JP7415781B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、画像形成装置に関する。
インクジェット法は、簡便かつ安価に画像を作製できるため、各種印刷、マーキング、細線形成、カラーフィルター等の特殊印刷を含む様々な印刷分野に応用されている。特に、インクジェット法は、版を用いずデジタル印刷が可能であるため、多様な画像を少量ずつ形成するような用途に特に好適である。
インクジェット法による画像形成装置において、中間転写体の表面に中間画像を形成し、その後、上記中間画像を記録媒体に転写する、画像形成装置が知られている。
このとき、活性線の照射により硬化する活性線硬化型インクを用いて中間画像を形成して、中間転写体から記録媒体に転写する際に、活性線を照射して上記中間画像を硬化させる、画像形成装置が知られている(特許文献1)。
また、このとき、中間転写体の劣化を抑制するため、中間画像中の各分割領域における活性線硬化型インクの付与量に応じて、上記転写の際にそれぞれの分割領域に照射する紫外線(活性線)の照射エネルギーを設定する、画像形成装置が知られている(特許文献2)。さらには、記録媒体のインク浸透性によって変化する画像品位を最適化するため、記録媒体のインク吸収性に応じて、紫外線の照射時間を変更する、画像形成装置が知られている(特許文献3)。
なお、転写画像の品位を一定に保つため、記録媒体の転写前に、中間画像を硬化させるために照射される活性線の照射量を、記録媒体の種類に応じて制御する、画像形成装置も知られている(特許文献4)。
特開2010-143073号公報 特開2011-201136号公報 特開2004-9483号公報 特開2002-283545号公報
中間転写体を用いた画像形成装置では、活性線硬化型インクが転写時の圧力で潰れてしまい、画質が劣化してしまうという問題がある。これに対し、転写時に照射する活性線の照射量(エネルギー量)を多くすれば、活性線硬化型インクが硬化して潰れにくくなる。一方で、活性線の照射量を多くしすぎると、活性線硬化型インクが硬化しすぎるため、活性線硬化型インクが記録媒体に浸透できず、記録媒体への画像の定着性が低下してしまう。
このように、転写時に照射する活性線のエネルギー量には好適な範囲が存在する。しかし、本発明者らの知見によると、ある種類の記録媒体に応じて最適な活性線のエネルギー量を設定しても、記録媒体の種類が変更されると、活性線硬化型インクのつぶれによる画質の劣化の抑制と、活性線硬化型インクの過剰な硬化による定着性の低下の抑制とが両立されないことがあった。特に、上記両立は、記録媒体の表面および裏面の両面に画像を形成するときに、困難であった。
本発明は、上記知見に基づいてなされたものであり、両面印刷時における、活性線硬化型インクのつぶれによる画質の劣化の抑制と、活性線硬化型インクの過剰な硬化による定着性の低下の抑制とを、様々な種類の記録媒体への画像形成時に両立できる画像形成装置を提供することを、目的とする。
上記課題は、中間転写体から記録媒体に転写される活性線硬化型のインクに、前記中間転写体を透過した増粘活性線を照射して前記インクを増粘させる増粘照射部と、前記記録媒体に転写された前記インクに硬化活性線を照射して前記インクを硬化させる硬化照射部と、硬化された前記インクが付着した前記記録媒体の表裏を反転し、かつ反転された前記記録媒体を前記増粘照射部に搬送する反転搬送部と、を有する画像形成装置により、解決される。前記増粘照射部は、前記硬化されたインクが付着した前記記録媒体に対し、前記硬化されたインクが付着した表面とは反対側の裏面から活性線を照射したときの反射率に応じたエネルギー量の、前記増粘活性線を、前記反転された記録媒体に転写される前記インクに照射する。
本発明は、上記知見に基づいてなされたものであり、本発明により、両面印刷時における、活性線硬化型インクのつぶれによる画質の劣化を抑制しつつ、活性線硬化型インクの過剰な硬化による定着性の低下も、記録媒体の種類によらずに抑制できる画像形成装置が提供される。
図1は、第1の実施形態に係る画像形成装置の全体構成を概略的に示す模式図である。 図2は、第1の実施形態に係る画像形成装置の主要な機能構成を示すブロック図である。 図3は、増粘照射部から照射された活性線が、転写時にインクに到達する様子を示す模式図である 図4は、第1の実施形態に係る画像形成装置における画像形成制御を実行するときの動作例の一例を示すフローチャートである。 図5は、第2の実施形態に係る画像形成装置の全体構成を概略的に示す模式図である。 図6は、第3の実施形態に係る画像形成装置の全体構成を概略的に示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明は、以下の形態に限定されるものではない。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る画像形成装置11の全体構成を概略的に示す模式図である。また、図2は、画像形成装置11の主要な機能構成を示すブロック図である。
給紙部100は、記録媒体Mを格納する給紙トレイ110と、給紙トレイ110から画像形成部200に記録媒体Mを搬送して供給する媒体供給部120とを有する。媒体供給部120は、内側が2本のローラーにより支持された輪状のベルトを備え、このベルト上に記録媒体Mを載置した状態でローラーを回転させることで記録媒体Mを給紙トレイ110から画像形成部200へ搬送する。
画像形成部200は、給紙部100から搬送された記録媒体を搬送ドラム240に受け渡す受け渡しユニット210と、インクジェットヘッド224が搭載されたヘッドユニット220と、無端状のベルトである中間転写体230と、中間転写体230を回転可能に張架する従動ローラー232、234および駆動ローラーとしての転写ローラー236と、記録媒体Mを搬送する搬送ドラム240と、搬送ドラム240から搬送された記録媒体Mを排紙部300に送出するデリバリー部250と、装置全体の制御を行う制御部40(図2を参照)と、を備える。
また、画像形成装置11は、中間転写体230に吐出されたインク液滴に増粘活性線を照射して、上記インク液滴を所定の粘度になるまで増粘させる増粘照射部262と、記録媒体Mに転写されたインクに硬化活性線を照射して、上記インクを硬化させる硬化照射部264と、増粘照射部262を通過した記録媒体Mを反転させ、かつ反転した記録媒体Mを搬送ドラム240により増粘照射部262へと再び搬送させる反転搬送部266と、中間転写体230の表面をクリーニングするクリーニング部270と、転写ローラー236、搬送ドラム240および反転搬送部266を駆動する搬送駆動部51とを備える。
なお、記録媒体Mとしては、普通紙や塗工紙といった用紙の他、布帛またはシート状の樹脂などの、中間転写体230の表面に着弾したインク液滴を転写させることが可能な種々の媒体を用いることができる。
受け渡しユニット210は、給紙部100の媒体供給部120により搬送された記録媒体Mを搬送ドラム240に引き渡す。受け渡しユニット210は、給紙部100の媒体供給部120と搬送ドラム240との間の位置に設けられ、媒体供給部120から搬送された記録媒体Mの一端をスイングアーム部212で保持して取り上げ、受け渡しドラム214を介して搬送ドラム240に引き渡す。
ヘッドユニット220は、中間転写体230に対向するインク吐出面に設けられたノズル開口部から中間転写体230に対してインク液滴を吐出して画像を中間転写体230上に形成する。搬送ドラム240は、中間転写体230上に形成された画像が転写ニップNPで記録媒体Mの所定の位置に転写されるように、記録媒体Mを搬送する。
本実施形態における画像形成装置11では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のインクにそれぞれ対応する4つのヘッドユニット220が中間転写体230の回転方向(移動方向)の上流側からY,M,C,Kの色の順に所定の間隔で並ぶように配列されている。
各ヘッドユニット220は、インクジェットヘッド224を備える。インクジェットヘッド224には、インクを貯留する圧力室と、圧力室の壁面に設けられた圧電素子と、ノズルとを各々有する複数の記録素子が設けられている。この記録素子は、圧電素子を変形動作させる駆動信号が入力されると、圧電素子の変形により圧力室が変形して圧力室内の圧力が変化し、圧力室に連通するノズルからインク液滴を吐出する。このようにして、ヘッドユニット220は、中間転写体230の表面にインクを付与するインク付与部として機能する。
インクジェットヘッド224に含まれるノズルの直交方向についての配置範囲は、搬送ドラム240により搬送される記録媒体Mのうち画像が形成される領域の直交方向の幅をカバーしている。ヘッドユニット220は、画像の形成時には搬送ドラム240の回転軸に対して位置が固定されて用いられる。すなわち、画像形成装置11は、シングルパス形式のインクジェット画像形成装置である。
本実施形態では、インクジェットヘッド224から中間転写体230に吐出されるインクとして、紫外線の照射を受けて硬化する紫外線硬化性を有するインク、より具体的には、中間転写体230に供給される増粘活性線の量(増粘照射部262から出力される紫外線(UV:ultra violet)の光量)に応じて粘度が変化するインクが用いられる。増粘照射部262から照射される増粘活性線の光量が多いほど、粘度が高くなる性質のインクが用いられる。すなわち、この画像形成装置11の画像形成部は、UV硬化型インクジェット方式を採用している。
中間転写体230は、上方に配置された従動ローラー232、234と、下方に配置された転写ローラー236(駆動ローラー)とに架け渡されており、搬送駆動部51の転写モーター(図示せず)の駆動力が転写ローラー236に伝達されることにより、図1中の時計周り方向(図1中、中間転写体230内に示した矢印方向)に回転(移動)する。
本実施形態では、中間転写体230は、増粘照射部262が照射する増粘活性線に対する透過性を有し、ポリイミド(PI)の基材上に、シリコンゴムの弾性層と、ポリイミド(PI)の表層と、が積層された無端ベルトである。また、転写ローラー236としては例えば、直径100mmで、表層のゴム厚が10mmのゴムローラーが用いられる。なお、基材、弾性層および表層の材料はこれらに限定されず、たとえば、基材にはステンレス材料が使用されてもよいし、上記以外の樹脂が基材、弾性層および表層に用いられてもよい。
画像形成装置11では、中間転写体230は、制御部40の制御信号に基づいて上記の転写モーターが駆動され転写ローラー236(転写部)が図1中の時計周り方向に回転することによって、時計周り方向に回転駆動される。
搬送ドラム240は、円柱面状の外周曲面(搬送面)上に記録媒体Mを保持した状態で図1の図面に垂直な方向(以下、「直交方向」と称する)に延びた回転軸の回りで回転することで、搬送面に沿った搬送方向(図1中、搬送ドラム240内に示した矢印方向)に記録媒体Mを搬送する。本実施形態において、搬送ドラム240は、スリットが非連続に形成されて、記録媒体Mが搬送ドラム240上に配置されていないときに、増粘照射部262からの増粘活性線が上記スリットを通過できる構成となっている。
具体的には、搬送ドラム240は、搬送ドラムモーター(図示せず)を備え、制御部40の制御により搬送ドラムモーターが駆動されることにより、図1中の反時計周り方向に回転する。本実施形態では、搬送ドラム240として、大型(例えば印刷機用3倍胴)の金属製ドラムが用いられる。
転写ローラー236は、中間転写体230の内部の、ベルトを挟んで搬送ドラム240と対向する位置に配置され、中間転写体230を介して搬送ドラム240を加圧する。また、中間転写体230を挟んで、搬送ドラム240が転写ローラー236に圧接されることにより、中間転写体230から記録媒体Mへ画像を転写する転写ニップNPが形成される。
増粘照射部262は、中間転写体230の裏面側に配置され、制御部40の制御の下、中間転写体230上に吐出されたインク液滴が転写ニップNPにおいて挟持かつ押圧(ニップ)されるのと同時に、当該インク液滴に対して増粘活性線を照射して当該インク液滴を半硬化させる。なお、本明細書において、中間転写体230の表面とは、インクが付与されて搬送され、かつ転写される表面を意味し、中間転写体230の裏面とは、インクが付与される表面とは異なる、中間転写体230の本体を介して反対側の面を意味する。
図1において、増粘照射部262から伸びる点線矢印は、中間転写体230上に吐出されたインク液滴に対して中間転写体230の裏面側から照射される増粘活性線を示している。図1に示すように、増粘照射部262は、転写ローラー236および中間転写体230をこの順に透過した増粘活性線を、中間転写体230の裏面側からインクに照射する。また、増粘照射部262は、照射される増粘活性線が、転写ローラー236における中間転写体230の表面に垂直となる方向に対して、中間転写体230の進行方向下流側から照射される位置に配置される。
硬化照射部264は、転写ニップNPの下流側に搬送される記録媒体Mに硬化活性線を照射するように配置されており、制御部40の制御の下、転写ニップNPにより転写された画像(インク液滴)を本硬化させる。
反転搬送部266は、硬化照射部264からの硬化活性線の照射により画像を本硬化された記録媒体を、表裏反転する。具体的には、反転搬送部266は、裏側にも画像を形成すべき記録媒体Mを、本硬化の後、デリバリー部250には受け渡さず、反転経路266aに搬送する。そして、反転経路266aに搬送された記録媒体Mを、硬化されたインクが付着した表面が搬送ドラム240側となるように、搬送ドラム240に受け渡す。搬送ドラム240に受け渡された記録媒体Mは、搬送ドラム240により転写ローラー236および増粘照射部262へと搬送される。このようにして、反転搬送部266は、はじめにインクが転写され硬化された表面と、表面の反対側の面である裏面と、の双方に画像を形成させる。
クリーニング部270は、中間転写体230の移動方向(回転方向)において従動ローラー232と転写ローラー236(駆動ローラー)との間における中間転写体230の表面に対向配置され、中間転写体230の表面をクリーニングするドライウェブ(ウェブローラー)を備える。
クリーニング部270のドライウェブは、中間転写体230に対して接触離間可能、かつ、回転可能に構成されており、制御部40の制御により中間転写体230に対して接触して回転することにより、中間転写体230の表面をクリーニングして当該表面に付着した異物(転写残やミストによる不要なインクや紙粉)を除去する。
デリバリー部250は、内側が2本のローラーにより支持された輪状のベルトを有するベルトループ252と、記録媒体Mを搬送ドラム240からベルトループ252に受け渡す円筒状の受け渡しドラム251とを有する。受け渡しドラム251により搬送ドラム240からベルトループ252上に受け渡された記録媒体Mをベルトループ252により搬送して排紙部300に送出する。
排紙部300は、デリバリー部250により画像形成部200から送り出された記録媒体Mが載置される板状の排紙トレイ310を有する。
次に、主として図2を参照して、画像形成装置11における他の主要な機能構成を説明する。画像形成装置11は、ヘッドユニット220が有するヘッド駆動部222およびインクジェットヘッド224と、制御部40と、搬送駆動部51と、入出力インターフェース52とを備える。
ヘッド駆動部222は、制御部40の制御に基づいてインクジェットヘッド224の記録素子に対して適切なタイミングで画像データに応じて圧電素子を変形動作させる駆動信号を出力することにより、インクジェットヘッド224のノズルから画像データの画素値に応じた量のインク液滴を吐出させる。
制御部40は、CPU41(Central Processing Unit)、RAM42(Random Access Memory)、ROM43(Read Only Memory)および記憶部44を有する。
CPU41は、ROM43に記憶された各種制御用のプログラム(例えば、画像形成条件変更プログラム)や設定データを読み出してRAM42に記憶させ、当該プログラムを実行して各種の演算処理を行う。また、CPU41は、画像形成装置11の全体動作を統括制御する。
RAM42は、CPU41に作業用のメモリー空間を提供し、一時データを記憶する。なお、RAM42は、不揮発性メモリーを含んでも良い。
ROM43は、CPU41により実行される各種制御用のプログラムや設定データ等を格納する。なお、ROM43に代えて、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)やフラッシュメモリー等の書き換え可能な不揮発性メモリーが用いられてもよい。
記憶部44には、入出力インターフェース52を介して外部装置20から入力された印刷ジョブ(具体的には、印刷枚数などの種々のユーザー設定情報を含む画像形成指示)および当該印刷ジョブに係る画像データが記憶される。また、記憶部44には、所期の画像を表面に形成したときの、中間転写体230による増粘活性線の吸収率、記録媒体の種類ごとの裏面における増粘活性線の反射率、所期の中間画像を裏面に転写するときの、中間画像における増粘活性線の吸収率、などのデータが記憶される。記憶部44としては、例えばHDD(Hard Disk Drive)が用いられ、また、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などが併用されても良い。
搬送駆動部51は、制御部40から供給される制御信号に基づいて搬送ドラム240の搬送ドラムモーターに駆動信号を供給して搬送ドラム240を所定の速度およびタイミングで回転させる。また、搬送駆動部51は、制御部40から供給される制御信号に基づいて転写ローラー236のモーターに駆動信号を供給して、中間転写体230を所定の速度およびタイミングで回転させる。また、搬送駆動部51は、制御部40から供給される制御信号に基づいて、搬送ドラム240により搬送されて硬化照射部264を通過した記録媒体Mを、裏面に画像形成しなくてよいときはデリバリー部250に、さらに裏面に画像形成すべきときは反転搬送部266に、それぞれ移動させる。
入出力インターフェース52は、入力受付部および出力部として動作し、外部装置20の入出力インターフェースと接続され、外部装置20と制御部40との間のデータの送受信を媒介する。入出力インターフェース52は、例えば各種シリアルインターフェース、各種パラレルインターフェースのいずれか、または、これらの組み合わせで構成される。
外部装置20は、例えばパーソナルコンピューターであり、入出力インターフェース52を介して印刷ジョブおよび画像データ等を制御部40に供給する。
ところで、このように記録媒体への転写時に増粘活性線を照射してインクを半硬化させる画像形成装置では、転写時における増粘活性線の照射により、インクをどの程度にまで硬化(増粘)させるべきかが問題となる。つまり、転写時にインクが十分に硬化していないと、転写ニップNPを通過するときにインクがつぶれてドットが広がってしまい、所望の精細性を有する画像を形成することが困難である。一方で、転写時にインクを硬化(増粘)させすぎると、転写時にインクが記録媒体に浸透しにくくなり、記録媒体へのインクの定着性が劣ることがある。
本発明者らは、かかる従来技術の問題に鑑みて、鋭意研究および種々の実験を行った。この結果、転写時に照射する増粘活性線のエネルギー量を、記録媒体の特性に応じて変更することで、転写時のインクのつぶれを抑制しつつ、同時に記録媒体への定着性も十分に確保できる程度にインクを半硬化させることできることを見出した。
このため、本実施形態では、増粘照射部262は、転写されるインクに照射される増粘活性線のエネルギー量が、記録媒体Mの、インクが転写された裏面側の反射率に応じたエネルギー量となるように、照射する増粘活性線のエネルギー量を変更する。
図3は、増粘照射部262から照射された増粘活性線が、転写時にインクに到達する様子を示す模式図である。なお、図3は、記録媒体Mの表面227aにインクが転写され、かつ硬化照射部264により硬化されてなる表面画像228が形成された後、反転搬送部266により記録媒体Mが反転されて、記録媒体Mの裏面227bにインクが転写されるときの様子を示す。
このとき、照射された増粘活性線は、中間転写体230の裏面230aに到達する(活性線R1)と、中間転写体230の透過率に応じて減衰しながら中間転写体230の内部を進行して、中間転写体の表面230bにインクが付与されて形成されたインク層226に到達する(活性線R2)。インク層226に到達した活性線は、インク層226に吸収されながら(減衰しながら)インク層226の内部を進行して、記録媒体Mの、インク層226が転写される裏面227bに到達する(活性線R3)。この際に、インク層226に吸収された活性線の量に応じて、インクは硬化する。さらに、インク層226の内部を透過して記録媒体Mの裏面227bに到達した活性線は、記録媒体Mで反射されてインク層226の内部に戻され(活性線R4)、インク層226に吸収されながら(減衰しながら)インク層226の内部を進行する。
このように、インク層226には、中間転写体230の内部を進行してインク層226に到達した活性線R2と、インク層226の内部を進行した後に記録媒体Mで反射してインク層226の内部に戻された活性線R4と、の両方が付与され、インク層226はこれら2つの活性線により硬化される。そのため、記録媒体Mの裏面227b側における、増粘照射部262から照射された活性線の反射率が小さいと、インク層226に付与される活性線のエネルギー量はより少量となり、インク層226はより硬化(増粘)しにくくなるため、転写時のインクのつぶれが生じやすい。一方で、記録媒体Mの裏面227b側における、増粘照射部262から照射された活性線の反射率が大きいと、インク層226にはより多量の活性線が付与されることとなり、インク層226はより硬く硬化(増粘)してしまい、記録媒体Mへの定着性が低下しやすい。
ここで、記録媒体Mの裏面227b側における、増粘照射部262から照射された増粘活性線の反射率の大きさは、表面227aにインクが転写されて硬化してなる表面画像228の影響を受ける。たとえば、図3では、表面227aに表面画像228が付着している領域Aでは、表面227aに表面画像228が付着していない領域Bよりも、上記反射率が小さくなる。なお、この反射率の変化は、表面画像の付着の有無のみならず、記録媒体の種類、表面画像の濃度(インクの付着量)や、表面画像の色調(付着しているインクの色およびその組み合わせ)などの影響をも受ける。
そして、本実施形態では、記録媒体Mの裏面227b側における、増粘照射部262から照射された増粘活性線の反射率が小さいときは、増粘照射部262から照射する増粘活性線のエネルギー量をより多くする。また、記録媒体Mの裏面227b側における、増粘照射部262から照射された増粘活性線の反射率が大きいときは、増粘照射部262から照射する増粘活性線のエネルギー量をより少なくする。これにより、記録媒体Mの裏面227b側における上記反射率の大小による、半硬化したインクの硬度(粘度)のばらつきを抑え、記録媒体の種類によらずに、裏面への印刷時の、活性線硬化型インクのつぶれによる画質の劣化の抑制と、活性線硬化型インクの過剰な硬化による定着性の低下の抑制とを、両立させることができる。
表1は、3種類の上質紙、コート紙を用いたときの、増粘照射部262から照射する増粘活性線のエネルギー量をどのように変更するかを示すシミュレーション結果である。なお、上記3種類の上質紙は、厚さが異なるが、表面にインクを付与しないときの裏面における増粘照射部262から照射する増粘活性線の反射率が同一である。また、上記コート紙は、上記反射率が上記上質紙とは異なる。そして、表1では、これらの記録媒体に対して、同じインクによる隠蔽率が50%または100%の画像を表面に形成したときの、裏面に転写されるインクに照射される増粘活性線のエネルギー量を同一とするための、裏面に照射する増粘活性線のエネルギー量をシミュレートした結果である。
表1では、中間転写体230の上記活性線の透過率は90.9%、裏面に付与するインク層226での増粘活性線の透過率は20%とし、表面に画像が形成されていないときの裏面227b側における増粘活性線の反射率は、上質紙が60.0%、コート紙が70%、としている。また、表1は、増粘照射部262から照射する活性線R1のエネルギー量を、記録媒体に応じて変更したときの、活性線R1、R2、R3およびR4のそれぞれのエネルギー量(単位:W/cm)を示している。このとき、活性線R1のエネルギー量は、インク層226に照射される活性線のエネルギー量(R2+R4)が略同一となるように調整されている。
表1に示すように、記録媒体Mの裏面227b側における、増粘照射部262から照射された活性線の反射率に応じて、増粘照射部262から照射する活性線R1のエネルギー量を変更することで、インクに照射される活性線のエネルギー量(R2+R4)を略同一とすることができる。これにより、記録媒体Mの種類によらず、インク層226に照射される活性線のエネルギー量を略同一とし、転写ニップNPを通過するときのインクの硬度(粘度)を略同一とすることで、いずれの記録媒体を用いたときにも、転写時のインクのつぶれを抑制しつつ、同時に記録媒体への定着性も十分に確保できる程度にインクを半硬化させることできる。
また、表面227aに形成された画像の種類(表1では隠蔽率)によって、裏面に転写されるインクに照射すべき増粘活性線R1のエネルギーは変更される。
さらには、表面に形成した画像が同じであったとしても、記録媒体Mの種類によって裏面に転写されるインクに照射すべき増粘活性線R1のエネルギーは変更される。たとえば、表面に形成された画像の影響が裏面にまで及びやすい薄紙では、表面227aに形成された画像の違いによる裏面227bにインクを転写するときに照射する増粘活性線R1のエネルギーの変化量はより大きくなるが、表面に形成された画像の影響が裏面にまで及びにくい厚紙では、表面227aに形成された画像の違いによる裏面227bにインクを転写するときに照射する増粘活性線R1のエネルギーの変化量はより小さくなる。表1では、厚紙の上質紙では表面に形成された画像の影響は裏面に及ばないものとしている。
ただし、本発明者らの知見によれば、通常は、記録媒体の種類の違い(表1では上質紙とコート紙)よりも、表面227aに形成された画像の種類のほうが、上記反射率に与える影響は大きい。
次に、画像形成装置11における画像形成制御(画像形成方法)を実行するときの動作例について説明する。図4は、画像形成装置11における画像形成制御を実行するときの動作例の一例を示すフローチャートである。図4における処理は、制御部40がプリントジョブの実行指令を受け付けた際に適宜実行される。
まず、画像を形成しようとする者(操作者)が外部装置を操作して、形成すべき画像を示す画像データと、画像を形成すべき記録媒体の選択または設定を示す記録媒体データとを含むプリントジョブを、画像形成装置11に送信する。送信されたプリントジョブは、入出力インターフェース52が受信し(工程S110)、記憶部44に記憶される。本実施形態では、プリントジョブには、記録媒体の表面に形成すべき画像を示す表面画像データと、記録媒体の裏面に形成すべき画像を示す裏面画像データと、が含まれる。
その後、制御部40は、搬送ドラム240を搬送された記録媒体Mの表面に画像を形成する(工程S120)。
具体的には、制御部40は、搬送駆動部51を動作させて中間転写体230を回転させつつ、ヘッドユニット220を動作させて中間転写体230の表面に中間画像を形成する。形成される中間画像の形状は、プリントジョブに含まれる画像データに基づいて決定される。
そして、制御部40は、増粘照射部262を動作させて、転写ニップNPにおいて、給紙部100から受け渡しユニット210を介して搬送されてきた記録媒体Mの表面に転写される中間画像に増粘活性線を照射し、中間画像を構成するインクを半硬化させる。
さらに、制御部40は、硬化照射部264を動作させて、記録媒体Mの表面に転写された画像に硬化活性線を照射し、上記転写された画像を構成するインクを本硬化させる。
このようにして表面に画像を形成された記録媒体Mは、反転搬送部266により表裏反転され、搬送ドラム240を搬送されて、転写ニップNPまで移動される。なお、プリントジョブに表面画像データしか含まれていないときのように、裏面に画像を形成する必要がないときは、制御部40は、表面に画像を形成された記録媒体Mを、デリバリー部250を介して排紙部300に送出させ、排紙トレイ310に排出させる。
一方で、制御部40は、プリントジョブに含まれる表面画像データ、裏面画像データおよび記録媒体データをもとに、記録媒体Mの裏面に中間画像を転写するときに増粘照射部262から照射する増粘活性線のエネルギー量を決定する。具体的には、制御部40は、記憶部44に記憶されたデータを参照して、中間転写体230による増粘活性線の吸収率、裏面画像データに従って裏面に転写すべき中間画像における増粘活性線の吸収率、および表面画像データの画像を表面に形成したときの、記録媒体データの記録媒体の裏面における増粘活性線の反射率、を求める。そして、表面画像データ、裏面画像データ、および記録媒体データが特定する画像および記録媒体の種類によらず、裏面に転写される中間画像が吸収する増粘活性線のエネルギー量(具体的には、中間転写体230を透過した増粘活性線のエネルギー量と、記録媒体Mで反射する前記活性線のエネルギー量との和)が、一定になるように、上記増粘活性線のエネルギー量を決定する(工程S130)。
そして、制御部40は、増粘照射部262を動作させて、転写ニップNPにおいて、給紙部100から受け渡しユニット210を介して搬送されてきた記録媒体Mの裏面に転写される中間画像に増粘活性線を照射し、中間画像を構成するインクを半硬化させる。このとき照射される増粘活性線のエネルギー量は、工程S130において制御部40が決定したエネルギー量とする。
さらに、制御部40は、硬化照射部264を動作させて、記録媒体Mの裏面に転写された画像に硬化活性線を照射し、上記転写された画像を構成するインクを本硬化させる。このようにして、記録媒体Mの表面および裏面の両方に画像が形成される。
その後、制御部40は、表面および裏面に画像を形成された記録媒体Mを、デリバリー部250を介して排紙部300に送出させ、排紙トレイ310に排出させる。
なお、記録媒体Mの表面に転写される中間画像に照射される増粘活性線のエネルギー量は、裏面への転写時に照射される増粘活性線のエネルギー量と同様に決定されてもよいし、予め定められたエネルギー量としてもよい。
このように構成した本実施形態によれば、記録媒体Mのインクが転写される裏面227bの反射率に応じて、増粘照射部262から転写時のインクに照射される増粘活性線のエネルギー量が変更される。このとき、増粘照射部262は、中間転写体230を透過した活性線のエネルギー量と、記録媒体Mのインクが転写される裏面227bで反射する活性線のエネルギー量との和を、表面に形成する画像、裏面に形成する画像および記録媒体によらず一定にさせるように、照射する増粘活性線のエネルギー量を変更する。これにより、記録媒体Mで反射する活性線のエネルギー量の大小による、転写時のインクの硬度の変化が抑制され、記録媒体によらずに、転写時のインクのつぶれを抑制しつつ、同時に記録媒体への定着性も十分に確保できる程度にインクを半硬化させることできる。
なお、本実施形態において、増粘照射部262はアレイ型の光源であることが好ましい。増粘照射部262をアレイ型の光源とすることで、表面画像の濃度(インクの付着量)、表面画像の色調(付着しているインクの色およびその組み合わせ)、ならびに裏面画像の濃度および色調に応じて、裏面画像を微分割した小領域ごとに照射する増粘活性線のエネルギー量を変化させることができる。これにより、裏面画像の各小領域に対して、転写時のインクのつぶれを抑制しつつ、同時に記録媒体への定着性も十分に確保できる程度にインクを半硬化させるようなエネルギー量の増粘活性線を照射することができる。
なお、同様に、各小領域を十分に硬化させるため、硬化照射部264もアレイ型の光源であってもよい。ただし、転写された中間画像の全体を十分に硬化させればよいため、硬化照射部264は、全素子から照射する活性線のエネルギー量を一律にしてもよい。
[第2の実施形態]
図5は、第2の実施形態に係る画像形成装置12の全体構成を概略的に示す模式図である。
画像形成装置12は、増粘照射部262から照射される増粘活性線の、中間転写体230を透過した後のエネルギー量を測定する透過量測定部510と、中間転写体230を透過した後に記録媒体で反射した増粘活性線のエネルギー量を測定する反射量測定部520と、を有する点で、第1の実施形態に係る画像形成装置11とは異なる。そして、本実施形態では、その他の構成は第1の実施形態に係る画像形成装置11と同一なので、重複する説明は省略する。
透過量測定部510は、増粘照射部262から照射される増粘活性線が中間転写体230を透過し、搬送ドラム240のスリットを通過した後に到達する位置に配置された、上記活性線のエネルギー量を測定するセンサー(受光センサーなど)とすることができる。本実施形態では、制御部40は、増粘照射部262が照射した増粘活性線のエネルギー量に対する、中間転写体230を透過した後に透過量測定部510が測定した活性線のエネルギー量の割合をもとに、表面画像が形成される前の中間転写体230の透過率を測定する。このように、本実施形態では、透過量測定部510および制御部40は、中間転写体230の、増粘照射部262から照射される増粘活性線の透過率を測定する、透過率測定部として機能する。
反射量測定部520は、増粘照射部262から照射される増粘活性線が中間転写体230を透過し、搬送ドラム240上に配置されて搬送されている記録媒体Mの表面で反射(拡散)した後に到達する位置に配置された、上記活性線のエネルギー量を測定するセンサー(受光センサーなど)とすることができる。
本実施形態では、制御部40は、増粘照射部262が照射した増粘活性線のエネルギー量のうち、透過量測定部510で求めた透過率に応じて中間転写体230を透過したエネルギー量に対する、反射量測定部520が測定した活性線のエネルギー量の割合をもとに、表面画像が形成される前の記録媒体Mの反射率を測定する。このように、本実施形態では、反射量測定部520および制御部40は、記録媒体Mの、増粘照射部262から照射される増粘活性線の反射率を測定する、反射率測定部として機能する。透過量測定部510および反射量測定部520を、中間転写体を透過した活性線のエネルギーを測定する位置に配置することで、実際の画像形成時に中間転写体を透過した増粘活性線の記録媒体Mにおける反射率を直接測定できるため、より高精度な増粘活性線のエネルギー量の調整が可能となる。
画像形成装置12に対して推奨されている種類の記録媒体を用いるときは、制御部40は、予め求められて記憶部44に記憶されている当該記録媒体の反射率を用いて、裏面に中間画像を転写するときに増粘照射部262から照射する増粘活性線のエネルギー量を決定すればよい。これに対し、本実施形態では、反射量測定部520により記録媒体の反射率を測定することにより、記憶部44に反射率が記憶されていない記録媒体に画像を形成するときにも増粘活性線のエネルギー量を決定できるようにしている。これによって、反射率を記憶部44が記憶していない記録媒体を用いて画像を形成するときも、所望の量の活性線を転写時のインクに到達させることができる。
なお、上述したように、増粘照射部262から照射された活性線は、中間転写体230を透過してインクに到達する。このとき、使用により中間転写体230が劣化したり、あるいは中間転写体230の表面に傷が生じたりして、中間転写体の上記透過率が低下すると、インクに到達する活性線の量も低下していまい、上述した所望の量の活性線が転写時のインクに到達しないことがある。
これに対し、本実施形態では、中間転写体230の上記透過率を測定し、中間転写体230の透過率がより低いときは増粘照射部262から照射する活性線のエネルギー量をより多くする。これによって、中間転写体230の透過率の変化によらず、所望の量の活性線を転写時のインクに到達させることもできる。
本実施形態における画像形成制御(画像形成方法)は、記録媒体Mの裏面に中間画像を転写するときに増粘照射部262から照射する増粘活性線のエネルギー量を決定する(工程S130)ときに、上記反射率測定部が測定した記録媒体Mの反射率、および好ましくは中間転写体230の透過率を用いて決定するほかは、第1の実施形態と同様に行い得る。そのため、詳しい説明は省略する。なお、記録媒体Mの反射率の測定は、表面への中間画像の転写とは別個に独立して行ってもよいが、同時に行うことが、処理効率を高める観点から好ましい。
上述したように、増粘照射部262はアレイ型の光源であることが好ましいが、このときも、透過量測定部510および反射量測定部520はアレイ型のセンサーである必要はなく、増粘照射部262が照射した活性線の一部のみを測定するスポット型のセンサーであってもよい。中間転写体230の透過率や記録媒体Mの反射率は、小領域ごとの差が小さいと考えられるため、スポット型のセンサーにより一部の活性線のみを測定すれば十分である。また、スポット型のセンサーとすることで、処理効率を高め、かつ装置の製造コストを抑制することができる。
なお、本実施形態では、透過量測定部510は、増粘照射部262から照射されて中間転写体230および搬送ドラム240を透過した増粘活性線のエネルギー量を測定している。しかし、これに限らず、増粘照射部262以外に別の活性線照射部を配置して、当該活性線照射部から照射されて中間転写体230を透過した活性線のエネルギー量を測定してもよい。また、透過量測定部510は、中間転写体230を透過したが、搬送ドラム240は透過しない活性線のエネルギー量を測定してもよい。このとき、透過量測定部510は、増粘照射部262(または別の活性線照射部)に対して、中間転写体230を介して反対側ではあるが、搬送ドラム240に対しては同じ側に配置されればよい。
また、本実施形態では、透過量測定部510は、増粘照射部262から照射されて中間転写体230を透過し、搬送ドラム240を搬送される記録媒体Mで反射した増粘活性線のエネルギー量を測定している。しかし、これに限らず、増粘照射部262以外に別の活性線照射部を配置して、当該活性線照射部から照射されて中間転写体230を透過した活性線のエネルギー量を測定してもよい。たとえば、給紙部100において、給紙トレイ110に格納されている記録媒体Mに活性線を照射して、その反射率を測定してもよい。
このように構成した本実施形態によれば、記録媒体Mの種類が変更されたときや、中間転写体230が使用により劣化したときにも、当該変更または劣化に応じて、増粘照射部262から転写時のインクに照射される増粘活性線のエネルギー量が変更される。これにより、記録媒体Mの種類や中間転写体230の劣化の度合いにかかわらず、転写時のインクのつぶれを抑制しつつ、同時に記録媒体への定着性も十分に確保できる程度にインクを半硬化させることできる。
(第2の実施形態の変形例)
第2の実施形態では、画像形成装置12が透過量測定部510および反射量測定部520を備え、透過量測定部510が測定した活性線のエネルギー量をもとに、中間転写体230の透過率を求めるとしていた。
ところで、使用による中間転写体230の劣化や、中間転写体230の表面への傷の発生の度合いは、画像形成装置12の使用量(中間転写体230の走行距離)に略比例する。そのため、画像形成装置12は、制御部40が、中間転写体230の走行距離データに応じて、増粘照射部262から照射する増粘活性線のエネルギー量を変更してもよい。このとき、制御部40は、中間転写体の走行距離を取得して記憶部44に記憶させ、増粘照射部262から照射する増粘活性線のエネルギー量を決定するときに、記憶部44が記憶している中間転写体230の走行距離データを参照して、上記走行距離データに応じて増粘活性線のエネルギー量を決定すればよい。
このように構成した本実施形態によれば、中間転写体230の活性線の透過率に応じて増粘照射部262から照射する増粘活性線のエネルギー量をさらに変更することにより、中間転写体230の劣化などの状態によらずに、転写時のインクのつぶれの抑制と、記録媒体への定着性の確保とを、より高度に両立させることができる。
[第3の実施形態]
図6は、第3の実施形態に係る画像形成装置13の全体構成を概略的に示す模式図である。
画像形成装置13は、反転搬送部266により反転された記録媒体の裏面に、増粘照射部262(後述)が照射する活性線と波長等が同等である活性線を照射する、裏面照射部611と、裏面照射部611から照射されて記録媒体Mの上記表面で反射した活性線のエネルギー量を測定する、裏面測定部612とを有する点で、第1の実施形態に係る画像形成装置11および第2の実施形態に係る画像形成装置12とは異なる。そして、本実施形態では、その他の構成は第1の実施形態に係る画像形成装置11または第2の実施形態に係る画像形成装置12と同一なので、重複する説明は省略する。
本実施形態では、制御部40は、裏面照射部611が照射した活性線のエネルギー量に対する、記録媒体Mで反射した後に裏面測定部612が測定した活性線のエネルギー量の割合をもとに、表面に画像を形成した後の記録媒体Mの裏面側の反射率を測定する。このように、本実施形態では、裏面照射部611、裏面測定部612および制御部40は、記録媒体Mの裏面における、増粘照射部262から照射される活性線の反射率を測定する、反射率測定部として機能する。裏面照射部611および裏面測定部612を、表面に画像が形成された後の裏面側の反射率を測定する位置に配置することで、実際の画像形成時の裏面における反射率を直接測定できるため、より高精度な増粘活性線のエネルギー量の調整が可能となる。
本実施形態における画像形成制御(画像形成方法)は、記録媒体Mの裏面に中間画像を転写するときに増粘照射部262から照射する増粘活性線のエネルギー量を決定する(工程S130)ときに、上記反射率測定部が測定した中間転写体230の透過率および記録媒体Mの反射率を用いて決定するほかは、第1の実施形態と同様に行い得る。そのため、詳しい説明は省略する。
上述したように、増粘照射部262はアレイ型の光源であることが好ましいが、このとき、裏面測定部612もアレイ型のセンサーであることが好ましい。ただし、アレイ型であるときも、裏面照射部611は、全素子から照射する活性線のエネルギー量を一律にすることが好ましい。
なお、本実施形態では、裏面照射部611および裏面測定部612は、反転搬送部266により反転された記録媒体の裏面における増粘活性線の反射率を測定している。しかし、これに限らず、反転搬送部266により反転される前の記録媒体の裏面における増粘活性線の反射率を測定してもよい。たとえば、裏面照射部611および裏面測定部612を、搬送ドラム240を介して記録媒体Mとは反対側(搬送ドラム240の内側)に配置して、搬送ドラム240のスリットを通過させて記録媒体Mの裏面に照射した活性線の反射率を測定してもよい。
このように構成した本実施形態によれば、表面に画像を形成された後の裏面における記録媒体Mの活性線の反射率に応じて増粘照射部262から照射する増粘活性線のエネルギー量をさらに変更することにより、転写時のインクのつぶれの抑制と、記録媒体への定着性の確保とを、より高度に両立させることができる。
[その他の実施形態]
なお、上記各実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、上記実施形態によって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならない。本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
たとえば、上記各実施形態では、インクジェット法で中間転写体にインクを付与する画像形成装置について説明をしたが、インクの付与方法はインクジェット法に限られず、ロールコータ-やバーコーターなどを用いる他の方法であってもよい。
また、上記各実施形態では、表面に中間画像を転写するときに照射する増粘活性線のエネルギー量については特に言及していないが、裏面に中間画像を転写するときと同様に、記録媒体の反射率等をもとに増粘活性線のエネルギー量を求めてもよい。
また、各実施形態で説明したアレイ型の光源は、たとえばLED(Light Emitting Diode)アレイとすることができ、アレイ型のセンサーは、たとえばCMOS(Complementary Metal-Oxide- semiconductor)イメージセンサーとすることができる。
1-1.中間転写体の透過率の測定
中間転写体として、市販の透明ポリイミドフィルムを用いた。この透明ポリイミドフィルムの、波長395nmの紫外線の透過率を分光光度計「UV-2550」(株式会社島津製作所製)を用いて測定したところ、99.5%だった。
1-2.活性線硬化型インクの調製
以下の手順で活性線硬化型インクを調製した。
(顔料分散液の調製)
顔料分散剤(アジスパーPB824、味の素ファインテクノ株式会社製、「アジスパー」は味の素株式会社の登録商標)9.0質量部と、活性線重合性化合物(トリプロピレングリコールジアクリレート)70.0質量部と、重合禁止剤(Irgastab UV10、BASF社製、「Irgastab」は同社の登録商標)0.02質量部と、をステンレスビーカーに入れ、65℃のホットプレートで加熱しながら、1時間加熱撹拌した。
上記混合液を室温まで冷却した後、これにPigment Red 122(大日精化工業株式会社製、クロモファインレッド6112JC)21.0質量部を加えた。混合液を、直径0.5mmのジルコニアビーズ200gと共にガラス瓶に入れ密栓し、ペイントシェーカーにて8時間分散処理した。その後、ジルコニアビーズを除去して顔料分散液を得た。
(活性線硬化型インクの調製)
ゲル化剤「ルナックBA」(ベヘニン酸、花王株式会社製、「ルナック」は同社の登録商標)5.0質量%と、活性線重合性化合物(ポリエチレングリコール#400ジアクリレート)29.9質量%と、6EO変性トリメチロールプロパントリアクリレート23.0質量%と、4EO変性ペンタエリスリトールテトラアクリレート15.0質量%と、第1の重合開始剤「IRGACURE 819」(BASF社製、「IRGACURE」はBASF社の登録商標)8.0質量%と、界面活性剤「KF-352」(信越化学工業株式会社製)0.1質量%と、顔料分散液19.0質量%をステンレスビーカーに入れ、これを80℃のホットプレートで加熱しながら1時間撹拌した。得られた溶液を加熱しながら、ADVATEC社製テフロン(登録商標)3μmメンブランフィルターで濾過することにより、活性線硬化型インクを得た。
(ベタ画像1の形成)
図1に示す構成を有する画像形成装置に上記活性線硬化型インクを装填し、表面には画像を形成せず、裏面には360dpiのベタ画像1を裏面に形成した。裏面への中間画像の転写時に増粘照射部から照射する増粘活性線は、波長395nmの紫外線とし、エネルギー量は1.100W/cmとした。硬化照射部から照射する硬化活性線は、波長395nmの紫外線とし、エネルギー量は、インクが完全に硬化する量に調整した。中間転写体の波長395nmの紫外線の透過率は、90.9%であった。記録媒体には、上質紙Aを用いた。この記録媒体の波長395nmの紫外線の反射率は、60%だった。
(ベタ画像2の形成)
表面に360dpi、画像隠蔽率が100%の画像を形成した以外はベタ画像1の形成と同様にして、ベタ画像2を形成した。裏面への中間画像の転写時に増粘照射部から照射する増粘活性線(波長395nmの紫外線)のエネルギー量は1.100W/cmのままとした。表面に画像を形成した後の、裏面における波長395nmの紫外線の反射率は、40%だった。なお、中間転写体を透過した活性線のエネルギー量と、記録媒体のインクが転写される表面で反射する前記活性線のエネルギー量と、をベタ画像1の裏面形成時と一致させるために、増粘照射部から照射すべき活性線のエネルギー量は、1.233W/cmである。ベタ画像2の裏面への中間画像の転写時の、増粘照射部から照射する活性線のエネルギー量は1.100W/cmであり、活性線のエネルギー量が不足する条件となっていた。
(ベタ画像3の形成)
表面に360dpi、画像隠蔽率が100%の画像を形成した以外はベタ画像1の形成と同様にして、ベタ画像3を形成した。裏面への中間画像の転写時に増粘照射部から照射する増粘活性線(波長395nmの紫外線)のエネルギー量は1.233W/cmとした。表面に画像を形成した後の、裏面における波長395nmの紫外線の反射率は、40%だった。なお、中間転写体を透過した活性線のエネルギー量と、記録媒体のインクが転写される表面で反射する前記活性線のエネルギー量と、をベタ画像1の裏面形成時と一致させるために、増粘照射部から照射すべき増粘活性線のエネルギー量は、1.233W/cmである。ベタ画像3の裏面への中間画像の転写時の、増粘照射部から照射する増粘活性線のエネルギー量は1.233W/cmであり、活性線のエネルギー量が適正な条件となっていた。
(定着性の評価)
ベタ画像1~ベタ画像3をドットが占める面積率を測定した。その後、それぞれのベタ画像の表面に不織布を接触させ、錘によって約300Paの荷重を印加しながら、ベタ画像を形成した記録媒体を左右に15往復させた(擦り試験)。往復運動の速度は、約0.2m/秒とした。擦り試験後のベタ画像1~ベタ画像3をドットが占める面積率を測定し、擦り試験前のそれぞれベタ画像をドットが占める面積率に対する面積率の維持率を求めた。上記面積率の維持率が90%以上であるときは、インクの定着性が許容範囲であるとした。
(インクのつぶれの評価)
ベタ画像1~ベタ画像3を拡大して観察し、1つのドットの直径の平均値を測定した。ドット径が60μm以下であるときは、インクのつぶれが許容範囲であると判定した。
ベタ画像1~ベタ画像3の、定着性インクのつぶれの評価結果を、表2に示す。
表2に示すように、裏面への中間画像の転写時に増粘照射部が照射する増粘活性線のエネルギー量が適正であると、インクのつぶれおよび定着性のいずれもが許容範囲であった。これに対し、裏面への中間画像の転写時に増粘照射部が照射する増粘活性線のエネルギー量が不足していると、インクにつぶれが発生していた。
本発明は、中間転写体を用いて活性線硬化型インクによる画像を形成する画像形成装置として好適である。
11、12、13 画像形成装置
20 外部装置
40 制御部
41 CPU
42 RAM
43 ROM
44 記憶部
51 搬送駆動部
52 入出力インターフェース
100 給紙部
110 給紙トレイ
120 媒体供給部
200 画像形成部
210 受け渡しユニット
212 スイングアーム部
214 受け渡しドラム
220 ヘッドユニット
222 ヘッド駆動部
224 インクジェットヘッド
226 インク層
227a 表面
227b 裏面
228 表面画像
230 中間転写体
230a 裏面
230b 表面
232、234 従動ローラー
236 転写ローラー
240 搬送ドラム
250 デリバリー部
251 受け渡しドラム
252 ベルトループ
262 増粘照射部
264 硬化照射部
266 反転搬送部
266a 反転経路
270 クリーニング部
300 排紙部
310 排紙トレイ
510 透過量測定部
520 反射量測定部
611 裏面照射部
612 裏面測定部

Claims (10)

  1. 中間転写体から記録媒体に転写される活性線硬化型のインクに、前記中間転写体を透過した増粘活性線を照射して前記インクを増粘させる増粘照射部と
    前記記録媒体に転写された前記インクに硬化活性線を照射して前記インクを硬化させる硬化照射部と、
    硬化された前記インクが付着した前記記録媒体の表裏を反転し、かつ反転された前記記録媒体を前記増粘照射部に搬送する反転搬送部と、
    を有し、
    前記増粘照射部は、前記硬化されたインクが付着した前記記録媒体に対し、前記硬化されたインクが付着した表面とは反対側の裏面から活性線を照射したときの反射率に応じたエネルギー量の、前記増粘活性線を、前記反転された記録媒体に転写される前記インクに照射する、
    画像形成装置。
  2. 前記増粘照射部は、前記反転される前の前記記録媒体に転写された前記インクの付着の有無または付着量に応じて、前記反転された記録媒体に転写されるインクに照射する前記増粘活性線のエネルギー量を変更する、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記増粘照射部は、前記反転される前の前記記録媒体に転写された前記インクの色調に応じて、前記反転された記録媒体に転写されるインクに照射する前記増粘活性線のエネルギー量を変更する、
    請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記増粘照射部は、前記記録媒体の種類に応じて、前記反転された記録媒体に転写されるインクに照射する前記増粘活性線のエネルギー量を変更する、請求項1~3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記増粘照射部は、前記中間転写体を透過した前記活性線のエネルギー量と、前記記録媒体の前記インクが転写される表面で反射する前記活性線のエネルギー量との和を、一定にさせるように、前記反転された記録媒体に転写されるインクに照射する前記増粘活性線のエネルギー量を変更する、請求項1~4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 形成すべき画像を示す画像データ、または画像を形成すべき記録媒体を示す記録媒体データの入力を受け付ける入力受付部を有し、
    前記増粘照射部は、前記入力受付部が受け付けた前記画像データまたは前記記録媒体データに応じて、前記反転された記録媒体に転写されるインクに照射する前記増粘活性線のエネルギー量を変更する、
    請求項1~5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記記録媒体における活性線の反射率を測定する反射率測定部を有し、
    前記反射率測定部が測定した反射率に応じて、前記反転された記録媒体に転写されるインクに照射する前記増粘活性線のエネルギー量を変更する、
    請求項1~6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記反射率測定部は、前記表面に前記インクを転写される前の前記記録媒体の前記反射率を測定する、請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記反射率測定部は、前記表面に前記インクを転写されて硬化された後、かつ前記裏面に前記インクを転写される前の前記記録媒体の裏面側の前記反射率を測定する、請求項7に記載の画像形成装置。
  10. 前記増粘照射部は、アレイ型の活性線照射部であり、前記インクを増粘させるときには、前記記録媒体の表面または裏面を複数に分割した小領域ごとに、前記増粘活性線のエネルギー量を変更する、請求項1~9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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