JP2007079794A - 組織図編集装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】アクセスを行うユーザの権限に応じた組織図データを提供するとともに、当該組織図データの編集を容易に行うことができるようにする。
【解決手段】端末を介して接続するユーザのアクセス権限を確認し、このアクセス権限にで編集を許可する組織の組織図データを記憶手段から抽出し、抽出された組織図データを端末に送信すると共に、端末で変更された組織図データの変更内容を取得し、当該変更内容に基づいて記憶手段に記憶された組織図データを更新する。
【選択図】図6

Description

本発明は、通信回線を介して接続された端末により組織図データを編集できるようにした組織図編集装置及びプログラムに関する。
従来より、会社や官庁等では、その組織構成は組織図により管理されている。また、会社や官庁などでは、組織変更や人事異動が定期的または不定期に行われており、この変更内容に伴って、組織図は更新されている。近時、このような組織図の作成や管理は、情報処理装置を用いて行われるようになってきており、電子データ化された組織図(以下、組織図データという)がデータベースに記憶(管理)されるようになってきている。例えば、組織図データをツリー構造で表示し、指定された組織構成員が所属する組織と、他の組織との関係と、指定された組織構成員に関する情報とを同時に表示することが可能な装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、組織図データを記憶したデータベースを備える装置が、HTTP(HyperText Transfer Protocol)サーバとしての機能を備え、当該機能により外部のHTTPクライアント端末が組織図データにアクセスできるようにすることも考えられる。
特開平08−329156号公報
ところで、組織図データの性質上、データベースにアクセスを行うユーザの職名や職位等に応じた権限により、組織図データのアクセス可能な範囲が制限される場合がある。この場合、上記した従来技術では、データベース内の組織図データに対するアクセス制限は、データベース自身が有する機能を利用して行うことになるため、データベースを利用するユーザ毎にアクセス制限をかける組織図データとを対応づけて管理する必要がある。一方、HTTPサーバの技術においてアクセス制限は、ディレクトリ単位での読み取り可否を基準としているため、このディレクトリ単位のアクセス制限から、データベースの組織図データへのアクセス制限への対応を行わなければならず、設定が煩雑になるという問題がある。また、HTTPの通信を用いて組織図データを転送した場合、データの転送容量及び転送時間が増大してしまうという問題があった。
上記課題を鑑みて、複数の部署からなる組織の組織図データを各部署毎にデータベースを構築して利用ユーザにアクセス制限を行う方法が考えられるが、この場合、組織構成員の部署間の異動を直ちに反映させることができず、設定が煩雑になるという問題がある。
本発明の課題は、アクセスを行うユーザの権限に応じた組織図データを提供するとともに、当該組織図データの編集を容易に行うことができるようにすることである。
請求項1記載の発明は、通信回線を介して複数の端末に接続され、複数の組織に関する情報が含まれる組織図データを前記端末からアクセス可能に管理する組織図編集装置において、前記組織図データを記憶する記憶手段と、前記端末を介して接続するユーザのアクセス権限を確認する確認手段と、前記確認手段により確認されたアクセス権限で編集を許可する組織の組織図データを前記記憶手段から抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された組織図データを前記端末に送信する送信手段と、前記端末で変更された組織図データの変更内容を取得し、当該変更内容に基づいて前記記憶手段に記憶された組織図データを更新する更新手段と、を備えたことを特徴とする。
更に、通信回線を介して複数の端末に接続され、複数の組織に関する情報が含まれた組織図データを前記端末がアクセス可能に管理するコンピュータに対して、上述した請求項1記載の発明に示した主要機能を実現させるためのプログラムを提供する(請求項5記載の発明)。
なお、請求項1記載の発明は次のようなものであってもよい。
前記端末をログインさせるためのログイン情報を前記端末に送信させるログイン手段と、前記端末から送信されたログイン情報に基づいて認証情報を生成する生成手段と、前記生成手段により生成された認証情報を前記端末に送信する認証情報送信手段と、を備え、 前記確認手段は、前記端末から送信される認証情報に基づいて前記ユーザのアクセス権限を確認する(請求項2記載の発明)。
前記端末で前記組織図データに含まれる組織の変更が指示された場合に、当該変更が指示された組織に関係する組織図データを検索し、この検索された組織図データにアクセスする他の端末に、組織図データの変更を通知する変更通知情報を送信する更新通知手段を備える(請求項3記載の発明)。
請求項3記載の発明において、前記変更通知情報は、前記組織図データの変更内容を通知するデータ操作言語を含む(請求項4記載の発明)。
請求項1又は5に記載の発明によれば、端末を介して接続するユーザのアクセス権限を確認し、このアクセス権限において編集を許可する組織の組織図データを抽出し、この抽出された組織図データを端末に送信することが可能であり、端末で変更された組織図データの変更内容を取得し、当該変更内容に基づいて組織図データを更新することが可能であるため、アクセスを行うユーザの権限に応じた組織図データを提供するとともに、当該組織図データの編集を容易に行うことができる。
請求項2記載の発明によれば、端末から送信されたログイン情報に基づいて認証チケットを生成し、この認証チケットに基づいてユーザのアクセス権限を確認するため、アクセスを行うユーザの権限に応じた組織図データを提供することができる。
請求項3記載の発明によれば、一の端末において前記組織図データに含まれる特定の組織に関する情報の変更が指示された場合であっても、当該変更が指示された組織に関係する組織図データにアクセスする他の端末に、組織図データの変更を指示する変更指示情報を送信することができる。
請求項4記載の発明によれば、組織図データにおける変更部分の変更内容を指示するデータ操作言語を変更通知情報として用いることができるため、このデータ操作言語に基づいて、組織図データを更新することができると共に、更新された組織図データそのものを送信しないため、データ転送容量及び転送時間を縮小させることができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。ただし、発明の範囲は図示例に限定されないものとする。説明の前提として、組織とは、例えば、本部、事業部、部、室、課、係、グループを始めとする、少なくとも1名の組織構成員(以下、社員という)より構成される会社の構成単位であり、その規模は問わない。また、組織図とは、各組織がツリー状に配置、接続されて構成された階層図の一種である。
まず、図1を参照して本実施の形態における通信システム100の構成を説明する。
図1に示すとおり、通信システム100は、会社を構成する組織に関する情報が含まれた組織図データを記憶する組織図編集装置10、A組織が管理する端末20、B組織が管理する端末30、C組織が管理する端末40から構成されており、組織図編集装置10と、各端末(端末20、端末30及び端末40)とが、がネットワークNを介して相互にデータの送受信が可能な様に接続されている。なお、ネットワークNに接続される端末の数量は、図示例に限定されないものとする。
ネットワークNは、同一の企業グループに属する会社間で各種情報の共有化等を行うことを目的として、既存のインターネットを利用して構築された総合的な情報ネットワーク(通信網)である。一般的には、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)等の専用回線または無線通信等の様々な回線形態を適用可能なネットワークであるが、情報管理の信頼性の観点から、特定のユーザのみアクセスすることが可能なネットワークであることが望ましい。
次に、図2を参照して組織図編集装置10の内部構成を説明する。
図2に示すとおり、組織図編集装置10は、CPU11、表示部12、操作部13、RAM14、記憶部15、組織図DB(データベース)16、伝送制御部17により構成され、各部はバス18により接続されている。
CPU(Central Processing Unit)11は、記憶部15に記憶された各種制御プログラムを読み出してRAM14内に形成されたワークメモリに展開し、該制御プログラムに従って、各部の動作を集中制御する。また、CPU11は、RAM14に展開した制御プログラムとの協働により、後述する組織図データ提供処理、組織図データ更新通知処理を実行する。
CPU11は、RAM14に展開した制御プログラムとの協働により、SQL(Structured Query Language)に基づいたクエリの生成及び解読を実行し、当該解読されたクエリに基づいて組織図データ161に記憶された組織図データに対し所定の処理を実行する。SQLとはデータベースの操作を行うデータ操作言語であって、SELECT文、INSERT文、DELETE文及びUPDATE文のデータ操作命令文よりデータベースに格納されたデータの操作を行うことが可能となっている。なお、本実施の形態ではデータ操作言語としてSQLを用いることとしたが、これに限らず、他のデータ操作言語を用いることとしてもよい。
ここで、SELECT文はデータベースから所定の条件に合致するデータを取得する場合に用いるデータ操作命令文であり、INSERT文はデータベースにデータを登録する場合に用いるデータ操作命令文であり、DELETE文はデータベースからデータを削除する場合に用いるデータ操作命令文であり、UPDATE文はデータベースのデータを変更する場合に用いるデータ操作命令文である。また、クエリとは組織図DB16の組織図データ161に対する所定の処理を指示するための指示情報であって、上述したSQLの各データ操作命令文から構成される。
表示部12は、LCD(Liquid Crystal Display)やELD(Electro Luminescence Display)パネル等により構成され、CPU11から入力される表示データに基づいて画面表示を行う。
操作部13は、文字入力キー,数字入力キーその他各種機能に対応付けられたキーを備えたキーボード、マウス等を含み、ユーザによる操作に応じた操作信号をCPU11に出力する。
RAM(Random Access Memory)14は、CPU11により実行制御される上記各種処理において、記憶部15から読み出された組織図編集装置10で実行可能なシステムプログラム、制御プログラム、入力若しくは出力データ及びパラメータ等の一時的な格納領域となるバッファ領域を形成する。
記憶部15は、プログラムやデータ等が予め記憶された記録媒体(不図示)を有し、この記録媒体は磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体等の不揮発性メモリで構成されている。記録媒体は、記憶部15に固定的に設けたもの、若しくは着脱自在に装着するものであり、記録媒体には組織図編集装置10に対応するシステムプログラム、該システムプログラム上で実行可能な組織図編集処理プログラム等の各種処理プログラム、これらのプログラムで処理されたデータ等を記憶する。これらの各処理プログラムは、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納され、CPU11は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
また、記憶部15は、その記録媒体に端末20、30及び40に対するWebサービスを提供可能なHTTPサーバプログラムを予め記憶し、CPU11は、当該HTTPサーバプログラムとの協働により、Webアプリケーションを実行することで組織図DB16に記憶された組織図データを端末20、30及び40がアクセス可能に管理する。
記録媒体に記憶するプログラム、データは、その一部若しくは全部をサーバやクライアントの他の機器からWAN、LAN等のネットワーク回線の伝送媒体を介して伝送制御部17から受信して記憶する構成にしてもよい。また、上記プログラムをネットワーク回線等の伝送媒体を介してサーバやクライアントへ伝送してこれらの機器にインストールする構成としてもよい。なお、上記プログラム、データには、コンピュータのハードウェアと一体化されたファームウェアによって実現されるものも含まれる。
組織図DB16は、磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体等の不揮発性メモリ等の記憶手段に構築されたデータベース格納手段であって、組織図データ161を記憶する。ここで、組織図データ161のデータ構造について図3及び図4を参照して説明する。図3は、組織図データ161のデータ構造の一例を示した図であり、図4は、組織図データ161に基づいて表示部12に表示された組織図の表示例を示した図である。
図3に示すとおり、組織図データ161は、会社を構成する各組織に関する情報を示した所属情報区分と、各組織に所属する社員に関する情報を示した社員情報区分と、に大別されている。
所属情報区分は、「所属コード」、「階層」、「上位階層」、「上位所属」及び「所属名」を含んで構成される。
「所属コード」は、各組織を特定するために一意的に割り当てられた識別コード(図中、“101”、“102”、“103”)である。
「階層」は、図4に示した組織図のツリー構造における、表示の際の階層位置を示した数値データ(図中、“0”、“1“、”1“)であって、数値が小さいほど上位の階層位置に表示されるようになっている。
「上位階層」は、各組織の上位に位置する階層位置を示した数値データである(図中、”0“、”0“)。なお、「上位階層」を示す数値データが未入力の場合には、当該組織(図中においては所属コード101の組織)が最上位の階層に位置することを示している。
「上位所属」は、自己の組織が所属する上位の組織の「所属コード」(図中、“101”、“101”)が格納されている。
「所属名」は、各組織を識別するための部署名等の名称を示す文字列データであって(図中、“関東本部”、“東北支部”、“近畿支部”)、各文字列データは図4に示した組織図における各組織の名称を表示させる際の表示要素として格納されている。
また、社員情報区分は、「社員番号」、「所属先」、「氏名」、「パスワード」及び「マネージャ」を含んで構成される。
「社員番号」は、各社員を特定するために一意的に割り当てられた識別コード(図中、“1”、“2”…“9”)である。
「所属先」は、各社員が所属する組織の「組織コード」が格納されている。
「氏名」は、各社員の氏名を示す文字列データであって、各文字列データは図4に示した組織図において、各社員の氏名を表示させる際の表示要素として格納されている。なお、各社員の氏名は、上記「所属先」で示される組織内に表示されるようになっている。
「パスワード」は、各社員が本組織図編集装置10にログインする際のパスワードを示した文字列データである。
「マネージャ」は、各社員が有する権限(以下、マネージャ権限という)を示した数値データである。なお、本実施形態では、この数値データが“1”の社員は、当該社員が所属する組織及びこの組織に所属する組織に係る組織図データへのアクセスが可能な権限を有していることを意味し、未入力の社員は、その権限を有しない、即ち、組織図データへのアクセス権限を有しないことを意味している。ここで、組織図データへのアクセスとは、組織図データのRead及びWrite、即ち、参照と編集が可能なことを意味する。
なお、本実施の形態では、端末20、30、40の夫々が、上述した組織図データにおける“関東本部”、“東北支部”、“近畿支部”で夫々管理されているものとし、また、端末20、30、40の夫々が“関東本部”の“青木一郎”、“東北支部”の“青森二郎”、“近畿支部”の“大阪三郎”に、夫々利用されるものとする。
伝送制御部17は、ルータやTA(Terminal Adapter)、LANアダプタ等によって構成され、ネットワークNに接続された各端末との通信制御を行う。また、伝送制御部17は、外部端末へ送信するデータを一時的に格納する送信用データバッファを有する。
次に、図5を参照して、端末20の内部構成について説明する。
図5に示すとおり、端末20は、CPU21、表示部22、操作部23、RAM24、記憶部25、伝送制御部26により構成され、各部はバス27により接続されている。
CPU21は、記憶部15に記憶された各種制御プログラムを読み出してRAM24内に形成されたワークメモリに展開し、該制御プログラムに従って、各部の動作を集中制御する。また、CPU21は、RAM24に展開した制御プログラムとの協働により、後述する組織図データ更新処理を実行する。
具体的に、CPU21は、組織図編集装置10から送信されるログイン画面の表示を指示する指示情報に基づいて、表示部22にログイン画面(図8参照)を表示させる。また、このログイン画面に基づいて入力されたログイン名、パスワードを、当該端末20の端末識別子とともにログイン情報として組織図編集装置10へと送信する。
ここで、端末識別子とは、各端末を特定するために一意的に割り振られた識別情報であって、例えば、各端末に付与されたIPアドレスやMACアドレス、製造番号等を用いることができる。なお、本実施形態では、端末20に構成された後述するHTTPサーバ上のWebアプリケーションへのURL(Uniform Resource Locator、例えば、http://www.tokyo.co.jp/webApps/renew.aspx)を、端末識別子として用いることとするが、これに限らないものとする。
また、CPU21は、RAM24に展開した制御プログラムとの協働により、SQLに基づいたクエリの生成及び解読を実行し、当該解読されたクエリに基づいて後述する一時ファイルに対し所定の処理を実行する。
表示部22は、LCDやELDパネル等により構成され、CPU21から入力される表示データに基づいて画面表示を行う。
操作部23は、文字入力キー,数字入力キーその他各種機能に対応付けられたキーを備えたキーボード、マウス等を含み、ユーザによる操作に応じた操作信号をCPU21に出力する。
RAM24は、CPU21により実行制御される上記各種処理において、記憶部15から読み出された端末20で実行可能なシステムプログラム、制御プログラム、入力若しくは出力データ及びパラメータ等の一時的な格納領域となるバッファ領域を形成する。
記憶部25は、プログラムやデータ等が予め記憶された記録媒体(不図示)を有し、この記録媒体は磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体等の不揮発性メモリで構成されている。記録媒体は、記憶部25に固定的に設けたもの、若しくは着脱自在に装着するものであり、記録媒体には端末20に対応するシステムプログラム、該システムプログラム上で実行可能な組織図編集処理プログラム等の各種処理プログラム、これらのプログラムで処理されたデータ等を記憶する。これらの各処理プログラムは、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納され、CPU21は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
また、記憶部25は、その記録媒体に組織図編集装置10が提供するWebサービスを利用可能なHTTPクライアントプログラム251を予め記憶し、CPU21は、当該HTTPクライアントプログラム251との協働により、組織図編集装置10(Webアプリケーション)に対し接続を行う。
また、記憶部25は、その記録媒体に組織図編集装置10に対するWebサービスを提供可能なHTTPサーバプログラム252を予め記憶し、CPU21は、当該HTTPサーバプログラムとの協働により、Webアプリケーションを実行することで組織図編集装置10から送信される各種情報を受け付ける。
記録媒体に記憶するプログラム、データは、その一部若しくは全部をサーバやクライアントの他の機器からWAN、LAN等のネットワーク回線の伝送媒体を介して伝送制御部7から受信して記憶する構成にしてもよい。また、上記プログラムをネットワーク回線等の伝送媒体を介してサーバやクライアントへ伝送してこれらの機器にインストールする構成としてもよい。なお、上記プログラム、データには、コンピュータのハードウェアと一体化されたファームウェアによって実現されるものも含まれる。
伝送制御部26は、ルータやTA(Terminal Adapter)、LANアダプタ等によって構成され、ネットワークNに接続された各端末との通信制御を行う。また、伝送制御部26は、外部端末へ送信するデータを一時的に格納する送信用データバッファを有する。
端末30、端末40の内部構成は、上述した端末20の内部構成と同様であるため説明を省略する。なお、端末20の各部に対応する端末30の各部を、それぞれCPU31、表示部32、操作部33、RAM34、記憶部35(記憶媒体351)、伝送制御部36、バス37とし、端末20の各部に対応する端末40の各部を、それぞれCPU41、表示部42、操作部43、RAM44、記憶部45(記憶媒体451)、伝送制御部46、バス47とする。
次に、図6〜図15を参照して、組織図編集装置10から組織図データが提供される際の動作について説明する。
図6は、ログイン処理において、組織図編集装置10と各端末間において授受される各種情報の流れを説明する図である。
以下、組織図データ提供処理について図7〜図9のフローチャートを参照して説明する。なお、本処理は、CPU11と、RAM14に展開された制御プログラムとの協働により実行される処理を示している。
本処理の前提として、関東本部に設けられた端末20から、組織図編集装置10にログイン要求がなされたものとする。つまり、端末20は“関東本部”の“東京一郎”に操作され、当該“東京一郎”の氏名(ログイン名)及びパスワードが操作部23を介して入力されるものとする。
端末20からのログイン要求を受信すると、この端末20にログイン画面を表示させるための指示情報が端末20に送信される(ステップS11)。この指示情報を受信した端末20の表示部22では、図10に示すログイン画面が表示され、この画面に基づいてログイン名(東京一郎)及びパスワード(num1、図10においては「*」により隠蔽表示)が操作部23を介して入力された後、このログイン名及びパスワードとともに当該端末20の端末識別子(URL)がログイン情報として組織図編集装置10に送信される(図6、(1)参照)。
端末20から送信されたログイン情報が受信されると(ステップS12)、このログイン情報に含まれたログイン名、パスワード、端末識別子がRAM14の所定の記憶領域に一時記憶される(ステップS13)。また、後述するクエリの実行により得られるデータを一時記憶するクエリデータ用バッファ領域がRAM14に確保され(ステップS14)。
次いで、一時記憶されたログイン名及びパスワードをキーとしたクエリ(SELECT文)が生成され(ステップS15)、このクエリが組織図DB16に対して実行されることで取得されたデータがデータ用バッファ領域に一時記憶される(ステップS16)。そして、一時記憶されたデータに基づいて、当該データの有効性、即ち、ログイン名及びパスワードに対応するユーザが存在し、且つ、当該ユーザにマネージャ権限が付与されているか否かが判定される(ステップS17)。
ここで、ステップS16におけるクエリの実行結果が、無効と判定された場合には(ステップS17;No)、ステップS11へと再び戻り、端末20にログイン名及びパスワードの入力を再度促す。一方、ステップS17において、有効と判定された場合には(ステップS17;Yes)、一時記憶されたログイン名及び端末識別子の文字列に対して暗号化が行われ(ステップS18)、この暗号化されたログイン名及び端末識別子を復号する復号化キーがRAM14又は記憶部15の所定の記憶領域に記憶される(ステップS19)。
次いで、認証チケット生成用の認証チケット生成用バッファ領域がRAM14内に確保され(ステップS20)、この認証チケット生成用バッファ領域において、図11に示すとおり、チケットヘッダに暗号化されたログイン名及び端末識別子が付加されることで、認証チケットが生成される(ステップS21)。ここで、チケットヘッダは、当該ファイル構造が認証チケットであることを示す所定の文字列を含んだヘッダ情報である。
続いて、図6の(2)で示すように、認証チケットが、端末20に送信された後(ステップS22)、クエリデータ用バッファ領域及び認証チケット生成用バッファ領域に格納された情報が削除される(ステップS23)。
一方、端末20では、認証チケットが受信されると、この認証チケットがRAM24に一時記憶される。そして、操作部23を介して組織図データを要求するリクエスト情報が入力された際には、このリクエスト情報とともに認証チケットが組織図編集装置10へと送信される(図6、(3)参照)。
端末20から送信されるリクエスト情報の受付が開始されると(ステップS24)、このリクエスト情報とともに受信される認証チケットを一時記憶するための認証チケット用バッファ領域がRAM14内に確保される(ステップS25)。そして、端末20からのリクエスト情報及び認証チケットが受信されると(ステップS26)、この認証チケットが、認証チケット用バッファ領域に一時記憶される(ステップS27)。そして、RAM14又は記憶部15に記憶された復号化キーが読み出されて、一時記憶された認証チケットに含まれる、暗号化されたログイン名及び端末識別子が復号化される(ステップS28)。
次いで、後述するクエリの実行により得られるデータを一時記憶するクエリデータ用バッファ領域が確保され(ステップS29)、復号化されたログイン名(東京一郎)を検索キーとして当該ログイン名のユーザの「所属先コード」を取得するクエリ(SELECT文)が生成され(ステップS30)、このクエリが組織図DB16に対して実行されることで取得された「所属先コード」がデータ用バッファ領域に一時記憶される(ステップS31)。
続いて、一時記憶された「所属先コード」とステップS28で復号化された端末識別子とがマップファイル151に対応付けて登録される(ステップS32)。ここで、マップファイル151は、図12に示すように、「所属先」コードと端末識別子とを対応づけたテーブルであって、「所属先」コード及び端末識別子の各組には、シーケンス番号が付与されている。このシーケンス番号は、「所属先」コード及び端末識別子の各組を管理するための数値データであって、「所属先」コード及び端末識別子が登録される際に自動的に付与される。
次に、ステップS33〜ステップS38のループ処理へと移行され、ステップS31で一時記憶された「所属コード」に所属する下位の「所属コード」(以下、下位「所属コード」という)がなくなったと判断されるまで(ステップS33)、当該ループ処理が繰り返し実行される。
ステップS34では、検索開始の基準となる「所属コード」(以下、基準「所属コード」という)が設定されて、後述するクエリ処理において取得される「所属コード」の所属情報を一時記憶するための所属情報用バッファ領域がRAM14内に確保される(ステップS35)。そして、基準「所属コード」に所属する下位「所属コード」を取得するSELECT文が生成され(ステップS36)、当該クエリが組織図DB16に対して実行されることで下位「所属コード」が取得され(ステップS37)、この取得された下位「所属コード」の所属情報がバッファ領域に一時記憶された後(ステップS38)、ステップS34の判断へと移行する。なお、最初のループ処理時においては、ステップS34の基準「所属コード」はステップS31の実行により取得された「所属コード」となり、次回のループ処理移行、ステップS37で取得された下位「所属コード」がステップS34の基準「所属コード」となる。
続くステップS39では、後述するクエリ処理において取得される社員情報を一時記憶するための社員情報用バッファ領域がRAM14に確保される(ステップS39)。そして、上述したステップS33〜ステップS38のループ処理で所属情報用バッファ領域に記憶された所属情報に含まれる「所属コード」を所属先とする社員情報を取得するためのクエリ(SELECT文)が生成され(ステップS40)、当該クエリが組織図DB16に対して実行されることで該当する社員情報が取得され(ステップS41)、この取得された社員情報が社員情報用バッファ領域に一時記憶される(ステップS42)。
次に、一時記憶された所属情報及び社員情報に基づいて、当該所属情報及び社員情報を含んだ組織図データの一時ファイルがRAM14又は記憶部15の所定の領域に生成された後(ステップS43)、図6の(3)で示すように、この一時ファイルが端末20へと送信される(ステップS44)。そして、生成された一時ファイルが削除されるとともに(ステップS45)、RAM14の各種バッファ領域に一時記憶された情報が削除されて(ステップS46)、本処理は終了する。
一方、端末20では、組織図編集装置10から送信された一時ファイルが受信されると、この一時ファイルがRAM24又は記憶部25の所定の領域にキャッシュ(記憶)され、当該一時ファイルに基づいた組織図データが表示部22に表示される。
ここで、図13〜15を参照して、上述した一時ファイルについて説明する。
図13は、各端末のマネージャ権限を有するユーザ(東京一郎、青森二郎、大阪三郎)がログインした際に生成される一時ファイルを説明する図である。
上述した組織図データ提供処理(図7〜9参照)で説明したように、ログインした端末のユーザが所属する組織の「所属コード」及び当該「所属コード」に所属する下位「所属コード」に係る組織図データが抽出されるため、関東本部の端末20では、図11に示した所属情報及び社員情報の全てが抽出されることになり、この抽出された情報が一時ファイルとして生成される。一方、東北支部の端末30では、自己の所属コードに所属する下位「所属コード」が存在しないため、自己の所属コードに係る所属情報及び社員情報のみが抽出されることになり、この抽出された情報が一時ファイルとして生成される。また、近畿支部の端末40では、端末30と同様に、自己の所属コードに所属する下位「所属コード」が存在しないため、自己の所属コードに係る所属情報及び社員情報のみが抽出され、この抽出された情報が一時ファイルとして生成される。
図14は、組織図編集装置10から各端末に送信される一時ファイルの概要を示した図であって、各端末を操作するユーザが所属する所属コード(組織)に応じて送信される一時ファイルの内容が異なることを示している。また、図15は、一時ファイルに基づいて各端末の表示部に表示された組織図データの一例を示す図であって、各端末を操作するユーザが所属する所属コード(組織)に応じて表示される組織図データが異なることを示している。ここで、図15(a)は端末20の表示部22に、図15(b)は端末30の表示部32に、図15(c)は端末40の表示部42にそれぞれ表示された組織図を示している。
このように、端末から送信されたログイン名、パスワード、当該端末の端末識別子の何れか又は全てに基づいて認証チケットを生成し、この認証チケットに基づいてユーザのアクセス権限を確認するため、アクセスを行うユーザの権限に応じた組織図データを提供することができる。
次に、図16〜図21を参照して、組織図編集装置10と端末20、30及び40との間で行われる組織図データの更新に係る処理の流れについて説明する。
図16は、各端末と組織図編集装置10との間で授受される組織図データの更新を通知する更新通知情報を説明するための図である。
まず、図17を参照して、端末側にて行われる組織図データ更新処理について説明する(図16(1)参照)。なお、本処理は、CPU21(CPU31、41)と、RAM24(RAM34、44)に展開された制御プログラムとの協働により実行される処理を示している。
本処理の前提として、東北支部に所属するユーザ“青森二郎”の端末30から、組織図データの編集を指示する指示情報が組織図編集装置10に送信されるものとする。また、端末30と組織図編集装置10との間は、上述した組織図データ提供処理(図7〜9参照)において、ログイン処理(ステップS11〜ステップS23)までが少なくとも行われているものとする。
まず、RAM34又は記憶部35の所定の領域に、組織図編集装置10から送信された一時ファイルがキャッシュされているか否かが判定される(ステップS51)。ここで、キャッシュされていないと判定された場合には(ステップS51;No)、組織図編集装置10に対して組織図データを要求するリクエスト情報が送信されて、組織図編集装置10からユーザ“青森二郎”のマネージャ権限及び所属コードに応じた一時ファイルが取得され、RAM34又は記憶部35の所定の記憶領域にキャッシュされた後(ステップS52)、ステップS53へと移行する。一方、ステップS51において、一時ファイルがキャッシュされていると判定された場合には(ステップS51;Yes)、直ちにステップS53へと移行する。
次に、一時ファイルに基づいて表示部32に組織図が表示されて(ステップS53)、この組織図に基づいて操作部33を介して指示される組織図の編集を指示する編集指示情報の入力が受け付けられる(ステップS54)。
図18は、表示部32に表示された組織図に基づいて、編集指示情報が入力される際の編集指示画面(GUI:Graphical User Interface)の一例を示す図である。同図において、メニューから「新規追加」、「削除」、「変更」の項目が夫々選択されることで、社員の新規追加、特定の社員の削除、特定の社員に関する情報の変更のそれぞれを指示することができるようになっている。
図17に戻り、ステップS53で入力された編集指示情報が、社員の新規追加を指示するものか(ステップS55)、特定の社員の削除を指示するものか(ステップS56)又は特定の社員に関する情報の変更を指示するものか(ステップS57)、が判定される。
ここで、指示情報が社員の新規登録を指示するものと判定された場合には(ステップS55;Yes)、社員の新規追加に係る情報の入力を促す新規追加ダイアログ(図19(a)参照)が表示され(ステップS58)、この新規追加ダイアログ(社員の追加を行う組織名が選択的に入力される「追加先」欄、追加する社員の氏名が入力される「氏名」欄、追加する社員のパスワードが入力される「パスワード」欄)に基づいて、各種情報が操作部33を介して入力される(ステップS59)。
次いで、ステップS59で入力された各種情報に基づいて、社員の新規追加を指示するクエリ(INSERT文)が生成され(ステップS60)、ステップS67へと移行する。例えば、社員「山形十郎」を東北支部に社員番号「10」、パスワード「num10」で新規追加する情報がステップS59で入力された場合には、ステップS60で生成されるクエリは“INSERT INTO 組織図基本表 ('社員番号', '所属先', '氏名', 'パスワード') VALUES ('10', '102', '山形十郎', 'num10')”となる。なお、本クエリにおいては、端末30に記憶された一時ファイルを「組織図基本表」の名称で指定している。
また、ステップS56において、指示情報が特定の社員の削除を指示するものと判定された場合には(ステップS56;Yes)、社員の削除に係る情報の入力を促す削除ダイアログ(図19(b)参照)が表示され(ステップS61)、この削除ダイアログ(社員の削除を行う組織名が選択的に入力される「追加先」欄、削除する社員の氏名又は社員番号が入力される「削除情報」欄)に基づいて、各種情報が操作部33を介して入力される(ステップS62)。
次いで、ステップS62で入力された各種情報に基づいて、社員の削除を指示するクエリ(DELETE文)が生成され(ステップS63)、ステップS67へと移行する。例えば、社員「秋田八郎」を東北支部から削除する情報がステップS62で入力された場合には、ステップS63で生成されるクエリは“DELETE FROM 組織図基本表 WHERE 社員番号='6'”となる。なお、本クエリでは、端末30に記憶された一時ファイルを「組織図基本表」の名称で指定している。
また、ステップS57において、編集指示情報が特定の社員に関する情報の変更を指示するものと判定された場合には(ステップS57;Yes)、変更する情報の入力を促す変更ダイアログ(図19(c)参照)が表示され(ステップS64)、この変更ダイアログ(情報の変更を行う社員が所属する組織名が選択的に入力される「変更元」欄、情報の変更を行う社員の氏名又は社員番号が入力される「変更元情報」欄、変更後の氏名を入力される「氏名」欄、変更後のパスワードが入力される「パスワード」欄)に基づいて、各種情報が操作部33を介して入力される(ステップS65)。
次いで、ステップS65で入力された各種情報に基づいて、社員情報の変更を指示するクエリ(UPDATE文)が生成され(ステップS66)、ステップS67へと移行する。例えば、社員「秋田八郎」の名字を「芋燈」に変更する情報がステップS65で入力された場合には、ステップS66で生成されるクエリは“UPDATE 組織図基本表 SET 氏名='芋燈八郎' WHERE 社員番号='6'”となる。なお、本クエリでは、端末30に記憶された一時ファイルを「組織図基本表」の名称で指定している。
ステップS67では、ステップS60、ステップS63又はステップS66で生成されたクエリ(INSERT文、DELETE文又はUPDATE文)が一時ファイルに対して実行されることで、当該一時ファイルが更新されて(ステップS67)、この更新された一時ファイルに基づいて表示部32の組織図の表示が更新される(ステップS68)。そして、ステップS60、ステップS63又はステップS66で生成されたクエリを含む更新通知情報が、認証チケットとともに組織図編集装置10に送信されて(ステップS69)、本処理は終了する。
次に、図20を参照して、端末からの更新通知情報に基づいて組織図編集装置10側で実行される、組織図データ更新通知処理について説明する(図14(2)参照)。なお、本処理は、CPU11と、RAM14に展開された制御プログラムとの協働により実行される処理を示している。
まず、各端末からの更新通知情報の受付が開始されると(ステップS71)、この更新通知情報及び当該更新通知情報とともに受信される認証チケットを一時記憶するための更新通知用バッファ領域がRAM14内に確保される(ステップS72)。次いで、端末30から送信された更新通知情報及び認証チケットが受信されると(ステップS73)、この更新通知情報及び認証チケットがRAM14に確保された更新通知用バッファ領域に一時記憶される(ステップS74)。そして、RAM14又は記憶部15に記憶された復号化キーが読み出されて、一時記憶された認証チケットに含まれる、暗号化されたログイン名及び端末識別子が復号化される(ステップS75)。
次いで、後述するクエリの実行により得られる「所属コード」を一時記憶する所属コード用バッファ領域がRAM14に確保された後(ステップS76)、復号化されたログイン名の「所属コード」を取得するクエリ(SELECT文)が生成される(ステップS77)。そして、このクエリが実行されることで該当する「所属コード」が取得され、取得された「所属コード」が、所属コード用バッファ領域に一時記憶される(ステップS78)。
続いて、ステップS79〜ステップS86のループ処理へと移行され、ステップS78で一時記憶された「所属コード」が所属する上位の「所属コード」(以下、上位「所属コード」という)がなくなったと判断されるまで(ステップS79)、当該ループ処理が繰り返し実行される。
ステップS80では、検索開始の基準となる「所属コード」(以下、基準コードという)が設定されて(ステップS80)、後述する処理において取得される当該基準「所属コード」の上位「所属コード」を一時記憶するための所属コード用バッファ領域がRAM14内に確保される(ステップS81)。そして、基準「所属コード」の上位「所属コード」を取得するSELECT文が生成され(ステップS82)、当該クエリが組織図DB16に対して実行されることで該当する上位「所属コード」が取得され(ステップS83)、この取得された「所属コード」がバッファ領域に一時記憶される(ステップS84)。次いで、一時記憶された上位「所属コード」がマップファイル151に登録されているか否かが判定され、登録されていると判定された場合には(ステップS85;Yes)、この上位「所属コード」と対応付けて登録された端末識別子の端末(本例では端末20)に対して、ステップS74で一時記憶された更新通知情報が送信され(ステップS86)、ステップS79の判断へと移行する。また、ステップS85において、上位「所属コード」がマップファイル151に登録されていないと判定された場合には、直ちにステップS79の判断へと移行する。
なお、最初のループ処理時においては、ステップS80の基準「所属コード」はステップS78で一時記憶された「所属コード」となり、次回のループ処理以降、ステップS84で一時記憶された上位「所属コード」がステップS80の基準「所属コード」となる。
続くステップS87の処理では、組織図DB16に対してステップS74で一時記憶された更新通知情報に含まれるクエリ(INSERT文、DELETE文又はUPDATE文)が実行されることで組織図データ161が更新され(ステップS87)、本処理は終了する。
ここで、図16を参照して、上述した編集指示送信処理(図17参照)及び組織図データ更新通知処理(図20参照)において組織図編集装置10と各端末との間で授受された更新通知情報について説明する。
図16に示すとおり、端末30から送信された更新通知情報及び認証チケットが組織図編集装置10に受信されると(図中(1))、組織図編集装置10では、この認証チケットに含まれた「所属コード」に基づいて、当該「所属コード」(102)の上位に位置する上位「所属コード」(101)を取得する。そして、マップファイル151に基づいて、この上位「所属コード」に対応付けられた端末識別子に対して指示情報が送信される。ここで、マップファイル151に端末20に係る「所属コード」(101)と端末識別子とが対応付けられて登録されていた場合には、「所属コード」(102)の上位「所属コード」に該当すると判断されて、端末20の端末識別子宛に指示情報が送信されることになる(図中(2))。なお、マップファイル151に端末40に係る「所属コード」(103)と端末識別子とが対応付けられて登録されていた場合には、「所属コード」(102)の上位「所属コード」に該当しないと判断されるため、端末40の端末識別子宛に指示情報は送信されない。
このように、一の端末において前記組織図データに含まれる特定の組織に関する情報の変更が指示された場合であっても、当該変更が指示された組織に関係する組織図データにアクセスする他の端末に、組織図データの変更を指示する変更指示情報を送信することができる。また、組織図データにおける変更部分の変更内容を通知する変更内容通知情報として組織図データにおける変更部分の変更内容を指示するクエリを送信するため、このクエリに基づいて組織図データ(一時ファイル)を更新することができる。また、更新された組織図データそのものを送信しないため、データ転送容量及び転送時間を縮小させることができる。
次に、図21を参照して、組織図編集装置10から送信された更新通知情報に基づいて端末30で実行される、組織図データ更新処理について説明する(図16(3))。なお、本処理は、CPU31と、RAM34に展開された制御プログラムとの協働により実行される処理を示している。
まず、組織図編集装置10からの更新通知情報の受付が開始されて(ステップS91)、更新通知情報を一時記憶するためのバッファ領域がRAM34内に確保される(ステップS92)。次いで、組織図編集装置10から送信された更新通知情報が受信されると(ステップS93)、この更新通知情報がRAM14に確保されたバッファ領域に一時記憶される(ステップS94)。そして、一時記憶された更新通知情報に含まれたクエリ(INSERT文、DELETE文又はUPDATE文)が実行されることで、端末30にキャッシュされた一時ファイルが更新され(ステップS95)、本処理は終了する。
以上のように、本実施形態によれば、端末を介して接続するユーザのアクセス権限を確認し、このアクセス権限において編集を許可する組織の組織図データを前記組織図データベース手段から抽出し、抽出された組織図データを前記端末に送信すること可能であるとともに、端末において変更された前記組織図データの変更内容を取得し、当該変更内容に基づいて前記組織図データを更新することが可能であるため、アクセスを行うユーザの権限に応じた組織図データを提供するとともに、当該組織図データの編集を容易に行うことができる。
尚、本発明の適用は、上述した例に限らず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
通信システムの構成を示した図である。 組織図編集装置の内部構成を示した図である。 組織図データの一例を示した図である。 表示された組織図の一例を示した図である。 端末の内部構成を示した図である。 組織図編集装置と端末との間で授受される情報を説明するための図である。 組織図データ提供処理の手順を示したフローチャートである。 組織図データ提供処理の手順を示したフローチャートである。 組織図データ提供処理の手順を示したフローチャートである。 端末に表示されたログイン画面の一例を示した図である。 認証チケットのデータ構造を示した図である。 マップファイルに登録される情報を示した図である。 ユーザの権限に応じて生成される一時ファイルを説明するための図である。 組織図編集装置から各端末に送信される一時ファイルの概要を示した図である。 各端末の表示部に表示された組織図データの一例を示した図である。 各端末と組織図編集装置との間で授受される更新通知情報を説明するための図である。 組織図データ更新処理の手順を示したフローチャートである。 編集指示情報が入力される際の編集指示画面の一例を示した図である。 編集指示情報が入力された際に表示されるダイアログ画面の一例を示した図あって、(a)新規追加ダイアログを示した図であり、(b)削除ダイアログを示した図であり、(c)変更ダイアログを示した図である。 組織図データ更新通知処理の手順を示したフローチャートである。 組織図データ更新処理の手順を示したフローチャートである。
符号の説明
100 通信システム
10 組織図編集装置
11 CPU
12 表示部
13 操作部
14 RAM
15 記憶部
151 マップファイル
16 組織図DB
161 組織図データ
17 伝送制御部
18 バス
20、30、40 端末
21、31、41 CPU
22、32、42 表示部
23、33、43 操作部
24、34、44 RAM
25、35、45 記憶部
26、36、46 伝送制御部
27、37、47 バス

Claims (5)

  1. 通信回線を介して複数の端末に接続され、複数の組織に関する情報が含まれる組織図データを前記端末からアクセス可能に管理する組織図編集装置において、
    前記組織図データを記憶する記憶手段と、
    前記端末を介して接続するユーザのアクセス権限を確認する確認手段と、
    前記確認手段により確認されたアクセス権限で編集を許可する組織の組織図データを前記記憶手段から抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出された組織図データを前記端末に送信する送信手段と、
    前記端末で変更された組織図データの変更内容を取得し、当該変更内容に基づいて前記記憶手段に記憶された組織図データを更新する更新手段と、
    を備えたことを特徴とする組織図編集装置。
  2. 前記端末をログインさせるためのログイン情報を前記端末に送信させるログイン手段と、
    前記端末から送信されたログイン情報に基づいて認証情報を生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された認証情報を前記端末に送信する認証情報送信手段と、
    を備え、
    前記確認手段は、前記端末から送信される認証情報に基づいて前記ユーザのアクセス権限を確認することを特徴とする請求項1記載の組織図編集装置。
  3. 前記端末で前記組織図データに含まれる組織の変更が指示された場合に、当該変更が指示された組織に関係する組織図データを検索し、この検索された組織図データにアクセスする他の端末に、組織図データの変更を通知する変更通知情報を送信する更新通知手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の組織図編集装置。
  4. 前記変更通知情報は、前記組織図データの変更内容を通知するデータ操作言語を含むことを特徴とする請求項3記載の組織図編集装置。
  5. 通信回線を介して複数の端末に接続され、複数の組織に関する情報が含まれる組織図データを前記端末がアクセス可能に管理するコンピュータに、
    前記端末を介して接続するユーザのアクセス権限を確認させる機能と、
    前記確認されたアクセス権限で編集を許可する組織の組織図データを組織図データ記憶手段から抽出させる機能と、
    前記抽出された組織図データを前記端末に送信させる機能と、
    前記端末で変更された前記組織図データの変更内容を取得し、当該変更内容に基づいて前記組織図データ記憶手段に記憶された前記組織図データを更新させる機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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