JP7414389B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池システムに関する。
近年、燃料電池を種々の装置の駆動源として利用することに関する技術の開発が進められている。例えば、特許文献1では、燃料電池を車両に搭載する技術が開示されている。燃料電池は、一般に、複数の燃料電池セルを有しており、燃料電池セルには、アノード電極と、カソード電極と、アノード電極及びカソード電極により挟まれる電解質膜とを含む膜電極接合体(MEA:Membrane Electrode Assembly)が設けられている。このような燃料電池では、具体的には、アノード電極に燃料ガス(具体的には、水素含有ガス)が供給され、カソード電極に酸化ガス(具体的には、酸素含有ガス)が供給されることによって、膜電極接合体において電解質膜がアノード電極及びカソード電極により挟まれている部分である発電部により発電が行われる。
特開2003-288927号公報
ところで、燃料電池に関する分野では、燃料電池の発電効率を向上させることが求められている。例えば、燃料電池を駆動源として走行する車両において、燃料電池の発電効率を向上させることは、航続距離を延長させる観点では重要である。このように、各種装置に燃料電池を利用する際に、有限の燃料ガスを効率よく最大限利用するためには、燃料電池の発電効率を向上させることは非常に重要であると考えられる。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、燃料電池の発電効率を向上させることが可能な、新規かつ改良された燃料電池システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、膜電極接合体において電解質膜がアノード電極及びカソード電極により挟まれている部分である複数の発電部が互いに絶縁されて形成されている燃料電池セルが複数積層された積層体を有する燃料電池と、前記燃料電池の発電を制御する制御装置と、を備える燃料電池システムであって、前記燃料電池セルにおいて互いに絶縁されている前記複数の発電部の各々は、複数の前記燃料電池セルに亘ってそれぞれ直列に接続されており、前記燃料電池セルにおいて互いに絶縁されている前記複数の発電部は、互いに並列に負荷と接続されており、かつ互いに異なる面積を有しており、前記制御装置は、前記燃料電池の非暖機時に、前記燃料電池の電流密度が目標範囲内の値になるように、前記燃料電池セルにおいて発電を行わせる前記発電部を、前記複数の発電部のうちの全ての前記発電部と、一部の前記発電部とに切り替え、前記燃料電池の暖機時に、前記燃料電池の電流密度が大きくなることを優先して、前記燃料電池セルにおいて発電を行わせる前記発電部を切り替え、前記複数の発電部のうち面積が最小の前記発電部のみに発電を行わせる、燃料電池システムが提供される。
前記目標範囲は、前記燃料電池の発電効率が基準効率より高くなるような電流密度の範囲であってもよい。
前記制御装置は、前記燃料電池の非暖機時に、前記燃料電池の発電電流の要求値に基づいて、前記燃料電池セルにおいて発電を行わせる前記発電部を切り替えてもよい。
前記負荷は、車両の駆動輪を駆動するための動力を出力可能なモータを含み、前記制御装置は、前記燃料電池の非暖機時に、前記車両の走行に関するパラメータに基づいて、前記燃料電池セルにおいて発電を行わせる前記発電部を切り替えてもよい。
前記パラメータは、前記車両の車速又は走行路の勾配を含んでもよい。
以上説明したように本発明によれば、燃料電池の発電効率を向上させることが可能となる。
本発明の実施形態に係る燃料電池システムの概略構成を示す模式図である。 同実施形態に係る燃料電池を示す斜視図である。 同実施形態に係る燃料電池セルを示す部分断面図である。 同実施形態に係る膜電極接合体を示す斜視図である。 同実施形態に係るカソード側セパレータを膜電極接合体側から見た図である。 同実施形態に係るアノード側セパレータを膜電極接合体側から見た図である。 同実施形態に係る各発電部の電気的な接続関係を示す図である。 同実施形態に係る制御装置が行う処理の流れの一例を示すフローチャートである。 燃料電池における電流密度と発電効率との関係性を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.燃料電池システムの構成>
図1~図7を参照して、本発明の実施形態に係る燃料電池システム1の構成について説明する。
燃料電池システム1は、燃料電池10を備えるシステムであり、車両に搭載され、燃料電池10を当該車両の駆動源として利用するものである。なお、燃料電池システム1は、あくまでも燃料電池10を備えるシステムの例であり、車両以外の装置に搭載されてもよい。
[全体構成]
まず、図1を参照して、本実施形態に係る燃料電池システム1の全体構成について説明する。
図1は、本実施形態に係る燃料電池システム1の概略構成を示す模式図である。
図1に示すように、燃料電池システム1は、燃料電池10と、当該燃料電池10の発電を制御する制御装置50とを備える。さらに、燃料電池システム1は、DCDCコンバータ20と、インバータ30と、モータ40とを備える。
燃料電池システム1では、燃料電池10、DCDCコンバータ20、インバータ30及びモータ40がこの順に接続されており、燃料電池10により発電される電力である発電電力がDCDCコンバータ20及びインバータ30を介してモータ40に供給される。DCDCコンバータ20、インバータ30及びモータ40は、後述するように、燃料電池10の燃料電池セル100における発電部と接続されている本発明に係る負荷の一例に相当する。
燃料電池10は、燃料ガス(具体的には、水素含有ガス)と酸化ガス(具体的には、酸素含有ガス)とを反応させることにより発電する電池である。後述するように、燃料電池10は燃料電池セルを有しており、当該燃料電池セルでは、膜電極接合体において発電が行われる部分(具体的には、電解質膜がアノード電極及びカソード電極により挟まれている部分)である複数の発電部が互いに絶縁されて形成されている。なお、燃料電池10の構成の詳細については、後述する。
DCDCコンバータ20は、燃料電池10の発電電力を昇圧してインバータ30に供給する電力変換装置である。DCDCコンバータ20は、いわゆるチョッパ方式の回路を含み、当該回路に設けられるスイッチング素子の動作が制御されることによって、DCDCコンバータ20による電力変換が制御される。
インバータ30は、DCDCコンバータ20から送られる直流電力を交流電力に変換してモータ40に供給する電力変換装置である。インバータ30は、例えば、多相ブリッジ回路(例えば、三相ブリッジ回路)を含み、当該回路に設けられるスイッチング素子の動作が制御されることによって、インバータ30による電力変換が制御される。
モータ40は、車両の駆動輪9を駆動させるための動力を出力可能なモータである。具体的には、モータ40は、DCDCコンバータ20及びインバータ30を介して供給される燃料電池10の発電電力を用いて動力を生成する。モータ40としては、例えば、多相交流式(例えば、三相交流式)のモータが用いられる。
制御装置50は、演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)、CPUが使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する記憶素子であるROM(Read Only Memory)及びCPUの実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する記憶素子であるRAM(Random Access Memory)等で構成される。
制御装置50は、燃料電池システム1における各装置の動作を制御する。具体的には、制御装置50は、制御対象である各装置に対して電気信号を用いて動作指示を出力することによって、各装置の動作を制御する。また、制御装置50は、各装置(例えば、車両に設けられる図示しないセンサ及び他の制御装置等)から出力された情報を受信する。制御装置50と各装置との通信は、例えば、CAN(Controller Area Network)通信を用いて実現される。なお、制御装置50が有する機能は複数の制御装置により分割されてもよく、その場合、当該複数の制御装置は、CAN等の通信バスを介して、互いに接続されてもよい。また、制御装置50は、下記で説明する以外の他の機能を追加的に有していてもよい。
本実施形態では、制御装置50は、燃料電池10の発電を制御する。具体的には、制御装置50は、DCDCコンバータ20及びインバータ30の動作を制御することによって、DCDCコンバータ20及びインバータ30による電力変換を制御する。それにより、燃料電池10の発電電流が制御され、ひいては燃料電池10の発電電力が制御される。制御装置50は、具体的には、燃料電池10の発電電流を発電電流の要求値に一致させるように制御する。
また、本実施形態では、制御装置50は、燃料電池10とDCDCコンバータ20との間に設けられる後述する各スイッチの動作を制御することによって、燃料電池10の燃料電池セルにおいて発電を行わせる発電部を切り替える。
[燃料電池の構成]
次に、図2~図7を参照して、本実施形態に係る燃料電池10の詳細な構成について説明する。
図2は、本実施形態に係る燃料電池10を示す斜視図である。なお、本明細書で参照する各図面は、燃料電池セル100の積層方向をX方向(以下、積層方向Xとも呼ぶ)とし、積層方向Xと交差する方向(具体的には、直交する方向)をY方向(以下、幅方向Yとも呼ぶ)とし、X方向及びY方向と交差する方向(具体的には、直交する方向)をZ方向(以下、長手方向Zとも呼ぶ)として示されている。
図2に示すように、燃料電池10は、複数の燃料電池セル100が積層されている燃料電池スタック11と、一対の集電プレート12,12と、一対のエンドプレート13,13とを有する。
燃料電池スタック11は、略矩形平板形状の複数の燃料電池セル100が積層されることにより形成される積層体に相当し、略角柱形状を有する。なお、燃料電池セル100の構成の詳細については、後述する。
一対の集電プレート12,12は、燃料電池スタック11の積層方向Xの両側に配置されている。各集電プレート12は、燃料電池スタック11における積層方向Xの端部に位置する燃料電池セル100と接しており、電気的に接続されている。
一対のエンドプレート13,13は、集電プレート12,12の積層方向Xの外側に配置されている。燃料電池スタック11及び集電プレート12,12は、エンドプレート13,13によって積層方向Xに挟持されている。一方のエンドプレート13における長手方向Zの一側(図2におけるZ方向の負方向側)には、酸化ガス供給ポート31、冷媒供給ポート33及び燃料ガス供給ポート32が、幅方向Yの一側(図2におけるY方向の正方向側)からこの順に並設されている。また、当該一方のエンドプレート13における長手方向Zの他側には、酸化ガス排出ポート41、冷媒排出ポート43及び燃料ガス排出ポート42が、幅方向Yの一側からこの順に並設されている。
酸化ガスが、酸化ガス供給ポート31から燃料電池スタック11内に供給され、酸化ガス排出ポート41から排出される。また、燃料ガスが、燃料ガス供給ポート32から燃料電池スタック11内に供給され、燃料ガス排出ポート42から排出される。また、冷媒(具体的には、冷却水)が、冷媒供給ポート33から燃料電池スタック11内に供給され、冷媒排出ポート43から排出される。
本実施形態に係る燃料電池10は、図2において太線一点鎖線により示されるように、積層方向Xと交差する方向に互いに絶縁された第1領域R1、第2領域R2及び第3領域R3に区画されている。ゆえに、燃料電池10の燃料電池スタック11、集電プレート12及びエンドプレート13の各々において、各領域内の部分は、互いに絶縁されている。具体的には、燃料電池10における長手方向Zの一側(図2におけるZ方向の負方向側)の領域が第3領域R3に相当し、燃料電池10における長手方向Zの他側の領域のうち幅方向Yの一側(図2におけるY方向の正方向側)の領域が第2領域R2に相当し、燃料電池10における長手方向Zの他側の領域のうち幅方向Yの他側の領域が第1領域R1に相当する。
各集電プレート12の第1領域R1内の部分の外周部には、端子21が外側に張り出して設けられている。一対の端子21,21は、燃料電池セル100における第1領域R1内の発電部である後述する第1発電部と接続されている。また、各集電プレート12の第2領域R2内の部分の外周部には、端子22が外側に張り出して設けられている。一対の端子22,22は、燃料電池セル100における第2領域R2内の発電部である後述する第2発電部と接続されている。また、各集電プレート12の第3領域R3内の部分の外周部には、端子23が外側に張り出して設けられている。一対の端子23,23は、燃料電池セル100における第3領域R3内の発電部である後述する第3発電部と接続されている。これらの端子は、DCDCコンバータ20と電力線を介して接続されている。
ここで、図3~図6を参照して、燃料電池セル100の詳細な構成について説明する。
図3は、本実施形態に係る燃料電池セル100を示す部分断面図である。具体的には、図3に示される断面は、膜電極接合体110において電解質膜111がアノード電極112及びカソード電極113により挟まれている発電部5を通り長手方向Zに直交する断面である。
図3に示すように、燃料電池セル100は、膜電極接合体110と、アノード側セパレータ120と、カソード側セパレータ130とを含む。
膜電極接合体110は、電解質膜111と、アノード電極112と、カソード電極113とを含む。
電解質膜111は、水素イオンを通過させる性質を有する膜である。アノード電極112及びカソード電極113は、電解質膜111を挟んで対向して配置されており、例えば、白金又は白金を含有する合金がカーボン粒子上に担持されている触媒層を有する。膜電極接合体110において電解質膜111がアノード電極112及びカソード電極113により挟まれている部分が発電部5に相当し、当該発電部5において発電が行われる。アノード電極112は、発電時に電子を失う側の電極であり、カソード電極113は、発電時に電子を得る側の電極である。
アノード側セパレータ120及びカソード側セパレータ130は、膜電極接合体110を挟んで対向して配置されており、例えば、カーボン又は金属材料等の導電性を有する材料によって主に形成されている。アノード側セパレータ120におけるアノード電極112と接する面には、アノード電極112に供給される燃料ガスが流れる溝状の燃料ガス供給流路121が形成されている。カソード側セパレータ130におけるカソード電極113と接する面には、カソード電極113に供給される酸化ガスが流れる溝状の酸化ガス供給流路131が形成されている。
なお、膜電極接合体110には、互いに絶縁されている複数の発電部5が形成されており、燃料ガス供給流路121及び酸化ガス供給流路131を流れるガスは当該複数の発電部5に供給されるようになっている。このように、燃料電池セル100は、複数の発電部5に供給されるガスが流れるガス供給流路を有している。
以下、図4~図6を参照して、膜電極接合体110、アノード側セパレータ120及びカソード側セパレータ130のさらに詳細な構成について説明する。
図4は、本実施形態に係る膜電極接合体110を示す斜視図である。
上述したように、燃料電池セル100では、膜電極接合体110において電解質膜111がアノード電極112及びカソード電極113により挟まれている部分である複数の発電部5が互いに絶縁されて形成されている。具体的には、図4に示すように、膜電極接合体110には、第1発電部5a、第2発電部5b及び第3発電部5cが互いに絶縁されて形成されている。
第1発電部5aは、電解質膜111における第1領域R1内の部分に相当する長手方向Zの一側(図4におけるZ方向の負方向側)の部分と、当該部分を挟んで対向して配置されている第1アノード電極112a及び第1カソード電極113aとを含む。また、第2発電部5bは、電解質膜111における第2領域R2内の部分に相当する長手方向Zの他側かつ幅方向Yの一側(図4におけるY方向の正方向側)の部分と、当該部分を挟んで対向して配置されている第2アノード電極112b及び第2カソード電極113bとを含む。また、第3発電部5cは、電解質膜111における第3領域R3内の部分に相当する長手方向Zの他側かつ幅方向Yの他側の部分と、当該部分を挟んで対向して配置されている第3アノード電極112c及び第3カソード電極113cとを含む。
第1アノード電極112a、第2アノード電極112b及び第3アノード電極112cは、電解質膜111に対して同じ側(具体的には、図4におけるX方向の負方向側)に位置しており、互いに離隔して配置されている。また、第1カソード電極113a、第2カソード電極113b及び第3カソード電極113cは、電解質膜111に対して第1アノード電極112a、第2アノード電極112b及び第3アノード電極112cと逆側(具体的には、図4におけるX方向の正方向側)に位置しており、互いに離隔して配置されている。それにより、第1発電部5a、第2発電部5b及び第3発電部5cが互いに絶縁される。
本実施形態に係る膜電極接合体110では、第1発電部5a、第2発電部5b及び第3発電部5cは、互いに異なる面積を有している。具体的には、各発電部5の面積は、第1発電部5a、第2発電部5b及び第3発電部5cの順に大きくなっている。このように、燃料電池セル100において互いに絶縁されている複数の発電部5のうちの少なくとも2つの発電部5は、互いに異なる面積を有することが好ましい。
膜電極接合体110における長手方向Zの一側(図4におけるZ方向の負方向側)には、酸化ガス供給口311、冷媒供給口313及び燃料ガス供給口312が、幅方向Yの一側(図4におけるY方向の正方向側)からこの順に並設されている。また、膜電極接合体110における長手方向Zの他側には、酸化ガス排出口411、冷媒排出口413及び燃料ガス排出口412が、幅方向Yの一側からこの順に並設されている。膜電極接合体110において、上記の各供給口及び各排出口は、積層方向Xに貫通して形成されている。
酸化ガス供給口311は、後述するカソード側セパレータ130の酸化ガス供給口331及びアノード側セパレータ120の酸化ガス供給口321と接続され、燃料電池スタック11内で積層方向Xに延在する空間を形成し、当該空間は、酸化ガス供給ポート31と連通している。また、冷媒供給口313は、後述するカソード側セパレータ130の冷媒供給口333及びアノード側セパレータ120の冷媒供給口323と接続され、燃料電池スタック11内で積層方向Xに延在する空間を形成し、当該空間は、冷媒供給ポート33と連通している。また、燃料ガス供給口312は、後述するカソード側セパレータ130の燃料ガス供給口332及びアノード側セパレータ120の燃料ガス供給口322と接続され、燃料電池スタック11内で積層方向Xに延在する空間を形成し、当該空間は、燃料ガス供給ポート32と連通している。
酸化ガス排出口411は、後述するカソード側セパレータ130の酸化ガス排出口431及びアノード側セパレータ120の酸化ガス排出口421と接続され、燃料電池スタック11内で積層方向Xに延在する空間を形成し、当該空間は、酸化ガス排出ポート41と連通している。また、冷媒排出口413は、後述するカソード側セパレータ130の冷媒排出口433及びアノード側セパレータ120の冷媒排出口423と接続され、燃料電池スタック11内で積層方向Xに延在する空間を形成し、当該空間は、冷媒排出ポート43と連通している。また、燃料ガス排出口412は、後述するカソード側セパレータ130の燃料ガス排出口432及びアノード側セパレータ120の燃料ガス排出口422と接続され、燃料電池スタック11内で積層方向Xに延在する空間を形成し、当該空間は、燃料ガス排出ポート42と連通している。
図5は、本実施形態に係るカソード側セパレータ130を膜電極接合体110側から見た図である。
上述したように、カソード側セパレータ130におけるカソード電極113と接する面には、カソード電極113に供給される酸化ガスが流れる溝状の酸化ガス供給流路131が形成されている。具体的には、図5に示すように、カソード側セパレータ130において、複数の酸化ガス供給流路131が、幅方向Yに間隔を空けて長手方向Zに延設されている。
カソード側セパレータ130における長手方向Zの一側(図5におけるZ方向の負方向側)には、酸化ガス供給口331、冷媒供給口333及び燃料ガス供給口332が、幅方向Yの一側(図5におけるY方向の正方向側)からこの順に並設されている。また、カソード側セパレータ130における長手方向Zの他側には、酸化ガス排出口431、冷媒排出口433及び燃料ガス排出口432が、幅方向Yの一側からこの順に並設されている。カソード側セパレータ130において、上記の各供給口及び各排出口は、積層方向Xに貫通して形成されている。
カソード側セパレータ130では、酸化ガス供給口331及び酸化ガス排出口431は、複数の酸化ガス供給流路131と接続されている。ゆえに、酸化ガス供給ポート31から燃料電池スタック11内に供給される酸化ガスは、酸化ガス供給口331から複数の酸化ガス供給流路131に供給され、当該複数の酸化ガス供給流路131を通った後、酸化ガス排出口431から酸化ガス排出ポート41へ送られて排出される。ゆえに、酸化ガス供給流路131内の酸化ガスの流れ方向は、長手方向Zの正方向となる。
カソード側セパレータ130には絶縁部203が形成されており、カソード側セパレータ130における第1発電部5aと対向する部分、第2発電部5bと対向する部分及び第3発電部5cと対向する部分は、絶縁部203によって互いに離隔され、絶縁されている。絶縁部203は、絶縁性を有しており、カソード側セパレータ130における絶縁部203以外の部分が導電性を有している。具体的には、絶縁部203は、カソード側セパレータ130における幅方向Yの一端から他端に亘って延在する部分と、当該部分から長手方向Zの一側(具体的には、図5におけるZ方向の正方向側)に延びる部分とを有している。なお、酸化ガス供給流路131は、カソード側セパレータ130における第1発電部5aと対向する部分、第2発電部5bと対向する部分及び第3発電部5cと対向する部分の各部分を通過するように形成されているので、第1発電部5a、第2発電部5b及び第3発電部5cの各発電部5に酸化ガスを供給することができる。
上記のカソード側セパレータ130は、例えば、外周部に櫛歯状等の凹凸部が形成された複数の導電材を用意し、このような各導電材の凹凸部どうしを絶縁材を介して噛合わせることによって製造される。それにより、カソード側セパレータ130の強度を確保しつつ、カソード側セパレータ130を製造することができる。この場合、導電材は少なくとも3つ用いられ、導電材間に介在する絶縁材が絶縁部203に相当する。
図6は、本実施形態に係るアノード側セパレータ120を膜電極接合体110側から見た図である。
上述したように、アノード側セパレータ120におけるアノード電極112と接する面には、アノード電極112に供給される燃料ガスが流れる溝状の燃料ガス供給流路121が形成されている。具体的には、図6に示すように、アノード側セパレータ120において、複数の燃料ガス供給流路121が、幅方向Yに間隔を空けて長手方向Zに延設されている。
アノード側セパレータ120における長手方向Zの一側(図6におけるZ方向の負方向側)には、酸化ガス供給口321、冷媒供給口323及び燃料ガス供給口322が、幅方向Yの一側(図6におけるY方向の正方向側)からこの順に並設されている。また、アノード側セパレータ120における長手方向Zの他側には、酸化ガス排出口421、冷媒排出口423及び燃料ガス排出口422が、幅方向Yの一側からこの順に並設されている。アノード側セパレータ120において、上記の各供給口及び各排出口は、積層方向Xに貫通して形成されている。
アノード側セパレータ120では、燃料ガス供給口322及び燃料ガス排出口422は、複数の燃料ガス供給流路121と接続されている。ゆえに、燃料ガス供給ポート32から燃料電池スタック11内に供給される酸化ガスは、燃料ガス供給口322から複数の燃料ガス供給流路121に供給され、当該複数の燃料ガス供給流路121を通った後、燃料ガス排出口422から燃料ガス排出ポート42へ送られて排出される。ゆえに、燃料ガス供給流路121内の燃料ガスの流れ方向は、長手方向Zの正方向となる。
アノード側セパレータ120には絶縁部202が形成されており、アノード側セパレータ120における第1発電部5aと対向する部分、第2発電部5bと対向する部分及び第3発電部5cと対向する部分は、絶縁部202によって互いに離隔され、絶縁されている。絶縁部202は、絶縁性を有しており、アノード側セパレータ120における絶縁部202以外の部分が導電性を有している。具体的には、絶縁部202は、アノード側セパレータ120における幅方向Yの一端から他端に亘って延在する部分と、当該部分から長手方向Zの一側(具体的には、図6におけるZ方向の正方向側)に延びる部分とを有している。なお、燃料ガス供給流路121は、アノード側セパレータ120における第1発電部5aと対向する部分、第2発電部5bと対向する部分及び第3発電部5cと対向する部分の各部分を通過するように形成されているので、第1発電部5a、第2発電部5b及び第3発電部5cの各発電部5に燃料ガスを供給することができる。
上記のアノード側セパレータ120は、例えば、外周部に櫛歯状等の凹凸部が形成された複数の導電材を用意し、このような各導電材の凹凸部どうしを絶縁材を介して噛合わせることによって製造される。それにより、アノード側セパレータ120の強度を確保しつつ、アノード側セパレータ120を製造することができる。この場合、導電材は少なくとも3つ用いられ、導電材間に介在する絶縁材が絶縁部202に相当する。
なお、燃料電池セル100には、冷媒が流れる冷媒流路が形成されており、冷媒供給ポート33から燃料電池スタック11内に供給される冷媒は、当該冷媒流路を通って、冷媒排出ポート43から排出される。例えば、アノード側セパレータ120及びカソード側セパレータ130にそれぞれ冷媒流路が形成されており、アノード側セパレータ120に形成されている冷媒流路はアノード側セパレータ120の冷媒供給口323及び冷媒排出口423と接続されており、カソード側セパレータ130に形成されている冷媒流路はカソード側セパレータ130の冷媒供給口333及び冷媒排出口433と接続されている。
図7は、本実施形態に係る各発電部5の電気的な接続関係を示す図である。
燃料電池10の燃料電池スタック11では、上述した燃料電池セル100が積層されることによって、図7に示すように、各燃料電池セル100の第1発電部5aは互いに直列に接続される。そして、直列に接続された複数の第1発電部5aにおける両端の第1発電部5aが、それぞれ端子21と接続されている。また、各燃料電池セル100の第2発電部5bは互いに直列に接続され、両端の第2発電部5bがそれぞれ端子22と接続されている。また、各燃料電池セル100の第3発電部5cは互いに直列に接続され、両端の第3発電部5cがそれぞれ端子23と接続されている。
そして、端子21,21、端子22,22及び端子23,23が、それぞれにDCDCコンバータ20と電力線を介して接続されている。それにより、燃料電池セル100において互いに絶縁されている第1発電部5a、第2発電部5b及び第3発電部5cが互いに並列にDCDCコンバータ20と接続される。
ここで、燃料電池10とDCDCコンバータ20との間には、スイッチ7a、スイッチ7b及びスイッチ7cが設けられている。スイッチ7aは、第1発電部5aとDCDCコンバータ20との電気的な接続を断接するスイッチであり、例えば、一方の端子21とDCDCコンバータ20とを接続する電力線上に設けられる。また、スイッチ7bは、第2発電部5bとDCDCコンバータ20との電気的な接続を断接するスイッチであり、例えば、一方の端子22とDCDCコンバータ20とを接続する電力線上に設けられる。また、スイッチ7cは、第3発電部5cとDCDCコンバータ20との電気的な接続を断接するスイッチであり、例えば、一方の端子23とDCDCコンバータ20とを接続する電力線上に設けられる。
スイッチ7a、スイッチ7b及びスイッチ7cの開閉動作は、制御装置50によって制御される。ゆえに、制御装置50は、上記の各スイッチの動作を制御することによって、燃料電池セル100においてDCDCコンバータ20と電気的に接続される発電部5を切り替えることができる。それにより、燃料電池セル100において発電を行わせる発電部5を切り替えることができる。なお、制御装置50は、燃料電池10の発電電流の各発電部5への配分を、例えばDCDCコンバータ20の動作を制御することによって、各発電部5の間で電流密度(換言すると、単位面積あたりの発電電流)が略一致するように制御する。
本実施形態に係る制御装置50は、具体的には、燃料電池10の電流密度が目標範囲内の値になるように、燃料電池セル100において発電を行わせる発電部5を切り替える。それにより、燃料電池10の発電効率を向上させることが実現される。このような制御装置50が行う制御については、後述にて詳細に説明する。
<2.燃料電池システムの動作>
続いて、図8及び図9を参照して、本発明の実施形態に係る燃料電池システム1の動作について説明する。
図8は、本実施形態に係る制御装置50が行う処理の流れの一例を示すフローチャートである。図8に示される制御フローは、例えば、予め設定されている設定時間間隔で繰り返される。
図8に示される制御フローが開始されると、まず、ステップS501において、制御装置50は、燃料電池10の発電電流の要求値を算出する。
具体的には、制御装置50は、燃料電池10の発電電流の要求値に関するパラメータに基づいて、燃料電池10の発電電流の要求値を算出する。燃料電池10の発電電流の要求値に関するパラメータとしては、例えば、駆動輪9に伝達される動力(以下、駆動力とも呼ぶ)の要求値又はモータ40に供給される電流の要求値等が適用され得る。例えば、当該パラメータとしての上記の各要求値が制御装置50と異なる他の制御装置により算出される場合、当該他の制御装置から制御装置50に当該各要求値の算出結果が送信されることによって、制御装置50は当該各要求値を取得することができる。制御装置50は、例えば、駆動輪9に伝達される動力の要求値に基づいて、モータ40に供給される電流の要求値を算出し、当該電流の要求値の算出結果に基づいて、燃料電池10の発電電流の要求値を算出する。
次に、ステップS503において、制御装置50は、現時刻が燃料電池10の暖機を行う暖機時であるか否かを判定する。現時刻が燃料電池10の暖機時であると判定されなかった場合(ステップS503/NO)、ステップS505へ進む。一方、現時刻が燃料電池10の暖機時であると判定された場合(ステップS503/YES)、ステップS507へ進む。
例えば、制御装置50は、燃料電池10の温度が基準温度より低いと判定した場合に、現時刻が燃料電池10の暖機を行う暖機時であると判定する。当該基準温度は、燃料電池10の暖機を行う必要があるか否かを適切に判断し得る温度に設定される。具体的には、制御装置50は、燃料電池10の温度を示す指標に基づいて燃料電池10の温度が基準温度より低いか否かを判定し、当該指標としては、例えば、燃料電池10の温度の検出値又は燃料電池スタック11に供給される冷媒の温度の検出値等が適用され得る。例えば、燃料電池10又は冷媒の温度を検出するセンサが車両に設けられ、当該センサから制御装置50に検出結果が送信されることによって、制御装置50は上記の各検出値を取得することができる。
ステップS503でNOと判定された場合、ステップS505において、制御装置50は、燃料電池10の電流密度が目標範囲内の値になるように、発電を行わせる発電部5を切り替える。上記の目標範囲は、具体的には、燃料電池10の発電効率が基準効率より高くなるような電流密度の範囲である。なお、上記の基準効率は、燃料電池10の発電効率を適切に向上させ得るように、適宜設定される値である。
図9は、燃料電池10における電流密度と発電効率との関係性を示す図である。図9に示すように、燃料電池10の発電効率は、電流密度が大きくなるにつれて、上昇した後に緩やかに降下する特性を有する。図9では、燃料電池10の発電効率が基準効率より高くなるような電流密度の範囲である目標範囲が示されている。
制御装置50は、例えば、燃料電池10の発電電流の要求値に基づいて、燃料電池10の電流密度が目標範囲内の値になるように、燃料電池セル100において発電を行わせる発電部5を切り替える。
上述したように、制御装置50は、燃料電池10の発電電流を発電電流の要求値に一致させるように制御する。ゆえに、燃料電池10の電流密度は、発電電流の要求値を各燃料電池セル100における発電が行われる発電部5の総面積(以下、発電部総面積とも呼ぶ)により除して得られる値となる。よって、発電電流の要求値が大きいほど、燃料電池10の電流密度は大きくなる。また、発電部総面積が小さいほど、燃料電池10の電流密度は大きくなる。
ここで、駆動力の要求値が比較的大きく、発電電流の要求値が比較的大きいときに、第1発電部5aのみに発電を行わせた場合(つまり、発電部総面積が比較的小さい場合)、燃料電池10の電流密度は、過剰に大きくなり目標範囲を外れ得る。このようなときに、制御装置50は、第1発電部5aのみに発電を行わせた場合よりも発電部総面積が大きくなるように燃料電池セル100において発電を行わせる発電部5を切り替えることによって、燃料電池10の電流密度を目標範囲内の値にすることができる。
例えば、目標電流密度が0.2~0.8[A/cm]であり、第1発電部5a、第2発電部5b及び第3発電部5cの面積がそれぞれ20[cm]、40[cm]及び80[cm]であるとする。この場合、発電電流の要求値が100[A]であるときに、制御装置50は、燃料電池セル100において発電を行わせる発電部5を第1発電部5a、第2発電部5b及び第3発電部5cに切り替える。それにより、発電部総面積は140[cm]となり、燃料電池10の電流密度は略0.7[A/cm]となるので、燃料電池10の電流密度を目標範囲内の値にすることができる。
また、駆動力の要求値が比較的小さく、発電電流の要求値が比較的小さいときに、第1発電部5a、第2発電部5b及び第3発電部5cに発電を行わせた場合(つまり、発電部総面積が比較的大きい場合)、燃料電池10の電流密度は、過剰に小さくなり目標範囲を外れ得る。このようなときに、制御装置50は、第1発電部5a、第2発電部5b及び第3発電部5cに発電を行わせた場合よりも発電部総面積が小さくなるように燃料電池セル100において発電を行わせる発電部5を切り替えることによって、燃料電池10の電流密度を目標範囲内の値にすることができる。
例えば、上記と同様に、目標電流密度が0.2~0.8[A/cm]であり、第1発電部5a、第2発電部5b及び第3発電部5cの面積がそれぞれ20[cm]、40[cm]及び80[cm]であるとする。この場合、発電電流の要求値が10[A]であるときに、制御装置50は、燃料電池セル100において発電を行わせる発電部5を第1発電部5aのみに切り替える。それにより、発電部総面積は20[cm]となり、燃料電池10の電流密度は0.5[A/cm]となるので、燃料電池10の電流密度を目標範囲内の値にすることができる。
なお、制御装置50は、燃料電池10の発電電流の要求値と異なるパラメータに基づいて、燃料電池セル100において発電を行わせる発電部5を切り替えてもよい。例えば、制御装置50は、燃料電池システム1が搭載される車両の走行に関するパラメータに基づいて、燃料電池10の電流密度が目標範囲内の値になるように、燃料電池セル100において発電を行わせる発電部5を切り替えてもよい。車両の走行に関するパラメータは、例えば、燃料電池システム1が搭載される車両の車速又は走行路の勾配を含む。
例えば、制御装置50は、燃料電池システム1が搭載される車両の車速に基づいて、燃料電池10の電流密度が目標範囲内の値になるように、発電を行わせる発電部5を切り替える。この場合、例えば、燃料電池システム1が搭載される車両の車速を検出するセンサが当該車両に設けられ、当該センサから制御装置50に検出結果が送信されることによって、制御装置50は車速を示す情報を取得することができる。
ここで、車速が高いとき、車速が低いときと比較して、駆動力の要求値が大きくなり、発電電流の要求値が大きくなる傾向がある。ゆえに、制御装置50は、車速を発電電流の要求値の指標として用いることによって、燃料電池10の電流密度を目標範囲内の値にすることができる。具体的には、制御装置50は、車速が高いほど、発電部総面積が大きくなるように燃料電池セル100において発電を行わせる発電部5を切り替えることによって、燃料電池10の電流密度を目標範囲内の値にすることができる。
また、例えば、制御装置50は、燃料電池システム1が搭載される車両の走行路の勾配に基づいて、燃料電池10の電流密度が目標範囲内の値になるように、発電を行わせる発電部5を切り替える。この場合、例えば、走行路の勾配を検出するセンサが当該車両に設けられ、当該センサから制御装置50に検出結果が送信されることによって、制御装置50は走行路の勾配を示す情報を取得することができる。なお、制御装置50は車両に設けられる加速度センサにより検出される車両の加速度に基づいて走行路の勾配を算出してもよい。
ここで、走行路の勾配は、上り坂の場合に正の値をとり、下り坂の場合に負の値をとるものとする。この場合、走行路の勾配が大きいとき、走行路の勾配が小さいときと比較して、駆動力の要求値が大きくなり、発電電流の要求値が大きくなる傾向がある。ゆえに、制御装置50は、走行路の勾配を発電電流の要求値の指標として用いることによって、燃料電池10の電流密度を目標範囲内の値にすることができる。具体的には、制御装置50は、走行路の勾配が大きいほど、発電部総面積が大きくなるように燃料電池セル100において発電を行わせる発電部5を切り替えることによって、燃料電池10の電流密度を目標範囲内の値にすることができる。
ステップS503でYESと判定された場合、ステップS507において、制御装置50は、発電を行わせる発電部5を第1発電部5aのみに切り替える。
上述したように、発電部総面積が小さいほど、燃料電池10の電流密度は大きくなる。ここで、発電を行わせる発電部5を第1発電部5aのみに切り替える場合は、発電部総面積が最小となる場合に相当する。ゆえに、発電を行わせる発電部5の切り替え方として他の切り替え方を適用した場合と比較して、燃料電池10の電流密度を大きくすることができる。それにより、燃料電池10において発電が行われることにより生じる発熱量を大きくすることができる。このように、制御装置50は、燃料電池10の暖機を促進させる観点では、燃料電池10の暖機時に、燃料電池10の電流密度が大きくなることを優先して、燃料電池セル100において発電を行わせる発電部5を切り替えることが好ましい。
ステップS505又はステップS507の次に、ステップS509において、制御装置50は、燃料電池10の発電電流を発電電流の要求値に一致させるように制御する。
次に、図8に示される制御フローは終了する。
<3.燃料電池システムの効果>
続いて、本発明の実施形態に係る燃料電池システム1の効果について説明する。
本実施形態に係る燃料電池システム1では、燃料電池セル100において複数の発電部5が互いに絶縁されて形成されており、当該複数の発電部5は、互いに並列に負荷と接続されている。また、制御装置50は、燃料電池10の電流密度が目標範囲内の値になるように、燃料電池セル100において発電を行わせる発電部5を切り替える。それにより、燃料電池10の発電電流の要求値の変動に起因して燃料電池10の電流密度が過剰に大きくなったり過剰に小さくなったりすることを抑制することができる。ゆえに、燃料電池10の発電効率を向上させることができる。それにより、例えば、燃料電池10を駆動源として走行する車両の航続距離を延長させることができる。
上述したように、燃料電池システム1では、燃料電池セル100において互いに絶縁されて形成されている複数の発電部5が互いに並列に負荷と接続されている。ここで、燃料電池の電流密度を変化させる他の方法として、例えば各燃料電池セルに発電部が1つのみ形成されている複数の燃料電池を互いに並列に負荷と接続し、発電を行わせる燃料電池を切り替える方法が考えられる。しかしながら、この方法では、燃料電池システム1と比較して、設けられる燃料電池の数に応じて燃料ガス、酸化ガス及び冷媒を燃料電池スタックに供給するための供給路を形成する部分の数が増加してしまうので、燃料電池システム全体が大型化し、燃料電池システムの重量が増大してしまう。一方、燃料電池システム1では、燃料電池セル100において互いに絶縁されて形成されている複数の発電部5が互いに並列に負荷と接続されているので、燃料電池システム1を小型化及び軽量化しつつ、燃料電池10の発電効率を向上させることができる。
また、本実施形態に係る燃料電池システム1では、上記の目標範囲は、燃料電池10の発電効率が基準効率より高くなるような電流密度の範囲であることが好ましい。それにより、燃料電池10の電流密度が目標範囲内の値になるように、燃料電池セル100において発電を行わせる発電部5を切り替えることによって、燃料電池10の発電効率をより適切に向上させることができる。
また、本実施形態に係る燃料電池システム1では、燃料電池セル100において互いに絶縁されている複数の発電部5のうちの少なくとも2つの発電部5は、互いに異なる面積を有することが好ましい。それにより、燃料電池セル100において発電を行わせる発電部5を切り替えることによって実現可能な発電部総面積の種類を、燃料電池セル100において互いに絶縁されている複数の発電部5が互いに同一の面積を有する場合と比較して、増加させることができる。ゆえに、燃料電池セル100において発電を行わせる発電部5の切り替えによって、燃料電池10の電流密度を適切に目標範囲内の値にすることができる。
また、本実施形態に係る燃料電池システム1では、制御装置50は、燃料電池10の発電電流の要求値に基づいて、燃料電池セル100において発電を行わせる発電部5を切り替えることが好ましい。それにより、燃料電池セル100において発電を行わせる発電部5の切り替えによって、燃料電池10の電流密度をより適切に目標範囲内の値にすることができる。
また、本実施形態に係る燃料電池システム1では、負荷は、車両の駆動輪9を駆動するための動力を出力可能なモータ40を含み、制御装置50は、車両の走行に関するパラメータに基づいて、燃料電池セル100において発電を行わせる発電部5を切り替えることが好ましい。それにより、上記パラメータを発電電流の要求値の指標として用いて、燃料電池セル100において発電を行わせる発電部5を適切に切り替えることができる。ゆえに、燃料電池10の電流密度をより適切に目標範囲内の値にすることができる。
また、本実施形態に係る燃料電池システム1では、車両の走行に関するパラメータは、車両の車速又は走行路の勾配を含むことが好ましい。それにより、燃料電池セル100において発電を行わせる発電部5を車両の車速又は走行路の勾配に基づいて適切に切り替えることができる。ゆえに、燃料電池10の電流密度をより適切に目標範囲内の値にすることができる。
また、本実施形態に係る燃料電池システム1では、制御装置50は、燃料電池10の暖機時に、燃料電池10の電流密度が大きくなることを優先して、燃料電池セル100において発電を行わせる発電部5を切り替えることが好ましい。それにより、燃料電池10の暖機時に、燃料電池10において発電が行われることにより生じる発熱量を大きくすることができる。ゆえに、暖機を促進させることができる。
<4.むすび>
以上説明したように、本実施形態に係る燃料電池システム1では、燃料電池セル100において複数の発電部5が互いに絶縁されて形成されており、当該複数の発電部5は、互いに並列に負荷と接続されている。また、制御装置50は、燃料電池10の電流密度が目標範囲内の値になるように、燃料電池セル100において発電を行わせる発電部5を切り替える。それにより、燃料電池10の電流密度を目標範囲内の値にすることができるので、燃料電池10の発電効率を向上させることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は応用例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記では、図1を参照して、燃料電池システム1の全体構成について説明したが、本発明に係る燃料電池システムの構成はこのような例に限定されない。例えば、本発明に係る燃料電池システムは、燃料電池システム1の構成から一部の構成要素が省略された燃料電池システムであってもよく、燃料電池システム1の構成に追加的な構成要素(例えば、モータ40に供給される電力を蓄電するバッテリ)が付加された燃料電池システムであってもよい。
また、例えば、図2を参照して、燃料電池10の構成について説明したが、本発明に係る燃料電池の構成はこのような例に限定されない。
例えば、本発明に係る燃料電池において、積層される燃料電池セル100の数は燃料電池10と異なっていてもよい。また、本発明に係る燃料電池において、燃料電池セル100の膜電極接合体110における発電部の数及び配置は燃料電池10と異なっていてもよい。その場合においても、上述した例と同様に、アノード側セパレータ120及びカソード側セパレータ130の各セパレータにおいて、膜電極接合体110の各発電部と対向する部分が互いに絶縁されるように絶縁部が形成される。それにより、燃料電池10において積層方向Xと交差する方向に互いに絶縁された領域の数及び配置は、発電部の数及び配置と対応して変化し得る。
また、本発明に係る燃料電池において、各燃料電池セル100の寸法及び形状は互いに異なっていてもよく、各燃料電池セル100の間で対応する発電部(例えば、隣り合う燃料電池セル100の各第1発電部5a)の寸法及び形状は互いに異なっていてもよい。また、本発明に係る燃料電池において、アノード側セパレータ120に形成される燃料ガス供給流路121及びカソード側セパレータ130に形成される酸化ガス供給流路131の経路は上記の例と異なっていてもよい。例えば、燃料ガス供給流路121及び酸化ガス供給流路131は、幅方向Yに延在していてもよく、燃料ガス供給流路121及び酸化ガス供給流路131の間で延在する方向が異なっていてもよい。
また、例えば、上記では、制御装置50が燃料電池10の発電電流の要求値に基づいて発電を行わせる発電部5を切り替える例及び車両の走行に関するパラメータに基づいて発電を行わせる発電部5を切り替える例を説明したが、制御装置50は、上記以外の他の方法によって、燃料電池10の電流密度が目標範囲内の値になるように、発電を行わせる発電部5を切り替えてもよい。例えば、制御装置50は、車両が比較的低速で走行しており、かつ、発進と停車とを間欠的に繰り返している場合等に、燃料電池10の発電電流の要求値が比較的低い状態であると判定し、発電部総面積が比較的小さくなるように、発電を行わせる発電部5を切り替えてもよい。このように、制御装置50は、車両の様々な走行状態に応じて発電を行わせる発電部5を切り替えてもよい。
また、例えば、本明細書においてフローチャートを用いて説明した処理は、必ずしもフローチャートに示された順序で実行されなくてもよい。いくつかの処理ステップは、並列的に実行されてもよい。また、追加的な処理ステップが採用されてもよく、一部の処理ステップが省略されてもよい。
1 燃料電池システム
5 発電部
5a 第1発電部
5b 第2発電部
5c 第3発電部
7a スイッチ
7b スイッチ
7c スイッチ
9 駆動輪
10 燃料電池
11 燃料電池スタック
12 集電プレート
13 エンドプレート
20 DCDCコンバータ
30 インバータ
40 モータ
50 制御装置
100 燃料電池セル
110 膜電極接合体
111 電解質膜
112 アノード電極
113 カソード電極
120 アノード側セパレータ
121 燃料ガス供給流路
130 カソード側セパレータ
131 酸化ガス供給流路
202 絶縁部
203 絶縁部

Claims (5)

  1. 膜電極接合体において電解質膜がアノード電極及びカソード電極により挟まれている部分である複数の発電部が互いに絶縁されて形成されている燃料電池セルが複数積層された積層体を有する燃料電池と、
    前記燃料電池の発電を制御する制御装置と、
    を備える燃料電池システムであって、
    前記燃料電池セルにおいて互いに絶縁されている前記複数の発電部の各々は、複数の前記燃料電池セルに亘ってそれぞれ直列に接続されており、
    前記燃料電池セルにおいて互いに絶縁されている前記複数の発電部は、互いに並列に負荷と接続されており、かつ互いに異なる面積を有しており、
    前記制御装置は、
    前記燃料電池の非暖機時に、前記燃料電池の電流密度が目標範囲内の値になるように、前記燃料電池セルにおいて発電を行わせる前記発電部を、前記複数の発電部のうちの全ての前記発電部と、一部の前記発電部とに切り替え
    前記燃料電池の暖機時に、前記燃料電池の電流密度が大きくなることを優先して、前記燃料電池セルにおいて発電を行わせる前記発電部を切り替え、前記複数の発電部のうち面積が最小の前記発電部のみに発電を行わせる、
    燃料電池システム。
  2. 前記目標範囲は、前記燃料電池の発電効率が基準効率より高くなるような電流密度の範囲である、
    請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記制御装置は、前記燃料電池の非暖機時に、前記燃料電池の発電電流の要求値に基づいて、前記燃料電池セルにおいて発電を行わせる前記発電部を切り替える、
    請求項1又は2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記負荷は、車両の駆動輪を駆動するための動力を出力可能なモータを含み、
    前記制御装置は、前記燃料電池の非暖機時に、前記車両の走行に関するパラメータに基づいて、前記燃料電池セルにおいて発電を行わせる前記発電部を切り替える、
    請求項1~のいずれか一項に記載の燃料電池システム。
  5. 前記パラメータは、前記車両の車速又は走行路の勾配を含む、
    請求項に記載の燃料電池システム。
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