JP2001238922A - 人体検知装置およびそれを備えたベッド - Google Patents

人体検知装置およびそれを備えたベッド

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベッド上にいる病人や要介護者をより確実に
検知することができ、しかもその人々にとって違和感も
なく健康上の悪影響もない人体検知装置およびそれを備
えたベッドを提供する。 【解決手段】 インパルス状電磁波を送波し、人体から
の反射波を受波するインパルスレーダを用い、反射波の
状態から人体を検知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ベッド上にいる
人の有無等を検知する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】病院、老人介護施設、要介護者のいる家
庭などでは、病人や要介護者の安全にため、介護をする
人等がそばにいないときでもベッドの上の病人や要介護
者に異常がないか、またその人たちがベッドから離れて
いないかどうかを知ることのできる手段が求められてい
る。この目的にために赤外線式焦電センサやマットセン
サを利用することが考えられる。
【0003】赤外線式焦電センサを用いた人体検知が図
17に示されている。同図において、aはベッド、bは
天井に取り付けられた焦電センサ、pはベッドに横臥す
る人体である。このような、人体検知装置では、焦電セ
ンサbがベッドに横臥する人体pからの赤外線を受光し
て人体検知を行っていた。
【0004】マットセンサを用いた人体検知が図18に
示されている。同図において、aはベッド、dはベッド
上に位置しているマットセンサ、pはベッドに横臥する
人体である。このような、人体検知装置では、横臥する
人体pの下に、マットセンサdを敷いて、マット内の圧
力の変化を利用し、すなわち、人体の荷重を利用し嚢袋
などに空気などを封入し人体の荷重圧力をはかり人体検
知を行っていた。
【0005】また、別のマットセンサではマット上にメ
カセンサを配置し、人体の荷重によって電気的接点が開
閉するのを検出し人体検知を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
赤外線を検知する焦電センサは微分型出力であるので動
きのある人体は検知することができたが、静止した人体
は検知できなかった。また、ペットなどの小動物や人体
以外の熱源を検知するといった誤動作があった。さら
に、検出対象の人体とセンサの間に赤外線を遮蔽する、
布団や毛布などがあると検出不可能となったり、誤動作
の原因となった。
【0007】また、人体の荷重による電気的接点の開閉
を用いたセンサでは、繰り返しの荷重によって接点部が
故障したり、閾値荷重の設定が容易でないといった難点
があった。
【0008】また、人体の荷重を利用し嚢袋に空気など
を封入した圧力を検出するマットセンサでは、人体の下
のシーツの下に配置するようになるため、ベッドを利用
する人に違和感を感じさせるとともに、マットがゴムや
ビニールなどの空気を通さない素材のため蒸れ等をおこ
すので健康上問題があった。
【0009】この発明は、上述の問題点に着目してなさ
れたものであり、その目的とするところは、ベッド上い
る病人や要介護者を確実に検知することができ、しかも
病人や要介護者にとって違和感もなく健康上の悪影響も
ない人体検知装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明による人体検知
装置は、インパルス状の電磁波を送波し、人体からの反
射波を受波するインパルスレーダを有し、反射波の状態
から人体を検知する人体検知装置であって、ベッドに備
えられ、ベッド上の人体が通常存在しうる領域の全部ま
たは一部を含む範囲に電磁波を送波し、人体を検知する
ものである。
【0011】ここで、『インパルスレーダ』とは、例え
ばU.S PAT5,457,394に開示されるMI
R(Micropower Impulse Rada
rの略)などのレーダを意味し、同インパルスレーダに
より送受信されるインパルス状の電磁波は、木材、布、
綿、プラスチック、樹脂などを透過可能である一方、人
体等の水分を多量に含むものには反射し易い性質を有す
る。
【0012】『ベッド』は、介護用ベッド、成人用や子
供用ベッド、一般家庭用ベッドを含む様々な態様のベッ
ドを意味し、主にベッド筐体とその上に置かれるマット
から構成される。
【0013】『人体が通常存在しうる領域』とは、病人
や要介護者がベッド上で横臥しているときに通常存在す
ると想定される位置を意味する。
【0014】このような構成によれば、人体検知装置
は、病人や要介護者がベッド上で横臥しているときその
人体からの反射波を受波して人体を確実に検知すること
ができる。人体と人体検知装置との間にマットや布団が
あっても、それらは通常電磁波を透過するので人体検知
の妨げとはならない。病人や要介護者に違和感を与える
こともない。送波する電磁波には極微弱電力のものを使
用することができ、しかもそのスペクトラムは広い周波
数に拡散しているので、送波する電磁波が人体や周囲の
医療機器に与える影響は極めて小さい。好ましくは、人
体の足や頭の部分よりも胴体部分が通常存在しうる領域
を含むように電磁波を送波する。そうすれば検知の確実
性は増すことができる。病人や要介護者が横臥している
場合に限らず、ベッドの上に座っている場合もインパル
スレーダの検知領域に人体の一部があれば人体が検知さ
れることはいうまでもない。
【0015】好ましくは、インパルスレーダの検知領域
はベッド上の人体が通常存在しうる領域の全部または一
部を含む所定の範囲に限定される。『所定の範囲に限
定』とは、所定の距離範囲もしくは所定の角度範囲また
は両者を組み合わせた範囲に限定する意味である。例え
ば、マット内部にあるスプリング、転落防止用手摺、ベ
ッド上のテーブル、ベッドサイドの人や備品等が存在す
る範囲をインパルスレーダ不感帯として設定することが
できる。インパルスレーダ不感帯は、例えばインパルス
レーダの送波から受波までの所要時間が不感帯相当の所
要時間の範囲であれば受波があっても検知出力を出さな
いことで実現できる。
【0016】ところで、インパルスレーダの取り付け位
置ならびにその検知領域は、ベッドの種類に応じて様々
な形態をとることができる。
【0017】たいていのベッドではマットは電磁波を透
過するので、インパルスレーダは、ベッドのマットより
下の部分に備えることができる。この場合は、インパル
スレーダはベッド中心部のマット下に位置していること
が好ましい。そうすれば、検知したい人体に最も近い個
所にインパルスレーダを設定できる。また、ベッド中心
部は人体が通常存在しうる確率が高いので検知がより確
実になる。さらに、インパルスレーダの電磁波が、他の
電磁波反射物体の影響を受けにくくすることができる。
【0018】インパルスレーダは、ベッドのマットより
上の部分に備えることもできる。そうすれば、マットが
電磁波を透過しない素材で作られていても人体を検知す
ることができる。この場合、インパルスレーダは天板部
に位置していることが好ましい。ベッドサイド部や人体
の足の近傍部分に設置することもできる。
【0019】この場合においても、インパルスレーダの
検知範囲は、マット内部にあるスプリング、転落防止用
手摺、ベッド上のテーブル、ベッドサイドの人や備品等
にインパルスレーダが感知しないように、ベッド上の人
体が通常存在しうる領域範囲に限定することが好まし
い。
【0020】また、本発明による人体検知装置では、人
体の有無を表す信号を生成して送信し、それによりその
信号の受信側においてベッド上の人の有無を遠隔検知で
きるようにすることができる。
【0021】また、本発明による人体検知装置は、互い
に異なる範囲を検知領域とする複数のインパルスレーダ
を有し、各インインパルスレーダが受波する反射波の状
態に基づき人体の動作状態を表す信号を生成して送信
し、それによりその信号の受信側においてベッド上の人
の状態を遠隔検知できるようにすることができる。
【0022】これらの人体の有無を表す信号や人体の動
作状態を表す信号の送信は有線でも無線でもよい。受信
側としては遠隔地の監視者や病院のナースセンタ等が想
定され、それらの場所でベッド上の人の有無を遠隔監視
できる。
【0023】また、本発明によるベッドは、ベッド上の
人体が通常存在しうる領域の全部または一部を含む範囲
にインパルス状の電磁波を送波し、人体からの反射波を
受波するインパルスレーダを有し、反射波の状態から人
体を検知する人体検知装置を備えたものである。
【0024】また、本発明による人体検知システムは、
前記人体の有無を表す信号を生成して送信する人体検知
装置と、人体の有無を表す信号を受信し、その信号の状
態が所定の条件を満たしたときに報知する受信手段とを
備えたものである。
【0025】『所定の条件』とは、例えば、ベッドに寝
ている人の存在を検知し、その後ベッドから離れ、ある
一定時間以上たっても戻って来ない、などの条件であ
る。この一定時間は、検知対象となる人の病状、歩行能
力、監視の目的等を考慮して設定される。『受信手段』
は監視者のいる場所やナースセンタ等に設置され、所定
の条件が満たされると音声や表示などによる通報を出
す。これによりベッドの利用者が徘徊していないかやベ
ッドから降りて倒れていることがないかなどを知ること
を目的とする監視を行うことができる。
【0026】また、本発明による人体検知システムは、
前記人体の動作状態を表す信号を生成して送信する人体
検知装置と、人体の動作状態を表す信号を受信し、その
信号の状態が所定の条件を満たしたときに報知する受信
手段とを備えたものである。
【0027】この場合の『所定の条件』とは、例えば、
インパルスレーダが受波する反射波の状態に基づき、ベ
ッドに寝ている人の位置や姿勢についての状態を検知
し、ある一定時間以上状態の変化がない場合は、何か異
常があったとすることである。
【0028】通常人はすなわち、ある一定時間内では人
であれば、眠っていても寝返り等の動作を行うから、平
均的な寝返り間隔等を考慮して、一定時間を設定するこ
とができる。これらの人体検知システムは要介護者や、
一人暮らしの老人等のライフリズムセンサとしても使用
することができる。一人暮らしの老人等が寝たきりでな
いのであれば、夜間に限定して検知してもよく、また人
体を検知しないと報知する一定時間を例えば24時間の
ように長く設定してもよい。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施の形
態を添付図面に従って詳細に説明する。先ず、本発明装
置の第1実施形態について説明する。図1は本発明装置
の第1実施形態を示す一部破断斜視図、図2は本発明装
置の第1実施形態の作用説明図である。
【0030】図1に示されるように、この第1実施形態
はインパルスレーダ4がベッド背面に配置されるベッド
1に適用される。ベッド筐体1aは金属や木製などであ
る。マット1bはベッド筐体1aの上に位置しその背面
にあたるベッド筐体1aにはインパルスレーダ4が配置
される。マット1bはパルス状電磁波を透過させやすい
繊維で覆われて内部にはスプリングが設けられている。
【0031】ベッド筐体1aは、この例では、金属板や
木材で枠組みされ、インパルスレーダ4はマット1bが
置かれるベッド筐体1aの上面中央部に、インパルスレ
ーダ4の上面が一致するように取り付けられる。取付金
具5はインパルスレーダ4をベッド筐体1bに固定する
金具である。人体検知装置の他の部分はインパルスレー
ダ4と一体に設けてもよいし、インパルスレーダ4とは
離して、例えば外から操作のしやすいベッドの側面に設
けてもよい。
【0032】インパルスレーダ4をこのように取り付け
れば、要介護者や病人の目に触れないので、それらの人
たちの監視されているという感情を緩和することができ
る。マット1bの背後の、インパルスレーダ4から放出
されるインパルス状電磁波の様子が図2に模式的に示さ
れている。
【0033】同図から明らかなように、インパルスレー
ダ4から放出される電磁波はマット1bを透過して、敷
き布団6や、シーツなどを透過し、そこに存在する人体
pに向けて照射される。その人体pで反射された電磁波
は同様にしてシーツ、敷き布団6、マット1bを透過し
てインパルスレーダ4に戻る。
【0034】図2に模式的に示されるように、インパル
スレーダ4から発せられる電磁波の指向角度は十分に広
く、人体pがマット1b上で広範囲の位置に移動しても
的確に検知できるような、インパルスレーダ4の検知領
域設定となっている。
【0035】次に、本発明装置の第2実施形態について
説明する。図3は本発明装置の第2実施形態を示す一部
破断斜視図、図4は本発明装置の第2実施形態の作用説
明図である。
【0036】図3に示されるように、この第2実施形態
はインパルスレーダ4がベッド天板部2cに配置される
ベッド2に適用される。このタイプはマット2bがイン
パルスレーダ4のパルス状電磁波を透過しない金属など
で覆われた材質のベッドの場合である。
【0037】ベッド筐体2bは、この例では、金属や木
製などで枠組みされ、天板部2cは木製である。人体頭
部は天板部2cの方に向けられている。インパルスレー
ダ4は天板部2cの中央内部にあり人体頭部に向けて取
り付けられている。
【0038】このようなベッド2であって、インパルス
レーダ4をこのように取り付ければ、要介護者や病人の
目に触れないので、それらの人たちの監視されていると
いう感情を緩和することができる。
【0039】天板部2cの内部に隠蔽される、インパル
スレーダ4から放出されるパルス状電磁波の様子が図4
に模式的に示されている。
【0040】同図から明らかなように、インパルスレー
ダ4から放出される電磁波は天板面2dを透過して、ベ
ッド上に存在する人体pに向けて照射される。その人体
pで反射された電磁波は同様にして天板面2dを透過し
てインパルスレーダ4に戻る。
【0041】図4に模式的に示されるように、インパル
スレーダ4から発せられる電磁波の指向角度は十分に広
く、人体pがマット1b上で広範囲の位置に移動しても
的確に検知できるような、インパルスレーダ4の検知領
域設定となっている。
【0042】マット2b上には、枕7や上布団が存在す
るがインパルスレーダ4から発せられる電磁波が透過す
る材質が使用されているので人体検知には何ら関与しな
い。
【0043】次に、本発明装置の第3実施形態について
説明する。図5は本発明装置の第3実施形態を示すベッ
ドの側面図、図6は本発明装置の第3実施形態を示すベ
ッドの平面図である。
【0044】図5示されるように、この第3実施形態は
インパルス状電磁波が透過するマット3bのベッド3に
適用される。マット3bはその背面にインパルスレーダ
4a,4b、4cが3個配置されている、マット3bの
材質はパルス状電磁波を透過させやすい繊維などで覆わ
れ内部にはスプリングが設けられている。
【0045】マット3bの上に、敷き布団6、更にその
上に、要介護者や病人などの人体pが存在する。このよ
うなベッド3であって、人体pの存在有無を検知するた
めのインパルスレーダ4a,4b、4cは、それらの人
たちの目に触れぬよう、マット3bの背後に隠蔽され
る。 インパルスレーダ4a,4b、4cをこのように
取り付ければ、要介護者や病人の目に触れないので、そ
れらの人たちの監視されているという感情を緩和するこ
とができる。
【0046】マット3bの背後の、インパルスレーダ4
a,4b、4cから放出されるパルス状電磁波の様子が
図5に模式的に示されている。
【0047】同図から明らかなように、インパルスレー
ダ4a,4b、4cから放出される電磁波はマット3b
を透過して、敷き布団6を透過し、そこに存在する人体
pに向けて照射される。その人体pで反射された電磁波
は同様にして敷き布団6、マット3bを透過してインパ
ルスレーダ4a,4b、4cに戻る。
【0048】図5に模式的に示されるように、インパル
スレーダ4a,4b、4cから発せられる電磁波の指向
角度は、は十分に広く、人体pがマット3b上で広範囲
の位置に移動しても的確に検知できるような、インパル
スレーダ4a,4b、4cの検知領域設定となってい
る。
【0049】また、インパルスレーダの指向角はある特
定の角度に調整できるようになっているため、マット3
bの厚さで算定し人体の検出範囲を限定することができ
る。
【0050】次に、図6で示されるように3個のインパ
ルスレーダ4a,4b、4cは、マット上にほぼ等間隔
に配置されている。それらの位置はインパルスレーダ4
aは肩部、インパルスレーダ4bは腰部、インパルスレ
ーダ4cは足部である。さらに各々のインパルスレーダ
の検出範囲は、4a1,4b1、4c1となっており、
マット3bのほぼ全域をカバーしている。
【0051】以上のように、複数のインパルスレーダを
配置することでマット3bのほぼ全域をカバーし、人体
がマット上どこへ移動しても検知可能としている。ま
た、人体は全て横臥した状態ばかりでなく、寝返りをし
たり、丸まったり、斜めになったり、様々な姿勢となる
ため、このような状態にあっても検知するためのもので
ある。この複数のインパルスレーダを配置する特徴を活
かした、人体の状態変化を検知する作用説明はあとで詳
細を述べる。
【0052】次に、第1〜第3の実施形態に採用可能な
インパルスレーダについて説明する。「インパルスレー
ダ」とは、例えばU.S PAT5,457,394
(Impulse Rader Studfinde
r)に示されるようなものであって、パルス状の電磁波
を検査対象に向けて送信し、その反射波を受信する送信
手段と、送受信手段により電磁波が送信されてから、そ
の反射波が受信されるまでの時間に基づいて、検査対象
までの距離を測定する測距手段とを有するレーダ装置で
ある。
【0053】従来のCW(連続波)方式、パルス方式の
レーダと比較すると、インパルスレーダには以下の長所
が存在する。変復調回路が不要であることから構成が簡
単であり、小型軽量で消費電力が小さくかつ安価であ
る。
【0054】送信電磁波がパルス状であることから、送
信が極短時間で終了するため、検査対象が1m以下の近
距離に存在し、そこからの反射波が即座に返ってきても
送信波と分離して抽出できる。つまり極近距離まで検出
できる。インパルスレーダの電気的なハードウェア構成
の全体が図7に概略的に示されている。同図に示される
ように、インパルスレーダ100には、1GHz以上の
周波数の電磁波のパルスを送信する送信部10と、その
電磁波の反射波を受信する受信部11とを制御するとと
もに送信部10がパルス状の電磁波を送信した後、検査
対象物体からの反射波を受信するまでに時間や反射波そ
のものの形状である時間ごとの振幅や位相などを計測す
る制御部12とを含んでいる。
【0055】インパルスレーダの送受信部並びに制御部
の詳細が図8に示されている。同図に示されるように、
送信部10と受信部11は高周波回路とされている。
【0056】送信部10は、立ち上がりが急峻なパルス
を発生するパルス発生部10aと、パルス発生部10a
の出力するパルスに基づいて、パルス状の電磁波を発生
する送信アンテナ10bとを含んでいる。
【0057】受信部11は、サンプリングパルスを発生
するサンプリングパルス発生部11aと、サンプリング
パルス発生部11aより供給されたサンプリングパルス
に対応して、受信アンテナ11cで受信した反射波のレ
ベルをサンプリングするサンプリング部11bとを含ん
でいる。
【0058】制御部12は、2MHzの周波数のクロッ
クを発生し、パルス発生部10aとサンプリングパルス
発生部11aに出力するクロック発生回路12aと、4
0Hzの周波数のクロックを発生し、サンプリングパル
ス発生部11aに出力するクロック発生回路12aとを
含んでいる。制御部12は、また、サンプリング部11
bより供給されたサンプル値を受信し、ホールドする受
信信号処理部12cを含んでいる。
【0059】次に、電磁波の送受信の動作について説明
する。パルス発生部10aは、クロック発生部12aの
出力するクロックに同期して、鋭い立ち上がりのパルス
を発生する。立下りの鋭いパルスは、内蔵するスイッチ
ング素子としてのトランジスタを高速にオンまたはオフ
することで生成することができる。送信アンテナ10b
はパルス発生部10aから立下りが急峻なインパルスが
供給されると、鋭い立下りのタイミングに同期して、パ
ルス状の電磁波を送信する。送信されたパルス状の電磁
波は、電磁波反射物体(誘電率に不連続点があると反射
が生じる)13により反射され、受信アンテナ11cに
より受信され、その受信信号が、サンプリング部11b
に入力される。
【0060】従って、図9(A)に示されるように、2
MHzの周波数の逆数の周期で送信波(送波)が送信さ
れると、それより若干遅れて反射波が受信される。い
ま、この反射波(受波)だけに着目すると、図9(B)
に示すような反射波が、サンプリング部11bに入力さ
れることになる。
【0061】サンプリングパルス発生部11aは、クロ
ック発生回路12aより供給される2MHzの周波数の
クロックに同期したサンプリングパルスを発生するが、
このサンプリングパルスは、クロック発生回路12bよ
り供給される40Hzの周波数クロックに基づいて、そ
の位相が若干ずらされる。これにより、図9(B)に示
すように、サンプリングタイミング(tA〜tE)によ
って、受波の異なる位置のレベルをサンプリングするこ
とが可能になる。
【0062】電磁波を反射している電磁波反射物体13
は、短時間内で実質的に移動していないと考えられるの
で、図9(B)に示す2MHzの周波数の逆数の周期で
受信される反射(受波)の波形は、実質的に同一と考え
られる。そこで、これらの受波をほぼ2MHzの周波数
の逆数の周期で位相を若干変化させつつサンプリングす
ることで、1つの受波の時々刻々と変化するレベルを、
時間軸を拡大して(低周波領域で)、サンプリングする
ことが可能になる。
【0063】単純にはこの1つの反射波を受信して、そ
の時時刻刻と変化するレベルの値をサンプリングするよ
うにするためには、2MHzの周波数より十分大きい周
波数のサンプリングクロックが必要になる。そのような
高周波数回路は、取り扱いが面倒であるし、コスト高と
なる。そこで、このように、ほぼ2MHzの周波数のサ
ンプリングクロックの位相を若干ずらすことで、特別な
高周波回路を用いずとも、9(B)の例においては、時
刻tAからtEのタイミングで、受波がサンプリングさ
れることになる。
【0064】このため、サンプリングパルス発生部11
aにおいては、図10に模式的に示されるように、2M
Hzの周波数のクロックを40Hzのクロックのレベル
と比較し、両者が同じレベルとなったタイミングでサン
プリングパルスを発生する。
【0065】より具体的には、サンプリングパルス発生
部は、図11に示されるように、クロック発生部12a
より供給された2MHzの周波数のクロック((図1
1)(A))と、クロック発生回路12bより供給され
た40Hzの周波数の鋸歯状波のクロック(図11
(B)参照)とを合成し、合成波(図11(C)参照)
を生成する。サンプリングパルス発生部11aは、この
合成波を予め設定されている所定の閾値LTと比較す
る。
【0066】図11(C)に示す合成波のエッジをより
拡大した状態が、図12に示されている。即ち、2MH
zのクロックエッジは、40Hzの周波数のクロックと
合成することで、所定の傾きを有することになる。その
結果、鋸歯状波の始点付近においては、図11(A)に
示すように2MHzのクロックの立上がりエッジの立上
がり点を基準点として、そのエッジのレベルが閾値LT
まで達する時間をT1とすると鋸歯状波の終点付近にお
いては、図11(B)に示すように、基準点からサンプ
リング点までの時間T2は、図11(A)に示す時間T
1より長くなる。従って、鋸歯状波の始点と鋸歯状波の
終点の間領域においては、時間T1と時間T2の間の時
間でサンプリング点が発生することになる。
【0067】サンプリングパルス発生部11aは、この
サンプリング点のタイミングでサンプリングパルス発生
し、サンプリング部11bに出力する。サンプリング部
11bは、このサンプリングパルスに同期して反射をサ
ンプリングし、サンプリング値を受信信号処理部へ出力
する。
【0068】受信信号処理部12cの動作が図13のフ
ローチャートに示されている。受信信号処理部12cで
は、測距処理実行により、パルス状電磁波の送受信時間
差に基づいて、対象人体までの距離を算出する(ステッ
プ1301)。すなわち、この測距処理(ステップ13
01)では、サンプリング部11bから到達するサンプ
ル値に基づいて受信波形を低周波変換して検出するとと
もに、これを送信波に相当する低周波波形と比較して送
受信時間差に相当する距離データLを生成する。
【0069】次に、この対象物体までの距離に相当する
距離データLは、距離判定処理(ステップ1302)の
実行により、検知領域の近限界距離及び遠限界距離にそ
れぞれ相当する閾値Lmin、Lmaxの範囲から外れ
ている場合には検知出力はOFFとされるのに対し、
Lmin、Lmaxの範囲入る場合は検出出力はONと
される。
【0070】従って、例えば図2のような実施例1を対
象とするのであれば、マット上面を近限界Lminより
近くなるように設定するとともに、想定される人体位置
をカバーする距離を遠限界Lmaxとするように設定す
れば、それらのノイズ成分による誤動作を防止できる。
同様にして実施例3の場合も、近限界Lmin、遠限界
Lmaxを適切に設定することにより、距離弁別作用を
通じて検知信頼性を向上できる。
【0071】つづいて、図3のような実施例2を対象と
するのであれば、天板面から人体頭部までを数cmを想
定しこの距離が近限界Lminより近くなるように設定
するとともに、人体の移動を考慮して概ね50cmから
80cmをカバーすべき遠限界Lmaxとするように設
定すれば、それらのノイズ成分による誤動作を防止でき
る。
【0072】第1〜第3の実施例形態の検知装置におけ
る典型的な応用例として、病院、老人介護施設、要介護
者のいる家庭などでは、病人や要介護者の安全にため、
介護をする人等がそばにいないときでもベッドの上の病
人や要介護者に異常がないか、またその人たちがベッド
から離れていないかどうかを知ることのできる。ベッド
の上の病人や要介護者の存在を検知し、監視者のいる場
所やナースセンタ等に通報を出す徘徊監視や、一定時間
以上寝ていると監視者に通報をする通報装置が挙げられ
る。このような通報装置の一例を図14及び15図を参
照に説明する。
【0073】図14に示されるように、この通報装置
は、第1〜第3実施形態と同様に介護ベッドに取り付け
られたインパルスレーダ100と、インパルスレーダ1
00の出力に基づいて人体の状態情報処理する実行する
マイクロコンピュータ20と、送信機信号20bの出力
でトランジスタ22を介して駆動されるリレー23と、
リレー23の接点24を介して送信機26に電源供給さ
れる電源25と送信機アンテナ27とを含んでいる。
【0074】マイクロコンピュータ20には、インパル
スレーダ100の出力に基づいて人体の状態情報処理を
実行する処理部20aと、その処理結果から人体の有り
無しを出力する送信機信号部20b、処理部20aの処
理結果から状態信号を生成し出力する状態信号発生部2
0cから構成される。
【0075】次に、送信機アンテナからでた電波は、一
例としてナースセンタに通報され、受信端末で集中監視
されている。
【0076】人体監視処理の内容が図15に示されてい
る。この例においては、介護ベッド上にはじめ人体が存
在し、その後人体が存在しなくなったことを判断し通報
し送信機出力を行うようにしている。
【0077】すなわち、処理が開始されると、インパル
スレーダから送受信が行われ、人体が存在したか、ある
いは存在していないかの判断が繰り返し行われる(ステ
ップ1501,1502)。この状態において、人体が
存在から不在の変化が判断されると(ステップ1502
YES)、送信機出力がONとなる。この様にして人体
監視が行われる。
【0078】また、第3の実施形態の場合は、人体の存
在有無の有り無しの情報ではなく状態情報、位置情報や
複数のインパルスレーダのON,OFF情報など数個の
情報となるため、送信機信号部21bと同期して状態信
号部21cを出力する。
【0079】この状態信号は複数の情報をもつデータと
して送信機へ送られ、デーダ通信としてナースセンタへ
送信される。このようにして人体の状態監視が行われ
る。
【0080】第3の実施例形態の検知装置における人体
検知の応用例として動作状態検知について説明する。図
16に、複数のインパルスレーダを配置する特徴をいか
した人体の状態変化を検知する作用説明図を示す。
【0081】図16(A)はベッドに横臥した人体pの
動作状態の姿勢を示し、各々のインパルスレーダ4a、
4b、4cの受波波形を、それぞれに対応し(A)4a
の反射波、(A)4bの反射波、(A)4cの反射波と
して示している。これらの反射波の波形の電圧値を縦軸
に示し、時間の経過は横軸を示している。
【0082】続いて、に図16(B)は上記のベッドに
横臥した人体pが起きあがろうとしているの動作状態の
姿勢を示しており、各々のインパルスレーダ4a、4
b、4cの受波波形を、それぞれに対応し(B)4aの
反射波、(B)4bの反射波、(B)4cの反射波とし
て示している。これらの反射波の波形の電圧値を縦軸に
示し、時間の経過は横軸を示し、(B)4aの反射波の
電圧はV1a、(B)4bの反射波はV2b、(B)4
cの反射波はV3bとする。
【0083】横臥した人体pが起きあがろうとしている
の動作状態の時、インパルスレーダ4cの反射波の波形
は脚部の変化が無いために、(A)4cの反射波と
(B)4cの反射波は同じである。インパルスレーダ4
bの反射波の波形は腰部が浮き上がりの変化が有るため
に、(A)4bの反射波と(B)4bの反射波は、V2
bはV1bに比べ低くなり、波形のピーク値までの時間
遅れT3となり変化がおきる。
【0084】インパルスレーダ4aの反射波の波形は頭
部が大きく起上がりの変化が有るために、(A)4aの
反射波と(B)4aの反射波はV2aはV1aに比べか
なり低くなり、波形のピーク値までの時間遅れT4とな
り大きく変化がおきる。
【0085】即ち、この時間変化はインパルスレーダか
らの人体の各部の距離が増すごとに、送波と受波の時間
が増し、腰部より頭部の方がより時間が増すことで、状
態の変化がわかる。
【0086】この様に、複数のインパルスレーダを配置
することによって、起上がりの状態を検知することがで
きた。以上起上がりの状態を説明したが、ベッド上の全
域をカバーし、人体がマット上へ移動したり、横臥した
状態ばかりでなく寝返りをしたり、丸まったり、斜めに
なったり、起き上がったり様々な状態も同様の考え方で
検知可能となる。
【0087】以上のような、応用例として、ベッドに寝
ている人の存在及び状態を検知しベッドから離れたら看
視者やナースコールに通報を出す徘徊監視や、一定時間
以上状態の変化がない場合は、ベッドいる介護される人
や、病人に何か異常があったとして看視者に通報を出す
ライフリズムセンサ等が挙げられる。
【0088】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
人体検知装置およびそれを備えたベッドは、ベッド上い
る病人や要介護者を確実に検知することができ、しかも
病人や要介護者にとって違和感もなく健康上の悪影響も
ない人体検知装置を提供できる。
【0089】また、本発明のベッドの人体検知装置は、
水分を多く含む人体を選択的に検知でき、ベッド上にあ
る枕、布団、毛布や小物類などの人体以外の物体には感
応しにくいから、人体をより確実に検知できるととも
に、誤検知を防止できる。さらに、本発明のベッドの人
体検知装置は、検知距離範囲を任意に設定できるから、
インパルスレーダの取り付け場所に応じた最適の検知対
象範囲を設定可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の第1実施形態を示す一部破断斜視
【図2】本発明装置の第1実施形態の作用説明図
【図3】本発明装置の第2実施形態を示す一部破断斜視
【図4】本発明装置の第2実施形態の作用説明図
【図5】本発明装置の第3実施形態を示すベッドの側面
【図6】本発明装置の第3実施形態を示すベッドの平面
【図7】インパルスレーダの全体を概略的に示すブロッ
ク図
【図8】インパルスレーダの送受信部並びに制御部の詳
細ブロック図
【図9】インパルスレーダの送受信波形を示す波形図
【図10】サンプリングパルス生成処理を説明するため
の波形図
【図11】周波数変換のための基準波形生成処理を説明
するための波形図
【図12】サンプリングタイミング生成処理を説明する
ための波形図
【図13】受信信号処理部の動作を示すフローチャート
【図14】人体の監視装置の構成を示すブロック図
【図15】人体監視処理のフローチャート
【図16】人体の状態変化を検知する作用説明図
【図17】焦電センサを用いた従来の人体検知を示す概
略図
【図18】マットセンサを用いた従来の人体検知を示す
概略図
【符号の説明】
1 介護ベッド 1a ベッド筐体 1b マット 2a ベッド筐体 2b マット 2c ベッド天板 2d ベッド天板前面板 3 介護ベッド 3b マット 4 インパルスレーダ 4a、4b、4c インパルスレーダ 4a1 インパルスレーダ4aの検知範囲 4b1 インパルスレーダ4bの検知範囲 4c1 インパルスレーダ4cの検知範囲 5 取付金具 6 敷き布団 7 枕 10 送信部 11 受信部 11a サンプリングパルス発生部 11b サンプリング部 11c 受信アンテナ 12a、12b クロック発生部 12c 受信信号処理部 13 電磁波反射体 20 マイクロコンピュータ 20a 処理部 21a 送信機信号部 21b 状態信号発生部 22 トランジスタ 23 リレー 24 接点 25 電源 26 送信機 27 アンテナ 28 ナースセンタ p 人体 tA〜tE サンプリングタイミング L 距離データ LT 閾値 T1 閾値Lまでの到達時間 T2 基準点からサンプリング点までの時間 T3 インパルスレーダ4bの反射波の時間遅れ T4 インパルスレーダ4aの反射波の時間遅れ Lmin 近限界 Lmax 遠限界
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 粟野 直 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 (72)発明者 西臺 哲夫 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 Fターム(参考) 2G005 DA04 4C040 AA18 GG15 4C341 LL30

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インパルス状の電磁波を送波し、人体か
    らの反射波を受波するインパルスレーダを有し、反射波
    の状態から人体を検知する人体検知装置であって、ベッ
    ドに備えられ、ベッド上の人体が通常存在しうる領域の
    全部または一部を含む範囲に電磁波を送波する、人体検
    知装置。
  2. 【請求項2】 前記インパルスレーダの検知領域は、ベ
    ッド上の人体が通常存在しうる領域の全部または一部を
    含む所定の範囲に限定されている、請求項1に記載の人
    体検知装置。
  3. 【請求項3】 前記インパルスレーダは、ベッドのマッ
    トより下の部分に備えられ、マットを透過して送波およ
    び受波を行う、請求項1または2に記載の人体検知装
    置。
  4. 【請求項4】 前記インパルスレーダは、ベッドのマッ
    トより上の部分に備えられ、マットを透過せずに送波お
    よび受波を行う、請求項1または2に記載の人体検知装
    置。
  5. 【請求項5】 人体の有無を表す信号を生成して送信
    し、それによりその信号の受信側においてベッド上の人
    の有無を遠隔検知できるようにした、請求項1または2
    に記載の人体検知装置。
  6. 【請求項6】 互いに異なる範囲を検知領域とする複数
    のインパルスレーダを有し、各インパルスレーダが受波
    する反射波の状態に基づき人体の動作状態を表す信号を
    生成して送信し、それによりその信号の受信側において
    ベッド上の人の状態を遠隔検知できるようにした、請求
    項1または2に記載の人体検知装置。
  7. 【請求項7】 ベッド上の人体が通常存在しうる領域の
    全部または一部を含む範囲にインパルス状の電磁波を送
    波し、人体からの反射波を受波するインパルスレーダを
    有し、反射波の状態から人体を検知する人体検知装置、
    を備えたベッド。
  8. 【請求項8】 前記インパルスレーダの検知領域は、ベ
    ッド上の人体が通常存在しうる領域の全部または一部を
    含む所定の範囲に限定されている、請求項7に記載のベ
    ッド。
  9. 【請求項9】 請求項5に記載の人体検知装置と、前記
    人体の有無を表す信号を受信し、その信号の状態が所定
    の条件を満たしたときに報知する受信手段とを備える、
    人体検知システム。
  10. 【請求項10】 請求項6に記載の人体検知装置と、前
    記人体の動作状態を表す信号を受信し、その信号の状態
    が所定の条件を満たしたときに報知する受信手段とを備
    える、人体検知システム。
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