JP7419713B2 - 組織情報管理システム及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、組織情報管理システム及びプログラムに関する。
従来、会社の組織体系を図案化した組織図を作成する手段として、各部署を階層構造で図案化すると共に、従業員を所属別に割り当てるように配置する組織図出力装置が知られている(特許文献1参照)。
また、組織図上に配置表示されている従業員や所属に対して移動指示を行うと、その指示に応じて組織図が変更される組織図編集装置が知られている(特許文献2参照)。
特開平9-204465号公報 特開平9-6982号公報
しかしながら、上記特許文献1や特許文献2に記載の装置では、従業員数が多い組織や従業員間の部署異動が多い組織において、人事情報管理者が従業員全員の所属を正確に把握できていない場合があり、人事情報管理者が単独で組織図を編集する際には、多くの時間や労力を要する、ミスが生じやすい、などの問題点があった。
一方、複数人がそれぞれ組織図改編案を作成すると、当該組織図改編案が一意に定まらない恐れがあった。
そこで本発明の課題は、組織の改編案の作成を効率的に行うことである。
上記課題を解決するために、本発明に係る第1の態様の組織情報管理システムは、
複数の構成要素からなる組織図を表示部に表示させることが可能で、且つ、ユーザ認証が可能な組織情報管理システムであって、
前記組織図内での前記構成要素の配置換え権限を有した第1の認証ユーザが第2の認証ユーザ宛てに組織図改編画面であって前記第2の認証ユーザにより利用される前記組織図改編画面において前記構成要素の配置換え案の作成を指示するための指示画面を、前記表示部に表示させる表示制御手段を備え、
前記表示制御手段は、前記組織図改編画面を前記表示部に表示させる際に、前記第2の認証ユーザが前記構成要素の配置換え案を作成するにあたって前記第2の認証ユーザが前記構成要素の配置換えを許可されるか禁止されるかを設定するためのオブジェクトを、前記第1の認証ユーザによる操作に基づいて配置換えが禁止されていることがロック情報において設定されていない前記構成要素に対応付けて前記組織図改編画面における前記組織図上で前記第2の認証ユーザにより選択可能に表示させる、
ことを特徴とする。
また、本発明に係る第2の態様の組織情報管理システムは、
複数の構成要素からなる組織図を表示部に表示させることが可能で、且つ、ユーザ認証が可能な組織情報管理システムであって、
前記組織図内での前記構成要素の配置換え権限を所定の範囲において有した第1の認証ユーザから第2の認証ユーザ宛てに前記構成要素の配置換え案の作成が指示された場合に前記構成要素の配置換え案を作成するための組織図改編画面を、前記表示部に表示させる表示制御手段を備え、
前記表示制御手段は、前記組織図改編画面を前記表示部に表示させる際に、前記第2の認証ユーザが前記構成要素の配置換え案を作成するにあたって前記第2の認証ユーザが前記第1の認証ユーザにより前記構成要素の配置換えが禁止されていることがロック情報において設定されている構成要素を前記組織図上で識別可能に前記組織図を表示させる、
ことを特徴とする。
また、本発明に係る第1の態様のプログラムは、
複数の構成要素からなる組織図を表示部に表示させることが可能で、且つ、ユーザ認証が可能な組織情報管理システムが備える端末装置のコンピュータを、
前記組織図内での前記構成要素の配置換え権限を有した第1の認証ユーザが第2の認証ユーザ宛てに組織図改編画面であって前記第2の認証ユーザにより利用される前記組織図改編画面において前記構成要素の配置換え案の作成を指示するための指示画面を、前記表示部に表示させる表示制御手段として機能させ、
前記表示制御手段は、前記組織図改編画面を前記表示部に表示させる際に、前記第2の認証ユーザが前記構成要素の配置換え案を作成するにあたって前記第2の認証ユーザが前記構成要素の配置換えを許可されるか禁止されるかを設定するためのオブジェクトを、前記第1の認証ユーザによる操作に基づいて配置換えが禁止されていることがロック情報において設定されていない前記構成要素に対応付けて前記組織図改編画面における前記組織図上で前記第2の認証ユーザにより選択可能に表示させる、
ことを特徴とする。
また、本発明に係る第2の態様のプログラムは、
複数の構成要素からなる組織図を表示部に表示させることが可能で、且つ、ユーザ認証が可能な組織情報管理システムが備える端末装置のコンピュータを、
前記組織図内での前記構成要素の配置換え権限を所定の範囲において有した第1の認証ユーザから第2の認証ユーザ宛てに前記構成要素の配置換え案の作成が指示された場合に前記構成要素の配置換え案を作成するための組織図改編画面を、前記表示部に表示させる表示制御手段として機能させ、
前記表示制御手段は、前記組織図改編画面を前記表示部に表示させる際に、前記第2の認証ユーザが前記構成要素の配置換え案を作成するにあたって前記第2の認証ユーザが前記第1の認証ユーザにより前記構成要素の配置換えが禁止されていることがロック情報において設定されている構成要素を前記組織図上で識別可能に前記組織図を表示させる、
ことを特徴とする。
本発明によれば、組織の改編案の作成を効率的に行うことができる。
本発明の実施形態に係る組織情報管理システムの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る組織情報管理装置(サーバ)の構成を示すブロック図である。 従業員情報TBLのデータ格納例を示す図である。 組織情報TBLのデータ格納例を示す図である。 ロック情報TBLのデータ格納例を示す図である。 本発明の実施形態に係る端末装置の構成を示すブロック図である。 組織図編集処理の制御手順を示すフローチャートである。 組織図選択画面の表示例を示す図である。 ユーザAが組織図を編集する前の組織図改編画面を示す図である。 人材情報表示画面の表示例を示す図である。 ユーザAが組織図を編集した後の組織図改編画面を示す図である。 ユーザAが組織図を編集した後の他のユーザ選択画面を示す図である。 ユーザBが組織図を編集する前の組織図改編画面を示す図である。 ユーザBが組織図を編集した後の組織図改編画面を示す図である。 ユーザBが組織図を編集した後の従業員情報TBLを示す図である。 ユーザBが組織図を編集した後のロック情報TBLを示す図である。 ユーザBが組織図を編集した後の他のユーザ選択画面を示す図である。 従業員を組織図の構成要素とした際の組織図改編画面の変形例を示す図である。 担当品目を組織図の構成要素とした際の組織図改編画面の変形例を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施形態を詳細に説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。
(最良の実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係る組織情報管理システムSの構成を示す図である。本実施形態に係る組織情報管理システムSは、複数の従業員が組織図を編集することで、組織図改編案の作成を効率的に行うためのシステムである。
図1に示すように、組織情報管理システムSは、組織情報管理装置としてのサーバ1と、ユーザ(ユーザA:第1の認証ユーザ、ユーザB:第2の認証ユーザ、ユーザC)が所持する端末装置10(端末装置10a、端末装置10b、端末装置10c)と、が通信ネットワークNを介して接続されることで構成される。
次に、図2のブロック図を参照して、本発明の実施形態に係るサーバ1の構成について説明する。
図2に示すように、サーバ1は、機器の全体的な制御を行うCPU(Central Processing Unit)2と、複数の操作キーを有する操作部3と、CPU2に作業用のメモリ空間を提供するRAM(Random Access Memory)4と、表示部5とCPU2が実行する制御プログラムや制御データを格納した記憶部6と、通信部7とを備える。CPU2、操作部3、RAM4、表示部5、記憶部6、通信部7は、バス8を介して接続されている。
CPU2は、記憶部6に記憶されているシステムプログラムを読み出してRAM4のワークエリアに展開し、RAM4に展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行する。また、CPU2は、記憶部6に記憶されている組織図改編プログラムを読み出してワークエリアに展開し、後述する組織図編集処理を実行することで表示制御手段として機能する。
操作部3は、カーソルキー、文字、数字入力キー及び各種機能キーなどを備えたキーボードを含む構成とし、操作者による各キーの押下入力を受け付けてその操作情報をCPU2に出力する。また、操作部3は、マウス等のポインティングデバイスを含み、位置入力を受け付けて操作情報としてCPU2に出力する。
RAM4は、揮発性のメモリである。また、RAM4は、実行される各種プログラムやこれら各種プログラムに係るデータ等を格納するワークエリアを有する。
表示部5は、LCD(Liquid Crystal Display)、EL(Electro Luminescent)ディスプレイ等で構成され、CPU2から指示された表示情報に従い各種表示を行う。
記憶部6は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等により構成され、データ及びプログラムを書き込み及び読み出し可能な記憶部である。特に、記憶部6には、プログラム記憶部及び従業員情報データベースが設けられている。
プログラム記憶部には、CPU2で実行されるシステムプログラムや組織図改編プログラム、これらのプログラムの実行に必要なデータ等が記憶されている。組織図改編プログラムには、後述する組織図編集処理を始めとする各種処理を実行するためのプログラムが含まれる。
これらのプログラムは、コンピュータ読み取り可能なプログラムコードの形態でプログラム記憶部に格納されている。CPU2は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
また、記憶部6には、従業員情報データベースが記憶されている。従業員情報データベースは図2に示すように、従業員情報TBL(Table)20、組織情報TBL40、ロック情報TBL50、顔写真データ部等を備えて構成されている。図3~図5に、従業員情報TBL(Table)20、組織情報TBL40、ロック情報TBL50それぞれのデータ格納例を示すが、これらは後述する図11、つまりユーザA(第1の認証ユーザ)が組織図を編集して保存した後の組織図の状態における各種情報TBLを表している。
従業員情報TBL20は、従業員ごとに当該従業員の人材情報が格納されたテーブルである。
図3に、従業員情報TBL20のデータ格納例を示す。図3に示すように、従業員情報TBL20には、従業員番号21と、氏名22と、年齢23と、性別24と、所属コード25と、組織名称26と、ランク27と、役職28と、事業所29と、顔写真データ名30との項目が設けられており、従業員番号順に各従業員の情報が1レコードとして格納されている。なお、本実施形態では、従業員を特定する情報として従業員番号、氏名、年齢、性別の情報を用いているが、その他の個人識別情報等であっても良く、これらを識別情報と称する。
組織情報TBL40は、後述する組織図改編画面70に階層構造で組織図を表示するための情報が格納されたテーブルである。
図4に、組織情報TBL40のデータ格納例を示す。図4に示すように、組織情報TBL40には、所属コード41と、組織名称42と、階層コード43と、部門コード44との項目が設けられている。
ここでいう階層とは、組織図上の階層であり、図4では営業本部が「1」であるので、最上位であることを示す。第一営業部及び第二営業部は階層がそれぞれ「1-2a」及び「1-2b」であるので、営業本部の下の階層に表示される。
また、部門コードは、階層コードの序列にしたがって設定されている。
ロック情報TBL50は、組織図編集において組織図の構成要素(従業員)が編集可能であるか否かを設定するための情報が格納されたテーブルである。
図5に、ロック情報TBL50のデータ格納例を示す。図5に示すように、ロック情報TBL50には、従業員番号51と、ロック状態52と、ロック設定者53との項目が設けられている。詳しくは後述するが、ロック状態52の項目が「ON」であれば、ユーザが従業員番号51に対応した構成要素(従業員)を編集禁止であることを示し、「OFF」であれば当該構成要素(従業員)を編集可能であることを示している。
顔写真データ部は、従業員情報TBL20の顔写真データ名30に対応する顔写真データが格納されている部分である。
図2に戻り、通信部7は、モデム、ルータ、ネットワークカード等により構成され、通信ネットワークNに接続されて、通信ネットワークN上の機器との通信を行う。通信ネットワークNは、専用線や既存の一般公衆回線を利用して構築された通信ネットワークNであり、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等の様々な回線形態を適用することが可能である。また、通信ネットワークNには、例えば、電話回線網、ISDN回線網、専用線、移動体通信、通信衛星回線、CATV回線網等の各種通信ネットワーク網と、IPネットワーク、VoIP(Voice over Internet Protocol)ゲートウェイ、インターネットサービスプロバイダ等が含まれる。
次に、図6のブロック図を参照して、本発明の実施形態に係る端末装置10の構成について説明する。なお、CPU11、操作部12、RAM13、表示部14、通信部16については、サーバ1におけるCPU2、操作部3、RAM4、表示部5、通信部7と重複する説明を省略する。
CPU11は、端末装置10の各部を制御する。また、記憶部15は、サーバ1の記憶部6が記憶している組織図改編プログラムを起動するための、組織図改編プログラム起動用ソフトウェアを記憶している。
次に、本実施形態の動作について説明する。なお、本実施形態では、人事部の「山田 太郎」(ユーザC)から営業本部の本部長である「樋口 匠」(ユーザA)に組織図編集依頼がなされて、「樋口 匠」が組織図の大枠を決定した後、「樋口 匠」から第一営業部の部長である「天童 叶」(ユーザB)に詳細な組織図編集を行わせるための指示がなされ、「天童 叶」が組織図編集を完了させるまでのフローを説明する。
図7に、サーバ1(組織情報管理装置)において実行される組織図編集処理のフローチャートを示す。組織図編集処理は、操作部12から処理開始の指示がユーザによって入力された際に、CPU11と記憶部6に記憶されている組織図改編プログラムとの協働により実行される。
まず、CPU2は、ユーザAの操作部12による入力を受け付けて組織図改編プログラムを起動させる(ステップS1)。ここでユーザAとは、図2の従業員情報TBL20において「本部長」の役職である「樋口 匠」を指すものとする。組織図改編プログラムは、起動とともにユーザAによるログイン情報の入力を受け付け(ステップS2)、そのログイン情報が正しく入力されたと判別すれば(ステップS3 YES)、組織図選択画面60を表示させる(ステップS4)。
図8に、組織図選択画面60の表示例を示す。組織図選択画面60は、組織図の新規作成を開始する、又は編集する組織図を選択することで組織図編集を開始する、ための画面である。図8に示すように、組織図選択画面60は、メニュー表示部61、終了ボタン62、カテゴリ表示部63及びメイン領域64を有する。
メニュー表示部61は、ユーザが各種設定やヘルプ処理等を行うためのメニュー一覧が表示されるものである。また、メニュー表示部61は、ログイン情報表示部61aを有しており、ユーザは、このログイン情報表示部61aを見ることで組織図改編プログラムに現在誰がログインしているのか確認することができる。
また、ユーザは終了ボタン62を押すことで、組織図選択画面60を閉じて、組織図改編プログラムへのログイン画面に戻ることができる。
カテゴリ表示部63は、新規作成ボタン63a及び開くボタン63bを有している。
ユーザは、新規作成ボタン63aを押すことで、新規の組織図を作成するための画面を表示させることができる。
また、ユーザは、開くボタン63bを押すと、依頼選択領域63cをカテゴリ表示部63に表示させることができる。他のユーザから組織図の編集依頼が届いていた場合は、依頼選択領域63cに編集依頼情報64dが表示される。本実施形態では、組織図を新規作成する場合ではなく、ユーザCの編集依頼を受けてユーザAが組織図を編集する場合を想定している。
また、ユーザが編集依頼情報64dをマウス等でクリックすると、メイン領域64に、詳細な編集依頼情報とともに決定ボタン64a及びキャンセルボタン64bが表示される。ユーザが決定ボタン64aを押すと、後述の組織図改編画面70が表示される。
ここで、フローチャートの説明に戻る。組織図選択画面60において、ユーザAが編集する組織図を選択し、編集を開始させると(ステップS5 YES)、CPU2は、従業員情報TBL20、組織情報TBL40及びロック情報TBL50の情報を取得し(ステップS6)、組織図改編画面70を表示部14に表示する(ステップS7)。即ち、CPU2は、表示制御手段として機能する。
図9に、組織図改編画面70(即ち指示画面)の表示例を示す。ただし図9は、ユーザAによって組織図が編集される前の表示画面である。組織図改編画面70は、従業員の部署異動があった場合や、組織案を作成する場合に、組織図を編集するための画面である。なお、ステップS7では、ユーザAのログイン情報に基づいて、現在ユーザAが編集可能である組織図が表示されるが、編集可能な組織図が複数あった場合、編集したい組織図をユーザAが選択して表示させることも可能である。図9に示すように、組織図改編画面70は、メニュー表示部71、ツール表示部72、組織図領域73、レイアウト表示部74、ワークスペース75、スクロールバー76、保存ボタン77、編集依頼ボタン78及び終了ボタン79を有する。
メニュー表示部71は、ユーザが各種設定、組織図のエクスポートや印刷、改編前の組織図の表示などを行うためのメニュー一覧が表示されるものである。また、メニュー表示部71は、ログイン情報表示部71aを有しており、ユーザは、このログイン情報表示部71aを見ることで組織図改編プログラムに現在誰がログインしているのか確認することができる。なお、改編前の組織図を表示させる際に、改編前の組織図を改編中又は改編後の組織図と同時に組織図改編画面70に表示させるような構成にしてもよい。
また、ツール表示部72は、表示されている組織図の拡大・縮小表示や、組織図編集のリドゥ・アンドゥ処理等を行うためのツール一覧が表示されるものである。
組織図領域73には、記憶部6の従業員データベースに記憶されている従業員情報TBL20及び組織情報TBL40から、所属コードをプライマリキーとして各項目のデータが取得され、階層コード43及び部門コード44の情報をもとにツリー状に組織図が表示される。本実施形態における組織図では、組織名表示領域73Aに各従業員が所属する組織名が表示される。なお、本実施形態における組織図は、ツリー状の構造に限らず、組織とその構成要素が識別可能に表示されていればよいものとする。
また、編集禁止領域73Bには、現在ログイン中のユーザが編集を禁止されている(ユーザAのログイン時点で、ロック情報TBL50のロック状態52が「ON」となっている)構成要素(従業員)が表示される。編集禁止領域73Bは、編集禁止氏名表示領域73Ba、編集禁止役職表示領域73Bb及び編集禁止アイコン73Bcを有している。
編集禁止氏名表示領域73Ba及び編集禁止役職表示領域73Bbには、図5のロック情報TBL50でロック状態52が「ON」となっている従業員に対応した、従業員情報TBL20の氏名22及び役職28の情報がそれぞれ表示される。
また、編集禁止アイコン73Bcは、ユーザAが組織図改編プログラムにログインした時点でロック情報TBL50のロック状態52が「ON」となっている従業員に対応して表示された、ユーザAが構成要素(従業員)を編集禁止であることを示すアイコンである。
また、編集可能領域73Cには、現在ログイン中のユーザが編集を許可されている(ユーザAのログイン時点で、ロック情報TBL50のロック状態52が「OFF」となっている)構成要素(従業員)が表示される。編集可能領域73Cは、編集可能氏名表示領域73Ca、編集可能役職表示領域73Cb及びチェックボックス73Ccを有している。
編集可能氏名表示領域73Ca及び編集可能役職表示領域73Cbには、図5のロック情報TBL50でロック状態52が「OFF」となっている従業員に対応した、従業員情報TBL20の氏名22及び役職28の情報がそれぞれ表示される。
また、チェックボックス73Ccは、ユーザAが組織図改編プログラムにログインした時点でロック情報TBL50のロック状態52が「OFF」となっている従業員に対応して、ユーザAが構成要素(従業員)を編集可能となっている場合に表示される。
ユーザAは、編集をロックしたい構成要素(従業員)に対応したチェックボックス73Ccをマウス等でクリックすることで、後述するロックアイコン91aをチェックボックス73Ccに表示させることができる。詳しくは後述するが、ユーザAが前記構成要素(従業員)をロックすることで、他のユーザ(ユーザB)が組織図を編集可能となった際に、ロックされた構成要素(従業員)が他のユーザ(ユーザB)によって編集禁止となるよう設定することができる。また、ロックアイコン91aが表示されている構成要素(従業員)のチェックボックス73Ccをマウス等で再度クリックすることで、当該構成要素(従業員)のロックアイコン91aを非表示にする(ロックを解除する)ことができる。
また、ユーザは、組織図領域73において、移動したい構成要素(従業員)に対応した編集可能領域73Cをマウスカーソル等で選択し、ドラッグアンドドロップ操作を行うことで、ユーザが所望する位置に前記構成要素(従業員)を移動させることができる。なお、本実施形態における組織図の編集手法は、構成要素の移動のみに限らず、例えば、構成要素の追加や削除なども可能であるとする。
レイアウト表示部74では、組織図の構成要素(従業員)を階層構造のまま一覧表示させている。ユーザはこのレイアウト表示部74を確認することで組織図の全体構成や、ロック状態の有無を確認することができる。なお、レイアウト表示部74内の構成要素(従業員)を、レイアウト表示部74上で移動させることによって、組織図領域73の構成要素(従業員)が移動されるような構成にしてもよい。
また、ワークスペース75では、ユーザが上記のドラッグアンドドロップ操作によって、移動したい従業員に対応した編集可能領域73Cをワークスペース75に移動させると、ワークスペース75内で、当該構成要素(従業員)を一覧表示させたまま保持することができる。また、組織図領域73は、従業員情報TBL20の中の予め設定された項目を参照するプルダウンリスト75aを有しており、ユーザは、プルダウンリスト75aから所望する項目を選択することで、ワークスペース75に一覧表示された構成要素(従業員)を並べ替えて表示させることができる。
なお、図9のワークスペース75では、ユーザCによって指定された、営業一課及び営業二課の従業員のみが表示されている。
さらに、ユーザAは、スクロールバー76を左右にスライドさせることで、組織図領域73に表示しきれていない部分の組織図を表示させることができる。
また、ユーザは、編集禁止氏名表示領域73Ba及び編集可能氏名表示領域73Caの構成要素(従業員)をマウス等でクリックすることで、それぞれの構成要素(従業員)に対応した人材情報表示画面80を表示部14に表示させることができる。人材情報表示画面80には、従業員情報TBL20のデータが一覧表示されるが、より詳しい人材情報が表示されていても良いものとする。なお、ユーザによるチェックボックス73Ccの入力を受けつけることで、上記他のユーザが組織図を編集可能となった際に、編集がロックされた構成要素(従業員)に対応する人材情報表示画面80は表示されないような構成にしても良い。
図10に、人材情報表示画面80の一例を示す。この人材情報表示画面80は、主に従業員情報TBL20の情報を参照することで表示され、基本情報表示部81、顔写真表示部82、所属情報表示部83、その他の情報表示部84及び閉じるボタン85を有する。
基本情報表示部81には、従業員情報TBL20における従業員番号21と、氏名22と、年齢23と、性別24との情報が表示される。つまり上述した識別情報が表示されるものである。
顔写真表示部82には、従業員情報TBL20における顔写真データ名30の情報をもとに、記憶部6の従業員情報データベースにおける顔写真データ部に記憶された顔写真が表示される。
所属情報表示部83には、従業員情報TBL20における所属コード25と、組織名称26と、ランク27と、役職28と、事業所29との情報が表示される。また、その他の情報表示部84には、従業員情報TBL20とは別に記憶部6に記憶された所定の情報が表示されるものとする。
さらに、ユーザは、閉じるボタン85を押すことで、人材情報表示画面80の表示を閉じて、図9の組織図改編画面70の表示に戻ることができる。
ここで、図7のフローチャートの説明に戻る。
ユーザAによって組織図上の構成要素(従業員)が移動されると(ステップS8 YES)、CPU2は、移動先の階層コード43及び部門コード44を参照し、従業員情報TBL20に格納されているデータを移動先のデータに書き換える(ステップS9)。具体的には、従業員情報TBL20における所属コード25、組織名称26及び事業所29の情報が書き換えられる。
次に、ユーザAが所定の構成要素(従業員)をロックすると(ステップS10 YES)、CPU2は、当該構成要素(従業員)に対応したロック情報TBL50のレコードにおけるロック状態52及びロック設定者53の情報を書き換える(ステップS11)。具体的には、ロック状態52の情報は、「OFF」だった場合に「ON」に書き換えられ、ロック設定者53の情報は、現在組織図を編集しているユーザAの氏名(「樋口 匠」)がユーザAのログイン情報に基づいて記憶される。なお、ロック設定者53の情報は、ユーザの氏名の情報に限らず、従業員番号等の従業員を識別できる情報であればよい。
次に、ユーザAによって保存ボタン77が押されると(ステップS12)、CPU2は、従業員情報TBL20及びロック情報TBL50において書き換えられた情報と、組織図領域73において変更された表示状態とを記憶部6に記憶する(ステップS13)。
ここで、図11に、ユーザAが組織図を編集し、保存した後の組織図改編画面90(即ち指示画面)を示す。組織図領域73内の領域91は、本実施形態でユーザAが編集した部分であり、チェックボックス73Ccにロックアイコン91aを有している。ロックアイコン91aは、ユーザが編集をロックしたい構成要素(従業員)に対応するチェックボックス73Ccをマウス等でクリックすることで表示されるアイコンである。
具体的な編集点としては、営業一課の「笹木 詩子」と、営業二課の「鷹宮 啓介」とが入れ替わり、両構成要素(従業員)ともロックがかけられている。
また、図9ではワークスペースに表示されていた、「飛鳥 凛」、「町田 千南」及び「赤崎 小夜」が営業一課に移動され、「卯月 誠」、「椎名 卓也」及び「神田 浩平」が営業二課に移動されている。
さらに、「鷹宮 啓介」及び「笹木 詩子」にかけられたロックの表示(ロックアイコン91a)は、すでに「樋口 匠」、「天童 叶」及び「伏見 大輔」にかけられていたロックの表示(編集禁止アイコン73Bc)と異なって表示されるため、ユーザA自身がどの構成要素(従業員)にロックをかけたのか識別可能となっている。
次に、ユーザAによって編集依頼ボタン78が押されると(ステップS14)、CPU2は、ユーザAが次に組織図の編集を依頼する他のユーザを選択するための、後述する他のユーザ選択画面100を表示させる(ステップS15)。
次に、ユーザAによって他のユーザ選択画面100上の他のユーザが選択され(ステップS16)、依頼ボタン104が押されると、選択された他のユーザによる組織図改編プログラムの使用が許可される(ステップS17)。これにより、選択された他のユーザが組織図改編プログラムにログインした際に、ステップS13で記憶部6に記憶された組織図改編画面90が表示されるようになる。
図12に他のユーザ選択画面100(即ち指示画面)の表示例を示す。他のユーザ選択画面100は、他のユーザ表示部101と、チェック部102と、キャンセルボタン103と、依頼ボタン104と、スクロールバー105とを有する。
本実施形態では、他のユーザ表示部101に、組織図の構成要素(従業員)の中から、ロックがかかっている構成要素(従業員)のうち編集者(ユーザA)を除いた従業員の氏名22(「樋口 匠」、「伏見 大輔」、「鷹宮 啓介」及び「笹木 詩子」)が選ばれて表示される。なお、他のユーザ表示部101には、各組織から1人ずつ構成要素(従業員)が選ばれて表示される構成や、ユーザA以外の構成要素(従業員)がすべて表示されるような構成にしてもよい。また、他のユーザ表示部101に表示される情報は従業員の氏名に限定されず、従業員番号等の従業員を識別可能な識別情報であればよい。
なお、本実施形態では、第一営業部の部長である「天童 叶」がユーザAによって選択されている。
チェック部102は、他のユーザ表示部101に表示された従業員それぞれに対応付けて設けられ、ユーザAは、少なくとも1か所のチェック部102をマウス等でクリックすることで、組織図の編集を指示したい他のユーザを少なくとも1人選択することができる。
また、ユーザAは、キャンセルボタン103を押すことで、他のユーザ選択画面100の表示を閉じて、図11の組織図改編画面90に戻ることができる。
また、ユーザAは、依頼ボタン104を押すことで、チェック部102のクリック操作を受けて選択されている他のユーザに対して編集依頼をメール等の通知方法で送ることができる。さらに、依頼ボタン104が押されたタイミングに基づいて、上記選択された他のユーザは、組織図改編プログラムによる組織図の編集が可能となる。
さらに、ユーザAは、スクロールバー105を上下にスライドさせることで、他のユーザ選択画面100に表示しきれていない他のユーザを表示させることができる。
次に、図7のフローチャート及び図13~図17を参照し、ユーザAが引き続きユーザB(「天童 叶」)に組織図の編集を指示した際に、ユーザBが行う組織図編集処理の手順について説明する。なお、ユーザBが行う組織図編集処理の手順は、ユーザAが行った組織図集処理の上記手順と同様であるので、詳細な画面説明等は省略する。
まず、CPU2は、ユーザB(「天童 叶」)の操作部12による入力を受け付けて組織図改編プログラムを起動させる(ステップS1)。組織図改編プログラムは、起動とともにユーザBによるログイン情報の入力を受け付け(ステップS2)、そのログイン情報が正しく入力されたと判別すれば(ステップS3 YES)、組織図選択画面60を表示させる(ステップS4)。
組織図選択画面60において、ユーザBが編集する組織図を選択し、編集を開始させると(ステップS5 YES)、CPU2は、従業員情報TBL20、組織情報TBL40及びロック情報TBL50の情報を取得し(ステップS6)、組織図改編画面110を表示部14に表示する(ステップS7)。即ち、CPU2は、表示制御手段として機能する。
図13に、組織図改編画面110(即ち作成画面)の表示例を示す。ただし図13は、ユーザAによる編集後かつ、ユーザBによる編集前の組織図の状態を示す組織図改編画面である。組織図改編画面90から組織図改編画面110にかけての相違点としては、組織図改編画面110の領域111において、チェックボックス73Cc及びロックアイコン91aが編集禁止アイコン73Bcに変更されて表示されている。これにより、ユーザBは、領域111における構成要素(「鷹宮 啓介」及び「笹木 詩子」)を編集できない状態になっている。
次に、ユーザBは、それぞれロックされていない構成要素(従業員)、つまり自身が編集可能な範囲の構成要素(従業員)を組織図編集処理におけるステップS8~ステップS11を行うことで編集する。即ち、CPU2は、表示制御手段として機能する。ユーザBによって組織図上の構成要素(従業員)が移動されると(ステップS8 YES)、CPU2は、移動先の階層コード43及び部門コード44を参照し、従業員情報TBL20に格納されているデータを移動先のデータに書き換える(ステップS9)。
次に、ユーザBが所定の構成要素(従業員)をロックすると(ステップS10 YES)、CPU2は、ロック情報TBL50において、当該構成要素(従業員)に対応したレコードにおけるロック状態52及びロック設定者53の情報を書き換える(ステップS11)。
次に、ユーザBによって保存ボタン77が押されると(ステップS12)、CPU2は、従業員情報TBL20及びロック情報TBL50において書き換えられた情報と、組織図領域73において変更された表示状態とを記憶部6に記憶する(ステップS13)。
ここで、図14に、ユーザBが組織図を編集し、保存した後の組織図改編画面120を示す。組織図領域73内の領域121は、本実施形態でユーザBが編集した部分を示している。
具体的には営業一課の「町田 千南」と、営業二課の「椎名 卓也」とが入れ替わり、両構成要素(従業員)ともロックがかけられている。
また、営業一課の「飛鳥 凛」及び営業二課の「卯月 誠」にもロックがかけられている。
さらに、ユーザBの組織図編集に伴って書き換えられた従業員情報TBL20及びロック情報TBL50をそれぞれ従業員情報TBL130及びロック情報TBL140として、図15及び図16に示す。図15及び図16において、斜線で示した領域がユーザBの組織図編集に伴って書き換えられた情報を表している。
次に、ユーザBによって編集依頼ボタン78が押されると(ステップS14)、CPU2は、ユーザAが次に組織図の編集を指示する他のユーザを選択するための、他のユーザ選択画面150を表示させる(ステップS15)。
次に、ユーザBによって他のユーザ選択画面150上の他のユーザが選択され(ステップS16)、依頼ボタン104が押されると、選択された他のユーザによる組織図改編プログラムの使用が許可される(ステップS17)。即ち、CPU2は、表示制御手段として機能する。これにより、選択された他のユーザが組織図改編プログラムにログインした際に、ステップS13で記憶部6に記憶された組織図改編画面120が表示されるようになる。
図17に他のユーザ選択画面150の表示例を示す。図17では、次に組織図編集を依頼する従業員として、「樋口 匠」が選択されており、ユーザB(「天童 叶」)は、この状態で上記の依頼ボタン104を押すことにより、組織図編集が完了したことをユーザA(「樋口 匠」)に認知させることができる。
以上のように、本実施形態に係る組織情報管理システムによれば、第1の認証ユーザが第2の認証ユーザに複数の構成要素からなる組織図の編集を指示するにあたって、前記第2の認証ユーザが編集禁止な構成要素を設定することで、前記第2の認証ユーザが前記構成要素の配置換え案を作成する際に当該第2の認証ユーザが前記構成要素の配置換えを許可されるまたは禁止される構成要素を前記組織図上で選択可能に前記組織図を表示させることができる。
これにより、組織の改編案の作成を効率的に行うことができる。
また、第1の認証ユーザが複数の他のユーザに組織図編集を指示した場合の実施形態としては、前記第1の認証ユーザが複数の他のユーザに組織図編集を指示し、当該複数の他のユーザが組織図を編集した後、前記ユーザはその編集完了通知を受けて、それらの組織図改編案の中から最適な組織図改編案を決定する。その際、前記第1の認証ユーザが再度組織図を編集するべきだと判断した場合は、当該第1の認証ユーザ自身で組織図を編集しても良いし、組織図編集処理のステップS14~ステップS17において再度他のユーザを選択し直して編集を指示しても良い。
これにより、複数人がそれぞれ組織図改編案を作成する場合でも、複数人の当該組織図改編案を一意に定めやすくなる。
また、上記最良の実施形態の変形例として、第2の認証ユーザが第1の認証ユーザから組織図編集を指示された場合に、第2の認証ユーザは、編集を許可されている構成要素を移動させることはできるが、ロックをかけることはできないような構成にしてもよい。
図18は、この場合の組織図改編画面160である。図18に示されるように、編集可能領域73Cには、チェックボックス73Ccが表示されず、編集可能氏名表示領域73Ca、編集可能役職表示領域73Cbのみが表示されている。
これにより、組織図編集を行う第2の認証ユーザは、自身が移動可能な構成要素を容易に識別可能となる。
また、従業員以外の構成要素を編集する実施形態としては、組織それぞれに割り当てられた担当品目や担当地域等の改編案を作成する場合がある。図19に、第一営業部全体の担当品目を営業一課及び営業二課に割り当てた際の組織図改編画面170を示した。
この組織図改編画面170は、組織図改編画面70と同様に、編集禁止領域73B及び編集可能領域73Cを有しており、第1の認証ユーザ(図19では「天童 叶」)は、編集可能領域73Cの構成要素(担当品目)をドラッグアンドドロップ操作によって移動可能となっている。
また、組織図改編画面170は、組織図領域73にプルダウン表示部171を有しており、第1の認証ユーザは、プルダウン表示部171から所望する項目を選択することで、他の組織図を組織図領域73に表示させることが可能である。
また、第1の認証ユーザが第2の認証ユーザに組織図編集を依頼した際に、前記第2の認証ユーザに編集権限を委譲することで、前記第1の認証ユーザが前記組織図の編集を禁止されるような構成にしてもよい。
なお、第1の認証ユーザが、第2の認証ユーザが編集禁止となる構成要素を設定する際に、当該構成要素に対して第2の認証ユーザが完全に編集禁止となるような設定にはせず、従業員情報や組織情報など、ユーザが予め指定した項目については、当該第2の認証ユーザであっても編集可能となるような構成にしてもよい。
なお、本実施形態では、組織情報管理装置としてのサーバ1と、ユーザ(ユーザA、ユーザB、ユーザC)が所持する端末装置10(端末装置10a、端末装置10b、端末装置10c)と、が通信ネットワークNを介して接続されるようなシステム構成としていたが、端末装置10を組織情報管理装置とすることで、複数の端末装置10のみで組織情報管理システムSを構成し、プログラム記憶部や従業員情報データベースに記憶される情報を常に端末装置10間で共有するような構成にしてもよい。
なお、本実施形態における従業員情報TBL及びロック情報TBLの情報の記憶部6への記憶は、ステップS12で保存ボタン77が押された場合だけでなく、組織図の構成要素が移動された際、又はチェックボックス73Ccがクリックされた際に逐一実行されるような構成にしてもよい。
また、従業員情報TBL及びロック情報TBLの情報の書き換えは、組織図の構成要素が移動された際、又はチェックボックス73Ccがクリックされた際に逐一実行されずに、ステップS12で保存ボタン77が押された場合にのみ実行されるような構成にしてもよい。
なお、本実施形態では、組織図の構成要素の内、従業員のみロック可能な構成としていたが、組織名や役職等、組織図の構成要素であれば、どの構成要素でもロック可能な構成としてもよい。
また、本実施形態では、組織図領域73内に表示された構成要素のみロックを設定できるような構成としていたが、レイアウト表示部74やワークスペース75内に表示された構成要素についてもロックを設定できるような構成としてもよい。
また、本実施形態では、従業員情報TBLのデータが参照されることにより、人材情報表示画面80が表示されていたが、当該人材情報表示画面80上で第1の認証ユーザが従業員情報TBLのデータを書き換え可能となるような構成にしてもよい。その際、第1の認証ユーザは、各データにロックをかけることで、第2の認証ユーザが、ロックされた当該データを書き換え禁止となるような構成にしてもよい。
以上本発明の実施の形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に記載された発明の範囲とその均等の範囲を付記する。付記に記載した請求項の順番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
複数の構成要素からなる組織図を表示部に表示させることが可能で、且つ、ユーザ認証が可能な組織情報管理システムであって、
前記組織図内での前記構成要素の配置換え権限を所定の範囲において有した第1の認証ユーザが第2の認証ユーザ宛てに前記構成要素の配置換え案の作成を指示するための指示画面を、前記表示部に表示させる表示制御手段を備え、
前記表示制御手段は、前記指示画面を前記表示部に表示させる際に、前記第2の認証ユーザが前記構成要素の配置換え案を作成するにあたって前記第2の認証ユーザが前記構成要素の配置換えを許可される又は禁止される構成要素を前記組織図上で選択可能に前記組織図を表示させる、
ことを特徴とする組織情報管理システム。
<請求項2>
前記表示制御手段は、前記第1の認証ユーザによって前記配置換えの禁止が選択された構成要素に対応付けて、前記第2の認証ユーザによる前記構成要素の配置換えが禁止されることを示すアイコンを当該構成要素の近傍に表示させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の組織情報管理システム。
<請求項3>
前記表示制御手段は、前記組織図の構成要素として、前記第2の認証ユーザを含んだ従業員を前記指示画面に表示させる、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の組織情報管理システム。
<請求項4>
前記表示制御手段は、前記組織図上に表示された複数の従業員の中から前記第1の認証ユーザによって前記第2の認証ユーザが選択された際に、前記第2の認証ユーザに対して前記配置換え案の作成を指示するための指示画面を表示させる、
ことを特徴とする請求項3に記載の組織情報管理システム。
<請求項5>
複数の構成要素からなる組織図を表示部に表示させることが可能で、且つ、ユーザ認証が可能な組織情報管理システムであって、
前記組織図内での前記構成要素の配置換え権限を所定の範囲において有した第1の認証ユーザから第2の認証ユーザ宛てに前記構成要素の配置換え案の作成が指示された場合に前記構成要素の配置換え案を作成するための作成画面を、前記表示部に表示させる表示制御手段を備え、
前記表示制御手段は、前記作成画面を前記表示部に表示させる際に、前記第2の認証ユーザが前記構成要素の配置換え案を作成するにあたって前記第2の認証ユーザが前記第1の認証ユーザにより前記構成要素の配置換えを禁止されている構成要素を前記組織図上で識別可能に前記組織図を表示させる、
ことを特徴とする組織情報管理システム。
<請求項6>
前記表示制御手段は、前記第2の認証ユーザが前記第1の認証ユーザから前記構成要素の配置換えを指示された際に、前記第1の認証ユーザにより前記構成要素の編集が禁止されていることを示すアイコンを、当該構成要素の近傍に表示させる、
ことを特徴とする請求項5に記載の組織情報管理システム。
<請求項7>
複数の構成要素からなる組織図を表示部に表示させることが可能で、且つ、ユーザ認証が可能な組織情報管理システムが備える端末装置のコンピュータを、
前記組織図内での前記構成要素の配置換え権限を所定の範囲において有した第1の認証ユーザが第2の認証ユーザ宛てに前記構成要素の配置換え案の作成を指示するための指示画面を、前記表示部に表示させる表示制御手段として機能させ、
前記表示制御手段は、前記指示画面を前記表示部に表示させる際に、前記第2の認証ユーザが前記構成要素の配置換え案を作成するにあたって前記第2の認証ユーザが前記構成要素の配置換えを許可される又は禁止される構成要素を前記組織図上で選択可能に前記組織図を表示させる、
ことを特徴とするプログラム。
<請求項8>
複数の構成要素からなる組織図を表示部に表示させることが可能で、且つ、ユーザ認証が可能な組織情報管理システムが備える端末装置のコンピュータを、
前記組織図内での前記構成要素の配置換え権限を所定の範囲において有した第1の認証ユーザから第2の認証ユーザ宛てに前記構成要素の配置換え案の作成が指示された場合に前記構成要素の配置換え案を作成するための作成画面を、前記表示部に表示させる表示制御手段として機能させ、
前記表示制御手段は、前記作成画面を前記表示部に表示させる際に、前記第2の認証ユーザが前記構成要素の配置換え案を作成するにあたって前記第2の認証ユーザが前記第1の認証ユーザにより前記構成要素の配置換えを禁止されている構成要素を前記組織図上で識別可能に前記組織図を表示させる、
ことを特徴とするプログラム。
S 組織情報管理システム
1 サーバ
2 CPU
3 操作部
4 RAM
5 表示部
6 記憶部
7 通信部
8 バス
10 端末装置
11 CPU
12 操作部
13 RAM
14 表示部
15 記憶部
16 通信部
17 バス
N 通信ネットワーク

Claims (8)

  1. 複数の構成要素からなる組織図を表示部に表示させることが可能で、且つ、ユーザ認証が可能な組織情報管理システムであって、
    前記組織図内での前記構成要素の配置換え権限を有した第1の認証ユーザが第2の認証ユーザ宛てに組織図改編画面であって前記第2の認証ユーザにより利用される前記組織図改編画面において前記構成要素の配置換え案の作成を指示するための指示画面を、前記表示部に表示させる表示制御手段を備え、
    前記表示制御手段は、前記組織図改編画面を前記表示部に表示させる際に、前記第2の認証ユーザが前記構成要素の配置換え案を作成するにあたって前記第2の認証ユーザが前記構成要素の配置換えを許可されるか禁止されるかを設定するためのオブジェクトを、前記第1の認証ユーザによる操作に基づいて配置換えが禁止されていることがロック情報において設定されていない前記構成要素に対応付けて前記組織図改編画面における前記組織図上で前記第2の認証ユーザにより選択可能に表示させる、
    ことを特徴とする組織情報管理システム。
  2. 前記表示制御手段は、前記第1の認証ユーザによって前記配置換えの禁止が選択された構成要素に対応付けて、前記第2の認証ユーザによる前記構成要素の配置換えが禁止されることを示すアイコンを当該構成要素の近傍に表示させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の組織情報管理システム。
  3. 前記表示制御手段は、前記組織図の構成要素として、前記第2の認証ユーザを含んだ従業員を前記組織図改編画面に表示させる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の組織情報管理システム。
  4. 前記表示制御手段は、前記組織図上に表示された複数の従業員の中から前記第1の認証ユーザによって前記第2の認証ユーザが選択された際に、前記第2の認証ユーザに対して前記配置換え案の作成を指示するための指示画面を表示させる、
    ことを特徴とする請求項3に記載の組織情報管理システム。
  5. 複数の構成要素からなる組織図を表示部に表示させることが可能で、且つ、ユーザ認証が可能な組織情報管理システムであって、
    前記組織図内での前記構成要素の配置換え権限を所定の範囲において有した第1の認証ユーザから第2の認証ユーザ宛てに前記構成要素の配置換え案の作成が指示された場合に前記構成要素の配置換え案を作成するための組織図改編画面を、前記表示部に表示させる表示制御手段を備え、
    前記表示制御手段は、前記組織図改編画面を前記表示部に表示させる際に、前記第2の認証ユーザが前記構成要素の配置換え案を作成するにあたって前記第2の認証ユーザが前記第1の認証ユーザにより前記構成要素の配置換えが禁止されていることがロック情報において設定されている構成要素を前記組織図上で識別可能に前記組織図を表示させる、
    ことを特徴とする組織情報管理システム。
  6. 前記表示制御手段は、前記第2の認証ユーザが前記第1の認証ユーザから前記構成要素の配置換えを指示された際に、前記第1の認証ユーザにより前記構成要素の編集が禁止されていることを示すアイコンを、当該構成要素の近傍に表示させる、
    ことを特徴とする請求項5に記載の組織情報管理システム。
  7. 複数の構成要素からなる組織図を表示部に表示させることが可能で、且つ、ユーザ認証が可能な組織情報管理システムが備える端末装置のコンピュータを、
    前記組織図内での前記構成要素の配置換え権限を有した第1の認証ユーザが第2の認証ユーザ宛てに組織図改編画面であって前記第2の認証ユーザにより利用される前記組織図改編画面において前記構成要素の配置換え案の作成を指示するための指示画面を、前記表示部に表示させる表示制御手段として機能させ、
    前記表示制御手段は、前記組織図改編画面を前記表示部に表示させる際に、前記第2の認証ユーザが前記構成要素の配置換え案を作成するにあたって前記第2の認証ユーザが前記構成要素の配置換えを許可されるか禁止されるかを設定するためのオブジェクトを、前記第1の認証ユーザによる操作に基づいて配置換えが禁止されていることがロック情報において設定されていない前記構成要素に対応付けて前記組織図改編画面における前記組織図上で前記第2の認証ユーザにより選択可能に表示させる、
    ことを特徴とするプログラム。
  8. 複数の構成要素からなる組織図を表示部に表示させることが可能で、且つ、ユーザ認証が可能な組織情報管理システムが備える端末装置のコンピュータを、
    前記組織図内での前記構成要素の配置換え権限を所定の範囲において有した第1の認証ユーザから第2の認証ユーザ宛てに前記構成要素の配置換え案の作成が指示された場合に前記構成要素の配置換え案を作成するための組織図改編画面を、前記表示部に表示させる表示制御手段として機能させ、
    前記表示制御手段は、前記組織図改編画面を前記表示部に表示させる際に、前記第2の認証ユーザが前記構成要素の配置換え案を作成するにあたって前記第2の認証ユーザが前記第1の認証ユーザにより前記構成要素の配置換えが禁止されていることがロック情報において設定されている構成要素を前記組織図上で識別可能に前記組織図を表示させる、
    ことを特徴とするプログラム。
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