JP3200468U - ポンプ式内容物注出ボトルに設ける付属品 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来にない作用効果を発揮する実用的なポンプ式内容物注出ボトルに設ける付属品を提供する。【解決手段】ボトル部30上部に設けた押下げ操作部31の押下げ操作によりボトル部30内の内容物を注出するように構成されたポンプ式内容物注出ボトルに設ける付属品であって、押下げ操作部31に被嵌装着される基体1と、この基体1に着脱自在に設けられる装飾体2とを有するものである。【選択図】図1
Description
本考案は、ポンプ式内容物注出ボトルに設ける付属品に関するものである。
例えばシャンプーやリンスなどの液状体を詰入するボトルとして、ボトル部上部に設けた押下げ操作部の押下げ操作により該ボトル部内の内容物を注出するように構成されたポンプ式内容物注出ボトルが広く利用されているが、これらボトルは同一メーカー製の場合は勿論、メーカーが異なる場合もどれも大きさや形状が近似している為、シャンプーが詰入されたボトルかリンスが詰入されたボトルかの違いが分かりにくく、使用者は誤って違う方のボトルから内容物を注出してしまう場合がある。
そこで、従来においても、例えば実用新案登録第3072624号に開示されるような内容物を識別可能としたボトル(以下、従来例)が提案されている。
この従来例は、押下げ操作部を構成するヘッド部の上面に凸部を設け、凹凸によりシャンプーとリンスとを識別できるようにしたものである。
本考案者は、前述したポンプ式内容物注出ボトルについて鋭意検討を重ねた結果、従来にない作用効果を発揮する実用的なポンプ式内容物注出ボトルに設ける付属品を考案した。
添付図面を参照して本考案の要旨を説明する。
ボトル部30上部に設けた押下げ操作部31の押下げ操作により該ボトル部30内の内容物を注出するように構成されたポンプ式内容物注出ボトルに設ける付属品であって、前記押下げ操作部31に被嵌装着される基体1と、この基体1に着脱自在に設けられる装飾体2とを有することを特徴とするポンプ式内容物注出ボトルに設ける付属品に係るものである。
また、請求項1記載のポンプ式内容物注出ボトルに設ける付属品において、前記押下げ操作部31として、ヘッド部31aに前記ボトル部30内の内容物を注出するノズル部31bが側方へ向けて突設された押下げ操作部31を採用し、前記基体1は前記ヘッド部31aに対して上方から被嵌する下部開口部を有する有天筒状体であり、前記基体1の周壁部1aには、前記基体1を前記ヘッド部31aに被嵌させる際、前記ノズル部31bが挿通する溝部5が設けられていることを特徴とするポンプ式内容物注出ボトルに設ける付属品に係るものである。
また、請求項2記載のポンプ式内容物注出ボトルに設ける付属品において、前記溝部5は、前記周壁部1aの下縁に開口し前記ノズル部31bより巾狭のスリット部5aと、このスリット部5aの上部に連設され該スリット部5aよりも巾広にして前記ノズル部31bに被嵌する被嵌孔部5bとで構成されていることを特徴とするポンプ式内容物注出ボトルに設ける付属品に係るものである。
また、請求項1〜3いずれか1項に記載のポンプ式内容物注出ボトルに設ける付属品において、前記基体1若しくは前記装飾体2に設けられたアリ溝部3に連結されるホゾ部4が前記装飾体2若しくは前記基体1に設けられていることを特徴とするポンプ式内容物注出ボトルに設ける付属品に係るものである。
また、請求項4記載のポンプ式内容物注出ボトルに設ける付属品において、前記アリ溝部3は前記基体1若しくは前記装飾体2の背面側が開口していることを特徴とするポンプ式内容物注出ボトルに設ける付属品に係るものである。
また、請求項1〜5いずれか1項に記載のポンプ式内容物注出ボトルに設ける付属品において、前記装飾体2は適宜なキャラクターであることを特徴とするポンプ式内容物注出ボトルに設ける付属品に係るものである。
また、請求項1〜6いずれか1項に記載のポンプ式内容物注出ボトルに設ける付属品において、前記装飾体2は外表面に適宜な凹凸が設けられていることを特徴とするポンプ式内容物注出ボトルに設ける付属品に係るものである。
本考案は上述のように構成したから、基体に好みの装飾体を設けることで内容物の識別を良好にすることができ、しかも、インテリア性にも秀れることになるなど、従来にない作用効果を発揮する実用的なポンプ式内容物注出ボトルに設ける付属品となる。
好適と考える本考案の実施形態を、図面に基づいて本考案の作用を示して簡単に説明する。
ポンプ式内容物注出ボトルの押下げ操作部31に基体1を被嵌装着し、この基体1に装飾体2を設ける。尚、予め装飾体2を基体1に設けた状態で該基体1を押下げ操作部31に装着しても良い。
この装飾体2として、例えば種類の異なる複数の装飾体2を用意すれば、この装飾体2だけを適宜取り換えることで簡易に様々な形態が得られる。
従って、使用者の好みに合わせて基体1に装飾体2を設けることで、ボトル部30内の内容物の識別を良好にすることができ、しかも、インテリア性にも秀れることになる。
また、装飾体2ごとに押下げ操作部31への装着構造を備える必要がない為、コスト安にして量産性に秀れることになる。
本考案の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、ボトル部30上部に設けた押下げ操作部31の押下げ操作により当該ボトル部30内の内容物を注出するように構成されたポンプ式内容物注出ボトルに設ける付属品であって、押下げ操作部31に被嵌装着される基体1と、この基体1に着脱自在に設けられる装飾体2とを有するものである。
尚、ポンプ式内容物注出ボトルは、内容物が詰入されるボトル部30と、このボトル部30の口部に螺着されヘッド部31aにボトル部30内の内容物を注出するノズル部31bが側方へ向けて突設された押下げ操作部31を備えたポンプディスペンサーとから成る公知構造のものであり、また、ボトル部30に詰入される内容物としては、シャンプー、リンス、ハンドソープなどの液状物や泡状物が適宜採用される。
基体1は、図1〜4に図示したように適度な柔軟性を有する合成樹脂製の部材で一体成形されており、平面視円形状の天板部1bと該天板部1bの縁部から垂下する周壁部1aとから成り、ヘッド部31aに対して上方から被嵌する下部開口部を有する有天筒状体である。尚、基体1の素材は合成樹脂製に限らず金属製や強化プラスチックなどの硬質の素材でも良いが、後述する溝部5は適度な柔軟性を有する部材で形成される。
また、基体1は、ヘッド部31aに被嵌させる際、ノズル部31bを挿通する溝部5が基体1の周壁部1aに設けられている。
溝部5は、周壁部1aの下縁に開口しノズル部31bより巾狭のスリット部5aと、このスリット部5aの上部に連設され該スリット部5aよりも巾広にしてノズル部31bに被嵌する被嵌孔部5bとで構成されている。
このスリット部5aの対向縁部は、適度な柔軟性を有する合成樹脂製であるため、このスリット部5aをノズル31aが圧入状態で挿通されるように構成されている。
また、基体1の天板部1b上面にはアリ溝部3が設けられ、このアリ溝部3に連結(スライド係合)されるホゾ部4が後述する装飾体2に設けられている。尚、基体1にホゾ部4を設け装飾体2にアリ溝部3を設けても良い。
また、アリ溝部3の一端部は、基体1の背面側に開口している。
従って、装飾体2を基体1の背面側から正面側に移動させてアリ溝部3にホゾ部4を連結することができ、しかも、正面方向から見てこの連結構造が見えず体裁が良い。尚、前記アリ溝部3は、基体1若しくは装飾体2の正面側に開口するようにしても良く、この場合、装飾体2の正面部を押下げ操作部31のノズル部31bに可及的に近接させることができる為、例えばノズル部31bを装飾体2の一部として利用したデザインに形成できる。
装飾体2は、図1〜4に図示したように適宜な合成樹脂製の部材で一体成形され、表面に凹凸のある所望のデザイン(本実施例ではカエルをキャラクター化したデザイン)が施される。尚、装飾体2は合成樹脂製に限らず金属製やガラス製や木製などでも良い。
この装飾体2のデザインとしては以下が考えられる。
(1) 子供向け:動物(例えばゾウ、カメ、アヒル、パンダ、ニワトリ、ツル、魚、タ
コ、ペンギンなど)、キャラクターなど。
コ、ペンギンなど)、キャラクターなど。
(2) 大人女性向け:キラキラ系、イミテーション宝石など。
(3) 男性向け:プロスポーツチームのキャラクター、野球ヘルメット、ピストルなど
。
。
(4) その他:小便小僧、ひょっとこ、お笑い芸人など。
また、装飾体2の下面にはホゾ部4が設けられている。
このホゾ部4は前述した基体1に設けられたアリ溝部3に連結(スライド係合)されるもので、装飾体2の前後方向に長さを有するように設けられている。
本実施例は上述のように構成したから、ポンプ式内容物注出ボトルの押下げ操作部31に基体1を被嵌装着し、この基体1に装飾体2を設ける。尚、予め装飾体2を基体1に設けた状態で該基体1を押下げ操作部31に装着しても良い。
この装飾体2として、例えば種類の異なる複数の装飾体2を用意すれば、この装飾体2だけを適宜取り換えることで簡易に様々な形態が得られる。
よって、本実施例によれば、使用者の好みに合わせて基体1に装飾体2を設けることで、ボトル部30内の内容物の識別を良好にすることができ(具体的には、視覚障害者における誤使用を防止するに有効と考える。)、しかも、インテリア性にも秀れることになる。
また、本実施例は、前述した従来例と異なり、既存のポンプ式内容物注出ボトルに適用することができ、装飾体2ごとに押下げ操作部31への装着構造を備える必要がない為、コスト安にして量産性に秀れることになる。
また、本実施例は、アリ溝部3は基体1若しくは装飾体2の背面側に開口しているから、装飾体2を基体1の背面側から正面側に移動させてアリ溝部3にホゾ部4を連結することができ、しかも、正面方向から見てこの連結構造が見えず体裁が良い。
また、本実施例は、押下げ操作部31として、ヘッド部31aにボトル部30内の内容物を注出するノズル部31bが側方へ向けて突設された押下げ操作部31を採用し、基体1はヘッド部31aに対して上方から被嵌する下部開口部を有する有天筒状体であり、基体1をヘッド部31aに被嵌させる際、ノズル部31bを挿通する溝部5が基体1の周壁部1aに設けられているから、基体1における押下げ操作部31への堅固な被嵌装着が可能となる。
また、本実施例は、溝部5は、周壁部1aの下縁に開口しノズル部31bより巾狭のスリット部5aと、このスリット部5aの上部に連設され該スリット部5aよりも巾広にして前記ノズル部31bに被嵌する被嵌孔部5bとで構成されているから、より一層基体1における押下げ操作部31への堅固な被嵌装着が可能となる。
尚、本考案は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 基体
2 装飾体
3 アリ溝部
4 ホゾ部
5 溝部
5a スリット部
5b 被嵌孔部
30 ボトル部
31 押下げ操作部
31a ヘッド部
31b ノズル部
2 装飾体
3 アリ溝部
4 ホゾ部
5 溝部
5a スリット部
5b 被嵌孔部
30 ボトル部
31 押下げ操作部
31a ヘッド部
31b ノズル部
Claims (7)
- ボトル部上部に設けた押下げ操作部の押下げ操作により該ボトル部内の内容物を注出するように構成されたポンプ式内容物注出ボトルに設ける付属品であって、前記押下げ操作部に被嵌装着される基体と、この基体に着脱自在に設けられる装飾体とを有することを特徴とするポンプ式内容物注出ボトルに設ける付属品。
- 請求項1記載のポンプ式内容物注出ボトルに設ける付属品において、前記押下げ操作部として、ヘッド部に前記ボトル部内の内容物を注出するノズル部が側方へ向けて突設された押下げ操作部を採用し、前記基体は前記ヘッド部に対して上方から被嵌する下部開口部を有する有天筒状体であり、前記基体の周壁部には、前記基体を前記ヘッド部に被嵌させる際、前記ノズル部が挿通する溝部が設けられていることを特徴とするポンプ式内容物注出ボトルに設ける付属品。
- 請求項2記載のポンプ式内容物注出ボトルに設ける付属品において、前記溝部は、前記周壁部の下縁に開口し前記ノズル部より巾狭のスリット部と、このスリット部の上部に連設され該スリット部よりも巾広にして前記ノズル部に被嵌する被嵌孔部とで構成されていることを特徴とするポンプ式内容物注出ボトルに設ける付属品。
- 請求項1〜3いずれか1項に記載のポンプ式内容物注出ボトルに設ける付属品において、前記基体若しくは前記装飾体に設けられたアリ溝部に連結されるホゾ部が前記装飾体若しくは前記基体に設けられていることを特徴とするポンプ式内容物注出ボトルに設ける付属品。
- 請求項4記載のポンプ式内容物注出ボトルに設ける付属品において、前記アリ溝部は前記基体若しくは前記装飾体の背面側が開口していることを特徴とするポンプ式内容物注出ボトルに設ける付属品。
- 請求項1〜5いずれか1項に記載のポンプ式内容物注出ボトルに設ける付属品において、前記装飾体は適宜なキャラクターであることを特徴とするポンプ式内容物注出ボトルに設ける付属品。
- 請求項1〜6いずれか1項に記載のポンプ式内容物注出ボトルに設ける付属品において、前記装飾体は外表面に適宜な凹凸が設けられていることを特徴とするポンプ式内容物注出ボトルに設ける付属品。
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