JP7426287B2 - 基礎構造体 - Google Patents

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本発明は、基礎構造体に関する。
従来、構造物を支持する杭基礎の杭長を短くするための技術の一つとして、構造物の柱に接続された直接基礎に杭基礎を付加することにより、構造物を直接基礎及び杭基礎で支持する技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2015-190222号公報
ここで、上記従来の技術においては、上述したように、構造物の柱が直接基礎に接続されているものに過ぎないので、直接基礎の支圧面の大きさを十分に確保できないことにより、直接基礎を効果的に機能させることが難しくなるおそれがあることから、構造物を効果的に支持する観点からは改善の余地があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、構造物を効果的に支持することが可能となる、基礎構造体を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の基礎構造体は、構造物を支持する基礎構造体であって、少なくとも一部が地盤に埋設されている杭部であって、前記構造物の躯体に接続されている杭部と、前記地盤に設けられた直接基礎部であって、前記杭部と接続されている直接基礎部と、当該基礎構造体によって前記構造物が支持されている際の前記杭部の軸力を用いて前記直接基礎部を押圧することにより、前記直接基礎部における所望量の支圧面を確保することが可能な押圧部と、を備え、前記押圧部は、前記杭部に取り付けられる一対の第1押圧部であって、前記杭部に着脱自在にそれぞれ取り付けられる一対の第1押圧部と、前記一対の第1押圧部の各々と前記直接基礎部との間において、当該第1押圧部、前記杭部、及び前記直接基礎部に対して固定されることなく設けられる第2押圧部であって、当該第1押圧部を介して伝達される前記杭部の軸力を用いて、前記直接基礎部を押圧する第2押圧部と、を備える。
請求項2に記載の基礎構造体は、請求項1に記載の基礎構造体において、前記第1押圧部は、山留用フラットピース又は鋼材であり、前記第2押圧部は、山留主材又はH鋼である。
請求項3に記載の基礎構造体は、請求項1又は2に記載の基礎構造体において、前記押圧部と前記直接基礎部との相互間に設けられた不陸整正部であって、前記直接基礎部の不陸を整正するための不陸整正部を備える。
請求項4に記載の基礎構造体は、請求項1から3のいずれか一項に記載の基礎構造体において、前記直接基礎部は、砕石からなる下部層と、コンクリートからなる中間層と、前記中間層よりも耐圧性を有し、且つコンクリートからなる上部層と、を備える。
請求項5に記載の基礎構造体は、請求項1から4のいずれか一項に記載の基礎構造体において、前記直接基礎部の支圧面の大きさを、前記杭部の支持力の一部を除いた前記杭部の軸力の大きさに基づいて設定した。
請求項1に記載の基礎構造体によれば、少なくとも一部が地盤に埋設されている杭部であって、構造物の躯体に接続されている杭部と、地盤に設けられた直接基礎部であって、杭部と接続されている直接基礎部と、当該基礎構造体によって構造物が支持されている際の杭部の軸力を用いて直接基礎部を押圧することにより、直接基礎部における所望量の支圧面を確保することが可能な押圧部と、を備えるので、押圧部を設けない場合に比べて、直接基礎部における所望量の支圧面が確保しやすくなる。よって、直接基礎部を効果的に機能させることができ、構造物を効果的に支持できる。
また、押圧部が、杭部に取り付けられる第1押圧部と、第1押圧部を介して伝達される杭部の軸力を用いて、直接基礎部を押圧する第2押圧部と、を備えるので、また、押圧部を簡易且つ安価な構造で構成でき、押圧部の製造性を高めることができる。
請求項3に記載の基礎構造体によれば、押圧部と直接基礎部との相互間に設けられた不陸整正部であって、直接基礎部の不陸を整正するための不陸整正部を備えるので、直接基礎部の表面に不陸がある場合でも、押圧部による直接基礎部の押圧を効果的に行うことができ、直接基礎部の支圧面を確保しやすくなる。
請求項4に記載の基礎構造体によれば、直接基礎部が、砕石からなる下部層と、コンクリートからなる中間層と、中間層よりも耐圧性を有し、且つコンクリートからなる上部層と、を備えるので、直接基礎部を簡易且つ安価な構造で構成でき、直接基礎部の製造性を高めることができる。
請求項5に記載の基礎構造体によれば、直接基礎部の支圧面の大きさを、杭部の支持力の一部を除いた杭部の軸力の大きさに基づいて設定したので、直接基礎部の支圧面の大きさを簡易且つ設計上安全側に設定でき、直接基礎部の設計が行いやすくなる。
本発明の実施の形態に係る基礎構造体及び構造物を概念的に示す斜視図である。 図1の側面図である(一部図示省略)。 図1の平面図である(一部図示省略)。 杭部の周面支持力と直接基礎部の支圧面との関係を示す正面図である(一部図示省略)。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る基礎構造体の実施の形態を詳細に説明する。まず、〔I〕実施の形態の基本的概念を説明した後、〔II〕実施の形態の具体的内容について説明し、最後に、〔III〕実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔I〕実施の形態の基本的概念
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、構造物を支持する基礎構造体に関する。
ここで、「構造物」の具体的な構造や種類は任意であるが、例えば、戸建て住宅、集合住宅(一例として、マンション等)、オフィスビル、公共施設、及び商業施設などの建築構造物(本設構造物)、橋梁などの土木構造物(本設構造物)、及び、建築構造物又は土木構造物を施工する際に一時的に用いられる仮設構造物(一例として、仮設用桟橋、土留用切梁)等を含む概念であるが、実施の形態では、沿岸部埋立地における地下工事で用いられる仮設用桟橋として説明する。
また、この構造物が設置される地盤の具体的な構成については任意であるが、実施の形態では、比較的高い強度を有する支持層と、地表面から支持層に至るように位置する軟弱層であって、支持層よりも低い強度を有する軟弱層とを有するものとして説明する。
〔II〕実施の形態の具体的内容
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
(構成)
最初に、実施の形態に係る基礎構造体10の構成と、この基礎構造体10が適用される構造物1の構成とについて説明する。
(構成-構造物)
まず、構造物1の構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る基礎構造体10及び構造物1を概念的に示す斜視図である。以下の説明では、図1のX方向を基礎構造体10の左右方向(-X方向を基礎構造体10の左方向、+X方向を基礎構造体10の右方向)、図1のY方向を基礎構造体10の前後方向(+Y方向を基礎構造体10の前方向、-Y方向を基礎構造体10の後方向)、図1のZ方向を基礎構造体10の上下方向(+Z方向を基礎構造体10の上方向、-Z方向を基礎構造体10の下方向)と称する。
構造物1は、例えば公知の仮設用桟橋(一例として、鋼製の仮設用桟橋)であり、具体的には、図示しない複数の柱材及び梁材を組み合わせることにより構成され、図1に示すように、基礎構造体10を介して設置面3に設置されている。
ここで、「設置面3」とは、構造物1が設置される面であり、例えば地盤4の地表面や地盤4の掘削面における下面等が該当するが、実施の形態では、地下工事が行われている沿岸部埋立地における地盤4の掘削面における下面として説明する。また、上記「柱材」、「梁材」は、特許請求の範囲における「躯体」に対応する。
(構成-基礎構造体)
次に、基礎構造体10の構成について説明する。図2は、図1の側面図である(一部図示省略)。図3は、図1の平面図である(一部図示省略)。
基礎構造体10は、構造物1(具体的には、仮設用桟橋)を支持するものであり、構造物1の下方において少なくとも1つ以上設けられており(実施の形態では、複数設けられており)、図1から図3に示すように、杭部20、直接基礎部30、押圧部40、及び不陸整正部50を備えている。
(構成-基礎構造体-杭部)
図1に戻り、杭部20は、基礎構造体10の基本構造体の一部である。この杭部20は、例えば公知の長尺な杭材(一例として、鋼製の摩擦杭)を用いて構成されており、図1に示すように、杭部20の長手方向が上下方向に略沿うように、杭部20の少なくとも一部が地盤4(具体的には、支持層4bよりも上方に位置する軟弱層4a)に埋設されている。具体的には、杭部20における少なくとも上端部及びその近傍部分以外の部分が埋設されており、構造物1の躯体2(実施の形態では、柱材)に対して固定具等によって着脱自在に接続されている。
また、杭部20の具体的な形状及び大きさについては任意であるが、実施の形態では以下の通りに設定している。
すなわち、杭部20の平面形状については、図3に示すように、H字形状に設定している。ただし、これに限らず、例えば、H字形状以外の形状(一例として、矩形環状、円環状、楕円環状等)に設定してもよい。
また、杭部20の外径については、躯体2の外径と略同一の大きさに設定している。ただし、これに限らず、例えば、躯体2よりも大きく設定してもよく、あるいは、躯体2の外径よりも小さく設定してもよい。
また、杭部20の上下方向の長さについては、杭部20の上下方向の長さを短くする観点から、地盤4の軟弱層4aの上下方向の長さよりも短く設定している。
また、杭部20の設置方法については任意であるが、実施の形態では、図2に示すように、軟弱層4aに形成された掘削穴5に公知の硬化剤6(例えば、セメントミルク等)を充填した後に、硬化剤6が硬化する前に掘削穴5に杭部20を挿通した状態で硬化剤6を硬化させることにより、設置している。ただし、これに限らず、例えば、硬化剤6を充填することなく、掘削穴5に杭部20を挿通することにより、設置してもよい。
なお、例えば、基礎構造体10の施工前に、杭部20を設置する際の地盤4(具体的には、軟弱層4a)の安定性の観点からは、当該地盤4に対して地盤改良が必要であるか否かを判定しておくことが好ましい。一例として、杭部20の根入れを考慮しない場合の地盤4の許容支持力と、杭部20の根入れを考慮した場合の地盤4の許容支持力とを算出し、これら許容支持力と図示しない重機(例えば、クローラ)を用いて作業する際の作業時最大接地圧とをそれぞれ比較し、当該比較結果に基づいて地盤改良が必要であるか否かを判定してもよい。そして、地盤改良が必要であると判定された場合には、地盤4に対して地盤改良が行われた後に、基礎構造体10が施工されてもよい。
(構成-基礎構造体-直接基礎部)
図1に戻り、直接基礎部30は、基礎構造体10の基本構造体の他の一部である。この直接基礎部30は、少なくとも1つ以上の層を積層して形成されており、地盤4に設けられている。具体的には、図1、図2に示すように、設置面3上に載置され、且つ直接基礎部30に杭部20が挿通されるように配置されており、直接基礎部30に対して接続されている。
この直接基礎部30の具体的な形状及び大きさについては任意であるが、実施の形態では以下の通りに設定している。
すなわち、直接基礎部30の平面形状については、矩形状に設定しているが、これに限らず、例えば、矩形状以外の形状(例えば、台形状、円形状、楕円形状等)に設定してもよい。
また、直接基礎部30の左右方向の長さについては、後述する直接基礎部30の支圧面30aの左右方向の長さ以上の長さに設定しており、また、直接基礎部30の前後方向の長さについては、後述する直接基礎部30の支圧面30aの前後方向の長さ以上の長さに設定している。また、直接基礎部30の上下方向の長さ(厚さ)については、後述する押圧部40で負担する杭部20の軸力を負担可能な長さに設定している。
なお、実施の形態では、上述したように、複数の基礎構造体10が設けられていることから、例えば、複数の基礎構造体10の直接基礎部30を一体形成する場合において、当該直接基礎部30の左右方向の長さについては、設置面3の左右方向の長さと略同一に設定してもよく、また、当該直接基礎部30の前後方向の長さについては、設置面3の前後方向の長さと略同一に設定してもよい。また、直接基礎部30の構成の詳細については、後述する。
(構成-基礎構造体-押圧部)
図1に戻り、押圧部40は、基礎構造体10によって構造物1が支持されている際の杭部20の軸力を用いて直接基礎部30を押圧することにより、直接基礎部30における所望量の支圧面30aを確保することが可能なものである。この押圧部40は、杭部20における直接基礎部30の近傍に少なくとも1つ以上設けられており、具体的には、図1、図2に示すように、直接基礎部30よりも上方において、杭部20よりも左側の位置及び右側の位置に設けられている。なお、押圧部40の構成の詳細については、後述する。
(構成-基礎構造体-不陸整正部)
不陸整正部50は、直接基礎部30の不陸を整正するためのものである。この不陸整正部50は、例えば公知の緩衝材(一例として、ゴム製の敷板、グラウト材)を用いて構成されており、図1、図2に示すように、押圧部40と直接基礎部30との相互間に設けられている。
このような不陸整正部50により、直接基礎部30の表面に不陸がある場合でも、押圧部40による直接基礎部30の押圧を効果的に行うことができ、直接基礎部30の支圧面30aを確保しやすくなる。
(直接基礎部の構成の詳細)
次に、直接基礎部30の構成の詳細について説明する。図4は、杭部20の周面支持力と直接基礎部30の支圧面30aとの関係を示す正面図である(一部図示省略)。ただし、直接基礎部30は、特記する場合を除いて、任意の形状、方法、及び材質で製造することができる。
(直接基礎部の構成の詳細-第1の特徴について)
まず、直接基礎部30の構成における第1の特徴については、図2に示すように、下部層31、中間層32、及び上部層33を備えている。
(直接基礎部の構成の詳細-第1の特徴について-下部層)
下部層31は、直接基礎部30の基本構造体の一部であって、砕石からなる層である。この下部層31は、公知の砕石等を用いて構成されており、図2に示すように、設置面3上に敷設されている。
(直接基礎部の構成の詳細-第1の特徴について-中間層)
中間層32は、直接基礎部30の基本構造体の他の一部であって、コンクリートからなる層である。この中間層32は、例えばコンクリート材を用いて構成されており、図2に示すように、下部層31上に敷設されている。
(直接基礎部の構成の詳細-第1の特徴について-上部層)
上部層33は、直接基礎部30の基本構造体の他の一部であって、中間層32よりも耐圧性を有し、且つコンクリートからなる層である。この上部層33は、例えば高い耐圧性を有するコンクリート材(一例として、耐圧又は土間スラブ材等)を用いて構成されており、図2に示すように、中間層32上に敷設されている。
また、これら下部層31、中間層32、及び上部層33の上下方向の長さについては任意であるが、実施の形態では、押圧部40によって押圧された際の直接基礎部30の支圧面30aが確保可能な長さに設定している。例えば、下部層31、中間層32、及び上部層33を構成する材質の大きさや種類等に応じて異なり得ることから、実験結果等に基づいて設定してもよい。一例として、下部層31の上下方向の長さ=60mm程度に設定し、中間層32の上下方向の長さ=50mm程度に設定し、上部層33の上下方向の長さ=300mm程度に設定してもよい。
このような第1の特徴により、直接基礎部30を簡易且つ安価な構造で構成でき、直接基礎部30の製造性を高めることができる。
(直接基礎部の構成の詳細-第2の特徴について)
次に、直接基礎部30の構成における第2の特徴については、直接基礎部30の支圧面30aの大きさ(具体的には、当該支圧面30aの面積)は、杭部20の支持力の一部を除いた上記杭部20の軸力の大きさに基づいて設定されている。
この直接基礎部30の支圧面30aの大きさの具体的な設定方法については、例えば、以下の通りに設定してもよい。
すなわち、まず、図4に示すように、直接基礎部30の支圧面30aが大きいほど、杭部20周りの地盤4がその影響を受けることで周面支持力が低下することから、この影響を最大側(構造設計としては安全側)に評価するために、上記杭部20の軸力(最大の軸力)の全てを地盤4で負担する(杭部20の根入れが無い)ものとして、仮の直接基礎部30の支圧面30aの大きさを特定する。一例として、各種の杭部20の軸力と各種の直接基礎部30の支圧面30aとを関連付けた表データ(図示省略)の中から、上記杭部20の軸力に対応する直接基礎部30の支圧面30aを抽出することにより、特定する。
次に、上記仮の直接基礎部30の支圧面30aの大きさに基づいて、上記杭部20の軸力の全てを地盤4で負担することによって杭部20の周面支持力が低下することを考慮した杭部20の支持力を算出する。一例として、上記仮の直接基礎部30の支圧面30aの大きさに基づいて杭部20の支持力を算出し、当該算出した杭部20の支持力から直接基礎部30の支圧による影響が及ぶ範囲R内にある図4の周面支持力F1を減算することにより、算出する(なお、図4の周面支持力F2は、上記範囲R外にあるので、直接基礎部30の支圧による影響が及ばないものとする)。
そして、上記算出された杭部20の支持力を除いた上記杭部20の軸力(以下、「除去後の杭部20の軸力」と称する)を地盤4で負担する(杭部20の根入れがある)ものとして、設定すべき直接基礎部30の支圧面30aの大きさを設定する。一例として、上記杭部20の軸力から上記算出された杭部20の支持力を減算することで除去後の杭部20の軸力を算出し、上記表データの中から当該算出した除去後の杭部20の軸力に対応する直接基礎部30の支圧面30aを抽出することにより、設定する。
このような第2の特徴により、直接基礎部30の支圧面30aの大きさを簡易且つ設計上安全側に設定でき、直接基礎部30の設計が行いやすくなる。
(直接基礎部の構成の詳細-第3の特徴について)
次に、直接基礎部30の構成における第3の特徴については、直接基礎部30の強度は、杭部20の周面支持力の一部を除いた上記杭部20の軸力の大きさに基づいて設定されている。
具体的には、直接基礎部30の圧縮強度及びパンチング強度(破壊強度)は、上記除去後の杭部20の軸力に基づいてそれぞれ設定されている。
これにより、直接基礎部30の強度を設計上安全側に設定でき、直接基礎部30の設計が一層行いやすくなる。
(押圧部の構成の詳細)
図1に戻り、次に、押圧部40の構成の詳細について説明する。ただし、押圧部40は、特記する場合を除いて、任意の形状、方法、及び材質で製造することができる。
まず、押圧部40の構成における特徴については、図1、図2に示すように、第1押圧部41及び第2押圧部42を備えている。
(押圧部の構成の詳細-第1押圧部)
第1押圧部41は、押圧部40の基本構造体の一部である。この第1押圧部41は、例えば公知の押圧部材(一例として、鋼製の山留用フラットピース等)を用いて構成されており、図2に示すように、直接基礎部30よりも上方に設けられており、杭部20に取り付けられている。
また、第1押圧部41の具体的な形状及び大きさについては、第2押圧部42を効果的に押圧できる限り任意であるが、実施の形態では以下の通りに設定している。
すなわち、図2に示すように、第1押圧部41の正面形状については、五角形状に設定している。ただし、これに限らず、例えば、五角形状以外の形状(一例として、三角形状、矩形状、円形状等)に設定してもよい。
また、第1押圧部41の左右方向の長さについては、杭部20の左右方向の長さと略同一に設定している。ただし、これに限らず、例えば、杭部20の左右方向の長さよりも長く又は短く設定してもよい。また、第1押圧部41の前後方向の長さについては、杭部20の前後方向の長さと略同一に設定している。ただし、これに限らず、例えば、杭部20の前後方向の長さよりも長く又は短く設定してもよい。また、第1押圧部41の上下方向の長さについては、杭部20の上下方向の長さよりも短く設定している。
また、第1押圧部41の取付方法については任意であるが、実施の形態では、杭部20に対して着脱自在に杭部20に取り付けている。例えば、第1押圧部41及び杭部20に形成された取付穴(図示省略)を介して、固定具(例えば、ボルト)によって杭部20に対して取り付けてもよい。これにより、状況に応じて第1押圧部41を杭部20に対して着脱することができ、押圧部40の使用性を高めることができる。
(押圧部の構成の詳細-第2押圧部)
第2押圧部42は、押圧部40の基本構造体の他の一部であって、第1押圧部41を介して伝達される杭部20の軸力を用いて、直接基礎部30を押圧するものである。この第2押圧部42は、例えば公知の押圧部材(一例として、鋼製の山留主材等)を用いて構成されており、図2に示すように、直接基礎部30と第1押圧部41との間に設けられている。
また、第2押圧部42の具体的な形状及び大きさについては、直接基礎部30における所望量の支圧面30aを確保しながら、直接基礎部30を押圧できる限り任意であるが、実施の形態では以下の通りに設定している。
すなわち、図2に示すように、第2押圧部42の正面形状については、I字形状に設定している。ただし、これに限らず、例えば、I字形状以外の形状(一例として、矩形状、台形状、矩形環状等)に設定してもよい。
また、図3に示すように、第2押圧部42の左右方向の長さについては、第1押圧部41の左右方向の長さよりも短く設定している。ただし、これに限らず、例えば、第1押圧部41の左右方向の長さよりも長く又は同一に設定してもよい。また、第2押圧部42の前後方向の長さについては、第1押圧部41の前後方向の長さよりも長く設定している。ただし、これに限らず、例えば、第1押圧部41の前後方向の長さとよりも短く又は同一設定してもよい。また、第2押圧部42の上下方向の長さについては、第1押圧部41の上下方向の長さよりも短く設定している。ただし、これに限らず、例えば、第1押圧部41の上下方向の長さよりも長く又は同一に設定してもよい。
また、第2押圧部42の設置方法については任意であるが、実施の形態では、杭部20及び第1押圧部41に対して固定させることなく、不陸整正部50及び第1押圧部41の各々と当接するように設けている。これにより、第2押圧部42の設置の手間を低減でき、押圧部40の設置性を高めることができる。ただし、これに限らず、例えば、押圧部40の安定性の観点からは、第1押圧部41に対して固定させてもよく、あるいは、杭部20及び第1押圧部41に対して固定させてもよい。
このような特徴により、押圧部40を設けない場合に比べて、直接基礎部30における所望量の支圧面30aが確保しやすくなる。よって、直接基礎部30を効果的に機能させることができ、構造物1を効果的に支持できる。また、押圧部40を簡易且つ安価な構造で構成でき、押圧部40の製造性を高めることができる。
(支持方法)
続いて、基本構造体を用いた構造物1の支持方法について説明する。
この支持方法は、基本構造体で構造物1を支持する方法であり、実施の形態では、設置工程、支持工程、第1撤去工程、及び第2撤去工程を含んでいる。
(支持方法-設置工程)
最初に、設置工程について説明する。設置工程は、基本構造体を地盤4に設置する工程である。
具体的には、まず、公知の重機を用いて、杭部20を設置面3に対応する地盤4に打設する。
次に、公知の方法を用いて、杭部20の近傍に直接基礎部30を設置する。より具体的には、下部層31を敷設した後に、中間層用型枠(図示省略)を下部層31上に設置する。次いで、中間層用型枠にコンクリートを流し込んで打設し、当該打設したコンクリートを所定期間固化した後に、中間層用型枠を撤去することにより、中間層32を形成する。続いて、中間層32の形成方法と略同様の方法で、上部層33を形成する。
次に、不陸整正部50を直接基礎部30上に敷設した後に、図2に示すように、押圧部40を杭部20よりも左側の位置と右側の位置とに設置する。より具体的には、第1押圧部41を杭部20に取り付けた後に、第2押圧部42を第1押圧部41及び直接基礎部30の各々と当接するように設ける。
(支持方法-支持工程)
次に、支持工程について説明する。支持工程は、設置工程の後に、構造物1を基本構造体で支持する工程である。
具体的には、図1に示すように、構造物1を組み立て後に、公知の重機を用いて、構造物1を基本構造体の杭部20に載置した状態で、躯体2と基本構造体の杭部20とを固定具等によって接続することにより、支持する。この場合には、押圧部40によって直接基礎部30における所望量の支圧面30aが確保しやすくなるため、直接基礎部30を効果的に機能させることができ、構造物1を効果的に支持できる。
(支持方法-第1撤去工程)
次に、第1撤去工程について説明する。第1撤去工程は、支持工程の後に、構造物1を撤去する工程である。
具体的には、地下工事の終了後に、公知の重機を用いて、構造物1を基本構造体の杭部20から取り外すことにより、支持する。
(支持方法-第2撤去工程)
続いて、第2撤去工程について説明する。第2撤去工程は、第1撤去工程の後に、基本構造体を撤去する工程である。
具体的には、まず、押圧部40及び不陸整正部50を撤去した後に、直接基礎部30の上部層33を撤去する。次いで、公知の重機を用いて、杭部20を抜き取ることにより、撤去する。なお、直接基礎部30の下部層31及び中間層32については、実施の形態では、撤去することなく地盤4に埋設することになるが、これに限らず、例えば、下部層31又は中間層32を撤去してもよい。
以上のような支持方法により、基本構造体によって構造物1を効果的に支持できると共に、基本構造体(特に、押圧部40)の撤去を簡易且つ迅速に行うことができ、仮設構造物を支持する際に用いやすくなる。
(実施の形態の効果)
このように実施の形態によれば、少なくとも一部が地盤4に埋設されている杭部20であって、構造物1の躯体2に接続されている杭部20と、地盤4に設けられた直接基礎部30であって、杭部20と接続されている直接基礎部30と、当該基礎構造体10によって構造物1が支持されている際の杭部20の軸力を用いて直接基礎部30を押圧することにより、直接基礎部30における所望量の支圧面30aを確保することが可能な押圧部40と、を備えるので、押圧部40を設けない場合に比べて、直接基礎部30における所望量の支圧面30aが確保しやすくなる。よって、直接基礎部30を効果的に機能させることができ、構造物1を効果的に支持できる。
また、押圧部40が、杭部20に取り付けられる第1押圧部41と、第1押圧部41を介して伝達される杭部20の軸力を用いて、直接基礎部30を押圧する第2押圧部42と、を備えるので、また、押圧部40を簡易且つ安価な構造で構成でき、押圧部40の製造性を高めることができる。
また、押圧部40と直接基礎部30との相互間に設けられた不陸整正部50であって、直接基礎部30の不陸を整正するための不陸整正部50を備えるので、直接基礎部30の表面に不陸がある場合でも、押圧部40による直接基礎部30の押圧を効果的に行うことができ、直接基礎部30の支圧面30aを確保しやすくなる。
また、直接基礎部30が、砕石からなる下部層31と、コンクリートからなる中間層32と、中間層32よりも耐圧性を有し、且つコンクリートからなる上部層33と、を備えるので、直接基礎部30を簡易且つ安価な構造で構成でき、直接基礎部30の製造性を高めることができる。
また、直接基礎部30の支圧面30aの大きさを、杭部20の支持力の一部を除いた杭部20の軸力の大きさに基づいて設定したので、直接基礎部30の支圧面30aの大きさを簡易且つ設計上安全側に設定でき、直接基礎部30の設計が行いやすくなる。
〔III〕実施の形態に対する変形例
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
(形状、数値、構造、時系列について)
実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
(構造物について)
上記実施の形態では、構造物1が、仮設用桟橋の如き仮設構造物であると説明したが、これに限らず、例えば、建築構造物又は土木構造物の如き本設構造物であってもよい。この場合には、支持方法において、第1撤去工程及び第2撤去工程を省略してもよい。
(基礎構造体について)
上記実施の形態では、基礎構造体10が、不陸整正部50を備えると説明したが、これに限らず、例えば、不陸整正部50を省略してもよい。
また、上記実施の形態では、基礎構造体10が、設置面3に複数設けられていると説明したが、これに限らず、例えば、1つのみ設けられてもよい。
(杭部について)
上記実施の形態では、杭部20の上下方向の長さを地盤4の軟弱層4aの上下方向の長さよりも短く設定していると説明したが、これに限らない。例えば、杭部20の設置数を低減するために、軟弱層4aの上下方向の長さ以上に設定してもよい。
(直接基礎部について)
上記実施の形態では、直接基礎部30が、下部層31、中間層32、及び上部層33を備えると説明したが、これに限らない。例えば、押圧部40によって押圧された際の直接基礎部30における所望の支圧面30aが確保できる場合には、下部層31、中間層32、又は上部層33のいずれか1つ、又はいずれか2つを省略してもよい。
(押圧部について)
上記実施の形態では、押圧部40が、第1押圧部41を備えると説明したが、これに限らず、例えば、第2押圧部42が杭部20に取り付けられる場合には、第1押圧部41を省略してもよい。
また、上記実施の形態では、押圧部40の設置数が2つであると説明したが、これに限らない。例えば、直接基礎部30における所望量の支圧面30aを確保できる場合には、1つであってもよく、又は3つ以上であってもよい。
また、上記実施の形態では、第1押圧部41が、山留用フラットピースであると説明したが、これに限らず、例えば、山留用フラットピース以外の部材(一例として、既製の鋼材)であってもよい。
また、上記実施の形態では、第2押圧部42が、山留主材であると説明したが、これに限らず、例えば、山留主材以外の部材(一例として、H鋼)であってもよい。
また、上記実施の形態では、押圧部40が、直接基礎部30よりも上方に設けられていると説明したが、これに限らず、例えば、押圧部40の少なくとも一部が、直接基礎部30(例えば、上部層33)に埋設されてもよい。これにより、直接基礎部30が杭部20の軸力を負担できるため、杭部20と押圧部40の接続の仕様を緩和できる。また、不陸整正部50を省略できると共に、支持方法の第2撤去工程において、押圧部40の撤去を省略できる。
(支持方法について)
上記実施の形態では、支持方法の第2撤去工程において、直接基礎部30の上部層33を撤去すると説明したが、これに限らない。例えば、直接基礎部30の上部層33を撤去することなく地盤4に埋設してもよい。
(付記)
付記1の基礎構造体は、構造物を支持する基礎構造体であって、少なくとも一部が地盤に埋設されている杭部であって、前記構造物の躯体に接続されている杭部と、前記地盤に設けられた直接基礎部であって、前記杭部と接続されている直接基礎部と、当該基礎構造体によって前記構造物が支持されている際の前記杭部の軸力を用いて前記直接基礎部を押圧することにより、前記直接基礎部における所望量の支圧面を確保することが可能な押圧部と、を備える。
付記2の基礎構造体は、付記1に記載の基礎構造体において、前記押圧部は、前記杭部に取り付けられる第1押圧部と、前記第1押圧部を介して伝達される前記杭部の軸力を用いて、前記直接基礎部を押圧する第2押圧部と、を備える。
付記3の基礎構造体は、付記1又は2に記載の基礎構造体において、前記押圧部と前記直接基礎部との相互間に設けられた不陸整正部であって、前記直接基礎部の不陸を整正するための不陸整正部を備える。
付記4の基礎構造体は、付記1から3のいずれか一項に記載の基礎構造体において、前記直接基礎部は、砕石からなる下部層と、コンクリートからなる中間層と、前記中間層よりも耐圧性を有し、且つコンクリートからなる上部層と、を備える。
付記5の基礎構造体は、付記1から4のいずれか一項に記載の基礎構造体において、前記直接基礎部の支圧面の大きさを、前記杭部の支持力の一部を除いた前記杭部の軸力の大きさに基づいて設定した。
(付記の効果)
付記1に記載の基礎構造体によれば、少なくとも一部が地盤に埋設されている杭部であって、構造物の躯体に接続されている杭部と、地盤に設けられた直接基礎部であって、杭部と接続されている直接基礎部と、当該基礎構造体によって構造物が支持されている際の杭部の軸力を用いて直接基礎部を押圧することにより、直接基礎部における所望量の支圧面を確保することが可能な押圧部と、を備えるので、押圧部を設けない場合に比べて、直接基礎部における所望量の支圧面が確保しやすくなる。よって、直接基礎部を効果的に機能させることができ、構造物を効果的に支持できる。
付記2に記載の基礎構造体によれば、押圧部が、杭部に取り付けられる第1押圧部と、第1押圧部を介して伝達される杭部の軸力を用いて、直接基礎部を押圧する第2押圧部と、を備えるので、また、押圧部を簡易且つ安価な構造で構成でき、押圧部の製造性を高めることができる。
付記3に記載の基礎構造体によれば、押圧部と直接基礎部との相互間に設けられた不陸整正部であって、直接基礎部の不陸を整正するための不陸整正部を備えるので、直接基礎部の表面に不陸がある場合でも、押圧部による直接基礎部の押圧を効果的に行うことができ、直接基礎部の支圧面を確保しやすくなる。
付記4に記載の基礎構造体によれば、直接基礎部が、砕石からなる下部層と、コンクリートからなる中間層と、中間層よりも耐圧性を有し、且つコンクリートからなる上部層と、を備えるので、直接基礎部を簡易且つ安価な構造で構成でき、直接基礎部の製造性を高めることができる。
付記5に記載の基礎構造体によれば、直接基礎部の支圧面の大きさを、杭部の支持力の一部を除いた杭部の軸力の大きさに基づいて設定したので、直接基礎部の支圧面の大きさを簡易且つ設計上安全側に設定でき、直接基礎部の設計が行いやすくなる。
1 構造物
2 躯体
3 設置面
4 地盤
4a 軟弱層
4b 支持層
5 掘削穴
6 硬化剤
10 基礎構造体
20 杭部
30 直接基礎部
30a 支圧面
31 下部層
32 中間層
33 上部層
40 押圧部
41 第1押圧部
42 第2押圧部
50 不陸整正部
F1 周面支持力
F2 周面支持力
R 直接基礎部の支圧による影響が及ぶ範囲

Claims (5)

  1. 構造物を支持する基礎構造体であって、
    少なくとも一部が地盤に埋設されている杭部であって、前記構造物の躯体に接続されている杭部と、
    前記地盤に設けられた直接基礎部であって、前記杭部と接続されている直接基礎部と、
    当該基礎構造体によって前記構造物が支持されている際の前記杭部の軸力を用いて前記直接基礎部を押圧することにより、前記直接基礎部における所望量の支圧面を確保することが可能な押圧部と、を備え、
    前記押圧部は、
    前記杭部に着脱自在にそれぞれ取り付けられる一対の第1押圧部と、
    前記一対の第1押圧部の各々と前記直接基礎部との間において、当該第1押圧部、前記杭部、及び前記直接基礎部に対して固定されることなく設けられる第2押圧部であって、当該第1押圧部を介して伝達される前記杭部の軸力を用いて、前記直接基礎部を押圧する第2押圧部と、を備える、
    基礎構造体。
  2. 前記第1押圧部は、山留用フラットピース又は鋼材であり、
    前記第2押圧部は、山留主材又はH鋼である、
    請求項1に記載の基礎構造体。
  3. 前記押圧部と前記直接基礎部との相互間に設けられた不陸整正部であって、前記直接基礎部の不陸を整正するための不陸整正部を備える、
    請求項1又は2に記載の基礎構造体。
  4. 前記直接基礎部は、
    砕石からなる下部層と、
    コンクリートからなる中間層と、
    前記中間層よりも耐圧性を有し、且つコンクリートからなる上部層と、を備える、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の基礎構造体。
  5. 前記直接基礎部の支圧面の大きさを、前記杭部の支持力の一部を除いた前記杭部の軸力の大きさに基づいて設定した、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の基礎構造体。
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