JP2023065952A - 画像形成システム、印刷装置、画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、課金額に応じた印刷可能量を消費して印刷を実行する技術に関する。
特許文献1には、料金を支払うことで印刷を行う、所謂、課金型のサービスに用いられる画像形成システムが記載されている。具体的には、サービスの利用者は、印刷可能量を事前に課金し、印刷可能量に応じて印刷装置に印刷を行わせる。
印刷可能量が不足してから印刷可能量を課金する場合、ユーザは必要な課金額を確保できない場合がある。例えば、一度に、高額の課金額で、印刷可能量をチャージする場合、都合により必要な課金額を、直ちに確保できない場合がある。
本発明は、上記課題に鑑みたものであり、課金額に応じた印刷可能量を消費して印刷を実行する画像形成システムに関し、ユーザの利便性を高めることを目的とする。
上記課題を解決するために本実施形態で開示された画像形成システムは、印刷装置とサーバとを備えている。サーバは、課金額に応じて印刷可能量をチャージするチャージ処理と、印刷装置による印刷画像の印刷に応じて、チャージ処理でチャージされた印刷可能量を消費する消費処理と、を実行する。印刷装置は、印刷の実行に応じて、印刷が実行された日時及び印刷枚数を少なくとも含んだ履歴情報を前記サーバに通知する通知処理を実行する。サーバは、通知された履歴情報に基づいて、所定期間での印刷可能量の消費量を示す消費割合を算出し、算出された消費割合に基づいて、次回のチャージ処理の実行時期を示す予測チャージ時期を算出する時期算出処理と、時期算出処理で算出された予測チャージ時期を通知する通知処理と、を実行する。
上記構成では、印刷装置は、印刷の実行に応じて、印刷が実行された日時及び印刷枚数を少なくとも含んだ履歴情報をサーバに通知する。サーバは、通知された履歴情報に基づいて、所定期間での印刷可能量の消費量を示す消費割合を算出し、算出された消費割合に基づいて、次回のチャージ処理の実行時期を示す予測チャージ時期を算出する。サーバは、算出された予測チャージ時期を通知する。これにより、ユーザは通知を確認することで、次回のチャージ時期を認識することができるため、ユーザの利便性を高めることができる。
本発明は、種々の形態により実現することが可能であり、画像形成システム以外にも、画像形成システムを構成する印刷装置や、画像形成方法としても実現することができる。
課金額に応じた印刷可能量を消費して印刷を実行する画像形成システムを利用するユーザに対して、ユーザの利便性を高めることができる。
(第1実施形態)
本実施形態係に係る画像形成システムを、図面を参照しつつ説明する。
図1に示す画像形成システム100は、端末10と、プリンタ30と、サーバ50とを備えている。端末10と、プリンタ30と、サーバ50とはネットワーク200に接続されている。本実施形態では、ネットワーク200は、インターネットであってもよいし、ローカルエリアネットワーク(LAN)であってもよいし、LANとインターネットとの組み合わせであってもよい。また、ネットワーク200は、有線の他、無線でもよいし有線と無線の組み合わせにより構成されていてもよい。
本実施形態係に係る画像形成システムを、図面を参照しつつ説明する。
図1に示す画像形成システム100は、端末10と、プリンタ30と、サーバ50とを備えている。端末10と、プリンタ30と、サーバ50とはネットワーク200に接続されている。本実施形態では、ネットワーク200は、インターネットであってもよいし、ローカルエリアネットワーク(LAN)であってもよいし、LANとインターネットとの組み合わせであってもよい。また、ネットワーク200は、有線の他、無線でもよいし有線と無線の組み合わせにより構成されていてもよい。
端末10は、スマートフォンやタブレット端末である。端末10は、バス11と、コンピュータ12と、メモリ13と、ユーザIF17と、通信IF20とを備えている。これらの構成要素は、バス11を介して互いに通信可能に接続されている。IFは、Interfaceの略称である。
ユーザIF17は、操作キー18や、タッチパネル19を備えている。タッチパネル19は、タッチセンサを有しており、タッチセンサによる検出結果に応じた信号を出力する。なお、本実施形態における「タッチ」とは、入力媒体をタッチパネル19の表示画面に接触させる操作全般を含む。また、入力媒体をタッチパネル19との間の距離がごく僅かな位置まで入力媒体を近接させることを、前述の「タッチ」の概念に含めてもよい。さらに入力媒体とは、ユーザの指であってもよいし、タッチペン等であってもよい。
通信IF20は、所定の通信プロトコルに準拠して、端末10をネットワーク200に接続する。通信IF20は、例えば、IEEEの802.11の規格およびそれに準ずる規格に基づいて、Wi-Fi(R)(登録商標)方式の無線通信を行うことが可能とされている。また、通信IF20は、プリンタ30との間でBluetooth(登録商標)などの近距離無線通信を行うものであってもよい。なお、通信IF20は、基地局を介した移動通信システムを利用した無線通信を行うものであってもよい。
メモリ13には、ユーザID、デバイスID、不図示のOS(Operating Systemの略称)や、アプリケーションプログラム14が記憶されている。ユーザID及びデバイスIDは、それぞれ、サーバ50による印刷サービスの提供を受けるにあたり、ユーザ及びデバイスを識別するための情報であり、詳しくは後述する。コンピュータ12は、OSの実行下において、アプリケーションプログラム14を実行することにより、サーバ50による印刷サービスの提供を受けることができる。印刷サービスについては後述する。
以下では、アプリケーションプログラムを、単に、「アプリケーション」とも記載する。また、プログラムを実行するコンピュータのことを、単にプログラム名でも記載する場合がある。例えば、「アプリケーション14が」という記載は、「アプリケーション14を実行するコンピュータ12が」ということを意味する場合がある。プリンタ30、サーバ50,60についても同様である。ユーザIDは、端末10のユーザを固有に特定するための情報であり、具体的には、アプリケーション14を特定するための情報である。デバイスIDは、端末10が操作可能なデバイスであるプリンタ30を固有に特定するための情報である。
なお、本実施形態では、主に、プログラムに記述された命令に従ったコンピュータの処理を示す。すなわち、以下の説明における「判断」、「抽出」、「選択」、「算出」、「決定」、「特定」、「取得」、「受付」、「制御」等の処理は、コンピュータやコントローラの処理を表している。コンピュータによる処理は、OSを介したハードウェア制御も含む。なお「取得」は要求を必須とはしない概念で用いる。すなわち、各プログラムが要求することなくデータを受信するという処理も、「データを取得する」という概念に含まれる。また、本明細書中の「データ」とは、コンピュータに読取可能な形式で表される。そして、実質的な意味内容が同じでフォーマットが異なるデータは、同一のデータとして扱われるものとする。本明細書中の「情報」についても同様である。
次に、プリンタ30について説明する。プリンタ30は、バス31、通信IF32、印刷機構33、ユーザIF34、コントローラ35、メモリ36、収容部37、インクタンク38を備えている。プリンタ30を構成する各部は、バス31を介して通信可能に接続されている。
通信IF32は、端末10における通信IF20と同様である。ユーザIF34は、端末10におけるユーザIF17と同様であり、タッチパネルや、物理キーとしての操作キーを備えている。
印刷機構33は、シートやディスクなどの被記録媒体に画像を印刷するプリント動作を実行する。印刷機構33は、記録媒体としてのインクを被記録媒体に吐出するインクジェット方式のユニットであり、不図示の印刷ヘッドと、印刷ヘッドを主走査方向に往復動作させるキャリッジとを有している。収容部37は、インクを貯留するインクタンク38が収容される部位である。収容部37に収容されたインクタンク38は、印刷機構33に接続され、印刷機構33の印刷ヘッドにインクを供給する。本実施形態においてインクは4種類あり(シアン、マゼンタ、イエロー、及びブラック)、インクタンク38は、インクの種類毎に複数設けられている。なお、インクタンク38は、インクを再充填可能な構成である。また、インクタンク38は、収容部37に固定されており、着脱することが不可能である。具体的には、インクタンク38は、インクの再充填をするための注入口を備える。インクタンク38のインクが少なくなると、ユーザは、ベンダに対してインクタンク38に注入するインクの入ったボトルをサーバ50に発注する。サーバはユーザからボトルの発注を受けると、予め登録されているユーザの住所にボトルを発送する。また、プリンタ30は、交換可能なカートリッジを装着する構成であってもよい。この場合、インクタンク38のインクが少なくなると、ユーザはボトルの代わりにカートリッジを発注する。以降、新たなボトルやカートリッジを発注することを「新たなインクを発注する」と記載することがある。
コントローラ35は、CPUや、ASIC(Application Specific Integrated Circuitの略称)等により構成されており、印刷機構33及びユーザIF34の各動作を制御する。メモリ36は、各種のプログラムや、データが記憶されている。メモリ36は、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリが組み合わされて構成されていてもよい。また、メモリ36は、コンピュータであるコントローラ35が読み取り可能なストレージ媒体を含んでいてもよい。ストレージ媒体とは、CD-ROM、DVD-ROM等の記録媒体も含まれる。
メモリ36には、ファームウェア40が記憶されている。コントローラ35は、ファームウェア40を実行することにより、プリント処理を実行することができる。メモリ36には、印刷サービスで用いられる情報が記憶されている。具体的には、第1ジョブ履歴HD1と、デバイスIDと、印刷可能枚数とが記憶されている。デバイスIDは、プリンタ30を識別する情報である。印刷可能枚数と、第1ジョブ履歴HD1については後述する。
次に、サーバ50の構成について説明する。サーバ50は、バス51と、通信IF52と、コンピュータ53と、メモリ54とを備えている。サーバ50を構成する各部は、バス51を介して通信可能に接続されている。サーバ50は、端末10に対して、印刷サービスの提供を行うことが可能なサーバである。
サーバ50のメモリ54には、制御プログラム55と、管理テーブルKTと、第2ジョブ履歴HD2とが記憶されている。制御プログラム55は、コンピュータ53に印刷サービスを提供するための処理を実行させるプログラムである。管理テーブルKTは、図2に示すように、コンピュータ53が、印刷サービスを提供するにあたって必要な情報が記憶されたテーブルである。管理テーブルKTは、印刷サービスを利用するユーザに関する情報として、ユーザIDと、パスワードとが対応付けて記憶されている。ユーザIDと、パスワードとは、ユーザがアプリケーション14を利用する際に使用するものである。
管理テーブルKTには、デバイスであるプリンタ30に関する情報として、印刷可能枚数と、デバイスIDと、累積インク消費量と、アクティベーション情報と、デバイス設定とが、ユーザIDに関連づけて記憶されている。印刷可能枚数は、プリンタ30によって課金を伴う印刷を実行可能なシートの枚数を示し、インクタンク38に収容されたインクの残容量とは異なる値を示す情報である。累積インク消費量は、プリンタ30で消費されたインクの累積量を示すものである。アクティベーション情報は、サーバ50に対してプリンタ30の初期設定が完了しているか否かを示す情報である。アクティベーション情報が、オン状態「〇」に設定された場合にプリンタ30による印刷の実行が許容され、オフ状態「×」に設定された場合にプリンタ30による印刷の実行が規制されることを示すものである。デバイス設定は、プリンタ30の機能および各機能の設定(用紙サイズ、カラー、倍率等)を示すものである。
第2ジョブ履歴HD2は、第1ジョブ履歴HD1と同様、プリンタ30により実行されたジョブの履歴を記憶する情報である。図3に示すように、第2ジョブ履歴HD2には、ジョブ名称と、ページ枚数と、属性と、実行日時とが記憶されている。ジョブ名称は、プリンタ30により印刷されたジョブの名称である。ページ枚数は、1回のジョブで印刷されたページ数である。属性は、ジョブの内容を識別するための情報であり、「内部印刷」と、「外部印刷」とが含まれている。「外部印刷」は、内部印刷とは異なる処理であって、ユーザによる指示に基づいて入力された印刷画像を、印刷機構33により印刷させることによって、インクを消費させる処理である。具体的には、「外部印刷」には、「PC Print」がある。「内部印刷」は、ユーザによる指示を受け付けたことを契機に、予め決められたデータに基づき、印刷機構33によりインクを消費させる処理である。具体的には、「内部印刷」には、プリンタ30のメンテナンスに関する処理であるパージング及びフラッシングと、プリンタ30のメモリ36に記憶された各種設定を印刷する処理である設定情報出力とがある。本実施形態では、第1ジョブ履歴HD1は、第2ジョブ履歴HD2と同様の構成であるため、説明を省略する。
次に、画像形成システム100を用いた印刷サービスについて説明する。
ユーザは、端末10を操作することで、ベンダに対して印刷サービスの利用を申し込む。ベンダは、ユーザからの申し込みを受けると、ユーザに対してプリンタ30を送付する。ベンダからユーザに送付されるプリンタ30には、ユーザに対して付与された所定の印刷可能枚数以上(例えば2000枚+α枚)の印刷をするために必要な量のインクが充填されている。具体的には、印刷サービスの提供を受ける場合、端末10のアプリケーション14は、サーバ50に対して、メモリ13に記憶されているデバイスIDと共に、アクティベーション情報を要求する。アプリケーション14は、アクティベーション情報の要求とともに、送信元である端末10のユーザIDを特定可能なトークンをサーバ50に送信するものであってもよい。
ユーザは、端末10を操作することで、ベンダに対して印刷サービスの利用を申し込む。ベンダは、ユーザからの申し込みを受けると、ユーザに対してプリンタ30を送付する。ベンダからユーザに送付されるプリンタ30には、ユーザに対して付与された所定の印刷可能枚数以上(例えば2000枚+α枚)の印刷をするために必要な量のインクが充填されている。具体的には、印刷サービスの提供を受ける場合、端末10のアプリケーション14は、サーバ50に対して、メモリ13に記憶されているデバイスIDと共に、アクティベーション情報を要求する。アプリケーション14は、アクティベーション情報の要求とともに、送信元である端末10のユーザIDを特定可能なトークンをサーバ50に送信するものであってもよい。
サーバ50の制御プログラム55は、端末10からのアクティベーション情報の要求を受信すると、管理テーブルKT上で、端末10から送信されたデバイスIDに関連付けられたアクティベーション情報を返信する。アプリケーション14は、サーバ50から送信されたアクティベーション情報を受信する。端末10のアプリケーション14は、初期設定により、サーバ50から所定枚数分の印刷可能枚数を取得する。端末10は、印刷可能枚数が所定枚数に達するまで、プリンタ30に対して印刷を実行させることができる。本実施形態では、所定枚数は「0」である。また、ユーザが初期費用の支払いにより付与された所定の印刷可能枚数を超えて印刷を行いたい場合は、サーバ50に対して課金を行うことで、新たな追加枚数を購入し、印刷可能枚数を増加させることができる。以下、新たに購入する追加枚数をチャージ枚数という。本実施形態では、印刷可能枚数が、印刷可能量の一例である。印刷サービスにおいて、プリンタ30による外部印刷が行われる毎に、管理テーブルKTに記憶された印刷可能枚数が減算されていく。そして、管理テーブルKTに記憶された印刷可能枚数が「0」になった場合、プリンタ30は、インクタンク38内のインクの残存の有無に関わらず印刷を行うことができなくなる。この場合、上述のように、ユーザがチャージ枚数をサーバ50から購入することで、印刷可能枚数が0よりも大きな値となり、プリンタ30は印刷を再開することが可能となる。
ユーザは、印刷サービスを利用する場合、端末10を操作することで、アプリケーション14を起動させて、タッチパネル19に、図4に示すトップ画面70を表示させる。トップ画面70は、プリントアイコン71と、チャージアイコン72と、本体設定アイコン73とを含んでいる。プリントアイコン71は、印刷サービスにおいて、プリンタ30に印刷を実行させる場合に、ユーザによる操作を受付けるアイコンである。チャージアイコン72は、サーバ50からチャージ枚数を購入する場合に、ユーザによる操作を受付けるアイコンである。チャージアイコン72が操作された場合、アプリケーション14は、図5に示す枚数選択画面80を表示させる。本体設定アイコン73は、プリンタ30に対する各種設定情報を変更する場合に、ユーザによる操作を受付けるアイコンである。
アプリケーション14は、トップ画面70上で、プリントアイコン71が操作されたことを検出すると、不図示の印刷実行画面をタッチパネル19に表示させる。そして、アプリケーション14は、印刷実行画面において、印刷部数や、印刷設定の入力操作を受付けることができる。アプリケーション14は、印刷実行画面において、印刷の実行操作が行われたことを検出すると、プリンタ30に対して印刷ファイルを送信し、印刷を開始させる。
ユーザが端末10に表示された印刷実行画面を操作して、プリンタ30での印刷を利用する場合の処理を、図6を用いて説明する。図6に示す処理は、ユーザによる印刷実行画面に対する操作を契機に実行される処理である。端末10のアプリケーション14は、ステップ10(以下、S10と記載する。)で、プリンタ30に対して印刷指示と共に印刷ファイルを送信する。
プリンタ30のコントローラ35は、端末10からの印刷指示を受信すると、S11で印刷処理を実行する。図7はS11で実行される印刷処理の手順を説明するフローチャートである。S20では、印刷ファイルに含まれるジョブデータから、印刷画像の描画内容と、印刷設定とを解析し、シートに印刷画像を印刷する印刷動作を行う。
S21では、S20で印刷されたページ枚数を、印刷枚数として算出する。S22では、S20での印刷によるインク使用量を算出する。具体的には、印刷ヘッドを駆動させた回数を示すドットカウント数を用いて、インク使用量を算出する。例えば、ドットカウント数に、印刷ヘッドの1駆動当たりの吐出量を掛けた値をインク使用量として算出する。
S23では、S20で解析された印刷ジョブの内容や、S21で算出された印刷枚数、更にはS22で算出されたインク使用量を用いて、第1ジョブ履歴HD1の各項目「ジョブ名称」、「ページ枚数」、「属性」、「実行日時」を記憶する。この例では、S20で外部印刷である「PC Print」を実行しているため、「ジョブ名称」として「PC Print」を、「ページ枚数」として「1 page」を、属性として「外部印刷」を、日時として、「2021/3/20 16:30」をそれぞれ記憶していく。S23で、プリンタ30のコントローラ35が実行する処理が、記憶処理の一例である。S23の処理を終了すると、図6のS12に進む。
S12では、プリンタ30のコントローラ35は、第1ジョブ履歴HD1に記憶された履歴情報と、インク使用量とを、ユーザID及びデバイスIDと共にサーバ50に送信する。履歴情報は、S11での印刷処理により第1ジョブ履歴HD1に新たに記憶された各項目であり、具体的には、「ジョブ名称」、「ページ枚数」、「属性」、「実行日時」である。本実施形態では、コントローラ35が実行する処理が、通知処理の一例である。
S13では、サーバ50の制御プログラム55は、図2に示す管理テーブルKTのうち、「ユーザID」及び「デバイスID」で特定される項目を、プリンタ30から転送された各情報を用いて更新する。具体的には、管理テーブルKTに記憶されている「印刷可能枚数」から、プリンタ30から受信した「印刷枚数」を減算することで、「印刷可能枚数」の値を更新する。管理テーブルKTに記憶されている「累積インク消費量」に、プリンタ30から受信したインク使用量を加算することで、「累積インク消費量」の値を更新する。
S14では、制御プログラム55は、プリンタ30から送信された履歴情報を用いて、第2ジョブ履歴HD2を更新する。
その後、ユーザは、端末10の操作により印刷サービスを利用することで、管理テーブルKTに記憶された累積インク消費量が所定値(例えば、インクタンク38に収容可能な最大のインク量の80%)となった場合、サーバ50は、当該ユーザのユーザIDに対して発注可能状態に移行させる。発注可能状態は、印刷サービスにおいて、ユーザに新たなプリンタ30の発注をユーザに許可する状態である。サーバ50は、端末10に発注可能状態となったことを通知する。ユーザはその通知を受け、アプリケーション14の操作画面より新たなインクの発注を要求する。サーバ50は、新たなインクの発注の要求を受けると、当該ユーザの住所に新たなインクを配送する。
次に、トップ画面70においてチャージアイコン72が操作されたことを契機に実行される処理を、図8を用いて説明する。端末10のアプリケーション14は、S31で、プリンタ30に対してアクティベーションが完了しているか(即ち、プリンタ30に対して印刷が許可されているか)否かを判断する。上述のように、アクティベーション情報が、「〇」である場合、ユーザIDに関連づけられたデバイスIDで指定されるプリンタ30に対して印刷が許容された状態である。一方、アクティベーション情報が、「×」である場合、プリンタ30に対して印刷が不許可となった状態である。アプリケーション14は、S31を否定判定する場合、図8の処理を終了する。一方、アプリケーション14は、S31を肯定判定する場合、S32に進む。
S32では、端末10のアプリケーション14は、図5に示す枚数選択画面80を表示させてチャージ枚数の選択操作を受け付ける。枚数選択画面80上でのユーザによる操作により、サーバ50から購入するチャージ枚数が設定される。枚数選択画面80には、所定のチャージ枚数(50枚、500枚、2000枚)毎に、選択操作を受付ける選択アイコン81,82,83が含まれている。ユーザが、いずれかの選択アイコン81,82,83を操作し、その後に確定アイコン84を操作することで、チャージ枚数の選択が完了する。なお、各選択アイコン81,82,83には、チャージ枚数とともに、チャージ枚数を購入するための課金料金と、1枚当たりの金額が表示されている。
S33では、S32で選択されたチャージ枚数に応じた課金料金を含む課金請求をサーバ50に送信する支払い処理を行う。課金請求は、サーバ50に対してチャージ枚数の購入を要求する情報である。
サーバ50の制御プログラム55は、端末10から課金請求を受けると、S34で、管理テーブルKTに記憶された印刷可能枚数に、購入されたチャージ枚を加算することで、チャージ後の印刷可能枚数PNを算出し、管理テーブルKTに記憶する。本実施形態では、制御プログラム55が、S34で実行する処理がチャージ処理の一例である。
サーバ50の制御プログラム55は、S35で、次回、チャージ枚数を購入する時期の予測値である予測チャージ時期を算出する。図9は、S35で、制御プログラム55により実行される処理である。本実施形態では、サーバ50の制御プログラム55が、S35で実行する処理が時期算出処理の一例である。
S50では、今回のチャージ枚数の購入が2回目以上であるか否かを判断する。本実施形態では、プリンタ30がユーザに提供され、初期設定の実行によるチャージ枚数の購入を1回目としている。S50を否定判断すると、図9の処理を終了する。
S50を肯定判断すると、S51に進み、管理テーブルKTに記憶されているチャージ後の印刷可能枚数PNを取得する。
S52では、メモリ54に記憶された第2ジョブ履歴HD2から、現在までの印刷枚数であるジョブ数Njを取得する。本実施形態では、印刷可能枚数は、外部印刷処理の実行でのみ消費されるため、第2ジョブ履歴HD2に記憶された全ての外部印刷処理の印刷枚数をジョブ数Njとして取得する。
S53では、単位期間当たりでの印刷可能枚数の消費量を示す消費割合Dを、下記(式1)により算出する。
D=Nj/SmP … (式1)
ここで、「SmP」は、第2ジョブ履歴HD2に記憶された現在から過去全ての期間の長さである。
D=Nj/SmP … (式1)
ここで、「SmP」は、第2ジョブ履歴HD2に記憶された現在から過去全ての期間の長さである。
図10は、縦軸を印刷可能枚数とし、横軸を期間とした場合の、印刷可能枚数の消費の推移を示すグラフである。図10において、直線M1は、ユーザがプリンタ30の利用を開始した時期t0から現在のチャージ時期t1までの期間(例えば、2か月)での印刷可能枚数の消費の推移を示している。具体的には、期間SmP1において、印刷可能枚数(=1000)は、「0」まで消費されている。期間SmP1での消費割合D1は、上記(式1)により、直線M1の傾きとして算出される。
S54では、次回のチャージ時期の予測値である予測チャージ時期PTを、下記(式2)により算出する。
PT=PN/D … (式2)
「PN」は、管理テーブルKTに記憶されたチャージ後の印刷可能枚数である。
上記(式2)は、S51で取得されたチャージ後の印刷可能枚数PNが「0」となるタイミングを示している。
PT=PN/D … (式2)
「PN」は、管理テーブルKTに記憶されたチャージ後の印刷可能枚数である。
上記(式2)は、S51で取得されたチャージ後の印刷可能枚数PNが「0」となるタイミングを示している。
図10では、チャージ時期t1で算出された予測チャージ時期PTを破線により示している。上記(式2)において、チャージ時期t1で購入されたチャージ枚数が多くなるほど、予測チャージ時期PTは、今回のチャージ時期t1よりも未来の時期となる。例えば、図10において、チャージ後の印刷可能枚数が「500」毎であれば、予測チャージ時期PTは、時期t2となる。チャージ後の印刷可能枚数が「1000」毎であれば、予測チャージ時期PTは、時期t2よりも未来の時期t3となる。S54の処理を終了すると、図8のS36に進む。
S36では、サーバ50の制御プログラム55は、S35で算出された予測チャージ時期PTを、通信IF52を介して端末10に通知する。本実施形態では、S36で制御プログラム55が実行する処理が通知処理の一例である。
端末10のアプリケーション14は、予測チャージ時期PTを受信すると、S37で、表示処理を行う。図11に示すように、アプリケーション14は、予測チャージ時期PTを用いて、今回購入されたチャージ枚数を含むチャージ後の印刷可能枚数が全て消費される日時を示す画面90をタッチパネル19に表示させる。
サーバ50は、S38で、チャージ指示を、プリンタ30に転送する。チャージ指示は、課金請求に含まれる課金料金に応じたチャージ枚数を、プリンタ30が記憶する印刷可能枚数に加算させるための指示である。プリンタ30のコントローラ35は、チャージ指示を受信すると、S39で、現在の印刷可能枚数に購入されたチャージ枚数を追加することにより、印刷可能枚数を更新する。
S40では、プリンタ30のコントローラ35は、サーバ50に対して完了通知を送信し、本処理が終了する。
次に、図10で示す例において、チャージ時期t4で算出される予測チャージ時期PTを、図8,図9を流用して説明する。この例では、時期t1でのチャージ枚数の購入後において、実際の印刷可能枚数PNの消費の推移がM2で示す直線状に推移したとする。そして、チャージ時期t4(例えば、時期t0から6か月後)で、2回目のチャージ枚数を購入したとする。
図9のS50では、チャージ枚数の購入が2回目以上であれば、S51に進み、チャージ後の印刷可能枚数を取得する。S52では、メモリ54に記憶された第2ジョブ履歴HD2から、現在から過去の全てのジョブ数Njを取得する。図10で示す例では、期間SmP2で実行された全てのジョブ数Njは、2回分のチャージ枚数と同数の「2000」である。
S53では、消費割合Dを、上記(式1)により算出する。S54では、予測チャージ時期PTを、上記(式2)により算出する。図10の例では、チャージ時期t4において、500枚、1000枚、2000枚のチャージ枚数を購入した3つの場合のそれぞれでの、3つの予測チャージ時期PT(t5,t6,t7)が算出されている。
以上説明した本実施形態では以下の効果を奏することができる。
上記構成では、プリンタ30は、印刷の実行に応じて、印刷が実行された日時及び印刷枚数を少なくとも含んだ履歴情報をサーバ50に通知する。サーバ50は、通知された履歴情報に基づいて、所定期間での印刷可能量の消費量を示す消費割合Dを算出し、算出された消費割合Dに基づいて、予測チャージ時期PTを算出する。サーバ50は、算出された予測チャージ時期PTを端末10に通知する。これにより、ユーザは通知を確認することで、次回のチャージ時期を認識することができるため、ユーザの利便性を高めることができる。
上記構成では、プリンタ30は、印刷の実行に応じて、印刷が実行された日時及び印刷枚数を少なくとも含んだ履歴情報をサーバ50に通知する。サーバ50は、通知された履歴情報に基づいて、所定期間での印刷可能量の消費量を示す消費割合Dを算出し、算出された消費割合Dに基づいて、予測チャージ時期PTを算出する。サーバ50は、算出された予測チャージ時期PTを端末10に通知する。これにより、ユーザは通知を確認することで、次回のチャージ時期を認識することができるため、ユーザの利便性を高めることができる。
サーバ50は、印刷可能枚数が変化したことを契機に、予測チャージ時期PTを算出する。これにより、印刷可能枚数の変化に合わせて、ユーザは、予測チャージ時期PTを認識することができる。
サーバ50は、算出された予測チャージ時期PTを、通信インタフェース52を介して端末10に通知する。これにより、ユーザが端末10を操作して、プリンタ30に課金印刷を実行させる印刷サービスにおいても、端末10を操作するユーザに、予測チャージ時期PTを通知することが可能となる。
(第1実施形態の変形例)
上述の第1実施形態では、現在から過去において第2ジョブ履歴HD2に記憶されている全ての印刷枚数(ジョブ数Nj)を用いて、消費割合Dを算出した。これに代えて、予測チャージ時期PTを算出するタイミングから所定期間(例えば、2か月や前回チャージ枚数が購入された時期からの期間など)だけ過去の印刷枚数(ジョブ数Nj)を第2ジョブ履歴HD2から読み出し、その印刷枚数(ジョブ数Nj)を用いて、消費割合Dを算出してもよい。
上述の第1実施形態では、現在から過去において第2ジョブ履歴HD2に記憶されている全ての印刷枚数(ジョブ数Nj)を用いて、消費割合Dを算出した。これに代えて、予測チャージ時期PTを算出するタイミングから所定期間(例えば、2か月や前回チャージ枚数が購入された時期からの期間など)だけ過去の印刷枚数(ジョブ数Nj)を第2ジョブ履歴HD2から読み出し、その印刷枚数(ジョブ数Nj)を用いて、消費割合Dを算出してもよい。
上述した第1実施形態では、サーバ50の制御プログラム55は、チャージ枚数が購入されたタイミングで、予測チャージ時期PTを算出した。これに代えて、プリンタ30での印刷処理により、管理テーブルKTに記憶された印刷可能枚数が減ったことを契機として、予測チャージ時期PTを算出してもよい。この場合において、図6のS11で、プリンタ30のコントローラ35は、印刷処理を実行した後、S12で、インク使用量及び印刷枚数をサーバ50に通知する。サーバ50の制御プログラム55は、プリンタ30から通知された印刷枚数及びインク使用量を用いて管理テーブルKTを更新する。その後、制御プログラム55は、図8のS35と同様、予測チャージ時期を算出し、予測チャージ時期を端末10に通知する。
上述した第1実施形態では、サーバ50は、算出された予測チャージ時期PTを、通信IF52を介して端末10に通知した。これに代えて、サーバ50は、算出された予測チャージ時期PTを、通信IF52を介して、プリンタ30に通知してもよい。この場合において、サーバ50の制御プログラム55は、図8のS36の処理に代えて、又はS36の処理と共に、算出された予測チャージ時期PTを、プリンタ30に通知すればよい。
(第2実施形態)
第2実施形態では、第1実施形態と異なる構成を主に説明を行う。第2実施形態において第1実施形態と同一の箇所については同じ符号を付し、その説明を繰り返さない。
第2実施形態では、第1実施形態と異なる構成を主に説明を行う。第2実施形態において第1実施形態と同一の箇所については同じ符号を付し、その説明を繰り返さない。
第1実施形態では、現在から過去において第2ジョブ履歴HD2に記憶されている全ての印刷枚数(ジョブ数Nj)を用いて、消費割合Dを算出した。これに代えて、本実施形態では、端末10の操作により、消費割合Dの算出に用いられる所定期間の長さの変更指示を受付け可能な構成としている。
図12は、第2実施形態において、図8のS35で実行される処理の手順を説明するフローチャートである。S50では、今回のチャージ枚数の購入が2回目以上であるか否かを判断する。S50を肯定判断すると、S51に進み、管理テーブルKTに記憶されたチャージ後の印刷可能枚数PNを取得する。
S60では、予測チャージ時期PTの算出に用いられる算出期間Pを、メモリ54から取得する。算出期間Pcは、現在(即ち、今回のチャージ枚数の購入時期)から、過去の期間を示し、本実施形態では、1日を単位としている。具体的には、端末10に対するユーザの操作により、通信IF20を通じて、サーバ50に対して算出期間Pcを設定するための設定指示を送信することができる。サーバ50は、端末10からの設定指示に応じて、算出期間Pcをメモリ54に記憶する。なお、第2ジョブ履歴HD2に記憶されている現在から過去の全ての期間が、算出期間Pcに満たない場合、前回、チャージ枚数が購入された時期までを算出期間Pcとしてもよい。
S61では、メモリ54に記憶された第2ジョブ履歴HD2から、現在から算出期間Pcまでの過去の間でのジョブ数Njを取得する。
S62では、S60で取得された算出期間Pcでの消費割合Dを、下記(式3)により算出する。
D=Nj/Pc … (式3)
D=Nj/Pc … (式3)
S54では、予測チャージ時期PTを、上記(式3)電算された消費割合Dを用いて、上記(式2)により算出する。S54の処理を終了すると、図8のS36に進む。S36では、サーバ50の制御プログラム55は、チャージ指示とともに、S35で算出された予測チャージ時期PTを、通信IF52を介して端末10に通知する。
以上説明した本実施形態では、サーバ50は、消費割合Dの算出に用いられる算出期間Pcの長さの変更指示を受付け可能である。サーバ50は、予測チャージ時期PTを算出するタイミングから、受付けた所定期間だけ過去での第2ジョブ履歴HD2に記憶された情報に基づいて、消費割合Dを算出する。これにより、ユーザの嗜好に合わせて消費割合を算出する際の所定期間の長さを変更することができる。
(第3実施形態)
第3実施形態では、第1実施形態と異なる構成を主に説明を行う。第3実施形態において第1実施形態と同一の箇所については同じ符号を付し、その説明を繰り返さない。
第3実施形態では、第1実施形態と異なる構成を主に説明を行う。第3実施形態において第1実施形態と同一の箇所については同じ符号を付し、その説明を繰り返さない。
上述の第1実施形態では、チャージ枚数が購入されたタイミングで、予測チャージ時期PTの算出を行った。これに代えて、本実施形態では、ユーザからの予測チャージ時期PTを算出する操作を、端末10が受け付けたタイミングで、サーバ50は、予測チャージ時期PTを算出する。
ユーザが、端末10に表示された、枚数選択画面(図5)上で、いずれかの選択アイコン81,82,83を操作すると、図13に示すように、端末10のアプリケーション14は、S70で、予測チャージ時期PTの算出指示を、通信IF20を介してサーバ50に送信する。サーバ50の制御プログラム55は、予測チャージ時期PTの算出指示を受付けると、S35で、予測チャージ時期PTを算出する。S35で実行される処理は、図9で示す処理と同様の処理である。
サーバ50の制御プログラム55は、S71で算出された予測チャージ時期PTを、通信IF54を介して、端末10に通知する。端末10のアプリケーション14は、サーバ50から通知された予測チャージ時期PTを受信すると、タッチパネル19に図11で示したものと同様の画面を表示する。
以上説明した本実施形態では、サーバ50は、予測チャージ時期PTの通知の実行指示を受け付けたことを契機に、予測チャージ時期PTを算出する。これにより、ユーザによる通知処理の実行指示に応じて、予測チャージ時期PTを端末10に表示させることができる。
(その他の実施形態)
本明細書で開示される技術は、上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態に変形することができ、例えば次のような変形も可能である。
上述した実施形態では、サーバ50により、予測チャージ時期PTを算出した。これに代えて、プリンタ30のコントローラ35が予測チャージ時期PTを算出してもよい。この場合において、図8のS39で、プリンタ30のコントローラ35は、メモリ36に記憶された印刷可能枚数を更新した後、S35での処理と同様、予測チャージ時期を算出すればよい。
本明細書で開示される技術は、上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態に変形することができ、例えば次のような変形も可能である。
上述した実施形態では、サーバ50により、予測チャージ時期PTを算出した。これに代えて、プリンタ30のコントローラ35が予測チャージ時期PTを算出してもよい。この場合において、図8のS39で、プリンタ30のコントローラ35は、メモリ36に記憶された印刷可能枚数を更新した後、S35での処理と同様、予測チャージ時期を算出すればよい。
上述した実施形態では、画像形成システム100は、印刷可能量として、印刷可能枚数を使用した。これに代えて、印刷サービスで、使用可能なインク量や、インクの打ち込み回数、更には使用可能なシート長さを、印刷可能量として用いてもよい。
上述した実施形態では、プリンタ30は、インクの再充填やカートリッジの交換が可能な構成であった。これに代えて、プリンタ30は再充填や交換が不可能なインクタンク38を備えていてもよい。この場合、発注において、ユーザは、ベンダに対してプリンタ30の交換を要求すればよい。プリンタ30が備える印刷機構33は、感光体にトナー像を形成し、形成されたトナー像を被記録媒体に転写する電子写真方式のユニットであってもよい。この場合、印刷ユニットには、インクタンク38に代えて、トナーが貯留されたトナーカートリッジが接続されている。
プリンタ30は、プリンタ30以外にも、原稿を読取る読取り部と、印刷機構33とを備える複合機であってもよい。
10…端末、30…プリンタ、35…コントローラ、37…収容部、38…インクタンク、50…サーバ、55…制御プログラム
Claims (9)
- 印刷装置とサーバとを備える画像形成システムであって、
前記サーバは、
課金額に応じて印刷可能量をチャージするチャージ処理と、
前記印刷装置による印刷画像の印刷に応じて、前記チャージ処理でチャージされた印刷可能量を消費する消費処理と、
を実行し、
前記印刷装置は、印刷の実行に応じて、印刷が実行された日時及び印刷枚数を少なくとも含んだ履歴情報を前記サーバに通知する通知処理を実行し、
前記サーバは、
通知された前記履歴情報に基づいて、所定期間での前記印刷可能量の消費量を示す消費割合を算出し、
算出された前記消費割合に基づいて、次回の前記チャージ処理の実行時期を示す予測チャージ時期を算出する時期算出処理と、
前記時期算出処理で算出された前記予測チャージ時期を通知する通知処理と、
を実行する画像形成システム。 - 前記時期算出処理では、
前記予測チャージ時期を算出するタイミングから前記所定期間だけ過去に通知された前記履歴情報に基づいて、前記予測チャージ時期を算出する請求項1に記載の画像形成システム。 - 前記サーバは、前記消費割合の算出に用いられる前記所定期間の長さの変更指示を受付け可能であり、
前記時期算出処理では、前記予測チャージ時期を算出するタイミングから、前記受付けた所定期間だけ過去での前記履歴情報に基づいて、前記消費割合を算出する請求項2に記載の画像形成システム。 - 前記時期算出処理では、前記印刷可能量が変化したことを契機に、前記予測チャージ時期を算出する請求項1~3のいずれか一項に記載の画像形成システム。
- 前記チャージ処理では、現在の印刷可能量に、課金額に応じた印刷可能量を加算することでチャージ後の前記印刷可能量を設定し、
前記時期算出処理では、前記チャージ処理が実行される場合に、前記予測チャージ時期を算出する請求項4に記載の画像形成システム。 - 前記サーバが実行する前記時期算出処理では、前記通知処理の実行指示を受け付けたことを契機に、前記予測チャージ時期を算出する請求項4に記載の画像形成システム。
- 前記サーバは、通信インタフェースを備え、前記通信インタフェースを介して端末と通信可能であり、
前記通知処理は、前記時期算出処理により算出された前記予測チャージ時期を、前記通信インタフェースを介して前記端末に通知する請求項1~6のいずれか一項に記載の画像形成システム。 - サーバと通信可能な印刷装置であって、
コントローラと、印刷機構とを備え、
前記サーバは、
課金額に応じて印刷可能量をチャージするチャージ処理と、
前記印刷装置による印刷画像の印刷に応じて、前記チャージ処理で設定された印刷可能量を消費する消費処理と、を実行し、
前記コントローラは、
印刷の実行に応じて、印刷が実行された日時及び印刷枚数を少なくとも含んだ履歴情報をメモリに記憶する記憶処理と、
前記記憶処理により記憶された前記履歴情報に基づいて、所定期間での前記印刷可能量の消費量を示す消費割合を算出し、算出された前記消費割合に基づいて、次回の前記チャージ処理の実行時期を示す予測チャージ時期を算出する時期算出処理と、
算出された前記予測チャージ時期を通知する通知処理と、
を実行する印刷装置。 - 印刷装置とサーバとで実行される画像形成方法であって、
前記サーバに、
課金額に応じて印刷可能量をチャージするチャージ処理と、
前記設定処理で設定された印刷可能量を消費して、前記印刷装置に印刷画像を印刷させる消費処理と、
を実行させ、
前記印刷装置に、印刷の実行に応じて、印刷が実行された日時及び印刷枚数を少なくとも含んだ履歴情報を前記サーバに通知する通知処理を実行させ、
前記サーバに、
通知された前記履歴情報に基づいて、所定期間での前記印刷可能量の消費量を示す消費割合を算出し、算出された前記消費割合に基づいて、次回の前記チャージ処理の実行時期を示す予測チャージ時期を算出する時期算出処理と、
前記時期算出処理で算出された前記予測チャージ時期を通知する通知処理と、
を実行させる画像形成方法。
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