JP7428964B2 - 乾燥装置及び印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、乾燥装置及び印刷装置に関する。
液体を付着させて印刷をする印刷装置に用いる乾燥装置において、液体が付着した媒体を搬送しながら加熱して乾燥させる乾燥装置が知られている。このような乾燥装置は、印刷装置とは別体で構成されることもある。
加熱手段にウェブを接触させて、ウェブに付着した水分を乾燥させることでコックリングを低減しつつ乾燥効率を向上させる乾燥装置が知られている(特許文献1を参照)。
特許文献1に開示されている乾燥装置は、加熱手段により発生した蒸気が乾燥装置内で、大量に結露する場合、結露回収機構では処理しきれずに閉空間から外部に結露水が漏れて乾燥対象を濡らす、という課題があった。
また、加熱装置が発する熱により、乾燥装置内の温度が乾燥装置の構成部材の実装環境温度よりも高温になると、構成部材に熱ダメージを与えてしまうという課題もあった。
本発明は、乾燥装置内で生じた結露水を回収しつつ、乾燥装置内の熱による内部構成部材への影響を抑制する乾燥装置を提供することを目的とする。
上記技術的課題を解決するため、本発明の一態様は、搬送される物体を乾燥させる乾燥装置に関し、液体が付着した物体を加熱する加熱部と、前記加熱部を囲むように配置され、前記加熱部により前記物体から生ずる蒸気による結露水を回収する結露水回収部と、を備え、前記結露水回収部は、外気を取り込む外気取込口の開口状態を可変させる開口可変部を備え、前記結露水回収部は周形状であり、前記外気取込口は前記結露回収部の下部に設けられる。
本発明によれば、閉空間内で生じた結露水を回収しつつ、閉空間内の熱による内部構成部材への影響を抑制する。
本発明に係る印刷装置の実施形態を示す構成図。 本発明に係る乾燥装置の実施形態の内部構成を示す構成図。 上記乾燥装置が備えるエアー吹付装置の例を示す斜視図。 上記エアー吹付装置の断面形状を示す断面斜視図。 上記乾燥装置が備える側板の表面の例を示す斜視図。 上記乾燥装置が備える側板の裏面の例を示す斜視図。 上記乾燥装置が備える結露水回収ポートの例を示す断面図。 上記乾燥装置が備える結露水回収部の全体構造を例示する斜視図。 上記乾燥装置が備える結露水回収部の例を示す斜視図。 上記結露水回収部が備える結露水回収構成の例を示す部分拡大斜視図。 上記エアー吹付装置が備える排気機構の例を示す斜視図。 上記排気機構が備える結露水回収構成の例を示す部分拡大図。 上記結露水回収部の一部を拡大した拡大図。 上記乾燥装置が備える開口可変部の駆動部を構成する構成図。 上記乾燥装置が備える乾燥制御部のハードウェア構成図。 上記乾燥装置が備える乾燥制御部の機能構成図。 上記乾燥装置の開口可変動作の例を示すフローチャート。 上記乾燥装置が備える移動部材の例を示す図。
以下、本発明に係る印刷装置及び乾燥装置の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[印刷装置の実施形態]
本発明に係る印刷装置の実施形態であるプリントシステム1は、図1に示すように、シート供給装置10と、液体付着部であるインクジェットプリンタ20と、本発明の実施形態の一つである乾燥装置30と、シート巻取装置40と、を組み合わせて構成される。
[シート供給装置10の概要]
シート供給装置10は、液体が付与されて搬送される乾燥対象の物体としての実施形態である連長の記録媒体であるシートPを供給する装置である。シート供給装置10は、シートPを保持する元巻きローラ102と、シートPをインクジェットプリンタ20に搬出する搬送ローラ112と、を備えている。
インクジェットプリンタ20は、搬送されてきたシートPに液体インクを吐出して画像を形成する画像形成部201を備える。また、インクジェットプリンタ20は、シートPへの画像形成制御、これに伴うシートPの搬送制御を行う制御部200を備えている。なお、制御部200は、インクジェットプリンタ20の動作の制御の他に、シート供給装置10,後述する乾燥装置30、シート巻取装置40の動作を制御してもよい。
[インクジェットプリンタ20の概要]
インクジェットプリンタ20は、シート供給装置10から搬送されるシートPに対して、所要の色の液体インクを吐出付与する液体吐出ヘッドを含む画像形成部201を有している。
画像形成部201は、例えば、シートPの搬送方向上流側から、4色分のフルライン型のインクジェットヘッド211が各色の液体インクに対応して設けられている。図1では、インクジェットヘッド211のうち、黒色インクに対応するものをヘッド211K、シアン色インクに対応するものとヘッド211C、マゼンタ色インクに対応するものをヘッド211M、黄色インクに対応するものをヘッド211Yとして表記している。なお、本実施形態では、シートPの搬送方向の上流側から、ヘッド211K、ヘッド211C、ヘッド211M、ヘッド211Yの順に配置されているが、この配置順に限定されるものではなく、任意の順番でよい。また、インクジェットヘッド211は、4色の液体インクに対応する構成に限定されるものではなく、さらに異なる色の液体インクに対応するインクジェットヘッド211を備えてもよい。
ではない。
シートPは、シート供給装置10が備える元巻きローラ102から繰り出され、搬送部103の搬送ローラ112によって、画像形成部201に対向して配置された搬送ガイド部材213上に送り出され、搬送ガイド部材213で案内されて搬送される。
[シート巻取装置40の概要]
シート巻取装置40は、巻取りローラ405と、排出ローラ414と、第一案内ローラ415と、第二案内ローラ416と、を備えている。
画像形成部201によって液体が付与されたシートPは、本発明に係る乾燥装置の実施形態である乾燥装置30を経て、第一案内ローラ415、第二案内ローラ416で案内される。案内されたシートPは、排出ローラ414によって送られて、巻取りローラ405に巻き取られる。
[乾燥装置30の概要]
次に、乾燥装置30の概要について説明する。乾燥装置30は、シートPに付着した処理液や液体インクなどの液体を乾燥させる装置であって、電熱、赤外線、熱風などによる熱エネルギーを加えることで水分を気化させる装置である。故に、乾燥装置30の内部には、気化した処理液や液体インクなどの蒸気が発生し、この蒸気は乾燥装置30の内部構造物において結露することがある。この結露により生ずる露(結露水)は、乾燥装置30の内部から排出すべき液体である。結露水の排出がされずに内部において漏れるようなことがあると、シートPに結露水が付着して、形成された画像を乱すなどの懸念がある。そこで、結露水は乾燥装置30の内部から外に漏れなく排出することが重要となる。
特に、高速で印刷をするプリントシステム1に用いられる乾燥装置30では、大量のシートPを短時間で乾燥できるものが好ましい。この場合、処理液や液体インクの気化による蒸気の量も多くなるので、これらの結露も多くの箇所で生ずることになる。故に、結露水が様々な箇所で発生し、その量も多くなる。この場合、結露水の回収が正常に行えないと、大量の結露水が乾燥装置30の内部に発生し、シートPを汚したり、乾燥装置30の動作を不安定にさせたりする可能性が高くなる。
したがって、本実施形態に係る乾燥装置30において、結露水の回収の確実性を向上させることは、シートPの汚れ防止、またシートPに形成された画像の品質を維持する観点や、乾燥装置30の動作の安定性を確保する観点において重要である。そこで、本実施形態に係る乾燥装置30は、結露水を確実に回収できる構成を備える。
より詳細には、気化した処理液などが結露して結露水となったものを回収する結露水回収構成として、流動(垂下)する状態になっている露を回収できるように構成されるパンなどに設けられた結露水の回収手段と、当該回収手段から結露水をタンクに送液する送液手段及び送液手段と複数の回収手段との接続を切り替える切替手段とを備える。そして、さらにポンプと切替手段との間に、この間の圧力を計測する計測手段を備え、回収手段からの結露水の回収できる状態を確実に確認できる構成を備える。
乾燥装置30は、閉空間の内部に加熱部材となる各種構成が配置され、液体が付与されたシートPを乾燥させるヒートローラユニット300と、ヒートローラユニット300の動作を制御する乾燥制御部310と、を有している。
[ヒートローラユニット300の概要]
図2は、ヒートローラユニット300を正面側からみた内部構成を示す図である。ヒートローラユニット300は、図面中の白抜き矢印で示す方向に乾燥対象物であるシートPを搬送しながら、シートPに付着した液体を乾燥させる。ヒートローラユニット300は、シートPの液体の付着面の反対面に接触してシートPを加熱する加熱部材である複数の加熱ローラ31(31A~31J)と、同じくシートPの液体が付与された面の反対面に接触してシートPを加熱する加熱部材である加熱ドラム32と、加熱ローラ31(31A~31J)にシートPを押し付ける押し付けローラ33(33A~33J)と、を備えている。
複数の加熱ローラ31は、加熱ドラム32の外周面に沿って、その円周方向において所定の間隔で配置されている。各加熱ローラ31の温度は、全て同一の温度で設定されるものでもよいし、それぞれ個別に最適な温度が設定されるものでもよい。例えば、シートPの搬送方向上流側の加熱ローラ31(31A)から、順に設定温度を高くしてもよい。また、加熱ローラ31の設定温度は、加熱ドラム32の設定温度よりも高温でなくてもよい。例えば、シートPを急激に高温にすると、シートPが急激に収縮して画像形成面にシワが生ずる可能性が高くなる。このような場合、シートPの温度上昇が段階的になるように加熱ローラ31の温度を段階的になるように調整して設定すればよい。なお、加熱ローラ31と加熱ドラム32の温度関係は、上記に例示したものに限定はされるものではない。加熱ローラ31と加熱ドラム32に対する温度設定は、シートPの素材や、画像形成材(液体インク)の種類、及び画像形成面に塗布される処理液の性質を最適なものに設定されればよい。したがって、乾燥装置30は、乾燥対象物に応じて、最適な温度関係となるように設定できる構成を備えればよい。
加熱ローラ31や加熱ドラム32によって与えられる熱エネルギーは、電熱、赤外線、熱風などによるものである。この熱エネルギーによって、シートPの画像形成面に付着していた処理液や液体インクの水分が気化して蒸気となる。
ヒートローラユニット300は、加熱ローラ31や加熱ドラム32によって加熱されるシートPの面の反対面側に空気を吹き付ける複数のエアー吹付装置34を複数備えている。エアー吹付装置34は、シートPに対する加熱によって生ずる蒸気を吹き飛ばすための装置であって気体吹付部を構成する。なお、エアー吹付装置34からシートPに吹き付けられる空気は、乾燥装置30内の空気、又は外気を取り込んだものであって、特に加熱されている空気でなくてもよい。また、エアー吹付装置34には、後述する排気ダクト362が接続されていて、シートPに空気を吹き出すともに、シートPの周囲の蒸気を含む空気を吸い込んで排気する構成も備えている。
エアー吹付装置34によって吹き飛ばされた蒸気の一部は排気構成によって排気されずに、ヒートローラユニット300の内部に漂う。乾燥装置30の内部に漂った蒸気は、装置内に配置されている構成の壁面で結露する。また、エアー吹付装置34によって外部に排出させる途中の蒸気が乾燥装置30の内部で結露する。
特に、エアー吹付装置34は、熱源である加熱ローラ31や加熱ドラム32の近傍に配置され、外装は加熱ローラ31や加熱ドラム32の温度よりも低いので結露が生じやすい。エアー吹付装置34の外装で結露が生じ、これが溜まって液化するとシートPや装置の内部に滴下することがある。この滴下する液体は結露水である。この結露水がシートPや装置の内部に落下しないように、これらを回収するための結露水回収部35がエアー吹付装置34の周囲に配置されている。結露水回収部35は、本実施形態に係る乾燥装置30が備える結露水回収構成の一部である。結露水回収部35は、エアー吹付装置34の複数備えられていて、各エアー吹付装置34から結露水(結露した液体)が垂れて落ちることがないように、それぞれの重力方向下方に配置されている。結露水回収部35の詳細については、後述する。
また、図2には明示していないが、ヒートローラユニット300が備えるエアー吹付装置34が備える排気流路においても結露が生ずる。そこで、エアー吹付装置34の排気流路での結露を回収するために、エアー吹付装置34の排気流路内の結露水回収位置には結露水流路を接続させるための結露水回収ポートを構成するチューブ継ぎ手が配置されている。チューブ継ぎ手には、結露水用のチューブが接続されている。このチューブ継ぎ手やチューブも結露水回収構成の一部に含まれる。
また、同じく図2には明示していないが、エアー吹付装置34の背面側には、乾燥装置30内の空気(蒸気含む)を排気する排気ダクト362が設けられている。この排気ダクト362でも結露が生ずる。詳しくは後述するが、排気ダクト362で生じた結露の回収は、排気ダクト362の一部に結露水回収ポートとしてのチューブ継ぎ手を配置することによって行うことができる。
[エアー吹付装置34の構成]
次に、ヒートローラユニット300が備えるエアー吹付装置34の詳細な構成について、図3及び図4を用いて説明する。図3は、エアー吹付装置34のシートPに対向する面を排気側(背面側)からみた斜視図である。図4は、エアー流路部341を長手方向で切断し、フロント側板部342の方向から見た斜視図である。なお、図4において、フロント側板部342とリア側板部343は省略されている。
図3に示すようにエアー吹付装置34は、主に、エアー流路部341と、フロント側板部342と、リア側板部343と、を備える。リア側板部343の一部の点線円で囲った符号A部分には、後述する結露水回収ポートが配置されている。
また、エアー流路部341は、図4に示すように、断面形状が略台形の長尺部材であって、その内部は大きく分割された空洞が形成されている。エアー流路部341には、シートPからの蒸気を含む気体を吸気するための開口である吸気口341dが形成されている(図3参照)。また、エアー流路部341には、シートPに空気を吹き付けるための吹付スリット341bが形成されている。エアー流路部341に形成されている三つの空洞のうち、中央には給気経路341aが一つ形成され、両端には、排気経路341cが二つ形成されている。図4の太矢印は、外気を取り入れてシートPへ吹き付ける空気の流れを例示している。したがって、外気は、エアー流路部341の後端側から取り入れられて、給気経路341aを介して、二つの排気経路341cの間に形成されている吹付スリット341bからシートPに向けて吹き付けられる。
また、シートPからの蒸気は吸気口341dから排気経路341cへと吸い込まれて、図4における白抜き矢印で示しているように排気経路341cを介してエアー流路部341の後端側に排気される。
次に、図5を用いて、エアー流路部341の後端側(エアー吹付装置34の背面側端部)に取り付けられているリア側板部343について、説明する。図5は、リア側板部343の拡大斜視図である。図5に示すように、リア側板部343には、給気口343aと排気口343bが形成されている。給気口343aは、給気経路341aの端部の開口に対応する位置に形成されている。また、排気口343bは、排気経路341cの端部の開口に対応する位置に形成されている。
排気口343bの少なくとも一方の近傍には、エアー流路部341の内部(排気経路341cの壁面)で生じた結露を回収するためのリア側板チューブ継ぎ手部3431が取り付けられている。なお、排気経路341cの内壁面は、前方から後方に向けて微小な下り傾斜になっている。したがって、排気経路341cの内壁で生じた結露は、重力の作用でリア側板部343に向かって移動するようになっている。排気口343b及び排気経路341cは、排気手段を構成する。
続いて、図6を用いて、リア側板部343の内側の構造について説明する。図6は、リア側板部343の内側の面を示す斜視図である。図6に示すように、リア側板部343の内側の面には、エアー流路部341の後端部が接触する部分を覆うように封止部材であるガスケット3433が取り付けられている。ガスケット3433は、エアー流路部341の後端部から吸気や排気が漏れ出すことを防止するための部材である。ガスケット3433は、エアー流路部341がリア側板部343に圧接されることで潰れて、接触部分の隙間を埋めるような素材、例えばスポンジ材である。
ガスケット3433の外周部分には、これを囲むように結露水回収構成の一部であるリア側板結露水回収部3432が形成されている。リア側板結露水回収部3432は、ガスケット3433にエアー流路部341の後端部が圧接されたとき、この後端部の外側の壁面と接触する位置に形成されている。リア側板結露水回収部3432は、例えば、リア側板部343の内側の面に起立させたリブ状の部位である。
エアー流路部341の内壁面は微小な下り傾斜面になっていて、その下り方向はリア側板部343の方向、すなわち背面側である。したがって、内壁面で生じた結露は、下り傾斜面に沿って移動し、リア側板部343のガスケット3433に到達して浸透し回収される。ガスケット3433には、排気に含まれる蒸気も付着する。ガスケット3433で回収された蒸気と結露は、ガスケット3433の内部に浸透しながら重力方向に移動することになる。リア側板結露水回収部3432は、ガスケット3433に浸透して移動してきた結露水を集約させるように形成されている。
続いて、図7を用いて、リア側板チューブ継ぎ手部3431の構造について説明する。図7に示すように、リア側板結露水回収部3432で集約された結露水を排出する結露水回収ポートであるリア側板チューブ継ぎ手部3431は、エアー流路部341の後端部下方にあり、結露を集約した結露水を送出できるノズル口を備えている。リア側板チューブ継ぎ手部3431に結露水チューブを接続することで、エアー流路部341の内部で生じた結露による結露水は、リア側板チューブ継ぎ手部3431から排出されるようになっている。
[結露水回収部35の説明]
次に、結露水回収部35の概要について説明する。図8は、結露水回収部35の全体構造を例示する斜視図である。図2において示したように、結露水回収部35は、加熱ローラ31や加熱ドラム32、押し付けローラ33、エアー吹付装置34の周囲を囲む構造体である。また、図8に例示するように結露水回収部35一部分には、結露水回収部35の内側の空間に外気を取り込むための外気取込口355が設けられている。
外気取込口355は、結露水回収部35の下部(結露回収部で形成される周形状の下方の部位)に設けられている。この位置に外気取込口355が設けられている理由は、エアー吹付装置34の外周に生じた結露の露(結露液)が重力により結露水回収部35を伝わって装置下部まで垂下させてから結露水を回収できる構造を採用していることによる。すなわち、外気取込口355は、結露水の垂下方向から外気を取り込める位置に設けられている。
また、図2を合わせて参照すれば明らかなように、外気取込口355は、シートPが搬送されて乾燥装置30の装置外へ排出される経路と対向する。ここに外気取込口355を設けることで、外気を効率よく且つ確実に取り込める状態になる。したがって、外気取込口355を乾燥装置の下部に設けることは、閉空間内の過度の温度上昇の抑制と、結露水の回収効率を両立させる点において有効である。
なお、外気取込口355は、結露水回収部35の全体の形状によって固定された大きさになる。したがって、シートPに付着する液体の量や、乾燥条件の違いによって、結露水回収部35で囲まれる閉空間内に発生する蒸気の量が異なっても、ヒートローラユニット300の内部の吸排気量は変わらない。したがって、生ずる結露量が多くなる場合には、結露水が結露水回収部35からエアー吹付装置34に垂れ伝わり、最終的にシートPに垂れる可能性がある。
特に、エアー吹付装置34の吸気口近傍では装置内部温度とエアー吹付装置34との温度差によって、より多くの結露が発生し、直下を搬送されるシートPに結露液が垂れる可能性が高くなる。
そこで、本実施形態に係る結露水回収部35は、外気取込口355を完全に閉塞することもでき、開放することもできる開口可変部として、移動部材36を備えている。移動部材36は、乾燥装置30の動作状況に応じて位置を変更するように移動する。これによって、外気取込口355の開口状態を可変させることができる。ここで、外気取込口355の開口状態の可変の一例として、外気取込口355による開口面積を変化させることをいう。
また、移動部材36をネジなどの締結部材によって着脱可能に構成してもよい。この場合、移動部材36の装着又は離脱はヒートローラユニット300を動作させる前に、ユーザが任意に行うか、乾燥工程の途中においてヒートローラユニット300を一旦停止させてから行えばよい。
例えば、加熱部材による加熱動作が実行されているとき(加熱時)には、移動部材36を外気取込口355から離れた位置に移動させるか、移動部材36を外気取込口355から離脱させれば、外気取込口355を開放できる。この状態にすることで、加熱時における内部の構造物(押し付けローラ33など)の実装環境温度よりも内部温度が上昇することを効果的に避けることができる。すなわち、移動部材36を設けることによって乾燥装置内部において液体インク乾燥時に発生した水蒸気を多く含んだ湿潤空気を装置外への排気量と取込口から取り込む外気量のバランスを保つことができる。これによって、画像や乾燥条件によらず乾燥装置内部の結露防止と実装部品を熱ダメージから守ることが同時に行うことができる。
また、加熱部材による加熱動作が実行されていないとき(非加熱時)、すなわち、インクジェットプリンタ20による画像形成処理が行なわれていないときは、外気取込口の開口面積を小さく(外気取込口を閉塞)して、内部温度が過度に低下することを防止する。これによって、次に加熱動作を行うときの効率を高めることもできる。
次に、図9を用いて、結露水回収部35の下端部に相当する部分の構造について説明する。図9は、結露水回収部35の外観を例示する斜視図である。結露水回収部35は、傾斜部351と、樋部352と、結露水回収板継ぎ手部353と、を備える回収手段を構成する。結露水回収部35は、図2に例示したようにエアー吹付装置34の周囲に複数配置される。結露水回収部35は、結露水回収機構の一部を構成する部材である。
傾斜部351は、エアー吹付装置34の外装に生じた結露が集約されて、垂下するときに落下すると予測される位置に配置される板状の部材である。したがって、結露水回収部35で囲まれた空間内で生じた蒸気が、結露水回収部35の内壁面で結露して重力によって垂下してくると、傾斜部351を伝って、谷部分に配置されている樋部352に向かって滑落する。
樋部352は、傾斜部351の長手方向の寸法と同程度の長さからなる長尺の部材であって、傾斜部351から移動してきた結露水を回収する機能を発揮する部材である。樋部352は、一方の端部に向かう微小な下り傾斜を有しているので、傾斜部351から落ちてきた結露水が樋部352の一方の端部に移動する。樋部352の下り傾斜の端部には、結露水回収ポートの一つである結露水回収板継ぎ手部353が取り付けられている。
図10は、結露水回収部35が備える結露水回収板継ぎ手部353の拡大図である。図10に示すように結露水回収板継ぎ手部353は、樋部352を移動してきた結露水が貯留可能な空間であるパン部3531と、パン部3531に接続していて結露水を排出するためのポートを構成するパン継ぎ手部3532と、を備えている。パン継ぎ手部3532は、結露水を後述するポンプで生ずる圧力によって結露水タンクに送液するための排液管である「チューブ」が接続される結露水回収ポートの一つである。
[排気ダクト362の説明]
次に、排気ダクト362の構成について説明する。図11は、排気ダクト362の外観を例示する斜視図である。排気ダクト362は、リア側板部343の背面側に設置される。排気ダクト362は、リア側板部343に設けられている穴に勘合する排気パイプ3621を備えている。排気パイプ3621は、集管部材3622を介して集合ダクト3623に繋がっている。エアー吹付装置34が回収した蒸気を含む空気は、排気パイプ3621のそれぞれと集管部材3622を介して集合ダクト3623によって排気される。排気ダクト362は排気手段を構成する。
図12は、排気ダクト362が備える集管部材3622の外装の一部を拡大した図である。集管部材3622には、排気結露水回収継手部3624が取り付けられている。排気結露水回収継手部3624は、排気ダクト362の内壁で生じた結露が集管部材3622の重力方向の端部に集まった結露水を排出するために設けられている結露水回収ポートの一つである。
以上説明したように、本実施形態に係る乾燥装置30は、複数の結露水回収ポートを備えている。各結露水回収ポートは、シートPが加熱されて生じた蒸気が、装置内の構成で結露したとき、これを効率的に回収できる位置に設けられている。結露水回収ポートは、結露が発生し得る箇所において、いちばん低い位置に設けられている。
[結露水回収部35の詳細]
図13は、図2において一点鎖線の矩形で示した領域Aを拡大した図である。図14に示すように、結露水回収部35の下部には、外気取込口355の開口の状態を可変させる開口可変部としての移動部材36を備えている。
移動部材36は、外気取込口355を開放する位置(開放位置)と、外気取込口355を閉塞する位置(閉塞位置)の間で移動する板状の部材である。移動部材36は、図13の黒塗り矢印で示す方向に移動する。
[移動部材36の駆動制御]
図14は、移動部材36の位置を変更するための移動制御を実行する構成の概略図である。図14に示すように、乾燥制御部310が制御部200と通信可能に構成されていて、乾燥制御部310が制御部200からの通知等に基づいて、移動部材36による外気取込口355の開口状態を可変させる開口可変部を構成する移動部材36の移動を制御する。乾燥制御部310が移動制御部を構成する。
乾燥制御部310には、移動部材36の位置検知手段を構成する第一位置検知センサ3181及び第二位置検知センサ3182と、移動部材36の駆動手段を構成するモータ3183が接続されている。
第一位置検知センサ3181は、移動部材36の移動方向における一方の端部(一端部)の位置を検出するセンサである。第二位置検知センサ3182は、移動部材36の移動方向における他方の端部(他端部)の位置を検出するセンサである。第二位置検知センサ3182は、外気取込口355の開口状態を可変させる開口可変部を構成する移動部材36の移動方向の他側端部の位置を検出する。移動部材36の一端部を第一位置検知センサ3181が検出している場合、外気取込口355は移動部材36によって塞がれた状態になっている。移動部材36の他端部を第二位置検知センサ3182が検出している場合、外気取込口355は移動部材36によって塞がれた状態になっている。
モータ3183は、駆動力伝達ベルト3184を回動させる駆動力を生じさせる駆動源である。モータ3183は、乾燥制御部310の制御によって動作する。モータ3183の回転軸には駆動ローラが取り付けられていて、駆動ローラに対向する位置に配置されている従動ローラとの間に駆動力伝達ベルト3184が掛け回されている。モータ3183の回転によって駆動力伝達ベルト3184が回動し、これによって移動部材36が所定方向に所定量の移動をする。
駆動力伝達ベルト3184は、駆動ローラと従動ローラに掛け回された無端状ベルトであって、移動部材36が固定されている。駆動力伝達ベルト3184の回動によって移動部材36が図12の黒塗り矢印で示した方向への移動をするように構成されている。モータ3183と駆動力伝達ベルト3184によって、駆動伝達部が構成される。
乾燥制御部310は、インクジェットプリンタ20が備える制御部200が画像形成処理を介しするときの、その通知を受けて、移動部材36を移動させる。インクジェットプリンタ20が処理動作を実行しているときは、シートPは搬送されながら乾燥する状態になり、ヒートローラユニット300内の温度は上昇する。そこで、インクジェットプリンタ20の動作開示時点において、移動部材36が外気取込口355を塞がない状態になるように移動部材36を移動させる。これよって、結露を抑制することができる。
[乾燥制御部310のハードウェア構成する]
次に、上記にて例示したような移動部材36の移動制御を担う乾燥制御部310のハードウェア構成について説明する。図15に示すように乾燥制御部310は、一般的な情報処理装置と同様の構成を含む。本実施形態に係るプリントシステム1が備える乾燥制御部310は、CPU(Central Processing Unit)311、RAM(Random Access Memory)312、ROM(Read Only Memory)313、HDD(Hard Disk Drive)314及びI/F315がバス319を介して接続されている。また、I/F315には表示部316、操作部317及び専用デバイス318が接続されている。
CPU311は演算手段であり、乾燥装置30全体の動作を制御する。RAM312は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU311が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM313は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。HDD314は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や、媒体引渡制御プログラムや後処理制御プログラムなどの各種の制御プログラム、アプリケーションプログラム等が格納される。
I/F315は、バス319と各種のハードウェアやネットワーク等を接続し制御する。表示部316は、利用者が乾燥装置30の状態や設定している動作モードを確認するための視覚的ユーザインタフェースであり、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置によって実現される。操作部317は、利用者が乾燥装置30の動作モードの設定を入力するためのユーザインタフェースである。
専用デバイス318は、乾燥装置30で用いられる専用の構成を機能させるためのハードウェアであって、例えば乾燥装置30の加熱ローラ31の温度制御や加熱ドラム32の温度制御を行うハードウェアや、上述した移動部材36の移動制御機構を実現する構成を含む。
乾燥制御部310は、専用デバイス318に含まれる各ハードウェア構成を用いて、ROM313やHDD314などに格納されたプログラムをRAM312に読み出してCPU311によって実行されることで、所定の機能を実現するソフトウェア制御部を構成する。
[乾燥制御部310の機能ブロック]
次に、乾燥制御部310の機能ブロックについて、図16を用いて説明する。乾燥制御部310は、通知制御部3101と、位置判定部3102と、駆動制御部3103と、を有する。
通知制御部3101は、制御部200からの画像形成動作開始の通知を受け取り、移動部材36の移動制御のトリガーを発生させる。また、通知制御部3101は、移動部材36が所定の位置に移動を完了した旨を制御部200に通知する。
位置判定部3102は、第一位置検知センサ3181と第二位置検知センサ3182の検知結果に基づいて、移動部材36の移動要否と、移動方向を判定する。位置判定部3102は判定結果を駆動制御部3103に通知する。
駆動制御部3103は、位置判定部3102からの通知に基づいて、モータ3183の回転を制御し、駆動力伝達ベルト3184を回動させて移動部材36を所定に方向に移動させる。移動部材36の移動によって、位置判定部3102が移動部材36の移動完了を判定すれば、その旨を駆動制御部3103に通知し、駆動制御部3103はモータ3183の回転を停止させる。
[乾燥制御方法の実施形態]
次に、乾燥制御部310において実行される乾燥制御方法について、図17のフローチャートを用いて説明する。図17は、乾燥制御方法に含まれる移動部材36の位置を制御するための開口状態制御に関するフローチャートである。
まず、上位制御部である制御部200から、処理開始の通知を監視する(S1701:NO)。処理開始の通知があれば(S1701:YES)、第一位置検知センサ3181と第二位置検知センサ3182からの移動部材検知結果を取得する(S1702)。
続いて、移動部材36が開始位置にあるか否かを判定する(S1703)。開始位置とは、移動部材36の端部が第二位置検知センサ3182によって検出されるときに移動部材36が在る位置であって、外気取込口355が開放状態になる位置である。移動部材36が開始位置であれば、処理はS1706に移行する(S1703:YES)。移動部材36が開始位置でなければ(S1703:NO)、駆動制御部3103によってモータ3183を駆動させて、移動部材36を開始位置に移動させる(S1704)。
移動部材36が開始位置に移動したか否かを位置判定部3102において判定し(S1705)、開始位置に至るまでモータ3183を駆動させる(S1705:NO)。開始位置に至ったら(S1705:YES)、通知制御部3101から制御部200に対して準備完了通知を発する(S1706)。
以上のように、本実施形態に係る乾燥制御方法によれば、画像動作が開始されてシートPの乾燥を開始するにあたり、ヒートローラユニット300の内部における過度な温度上昇対策を予め施すことができ、かつ、結露水の回収効率も向上させることができる。
[移動部材36の他の実施形態]
次に、図18を用いて、移動部材36の他の実施形態について説明する。図18に例示した、移動部材36a、移動部材36b、移動部材36cはいずれも、シートPの搬送方向と直交する方向に沿って徐々に開口面積(開口量)が小さくなる構造を備えている。
図18(a)に示すように、移動部材36aは、シートPの幅方向に複数の外気取込孔である孔3601が形成されている。孔3601は、シートPの幅方向(搬送方向と直交する方向)に沿って、開口面積が異なるように設定されている。具体的には、移動部材36の正面側から背面側に向かうに従って開口面積が小さくなるように、孔3601が形成されている。
図18(b)は、移動部材36のさらに別の実施形態であって、シートPの幅方向において、外気取込孔である長手方向の傾斜孔3602が設けられている。図18(b)に示すように、移動部材36bに設けられている傾斜孔3602は、乾燥装置30の正面側の開口面積が相対的に広く、背面側(排気手段側)の開口面積が相対的に狭くなるように形成されている。すなわち、搬送方向と直交する方向に沿って、開口面積が連続的に変化していて、その変化は正面側から背面側に向けて開口面積が小さくなるように徐々に変化している。
図18(c)は、移動部材36のさらに別の実施形態であって、シートPの幅方向において、複数の外気取込孔である可変孔3603が設けられている。図18(c)に示すように、移動部材36cに設けられている可変孔3603は、各々において開口面積を調整可能な調整片3604を備えている。可変孔3603は、調整片3604の位置を変化させることで、各可変孔3603の開口面積を調整することができる孔面積可変部であって、外気取込口開口可変部に相当する。なお、本実施形態においては、外気取込口355を閉塞する位置で移動部材36cを固定し、調整片3604を可変する構成としてもよい。また、外気取込口355の開口状態を移動部材36cで可変し、移動部材36cが外気取込口355を閉塞したときにさらに調整片3604を可変する構成としてもよい。
上記のように、開口面積をシートPの搬送方向と直交する方向において異なるものにするのは、乾燥装置30の背面側に排気手段が設けられていることから、正面側よりも背面側の排気の流速が速く、背面側の蒸気の排気量がより多くなる傾向があるためである。そこで、背面側に相当する孔3601の開口面積を小さくし、湿潤空気を装置外への排気量と外気取込口355から取り込む外気量のバランスを保つようにしている。これによって、インク画像や乾燥条件によらず乾燥装置内部の結露防止と実装部品を熱ダメージから守ることが同時に行うことができる。
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、その技術的要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。上記実施形態は、好適な例を示したものであるが、当業者であれば、開示した内容から様々な変形例を実現することが可能である。そのような変形例も、特許請求の範囲に記載された技術的範囲に含まれる。
1 :プリントシステム
10 :シート供給装置
20 :インクジェットプリンタ
30 :乾燥装置
31 :加熱ローラ
32 :加熱ドラム
33 :押し付けローラ
34 :エアー吹付装置
35 :結露水回収部
36 :移動部材
36a :移動部材
36b :移動部材
36c :移動部材
40 :シート巻取装置
102 :元巻きローラ
103 :搬送部
112 :搬送ローラ
200 :制御部
201 :画像形成部
211 :インクジェットヘッド
211C :ヘッド
211K :ヘッド
211M :ヘッド
211Y :ヘッド
213 :搬送ガイド部材
300 :ヒートローラユニット
310 :乾燥制御部
311 :CPU
312 :RAM
313 :ROM
314 :HDD
315 :I/F
316 :表示部
317 :操作部
318 :専用デバイス
319 :バス
341 :エアー流路部
341a :給気経路
341b :吹付スリット
341c :排気経路
341d :吸気口
342 :フロント側板部
343 :リア側板部
343a :給気口
343b :排気口
351 :傾斜部
352 :樋部
353 :結露水回収板継ぎ手部
355 :外気取込口
362 :排気ダクト
405 :巻取りローラ
414 :排出ローラ
415 :第一案内ローラ
416 :第二案内ローラ
3101 :通知制御部
3102 :位置判定部
3103 :駆動制御部
3181 :第一位置検知センサ
3182 :第二位置検知センサ
3183 :モータ
3184 :駆動力伝達ベルト
3431 :リア側板チューブ継ぎ手部
3432 :リア側板結露水回収部
3433 :ガスケット
3531 :パン部
3532 :パン継ぎ手部
3601 :孔
3602 :傾斜孔
3603 :可変孔
3604 :調整片
3621 :排気パイプ
3622 :集管部材
3623 :集合ダクト
3624 :排気結露水回収継手部
特開2018-066552号公報

Claims (12)

  1. 液体が付着した物体を加熱する加熱部と、
    前記加熱部を囲むように配置され、前記加熱部により前記物体から生ずる蒸気による結露水を回収する結露水回収部と、を備え、
    前記結露水回収部は、外気を取り込む外気取込口の開口状態を可変させる開口可変部と、
    を備え、
    前記結露水回収部は周形状であり、
    前記外気取込口は前記結露回収部の下部に設けられることを特徴とする乾燥装置。
  2. 前記開口可変部は、
    前記物体の加熱時には前記外気取込口を開放し、前記物体の非加熱時には前記外気取込口を閉塞する、
    請求項1に記載の乾燥装置。
  3. 前記開口可変部は、
    前記外気取込口の開口量を可変させるように移動する移動部材と、
    前記移動部材の移動を制御する移動制御部と、
    を有する請求項1又は2に記載の乾燥装置。
  4. 前記移動部材は、
    前記物体の搬送方向と直交する方向における前記開口量を異なるものにする外気取込孔を有する、
    請求項3に記載の乾燥装置。
  5. 前記外気取込孔は、前記物体の搬送方向に沿って複数設けられていて、
    各外気取込孔の開口面積は、前記物体の搬送方向と直交する方向に沿って小さくなっている、
    請求項4に記載の乾燥装置。
  6. 前記外気取込孔は、前記物体の搬送方向に沿って複数設けられていて、
    各外気取込孔の開口面積を前記物体の搬送方向と直交する方向に向かうに従って小さくする孔面積可変部を備える、
    請求項4に記載の乾燥装置。
  7. 前記外気取込孔は、前記物体の搬送方向と直交する方向において連続的に変化している、
    請求項4に記載の乾燥装置。
  8. 前記移動制御部は、
    前記移動部材の位置を検知する位置検知センサと、
    前記位置検知センサの検知に基づいて前記移動部材の駆動力を伝達する駆動伝達部と、
    前記駆動伝達部の動作を制御する駆動制御部と、
    を有する請求項3乃至7のいずれか一項に記載の乾燥装置。
  9. 液体が付着した物体を加熱する加熱部と、
    前記加熱部を囲むように配置され、前記加熱部により前記物体から生ずる蒸気による結露水を回収する結露水回収部と、を備え、
    前記結露水回収部は周形状であり、
    外気を取り込む外気取込口は前記結露回収部の下部に設けられ、
    前記結露水回収部は、前記外気取込口の開口状態を可変させる開口可変部を着脱可能とすることを特徴とする乾燥装置。
  10. 前記結露水回収部は、前記物体の搬送方向と直交する方向における開口量が異なる外気取込口を有する、
    請求項9に記載の乾燥装置。
  11. 前記外気取込口の開口状態を可変させる外気取込口開口可変部を有する、
    請求項10に記載の乾燥装置。
  12. 前記物体に液体を付着させる液体付着部と、
    前記液体付着部により液体が付着した前記物体を乾燥させる請求項1乃至11のいずれか一項に記載の乾燥装置と、を
    備えることを特徴とする印刷装置。
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