JP7426205B2 - 浴室用照明の取付構造及び照明装置付きの浴室 - Google Patents

浴室用照明の取付構造及び照明装置付きの浴室 Download PDF

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本開示は、浴室用照明の取付構造及び照明装置付きの浴室に関する。
従来、一方向に長い照明装置を浴室に取り付ける浴室用照明の取付構造が知られている(例えば下記特許文献1に記載)。照明装置は、一方向に長い光源部材を有している。光源部材には、複数の光源(LED)が等間隔で配置されている。光源部材には、複数の光源固定部材が固定されている。複数の光源固定部材は、光源部材の長さ方向に間をあけて配置されている。各光源固定部材は、光源部材から幅方向(長さ方向と交差する方向)に延出した壁面固定部を有している。壁面固定部はビスによって浴室の壁パネルに固定される。これによって、照明装置は浴室に取り付けられる。
特開2013-101859号公報
上記のような構成では、ビス用のスペースを確保しなければならないから、照明装置の幅寸法を小さくすることが難しいという問題がある。照明装置の幅寸法を小さくするためには、壁面固定部を省くことが考えられる。壁面固定部を省くと、光源部材にビス固定用のスペースを確保するのが好ましい。光源部材にビス固定用のスペースを確保しようとすると、光源を等間隔で配置することが難しくなる。
本開示は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、照明装置の幅寸法を小さくできる浴室用照明の取付構造及び照明装置付きの浴室を提供することを目的とする。
本開示の取付構造は、光源ユニットと、前記光源ユニットを収容し、表面に透光部を有して軸線方向に延びるケースとを備える照明装置を浴室に取り付けるための取付構造であって、前記浴室に固定される照明固定用フレームの表面及び前記ケースの裏面に、前記ケースを前記照明固定用フレームに係止するための係止部を備え、前記係止部は、前記照明固定用フレームに対して前記照明装置が第1の向きにスライド移動して係止状態になり、前記照明固定用フレームに対して前記照明装置が第2の向きにスライド移動して係止解除状態になる。
浴室ユニットを概略的に示す斜視図 浴室ユニットの一部拡大断面図であって、照明装置を取り付けた状態を示す断面図 照明装置及び照明固定用フレームの係止構造を示す斜視図 浴室ユニットの上端部の一部拡大斜視図であって、照明装置を取り付ける前の状態を示す斜視図 浴室ユニットの上端部の一部拡大斜視図であって、照明装置を取り付けた状態を示す斜視図 浴室ユニットの下端部の一部拡大斜視図であって、照明装置を取り付けた状態を示す斜視図 浴室ユニットの一部拡大断面図であって、照明装置及び照明固定用フレームの係止構造の係止状態を示す断面図
<実施形態>
浴室用照明の取付構造は、軸線方向に延びる照明装置Lを浴室ユニット10に取り付ける構造である。浴室ユニット10は、浴室に対応する。浴室ユニット10は、シャワー装置Mを備えたシャワーユニットである。浴室ユニット10の室内は上下方向に長い縦長の空間である。浴室ユニット10は、図1に示すように、床部材11、壁パネル12及び天井パネル13を備えている。床部材11は、浴室ユニット10の床面を形成する。壁パネル12は、床部材11の上方に立ち、浴室ユニット10の側面を形成する。天井パネル13は、浴室ユニット10の上方を覆う。天井パネル13は、浴室ユニット10の天上面を形成する。浴室ユニット10の四方の側面のうち一つの側面(側面17と称する)には、浴室ドアDが設けられている。以下、各構成部材において、図1の上側を上側、下側を下側、浴室ユニット10の室内側を表側、浴室ユニット10の室内と反対側を裏側として説明する。
浴室ユニット10は、図2に示すように、柱部材14、照明固定用フレーム20及び照明装置Lを備えている。柱部材14は、浴室ユニット10の角部に立つ。照明固定用フレーム20は、浴室ユニット10の角部において柱部材14と壁パネル12との間に立つ。照明装置Lは、照明固定用フレーム20に固定される。
照明固定用フレーム20は、浴室ユニット10の4つのコーナー部のうち1つのコーナー部に備えられている。具体的には、照明固定用フレーム20は、浴室ドアDから見て室内の奥側に位置するコーナー部に配置されている。照明装置Lは、照明固定用フレーム20に沿った縦ラインの直接照明である。照明装置Lは、浴室ドアDが設けられた側面17と直交する側面から、浴室ドアDと対向する側面(浴室ドアDから見て奥側の側面)に向かって光を照射する。
照明固定用フレーム20は、金属板(溶融亜鉛めっき鋼板など)を曲げ加工等して形成されている。照明固定用フレーム20は、上下方向に長い。照明固定用フレーム20は、柱部材14及び壁パネル12の側面に沿って床から天井まで延びている。照明固定用フレーム20の下端は床部材11に固定されている。照明固定用フレーム20の長さ寸法は柱部材14の長さ寸法と同等である。
照明固定用フレーム20は、図2に示すように、照明装置Lの裏面側に配置されるフレーム裏面部21と、フレーム裏面部21から表側に立つ左右一対のフレーム側面部22とを有している。一対のフレーム側面部22は略平行をなす。一対のフレーム側面部22はフレーム裏面部21と略直交する。一対のフレーム側面部22の間は、照明装置Lが取り付けられる照明装置取付部23である。照明装置取付部23の表側は開放されている。一対のフレーム側面部22のうち一方のフレーム側面部22に柱部材14が固定され、他方のフレーム側面部22に壁パネル12が固定される。
フレーム側面部22の表側の端部は、図4に示すように、フレーム側面部22の内面(一対のフレーム側面部22の対向面)に折り返されて板材が重なっている。これによって、フレーム側面部22の内面には、縦方向に段差24が延びている。段差24には、後述するスペーサSが係止する。
フレーム裏面部21は、図2に示すように、壁パネル12の表面からより裏側に位置する。フレーム裏面部21は、表裏方向において柱部材14の裏面と概ね同じ位置(面一)に配置される。
フレーム裏面部21には、照明装置Lの配線(図示せず)を通す配線通し部25が形成されている(図3参照)。配線通し部25は、フレーム裏面部21の上端部(後述するスペーサ取付部20S)に形成されている。配線通し部25は、全周が閉じた縦長の方形状をなしている。配線通し部25は、フレーム裏面部21を板厚方向(表裏方向)に貫通している。
照明固定用フレーム20及び照明装置Lには、照明固定用フレーム20に対して照明装置Lを上下方向にスライド移動することで係止状態及び係止解除状態になる係止部Kが設けられている。係止部Kについては後ほど詳しく説明する。
照明装置Lは、照明固定用フレーム20の表面に配置される。照明装置Lは、上下方向に長い。照明装置Lの長さ寸法は、スペーサSの上下方向の寸法分だけ照明固定用フレーム20の長さ寸法よりも短い。
照明装置Lの幅寸法(表面に向かって左右方向の寸法)は、図2に示すように、照明固定用フレーム20の一対のフレーム側面部22の間に入ることができる寸法である。照明装置Lの厚さ寸法(表裏方向の寸法)は、壁パネル12の厚さ寸法と同等の寸法である。照明装置Lは、幅寸法が厚さ寸法よりも大きい横長の方形断面を有している。
照明装置Lは、軸線方向に延びる光源ユニット30と、内部に光源ユニット30が収容される軸線方向に延びるケース40と、を備えている。
光源ユニット30は、基板31と、枠体32と、樹脂材33とを有している。基板31は、多数の光源(LED等)が実装されている。枠体32は、基板31を内部に収容する。樹脂材33は、枠体32に収容された基板31を封止する。光源ユニット30は、細長い角柱状をなしている。光源ユニット30の表面は発光面である。光源ユニット30は、全長にわたり表方向に光を照射する。光源ユニット30の上端部に、照明装置Lの配線が接続されるコネクタ部が設けられている。
ケース40は、図2に示すように、表面が開放された形態の筐体41と、筐体41の開放部を塞ぐように取り付けられる透光カバー42とを有している。透光カバー42は、透光部に対応する。筐体41に透光カバー42が取り付けられた状態においてケース40は筒状をなし、長さ方向の両端部は開口している。
筐体41は、例えばアルミ等の金属材によって形成されている。筐体41は、図2に示すように、光源ユニット30の裏面に配置されるケース裏面部43と、ケース裏面部43から表側に立つ左右一対のケース側面部44とを有している。一対のケース側面部44は略平行をなす。一対のケース側面部44はケース裏面部43と略直交する。
一対のケース側面部44は、一対の第1ケース側面部44Fと、一対の第2ケース側面部44Sとを有している。一対の第2ケース側面部44Sは、一対の第1ケース側面部44Fよりも左右方向の間隔が大きい。第2ケース側面部44Sは第1ケース側面部44Fよりも表側に位置している。第1ケース側面部44Fの表側の縁と第2ケース側面部44Sの裏側の縁とはケース段差部45によって連結されている。
一対の第1ケース側面部44Fの間は、光源ユニット30が取り付けられる光源ユニット取付部46である。光源ユニット取付部46は表側に開放されている。
第1ケース側面部44Fの内面には、光源ユニット30を筐体41の内部に保持する保持部材54が取り付けられている。保持部材54は、第1ケース側面部44Fの内面に設けられた係止リブ47に係止する。
一対の第2ケース側面部44Sの外面には、照明固定用フレーム20のフレーム側面部22の表側の縁に当接する当接部53が突出して設けられている。当接部53は、筐体41の全長に延びて形成されている。
ケース裏面部43は、ケース側面部44から左側及び右側に張り出したフランジ部49を有している。
保持部材54は、金属板材によって形成されている。保持部材54は、筐体41に取り付けられる。保持部材54は、光源ユニット取付部46に収容された光源ユニット30に当接する。これによって、光源ユニット30は、筐体41の所定位置に保持される。
ケース段差部45の表面には、図2に示すように、透光カバー42の係止片57が係止する係止壁55が設けられている。係止壁55は、ケース段差部45から表側に突出している。係止壁55は第2ケース側面部44Sと略平行をなしている。係止壁55と第2ケース側面部44Sとの間は表側に開放されている。係止壁55と第2ケース側面部44Sとの間に、透光カバー42の係止片57が挿入される。透光カバー42の係止片57は、係止壁55の先端に係止する。
透光カバー42は、図2に示すように、筐体41の開放側に取り付けられて開放部を覆う。透光カバー42は、平板状をなすカバー本体56と、カバー本体56から裏側に延出した左右一対の係止片57とを備えている。カバー本体56は、筐体41の第2ケース側面部44Sの表側の端部の間にわたる幅寸法を有している。カバー本体56は、筐体41のケース裏面部43と略平行をなす。
係止片57は、カバー本体56の左右の両縁部から裏側に突出している。係止片57は、係止壁55と第2ケース側面部44Sとの間に挿入される。係止片57の先端は係止壁55に係止する。係止片57と第2ケース側面部44Sとの間には、筐体41と透明カバーとの間を止水する止水部材58が装着されている。
照明装置Lは、ケース40の長さ方向の端部に形成された開口を塞ぐ上下のキャップ61,62を備えている。上下のキャップ61,62とケース40との間は止水部材68によって止水されている。
上キャップ61は、図4に示すように、ケース40の端面と長さ方向に対向する面を有する上キャップ部63と、ケース40の内部に挿入される上挿入部64とを有している。上キャップ部63は板状をなしている。上キャップ部63には、筐体41の当接部53の上方に連なる位置に、当接片67が突出している。当接片67は、上方から見ると、筐体41の当接部53と同じ形状をなしている。当接片67は、上キャップ部63の左右両側に突出している。上挿入部64は筒状をなしている。上挿入部64の内部には、光源ユニット30の電線等が挿入される。
下キャップ62は、図6に示すように、ケース40の端面と長さ方向に対向する面を有する下キャップ部65と、ケース40の内部に挿入される下挿入部66とを有している。下キャップ部65の上面に下挿入部66が突設されている。下キャップ部65は上下方向に長い柱状である。下キャップ部65は、ケース40の下端と床面との間の隙間を埋める。
係止部Kは、図3に示すように、ケース裏面部43及びフレーム裏面部21に備えられている。係止部Kは、照明固定用フレーム20に対して照明装置Lが下向きにスライド移動して係止状態になり、照明固定用フレーム20に対して照明装置Lが上向きにスライド移動して係止状態が解除される。下方は、第1の向きに対応する。上向きは、第2の向きに対応する。
係止部Kは、フレーム裏面部21に設けられたフレーム側係止部26と、ケース裏面部43に設けられたケース側係止部51とを有する。
フレーム側係止部26は、フレーム裏面部21の左右に一対ずつ、上下方向の複数個所に設けられている。フレーム側係止部26は、照明固定用フレーム20の左右方向における中央を基準に左右対称である。
フレーム側係止部26は、フレーム裏面部21の一部を表面に切り起こして形成された係止爪27を有している。フレーム裏面部21には、係止爪27と隣接して縦長の開口28が形成されている。縦長の開口28は、長方形状をなしてフレーム裏面部21を表裏方向に貫通している。左右の開口28は、係止爪27の左右方向の内側に形成されている。言い換えると、係止爪27は、開口28から左右方向の外側に切り起こされている。
係止爪27は、フレーム裏面部21から表側に突出している。係止爪27は、左右方向から見ると、図7に示すように、台形状をなしている。係止爪27の周りの縁は、照明固定用フレーム20を床部材11に固定した状態において、水平方向に対して傾斜した上側の縁27Aと、水平方向に平行な下側の縁27Bと、鉛直方向に平行な表側の縁27Cとを有している。係止爪27の上側の縁27Aは、表側に向かって上るように傾斜している。照明装置Lは、係止爪27の上側の縁27Aの裏側の端に係止し、下側及び表側への移動が制限される。
ケース側係止部51は、照明固定用フレーム20に係止する。ケース側係止部51はケース40の左右方向における中央を基準に左右対称である。
ケース側係止部51は、ケース裏面部43のフランジ部49に形成された切欠き52を有している。切欠き52は、係止穴に対応する。左側のフランジ部49に形成された切欠き52は、左側が開放されている。右側のフランジ部49に形成された切欠き52は右側が開放されている。切欠き52は、上下方向に長い方形状をなしている。切欠き52の周りの縁は、照明装置Lを照明固定用フレーム20に固定した状態において、水平方向に延びる上側の縁52A及び下側の縁52Bと、鉛直方向に延びる縦側の縁52Cとを有している。切欠き52の上側の縁52Aは、係止爪27の上側の縁27Aに係止する(図7参照)。切欠き52の上下方向の寸法は、係止爪27の上下方向の寸法よりも大きい。切欠き52の上下方向の寸法は、切欠き52に係止爪27を差し入れた状態で照明装置Lを上下方向にスライド移動できる寸法である。
照明固定用フレーム20の上端部には、図4に示すように、天井パネル13と照明装置Lとの間の隙間を塞ぐスペーサSが取り付けられる。スペーサSは、取付部材に対応する。照明固定用フレーム20の上端部は、スペーサSが取り付けられるスペーサ取付部20Sである。
スペーサSは、図4に示すように、四角い箱形状をなしている。スペーサSの左右方向の寸法は、照明装置Lの左右方向の寸法と同等である。スペーサSは、スペーサ取付部20Sの左右のフレーム側面部22の間に嵌め込まれる(図5参照)。スペーサSは、平らな上面を形成する上板71と、平らな表面を形成する表板72とを有している。スペーサ取付部20Sに取り付けられた状態において、スペーサSの表面は、照明装置Lの表面と鉛直方向に概ね面一の状態で連なる。
スペーサSには、照明固定用フレーム20の段差24に係止する係止片76が設けられている(図4参照)。係止片76は、片持ち状をなして表板72から裏側に延出している。係止片76は、スペーサSの下端部の左右両面に設けられている。各係止片76は、左右方向に弾性変形する。係止片76の先端には、フレーム側面部22の段差24に係止する突起77が設けられている。
スペーサSの下端には、上キャップ61の上面に当接する当接リブ78が設けられている。当接リブ78は、スペーサSの左右方向の全幅にわたっている。当接リブ78の左右両端部は、上キャップ部63の当接片67の上方に連なる。
浴室ユニット10を組み立てる作業手順の一例を説明する。
照明装置Lを組み付ける。詳しくは、筐体41に光源ユニット30を取り付ける。発光面を表にして光源ユニット30を光源ユニット取付部46に配置する。保持部材54を筐体41に取り付ける。保持部材54が光源ユニット30に当接する。これによって、光源ユニット30が筐体41の所定位置に保持される。透光カバー42を筐体41に取り付ける。ケース40の上下両端に上下のキャップ61,62を装着する。以上によって照明装置Lの組み付け作業が完了する。
浴室ユニット10を組み立てる。詳しくは、床部材11に柱部材14及び照明固定用フレーム20を固定する。柱部材14の間、柱部材14と照明固定用フレーム20との間に壁パネル12を嵌め込み連結する。
浴室ユニット10に照明装置Lを取り付ける。詳しくは、照明装置Lを照明固定用フレーム20の照明装置取付部23に差し入れる。ケース裏面部43の切欠き52に、フレーム裏面部21の係止爪27が入るように位置をあわせる。ケース40の当接部53がフレーム側面部22の表側の端に当接する。ケース裏面部43の切欠き52に、フレーム裏面部21の係止爪27を入れた状態で、照明装置Lを下向きにスライド移動する。図7に示すように、切欠き52の上側の縁52Aが係止爪27の上側の縁27Aに上方から当接し、ケース側係止部51とフレーム側係止部26とが係止状態になる。ケース側係止部51及びフレーム側係止部26は、照明装置Lの裏側に配置されるから室内から見えない。照明装置Lの透光カバー42だけが室内に露出するから意匠性を向上できる。
ケース側係止部51とフレーム側係止部26とが係止状態になると、照明装置Lの下面(下キャップ62の下面)は床部材11の上面(床面)に当接またはわずかな隙間をあけて対向する(図6参照)。照明装置Lの配線を配線通し部25に通す。照明装置Lと天井パネル13の上方に備えられた機器とを電気的に接続する。
図5に示すように、照明固定用フレーム20のスペーサ取付部20SにスペーサSを嵌め込む。スペーサSをスペーサ取付部20Sに押し込むと、スペーサSの係止片76の突起77が左右のフレーム側面部22の内面に当接して内側に弾性撓みする。係止片76の突起77がフレーム側面部22の段差24を裏側に越えると、係止片76が外側に弾性復帰し、突起77がフレーム側面部22の段差24に係止する。これによって、スペーサSは、スペーサ取付部20Sに保持される。スペーサSがスペーサ取付部20Sに取り付けられた状態では、スペーサSの上面は天井パネル13と近接または当接する。スペーサSが照明固定用フレーム20に取り付けられた状態では、スペーサSの下面は照明装置Lの上面(上キャップ61の上面)と近接または当接する。これによって、照明固定用フレーム20は、スペーサS及び照明装置Lによって表面全体が覆われる。スペーサ取付部20SがスペーサSによって埋められることによって、照明装置Lの上方への移動が制限される。
以上によって、照明装置Lの取り付け作業が完了する。照明装置Lの取り付け状態では、透光カバー42の表面と壁パネル12の表面とが面一になる。面一は、透光カバー42の表面と壁パネル12の表面とに多少の段差があるものも含む。多少の段差とは、浴室ユニット10の壁面の拭き掃除に邪魔にならない程度の段差である。段差には、図2に示すように、シリコンシーラント18が埋め込まれる。スペーサSの表面及び下キャップ62の表面も透光カバー42の表面と面一になる。
照明装置Lをメンテナンスする場合には、照明装置Lを照明固定用フレーム20から取り外す。この場合、スペーサSを取り外し、照明装置Lを上向きにスライド移動する。ケース側係止部51がフレーム側係止部26から上方に離れ、切欠き52が係止爪27から取り外し可能になる。ケース側係止部51とフレーム側係止部26との係止状態が解除される。照明装置Lを容易に取り外すことができる。
上記のように構成された浴室用照明の取付構造の作用および効果について説明する。
浴室用照明の取付構造は、軸線方向に延びる照明装置Lを浴室に取り付ける取付構造である。取付構造は、照明装置Lが固定される照明固定用フレーム20を有している。照明装置Lは、光源ユニット30を収容する軸線方向に延びるケース40を有している。ケース40は、表面に透光カバー42を有している。照明固定用フレーム20の表面及びケース40の裏面に、係止部Kが備えられている。係止部Kは、照明固定用フレーム20に対してケース40が下向きにスライド移動して係止状態になり、照明固定用フレーム20に対してケース40が上向きにスライド移動して係止解除状態になる。この構成によれば、光源ユニット30にビス用のスペースを確保しなくてよいから、光源ユニット30の幅寸法を小さくできる。したがって、照明装置Lの幅寸法を小さくできる。係止部Kがケース40の裏面に設けられるから、光源ユニット30をケース40に取り付ける際に係止部Kが邪魔にならない。したがって、光源が狭い間隔で配置された光源ユニット30を使用できる。
取付構造のスライド移動の方向は、照明装置Lの長さ方向である。この構成によれば、スライド移動の方向が、照明装置Lの長さ方向と交差する方向(幅方向)である場合に比べて、照明装置Lの幅寸法を小さいまま、係止代を十分に確保できる。
取付構造の係止部Kは、照明固定用フレーム20の表面に突出して設けられた係止爪27と、ケース40の裏面に形成された切欠き52とを有している。ケースの裏面に係止爪を設け、照明固定用フレームに切欠きを形成した場合、係止爪が切欠きを貫通してフレームの裏側に突出する。照明装置Lの構成によれば、照明固定用フレーム20の裏側に係止爪27が突出することを防止できる。
取付構造は、照明固定用フレーム20に取り付けられるスペーサSを有している。スペーサSは、係止状態のケース40の上側に取り付けられてケース40の係止解除状態への移動を制限する。この構成によれば、スペーサSを照明固定用フレーム20に取り付けることによってケース40の係止解除状態への移動を制限できる。したがって、照明装置Lを容易に照明固定用フレーム20に固定できる。照明装置Lをメンテナンスする場合には、照明固定用フレーム20からスペーサSを取り外すことによって、ケース40を係止解除状態に移動できる。したがって、照明装置Lを容易に照明固定用フレーム20から取り外せる。
<他の実施形態>
本開示は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本開示の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、本開示をシャワーユニットに適用した場合を例示した。これに限らず、本開示は浴槽及び洗い場を有する浴室にも適用できる。
(2)上記実施形態では、照明装置Lと照明固定用フレーム20との具体的な係止構造を例示した。これに限らず、照明装置と照明固定用フレームとの係止構造は、例えば下記のように変更できる。照明装置のケースに形成された切欠きは、周りの縁によって全周が囲まれた貫通口であってもよい。照明装置のケースに係止爪、照明固定用フレームに係止穴を設けてもよい。
(3)上記実施形態では、スライド移動の方向が照明装置Lの長さ方向である。これに限らず、スライド移動の方向は、照明装置の幅方向であってもよい。
(4)上記実施形態では、照明装置Lを縦向き(照明装置Lの長さ方向が上下方向と一致する向き)で浴室に取り付けた場合を例示した。これに限らず、照明装置は横向き(照明装置の長さ方向が水平方向に一致する向き)で浴室に取り付けてもよい。
(5)上記実施形態では、照明固定用フレーム20の上端部にスペーサSを取り付けるが、必ずしもスペーサは取り付けなくてもよい。スペーサの代わりに、単に照明装置の移動を制限する機能のみを有する部材を取り付けてもよい。
K…係止部、L…照明装置、S…スペーサ(取付部材)、10…浴室ユニット10(浴室)、20…照明固定用フレーム、30…光源ユニット、40…ケース、42…透光カバー(透光部)、52…切欠き(係止穴)

Claims (4)

  1. 光源ユニットと、前記光源ユニットを収容し、表面に透光部を有して軸線方向に延びるケースとを備える照明装置を浴室に取り付けるための取付構造であって、
    前記浴室に固定される照明固定用フレームの表面及び前記ケースの裏面に、前記ケースを前記照明固定用フレームに係止するための係止部を備え、
    前記係止部は、前記照明固定用フレームに対して前記照明装置が第1の向きにスライド移動して係止状態になり、前記照明固定用フレームに対して前記照明装置が第2の向きにスライド移動して係止解除状態になり、
    さらに、前記係止状態の前記ケースに隣接した位置に取り付けられて前記ケースの前記係止解除状態への移動を制限する取付部材を備え
    前記取付部材は、前記照明固定用フレームに取り付けられる浴室用照明の取付構造。
  2. 前記第1及び第2の向きのスライド移動の方向は、前記照明装置の軸線方向である請求項1に記載の浴室用照明の取付構造。
  3. 前記係止部は、前記照明固定用フレームの表面に突出して設けられた係止爪と、前記ケースの裏面に形成された係止穴とを有している請求項1から請求項2までの何れか一項に記載の浴室用照明の取付構造。
  4. 求項1から請求項3までの何れか一項に記載の取付構造によって、照明装置が取り付けられた浴室。
JP2019159215A 2019-09-02 2019-09-02 浴室用照明の取付構造及び照明装置付きの浴室 Active JP7426205B2 (ja)

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