JP2024028178A - 消費装置、消費管理システム、及び印刷処理プログラム - Google Patents

消費装置、消費管理システム、及び印刷処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2024028178A
JP2024028178A JP2023130332A JP2023130332A JP2024028178A JP 2024028178 A JP2024028178 A JP 2024028178A JP 2023130332 A JP2023130332 A JP 2023130332A JP 2023130332 A JP2023130332 A JP 2023130332A JP 2024028178 A JP2024028178 A JP 2024028178A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
consumption
mode
amount
allowable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2023130332A
Other languages
English (en)
Inventor
俊輔 南川
浩一 次村
太一朗 木元
祐視 出浦
祐貴 北橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to US18/451,546 priority Critical patent/US20240064258A1/en
Priority to CN202311044143.8A priority patent/CN117592982A/zh
Priority to EP23192094.3A priority patent/EP4325348A1/en
Publication of JP2024028178A publication Critical patent/JP2024028178A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

【課題】非課金モードから課金モードへの切替を可能とし、ユーザにとっての利便性を向上する消費装置、消費管理システム及び印刷処理プログラムを提供する。【解決手段】印刷管理システム1において、インクカートリッジを収容するカートリッジホルダ280と、制御部と、を備え、課金モードと非課金モードとを切り替え可能な印刷装置は、制御部が、課金モード及び非課金モードのいずれか一方を設定し、非課金モードが設定された場合に、受け付けた印刷ジョブに応じて、印刷可能枚数の値にかかわらず、印刷を実行し、課金モードが設定された場合に、ユーザの課金に応じて新たに購入されたチャージ枚数を含む印刷可能枚数の値を取得し、受け付けた印刷ジョブに応じて、印刷可能枚数の値が所定量に達するまで、印刷を実行させる。【選択図】図1

Description

本発明は、消耗品を消耗しつつ所定の処理を行う消費装置、消費管理システム、及び印刷処理プログラムに関する。
従来、例えば特許文献1に記載のように、ユーザが金銭的負担に基づき購入した許容量に基づき印刷等の処理を行う技術が知られている。この従来技術では、いわゆるプリペイド方式で事前に金銭的な負担を行ってユーザが上記許容量を購入することで、その許容量の範囲内で印刷を行うことができる。
特開2021-018621号公報
特許文献1に記載の従来技術では、ユーザは、装置の使用開始当初からプリペイド方式で金銭的な負担を行って許容量の購入を行う。これに対し、ユーザが当初金銭的な負担なしに使用していた装置を、後から上記プリペイド方式による許容量の範囲内で動作させたいというニーズがあり得る。このようなニーズに対応するためには、ユーザの金銭的負担なしで動作するモードから、ユーザの金銭的負担により許容量の範囲内で動作するモードへのモード切替が必要となる。上記従来技術では、このようなモード切替を行うことに関しては、特に考慮されていない。
本発明の目的は、ユーザの金銭的負担なしで動作するモードから、金銭的負担により許容量の範囲内で動作するモードへのモード切替を可能とし、ユーザにとっての利便性を向上できる消費装置、消費管理システム、及び印刷処理プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明の消費装置は、消耗品を収容する収容部と、コントローラと、を備え、許容された許容消費量の範囲内で前記消耗品を消耗可能な課金モードと、前記許容消費量の制限なく前記消耗品を消耗可能な非課金モードと、を切り替え可能な消費装置であって、前記コントローラは、前記課金モード及び前記非課金モードのいずれか一方を設定するモード設定処理と、前記モード設定処理で前記非課金モードが設定された場合に、受け付けた実行指示に応じて、前記許容消費量の値にかかわらず、前記消耗品の消耗を伴う所定動作を行う第1消耗品消耗処理と、を実行し、前記モード設定処理で前記課金モードが設定された場合に、ユーザの課金に応じて新たに購入された新規許容消費量を含む前記許容消費量の値を取得する許容消費量取得処理と、受け付けた前記実行指示に応じて、前記許容消費量取得処理により取得された前記許容消費量の値が所定量に達するまで、前記消耗品の消耗を伴う所定動作を行う第2消耗品消耗処理と、を実行する。
本願発明の消費装置は、課金モードと非課金モードとを備える。課金モードでは、消費装置は、ユーザが購入した新規許容消費量に対応した許容消費量の範囲内で消耗品を消耗しつつ、当該許容消費量が所定量に達するまで所定動作を行うことができる。非課金モードでは、許容消費量の値に関係なく、消耗品を消耗しつつ所定動作を行うことができる。本願発明においては、課金モード及び非課金モードのいずれのモードで動作させるかは、モード設定処理によって設定される。そのため、本発明によれば、ユーザの金銭的負担なしで動作する非課金モードから、ユーザの金銭的負担により許容消費量の範囲内で動作する課金モードへのモード切替が可能となり、ユーザにとっての利便性を向上することができる。
また、上記目的を達成するために、本願発明の消費管理システムは、サーバと、消費装置とを有する消費管理システムであって、前記消費装置は、消耗品を収容する収容部と、コントローラと、を備え、許容された許容消費量の範囲内で前記消耗品を消耗可能な課金モードと、前記許容消費量の制限なく前記消耗品を消耗可能な非課金モードと、を切り替え可能に構成されており、前記コントローラは、前記課金モード及び前記非課金モードのいずれか一方を設定するモード設定処理と、前記モード設定処理で前記非課金モードが設定された場合に、受け付けた実行指示に応じて、前記許容消費量の値にかかわらず、前記消耗品の消耗を伴う所定動作を行う第1消耗品消耗処理と、を実行し、前記モード設定処理で前記課金モードが設定された場合に、ユーザの課金に応じて新たに購入された新規許容消費量を含む前記許容消費量の値を取得する許容消費量取得処理と、受け付けた前記実行指示に応じて、前記許容消費量取得処理により取得された前記許容消費量の値が所定量に達するまで、前記消耗品の消耗を伴う所定動作を行う第2消耗品消耗処理と、を実行する。
また、上記目的を達成するために、本願発明の印刷処理プログラムは、印刷関連消耗品を収容する収容部と、演算部と、を備え、許容された許容印刷量の範囲内で前記印刷関連消耗品を消耗可能な課金モードと、前記許容印刷量の制限なく前記印刷関連消耗品を消耗可能な非課金モードと、を切り替え可能な印刷装置の前記演算部に対し、前記課金モード及び前記非課金モードのいずれか一方を設定するモード設定処理と、前記モード設定処理で前記非課金モードが設定された場合に、受け付けた実行指示に応じて、前記許容印刷量の値にかかわらず、前記印刷関連消耗品の消耗を伴う印刷動作を行う第1印刷処理と、を実行し、前記モード設定処理で前記課金モードが設定された場合に、ユーザの課金に応じて新たに購入された新規許容印刷量を含む前記許容印刷量の値を取得する許容印刷量取得処理と、受け付けた前記実行指示に応じて、前記許容印刷量取得処理により取得された前記許容印刷量の値が所定量に達するまで、印刷動作を行う第2印刷処理と、を実行させる。
本発明によれば、ユーザの金銭的負担なしで動作するモードから、金銭的負担により許容量の範囲内で動作するモードへのモード切替を可能とし、ユーザにとっての利便性を向上することができる。
実施形態に係る印刷管理システムの全体構成の一例を表すブロック図である。 「非課金モード」における印刷管理システムの印刷の一例を表す説明図である。 「課金モード」における印刷管理システムの印刷の一例を表す説明図である。 印刷装置の登録をリクエストする際の印刷管理システムの各装置により実行される制御処理の流れの一例を表すシーケンスチャートである。 端末装置のタッチパネルに表示される登録申請画面の一例を表す図である。 印刷装置の制御部が実行する制御手順の一例を表すフローチャートである。 課金印刷処理の詳細内容の一例を表すフローチャートである。 通常印刷処理の詳細内容の一例を表すフローチャートである。 課金印刷処理を実行する場合に表示部に表示される印刷画面の一例を表す図である。 通常印刷処理を実行する場合に表示部に表示される印刷画面の一例を表す図である。 通常印刷処理を実行する場合に表示部に表示される印刷画面の他の例を表す図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、消耗品の消耗を伴う所定動作を行う消費装置の一例として、インクカートリッジの消耗を伴う印刷を行う印刷装置について説明するが、消費装置を印刷装置に限定するものではない。
<印刷管理システムの全体構成>
図1に、実施形態に係る印刷管理システム1の全体構成の一例を示す。図1に示すように、印刷管理システム1は、サーバ100と、印刷装置200と、端末装置300とを有する。サーバ100、印刷装置200、及び端末装置300は、ネットワークNTを介して互いに通信可能である。印刷装置200が消費装置の一例であり、印刷管理システム1が消費管理システムの一例である。
<サーバ>
サーバ100は、例えば印刷装置200のメーカーが設置及び管理するサーバである。サーバ100は1つの単体の「サーバ」で構成されてもよいし、複数のサーバによって「サーバ体」として構成されてもよい。サーバ100は、管理対象である複数の印刷装置200を管理する。サーバ100は、制御部110と、記憶部115と、通信部140等を有する。制御部110、記憶部115、及び通信部140等は、バス105を介して情報送受信可能に接続されている。
記憶部115は、例えばRAM、ROM、EEPROM、HDD等によって構成されている。記憶部115には、各種のプログラム120と、各種のデータ130とが記憶されている。各種のプログラム120には、例えば後述の図4に示すシーケンスチャートによるサーバ100の制御内容を実行するプログラム等が含まれる。各種のデータ130には、例えば、ユーザにより購入されたチャージ枚数の累積値である累積チャージ枚数等が含まれる。
制御部110は、データ処理を行う装置であり、例えばCPU等のプロセッサである。制御部110は、記憶部115に記憶された各種プログラムを実行する。制御部110は、ネットワークNTに接続された印刷装置200及び端末装置300に対するデータ通信を含む各種の処理を行う。通信部140は、ネットワークNTに接続されており、印刷装置200及び端末装置300との間で通信を行う。
<印刷装置>
印刷装置200は、例えばユーザによって保有されている。印刷装置200は、「課金モード」と「非課金モード」とを切り替え可能に構成されている。「課金モード」では、印刷装置200は、許容された印刷可能枚数の範囲内で専用のインクカートリッジ285を消耗して印刷を実行する。「非課金モード」では、印刷装置200は、印刷可能枚数の制限なく例えば市販のインクカートリッジ285を消耗して印刷を実行する。印刷可能枚数は許容消費量及び許容印刷量の一例である。印刷装置200は、制御部210と、記憶部215と、表示部240と、操作部250と、通信部260と、印刷部270と、カートリッジホルダ280と、カートリッジセンサ290等を有する。制御部210、記憶部215、表示部240、操作部250、通信部260、及び印刷部270は、バス205を介して情報送受信可能に接続されている。
記憶部215には、各種のプログラム220と、各種のデータ230とが記憶されている。各種のプログラム220には、例えば後述の図4のシーケンスチャート及び図6~図8に示すフローチャートによる印刷装置200の制御内容を実行するプログラム等が含まれる。各種のデータ230には、例えば前述の累積チャージ枚数、印刷ジョブによる印刷を実行した場合にカウントアップされる累積使用印刷枚数、及び、印刷対象の画像データ等が含まれる。
制御部210は、データ処理を行う装置であり、例えばCPU等のプロセッサである。制御部210は、記憶部215に記憶された各種プログラムを実行する。制御部210はコントローラの一例である。表示部240は、例えば、液晶ディスプレイであり、種々の情報を表示可能である。操作部250は、例えばキーボードやボタン等であり、ユーザによる入力操作を受け付ける。ユーザは、操作部250を操作することによって、種々の指示を印刷装置200に入力可能である。通信部260は、ネットワークNTに接続されており、サーバ100及び端末装置300との間で通信を行う。印刷部270は、図示しない搬送機構により印刷用紙を搬送しつつ、印刷用紙に対して例えばインクジェット方式で画像を印刷する。
カートリッジホルダ280はインクカートリッジ285を収容する。インクカートリッジ285には、例えばシアンインク、マゼンタインク、イエローインク、ブラックインク等、各インク色のインクカートリッジが含まれる。1つのカートリッジホルダ280が、1つのインクカートリッジ285を収容するように構成されている。よって、カートリッジホルダ280は、上記インク色ごとに4つ設けられており、4つのカートリッジホルダ280が4つのインクカートリッジ285をそれぞれ収容する。印刷部270は、インクカートリッジ285のインクを消耗させながら印刷を行う。カートリッジセンサ290は、各カートリッジホルダ280にそれぞれ設けられている。カートリッジセンサ290は、カートリッジホルダ280に収容されたインクカートリッジ285が、専用のカートリッジであるか市販のカートリッジであるかを検出する。専用のカートリッジは、「課金モード」において所定の配送契約に基づく配送サービスにより配送される、課金モード専用のインクカートリッジである。市販のカートリッジは、「非課金モード」においてユーザが自ら購入して使用するインクカートリッジである。本実施形態では、専用のインクカートリッジ285を適宜「専用カートリッジ285」と、市販のインクカートリッジ285を適宜「通常カートリッジ285」と記載する。インクカートリッジ285が消耗品及び印刷関連消耗品の一例であり、カートリッジホルダ280が収容部の一例である。
<端末装置>
端末装置300は、例えばユーザの所有するスマートフォン等の携帯端末であり、無線通信を介してネットワークNTに接続される。図示は省略するが、端末装置300は、制御部と、記憶部と、ネットワークNTに接続するための通信部等を有する。
記憶部には各種プログラムが記憶されている。各種プログラムには、例えば後述の図4に示すシーケンスチャートによる端末装置300の制御内容を実行するプログラム等が含まれる。制御部は、記憶部に記憶された各種のプログラムを実行する。
端末装置300は、液晶ディスプレイとタッチパッドを一体的に組み合わせたタッチパネルにより、各種の情報の表示と、ユーザによる各種の入力操作を受け付ける。ユーザは、タッチパネルを操作することによって、種々の指示を端末装置300に入力可能である。端末装置300は、スマートフォン以外にも、例えばタブレットPC、ノート型PC、デスクトップ型PC等でもよい。
<印刷管理システムの非課金モード及び課金モードにおける印刷>
前述のように、印刷装置200は、許容された印刷可能枚数の範囲内で専用カートリッジ285を消耗して印刷を実行する「課金モード」と、印刷可能枚数の制限なく通常カートリッジ285を消耗して印刷を実行する「非課金モード」とを切り替え可能に構成されている。図2に、「非課金モード」における印刷管理システム1の印刷の一例を示す。図2に示すように、「非課金モード」では、ユーザの端末装置300から印刷ジョブを送信すると、印刷装置200は印刷可能枚数の制限なく通常カートリッジ285を消耗して、印刷ジョブに基づく印刷を実行する。通常カートリッジ285が消耗した場合には、ユーザは市販されている通常カートリッジ285を購入し、消耗した通常カートリッジ285を新たな通常カートリッジ285に交換する。印刷ジョブは端末装置300からの受信に限られず、ユーザの操作に基づき印刷装置200の操作部250を介して受け付けてもよい。印刷ジョブは実行指示の一例である。
図3に、「課金モード」における印刷管理システム1の印刷の一例を示す。図3に示すように、ユーザは印刷を行うために、課金を負担することによりチャージ枚数を新たに購入する。すなわちユーザは、いわゆるプリペイド方式で金銭的な負担を行ってチャージ枚数の購入を行う。ユーザは、端末装置300に対して、チャージ枚数の購入を要求する操作を行うと、サーバ100に、端末装置300の識別情報とチャージ枚数の購入要求が送信される。サーバ100の制御部110は、購入要求を受け付けると、予め登録された端末装置300の識別情報に対する印刷装置の識別情報に基づき、識別情報により識別される印刷装置200が課金モードであるか否かを判定する。課金モードであると判定した場合、サーバ100は、チャージ枚数の決済処理を行うととともに、ユーザにより新たに購入されたチャージ枚数の値を、印刷装置200に対する累積チャージ枚数の値に加算する。累積チャージ枚数は、ユーザにより購入されたチャージ枚数の累積値であり、サーバ100の記憶部115のデータベースDB1に、印刷装置200又はユーザごとに記憶されている。更新された累積チャージ枚数又は新たに購入されたチャージ枚数の値は、印刷装置200にも送信され、印刷装置200の記憶部215のデータベースDB2に記憶された累積チャージ枚数も更新される。チャージ枚数を累積チャージ枚数へ加算する処理は、印刷装置200の制御部210で実行されてもよい。なお、サーバ100は、印刷装置200が課金モードではないと判定した場合、端末装置300に対して、チャージ枚数の購入が不可であることの通知を行う。チャージ枚数が新規許容消費量及び新規許容印刷量の一例である。
印刷装置200の制御部210は、印刷ジョブをユーザの端末装置300から受信すると、サーバ100に印刷可能枚数を問合せて取得する。印刷装置200の印刷可能枚数は、累積チャージ枚数から後述する累積使用印刷枚数を差し引いた値である。印刷可能枚数は、サーバ100の制御部110により算出されてもよいし、印刷装置200の制御部210により算出されてもよい。印刷装置200の制御部210は、印刷可能枚数が1以上である場合には印刷可能枚数が0となるまでの範囲で印刷を実行する。印刷装置200の制御部210は、印刷を実行した印刷枚数だけ累積使用印刷枚数をカウントアップする。累積使用印刷枚数は、印刷装置200で印刷が実行された場合に累積される印刷枚数であり、印刷装置200の記憶部215のデータベースDB3に記憶されている。印刷装置200の制御部210は、予め定められた送信タイミングで、累積使用印刷枚数の値を定期的にサーバ100に送信する。印刷装置200の制御部210は、印刷ジョブを受信した場合には印刷可能枚数を消費して印刷を実行する。印刷ジョブは端末装置300からの受信に限られず、ユーザの操作に基づき印刷装置200の操作部250を介して受け付けてもよい。
サーバ100の制御部110は、予め定められた所定タイミングで定期的に、累積使用印刷枚数の値に基づいて端末装置300に対してユーザが負担すべき課金を課す課金処理を実行する。サーバ100からの指示に基づいて、サーバ100とは別の取引サーバが課金処理を実行してもよい。
<印刷装置の登録をリクエストする際の制御処理の流れ>
ユーザが当初から「非課金モード」で使用していた印刷装置200を、後から「課金モード」で動作させたい場合、サーバ100に印刷装置200を登録する必要がある。図4に、印刷装置200の登録をサーバ100にリクエストする際の印刷管理システム1の各装置により実行される制御処理の流れの一例を示す。図4では説明の便宜上、各装置の制御部により実行される各制御処理を、各装置が実行するものとして説明する。
図4に示すように、ステップS10では、端末装置300はユーザによる所定の操作に基づいて、印刷装置200を「課金モード」において使用する旨の登録申請をサーバ100に送信する。図5に、端末装置300のタッチパネルに表示される登録申請画面の一例を示す。図5に示す例では、登録申請画面に例えばログインパスワードの入力部310、及びリクエストボタン320が表示されている。ユーザはログインパスワードを入力してリクエストボタン320を操作することにより、所定のウェブサイトにログインした上でサーバ100に対して登録申請を行うことができる。ウェブサイトでは、ユーザ情報として、ユーザの住所や印刷装置200の識別情報と端末装置300の識別情報とが関連付けられて記憶されており、登録申請にはそれら印刷装置200と端末装置300の識別情報が含まれている。
ステップS20では、サーバ100は、端末装置300から送信された登録申請を受け付ける。当該ステップS20が申請受付処理の一例である。
ステップS30では、サーバ100は、上記ステップS20での登録申請の受け付けに応じて、印刷装置200の識別情報に対し課金モードを対応付けて登録する。これにより、印刷装置200に関連付けられた端末装置300の識別情報に対しても課金モードが対応付けられる。当該ステップS30が登録処理の一例である。
ステップS40では、サーバ100は、上記ステップS30での登録後、印刷装置200を「課金モード」に切り替えるためのモード切替指示を印刷装置200に送信する。当該ステップS40が送信処理の一例である。
ステップS50では、印刷装置200は、上記ステップS40で送信されたモード切替指示を受信する。当該ステップS50が受信処理の一例である。
ステップS60では、印刷装置200は、上記ステップS50で受信したモード切替指示に応じて、「非課金モード」から「課金モード」へと切り替える。当該ステップS60がモード切替処理の一例である。
ステップS70では、印刷装置200は、「課金モード」へと切り替えたことを判別するための判別フラグをオンにする。判別フラグは、例えば記憶部215にデータ230として記憶される。
ステップS80では、印刷装置200は、画面の表示を「非課金モード」に対応する表示から「課金モード」に対応する表示へ切り替える。図9には、「課金モード」の場合で、かつ、専用カートリッジ285が装着されている場合に表示部240に表示される画面の一例を示す。図9に示すように、画面には、例えばファクス、コピー、スキャン等の複数のアイコン240aと共に、設定アイコン240b等が表示されている。画面の情報表示部240cには印刷可能枚数の値がリアルタイムで表示されている。図9では印刷可能枚数が例えば100枚となっているが、チャージ枚数を購入する前には0枚が表示される。なお、画面にはインクカートリッジ285のインク残量を表すインクアイコンは表示されていない。
一方、印刷装置200は、「課金モード」の場合で、かつ、通常カートリッジ285が装着されている場合に、図10に示す画面を表示部240に表示する。例えば、図10はステップS140(後述の図6参照)でNo判定となった場合に表示される画面である。図10に示す画面では、情報表示部240cには印刷可能枚数は表示されず、専用カートリッジ285への交換を促すメッセージが表示されている。また、4つの通常カートリッジ285の各色のインク残量をそれぞれ表す4つのインクアイコン240dが表示されている。
このように、印刷装置200は、「課金モード」の場合、専用カートリッジ285及び通常カートリッジ285のいずれが装着されているかを判別し、装着されているカートリッジの種類に応じて、図9又は図10の画面が切り替わる。図9に示す画面が第1画面の一例であり、図10に示す画面が第2画面の一例であり、ステップS80が表示処理の一例である。
以上により、図4に示すフローチャートを終了する。なお、印刷装置200は、表示部240や端末装置300のディスプレイにおいて「課金モード」になったことを報知してもよい。印刷装置200が「課金モード」になったことを認識したユーザは、端末装置300に対してチャージ枚数の購入要求を行うことができる。また、サーバ100は、印刷装置200が「課金モード」になったことを条件に、印刷装置200のユーザの住所に対して、専用カートリッジ285の配送処理を行う。
なお、ユーザは上記の登録を行うことによって印刷装置200を「課金モード」へ切り替えることが可能となるが、登録を解消することで印刷装置200を「非課金モード」へ戻すことも可能である。この場合には、図4に示すステップS60において、サーバ100からのモード切替指示に応じて、印刷装置200は「課金モード」から「非課金モード」へと切り替える。この際、ステップS70において、判別フラグはオフとされる。判別フラグは、例えば記憶部215にデータ230として記憶される。そして、印刷装置200は、画面の表示を「課金モード」に対応する表示(図9又は図10)から「非課金モード」に対応する表示(図11)へ切り替える。図11に、「非課金モード」の場合に表示部240に表示される画面の一例を示す。図11に示す印刷画面では、情報表示部240cには何も表示されず、4つの通常カートリッジ285の各色のインク残量をそれぞれ表す4つのインクアイコン240dが表示されている。ステップS60及びステップS70がモード設定処理の一例である。
<制御手順>
図6~図8に、印刷装置200の制御部210が実行する制御手順の一例を示す。
図6に示すように、ステップS110では、制御部210は、印刷ジョブを受信したか否かを判定する。制御部210は、印刷ジョブを端末装置300から受信してもよいし、印刷装置200の操作部250から受け付けてもよい。制御部210は、印刷ジョブを受信するまで待機し(ステップS110:No)、印刷ジョブを受信した場合には(ステップS110:Yes)、次のステップS120に移行する。
ステップS120では、制御部210は、記憶部215に記憶されている判別フラグがオンであるか否かを判定する。制御部210は、判別フラグがオンである場合には(ステップS120:Yes)、次のステップS140に移行する。
ステップS140では、制御部210は、カートリッジセンサ290による検出結果に基づいて、カートリッジホルダ280に収容されたインクカートリッジ285の種別が課金モード用の種別である専用カートリッジ285であるか否かを判定する。具体的には、カートリッジセンサ290は、例えばカートリッジホルダ280に収容されたインクカートリッジ285に取り付けられたICチップの情報を読み出し制御部210に出力する。制御部210は、その情報が専用カートリッジを示すものであるか否かを判定する。制御部210は、4つのインク色それぞれに対応する4つのインクカートリッジ285の各ICチップから読み出された情報のうち、1つでも専用カートリッジを示すものがあれば、専用カートリッジを示すものであるとしてS140においてYes判定する。一方、制御部210は、4つのインク色それぞれに対応する4つのインクカートリッジ285の各ICチップから読み出された情報がすべて通常カートリッジを示すものであれば、通常カートリッジを示すものであるとしてS140においてNo判定する。制御部210は、専用カートリッジ285を示すものであると判定した場合には(ステップS140:Yes)、次のステップS200に移行する。
ステップS200では、制御部210は、「課金モード」の印刷処理である課金印刷処理を実行する。すなわち制御部210は、上記ステップS60及びステップS70で「課金モード」が設定され、カートリッジホルダ280に収容されたインクカートリッジ285の種別が専用カートリッジである場合に、ステップS200において印刷可能枚数を消費する印刷動作を行う。課金印刷処置の詳細については後述する。その後、本フローチャートを終了する。
上記ステップS140において、制御部210は、カートリッジホルダ280に収容されたインクカートリッジ285の種別が専用カートリッジ285を示すものではない、すなわち通常カートリッジ285を示すものであると判定した場合には(ステップS140:No)、次のステップS300に移行する。なお、ステップS140でNoと判定された場合、制御部210は、表示部240に専用カートリッジを装着するよう促す画面(図10)を表示する。
ステップS300では、制御部210は、「非課金モード」の印刷処理である通常印刷処理を実行する。すなわち制御部210は、上記ステップS60及びステップS70で「課金モード」が設定され、カートリッジホルダ280に収容されたインクカートリッジ285の種別が専用カートリッジではなく通常カートリッジである場合に、ステップS300において印刷可能枚数の値を消費することなく印刷動作を行う。通常印刷処置の詳細については後述する。その後、本フローチャートを終了する。
上記ステップS120において、制御部210は、判別フラグがオフである場合には(ステップS120:No)、次のステップS160に移行する。
ステップS160では、制御部210は、カートリッジセンサ290による検出結果に基づいて、カートリッジホルダ280に収容されたインクカートリッジ285の種別が課金モード用の種別である専用カートリッジ285であるか否かを判定する。判定手法は、前述のステップS140と同様である。制御部210は、4つのインクカートリッジ285の各ICチップから読み出された情報のうち、1つでも専用カートリッジを示すものがあれば、専用カートリッジを示すものであるとしてS160においてYes判定し、次のステップS170に移行する。
ステップS170では、制御部210はエラー処理を実行する。制御部210は、エラー処理において、例えば通常カートリッジへの交換を促すメッセージを表示する等の処理を行う。その後、本フローチャートを終了する。
上記ステップS160において、制御部210は、4つのインク色それぞれに対応する4つのインクカートリッジ285の各ICチップから読み出された情報がすべて通常カートリッジを示すものであれば、通常カートリッジを示すものであるとしてNo判定し、前述のステップS300に移行する。ステップS300で、制御部210は「非課金モード」の印刷処理である通常印刷処理を実行する。その後、本フローチャートを終了する。ステップS120でNoかつステップS160でNoと判断された場合に実行されるステップS300は、第1消耗品消耗処理の一例である。
図7に、ステップS200の課金印刷処理の詳細内容の一例を示す。図7に示すように、ステップS210では、制御部210は、ユーザの課金に応じて新たに購入されたチャージ枚数を含む印刷可能枚数の値を取得する。前述のように、印刷可能枚数は、累積チャージ枚数から累積使用印刷枚数を差し引いた値である。制御部210は、サーバ100で算出された印刷可能枚数を取得してもよいし、サーバ100から取得した累積チャージ枚数及び自身でカウントする累積使用印刷枚数に基づいて印刷可能枚数を算出してもよい。当該ステップS210が許容消費量取得処理の一例である。
ステップS230では、制御部210は、上記ステップS210で取得した印刷可能枚数の値が1以上であるか否かを判定する。制御部210は、印刷可能枚数が1以上である場合には(ステップS230:Yes)、次のステップS240に移行する。
ステップS240では、制御部210は、印刷ジョブの1ページ目の印刷を実行する。
ステップS250では、制御部210は、データベースDB3に記憶された累積使用印刷枚数の値に1を加算してカウントアップする。
ステップS260では、制御部210は、受信した印刷ジョブに次のページが含まれるか否かを判定する。制御部210は、次のページが含まれる場合には(ステップS260:Yes)、上記ステップS210に戻る。制御部210は、受信した印刷ジョブに次のページが含まれない場合には(ステップS260:No)、本サブルーチンを終了して図6に示すフローチャートに戻る。
上記ステップS210~ステップS260において、制御部210は、受け付けた印刷ジョブに応じて、上記ステップS210により取得された印刷可能枚数の値が0に達するまで、専用カートリッジ285の消耗を伴う印刷動作を行う。当該ステップS210~ステップS260が第2消耗品消耗処理の一例であり、0が所定量の一例であり、印刷動作が所定動作の一例である。所定量は1以上の所定の値としてもよい。
上記ステップS230において、制御部210は、印刷可能枚数が0である場合には(ステップS230:No)、次のステップS270に移行する。
ステップS270では、制御部210はエラー処理を実行する。制御部210は、エラー処理において印刷を中断すると共に、例えばチャージ枚数の購入を行うか否かを問い合わせるメッセージや、通常カートリッジへの交換を促すメッセージを表示する等の処理を行う。
ステップS280では、制御部210は、ユーザによりチャージ枚数の購入が行われたか否かを判定する。具体的には、制御部210は、サーバ100から送信される情報を待ち受けており、サーバ100から累積チャージ枚数又は新たに購入されたチャージ枚数の値が送信されたと判断すると、チャージ枚数が購入されたと判断する。制御部210は、ユーザによりチャージ枚数が購入され、例えば印刷再開操作が行われた場合には(ステップS280:Yes)、上記ステップS210に戻る。この場合、新たに取得された印刷可能枚数は1以上となっているので、ステップS230の判定が満たされて、印刷が再開される。
以上により、「課金モード」でカートリッジホルダ280に専用カートリッジ285が収容されて印刷ジョブに応じた印刷処理が実行されている途中に、印刷可能枚数の値が0に達した場合には、制御部210は印刷動作を中断する。制御部210は、ユーザの端末装置300での操作に基づき購入されたチャージ枚数を含む印刷可能枚数の値がステップS210で取得された場合には、印刷可能枚数の値を消費する印刷動作を再開する。
ステップS280でユーザによりチャージ枚数の購入が行われなかったと判定された場合(S280:NO)、ステップS290では、制御部210は、カートリッジホルダ280に収容された専用カートリッジ285が通常カートリッジ285に交換されたか否かを判定する。制御部210は、通常カートリッジ285に交換されたと判定した場合には(ステップS290:Yes)、図6に示すようにステップS300の通常印刷処理に移行する。制御部210は、通常カートリッジ285に交換されていないと判定した場合には(ステップS290:No)、本サブルーチンを終了して図6に示すフローチャートに戻る。
以上により、「課金モード」でカートリッジホルダ280に専用カートリッジ285が収容されて印刷ジョブに応じた印刷処理が実行されている途中に、印刷可能枚数の値が0に達した場合には、制御部210は印刷動作を中断する。制御部210は、カートリッジホルダ280に専用カートリッジ285に代えて通常カートリッジ285が新たに収容された場合には、印刷可能枚数の値を消費することのない印刷動作を再開する。
図8に、ステップS300の通常印刷処理の詳細内容の一例を示す。図8に示すように、ステップS320では、制御部210は、受信した印刷ジョブに基づいて全てのページの印刷を実行する。その後、本サブルーチンを終了して図6に示すフローチャートに戻る。
<実施形態の効果>
本実施形態の印刷装置200は、「課金モード」と「非課金モード」とを備える。「課金モード」では、印刷装置200はユーザが購入したチャージ枚数に対応した印刷可能枚数の範囲内で専用カートリッジ285を消耗しつつ、当該印刷可能枚数が0に達するまで印刷動作を行う。「非課金モード」では、印刷装置200は印刷可能枚数の値に関係なく、通常カートリッジ285を消耗しつつ印刷動作を行う。
本実施形態においては、印刷装置200を「課金モード」及び「非課金モード」のいずれのモードで動作させるかは、ステップS60及びステップS70によって設定される。そのため、本実施形態によれば、ユーザの金銭的負担なしで印刷する「非課金モード」から、ユーザの金銭的負担により印刷可能枚数の範囲内で印刷する「課金モード」へのモード切替が可能となり、ユーザにとっての利便性を向上することができる。
また、本実施形態では特に、「課金モード」の設定時に課金モード専用の専用カートリッジ285が装着されたことを条件に印刷可能枚数を消費する印刷動作を行う。本実施形態によれば、例えば市販のインクカートリッジである通常カートリッジ285が装着されたときに、誤ってユーザに課金されてしまうのを抑制できる。
また、本実施形態では特に、「課金モード」において消費される印刷可能枚数の値が0に達して印刷動作が中断された場合でも、課金モード用の専用カートリッジ285から、課金モード用ではない通常カートリッジ285に交換された場合には、印刷動作が再開される。再開後の印刷動作は、印刷可能枚数の値が消費されない印刷動作である。本実施形態によれば、印刷可能枚数の値が不足した場合であっても、ユーザが例えばインクカートリッジ285の市販品を装着することで、引き続き印刷を行わせることができる。
また、本実施形態では特に、「課金モード」において消費される印刷可能枚数の値が0に達して印刷動作が中断された場合でも、ユーザが端末装置300の操作を介してチャージ枚数を購入し、その購入分の値が加算された印刷可能枚数が取得された場合には、印刷動作が再開される。再開後の印刷動作は、印刷可能枚数の値が消費される印刷動作である。本実施形態によれば、印刷可能枚数の値が不足した場合であっても、ユーザが例えば端末装置300からチャージ枚数を購入することで、引き続き印刷を行わせることができる。
また、本実施形態では特に、「課金モード」の設定時において課金モード用でない通常カートリッジ285が装着されたことを条件に印刷可能枚数を消費しない印刷動作を行う。本実施形態によれば、例えば市販のインクカートリッジ285が装着されたときに、誤ってユーザに課金されてしまうのを抑制できる。
また、本実施形態では特に、「課金モード」の設定時には、ステップS80において、印刷可能枚数の値が表示される。本実施形態によれば、「課金モード」の際に消費される印刷可能枚数の情報を適切に表示し、ユーザに通知することができる。
また、本実施形態では特に、「課金モード」の設定時であってかつ印刷可能枚数を消費する状態、すなわちカートリッジホルダ280に課金モード用の専用カートリッジ285が装着されている場合に限り、印刷可能枚数の値を表示する。カートリッジホルダ280に通常カートリッジ285が装着され印刷可能枚数を消費しない状態では印刷可能枚数の値は表示しない。本実施形態によれば、モードの種別や装着されたインクカートリッジ285の種別等を含む印刷装置200の状態に応じた適切な表示を行うことができる。
また、本実施形態では特に、印刷装置200のユーザが「非課金モード」から「課金モード」への変更を希望する場合は、端末装置300を用いてサーバ100に対し登録申請を行う。サーバ100は、ステップS20にて上記登録申請を受け付けた後、ステップS30において上記印刷装置200の識別情報に対し「課金モード」を対応付けて登録する。サーバ100は、登録後、ステップS40にてモード切替指示を印刷装置200へと送信する。印刷装置200では、ステップS50で受信されたモード切替指示に応じて、ステップS60において「非課金モード」から「課金モード」への切り替えが行われる。
本実施形態によれば、ユーザが端末装置300で操作を行うだけで、印刷装置200を容易かつ円滑に「非課金モード」から「課金モード」へ切り替えることができる。サーバ100は、ステップS30を行うことで当該印刷装置200のモードが切り替わることを認識し、確実に管理することができる。
<変形例>
本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
以上では、消耗品の消耗を伴う所定動作を行う消費装置の一例として、インクカートリッジの消耗を伴う印刷を行う印刷装置について説明したが、本発明の適用対象はインクジェット式の印刷装置に限られない。例えば、トナーの消耗を伴う印刷を行うレーザー式の印刷装置、インクリボンの消耗を伴う熱転写式の印刷装置、感熱紙の消耗を伴う感熱式の印刷装置等に適用してもよい。以上では、収容部の一例としてカートリッジホルダ280を、消耗品としてインクカートリッジを説明したが、収容部が着色剤を収容可能なタンクであり、消耗品はタンクに注入される着色剤であってもよい。着色剤には、例えばシアン、マゼンタ、イエロー、ブラック等、各色の着色剤が含まれる。その場合、ユーザは、着色剤のボトルに添付されている識別情報を印刷装置200に入力又は読み込ませることにより、着色剤の種別を印刷装置200に判別させる。また、消耗品は、用紙、用紙を搬送するローラ、現像器、定着器であってもよい。また本発明は、例えばファックス、スキャナ、これらの機能及び印刷機能を併せ持つ複合機等、印刷装置以外にも適用可能である。
また以上では、許容印刷量又は許容消費量の一例として印刷可能枚数である場合を説明したが、印刷可能枚数の他にも、許容印刷量又は許容消費量はシートの長さであったり、着色剤の量であってもよい。
また以上では、「課金モード」の設定時に専用カートリッジ285が装着されたことを条件に印刷可能枚数を消費する印刷動作を行うようにしたが、装着されたカートリッジの種類に関わらず、「課金モード」が設定されている場合には印刷可能枚数を消費してもよい。
また以上では、制御部210は、各インク色のインクカートリッジ285のICチップから読み出された情報のうち、1つでも専用カートリッジを示すものがあれば、専用カートリッジを示すものであると判定したが、これに限られない。制御部210は、各インク色のインクカートリッジ285のICチップから読み出された情報がすべて専用カートリッジを示すものであれば、専用カートリッジを示すものであると判定してもよい。そして、制御部210は、各インク色のインクカートリッジ285のICチップから読み出された情報のうち、1つでも通常カートリッジを示すものがあれば、通常カートリッジを示すものであると判定してもよい。
以上において、図4に示すシーケンスチャートや図6~図8に示すフローチャートは本発明を上記チャートに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 印刷管理システム
100 サーバ
200 印刷装置(消費装置の一例)
210 制御部(コントローラの一例)
240 表示部
280 カートリッジホルダ(収容部の一例)
285 インクカートリッジ(消耗品、印刷関連消耗品の一例)
300 端末装置

Claims (11)

  1. 消耗品を収容する収容部と、
    コントローラと、
    を備え、
    許容された許容消費量の範囲内で前記消耗品を消耗可能な課金モードと、前記許容消費量の制限なく前記消耗品を消耗可能な非課金モードと、を切り替え可能な消費装置であって、
    前記コントローラは、
    前記課金モード及び前記非課金モードのいずれか一方を設定するモード設定処理と、
    前記モード設定処理で前記非課金モードが設定された場合に、
    受け付けた実行指示に応じて、前記許容消費量の値にかかわらず、前記消耗品の消耗を伴う所定動作を行う第1消耗品消耗処理と、
    を実行し、
    前記モード設定処理で前記課金モードが設定された場合に、
    ユーザの課金に応じて新たに購入された新規許容消費量を含む前記許容消費量の値を取得する許容消費量取得処理と、
    受け付けた前記実行指示に応じて、前記許容消費量取得処理により取得された前記許容消費量の値が所定量に達するまで、前記消耗品の消耗を伴う所定動作を行う第2消耗品消耗処理と、
    を実行する、消費装置。
  2. 前記消耗品は、印刷関連消耗品であり、
    前記コントローラが、
    前記第1消耗品消耗処理において、前記許容消費量としての許容印刷量の値にかかわらず、前記印刷関連消耗品の消耗を伴う印刷動作を行い、
    前記許容消費量取得処理において、前記課金に応じて新たに購入された前記新規許容消費量としての新規許容印刷量を含む前記許容印刷量の値を取得し、
    前記第2消耗品消耗処理において、前記許容消費量としての許容印刷量の値が所定量に達するまで、前記印刷関連消耗品の消耗を伴う印刷動作を行う印刷装置である、請求項1記載の消費装置。
  3. 前記コントローラは、
    前記モード設定処理で前記課金モードが設定され、前記収容部に収容された前記印刷関連消耗品の種別が前記課金モード用の種別である場合に、前記第2消耗品消耗処理において前記許容印刷量を消費した前記印刷動作を行う、請求項2記載の消費装置。
  4. 前記コントローラは、
    前記課金モードで、前記収容部に当該課金モード用の種別である前記印刷関連消耗品が収容されて前記実行指示に応じた前記第2消耗品消耗処理が実行されている途中に前記許容印刷量の値が前記所定量に達して前記印刷動作が中断されたとき、前記収容部に前記課金モード用の種別でない前記印刷関連消耗品が新たに収容された場合には、前記許容印刷量の値を消費することのない前記印刷動作を再開する、請求項3記載の消費装置。
  5. 前記コントローラは、
    前記課金モードで、前記収容部に当該課金モード用の種別である前記印刷関連消耗品が収容されて前記実行指示に応じた前記第2消耗品消耗処理が実行されている途中に前記許容印刷量の値が前記所定量に達して前記印刷動作が中断されたとき、ユーザの端末装置での操作に基づき購入された前記新規許容印刷量を含む前記許容印刷量の値が前記許容消費量取得処理で取得された場合には、前記許容印刷量の値を消費する前記印刷動作を再開する、請求項3記載の消費装置。
  6. 前記コントローラは、さらに、
    前記モード設定処理で前記課金モードが設定され、前記収容部に収容された前記印刷関連消耗品の種別が前記課金モード用の種別でない場合に、前記第2消耗品消耗処理において前記許容印刷量の値を消費することなく前記印刷動作を行う、請求項2記載の消費装置。
  7. 表示部をさらに備え、
    前記コントローラは、さらに、
    前記モード設定処理で前記課金モードが設定されている場合に、前記許容印刷量の値を表示する表示処理を実行する、請求項3乃至請求項6のいずれか1項記載の消費装置。
  8. 前記コントローラは、前記表示処理において、
    前記収容部に収容された前記印刷関連消耗品の種別が前記課金モード用の種別である場合には、前記表示部に前記許容印刷量の値を含む第1画面を表示し、
    前記収容部に収容された前記印刷関連消耗品の種別が前記課金モード用の種別ではない場合には、前記表示部に前記許容印刷量の値を含まない第2画面を表示する、請求項7記載の消費装置。
  9. サーバと、消費装置とを有する消費管理システムであって、
    前記消費装置は、
    消耗品を収容する収容部と、コントローラと、を備え、許容された許容消費量の範囲内で前記消耗品を消耗可能な課金モードと、前記許容消費量の制限なく前記消耗品を消耗可能な非課金モードと、を切り替え可能に構成されており、
    前記コントローラは、
    前記課金モード及び前記非課金モードのいずれか一方を設定するモード設定処理と、
    前記モード設定処理で前記非課金モードが設定された場合に、 受け付けた実行指示に応じて、前記許容消費量の値にかかわらず、前記消耗品の消耗を伴う所定動作を行う第1消耗品消耗処理と、
    を実行し、
    前記モード設定処理で前記課金モードが設定された場合に、
    ユーザの課金に応じて新たに購入された新規許容消費量を含む前記許容消費量の値を取得する許容消費量取得処理と、
    受け付けた前記実行指示に応じて、前記許容消費量取得処理により取得された前記許容消費量の値が所定量に達するまで、前記消耗品の消耗を伴う所定動作を行う第2消耗品消耗処理と、
    を実行する、消費管理システム。
  10. 端末装置をさらに有し、
    前記サーバは、
    前記端末装置からの、前記消費装置を前記課金モードにおいて使用する旨の登録申請を受け付ける申請受付処理と、
    前記申請受付処理での前記登録申請の受け付けに応じて、前記消費装置の識別情報に対し前記課金モードを対応付けて登録する登録処理と、
    前記登録処理での登録後、前記消費装置を前記課金モードに切り替えるためのモード切替指示を送信する送信処理と、
    を実行し、
    前記消費装置の前記コントローラは、
    前記送信処理で送信された前記モード切替指示を受信する受信処理と、
    前記受信処理で受信した前記モード切替指示に応じて、前記非課金モードから前記課金モードへと切り替えるモード切替処理と、
    を実行する、請求項9記載の消費管理システム。
  11. 印刷関連消耗品を収容する収容部と、演算部と、を備え、許容された許容印刷量の範囲内で前記印刷関連消耗品を消耗可能な課金モードと、前記許容印刷量の制限なく前記印刷関連消耗品を消耗可能な非課金モードと、を切り替え可能な印刷装置の前記演算部に対し、
    前記課金モード及び前記非課金モードのいずれか一方を設定するモード設定処理と、
    前記モード設定処理で前記非課金モードが設定された場合に、
    受け付けた実行指示に応じて、前記許容印刷量の値にかかわらず、前記印刷関連消耗品の消耗を伴う印刷動作を行う第1印刷処理と、
    を実行し、
    前記モード設定処理で前記課金モードが設定された場合に、
    ユーザの課金に応じて新たに購入された新規許容印刷量を含む前記許容印刷量の値を取得する許容印刷量取得処理と、
    受け付けた前記実行指示に応じて、前記許容印刷量取得処理により取得された前記許容印刷量の値が所定量に達するまで、印刷動作を行う第2印刷処理と、
    を実行させるための、印刷処理プログラム。
JP2023130332A 2022-08-19 2023-08-09 消費装置、消費管理システム、及び印刷処理プログラム Pending JP2024028178A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US18/451,546 US20240064258A1 (en) 2022-08-19 2023-08-17 Consuming device operating while consuming consumable and consumption management system including server and the consuming device
CN202311044143.8A CN117592982A (zh) 2022-08-19 2023-08-18 消费装置、消费管理系统和存储介质
EP23192094.3A EP4325348A1 (en) 2022-08-19 2023-08-18 Consuming device, consumption management system, printing process program, and storage medium

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022131256 2022-08-19
JP2022131256 2022-08-19

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024028178A true JP2024028178A (ja) 2024-03-01

Family

ID=90039582

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023130332A Pending JP2024028178A (ja) 2022-08-19 2023-08-09 消費装置、消費管理システム、及び印刷処理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2024028178A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4585363B2 (ja) 課金管理装置、課金管理方法、課金管理プログラム
JP2008123166A (ja) 消耗部材管理システム、印刷制御装置、消耗部材管理装置、消耗部材管理システムの消耗部材管理方法、ドライバプログラムおよびドライバプログラムを記録した記録媒体
US20090316179A1 (en) Image formation apparatus and method, and recording medium
JP2008152419A (ja) 印刷システム、印刷装置、および印刷システムのライセンス管理方法
US11526109B2 (en) Image forming apparatus restricting usage of non-specific-color cartridge
US10974516B2 (en) Device, method for controlling device, and storage medium
US20230359417A1 (en) Server, transfer method, and non-transitory computer-readable storage medium therefor
JP2023130340A (ja) プログラム
JP2024028178A (ja) 消費装置、消費管理システム、及び印刷処理プログラム
EP4325348A1 (en) Consuming device, consumption management system, printing process program, and storage medium
CN117592982A (zh) 消费装置、消费管理系统和存储介质
CN115208995A (zh) 信息处理装置以及信息处理方法
US20240020064A1 (en) Recording system and non-transitory computer-readable medium
JP2004077988A (ja) 印刷装置
JP2023066870A (ja) 画像形成システム、印刷装置、画像形成方法
EP4287099A2 (en) Information management system and printing apparatus
JP2024027922A (ja) 消費装置及び印刷処理プログラム
JP2023065952A (ja) 画像形成システム、印刷装置、画像形成方法
JP2006093899A (ja) ジョブ実行装置
JP2023125561A (ja) 印刷システム、印刷装置、制御プログラム
JP2018049114A (ja) 消耗品管理装置および消耗品管理装置の制御プログラム
JP2023065934A (ja) 画像形成システム、印刷装置、画像形成方法
JP2022156435A (ja) 記録装置、及び記録システム
JP2022156520A (ja) 管理プログラム、管理装置、管理システムおよび管理方法
JP2023179107A (ja) 画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20230810