JP7422484B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、被加熱物の温度を検出するセンサを備える誘導加熱調理器に関するものである。
従来、天板上の被加熱物の温度を検出する温度センサを備える誘導加熱調理器が知られている。被加熱物の温度を検出する温度センサとしては、サーミスタを用いた接触式温度センサ、および赤外線センサを用いた非接触式温度センサが知られている。接触式温度センサでは、サーミスタを天板に接触させ、天板を介して被加熱物の温度を検出する。
また、接触式温度センサを備える誘導加熱調理器において、接触式温度センサを保持する保持台を、固定台に固定したコイルバネによって天板に向かって押し上げる構成が提案されている(例えば、特許文献1および特許文献2)。当該構成を備えることにより、接触式温度センサと天板とを密着させることができ、その結果、接触式温度センサの検出精度の低下を防ぐことができる。
特開平4-366588号公報 特開平6-104075号公報
ここで、上記の従来の構成において、保持台または固定台が天板と平行に取り付けられない場合は、接触式温度センサが天板に対して傾いた状態で保持される。この場合は、バネにより保持台を天板に向かって押し上げたとしても、天板と接触式温度センサとの間には空隙が発生してしまう。これにより、天板と接触式温度センサとが密着しなくなり、接触式温度センサの検出精度が低下してしまう。そのため、天板と接触式温度センサとを密着させるためには、接触式温度センサと天板とを平行に配置する必要がある。また、天板と接触式温度センサとを平行に配置するためには、接触式温度センサを保持する保持台および保持台を固定する固定台を天板と平行に取り付ける必要がある。さらに、保持台を天板に向かって押し上げるバネを天板と垂直に取り付ける必要がある。
しかしながら、部品の組立精度には限界があるため、保持台、固定台およびバネの全てを天板と平行または垂直に取り付けることは困難である。また、部品の組立精度は、製品によって異なるため、製品ごとに各部品が異なる傾きで取り付けられることもある。そのため、従来の構成では、天板と接触式温度センサとの密着性が製品ごとに異なり、その結果、製品ごとに接触式温度センサによる温度検出精度のばらつきが生じてしまっていた。
本発明は、上記の課題を解決するためのものであり、接触式温度センサの温度検出精度を向上させるとともに、製品ごとの温度検出精度のばらつきを抑制することができる誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
本発明に係る誘導加熱調理器は、被加熱物が載置される天板と、天板の下方に配置され、被加熱物を誘導加熱する加熱コイルと、天板の温度を検出する接触式温度センサと、接触式温度センサが配置される可動部と、可動部を保持する保持部と、保持部を天板に向かって押し上げる弾性体と、を備え、可動部は、天板に接触する接触面を有し、可動部は、保持部に対して可動であり、接触式温度センサは、接触面と接触式温度センサの検出面とが同一平面となるように、可動部に埋め込まれて配置されるものである。
本発明に係る別の誘導加熱調理器は、被加熱物が載置される天板と、天板の下方に配置され、被加熱物を誘導加熱する加熱コイルと、天板の温度を検出する接触式温度センサと、接触式温度センサが配置され、弾性体で構成される可動部と、可動部を保持する保持部と、を備え、可動部は、天板に接触し、保持部に対して可動な接触面を有するものである。
本発明における誘導加熱調理器によれば、接触式温度センサが配置される可動部が、天板に接触し、保持部に対して可動な接触面を有することで、保持部が天板に対して斜めに配置された状態でも、接触式温度センサと天板との空隙の発生を抑制することができる。その結果、接触式温度センサの温度検出精度が向上するとともに、製品ごとの接触式温度センサの検出精度のばらつきを抑制することができる。
実施の形態1における誘導加熱調理器の概略斜視図である。 実施の形態1における誘導加熱調理器の主要部の概略構成図である。 実施の形態1における接触式温度センサの保持機構を説明する図である。 実施の形態1における接触式温度センサの保持機構を説明する図であり、保持部が天板と平行に配置されていない状態を示す図である。 実施の形態2における接触式温度センサの保持機構を説明する図である。 実施の形態2における接触式温度センサの保持機構を説明する図であり、保持部が天板と平行に配置されていない状態を示す図である。 実施の形態3における接触式温度センサの保持機構を説明する図である。 実施の形態3における接触式温度センサの保持機構を説明する図であり、保持部が天板と平行に配置されていない状態を示す図である。 実施の形態4における接触式温度センサの保持機構を説明する図である。 実施の形態4における接触式温度センサの保持機構を説明する図であり、保持部が天板と平行に配置されていない状態を示す図である。 実施の形態5における接触式温度センサの保持機構を説明する図である。 実施の形態6における接触式温度センサの保持機構を説明する図である。 実施の形態7における接触式温度センサの保持機構を説明する図である。 実施の形態8における接触式温度センサの保持機構を説明する図である。
以下、本発明に係る誘導加熱調理器を、家庭用IH(Induction Heating)式調理器に適用した場合の実施の形態を、図面を参照して説明する。また、図面に示す誘導加熱調理器は、本発明の誘導加熱調理器の一例を示すものであり、図面に示された誘導加熱調理器によって本発明の適用機器が限定されるものではない。また、以下の説明において、理解を容易にするために方向を表す用語(例えば「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「後」など)を適宜用いるが、これらは説明のためのものであって、本発明を限定するものではない。また、各図において、同一の符号を付した構成は、同一のまたはこれに相当する構成を示すものであり、これは明細書の全文において共通している。なお、各図面では、各構成部材の相対的な寸法関係又は形状等が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
(誘導加熱調理器の構成)
図1は、実施の形態1における誘導加熱調理器100の概略斜視図である。図1に示すように、誘導加熱調理器100は、本体1と、本体1の上面に配置された天板2とを備えている。本体1の前面には、前面操作部3が設けられている。前面操作部3は、誘導加熱調理器100の電源をON/OFFするための電源スイッチ、および火力を調節するための複数の操作ダイヤルなどを含む。
天板2は、例えば、耐熱性のガラス板と、ガラス板の周囲に取り付けられた金属の枠体とにより構成される。天板2には、加熱領域である加熱口4が設けられている。図1に示すように、本実施の形態では3つの加熱口4が設けられている。加熱口4は、鍋またはフライパンなどの被加熱物が載置される領域を示すよう、天板2に印刷で示されている。加熱口4の下方の本体1の内部には、加熱源である加熱コイル5が設けられている。加熱口4は、加熱源である加熱コイル5の外形と同じ形状か、または、加熱コイル5の外形よりも若干大きい形状に形成される。本実施の形態では、加熱口4は上面視で円形状に形成されている。また、天板2の加熱口4内には、透過窓40が設けられている。透過窓40は、非接触式温度センサ20(図2)によって、天板2を透過する被加熱物の赤外線を検出するために設けられたものである。なお、加熱口4および加熱コイル5の数および形状は、図1に示す例に限定されるものではない。
天板2の手前側には、操作表示部6が設けられている。本実施の形態の操作表示部6は、例えば複数の発光ダイオード(LED)を有する表示画面と、静電容量式のタッチセンサとを備える。タッチセンサは、各加熱口4に対応した加熱コイル5の火力、温度、および調理モードなどの使用者の操作入力を、天板2を介して受け付ける。表示画面は、前面操作部3またはタッチセンサにより設定された火力の大きさを表す火力表示、または誘導加熱調理器100の設定状態および動作状態に関する情報などを表示する。ここで、誘導加熱調理器100の動作状態に関する情報とは、選択された調理モード、自動調理の進行状況、加熱口4に載置された被加熱物の温度および警告情報の表示等が含まれる。
図2は、実施の形態1における誘導加熱調理器100の主要部の概略構成図である。図2は、天板2の上面2aに載置された被加熱物400とともに誘導加熱調理器100の概略端面図と機能構成とを併せて示している。図2では、一つの加熱コイル5についてのみ図示しているが、他の加熱コイル5に関連する構造も図2と同様である。図2に示すように、誘導加熱調理器100の本体1の内部であって、天板2の下方には加熱コイル5と、非接触式温度センサ20と、接触式温度センサ30と、温度検出部11と、制御部12と、インバータ13とが設けられている。
加熱コイル5は、コイル支持体51に支持される。コイル支持体51は、例えば、非磁性金属で構成され、本体1の筐体に支持される。また、本実施の形態の加熱コイル5は、同心円状の第1コイル5aと第2コイル5bとからなる。
非接触式温度センサ20は、加熱コイル5上に載置された被加熱物400の底部から放射される赤外線エネルギーを検出するフォトダイオードまたはサーモパイルなどによって構成される赤外線温度センサである。非接触式温度センサ20は、天板2の透過窓40の下方であって、第1コイル5aと第2コイル5bの間に配置される。また、非接触式温度センサ20は、加熱コイル5の近傍を流れる冷却風が非接触式温度センサ20に直接当たらないように、樹脂製のセンサケース21に収容される。また、非接触式温度センサ20の周囲の雰囲気温度が一様となるように、非接触式温度センサ20はセンサケース21に空間距離を保ちながら保持されている。センサケース21は、コイル支持体51にタッピングネジなどで固定され、天板2と非接触式温度センサ20との間の距離が一定に保たれている。
接触式温度センサ30は、例えば熱電対またはサーミスタである。接触式温度センサ30は、天板2の下面2bに接触した状態で保持機構300に保持される。接触式温度センサ30の検出面を天板2と接触させることによって、被加熱物400から天板2に伝わる熱が接触式温度センサ30によって検出される。接触式温度センサ30は、第1コイル5aと第2コイル5bの間に配置される。なお、一つの保持機構300に、保持される接触式温度センサ30の数は、一つまたは複数の何れであってもよい。さらに、一つの加熱コイル5に対して、複数の接触式温度センサ30を配置してもよい。接触式温度センサ30の保持機構300については、後ほど詳述する。
温度検出部11は、その機能を実現する回路デバイスなどのハードウェア、またはマイコン等の演算装置とその上で実行されるソフトウェアとで構成される。温度検出部11は、非接触式温度センサ20および接触式温度センサ30の出力値を受信し、受信した出力値に基づいて被加熱物400の温度を求める。温度検出部11で求めた温度は、制御部12へ送信される。
制御部12は、その機能を実現する回路デバイスなどのハードウェア、またはマイコン等の演算装置とその上で実行されるソフトウェアとで構成される。制御部12は、前面操作部3または操作表示部6の操作により入力された設定内容に基づいて、誘導加熱調理器100の動作を制御する。また、制御部12は、使用者によって設定された調理温度と、温度検出部11によって算出された被加熱物400の温度とに基づいてインバータ13を制御し、加熱制御を行う。
インバータ13は、商用電源200の交流電源を高周波電流に変換して、加熱コイル5へ供給する駆動回路である。なお、誘導加熱調理器100は、図2に示す以外の構成を含んでもよく、例えば、外部機器との通信を行う通信部などを備えてもよい。また、制御部12が温度検出部11の機能を備え、温度検出部11を省略する構成としてもよい。
(誘導加熱調理器の動作)
次に、本実施の形態の誘導加熱調理器100の動作について説明する。まず、使用者が前面操作部3の電源スイッチを投入すると、制御部12が起動される。そして、使用者によって、操作表示部6などを用いて調理温度が設定され、加熱開始が指示されると、制御部12によって、加熱コイル5が駆動される。詳しくは、使用者によって設定された温度に基づいて加熱コイル5を駆動するように、制御部12によってインバータ13が制御され、インバータ13から加熱コイル5に所定の周波数の電力が供給される。
これにより、加熱コイル5から磁束が発生し、この磁束によって被加熱物400に渦電流が発生して被加熱物400が加熱される。そして、被加熱物400から放射される赤外線が非接触式温度センサ20によって受光され、受光量に応じた出力値が温度検出部11に出力される。また、被加熱物400が加熱されることによって発生した熱量が、天板2に熱伝導することで、天板2が加熱される。そして、天板2の下方に配置された接触式温度センサ30によって、天板2の温度が検出され、検出された温度に対応する出力値が温度検出部11に出力される。
温度検出部11は、非接触式温度センサ20の出力値と接触式温度センサ30の出力値とに基づいて、被加熱物400の温度を求め、制御部12に送信する。例えば、非接触式温度センサ20がサーモパイルで構成される場合、温度検出部11は、非接触式温度センサ20の出力値に対応する温度と接触式温度センサ30の出力値に対応する温度との差分を被加熱物400の温度として求める。
そして、制御部12によって、温度検出部11から送信された被加熱物400の温度が設定温度になるようにフィードバック制御が行われる。詳しくは、被加熱物400の温度が設定温度より低い場合、加熱コイル5へ電力が供給される。そして、被加熱物400の温度が設定温度に近づいた場合には、供給電力の周波数を上げて加熱コイル5への供給電力を低減する。また、被加熱物400の温度が設定温度を超えた場合、制御部12によって、インバータ13が停止され、加熱コイル5への電力供給が停止される。以上の動作を加熱調理終了まで繰り返すことで、被加熱物400の温度を設定温度に維持する。また、制御部12は、温度検出部11が求めた被加熱物400の温度が予め設定される上限値以上の場合には、被加熱物400の温度が高くなりすぎたと判断し、加熱コイル5の駆動を停止してもよい。
そして、加熱調理が終了した場合、制御部12によってインバータ13が停止され、加熱コイル5への電力供給が遮断される。このような制御により、誘導加熱調理器100において、設定温度に応じた自動加熱調理が行われる。
(接触式温度センサの保持機構)
図3は、実施の形態1における接触式温度センサ30の保持機構300を説明する図である。図3に示すように、本実施の形態の接触式温度センサ30は、保持機構300によって、天板2と接触するように保持される。より詳しくは、保持機構300は、接触式温度センサ30の検出面と天板2の下面2bとが密着するように、接触式温度センサ30を保持する。天板2の下面2bは、天板2の被加熱物400が載置される上面2aの裏面である。接触式温度センサ30の保持機構300は、接触式温度センサ30が配置される可動部31と、可動部31を保持する保持部32と、保持部32とコイル支持体51との間に配置されるバネ33とからなる。
可動部31は、柔軟性および耐熱性を有する弾性体で構成される。例として、可動部31は、200℃以上の耐熱温度を有するシリコンゴムまたはセラミックペーパー等から構成される。なお、可動部31は、塑性変形しないものであればよく、スポンジなども弾性体に含まれるものとする。可動部31は、天板2に接触し、保持部32に対して可動な接触面31aを有する。保持部32に対して可動とは、保持部32とは独立して変位すること、傾くことまたは回転することである。本実施の形態では、可動部31の接触面31aの中央に接触式温度センサ30が配置される。詳しくは、接触式温度センサ30は、接触面31aと接触式温度センサ30の検出面とが同一平面となるように、可動部31に埋め込まれて配置される。また、可動部31は、保持部32と天板2との間において圧縮状態で取り付けられる。
可動部31の下面は、接着剤などにより保持部32の上面に固定される。保持部32は、剛性および耐熱性を有する板状の金属または樹脂などで構成される。保持部32は、上面視において、可動部31よりも大きく形成される。
バネ33は、例えばコイルバネである。バネ33は、保持部32の幅よりも小さい直径を有し、例えば可動部31の幅と同じ直径としてもよい。バネ33の上端は、保持部32の下面に設けられた溝に固定され、バネ33の下端はコイル支持体51に固定される。バネ33は、保持部32とコイル支持体51との間において圧縮状態で取り付けられる。なお、バネ33は、弾性体であればよく、コイルバネに限定されるものではない。
本実施の形態の保持機構300では、バネ33により、保持部32が天板2に向かって押し上げられる。そして、保持部32に保持される可動部31も天板2に向かって押し上げられ、可動部31の接触面31aに配置される接触式温度センサ30が天板2の下面2bに押し当てられることにより、天板2と接触式温度センサ30とが密着する。
ここで、図3では、保持部32が天板2と平行に配置された状態を示している。具体的には、保持部32およびコイル支持体51が天板2と平行に取り付けられるとともに、バネ33が天板2と垂直に取り付けられた状態を示している。しかしながら、保持部32、バネ33またはコイル支持体51の組立誤差により、保持部32が天板2と平行に配置されない場合がある。
図4は、実施の形態1における接触式温度センサ30の保持機構300を説明する図であり、保持部32が天板2と平行に配置されていない状態を示す図である。図4に示すように、バネ33が天板2と垂直に取り付けられなかった場合、言い換えると、バネ33がコイル支持体51に斜めに取り付けられた場合、保持部32は天板2と平行とならない。そのため、上記の従来技術のように保持部32に接触式温度センサ30を配置した場合には、接触式温度センサ30が天板2と平行に配置されず、天板2と接触式温度センサ30との間には空隙が発生してしまう。この場合、天板2と接触式温度センサ30とが密着しなくなり、結果として接触式温度センサ30の検出精度が低下してしまう。
これに対し、本実施の形態の保持機構300では、接触式温度センサ30が配置される接触面31aが、保持部32に対して可動であることで、接触式温度センサ30を天板2に密着させることができる。詳しくは、図4に示すように、保持部32が天板2に対し斜めに配置された状態で、バネ33により保持部32が押し上げられると、接触面31aが天板2に対して斜めに押し当てられる。このとき、可動部31は弾性体であるため、天板2からの力により変形する。その結果、天板2に対して斜めであった接触面31aが、天板2の下面2bに沿うように動き、天板2と接触面31aとが密着する。これにより、接触面31aに配置される接触式温度センサ30と天板2とが密着する。言い換えると、天板2と接触面31aとの間に空隙が発生しないように、接触面31aの全域を天板2の下面2bと接触させることができる。
以上のように、本実施の形態では、保持機構300が、保持部32に対して可動な接触面310aを有することで、保持部32が天板2に対して斜めに配置された状態でも、接触式温度センサ30と天板2との空隙を埋めることができる。その結果、接触式温度センサ30を天板2の下面2bに密着させることができる。
これにより、接触式温度センサ30を天板2の下面2bに密着させた状態で、被加熱物400の温度を検出することができ、温度検出精度が向上する。また、保持部32とは独立して可動な接触面31aを有することで、保持部32、バネ33およびコイル支持体51の組立誤差を接触面31aの移動によって吸収し、接触式温度センサ30を天板2に密着させることができる。そのため、製品ごとの接触式温度センサ30の天板2への密着性を一定とすることができ、製品ごとの接触式温度センサ30の検出精度のばらつきを抑制することができる。
なお、図4では、バネ33が天板2と垂直に取り付けられなかった場合を示すが、これに限定されるものではない。例えば、保持部32がバネ33に対して傾いて取り付けられた場合、またはコイル支持体51が本体1の筐体に対して傾いて取り付けられた場合も、接触面31aの移動により接触式温度センサ30を天板2に密着させることができる。また、保持部32、バネ33またはコイル支持体51が前後左右の何れの向きに傾いている場合でも、接触式温度センサ30を天板2に密着させることができる。さらに可動部31の厚み、弾力性または圧縮状態などを調整することで、任意の傾き角度に対応させることもできる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2について説明する。実施の形態2では、接触式温度センサ30の保持機構における可動部の構成が実施の形態1と相違する。誘導加熱調理器100のその他の構成および制御については、実施の形態1と同様である。
図5は、実施の形態2における接触式温度センサ30の保持機構300Aを説明する図である。図5に示すように、本実施の形態の接触式温度センサ30の保持機構300Aは、接触式温度センサ30が配置される可動部310と、可動部310を保持する保持部320と、保持部320とコイル支持体51との間に設けられるバネ33とからなる。
可動部310は、ボールジョイント構造を有し、球体の上部が切り取られた形状を有する。可動部310の球体部分を球体部310bとし、切り取られた面を接触面310aとする。可動部310は、例えばポリプロピレンまたはフッ素樹脂等の耐熱性を有する樹脂で構成される。可動部310の接触面310aは、天板2に接触し、保持部320に対して可動である。接触式温度センサ30は、可動部310の接触面310aと接触式温度センサ30の検出面とが同一平面となるように、可動部310に埋め込まれて配置される。
可動部310は、保持部320に回転可能に保持される。保持部320は、剛性および耐熱性を有する板状の金属または樹脂などで構成され、中央に可動部310の球体部310bと球面接触可能な凹部321を有する。保持部320の凹部321に球体部310bが嵌め込まれることで、可動部310は任意の方向に回転可能となる。
バネ33は、実施の形態1と同様に、保持部320の幅よりも小さい直径を有するコイルバネである。バネ33の上端は、保持部320の下面に設けられた溝に固定され、バネ33の下端はコイル支持体51に固定される。バネ33は、保持部320とコイル支持体51との間において、圧縮状態で取り付けられる。
図6は、実施の形態2における接触式温度センサ30の保持機構300を説明する図であり、保持部320が天板2と平行に配置されていない状態を示す図である。図6に示すように、本実施の形態においても、保持部320が天板2と平行に配置されていない状態であっても、接触式温度センサ30を天板2に密着させることができる。詳しくは、図6に示すように、保持部320が天板2と斜めに配置された状態で、バネ33により保持部320が押し上げられると、接触面310aが天板2に対して斜めに押し当てられる。このとき、可動部310はボールジョイント構造であるため、天板2からの力によって回転する。その結果、天板2に対し斜めであった接触面310aが、天板2の下面2bに沿うように動き、天板2と接触面310aとが密着する。これにより、接触面310aに配置される接触式温度センサ30と天板2とが密着する。
以上のように、本実施の形態においても、保持部320と独立して回転可能な接触面310aにより、保持部320が天板2に対して斜めに取り付けられた場合にも、接触式温度センサ30と天板2との空隙を埋めることができる。その結果、接触式温度センサ30を天板2の下面2bに密着させることができ、実施の形態1と同様に、接触式温度センサ30の温度検出精度を向上させるとともに、製品ごとの温度検出精度のばらつきを抑制することができる。
なお、可動部310は、任意の方向に回転可能な自在継手構造を有するものであればよく、ボールジョイント構造に限定されるものではない。
実施の形態3.
次に、本発明の実施の形態3について説明する。実施の形態3では、接触式温度センサ30の保持機構が受熱部34を備える点において実施の形態1と相違する。誘導加熱調理器100のその他の構成および制御については、実施の形態1と同様である。
図7は、実施の形態3における接触式温度センサ30の保持機構300Bを説明する図である。図7に示すように、本実施の形態の接触式温度センサ30の保持機構300Bは、可動部31と、保持部32と、バネ33と、可動部31の上方であって、可動部31と天板2との間に配置される受熱部34と、からなる。
本実施の形態の可動部31、保持部32およびバネ33の構成は、実施の形態1と同様である。受熱部34は、アルミまたは銅などの天板2よりも熱伝導率の高い材料で構成される。受熱部34は、上面視において、接触式温度センサ30の検出面よりも広い面積で天板2と接触するように、接触式温度センサ30の検出面よりも大きく形成される。熱伝導率が高く、接触面積の大きい受熱部34を接触式温度センサ30の上方に配置し、天板2と密着させることで、天板2の熱が受熱部34を介して効率的に接触式温度センサ30に伝達される。なお、天板2の熱をより効率的に接触式温度センサ30に伝達するために、接触式温度センサ30を囲むように受熱部34を配置してもよい。
図8は、実施の形態3における接触式温度センサ30の保持機構300Bを説明する図であり、保持部32が天板2と平行に配置されていない状態を示す図である。図8に示すように、本実施の形態においても、保持部32が天板2と平行に配置されていない状態であっても、受熱部34を天板2に密着させることができる。詳しくは、実施の形態1で述べたように、可動部31が天板2からの力によって変形することにより、天板2に対し斜めであった接触面31aが、天板2の下面2bに沿うように動く。これにより、天板2と接触面31aの上方に設けられた受熱部34とが密着する。
以上のように、本実施の形態においても、実施の形態1と同様に、接触式温度センサ30の温度検出精度を向上させるとともに、製品ごとの温度検出精度のばらつきを抑制することができる。さらに、接触式温度センサ30の上方に受熱部34を設けることにより、天板2との接触面積が広くなり、効率的かつ安定して天板2からの熱を接触式温度センサ30に伝達することができる。これにより、接触式温度センサ30の温度検出精度をさらに向上させることができる。また、熱伝導性の高い受熱部34を設けることで、接触式温度センサ30の検出速度も上昇する。
実施の形態4.
次に、本発明の実施の形態4について説明する。実施の形態4では、接触式温度センサ30の保持機構が受熱部34を備える点において実施の形態2と相違する。誘導加熱調理器100のその他の構成および制御については、実施の形態2と同様である。
図9は、実施の形態4における接触式温度センサ30の保持機構300Cを説明する図である。図9に示すように、本実施の形態の接触式温度センサ30の保持機構300Cは、可動部310と、保持部320と、バネ33と、可動部310の上方であって、可動部310と天板2との間に配置される受熱部34と、からなる。
本実施の形態の可動部310、保持部320およびバネ33の構成は、実施の形態2と同様である。受熱部34は、実施の形態3と同様であり、アルミまたは銅などの天板2よりも熱伝導率の高い材料で構成される。受熱部34は、上面視において、接触式温度センサ30の検出面よりも広い面積で天板2と接触するように、接触式温度センサ30の検出面よりも大きく形成される。熱伝導率が高く、接触面積の大きい受熱部34を接触式温度センサ30の上方に配置し、天板2と密着させることで、天板2の熱が受熱部34を介して効率的に接触式温度センサ30に伝達される。なお、天板2の熱をより効率的に接触式温度センサ30に伝達するために、接触式温度センサ30を囲むように受熱部34を配置してもよい。
図10は、実施の形態4における接触式温度センサ30の保持機構300Cを説明する図であり、保持部320が天板2と平行に配置されていない状態を示す図である。図10に示すように、本実施の形態においても、保持部320が天板2と平行に配置されていない状態であっても、受熱部34を天板2に密着させることができる。詳しくは、実施の形態2で述べたように、可動部310が天板2からの力によって回転することにより、天板2に対し斜めであった接触面310aが、天板2の下面2bに沿うように移動する。これにより、天板2と接触面310aの上方に設けられた受熱部34とが密着する。
以上のように、本実施の形態においても、実施の形態2と同様に、接触式温度センサ30の温度検出精度を向上させるとともに、製品ごとの温度検出精度のばらつきを抑制することができる。さらに、受熱部34を設けることにより、実施の形態3と同様に、接触式温度センサ30の温度検出精度をさらに向上させることができ、接触式温度センサ30の検出速度も上昇する。
実施の形態5.
次に、本発明の実施の形態5について説明する。実施の形態5では、接触式温度センサ30の保持機構が熱界面材料(TIM:Thermal interface Material)35を備える点において、実施の形態3と相違する。誘導加熱調理器100のその他の構成および制御については、実施の形態3と同様である。
図11は、実施の形態5における接触式温度センサ30の保持機構300Dを説明する図である。図11に示すように、本実施の形態の接触式温度センサ30の保持機構300Dは、可動部31と、保持部32と、バネ33と、受熱部34と、受熱部34の上方であって、受熱部34と天板2との間に配置される熱界面材料35と、からなる。
本実施の形態の可動部31、保持部32、バネ33および受熱部34の構成は、実施の形態3と同様である。熱界面材料35は、例えばシリコンゲルシート等の熱伝導シート、もしくは熱伝達ジェルまたはグリス等の伝熱性および柔軟性が高い材料で構成される。熱界面材料35は、受熱部34の上面の全域または一部に配置される。
本実施の形態では、実施の形態3と同様の効果を得ることができるとともに、受熱部34の上方に熱界面材料35を設けることで、天板2の下面2bが平面でない場合にも、天板2との間の空隙の発生を抑制することができる。例えば、天板2の経年劣化による反り、または天板2に重量物が載置されることによる変形などが生じた場合でも、熱界面材料35によって、天板2との間の空隙を埋めることができる。また、熱界面材料35によって天板2の下面2bに存在する微小な隙間または凹凸による空隙も埋めることができる。これにより、天板2の熱を熱界面材料35および受熱部34を介して効率的に接触式温度センサ30に伝達することができ、接触式温度センサ30の温度検出精度をさらに向上させることができる。
実施の形態6.
次に、本発明の実施の形態6について説明する。実施の形態6では、接触式温度センサ30の保持機構が熱界面材料35を備える点において、実施の形態4と相違する。誘導加熱調理器100のその他の構成および制御については、実施の形態4と同様である。
図12は、実施の形態6における接触式温度センサ30の保持機構300Eを説明する図である。図12に示すように、本実施の形態の接触式温度センサ30の保持機構300Eは、可動部310と、保持部320と、バネ33と、受熱部34と、受熱部34の上方であって、受熱部34と天板2との間に配置される熱界面材料35と、からなる。
本実施の形態の可動部310、保持部320、バネ33および受熱部34の構成は、実施の形態4と同様である。熱界面材料35は、実施の形態5と同様であり、例えばシリコンゲルシート等の熱伝導シート、もしくは熱伝達ジェルまたはグリス等の伝熱性および柔軟性が高い材料で構成される。熱界面材料35は、受熱部34の上面の全域または一部に配置される。
本実施の形態においては、実施の形態4と同様の効果を得ることができるとともに、受熱部34の上方に熱界面材料35を設けることで、天板2の下面2bが平面でない場合にも、天板2との間の空隙の発生を抑制することができる。これにより、天板2の熱を熱界面材料35および受熱部34を介して効率的に接触式温度センサ30に伝達することができ、接触式温度センサ30の温度検出精度をさらに向上させることができる。
実施の形態7.
次に、本発明の実施の形態7について説明する。実施の形態7では、保持機構がバネ33を備えない点において、実施の形態1と相違する。誘導加熱調理器100のその他の構成および制御については、実施の形態1と同様である。
図13は、実施の形態7における接触式温度センサ30の保持機構300Fを説明する図である。図13に示すように、本実施の形態の接触式温度センサ30の保持機構300Fは、接触式温度センサ30が配置される可動部31と、可動部31を保持する保持部32aと、保持部32aを支持する脚部32bとからなる。本実施の形態の可動部31は、実施の形態1と同様の構成を有し、接着剤などにより保持部32aの上面に固定される。可動部31は、天板2に接触し、保持部32aに対して可動な接触面31aを有する。また、可動部31は、保持部32aと天板2との間において圧縮状態で取り付けられる。
本実施の形態の保持部32aは、脚部32bを介してコイル支持体51に固定される。脚部32bは、保持部32aと同様に、剛性および耐熱性を有する板状の金属または樹脂などで構成される。本実施の形態では、保持部32aの下面から2本の脚部32bが延び、脚部32bの下端がコイル支持体51に固定される。また、保持部32aと脚部32bは、一体形成されてもよいし、別々の部材で構成されてもよい。脚部32bの数および形状は、図13の例に限定されるものではない。
本実施の形態の保持機構300Fでは、可動部31が圧縮状態で取り付けられることにより、可動部31の接触面31aに配置される接触式温度センサ30が天板2の下面2bに押し当てられ、天板2と接触式温度センサ30とが密着する。また、本実施の形態においても、保持部32aが天板2と平行に配置されていない状態であっても、接触式温度センサ30を天板2に密着させることができる。詳しくは、実施の形態1で述べたように、可動部31が天板2からの力によって変形することにより、天板2に対し斜めであった接触面31aが、天板2の下面2bに沿うように動く。これにより、天板2と接触面31aに設けられた接触式温度センサ30とが密着する。
以上のように、本実施の形態においても、実施の形態1と同様に接触式温度センサ30の温度検出精度を向上させるとともに、製品ごとの温度検出精度のばらつきを抑制することができる。さらに、保持機構300Fからバネを省略することで、部品点数を削減できる。また、部品点数を削減することで、組立性が向上し、組立誤差を減少させることができるため、天板2と接触式温度センサ30との密着性を一定に保ちやすくなるとともに、製品ごとの接触式温度センサ30の検出精度のばらつきをさらに抑制できる。
なお、本実施の形態の変形例として、脚部32bを省略し、保持部32aが直接コイル支持体51に固定される構成としてもよい。これにより、部品点数を更に削減できるとともに、加熱コイル5を天板2に近接させることができる。
実施の形態8.
次に、本発明の実施の形態8について説明する。実施の形態8では、接触式温度センサ30の保持機構の構成において、実施の形態1と相違する。誘導加熱調理器100のその他の構成および制御については、実施の形態1と同様である。
図14は、実施の形態8における接触式温度センサ30の保持機構300Gを説明する図である。図14に示すように、保持機構300Gは、接触式温度センサ30が配置される受熱部340と、受熱部340を保持する継手部310Aと、継手部310Aを保持する保持部320Aと、保持部320Aの下方に設けられるバネ33Aとからなる。
受熱部340は、アルミまたは銅などの天板2よりも熱伝導率の高い材料で構成される。受熱部340は、天板2に接触し、保持部320Aに対して可動な接触面340aを有する。本実施の形態では、接触式温度センサ30は、受熱部340内に埋め込まれて配置される。
受熱部340は、継手部310Aに固定され、継手部310Aの回転に伴い回転する。本実施の形態においては、受熱部340と継手部310Aとにより、可動部が構成される。継手部310Aは、ボールジョイント構造を有し、例えば、ポリプロピレンまたはフッ素樹脂等の耐熱性を有する樹脂で構成される。継手部310Aは、球体形状を有し、保持部320Aに回転可能に保持される。保持部320Aは、中央に継手部310Aと球面接触可能な凹部321Aを有する。保持部320Aの凹部321Aに継手部310Aが嵌め込まれることで、継手部310Aおよび受熱部340が任意の方向に回転可能となる。
バネ33Aは、コイルバネであり、保持部320Aとコイル支持体51との間において圧縮状態で取り付けられ、保持部320Aを天板2に向かって押し上げる。
本実施の形態においても、保持部320Aが天板2と平行に配置されていない状態であっても、受熱部340を天板2に密着させることができる。詳しくは、受熱部340に天板2からの力が加わると、受熱部340を保持する継手部310Aが回転する。これにより、天板2に対し斜めであった接触面340aが、天板2の下面2bに沿うように動く。その結果、天板2と接触面340aとが密着し、天板2の熱が受熱部340を介して接触式温度センサ30に伝達される。
以上のように、本実施の形態においても、実施の形態2と同様に接触式温度センサ30の温度検出精度を向上させるとともに、製品ごとの温度検出精度のばらつきを抑制することができる。さらに、接触式温度センサ30を受熱部340に埋め込むことで、接触式温度センサ30の温度検出精度をさらに向上させるとともに、検出速度を上昇させることができる。
以上が本発明の実施の形態の説明であるが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。例えば、接触式温度センサ30およびその保持機構の位置は、第1コイル5aと第2コイル5bの間に限定されるものではなく、コイル支持体51上の任意の位置に配置することができる。また、上記実施の形態における可動部31および保持部32の形状は任意の形状とすることができ、上面視において矩形状、円形状または多角形状などとすることができる。
また、実施の形態2、4、6および8における可動部310の少なくとも接触面310aを含む一部を、弾性体で構成してもよい。この場合、球体部310bの下方であって、保持部320と接する部分は、回転に耐えうる強度を有するよう構成するとよい。
また、実施の形態5および実施の形態6では、受熱部34の上方に熱界面材料35を配置する構成を説明したが、受熱部34を省略し、接触面31aおよび接触面310aの上方に熱界面材料35を配置する構成としてもよい。また、実施の形態1~8において、コイル支持体51を天板2に向かって押し上げるバネを備えてもよい。
さらに、上記実施の形態では、接触式温度センサ30は、接触面31aまたは接触面310aの中央に配置される構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、接触式温度センサ30を接触面31aまたは接触面310aの中央からずれた位置に配置してもよい。本実施の形態では、接触面31aおよび接触面310aが移動して天板2の下面2bに密着するため、接触式温度センサ30が接触面31aまたは接触面310aのどこに配置されていても、天板2と密着し、温度を正確に検出することができる。
また、可動部31または可動部310が弾性体で構成される場合には、接触式温度センサ30を接触面31aまたは接触面310aから上方に突出して配置してもよい。または、可動部31または可動部310が弾性体でかつ熱伝導性を有する材料で構成される場合には、接触式温度センサ30を可動部31または可動部310の内部に配置してもよい。
1 本体、2 天板、2a 上面、2b 下面、3 前面操作部、4 加熱口、5 加熱コイル、5a 第1コイル、5b 第2コイル、6 操作表示部、11 温度検出部、12 制御部、13 インバータ、20 非接触式温度センサ、21 センサケース、30 接触式温度センサ、31、310 可動部、31a、310a、340a 接触面、32、32a、320、320A 保持部、32b 脚部、33、33A バネ、34、340 受熱部、35 熱界面材料、40 透過窓、51 コイル支持体、100 誘導加熱調理器、200 商用電源、300、300A、300B、300C、300D、300E、300F、300G 保持機構、310A 継手部、310b 球体部、321、321A 凹部、400 被加熱物。

Claims (3)

  1. 被加熱物が載置される天板と、
    前記天板の下方に配置され、前記被加熱物を誘導加熱する加熱コイルと、
    前記天板の温度を検出する接触式温度センサと、
    前記接触式温度センサが配置される可動部と、
    前記可動部を保持する保持部と、
    前記保持部を前記天板に向かって押し上げる弾性体と、を備え、
    前記可動部は、前記天板に接触する接触面を有し、前記可動部は、前記保持部に対して可動であり、
    前記接触式温度センサは、前記接触面と前記接触式温度センサの検出面とが同一平面となるように、前記可動部に埋め込まれて配置されることを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 前記可動部は、弾性体または自在継手で構成されることを特徴とする請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  3. 前記接触面は、前記天板と前記保持部とが平行に配置されない状態においても、前記天板と密着することを特徴とする請求項1または2に記載の誘導加熱調理器。
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