JP2017226429A - プラスチックボトル - Google Patents
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Abstract
【課題】外見から液体内容物の種類を容易に識別することを可能とし、且つ液体内容物を変更しても識別機能を喪失させないプラスチックボトルを提供する。
【解決手段】シャンプー等の液体内容物を収容するプラスチックボトル1であり、筒状の胴部21及び胴部21の上端部に突出形成された口部22を有する容器本体2と、口部22に取り付けられるキャップ3とを備える。胴部21の表面には液体内容物の種類と対応可能な色を施した有色の識別部品5が着脱自在に取り付けられている。胴部21の表面に胴部周方向に延びる凹部25が胴部21と一体に形成されて識別部品5の嵌め込み部24が設けられている。識別部品5は嵌め込み部24の形状に沿って胴部21周方向に倣った湾曲帯状の樹脂部材により構成されて嵌め込み部24に嵌め込まれる。嵌め込み部24の下端部に胴部21表面から突出して持ち手や指の引っ掛かる滑り止め部が形成される。
【選択図】図1
【解決手段】シャンプー等の液体内容物を収容するプラスチックボトル1であり、筒状の胴部21及び胴部21の上端部に突出形成された口部22を有する容器本体2と、口部22に取り付けられるキャップ3とを備える。胴部21の表面には液体内容物の種類と対応可能な色を施した有色の識別部品5が着脱自在に取り付けられている。胴部21の表面に胴部周方向に延びる凹部25が胴部21と一体に形成されて識別部品5の嵌め込み部24が設けられている。識別部品5は嵌め込み部24の形状に沿って胴部21周方向に倣った湾曲帯状の樹脂部材により構成されて嵌め込み部24に嵌め込まれる。嵌め込み部24の下端部に胴部21表面から突出して持ち手や指の引っ掛かる滑り止め部が形成される。
【選択図】図1
Description
本発明は、主にシャンプー、リンス等の液体内容物を収容するプラスチックボトルに関する。
この種のプラスチックボトルは、筒状の胴部及び胴部の上端部に突出形成された口部を有する容器本体と、口部に取り付けられるキャップとを備える。容器本体の胴部には、液体内容物の表示として、シャンプー、リンス、ボディーソープ等の文字を印字したラベルが貼り付けられたり、シャンプー等の文字が直接印刷されていたりする。使用者は、この表示を見て液体内容物の種類を確認して、目的のプラスチックボトルから液体内容物を取り出して使用する。
上記プラスチックボトルとして、シャンプー、リンス、ボディーソープ等は、通常、浴室内の同じ棚等に並べて置かれ、また、外形形状も同一又は類似しているため、外形形状だけから液体内容物が何なのか直ちに識別することは容易でない。従って、使用者は、使用の都度シャンプーなのかリンスなのかプラスチックボトルの表示を見て液体内容物を確かめる必要があり面倒であった。また、浴室内では、液体内容物の表示が見難いこともある。特に、高齢者にとっては、シャンプー等の表示が小さな文字であったり英語であったり等してシャンプーなのかリンスなのかはっきり識別できないことがある。そのため、シャンプーとリンスを間違って使用してしまうことがあった。
ところで、従来、プラスチックボトルとして、容器本体の表面と一体に、先端部に印刷を施した加飾面とする突状部を形成し、この突状部の形状と加飾面の色等を変更することにより、外観及び質感から他のプラスチックボトルと識別する商品識別機能を付与したものが提案されている(特許文献1)。
しかし、このプラスチックボトルは、識別部となる突状部及び加飾面が容器と一体に形成されているため、決まった液体内容物だけ収容する専用容器となるものである。従って、液体内容物の種類ごとに、突状部の形状及び加飾面の色が異なったプラスチックボトルを揃える必要があり、製造コストも高く付く。また、専用容器となるため、このプラスチックボトルを詰替え用に使用する場合、例えば、シャンプー用のプラスチックボトルは、シャンプーを使い切ったときにリンスを収容してリンス用としての識別機能を発揮させて使用することはできない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、外見から液体内容物の種類を容易に識別することを可能とし、且つ液体内容物を変更しても識別機能を喪失させないプラスチックボトルを提供することを目的とする。
本発明に係るプラスチックボトルは、
シャンプー等の液体内容物を収容するプラスチックボトルであって、
筒状の胴部及び胴部の上端部に突出形成された口部を有する容器本体と、口部に取り付けられるキャップとを備え、
上記胴部の表面には、液体内容物の種類と対応可能な色を施した有色の識別部品が着脱自在に取り付けられているものである。
シャンプー等の液体内容物を収容するプラスチックボトルであって、
筒状の胴部及び胴部の上端部に突出形成された口部を有する容器本体と、口部に取り付けられるキャップとを備え、
上記胴部の表面には、液体内容物の種類と対応可能な色を施した有色の識別部品が着脱自在に取り付けられているものである。
これにより、識別部品の色によって液体内容物の種類が識別され、高齢者であっても文字に比べて外見の色により瞬時に且つ容易に液体内容物の種類を識別することができる。また、識別部品が着脱自在となっているので、液体内容物を変更する場合は、その液体内容物を識別する色の識別部品に取り替えることで識別機能を喪失させることもない。従って、詰替え用ボトルとして使用する場合でも、識別機能を喪失させずに液体内容物の変更が可能となり、利便性のよいものが得られる。
上記胴部の表面に胴部周方向に延びる凹部又は上下二本の凸部が胴部と一体に形成され、該凹部又は該二本の凸部間の領域により上記識別部品の嵌め込み部が構成され、
上記識別部品は、上記嵌め込み部の形状に沿って胴部周方向に倣った湾曲帯状の樹脂部材により構成されて上記嵌め込み部に嵌め込まれる構成とすることができる。
この場合、識別部品を胴部に対して脱落することなく安定して取り付けることができる。また、識別部品が胴部周方向に配置されるので、容器本体が正面向きでなく横向きに置かれていても識別部品を視認することができる。
上記識別部品は、上記嵌め込み部の形状に沿って胴部周方向に倣った湾曲帯状の樹脂部材により構成されて上記嵌め込み部に嵌め込まれる構成とすることができる。
この場合、識別部品を胴部に対して脱落することなく安定して取り付けることができる。また、識別部品が胴部周方向に配置されるので、容器本体が正面向きでなく横向きに置かれていても識別部品を視認することができる。
上記嵌め込み部の下端部が胴部表面から突出して持ち手又は指が引っ掛かる滑り止め部を構成することが望ましい。
この場合、液体内容物が満タンでプラスチックボトルが重くても容器本体や手が水で濡れていてもプラスチックボトルを落下させることなく確実に手に持つことができる。手の力が弱くなってきた高齢者でもプラスチックボトルを落下させることなく確実に手に持つことができる。
この場合、液体内容物が満タンでプラスチックボトルが重くても容器本体や手が水で濡れていてもプラスチックボトルを落下させることなく確実に手に持つことができる。手の力が弱くなってきた高齢者でもプラスチックボトルを落下させることなく確実に手に持つことができる。
上記識別部品の湾曲帯状の両端部には、上記胴部と係合する係合部が設けられ、
上記嵌め込み部には、上記識別部品の係合部と係合する本体側係合部が設けられている構成とすれば、識別部品をより確実に胴部に安定して取り付けることができる。
上記嵌め込み部には、上記識別部品の係合部と係合する本体側係合部が設けられている構成とすれば、識別部品をより確実に胴部に安定して取り付けることができる。
上記識別部品は、一部分が幅広の拡大部を有し、
上記二本の凸部を形成する胴部は、該二本の凸部が上記識別部品の拡大部の配置範囲には形成されない拡大部配置部を有する構成としてもよい。
この場合、一部分が幅広の拡大部を有する識別部品でも胴部に安定して取り付けることができる。また、拡大部により識別部品の面積を広げて識別部品の色を見やすくすることができ、さらに、拡大部に各種の表示を見やすく施すこともできる。
上記二本の凸部を形成する胴部は、該二本の凸部が上記識別部品の拡大部の配置範囲には形成されない拡大部配置部を有する構成としてもよい。
この場合、一部分が幅広の拡大部を有する識別部品でも胴部に安定して取り付けることができる。また、拡大部により識別部品の面積を広げて識別部品の色を見やすくすることができ、さらに、拡大部に各種の表示を見やすく施すこともできる。
上記識別部品は、上記胴部の前壁部に配置され該前壁部の半分以上の範囲を覆う大きさを有する前板部と、前板部の左右端からそれぞれ後方へ延設する左右の把持部と、左右の把持部のそれぞれに設けられ上記胴部と係合する係合部と、左右の把持部のそれぞれに設けられ凸又は凹の形状を有する持ち手又は指の滑り止め部とを有し、
上記胴部の左右壁部には、上記識別部品の係合部と係合する本体側係合部が設けられている構成としてもよい。
これによっても、識別部品を胴部に対して安定して取り付けることができる。また、識別部品に設ける滑り止め部によりプラスチックボトルを落下させることなく確実に手に持つことができる。
上記胴部の左右壁部には、上記識別部品の係合部と係合する本体側係合部が設けられている構成としてもよい。
これによっても、識別部品を胴部に対して安定して取り付けることができる。また、識別部品に設ける滑り止め部によりプラスチックボトルを落下させることなく確実に手に持つことができる。
以上のように、本発明に係るプラスチックボトルによれば、容器本体の胴部に着脱自在な有色の識別部品が取り付けられるので、この識別部品の色によって外見から液体内容物の種類を容易に識別することができる。また、識別部品が着脱自在となっているので、液体内容物を変更する場合は、その液体内容物を識別する色の識別部品に取り替えることで識別機能を喪失させることがなく、使用者にとって利便性のよいプラスチックボトルが得られる。例えば、詰替え用ボトルとしても識別機能を発揮させて使用することができる。また、容器本体そのものは、液体内容物の識別性に影響しないから、同一形状のものを低コストに製造することができる。
以下に、本発明による実施形態について図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
実施形態1のプラスチックボトル1は、シャンプー、リンス、ボディーソープ等の液体内容物を収容する容器として使用されるが、これに限らず、ハンドソープ、洗顔用ソープ、化粧水等の各種の液体内容物のプラスチックボトルとして使用することができる。
(実施形態1)
実施形態1のプラスチックボトル1は、シャンプー、リンス、ボディーソープ等の液体内容物を収容する容器として使用されるが、これに限らず、ハンドソープ、洗顔用ソープ、化粧水等の各種の液体内容物のプラスチックボトルとして使用することができる。
図1、図2に示すように、このプラスチックボトル1は、筒状の胴部21及び胴部21の上端部に突出形成された口部22を有する容器本体2と、口部22に取り付けられるキャップ3とを備える。口部22は、円筒状を有し、外周面にネジが形成されている。キャップ3は、口部22に沿った円筒状を有し、内周面にネジが形成され、口部22に螺合して取り付けられる。また、キャップ3は、押下げにより液体内容物を所定量だけノズル31から吐出させるディスペンサー32が備え付けられている。ディスペンサー32には、販売時や未使用時等にディスペンサー32の押下げを阻止するためのストッパー4が取り外し可能に装着されている。ストッパー4は、断面C型の帯状の装着部41と、装着部41の外周面に形成されたフック部42とを有し、このフック部42を指で摘まんでストッパー4をディスペンサー32に取り付け取り外しすることができる。なお、キャップ3は、ディスペンサー32に限らず、直噴射、霧噴射及び閉状態等に切り換え可能なスプレーを有するもの、また、ディスペンサー32等を有さず単に口部22を塞ぐもの等でもよい。
容器本体2の胴部21は、中央部に縮径したくびれ部23を有する断面楕円形の筒状に形成されている。容器本体2の断面楕円形の最も広い二面が、それぞれプラスチックボトル1の正面と背面となる。この容器本体2は、例えば、ブロー成形により製造することができる。なお、容器本体2は、このような断面楕円形状に限らず、断面円形、断面四角形等の様々な形状とすることができ、また、くびれ部23を有しないずん胴型や拡径した膨出部等を有するもの等でもよい。
容器本体2における胴部21の上部の表面には、液体内容物の種類を色で識別させるための有色の識別部品5が着脱自在に取り付けられている。識別部品5は、一定幅を有し胴部21周方向に倣った湾曲帯状の樹脂部材により形成されている。識別部品5は、カチューシャの如くC型に形成され、例えば、容器本体2の胴部21外周の半周以上の長さを有する。識別部品5は、中央部分がプラスチックボトル1の正面の中央部分に配置される湾曲形状を有する。この識別部品5は、例えば、射出成形により製造することができる。
胴部21の上部の表面には、識別部品5の嵌め込み部24となる凹部25が胴部21周方向に全周にわたって延びて容器本体2と一体に形成されている(図2参照)。識別部品5は、この凹部25の幅と略同じ幅を有して凹部25内に嵌め込むように取り付けられる。なお、胴部21における嵌め込み部24は、識別部品5の長さと対応して、胴部21周方向に所定範囲に形成されていてもよい。
識別部品5は、様々な色のバリエーションを有し、例えば、赤色、青色、緑色、黄色等の一色に着色されている。従って、複数のプラスチックボトル1は、識別部品5の色を、例えば、シャンプー、リンス、ボディーソープ等の液体内容物の種類ごとに異なる色とすることができる。なお、識別部品5の色は、目立つようにするために容器本体2の色とは異なる色とすることが好ましい。
シャンプー、リンス、ボディーソープ等のように、通常、浴室の同じ棚等に並べて置かれ、また、容器本体2の外形形状が同一又は類似していても、識別部品5の色によって液体内容物の種類、すなわち、シャンプー、リンス、ボディーソープの各々を容易に識別することができる。また、プラスチックボトル1にシャンプー等の表示の文字が施されていても、浴室内では見難い状況であったり、特に高齢者にとっては文字が小さかったり英語であったり等してはっきり判別できないことがあり、例えば、シャンプーとリンスを取り違えてしまうことがあった。これに対して、本実施形態1では、識別部品5の色をシャンプー、リンス、ボディーソープ等の液体内容物の種類ごとに異なる色にすることができ、高齢者や近眼者等であっても、表示の文字を見ることなく識別部品5の色から瞬時に且つ容易にそのプラスチックボトル1の液体内容物の種類を識別することができる。また、識別部品5は、胴部21の上部に取り付けられているので、プラスチックボトル1を斜め上から見ても識別部品5が見易くなっている。
シャンプー、リンス、ボディーソープ等のように、同じ場所、同じ棚に置かれるような複数のプラスチックボトル1において、容器本体2の外形形状を同じ形状とし、また、容器本体2そのものの色を同じ色とすることができる。これにより、これら複数のプラスチックボトル1を眺めると、同一色の容器本体2の中にそれぞれ異なる色の識別部品5がはちまき状に配色された外観を呈し、意匠的に統一感を有する優れたものが得られる。そして、ディスペンサー32に取り付けるストッパー4の色も識別部品5の色と同じ色にすることで液体内容物の識別性を更に向上するとともにプラスチックボトル1の意匠性も更に向上することができる。
また、識別部品5は、容器本体2から着脱自在となっているので、液体内容物を変更する場合は、その液体内容物を識別する色の識別部品5に取り替えることで識別機能を喪失させることがない。従って、本実施形態1のプラスチックボトル1を詰替え用ボトルとして使用する場合でも、識別機能を喪失させずに液体内容物の変更が可能となり、使用者にとって利便性のよいものが得られる。例えば、シャンプー用に使用していたプラスチックボトル1を、シャンプーを使い切ったときに今度はリンスを収容してリンス用のプラスチックボトル1として使用する場合は、リンスに対応した色の識別部品5に取り替えることでリンス用としての識別機能を確保することができる。また、容器本体2そのものは、液体内容物の識別性に影響しないから、ブロー成形等により同一形状のものを低コストに製造することができる。
さらに、識別部品5は、胴部21における嵌め込み部24となる凹部25内に嵌め込まれているので、識別部品5を胴部21に対して脱落することなく安定して取り付けることができる。また、識別部品5は、容器本体2の胴部21外周の半周以上の長さを有して胴部21周方向に配置されるので、識別部品5が胴部21の左右面にも配置され、容器本体2が正面向きでなく横向きに置かれていても識別部品5を視認して液体内容物の種類を識別することができる。
なお、嵌め込み部24の下端部となる凹部25下の胴部21表面部分を一定幅で胴部周方向に全周にわたって胴部21表面から突出させた凸部(例えば、図5中の符号27bを参照)を一体に形成し、この凸部により持ち手や指が引っ掛かる滑り止め部とするようにしてもよい。この場合、液体内容物が満タンでプラスチックボトル1が重くなっていたり容器本体2や手が水で濡れて滑り易くなっていてもプラスチックボトル1を落下させることなく確実に手に持つことができる。また、手の力が弱くなってきた高齢者でもプラスチックボトル1を落下させることなく確実に手に持つことができる。
また、図3に示すように、識別部品5の湾曲帯状の両端部には、裏面側に凸形状の係合部51を設け、容器本体2の嵌め込み部24には、識別部品5の両端部の配置部分における表面に識別部品5の係合部51と係合する凹形状の本体側係合部26を2ヶ所に設けるようにしてもよい(なお、図3では容器本体2の一方の側面の本体側係合部26を示すが、他方の側面にも本体側係合部26が設けられている。)。この場合、識別部品5をより確実に胴部21に安定して取り付けることができる。なお、容器本体2の本体側係合部26を凸形状とし、識別部品5の係合部51を凹形状又は孔としてもよい。
(実施形態2)
図4、図5を参照して、実施形態2のプラスチックボトル1Aでは、実施形態1と異なるところとして、容器本体2の胴部21の表面に胴部21周方向に延びる上下二本の凸部27a,27bが胴部21と一体に形成され、この二本の凸部27a,27b間の領域により識別部品5の嵌め込み部24が構成される。なお、二本の凸部27a,27bは、胴部21の全周にわたって形成されるが、識別部品5を安定して取り付けできる一定範囲に形成するものでもよい。
図4、図5を参照して、実施形態2のプラスチックボトル1Aでは、実施形態1と異なるところとして、容器本体2の胴部21の表面に胴部21周方向に延びる上下二本の凸部27a,27bが胴部21と一体に形成され、この二本の凸部27a,27b間の領域により識別部品5の嵌め込み部24が構成される。なお、二本の凸部27a,27bは、胴部21の全周にわたって形成されるが、識別部品5を安定して取り付けできる一定範囲に形成するものでもよい。
この実施形態2のプラスチックボトル1Aによれば、実施形態1と同様の作用効果が発揮され、さらに二本の凸部27a,27bのうちの下側の凸部27bは、持ち手や指が引っ掛かる滑り止め部28となりプラスチックボトル1を落下させることなく確実に手に持つことができる(段落0027の説明も参照)。なお、この実施形態2でも、識別部品5及び胴部21の嵌め込み部24には、図3に基づいて説明した技術的意義を有する係合部51及び本体側係合部26を設けるようにしてもよい。
また、図6に示すように、識別部品5は、中央部分等の一部分を幅広に形成した拡大部52を設けるようにし、二本の凸部27a,27bは、識別部品5の拡大部52の配置範囲には形成しない拡大部配置部27cを設けるようにしてもよい。この場合、拡大部52を設けた識別部品5でも胴部21に安定して取り付けることができる。また、拡大部52により識別部品5の面積が広がることで識別部品5の色をより見やすくすることができる。さらに、拡大部52の表面に、液体内容物の種類を示す文字、メーカー名やブランド名等のような各種の表示を見やすく施すこともできる。
なお、実施形態1における識別部品5にも、このような拡大部52を設けるようにしてもよい。実施形態1の場合、容器本体2の胴部21には、嵌め込み部24を含む胴部21表面に識別部品5の拡大部52が嵌め込まれる凹部を形成するようにしてもよい。また、拡大部52を識別部品5の前面に突出形成し、この拡大部52の上下の裏面が、胴部21側の嵌め込み部24となる凹部25の上下の胴部21表面に当接するように構成してもよい。
(実施形態3)
図7、図8を参照して、実施形態3のプラスチックボトル1Bでは、容器本体2にその正面全体を覆うように有色の識別部品5Aが着脱自在に取り付けられたものである。容器本体2の胴部21は、縦長の直方体形状を有し、前壁部21a、右壁部21b、左壁部21c、後壁部21dにより周壁が形成され、また、底壁部21e、上壁部21fが形成されている。この胴部21において前壁部21a及び後壁部21dが最も広い面を構成している。上壁部21fには、円筒状の口部22が突出形成され、この口部22にディスペンサー32付きのキャップ3が螺着されている。
図7、図8を参照して、実施形態3のプラスチックボトル1Bでは、容器本体2にその正面全体を覆うように有色の識別部品5Aが着脱自在に取り付けられたものである。容器本体2の胴部21は、縦長の直方体形状を有し、前壁部21a、右壁部21b、左壁部21c、後壁部21dにより周壁が形成され、また、底壁部21e、上壁部21fが形成されている。この胴部21において前壁部21a及び後壁部21dが最も広い面を構成している。上壁部21fには、円筒状の口部22が突出形成され、この口部22にディスペンサー32付きのキャップ3が螺着されている。
識別部品5Aは、容器本体2の胴部21の前壁部21aに配置される前板部5A−1と、前板部5A−1の左右端からそれぞれ後方へ延設する左右の把持部5A−2と、前板部5A−1の上端から上方へ延設する取手5A−3とを備えている。識別部品5Aの前板部5A−1は、胴部21の前壁部21aの全体を覆う大きさを有するが、前壁部21aの半分以上の範囲を覆う大きさであってもよい。
左右の把持部5A−2には、孔により構成する係合部51aが設けられ、また、胴部21の左右壁部21b,21cには、識別部品5Aの係合部51aと係合する凸形状の本体側係合部26aが設けられている。従って、識別部品5Aは、左右の把持部5A−2の各係合部51aを、容器本体2の胴部21における左右の壁部21b,21cの各本体側係合部26aに係合させることで容器本体2にしっかり取り付けられる。なお、容器本体2の本体側係合部26aを凹形状とし、識別部品5Aの係合部51aを凸形状としてもよい。
この実施形態3のプラスチックボトル1Bによれば、識別部品5Aの前板部5A−1は、胴部21の最も広い面である前壁部21a全体を覆うように大きく形成されているので、識別部品5Aの色を非常に認識し易い。従って、高齢者や近眼者等であっても、識別部品5Aの色から瞬時に且つ容易にそのプラスチックボトル1の液体内容物の種類を識別することができる。また、容器本体2の左右の壁部21b,21cには、識別部品5Aの左右の把持部5A−2が配設されているので、容器本体2が正面向きでなく横向きに置かれていても識別部品5Aの色を視認して液体内容物の種類を識別することができる。
また、左右の把持部5A−2の上端部には、持ち手や指が引っ掛かるように表面から突出させた舌片状の滑り止め部53が形成されている。胴部21における凸形状の本体側係合部26aの表面も凹凸が連続した形状となって滑り止め部28aを構成している。従って、これら滑り止め部53,28aによってプラスチックボトル1を落下させることなく確実に手に持つことができる。
なお、識別部品5Aに形成する滑り止め部53は、凸形状のものに限らず、把持部5A−2の一部又は全体を凹形状に形成した部分で構成してもよい。また、識別部品5Aには、取手5A−3が設けられているので、この取手5A−3を持ってプラスチックボトル1を容易に持ち運ぶことができる。
なお、識別部品5Aに形成する滑り止め部53は、凸形状のものに限らず、把持部5A−2の一部又は全体を凹形状に形成した部分で構成してもよい。また、識別部品5Aには、取手5A−3が設けられているので、この取手5A−3を持ってプラスチックボトル1を容易に持ち運ぶことができる。
1,1A,1B プラスチックボトル
2 容器本体
3 キャップ
4 ストッパー
5,5A 識別部品
5A−1 前板部
5A−2 把持部
5A−3 取手
21 胴部
21a 前壁部
21b 右壁部
21c 左壁部
21d 後壁部
21e 底壁部
21f 上壁部
22 口部
23 くびれ部
24 嵌め込み部
25 凹部
26,26a 本体側係合部
27a,27b 凸部
27c 拡大部配置部
28 滑り止め部
31 ノズル
32 ディスペンサー
41 装着部
42 フック部
51,51a 係合部
52 拡大部
53 滑り止め部
2 容器本体
3 キャップ
4 ストッパー
5,5A 識別部品
5A−1 前板部
5A−2 把持部
5A−3 取手
21 胴部
21a 前壁部
21b 右壁部
21c 左壁部
21d 後壁部
21e 底壁部
21f 上壁部
22 口部
23 くびれ部
24 嵌め込み部
25 凹部
26,26a 本体側係合部
27a,27b 凸部
27c 拡大部配置部
28 滑り止め部
31 ノズル
32 ディスペンサー
41 装着部
42 フック部
51,51a 係合部
52 拡大部
53 滑り止め部
Claims (6)
- シャンプー等の液体内容物を収容するプラスチックボトルであって、
筒状の胴部及び胴部の上端部に突出形成された口部を有する容器本体と、口部に取り付けられるキャップとを備え、
上記胴部の表面には、液体内容物の種類と対応可能な色を施した有色の識別部品が着脱自在に取り付けられているプラスチックボトル。 - 請求項1に記載のプラスチックボトルにおいて、
上記胴部の表面に胴部周方向に延びる凹部又は上下二本の凸部が胴部と一体に形成され、該凹部又は該二本の凸部間の領域により上記識別部品の嵌め込み部が構成され、
上記識別部品は、上記嵌め込み部の形状に沿って胴部周方向に倣った湾曲帯状の樹脂部材により構成されて上記嵌め込み部に嵌め込まれるプラスチックボトル。 - 請求項2に記載のプラスチックボトルにおいて、
上記嵌め込み部の下端部が胴部表面から突出して持ち手又は指が引っ掛かる滑り止め部を構成するプラスチックボトル。 - 請求項2又は3に記載のプラスチックボトルにおいて、
上記識別部品の湾曲帯状の両端部には、上記胴部と係合する係合部が設けられ、
上記嵌め込み部には、上記識別部品の係合部と係合する本体側係合部が設けられているプラスチックボトル。 - 請求項2〜4のいずれか1項に記載のプラスチックボトルにおいて、
上記識別部品は、一部分が幅広の拡大部を有し、
上記二本の凸部を形成する胴部は、該二本の凸部が上記識別部品の拡大部の配置範囲には形成されない拡大部配置部を有するプラスチックボトル。 - 請求項1に記載のプラスチックボトルにおいて、
上記識別部品は、上記胴部の前壁部に配置され該前壁部の半分以上の範囲を覆う大きさを有する前板部と、前板部の左右端からそれぞれ後方へ延設する左右の把持部と、左右の把持部のそれぞれに設けられ上記胴部と係合する係合部と、左右の把持部のそれぞれに設けられ凸又は凹の形状を有する持ち手又は指の滑り止め部とを有し、
上記胴部の左右壁部には、上記識別部品の係合部と係合する本体側係合部が設けられているプラスチックボトル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016122213A JP2017226429A (ja) | 2016-06-21 | 2016-06-21 | プラスチックボトル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016122213A JP2017226429A (ja) | 2016-06-21 | 2016-06-21 | プラスチックボトル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=60890945
Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2017226429A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021123356A (ja) * | 2020-01-31 | 2021-08-30 | 株式会社 資生堂 | ボトルホルダー及びホルダー付きボトル |
-
2016
- 2016-06-21 JP JP2016122213A patent/JP2017226429A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021123356A (ja) * | 2020-01-31 | 2021-08-30 | 株式会社 資生堂 | ボトルホルダー及びホルダー付きボトル |
JP7423330B2 (ja) | 2020-01-31 | 2024-01-29 | 株式会社 資生堂 | ホルダー付きボトル及びボトルセット |
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