JP7421843B2 - ケーブル中間接続構造の形成方法およびケーブル中間接続構造 - Google Patents

ケーブル中間接続構造の形成方法およびケーブル中間接続構造 Download PDF

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Description

本開示は、ケーブル中間接続構造の形成方法およびケーブル中間接続構造に関する。
従来から、2つの電力ケーブルの端部同士を接続したケーブル中間接続構造を形成する際、電力ケーブルの一端側の端部から他端部に向かってスロープ形状となるように外部半導電層(以下、単に外導ともいう)を削り取る工程を要することが知られている。
この工程は、まず、電力ケーブルの一端側に対して、工具を用いて手作業で、電力ケーブルの外側からシース、金属遮蔽層、半導電テープ層などを順に削り取って、電力ケーブルの一端側の外導を露出させる。続いて、外導が露出している電力ケーブルの一端側に対して、例えば、ガラス片を用いて手作業で外導を電力ケーブルの他端側に向かってスロープ形状となるように削り取って、電力ケーブルの一端側の導体および絶縁体を露出させるものである。このように外導を削り取る作業は、手作業を行う作業者の熟練度に依存することに加えて、長時間を要する。
また、特許文献1には、ケーブル中間接続構造について、外部半導電層の削り取り端部の立ち上がり角度が大きい場合、部分放電が発生しやすいことなどから、外導削り機を用いて立ち上がり角度を5度以下とした外部半導電層の削り取り端部を作製し、ゴムブロック絶縁体の外周から圧力を加える構造とすることが記載されている。
特許第4283778号
しかしながら、特許文献1において、上記形状の削り取り端部を有する外部半導電層を外導削り機で作製した場合、ケーブル中間接続構造の絶縁破壊を十分に抑制できないことがあった。
本開示の目的は、絶縁破壊を抑制でき、短時間かつ簡便であるケーブル中間接続構造の形成方法およびケーブル中間接続構造を提供することである。
[1] 中心から外周に向かって少なくとも第1ケーブル導体、第1ケーブル絶縁体および第1外部半導電層を備える第1電力ケーブルの一端側の端部と、中心から外周に向かって少なくとも第2ケーブル導体、第2ケーブル絶縁体および第2外部半導電層を備える第2電力ケーブルの一端側の端部と、を接続するケーブル中間接続構造の形成方法であって、一端側の前記第1外部半導電層が露出している前記第1電力ケーブルに対して、切削器を用いて前記第1電力ケーブルの一端側を他端側に向かって段剥切削し、前記第1ケーブル導体の一端側および前記第1ケーブル絶縁体の一端側を露出すると共に、前記第1外部半導電層の一端側に、6.0mm以下の波打ち幅を有する第1切削端部、および前記第1切削端部から他端側に延び、5.00度超8.00度以下の立ち上がり角度を有する第1切削傾斜部を形成する、第1電力ケーブル切削工程と、一端側の前記第2外部半導電層が露出している前記第2電力ケーブルに対して、切削器を用いて前記第2電力ケーブルの一端側を他端側に向かって段剥切削し、前記第2ケーブル導体の一端側および前記第2ケーブル絶縁体の一端側を露出すると共に、前記第2外部半導電層の一端側に、6.0mm以下の波打ち幅を有する第2切削端部、および前記第2切削端部から他端側に延び、5.00度超8.00度以下の立ち上がり角度を有する第2切削傾斜部を形成する、第2電力ケーブル切削工程と、前記第1電力ケーブル切削工程で露出した前記第1ケーブル導体の一端側の端部と、前記第2電力ケーブル切削工程で露出した前記第2ケーブル導体の一端側の端部とを、導体接続部で接続する接続工程と、少なくとも前記導体接続部の外周、前記第1ケーブル導体の露出部分の外周および前記第2ケーブル導体の露出部分の外周に筒状の半導電部を形成し、前記第1外部半導電層の露出部分の外周から前記第2外部半導電層の露出部分の外周に亘って筒状の絶縁ユニットを装着する装着工程と、を有することを特徴とするケーブル中間接続構造の形成方法。
[2] 前記装着工程において、前記第1外部半導電層の露出部分の外周面から前記第2外部半導電層の露出部分の外周面に亘って、絶縁オイルを塗布した後、前記絶縁ユニットを装着する、上記[1]に記載のケーブル中間接続構造の形成方法。
[3] 前記絶縁オイルは、フッ素オイルである、上記[2]に記載のケーブル中間接続構造の形成方法。
[4] 前記絶縁ユニットは、シリコーンゴムからなり、前記装着工程において、前記絶縁ユニットの内周面にスパイラル状に巻回して形成され、前記絶縁ユニットの内周面を拡径保持する拡径保持部材を前記絶縁ユニットから引き抜いて、前記絶縁ユニットを装着する、上記[1]~[3]のいずれか1つに記載のケーブル中間接続構造の形成方法。
[5] 前記装着工程の前に、前記第1切削傾斜部の他端側段差部および前記第2切削傾斜部の他端側段差部の少なくとも一方を除去する除去工程をさらに有する、上記[1]~[4]のいずれか1つに記載のケーブル中間接続構造の形成方法。
[6] 中心から外周に向かって少なくとも第1ケーブル導体、第1ケーブル絶縁体および第1外部半導電層を備える第1電力ケーブルの一端側の端部と、中心から外周に向かって少なくとも第2ケーブル導体、第2ケーブル絶縁体および第2外部半導電層を備える第2電力ケーブルの一端側の端部と、を接続するケーブル中間接続構造であって、前記第1ケーブル導体の一端側の端部と前記第2ケーブル導体の一端側の端部とを接続する導体接続部と、前記第1外部半導電層の一端側の外周から前記第2外部半導電層の一端側の外周までを覆う絶縁ユニットと、を備え、前記絶縁ユニットで覆われている前記第1外部半導電層の一端側における、第1切削端部の波打ち幅は6.0mm以下、および前記第1切削端部から他端側に延びる第1切削傾斜部の立ち上がり角度は5.00度超8.00度以下であり、前記絶縁ユニットで覆われている前記第2外部半導電層の一端側における、第2切削端部の波打ち幅は6.0mm以下、および前記第2切削端部から他端側に延びる第2切削傾斜部の立ち上がり角度は5.00度超8.00度以下であることを特徴とするケーブル中間接続構造。
本開示によれば、絶縁破壊を抑制でき、短時間かつ簡便であるケーブル中間接続構造の形成方法およびケーブル中間接続構造を提供することができる。
図1は、実施形態のケーブル中間接続構造の一例を示す縦断面図である。 図2は、図1のケーブル中間接続構造の拡大断面図である。 図3は、第1電力ケーブル切削工程で得られる第1電力ケーブルの一端側の一例を示す側面図である。 図4は、図3の第1電力ケーブルの一端側の拡大側面図である。 図5は、第2電力ケーブル切削工程で得られる第2電力ケーブルの一端側の一例を示す側面図である。 図6は、図5の第2電力ケーブルの一端側の拡大側面図である。 図7は、接続工程の一例を示す側面図である。 図8は、拡径保持部材を有する絶縁ユニットを装着する装着工程の一例を示す断面図である。
以下、実施形態に基づき詳細に説明する。
本発明者らは、特許文献1のように、上記立ち上がり角度が5度以下である削り取り端部を有する外部半導電層を外導削り機で作製した場合、外導の開始地点である外導の端部が大きくばらつくことがあり、これによって外導の端部の平滑性が低下し、ケーブル中間接続構造の絶縁破壊を十分に抑制できないことを発見した。本発明者らは、さらに鋭意研究を重ねた結果、導体および絶縁体を露出するために、外部半導電層が露出している電力ケーブルの一端側に対して切削器を用いて段剥切削した場合、外部半導電層の切削傾斜部の立ち上がり角度が5.00度以下であると、外部半導電層の切削端部の平滑性が悪いことから、平滑性の悪い切削端部を絶縁ユニットで被覆しても、絶縁ユニットの端部半導電部が外部半導電層の切削端部を覆いきれず、切削端部に電界が集中し、ケーブル中間接続構造の絶縁破壊が生じやすいことを見出した。さらに、本発明者らは、切削器を用いて形成した外部半導電層の切削端部および切削傾斜部の形状に着目し、切削端部の波打ち幅および切削傾斜部の立ち上がり角度が所定の関係を満たすことによって、ケーブル中間接続構造の絶縁破壊が抑制されることを見出した。本開示は、このような知見に基づくものである。
実施形態のケーブル中間接続構造の形成方法は、中心から外周に向かって少なくとも第1ケーブル導体、第1ケーブル絶縁体および第1外部半導電層を備える第1電力ケーブルの一端側の端部と、中心から外周に向かって少なくとも第2ケーブル導体、第2ケーブル絶縁体および第2外部半導電層を備える第2電力ケーブルの一端側の端部と、を接続するケーブル中間接続構造の形成方法であって、一端側の前記第1外部半導電層が露出している前記第1電力ケーブルに対して、切削器を用いて前記第1電力ケーブルの一端側を他端側に向かって段剥切削し、前記第1ケーブル導体の一端側および前記第1ケーブル絶縁体の一端側を露出すると共に、前記第1外部半導電層の一端側に、6.0mm以下の波打ち幅を有する第1切削端部、および前記第1切削端部から他端側に延び、5.00度超8.00度以下の立ち上がり角度を有する第1切削傾斜部を形成する、第1電力ケーブル切削工程と、一端側の前記第2外部半導電層が露出している前記第2電力ケーブルに対して、切削器を用いて前記第2電力ケーブルの一端側を他端側に向かって段剥切削し、前記第2ケーブル導体の一端側および前記第2ケーブル絶縁体の一端側を露出すると共に、前記第2外部半導電層の一端側に、6.0mm以下の波打ち幅を有する第2切削端部、および前記第2切削端部から他端側に延び、5.00度超8.00度以下の立ち上がり角度を有する第2切削傾斜部を形成する、第2電力ケーブル切削工程と、前記第1電力ケーブル切削工程で露出した前記第1ケーブル導体の一端側の端部と、前記第2電力ケーブル切削工程で露出した前記第2ケーブル導体の一端側の端部とを、導体接続部で接続する接続工程と、少なくとも前記導体接続部の外周、前記第1ケーブル導体の露出部分の外周および前記第2ケーブル導体の露出部分の外周に筒状の半導電部を形成し、前記第1外部半導電層の露出部分の外周から前記第2外部半導電層の露出部分の外周に亘って筒状の絶縁ユニットを装着する装着工程と、を有する。
実施形態のケーブル中間接続構造は、中心から外周に向かって少なくとも第1ケーブル導体、第1ケーブル絶縁体および第1外部半導電層を備える第1電力ケーブルの一端側の端部と、中心から外周に向かって少なくとも第2ケーブル導体、第2ケーブル絶縁体および第2外部半導電層を備える第2電力ケーブルの一端側の端部と、を接続するケーブル中間接続構造であって、前記第1ケーブル導体の一端側の端部と前記第2ケーブル導体の一端側の端部とを接続する導体接続部と、前記第1外部半導電層の一端側の外周から前記第2外部半導電層の一端側の外周までを覆う絶縁ユニットと、を備え、前記絶縁ユニットで覆われている前記第1外部半導電層の一端側における、第1切削端部の波打ち幅は6.0mm以下、および前記第1切削端部から他端側に延びる第1切削傾斜部の立ち上がり角度は5.00度超8.00度以下であり、前記絶縁ユニットで覆われている前記第2外部半導電層の一端側における、第2切削端部の波打ち幅は6.0mm以下、および前記第2切削端部から他端側に延びる第2切削傾斜部の立ち上がり角度は5.00度超8.00度以下である。
まず、実施形態のケーブル中間接続構造の形成方法について説明する。
図1は、実施形態のケーブル中間接続構造の一例を示す縦断面図である。図2は、図1のケーブル中間接続構造の拡大断面図である。図3は、第1電力ケーブル切削工程で得られる第1電力ケーブルの一端側の一例を示す側面図である。図4は、図3の第1電力ケーブルの一端側の拡大側面図である。図5は、第2電力ケーブル切削工程で得られる第2電力ケーブルの一端側の一例を示す側面図である。図6は、図5の第2電力ケーブルの一端側の拡大側面図である。
なお、図1では、第1電力ケーブル10の第1ケーブル導体11、第1ケーブル絶縁体12、第1外部半導電層13、第1半導電テープ層14、第1ケーブル遮蔽層15、第1ケーブルシース16、および第2電力ケーブル20の第2ケーブル導体21、第2ケーブル絶縁体22、第2外部半導電層23、第2半導電テープ層24、第2ケーブル遮蔽層25、第2ケーブルシース26は、便宜上、側面図である。また、便宜上、図4では、第1外部半導電層13の一部、図6では、第2外部半導電層23の一部、図7では、半導電部8を透過図の形式で表示している。
実施形態のケーブル中間接続構造1の形成方法は、第1電力ケーブル10の一端側の端部と第2電力ケーブル20の一端側の端部とを接続する方法である。第1電力ケーブル10の一端側とは、ケーブル中間接続構造1を形成したときに第2電力ケーブル20に接続する側であり、第1電力ケーブル10の他端側とは、ケーブル中間接続構造1を形成したときに第2電力ケーブル20に接続しない側である。また、第2電力ケーブル20の一端側とは、ケーブル中間接続構造1を形成したときに第1電力ケーブル10に接続する側であり、第2電力ケーブル20の他端側とは、ケーブル中間接続構造1を形成したときに第1電力ケーブル10に接続しない側である。
第1電力ケーブル10は、中心から外周に向かって、少なくとも第1ケーブル導体11、第1ケーブル絶縁体12および第1外部半導電層13を備える。第1ケーブル導体11は、第1電力ケーブル10の軸方向(長手方向)に向かって延在する。第1ケーブル絶縁体12は、第1ケーブル導体11の外側を覆う。第1外部半導電層13は、第1ケーブル絶縁体12の外側を覆う。第1ケーブル絶縁体12の内周部分には、不図示の内部半導電層が設けられる。また、第1電力ケーブル10は、第1外部半導電層13の外側に、第1半導電テープ層14、第1ケーブル遮蔽層15、第1ケーブルシース16を順に備える。
第1ケーブル導体11は、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金などの導電性の高い金属から構成される。第1ケーブル絶縁体12は、架橋ポリエチレンなどの電気絶縁性の高い樹脂から構成される。内部半導電層、第1外部半導電層13および第1半導電テープ層14は、半導電性を有する樹脂などから構成される。第1ケーブル遮蔽層15は、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金などの導電性の高い金属から構成される。第1ケーブルシース16は、ポリエチレンまたはポリ塩化ビニルなどの樹脂から構成される。
第2電力ケーブル20は、第1電力ケーブル10と同様である。第1電力ケーブル10、第1ケーブル導体11、第1ケーブル絶縁体12、第1外部半導電層13、第1半導電テープ層14、第1ケーブル遮蔽層15および第1ケーブルシース16は、それぞれ、第2電力ケーブル20、第2ケーブル導体21、第2ケーブル絶縁体22、第2外部半導電層23、第2半導電テープ層24、第2ケーブル遮蔽層25および第2ケーブルシース26に読み替えるものとする。
実施形態のケーブル中間接続構造1の形成方法は、第1電力ケーブル切削工程、第2電力ケーブル切削工程、接続工程、および装着工程を有する。
第1電力ケーブル切削工程では、一端側の第1外部半導電層13が露出している第1電力ケーブル10に対して、切削器を用いて、第1電力ケーブル10の一端側を他端側に向かって段剥切削する。切削器を用いる段剥切削により、第1電力ケーブル10の一端側の端部から他端側に向かって、第1電力ケーブル10を次のように連続的に切削し、図3~4に示す第1切削端部40および第1切削傾斜部41を形成する。すなわち、切削器を用いて、第1電力ケーブル10の一端側の端部から他端側に向かって、全ての第1外部半導電層13および第1ケーブル絶縁体12を切削して、第1ケーブル導体11の一端側を露出し、続いて、第1ケーブル絶縁体12の一端側の端部から他端側に向かって、全ての第1外部半導電層13および一定量の第1ケーブル絶縁体12を切削して、第1ケーブル絶縁体12の一端側を露出し、続いて、第1外部半導電層13の一端側の端部から他端側に向かって、第1外部半導電層13の切削量を段階的に減らし、切削器を停止して、段剥切削を終了する。
このように第1電力ケーブル10の一端側を切削器で段剥切削することによって、第1電力ケーブル10の一端側において、第1ケーブル導体11の一端側および第1ケーブル絶縁体12の一端側を露出すると共に、第1外部半導電層13の一端側に第1切削端部40および第1切削傾斜部41を形成する。
図4に示すように、第1外部半導電層13の第1切削端部40は、第2電力ケーブル20と向かい合う側(前側)にあり、第1外部半導電層13の前縁部分である。第1電力ケーブル10の径方向外側からみると、第1切削端部40は、第1電力ケーブル10の一端側および他端側に蛇行しながら、第1電力ケーブル10の周方向に亘って延在する波打ち形状である。
図4に示すように、第1切削端部40において、第2電力ケーブル20に最も近い部分と第2電力ケーブル20から最も遠い部分との間における第1電力ケーブル10の軸方向距離である第1切削端部40の波打ち幅a1は、6.0mm以下である。第1切削端部40の波打ち幅a1は、第1切削端部40における第2電力ケーブル20に最も近い部分を通る仮想基準円c1と、第1切削端部40における第2電力ケーブル20から最も遠い部分を通る仮想基準円c2と、の最短距離である。なお、ここでいう仮想基準円c1、c2とは、第1電力ケーブル10の中心軸に垂直な断面上にある、第1ケーブル絶縁体12の外周円を指す。
第1切削端部40の波打ち幅a1が6.0mm超であると、第1切削端部40は、絶縁ユニット3を構成するストレスコーンの立ち上がり部において、第1外部半導電層13の突起として作用することがある。このとき、第1切削端部40の付近に電界集中が発生し、ケーブル中間接続構造1の絶縁破壊が生じやすくなる。波打ち幅a1が6.0mm以下であると、第1切削端部40付近の電界集中が抑制されるため、ケーブル中間接続構造1の絶縁破壊を抑制できる。このような観点から、波打ち幅a1は、6.0mm以下であり、好ましくは5.0mm以下である。
図4に示すように、第1外部半導電層13の第1切削傾斜部41は、第1外部半導電層13の一端側の端部である第1切削端部40から、第1電力ケーブル10の他端側に延びる。上記のように、第1電力ケーブル切削工程では、第1外部半導電層13の一端側の端部から他端側に向かって、第1外部半導電層13の切削量を段階的に減らすため、第1外部半導電層13の一端側では、第1外部半導電層13の厚みが他端側に向かって段階的に厚くなり、立ち上がり角度θ1を有する第1切削傾斜部41が形成される。
第1切削傾斜部41の立ち上がり角度θ1は、図4に示すようなケーブル中間接続構造1の軸方向に沿った縦断面において、第1切削傾斜部41の開始位置Pから第1電力ケーブル10の他端側に20mm離れた第1切削傾斜部41の外面位置P1を結ぶ直線、および第1切削傾斜部41の開始位置Pから第1電力ケーブル10の他端側に20mm離れた第1切削傾斜部41の内面位置P2を結ぶ直線のなす角度である。
切削器で第1電力ケーブル10を段剥切削することによって形成される第1切削端部40および第1切削傾斜部41について、第1切削端部40の波打ち幅a1と第1切削傾斜部41の立ち上がり角度θ1との間には相関関係がある。切削器を用いて、第1外部半導電層13の切削量を段階的に減らす度合いを減少させて、立ち上がり角度θ1を小さくして第1切削傾斜部41を形成すると、第1切削端部40の波打ち幅a1が大きくなる傾向にある。また、切削器を用いて、第1外部半導電層13の切削量を段階的に減らす度合いを増加させて、立ち上がり角度θ1を大きくして第1切削傾斜部41を形成すると、第1切削端部40の波打ち幅a1が小さくなる傾向にある。
第1外部半導電層13における第1切削傾斜部41の立ち上がり角度θ1は、5.00度超8.00度以下である。第1切削傾斜部41の立ち上がり角度θ1が8.00度超である場合、後述の図8に示す内周面3aを拡径保持している中空筒状の絶縁ユニット3を装着工程で装着すると、絶縁ユニット3の収縮が第1切削傾斜部41の形状に追随できず、絶縁ユニット3の内側にボイドが形成されやすくなる。そして、電圧がボイドにかかることによって放電し、ケーブル中間接続構造1の絶縁破壊が生じやすくなる。第1切削傾斜部41の立ち上がり角度θ1が8.00度以下であると、絶縁ユニット3内側へのボイドの形成を抑制できるため、ケーブル中間接続構造1の絶縁破壊を抑制できる。このような観点から、第1切削傾斜部41の立ち上がり角度θ1は、8.00度以下であり、好ましくは7.00度以下である。
また、第1切削傾斜部41の立ち上がり角度θ1が5.00度以下である場合、第1切削端部40の波打ち幅a1が大きくなり、その結果、波打ち幅a1は6.0mm超になりやすい。そのため、第1切削端部40の付近に電界集中が発生し、ケーブル中間接続構造1の絶縁破壊が生じやすくなる。第1切削傾斜部41の立ち上がり角度θ1が5.00度超であると、第1切削端部40の波打ち幅a1は小さくなるため、ケーブル中間接続構造1の絶縁破壊を抑制できる。
また、上記のように、切削器を用いた段剥切削では、第1切削端部40の波打ち幅a1が小さいと、第1切削傾斜部41の立ち上がり角度θ1が大きくなること、第1切削傾斜部41の立ち上がり角度θ1が大きすぎると、絶縁ユニット3の内側へのボイド形成により絶縁破壊が生じやすくなることから、第1切削端部40の波打ち幅a1は1.0mm以上であることが好ましい。
第1電力ケーブル切削工程で用いられる切削器の構成は、第1外部半導電層13が露出している第1電力ケーブル10の一端側を段剥切削し、第1ケーブル導体11および第1ケーブル絶縁体12の一端側を露出すると共に、上記範囲内の波打ち幅a1を有する第1切削端部40および上記範囲内の立ち上がり角度θ1を有する第1切削傾斜部41を形成できれば、特に限定されるわけではない。
一例として、第1電力ケーブル切削工程で用いられる切削器は、周方向に亘って配置される複数のローラー部、および板状の切削刃部を有する。切削刃部を第1外部半導電層13の外周に食い込ませ、切削器のローラー部を第1電力ケーブル10の一端側から他端側に移動しながら、切削刃部を第1外部半導電層13の周方向に回転することによって、第1電力ケーブル10の一端側を段剥切削する。第1切削端部40および第1切削傾斜部41を形成するため、切削刃部の刃面を第1電力ケーブル10の軸方向に対して所定の角度に傾ける。そのため、切削刃部の刃先の種類は、切り出し刃であることが好ましい。
第1電力ケーブル切削工程で用意する、一端側の第1外部半導電層13が露出している第1電力ケーブル10は、例えば、シースカッターやナイフなどを用いて、第1電力ケーブル10の外側から第1ケーブルシース16、第1ケーブル遮蔽層15、第1半導電テープ層14を順に取り除くことによって、得ることができる。
第2電力ケーブル切削工程は、基本的に第1電力ケーブル切削工程と同様である。第1電力ケーブル切削工程における第1電力ケーブル10、第1ケーブル導体11、第1ケーブル絶縁体12、第1外部半導電層13、第1半導電テープ層14、第1ケーブル遮蔽層15、第1ケーブルシース16、第1切削端部40、第1切削傾斜部41、波打ち幅a1、仮想基準円c1、仮想基準円c2、立ち上がり角度θ1、外面位置P1および内面位置P2は、それぞれ、第2電力ケーブル20、第2ケーブル導体21、第2ケーブル絶縁体22、第2外部半導電層23、第2半導電テープ層24、第2ケーブル遮蔽層25および第2ケーブルシース26、第2切削端部50、第2切削傾斜部51、波打ち幅a2、仮想基準円c3、仮想基準円c4、立ち上がり角度θ2、外面位置P3および内面位置P4に読み替えるものとする。
図5~6に示す第2電力ケーブル切削工程は、第1電力ケーブル切削工程の前に行ってもよいし、第1電力ケーブル切削工程の後に行ってもよいし、第1電力ケーブル切削工程と同時に行ってもよい。
図7は、接続工程の一例を示す側面図である。図7に示すように、第1電力ケーブル切削工程および第2電力ケーブル切削工程の後に行われる接続工程では、第1電力ケーブル切削工程によって第1電力ケーブル10から露出した第1ケーブル導体11の一端側の端部と、第2電力ケーブル切削工程によって第2電力ケーブル20から露出した第2ケーブル導体21の一端側の端部とを、導体接続部2で接続する。
露出している第1ケーブル導体11の一端側の端部を導体接続部2の一端側に挿入し、露出している第2ケーブル導体21の一端側の端部を導体接続部2の他端側に挿入した状態で、導体接続部2を圧縮することによって、導体接続部2は第1電力ケーブル10の第1ケーブル導体11と第2電力ケーブル20の第2ケーブル導体21とを電気的に接続する。
高い導電性および圧縮性の観点から、導体接続部2は、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金から構成されることが好ましい。導体接続部2は、例えば円筒状である。
接続工程の後に行われる装着工程では、図7に示すように、少なくとも導体接続部2の外周、第1ケーブル導体11の露出部分の外周および第2ケーブル導体21の露出部分の外周に、筒状の半導電部8を形成する。例えば、半導電部8は、半導電性テープを巻回して形成される。続いて、第1外部半導電層13の露出部分の外周から第2外部半導電層23の露出部分の外周に亘って、中空筒状の絶縁ユニット3を装着する。こうして、図1に示すケーブル中間接続構造1を形成する。なお、図1では、絶縁ユニット3が第1外部半導電層13の露出部分と第2外部半導電層23の露出部分の全てを覆っている例を示したが、絶縁ユニット3が第1外部半導電層13の一端側の露出部分と第2外部半導電層23の一端側の露出部分を覆っていればよく、当該露出部分の他端側の一部は絶縁ユニット3で覆われていなくてもよい。
絶縁ユニット3は、半導電部8の外周、第1ケーブル絶縁体12の一端側における露出部分の外周、第1外部半導電層13の一端側における露出部分の外周、第2ケーブル絶縁体22の一端側における露出部分の外周、および第2外部半導電層23の一端側における露出部分の外周(以下、接続部分の外周ともいう)に密着した状態で装着される。
絶縁ユニット3は、第1電力ケーブル10および第2電力ケーブル20の接続部分の外周を覆う。このような絶縁ユニット3は、第1外部半導電層13の一端側の露出部分から第2外部半導電層23の一端側の露出部分までを連続して覆う。
絶縁ユニット3は、円筒状であり、径方向の収縮性を有する。また、絶縁ユニット3は、拡径した状態で、接続部分の外周を被覆して装着される。そのため、絶縁ユニット3の内周面は、絶縁ユニット3の復元力によって、接続部分の外周に密着した状態で装着される。
絶縁ユニット3は、主絶縁部31、ケーブル中間接続構造1の軸方向における主絶縁部31の中央部の内周部分に設けられる円筒状の内周半導電部32、主絶縁部31の両端部に設けられる端部半導電部33、および主絶縁部31の軸方向中央部の外周部分に設けられる円筒状の外周半導電部34を有する。外周半導電部34は、2つある端部半導電部33の少なくとも一方(一方または両方)に接触するように設けられる。
上記のように、第1電力ケーブル切削工程によって、第1ケーブル導体11の一端側および第1ケーブル絶縁体12の一端側の露出と、上記範囲内の波打ち幅a1を有する第1切削端部40および上記範囲内の立ち上がり角度θ1を有する第1切削傾斜部41の形成とを、切削器を用いて連続的に行うことができる。同様に、第2電力ケーブル切削工程によって、第2ケーブル導体21の一端側および第2ケーブル絶縁体22の一端側の露出と、上記範囲内の波打ち幅a2を有する第2切削端部50および上記範囲内の立ち上がり角度θ2を有する第2切削傾斜部51の形成とを、切削器を用いて連続的に行うことができる。そのため、ケーブル中間接続構造1を短時間かつ簡便に形成できる。
さらに、電力ケーブルの一端側の導体および絶縁体を露出させた後のサンドペーパーによる絶縁体表面の研磨や、外部半導電層の端部をそろえるための平滑化処理など、手作業による仕上げ作業を実施しなくても、ケーブル中間接続構造1の絶縁破壊を抑制できる。そのため、短時間かつ簡便にケーブル中間接続構造1を形成できる上に、作業者のスキルレス化を図ることができる。
なお、上記のように、切削器を用いた第1外部半導電層13および第2外部半導電層23の切削処理による第1切削端部40および第2切削端部50の波打ち幅を従来に比して十分に小さくできることから、その後に絶縁体の研磨や外部半導電層の平滑化処理の工程を実施する場合であっても、これらの工程を簡便なものとすることができる。
また、ケーブル中間接続構造1は、上記範囲内の波打ち幅を有する第1切削端部40および第2切削端部50、ならびに上記範囲内の立ち上がり角度を有する第1切削傾斜部41および第2切削傾斜部51を有するため、ケーブル中間接続構造1は絶縁破壊を抑制できる。
また、図3~4に示すように、第1電力ケーブル切削工程の段剥切削で露出した第1ケーブル絶縁体12の一端側の端部について、第1ケーブル絶縁体12の露出部分である外周面12aの表面粗さRaは、好ましくは40μm以下である。第1ケーブル絶縁体12の外周面12aの表面粗さRaが40μm以下であると、絶縁ユニット3の内側に形成されるボイドの量が低下するため、ケーブル中間接続構造1の絶縁破壊をさらに抑制できる。外周面12aの表面粗さRaが小さいほど、ケーブル中間接続構造1の絶縁破壊を抑制できる。外周面12aの表面粗さRaが40μm超であるときには、外周面12aを研磨して、外周面12aの表面粗さRaを低下する処理を行ってもよい。
また、第2電力ケーブルにおける第2ケーブル絶縁体22の露出部分である外周面22aの表面粗さRaは、第1電力ケーブル10と同様である。
第1ケーブル絶縁体12の外周面12aおよび第2ケーブル絶縁体22の外周面22aの表面粗さRaは、表面粗さ計を用い、軸方向に数点(0°、90°方向)測定して得られた平均値である。
また、実施形態のケーブル中間接続構造の形成方法は、装着工程において、第1外部半導電層13の一端側における露出部分の外周面から、第2外部半導電層23の一端側における露出部分の外周面に亘って、すなわち接続部分の外周面に、絶縁オイルを塗布した後、絶縁ユニット3を装着することが好ましい。
表面に絶縁オイルを塗布した接続部分の外周に絶縁ユニット3を装着すると、絶縁ユニット3の内側にボイドが形成されても、絶縁オイルがボイドを充填する。そのため、ケーブル中間接続構造1の絶縁破壊はさらに抑制される。
さらに、塗布した絶縁オイルは、接続部分の外周面に対する絶縁ユニット3の摩擦係数を低下する。装着工程では、装着時の絶縁ユニット3の移動が容易になるため、絶縁ユニット3の所望位置への設置が容易になる。
上記のような観点から、絶縁オイルはフッ素オイルであることが好ましい。また、絶縁オイルはシリコーンオイルでもよい。
また、絶縁オイルの絶縁破壊強度は12kV/mm以上であることが好ましい。絶縁オイルの絶縁破壊強度が上記範囲内であると、ケーブル中間接続構造1の絶縁破壊はさらに抑制される。
また、絶縁オイルの動粘度は1000mm/s以上1500mm/s以下であることが好ましい。絶縁オイルの動粘度について、1000mm/s以上であると、重力による絶縁オイルのタレを抑制でき、1500mm/s以下であると、絶縁オイルの塗工性を向上できる。上記の絶縁オイルの動粘度は、20℃の絶縁オイルの動粘度である。
また、図8は、拡径保持部材を有する絶縁ユニットを装着する装着工程の一例を示す概略図である。絶縁ユニット3は、シリコーンゴムからなり、装着工程において、絶縁ユニット3の内周面3aにスパイラル状(螺旋状)に巻回して形成され、絶縁ユニット3の内周面3aを拡径保持する拡径保持部材60を絶縁ユニット3から引き抜いて、絶縁ユニット3を装着することが好ましい。拡径保持部材60は、スパイラルコアである。
図8に示す装着工程では、まず、拡径保持部材60によって内周面3aを拡径している状態の絶縁ユニット3を、第1電力ケーブル10および第2電力ケーブル20の接続部分の位置に移動する。続いて、内周面3aにスパイラル状に巻回されている拡径保持部材60の一端を絶縁ユニット3から引き抜くことによって、拡径保持部材60を絶縁ユニット3から容易に外すことができると共に、絶縁ユニット3の内周面3aが縮径されて、接続部分の外周に密着した状態で容易に装着される。そのため、ケーブル中間接続構造1をさらに短時間かつ簡便に形成できる。
また、第1電力ケーブル10または第2電力ケーブル20に予め装着した絶縁ユニット3を接続部分に移動する方法では、装着した絶縁ユニット3を移動しているときに、異物が絶縁ユニット3の内側に侵入ことがある。一方で、図8に示す装着工程では、このような異物の侵入を抑制できる。
このように、装着前に拡径されていた絶縁ユニット3は、縮径されて、第1電力ケーブル10および第2電力ケーブル20の接続部分の外周に密着した状態で装着される。絶縁オイルがフッ素オイルである場合、接続部分の形状に対する絶縁ユニット3の追随性であるヤング率も考慮すると、絶縁ユニット3はシリコーンゴムからなることが好ましい。また、絶縁オイルがシリコーンオイルである場合には、絶縁ユニット3はエチレンプロピレンゴム(EPゴム)からなることが好ましい。
また、第1切削傾斜部41の他端側に図3に示す大きな段差を有する他端側段差部42や、第2切削傾斜部51の他端側に図5に示す大きな段差を有する他端側段差部52が存在する場合、装着工程の前に、第1切削傾斜部41の他端側段差部42および第2切削傾斜部51の他端側段差部52の少なくとも一方を除去する除去工程をさらに有することが好ましい。
第1電力ケーブル切削工程において、第1電力ケーブル10の一端側から他端側に向かって移動する切削器の段剥切削を終了したとき、周方向に回転していた切削器の切削刃部が停止した位置に、他端側段差部42が形成されることがある。第1切削傾斜部41の他端側に形成される他端側段差部42は、周方向全体には形成されず、局所的に形成される。第2電力ケーブル切削工程においても、第1電力ケーブル切削工程と同様に、第2切削傾斜部51の他端側に他端側段差部52が形成されることがある。
第1切削傾斜部41の他端側段差部42や第2切削傾斜部51の他端側段差部52を除去することによって、絶縁ユニット3の内側に形成されるボイドの量が低下するため、ケーブル中間接続構造1の絶縁破壊をさらに抑制できる。例えば、他端側段差部42や他端側段差部52は、作業者がガラス片を用いて手作業で除去する。
上記のように、他端側段差部42や他端側段差部52は切削刃部の停止位置に形成されることから、他端側段差部42や他端側段差部52が形成される部分は、局所的かつ特定しやすい。そのため、除去工程は、作業者の熟練度に依存しない。
次に、実施形態のケーブル中間接続構造について説明する。
実施形態のケーブル中間接続構造1は、上記実施形態のケーブル中間接続構造の形成方法によって形成される。図1に示すように、ケーブル中間接続構造1は、第1電力ケーブル10の一端側の端部と第2電力ケーブルの一端側の端部とを接続する接続構造である。ケーブル中間接続構造1は、導体接続部2と絶縁ユニット3とを備える。
ケーブル中間接続構造1を構成する導体接続部2は、第1電力ケーブル10における第1ケーブル導体11の一端側の端部、および第2電力ケーブル20における第2ケーブル導体21の一端側の端部を接続する。
絶縁ユニット3は、第1切削端部40および第1切削傾斜部41を含む第1外部半導電層13の一端側の外周から、第2切削端部50および第2切削傾斜部51を含む第2外部半導電層23の一端側の外周までを覆う。
絶縁ユニット3で覆われている第1切削端部40の波打ち幅a1は、6.0mm以下であり、好ましくは5.0mm以下である。第1切削端部40の波打ち幅a1が6.0mm以下であると、第1切削端部40付近の電界集中が抑制されるため、ケーブル中間接続構造1の絶縁破壊を抑制できる。
絶縁ユニット3で覆われている第1切削傾斜部41の立ち上がり角度θ1は、5.00度超8.00度以下である。第1切削傾斜部41の立ち上がり角度θ1が8.00度以下であると、絶縁ユニット3の内側へのボイドの形成を抑制できるため、ケーブル中間接続構造1の絶縁破壊を抑制できる。このような観点から、第1切削傾斜部41の立ち上がり角度θ1は、8.00度以下であり、好ましくは7.00度以下である。
第1切削傾斜部41の立ち上がり角度θ1が5.00度超であると、切削器を用いて形成される第1切削端部40の波打ち幅a1は小さくなるため、ケーブル中間接続構造1の絶縁破壊を抑制できる。このような観点から、第1切削傾斜部41の立ち上がり角度θ1は、5.00度超である。
第2切削端部50の波打ち幅a2は、第1切削端部40の波打ち幅a1と同様である。また、第2切削傾斜部51の立ち上がり角度θ2は、第1切削傾斜部41の立ち上がり角度θ1と同様である。
なお、ケーブル中間接続構造1は、図1に示すように、絶縁ユニット3の外側に第1ケーブル遮蔽層15の露出部分の外周面から第2ケーブル遮蔽層25の露出部分の外周面に亘って、遮蔽層4、保護層5、および銅などの金属からなる金属管7を内側から順に備えてもよい。金属管7の内部は、図1に示すようにコンパウンドを充填してコンパウンド部6としてもよく、コンパウンドを充填せずに、空気が充填された状態としてもよい(不図示)。また、ケーブル中間接続構造1は、金属管7の一端部(第1電力ケーブル10側の端部)と第1ケーブル遮蔽層15、および金属管7の他端部(第2電力ケーブル20側の端部)と第2ケーブル遮蔽層25をそれぞれ接続する、金属からなる導体部9を設けてもよい。また、ケーブル中間接続構造1は、金属管7の両端部に、各々の開口部が第1ケーブルシース16や第2ケーブルシース26との間で密閉されるように、樹脂の充填やテープの巻回によって形成される、防食部70を設けてもよい。
また、ケーブル中間接続構造1は、主絶縁部31の一端部付近(第1電力ケーブル10側の端部付近)で、遮蔽層4の内側にある隙間に、第1外部半導電層13、第1半導電テープ層14、端部半導電部33を互いに電気的に接触させつつ、隙間を充填するように、半導電テープ部35を設けてもよい。また、ケーブル中間接続構造1は、主絶縁部31の他端部付近(第2電力ケーブル20側の端部付近)で、遮蔽層4の内側にある隙間にも、半導電テープ部35を設けてもよい。
このような構成を備えるケーブル中間接続構造1は、絶縁破壊の抑制および短時間かつ簡便な形成が求められている常温収縮型接続部(CSJ)であることが好ましい。また、ケーブル中間接続構造1で接続する第1電力ケーブル10および第2電力ケーブル20は、架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル(CVケーブル)であることが好ましい。また、第1電力ケーブル10および第2電力ケーブル20の耐電圧値は154kV以下であることが好ましい。
また、上記では、本開示をケーブル中間接続構造の形成方法およびケーブル中間接続構造に適用することについて説明したが、本開示はケーブル終端接続構造の形成方法およびケーブル終端接続構造に適用してもよい。本開示をケーブル終端接続構造の形成方法およびケーブル終端接続構造に適用しても、絶縁破壊を抑制でき、短時間かつ簡便に形成できる。
以上説明した実施形態によれば、切削器を用いて第1電力ケーブル切削工程および第2電力ケーブル切削工程を行うことによって、短時間かつ簡便にケーブル中間接続構造を形成することができる。また、第1切削端部および第2切削端部の波打ち幅、ならびに第1切削傾斜部および第2切削傾斜部の立ち上がり角度が所定の関係を満たすことによって、ケーブル中間接続構造の絶縁破壊を抑制することができる。
なお、上記では、第1電力ケーブル10が第1ケーブル導体11、第1ケーブル絶縁体12および第1外部半導電層13に加えて、第1半導電テープ層14、第1ケーブル遮蔽層15および第1ケーブルシース16を備える例を示したが、第1電力ケーブル10が少なくとも第1ケーブル導体11、第1ケーブル絶縁体12および第1外部半導電層13を備えれば、第1電力ケーブル10の構成は特に限定されるものではない。例えば、第1電力ケーブル10は、第1ケーブルシース16を備えずに、第1ケーブル導体11、第1ケーブル絶縁体12、第1外部半導電層13、第1半導電テープ層14および第1ケーブル遮蔽層15を備える構成でもよい。第2電力ケーブル20についても同様である。
以上、実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本開示の概念および特許請求の範囲に含まれるあらゆる態様を含み、本開示の範囲内で種々に改変することができる。
次に、実施例および比較例について説明するが、本開示はこれら実施例に限定されるものではない。
(実施例1~10および比較例1~2)
66kV級ケーブルおよび絶縁ユニットを用意し、切削器(SH50、Hivotec製)を用いて、一端側の第1外部半導電層が露出している第1電力ケーブルを段剥切削し、表1に示す波打ち幅a1を有する第1切削端部および立ち上がり角度θ1を有する第1切削傾斜部を形成した。同様に、切削器(SH50、Hivotec製)を用いて、一端側の第2外部半導電層が露出している第2電力ケーブルを段剥切削し、表1に示す波打ち幅a2を有する第2切削端部および立ち上がり角度θ2を有する第2切削傾斜部を形成した。続いて、第1電力ケーブルと第2電力ケーブルとを導体接続部で接続した。続いて、導体接続部を半導電部で被覆した後、第1外部半導電層の露出部分の外周面から第2外部半導電層の露出部分の外周面に亘って、20℃の動粘度が1300のフッ素オイルを塗布した。続いて、絶縁ユニットを装着した。こうして、図1に示すようなケーブル中間接続構造を形成した。
なお、比較例1では、第1切削端部の波打ち幅a1が6.0mm超である比較例1-1および比較例1-2のケーブル中間接続構造を形成した。また、比較例2では、第1切削傾斜部の立ち上がり角度θ1が8.00度超である比較例2-1および比較例2-2のケーブル中間接続構造を形成した。
絶縁破壊試験として、商用周波交流電圧(AC)試験および雷インパルス電圧(雷lmp)試験を行った。その結果を表1に示す。
Figure 0007421843000001
表1に示すように、実施例1~10では、第1切削端部および第2切削端部の波打ち幅、ならびに第1切削傾斜部および第2切削傾斜部の立ち上がり角度が所定の関係を満たすため、ケーブル中間接続構造の絶縁破壊を抑制できた。
一方、比較例1~2では、第1切削端部および第2切削端部の波打ち幅、ならびに第1切削傾斜部および第2切削傾斜部の立ち上がり角度が所定の関係を満たさなかった。そのため、ケーブル中間接続構造の絶縁破壊を抑制できず、電気学会 電気規格調査会標準規格JEC-3408に記載の公称電圧66kV商用周波電圧常温試験の耐電圧値130kVおよび公称電圧66kV雷インパルス常温試験の耐電圧値485kVを達成できなかった。比較例1-1のケーブル中間接続構造について、商用周波交流電圧(AC)試験の120kVで破壊したため、雷インパルス電圧(雷lmp)試験を実施できなかった。そのため、類似構成の別サンプルとして、比較例1-2のケーブル中間接続構造について、雷インパルス電圧(雷lmp)試験を実施したが、430kVで破壊したため、商用周波交流電圧(AC)試験を実施できなかった。同様に、比較例2-1のケーブル中間接続構造について、商用周波交流電圧(AC)試験の120kVで破壊したため、雷インパルス電圧(雷lmp)試験を実施できなかった。そのため、類似構成の別サンプルとして、比較例2-2のケーブル中間接続構造について、雷インパルス電圧(雷lmp)試験を実施したが、480kVで破壊したため、商用周波交流電圧(AC)試験を実施できなかった。
1 ケーブル中間接続構造
2 導体接続部
3 絶縁ユニット
3a 絶縁ユニットの内周面
4 遮蔽層
5 保護層
6 コンパウンド部
7 金属管
8 半導電部
9 導体部
10 第1電力ケーブル
11 第1ケーブル導体
12 第1ケーブル絶縁体
12a 第1ケーブル絶縁体の露出部分の外周面
13 第1外部半導電層
14 第1半導電テープ層
15 第1ケーブル遮蔽層
16 第1ケーブルシース
20 第2電力ケーブル
21 第2ケーブル導体
22 第2ケーブル絶縁体
22a 第2ケーブル絶縁体の露出部分の外周面
23 第2外部半導電層
24 第2半導電テープ層
25 第2ケーブル遮蔽層
26 第2ケーブルシース
31 主絶縁部
32 内周半導電部
33 端部半導電部
34 外周半導電部
35 半導電テープ部
40 第1切削端部
41 第1切削傾斜部
42 他端側段差部
50 第2切削端部
51 第2切削傾斜部
52 他端側段差部
60 拡径保持部材
70 防食部

Claims (6)

  1. 中心から外周に向かって少なくとも第1ケーブル導体、第1ケーブル絶縁体および第1外部半導電層を備える第1電力ケーブルの一端側の端部と、中心から外周に向かって少なくとも第2ケーブル導体、第2ケーブル絶縁体および第2外部半導電層を備える第2電力ケーブルの一端側の端部と、を接続するケーブル中間接続構造の形成方法であって、
    一端側の前記第1外部半導電層が露出している前記第1電力ケーブルに対して、切削器を用いて前記第1電力ケーブルの一端側を他端側に向かって段剥切削し、前記第1ケーブル導体の一端側および前記第1ケーブル絶縁体の一端側を露出すると共に、前記第1外部半導電層の一端側に、1.0mm以上6.0mm以下の波打ち幅を有する第1切削端部、および前記第1切削端部から他端側に延び、5.00度超8.00度以下の立ち上がり角度を有する第1切削傾斜部を形成する、第1電力ケーブル切削工程と、
    一端側の前記第2外部半導電層が露出している前記第2電力ケーブルに対して、切削器を用いて前記第2電力ケーブルの一端側を他端側に向かって段剥切削し、前記第2ケーブル導体の一端側および前記第2ケーブル絶縁体の一端側を露出すると共に、前記第2外部半導電層の一端側に、1.0mm以上6.0mm以下の波打ち幅を有する第2切削端部、および前記第2切削端部から他端側に延び、5.00度超8.00度以下の立ち上がり角度を有する第2切削傾斜部を形成する、第2電力ケーブル切削工程と、
    前記第1電力ケーブル切削工程で露出した前記第1ケーブル導体の一端側の端部と、前記第2電力ケーブル切削工程で露出した前記第2ケーブル導体の一端側の端部とを、導体接続部で接続する接続工程と、
    少なくとも前記導体接続部の外周、前記第1ケーブル導体の露出部分の外周および前記第2ケーブル導体の露出部分の外周に筒状の半導電部を形成し、前記第1外部半導電層の露出部分の外周から前記第2外部半導電層の露出部分の外周に亘って筒状の絶縁ユニットを装着する装着工程と、
    を有することを特徴とするケーブル中間接続構造の形成方法。
  2. 前記装着工程において、前記第1外部半導電層の露出部分の外周面から前記第2外部半導電層の露出部分の外周面に亘って、絶縁オイルを塗布した後、前記絶縁ユニットを装着する、請求項1に記載のケーブル中間接続構造の形成方法。
  3. 前記絶縁オイルは、フッ素オイルである、請求項2に記載のケーブル中間接続構造の形成方法。
  4. 前記絶縁ユニットは、シリコーンゴムからなり、
    前記装着工程において、前記絶縁ユニットの内周面にスパイラル状に巻回して形成され、前記絶縁ユニットの内周面を拡径保持する拡径保持部材を前記絶縁ユニットから引き抜いて、前記絶縁ユニットを装着する、
    請求項1~3のいずれか1項に記載のケーブル中間接続構造の形成方法。
  5. 前記装着工程の前に、前記第1切削傾斜部の他端側段差部および前記第2切削傾斜部の他端側段差部の少なくとも一方を除去する除去工程をさらに有する、請求項1~4のいずれか1項に記載のケーブル中間接続構造の形成方法。
  6. 中心から外周に向かって少なくとも第1ケーブル導体、第1ケーブル絶縁体および第1外部半導電層を備える第1電力ケーブルの一端側の端部と、中心から外周に向かって少なくとも第2ケーブル導体、第2ケーブル絶縁体および第2外部半導電層を備える第2電力ケーブルの一端側の端部と、を接続するケーブル中間接続構造であって、
    前記第1ケーブル導体の一端側の端部と前記第2ケーブル導体の一端側の端部とを接続する導体接続部と、
    前記第1外部半導電層の一端側の外周から前記第2外部半導電層の一端側の外周までを覆う絶縁ユニットと、
    を備え、
    前記絶縁ユニットで覆われている前記第1外部半導電層の一端側における、第1切削端部の波打ち幅は1.0mm以上6.0mm以下、および前記第1切削端部から他端側に延びる第1切削傾斜部の立ち上がり角度は5.00度超8.00度以下であり、
    前記絶縁ユニットで覆われている前記第2外部半導電層の一端側における、第2切削端部の波打ち幅は1.0mm以上6.0mm以下、および前記第2切削端部から他端側に延びる第2切削傾斜部の立ち上がり角度は5.00度超8.00度以下である
    ことを特徴とするケーブル中間接続構造。

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