレーム90に設けられたサイドレールに取り付けられるように構成されてもかまわない。
また、在床検知装置1において、筐体6の複数の側壁のうち、ベッド9の複数の側面のうちの一つの側面と反対側の側壁(後壁)が電波を透過しないように形成されていることが好ましい。例えば、筐体6の後壁に金属板のような導体が取り付けられてもよいし、筐体6の後壁にシート状の電波吸収体が取り付けられてもよい。あるいは、筐体6の後壁が金属板で形成されてもよい。
上述のように、筐体6の複数の側壁のうち、ベッド9の複数の側面のうちの一つの側面と反対側の側壁(後壁)が電波を透過しないように形成されると、例えば、筐体6の後方の壁に反射した電波(送信波)が受信アンテナ22で受信される可能性が低下する。その結果、在床検知装置1は、在床の誤検知の低減を図ることができる。
上述のように本開示の第1の態様に係る在床検知装置(1)は、電波を媒体とする送信波を送信し、送信波が物体に反射して戻る反射波を受信し、送信波と反射波の差異をセンサ信号として出力するセンサ装置(2)を備える。第1の態様に係る在床検知装置(1)は、センサ信号に基づいてベッド(9)に人(7)が在床するか否かを判定する判定装置(3)と、センサ装置(2)を支持してベッド(9)に固定される支持部材(4)とを備える。第1の態様に係る在床検知装置(1)は、支持部材(4)に対するセンサ装置(2)の相対的な位置を調整可能とする調整機構(5)を備える。
第1の態様に係る在床検知装置(1)は、調整機構(5)によって支持部材(4)に対するセンサ装置(2)の相対的な位置を調整することにより、ベッド(9)に横臥する人(7)の視界にセンサ装置(5)が入ることで不快感を与えることが起きにくい。その結果、第1の態様に係る在床検知装置(1)は、検知精度の低下を抑えつつ不快感を与えにくくすることができる。
本開示の第2の態様に係る在床検知装置(1)は、第1の態様との組合せにより実現され得る。第2の態様に係る在床検知装置(1)において、支持部材(4)は、ベッド(9)の側面に固定されることが好ましい。調整機構(5)は、ベッド(9)の高さ方向及びベッド(9)の側面に垂直な方向に沿ってセンサ装置(2)を移動させることが好ましい。
第2の態様に係る在床検知装置(1)は、支持部材(4)に対するセンサ装置(2)の相対的な位置の調整範囲を広げることができる。
本開示の第3の態様に係る在床検知装置(1)は、第2の態様との組合せにより実現され得る。第3の態様に係る在床検知装置(1)において、支持部材(4)は、ベッド(9)のベッドフレーム(90)、ベッドフレーム(90)に載置されるマットレス(91)のうちの少なくとも一方に固定される
第3の態様に係る在床検知装置(1)は、支持部材(4)をベッド(9)に固定する作業の簡素化を図ることができる。
本開示の第4の態様に係る在床検知装置(1)は、第1~第3の態様のいずれかとの組合せにより実現され得る。第4の態様に係る在床検知装置(1)において、判定装置(3)は、センサ信号に基づいてセンサ装置(2)から物体までの距離を演算することが好ましい。
第4の態様に係る在床検知装置(1)は、物体の動きをセンサ装置で検知する場合に比べて、人(7)以外の物体の動きによる誤検知の可能性を低くすることができる。
本開示の第5の態様に係る在床検知装置(1)は、第4の態様との組合せにより実現され得る。第5の態様に係る在床検知装置(1)において、判定装置(3)は、センサ装置(2)からベッド(9)上の任意の場所までの距離と、センサ装置(2)から物体までの距離が等しいか又は短い場合にベッド(9)に人(7)が在床すると判定することが好ましい。
第5の態様に係る在床検知装置(1)は、人(7)の在床の検知精度の向上を図ることができる。
本開示の第6の態様に係る在床検知装置(1)は、第1~第5の態様のいずれかとの組合せにより実現され得る。第6の態様に係る在床検知装置(1)において、センサ装置(2)を収容する筐体(6)を備えることが好ましい。支持部材(4)は、筐体(6)の複数の側面のうちの一つの側面から突き出るように構成されていることが好ましい。
第6の態様に係る在床検知装置(1)は、筐体(6)の側面から突き出た支持部材(4)をベッド(9)の隙間(マットレス91とベッドパッド92の間の隙間など)に差し込んで筐体(6)をベッド(9)に固定することができる。
本開示の第7の態様に係る在床検知装置(1)は、第6の態様との組合せにより実現され得る。第7の態様に係る在床検知装置(1)において、筐体(6)の複数の側壁のうち、ベッド(9)の複数の側面のうちの一つの側面と反対側の側壁が電波を透過しないように形成されていることが好ましい。
第7の態様に係る在床検知装置(1)は、例えば、筐体(6)の後方の壁に反射した電波がセンサ装置(2)で受信される可能性を低下させ、在床の誤検知の低減を図ることができる。
本開示の第8の態様に係る在床検知方法は、第1~第7の態様のいずれか一つの態様に係る在床検知装置(1)を使用してベッド(9)に人(7)が在床するか否かを検知する。第8の態様に係る在床検知方法は、ベッド(9)の長手方向に沿った側面に支持部材(4)を固定し、センサ装置(2)からベッド(9)上に送信波を送信させる。
第8の態様に係る在床検知方法は、ベッド(9)の長手方向に沿った側面からセンサ装置(2)の送信波を送信させることにより、検知精度の低下を抑えつつ不快感を与えにくくすることができる。
本開示の第9の態様に係る在床検知方法は、第8の態様との組合せにより実現され得る。第9の態様に係る在床検知方法において、側面の長手方向の中央にセンサ装置(2)を配置するように支持部材(4)を側面に固定させることが好ましい。
第9の態様に係る在床検知方法は、ベッド(9)上の広い範囲を検知することができる。
本開示の第10の態様に係る在床検知方法は、第8又は第9の態様との組合せにより実現され得る。第10の態様に係る在床検知方法において、調整機構(5)によって支持部材(4)に対するセンサ装置(2)の相対的な位置を調整することが好ましい。
第10の態様に係る在床検知方法は、調整機構(5)によって支持部材(4)に対するセンサ装置(2)の相対的な位置を調整することにより、ベッド(9)に横臥する人(7)の視界にセンサ装置(5)が入ることで不快感を与えることが起きにくい。その結果、第10の態様に係る在床検知方法は、より不快感を与えにくくすることができる。
1 在床検知装置
2 センサ装置
3 判定装置
4 支持部材
5 調整機構
6 筐体
7 人
9 ベッド
90 ベッドフレーム
91 マットレス

Claims (7)

  1. 電波を媒体とする送信波を送信し、前記送信波が物体に反射して戻る反射波を受信し、前記送信波と前記反射波の差異をセンサ信号として出力するセンサ装置と、
    前記センサ信号に基づいてベッドに人が在床するか否かを判定する判定装置と、
    前記センサ装置を支持して前記ベッドに固定される支持部材と、
    前記支持部材に対する前記センサ装置の相対的な位置を調整可能とする調整機構と、
    を備え、
    前記支持部材は、前記ベッドの側面に固定され、
    前記調整機構は、前記ベッドの高さ方向及び前記ベッドの側面に垂直な方向に沿って前記センサ装置を移動させる、
    在床検知装置。
  2. 前記支持部材は、前記ベッドのベッドフレーム、前記ベッドフレームに載置されるマットレスのうちの少なくとも一方に固定される、
    請求項1記載の在床検知装置。
  3. 前記判定装置は、前記センサ信号に基づいて前記センサ装置から前記物体までの距離を演算する、
    請求項1又は2記載の在床検知装置。
  4. 前記判定装置は、前記センサ装置から前記ベッド上の任意の場所までの距離と、前記センサ装置から前記物体までの距離が等しいか又は短い場合に前記ベッドに人が在床すると判定する、
    請求項3記載の在床検知装置。
  5. 前記センサ装置を収容する筐体を備え、
    前記支持部材は、前記筐体の複数の側面のうちの一つの側面から突き出るように構成されている、
    請求項1~4のいずれか1項に記載の在床検知装置。
  6. 前記筐体の複数の側壁のうち、前記ベッドの複数の側面のうちの一つの側面と反対側の側壁が電波を透過しないように形成されている、
    請求項5記載の在床検知装置。
  7. 請求項1~6のいずれか1項に記載の在床検知装置を使用してベッドに人が在床するか否かを検知する在床検知方法であって、
    前記ベッドの長手方向に沿った側面の前記長手方向の中央に前記センサ装置を配置するように前記支持部材を前記側面に固定し、
    前記調整機構によって前記支持部材に対する前記センサ装置の相対的な位置を調整し、
    前記センサ装置から前記ベッド上に前記送信波を送信させ、前記送信波が前記物体に反射して戻る前記反射波を受信し、前記送信波と前記反射波の差異を前記センサ信号として前記センサ装置から出力させ、
    前記センサ信号に基づいて前記ベッドに人が在床するか否かを前記判定装置が判定する、
    在床検知方法
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