JP7423330B2 - ホルダー付きボトル及びボトルセット - Google Patents

ホルダー付きボトル及びボトルセット Download PDF

Info

Publication number
JP7423330B2
JP7423330B2 JP2020015728A JP2020015728A JP7423330B2 JP 7423330 B2 JP7423330 B2 JP 7423330B2 JP 2020015728 A JP2020015728 A JP 2020015728A JP 2020015728 A JP2020015728 A JP 2020015728A JP 7423330 B2 JP7423330 B2 JP 7423330B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bottle
holder
engaging
side walls
bottle holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020015728A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021123356A (ja
Inventor
基喜 大越
みどり ブロートン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shiseido Co Ltd filed Critical Shiseido Co Ltd
Priority to JP2020015728A priority Critical patent/JP7423330B2/ja
Priority to CN202020786142.6U priority patent/CN212382332U/zh
Priority to CN202010401011.6A priority patent/CN113197443A/zh
Publication of JP2021123356A publication Critical patent/JP2021123356A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7423330B2 publication Critical patent/JP7423330B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47BTABLES; DESKS; OFFICE FURNITURE; CABINETS; DRAWERS; GENERAL DETAILS OF FURNITURE
    • A47B73/00Bottle cupboards; Bottle racks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D25/00Details of other kinds or types of rigid or semi-rigid containers
    • B65D25/20External fittings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D33/00Details of, or accessories for, sacks or bags
    • B65D33/02Local reinforcements or stiffening inserts, e.g. wires, strings, strips or frames
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D77/00Packages formed by enclosing articles or materials in preformed containers, e.g. boxes, cartons, sacks or bags
    • B65D77/04Articles or materials enclosed in two or more containers disposed one within another
    • B65D77/06Liquids or semi-liquids or other materials or articles enclosed in flexible containers disposed within rigid containers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

本発明は、口部を有するボトルボトルホルダーを有するホルダー付きボトル、及びボトルセットに関する。
材料となる樹脂を削減する観点から、様々な用途の容器の薄肉化やフィルム化が進んでいる。フィルム単体では、中味が減るとともに自立状態を保つことができないため、例えば、特許文献1には、フィルム袋を支持する、繰り返し使用可能なホルダーが提案されている。
また、特許文献2には、自立状態を保つことができるが強度が弱い薄肉容器を補強する支持体が提案されている。
一方、材料となる樹脂を削減する観点から、ガラス容器が見直されつつある。
特許第6463316号公報 特許第3886702号公報
しかし、特許文献1のホルダーは背面を有しているため、例えば浴室などで背面側を前面側に置いた場合、複数のホルダーを並べた場合に、ボトルの判別がしづらいという可能性がある。
一方、特許文献2の支持体では、容器の一部のみを補強しているため、例えば、ガラス容器を支持する場合に、壊れやすい角部が補強されておらず、強度が不足する可能性があった。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、ボトルの壊れやすい部分を保護することができ、且つ背面側を前にしてもボトルの判別ができる、ボトルホルダーの提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様では、
ボトル及び該ボトルと組み合わせて用いるボトルホルダーを備えるホルダー付きボトルであって
前記ボトルは、
口部と、該口部及び首元の下に広がる肩部から底面までの収容部とを有し、該収容部は、角筒形状、又は角部に丸みを帯びた略角筒形状であり、
前記ボトルホルダーは、
直方向に立設して設けられ、内側面に第1の係合部が形成された左右の側壁と、該左右の側壁の上端を接続し、前記ボトルの前記口部の首元の一部を取り囲んで係止する、U字状又はチャネル状の嵌合凹部が、前端又は後端のどちらか一方から切り欠くように形成された頂壁と、底面と、を有する枠状のフレーム形状であり、
前記ボトルの収容部の側面の外側面に、前記左右の側壁の内側面に形成された前記第1の係合部と係合される、第2の係合部が形成されており、
前記第1の係合部及び前記第2の係合部の、いずれか一方は凹部であり、他方は凸部であり、
前記ボトルホルダーの前記底面の上面、前記左右の側壁の内側面、前記頂壁の下面で囲まれる空間は、前記収容部が嵌る寸法で形成されており、
前記ボトルホルダーの前記枠状のフレームの外形は、前から見て四角形状である
ホルダー付きボトル、を提供する。
一態様によれば、ボトルの壊れやすい部分を保護することができ、且つ背面側を前にしてもボトルの判別ができる、ボトルホルダーの提供を目的とする。
本発明の第1実施形態に係るボトルホルダー及びボトルの斜視図。 第1実施形態に係るボトルホルダーの透視斜視図。 第1実施形態に係るボトルホルダーの透視上面図。 第1実施形態に係るボトルの説明図。 第1実施形態に係るボトルホルダーと、キャップを嵌めたボトルとが係合した状態の半断面図。 第1実施形態に係るボトルホルダーへのボトルの取りつけ方法を説明する図。 第1実施形態に係るボトルホルダーからのボトルの取り外しを説明する図。 第1実施形態のホルダー付きボトルを複数組み合わせたボトルセットの図。 本発明の第2実施形態に係るボトルホルダー及び口部の変形例の部分斜視図。 本発明の第3実施形態に係るボトルホルダー及びボトルの斜視図。 本発明の第4実施形態に係るボトルホルダー及びボトルの斜視図。 本発明の第5実施形態の係るボトルホルダー及びボトルの斜視図。 本発明の第6実施形態に係るボトルホルダー及びボトルの斜視図。 第6実施形態に係るボトルがボトルホルダーに装着されている状態の横断面説明図。 本発明の第6実施形態に係るボトルホルダーへのボトルの取りつけを説明する図。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。下記、各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
本発明は、口部を有するボトルと組み合わせて用いられるボトルホルダー(ボトルフレーム、容器フレームともいう)及びボトルホルダーに関する。ボトル(容器ともいう)は、樹脂製やガラス製であって、自立可能な容器である。ボトルホルダーは、木材、樹脂、シリコン、金属等で構成される。
本発明のボトルホルダーで保持されるボトルに納められる内容物は、化粧料、香水、洗剤、調味料、等の1回使い切りではなく、何回かに分けて使用される液体又は粉体物質である。あるいは、1回使い切りでも、長時間、ボトルが陳列される場合にも使用できる。
<第1実施形態>
まず、図1~図5を用いて、本発明の第1実施形態の構成について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るボトルホルダー及びボトルの斜視図である。図1に示すように、本発明のボトルホルダー1は、口部27を有するボトル2と、口部を支持することで係合する、枠状のフレームである。ボトルホルダー1とボトル2とが係合した状態をホルダー付きボトル4とする。
ボトルホルダー1は、頂壁11と、左右の側壁12,13と、底面14を備えている。
ボトル2は、収容部20と口部27とを有し、収容部20は、収容部上面である肩部21、側面22,23、底面24、前面25、及び背面26を有している。
ボトル2の口部27に対してキャップ3が係合可能であり、キャップ3が係合しても、外側に露出している部分であって、口部27において、収容部20の上面である肩部21から連接する部分が、起立部29である。
ボトルホルダー1において、頂壁11は、ボトルホルダー1の天面であって、左右の側壁12,13の上端と連接している。底面14は、左右の側壁12,13の下端と連接している。
本実施形態では、頂壁(上面、上面係止壁ともいう)11には、ボトル2の口部27の起立部29を取り囲んで係止する、U字状の嵌合凹部15が、後端から切り欠くように形成されている。
側壁12,13は、略垂直方向に立設して設けられ、内側面に、第1の係合部として、上下に延伸する溝状の係合凹部16,17(図2参照)が形成されている。略垂直とは、厳密に垂直ではなくとも、誤差等により多少傾いているものも含む。
一方、ボトルの側面22,23の外側面には、第2の係合部として、上下に延伸する係合凸部(係合突起)221,231が設けられている。
ボトル2をボトルホルダー1にセットする際、ボトル2の口部27の起立部29を、頂壁11のU字状の嵌合部である嵌合凹部15に嵌め込んで係合する。
また、図1のようにボトル2の収容部20は略角筒形であって、前面25及び背面26は角丸四角形であるため、側面22,23と肩部21の境界、及び底面24と側面22、23の境界は丸みを帯びた構成となっている。
次に、図2、図3を用いてボトルホルダー1の詳細について説明する。
図2は、第1実施形態に係るボトルホルダー1の透視斜視図である。図3は、第1実施形態に係るボトルホルダー1の上面透視図である。
図2に示すように、ボトルホルダー1では、側壁12,13と、頂壁11と、底面14の奥行方向の長さは略等しい。そのため、ボトルホルダー1の前端側、後端側において、段差のない構成となっている。
また、図1の例では、ボトル2の収容部20の形状に合わせて、該ボトルホルダー1の底面14の上面、左右の側壁12,13の内側面、頂壁11の下面で囲まれる空間は、正面視で角丸四角形となるように角部に丸みを帯びている。なお、ボトルホルダー1の内側の角部は、収容部20の外形形状に応じて、全て角張っている、あるいは角張っている角と丸みを帯びる角の両方を含んでいてもよい。
一方、図2に示すように、ボトルホルダー1の底面14の下面、左右の側壁12,13の外側面、頂壁11の上面で規定する外側面は、正面視で角部に丸みを帯びない、前面から見て四角形の形状である。これにより、ボトルホルダー1をよりスタイリッシュに、デザイン性を高く見せることができる。なお、ボトルホルダー1の外側の角部は、収容部20の形状に依らずに、丸みを帯びている、あるいは角張っている角と丸みを帯びる角の両方を含んでいてもよい。
ここで、図3に示すように、ボトルホルダー1の頂壁11には、嵌合後に、ボトル2の口部27が外れることを防止するように、嵌合凹部15のU字の内側に突出する抜け止め突起151,152が設けられている。この抜け止め突起151,152により、一旦口部27が嵌合凹部15の奥まで嵌め込まれると、抜け止め突起151,152を乗り越えないと、口部27は嵌合凹部15から外れないため、ボトルホルダー1とボトル2とを一緒に持ち上げたり、傾けたりして使用することができる。
さらに、ボトルホルダー1の底面14の一部に、ボトル2の底面24と密着する弾性部材19が、貼り付けられていてもよい。弾性部材19を設ける場合は、図3に示すように、前端側に近い位置に貼り付けられると、ボトル2が安定して固定できるようになるため好ましい。なお、底面14において弾性部材19を貼り付ける位置は他の位置であってもよい。
これにより、ボトル2とボトルホルダー1との間で若干の寸法誤差があった場合に、ボトルホルダー1を手前に傾けたり倒したりしたときに、ボトルホルダー1に対してボトル2がガタついたり、ボトル2が飛び出してしまうことを防止することができる。
なお、本実施形態では、ボトルホルダー1において、両側壁12,13の内側面において溝状の係合凹部(係合溝部)16,17が1つである例を示しているが、係合凹部は例えば、上下方向に分断された複数の係合凹部であってもよいし、あるいは、奥行き方向に複数の係合凹部が、並んでいたり、上下方向で異なる高さに設けられていてもよい。いずれの場合も、ボトルの側面の係合凸部に対して係合可能な位置、あるいは後述するように、収容部の大きさが異なるボトルにも対応できるように、係合可能な位置よりもさらに広い面積に設けられている。
また、本発明のボトルホルダー1は木材で構成されると美観の点で好ましい。木材とは例えば、杉、ヒノキ、パインなどの針葉樹の木材、及び、ナラ、ウォールナット、ブラックチェリー、オルダー、ラバーウッドなどの広葉樹の木材、さらに、竹も含む。なお、一般的に、竹や、針葉樹は、細胞間に含まれる空気の割合が多いため、柔らかく、しなりやすい特性を有しており、広葉樹は、細胞間に含まれる空気が少ないため、硬質で傷つきにくいが、しなりにくい特性を有している。
あるいは、本発明のボトルホルダー1は、硬質の樹脂やシリコンで構成されてもよい。硬質の樹脂とは、自立可能な樹脂であって、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)、ポリブチレンテレフタレート(PBS)、ポリアセタール(POM)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル系樹脂、生分解性樹脂等の樹脂で構成される。
<ボトル>
図4は、第1実施形態に係るボトル2の説明図である。図4は、キャップ3を外したボトル2を示しており、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は側面図、及び(d)は底面図である。
図4(b)、(c)に示すように、本実施形態のボトル2は、口部27は、上端係合部28と、起立部29を有している。上端係合部28は、起立部29よりも小径で且つ上側にあり、キャップ3とネジ嵌合するネジ係合部である。起立部29は、ボトルホルダー1の嵌合凹部15に嵌め込まれる部分である。
さらに、図4(a)に示すように、口部27の上端に、小孔272が形成された中栓271が装着されていてもよい。
本実施形態のボトル2において、口部27の下の収容部20は略角筒状であり、肩部21の外形、及び底面24は、略正方形又は略長方形の形状である。
また、ボトルホルダー1に嵌め込まれるため、図4(a)に示すように、下部側の口部27の起立部29の外径は、肩部21の正方形の一辺、又は長方形の短辺よりも短くなるような寸法に設定されている。
また、側壁に設けられる帯状の係合凸部221,231は、ボトルホルダー1との係合を滑らかにするため、図4(a)、(b)、(c)に示すように、角部に丸みを帯びた凸部であると好適である。
また、底面24は、中央が凹んだ形状となっており、外側が下側に突き出た底部縁部(底面リップ)241、中央が底部凹部242となっている。
ボトルホルダー1の底面14に弾性部材19が設けられる場合、弾性部材19は、ボトル2の底面24の底部凹部242及び底部縁部241の両方と接触する。
さらに、ボトル2において、前面25と背面26とを区別するために、前面25側にブランドロゴ等のロゴデザイン255を設けたり、ブランド名を印刷してもよい。
なお、本実施形態では、ボトル2において、収容部20の両側面22,23において、帯状の係合凸部が1つである例を示しているが、係合凸部は例えば、上下方向に分断された複数の係合凸部であってもよいし、あるいは、奥行き方向に複数の係合凸部が、並んでいたり、上下方向で異なる高さに設けられていてもよい。いずれの場合も、ボトルホルダー1の側壁12,13の係合凹部に対して係合可能な位置に設けられている。
本発明のボトル2は、硬質の樹脂ボトル、又はガラスボトルである。硬質の樹脂とは、自立可能な樹脂であって、例えば、上記同様に、PP、PE、ABS、PBS、POM、PET、もしくはポリエステル系樹脂や、生分解性の樹脂等の樹脂で構成される。
図5は、第1実施形態に係るボトルホルダー1と、キャップ3を嵌めたボトル2とが係合した状態の半断面図である。図5において、(a)は正面から見た半断面図であり、(b)は側面からみた半断面図である。図5(a)、(b)のいずれも、右側が断面図になっており、図5(a)の断面部分は、図5(b)のA面の断面図であり、図5(b)の断面部分は、図5(a)のB面の断面図である。
図5に示すように、ボトルホルダー1の、頂壁11の下面、底面14の上面、及び左右の側壁12,13の内側面で囲まれる空間は、ボトル2の口部27の下に広がる、肩部21から底面までの収容部20がすっぽり嵌る寸法で形成されている。
なお、「すっぽり嵌る寸法」とは、製造誤差によるバラツキを考慮した、収容部20の肩部21、下面24及び側面22,23に対して、ボトルホルダー1の頂壁11の下面、底面14の上面、及び左右の側壁12,13の内側面が、ぴったり接触する状態~若干(数mm程度)の隙間が空くような寸法に設定すると好適である。
また、ボトル2がガラス製の場合、ボトルホルダー1の奥行方向の長さは、ボトル2の奥行方向の長さと等しい、又はボトル2の側面の奥行方向の長さよりも長くなるよう設定されていると好適である。この構成では、ボトルホルダー1の前端及び後端は、ボトル2よりも外側に伸び出していることになるため、外からの衝撃があった際にボトルホルダー1の方が先に衝突するため、ボトルホルダー1によってボトル2を確実に保護することができる。
また、図5に示すように、本実施形態では、上下方向に延伸する係合凸部221,231及び係合凹部16,17により側面が係合していることによって、ボトル2の、ボトルホルダー1に対する回転が規制される。そのため、キャップ3を開閉する場合に、ボトル2を持たずに、ボトルホルダー1を持ってキャップ3を回転させても、ボトル2がボトルホルダー1から外れることなく、ボトル2はボトルホルダー1と一緒にキャップ3に対して回転することで、口部27に対してキャップ3を開放又は閉塞させることができる。
ここで、側面の係合部を構成する係合凸部221,231及び係合凹部16,17の上下方向の長さを長くすることで、ボトル2をボトルホルダー1に対して回転させようとする際の抵抗となる接触面積が増え、回転を規制する効果が高くなる。また、同じ長さの凸部221,231及び係合凹部16,17であっても、数を増やすことで、ボトル回転時の抵抗となる接触面積が増え、回転を規制する効果が高くなる。
また、同じ長さの係合凸部221,231及び係合凹部16,17であっても、凸部の高さを高く及び凹部の深さを深くすることで、係合凸部221,231を乗り越えて回転するために必要な角度が増え、回転を規制する効果が高くなる。ただし、凸部を高く、凹部を深くし過ぎると、ボトル2、ボトルホルダー1ともに硬質で変形しにくい素材で形成する場合、押し込んでも嵌合及び凸部が凹部に係合できなくなるため、適宜、係合部を押し込むことで係合可能な高さ及び深さに設定する必要がある。
さらに、図5(a),(b)の断面部分に示すように、ボトル2と係合するキャップ3は二重構造であってもよい。
二重構造のキャップ3は、外蓋31と内蓋32を有している。外蓋31はキャップ3の外観部分となり、内蓋32は、ボトル2の口部27の上端係合部28と係合する。外蓋31は、外壁311と、天面312とを有している。
内蓋32は、内周にネジ突起が形成された周壁321と、天面322とを有している。また、内蓋32の天面322の下面には、下向きに突出するように設けられている突起状のボス(密封突起、シール部ともいう)323が設けられていてもよい。
上述のように本発明の構成では、ボトル2はボトルホルダー1に対して装脱着できる。そのため、ボトル2の部分を、収容される内容物とともに交換可能なリフィルとすることができる。即ち、空になったボトル2を、同じ形状の新品のリフィルに、付け替えて交換し、ボトルホルダー1を繰り返し使用することができる。
なお、本例では、二重構造のキャップ3について説明したが、キャップ3は、単層構造で形成されるキャップであってもよい。さらに、ボトルが、組立て前のリフィルの状態にあるときと、ボトルホルダー1へ嵌め込んだ後の使用状態にあるときとで、異なるキャップを設定してもよい。その場合、リフィル用のキャップは、組立て後に使用時のキャップに取り換えられた後廃棄されるため、単層構造で形成されるキャップが好ましい。
このように、リフィル用のキャップが係合された、又は使用時と共通して使用されるキャップ3が係合されたボトル2は、リフィルとして単体で流通することができる。
一方、ボトルホルダー1も、ボトル2に対して、交換可能な装飾及び補強用のフレームとして単独で流通することができる。例えば、1つのボトル2に対して嵌合可能な、色や素材の異なる種類のフレームを取り揃えておき、使用者が選択的に購買可能としてもよい。
あるいは、ボトル2内の内容物を全て使用し終わった後、例えばパウチ袋等に収容された詰め替え用の液体を、ボトル2に充填することで、フレーム状のボトルホルダー1と共に、ボトル2ごと繰り返し利用してもよい。
<嵌め込み手順>
次に、図6、図7を用いて第1実施形態に係るボトルとボトルホルダーの着脱について説明する。
図6は、第1実施形態に係るボトルホルダー1へのボトル2の取りつけ方法を説明する図である。
本実施形態では、ボトル装着の際にまず、図6(a)に示すように、ボトルホルダー1の後端側の嵌合凹部15を前に向けた状態で、背面26を前にしてボトル2を近づける。
次に、図6(b)に示すように、ボトル2をボトルホルダー1に押し込む。この押し込みにより、ボトルホルダー1の嵌合凹部15に対してボトル2の口部27の起立部29が、抜け止め突起151,152を乗り越えて深く嵌合する。この際、ボトル2又はボトルホルダー1のどちらか一方が撓むことで、側面外側の係合凸部221,231がボトルホルダー1の側壁内側の係合凹部16,17に嵌りこみ、ボトルホルダー1に対してボトル2が固定される。
そして、図6(c)に示すように、ボトルホルダー1の嵌合凹部15が背面側に向くように回転させる。
ここで、リフィル用のキャップと、使用時用のキャップを異なるものに設定している場合は、ボトル2をボトルホルダー1に嵌め込んだ、図6(b)又は図6(c)の後で、リフィル用のキャップを取り外し、使用時用のキャップ3と交換する。
<取り外し>
図7は、第1実施形態に係るボトルホルダーからボトルの取り外しを説明する図である。
ボトル2の内容物が無くなったり、ボトルホルダー1と嵌合して載置されているボトル2の種類を交換したくなったりして、他のボトルと交換するためには、まず、現在装着されているボトル2をボトルホルダー1から取り外す必要がある。
取り外す際は、図7に示すように、ボトル2の前面25を手前にして、ボトルホルダー1の両側を持ち、ボトル2の前面25の中央を親指で後方に押しこむことで、ボトルホルダー1とボトル2との嵌合が解除され、ボトル2がボトルホルダー1から外れる。
図6、図7に示すように、本実施形態では、ボトルホルダー1に対してボトル2を、嵌合凹部15の開口方向と同じ方向又は反対の方向に力を加えることで、ボトル2の装脱着が簡単に実現できる。
逆に、嵌合凹部15に対して横向きの力を意図的に加えなければ、ボトル2が嵌合したボトルホルダー1を持ち上げたり、傾けたり、キャップ3を回転させたりしても、ボトル2はボトルホルダー1に対して、外れることなく、装着状態を維持することができる。
ここで、上記の第1実施形態では、ボトル2の側面22,23の外側面に設けられた第2の係合部は、帯状の凸部であり、ボトルホルダー1の側壁12,13の内側面に設けられた第1の係合部は、溝状の凹部である例を示したが、凹部と凸部が逆であってもよい。即ち、ボトル2の側面22,23の外側面に設けられた第2の係合部は、溝状の凹部であり、ボトルホルダー1の側壁12,13の内側面に設けられた第1の係合部は、帯状の凸部であってもよい。
<ボトルセット>
図8は、第1実施形態のホルダー付きボトルを複数組み合わせたボトルセットの図である。上記はボトルホルダー1とボトル2を組み合わせたホルダー付きボトル4を単独で使用する例を説明したが、ホルダー付きボトルを複数の組でセットにしてもよい。その場合において、ボトルセット100に含まれるホルダー付きボトル4α,4β,4γを、大きさ違いにしてもよい。
例えば、特定のブランドにおいて、統一されたコンセプトのもと組み合わせて使用すると相乗効果が発揮できる化粧品を揃えて、メイク落とし、洗顔料、化粧水、乳液、美容液、など、「ライン使い」が推奨されていることがある。
図8に示すような、ボトルセット100は、例えばこのようなライン使いのためのセットに設定されてもよい。ここで、例えば、化粧水と美容液などは、1回あたりの使用量が異なる場合がある。このような場合は、内容物に応じて、充填されるボトル2α,2β,2γの大きさが異なる。
図8のように大きさの異なるボトル2α,2β,2γを組み合わるために、ホルダー付きボトル4α,4β,4γの大きさが異なっていても、ボトルホルダー1α,1β,1γが同一の色や同一素材で構成されていれば、ボトルセット100として、統一感を出すことができる。
そのため、このようなボトルセットを洗面所や浴室等に並べて配置する場合に、統一感を出し、美容用途だけでなく、インテリアとしてもデザイン性の優れた空間に見せることができる。なお、ボトルセット100において、同じ大きさのボトルホルダーを含んでいてもよい。
上記では、化粧品の例を説明したが、内容物が洗剤や、調味料である場合も同様である。このようなボトルホルダー1α,1β,1γに統一感を出すことで、このボトルセット100が配置される空間、例えばリビングや、開放型収納棚や、キッチン等において、ボトルセット100を、統一感のあるデザイン性の優れたインテリアのように見せることができる。
<第2実施形態>
図9は、本発明の第2実施形態に係るボトルホルダーの一部及びボトル口部の斜視図である。
上記例では、ボトルホルダーの上面の嵌合凹部15が、半円形状である例を示したが、嵌合凹部は角張っていてもよい。本実施形態では、図9に示すように、ボトルホルダー1Aの頂壁11Aの嵌合凹部15Aが、コの型(チャネル断面型)に切り欠かれている。
このような形状の嵌合凹部15Aと係合するボトル2Aは、図9に示すように、起立部29Aが、矩形形状である。さらに起立部29Aと上端係合部28の境界に矩形の鍔部290を有している。本実施形態においても、キャップ3Aが口部27Aに係合した場合に、キャップ3Aは口部27Aの上側の上端係合部(ネジ係合部)28のみと係合し、キャップ3Aは起立部29Aには重複しない。
本実施形態では、係合の際に、ボトル2Aの鍔部290は頂壁11Aに乗っかって引っ掛かると同時に、肩部21と、鍔部290とで、ボトルホルダー1Aの嵌合凹部15A周囲の頂壁11Aを、上下から挟み込む。これにより、起立部29Aの頂壁11Aに対する位置が上下方向でもしっかりと固定され、ボトルホルダー1Aに対してボトル2Aをより確実に固定させることができる。
本構成では、ボトル2Aの口部27Aの矩形形状の起立部29Aと、ボトルホルダー1Aのコの型の嵌合凹部15Aは、角部を有するため、互いに回転が規制されている。そのため、本実施形態に係る、断面矩形の起立部29Aとコの型状の嵌合凹部15Aによる係合は3辺が接触して、回転が規制されるため、ボトル2Aのボトルホルダー1Aに対する回転規制効果は、左右の凸部と凹部による回転規制効果よりも大きい。
そして、本実施形態のホルダー付きボトル4Aでは、側面側の係合凸部221,231と係合凹部16,17との係合に加えて、起立部29Aと嵌合凹部15Aの嵌合によっても回転が規制される。そのため、本実施形態では、ボトルホルダー1Aに対してキャップ3を回転させる際に、ボトル2Aが回転する心配がほとんどなく、より簡単に、軽い力で口部27Aに対してキャップ3を回転して、開放、閉塞することができる。
上記の第1、第2実施形態では、ボトルとボトルホルダーの左右の係合部は、上下に延伸する凸部及び凹部である例を示したが、他の形状であってもよい。下記、係合部が異なる形状の実施形態を説明する。
<第3実施形態>
図10は、本発明の第3実施形態に係るボトル及びボトルホルダーの斜視図である。
上記例では、ボトルホルダーの側壁の外側面は、平らな板形状であったが、図9に示すように、ボトルホルダー1Bの側壁12B,13Bに、左右に貫通する係合孔121,131が形成されていてもよい。
図10では、ボトルホルダー1Bの側壁12B,13Bに、1つの係合孔121,131が形成されている例を示している。そして、ボトル2の収容部20の側面23には、上述と同様の係合凸部(突起)231が設けられている。なお、図では示されていないが、収容部20の反対側の側面22には、係合凸部231と同様の係合凸部221が設けられている。
なお、本実施形態では、外側部材であるボトルホルダー1Bの側壁12B,13Bに貫通する係合孔121,131を設けるため、内側の収容部20の係合凸部221、231を、より高くすることができる。そのため、ホルダー付きボトル4Bにおいて、ボトル2をボトルホルダー1Bに対して回転させようとする際の、係合凸部221,231の高さによる抵抗が増え、回転を規制する効果が高くなる。
また、側壁12B,13Bに係合孔121,131が形成されていることで、ボトルホルダー1Bを持ち上げる際に、係合孔121,131の内側に使用者の指が引っ掛かり、滑りにくくすることができる。
本実施形態では、ボトルホルダー1Bの側壁12B,13Bの第1の係合部は貫通孔であり、ボトル2側には孔は形成できないため、本実施形態の係合機構である、貫通孔と係合凸部は、凹凸を逆にすることはできない。
なお、図10では、ボトルホルダー1Bの側壁12B,13Bに、左右に貫通する貫通孔が形成されている例を示したが、側壁12,13の外側面に、滑りにくく、掴みやすくするための、貫通しない掴み凹部を設けてもよい。その場合、側壁の強度を確保するため、内側に形成された第1実施形態同様の、係合凹部16,17とは異なる位置の外側に、掴み凹部を形成すると好適である。
上記第1~第3実施形態では、図6(b)のように押し込む際に、ボトル2の側面22,23又はボトルホルダー1の側壁12,13の少なくともどちらかの一方が、面状に撓むことで、係合凸部221,231と、係合凹部16,17又は係合孔121,131とが係合していた。
そのため、ボトル2をガラスで成形する場合は、ボトル2側は撓まないため、ボトルホルダー1側を、樹脂や、竹素材や、撓みやすい針葉樹等の木材で成形する必要がある。あるいは、ボトルホルダー1を、広葉樹などの撓みにくい木材で構成する場合は、ボトル2側を、撓みやすい樹脂で成形する必要がある。
<第4実施形態>
図11は、本発明の第4実施形態に係るボトル及びボトルホルダーの斜視図である。
本実施形態では、ボトルホルダー1Cの側壁には、内側面に形成される係合凹部16,17と共に、左右に貫通する2つの貫通孔(122,123)、(132,133)が形成されている。
詳しくは、本実施形態では、図11に示すように、ボトルホルダー1Cの側壁12C,13Cに、2つの貫通孔(122,123),(132,133)が形成されており、残った中央の帯状の橋状領域124,134に、係合凹部16C,17Cが形成されている。
このように形成されていることで、橋状領域124,134は、上下端部以外の両側は、2つの貫通孔(122,123),(132,133)に挟まれることによって孤立しているため、撓みやすくなる。
一方、ボトル2の収容部20の側面22,23には、第1実施形態と同様に、係合凸部221,231が設けられている。
このように、外側部材であるボトルホルダー1Cの側壁12C,13Cにおいて、2つ貫通孔(122,123)、(132,133)に挟まれた帯状の橋状領域124,134に、係合凹部16C,17Cが形成されていることで、ホルダー付きボトル4Cをセットする際、橋状領域124,134が撓む形状を経て、係合凸部221,231と係合凹部16C,17Cとが係合する。
そのため、広葉樹で成形された木材など、撓みづらい素材でボトルホルダー1Cを成形した場合でも、側壁12C,13Cの中央の橋状領域124,134は孤立しているため、上述の側面又は側壁全体で面状に変形する構成よりも、変形しやすい。
そのため、本実施形態のボトル2を、例えば、ガラスなどの撓みにくい素材で形成した場合であっても、ボトルホルダー1C側が撓むことで嵌合可能な、ボトルホルダー1Cを成形する素材の種類を増やすことができる。
さらに、ボトルホルダー1Cにおける、橋状領域124,134の厚さを、側壁12C,13Cの他の部分よりも薄くしてもよい。この構成により、さらに硬い素材の木材でも、橋状領域124,134が撓ませることができ、ガラス製のボトル2と係合することができる。
<第5実施形態>
図12は、本発明の第5実施形態に係るボトルホルダー及びボトルの斜視図である。
本実施形態では、図12に示すように、ボトルホルダー1D側の側壁12D,13Dの内側面には、半球状の係合凹部(第1の係合部)16D(不図示),17Dが設けられている。
一方ボトル2D側の側面22D,23Dには、半球状の係合凸部(第2の係合部)221D,231Dが設けられている。
本実施形態のホルダー付きボトル4Dをセットする際、半球状に突出した係合凸部221D,231Dが、半球状に凹んだ係合凹部16D,17Dに嵌りこんで係合する。本実施形態では、係合部の面積が小さいため、より軽い力で係合できる。
ここで、図11では、収容部20Dの両側面22D,23D及び、ボトルホルダー1Dの側壁12D,13Dには、それぞれ半球状の係合凸部(221D,231D)及び係合凹部(16D,17D)が1つである例を示しているが、係合凸部及び係合凹部は例えば、上下方向に複数設けられていてもよいし、あるいは、奥行き方向に複数の係合凸部及び係合凹部が並んでいたり、上下方向で異なる高さに複数設けられていたりする構成でもよい。いずれの場合も、ボトル2Dの側面22D,23Dの係合凸部221D,231Dが、ボトルホルダー1Dの側壁12D,13Dの係合凹部16D,17Dに係合可能な位置に設けられている。
さらに、本実施形態で示した、ボトル2Dの側面の外側面に設けられた半球形状の係合凸部221D,231Dと、ボトルホルダー1Dの側壁の内側面に設けられた半球状の係合凹部16D,17Dは、係合部の凹部と凸部とが逆側に設けられていてもよい。
なお、本実施形態における、左右の係合部は半球状の凹部と凸部であり、ボトル2Cのボトルホルダー1Cに対する回転を防止するための抵抗面積が少ないため、本実施形態の係合形状を適用する場合は、凸部や凹部の数を増やしたり、第2実施形態のコの型の口部の嵌合と組み合わせたりすると、より好適である。
<第6実施形態>
次に、図13~15を用いて第6実施形態の構成について説明する。
図13は、本発明の第6実施形態に係るボトルホルダー及びボトルの斜視図である。図14は、第6実施形態に係るボトル2Eがボトルホルダー1Eに装着されている状態の横断面説明図である。
本実施形態では、ボトル2Eの収容部20Eは、断面が横長の略楕円形である。そのため、収容部20Eの前後左右の面は、角部のない楕円周面201で囲まれている。また、収容部20Eの楕円形状は、前後方向が短軸、左右方向が長軸となっており、左右端の曲率半径が小さい円弧部分を、尖端頂点202,203とする。
ボトルホルダー1Eの側壁12E,13Eは略楕円形の長軸を挟むように設けられ、側壁12E,13Eの内側面が円弧状の湾曲凹部125,135となっている。
詳しくは、ボトル2Eの収容部20Eは断面が楕円形状のため、楕円を回転させるためには、楕円の回転時の長軸の外側の軌跡の領域を確保する必要がある。そのため、図14に示すように、ボトルホルダー1Eの側壁12E,13Eの内側面の湾曲凹部125,135の湾曲面は、収容部20Eの楕円の長軸が回転する際の軌跡に対応した形状となっている。
このボトルホルダー1Eの湾曲凹部125,135に対して、楕円形のボトル2Eの収容部20Eが係合する際には、楕円は真横になるため、楕円の尖った部分である尖端頂点202,203がボトルホルダー1Eの側壁12E,13Eの内側面に当接する。
ここで、ボトル2Eの楕円の尖端頂点202,203の曲率半径は、回転に必要な曲率半径よりも小さいため、ボトル2Eの楕円の尖った部分である尖端頂点202,203が、回転軌跡に対応した湾曲凹部125,135に当接するだけでは、回転が規制されない。そこで、回転規制のため、湾曲凹部125,135には、乗り上げ突起126,127、136,137が設けられている。
装着される際は、使用者によって強い力で回転させられながら、一方の乗り上げ突起(126,137)又は(127,136)を乗り越えて、楕円の凸部となる尖端頂点202,203が、突起間128,138に嵌りこむ。
本実施形態では、ボトル2Eの楕円の尖った部分である尖端頂点202,203が、突起間128,138への嵌り込むことにより、ホルダー付きボトル4E使用時におけるキャップ3回転時のボトル2Eのボトルホルダー1Eに対する回転が規制される。
図15は、本発明の第6実施形態に係るボトルホルダー1Eへのボトル2Eの取りつけを説明する図である。図15において、(a)は、嵌め込み開始の際にボトル2Eをボトルホルダー1Eに近づける状態、(b)は縦向きの状態のボトル2Eをボトルホルダー1Eの嵌合凹部15Eに嵌め込んだ図、(c)は、ボトル2Eの回転を始めた状態、(d)はボトル2Eの回転が終了する直前の状態を示す図である。なお、図14の、ボトル2Eがボトルホルダー1Eに嵌合した状態の横断面図は、図15(c)のC面断面図に相当している。
本実施形態では、嵌合時の状態とは異なっている楕円が縦長の状態で、ボトル2Eをボトルホルダー1Eに近づけて押し込むことで、ボトル2Eの口部27Eと、ボトルホルダーの嵌合凹部15Eとを嵌合させる(図15(a)⇒図15(b))。
そして、口部27Eの嵌合の後、ボトル2Eをボトルホルダー1Eに対して回転させる(図15(c)⇒図15(d))。この際、使用者が強い力でボトルを回転させることで、ボトル2Eが回転しながら、楕円の尖端頂点202,203が、ボトルホルダー1Eの一方の突起を乗り上げて突起間128,138に嵌りこむ。
このように回転が終了した状態では、図14の断面の実線に示すようにボトル2Eの楕円の尖端頂点202,203が、ボトルホルダー1Eの側壁の突起間128,138に係合することで、係合後は、ボトル2Eの、ボトルホルダー1Eに対する回転が規制される。そのため、キャップ3を開閉する場合に、ボトル2Eを持たずに、ボトルホルダー1Eを持ってキャップ3を回転させても、ボトル2Eがボトルホルダー1Eから外れることなく、ボトル2Eはボトルホルダー1Eと一緒にキャップ3に対して回転することで、口部27に対してキャップ3を開放又は閉塞させることができる。
また、本実施形態においても、ボトルホルダー1Eの底面14Eの上側面の一部に、ボトル22Eの底面24Eと密着する弾性部材191,192が、貼り付けられていてもよい。本実施形態において、弾性部材191,192を設ける場合は、図15(a),(c)に示すように、ボトル2Eの回転の邪魔にならないように、側壁12E,13Eに近い位置に、設けると好ましい。
なお、本実施形態では、係合の際に口部を支点として回転させるため、口部27Eの起立部29Eの外径形状は丸みを帯びた形状である必要があり、第2実施形態の口部形状は採用できない。また、嵌め込みの際の回転を阻害しないように、図3に示した嵌合凹部15の抜け止め突起151,152は設けない。
なお、上記第1~第5実施形態において、ボトルホルダー1の頂壁の嵌合凹部15は後端側に開口するように形成された例を示したが、嵌合凹部は、前端側に開口していてもよい。
さらに、上記第1~第5実施形態において、ボトルホルダー1は、底面14を有する構成について説明したが、ボトルとボトルホルダーは、口部と嵌合凹部及び左右の側面の係合で係合しているため、底面14は設けなくてもよい。
また、いずれの実施形態においても、ボトルホルダーの奥行きは、ボトルの奥行と等しい、又はボトルの奥行よりも奥行が長く構成することで、ボトルの壊れやすい部分を保護することができる。
さらに、本発明ではいずれの実施形態においても、前面側及び背面側が開口しているため、背面側を前にしてもボトルの判別ができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は上記した特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能なものである。
1,1A,1B,1C,1D,1E ボトルホルダー
2,2A,2B,2C,2D,2E ボトル
3,3A キャップ
4,4A,4B,4C,4D,4E ホルダー付きボトル
11,11A 頂壁
12,13 側壁
121,131 係合孔
122,123,132,133 貫通孔
124,134 橋状領域
125,135 湾曲凹部
126,127,136,137 乗り上げ突起(2つの突起)
128,138 突起間
14,14E 底面
15,15A,15E 嵌合凹部
151,152 抜け止め突起
16,17 係合凹部(係合溝、第1の係合部)
16C,17C 係合凹部(係合溝、第1の係合部)
16D,17D 係合凹部(半球状の係合凹部、第1の係合部)
19,191,192 弾性部材
20,20B,20E 収容部
21 肩部
22,23 側面
221,231 係合凸部(係合突起、第2の係合部)
221D,231D 係合凸部(半球状の係合凸部、第2の係合部)
24 底面
25 前面
26 背面
27,27A,27E 口部
28 上端係合部
29,29A,29E 起立部
100 ボトルセット
201 楕円周面
202,203 尖端頂点

Claims (14)

  1. ボトル及び該ボトルと組み合わせて用いるボトルホルダーを備えるホルダー付きボトルであって
    前記ボトルは、
    口部と、該口部及び首元の下に広がる肩部から底面までの収容部とを有し、該収容部は、角筒形状、又は角部に丸みを帯びた略角筒形状であり、
    前記ボトルホルダーは、
    直方向に立設して設けられ、内側面に第1の係合部が形成された左右の側壁と、該左右の側壁の上端を接続し、前記ボトルの前記口部の首元の一部を取り囲んで係止する、U字状又はチャネル状の嵌合凹部が、前端又は後端のどちらか一方から切り欠くように形成された頂壁と、底面と、を有する枠状のフレーム形状であり、
    前記ボトルの収容部の側面の外側面に、前記左右の側壁の内側面に形成された前記第1の係合部と係合される、第2の係合部が形成されており、
    前記第1の係合部及び前記第2の係合部の、いずれか一方は凹部であり、他方は凸部であり、
    前記ボトルホルダーの前記底面の上面、前記左右の側壁の内側面、前記頂壁の下面で囲まれる空間は、前記収容部が嵌る寸法で形成されており、
    前記ボトルホルダーの前記枠状のフレームの外形は、前から見て四角形状である
    ホルダー付きボトル。
  2. 前記ボトルホルダーの前記頂壁には、前記口部が外れることを防止するように、前記嵌合凹部のU字の内側に突出する抜け止め突起が設けられている
    請求項1に記載のホルダー付きボトル。
  3. 前記ボトルホルダーの前記左右の側壁の前記各第1の係合部は、上下に延伸する係合溝であり、
    前記ボトルの側面の前記第2の係合部は、上下に延伸し、前記係合溝に嵌りこむ係合突起である
    請求項1又は2に記載のホルダー付きボトル。
  4. 前記ボトルホルダーの前記左右の側壁には、上下方向に延伸する2つの貫通孔がそれぞれ形成され、該2つの貫通孔で挟まれる部分は橋状の領域となっており、
    前記係合溝は、前記橋状の領域に形成されている
    請求項3に記載のホルダー付きボトル。
  5. 前記ボトルホルダーの前記側壁の前記第1の係合部は、1又は複数の半球状の凹部であり、
    前記ボトルの側面の前記第2の係合部は、前記半球状の凹部に嵌りこむ凸部である
    請求項1又は2に記載のホルダー付きボトル
  6. 前記ボトルホルダーの前記側壁と、前記頂壁の奥行方向の長さはしく、
    前記奥行方向の長さは、前記ボトルの側面の奥行方向の長さと等しい、又は前記ボトルの側面の奥行方向の長さよりも長い
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載のホルダー付きボトル
  7. 前記ボトルの前記底面は、中央が凹んだ底部凹部であり、外側が下に突き出た底部縁部となっており、
    前記ボトルホルダーの前記底面の一部には、 前記ボトルの前記底部凹部と前記底部縁部の両方と接触する弾性部材が、貼り付けられている
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載のホルダー付きボトル
  8. 前記ボトルの起立部には、上端側であってキャップがネジ係合可能なネジ係合部、と収容部側の起立部と、ネジ係合部と起立部の境界に位置する鍔部を有し、
    前記起立部を、前記嵌合凹部に嵌め込む際、前記ボトルの鍔部と、前記収容部の肩部との間に、前記ボトルホルダーの前記嵌合凹部の周辺の前記頂壁を上下から挟み込む
    請求項1乃至7のいずれか一項に記載のホルダー付きボトル。
  9. 口部を有するボトルと、組み合わせて用いるボトルホルダーであって、
    直方向に立設して設けられ、内側面に第1の係合部が形成された左右の側壁と、
    該左右の側壁の上端を接続する頂壁と、を含んで構成されており、
    前記頂壁は、前記ボトルの前記口部の首元の一部を取り囲んで係止する、U字状又はチャネル状の嵌合凹部が、前端又は後端のどちらか一方から切り欠くように形成され、
    前記ボトルの側面の外側面に、前記左右の側壁の内側面に形成された前記第1の係合部と係合される、第2の係合部が形成されており、
    前記第1の係合部及び前記第2の係合部の、いずれか一方は凹部であり、他方は凸部であり、
    前記ボトルにおいて、前記口部及び首元の下の収容部は断面が横長の楕円形であり、
    前記ボトルホルダーの前記側壁は、前記ボトルの前記楕円形の長軸を挟むように設けられ、
    前記側壁の内側面に円弧状の湾曲凹部を設け、該湾曲凹部に2つの突起を設けることで、前記ボトルの前記楕円形の長軸の尖端頂点を前記2つの突起間に嵌め込んで係合する
    ホルダー付きボトル
  10. 前記ボトルホルダーは木材で構成されている
    請求項1乃至のいずれか一項に記載のホルダー付きボトル
  11. 前記ボトルは、硬質の樹脂ボトルである
    請求項1乃至のいずれか一項に記載のホルダー付きボトル
  12. 前記ボトルは、ガラスボトルである
    請求項1乃至11のいずれか一項に記載のホルダー付きボトル
  13. 請求項1乃至12のいずれか一項に記載のホルダー付きボトルを複数組み合わせたホルダー付きボトルセット。
  14. 当該ホルダー付きボトルセットに含まれるホルダー付きボトルの大きさはそれぞれ異なる
    請求項13に記載のホルダー付きボトルセット。
JP2020015728A 2020-01-31 2020-01-31 ホルダー付きボトル及びボトルセット Active JP7423330B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020015728A JP7423330B2 (ja) 2020-01-31 2020-01-31 ホルダー付きボトル及びボトルセット
CN202020786142.6U CN212382332U (zh) 2020-01-31 2020-05-13 瓶架及附架瓶
CN202010401011.6A CN113197443A (zh) 2020-01-31 2020-05-13 瓶架及附架瓶

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020015728A JP7423330B2 (ja) 2020-01-31 2020-01-31 ホルダー付きボトル及びボトルセット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021123356A JP2021123356A (ja) 2021-08-30
JP7423330B2 true JP7423330B2 (ja) 2024-01-29

Family

ID=74249232

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020015728A Active JP7423330B2 (ja) 2020-01-31 2020-01-31 ホルダー付きボトル及びボトルセット

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7423330B2 (ja)
CN (2) CN113197443A (ja)

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002012231A (ja) 2000-06-29 2002-01-15 Yoshino Kogyosho Co Ltd 薄肉容器支持体
JP2004099115A (ja) 2002-07-16 2004-04-02 Misawa Homes Co Ltd 木質様成形品、製造装置及び製造方法
JP2005014925A (ja) 2003-06-24 2005-01-20 Koichiro Takana 係止片付液体容器
JP2008285175A (ja) 2007-05-15 2008-11-27 Lion Corp 付け替え用複合容器
US20120125943A1 (en) 2009-06-22 2012-05-24 Jun Kyeong Lee Container for pet bottle
JP2012096831A (ja) 2010-11-02 2012-05-24 Dainippon Printing Co Ltd 複合容器及びその製造方法
KR200475325Y1 (ko) 2013-07-12 2014-11-26 (주)톨리코리아 화장품 용기 보관 겸용 화장액 토출 장치
JP2017226429A (ja) 2016-06-21 2017-12-28 株式会社イージスモスジャパン プラスチックボトル
JP6463316B2 (ja) 2016-09-21 2019-01-30 花王株式会社 袋容器ホルダー
JP2019085112A (ja) 2017-11-01 2019-06-06 セイコーエプソン株式会社 インク収容ボトル
JP2021113070A (ja) 2020-01-17 2021-08-05 藤森工業株式会社 容器

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002012231A (ja) 2000-06-29 2002-01-15 Yoshino Kogyosho Co Ltd 薄肉容器支持体
JP2004099115A (ja) 2002-07-16 2004-04-02 Misawa Homes Co Ltd 木質様成形品、製造装置及び製造方法
JP2005014925A (ja) 2003-06-24 2005-01-20 Koichiro Takana 係止片付液体容器
JP2008285175A (ja) 2007-05-15 2008-11-27 Lion Corp 付け替え用複合容器
US20120125943A1 (en) 2009-06-22 2012-05-24 Jun Kyeong Lee Container for pet bottle
JP2012096831A (ja) 2010-11-02 2012-05-24 Dainippon Printing Co Ltd 複合容器及びその製造方法
KR200475325Y1 (ko) 2013-07-12 2014-11-26 (주)톨리코리아 화장품 용기 보관 겸용 화장액 토출 장치
JP2017226429A (ja) 2016-06-21 2017-12-28 株式会社イージスモスジャパン プラスチックボトル
JP6463316B2 (ja) 2016-09-21 2019-01-30 花王株式会社 袋容器ホルダー
JP2019085112A (ja) 2017-11-01 2019-06-06 セイコーエプソン株式会社 インク収容ボトル
JP2021113070A (ja) 2020-01-17 2021-08-05 藤森工業株式会社 容器

Also Published As

Publication number Publication date
CN113197443A (zh) 2021-08-03
JP2021123356A (ja) 2021-08-30
CN212382332U (zh) 2021-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010269850A (ja) 触知可能な器具
JP6243354B2 (ja) リフィル容器用注出構造
JP5483165B2 (ja) 詰め替え容器
JP2007176577A (ja) 注出キャップ
JP5203260B2 (ja) 内容物の詰替えに用いられる注出具
JP7423330B2 (ja) ホルダー付きボトル及びボトルセット
JP6444221B2 (ja) 積層剥離容器
JP4261086B2 (ja) 詰替え式容器
JP5512260B2 (ja) 詰替え容器
JP5483164B2 (ja) 継続使用容器と詰め替え容器の組合せ
JP5590554B2 (ja) 塗布容器
JP2003180445A (ja) レフィル式ディスペンサー容器
JP5705686B2 (ja) 注出キャップ
KR102356605B1 (ko) 화장품 용기
JP6877983B2 (ja) キャップ
JP5867135B2 (ja) 蓋付容器
JP2012106749A (ja) 内容物充填機構
JP6214394B2 (ja) 詰替えボトル容器
JP2002085153A (ja) 棒状化粧料繰り出し容器
CN218899270U (zh) 洗漱套装
JP5424148B2 (ja) 継続使用容器と詰め替え容器の組合せ
JP6976661B2 (ja) 注出キャップ及び注出容器
JP2009057067A (ja) 詰め替え容器
JP2023167231A (ja) 化粧品コンパクト容器ならびに化粧品コンパクト容器およびレフィルのキット
JP4373194B2 (ja) 二液同時滴下ケース

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230905

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231027

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7423330

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150