JP7419652B2 - 発光素子 - Google Patents

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Description

本発明は、発光素子に関する。
特許文献1には、例えば、トンネル接合層を有する窒化物半導体層を含む発光素子が開示されている。
特開2017-157667号公報
このような発光素子において、発光効率の向上が望まれる。本発明は、発光効率を向上できる発光素子を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、発光素子は、下方から上方に向かって順に、第1活性層を有する第1発光部と、トンネル接合部と、第2活性層を有する第2発光部とを備える。前記第1活性層は、複数の第1井戸層と、前記複数の第1井戸層のうち隣り合う第1井戸層間に位置し、前記第1井戸層のバンドギャップよりも広いバンドギャップを有する第1障壁層とを有する。前記第2活性層は、複数の第2井戸層と、前記複数の第2井戸層のうち隣り合う第2井戸層間に位置し、前記第2井戸層のバンドギャップよりも広いバンドギャップを有する第2障壁層とを有する。前記第2障壁層は、アルミニウムとガリウムを含み、前記第1障壁層のアルミニウム組成比よりも高いアルミニウム組成比を有する窒化物半導体層を有する。前記第2障壁層のアルミニウム組成比のピークは、前記第1発光部側にある。
本発明によれば、発光効率を向上できる発光素子を提供することができる。
第1実施形態の発光素子の断面図である。 第1実施形態の第1超格子層の断面図である。 第1実施形態の第1活性層の断面図である。 第1実施形態の第2超格子層の断面図である。 第1実施形態の第2活性層の断面図である。 第1実施形態の変形例の第2活性層の一部の断面図である。 第2実施形態の発光素子の断面図である。 第2実施形態の第2活性層の断面図である。 第2実施形態の第2超格子層の断面図である。 第3実施形態の発光素子の断面図である。 第1実施形態の発光素子の順電圧の測定結果を示すグラフである。 第1実施形態の発光素子の光出力の測定結果を示すグラフである。 第2実施形態の発光素子の順電圧の測定結果を示すグラフである。 第2実施形態の発光素子の光出力の測定結果を示すグラフである。
以下、図面を参照し、実施形態について説明する。各図面中、同じ構成には同じ符号を付している。なお、各図面は、実施形態を模式的に示したものであるため、各部材のスケール、間隔若しくは位置関係などが誇張、又は部材の一部の図示を省略する場合がある。また、断面図として、切断面のみを示す端面図を示す場合がある。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態の発光素子1の断面図である。
発光素子1は、基板10と、半導体構造体20と、p側電極11と、n側電極12とを有する。
基板10は、半導体構造体20を支持する。基板10の材料として、例えば、サファイア、シリコン、SiC、GaNなどを用いることができる。基板10としてサファイア基板を用いる場合、半導体構造体20はサファイア基板のc面上に配置される。
半導体構造体20は、窒化物半導体からなる複数の半導体層が積層された積層体である。窒化物半導体は、InAlGa1-x-yN(0≦x≦1、0≦y≦1、x+y≦1)からなる化学式において組成比x及びyをそれぞれの範囲内で変化させた全ての組成の半導体を含み得る。例えば、半導体構造体20は、基板10上にエピタキシャル成長させることで形成する。
本明細書において、下方は、上方よりも相対的に基板10に近い側を表す。半導体構造体20は、下方から上方に向かって順に、第1発光部21と、トンネル接合部30と、第2発光部22とを備える。
第1発光部21は、基板10上に位置するn側窒化物半導体層41と、n側窒化物半導体層41上に位置する第1超格子層50と、第1超格子層50上に位置する第1活性層60と、第1活性層60上に位置する第1p側窒化物半導体層42とを有する。
第2発光部22は、トンネル接合部30上に位置する第2超格子層70と、第2超格子層70上に位置する第2活性層80と、第2活性層80上に位置する第2p側窒化物半導体層43とを有する。
n側窒化物半導体層41は、n型不純物を含むn型層を有する。n型層は、例えば、n型不純物としてシリコン(Si)を含む。または、n型層は、n型不純物としてゲルマニウム(Ge)を含んでもよい。n側窒化物半導体層41は、電子を供給する機能を有していればよく、n型不純物やp型不純物を意図的にドープせずに形成したアンドープ層を含んでいてもよい。アンドープ層がn型不純物及び/又はp型不純物を意図的にドープした層と隣接している場合は、その隣接した層からの拡散等によって、アンドープ層にn型不純物及び/又はp型不純物が含まれる場合がある。
第1p側窒化物半導体層42及び第2p側窒化物半導体層43は、p型不純物を含むp型層を有する。p型層は、例えば、p型不純物としてマグネシウム(Mg)を含む。第1p側窒化物半導体層42及び第2p側窒化物半導体層43は、正孔を供給する機能を有していればよく、アンドープ層を含んでいてもよい。
第1活性層60及び第2活性層80は、後述するように、複数の井戸層と複数の障壁層とを含む多重量子井戸構造を有する。第1活性層60及び第2活性層80は、例えば、青色光又は緑色光を発することができる。青色光の発光ピーク波長は、430nm以上490nm以下である。緑色光の発光ピーク波長は、500nm以上540nm以下である。第1活性層60の発光ピーク波長と第2活性層80の発光ピーク波長は、同じでも、異なっていてもよい。第1活性層60及び第2活性層80は、青色光よりも短い発光ピーク波長の光、あるいは緑色光よりも長い発光ピーク波長の光を発することもできる。
トンネル接合部30は、窒化物半導体からなる。トンネル接合部30は、第1p側窒化物半導体層42とトンネル接合を形成する。トンネル接合部30は、p型層及びn型層のうち少なくとも1つの半導体層を有する。p型層は、第1p側窒化物半導体層42の上面に接して配置される。n型層は、p型層を配置する場合、p型層の上面に接して配置される。またp型層を配置しない場合、n型層は第1p側窒化物半導体層42の上面に接して配置される。
第1超格子層50は、n側窒化物半導体層41と第1活性層60との間に位置する。第2超格子層70は、トンネル接合部30と第2活性層80との間に位置する。第1超格子層50及び第2超格子層70を配置することで、基板10と半導体構造体20との間の格子不整合を緩和し、半導体構造体20における結晶欠陥を低減することができる。
n側窒化物半導体層41は、他の半導体層が設けられていないn側コンタクト面41aを有する。n側コンタクト面41a上にn側電極12が配置されている。n側電極12は、n側窒化物半導体層41に電気的に接続している。
第2p側窒化物半導体層43の上面上に、p側電極11が配置されている。p側電極11は、第2p側窒化物半導体層43に電気的に接続している。
p側電極11とn側電極12との間に順方向の電圧を印加する。このとき、第2発光部22の第2p側窒化物半導体層43と、第1発光部21のn側窒化物半導体層41との間に順方向の電圧が印加され、第1活性層60及び第2活性層80に正孔および電子が供給されることで第1活性層60及び第2活性層80が発光する。
第1実施形態の発光素子1によれば、第1活性層60の上に第2活性層80を配置することで、1つの活性層を有する発光素子に比べて、単位面積当たりの出力を高くすることができる。
p側電極11とn側電極12との間に順方向の電圧が印加されたとき、トンネル接合部30と第1p側窒化物半導体層42とが形成するトンネル接合には逆方向電圧が印加されることになる。そのため、トンネル接合を形成するp型層及びn型層の不純物濃度を高くすることで、トンネル接合部30と第1p側窒化物半導体層42との接合により形成される空乏層の幅を狭くしている。これにより、p型層の価電子帯に存在する電子を、n型層の伝導帯にトンネリングさせることでトンネル接合部30に電流を流しやすくできる。
以下、第1超格子層50、第1活性層60、第2超格子層70、及び第2活性層80の詳細について説明する。
<第1超格子層>
図2に示すように、第1超格子層50は、複数の第1窒化物半導体層51と、複数の第2窒化物半導体層52とを有する。第1超格子層50は、例えば、第1窒化物半導体層51と第2窒化物半導体層52の組を15個以上25個以下有することができる。第1超格子層50は、例えば、20層の第1窒化物半導体層51と、20層の第2窒化物半導体層52とを有することができる。第1超格子層50において最も下方(最下層)に第2窒化物半導体層52が位置し、第1超格子層50において最も上方(最上層)に第1窒化物半導体層51が位置する。最下層の第2窒化物半導体層52から最上層の第1窒化物半導体層51に向かって、第2窒化物半導体層52と第1窒化物半導体層51とが交互に配置されている。
複数の第2窒化物半導体層52は、複数の第1窒化物半導体層51のうち隣り合う第1窒化物半導体層51間に位置する第2窒化物半導体層52を有する。また、第2窒化物半導体層52は、最下層の第1窒化物半導体層51と、n側窒化物半導体層41との間にも配置されている。
第1窒化物半導体層51及び第2窒化物半導体層52は、ガリウム(Ga)を含む。第1窒化物半導体層51の組成と第2窒化物半導体層52の組成とは異なる。第1窒化物半導体層51は、さらにインジウム(In)を含むことができる。例えば、第1窒化物半導体層51は、アンドープのInGaN層である。このInGaN層におけるIn組成比は5%以上10%以下とすることができる。例えば、第2窒化物半導体層52は、アンドープのGaN層である。第1窒化物半導体層51及び第2窒化物半導体層52のn型不純物濃度は、例えば、1×1017/cm以上1×1018/cm以下とすることができる。なお、第1窒化物半導体層51及び第2窒化物半導体層52のn型不純物濃度とは、第1窒化物半導体層51及び第2窒化物半導体層52におけるn型不純物濃度のうち、最も高いn型不純物濃度である。
第1窒化物半導体層51の厚さは、第2窒化物半導体層52の厚さよりも薄い。例えば、第1窒化物半導体層51の厚さを0.5nm以上1.5nm以下とすることができる。例えば、第2窒化物半導体層52の厚さを1.5nm以上3nmとすることができる。
<第1活性層>
図3に示すように、第1活性層60は、複数の第1井戸層61と、少なくとも1つの第1障壁層65とを有する。第1活性層60は、例えば、3以上の第1井戸層61と、2以上の第1障壁層65とを有する。第1活性層60は、例えば、7層の第1井戸層61と、6層の第1障壁層65とを有することができる。それぞれの第1障壁層65は、複数の第1井戸層61のうち隣り合う第1井戸層61間に位置する。さらに、第1活性層60は、第1活性層60において最も下方に位置する第4障壁層63と、第1活性層60において最も上方に位置する第5障壁層64とを有することができる。複数の第1障壁層65のうちの最も下方に位置する第1障壁層65と、第4障壁層63との間に、第1井戸層61が配置されている。複数の第1障壁層65のうちの最も上方に位置する第1障壁層65と、第5障壁層64との間に第1井戸層61が配置されている。第4障壁層63と第5障壁層64との間において、第1井戸層61と第1障壁層65とが交互に配置されている。
第1障壁層65、第4障壁層63、及び第5障壁層64のバンドギャップは、第1井戸層61のバンドギャップよりも広い。第1井戸層61、第1障壁層65、第4障壁層63、及び第5障壁層64は、ガリウムを含む。第1井戸層61は、ガリウム及びインジウムを含む。例えば、第1井戸層61は、アンドープのInGaN層である。第1井戸層61をInGaN層とする場合、In組成比は12%以上18%以下とすることができる。例えば、第1障壁層65、第4障壁層63、及び第5障壁層64は、アンドープのGaN層である。第1井戸層61は、アルミニウムを含んでいてもよい。
第1障壁層65の厚さ及び第5障壁層64の厚さは、第1井戸層61の厚さよりも厚い。例えば、第1井戸層61の厚さは、2.5nm以上4nm以下とすることできる。例えば、第1障壁層65の厚さ及び第5障壁層64の厚さは、3nm以上5nm以下とすることができる。また、第4障壁層63の厚さは、3nm以上5nm以下とすることができる。
<第2超格子層>
図4に示すように、第2超格子層70は、複数の第3窒化物半導体層71と、複数の第4窒化物半導体層72とを有する。第2超格子層70は、例えば、第3窒化物半導体層71と第4窒化物半導体層72の組を15個以上25個以下有することができる。第2超格子層70は、例えば、20層の第3窒化物半導体層71と、20層の第4窒化物半導体層72とを有することができる。第2超格子層70において最も下方(最下層)に第4窒化物半導体層72が位置し、第2超格子層70において最も上方(最上層)に第3窒化物半導体層71が位置する。最下層の第4窒化物半導体層72から最上層の第3窒化物半導体層71に向かって、第4窒化物半導体層72と第3窒化物半導体層71とが交互に配置されている。
複数の第4窒化物半導体層72は、複数の第3窒化物半導体層71のうち隣り合う第3窒化物半導体層71間に位置する第4窒化物半導体層72を有する。また、第4窒化物半導体層72は、最下層の第3窒化物半導体層71と、トンネル接合部30との間にも配置されている。
第3窒化物半導体層71及び第4窒化物半導体層72は、ガリウムとn型不純物を含む。第3窒化物半導体層71の組成と第4窒化物半導体層72の組成とは異なる。第3窒化物半導体層71は、さらにインジウムを含むことができる。例えば、第3窒化物半導体層71は、シリコンがドープされたInGaN層である。第3窒化物半導体層71をInGaN層とする場合、In組成比は5%以上10%以下とすることができる。例えば、第4窒化物半導体層72は、シリコンがドープされたGaN層である。第3窒化物半導体層71及び第4窒化物半導体層72のn型不純物濃度は、例えば、1×1017/cm以上1×1020/cm以下とすることができる。なお、第3窒化物半導体層71及び第4窒化物半導体層72のn型不純物濃度とは、第3窒化物半導体層71及び第4窒化物半導体層72におけるn型不純物濃度のうち、最も高いn型不純物濃度である。
第3窒化物半導体層71の厚さは、第4窒化物半導体層72の厚さよりも薄い。例えば、第3窒化物半導体層71の厚さを0.5nm以上1.5nm以下とすることができる。例えば、第4窒化物半導体層72の厚さを1.5nm以上3nmとすることができる。
<第2活性層>
図5に示すように、第2活性層80は、複数の第2井戸層81と、少なくとも1つの第2障壁層82とを有する。第2活性層80は、例えば、3以上の第2井戸層81と、2以上の第2障壁層82とを有する。第2活性層80は、例えば、7層の第2井戸層81と、6層の第2障壁層82とを有することができる。それぞれの第2障壁層82は、複数の第2井戸層81のうち隣り合う第2井戸層81間に位置する。
さらに、第2活性層80は、第2活性層80において最も下方に位置する第6障壁層83と、第2活性層80において最も上方に位置する第3障壁層84とを有することができる。複数の第2障壁層82のうちの最も下方に位置する第2障壁層82と、第6障壁層83との間に、第2井戸層81が配置されている。複数の第2障壁層82のうちの最も上方に位置する第2障壁層82と、第3障壁層84との間に、第2井戸層81が配置されている。第6障壁層83と第3障壁層84との間において、第2井戸層81と第2障壁層82とが交互に配置されている。
第2障壁層82、第6障壁層83、及び第3障壁層84のバンドギャップは、第2井戸層81のバンドギャップよりも広い。第2井戸層81、第2障壁層82、第6障壁層83、及び第3障壁層84は、例えば、アンドープの窒化物半導体層である。
第2井戸層81は、ガリウムとインジウムを含む。第2井戸層81は、例えばアンドープのInGaN層である。第2井戸層81をInGaN層とする場合、In組成比は12%以上18%以下とすることができる。第2井戸層81は、アルミニウムを含んでいてもよい。
第2障壁層82は、アルミニウムとガリウムを含む。第2障壁層82は、第1活性層60の第1障壁層65のアルミニウム組成比よりも高いアルミニウム組成比を有する窒化物半導体層を有する。
少なくとも1つの第2障壁層82のアルミニウム組成比のピークは、第1発光部21側にある。すべての第2障壁層82におけるアルミニウム組成比のピークが、第1発光部21側にあることが好ましい。
少なくとも1つの第2障壁層82は、第1発光部21側から順に、第1層82aと、第2層82bとを有する。すべての第2障壁層82が、第1層82aと第2層82bとを有することが好ましい。第1層82aを形成した後に、第1層82a上に第2層82bを形成することで、第2障壁層82が形成される。例えば、第1層82aとしてアンドープのAlGaN層を形成した後に、その第1層82a上に第2層82bとしてアンドープのGaN層を形成することで、第2障壁層82が形成される。第1層82aのアルミニウム組成比は、第2層82bのアルミニウム組成比よりも高い。第2障壁層82におけるアルミニウム組成比のピークは、第1層82aに位置する。第1層82aのアルミニウム組成比は、3%以上5%以下とすることができる。
第3障壁層84は、ガリウムを含む。第3障壁層84のアルミニウム組成比は、第2障壁層82におけるアルミニウム組成比よりも低い。例えば、第3障壁層84は、GaN層である。
第6障壁層83は、ガリウムを含む。第6障壁層83のアルミニウム組成比は、第2障壁層82におけるアルミニウム組成比よりも低い。例えば、第6障壁層83は、GaN層である。
第2障壁層82の厚さ及び第3障壁層84の厚さは、第2井戸層81の厚さよりも厚い。例えば、第2井戸層81の厚さは、2.5nm以上4nm以下とすることできる。例えば、第2障壁層82の厚さ及び第3障壁層84の厚さは、3nm以上5nm以下とすることができる。また、第6障壁層83の厚さは、3nm以上5nm以下とすることができる。
第2障壁層82の第1層82aの厚さは、第2障壁層82の厚さの2%以上25%以下とすることができる。すなわち、第1層82aの厚さは、第2層82bの厚さよりも薄い。例えば、第1層82aの厚さは、0.1nm以上1nm以下の厚さの範囲にすることが好ましく、0.5nm以上1nm以下の厚さの範囲にすることがより好ましい。第2層82bの厚さは、0.5nm以上4nm以下の厚さの範囲にすることがより好ましい。
第1発光部上にトンネル接合部を介して第2発光部を形成する発光素子においては、第2発光部の結晶性や平坦性が第1発光部に比べて悪化する傾向にある。特に、結晶欠陥である転位を起点に半導体層中に発生するVピットの直径が、第1発光部よりも第2発光部において大きくなりやすい。これにより、第2発光部の活性層のうち発光に寄与する領域が減少し、第2発光部の発光効率が第1発光部に比べて低下しやすくなる。形成される半導体層の上面における平坦性を改善する方法として、半導体層の成長温度を上げることが考えられる。しかし、半導体層の成長温度を上げると、特にトンネル接合を形成するために配置した高いp型不純物濃度のp型層に含まれる、例えばマグネシウムが第2発光部側に拡散し、トンネル接合部に形成される空乏層が広がりトンネル確率が低下してしまう。
第1実施形態によれば、第2発光部22の第2活性層80の第2障壁層82は、第1発光部21の第1活性層60の第1障壁層65よりも高い組成比でアルミニウムを含み、第2障壁層82のアルミニウム組成比のピークが第1発光部21側にある。これにより、Vピットにアルミニウムが優先的に取り込まれ、Vピット内において結晶成長の起点となることでVピットが埋まりやすくなり、成長温度を上げることなく平坦性が向上する。その結果、第2発光部22の第2活性層80のうち発光に寄与する領域を増加させることができ、発光素子1の発光効率を向上させることができる。
なお、第2発光部22側よりも平坦性が悪化しにくい第1発光部21側において、第1活性層60の第1障壁層65のアルミニウム組成比を比較的高くしても発光素子1の発光効率の向上にはつながりにくい傾向がある。これは、第1障壁層65の平坦性を向上させる効果はある程度得られるが、第2発光部22側よりも得られる効果は低く、第1障壁層65のバンドギャップが広くなることで発光効率が低下するためであると考えられる。
なお、第2障壁層82のアルミニウム組成比のピークが、第1発光部21側ではなく、第2p側窒化物半導体層43側にあると、第2障壁層82の上に形成される第2井戸層81にアルミニウムが混入することにより第2井戸層81の結晶性が悪化し、発光素子1の出力が低下してしまうおそれがある。また、第2障壁層82のアルミニウム組成比のピークが第2p側窒化物半導体層43側にあると、内部電界の影響により、第1発光部21側から第2井戸層81への電子の注入効率が低下するおそれがある。
次に、第1実施形態の発光素子1のサンプルを作製し、順電圧と光出力を測定した結果について説明する。第1層82a及び第2層82bを含む第2障壁層82における第1層82aの厚さを0.1nm、0.3nm、0.5nm、及び1nmと変更したサンプルを作製し、順電圧と光出力をそれぞれ測定した。
第1実施形態の発光素子1のサンプルは、以下の構成を有する。
基板10はサファイア基板である。
n側窒化物半導体層41は、n型不純物としてシリコンを含む。n側窒化物半導体層41のシリコン濃度は、約1×1019/cmである。なお、n側窒化物半導体層41のシリコン濃度とは、n側窒化物半導体層41におけるシリコン濃度のうち、最も高いシリコン濃度である。n側窒化物半導体層41の厚さは、約5μmである。
第1超格子層50は、20層の第1窒化物半導体層51と、20層の第2窒化物半導体層52とを有する。第1窒化物半導体層51は、アンドープのInGaN層である。第1窒化物半導体層51におけるIn組成比は、約7%である。第1窒化物半導体層51の厚さは、約1nmである。第2窒化物半導体層52は、アンドープのGaN層である。第2窒化物半導体層52の厚さは、約2nmである。
第1活性層60は、7層の第1井戸層61と、6層の第1障壁層65とを有する。さらに、第1活性層60は、第1活性層60において最も下方に位置する第4障壁層63と、第1活性層60において最も上方に位置する第5障壁層64とを有する。第1井戸層61は、アンドープのInGaN層である。第1井戸層61におけるIn組成比は、約15%である。第1井戸層61の厚さは約3.5nmである。第1障壁層65は、アンドープのGaN層である。第1障壁層65の厚さは、約4nmである。第4障壁層63は、第1超格子層50側から順に、シリコンがドープされたInGaN層と、アンドープのGaN層とを含む。第4障壁層63の厚さは、約3.5nmである。第5障壁層64は、アンドープのGaN層である。第5障壁層64の厚さは、約4nmである。
第1p側窒化物半導体層42は、p型不純物としてマグネシウムを含む。第1p側窒化物半導体層42のマグネシウム濃度は、約5×1020/cmである。なお、第1p側窒化物半導体層42のマグネシウム濃度とは、第1p側窒化物半導体層42におけるマグネシウム濃度のうち、最も高いマグネシウム濃度である。第1p側窒化物半導体層42の厚さは、約80nmである。
トンネル接合部30は、シリコンがドープされたn型GaN層とを含む。n型GaN層のシリコン濃度は、約5×1020/cmである。n型GaN層の厚さは、約150nmである。
第2超格子層70は、20層の第3窒化物半導体層71と、20層の第4窒化物半導体層72とを有する。第3窒化物半導体層71は、シリコンがドープされたInGaN層である。第3窒化物半導体層71におけるIn組成比は、約7%である。第3窒化物半導体層71の厚さは、約1nmである。第4窒化物半導体層72は、シリコンがドープされたGaN層である。第4窒化物半導体層72の厚さは、約2nmである。第3窒化物半導体層71及び第4窒化物半導体層72のシリコン濃度は、約1×1019/cmである。
第2活性層80は、7層の第2井戸層81と、6層の第2障壁層82とを有する。さらに、第2活性層80は、第2活性層80において最も下方に位置する第6障壁層83と、第2活性層80において最も上方に位置する第3障壁層84とを有する。第2井戸層81は、アンドープのInGaN層である。第2井戸層81におけるIn組成比は、約15%である。第2井戸層81の厚さは約3.5nmである。第2障壁層82は、第1層82aと第2層82bとを有する。第1層82aは、アンドープのAlGaN層である。第1層82aにおけるAl組成比は、約4%である。第2層82bは、アンドープのGaN層である。第2障壁層82の厚さは、約4nmである。各サンプルごとに第2障壁層82のうち第1層82aの厚さは、0.1nm、0.3nm、0.5nm、及び1nmと変更する。第6障壁層83は、第2超格子層70側から順に、シリコンがドープされたInGaN層と、アンドープのGaN層とを含む。第6障壁層83の厚さは、約3.5nmである。第3障壁層84は、アンドープのGaN層である。第3障壁層84の厚さは、約4nmである。
第2p側窒化物半導体層43は、p型不純物としてマグネシウムを含む。第2p側窒化物半導体層43のマグネシウム濃度は、約5×1020/cmである。なお、第2p側窒化物半導体層43のマグネシウム濃度とは、第2p側窒化物半導体層43におけるマグネシウム濃度のうち、最も高いマグネシウム濃度である。第2p側窒化物半導体層43の厚さは、約100nmである。
図11Aは、順電流を120mAとしたときの発光素子1のサンプルの順電圧の測定結果を示すグラフである。図11Aにおいて、横軸は、第2障壁層82における第1層82aの厚さ(nm)を表す。図11Aにおいて、縦軸は、第1層82aの厚さが0の場合の順電圧(0.00V)に対する順電圧の変化量(V)を表す。なお、第1層82aの厚さが0とは、第2障壁層82がGaN層のみからなる場合である。
図11Aにおいて黒丸が、第1実施形態の発光素子1のサンプルについての測定結果を表す。図11Aにおいて白い四角は、第2障壁層82のアルミニウム組成比のピークが、第1発光部21側ではなく、第2p側窒化物半導体層43側にある第1比較例の発光素子のサンプルについての測定結果を表す。第1比較例の発光素子のサンプルは、第2障壁層82の構造が異なる以外は、第1実施形態の発光素子1と同じ構造となるように作製した。また、第1比較例の発光素子のサンプルについても、第1実施形態の発光素子1のサンプルと同様に、第2障壁層82における第1層82aの厚さを、0.1nm、0.3nm、0.5nm、及び1nmと変更したサンプルを作製した。
図11Aに示す結果より、第1実施形態の発光素子1のサンプルにおいて、第1層82aの厚さを0.5nmとしたときに、第1層82aの厚さが0の場合、及び第1層82aの厚さが0.5nmである第1比較例の発光素子のサンプルよりも順電圧が低くなった。また、第1実施形態の発光素子1のサンプルにおいて、第1層82aの厚さを1nmとしたときに、第1層82aの厚さが0の場合よりも順電圧が低くなり、第1層82aの厚さが1nmである第1比較例の発光素子のサンプルと同等の順電圧であった。
図11Bは、順電流を120mAとしたときの発光素子1のサンプルの光出力の測定結果を示すグラフである。図11Bにおいて、横軸は、第2障壁層82における第1層82aの厚さ(nm)を表す。図11Bにおいて、縦軸は、第1層82aの厚さが0の場合の光出力(1.00)に対する光出力の相対値を表す。
図11Bにおいて黒丸が、第1実施形態の発光素子1のサンプルについての測定結果を表す。図11Bにおいて白い四角は、上記第1比較例の発光素子のサンプルについての測定結果を表す。
図11Bに示す結果より、第1実施形態の発光素子1のサンプルにおいて、第1層82aの厚さが0.1nm、0.3nm、0.5nm、及び1nmのときに、第1層82aの厚さが0の場合、及びすべての第1比較例の発光素子のサンプルよりも光出力が高くなった。したがって、光出力を高めるために、第1層82aの厚さは0.1nm以上1nm以下が好ましい。さらに、上記図11Aの結果も合わせると、順電圧を低減しつつ、光出力を高めるために、第1層82aの厚さは0.5nm以上1nm以下が好ましい。
図6に示すように、第2障壁層82は、第1層82aよりも第1発光部21側に位置する第3層82cをさらに有することができる。図6は、第1実施形態の変形例による第2活性層80の一部の断面図である。図6には、隣り合う2層の第2井戸層81と、それら第2井戸層81間に位置する1層の第2障壁層82を示す。
第2井戸層81を形成した後、第2井戸層81上に第3層82cを形成し、第3層82cを形成した後、第3層82c上に第1層82aを形成し、第1層82aを形成した後、第1層82a上に第2層82bを形成することで、第2障壁層82が形成される。例えば、第3層82cとしてアンドープのGaN層を形成し、その第3層82c上に第1層82aとしてアンドープのAlGaN層を形成し、その第1層82a上に第2層82bとしてアンドープのGaN層を形成することで、第2障壁層82が形成される。第3層82cを配置することで、第2井戸層81と第2障壁層82との界面に生じる内部電界を低減し発光効率を向上することができる。第2層82bのアルミニウム組成比及び第3層82cのアルミニウム組成比は、第1層82aのアルミニウム組成比よりも低い。第3層82cの厚さは、第2層82bの厚さよりも薄い。第3層82cの厚さは、0.1nm以上1nm以下とすることができる。
[第2実施形態]
図7は、第2実施形態の発光素子2の断面図である。
図8は、第2実施形態の第2活性層180の断面図である。
図9は、第2実施形態の第2超格子層170の断面図である。
第2実施形態の発光素子2においては、第2活性層と第2超格子層の構成が第1実施形態の発光素子1と異なる。
<第2活性層>
図8に示すように、第2活性層180は、複数の第2井戸層81と、少なくとも1つの第2障壁層85とを有する。第2活性層180は、例えば、3以上の第2井戸層81と、2以上の第2障壁層85とを有する。第2活性層180は、例えば、7層の第2井戸層81と、6層の第2障壁層85とを有することができる。それぞれの第2障壁層85は、複数の第2井戸層81のうち隣り合う第2井戸層81間に位置する。さらに、第2活性層180は、第2活性層180において最も下方に位置する第6障壁層83と、第2活性層180において最も上方に位置する第3障壁層84とを有することができる。複数の第2障壁層85のうちの最も下方に位置する第2障壁層85と、第6障壁層83との間に、第2井戸層81が配置されている。複数の第2障壁層85のうちの最も上方に位置する第2障壁層85と、第3障壁層84との間に第2井戸層81が配置されている。第6障壁層83と第3障壁層84との間において、第2井戸層81と第2障壁層85とが交互に配置されている。
第2障壁層85、第6障壁層83、及び第3障壁層84のバンドギャップは、第2井戸層81のバンドギャップよりも広い。第2井戸層81の材料は、第1実施形態の第1井戸層61と同じものを用いることができる。第6障壁層83、及び第3障壁層84の材料は、第1実施形態の第1障壁層65と同じものを用いることができる。
第2実施形態の第2活性層180においては、第2障壁層85の第1発光部21側の一部にアルミニウムが含まれず、第2障壁層85は例えばアンドープのGaN層からなる。第2障壁層85の厚さは、第2井戸層81の厚さよりも厚い。例えば、第2障壁層85の厚さを3nm以上5nm以下とすることができる。
<第2超格子層>
図9に示すように、第2超格子層170は、複数の第3窒化物半導体層71と、複数の第4窒化物半導体層73とを有する。第2超格子層170は、例えば、第3窒化物半導体層71と第4窒化物半導体層73の組を15個以上25個以下有することができる。第2超格子層70は、例えば、20層の第3窒化物半導体層71と、20層の第4窒化物半導体層73とを有することができる。第2超格子層170において最も下方(最下層)に第4窒化物半導体層73が位置し、第2超格子層170において最も上方(最上層)に第3窒化物半導体層71が位置する。最下層の第4窒化物半導体層73から最上層の第3窒化物半導体層71に向かって、第4窒化物半導体層73と第3窒化物半導体層71とが交互に配置されている。
複数の第4窒化物半導体層73は、複数の第3窒化物半導体層71のうち隣り合う第3窒化物半導体層71間に位置する第4窒化物半導体層73を有する。また、第4窒化物半導体層73は、最下層の第3窒化物半導体層71と、トンネル接合部30との間にも配置されている。
第3窒化物半導体層71の材料は、第1実施形態と同じものを用いることができる。例えば、第3窒化物半導体層71は、シリコンがドープされたInGaN層である。第3窒化物半導体層71のn型不純物濃度は、例えば、1×1017/cm以上1×1020/cm以下とすることができる。
第4窒化物半導体層73の組成は、第3窒化物半導体層71の組成と異なる。第4窒化物半導体層73は、アルミニウムとガリウムを含み、第1発光部21の第1超格子層50の第2窒化物半導体層52のアルミニウム組成比よりも高いアルミニウム組成比を有する。少なくとも1つの第4窒化物半導体層73におけるアルミニウム組成比のピークは、第1発光部21側にある。すべての第4窒化物半導体層73におけるアルミニウム組成比のピークが、第1発光部21側にあることが好ましい。
第4窒化物半導体層73は、例えば、シリコンがドープされたn型の窒化物半導体層である。第4窒化物半導体層73のシリコン濃度は、例えば、1×1017/cm以上1×1020/cm以下とすることができる。
少なくとも1つの第4窒化物半導体層73は、トンネル接合部30側から順に、第4層73aと、第5層73bとを有する。すべての第4窒化物半導体層73が、第4層73aと第5層73bとを有することが好ましい。第4層73aを形成した後に、第4層73a上に第5層73bを形成することで、第4窒化物半導体層73が形成される。例えば、第4層73aとしてAlGaN層を形成した後に、その第4層73a上に第5層73bとしてGaN層を形成することで、第4窒化物半導体層73が形成される。第4層73aのアルミニウム組成比は、第5層73bのアルミニウム組成比よりも高い。第4窒化物半導体層73におけるアルミニウム組成比のピークは、第4層73aに位置する。第4層73aのアルミニウム組成比は、3%以上5%以下とすることができる。
第4窒化物半導体層73の厚さは、第3窒化物半導体層71の厚さよりも薄い。例えば、第3窒化物半導体層71の厚さは、0.5nm以上1.5nm以下とすることができる。第4窒化物半導体層73の厚さは、1.5nm以上3nm以下とすることができる。
第2実施形態によれば、第2発光部22の第2超格子層170の第4窒化物半導体層73は、第1発光部21の第1超格子層50の第2窒化物半導体層52よりも高い組成比でアルミニウムを含む。アルミニウムを含む第4窒化物半導体層73を形成することで、Vピットにアルミニウムが優先的に取り込まれ、Vピット内において結晶成長の起点となることでVピットが埋まりやすくなり、成長温度を上げることなく平坦性が向上する。これにより、第2超格子層170の上に形成される第2活性層180の平坦性も向上し、第2活性層180のうち発光に寄与する領域を増加させることができ、発光素子2の発光効率を向上させることができる。
なお、第2発光部22側よりも平坦性が悪化しにくい第1発光部21側において第1超格子層50の第2窒化物半導体層52のアルミニウム組成比を比較的高くしても発光素子2の発光効率の向上にはつながりにくい傾向がある。これは、第2窒化物半導体層52の平坦性を向上させる効果はある程度得られるが、第2発光部22側よりも得られる効果は低く、第2窒化物半導体層52のバンドギャップが広くなることで発光効率が低下するためであると考えられる。
次に、第2実施形態の発光素子2のサンプルを作製し、順電圧と光出力を測定した結果について説明する。第4層73a及び第5層73bを含む第4窒化物半導体層73における第4層73aの厚さを0.1nm、0.3nm、及び0.5nmと変更したサンプルを作製し、順電圧と光出力を測定した。
第2実施形態の発光素子2のサンプルは、以下の構成を有する。
基板10はサファイア基板である。
n側窒化物半導体層41は、n型不純物としてシリコンを含む。n側窒化物半導体層41のシリコン濃度は、約1×1019/cmである。なお、n側窒化物半導体層41のシリコン濃度とは、n側窒化物半導体層41におけるシリコン濃度のうち、最も高いシリコン濃度である。n側窒化物半導体層41の厚さは、約5μmである。
第1超格子層50は、20層の第1窒化物半導体層51と、20層の第2窒化物半導体層52とを有する。第1窒化物半導体層51は、アンドープのInGaN層である。第1窒化物半導体層51におけるIn組成比は、約7%である。第1窒化物半導体層51の厚さは、約1nmである。第2窒化物半導体層52は、アンドープのGaN層である。第2窒化物半導体層52の厚さは、約2nmである。
第1活性層60は、7層の第1井戸層61と、6層の第1障壁層65とを有する。さらに、第1活性層60は、第1活性層60において最も下方に位置する第4障壁層63と、第1活性層60において最も上方に位置する第5障壁層64とを有する。第1井戸層61は、アンドープのInGaN層である。第1井戸層61におけるIn組成比は、約15%である。第1井戸層61の厚さは約3.5nmである。第1障壁層65は、アンドープのGaN層である。第1障壁層65の厚さは、約4nmである。第4障壁層63は、第1超格子層50側から順に、シリコンがドープされたInGaN層と、アンドープのGaN層とを含む。第4障壁層63の厚さは、約3.5nmである。第5障壁層64は、アンドープのGaN層である。第5障壁層64の厚さは、約4nmである。
第1p側窒化物半導体層42は、p型不純物としてマグネシウムを含む。第1p側窒化物半導体層42のマグネシウム濃度は、約5×1020/cmである。なお、第1p側窒化物半導体層42のマグネシウム濃度とは、第1p側窒化物半導体層42におけるマグネシウム濃度のうち、最も高いマグネシウム濃度である。第1p側窒化物半導体層42の厚さは、約80nmである。
トンネル接合部30は、シリコンがドープされたn型GaN層とを含む。n型GaN層のシリコン濃度は、約5×1020/cmである。n型GaN層の厚さは、約150nmである。
第2超格子層170は、20層の第3窒化物半導体層71と、20層の第4窒化物半導体層73とを有する。第3窒化物半導体層71は、シリコンがドープされたInGaN層である。第3窒化物半導体層71におけるIn組成比は、約7%である。第3窒化物半導体層71の厚さは、約1nmである。第4窒化物半導体層73は、第4層73aと第5層73bとを有する。第4層73aは、シリコンがドープされたAlGaN層である。第4層73aにおけるAl組成比は、約4%である。第5層73bは、シリコンがドープされたGaN層である。第4窒化物半導体層73の厚さは、約2nmである。第4層73aの厚さは、0.1nm、0.3nm、0.5nm、及び1nmと変更する。第3窒化物半導体層71及び第4窒化物半導体層73のシリコン濃度は、約1×1019/cmである。
第2活性層180は、7層の第2井戸層81と、6層の第2障壁層85とを有する。さらに、第2活性層180は、第2活性層180において最も下方に位置する第6障壁層83と、第2活性層180において最も上方に位置する第3障壁層84とを有する。第2井戸層81は、アンドープのInGaN層である。第2井戸層81におけるIn組成比は、約15%である。第2井戸層81の厚さは約3.5nmである。第2障壁層85は、アンドープのGaN層である。第2障壁層85の厚さは、約4nmである。第6障壁層83は、第2超格子層70側から順に、シリコンがドープされたInGaN層と、アンドープのGaN層とを含む。第6障壁層83の厚さは、約3.5nmである。第3障壁層84は、アンドープのGaN層である。第3障壁層84の厚さは、約4nmである。
第2p側窒化物半導体層43は、p型不純物としてマグネシウムを含む。第2p側窒化物半導体層43のマグネシウム濃度は、約5×1020/cmである。なお、第2p側窒化物半導体層43のマグネシウム濃度とは、第2p側窒化物半導体層43におけるマグネシウム濃度のうち、最も高いマグネシウム濃度である。第2p側窒化物半導体層43の厚さは、約100nmである。
図12Aは、順電流を120mAとしたときの発光素子2のサンプルの順電圧の測定結果を示すグラフである。図12Aにおいて、横軸は、第4窒化物半導体層73における第4層73aの厚さ(nm)を表す。図12Aにおいて、縦軸は、第4層73aの厚さが0の場合の順電圧(0.00V)に対する順電圧の変化量(V)を表す。なお、第4層73aの厚さが0とは、第4窒化物半導体層73がGaN層のみからなることを表す。
図12Aにおいて黒丸が、第2実施形態の発光素子2のサンプルについての測定結果を表す。図11Aにおいて白い四角は、第4窒化物半導体層73のアルミニウム組成比のピークが、トンネル接合部30側ではなく、第2活性層180側にある第2比較例の発光素子のサンプルについての測定結果を表す。第2比較例の発光素子のサンプルは、第4窒化物半導体層73の構造が異なる以外は、第2実施形態の発光素子2と同じ構造となるように作製した。また、第2比較例の発光素子のサンプルについても、第2実施形態の発光素子2のサンプルと同様に、第4窒化物半導体層73における第4層73aの厚さを、0.1nm、0.3nm、及び0.5nmと変更したサンプルを作製した。
図12Aに示す結果より、第2実施形態の発光素子2のサンプルにおいて、第4層73aの厚さが0.3nm及び0.5nmのときに、第4層73aの厚さが0の場合、及び第4層73aの厚さが0.3nm及び0.5nmである第2比較例の発光素子のサンプルよりも順電圧が低くなった。また、第4層73aの厚さを0.1nmである第2実施形態の発光素子2のサンプルは、第4層73aの厚さが0の場合よりも順電圧は低くなり、第4層73aの厚さを0.1nmである第2比較例の発光素子のサンプルと同等の順電圧であった。
図12Bは、順電流を120mAとしたときの発光素子2のサンプルの光出力の測定結果を示すグラフである。図12Bにおいて、横軸は、第4窒化物半導体層73における第4層73aの厚さ(nm)を表す。図12Bにおいて、縦軸は、第4層73aの厚さが0の場合の光出力(1.00)に対する光出力の相対値を表す。
図12Bにおいて黒丸が、第2実施形態の発光素子2のサンプルについての測定結果を表す。図12Bにおいて白い四角は、上記第2比較例の発光素子のサンプルについての測定結果を表す。
図12Bに示す結果より、第2実施形態の発光素子2のサンプルにおいて、第4層73aの厚さを、0.1nm、0.3nm、及び0.5nmとしたときに、第4層73aの厚さが0の場合、及びすべての第2比較例の発光素子のサンプルよりも光出力が高くなった。したがって、光出力を高めるために、第4層73aの厚さは0.1nm以上0.5nm以下が好ましい。さらに、上記図12Aの結果も合わせると、順電圧を低減しつつ、光出力を高めるために、第4層73aの厚さは0.3nm以上0.5nm以下が好ましい。
[第3実施形態]
図10は、第3実施形態の発光素子3の断面図である。
第3実施形態の発光素子3は、第2活性層として第1実施形態の第2活性層80を備え、第2超格子層として第2実施形態の第2超格子層170を備える。そのため、第3実施形態の発光素子3は、第1実施形態の第2活性層80による効果と、第2実施形態の第2超格子層170による効果とを得ることができる。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。本発明の上述した実施形態を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての形態も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものである。
1~3…発光素子、10…基板、20…半導体構造体、21…第1発光部、22…第2発光部、30…トンネル接合部、41…n側窒化物半導体層、42…第1p側窒化物半導体層、43…第2p側窒化物半導体層、50…第1超格子層、51…第1窒化物半導体層、52…第2窒化物半導体層、60…第1活性層、61…第1井戸層、65…第1障壁層、70…第2超格子層、71…第3窒化物半導体層、72…第4窒化物半導体層、73…第4窒化物半導体層、73a…第4層、73b…第5層、80…第2活性層、81…第2井戸層、82…第2障壁層、82a…第1層、82b…第2層、82c…第3層、84…第3障壁層、85…第2障壁層、170…第2超格子層、180…第2活性層

Claims (10)

  1. 下方から上方に向かって順に、第1活性層を有する第1発光部と、トンネル接合部と、第2活性層を有する第2発光部とを備え、
    前記第1活性層は、複数の第1井戸層と、前記複数の第1井戸層のうち隣り合う第1井戸層間に位置し、前記第1井戸層のバンドギャップよりも広いバンドギャップを有する第1障壁層とを有し、
    前記第2活性層は、複数の第2井戸層と、前記複数の第2井戸層のうち隣り合う第2井戸層間に位置し、前記第2井戸層のバンドギャップよりも広いバンドギャップを有する第2障壁層とを有し、
    前記第2障壁層は、アルミニウムとガリウムを含み、前記第1障壁層のアルミニウム組成比よりも高いアルミニウム組成比を有する窒化物半導体層を有し、
    前記第2障壁層のアルミニウム組成比のピークは、前記第1発光部側にある発光素子。
  2. 前記第2障壁層は、第1発光部側から順に、第1層と、第2層とを有し、
    前記第2障壁層におけるアルミニウム組成比のピークは、前記第1層に位置し、
    前記第1層の厚さは、前記第2障壁層の厚さの2%以上25%以下である請求項1に記載の発光素子。
  3. 前記第1層の厚さは、0.1nm以上1nm以下の厚さの範囲にある請求項2に記載の発光素子。
  4. 前記第1層のアルミニウム組成比は、3%以上5%以下である請求項2又は3に記載の発光素子。
  5. 前記第2障壁層は、前記第1層よりも前記第1発光部側に位置する第3層をさらに有し、
    前記第2層のアルミニウム組成比及び前記第3層のアルミニウム組成比は、前記第1層のアルミニウム組成比よりも低い請求項2~4のいずれか1つに記載の発光素子。
  6. 前記第2発光部は、前記第2活性層と前記トンネル接合部との間に位置する超格子層をさらに有し、
    前記超格子層は、複数の第1窒化物半導体層と、前記複数の第1窒化物半導体層のうち隣り合う第1窒化物半導体層間に位置する第2窒化物半導体層とを有し、
    前記第2窒化物半導体層は、アルミニウムとガリウムを含み、
    前記第2窒化物半導体層におけるアルミニウム組成比のピークは、前記第1発光部側にある請求項1~5のいずれか1つに記載の発光素子。
  7. 前記第1窒化物半導体層及び前記第2窒化物半導体層は、n型不純物を含む請求項6に記載の発光素子。
  8. 前記第2活性層は、3以上の前記第2井戸層と、2以上の前記第2障壁層とを有し、
    すべての前記第2障壁層におけるアルミニウム組成比のピークは、前記第1発光部側にある請求項1~7のいずれか1つに記載の発光素子。
  9. 前記第2活性層は、前記第2活性層において最も上方に位置する第3障壁層をさらに有し、
    前記第3障壁層のアルミニウム組成比は、前記第2障壁層におけるアルミニウム組成比よりも低い請求項1~8のいずれか1つに記載の発光素子。
  10. 下方から上方に向かって順に、第1活性層を有する第1発光部と、トンネル接合部と、第2活性層を有する第2発光部とを備え、
    前記第1発光部は、前記第1活性層の下方に位置し、複数の第1窒化物半導体層と、前記複数の第1窒化物半導体層のうち隣り合う第1窒化物半導体層間に位置する第2窒化物半導体層とを有する第1超格子層を有し、
    前記第2発光部は、前記第2活性層と前記トンネル接合部との間に位置し、複数の第3窒化物半導体層と、前記複数の第3窒化物半導体層のうち隣り合う第3窒化物半導体層間に位置する第4窒化物半導体層とを有する第2超格子層を有し、
    前記第4窒化物半導体層は、アルミニウムとガリウムを含み、前記第2窒化物半導体層のアルミニウム組成比よりも高いアルミニウム組成比を有し、
    前記第4窒化物半導体層におけるアルミニウム組成比のピークは、前記第1発光部側にある発光素子。
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