JP7427485B2 - 作業機械 - Google Patents

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Description

本発明は、本体の周囲を撮影するカメラを備えた作業機械に関する。
従来より、車体の周囲をカメラで撮影し、カメラによって撮影された画像をキャブ内のディスプレイに表示させる作業機械が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような作業機械において、カメラの視界を広く確保するためには、車体の高い位置にカメラを取り付けるのが望ましい。
特開2017-072025号公報
作業機械は塵埃の多い環境で使用されることが多いので、カメラのレンズを拭く等のメンテナンスを定期的に行う必要がある。しかしながら、カメラを高所に設置すると、メンテナンス作業が煩雑になるという課題を生じる。
本発明は、上記した実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、本体の周囲を撮影するカメラを備えた作業機械において、カメラの視界を広く確保すると共に、メンテナンス性を向上させる技術を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、上下方向に延びる回動軸回りに開閉可能に取り付けられたドアを側面に有する車体と、前記車体の周囲を撮影するカメラとを備える作業機械であって、前記ドアの内面に設けられ、前記カメラを支持するブラケットを備え、前記ブラケットは、前記ドアの内面に固定された固定プレートと、前記固定プレートに対して上下方向に昇降可能な昇降プレートと、前記昇降プレートに対して、上下方向に延びる回動軸回りに回動可能な回動プレートと、を有し、前記カメラは、前記回動プレートに固定されていることを特徴とする。
本発明によれば、カメラの視界を広く確保すると共に、メンテナンス性を向上させることができる。なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
作業機械の代表例である油圧ショベルの側面図である。 ドアを内面側から見た図であって、カメラが撮影姿勢で且つ上端位置に配置された状態を示す。 ドアを内面側から見た図であって、カメラがメンテナンス姿勢で且つ上端位置に配置された状態を示す。 ドアを内面側から見た図であって、カメラがメンテナンス姿勢で且つ下端位置に配置された状態を示す。 ドアが開放位置で、カメラがメンテナンス姿勢で且つ下端位置のときの斜視図である。 ドアが開放位置で、カメラがメンテナンス姿勢で且つ下端位置のときの平面図である。 変形例に係るブラケットを示す図である。
本発明に係る作業機械の実施形態について、図面を用いて説明する。図1は、本発明に係る作業機械の代表例である油圧ショベル1の側面図である。なお、作業機械の具体例は油圧ショベル1に限定されず、ダンプトラック、モータグレーダー、ホイールローダ、クレーン等であってもよい。また、本明細書中の前後左右は、特に断らない限り、油圧ショベル1に搭乗して操作するオペレータの視点を基準としている。
油圧ショベル1は、下部走行体2と、下部走行体2に支持された上部旋回体3とを備える。下部走行体2は、左右一対のクローラ8を備える。そして、走行モータ(図示省略)の回転が伝達されて左右一対のクローラ8が回転すると、油圧ショベル1が走行する。但し、下部走行体2は、クローラ8に代えて、装輪式であってもよい。下部走行体2及び上部旋回体3は、車体の一例である。
上部旋回体3は、下部走行体2に旋回可能に支持されている。上部旋回体3は、旋回モータ(図示省略)の駆動力が伝達されることによって、下部走行体2に対して旋回する。上部旋回体3は、ベースとなる旋回フレーム5と、旋回フレーム5の前方中央に上下方向に回動可能に取り付けられたフロント作業機4(作業機)と、旋回フレーム5の前方左側に配置されたキャブ(運転席)7と、旋回フレーム5の後部に配置されたカウンタウェイト6とを主に備える。
フロント作業機4は、上部旋回体3に起伏可能に支持されたブーム4aと、ブーム4aの先端に揺動可能に支持されたアーム4bと、アーム4bの先端に揺動可能に支持されたバケット4cと、ブーム4a、アーム4b、及びバケット4cを駆動させる油圧シリンダ4d~4fとを含む。カウンタウェイト6は、フロント作業機4との重量バランスを取るためのもので、円弧状をした重量物である。
キャブ7には、油圧ショベル1を操作するオペレータが搭乗する内部空間が形成されている。キャブ7の内部には、オペレータが着席するシート(図示省略)と、シートに着席したオペレータが操作する操作装置(ステアリング、ペダル、レバー、スイッチなど)が配置されている。そして、キャブ7に搭乗したオペレータが操作装置を操作することによって、下部走行体2が走行し、上部旋回体3が旋回し、フロント作業機4が動作する。
また、上部旋回体3は、側面に開閉可能なドア10を有する。本実施形態に係るドア10は、上部旋回体3の右側面に配置されている。ドア10は、上下方向に延びる回動軸線回りに回動可能に、上部旋回体3に支持されている。より詳細には、ドア10は、後端に取り付けられたヒンジ11(図6参照)によって、上部旋回体3に対して回動する。
ドア10は、図1に示す閉塞位置と、図5及び図6に示す開放位置との間を回動する。閉塞位置は、上部旋回体3の内部空間を閉塞すると共に、ドア10の外面12が上部旋回体3の外面(側面)の一部を構成する位置である。開放位置は、上部旋回体3の内部空間を外部に露出させる位置である。
上部旋回体3の内部空間とは、油圧ショベル1の構成部品(例えば、作動油タンク、油圧ポンプ、油圧回路、エンジン、熱交換器、ファン、各種スイッチ等)が収容される空間である。但し、上部旋回体3の内部空間の具体例は、前述の例に限定されず、キャブ7の内部空間であってもよい。この場合のドア10は、キャブ7の左側面を開閉する。
さらに、上部旋回体3は、周囲を撮影するカメラ15を有する。カメラ15は、前面に設けられたレンズ15aを通して車体を撮影する。すなわち、レンズ15aが向けられた方向がカメラ15の撮影方向となる。カメラ15で撮影された画像(映像)は、例えば、キャブ7に設置されたディスプレイ(図示省略)に表示されてもよいし、俯瞰画像を生成するために他のカメラ画像と合成されてもよいし、画像処理されて障害物検知などに用いられてもよい。
本実施形態に係るカメラ15は、閉塞位置のドア10の上端において、右方を向いている。すなわち、カメラ15は、上部旋回体3の右側方を撮影する。カメラ15は、ブラケット20(図2~図4参照)によって、ドア10の内側に支持されている。
図2は、ドア10を内面13側から見た図であって、カメラ15が撮影姿勢で且つ上端位置に配置された状態を示す。図3は、ドア10を内面13側から見た図であって、カメラ15がメンテナンス姿勢で且つ上端位置に配置された状態を示す。図4は、ドア10を内面13側から見た図であって、カメラ15がメンテナンス姿勢で且つ下端位置に配置された状態を示す。
ブラケット20は、ドア10の内面13に取り付けられて、ドア10に対してカメラ15を支持する。また、ブラケット20は、撮影姿勢(図1及び図2参照)と、メンテナンス姿勢(図3及び図4参照)との間で、カメラ15を回動可能に支持する。さらに、ブラケット20は、上端位置(図1~図3参照)と、下端位置(図4参照)との間で、カメラ15を上下方向に昇降可能に支持する。
撮影姿勢とは、上部旋回体3の周囲を撮影するときのカメラ15の姿勢である。撮影姿勢は、レンズ15aが上部旋回体3の外方を向いた姿勢である。また、撮影姿勢は、レンズ15aがドア10の表面に交差(直交)する方向を向いた姿勢である。本実施形態に係る撮影姿勢は、図2に示すように、ドア10の上端において、ドア10の外面側に突出して、油圧ショベル1の右方を向いたカメラ15の姿勢である。
メンテナンス姿勢とは、カメラ15をメンテナンスするときの姿勢である。メンテナンス姿勢は、レンズ15aがドア10に対面していない姿勢である。より詳細には、メンテナンス姿勢は、水平面上において、レンズ15aが上部旋回体3の内方を向いた姿勢である。本実施形態に係るメンテナンス姿勢は、図3及び図4に示すように、ドア10の内面側に退避すると共に、水平面上において、レンズ15aがドア10の表面に平行な方向を向いたカメラ15の姿勢である。
なお、「油圧ショベル1の外方」とは、上部旋回体3の周囲のうち、予め定められたカメラ15の撮影方向(本実施形態では、上部旋回体3の内方)を指す。一方、「油圧ショベル1の内方」とは、カメラ15の撮影方向と異なる方向であって、ドア10の表面と平行な方向、或いはドア10の表面と平行な方向よりさらに上部旋回体3の内側を向いた方向を指す。
なお、ドア10は湾曲しているので、場所によって表面の向きが異なる。そこで、レンズ15aの向きを定義する際の「ドア10の表面」とは、ドア10のうちの最も面積の大きい平面部分(本実施形態では、図1の上下方向及び前後方向に広がる平面)を指すものとする。
上端位置は、カメラ15の昇降範囲の上限の位置である。また、上端位置とは、撮影姿勢及びメンテナンス姿勢の間で回動可能なカメラ15の位置である。本実施形態に係る上端位置は、カメラ15の下端がドア10の上端に一致する位置である。下端位置は、カメラ15の昇降範囲の下限の位置である。また、下端位置は、上端位置より下方の位置である。すなわち、カメラ15は、上下方向に離間した上端位置及び下端位置の間の昇降範囲を昇降可能に構成されている。
図2~図4に示すように、ブラケット20は、固定プレート21、22と、昇降プレート23と、回動プレート24と、ヒンジ25とを主に備える。各種プレート21~24は、矩形状(長方形状)の平板である。
固定プレート21、22は、ドア10の内面13に固定されている。より詳細には、固定プレート21は、上端がドア10に固定されて、下方に延設されている。固定プレート22は、固定プレート21の下端からドア10の内面13に向けて斜め下方に延設されて、下端がドア10の内面13に固定されている。
昇降プレート23は、固定プレート21に対して上下方向に昇降可能に構成されている。昇降プレート23には、厚み方向に貫通し且つ上下方向に延設された長孔23aと、厚み方向に貫通するボルト穴23bとが形成されている。昇降プレート23は、固定プレート21に重ねて配置される。そして、長孔23aに挿通された第1ボルト26が固定プレート21のボルト穴(図示省略)に螺合される。
第1ボルト26をきつくねじ込むと、昇降プレート23が固定プレート21に固定される。一方、第1ボルト26を緩めると、長孔23a内を第1ボルト26が相対移動することによって、昇降プレート23が第1ボルト26に案内されて上下方向に昇降する。一方、ボルト穴23bには、後述するように第2ボルト27が螺合される。
回動プレート24は、上端においてカメラ15を支持している。また、回動プレート24は、ヒンジ25によって昇降プレート23に対して回動可能に支持されている。昇降プレート23は、例えば、図2の位置を基準(0°)として、最大90°~180°程度まで回動することができる。
本実施形態に係るヒンジ25は、昇降プレート23及び回動プレート24の側端部(後端部)に取り付けられている。そして、ヒンジ25は、昇降プレート23に対して回動プレート24を、上下方向に延びる回動軸線回りに回動させる。すなわち、ヒンジ11、25は、ドア10及び昇降プレート23の前端及び後端のうち、同じ側(本実施形態では、後端側)に配置されている。
回動プレート24には、昇降プレート23に対面する側と反対側の面に把手24aが取り付けられると共に、厚み方向に貫通するボルト穴24bが形成されている。把手24aは、回動プレート24を回動させるオペレータが把持する部分である。ボルト穴24bは、昇降プレート23と回動プレート24とを重ねたときに、昇降プレート23のボルト穴23bに連通する。
そして、連通したボルト穴23b、24bに第2ボルト27が螺合されることによって、回動プレート24の回動が規制される。また図2に示すように、ボルト穴23b、24bに第2ボルト27が螺合されているとき、回動プレート24は第1ボルト26に被さっている。このとき、オペレータは、第1ボルト26を視認することができない。
図2に示すように、ボルト穴23b、24bが連通しているとき、カメラ15は、撮影姿勢で且つ上端位置に配置されている。このとき、カメラ15の下端は、ドア10の上端に当接している。すなわち、撮影姿勢で且つ上端位置のカメラ15は、ドア10の上端によって下方への移動が規制されている。
上記構成のように、カメラ15は、上端位置及び下端位置の間を昇降プレート23と共に昇降し、撮影姿勢及びメンテナンス姿勢の間を回動プレート24と共に回動する。次に、図1~図6を参照して、ドア10及びカメラ15の動きを説明する。図5は、ドア10が開放位置で、カメラ15がメンテナンス姿勢で且つ下端位置のときの斜視図である。図6は、ドア10が開放位置で、カメラ15がメンテナンス姿勢で且つ下端位置のときの平面図である。
まず図1に示すように、ドア10が閉塞位置のとき、カメラ15は、上部旋回体3によって撮影姿勢からメンテナンス姿勢への回動が規制され、ドア10によって上端位置から下端位置への移動が規制される。すなわち、ドア10が閉塞位置のとき、カメラ15は、撮影姿勢で且つ上端位置に固定される。換言すれば、ドア10が閉塞位置のとき、カメラ15は、常に上部旋回体3の右方を向いている。
次に図2に示すように、ドア10を閉塞位置から開放位置に回動させると、第2ボルト27が露出する。一方、カメラ15が撮影姿勢のとき、回動プレート24が第1ボルト26に被さっているので、オペレータは第1ボルト26を視認することができない。そして、ボルト穴23b、24bから第2ボルト27を外すと、カメラ15は、回動プレート24と共に回動可能になる。一方、撮影姿勢のカメラ15は、ドア10の上端に当接しているので、ドア10を開放位置に回動させても上端位置から下端位置に移動することはできない。
この状態(回動角=0°)からオペレータが把手24aを把持して、回動プレート24を昇降プレート23から離間させる向きに引くと、カメラ15が回動プレート24と共に、撮影姿勢(図2)からメンテナンス姿勢(図3)に回動する。また、カメラ15をメンテナンス姿勢から撮影姿勢に回動させる場合は、オペレータが把手24aを把持して、回動プレート24を昇降プレート23に近接させる向きに押せばよい。
なお、本実施形態に係るカメラ15は、撮影姿勢及びメンテナンス姿勢の間を姿勢変化する過程で、レンズ15aの上下方向の位置が変化しない。すなわち、ブラケット20は、撮影姿勢及びメンテナンス姿勢の間で、レンズ15aが同一の高さ位置(すなわち、上端位置)のままカメラ15を回動可能に支持する。
次に図3に示すように、メンテナンス姿勢のカメラ15は、ドア10の上端との当接が解除される。すなわち、メンテナンス姿勢のカメラ15は、昇降プレート23及び回動プレート24と共に、上端位置及び下端位置の間を昇降可能になる。また、カメラ15がメンテナンス姿勢のとき、回動プレート24は第1ボルト26に被さっていないので、オペレータは第1ボルト26を視認することができる。一方、第2ボルト27は既に取り外されているので、オペレータは第2ボルト27を視認することができない。すなわち、第1ボルト26及び第2ボルト27は、回動プレート24の位置に応じて、いずれか一方のみが、オペレータによって視認可能な位置に配置されている。
図3に示すように、第1ボルト26が長孔23aの下端に位置しているとき、カメラ15は上端位置に配置される。そして図4に示すように、第1ボルト26が長孔23aの上端に到達するまで昇降プレート23を下方に移動させると、昇降プレート23及び回動プレート24と共に下方に移動するカメラ15は、下端位置に到達する。また、カメラ15を下端位置から上端位置に移動させる場合、第1ボルト26が長孔23aの下端に到達するまで、昇降プレート23を上方に移動させればよい。なお、本実施形態に係るカメラ15は、上端位置及び下端位置の間を、メンテナンス姿勢のまま昇降することができる。
一方、下端位置のカメラ15をメンテナンス姿勢から回動させようとすると、カメラ15が撮影姿勢に到達する前にカメラ15と固定プレート21とが当接して、カメラ15の回動が規制される。すなわち、固定プレート21は、下端位置のカメラ15がメンテナンス姿勢から撮影姿勢に回動する過程でカメラ15に当接して、カメラ15が撮影姿勢に到達するのを規制する。すなわち、ブラケット20は、上端位置及び下端位置の間で、カメラ15をメンテナンス姿勢のまま昇降可能に支持する。
また、カメラ15がメンテナンス姿勢で且つ下端位置のときに、ドア10を開放位置から閉塞位置に回動させようとすると、図5及び図6に示すように、ドア10が閉塞位置に到達する前にカメラ15または回動プレート24が内部空間に収容された構成部品30(例えば、燃料フィルタを固定するブラケット)に当接して、ドア10の回動を規制する。これは、カメラ15がメンテナンス姿勢で且つ上端位置のときも同様である。すなわち、カメラ15及びブラケット20は、カメラ15がメンテナンス姿勢のときに、ドア10を開放位置から閉塞位置に回動するのを規制する。
一方、カメラ15を撮影姿勢にしてドア10を閉塞位置に回動させようとすると、カメラ15及びブラケット20と構成部品30とは、互いに干渉しない位置にレイアウトされている。すなわち、カメラ15及びブラケット20は、カメラ15が撮影姿勢のときに、ドア10を開放位置から閉塞位置に回動するのを許容する。
上記の実施形態によれば、例えば以下の作用効果を奏する。
上記の実施形態によれば、上端位置及び下端位置の間でカメラ15を上下方向に昇降可能に構成したので、撮影時にはカメラ15を上端位置に配置して広い視界を確保し、メンテナンス時にはカメラ15を下端位置に移動させて作業性を向上させることができる。また、撮影姿勢及びメンテナンス姿勢の間でカメラ15を回動可能に構成したので、メンテナンスの際に作業しやすい角度にカメラ15を回動させることができる。その結果、メンテナンス性が向上する。
また、上記の実施形態によれば、下端位置のカメラ15の撮影姿勢への回動が固定プレート21によって規制される。換言すれば、下端位置のカメラ15を固定プレート21に当接させて固定すれば、カメラ15を安定させた状態でメンテナンスを行うことができる。その結果、メンテナンス性がさらに向上する。
また、上記の実施形態によれば、カメラ15がメンテナンス姿勢のときに、ドア10の閉塞位置への回動がカメラ15またはブラケット20によって規制される。これにより、カメラ15を撮影姿勢に配置することなく、ドア10が閉められるのを防止できる。その結果、カメラ15が意図する方向(本実施形態では、右方)と異なる方向を向いた状態で、油圧ショベル1が動作するのを防止できる。
また、上記の実施形態によれば、撮影姿勢で且つ上端位置のカメラ15がドア10の上端に当接するので、常に同じ高さ位置でカメラ15に撮影を行わせることができる。これにより、カメラ15のメンテナンスを行った後に、カメラ15の位置を調整するオペレータの作業を省略することができる。
また、上記の実施形態によれば、ドア10が閉塞位置のときに、カメラ15の昇降及び回動がドア10によって規制される。これにより、油圧ショベル1の動作時に生じる振動などによって、カメラ15の向きが変わるのを防止できる。
また、上記の実施形態によれば、昇降プレート23及び回動プレート24が第2ボルト27で締結されているとき、回動プレート24が第1ボルト26に被さって、第1ボルト26がオペレータから見えなくなっている。これにより、第2ボルト27と間違えて第1ボルト26を外してしまうことによって、カメラ15が脱落することを防止できる。
さらに、上記の実施形態において、昇降プレート23と回動プレート24とは、第1ボルト26によって一点で支持されている。そのため、メンテナンス姿勢のカメラ15は、回動プレート24と共に、昇降プレート23に対して第1ボルト26周りに回動することができる。その結果、カメラ15を回転させながらメンテナンスを行うことができる。但し、ブラケット20は、カメラ15及び昇降プレート23が第1ボルト26周りに回動するのを規制してもよい。
なお、上記の実施形態では、撮影姿勢を「ドア10の上端において、ドア10の外面側に突出するカメラ15の姿勢」だと定義したが、カメラ15はドア10の内面13の側でのみ回動してもよい。他の例として、撮影姿勢は、ドア10の内面13の側において、ドア10に設けられた窓にレンズ15aが対面する(すなわち、上部旋回体3の外方を向いた)姿勢でもよい。この場合において、カメラ15を撮影姿勢からメンテナンス姿勢に回動させると、レンズ15aがドア10から離れるので、メンテナンス性が向上する。
また、上記の実施形態では、上端位置を「カメラ15の下端がドア10の上端に一致する位置」と定義したが、上端位置の具体例はこれに限定されない。すなわち、上端位置及び下端位置は、上下方向に離間した任意の2つの位置であればよい。
[変形例]
なお、撮影姿勢及びメンテナンス姿勢の間でカメラ15を回動させ、且つ上端位置及び下端位置の間でカメラ15を昇降させる機構は、前述の例に限定されない。図7を参照して、変形例に係るブラケット40を説明する。図7は、変形例に係るブラケット40を示す図である。なお、上記の実施形態との共通点の詳細な説明は省略し、相違点を中心に説明する。変形例に係るブラケット40は、パイプ41と、ポール42とを主に備える。
パイプ41は、円筒形状の外形を呈する。パイプ41は、上下方向に延設されて、ドア10の内面に固定されている。また、パイプ41には、螺旋孔43が形成されている。螺旋孔43は、パイプ41を厚み方向に貫通し、周方向に対して上下方向に傾斜している。すなわち、螺旋孔43は、パイプ41の周方向の異なる位置に設けられた上端43a及び下端43bの間を、パイプ41の外周面に沿って斜めに延設されている。
ポール42は、上端でカメラ15を支持している。また、ポール42は、パイプ41に内挿されている。そして、ポール42は、パイプ41内で上下方向に昇降可能で、且つ周方向に回動可能に構成されている。さらに、ポール42は、径方向外向きに突出する把手44を有する。
把手44は、パイプ41に内挿されたポール42から径方向外向きに突出して、螺旋孔43を通じてパイプ41の外部に突出している。図7に示すように、把手44が螺旋孔43の上端43aに位置しているとき、カメラ15は、撮影姿勢で且つ上端位置に配置されている。なお、変形例において、撮影姿勢で且つ上端位置のカメラ15は、ドア10の上端よりさらに上方に配置される。
そして、螺旋孔43に沿って把手44を上端43aから下端43bに向けて移動させると、カメラ15がポール42と共に、回動しながら下方に移動する。そして、把手44が下端43bに到達すると、カメラ15は、メンテナンス姿勢で且つ下端位置に配置される。一方、螺旋孔43に沿って把手44を下端43bから上端43aに向けて移動させると、カメラ15は、撮影姿勢で且つ上端位置に戻る。
変形例によれば、撮影姿勢及びメンテナンス姿勢の間のカメラ15の回動と、上端位置及び下端位置の間のカメラ15の昇降とを、螺旋孔43に沿って把手44を移動させるワンアクションで実現できる。その結果、カメラ15のメンテナンス性がさらに向上する。
上述した実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
1 油圧ショベル
2 下部走行体
3 上部旋回体
4 フロント作業機(作業機)
4a ブーム
4b アーム
4c バケット
4d,4e,4f 油圧シリンダ
5 旋回フレーム
6 カウンタウェイト
7 キャブ
8 クローラ
10 ドア
11,25 ヒンジ
12 外面
13 内面
15 カメラ
15a レンズ
20,40 ブラケット
21,22 固定プレート
23 昇降プレート
23a 長孔
23b,24b ボルト穴
24 回動プレート
24a,44 把手
26 第1ボルト
27 第2ボルト
30 構成部品
41 パイプ
42 ポール
43 螺旋孔
43a 上端
43b 下端

Claims (6)

  1. 上下方向に延びる回動軸回りに開閉可能に取り付けられたドアを側面に有する車体と、
    前記車体の周囲を撮影するカメラとを備える作業機械であって、
    前記ドアの内面に設けられ、前記カメラを支持するブラケットを備え、
    前記ブラケットは、
    前記ドアの内面に固定された固定プレートと、
    前記固定プレートに対して上下方向に昇降可能な昇降プレートと、
    前記昇降プレートに対して、上下方向に延びる回動軸回りに回動可能な回動プレートと、を有し、
    前記カメラは、前記回動プレートに固定されていることを特徴とする作業機械。
  2. 請求項1に記載の作業機械において、
    前記ブラケットは、
    前記カメラが有するレンズが、前記車体の外方を向いた撮影姿勢、及び前記車体の内方を向いたメンテナンス姿勢の間で、前記レンズが同一の高さ位置のまま前記カメラを回動可能に支持し、
    昇降範囲の上限であり且つ前記撮影姿勢及び前記メンテナンス姿勢の間を前記カメラが回動可能な上端位置、及び前記昇降範囲の下限である下端位置の間で、前記カメラを前記メンテナンス姿勢のまま昇降可能に支持することを特徴とする作業機械。
  3. 請求項2に記載の作業機械において、
    前記撮影姿勢は、前記カメラが前記ドアの上端において、前記ドアの外面側に突出する姿勢であることを特徴とする作業機械。
  4. 側面に開閉可能なドアを有する車体と、
    前記車体の周囲を撮影するカメラとを備える作業機械であって、
    前記ドアの内面に設けられ、前記カメラを支持するブラケットを備え、
    前記ブラケットは、前記ドアが開放されているときに、上下方向に延びる回動軸周りに回動可能に且つ上下方向に昇降可能に、前記カメラを支持し、
    前記ブラケットは、
    前記カメラが有するレンズが、前記車体の外方を向いた撮影姿勢、及び前記車体の内方を向いたメンテナンス姿勢の間で、前記レンズが同一の高さ位置のまま前記カメラを回動可能に支持し、
    昇降範囲の上限であり且つ前記撮影姿勢及び前記メンテナンス姿勢の間を前記カメラが回動可能な上端位置、及び前記昇降範囲の下限である下端位置の間で、前記カメラを前記メンテナンス姿勢のまま昇降可能に支持し、
    前記ブラケットは、
    前記ドアの内面に固定された固定プレートと、
    前記上下方向に延設された長孔を有し、前記長孔に挿通された第1ボルトが前記固定プレートに固定されることによって、前記固定プレートに対して上下方向に昇降可能な昇降プレートと、
    前記カメラを支持する回動プレートと、
    前記昇降プレートに対して前記回動プレートを、上下方向に延びる回動軸線回りに回動させるヒンジとを備え、
    前記回動プレートは、前記カメラが前記撮影姿勢のときに、前記第1ボルトに被さり、且つ前記昇降プレート及び前記回動プレートに連通するボルト穴に螺合する第2ボルトによって回動が規制されることを特徴とする作業機械。
  5. 請求項4に記載の作業機械において、
    前記固定プレートは、前記下端位置の前記カメラが前記メンテナンス姿勢から前記撮影姿勢に回動する過程で前記カメラに当接して、前記撮影姿勢に到達するのを規制することを特徴とする作業機械。
  6. 請求項2に記載の作業機械において、
    前記カメラが前記メンテナンス姿勢で且つ前記下端位置に位置する状態では、前記ドアは、前記ドアが開いている開放位置から前記ドアが閉じている閉塞位置への回動が規制されることを特徴とする作業機械。
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