JP7423327B2 - 階段およびその施工方法 - Google Patents

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本発明は、階段およびその施工方法に関するものである。
従来、木製階段を施工する方法として、鉄骨下地に対して木製踏板を木ビスにて取り付ける方法が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開平11-148212号公報
しかしながら、上記の従来の方法では、木材の経年的な痩せやビスの劣化といった影響により、木製踏板が外れて落下するおそれがある。また、取り付け部分(ビス)が外部に露出するので、意匠性を損なうおそれがある。このため、経年的な影響を受けにくく、意匠性に優れた構造が求められていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、経年的な影響を受けにくく、意匠性に優れた階段およびその施工方法を提供することを目的とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る階段は、側方に突出した下地材と、下地材に取り付けられる踏板とを備える階段であって、踏板の上面の前側には、側方に延びるとともに上段の下地材の下部に対応した断面形状の嵌合溝が形成され、この嵌合溝には上段の下地材の下部が差し込み配置され、踏板の前側は、この嵌合溝を介して上段の下地材の下部に支持され、踏板の下面の後側には、側方に延びるとともに下段の下地材の上部に対応した断面形状の嵌合溝が形成され、この嵌合溝には下段の下地材の上部が差し込み配置され、踏板の後側は、この嵌合溝を介して下段の下地材の上部に支持されることを特徴とする。
また、本発明に係る他の階段は、上述した発明において、下地材の上部の断面形状と、これに対応する下面の嵌合溝の断面形状はT字形状に形成され、下地材の下部の断面形状と、これに対応する上面の嵌合溝の断面形状は逆T字形状に形成されることを特徴とする。
また、本発明に係る階段の施工方法は、上述した階段を施工する方法であって、踏板の上面および下面に嵌合溝を形成するステップと、側方に突出する態様で固定された上段および下段の下地材に対して、踏板の上面および下面に形成した嵌合溝をそれぞれ差し込むステップとを有することを特徴とする。
本発明に係る階段によれば、側方に突出した下地材と、下地材に取り付けられる踏板とを備える階段であって、踏板の上面の前側には、側方に延びるとともに上段の下地材の下部に対応した断面形状の嵌合溝が形成され、この嵌合溝には上段の下地材の下部が差し込み配置され、踏板の前側は、この嵌合溝を介して上段の下地材の下部に支持され、踏板の下面の後側には、側方に延びるとともに下段の下地材の上部に対応した断面形状の嵌合溝が形成され、この嵌合溝には下段の下地材の上部が差し込み配置され、踏板の後側は、この嵌合溝を介して下段の下地材の上部に支持されるので、踏板は嵌合溝に差し込まれる下地材に支持され、取り付け部分は外部に露出しない。したがって、踏板を木材で構成した場合において、経年的な影響を受けにくく、意匠性に優れた階段を提供することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の階段によれば、下地材の上部の断面形状と、これに対応する下面の嵌合溝の断面形状はT字形状に形成され、下地材の下部の断面形状と、これに対応する上面の嵌合溝の断面形状は逆T字形状に形成されるので、嵌合溝に差し込まれる下地材によって、踏板を落下させることなく確実に支持することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る階段の施工方法によれば、上述した階段を施工する方法であって、踏板の上面および下面に嵌合溝を形成するステップと、側方に突出する態様で固定された上段および下段の下地材に対して、踏板の上面および下面に形成した嵌合溝をそれぞれ差し込むステップとを有するので、踏板は嵌合溝に差し込まれる下地材に支持され、取り付け部分は外部に露出しない。したがって、踏板を木材で構成した場合において、経年的な影響を受けにくく、意匠性に優れた階段の施工方法を提供することができるという効果を奏する。
図1は、本発明に係る階段およびその施工方法の実施の形態を示す概略側断面図である。 図2は、本発明に係る階段およびその施工方法の実施の形態を示す概略斜視図である。
以下に、本発明に係る階段およびその施工方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
(階段)
まず、本発明に係る階段の実施の形態について説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る階段10は、側壁面12から側方に向けて水平に突出した下地材14と、下地材14に取り付けられる踏板16とを備える。
下地材14は、側断面視で略王字形状の高剛性部材からなり、上部14Aと、下部14Bと、中間部14Cとを備える。上部14Aは、上下方向に延びるウェブとその上端に設けられて前後方向(図の左右方向)水平に突出するフランジにより構成される。下部14Bは、上下方向に延びるウェブとその下端に設けられて前後方向水平に突出するフランジにより構成される。中間部14Cは、上下方向に延びるウェブと、その上下方向の略中間位置に設けられてウェブから離れる向きに前後方向水平に突出するフランジにより構成される。下地材14は、例えば鉄骨などの鋼材で構成することができる。下地材14の突出長は、階段10の規模等に応じて適宜設定可能であるが、例えば踏板16の横幅寸法(図の紙面に垂直な方向の寸法)と同程度に構成してよい。上部14Aの断面形状はT字形状、下部14Bの断面形状は逆T字形状、中間部14Cの断面形状は十字状である。下地材14の上部14Aと下部14Bと中間部14Cの断面形状はこれに限るものではなく、踏板16に形成した嵌合溝18A、18Bに差し込まれて、踏板16を落下させずに支持可能であればいかなる形状でもよい。
踏板16は、上面視で長方形状の水平板である。本実施の形態では木製の踏板を想定しているが、これ以外の材質で構成してもよい。踏板16の上面16Aと下面16Bには、側方(図の紙面に垂直な方向)に延びる嵌合溝18A、18Bが形成されている。上面16Aの嵌合溝18Aは、踏板16の前側部分(図の右側)に設けられ、下面16Bの嵌合溝18Bは、踏板16の後側部分(図の左側)に設けられる。嵌合溝18Aの断面形状は、上段の下地材14の下部14Bに対応した逆T字形状である。この嵌合溝18Aには上段の下地材14の下部14Bが差し込み配置され、踏板16の前側は、この嵌合溝18Aを介して上段の下地材14の下部14Bに支持される。一方、下面16Bの嵌合溝18Bの断面形状は、下段の下地材14の上部14Aに対応したT字形状の部分と、この下側に連なるとともに下段の下地材14の中間部14Cのフランジに対応した一字形状の部分で構成される。この嵌合溝18Bには下段の下地材14の上部14Aおよび中間部14Cが差し込み配置される。中間部14Cのフランジには上下方向の貫通孔が設けてあり、この貫通孔に下面から通されるビス20によって踏板16に差し込み固定される。嵌合溝18Bは、中間部14Cのフランジによって下側から塞がれる形態である。踏板16の後側は、この嵌合溝18Bを介して下段の下地材14の上部14Aおよび中間部14Cに支持される。なお、図の例のように、上部14Aと嵌合溝18Bの間、下部14Bと嵌合溝18Aの間には、若干の隙間を設けてもよい。この隙間は、例えばエポキシ樹脂系硬化材などで充填してもよい。
上記の構成によれば、踏板16の上面16A、下面16Bに下地材14の下部14B、上部14Aおよび中間部14Cを引っ掛けるための嵌合溝18A、18Bを設け、この嵌合溝18A、18Bに下地材14を差し込み配置する。踏板16は嵌合溝18A、18Bを介して下地材14により物理的に支持される。これにより、踏板16が経年的な痩せによって下地材14から落下する事態を未然に防止することができる。このような取り付け構造では、木材の経年的な影響は受けにくいか、極めて少ないものとなる。したがって、施工後に長い年月が経過しても、踏板16を落下させることなく、これを継続して支持することができる。また、下地材14と踏板16の取り付け部分は嵌合溝18A、18Bの内部に隠れて外部に露出しないし、踏板16が側壁面12から跳ね出したようなデザインとなるため、意匠性に優れた木製階段を提供することができる。
上記の実施の形態においては、下地材14が中間部14Cを備える場合を例にとり説明したが、本発明はこれに限るものではなく、中間部14Cを省略してもよい。このようにしても上記と同様の作用効果を奏することができる。
(階段の施工方法)
次に、本発明に係る階段の施工方法の実施の形態について説明する。
本実施の形態に係る階段の施工方法は、上述した階段10を施工する方法である。
まず事前に、図1に示すように、踏板16の上面16Aおよび下面16Bに対して溝加工を行い、嵌合溝18A、18Bを形成しておく。
次に、図2に示すように、側壁面12から側方に突出する態様で予め固定された上段、下段の下地材14に対して、端部の側方から踏板16を差し込んでいく。この場合、上段の下地材14の下部14Bに対して嵌合溝18Aを差し込み、下段の下地材14の上部14Aおよび中間部14Cに対して嵌合溝18Bをそれぞれ差し込むようにする。こうして各段の踏板16を下地材14に取り付けていく。このようにすれば、上述したように、経年的な影響を受けにくく、意匠性に優れた階段10を施工することができる。また、踏板16を既設の下地材14に側方から差し込むだけで容易に施工することが可能である。
以上説明したように、本発明に係る階段によれば、側方に突出した下地材と、下地材に取り付けられる踏板とを備える階段であって、踏板の上面の前側には、側方に延びるとともに上段の下地材の下部に対応した断面形状の嵌合溝が形成され、この嵌合溝には上段の下地材の下部が差し込み配置され、踏板の前側は、この嵌合溝を介して上段の下地材の下部に支持され、踏板の下面の後側には、側方に延びるとともに下段の下地材の上部に対応した断面形状の嵌合溝が形成され、この嵌合溝には下段の下地材の上部が差し込み配置され、踏板の後側は、この嵌合溝を介して下段の下地材の上部に支持されるので、踏板は嵌合溝に差し込まれる下地材に支持され、取り付け部分は外部に露出しない。したがって、踏板を木材で構成した場合において、経年的な影響を受けにくく、意匠性に優れた階段を提供することができる。
また、本発明に係る他の階段によれば、下地材の上部の断面形状と、これに対応する下面の嵌合溝の断面形状はT字形状に形成され、下地材の下部の断面形状と、これに対応する上面の嵌合溝の断面形状は逆T字形状に形成されるので、嵌合溝に差し込まれる下地材によって、踏板を落下させることなく確実に支持することができる。
また、本発明に係る階段の施工方法によれば、上述した階段を施工する方法であって、踏板の上面および下面に嵌合溝を形成するステップと、側方に突出する態様で固定された上段および下段の下地材に対して、踏板の上面および下面に形成した嵌合溝をそれぞれ差し込むステップとを有するので、踏板は嵌合溝に差し込まれる下地材に支持され、取り付け部分は外部に露出しない。したがって、踏板を木材で構成した場合において、経年的な影響を受けにくく、意匠性に優れた階段の施工方法を提供することができる。
以上のように、本発明に係る階段およびその施工方法は、経年的な影響を受けにくく、意匠性に優れた階段を提供するのに有用であり、特に、木製階段に適している。
10 階段
12 側壁面
14 下地材
14A 上部
14B 下部
14C 中間部
16 踏板
16A 上面
16B 下面
18A,18B 嵌合溝
20 ビス

Claims (2)

  1. 側方に突出した下地材と、下地材に取り付けられる踏板とを備える階段であって、
    踏板の上面の前側には、側方に延びるとともに上段の下地材の下部に対応した断面形状の嵌合溝が形成され、この嵌合溝には上段の下地材の下部が差し込み配置され、踏板の前側は、この嵌合溝を介して上段の下地材の下部に支持され、
    踏板の下面の後側には、側方に延びるとともに下段の下地材の上部に対応した断面形状の嵌合溝が形成され、この嵌合溝には下段の下地材の上部が差し込み配置され、踏板の後側は、この嵌合溝を介して下段の下地材の上部に支持され
    下地材の上部の断面形状と、これに対応する下面の嵌合溝の断面形状はT字形状に形成され、下地材の下部の断面形状と、これに対応する上面の嵌合溝の断面形状は逆T字形状に形成されることを特徴とする階段。
  2. 請求項1に記載の階段を施工する方法であって、
    踏板の上面および下面に嵌合溝を形成するステップと、
    側方に突出する態様で固定された上段および下段の下地材に対して、踏板の上面および下面に形成した嵌合溝をそれぞれ差し込むステップとを有することを特徴とする階段の施工方法。
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