JP7419924B2 - 車両用サスペンション装置 - Google Patents

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Description

この発明は、自動車などの車両に適用可能な車両用サスペンション装置に関し、特にダブルウィッシュボーン式のサスペンション装置に関する。
従来のダブルウィッシュボーン式のサスペンション装置は、車輪を支持するナックルと、ナックルの上部及び下部を支持する上下一対のアーム(アッパアーム及びロアアーム)とを備えている。このようなサスペンション装置では、ブレーキ時には、アッパアームが前方変位すると共にロアアームが後方変位することで、それら両アームが相互逆方向に変位するため、キャスター剛性が確保しづらいという欠点がある。
また、このようなサスペンション装置では、アッパアーム及びロアアームの各々の車体連結部と車体との間には、弾性ブッシュが介在されている。この弾性ブッシュを堅めに設定することで、ブレーキ時のアッパアーム及びロアアームの相互逆方向変位を抑制でき、この結果、キャスター剛性を確実に確保することができる。
しかし、弾性ブッシュを堅めに設定することで、アッパアーム及びロアアームによる前後方向の相互同方向の変位が抑制され、この結果、サスペンションの前後コンプライアンスが抑制される。
このような欠点を解決する技術(即ちキャスター剛性確保と前後コンプライアンス確保とを両立する技術)として、特許文献1に記載の車両用サスペンション装置を開示している。
特許文献1に記載の車両用サスペンション装置は、車輪を支持するナックルと、車体に上下に回動可能に連結されると共にナックルの上部を枢支するアッパアームと、アッパアームの下側に配置され、車体に上下に回動可能に連結されると共にナックルの下部を枢支するロアアームと、アッパアームとロアアームとの間に跨って設けられた連結ロッドとを備えている。そして、連結ロッドを、車両前後方向に傾斜した状態で配置されると共に、アッパアームとロアアームとの各々に回動可能に連結している。
この構成によれば、連結ロッドは、アッパアームとロアアームとの間に跨って設けられ、車両前後方向に傾斜した状態で配置されるため、連結ロッドによって、ブレーキ時のアッパアーム及びロアアームの車両前後方向の相互逆方向変位を規制できる。この結果、キャスター剛性を確実に確保できる。また、アッパアーム及びロアアームの各々の車体連結部と車体との間の弾性ブッシュを硬めに設定する必要がないため、弾性ブッシュによるサスペンションの前後コンプライアンスを確実に確保することができる。
しかしながら、特許文献1に記載の車両用サスペンション装置では、両アームの同方向への変位を供させつつ、制動時には異なる方向への変位を抑制できるものの、車両が大きな段差を乗り越えた際には連結ロッドの弾性ブッシュではその衝撃を十分に吸収できず、大きなショックが生じるおそれがあった。
特開平7-246815号公報
そこで、この発明は、サスペンションとしての機能を損なうこと無く、前後コンプライアンス確保とキャスター剛性確保とを両立できるとともに、段差乗り越え時のショックを緩和することができる車両用サスペンション装置を提供することを目的とする。
この発明は、前側アーム部と後側アーム部とで二股状に形成されたアッパアーム及びロアアームが備えられたダブルウィッシュボーン式の車両用サスペンション装置であって、前記アッパアーム及び前記ロアアームの一方のアームの前記前側アーム部と、他方のアームの前記後側アーム部とを跨いで連結するロッド部材が設けられ、前記ロッド部材は、前記アッパアームに対して回動可能に連結されるアッパロッドと、前記ロアアームに対して回動可能に連結されるロアロッドと、前記アッパロッドと前記ロアロッドとを軸方向に伸縮可能に連結するブッシュとが備えられ、前記アッパロッド及び前記ロアロッドのうち一方のロッドに、前記ブッシュの前記軸方向の一方側を規制するストッパが一体形成され、前記ブッシュに対して前記軸方向に規制された状態で外筒を嵌合し、他方の前記ロッドが前記外筒に装着された車両用サスペンション装置である。
この構成によれば、上記のように構成されたロッド部材が備えられるため、サスペンションとしての機能を損なうこと無く、前後コンプライアンス確保とキャスター剛性確保とを両立できるとともに、段差乗り越え時のショックを緩和することができる。
より詳細には、ロッド部材は、アッパアームとロアアームとの間に跨って設けられ、車両前後方向に傾斜した状態で配置されるため、ロッド部材によって、ブレーキ時のアッパアーム及びロアアームの車両前後方向の相互逆方向変位を規制でき、この結果、キャスター剛性を確実に確保できる。
また、アッパアーム及びロアアームの各々の車体連結部と車体との間には、通常、弾性ブッシュが介在されるが、弾性ブッシュによるサスペンションの前後コンプライアンスを確実に確保することができる。
また、前記ロッド部材は、前記アッパアームに対して回動可能に連結されるアッパロッドと、前記ロアアームに対して回動可能に連結されるロアロッドと、前記アッパロッドと前記ロアロッドとを軸方向に伸縮可能に連結するブッシュとが備えられているため、アッパアーム及びロアアームのサスペンション機能としての上下回動を損なうことなく、アッパアーム及びロアアームの各々に連結することができる。
さらに、ブッシュが、前記アッパアームに対して回動可能に連結されるアッパロッドと、前記ロアアームに対して回動可能に連結されるロアロッドとを軸方向に伸縮可能に連結するため、段差乗り越え時の衝撃をブッシュが軸方向に伸縮して吸収するため、段差乗り越え時のショックを緩和することができる。
なお、前側アーム部と後側アーム部とで二股状に形成されたアームはA型、V型あるいはL型のアームである。
また上述したように、前記アッパロッド及び前記ロアロッドのうち一方のロッドに、前記ブッシュの前記軸方向の一方側を規制するストッパが一体形成されたため、段差乗り越え時の衝撃を軸方向に伸縮して吸収するブッシュを軸方向に規制する一方のストッパを一方のロッドと一体構成することができ、別体構成する場合に比べて部品点数や組み付け工数を低減することができる。
また上述したように、前記ブッシュに対して前記軸方向に規制された状態で外筒を嵌合し、他方の前記ロッドが前記外筒に装着されたため、一方の前記ロッドのストッパによって軸方向が規制されたブッシュに対して伸縮自在に前記他方のロッドを連結することができる。したがって、一方の前記ロッドのストッパによって軸方向が規制されるとともに、伸縮自在に前記他方のロッドが連結されたブッシュの伸縮によって、乗り越え時に生じるロッド同士の軸方向の相対移動を吸収することができる。よって、段差乗り越え時のショックを緩和することができる。
この発明の態様として、前記一方のロッドに対して、前記ブッシュの前記軸方向の他方側を規制する他方側のストッパが装着可能に構成されてもよい。
この発明により、他方側のストッパを前記一方のロッドに装着することで前記ブッシュの他方側を規制することができる。このように他方側のストッパを前記一方の前記ロッドに装着することで前記ブッシュの軸方向両側を規制でき、段差乗り越え時の衝撃をブッシュで確実に吸収することができる。
なお、前記一方のロッドに対する他方側のストッパの装着は、他方側のストッパを前記一方のロッドに対して螺合してもよいし、嵌合や接着、あるいは加締めなど様々な固定方法で固定してもよい。
この発明の態様として、前記ブッシュの前記軸方向の端部と、前記ストッパとの間にワッシャが配置されてもよい。
前記ワッシャは、前記ブッシュの前記軸方向の端部と前記ストッパとの間に配置されるが、ブッシュの一方の端部とストッパとの間、あるいはブッシュの両端部とストッパとの間に配置されてもよい。また、ブッシュの両端部とストッパとの間にワッシャを配置する場合、ブッシュの一方の端部とストッパとの間と、ブッシュの他方の端部とストッパとの間に配置するワッシャの枚数は同数であってもよいし、異なる枚数であってもよい。
この発明により、乗り越え時の衝撃を吸収するブッシュの軸方向特性を調整することができる。
詳述すると、前記ブッシュの前記軸方向の端部と、前記ストッパとの間にワッシャを配置することで、軸方向の両側をストッパで規制されるブッシュの規制状態を変化させることができる。このように、ブッシュの規制状態を変化させることで、ブッシュの衝撃吸収性、つまり軸方向特性を変化させることができる。つまり、ブッシュの端部とストッパとの間に配置するワッシャの有無や配置数を調整することで、ブッシュの軸方向特性を調整することができる
この発明によれば、サスペンションとしての機能を損なうこと無く、前後コンプライアンス確保とキャスター剛性確保とを両立できるとともに、段差乗り越え時のショックを緩和することができる車両用サスペンション装置を提供することを目的とする。
車両用サスペンション装置を示す斜視図。 車両用サスペンション装置を車輪側から見た側面図。 車両用サスペンション装置を示す平面図(ダンパーは図示省略)。 アッパアーム、ロアアーム及び連結ロッドを車輪側から見た側面図。 連結ロッドの斜視図。 連結ロッドの分解斜視図。 図5におけるA-A断面図。 ブッシュ特性確認試験結果のグラフ。 連結ロッドの取付位置の変形例を示す側面図。 アッパアームが平面視略V字形である場合の平面視図。 ロアアームが平面視略L字形である場合の平面視図。
<実施形態>
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
図1~図7を参照して、この実施形態に係る車両用サスペンション装置1について説明する。この車両用サスペンション装置1は、自動車などの車両のサスペンションに適用可能なダブルウィッシュボーン型のサスペンション装置である。以下では、この車両用サスペンション装置1をフロントサスペンションに適用した場合を例に挙げて詳しく説明する。
なお、図1等において、矢印で示した「前側」「後側」「内側」「外側」「上側」「下側」はそれぞれ、車両前方側、車両後方側、車幅方向内側、車幅方向外側、車両上方側、及び、車両下方側を示している。
図1及び図2に示すように、この車両用サスペンション装置1は、車輪を回転可能に支持するナックル11の上部及び下部を支持するアッパアーム12とロアアーム13の間に、車両前後方向に傾斜した状態で、連結ロッド16が連結されたものである。
<車体前部>
図1及び図2に示すように、車両用サスペンション装置1は、車体前部3の左右両側(即ち車幅方向外側)の側面3aに取り付けられている。なお、図1では、車体前部3の左側のみ図示されている。車体前部3は、左右一対のフロントサイドフレーム31と、左右一対のサイドメンバ32と、フロントサイドフレーム31とサイドメンバ32とを互いに連結する連結メンバ33とを備えている。
フロントサイドフレーム31は、車両前後方向に延在した棒状の部材であり、車体前部3の左右両側に配置されている。サイドメンバ32は、車両前後方向に延在した棒状の部材であり、車体前部3の左右両側に配置されると共に左右両側のフロントサイドフレーム31の各々の下側に間隔を空けて配置されている。サイドメンバ32の上面の前側及び後側にはそれぞれ、連結メンバ33が設けられている。サイドメンバ32とその上側のフロントサイドフレーム31は、上記の連結メンバ33によって互いに連結されている。フロントサイドフレーム31の上面には、後述のダンパー14の上端部を支持するサスタワー40が設けられている。フロントサイドフレーム31、サイドメンバ32、連結メンバ33及びサスタワー40の各々の車幅方向外側の側面によって、車体前部3の車幅方向外側の側面3aが構成されている。
<車両用サスペンション装置>
図1~図3に示すように、車両用サスペンション装置1は、前輪を回転可能に支持するナックル11と、ナックル11の上部を支持するアッパアーム12と、ナックル11の下部を支持するロアアーム13と、地面からの衝撃を吸収するダンパー14と、左右の車両用サスペンション装置1の上下回動のバラツキを抑制するスタビライザ15と、ブレーキ時のアッパアーム12及びロアアーム13の前後方向の相互逆方向変位を抑制する連結ロッド16とを備えている。
<アッパアーム>
図3及び図4に示すように、アッパアーム12は、例えば平面視略A字形に形成されている。アッパアーム12は、ナックル11の上部に連結されるナックル連結部121と、車体前部3の側面3aの上部に連結される前後一対の車体連結部(前側車体連結部122a及び後側車体連結部122b)と、ナックル連結部121と前側車体連結部122aとを連結する前側アーム部123と、ナックル連結部121と後側車体連結部122bとを連結する後側アーム部124と、前側アーム部123と後側アーム部124との間に跨って設けられた連結アーム部125と、連結ロッド16の前端部が連結される連結ロッド連結部126とを備えている。
ナックル連結部121の下面には、ナックル11の上部に設けられた後述のボールジョイントが枢支状に連結される凹部121aが設けられている。
各車体連結部122a,122bは、車体前部3の左右両側の側面3aの上部(例えばフロントサイドフレーム31の車幅方向外側の側面)において、互いに前後方向に間隔を空けると共に上下方向に回動可能に連結されている(図1及び図2参照)。より詳細には、各車体連結部122a,122bはそれぞれ、円筒状に形成されており、それらの筒軸線は、車両前後方向に延び且つ互いに同軸状に配置されている。各車体連結部122a,122bの各々の筒内には、円筒状の弾性ブッシュDBが同心状に嵌合されている(図1参照)。
これに対し、図1及び図2に示すように、車体前部3の左右両側の側面3aの上部(例えばフロントサイドフレーム31の車幅方向外側の側面)には、各車体連結部122a,122bを上下方向に回動可能に支持する前後一対の支持ブラケット(前側支持ブラケット35a及び後側支持ブラケット35b)が設けられている。
各支持ブラケット35a,35bはそれぞれ、車両前後方向に延びた回動軸部35c,35dの両端部を支持している。各回動軸部35c,35dはそれぞれ、アッパアーム12の各車体連結部122a,122b内の弾性ブッシュDBの中心孔内に回動可能に挿通されている。各支持ブラケット35a,35bはそれぞれ、その前端部及び後端部が車幅方向外側に屈曲された形の平面視略コ字形に形成されている。そして、その前端部及び後端部がそれぞれ各回動軸部35c,35dの前端部及び後端部に連結されることで、各回動軸部35c,35dの両端部(即ち上記の前端部及び後端部)を支持している。
各回動軸部35c,35dは、同軸線上に配置すると共に、例えば車両前方斜め上側に傾斜している。これにより、アッパアーム12は、前高後低状に傾斜した状態で、車体前部3の側面3aの上部に連結されている。
より詳細には、例えば、車体前部3の側面3aの上部には、前後一対の収容凹部(前側収容凹部36a及び後側収容凹部36b)が設けられている(図1及び図2参照)。各支持ブラケット35a,35bはそれぞれ、各収容凹部36a,36bの内部に設けられている。
前側アーム部123は、車幅方向外側ほど斜め後方に延びると共に、例えば車両前側に凸状に湾曲した棒状に形成されている。前側アーム部123の長手方向外側の端部は、ナックル連結部121に連結されており、前側アーム部123の長手方向内側の端部は、前側車体連結部122aに連結されている。
後側アーム部124は、車幅方向外側ほど斜め前方に延びると共に、例えば車両後側に凸状に湾曲した棒状に形成されている。後側アーム部124の長手方向外側の端部は、ナックル連結部121に連結されており、後側アーム部124の長手方向内側の端部は、後側車体連結部122bに連結されている。
連結アーム部125は、車両前後方向に延びると共に、例えば車幅方向内側に凸状に湾曲した棒状に形成されている。連結アーム部125の長手方向前側の端部は、前側アーム部123の長手方向内側の端部付近に連結され、連結アーム部125の長手方向後側の端部は、後側アーム部124の長手方向内側の端部付近に連結されている。
連結ロッド連結部126は、アッパアーム12の前辺部の前側(即ち前側アーム部123の前側)に設けられている。より詳細には、連結ロッド連結部126は、前側アーム部123の長手方向内側の端部付近に設けられている。換言すれば、連結ロッド連結部126は、前側アーム部123と連結アーム部125との連結部の前側に設けられている。
また、連結ロッド連結部126は、車両前方斜め上方に向かって突出しており、その下面には、連結ロッド16の前端部が連結されるボールジョイント126aが設けられている(図7参照)。このように、連結ロッド連結部126が車両前方斜め上方に向かって突出することで、連結ロッド連結部126は、後述のように直線状の棒状に形成される連結ロッド16に対して略平行に配置される。この結果、連結ロッド16の前端部を連結ロッド連結部126に連結させるとき、連結ロッド連結部126に対する連結ロッド16の連結角度が無理な角度になることを回避することができる。即ち、連結ロッド16が車幅方向に回動できるだけでなく、車両前後方向にも回動可能に、連結ロッド16の前端部を連結ロッド連結部126に連結することができる。
このように構成されたアッパアーム12は、上述のように各車体連結部122a,122bが各支持ブラケット35a,35bに回動可能に支持されることで、車体前部3の側面3aに対して上下動可能に連結されている。
<ロアアーム>
図3及び図4に示すように、ロアアーム13は、例えば平面視略A字形に形成されている。ロアアーム13は、ナックル11の下部に連結されるナックル連結部131と、車体前部3の側面3aの下部に連結される前後一対の車体連結部(前側車体連結部132a及び後側車体連結部132b)と、ナックル連結部131と前側車体連結部132aとを連結する前側アーム部133と、ナックル連結部131と後側車体連結部132bとを連結する後側アーム部134と、前側アーム部133と後側アーム部134との間に跨って設けられた連結アーム部135及び傾斜連結部136と、ダンパー14の下端部が連結されるダンパー連結部137と、スタビライザ15の端部が連結されるスタビ連結部138と、連結ロッド16の下端部が連結される連結ロッド連結部139とを備えている。
ナックル連結部131の下面には、ナックル11の下部に設けられた後述のボールジョイントが枢支状に連結される凹部131aが設けられている。
各車体連結部132a,132bは、車体前部3の左右両側の側面3aの下部に、互いに前後方向に間隔を空けると共に上下方向に回動可能に連結されている(図1及び図2参照)。より詳細には、各車体連結部132a,132bはそれぞれ、円筒状に形成されており、それらの筒軸線は、車両前後方向に延び且つ互いに同軸状に配置されている。各車体連結部132a,132bの各々の筒内には、円筒状の弾性ブッシュDBが同心状に嵌合されている(図1参照)。
これに対し、図1及び図2に示すように、車体前部3の左右両側の側面3aの下部(例えばサイドメンバ32の車幅方向外側の側面)には、各車体連結部132a,132bを上下方向に回動可能に支持する前後一対の支持ブラケット(前側支持ブラケット37a及び後側支持ブラケット37b)が設けられている。
各支持ブラケット37a,37bはそれぞれ、車両前後方向に延びた回動軸部37c,37dを支持している。各回動軸部37c,37dはそれぞれ、ロアアーム13の各車体連結部132a,132b内の弾性ブッシュDBの中心孔内に回動可能に挿通されている。各支持ブラケット37a,37bはそれぞれ、その前端部及び後端部が車幅方向外側に屈曲された形の平面視略コ字形に形成されている。そして、その前端部及び後端部がそれぞれ各回動軸部37c,37dの前端部及び後端部に連結されることで、各回動軸部37c,37dの両端部(即ち上記の前端部及び後端部)を支持している。
各回動軸部37c,37dは、同軸線上に配置すると共に、例えば車両前後方向に平行に配置している。これにより、ロアアーム13は、車両前後方向に平行な状態で、車体前部3の側面3aの下部に連結されている。
より詳細には、例えば、車体前部3の側面3aの下部には、前後一対の収容凹部(前側収容凹部38a及び後側収容凹部38b)が設けられている(図1及び図2参照)。各支持ブラケット37a,37bはそれぞれ、各収容凹部38a,38bの内部に設けられている。
前側アーム部133は、車幅方向外側ほど斜め後方に延びた棒状に形成されている。より詳細には、前側アーム部133は、前側車体連結部132a側から車幅方向外側に略平行に延び、そして屈曲して斜め後方に延び、そして屈曲して車幅方向外側に略平行に延びた形に形成されている。前側アーム部133の長手方向外側の端部は、ナックル連結部131に連結され、前側アーム部133の長手方向内側の端部は、前側車体連結部132aに連結されている。
後側アーム部134は、車幅方向外側ほど斜め前方に延びた棒状に形成されている。より詳細には、後側アーム部134は、後側車体連結部132b側から車幅方向外側に略平行に延び、そして屈曲して斜め前方に延び、そして屈曲して車幅方向外側に略平行に延び、そして屈曲して斜め前方に延びた形に形成されている。後側アーム部134の長手方向外側の端部は、ナックル連結部131に連結され、後側アーム部134の長手方向内側の端部は、後側車体連結部132bに連結されている。
即ち、前側アーム部133と後側アーム部134との間隔(即ちロアアーム13の前後方向の幅)は、ナックル連結部131側では相対的に狭く、車体連結部132a,132b側では相対的に広く、ナックル連結部131と車体連結部132a,132bとの間の中間では、ナックル連結部131側ほど漸次狭くなっている。
連結アーム部135は、車両前後方向に延びた棒状に形成されている。連結アーム部135の長手方向前側の端部は、前側アーム部133の長手方向内側の端部付近に連結され、連結アーム部135の長手方向後側の端部は、後側アーム部134の長手方向内側の端部付近に連結されている。
傾斜連結部136は、例えば、車両前方ほど車幅方向外側に傾いて延びた細長な平板状に形成されている。傾斜連結部136の長手方向前側の端部は、前側アーム部133の長手方向中央に連結され、傾斜連結部136の長手方向後側の端部は、後側アーム部134の長手方向内側の端部付近に連結されている。
ダンパー連結部137は、ロアアーム13のナックル連結部131付近の狭幅部分に設けられている(図1参照)。ダンパー連結部137は、ダンパー14の下端部を回動可能に支持する回動軸部(図示省略)を備えている。上記の回動軸部は、前後方向に延びており、その前端部及び後端部はそれぞれ、前側アーム部133における上記の狭幅部分の前部を構成する部分及び後側アーム部134における上記の狭幅部分の後部を構成する部分に連結されている。
スタビ連結部138は、ロアアーム13の前辺部の前側(即ち前側アーム部133の前側)のナックル連結部131付近に設けられている。
連結ロッド連結部139は、ロアアーム13の後辺部の後側(即ち後側アーム部134の後側)に設けられている。即ち、連結ロッド連結部139は、ロアアーム13において、スタビ連結部138の反対側に設けられている。また、連結ロッド連結部139は、後側アーム部134の長手方向内側の端部付近に設けられている。即ち、連結ロッド連結部139は、後側アーム部134と連結アーム部135との連結部の後側に設けられている。
また、連結ロッド連結部139は、車両後方斜め下方に向かって突出しており、その上面には、連結ロッド16の後端部が連結されるボールジョイント139aが設けられている(図7参照)。このように、連結ロッド連結部139が車両後方斜め下方に向かって突出することで、連結ロッド連結部139は、後述のように直線状の棒状に形成される連結ロッド16に対して略平行に配置される。この結果、連結ロッド16の後端部を連結ロッド連結部139に連結させるとき、連結ロッド連結部139に対する連結ロッド16の連結角度が無理な角度になることを回避することができる。即ち、連結ロッド16が車幅方向に回動できるだけでなく、車両前後方向にも回動可能に、連結ロッド16の前端部を連結ロッド連結部126に連結することができる。
このように構成されたロアアーム13は、上述のように各車体連結部132a,132bが各支持ブラケット37a,37bに回動可能に支持されることで、アッパアーム12の下側に配置されると共に、車体前部3の側面3aに対して上下動可能に連結されている。
<ナックル>
図1~図3に示すように、ナックル11は、ナックル本体111と、前輪を回転可能に支持するハブ112と、図示省略の操舵機構からの操舵ロッド50が連結される操舵ロッド連結部113とを備えている。操舵ロッド50は、ナックル11を車両左右方向に回動させるためのロッドである。
ナックル本体111は、例えば、車幅方向を向いた主板部111sと、その主板部111sの周縁から車幅方向内側に向けて立設された周壁部111tとを備えている。主板部111sは、例えば、縦長で上部が車幅方向内側に傾斜している。
ナックル本体111の上部(例えば周壁部111tの上端部の上面)には、ボールジョイントが設けられており、このボールジョイントは、アッパアーム12のナックル連結部121の下面の凹部121a内に枢支状に連結されている。ナックル本体111の下部(例えば周壁部111tの下端部の上面)には、ボールジョイントが設けられており、このボールジョイントは、ロアアーム13のナックル連結部131の下面の凹部131a内に枢支状に連結されている。
このように、ナックル11は、その上部及び下部の設けられた各ボールジョイントがそれぞれ各アーム12,13のナックル連結部121,131の凹部121a,131aに枢支状に連結されることで、車体に対して上下動可能で且つ車両左右方向に回動可能に各アーム12,13によって支持されている。
ハブ112は、ナックル本体111の車幅方向外側の側面(即ち主板部111sの車幅方向外側の主面)において、例えばナックル本体111の上下方向の中心で且つ前後方向の中心に、回転可能に連結されている。
操舵ロッド連結部113は、ナックル本体111の前端において、例えばその上下方向の中心に、車両前方に突出するように設けられている。即ち、操舵ロッド連結部113は、ナックル11の前後方向の中心に対して、連結ロッド連結部139の前後方向反対側に配置されている。操舵ロッド連結部113には、例えばその上面に、ボールジョイントが設けられており、このボールジョイントには、操舵ロッド50の先端部が枢支状に連結されている。
<ダンパー>
図1に示すように、ダンパー14は、その長手方向に伸縮可能なダンパー本体141と、ダンパー本体141の上半部の外周に装着され、ダンパー本体141を伸長方向に付勢するスプリング142を備えている。
ダンパー14は、アッパアーム12の各アーム部(前側アーム部123,後側アーム部124及び連結アーム部125)で構成された開口部内を挿通して配置されている。ダンパー本体141の上端部は、車体前部3の側面3aの上端部に連結され、ダンパー本体141の下端部は、ロアアーム13のダンパー連結部137に連結されている。
より詳細には、ダンパー本体141の上端部及び下端部にはそれぞれ、車両前後方向に延びた貫通孔141a,141bが設けられており、それら各貫通孔141a,141bには、円筒状の弾性ブッシュDBが嵌合されている。
これに対し、車体前部3の左右両側の上部(即ちフロントサイドフレーム31の上部)には、サスタワー40が立設されている。サスタワー40の車幅方向外側の側面(即ち車体前部3の側面3aの上端部)には、ダンパー本体141の上端部を支持する支持ブラケット41が設けられている。
支持ブラケット41は、車両前後方向に延びた回動軸部41aの両端部を支持している。回動軸部41aは、ダンパー本体141の上端部の貫通孔141a内の弾性ブッシュDBの中心孔内に回動可能に挿通されている。支持ブラケット41は、その前端部及び後端部が下方に屈曲された形の側面視略コ字形に形成されている。そして、その前端部及び後端部がそれぞれ回動軸部41aの前端部及び後端部に連結されることで、回動軸部41aの両端部(即ち上記の前端部及び後端部)を支持している。このように、ダンパー本体141の上端部は、上記のように支持ブラケット41に支持されることで、車体前部3の側面3aの上端部において車幅方向に回動可能に連結されている。
他方、ダンパー本体141の下端部は、その貫通孔141b内の弾性ブッシュDBの中心孔内に、前後方向に延びた回動軸部(図示省略)が挿通され、その回動軸部の前後両端部がロアアーム13のダンパー連結部137に支持されることで、ダンパー連結部137において車幅方向に回動可能に連結されている。
<スタビライザ>
図1に示すように、スタビライザ15は、スタビライザ本体151と、スタビライザ本体151の両端を左右両側のロアアーム13のスタビ連結部138に連結する一対の棒状のリンク部152とを備えている。図1では、左右両側のリンク部152のうちの左側のリンク部のみ図示されている。
スタビライザ本体151は、車幅方向に延びた棒状に形成され、その長手方向の両端部はそれぞれ、車両方向外側ほど車両斜め後側に傾斜している。スタビライザ本体151における長手方向中央の両側の部分は、取付部品153によって車体前部に回動可能に取り付けられている。図1では、左右両側の取付部品153のうちの左側のリンク部152のみ図示されている。
この取付状態で、スタビライザ本体151の長手方向の両端部は、ロアアーム13よりも前側且つロアアーム13よりも上側に配置され、上下方向に回動可能になっている。また、この取付状態で、スタビライザ本体151の長手方向の両端部は、リンク部152を介して、ロアアーム13のスタビ連結部138に連結されている。
<連結ロッド>
図4~図7に示すように、連結ロッド16は、アッパロッド17、弾性ブッシュ18、及びロアロッド19で構成し、直線状の棒状に形成されている。
アッパロッド17は、円柱状の本体部171と、本体部171に対して長さ調整可能に連結された調整ロッド172と、長さ調整された本体部171と調整ロッド172とを固定する固定ナット173と、調整ロッド172に対して装着される先端ストッパ174とで構成している。
本体部171の上端には、ジョイント部171aが設けられ、本体部171の下端には後述する調整ロッド172の軸調整部172aと螺合する螺合調整部171bが設けられている。
ジョイント部171aは、図7(a)に示すように、内部に凹部171uが設けられており、この凹部171uには、アッパアーム12の連結ロッド連結部126に設けられたボールジョイント126aが枢支状に連結される。なお、凹部171uに枢支されたボールジョイント126aとジョイント部171aとの間には、ボールジョイント126aを覆うように弾性カバーDKを設けている。
螺合調整部171bは、本体部171の下端内部に形成され、軸調整部172aが挿入される凹状であり、内面に螺合するネジ溝が形成されている。
調整ロッド172は、円柱状の軸調整部172aと、軸調整部172aの下端に設けられた外筒部172bとで構成している。
軸調整部172aは、上述の本体部171の螺合調整部171bに挿入される円柱状であり、螺合調整部171bの内面に形成されたネジ溝と螺合するネジ山が形成されている。
外筒部172bは、図7(b)のa部拡大図に示すように、下端に径外側に拡がるフランジ部172cを備えるとともに、後述する先端ストッパ174の軸部174bが挿入され、螺合する螺合凹部172dを備えている。螺合凹部172dは、後述の先端ストッパ174の軸部174bの外面に形成されたネジ山と螺合するネジ溝を内面に設けている。
固定ナット173は、螺合調整部171bに螺合して、適宜の長さに調整された軸調整部172aのネジ山に螺合して、本体部171と調整ロッド172との相対位置を固定するダブルナットとして機能するナットである。
先端ストッパ174は、調整ロッド172に対して取付けた状態で、調整ロッド172のフランジ部172cと軸方向に対向する円盤状の規制円盤部174aと、規制円盤部174aの中心から調整ロッド172に向かって延びる軸部174bとで構成している。なお、軸部174bの外周面には、螺合凹部172dの内面に形成したネジ溝と螺合するネジ山を形成している。
弾性ブッシュ18は、ゴム製の円筒状であり、内周面に沿って内筒181を圧入している。
弾性ブッシュ18は、後述する外筒部192bよりひとまわり小径且つ所定の肉厚を有する円筒状であり、軸方向の両端部を残して外周面を径内側に凹ませた嵌合凹部18aを形成している。
内筒181は、弾性ブッシュ18より剛性の高い高剛性の円筒状であり、弾性ブッシュ18と略同じ軸方向長さに形成されている。円筒状の181の内部には、後述するアッパロッド17の先端ストッパ174の軸部174bが挿通する空間を有している。
内筒181の軸方向の両側には、ワッシャ182が配置されている。
ワッシャ182は、内筒181の外径以下、つまり弾性ブッシュ18の内径より小径な外径を有するとともに、先端ストッパ174の軸部174bの外径より大径な内径を有する所定厚みのリング状である。なお、本実施形態では、1.0mmの厚みのワッシャ182を用いている。
ロアロッド19は、円柱状の本体部191、本体部191に対して長さ調整可能に連結された外筒軸部192と、長さ調整された本体部191と外筒軸部192とを固定する固定ナット193と、弾性ブッシュ18に外嵌する外嵌筒部194とで構成している。
本体部191の下端には、ジョイント部191aが設けられ、本体部191の上端には後述する外筒軸部192の軸調整部192aと螺合する螺合調整部191bが設けられている。
ジョイント部191aは、図7(a)に示すように、内部に凹部191dが設けられており、この凹部191dには、ロアアーム13の連結ロッド連結部139に設けられたボールジョイント139aが枢支状に連結される。なお、凹部191dに枢支されたボールジョイント139aとジョイント部191aとの間には、ボールジョイント139aを覆うようにゴム製の弾性カバーDKを設けている。
螺合調整部191bは、本体部191の上端内部に形成され、軸調整部192aが挿入される凹状であり、内面に螺合するネジ溝が形成されている。
外筒軸部192は、図7(b)のa部拡大図に示すように、円柱状の軸調整部192aと、軸調整部192aの上端に設けられた外筒部192bとで構成している。
軸調整部192aは、上述の本体部191の螺合調整部191bに挿入される円柱状であり、螺合調整部191bの内面に形成されたネジ溝と螺合するネジ山が形成されている。
外筒部192bは、上方が開放された略有底円筒状であり、後述の外嵌筒部194の外面に形成されたネジ山と螺合するネジ溝を内面に設けている。
固定ナット193は、螺合調整部191bに螺合して、適宜の長さに調整された軸調整部192aのネジ山に螺合して、本体部191と外筒軸部192との相対位置を固定するダブルナットとして機能するナットである。
外嵌筒部194は、後述する弾性ブッシュ18の外周面に形成した嵌合凹部18aに外嵌する円筒状であり、外筒部192bの内面に形成したネジ溝と螺合するネジ山を外周面に形成している。
なお、図7中のDKは、ボールジョイント126a,139aを覆う弾性カバーである。弾性カバーDKは、筒状に形成され、連結ロッド16の端部と連結ロッド連結部126,139との間に配置されると共に、ボールジョイント126a,139aの外周に装着されている。
続いて、連結ロッド16の組み付けについて説明する。
まず、上述のように構成された弾性ブッシュ18は、内周部に内筒181を圧入し、内筒181の軸方向端部にワッシャ182を配置している。弾性ブッシュ18と内筒181とは略同じ長さで形成しているため、ワッシャ182を配置することで、配置したワッシャ182の厚み分の空間が、弾性ブッシュ18の端部の側に形成される。
なお、ワッシャ182の配置枚数については、後で詳細に説明するが弾性ブッシュ18を所望の軸方向特性に調整するために適した枚数を配置する。そのため、所望の軸方向特性によって、ワッシャ182を配置しない場合もあれば、内筒181の軸方向の一方だけに配置したり、両側に配置したりする。内筒181の両側にワッシャ182を配置する場合であっても、軸方向の両側に配置するワッシャ182の枚数が同じであってもよいし、違っていてもよい。
また、上述のように各要素が構成されたロアロッド19は、螺合調整部191bに軸調整部192aを所定量螺合して連結し、固定ナット193で固定する。また、外筒部192bの内面に設けたネジ溝と外嵌筒部194の外周面に設けたネジ山とを螺合して、外筒軸部192と外嵌筒部194とを組み付ける。このようにして、所定長さのロアロッド19は組み付けられる。
さらに、上述のように各要素が構成されたアッパロッド17は、螺合調整部171bに軸調整部172aを所定量螺合して本体部171と調整ロッド172とを連結し、固定ナット173で固定する。また、先端ストッパ174の軸部174bを弾性ブッシュ18に組み付けた内筒181と両側に配置したワッシャ182の内部空間に挿通する。そのうえで、先端ストッパ174の軸部174bを調整ロッド172における外筒部172bの螺合凹部172dに螺合して、調整ロッド172に対して先端ストッパ174を取付ける。このとき、軸部174bが、内筒181及びワッシャ182の内部空間を挿通している、つまり先端ストッパ174によって調整ロッド172に組み付けられた弾性ブッシュ18及びワッシャ182は、調整ロッド172のフランジ部172cと先端ストッパ174の規制円盤部174aとの間に配置される。
また、調整ロッド172のフランジ部172cと先端ストッパ174の規制円盤部174aとの間に配置された弾性ブッシュ18及びワッシャ182は、外筒部172bのフランジ部172cに先端ストッパ174の軸部174bとを十分に螺合することでフランジ部172cと規制円盤部174aとで軸方向両側から規制されている。
内筒181の端部とフランジ部172cとの間、及び規制円盤部174aと内筒181の端部との間にワッシャ182が配置されているため、調整ロッド172のフランジ部172cと先端ストッパ174の規制円盤部174aとで、ワッシャ182、内筒181及びワッシャ182を挟み込むまで外筒部172bのフランジ部172cと先端ストッパ174の軸部174bとを螺合する。
このようにして、ワッシャ182、内筒181及びワッシャ182を挟み込むまで螺合させた調整ロッド172及び先端ストッパ174によって軸方向の両側から規制された弾性ブッシュ18の嵌合凹部18aに外嵌筒部194を嵌合することで、連結ロッド16は組み付けられる、
このように構成された連結ロッド16は、その前端部がボールジョイント126aを介してアッパアーム12の連結ロッド連結部126に枢支状に連結されると共に、その後端部がボールジョイント139aを介してロアアーム13の連結ロッド連結部139に枢支状に連結されている。これにより、連結ロッド16は、前高後低状に傾斜した状態で、アッパアーム12とロアアーム13の間に跨って設けられている。また、連結ロッド16は、各アーム12,13の上下回動に伴って逆方向に回動可能である。これにより、連結ロッド16は、各アーム12,13の上下回動を妨げることなく、各アーム12,13間に跨って設けられている。また、連結ロッド16は、各アーム12,13のナックル11側と車体側のうちの車体側に設けられている。
<主要な効果>
以下、この実施形態に係る車両用サスペンション装置1は、前側アーム部123,133と後側アーム部124,134とで二股状に形成されたアッパアーム12及びロアアーム13が備えられたダブルウィッシュボーン式であって、アッパアーム12の前側アーム部123と、ロアアーム13の後側アーム部134とを跨いで連結する連結ロッド16が設けられ、連結ロッド16は、アッパアーム12に対して回動可能に連結されるアッパロッド17と、ロアアーム13に対して回動可能に連結されるロアロッド19と、アッパロッド17とロアロッド19とを軸方向に伸縮可能に連結する弾性ブッシュ18とが備えられた車両用サスペンション装置1である。
この構成によれば、上記のように構成された連結ロッド16が備えられるため、サスペンションとしての機能を損なうこと無く、前後コンプライアンス確保とキャスター剛性確保とを両立できるとともに、段差乗り越え時のショックを緩和することができる。
より詳細には、連結ロッド16は、アッパアーム12とロアアーム13との間に跨って設けられ、車両前後方向に傾斜した状態で配置されるため、連結ロッド16によって、ブレーキ時のアッパアーム12及びロアアーム13の車両前後方向の相互逆方向変位を規制でき、この結果、キャスター剛性を確実に確保できる。
また、アッパアーム12及びロアアーム13の各々の車体連結部と車体との間には、通常、弾性ブッシュ18が介在されるが、弾性ブッシュ18によるサスペンションの前後コンプライアンスを確実に確保することができる。
また、連結ロッド16は、アッパアーム12に対して回動可能に連結されるアッパロッド17と、ロアアーム13に対して回動可能に連結されるロアロッド19と、アッパロッド17とロアロッド19とを軸方向に伸縮可能に連結する弾性ブッシュ18とが備えられているため、アッパアーム12及びロアアーム13のサスペンション機能としての上下回動を損なうことなく、アッパアーム12及びロアアーム13の各々に連結することができる。
さらに、弾性ブッシュ18が、アッパアーム12に対して回動可能に連結されるアッパロッド17と、ロアアーム13に対して回動可能に連結されるロアロッド19とを軸方向に伸縮可能に連結するため、段差乗り越え時の衝撃を弾性ブッシュ18が軸方向に伸縮して吸収するため、段差乗り越え時のショックを緩和することができる。
また、アッパロッド17に、弾性ブッシュ18の軸方向の上端を規制するフランジ部172cが一体形成されてもよい。
この発明により、段差乗り越え時の衝撃を軸方向に伸縮して吸収する弾性ブッシュ18の上端を規制するフランジ部172cをアッパロッド17と一体構成されることで別体構成する場合に比べて部品点数や組み付け工数を低減することができる。
また、アッパロッド17に対して、弾性ブッシュ18の軸方向の下端を規制する規制円盤部174aが装着可能に構成されてもよい。
この発明により、規制円盤部174aをアッパロッド17に装着することで弾性ブッシュ18の下端を規制することができる。このように規制円盤部174aをアッパロッド17に装着することで弾性ブッシュ18の軸方向両側を規制でき、段差乗り越え時の衝撃を弾性ブッシュ18で確実に吸収することができる。
また、弾性ブッシュ18の軸方向の端部と、フランジ部172cとの間にワッシャ182が配置されてもよい。
この発明により、乗り越え時の衝撃を吸収する弾性ブッシュ18の軸方向特性を調整することができる。
詳述すると、弾性ブッシュ18の軸方向の端部と、フランジ部172c及び規制円盤部174aとの間にワッシャ182を配置することで、軸方向の両側をフランジ部172c及び規制円盤部174aで規制される弾性ブッシュ18の規制状態を変化させることができる。このように、弾性ブッシュ18の規制状態を変化させることで、弾性ブッシュ18の衝撃吸収性、つまり軸方向特性を変化させることができる。つまり、弾性ブッシュ18の端部とフランジ部172c及び規制円盤部174aとの間に配置するワッシャ182の有無や配置数を調整することで、弾性ブッシュ18の軸方向特性を調整することができる。
また、弾性ブッシュ18に対して軸方向に規制された状態で外筒部192bを嵌合し、ロアロッド19が外筒部192bに装着されてもよい。
この発明により、アッパロッド17のフランジ部172c及び規制円盤部174aによって軸方向が規制された弾性ブッシュ18に対して伸縮自在にロアロッド19を連結することができる。したがって、アッパロッド17のフランジ部172c及び規制円盤部174aによって軸方向が規制されるとともに、伸縮自在にロアロッド19が連結された弾性ブッシュ18の伸縮によって、乗り越え時に生じるロッド同士の軸方向の相対移動を吸収することができる。よって、段差乗り越え時のショックを緩和することができる。
このように構成された車両用サスペンション装置1における連結ロッド16のワッシャ182の配置について効果を確認した効果確認試験について図8とともに説明する。
本効果確認試験では、弾性ブッシュ18の内側に圧入した内筒181の両側に1枚ずつワッシャ182を配置した場合(供試体A)に対して、ワッシャ182を配置しなかった場合(供試体B)と、2枚ずつワッシャ182を配置した場合(供試体C)とについて、連結ロッド16における弾性ブッシュ18の軸方向特性を確認した。
連結ロッド16において、アッパロッド17及びロアロッド19を伸縮させる方向の負荷を作用させることで、外嵌筒部194を介して、弾性ブッシュ18は軸方向に伸縮し、上記負荷を吸収することとなる。
このような連結ロッド16において、フランジ部172cと規制円盤部174aとによって軸方向の両側に規制された弾性ブッシュ18は、内筒181と同じ長さに形成され、フランジ部172cや規制円盤部174aと内筒181との間にワッシャ182が配置されることで、ワッシャ182の厚み分のクリアランスが設けられる。
そのため、アッパロッド17及びロアロッド19を伸縮させる方向の負荷を作用させても、上記クリアランスによって、外嵌筒部194を介した弾性ブッシュ18は軸方向に伸縮のタイミングがずれ、同負荷に対する変位量が異なる。
図8を確認すると、内筒181の両側に1枚ずつワッシャ182を配置した連結ロッド16(供試体A)の変位量に対して、ワッシャ182を配置しない連結ロッド16(供試体B)の変位量は低減し、2枚ずつワッシャ182を配置した連結ロッド16(供試体C)は増大することとなる。
このように、内筒181の軸方向両側にワッシャ182を配置する場合と配置しない場合や、配置する場合であってもワッシャ182の配置枚数によって、弾性ブッシュ18の軸方向特性が変化することが確認できた。
<変形例1>
上記の実施形態では、連結ロッド16は、前高後低に傾斜した状態で、アッパアーム12とロアアーム13との間に跨設されたが、図9に示すように、前低後高に傾斜した状態で、アッパアーム12とロアアーム13との間に跨設されてもよい。この場合は、アッパアーム12側の連結ロッド連結部126は、アッパアーム12の後辺部(即ち後側アーム部124)の後側に設けられる。また、ロアアーム13側の連結ロッド連結部139は、ロアアーム13の前辺部(即ち前側アーム部133)の前側に設けられる。この場合、ブレーキ時に、連結ロッド16に圧縮荷重が作用することで、各アーム12,13の車両前後方向の相互逆方向変位が抑制される。
なお、前高後低に傾斜した状態の連結ロッド16と、前低後高に傾斜した状態の連結ロッド16との両方を各アーム12,13の間に跨設してもよい。この場合は、各連結ロッド16は、互いに車幅方向にずらして配置される。
<変形例2>
上記の実施形態では、アッパアーム12は平面視略A字形に形成されたが、図10に示すように、アッパアーム12は平面視略V字形に形成されてもよい。この場合のアッパアーム12は、上記の実施形態のアッパアーム12から連結アーム部125を省略したものに相当する。
<変形例3>
上記の実施形態では、ロアアーム13は平面視略A字形に形成されたが、図11に示すように、ロアアーム13Lは平面視略L字形に形成されてもよい。この場合のロアアーム13Lは、ナックル11の下部に連結されるナックル連結部131と、車体前部3の側面3aの下部に連結される前後一対の車体連結部(前側車体連結部132a及び後側車体連結部132b)と、ナックル連結部131と前側車体連結部132aとを連結する横アーム部133Lと、横アーム部133Lと後側車体連結部132bとを連結する縦アーム部134Lと、二股に分かれるダンパー14の下端部に挟まれるように連結されるダンパー連結部137と、スタビライザ15の端部が連結されるスタビ連結部138と、連結ロッド16の下端部が連結される連結ロッド連結部139とを備えている。なお、ナックル連結部131、前側車体連結部132a及び後側車体連結部132bは、上記の実施形態と同様に構成されている。
横アーム部133Lは、車幅方向に延びており、その車幅方向外側の端部は、ナックル連結部131に連結され、その車幅方向内側の端部は、前側車体連結部132aに連結されている。縦アーム部134Lは、横アーム部133Lにおける長手方向内側の端部付近から車両後方に延びており、縦アーム部134Lにおける長手方向の後端部は、車幅方向内側に屈曲して後側車体連結部132bに連結されている。縦アーム部134Lの車幅方向の幅は、車両後方ほど漸次幅細になっている。
ダンパー連結部137は、横アーム部133Lのナックル連結部131の内側に立設されている。ダンパー連結部137には、略前後方向に貫通した貫通孔が設けられている。締結部品(例えばボルト)がダンパー本体141の下端部の貫通孔141bを挿通してダンパー連結部137の貫通孔に固定されることで、ダンパー本体141の下端部は、車幅方向に回動可能にダンパー連結部137に連結される。
スタビ連結部138は、横アーム部133Lにおける長手方向の中央付近に(例えばダンパー連結部137の内側に隣接して)立設されている。
連結ロッド連結部139は、縦アーム部134Lにおける長手方向の中央付近に設けられている。連結ロッド連結部139は、車両後方側に傾斜した台座部として形成されている。連結ロッド連結部139の上端面は、車両後方斜め下方に傾斜しており、上記の上端面に略垂直に連結ロッド16の下端部が連結されるボールジョイント(図示省略)が設けられている。
このように連結ロッド連結部139の上端面が傾斜していることで、上記の上端面は、連結ロッド16に対して略平行になり、この結果、連結ロッド16の後端部を連結ロッド連結部139に連結させるとき、連結ロッド連結部139に対する連結ロッド16の連結角度が無理な角度になることを回避することができる。
この変形例3では、アッパアーム12は、上記の実施形態と同様に平面視略A字形に構成されている。また、アッパアーム12及びロアアーム13Lが車体前部3の側面3aに連結された状態では、アッパアーム12は、ロアアーム13Lよりも少し車両前方にシフトして配置される。このため、連結ロッド16は、アッパアーム12の前辺部の前側と、ロアアーム13Lの長手方向の中間付近との間に跨設されても、連結ロッド16の傾斜を十分に車両前後方向に傾斜させることができる。
この変形例3では、ロアアーム13Lは、横アーム部133Lが車両前方側になるように用いられるが、横アーム部133Lが車両後方側なるように用いられても良い。また、この変形例3では、アッパアーム12とロアアーム13Lのうちロアアーム13Lが平面視略L字形に形成されたが、アッパアーム12が平面視略L字形に形成されてもよく、両方のアーム12,13Lが平面視略L字形に形成されてもよい。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、この発明の前側アーム部は前側アーム部123に対応し、
以下同様に、
後側アーム部は後側アーム部134に対応し、
アッパアームはアッパアーム12に対応し、
ロアアームはロアアーム13に対応し、
車両用サスペンション装置は車両用サスペンション装置1に対応し、
ロッド部材は連結ロッド16に対応し、
アッパロッドはアッパロッド17に対応し、
ロアロッドはロアロッド19に対応し、
ブッシュは弾性ブッシュ18に対応し、
ストッパはフランジ部172cに対応し、
他方側のストッパは規制円盤部174aに対応し、
ワッシャはワッシャ182に対応し、
外筒は外筒部192bに対応し、
他方のロッドはアッパロッド17に対応するも、この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
この発明は、自動車などの車両に適用可能な車両用サスペンション装置、特にダブルウィッシュボーン式のサスペンション装置への適用が可能である。
1…車両用サスペンション装置
12…アッパアーム
13…ロアアーム
16…連結ロッド
17…アッパロッド
18…弾性ブッシュ
19…ロアロッド
123…前側アーム部
134…後側アーム部
172c…フランジ部
174a…規制円盤部
182…ワッシャ
192b…外筒部

Claims (3)

  1. 前側アーム部と後側アーム部とで二股状に形成されたアッパアーム及びロアアームが備えられたダブルウィッシュボーン式の車両用サスペンション装置であって、
    前記アッパアーム及び前記ロアアームの一方のアームの前記前側アーム部と、他方のアームの前記後側アーム部とを跨いで連結するロッド部材が設けられ、
    前記ロッド部材は、
    前記アッパアームに対して回動可能に連結されるアッパロッドと、
    前記ロアアームに対して回動可能に連結されるロアロッドと、
    前記アッパロッドと前記ロアロッドとを軸方向に伸縮可能に連結するブッシュとが備えられ
    前記アッパロッド及び前記ロアロッドのうち一方のロッドに、前記ブッシュの前記軸方向の一方側を規制するストッパが一体形成され、
    前記ブッシュに対して前記軸方向に規制された状態で外筒を嵌合し、
    他方の前記ロッドが前記外筒に装着された
    車両用サスペンション装置。
  2. 前記一方のロッドに対して、前記ブッシュの前記軸方向の他方側を規制する他方側のストッパが装着可能に構成された
    請求項に記載の車両用サスペンション装置。
  3. 前記ブッシュの前記軸方向の端部と、前記ストッパとの間にワッシャが配置された
    請求項又は請求項に記載の車両用サスペンション装置。
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