JP7427929B2 - 情報処理装置、サービス提供システム、及び、情報処理装置の制御方法 - Google Patents

Description

本発明は、情報処理装置、サービス提供システム、及び、情報処理装置の制御方法に関する。

従来、サービスを利用するための料金プランを提示する技術が知られている。特許文献１は、ユーザーのジョブログ情報を複数の料金プランに適用して料金を算出し、算出したうち最も料金が安い料金プランを当該ユーザーに提示するシステムを開示する。

特開２０１１－３５７７９号公報

従来から、印刷装置における消耗品を配送する配送サービスにおいても料金プランの提示が行われている。しかしながら、配送サービスにおいて提示される従来の料金プランは、特許文献１記載のジョブログ情報のようなユーザー自身のサービスの利用に係る情報に基づく料金プランである一方、他のユーザーの利用に係る情報が考慮された料金プランでない。そのため、従来では、最適な料金プランをユーザーに提示できていない可能性があった。

上記課題を解決する一態様は、印刷装置における消耗品を配送する配送サービスを提供する情報処理装置であって、第１ユーザーの前記配送サービスの利用に係る第１利用情報を取得する取得部と、前記取得部が取得した前記第１利用情報、第２ユーザーの前記配送サービスの利用に係る第２利用情報、及び、前記第２ユーザーが選択した前記配送サービスの料金プランである選択料金プランに基づいて、前記取得部が取得した前記第１利用情報に対応する前記料金プランである対応料金プランを決定する決定部と、前記決定部が決定した前記対応料金プランを示す対応料金プラン情報を前記第１ユーザーの端末装置に表示させる表示制御部と、を備える、情報処理装置である。

上記情報処理装置において、前記第１利用情報は、前記配送サービスにおける前記第１ユーザーの利用態様を示す第１利用態様情報を含む、構成としてもよい。

上記情報処理装置において、前記第２利用情報は、前記配送サービスにおける前記第２ユーザーの利用態様を示す第２利用態様情報を含む、構成としてもよい。

上記情報処理装置において、前記第１利用態様情報は、前記印刷装置による印刷媒体の印刷枚数を示す印刷枚数情報を含み、前記印刷枚数情報が示す前記印刷枚数、及び、前記決定部が決定した前記対応料金プランに基づいて、前記第１ユーザーが前記対応料金プランを選択した場合に前記第１ユーザーが課金し得る課金額を算出する算出部を備え、前記表示制御部は、前記対応料金プラン情報と共に前記算出部が算出した前記課金額を示す課金額情報を前記端末装置に表示させる、構成でもよい。

上記情報処理装置において、少なくとも、前記第２利用情報と、前記選択料金プランを示す選択料金プラン情報とが対応付けられたデータセットに基づいて機械学習した学習済みモデルを記憶する記憶部を備え、前記決定部は、前記取得部が取得した前記第１利用情報を前記記憶部が記憶する前記学習済みモデルに入力して、前記学習済みモデルから前記料金プランを示す料金プラン情報を出力させ、前記学習済みモデルから出力させた前記料金プラン情報が示す前記料金プランを前記対応料金プランとして決定する、構成でもよい。

上記情報処理装置において、前記第１ユーザーによる前記配送サービスへの入会要求を受け付ける第１受付部を備え、前記表示制御部は、前記第１受付部が前記入会要求を受け付けた場合に、前記対応料金プラン情報を前記端末装置に表示させる、構成でもよい。

上記情報処理装置において、前記第１ユーザーによる前記配送サービスからの退会要求を受け付ける第２受付部を備え、前記表示制御部は、前記第２受付部が前記退会要求を受け付けた場合に、前記対応料金プラン情報を前記端末装置に表示させる、構成でもよい。

上記情報処理装置において、前記料金プランは、一定期間における前記配送サービスの利用料金と、前記一定期間において前記利用料金から課金することなく前記印刷装置が印刷可能な印刷枚数である印刷可能枚数とが少なくとも規定されたプランであり、前記決定部は、前記対応料金プランに基づく前記配送サービスの利用開始が可能な日時に応じて、前記利用料金と前記印刷可能枚数との少なくともいずれかが異なる前記対応料金プランを決定する、構成でもよい。

上記情報処理装置において、前記決定部は、前記対応料金プランに基づく前記配送サービスの利用開始が可能な月に応じて、前記印刷可能枚数が異なる前記対応料金プランを決定する、構成でもよい。

上記課題を解決する別の一態様は、印刷装置における消耗品を配送する配送サービスを提供するサービス提供システムであって、第１ユーザーの前記配送サービスの利用に係る第１利用情報を取得する取得部と、前記取得部が取得した前記第１利用情報、第２ユーザーの前記配送サービスの利用に係る第２利用情報、及び、前記第２ユーザーが選択した前記配送サービスの料金プランである選択料金プランに基づいて、前記取得部が取得した前記第１利用情報に対応する前記料金プランである対応料金プランを決定する決定部と、前記決定部が決定した前記対応料金プランを示す対応料金プラン情報を前記第１ユーザーの端末装置に表示させる表示制御部と、を備える、サービス提供システムである。

上記課題を解決するさらに別の一態様は、印刷装置における消耗品を配送する配送サービスを提供する情報処理装置の制御方法であって、第１ユーザーの前記配送サービスの利用に係る第１利用情報を取得し、取得した前記第１利用情報、第２ユーザーの前記配送サービスの利用に係る第２利用情報、及び、前記第２ユーザーが選択した前記配送サービスの料金プランである選択料金プランに基づいて、取得した前記第１利用情報に対応する前記料金プランである対応料金プランを決定し、決定した前記対応料金プランを示す対応料金プラン情報を前記第１ユーザーの端末装置に表示させる、情報処理装置の制御方法である。

サービス提供システムの構成を示す図。 サービス提供サーバーの機能的構成を示すブロック図。 アカウント管理データベースの一例を示す図。 プリンター管理データベースの一例を示す図。 利用情報管理データベースの一例を示す図。 データセット管理データベースの一例を示す図。 第１決定処理を説明するための図表。 プリンター、及び、端末装置の機能的構成を示すブロック図。 サービス提供サーバーの動作を示すフローチャート。

図１は、サービス提供システム１０００の構成を示す図である。
サービス提供システム１０００は、プリンター３における消耗品を配送する配送サービスを提供するシステムである。プリンター３は、印刷装置の一例に対応する。配送サービスは、一定期間における配送サービスの利用に対して配送サービスの利用者が利用料金を支払う方式のサービスであり、いわゆるサブスクリプション方式のサービスである。

本実施形態では、配送サービスを利用しようとする者、及び、配送サービスの利用者を総称してユーザーＵｓという。図１では、複数のユーザーＵｓを図示している。以下の説明では、符号「Ｕｓ１」を付したユーザーＵｓを「第１ユーザー」という。また、第１ユーザーＵｓ１以外と異なる他のユーザーＵｓを「第２ユーザーＵｓ２」という。なお、ユーザーＵｓの概念には、人以外に企業等の主体が含まれてもよい。

サービス提供システム１０００は、サービス提供サーバー１を備える。サービス提供サーバー１は、情報処理装置の一例に対応する。サービス提供サーバー１は、配送サービスを提供するサーバー装置である。サービス提供サーバー１は、インターネット、電話網、その他の通信網を含むグローバルネットワークＧＮに接続し、グローバルネットワークＧＮに接続する機器と通信する。サービス提供サーバー１は、例えば、配送サービスを運営する企業に所有される。
なお、各図においてサービス提供サーバー１を、１つのブロックによって表現するが、これは必ずしもサービス提供サーバー１が単一のサーバー装置により構成されることを意味するものではない。例えば、サービス提供サーバー１は、処理内容が異なる複数のサーバー装置を含んで構成されたものでもよい。

サービス提供システム１０００は、配送サーバー２を備える。配送サーバー２は、配送物の配送を配送員に指示するサーバー装置である。配送サーバー２は、例えば、配送サービスを運営する企業から配送業務が委託された企業に所有され、当該企業の従業員である配送員に配送指示を行う。配送サーバー２は、グローバルネットワークＧＮに接続し、グローバルネットワークＧＮに接続する機器と通信する。本実施形態では、配送サーバー２が配送指示する配送物は、プリンター３と、プリンター３における消耗品とである。本実施形態では、プリンター３における消耗品としてインクを例示する。
なお、各図において配送サーバー２を、１つのブロックによって表現するが、これは必ずしも配送サーバー２が単一のサーバー装置により構成されることを意味するものではない。例えば、配送サーバー２は、処理内容が異なる複数のサーバー装置を含んで構成されたものでもよい。

サービス提供システム１０００は、複数のプリンター３を備える。各図では、プリンター３が、配送サーバー２の配送指示によって家屋ＫＯに配送された場合を示している。

プリンター３は、インクジェットヘッドにインクを供給するインクタンク３２１に対して、事後的なインクの充填が可能なＣＩＳＳ（Continuous Ink Supply System）方式の印刷装置である。なお、本実施形態のプリンター３は、配送サービスを運営する主体の所有物である。
以下の説明では、配送サービスにおいて第１ユーザーＵｓ１に利用されるプリンター３を示す場合、「プリンター３Ａ」と表記する。

プリンター３は、家屋ＫＯに敷設されたローカルネットワークＬＮに接続し、ローカルネットワークＬＮに接続する家屋通信装置ＫＯＭを介してグローバルネットワークＧＮに接続する機器と通信する。

家屋通信装置ＫＯＭは、ローカルネットワークＬＮと、グローバルネットワークＧＮとを接続するインターフェイス装置である。家屋通信装置ＫＯＭは、モデム又は、ＯＮＵ（Optical Network Unit）に係る機能、ルーター機能、ＮＡＴ（Network Address Translation）機能、及び、ＤＨＣＰ（Dynamic Host Configuration Protocol）サーバー機能等を有する。家屋通信装置ＫＯＭは、ローカルネットワークＬＮに接続された機器と、グローバルネットワークＧＮに接続された機器との間で行われる通信に際し、機器間で送受信されるデータを転送する。
なお、各図では、家屋通信装置ＫＯＭを１つのブロックで表現するが、家屋通信装置ＫＯＭは、機能に応じた複数の装置を有する構成でもよい。

サービス提供システム１０００は、複数の端末装置４を備える。
端末装置４は、ユーザーＵｓが所有するコンピューターである。端末装置４は、ローカルネットワークＬＮに接続し、ローカルネットワークＬＮに接続するプリンター３、及び、グローバルネットワークＧＮに接続する機器と通信する。
以下の説明において、第１ユーザーＵｓ１が所有する端末装置４を「端末装置４Ａ」と表記する。

なお、図１に示す端末装置４は、デスクトップ型のコンピューターを例示しているが、ラップトップ型でもタブレット型でもよい。また、端末装置４がローカルネットワークＬＮを介さずグローバルネットワークＧＮに接続可能な場合、端末装置４は、ローカルネットワークＬＮを介さずグローバルネットワークＧＮに接続する機器と通信してもよい。また、端末装置４は、１対１で通信する通信方式でプリンター３と通信してもよい。この通信方式としては、Ｗｉ－Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔ等のアクセスポイントを介さず無線通信するダイレクト通信方式が一例として挙げられる。Ｗｉ－Ｆｉは、登録商標である。

サービス提供サーバー１が提供する配送サービスでは、ユーザーＵｓが指定した配送先に、プリンター３と、プリンター３で消費されるインクとが、配送される。配送サービスでは、インクがインクボトルに貯留されて配送される。例えば、図１の場合、配送サービスでは、第１ユーザーＵｓ１が配送先として指定した家屋ＫＯ１に、プリンター３Ａとプリンター３Ａで消費されるインクとが配送サーバー２を所有する主体によって配送される。

配送サービスでは、配送サービスを利用するための料金プランが複数設定されている。本実施形態では、「定額制＋超過分従量制」の料金プラン、及び、「多段階定額制」の料金プランの２種類の料金プランが設定されている。

「定額制＋超過分従量制」の料金プランは、一定期間において、プリンター３による印刷を定額で一定枚数まで印刷でき、当該一定枚数を超えた印刷は枚数に応じて課金がなされる料金プランである。本実施形態においては、「定額制＋超過分従量制」の料金プランとして、第１料金プラン、第２料金プラン、及び、第３料金プランがある。なお、本実施形態では、一定期間をひと月とした料金プランを例示する。

第１料金プランは、ひと月あたりの利用料金がＸ１で、この利用料金でひと月あたりに非課金で印刷できる印刷枚数がＹ１の料金プランである。以下の説明において、利用料金から課金なく印刷できる印刷枚数を「印刷可能枚数」という。また、第１料金プランは、印刷可能枚数を超える印刷については１枚あたりＺ１（Ｚ１＜Ｘ１）課金される料金プランである。
第２料金プランは、ひと月あたりの利用料金がＸ２（Ｘ２＞Ｘ１）で、この利用料金での印刷可能枚数がＹ２（Ｙ２＞Ｙ１）の料金プランである。また、第２料金プランは、印刷可能枚数を超える印刷については１枚あたりＺ１（Ｚ１＜Ｘ２）課金される料金プランである。
第３料金プランは、ひと月あたりの利用料金がＸ３（Ｘ３＞Ｘ２）」で、この利用料金での印刷可能枚数がＹ３（Ｙ３＞Ｙ２）の料金プランである。また、第３料金プランは、印刷可能枚数を超える印刷については１枚あたりＺ１（Ｚ１＜Ｘ３）課金される料金プランである。

「多段階定額制」の料金プランは、一定期間における利用料金と印刷可能枚数とが複数段階で規定された料金プランである。本実施形態においては、「多段階定額制」の料金プランとして、第４料金プランがある。

第４料金プランは、ひと月あたりの印刷枚数がＹ１以下である場合には利用料金がＸ１で、ひと月あたりの印刷枚数がＹ１＋１～Ｙ２の範囲である場合には利用料金がＸ２で、ひと月あたりの印刷枚数がＹ２＋１～Ｙ３の範囲である場合には利用料金がＸ３である料金プランである。第４料金プランでは、Ｙ１、Ｙ２、Ｙ３のそれぞれが印刷可能枚数である。つまり、第４料金プランでは、利用料金と印刷可能枚数とが３段階で規定された料金プランである。第４料金プランは、Ｙ３の印刷可能枚数を超える印刷については１枚あたりＺ１課金される料金プランである。

なお、第１料金プラン、第２料金プラン、第３料金プラン、及び、第４料金プランは、あくまで一例であって、利用料金、利用料金の単位、印刷可能枚数、及び、１枚あたりの課金額は上述したものに限定されない。

ユーザーＵｓの各々は、例えば配送サービスへの会員登録を行うタイミング等のタイミングで、第１料金プラン、第２料金プラン、第３料金プラン、及び、第４料金プランから１の料金プランを選択する。そして、ユーザーＵｓの各々は、選択した料金プランに規定された利用料金を毎月支払う。また、ユーザーＵｓの各々は、印刷可能枚数を超過して印刷した場合、超過分の課金額を選択している料金プランに規定された利用料金と共に支払う。

次に、サービス提供システム１０００の各装置の機能的構成について説明する。
まず、サービス提供サーバー１の機能的構成について説明する。
図２は、サービス提供サーバー１の機能的構成を示すブロック図である。

サービス提供サーバー１は、提供サーバー制御部１０を備える。
提供サーバー制御部１０は、ＣＰＵやＭＰＵ等のプログラムを実行するプロセッサー１００、及び、提供サーバー記憶部１１０を備え、サービス提供サーバー１の各部を制御する。提供サーバー記憶部１１０は、記憶部の一例に対応する。提供サーバー制御部１０は、プロセッサー１００が、提供サーバー記憶部１１０に記憶された制御プログラム１１１を読み出して処理を実行するように、ハードウェア、及びソフトウェアの協働により各種処理を実行する。

提供サーバー制御部１０は、プロセッサー１００が制御プログラム１１１を読み出して実行することにより、第１受付部１０１、第２受付部１０２、取得部１０３、決定部１０４、算出部１０５、表示制御部１０６、データセット生成部１０７、学習部１０８、及び、データベース管理部１０９として機能する。これら機能部の詳細については後述する。

提供サーバー記憶部１１０は、プロセッサー１００が実行するプログラムや、プロセッサー１００により処理されるデータを記憶する記憶領域を有する。提供サーバー記憶部１１０は、プロセッサー１００が実行する制御プログラム１１１、及び、サービス提供サーバー１の動作に関する各種の設定値を含む設定データ１１２を記憶する。提供サーバー記憶部１１０は、プログラムやデータを不揮発的に記憶する不揮発性記憶領域を有する。また、提供サーバー記憶部１１０は、揮発性記憶領域を備え、プロセッサー１００が実行するプログラムや処理対象のデータを一時的に記憶する構成としてもよい。

提供サーバー記憶部１１０は、制御プログラム１１１、及び、設定データ１１２の他、アカウント管理データベース１１３、プリンター管理データベース１１４、利用情報管理データベース１１５、データセット管理データベース１１６、及び、学習済みモデル１１７を記憶する。

まず、アカウント管理データベース１１３について説明する。
アカウント管理データベース１１３は、サービス提供サーバー１が提供する配送サービスの会員に付与されたアカウントを管理するデータベースである。

図３は、アカウント管理データベース１１３の１件のレコードが有する情報を模式的に示す図である。
図３に示すように、アカウント管理データベース１１３の１件のレコードは、アカウントＩＤ１１３Ａ、パスワード１１３Ｂ、配送先情報１１３Ｃ、料金プラン情報１１３Ｄ、シリアル番号１１３Ｅ、支払方法情報１１３Ｆ、支払日情報１１３Ｇ、及び、支払状況情報１１３Ｈを有する。

アカウントＩＤ１１３Ａは、配送サービスの利用者である配送サービスの会員に付与されたアカウントを識別する識別情報である。例えば、ユーザーＵｓが配送サービスの会員登録を行う際、アカウントＩＤ１１３Ａは、ユーザーＵｓに付与されるアカウントに対して自動で割り当てられる。

パスワード１１３Ｂは、アカウントを認証するための認証情報である。例えば、ユーザーＵｓが配送サービスの会員登録を行う際に、パスワード１１３Ｂは、ユーザーＵｓによって設定される。

配送先情報１１３Ｃは、配送物の配送先を示す情報である。例えば、配送先情報１１３Ｃは、ユーザーＵｓが配送サービスの会員登録を行う際にユーザーＵｓによって設定される。配送先情報１１３Ｃは、アカウント管理データベース１１３に格納された後、すなわち配送サービスの会員登録後でも変更可能である。

料金プラン情報１１３Ｄは、ユーザーＵｓが選択した料金プランを示す情報である。本実施形態において料金プラン情報１１３Ｄが示す料金プランは、第１料金プラン～第４料金プランのいずれかである。料金プラン情報１１３Ｄは、データベース管理部１０９によって適宜更新される。

シリアル番号１１３Ｅは、プリンター３を識別する識別番号である。

支払方法情報１１３Ｆは、配送サービスの利用料金の支払い方法を示す情報である。例えば、支払方法情報１１３Ｆは、クレジットカードによる支払い方法を示す場合、支払い方法がクレジットカードであることを示す情報と、クレジットカード番号との組み合わせを含む。例えば、支払方法情報１１３Ｆは、ユーザーＵｓが配送サービスの会員登録を行う際にユーザーＵｓによって設定される。支払方法情報１１３Ｆは、配送先情報１１３Ｃと同様、配送サービスの会員登録後でも変更可能である。

支払日情報１１３Ｇは、配送サービスの利用料金の支払い日を示す情報である。配送サービスは、サブスクリプション方式のサービスであるため、支払日情報１１３Ｇが示す支払い日は、例えば毎月何日といった態様で示される。例えば、支払日情報１１３Ｇは、配送されたプリンター３の利用開始日を起点に毎月何日といった態様で支払い日を示す。

支払状況情報１１３Ｈは、配送サービスの利用料金の支払い状況を示す情報である。支払状況情報１１３Ｈは、支払い済、及び、未払いのいずれかを示す。データベース管理部１０９は、支払日情報１１３Ｇが示す支払い日に、利用料金の支払いを代行する主体に問い合わせて当該主体から支払い状況を取得し、支払状況情報１１３Ｈを適宜更新する。

次に、プリンター管理データベース１１４について説明する。
プリンター管理データベース１１４は、プリンター３を管理するデータベースである。

図４は、プリンター管理データベース１１４の１件のレコードが有する情報を模式的に示す図である。
図４に示すように、プリンター管理データベース１１４の１件のレコードは、シリアル番号１１３Ｅ、インク使用総量情報１１４Ａ、印刷総枚数情報１１４Ｂ、及び、ログファイル１１４Ｃを有する。

インク使用総量情報１１４Ａは、プリンター３が配送された後にプリンター３が使用したインクの総量を示す情報である。以下の説明において、プリンター３が配送された後に使用したインクの総量を、「インク使用総量」という。インク使用総量情報１１４Ａは、データベース管理部１０９によって適宜更新される。

印刷総枚数情報１１４Ｂは、料金プランが規定する一定期間においてプリンター３が印刷した印刷媒体の総枚数を示す情報である。本実施形態では、料金プランが規定する一定期間をひと月としている。よって、印刷総枚数情報１１４Ｂは、ひと月においてプリンター３が印刷した印刷媒体の総枚数を示す情報である。印刷総枚数情報１１４Ｂは、データベース管理部１０９によって適宜更新される。また、印刷総枚数情報１１４Ｂが示す印刷媒体の総枚数は、支払日情報１１３Ｇが示す支払い日に利用料金が支払われると、データベース管理部１０９によって０枚に設定される。

ログファイル１１４Ｃは、ログ情報が記述されたファイルである。ログ情報とは、複数の監視項目のログである。監視項目とは、プリンター３の状態を監視し、ログを取る対象とすることが事前に定められた項目のことである。例えば、監視項目として、監視項目：プリンターエラーが存在する。監視項目：プリンターエラーのログとして、ログファイル１１４Ｃには、プリンターエラーが発生したことを示す情報が日時を示す情報と共に、時系列で記録される。プリンターエラーとは、インクジェットヘッドの異常等、正常に印刷を行うことができない状態をいう。

図５は、利用情報管理データベース１１５の１件のレコードが有する情報を模式的に示す図である。
図５に示すように、利用情報管理データベース１１５の１件のレコードは、アカウントＩＤ１１３Ａ、及び、利用情報１１５Ａを有する。利用情報１１５Ａは、利用者種別情報１１５Ｂ、利用用途情報１１５Ｃ、及び、利用態様情報１１５Ｄを含む。

以下の説明では、第１ユーザーＵｓ１の利用情報１１５Ａを、「第１利用情報」という。また、第２ユーザーＵｓ２の利用情報１１５Ａを「第２利用情報」という。また、第１利用情報に含まれる利用態様情報１１５Ｄを「第１利用態様情報」という。また、第２利用情報に含まれる利用態様情報１１５Ｄを「第２利用態様情報」という。

利用者種別情報１１５Ｂは、ユーザーＵｓの種別を示す情報である。本実施形態において、利用者種別情報１１５Ｂが示す種別は、個人、ＳＯＨＯ、企業、及び、印刷業のいずれかである。なお、ユーザーＵｓの種別は、さらに別の種別があってもよいし、さらに細分化された種別があってもよいし、少なくてもよい。利用者種別情報１１５Ｂは、例えば、ユーザーＵｓが配送サービスの会員登録を行う際にユーザーＵｓによって設定される。利用者種別情報１１５Ｂは、利用情報管理データベース１１５に格納された後、すなわち配送サービスへの会員登録後でも変更可能である。

利用用途情報１１５Ｃは、配送サービスによって配送されるプリンター３の利用用途を示す情報である。本実施形態において、利用用途情報１１５Ｃが示すプリンター３の利用用途は、写真の印刷、モノクロ文書の印刷、カラー文書の印刷、及び、冊子の作成のいずれかである。なお、利用用途情報１１５Ｃが示すプリンター３の利用用途は、さらに別の用途があってもよいし、さらに細分化された用途があってもよいし、少なくてもよい。利用用途情報１１５Ｃは、例えば、ユーザーＵｓが配送サービスの会員登録を行う際にユーザーＵｓによって設定される。利用用途情報１１５Ｃは、利用情報管理データベース１１５に格納された後、すなわち配送サービスへの会員登録後でも変更可能である。

利用態様情報１１５Ｄは、配送サービスにおけるユーザーＵｓの利用態様を示す情報である。利用態様情報１１５Ｄは、利用頻度情報１１５Ｅ、及び、平均印刷枚数情報１１５Ｆを含む。平均印刷枚数情報１１５Ｆは、印刷枚数情報の一例に対応する。

利用頻度情報１１５Ｅは、予め定められた期間においてプリンター３が印刷を行った頻度を示す情報である。利用頻度情報１１５Ｅは、データベース管理部１０９によって適宜更新される。

平均印刷枚数情報１１５Ｆは、料金プランが規定する一定期間あたりの印刷枚数の平均である平均印刷枚数を示す。上述した通り、本実施形態において、料金プランは、一定期間をひと月としている。そのため、本実施形態において、平均印刷枚数情報１１５Ｆは、ひと月当たりの平均印刷枚数を示す。

平均印刷枚数情報１１５Ｆは、毎月の支払い日に更新される。データベース管理部１０９は、アカウント管理データベース１１３のあるレコードが有する支払日情報１１３Ｇが示す支払い日に、当該あるレコードについて、利用料金の支払いを代行する主体から支払い状況を取得する。データベース管理部１０９は、取得した支払い状況が支払い済みである場合に、当該あるレコードが有するアカウントＩＤ１１３Ａと一致するアカウントＩＤ１１３Ａを有するレコードを利用情報管理データベース１１５から特定し、また、当該あるレコードが有するシリアル番号１１３Ｅと一致するシリアル番号１１３Ｅのレコードをプリンター管理データベース１１４から特定する。そして、データベース管理部１０９は、利用情報管理データベース１１５から特定したレコードが有する平均印刷枚数情報１１５Ｆが示す平均印刷枚数と、プリンター管理データベース１１４から特定したレコードが有する印刷総枚数情報１１４Ｂが示す総枚数とに基づいて、現時点での平均印刷枚数を算出する。データベース管理部１０９は、利用情報管理データベース１１５から特定したレコードが有する平均印刷枚数情報１１５Ｆが示す平均印刷枚数を、算出した平均印刷枚数に更新する。

図６は、データセット管理データベース１１６の１件のレコードが有する情報を模式的に示す図である。
図６に示すように、データセット管理データベース１１６の１件のレコードは、１のデータセット１１６Ａを示す。データセット１１６Ａは、料金プラン情報１１３Ｄと、利用情報１１５Ａとが対応付けられたデータである。

後述するように、データセット管理データベース１１６には、アカウント管理データベース１１３、及び、利用情報管理データベース１１５に基づいてデータセット生成部１０７が生成したデータセット１１６Ａが格納される。したがって、データセット管理データベース１１６には、少なくとも、第２ユーザーＵｓ２が選択した料金プランを示す料金プラン情報１１３Ｄと、第２利用情報とが対応付けられたデータセット１１６Ａが格納される。なお、第１ユーザーＵｓ１が配送サービスに会員登録している場合、データセット管理データベース１１６には、第１ユーザーＵｓ１が選択した料金プランを示す料金プラン情報１１３Ｄと、第１利用情報とが対応付けられたデータセット１１６Ａが格納される。

以下の説明において、第２ユーザーＵｓ２が選択した料金プランを「選択料金プラン」といい、第２ユーザーＵｓ２が選択した料金プランを示す料金プラン情報を「選択料金プラン情報」という。

データセット１１６Ａは、料金プラン情報１１３Ｄに、利用者種別情報１１５Ｂ、利用用途情報１１５Ｃ、利用頻度情報１１５Ｅ、及び、平均印刷枚数情報１１５Ｆが対応付く。

利用者種別情報１１５Ｂが示すユーザーＵｓの種別が異なれば、ひと月あたりの印刷枚数が異なり得る。そのため、ユーザーＵｓの種別が異なれば、ユーザーＵｓが選択した料金プランが異なり得る。よって、データセット１１６Ａでは、料金プラン情報１１３Ｄに相関がある情報として、利用者種別情報１１５Ｂが対応付く。

利用用途情報１１５Ｃが示すユーザーＵｓの利用用途が異なれば、ひと月あたりの印刷枚数が異なり得る。そのため、ユーザーＵｓの利用用途が異なれば、ユーザーＵｓが選択した料金プランが異なり得る。よって、データセット１１６Ａでは、料金プラン情報１１３Ｄに相関がある情報として、利用用途情報１１５Ｃが対応付く。

利用頻度情報１１５Ｅが示すユーザーＵｓの利用頻度が異なれば、ひと月あたりの印刷枚数が異なり得る。そのため、ユーザーＵｓの利用頻度が異なれば、ユーザーＵｓが選択した料金プランが異なり得る。よって、データセット１１６Ａでは、料金プラン情報１１３Ｄに相関がある情報として、利用頻度情報１１５Ｅが対応付く。

平均印刷枚数情報１１５Ｆが示す平均印刷枚数が異なれば、ひと月あたりの印刷枚数が異なり得る。そのため、平均印刷枚数が異なれば、ユーザーＵｓが選択した料金プランが異なり得る。よって、データセット１１６Ａでは、料金プラン情報１１３Ｄに相関がある情報として、平均印刷枚数情報１１５Ｆが対応付く。

学習済みモデル１１７は、データセット生成部１０７が生成したデータセット１１６Ａに基づいて機械学習したモデルである。学習済みモデル１１７は、利用情報１１５Ａを入力とし、料金プラン情報１１３Ｄを出力とするモデルである。学習済みモデル１１７は、決定部１０４が実行するプログラムとして構成される。

サービス提供サーバー１は、提供サーバー通信部１１を備える。
提供サーバー通信部１１は、所定の通信規格に従った通信ハードウェアを備え、提供サーバー制御部１０の制御により、グローバルネットワークＧＮと接続する機器と所定の通信規格に従って通信する。ここでいうグローバルネットワークＧＮと接続する機器には、プリンター３、端末装置４、及び、配送サーバー２が含まれる。

上述した通り、提供サーバー制御部１０は、第１受付部１０１、第２受付部１０２、取得部１０３、決定部１０４、算出部１０５、表示制御部１０６、データセット生成部１０７、学習部１０８、及び、データベース管理部１０９として機能する。

第１受付部１０１は、ユーザーＵｓから配送サービスへの入会要求を受け付ける。第１受付部１０１は、提供サーバー通信部１１によって端末装置４から入会要求情報を受信した場合、ユーザーＵｓから配送サービスへの入会要求を受け付けたと判別する。入会要求情報には、入会要求時におけるユーザーＵｓの利用情報１１５Ａが含まれる。入会要求情報に含まれる利用情報１１５Ａは、ユーザーＵｓが想定したひと月の利用頻度を示す利用頻度情報１１５Ｅ、及び、ユーザーＵｓが想定したひと月に印刷する印刷枚数を示す平均印刷枚数情報１１５Ｆを含む。第１受付部１０１は、入会要求を受け付けたと判別した場合、受け付けた旨を取得部１０３に通知する。

第２受付部１０２は、ユーザーＵｓから配送サービスへの退会要求を受け付ける。第２受付部１０２は、提供サーバー通信部１１によって端末装置４から退会要求情報を受信した場合、ユーザーＵｓから配送サービスへの退会要求を受け付けたと判別する。退会要求情報には、アカウントＩＤ１１３Ａとパスワード１１３Ｂとが含まれる。第２受付部１０２は、退会要求を受け付けたと判別した場合、受け付けた旨を取得部１０３に通知する。

取得部１０３は、第１受付部１０１から入会要求を受け付けた旨の通知を受けた場合、第１受付部１０１が受信した入会要求情報に含まれる利用情報１１５Ａを第１受付部１０１から取得する。また、取得部１０３は、第２受付部１０２から退会要求を受け付けた旨を受信した場合、退会要求情報に含まれるアカウントＩＤ１１３Ａと一致するアカウントＩＤ１１３Ａを有するレコードを利用情報管理データベース１１５から特定する。そして、取得部１０３は、特定したレコードが有する利用情報１１５Ａを取得する。また、取得部１０３は、データベース管理部１０９が印刷可能枚数を超過した印刷が行われたと判別した場合、後述するプリンター情報に含まれるアカウントＩＤ１１３Ａと一致するアカウントＩＤ１１３Ａを有するレコードを利用情報管理データベース１１５から特定する。そして、取得部１０３は、特定したレコードが有する利用情報１１５Ａを取得する。

決定部１０４は、第１決定処理、及び、第２決定処理のいずれかの処理によって対応料金プランを決定する。対応料金プランとは、取得部１０３が取得した利用情報１１５Ａに対応する料金プラン、すなわち利用者種別情報１１５Ｂ、利用用途情報１１５Ｃ、利用頻度情報１１５Ｅ、及び、平均印刷枚数情報１１５Ｆに応じた料金プランである。対応料金プランは、ユーザーＵｓに推奨される料金プランでもある。

［第１決定処理］
第１決定処理では、決定部１０４は、グルーピングによって対応料金プランを決定する。
図７は、第１決定処理を説明するための図表である。

図７は、縦軸が、利用頻度、ユーザーＵｓの種別、及び、利用用途を所定のアルゴリズムで数値化した配送サービスの利用者の属性を示し、横軸が、平均印刷枚数を示す。

決定部１０４は、まず、利用情報管理データベース１１５から１のレコードを特定し、特定したレコードから利用者種別情報１１５Ｂ、利用用途情報１１５Ｃ、及び、利用頻度情報１１５Ｅを取得する。決定部１０４は、取得した利用者種別情報１１５Ｂが示す種別、取得した利用用途情報１１５Ｃが示す利用用途、及び、取得した利用頻度情報１１５Ｅが示す利用頻度を所定のアルゴリズムによってユーザーＵｓの属性を示す値に数値化する。次いで、決定部１０４は、利用情報管理データベース１１５から特定したレコードから平均印刷枚数情報１１５Ｆを取得する。決定部１０４は、数値化により得られた属性の値を縦軸の値とし、取得した平均印刷枚数情報１１５Ｆが示す平均印刷枚数を横軸の値として、所定の座標系にプロットする。決定部１０４は、１件のレコードについてプロットが完了すると、利用情報管理データベース１１５が格納する残りのレコード全てについて同様にプロットを行う。

決定部１０４は、全レコードについてプロットが完了すると、例えば、マハラノビス距離等の多変量解析の手法によってグループ分けする。これにより、決定部１０４は、配送サービスの利用者をグループ分けする。図７では、決定部１０４は、複数のプロット、すなわち配送サービスの利用者をグループＧＰ１、ＧＰ２、ＧＰ３の３つにグループ分けしている。

次いで、決定部１０４は、取得部１０３が取得した利用情報１１５Ａについて同様にプロットを行う。決定部１０４は、このプロットがどのグループに近いか、或いは、どのグループに属すかを判定する。決定部１０４は、判定したグループに属する利用者が最も多く選択している料金プランを対応料金プランとして決定する。例えば、取得部１０３が取得した利用情報１１５Ａによるプロットが、グループＧＰ３に属し、且つ、グループＧＰ３に属する利用者が最も多く選択している料金プランが第１料金プランであるとする。この場合、決定部１０４は、第１料金プランを対応料金プランとして決定する。

［第２決定処理］
第２決定処理では、決定部１０４は、学習済みモデル１１７によって推奨料金プランを決定する。
決定部１０４は、取得部１０３が取得した利用情報１１５Ａを学習済みモデル１１７に入力し、学習済みモデル１１７に料金プラン情報１１３Ｄを出力させる。そして、決定部１０４は、学習済みモデル１１７に出力させた料金プラン情報１１３Ｄが示す料金プランを対応料金プランとして決定する。

算出部１０５は、想定課金額を算出する。想定課金額とは、推奨料金プランをユーザーＵｓが選択した場合に当該ユーザーＵｓが推奨料金プランに規定された利用料金から課金し得る課金額である。想定課金額は、料金プランが規定する一定期間における課金額でもよいし、３ヶ月等の所定期間利用した場合のトータルの課金額でもよい。

算出部１０５は、対応料金プランが規定する印刷可能枚数から、取得部１０３が取得した利用情報１１５Ａに含まれる平均印刷枚数情報１１５Ｆが示す平均印刷枚数を除す。算出部１０５は、除して得られた値がマイナス値かプラス値であるかを判定する。算出部１０５は、マイナス値であると判定した場合、想定課金額がゼロと算出する。一方、算出部１０５は、プラス値であると判定した場合、除して得られた値に対応料金プランに規定される１枚あたりの課金額を乗じ、ひと月あたりの課金額を算出する。そして、算出部１０５は、ひと月あたりの課金額に基づいて想定課金額を算出する。なお、算出部１０５は、対応料金プランが「多段階定額制」の料金プランである場合、全ての印刷可能枚数を対象にして複数の想定課金額を算出する。

表示制御部１０６は、決定部１０４が決定した対応料金プラン、及び、算出部１０５が算出した想定課金額を、端末装置４に表示させる。表示制御部１０６は、決定部１０４が決定した対応料金プラン、及び、算出部１０５が算出した想定課金額の表示を指示する表示指示情報を、提供サーバー通信部１１によって端末装置４に送信する。表示指示情報には、決定部１０４が決定した対応料金プランを示す対応料金プラン情報、及び、算出部１０５が算出した想定課金額を示す想定課金額情報が含まれる。想定課金額情報は、課金額情報の一例に対応する。

データセット生成部１０７は、学習部１０８が学習するためのデータであるデータセット１１６Ａを生成する。データセット生成部１０７は、利用情報管理データベース１１５から１件のレコードを特定し、特定したレコードから利用情報１１５Ａを取得する。また、データセット生成部１０７は、利用情報管理データベース１１５から特定したレコードが有するアカウントＩＤ１１３Ａと一致するアカウントＩＤ１１３Ａのレコードをアカウント管理データベース１１３から特定し、特定したレコードが有する料金プラン情報１１３Ｄを取得する。データセット生成部１０７は、取得した利用情報１１５Ａと料金プラン情報１１３Ｄとを対応付けたデータセット１１６Ａを生成し、生成したデータセット１１６Ａをデータセット管理データベース１１６に格納する。

データセット生成部１０７がデータセット１１６Ａを生成するタイミングは、利用情報管理データベース１１５が格納するあるレコードの内容が更新されたタイミングが一例として挙げられる。

学習部１０８は、ＡＩ（：Ａｒｔｉｆｉｃｉａｌ Ｉｎｔｅｌｌｉｇｅｎｃｅ）であり、ニューラルネットワークを構成するソフトウェア、又はハードウェアで構成される。学習部１０８は、利用情報管理データベース１１５に格納されるデータセット１１６Ａを用いて機械学習を行い、提供サーバー記憶部１１０が記憶する学習済みモデル１１７を更新する。すなわち、学習部１０８は、データセット１１６Ａを用いた学習を実行し、学習結果を反映するように提供サーバー記憶部１１０に記憶される学習済みモデル１１７を更新する。本実施形態において学習部１０８が実行する学習は、データセット１１６Ａを用いるため、いわゆる教師あり学習として実現できる。例えば、データセット１１６Ａにおいては、料金プラン情報１１３Ｄをラベルとして機械学習することで、学習部１０８は、データセット１１６Ａから、入力に対応する料金プランがどのような料金プランであるかを学習する。

学習部１０８は、例えば、所定時間が経過したタイミングや、データセット管理データベース１１６に新たなデータセット１１６Ａが格納されたタイミング等のタイミングで、提供サーバー記憶部１１０が記憶する学習済みモデル１１７を更新する。なお、学習に用いられたデータセット１１６Ａは、データセット管理データベース１１６から削除されてもよい。

データベース管理部１０９は、アカウント管理データベース１１３、プリンター管理データベース１１４、及び、利用情報管理データベース１１５が有するレコードの内容を適宜更新する。

次に、プリンター３、及び、端末装置４の機能的構成について説明する。
図８は、プリンター３、及び、端末装置４の機能的構成を示すブロック図である。

プリンター３は、プリンター制御部３０を備える。
プリンター制御部３０は、ＣＰＵやＭＰＵ等のプログラムを実行するプロセッサー３００、及び、プリンター記憶部３１０を備え、プリンター３の各部を制御する。プリンター制御部３０は、プロセッサー３００が、プリンター記憶部３１０に記憶された制御プログラム３１１を読み出して処理を実行するように、ハードウェア、及びソフトウェアの協働により各種処理を実行する。

プリンター記憶部３１０は、プロセッサー３００が実行するプログラムや、プロセッサー３００により処理されるデータを記憶する記憶領域を有する。プリンター記憶部３１０は、プロセッサー３００が実行する制御プログラム３１１、及び、プリンター３の動作に関する各種の設定値を含む設定データ３１２を記憶する。プリンター記憶部３１０は、プログラムやデータを不揮発的に記憶する不揮発性記憶領域を有する。また、プリンター記憶部３１０は、揮発性記憶領域を備え、プロセッサー３００が実行するプログラムや処理対象のデータを一時的に記憶する構成としてもよい。

また、プリンター記憶部３１０は、制御プログラム３１１と設定データ３１２の他に、シリアル番号１１３Ｅ、インク使用総量情報３１３、送信間印刷枚数情報３１４、印刷回数情報３１５、及び、ログファイル１１４Ｃを記憶する。

インク使用総量情報３１３は、プリンター３が配送された後にプリンター３が使用したインクの総量を示す情報である。プリンター制御部３０は、印刷を実行するたびに、プリンター記憶部３１０に記憶されたインク使用総量情報３１３が示すインク使用総量に、印刷に使用したインク量を加算して印刷終了時点のインク使用総量を算出する。そして、プリンター制御部３０は、プリンター記憶部３１０が記憶するインク使用総量情報３１３が示すインク使用総量を、算出したインク使用総量に更新する。

送信間印刷枚数情報３１４は、前回にプリンター情報をサービス提供サーバー１に送信してから、次回にプリンター情報をサービス提供サーバー１に送信するまでに、プリンター３が印刷した印刷媒体の枚数を示す。プリンター情報については後述する。プリンター制御部３０は、プリンター情報をサービス提供サーバー１に送信すると、送信間印刷枚数情報３１４が示す印刷枚数を０に再設定する。また、プリンター制御部３０は、プリンター情報を送信するまでの間、印刷を実行するたびに印刷枚数を累積的にカウントし、プリンター記憶部３１０が記憶する送信間印刷枚数情報３１４をカウント後の印刷枚数を示す送信間印刷枚数情報３１４に更新する。

印刷回数情報３１５は、プリンター３が印刷を行った回数を示す情報である。プリンター制御部３０は、プリンター３が印刷を行うたびに、印刷回数情報３１５が示す印刷回数を１つインクリメントする。

上述した通り、ログファイル１１４Ｃは、ログ情報が記述されたファイルである。第１プリンター制御部３０Ａは、プリンターエラーが発生したか否かを監視し、監視結果に基づいてログファイル１１４Ｃに監視項目：プリンターエラーのログを記録する。

プリンター３は、プリンター通信部３１を備える。
プリンター通信部３１は、所定の通信規格に従った通信ハードウェアにより構成され、プリンター制御部３０の制御で、ローカルネットワークＬＮ、及び、グローバルネットワークＧＮと接続する機器と所定の通信規格に従って通信する。本実施形態においてプリンター通信部３１が通信するローカルネットワークＬＮに接続する機器は、端末装置４である。また、本実施形態においてプリンター通信部３１が通信するグローバルネットワークＧＮに接続する機器は、サービス提供サーバー１である。

プリンター３は、プリンター印刷部３２を備える。
プリンター印刷部３２は、印刷媒体にインクを吐出してドットを形成するインクジェットヘッドや、インクジェットヘッドを走査方向に操作させるキャリッジ、キャリッジを駆動させるキャリッジ駆動モーター、印刷媒体を搬送する搬送ユニット、インクジェッドヘッドにインクを供給するインクタンク３２１等の印刷に係る構成を備える。プリンター印刷部３２は、プリンター制御部３０の制御に従って、印刷媒体に画像を印刷する。

端末装置４は、端末制御部４０を備える。
端末制御部４０は、ＣＰＵやＭＰＵ等のプログラムを実行するプロセッサー４００、及び、端末記憶部４１０を備え、端末装置４Ａの各部を制御する。端末制御部４０は、プロセッサー４００が、端末記憶部４１０に記憶された制御プログラム４１１を読み出して処理を実行するように、ハードウェア、及びソフトウェアの協働により各種処理を実行する。

端末装置４には、プリンタードライバー４１３が所定のタイミングでインストールされる。端末制御部４０は、プロセッサー４００がプリンタードライバー４１３を読み出して実行することにより、ドライバー実行部４０１として機能する。
また、端末装置４には、配送サービスを利用するための専用のアプリケーションプログラムである専用アプリ４１４がインストールされる。端末制御部４０は、プロセッサー４００が専用アプリ４１４を読み出して実行することにより、専用アプリ実行部４０２として機能する。ドライバー実行部４０１、及び、専用アプリ実行部４０２の機能については後述する。

端末記憶部４１０は、プロセッサー４００が実行するプログラムや、プロセッサー４００により処理されるデータを記憶する記憶領域を有する。端末記憶部４１０は、プロセッサー４００が実行する制御プログラム４１１、端末装置４の動作に関する各種の設定値を含む設定データ４１２、プリンタードライバー４１３、専用アプリ４１４、その他の各種データを記憶する。端末記憶部４１０は、プログラムやデータを不揮発的に記憶する不揮発性記憶領域を有する。また、端末記憶部４１０は、揮発性記憶領域を備え、プロセッサー４００が実行するプログラムや処理対象のデータを一時的に記憶する構成としてもよい。

端末装置４は、端末通信部４１を備える。
端末通信部４１は、所定の通信規格に従った通信ハードウェアを備え、端末制御部４０の制御により、ローカルネットワークＬＮ、及び、グローバルネットワークＧＮと接続する機器と所定の通信規格に従って通信する。本実施形態において端末通信部４１が通信するローカルネットワークＬＮに接続する機器は、プリンター３である。また、本実施形態において端末通信部４１が通信するグローバルネットワークＧＮに接続する機器は、サービス提供サーバー１である。

端末装置４は、端末表示部４２を備える。
端末表示部４２は、表示パネルを備え、端末制御部４０の制御で表示パネルに各種情報を表示する。

端末装置４は、端末入力部４３を備える。
端末入力部４３は、キーボード、マウス、その他の入力手段を備え、入力手段に対するユーザーの操作を検出し、端末制御部４０に出力する。端末制御部４０は、端末入力部４３からの入力に基づいて、入力手段に対するユーザーの操作に対応する処理を実行する。

上述した通り、端末制御部４０は、ドライバー実行部４０１、及び、専用アプリ実行部４０２として機能する。

ドライバー実行部４０１は、所定のアプリケーションプログラムが生成した画像データに基づいて、当該画像データが示す画像をプリンター３に印刷させる印刷データを生成する。印刷データには、プリンター３のコマンド体系に対応した各種の制御コマンドが含まれる。ドライバー実行部４０１は、生成した印刷データを端末通信部４１によりプリンター３に送信する。

専用アプリ実行部４０２は、配送サービスへの入会要求に係る処理、配送サービスの利用に係る処理、及び、配送サービスからの退会要求に係る処理を実行する。

専用アプリ実行部４０２は、配送サービスへの会員登録を行うためのユーザーインターフェイス、すなわち配送サービスへの入会を行うためのユーザーインターフェイスを端末表示部４２に表示させる。
以下の説明では、このユーザーインターフェイスを「会員登録ＵＩ」という。

会員登録ＵＩには、パスワード１１３Ｂ、配送先情報１１３Ｃ、利用者種別情報１１５Ｂ、利用用途情報１１５Ｃ、利用頻度情報１１５Ｅ、平均印刷枚数情報１１５Ｆ、及び、支払方法情報１１３Ｆが入力可能である。なお、会員登録ＵＩに入力される利用頻度情報１１５Ｅは、ユーザーＵｓが入会時に想定した利用頻度である。また、会員登録ＵＩに入力される平均印刷枚数情報１１５Ｆは、ユーザーＵｓが入会時に想定した平均印刷枚数である。

会員登録ＵＩには、対応料金プランを示す対応料金プラン情報、及び、想定課金額を示す想定課金額情報が表示される。想定課金額情報は、課金額情報の一例に対応する。
専用アプリ実行部４０２は、サービス提供サーバー１から表示指示情報を受信した場合、表示指示情報が表示を指示する対応料金プラン情報、及び、想定課金額情報を会員登録ＵＩにおいて表示する。会員登録ＵＩは、表示された対応料金プラン情報が選択可能に表示される。また、会員登録ＵＩでは、対応料金プラン情報、及び、想定課金額情報の再表示を要求可能である。専用アプリ実行部４０２は、会員登録ＵＩにおいて再表示の要求を受け付けた場合、再表示を要求する再表示要求情報を端末通信部４１によってサービス提供サーバー１に送信する。再表示要求情報には、会員登録ＵＩに入力される、パスワード１１３Ｂ、配送先情報１１３Ｃ、利用者種別情報１１５Ｂ、利用用途情報１１５Ｃ、利用頻度情報１１５Ｅ、平均印刷枚数情報１１５Ｆ、及び、支払方法情報１１３Ｆが含まれる。そして、専用アプリ実行部４０２は、再度、表示指示情報をサービス提供サーバー１から受信し、対応料金プラン情報、及び、想定課金額情報を表示する。

会員登録ＵＩには、入力を確定する確定ボタンが設けられる。
専用アプリ実行部４０２は、確定ボタンが操作された場合、会員登録ＵＩにおける入力が確定したと判別し、操作時点で会員登録ＵＩに入力された各種情報を含む確定情報を、端末通信部４１によりサービス提供サーバー１に送信する。この操作時点で会員登録ＵＩに入力された各種情報には、少なくとも、パスワード１１３Ｂ、配送先情報１１３Ｃ、利用者種別情報１１５Ｂ、利用用途情報１１５Ｃ、利用頻度情報１１５Ｅ、平均印刷枚数情報１１５Ｆ、支払方法情報１１３Ｆ、及び、料金プラン情報１１３Ｄを含む。確定情報に含まれる料金プラン情報１１３Ｄが示す料金プランは、会員登録ＵＩに表示された対応料金プラン情報が示す対応料金プランであって、ユーザーＵｓが選択した対応料金プランである。サービス提供サーバー１は、確定情報を受信すると、アカウント管理データベース１１３、及び、利用情報管理データベース１１５に格納するレコードの生成、及び、生成したレコードの格納を行う会員登録処理を実行する。

専用アプリ実行部４０２は、配送サービスの利用に係るユーザーインターフェイスを端末表示部４２に表示させる。このユーザーインターフェイスには、印刷総枚数が選択している料金プランに規定された印刷可能枚数を超過した場合に、対応料金プラン情報、及び、想定課金額情報が表示される。

専用アプリ実行部４０２は、配送サービスからの退会要求を行うためのユーザーインターフェイスを端末表示部４２に表示させる。
以下の説明では、このユーザーインターフェイスを「退会要求ＵＩ」という。退会要求ＵＩには、アカウントＩＤ１１３Ａ、及び、パスワード１１３Ｂが入力可能である。

退会要求ＵＩには、対応料金プラン情報、及び、想定課金額情報が表示される。
専用アプリ実行部４０２は、サービス提供サーバー１から表示指示情報を受信した場合、表示指示情報が表示を指示する対応料金プラン情報、及び、想定課金額情報を退会要求ＵＩに表示する。

退会要求ＵＩには、利用継続を確定する継続確定ボタンと、退会を確定する退会確定ボタンとが設けられる。
専用アプリ実行部４０２は、退会要求ＵＩにおいて継続確定ボタンが操作された場合、その旨を示す情報を端末通信部４１によりサービス提供サーバー１に送信する。専用アプリ実行部４０２は、退会要求ＵＩにおいて退会確定ボタンが操作された場合、その旨を示す情報を端末通信部４１によりサービス提供サーバー１に送信する。サービス提供サーバー１は、継続確定ボタンが操作された旨を受信した場合、料金プラン変更処理を実行する。一方、サービス提供サーバー１は、退会確定ボタンが操作された旨を受信した場合、退会処理を実行する。

ここで、配送サービスにおけるインクの配送に係るプリンター３とサービス提供サーバー１との動作について説明する。

プリンター制御部３０は、プリンター情報を送信するトリガーが発生したか否かを判別する。トリガーとしては、電源が投入されたことや、所定期間が経過したこと、１の印刷が終了したこと等が例として挙げられる。

プリンター情報とは、プリンター３に関する情報である。
プリンター情報は、プリンター記憶部３１０に記憶されるシリアル番号１１３Ｅとインク使用総量情報３１３と送信間印刷枚数情報３１４と印刷回数情報３１５とログファイル１１４Ｃが含まれる。

プリンター制御部３０は、トリガーが発生したと判別した場合、プリンター通信部３１によりプリンター情報をサービス提供サーバー１に送信する。

サービス提供サーバー１のデータベース管理部１０９は、プリンター情報を受信すると、プリンター情報に含まれるインク使用総量情報３１３に基づいて、インクの配送を要するか否かを判別する。データベース管理部１０９は、インクの配送を要すると判別した場合、配送サーバー２に配送要求を行い、配送サーバー２を所有する主体にインクを配送させる。

また、データベース管理部１０９は、受信したプリンター情報に基づいて、プリンター管理データベース１１４のレコードを更新する。
すなわち、データベース管理部１０９は、レコードが有するインク使用総量情報１１４Ａを、受信したプリンター情報に含まれるインク使用総量情報３１３Ｂに更新する。データベース管理部１０９は、レコードが有する印刷総枚数情報１１４Ｂが示す総枚数に、受信したプリンター情報に含まれる送信間印刷枚数情報３１３Ａが示す印刷枚数を加算することで、印刷総枚数情報１１４Ｂを更新する。データベース管理部１０９は、レコードが有するログファイル１１４Ｃを、受信したプリンター情報に含まれるログファイル１１４Ｃに更新する。

また、データベース管理部１０９は、受信したプリンター情報に基づいて、利用情報管理データベース１１５のレコードを更新する。
すなわち、データベース管理部１０９は、受信したプリンター情報に含まれる印刷回数情報３１５が示す印刷回数に基づいて利用頻度を算出し、利用情報管理データベースの更新対象のレコードが有する利用頻度情報１１５Ｅが示す利用頻度を、算出した利用頻度に更新する。なお、利用情報管理データベース１１５の更新対象のレコードの特定は、受信したプリンター情報が含むシリアル番号１１３Ｅと、アカウント管理データベース１１３とに基づいて行われる。

また、データベース管理部１０９は、更新後の印刷総枚数情報１１４Ｂが示す総枚数が、プリンター情報が含むシリアル番号１１３Ｅと対応付く料金プラン情報１１３Ｄが示す料金プランに規定された印刷可能枚数を上回っているか否かを判別する。料金プラン情報１１３Ｄが第４料金プランである場合、最も枚数の多い印刷可能枚数を比較対象にする。データベース管理部１０９は、上回っていると判別した場合、データベース管理部１０９は、その旨を取得部１０３に通知する。

次に、図９を参照して、サービス提供サーバー１の動作について説明する。
図９は、サービス提供サーバー１の動作を示すフローチャートである。

図９の説明では、第１ユーザーＵｓ１に対応料金プランを提示する場合を例に挙げて説明する。

第１受付部１０１は、入会要求を受け付けたか否かを判別する（ステップＳＡ１）。
第１受付部１０１が入会要求を受け付けたと判別した場合（ステップＳＡ１：ＹＥＳ）、取得部１０３は、第１受付部１０１が受信した入会要求情報が含む第１利用情報を取得する（ステップＳＡ２）。

次いで、決定部１０４は、ステップＳＡ２において取得部１０３が取得した第１利用情報に基づいて、第１決定処理によって対応料金プランを決定する（ステップＳＡ３）。

次いで、算出部１０５は、取得した第１利用情報に含まれる平均印刷枚数情報１１５Ｆが示す平均印刷枚数、及び、決定部１０４が決定した対応料金プランに基づいて、想定課金額を算出する（ステップＳＡ４）。

次いで、表示制御部１０６は、ステップＳＡ３で決定部１０４が決定した対応料金プランを示す対応料金プラン情報、及び、ステップＳＡ４で算出部１０５が算出した想定課金額を示す想定課金額情報の表示を指示する表示指示情報を、提供サーバー通信部１１によって端末装置４Ａに送信する（ステップＳＡ５）。

次いで、決定部１０４は、対応料金プラン情報、及び、想定課金額情報の再表示を要求する再表示要求情報を受信したか否かを判別する（ステップＳＡ６）。

決定部１０４が再表示要求情報を受信したと判別した場合（ステップＳＡ６：ＹＥＳ）、提供サーバー制御部１０は、再度、ステップＳＡ２からステップＳＡ６までの処理を再度実行する。なお、ステップＳＡ２において、取得部１０３は、再表示要求情報に含まれる利用者種別情報１１５Ｂ、利用用途情報１１５Ｃ、利用頻度情報１１５Ｅ、平均印刷枚数情報１１５Ｆを第１利用情報として取得する。

一方、決定部１０４が再表示要求情報を受信していないと判別した場合（ステップＳＡ６：ＮＯ）、データベース管理部１０９は、端末装置４Ａから確定情報を受信したか否かを判別する（ステップＳＡ７）。

データベース管理部１０９は、端末装置４から確定情報を受信していないと判別した場合（ステップＳＡ７：ＮＯ）、処理をステップＳＡ６に戻す。一方、データベース管理部１０９は、端末装置４Ａから確定情報を受信したと判別した場合（ステップＳＡ７：ＹＥＳ）、入会登録処理を実行する（ステップＳＡ８）。

ステップＳＡ１の説明に戻り、第１受付部１０１が入会要求を受け付けていないと判別した場合（ステップＳＡ１：ＮＯ）、データベース管理部１０９は、更新後の印刷総枚数情報１１４Ｂが示す総枚数が印刷可能枚数を上回ったか否かを判別する（ステップＳＡ９）。

データベース管理部１０９が、総枚数が印刷可能枚数を上回ったと判別した場合（ステップＳＡ９：ＹＥＳ）、取得部１０３は、アカウント管理データベース１１３から第１利用情報を取得する（ステップＳＡ１０）。

次いで、決定部１０４は、ステップＳＡ１０において取得部１０３が取得した第１利用情報に基づいて、第２決定処理によって対応料金プランを決定する（ステップＳＡ１１）。

次いで、算出部１０５は、取得した第１利用情報に含まれる平均印刷枚数情報１１５Ｆが示す平均印刷枚数、及び、決定部１０４が決定した対応料金プランに基づいて、想定課金額を算出する（ステップＳＡ１２）。

次いで、表示制御部１０６は、ステップＳＡ１３で決定した対応料金プランを示す対応料金プラン情報、及び、ステップＳＡ１４で算出した想定課金額を示す想定課金額情報の表示を指示する表示指示情報を、提供サーバー通信部１１によって端末装置４Ａに送信する（ステップＳＡ１３）。

次いで、データベース管理部１０９は、表示指示情報の送信によって提示した対応料金プランに第１ユーザーＵｓ１が変更するか否か判別する（ステップＳＡ１４）。データベース管理部１０９は、端末装置４Ａから対応料金プランへの変更の要求を示す情報を受信した場合に、ステップＳＡ１４で肯定判別する。

データベース管理部１０９は、対応料金プランに変更しないと判別した場合（ステップＳＡ１４：ＮＯ）、処理をステップＳＡ１に戻す。一方で、データベース管理部１０９は、対応料金プランに変更すると判別した場合（ステップＳＡ１４：ＹＥＳ）、料金プラン変更処理を実行する（ステップＳＡ１５）。

料金プラン変更処理では、例えば、アカウント管理データベース１１３が有する第１ユーザーＵｓ１のレコードの料金プラン情報１１３Ｄが示す料金プランが、対応料金プランに変更される。

ステップＳＡ９の説明に戻り、データベース管理部１０９が、印刷総枚数が印刷可能枚数を上回っていないと判別した場合（ステップＳＡ９：ＮＯ）、第２受付部１０２は、退会要求を受け付けたか否かを判別する（ステップＳＡ１６）。

第２受付部１０２が退会要求を受け付けていないと判別した場合（ステップＳＡ１６：ＮＯ）、提供サーバー制御部１０は、処理をステップＳＡ１に戻す。

一方で、第２受付部１０２が退会要求を受け付けたと判別した場合（ステップＳＡ１６：ＹＥＳ）、取得部１０３は、第２受付部１０２が受信した退会要求情報が含むアカウントＩＤ１１３Ａをキーとして、利用情報管理データベース１１５から第１利用情報を取得する（ステップＳＡ１７）。

次いで、決定部１０４は、ステップＳＡ１０において取得部１０３が取得した第１利用情報に基づいて、第２決定処理によって対応料金プランを決定する（ステップＳＡ１８）。すなわち、決定部１０４は、第１利用情報を学習済みモデル１１７に入力して、学習済みモデル１１７に料金プラン情報１１３Ｄを出力させ、学習済みモデル１１７に出力した料金プラン情報１１３Ｄを示す料金プランを対応料金プランとして決定する。

次いで、算出部１０５は、ステップＳＡ１７で取得した第１利用情報に含まれる平均印刷枚数情報１１５Ｆが示す平均印刷枚数、及び、決定部１０４が決定した対応料金プランに基づいて、想定課金額を算出する（ステップＳＡ１９）。

次いで、表示制御部１０６は、ステップＳＡ１８で決定した対応料金プランを示す対応料金プラン情報、及び、ステップＳＡ１９で算出した想定課金額を示す想定課金額情報の表示を指示する表示指示情報を、提供サーバー通信部１１によって端末装置４に送信する（ステップＳＡ２０）。

次いで、データベース管理部１０９は、配送サービスの利用を継続するか否かを判別する（ステップＳＡ２１）。データベース管理部１０９は、継続確定ボタンが操作された旨を受信した場合、ステップＳＡ２１で肯定判別する。一方、データベース管理部１０９は、退会確定ボタンが操作された旨を受信した場合、ステップＳＡ２１で否定判別する。

データベース管理部１０９は、配送サービスの利用を継続すると判別した場合（ステップＳＡ２１：ＮＯ）、退会処理を実行する（ステップＳＡ２２）。

退会処理では、データベース管理部１０９は、アカウント管理データベース１１３から第１ユーザーＵｓ１のレコードの消去を行う。

データベース管理部１０９は、配送サービスの利用を継続すると判別した場合（ステップＳＡ２１：ＹＥＳ）、料金プラン変更処理を実行する（ステップＳＡ１５）。

［変形例］
次に、変形例について説明する。
変形例では、対応料金プランに基づく配送サービスの利用開始が可能な日時に応じて、提示される対応料金プランを決定してもよい。例えば、印刷が多く行われ得る月が予め定められており、学習済みモデル１１７が出力した料金プラン情報１１３Ｄが第１料金プランであったとする。この場合、対応料金プランに基づく配送サービスの利用開始が可能な日時が、予め定められた印刷が多く行われ得る月に該当する場合、決定部１０４は、第１料金プランより印刷可能枚数が多く規定された第２料金プラン又は第３料金プラン、或いは、「多段階定額制」の第４料金プランを対応料金プランとして決定する。

また、変形例では、決定部１０４は、第１決定処理、及び、第２決定処理のいずれかによって第１料金プラン～第４料金プランのうちいずれかの料金プランを定め、対応料金プランに基づく配送サービスの利用開始が可能な日時に応じて、定めた１の料金プランが規定する利用料金と印刷可能枚数との少なくともいずれかを変更した料金プランを新たに作成する。そして、決定部１０４は、新たに作成した料金プランを対応料金プランとして決定する。例えば、決定部１０４は、受験シーズンや年賀状シーズン等の月に応じて印刷可能枚数を引き上げてもよく、月に応じて利用料金を引き下げてもよい。

上述した実施形態、及び、変形例によれば、以下の効果を奏する。以下の効果の説明では、第１ユーザーＵｓ１に対応料金プランを提示する場合を例示する。

サービス提供サーバー１は、インクを配送する配送サービスを提供する。サービス提供サーバー１は、第１ユーザーＵｓ１の配送サービスの利用に係る第１利用情報を取得する取得部１０３と、取得部１０３が取得した第１利用情報、第２ユーザーＵｓ２の配送サービスの利用に係る第２利用情報、及び、第２ユーザーＵｓ２が選択した配送サービスの料金プランである選択料金プランに基づいて、第１利用情報に対応する対応料金プランを決定する決定部１０４と、決定部１０４が決定した対応料金プランを示す対応料金プラン情報を第１ユーザーＵｓ１の端末装置４Ａに表示させる表示制御部１０６と、を備える。

サービス提供システム１０００は、第１ユーザーＵｓ１の配送サービスの利用に係る第１利用情報を取得する取得部１０３と、取得部１０３が取得した第１利用情報、第２利用情報、及び、選択料金プランに基づいて、第１利用情報に対応する対応料金プランを決定する決定部１０４と、決定部１０４が決定した対応料金プランを示す対応料金プラン情報を第１ユーザーＵｓ１の端末装置４Ａに表示させる表示制御部１０６と、を備える。

サービス提供サーバー１の制御方法であって、第１利用情報を取得し、取得した第１利用情報、第２利用情報、及び、選択料金プランに基づいて、第１利用情報に対応する対応料金プランを決定し、決定部１０４が決定した対応料金プランを示す対応料金プラン情報を第１ユーザーＵｓ１の端末装置４Ａに表示させる。

サービス提供サーバー１、サービス提供システム１０００、及び、サービス提供サーバー１の制御方法によれば、第１ユーザーＵｓ１だけでなく第２ユーザーＵｓ２の配送サービスの利用に係る情報を考慮して、第１ユーザーＵｓ１の配送サービスの利用に対応する料金プランを決定し、第１ユーザーＵｓ１に決定した料金プランを提示できる。したがって、サービス提供サーバー１、サービス提供システム１０００、及び、サービス提供サーバー１の制御方法によれば、最適な配送サービスの料金プランを第１ユーザーＵｓ１に提示できる。

第１利用情報は、配送サービスにおける第１ユーザーＵｓ１の利用態様を示す第１利用態様情報を含む。

これによれば、決定部１０４が、配送サービスにおける第１ユーザーＵｓ１の利用態様に基づいて対応料金プランを決定できるため、第１ユーザーＵｓ１自身の利用態様に適した料金プランを提示できる。したがって、より最適な配送サービスの料金プランを第１ユーザーＵｓ１に提示できる。

第２利用情報は、配送サービスにおける第２ユーザーＵｓ２の利用態様を示す第２利用態様情報を含む。

これによれば、決定部１０４が、配送サービスにおける第２ユーザーＵｓ２の利用態様に基づいて対応料金プランを決定できるため、他のユーザーＵｓの利用態様を考慮した対応料金プランを第１ユーザーＵｓ１に提示できる。したがって、より最適な配送サービスの料金プランを第１ユーザーＵｓ１に提示できる。

第１利用態様情報は、プリンター３による印刷媒体の平均印刷枚数を示す平均印刷枚数情報１１５Ｆを含む。平均印刷枚数情報１１５Ｆが示す印刷枚数、及び、決定部１０４が決定した対応料金プランに基づいて、第１ユーザーＵｓ１が対応料金プランを選択した場合に第１ユーザーＵｓ１が課金し得る想定課金額を算出する算出部１０５を備える。表示制御部１０６は、対応料金プランと共に算出部１０５が算出した想定課金額を示す想定課金額情報を端末装置４Ａに表示させる。

これによれば、想定課金額情報を対応料金プラン情報と共に提示できるため、ユーザーが対応料金プランを選択した場合にどのくらいの課金額が生じ得るかを知ることができ、対応料金プランの提示に際してユーザーの利便性を高めることができる。

サービス提供サーバー１は、少なくとも、第２利用情報と選択料金プラン情報とが対応付けられたデータセット１１６Ａに基づいて機械学習した学習済みモデル１１７を記憶する提供サーバー記憶部１１０を備える。決定部１０４は、取得部１０３が取得した第１利用情報を提供サーバー記憶部１１０が記憶する学習済みモデル１１７に入力して、学習済みモデル１１７から料金プラン情報１１３Ｄを出力させ、学習済みモデル１１７から出力させた料金プラン情報１１３Ｄが示す料金プランを対応料金プランとして決定する。

少なくとも、第２利用情報と選択料金プランとが対応付けれたデータセット１１６Ａに基づいて機械学習した学習済みモデルを用いることで、ユーザーに最適な料金プランを学習済みモデル１１７への入力によって決定できる。したがって、容易に、より最適な配送サービスの料金プランを第１ユーザーＵｓ１に提示できる。

サービス提供サーバー１は、第１ユーザーＵｓ１による配送サービスへの入会要求を受け付ける第１受付部１０１を備える。表示制御部１０６は、第１受付部１０１が入会要求を受け付けた場合に、対応料金プラン情報を端末装置４Ａに表示させる。

これによれば、配送サービスへの入会時において、第１ユーザーＵｓ１に最適な配送サービスの料金プランを提示できる。特に、入会時では、第１ユーザーＵｓ１が配送サービスを利用していないいため、第１利用情報のみであると最適な対応料金プランを提示できない可能性が高い。しかしながら、第１ユーザーＵｓ１だけでなく第２ユーザーＵｓ２の配送サービスの利用に係る情報を考慮して対応料金プランを決定し、提示するため、入会時において最適な配送サービスの料金プランを第１ユーザーＵｓ１に提示できる。

サービス提供サーバー１は、第１ユーザーＵｓ１による配送サービスからの退会要求を受け付ける第２受付部１０２を備える。表示制御部１０６は、第２受付部１０２が退会要求を受け付けた場合に、対応料金プラン情報を端末装置４Ａに表示させる。

これによれば、配送サービスへの入会時において、第１ユーザーＵｓ１に最適な配送サービスの料金プランを提示できる。

料金プランは、一定期間における配送サービスの利用料金と、一定期間において利用料金から課金することなくプリンター３が印刷可能な印刷枚数である印刷可能枚数とが少なくとも規定されたプランである。決定部１０４は、対応料金プランに基づく配送サービスンの利用開始が可能な日時に応じて利用料金と印刷可能枚数との少なくともいずれかが異なる対応料金プランを決定する。

これによれば、対応料金プランに基づく配送サービスの利用開始が可能な日時に応じて利用料金と印刷可能枚数との少なくともいずれかが異なる対応料金プランを提示できるため、第１ユーザーＵｓ１によって魅力的な配送サービスの料金プランを提示できるようになる。

決定部１０４は、対応料金プランに基づく配送サービスの利用開始が可能な月に応じて印刷可能枚数が異なる対応料金プランを決定する。

例えば、年賀状シーズン、受験シーズン等、月によっては多くの印刷がなされ得る月がある。そこで、対応料金プランに基づく配送サービスの利用開始が可能な月に応じて印刷可能枚数が異なる対応料金プランを提示できる。そのため、第１ユーザーＵｓ１によって魅力的な配送サービスの料金プランを提示できるようになる。

上述した実施形態、及び、変形例は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。

例えば、上述した実施形態、及び、変形例では、入会要求が行われたときでは第１決定処理で決定した料金プランが提示され、ひと月あたりの印刷枚数が印刷可能枚数を超過したとき、及び、退会要求が行われたときでは第２決定処理で決定した料金プランが提示される構成である。しかしながら、入会要求が行われたときに第２決定処理で決定した料金プランが提示されてもよいし、ひと月あたりの印刷枚数が印刷可能枚数を超過したとき、及び、退会要求が行われたときに第１決定処理で決定した料金プランが提示されてもよい。

例えば、上述した実施形態、及び、変形例では、ひと月あたりの利用料金及び印刷可能枚数が規定された料金プランを例示したが、料金プランが示す一定期間は、ひと月に限定されない。

例えば、上述した実施形態、及び、変形例では、配送サービスにおいて４つの料金プランが設定されている場合を例示したが、配送サービスでは、さらに多くの料金プランが設定されてもよいし少なく設定されてよい。

例えば、上述した実施形態、及び、変形例では、ＣＩＳＳ式のプリンター３を例示したが、プリンター３は、インクカートリッジが装着可能な印刷装置でもよい。この場合、配送サービスでは、インクがインクカートリッジに貯留された状態で配送先に配送される。

例えば、上述したプリンター３は、印刷機能の他に、スキャン機能や、ファクシミリ機能を有する複合機でもよい。

例えば、利用態様情報１１５Ｄが示すユーザーＵｓの利用態様は、利用頻度、及び、平均印刷枚数に限定されず、例えば、インクの消費量等の利用の様子を示す要素であればさらに多くてもよく、他の要素があってよいし、少なくてもよい。

例えば、印刷枚数情報として平均印刷枚数情報１１５Ｆを例示したが、印刷枚数情報は、平均印刷枚数を示す情報に限定されず、ひと月あたりに印刷された総枚数を示す情報や、配送サービスを利用してからのトータルの枚数を示す情報等の情報でもよい。この場合、利用態様情報１１５Ｄには、平均印刷枚数情報１１５Ｆに代わって、或いは共に、ひと月あたりに印刷された総枚数を示す情報や、配送サービスを利用してからのトータルの枚数を示す情報等の情報が含まれる。また、この場合では、第１決定処理の横軸も平均印刷枚数情報１１５Ｆが示す平均印刷枚数に代わって、ひと月あたりに印刷された総枚数や、配送サービスを利用してからのトータルの枚数としてもよい。

例えば、上述した実施形態では、プリンター３としてシリアルのインクジェットプリンターを例示したが、プリンター３は、ライン式のインクジェットプリンターでもよい。

例えば、上述した実施形態では、プリンター３における消耗品としてインクを例示し、インクが配送される場合を例示した。しかしながら、配送される消耗品は、インクに限定されず、例えば、インクジェッドヘッドのメンテナンスで廃液として出るインクを貯留する廃液ボックスを含んでもよい。また、プリンターが電子写真方式のプリンターであれば、トナーを消耗品としてもよい。

例えば、提供サーバー制御部１０、プリンター制御部３０、及び、端末制御部４０の機能は、複数のプロセッサー、又は、半導体チップにより実現してもよい。

また、図２、及び、図８に示した各部は一例であって、具体的な実装形態は特に限定されない。つまり、必ずしも各部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで各部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上述した実施形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアとしてもよく、或いは、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。その他、サービス提供システム１０００の他の各部の具体的な細部構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。

また、例えば、図９に示す動作のステップ単位は、サービス提供サーバー１の各装置の動作の理解を容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものであり、処理単位の分割の仕方や名称によって、本発明が限定されることはない。処理内容に応じて、さらに多くのステップ単位に分割してもよい。また、１つのステップ単位がさらに多くの処理を含むように分割してもよい。また、そのステップの順番は、本発明の趣旨に支障のない範囲で適宜に入れ替えてもよい。

１…サービス提供サーバー（情報処理装置）、２…配送サーバー、３、３Ａ…プリンター（印刷装置）、４、４Ａ…端末装置、１０…提供サーバー制御部、１１…提供サーバー通信部、１００…プロセッサー、１０１…第１受付部、１０２…第２受付部、１０３…取得部、１０４…決定部、１０５…算出部、１０６…表示制御部、１０７…データセット生成部、１０８…学習部、１０９…データベース管理部、１１０…提供サーバー記憶部（記憶部）、１１１…制御プログラム、１１２…設定データ、１１３…アカウント管理データベース、１１３Ｄ…料金プラン情報、１１４…プリンター管理データベース、１１５…利用情報管理データベース、１１５Ａ…利用情報、１１５Ｄ…利用態様情報、１１６…データセット管理データベース、１１６Ａ…データセット、１１７…学習済みモデル、１０００…サービス提供システム、ＧＮ…グローバルネットワーク、ＫＯ…家屋、ＫＯＭ…家屋通信装置、ＬＮ…ローカルネットワーク、Ｕｓ…ユーザー、Ｕｓ１…第１ユーザー、Ｕｓ２…第２ユーザー。

Claims (10)

1. 印刷装置における消耗品を配送する配送サービスを提供する情報処理装置であって、
   第１ユーザーの前記配送サービスの利用に係る第１利用情報を取得する取得部と、
   前記取得部が取得した前記第１利用情報、第２ユーザーの前記配送サービスの利用に係
   る第２利用情報、及び、前記第２ユーザーが選択した前記配送サービスの料金プランであ
   る選択料金プランに基づいて、前記取得部が取得した前記第１利用情報に対応する前記料
   金プランである対応料金プランを決定する決定部と、
   前記決定部が決定した前記対応料金プランを示す対応料金プラン情報を前記第１ユーザ
   ーの端末装置に表示させる表示制御部と、
   少なくとも、前記第２利用情報と、前記選択料金プランを示す選択料金プラン情報とが
   対応付けられたデータセットに基づいて機械学習した学習済みモデルを記憶する記憶部と
   、を備え、
   前記決定部は、前記取得部が取得した前記第１利用情報を前記記憶部が記憶する前記学
   習済みモデルに入力して、前記学習済みモデルから前記料金プランを示す料金プラン情報
   を出力させ、前記学習済みモデルから出力させた前記料金プラン情報が示す前記料金プラ
   ンを前記対応料金プランとして決定する、
   情報処理装置。
2. 前記第１利用情報は、前記配送サービスにおける前記第１ユーザーの利用態様を示す第
   １利用態様情報を含む、
   請求項１に記載の情報処理装置。
3. 前記第２利用情報は、前記配送サービスにおける前記第２ユーザーの利用態様を示す第
   ２利用態様情報を含む、
   請求項１又は２に記載の情報処理装置。
4. 前記第１利用態様情報は、前記印刷装置による印刷媒体の印刷枚数を示す印刷枚数情報
   を含み、
   前記印刷枚数情報が示す前記印刷枚数、及び、前記決定部が決定した前記対応料金プラ
   ンに基づいて、前記第１ユーザーが前記対応料金プランを選択した場合に前記第１ユーザ
   ーが課金し得る課金額を算出する算出部を備え、
   前記表示制御部は、前記対応料金プラン情報と共に前記算出部が算出した前記課金額を
   示す課金額情報を前記端末装置に表示させる、
   請求項２に記載の情報処理装置。
5. 前記第１ユーザーによる前記配送サービスへの入会要求を受け付ける第１受付部を備え
   、
   前記表示制御部は、前記第１受付部が前記入会要求を受け付けた場合に、前記対応料金
   プラン情報を前記端末装置に表示させる、
   請求項１から４のいずれか一項に記載の情報処理装置。
6. 前記第１ユーザーによる前記配送サービスからの退会要求を受け付ける第２受付部を備
   え、
   前記表示制御部は、前記第２受付部が前記退会要求を受け付けた場合に、前記対応料金
   プラン情報を前記端末装置に表示させる、
   請求項１から５のいずれか一項に記載の情報処理装置。
7. 前記料金プランは、一定期間における前記配送サービスの利用料金と、前記一定期間に
   おいて前記利用料金から課金することなく前記印刷装置が印刷可能な印刷枚数である印刷
   可能枚数とが少なくとも規定されたプランであり、
   前記決定部は、前記対応料金プランに基づく前記配送サービスの利用開始が可能な日時
   に応じて、前記利用料金と前記印刷可能枚数との少なくともいずれかが異なる前記対応料
   金プランを決定する、
   請求項１から６のいずれか一項に記載の情報処理装置。
8. 前記決定部は、前記対応料金プランに基づく前記配送サービスの利用開始が可能な月に
   応じて、前記印刷可能枚数が異なる前記対応料金プランを決定する、
   請求項７に記載の情報処理装置。
9. 印刷装置における消耗品を配送する配送サービスを提供するサービス提供システムであ
   って、
   第１ユーザーの前記配送サービスの利用に係る第１利用情報を取得する取得部と、
   前記取得部が取得した前記第１利用情報、第２ユーザーの前記配送サービスの利用に係
   る第２利用情報、及び、前記第２ユーザーが選択した前記配送サービスの料金プランであ
   る選択料金プランに基づいて、前記取得部が取得した前記第１利用情報に対応する前記料
   金プランである対応料金プランを決定する決定部と、
   前記決定部が決定した前記対応料金プランを示す対応料金プラン情報を前記第１ユーザ
   ーの端末装置に表示させる表示制御部と、
   少なくとも、前記第２利用情報と、前記選択料金プランを示す選択料金プラン情報とが
   対応付けられたデータセットに基づいて機械学習した学習済みモデルを記憶する記憶部と
   、を備え、
   前記決定部は、前記取得部が取得した前記第１利用情報を前記記憶部が記憶する前記学
   習済みモデルに入力して、前記学習済みモデルから前記料金プランを示す料金プラン情報
   を出力させ、前記学習済みモデルから出力させた前記料金プラン情報が示す前記料金プラ
   ンを前記対応料金プランとして決定する、
   サービス提供システム。
10. 印刷装置における消耗品を配送する配送サービスを提供する情報処理装置の制御方法で
    あって、
    第１ユーザーの前記配送サービスの利用に係る第１利用情報を取得し、
    少なくとも、第２ユーザーの前記配送サービスの利用に係る第２利用情報と、前記第２
    ユーザーが選択した前記配送サービスの料金プランである選択料金プランを示す選択料金
    プラン情報とが対応付けられたデータセットに基づいて機械学習した学習済みモデルに、
    前記取得した前記第１利用情報を入力して、前記学習済みモデルから、前記料金プランを
    示す料金プラン情報を出力させ、前記学習済みモデルから出力させた前記料金プラン情報
    が示す前記料金プランを、取得した前記第１利用情報に対応する前記料金プランである対
    応料金プランとして決定し、
    決定した前記対応料金プランを示す対応料金プラン情報を前記第１ユーザーの端末装置
    に表示させる、
    情報処理装置の制御方法。

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