JP7429388B2 - 洗車システム - Google Patents

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Description

本発明は、指定された動作で洗車する洗車機を備える洗車システムに関する。
特許文献1は、携帯端末から洗車の予約を受け付ける洗車受付システムを開示する。携帯端末および受付装置でローカルエリアネットワークが構築される。グローバルな電子マネーシステムから切り離されることから、独自のシステム運用が実現され、導入コストの軽減が意図される。
特許第5130124号公報
例えば洗車機の運営者に洗車に先立って金銭が預けられる場合には、運営者が利用者から信用されない限り、利用者は金銭の預け入れを躊躇してしまう。運営者が小規模企業や個人事業主であると、運営者はなかなか利用者から信用されないかもしれない。利用者の信用が確保されなければ、洗車受付システムの導入は阻害されてしまう。
本発明は、洗車機の運営者から決済処理を切り離すことで洗車の利用を促進することができる洗車システムを提供することを目的とする。
本発明の第1側面によれば、インターネットに接続されて、洗車の動作を特定するQRコード(登録商標)を発行し、前記QRコードの発行に応じて決済処理を、洗車機の動作と切り離して洗車前に実行する処理装置と、発行された前記QRコードを解読し、記述された動作に応じて動作する洗車機と、前記洗車機の運営者ごとに前記決済処理で生じた売上を特定する売上データを生成し、前記運営者の端末に向けて送信する通知装置とを備える洗車システムは提供される。
本発明の第2側面によれば、インターネットに接続されて、洗車の動作を特定する動作データを発行し、前記動作データの発行に応じて決済処理を、洗車機の動作と切り離して洗車前に実行する処理装置と、発行された前記動作データを解読し、記述された動作に応じて動作する洗車機と、前記洗車機の運営者ごとに前記決済処理で生じた売上を特定する売上データを生成し、前記運営者の端末に向けて送信する通知装置とを備える洗車システムは提供される。
本発明の第3側面によれば、第1側面の構成に加えて、前記処理装置は、複数台の洗車機の中から選択された特定の洗車機における洗車の動作を特定するQRコード(登録商標)を発行し前記QRコードの発行に応じて決済処理を実行し、前記特定の洗車機は、発行された前記QRコードを解読し記述された動作に応じて動作前記通知装置は、前記複数台の洗車機の運営者ごとに前記決済処理で生じた売上を特定する売上データを生成し前記運営者の端末に向けて送信する洗車システムは提供される。
本発明の第4側面によれば、第2側面の構成に加えて、前記処理装置は、複数台の洗車機の中から選択された特定の洗車機における洗車の動作を特定する動作データを発行し前記動作データの発行に応じて決済処理を実行し、前記特定の洗車機は、発行された前記動作データを解読し記述された動作に応じて動作前記通知装置は、前記複数台の洗車機の運営者ごとに前記決済処理で生じた売上を特定する売上データを生成し前記運営者の端末に向けて送信する洗車システムは提供される。
本発明の第5側面によれば、第1または第3側面の構成に加えて、前記通知装置は、前記処理装置が実行した決済処理に基づいて前記売上データを生成し、前記運営者の端末に向けて送信する洗車システムは提供される。
本発明の第6側面によれば、第2または第4側面の構成に加えて、前記通知装置は、前記処理装置が実行した決済処理に基づいて前記売上データを生成し、前記運営者の端末に向けて送信する洗車システムは提供される。
第1側面によれば、利用者はインターネット経由で処理装置に端末を接続することができる。端末には、処理装置で発行されたQRコードが表示されることができる。洗車機は、利用者の端末に表示されたQRコードに基づき洗車を提供することができる。
このとき、QRコードの発行元に対して洗車前に決済処理は実施される。決済処理は洗車機の運営者から切り離されることができる。決済に対する利用者の信用はQRコードの発行元に依存する。QRコードの発行元が利用者から信用を得ていれば、運営者の規模や知名度に関係なく利用者は決済に躊躇せずに済む。QRコードに基づき洗車の利用は促進されることができる。しかも、QRコードさえ発行されてしまえば、仮に洗車機がオフラインであっても、洗車機は洗車を実行することができる。
第2側面によれば、利用者はインターネット経由で処理装置に端末を接続することができる。端末の記憶部には、処理装置で発行された動作データが格納されることができる。洗車機は、利用者の端末に格納された動作データに基づき洗車を提供することができる。
このとき、動作データの発行元に対して洗車前に決済処理は実施される。決済処理は洗車機の運営者から切り離されることができる。決済に対する利用者の信用は動作データの発行元に依存する。動作データの発行元が利用者から信用を得ていれば、運営者の規模や知名度に関係なく利用者は決済に躊躇せずに済む。しかも、動作データさえ発行されてしまえば、仮に洗車機がオフラインであっても、洗車機は洗車を実行することができる。
本発明の第1実施形態に係る洗車システムの構成を概略的に示すブロック図である。 プリペイド決済データベースの構造を概略的に示す模式図である。 スマートフォン端末のディスプレイパネルに表示されるQRコードの一具体例を示す画像である。 スマートフォン端末のディスプレイパネルに表示される(a)案内画像の一具体例、(b)預け入れ金額の選択肢の画像、および(c)「預け入れ確認」の画像である。 書き換えられた「使用額」データおよび「残高」データを含む価値管理データの一具体例を示す概念図である。 有効期限が早い順に、書き換えられた「使用額」データおよび「残高」データを含む価値管理データの一具体例を示す概念図である。 書き換えられた「期限切れ額」データを含む価値管理データの一具体例を示す概念図である。 スマートフォン端末のディスプレイパネルに表示される取引履歴の一具体例を示す画像である。 決済管理データの構造を概略的に示す模式図である。 運営者に閲覧される売上データの構造を概略的に示す模式図である。 個々の洗車場で閲覧される売上データの構造を概略的に示す模式図である。 本発明の第2実施形態に係る洗車システムの構成を概略的に示すブロック図である。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係る洗車システム11の構成を概略的に示す。洗車システム11は、インターネット12に接続されてASP(アプリケーションサービスプロバイダー)によって運用されるASPサーバー13と、インターネット12に接続され、ASPによって所有される管理者端末14と、インターネット12に接続され、洗車場15A、15B、15Cの運営者によって所有されるインターネット端末(以下、「運営者端末」という)16と、インターネット12に接続され、洗車の利用者によって所有されるインターネット端末(ユーザー端末)17と、携帯電話通信網18に接続され、洗車の利用者によって所有されるスマートフォン端末(ユーザー端末)19とを備える。管理者端末14は、例えばアプリケーションプログラムの実行に応じてインターネット12経由でASPサーバー13に接続される。運営者端末16は、例えばアプリケーションプログラムの実行に応じてインターネット12経由でASPサーバー13に接続される。インターネット端末17は、例えばアプリケーションプログラムの実行に応じてインターネット12経由でASPサーバー13に接続される。携帯電話通信網18は例えばゲートウエイを通じてインターネット12に接続される。スマートフォン端末19は、例えばモバイルアプリケーションプログラムの実行に応じて携帯電話通信網18およびインターネット12経由でASPサーバー13に接続される。ASPサーバー13は、インターネット端末17やスマートフォン端末19から供給される要求に応じて、個々の洗車機21Aa、21Ab、21Ac、21Ba、21Bb、21Caごとに洗車の動作を規定するQRコードを発行することができる。個々の洗車機21Aa、21Ab、21Ac、21Ba、21Bb、21CaはQRコードから解読される動作に従って洗車を実行する。3台の洗車機21Aa、21Ab、21Acは例えばAA洗車場15Aに設置される。2台の洗車機21Ba、21Bbは例えばBB洗車場15Bに設置される。1台の洗車機21Caは例えばCC洗車場15Cに設置される。ここでは、AA洗車場15AおよびCC洗車場15CはXX社によって運営される。BB洗車場15BはYY社によって運営される。
ASPサーバー13は、受付手段22、QRコード発行手段23、決済手段24および売上通知手段25として機能するプロセッサー(CPU)26と、プロセッサー26に接続されて、サーバーアプリケーションプログラム27、洗車予約データベース28、洗車機データベース29、会員データベース31、スポット決済データベース32、プリペイド決済データベース33およびマンスリー決済データベース34を格納する記憶手段35とを備える。記憶手段35は例えばディスクアレイ装置といった大容量記憶装置で構成されることができる。
洗車予約データベース28には、洗車機21Aa、21Ab、21Ac、21Ba、21Bb、21Caで実施される1つの洗車イベント(1台の洗車)を特定するイベントデータ(動作データ)が登録される。1つのイベントデータは、後述されるように、「運営者ID」データ、「店舗ID」データ、「機種ID」データ、「洗車機ID」データ、「洗車コースID」データ、「オプションID」データ、「装備品ID」データ、「決済金額」データ、「発行日時」データ、「発行シリアルID」データ、「会員ID」データおよび「会員種別」データを含む。
「運営者ID」データは、個々の洗車場を運営する運営者(例えば法人)を特定する。「運営者ID」は例えば半角英数字で構成されることができる。「運営者ID」は運営者ごとにASPから付与されることができる。「運営者ID」に基づき個々の運営者は識別されることができる。
「店舗ID」データは個々の洗車場(ガソリンスタンドを含む)を特定する。「店舗ID」は例えば半角英数字で構成されることができる。「店舗ID」は店舗ごとにASPから付与されることができる。「店舗ID」に基づき個々の洗車場は識別されることができる。
「機種ID」データは洗車機の機種を特定する。「機種ID」は例えば半角英数字で構成されることができる。「機種ID」は洗車機の機種ごとにASPから付与されることができる。「機種ID」に基づき個々の機種は識別されることができる。
「洗車機ID」データは個々の洗車機ごとに号機番号を特定する。「洗車機ID」は例えば半角英数字で構成されることができる。「洗車機ID」は洗車機の製造会社から付与されることができる。「機種ID」で特定される機種ごとに連続番号が付与されてもよい。この場合には、「機種ID」および「洗車機ID」の組み合わせで洗車機識別子は形成される。「洗車機ID」に基づき個々の洗車機は識別されることができる。
「洗車コースID」データは個々の洗車機ごとに実施可能な洗車コースを特定する。「洗車コースID」は例えば16進数で構成されることができる。洗車コースは個々の洗車機に(あるいは個々の機種に)固有に設定される。洗車コースごとに洗車の動作は指定される。「洗車コースID」に基づき個々の洗車コースは識別されることができる。
「オプションID」データは個々の洗車機ごとに洗車コースに付加されて実施可能なオプションを特定する。「オプションID」は例えば16進数で構成されることができる。オプションは例えば個々の洗車機に(あるいは個々の機種に)固有に設定される。オプションごとに付加的な動作は指定される。「オプションID」に基づき個々のオプションは識別されることができる。
「装備品ID」データは指定される装備品ごとに装備の有無を特定する。「装備品ID」は例えば16進数で構成されることができる。「装備品ID」に基づき、「格納不能なドアミラー」の有無や、「フェンダーポール」の有無、キャリアといった「ルーフ突起物」の有無、大型のフォグランプといった「フロント突起物」の有無、リアミラーといった「リア突起物」の有無、「左右にずれたナンバープレート」の有無は特定されることができる。
「決済金額」データは、洗車の提供にあたって利用者に請求される代金を特定する。「決済金額」は例えば半角数字で構成されることができる。
「発行日時」データはQRコードの発行日時を特定する。「発行日時」は、例えば4ケタの西暦「YYYY」、4ケタの月日「MMDD」および6ケタの時刻「hhmmss」を表現する半角数字で構成されることができる。
「発行シリアルID」データは1つの洗車を特定する。「発行シリアルID」は決められたケタ数の連続番号で構成されることができる。「発行シリアルID」に基づき個々の洗車(洗車イベント)は識別されることができる。
「会員ID」データは、洗車システム11に登録された利用者を特定する。「会員ID」は例えば半角英数字で構成されることができる。「会員ID」は利用者ごとにASPから付与されることができる。「会員ID」に基づき個々の利用者は識別されることができる。
「会員種別」データは利用者の種別を特定する。利用者の種別は、例えば「スポット会員」「プリペイド会員」「マンスリー会員」に分類されることができる。スポット会員は1つの洗車のたびに洗車の代金を決済する。プリペイド会員は前もって運営者に特定の金額の金銭価値を預ける。洗車のたびに預けられた金銭価値から洗車の代金は差し引かれる。ここでは、プリペイド会員は、例えば、950円の決済で1000円相当のポイントを購入することができ、1800円の決済で2000円相当のポイントを購入することができ、4250円の決済で5000円相当のポイントを購入することができる。マンスリー会員は1ヶ月ごとに決められた金額を支払うことで回数に制限なく洗車することができる。
洗車機データベース29には、個々の洗車機ごとに「店舗ID」データ、「機種ID」データ、「洗車機ID」データ、「洗車コースID」データ、「オプションID」データおよび「装備品ID」データが登録される。会員データベース31には、個々の利用者ごとに「会員ID」データおよび「会員種別」データが登録される。スポット決済データベース32には、例えば、スポット会員の決済ごとに「会員ID」データ、「運営者ID」データ、「決済金額」データおよび「発行日時」データが登録される。「発行日時」データは、決済の日時を特定する決済日時データに相当する。プリペイド決済データベース33には金銭価値の預け入れごとにプリペイド会員から運営者に預けられる金銭価値の残高を特定する価値管理データが登録される。価値管理データの詳細は後述される。マンスリー決済データベース34には、例えば、マンスリー会員ごとに「会員ID」データ、「運営者ID」データ、「マンスリー会費」データおよび「登録日時」データが登録される。「登録日時」データは、マンスリー会員の資格を取得した日時を特定する。「登録日時」データの日時に基づきマンスリー会員の資格は1ヶ月ごとに自動更新されることができる。
図2に示されるように、個々の価値管理データ36は、「番号」データ36a、「会員ID」データ36b、「運営者ID」データ36c、「チャージ額」データ(金銭価値データ)36d、「使用額」データ36e、「残高」データ(残価値データ)36f、「期限切れ額」データ36g、「受付番号」データ36hおよび「チャージ日時」データ36jを含む。「番号」データ36aは個々の預け入れごとに管理番号を特定する。「番号」は例えば半角英数字で構成されることができる。「番号」は預け入れの順番に連番で付与されることができる。ここでは、「会員ID」データ36bは、金銭価値を預け入れた利用者を特定する。「会員ID」データ36bは会員データベース31で対応するデータに価値管理データ36を紐付けることができる。「会員ID」データ36bに基づき価値管理データ36は利用者ごとに仕分けられることができる。「運営者ID」データ36cは預け入れ先の運営者を特定する。「運営者ID」データ36cに基づき価値管理データ36は運営者ごとに仕分けられることができる。
「チャージ額」データ36dは、利用者の1つの意思表示に応じて利用者から運営者に金銭価値が預けられるたびに、利用者に紐付けられて金銭価値(金額)を特定する。「チャージ額」は例えば半角数字で構成されることができる。
「使用額」データ36eは、「チャージ額」データ36dで特定される金銭価値内で洗車の代金の支払いに使用された金銭価値(金額)を特定する。「使用額」は例えば半角数字で構成されることができる。
「残高」データ36fは、「チャージ額」データ36dで特定される金銭価値内で洗車の代金の支払い後に残る金銭価値(金額)を特定する。「残高(残価値)」は、個々の価値管理データ36ごとに、「チャージ額」データ36dから「使用額」データ36eが差し引かれることで算出されることができる。「残高」は例えば半角数字で構成されることができる。
「期限切れ額」データ36gは、「チャージ額」データ36dで特定される金銭価値内で、預け入れの日時から予め決められた期間を経過した金銭価値(金額)を特定する。「期限切れ額」は、預け入れの日時から決められた期間を経過した際に特定される「残高」に相当する。「期限切れ額」は例えば半角数字で構成されることができる。
「受付番号」データ36hは個々の預け入れごとに受付番号を特定する。「受付番号」は例えば10ケタの半角数字から構成されることができる。「受付番号」は預け入れの順番に関係なく無作為に付与されればよい。
「チャージ日時」データ36jは預け入れの日時を特定する。「チャージ日時」は、例えば、4ケタの西暦「YYYY」、2ケタの月「MM」、2ケタの日「DD」、2ケタの時「hh」および2ケタの分「mm」を表現する半角数字で構成されることができる。金銭価値の有効期限は「チャージ日時」から起算される。「チャージ日時」に予め決められた期間が足し合わせられることで金銭価値の有効期限は特定されることができる。ここでは、例えば予め決められた期間には「3ヶ月」が設定される。こうして「チャージ日時」データ36jは期限データとして機能する。
ASPサーバー13でサーバーアプリケーションプログラム27が実行されると、ASPサーバー13では洗車管理アプリケーションが動作する。洗車管理アプリケーションの働きでプロセッサー26では受付手段22、QRコード発行手段23、決済手段24および売上通知手段25が確立される。受付手段22は、インターネット12経由でインターネット端末17およびスマートフォン端末19に接続されて、インターネット端末17やスマートフォン端末19との間でテキストデータや画像データを送受信する。QRコード発行手段23は、受付手段22で受信されるテキストデータや、記憶手段35に格納される洗車機データベース29および会員データベース31に基づきイベントデータを生成する。決済手段24は個々の洗車(洗車イベント)ごとに利用者と運営者との間で決済を実施する。決済手段24は決済の実施にあたってスポット決済データベース32、プリペイド決済データベース33またはマンスリー決済データベース34にアクセスする。売上通知手段25は、運営者ごとに決済処理で生じた売上を特定する売上データを生成し、運営者端末16に向けて売上データを送信する。
QRコード発行手段23は1つのイベントデータに対して1つのQRコードを発行する。ここでは、個々に決められた文字数で順番に「運営者ID」の文字列、「店舗ID」の文字列、「機種ID」の文字列、「洗車機ID」の文字列、「洗車コースID」の文字列、「オプションID」の文字列、「装備品ID」の文字列、「決済金額」の文字列、「発行日時」の文字列、「発行シリアルID」の文字列、「会員ID」の文字列および「会員種別」の文字列がQRコードに暗号化される。したがって、QRコードは、1回の洗車を識別する識別子を含み洗車の動作を特定する。
管理者端末14は、ASPサーバー13のプロセッサー26に接続されてプロセッサー26との間でデータを送受信するCPU(中央演算処理装置)と、当該CPUに接続されて、決済管理アプリケーションプログラム、その他のプログラムやデータを格納する記憶手段と、CPUに接続されて、画面上に画像を表示するディスプレイパネルと、CPUに接続されて、CPUに向けて利用者の指示やデータを入力するユーザーインターフェイスとを備えればよい。ここでは、ユーザーインターフェイスはキーボードやマウスを有する。CPUはLANボード経由でインターネット12に接続されることができる。
運営者端末16は、売上管理手段37として機能するプロセッサー(CPU)38と、プロセッサー38に接続されて、売上管理アプリケーションプログラムやその他のプログラム、データを格納する記憶手段39と、プロセッサー38に接続されて、画面上に画像を表示するディスプレイパネル41と、プロセッサー38に接続されて、プロセッサー38に向けて運営者の指示やデータを入力するユーザーインターフェイス42とを備える。ここでは、ユーザーインターフェイス42はキーボードやマウスを有する。プロセッサー38はLANボード経由でインターネット12に接続されることができる。プロセッサー38はASPサーバー13のプロセッサー26に接続されてプロセッサー26との間でデータを送受信する。
運営者端末16で売上管理アプリケーションプログラムが実行されると、運営者端末16では売上管理アプリケーションが動作する。売上管理アプリケーションの働きでプロセッサー38では売上管理手段37は確立される。売上管理手段37は、インターネット12経由でASPサーバー13のプロセッサー26に接続されてプロセッサー26との間でテキストデータや画像データを送受信する。運営者は、スポット決済データベース32、プリペイド決済データベース33およびマンスリー決済データベース34に基づき洗車の売上を管理することができる。
スマートフォン端末19は、ASPサーバー13のプロセッサー26に接続されてプロセッサー26との間でデータを送受信するプロセッサー(演算処理装置)43と、プロセッサー43に接続されて、洗車予約アプリケーションプログラム(モバイルアプリプログラム)44やQRコードの画像データ45、その他のプログラムやデータを格納するメモリー(記憶部)46と、プロセッサー43に接続されて、画面上に画像を表示するディスプレイパネル47と、プロセッサー43に接続されて、プロセッサー43に向けて利用者の指示やデータを入力するユーザーインターフェイス48とを備える。ここでは、ユーザーインターフェイス48は、画像ごとに画面で検出される接触の座標値を特定するタッチスクリーンパネルを有する。タッチスクリーンパネルは、画面に表示される画像と、画面で検出される接触の座標値とに基づき、プロセッサー43に向けて利用者の指示やデータを入力する。プロセッサー43は通信回路49経由で携帯電話通信網18に無線で接続されることができる。その他、プロセッサー43はWiFi(登録商標)回路(図示されず)経由でWiFiルーターに無線で接続されることができる。WiFiルーターはインターネット12にWiFi回路を接続する。
インターネット端末17は、同様に、ASPサーバー13のプロセッサー26に接続されてプロセッサー26との間でデータを送受信するCPU(中央演算処理装置)と、当該CPUに接続されて、洗車予約アプリケーションプログラムやQRコードの画像データ、その他のプログラムやデータを格納する記憶手段と、CPUに接続されて、画面上に画像を表示するディスプレイパネルと、CPUに接続されて、CPUに向けて利用者の指示やデータを入力するユーザーインターフェイスとを備えればよい。ここでは、ユーザーインターフェイスはキーボードやマウスを有する。CPUはLANボード経由でインターネット12に接続されることができる。
インターネット端末17にはプリンター51が接続されることができる。プリンター51はテキストデータやイメージデータに基づき印刷用紙の紙面に文字列や画像を印刷することができる。テキストデータやイメージデータは例えばCPUからプリンター51に供給されることができる。
個々の洗車機21Aa、21Ab、21Ac、21Ba、21Bb、21Caは、車両を水洗いする洗い装置52と、洗い装置52に接続されて、入力される指示に従って洗い装置52の動作を指定する受付装置53とを備える。洗い装置52では、例えば、車両を跨いで前後方向に車両に対して相対的に移動する門型フレームに、車両の前面および上面を洗浄するトップブラシと、車両の左右側面を洗浄する左右のサイドブラシと、車両の前面および上面に空気を吹き付けるトップノズルと、車両の左右側面に空気を吹き付けるサイドノズルとが支持される。ここでは、洗い装置52の構造は一般の洗車機と同様であって、詳細な説明は割愛される。
受付装置53は、読み取り手段54、照合手段55および判定手段56として機能するプロセッサー(MPU)57と、プロセッサー57に接続されて、撮像素子に結像される像に基づき撮像信号を出力する撮像装置(カメラ)58と、プロセッサー57に接続されて、洗車受付プログラム59、洗車受付データベース61および洗車履歴データベース62を格納する記憶手段63と、プロセッサー57に接続されて、画面上に画像を表示するディスプレイパネル64と、プロセッサー57に接続されて、プロセッサー57に向けて利用者の指示を入力するユーザーインターフェイス65とを備える。洗車受付データベース61には1回の洗車を識別する識別子が登録される。ここでは、識別子には「発行シリアルID」データが用いられる。「発行シリアルID」データは過去の洗車で受け付けられたイベントデータから抽出される。洗車履歴データベース62には1回の洗車ごとに洗車機の動作を特定する洗車履歴データが登録される。洗車履歴データは、例えばトップブラシ、サイドブラシ、トップノズルおよびサイドノズルに対する制御信号に基づき作成されることができる。洗車履歴データは洗車受付データベース61で対応する識別子に紐付けられる。
受付装置53で洗車受付プログラム59が実行されると、受付装置53では洗車受付アプリケーションが動作する。洗車受付アプリケーションの働きでプロセッサー57では読み取り手段54,照合手段55および判定手段56は確立される。読み取り手段54は、撮像装置58から出力される撮像信号に基づきQRコードを解読する。解読で取得されたイベントデータは例えばメモリー(図示されず)に一時的に記憶される。
照合手段55は、自機に記憶される自機「機種ID」および自機「洗車機ID」に、QRコードの解読で取得された「機種ID」および「洗車機ID」を照らし合わせる。解読された「機種ID」および「洗車機ID」が自機を特定する「機種ID」および「洗車機ID」に一致すると、判定手段56は洗車を許可する。一致しなければ、判定手段56は洗車を回避する。判定手段56はディスプレイパネル64の画面に「この洗車機ではお取り扱いできません」といった文字列を表示する。
次に洗車システム11の動作を説明する。利用者がスマートフォン端末19で洗車予約アプリケーションプログラム44の実行に応じて洗車予約アプリケーション(以下「モバイルアプリ」という)を起動すると、利用者にはログインIDおよびパスワードの入力が促される。モバイルアプリは事前にスマートフォン端末19にインストールされる。ログインIDおよびパスワードが承認されると、スマートフォン端末19のモバイルアプリはASPサーバー13の洗車管理アプリケーションに接続される。こうしてスマートフォン端末19のプロセッサー43とASPサーバー13のプロセッサー26との間で暗号通信は実現される。
会員の認証に応じて、ASPサーバー13のQRコード発行手段23は会員データベース31に基づき「会員ID」および「会員種別」を認識することができる。ここでは、モバイルアプリは個々の洗車場15A、15B、15Cごとに提供される。モバイルアプリはディスプレイパネル47の画面に個々の洗車場15A、15B、15Cに固有の画像を表示する。モバイルアプリはスマートフォン端末19からASPサーバー13に向かって「店舗ID」データを送信する。したがって、ASPサーバー13のQRコード発行手段23は洗車機データベース29に基づき「運営者ID」「店舗ID」を特定することができる。「店舗ID」に基づき対象の洗車機は絞り込まれることができる。
利用者には洗車機の選択が促される。受付手段22は、プロセッサー43に向けて、選択肢の洗車機を特定する画像データ(およびテキストデータ)を送信する。ディスプレイパネル47の画面には選択肢の画像が表示される。画像に基づき利用者は1つの洗車機を選択する。ユーザーインターフェイス48の操作に基づき選択は入力される。洗車機の選択はASPサーバー13の受付手段22に送信される。選択に基づきASPサーバー13のQRコード発行手段23は「機種ID」および「洗車機ID」を特定することができる。
洗車機が決定されると、受付手段22は洗車機データベース29に基づき洗車機に割り当てられた「洗車コースID」および「オプションID」を特定する。受付手段22は、プロセッサー43に向けて、選択肢の洗車コースを特定する画像データ(およびテキストデータ)や、選択肢のオプションを特定する画像データ(およびテキストデータ)を送信する。ディスプレイパネル47の画面には「洗車コース」の選択肢や「オプション」の選択肢が表示される。画像に基づき利用者は1つの「洗車コース」および「オプション」を選択する。ユーザーインターフェイス48の操作に基づき選択は入力される。こうしてASPサーバー13のQRコード発行手段23は「洗車コースID」および「オプションID」を特定することができる。
受付手段22は洗車機データベース29に基づき洗車機に関連づけられた「装備品ID」を特定する。受付手段22は、プロセッサー43に向けて、装備品を特定する画像データ(およびテキストデータ)を送信する。ディスプレイパネル47の画面には装備品の選択肢が表示される。画像に基づき利用者は該当する装備品を選択する。ユーザーインターフェイス48の操作に基づき選択は入力される。こうしてASPサーバー13のQRコード発行手段23は「装備品ID」を特定することができる。
受付手段22は、プロセッサー43に向けて、洗車イベントの確認画面を特定する画像データを送信する。ディスプレイパネル47の画面には「内容確認」の画像が表示される。ユーザーインターフェイス48の操作に基づき洗車イベントが承認されると、受付手段22は決済手続きを実行する。決済が完了すると、QRコード発行手段23は洗車予約データベース28にイベントデータを登録する。イベントデータの成立に応じてQRコード発行手段23はQRコードを発行する。発行されたQRコードの画像データはプロセッサー43に向けて送信される。QRコードの画像データ45はスマートフォン端末19のメモリー46に格納される。ここでは、QRコードの画像データ45は上書きされる。1つのスマートフォン端末19で新しいQRコードが発行されると、古いQRコードは消去される。図3に示されるように、QRコード66はディスプレイパネル47の画面に表示されることができる。
洗車にあたって利用者は対象の洗車場に車両を乗り付ける。このとき、利用者はスマートフォン端末19を持参する。インターネット端末17から洗車が予約された場合には、プリンター51でプリントアウトされたQRコードが持参されればよい。画面に表示されたQRコード66は受付装置53の撮像装置58に翳される。読み取り手段54は撮像装置58の撮像信号からQRコード66を解読する。イベントデータは復元される。イベントデータは一時的にメモリーに格納される。
照合手段55は、自機「機種ID」および自機「洗車機ID」(自機を特定する洗車機識別子)に、解読で取得された「機種ID」および「洗車機ID」(洗車機識別子)を照らし合わせる。解読で取得された洗車機識別子が自機を特定する洗車機識別子に一致すると、判定手段56は洗車を許可する。一致しなければ、受付装置53は利用者に洗車不可を通知する。受付装置53のディスプレイパネル64は画面に「この洗車機ではお取り扱いできません」の文字列を表示する。
洗車が許可されると、受付装置53はディスプレイパネル64の画面に「内容確認」の画像を表示する。ユーザーインターフェイス65の操作に応じて洗車イベントの内容が承認されると、洗車は開始される。受付装置53ではイベントデータから「発行シリアルID」が抽出される。「発行シリアルID」は洗車受付データベース61に登録される。洗車機21Aaの動作は洗車履歴データとして洗車履歴データベース62に登録される。ここでは、洗車履歴データは登録された「発行シリアルID」に紐付けられる。こうしてイベントデータは実際の洗車履歴に基づき検証されることができる。洗車が途中で中止された場合には、洗車受付データベース61から対応の「発行シリアルID」は削除される。こうして洗車が未了の場合には同一のQRコード66は再び使用されることができる。
利用者は会員データベース31の「会員種別」データに基づき「スポット会員」「プリペイド会員」「マンスリー会員」に分類される。スポット会員は決済にあたって例えばクレジットカードを利用することができる。ディスプレイパネル47の画面では「カード番号」「有効期限」「名前」「セキュリティコード」の入力が促される。スポット会員はユーザーインターフェイス48の働きで決済会社に「カード番号」「有効期限」「名前」「セキュリティコード」のテキストデータを送信することができる。「カード番号」「有効期限」「名前」「セキュリティコード」のテキストデータは会員情報として会員データベース31に予め登録されていてもよい。決済会社から承認を得ることでスポット会員は洗車の代金を支払うことができる。
プリペイド会員は事前に運営者に予め決められた金額の金銭価値を預ける。モバイルアプリの起動時に、会員の認証に応じて、ASPサーバー13の決済手段24は「会員ID」データ36bに基づきプリペイド決済データベース33から「会員ID」に固有の価値管理データ36を特定する。受付手段22は、特定された価値管理データ36に基づき、当該プリペイド会員向けの案内を特定する画像データ(およびテキストデータ)を生成する。生成された画像データ(およびテキストデータ)は通知データとしてスマートフォン端末19のプロセッサー43に向けて送信される。画像データ(およびテキストデータ)には、残高の総額を特定する「総残高」データと、「会員ID」に固有の価値管理データの中から最も早く到来する有効期限を特定する「期限」データと、当該有効期限に紐付けられ「残高」データを特定する「期限残高」データと、「チャージする+」ボタンを特定する画像データと、「チャージ取引履歴」ボタンを特定する画像データとが含まれる。図4(a)に示されるように、ディスプレイパネル47の画面には案内画像67が表示される。案内画像67には、「総残高」の数値を特定する文字列68、「期限」の年月日を特定する文字列69、「期限残高」の数値を特定する文字列71、「チャージする+」ボタン72、および、「チャージ取引履歴」ボタン73が含まれる。
「総残高」データの算出にあたって決済手段24は「チャージ日時」データ36jに基づき有効期限内の価値管理データ36を特定する。例えば2020年6月1日にプリペイド会員「taro_1357」がログインすると、決済手段24は「000000002」の「残高」データ36fおよび「000000004」の「残高」データ36fに基づき「総残高」データを算出する。「チャージ日時」データ36jから3ヶ月を経過した「000000001」の「残高」データ36fは算入されない。「総残高」データとして「4000円」が特定される。
このとき、決済手段24は、有効期限内の価値管理データ36の中から、最も早く到来する有効期限を特定する「期限」データ36jを抽出する。2020年6月1日にプリペイド会員「taro_1357」がログインした場合には、決済手段24は「000000002」の「残高」データ36fを特定することができる。こうして「期限」データおよび「期限残高」データは取得されることができる。
金銭価値の預け入れにあたってプリペイド会員は例えば案内画像67で「チャージする+」ボタン72をタップする。「チャージする+」ボタン72がタップされると、スマートフォン端末19のプロセッサー43からASPサーバー13の受付手段22に要求信号は送信される。受付手段22は、プロセッサー43に向けて、預け入れられる金額の選択肢を特定する画像データ(およびテキストデータ)を送信する。図4(b)に示されるように、ディスプレイパネル47の画面には選択肢の画像が表示される。ここでは、選択肢の画像には、「1000円」ボタン74a、「2000円」ボタン74b、「3000円」ボタン74c、および「5000円」ボタン74dが含まれる。
画像に基づき利用者は1つの金額ボタン(例えば「5000円」ボタン74d)を選択する。ユーザーインターフェイス48の操作に基づき選択は入力される。金額ボタンの選択はASPサーバー13の受付手段22に送信される。受付手段22は金額ボタンの選択に応じて預け入れの確認画面を特定する画像データを生成する。確認画面の画像データは受付手段22からプロセッサー43に向けて送信される。図4(c)に示されるように、ディスプレイパネル47の画面には「預け入れ確認」の画像75が表示される。「チャージする」ボタン76がタップされ預け入れが承認されると、決済手段24は決済を実施する。プリペイド会員は決済にあたって例えばクレジットカードを利用することができる。
このとき、決済手段24は、選択された金額に応じてプリペイド決済データベース33内に1つの価値管理データ36を生成する。例えば、図2の番号「000000006」で特定されるように、生成された価値管理データ36では選択された金額が「チャージ額」データ36dに登録される。そして、「使用額」データ36eは「0(ゼロ)」であることから、「残高」データ36fには「チャージ額」データ36dの金額がそのまま反映される。決済手段24は価値管理データ36の生成にあたって「チャージ額」データ36dに「チャージ日時」データ36jを組み合わせる。
QRコードの発行にあたって決済手段24は利用者に請求される代金を特定する代金データを生成する。代金データは例えば「洗車コースID」データおよび「オプションID」データに基づき算出されることができる。例えば、プリペイド会員「tanatana」が2000円の代金を支払う場合には、図5に示されるように、決済手段24は番号「000000006」の価値管理データ36で「使用額」データ36eを「2000」に書き換える。「残高」データ36fは「3000」に書き換えられる。こうしてプリペイド会員は洗車の代金を支払うことができる。
プリペイド会員「takashi」が2000円の代金を支払う場合には、決済手段24は、プリペイド会員「takashi」に関して期限データに基づき最も早く到来する有効期限の価値管理データ36を選択し、選択された価値管理データ36で特定される「チャージ額」から代金データで特定される代金を充当し、「チャージ額」の残り分を算出し残り分を特定する「残高」データ36fを生成する。価値管理データ36では「使用額」データ36eに「2000」が加えられる。ここでは、期限データに基づき「000000003」の価値管理データ36が選択されるものの、「使用額」データ36eが「チャージ額」データ36dを超過する。言い換えると、代金の充当にあたって「残高」データ36fは代金を下回ることから「チャージ額」に不足が生じる。図6に示されるように、「000000003」の「使用額」データ36eは「3000」に書き換えられる。「000000003」の「残高」データ36fは「0(ゼロ)」に書き換えられる。
こうして不足が生じると、決済手段24は、選択された価値管理データ36の有効期限の次に到来する有効期限の価値管理データ36を選択し、選択された価値管理データ36で特定される「チャージ額」から代金データで特定される代金の不足分を充当し、「チャージ額」の残り分を算出し残り分を特定する「残高」データ36fを生成する。ここでは、図6に示されるように、「000000005」の「使用額」データ36eは代金の不足分「1000」に書き換えられる。「000000005」の「残高」データ36fは「2000」に書き換えられる。
決済手段24は、期限データで特定される有効期限に予め決められた期限を照らし合わせ、「チャージ額」データ36dの期限切れを検出する。検出にあたって「チャージ日時」データ36jに基づき価値管理データ36は抽出される。期限切れの「チャージ額」データ36dが検出されると、決済手段24は、期限切れの金銭価値を特定する期限切れデータを生成する。期限切れデータは、期限切れの日時に特定される「残高」データ36fに相当する。決済手段24は、図7に示されるように、「期限切れ額」データ36gに「残高」データ36fを転記する。
プリペイド会員はスマートフォン端末19で取引の履歴を確認することができる。履歴の確認にあたってプリペイド会員は例えば案内画像67で「チャージ取引履歴」ボタン73をタップする。「チャージ取引履歴」ボタン73がタップされると、スマートフォン端末19のプロセッサー43からASPサーバー13の受付手段22に要求信号は送信される。受付手段22は、プロセッサー43に向けて、取引の履歴を特定する画像データ(およびテキストデータ)を送信する。図8に示されるように、ディスプレイパネル47の画面には取引履歴の画像77が表示される。画像は、案内画像67と同様に、「総残高」の数値を特定する文字列78、「期限」の年月日を特定する文字列79、「期限残高」の数値を特定する文字列81、および、「チャージする」ボタン82を含むことができる。「チャージする」ボタン82は案内画像67の「チャージする+」ボタン72と同様に機能することができる。
取引履歴の画像77には、決められた構図に従って、「取引名」を特定する文字列83および「取引金額」の数値を特定する文字列84が含まれる。「取引名」に応じて画像は設定される。ここでは、「取引名」は例えば「チャージ」「支払い」「失効」に分類される。「チャージ」には、チャージの日時を特定する文字列85、および、有効期限を特定する文字列86が追記される。「支払い」には、支払いの日時を特定する文字列87が追記される。「失効」には、失効の日時を特定する文字列88が追記される。増額の場合には「取引金額」の先頭に「+」の文字列が付加される。減額の場合には「取引金額」の先頭に「-」の文字列が付加される。
マンスリー会員は、決済にあたって例えばクレジットカードを利用することができる。ディスプレイパネル47の画面では「カード番号」「有効期限」「名前」「セキュリティコード」の入力が促される。マンスリー会員はユーザーインターフェイス48の働きで決済会社に「カード番号」「有効期限」「名前」「セキュリティコード」のテキストデータを送信することができる。「カード番号」「有効期限」「名前」「セキュリティコード」のテキストデータは会員情報として会員データベース31に予め登録されていてもよい。決済会社から承認を得ることでマンスリー会員はマンスリーの会費を支払うことができる。会費の支払いは1ヶ月ごとに自動更新されてもよい。
その他、代金データの生成にあたって決済手段24は「スポット会員」「プリペイド会員」「マンスリー会員」ごとに「洗車コース」および「オプション」の単価を設定することができる。ここでは、記憶手段39に単価テーブルが格納される。単価テーブルは例えば個々の洗車機ごとに洗車機データベース29に紐付けられる。単価テーブルでは、「スポット会員」「プリペイド会員」「マンスリー会員」ごとに「洗車コース」および「オプション」の単価が記述される。イベントデータで「機種ID」「洗車機ID」「洗車コースID」「オプションID」「会員種別」が特定されると、イベントデータごとに「決済金額」は特定されることができる。こうして「会員種別」ごとに単価が設定されることで、「スポット会員」に対して「プリペイド会員」よりも高い「洗車コース」や「オプション」の単価は設定されることができる。
本実施形態に係る洗車システム11ではASPの管理者はすべての運営者の売上を確認することができる。売上の確認にあたってASPの管理者は管理者端末14で決済管理アプリケーションプログラムを実行する。決済管理アプリケーションは起動する。管理者にはログインIDおよびパスワードの入力が促される。ログインIDおよびパスワードが承認されると、管理者端末14の決済管理アプリケーションはASPサーバー13の洗車管理アプリケーションに接続される。こうして管理者端末14のプロセッサーとASPサーバー13のプロセッサー26との間で暗号通信は実現される。決済管理アプリケーションは売上通知手段25に向かって決済管理データの送信を要求する。要求に応じて売上通知手段25は管理者端末14に向かって決済管理データを送信する。
図9に示されるように、決済管理データ91は、「スポット会員」の売上額を特定する「金額」データ92と、「プリペイド会員」から預け入れられた金銭価値の総額を特定する「チャージ額」データ93と、「プリペイド会員」の売上額を特定する「使用額」データ94と、「マンスリー会員」の売上額を特定する「金額」データ95と、「スポット会員」「プリペイド会員」および「マンスリー会員」の総売上額を特定する「合計額」データ96とを含む。売上通知手段25は、決済管理データ91の生成にあたって、スポット決済データベース32から「決済金額」データを取得し、プリペイド決済データベース33から「チャージ額」データ36dおよび「使用額」データ36eを取得し、マンスリー決済データベース34から「マンスリー会費」データを取得する。「決済金額」データは「発行日時」データに基づき特定の期間に絞られてもよい。「チャージ額」データ36dは「チャージ日時」データ36jに基づき特定の期間に絞られてもよい。「使用額」データは「使用額」の使用日時を特定する「使用日時」データに基づき特定の期間に絞られてもよい。「マンスリー会費」データは「登録日時」データに基づき特定の期間に絞られてもよい。いずれも、期間は例えば管理者端末14のユーザーインターフェイスで指定されることができる。
「スポット会員」の「金額」データ92には、洗車の回数を特定する「取引数」データ97aと、洗車の平均単価を特定する「単価」データ97bとが紐付けられる。「プリペイド会員」の「使用額」データ94には、洗車の回数を特定する「取引数」データ98aと、洗車の平均単価を特定する「単価」データ98bとが紐付けられる。「マンスリー会員」の「金額」データ95には、洗車の回数を特定する「取引数」データ99aと、洗車の平均単価を特定する「単価」データ99bとが紐付けられる。「スポット会員」の「金額」データ92、「プリペイド会員」の「チャージ額」データ93および「マンスリー会員」の「金額」データ95はクレジットカード払いや銀行振込、電子マネー払いといった決済方法ごとに仕分けられることができる。したがって、ASPの管理者は個々の決済会社との決済額を確認することができる。
売上通知手段25は、「運営者ID」データ36cに基づき「決済金額」データ、「チャージ額」データ36d、「使用額」データ36eおよび「マンスリー会費」データを仕分けることができる。したがって、図9に示されるように、決済管理データ91の表示にあたって「金額」データ92、「取引数」データ97a、「単価」データ97b、「チャージ額」データ93、「使用額」データ94、「取引数」データ98a、「単価」データ98b、「金額」データ95、「取引数」データ99aおよび「単価」データ99bは運営者ごとに仕分けられることができる。管理者端末14では、「金額」データ92、「取引数」データ97a、「単価」データ97b、「チャージ額」データ93、「使用額」データ94、「取引数」データ98a、「単価」データ98b、「金額」データ95、「取引数」データ99aおよび「単価」データ99bは仕分けられた形でディスプレイパネルの画面に表示されることができる。こうしてASPの管理者は個々の運営者ごとに決済額を確認することができる。
売上通知手段25は、「店舗ID」データに基づき「決済金額」データ、「チャージ額」データ36d、「使用額」データ36eおよび「マンスリー会費」データを仕分けることができる。したがって、図9に示されるように、決済管理データ91の表示にあたって「金額」データ92、「取引数」データ97a、「単価」データ97b、「チャージ額」データ93、「使用額」データ94、「取引数」データ98a、「単価」データ98b、「金額」データ95、「取引数」データ99aおよび「単価」データ99bは洗車場ごとに仕分けられることができる。管理者端末14では、「金額」データ92、「取引数」データ97a、「単価」データ97b、「チャージ額」データ93、「使用額」データ94、「取引数」データ98a、「単価」データ98b、「金額」データ95、「取引数」データ99aおよび「単価」データ99bは仕分けられた形でディスプレイパネルの画面に表示されることができる。こうしてASPの管理者は個々の洗車場ごとに決済額を確認することができる。
本実施形態に係る洗車システム11では運営者(ここでは、XX社またはYY社)は自社の売上を確認することができる。運営者は運営する洗車場ごとに売上を確認することができる。売上の確認にあたって運営者は運営者端末16で売上管理アプリケーションプログラムを実行する。売上管理アプリケーションは起動する。運営者にはログインIDおよびパスワードの入力が促される。ログインIDおよびパスワードが承認されると、運営者端末16の売上管理アプリケーションはASPサーバー13の洗車管理アプリケーションに接続される。こうして運営者端末16のプロセッサー38とASPサーバー13のプロセッサー26との間で暗号通信は実現される。売上管理アプリケーションは売上通知手段25に向かって売上データの送信を要求する。要求に応じて売上通知手段25は運営者端末16に向かって売上データを送信する。売上データは1運営者に紐付けられる売上に制限される。
図10に示されるように、売上データ101は、「スポット会員」の売上額を特定する「金額」データ102と、「プリペイド会員」から預け入れられた金銭価値の総額を特定する「チャージ額」データ103と、「プリペイド会員」の売上額を特定する「使用額」データ104と、「マンスリー会員」の売上額を特定する「金額」データ105と、「スポット会員」「プリペイド会員」および「マンスリー会員」の総売上額を特定する「合計額」データ106とを含む。売上通知手段25は、売上データ101の生成にあたって、スポット決済データベース32から「決済金額」データを取得し、プリペイド決済データベース33から「チャージ額」データ36dおよび「使用額」データ36eを取得し、マンスリー決済データベース34から「マンスリー会費」データを取得する。「決済金額」データ、「チャージ額」データ36d、「使用額」データ36eおよび「マンスリー会費」データは「運営者ID」データに基づき抽出されることができる。したがって、運営者ごとに固有に売上データ101は生成される。1運営者の売上データ101は他の運営者の売上データ101から識別される。「決済金額」データは「発行日時」データに基づき特定の期間に絞られてもよい。「チャージ額」データ36dは「チャージ日時」データ36jに基づき特定の期間に絞られてもよい。「使用額」データ36eは「使用額」の使用日時を特定する「使用日時」データに基づき特定の期間に絞られてもよい。「マンスリー会費」データは「登録日時」データに基づき特定の期間に絞られてもよい。いずれも、期間は例えば運営者端末16のユーザーインターフェイス42で指定されることができる。
「スポット会員」の「金額」データ102には、洗車の回数を特定する「取引数」データ107aと、洗車の平均単価を特定する「単価」データ107bとが紐付けられる。「プリペイド会員」の「使用額」データ104には、洗車の回数を特定する「取引数」データ108aと、洗車の平均単価を特定する「単価」データ108bとが紐付けられる。「マンスリー会員」の「金額」データ105には、洗車の回数を特定する「取引数」データ109aと、洗車の平均単価を特定する「単価」データ109bとが紐付けられる。「スポット会員」の「金額」データ102、「プリペイド会員」の「チャージ額」データ103および「マンスリー会員」の「金額」データ105はクレジットカード払いや銀行振込、電子マネー払いといった決済方法ごとに仕分けられることができる。したがって、運営者はASPとの決済額を確認することができる。
売上通知手段25は、「店舗ID」データに基づき「決済金額」データ、「チャージ額」データ36d、「使用額」データ36eおよび「マンスリー会費」データを仕分けることができる。したがって、図10に示されるように、売上データ101の表示にあたって「金額」データ92、「取引数」データ97a、「単価」データ97b、「チャージ額」データ93、「使用額」データ94、「取引数」データ98a、「単価」データ98b、「金額」データ95、「取引数」データ99aおよび「単価」データ99bは洗車場ごとに仕分けられることができる。「金額」データ102、「取引数」データ107a、「単価」データ107b、「チャージ額」データ103、「使用額」データ104、「取引数」データ108a、「単価」データ108b、「金額」データ105、「取引数」データ109aおよび「単価」データ109bは仕分けられた形でディスプレイパネル41の画面に表示されることができる。こうして運営者は個々の洗車場ごとに売上を確認することができる。
その他、洗車システム11は、インターネット12に接続されて、個々の洗車場15A、15B、15Cに配置される店舗管理端末を備えてもよい。店舗管理端末は、例えばアプリケーションプログラムの実行に応じてインターネット12経由でASPサーバー13に接続される。店舗管理端末は、ASPサーバー13のプロセッサー26に接続されてプロセッサー26との間でデータを送受信するCPU(中央演算処理装置)と、当該CPUに接続されて、売上管理アプリケーションプログラム、その他のプログラムやデータを格納する記憶手段と、CPUに接続されて、画面上に画像を表示するディスプレイパネルと、CPUに接続されて、CPUに向けて利用者の指示やデータを入力するユーザーインターフェイスとを備えればよい。ここでは、ユーザーインターフェイスはキーボードやマウスを有する。CPUはLANボード経由でインターネット12に接続されることができる。
店舗管理端末で売上管理アプリ-ケーションプログラムが実行されると、店舗管理端末では売上管理アプリケーションが動作する。売上管理アプリケーションは、インターネット12経由でASPサーバー13のプロセッサー26に接続されてプロセッサー26との間でテキストデータや画像データを送受信する。1洗車場の管理者は、スポット決済データベース32、プリペイド決済データベース33およびマンスリー決済データベース34に基づき洗車の売上を管理することができる。
図11に示されるように、売上データ111は、「スポット会員」の売上額を特定する「金額」データ112と、「プリペイド会員」から預け入れられた金銭価値の総額を特定する「チャージ額」データ113と、「プリペイド会員」の売上額を特定する「使用額」データ114と、「マンスリー会員」の売上額を特定する「金額」データ115と、「スポット会員」「プリペイド会員」および「マンスリー会員」の総売上額を特定する「合計額」データ116とを含む。売上通知手段25は、売上データ111の生成にあたって、スポット決済データベース32から「決済金額」データを取得し、プリペイド決済データベース33から「チャージ額」データ36dおよび「使用額」データ36eを取得し、マンスリー決済データベース34から「マンスリー会費」データを取得する。「決済金額」データ、「チャージ額」データ36d、「使用額」データ36eおよび「マンスリー会費」データは「店舗ID」データに基づき抽出されることができる。したがって、洗車場ごとに固有に売上データ111は生成される。1洗車場の売上データ111は他の洗車場の売上データ111から識別される。「決済金額」データは「発行日時」データに基づき特定の期間に絞られてもよい。「チャージ額」データ36dは「チャージ日時」データ36jに基づき特定の期間に絞られてもよい。「使用額」データ36eは「使用額」の使用日時を特定する「使用日時」データに基づき特定の期間に絞られてもよい。「マンスリー会費」データは「登録日時」データに基づき特定の期間に絞られてもよい。いずれも、期間は例えば店舗管理端末のユーザーインターフェイスで指定されることができる。
「スポット会員」の「金額」データ112には、洗車の回数を特定する「取引数」データ117aと、洗車の平均単価を特定する「単価」データ117bとが紐付けられる。「プリペイド会員」の「使用額」データ114には、洗車の回数を特定する「取引数」データ118aと、洗車の平均単価を特定する「単価」データ118bとが紐付けられる。「マンスリー会員」の「金額」データ115には、洗車の回数を特定する「取引数」データ119aと、洗車の平均単価を特定する「単価」データ119bとが紐付けられる。「スポット会員」の「金額」データ112、「プリペイド会員」の「チャージ額」データ113および「マンスリー会員」の「金額」データ115はクレジットカード払いや銀行振込、電子マネー払いといった決済方法ごとに仕分けられることができる。
本実施形態では、イベントデータにさらに「使用期限日」データが設定されてもよい(追加されてもよい)。「使用期限日」データはQRコードの有効期限を特定する。「有効期限」は、例えば4ケタの西暦「YYYY」、4ケタの月日「MMDD」および6ケタの時刻「hhmmss」を表現する半角数字で構成されることができる。「有効期限」は例えば「発行日時」から1~30日で任意に設定されることができる。その他、「有効期限」が非作動に設定されると、「有効期限日」データには「0(ゼロ)」値が設定されてもよい。
イベントデータにはさらに「未決済フラグ」データが設定されてもよい(追加されてもよい)。「未決済フラグ」データは決済の完了または未了を特定する。例えば、決済が完了すれば、「未決済フラグ」データには「0(ゼロ)」値が書き込まれる。決済が済んでいなければ「未決済フラグ」データには「1」値が書き込まれる。QRコードの発行にあたってASPサーバー13のQRコード発行手段23は決済手続きの完了または未了を判定する。「未決済フラグ」の確立にあたってスポット会員のスマートフォン端末19ではモバイルアプリの働きに応じてディスプレイパネル47の画面に決済または未決済を選択する画像が表示されればよい。ユーザーインターフェイス48の操作に応じて決済または未決済は選択されることができる。洗車機の受付装置53でQRコード66の解読に応じてイベントデータに「決済」が確認されると、そのまま洗車は開始される。イベントデータに「未決済」が確認されると、受付装置53はディスプレイパネル64の画面に現金決済を促す画像を表示する。利用者は、受付装置53に現金を投入することで決済を済ますことができる。こうして受付装置53で現金決済が確認されると、洗車は開始される。
モバイルアプリは個々の運営者(XX社またはYY社)ごとに提供されてもよい。この場合には、モバイルアプリは、例えば、洗車機の選択に先立って利用者に洗車場の選択を促す。ASPサーバー13の受付手段22は、プロセッサー43に向けて、選択肢の洗車場を特定する画像データ(およびテキストデータ)を送信する。ディスプレイパネル47の画面には選択肢の画像が表示される。画像に基づき利用者は1つの洗車場を選択する。ユーザーインターフェイス48の操作に基づき選択は入力される。洗車場の選択は受付手段22に送信される。選択に基づきASPサーバー13のQRコード発行手段23は「運営者ID」「店舗ID」を特定することができる。「店舗ID」に基づき対象の洗車機は絞り込まれることができる。
図12は本発明の第2実施形態に係る洗車システム11aの構成を概略的に示す。ここでは、個々の受付装置53はインターネット12経由でASPサーバー13に接続される。受付装置53には、ASPサーバー13から、洗車予約データベース28に登録されたイベントデータが供給される。イベントデータの供給に応じて少なくとも「発行シリアルID」データは記憶手段63に記憶される。受付装置53には、「機種ID」および「洗車機ID」で該当するイベントデータが供給されればよい。受付装置53は、ASPサーバー13から供給される「発行シリアルID」データにQRコードの解読で得られた「発行シリアルID」データを照らし合わせる。ASPサーバー13から供給される「発行シリアルID」データのいずれか1にQRコードの解読で得られた「発行シリアルID」データが一致すれば、判定手段56は洗車を許可する。このとき、受付装置53はASPサーバー13から供給される「発行シリアルID」データを消去すればよい。洗車が完了したら、受付装置53はASPサーバー13に洗車の完了を通知することができる。こうしてASPサーバー13では洗車の完了後に決済処理を実施することができる。
ASPサーバー13から供給される「発行シリアルID」データのいずれか1にQRコードの解読で得られた「発行シリアルID」データが一致しなければ、判定手段56は洗車を回避する。判定手段56はディスプレイパネル64の画面に「この洗車機ではお取り扱いできません」といった文字列を表示する。
11…洗車システム、12…インターネット、16…運営者の端末、24…処理装置(決済手段)、25…通知装置(売上通知手段)、21Aa…洗車機、21Ab…洗車機、21Ac…洗車機、21Ba…洗車機、21Bb…洗車機、21Ca…洗車機、66…QRコード、101…売上データ。

Claims (6)

  1. インターネットに接続されて、洗車の動作を特定するQRコード(登録商標)を発行し、前記QRコードの発行に応じて決済処理を、洗車機の動作と切り離して洗車前に実行する処理装置と、
    発行された前記QRコードを解読し、記述された動作に応じて動作する洗車機と、
    前記洗車機の運営者ごとに前記決済処理で生じた売上を特定する売上データを生成し、前記運営者の端末に向けて送信する通知装置と
    を備えることを特徴とする洗車システム。
  2. インターネットに接続されて、洗車の動作を特定する動作データを発行し、前記動作データの発行に応じて決済処理を、洗車機の動作と切り離して洗車前に実行する処理装置と、
    発行された前記動作データを解読し、記述された動作に応じて動作する洗車機と、
    前記洗車機の運営者ごとに前記決済処理で生じた売上を特定する売上データを生成し、前記運営者の端末に向けて送信する通知装置と
    を備えることを特徴とする洗車システム。
  3. 前記処理装置は、複数台の洗車機の中から選択された特定の洗車機における洗車の動作を特定するQRコード(登録商標)を発行し前記QRコードの発行に応じて決済処理を実行し、前記特定の洗車機は、発行された前記QRコードを解読し記述された動作に応じて動作前記通知装置は、前記複数台の洗車機の運営者ごとに前記決済処理で生じた売上を特定する売上データを生成し前記運営者の端末に向けて送信することを特徴とする請求項1に記載の洗車システム。
  4. 前記処理装置は、複数台の洗車機の中から選択された特定の洗車機における洗車の動作を特定する動作データを発行し前記動作データの発行に応じて決済処理を実行し、前記特定の洗車機は、発行された前記動作データを解読し記述された動作に応じて動作前記通知装置は、前記複数台の洗車機の運営者ごとに前記決済処理で生じた売上を特定する売上データを生成し前記運営者の端末に向けて送信することを特徴とする請求項2に記載の洗車システム。
  5. 前記通知装置は、前記処理装置が実行した決済処理に基づいて前記売上データを生成し、前記運営者の端末に向けて送信することを特徴とする請求項1または請求項3に記載の洗車システム。
  6. 前記通知装置は、前記処理装置が実行した決済処理に基づいて前記売上データを生成し、前記運営者の端末に向けて送信することを特徴とする請求項2または請求項4に記載の洗車システム。
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